JPH09322020A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH09322020A
JPH09322020A JP8157450A JP15745096A JPH09322020A JP H09322020 A JPH09322020 A JP H09322020A JP 8157450 A JP8157450 A JP 8157450A JP 15745096 A JP15745096 A JP 15745096A JP H09322020 A JPH09322020 A JP H09322020A
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JP
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image
difference
pixel
afterimage
motion
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JP8157450A
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English (en)
Inventor
Kazuji Imamura
和司 今村
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像診断装置等の計測部で収集した画像に意図
的に残像を付加することによりノイズを低減して画像を
表示する画像処理装置において、被写体の動きに基づき
付加する残像の量を局所的に調節し、アーチファクトを
減らす。 【解決手段】減算器2で差分をとった差分画像の各画素
毎にその差分値に応じて所定の減衰率を設定する動き補
正手段としてのルックアップメモリ3の前段に、このル
ックアップメモリ3による減衰率の調節を行うために上
記減算器2からの差分画像に空間周波数処理を加える空
間フィルタ回路9を設けたものである。これにより、被
写体の動きとノイズとの分離精度を向上させることがで
き、コントラストの低い被写体に対する動き検出誤差に
基づく誤った残像付加によるアーチファクトを低減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像診断装
置等の計測部で収集した画像に意図的に残像を付加する
ことによりノイズを低減して画像を表示する画像処理装
置に関し、特に被写体の動きに基づき付加する残像の量
を局所的に調節する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像処理装置は、処理画
像を記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段から読
み出した前回フレームの処理画像と新たに入力された今
回フレームの画像との間で各画素毎に差分をとる差分抽
出手段と、この差分抽出手段で差分をとった差分画像の
各画素毎にその差分値に応じて所定の減衰率を設定する
動き補正手段と、この動き補正手段で設定された減衰率
を差分画像に乗算した後この乗算結果と上記画像記憶手
段からの前回フレームの処理画像とを加算する残像付加
手段と、この残像付加手段から出力された画像を表示す
る画像表示手段とを有して成っていた。
【0003】このような画像処理装置を用いて、例えば
X線透視撮影装置でX線透視を行った画像を表示する
際、残像が多いと表示される画像上ではX線の量子ノイ
ズが減少する一方で、動きのある被写体がボケてしま
う。このため、被写体の動きを検出し動いている部分の
残像を少なくすることで被写体のボケを防ぐ必要があ
る。通常の使用条件ではX線の量子ノイズはおおよそあ
る一定レベル以下に抑えられるので、従来は、各画素毎
に前回フレーム像と今回フレーム像の差分をとり、差分
の絶対値がある一定値より大きいときは、これを動きと
みなしてその画素に付加する残像を少なくしていた。こ
のような画像処理装置に関連するものとしては、例え
ば、特願平4−345137号に記載された装置があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の画像処理装置においては、被写体のエッジ部などの
ようにコントラストが前記一定レベル以下になる部分は
動きとみなされないため、残像が付加されアーチファク
トとなるなどの不具合があった。このような不具合につ
いて、図8を参照して説明する。なお、以下の説明で
は、簡単のため差分が一定レベル以上の場合は残像を全
く付加せず、それ以下の場合は今回フレーム像と残像が
同じ割合になるよう残像を付加するものとしている。ま
た、図8ではノイズを省略している。
【0005】まず、図8(a)は計測する被写体、例え
ば血管が前回フレーム時と今回フレーム時とでその位置
がA→Bと移動した場合を示しており、図8(b)〜
(e)は図8(a)に示す被写体のX−X′断面の位置
を横軸とし、画素値(濃度値)を縦軸として、その縦軸
に画素値をプロットしたプロフィールカーブを示してい
る。図8(a)に矢印A→Bで示すように被写体が移動
すると、そのプロフィールカーブは図8(b),(c)
に示すように変化する。ここで、図8(b)は前回フレ
ームの処理画像(以下「前回画像」という)を示し、図
8(c)は今回フレームの画像(以下「今回画像」とい
う)を示している。そして、図8(c)の今回画像と図
8(b)の前回画像との差分をとると、図8(d)に示
すプロフィールカーブとなる。差分値が一定レベル±T
(Tは所定のしきい値を示す)以上であれば今回画像を
そのままとし(図8(d)中のM1,M2の範囲)、±T
以下であれば今回画像を1/2したものと前回画像(残
像)を1/2したものとを加え合わせて処理結果は図8
(e)に示すようになる。これが画像表示手段の画面に
表示される。
【0006】この場合、図8(e)からわかるように、
被写体中央部のコントラストが十分ついた部分では正し
く画像が表示されているが、被写体エッジ部のコントラ
ストが十分でない部分には残像cが付加され、さらに図
8(b)の前回画像で被写体が表示されていた位置にア
ーチファクトdが生じる。また、上記のように今回画像
で正しく表示されている被写体のエッジ部に残像cが付
加されることから、正しく表示された被写体のコントラ
ストが本来のコントラストより低くなり、その被写体の
画像においてコントラストの段差が生じアーチファクト
となるものであった。実際には、これにノイズが加わる
ので、アーチファクトは被写体エッジ部近傍に転々と発
生することとなる。
【0007】上記アーチファクトを減らすには、図8
(d)に示す一定レベル±Tを下げることにより、付加
される残像cを小さくすればよい。図9(a)は図8
(d)の差分画像にノイズを重ね合せたものである。計
測の対象となる被写体は線的或いは面的な拡がりを持っ
ており、ノイズに比べて空間周波数が低いのが一般的で
ある。従来例においては、差分画像に対しローパスフィ
ルタ処理をしておらず、図9(a)において差分の中に
占めるノイズ成分が大きく、上記一定レベル±Tを下げ
ることができなかった。従って、残像を小さくできず、
アーチファクトを減らすことができなかった。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、被写体の動きに基づき付加する残像の量を局所的
に調節し、アーチファクトを減らすことができる画像処
理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第一の発明による画像処理装置は、処理画像を記憶
する画像記憶手段と、この画像記憶手段から読み出した
前回フレームの処理画像と新たに入力された今回フレー
ムの画像との間で各画素毎に差分をとる差分抽出手段
と、この差分抽出手段で差分をとった差分画像の各画素
毎にその差分値に応じて所定の減衰率を設定する動き補
正手段と、この動き補正手段で設定された減衰率を差分
画像に乗算した後この乗算結果と上記画像記憶手段から
の前回フレームの処理画像とを加算する残像付加手段
と、この残像付加手段から出力された画像を表示する画
像表示手段とを有して成る画像処理装置において、上記
動き補正手段の前段に、この動き補正手段による減衰率
の調節を行うために上記差分抽出手段からの差分画像に
空間周波数処理を加える空間周波数処理手段を設けたも
のである。
【0010】また、第二の発明による画像処理装置は、
処理画像を記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段
から読み出した前回フレームの処理画像と新たに入力さ
れた今回フレームの画像との間で各画素毎に差分をとる
差分抽出手段と、この差分抽出手段で差分をとった差分
画像の各画素毎にその差分値に応じて所定の減衰率を設
定する動き補正手段と、この動き補正手段で設定された
減衰率を差分画像に乗算した後この乗算結果と上記画像
記憶手段からの前回フレームの処理画像とを加算する残
像付加手段と、この残像付加手段から出力された画像を
表示する画像表示手段とを有して成る画像処理装置にお
いて、上記動き補正手段の前段に、この動き補正手段に
よる減衰率の調節を行うために上記差分抽出手段からの
差分画像に対し該当画素だけでなくその周辺画素の差分
値を参照しその中で絶対値の最も大きな差分値を該当画
素の差分値とする最大値参照手段を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は第一の発明によ
る画像処理装置の実施形態を示すブロック図である。こ
の画像処理装置は、例えばX線透視撮影装置などの画像
診断装置等の計測部で収集した画像に意図的に残像を付
加することによりノイズを低減して画像を表示するもの
で、図1に示すように、フレームメモリ1と、減算器2
と、ルックアップメモリ3と、乗算器4と、加算器5
と、遅延回路6と、D/A変換器7と、テレビモニタ8
とを有して成り、さらに空間フィルタ回路9を備えて成
る。
【0012】上記フレームメモリ1は、外部装置からの
画像を入力し処理した画像を記憶する画像記憶手段とな
るもので、各回フレームで処理後の画像を順次記憶する
ようになっている。外部装置とは例えばX線透視撮影装
置などであり、図示省略の被写体にX線装置でX線を照
射しその透視像をテレビカメラ10により撮影し、得ら
れたビデオ信号をA/D変換器11でデジタル輝度デー
タに変換して出力するようになっている。また、減算器
2は、上記フレームメモリ1から読み出した前回フレー
ムの処理画像と上記A/D変換器11から新たに入力さ
れた今回フレームの画像との間で各画素毎に差分をとる
差分抽出手段となるものである。
【0013】ルックアップメモリ3は、上記減算器2で
差分をとった差分画像の各画素毎にその差分値に応じて
所定の減衰率を設定する動き補正手段となるもので、そ
の内部には図3に示すように、上記差分値に応じて次段
の乗算器4での乗算定数kを決めるためのテーブルが予
め書かれている。図3では、上記乗算定数kが例えば0.
5〜1.0の範囲で変化するテーブルとされている。そし
て、このテーブルは、上記減衰率を設定するのに関係す
ると共に、図8(d)に示すしきい値Tに関係する。
【0014】乗算器4は、上記ルックアップメモリ3で
設定された減衰率を減算器2からの差分画像に乗算する
ものである。また、加算器5は、上記乗算器4による乗
算結果と前記フレームメモリ1から読み出した前回フレ
ームの処理画像とを加算するものである。そして、これ
らの乗算器4と加算器5とで、上記ルックアップメモリ
3で設定された減衰率を差分画像に乗算した後この乗算
結果と前記フレームメモリ1からの前回フレームの処理
画像とを加算する残像付加手段を構成している。なお、
遅延回路6は、上記加算器5で乗算器4による乗算結果
と前記フレームメモリ1からの前回フレームの処理画像
とを加算する際に、両データのタイミングを合わせるた
めのものである。
【0015】また、D/A変換器7は、上記加算器5か
ら出力された画像データを入力してビデオ信号に変換す
るものである。さらに、テレビモニタ8は、上記D/A
変換器7から出力されたビデオ信号を入力して画像とし
て表示するものである。そして、これらのD/A変換器
7とテレビモニタ8とで、上記残像付加手段から出力さ
れた画像を表示する画像表示手段を構成している。な
お、上記加算器5から出力された処理画像のデータは、
上記D/A変換器7に入力すると共に、次回のフレーム
処理のために前記フレームメモリ1に格納される。
【0016】ここで、本発明においては、上記ルックア
ップメモリ3の前段に、空間フィルタ回路9が設けられ
ている。この空間フィルタ回路9は、動き補正手段とし
てのルックアップメモリ3による減衰率の調節を行うた
めに前記減算器2からの差分画像に空間周波数処理を加
える空間周波数処理手段となるもので、図2に示すよう
に、二つのラインメモリ12a,12bと、前段の加算
器13aと、二つのラッチ14a,14bと、後段の加
算器13bとから成る。この空間フィルタ回路9による
空間周波数処理は、入力した差分画像について例えば該
当の関心画素を中心とした縦3画素×横3画素の計9画
素を加算平均するようになっている。
【0017】つぎに、このように構成された画像処理装
置の動作について説明する。まず、図1において、図示
省略の被写体にX線装置でX線を照射しその透視像をテ
レビカメラ10により撮影し、得られたビデオ信号をA
/D変換器11でデジタル輝度データに変換する。この
A/D変換器11から出力された画像データが今回フレ
ームの画像(今回画像f)となる。そして、この今回画
像fは、減算器2の一方のポートへ入力し、上記減算器
2の他方のポートにはフレームメモリ1から読み出した
前回フレームの処理画像(前回画像g)が入力する。こ
れにより、減算器2は、今回画像fから前回画像gを減
算し、差分画像(f−g)を生成する。
【0018】上記減算器2で得られた差分画像(f−
g)は、つぎの空間フィルタ回路9へ入力し、ローパス
フィルタ処理を受ける。すなわち、図2において、減算
器2からの差分画像(f−g)は、第一のラインメモリ
12aと前段の加算器13aに入力する。すると、この
加算器13aは、上記差分画像(f−g)と、この差分
画像(f−g)を第一のラインメモリ12aで1ライン
遅延したものと、さらにこれを第二のラインメモリ12
bで1ライン遅延して合計2ライン遅延したものとを加
算する。これにより、縦3画素が加算される。次に、こ
の加算結果は、第一のラッチ14aと後段の加算器13
bに入力する。すると、この加算器13bは、上記縦3
画素を加算した加算結果と、この加算結果を第一のラッ
チ14aで1画素遅延したものと、さらにこれを第二の
ラッチ14bで1画素遅延して合計2画素遅延したもの
とを加算する。これにより、横3画素が加算される。こ
の結果、縦3画素×横3画素の計9画素が加算される。
そして、これを加算平均とするためには、上記加算結果
について“9”で除さなければならないが、図3に示す
ルックアップメモリ3のテーブルの横軸を予め9倍され
たものとして作成しておけば、この空間フィルタ回路9
では加算のみを行えばよい。
【0019】このようにして、差分画像(f−g)につ
いて空間フィルタ回路9でローパスフィルタ処理が行わ
れる。この結果、図9(a)に示すように、従来のよう
にローパスフィルタ処理がない場合は差分の中に占める
ノイズ成分が大きかったが、本発明にて上記空間フィル
タ回路9でローパスフィルタ処理を行うことにより、図
9(b)に示すように、差分の中に占めるノイズ成分を
減らすことができる。従って、差分値に対する一定レベ
ル±T′(T′は所定のしきい値を示す)を下げること
ができる。なお、この空間フィルタ回路9では上述のよ
うに1ラインの遅延があるので、第一のラインメモリ1
2aで差分画像(f−g)を1ライン遅延した画像(f
−g)′を作成し、次の乗算器4へ出力している。
【0020】上記空間フィルタ回路9の出力は、ルック
アップメモリ3へ入力する。このルックアップメモリ3
には、差分画像(f−g)の差分値に応じて次の乗算器
4での乗算係数kを決めるためのテーブルが図3のよう
に予め書かれており、このテーブルにより決められた係
数kが次の乗算器4の一方のポートに入力される。本発
明のテーブルは、実線L′で示すように、破線Lで示す
従来例のテーブルに比較して傾斜が急になっており、こ
のテーブルで決まるしきい値T′が小さくなるように作
成されている。これと同時に、前記減算器2で得られた
差分画像(f−g)が上記空間フィルタ回路9内の第一
のラインメモリ12aにより遅延され、画像(f−
g)′として乗算器4の他方のポートに入力される。こ
の遅延は、上記空間フィルタ回路9での演算の遅れを補
償するためである。
【0021】次に、乗算器4は、上記ルックアップメモ
リ3で決められた乗算係数kと画像(f−g)′とを乗
算して出力する。この乗算器4の出力は、次の加算器5
の一方のポートに入力される。これと同時に、前記フレ
ームメモリ1から読み出した前回画像gが遅延回路6で
遅延された画像g′として加算器5の他方のポートに入
力される。これにより、加算器5は、上記二つの入力を
加算し、今回フレームの処理画像g1を生成する。この
とき、上記遅延回路6で前回画像gを遅延して画像g′
とするのは、上記空間フィルタ回路9での演算の遅れを
補償するためである。
【0022】いま、今回フレームの処理画像g1を数式
で表わすと、次の式(1)のようになる。 g1=g′+k(f−g)′ …(1) ここで、g′や(f−g)′は、gや(f−g)と位相
を合わせるために遅延したものであるから、式(1)に
おいて「′」を取り除いて次のように表わしてもよい。 g1=g+k(f−g) …(2) そして、図1に示すルックアップメモリ3には、図3に
示すようなテーブルが書かれており、乗算係数k=1の
領域では、上記の式(2)は、 g1=g+(f−g)=f となり、今回画像fがそのまま今回フレームの処理画像
1となる。また、k=0.5とすると、上記の式(2)
は、 g1=g+0.5(f−g)=0.5f+0.5g となり、今回画像fと残像成分である前回フレームの処
理画像gとが1/2ずつ足し合わされた画像が、今回フレ
ームの処理画像g1となる。すなわち、今回画像fと前
回フレームの処理画像gとの差が大きい場合(被写体が
動いたと思われる場合)には、乗算係数kが1であり残
像が付かず、上記の差が小さい場合には、乗算係数kが
1以下となりその差が小さくなるに従って残像が大きく
なる。
【0023】このような、処理の状態を図8に示すと同
様のプロフィールカーブで示すと、図4に示すようにな
る。図4(a)〜(e)は、図8(a)〜(e)に示す
従来例と全く同じである。本発明においては、図1に示
す空間フィルタ回路9によるローパスフィルタ処理によ
り、図9(b)に示すように差分の中に占めるノイズ成
分を減らすことができ、差分値に対する一定レベル±
T′(T′は所定のしきい値)を下げることができる。
このしきい値T′を下げるのは、図1に示すルックアッ
プメモリ3内に書かれた図3に示すようなテーブルによ
って実現される。その結果、図4(f)に示すように差
分値に対する一定レベル±T′が、図4(d)に示す従
来例における一定レベル±Tよりも小さくなり、残像と
して付加される成分が小さくなる。従って、図4(g)
に示す処理結果において、被写体エッジ部のコントラス
トが十分でない部分に付加される残像c′が小さくな
り、さらに図4(b)の前回画像で被写体が表示されて
いた位置に生じるアーチファクトd′が小さくなる。
【0024】このように処理された今回フレームの処理
画像g1は、図1に示すD/A変換器7によりビデオ信
号に変換され、このビデオ信号がテレビモニタ8に送ら
れて画像表示されると共に、次のフレームの処理のため
フレームメモリ1に格納される。以後この動作を繰り返
す。
【0025】図5は第二の発明による画像処理装置の実
施形態を示すブロック図である。この画像処理装置は、
図1においてルックアップメモリ3の前段に、空間フィ
ルタ回路9の代わりに最大値参照回路15を設けたもの
である。この最大値参照回路15は、動き補正手段とし
てのルックアップメモリ3による減衰率の調節を行うた
めに減算器2からの差分画像に対し該当画素だけでなく
その周辺画素の差分値を参照しその中で絶対値の最も大
きな差分値を該当画素の差分値とするものである。そし
て、上記最大値参照回路15は、図6に示すように、例
えば四つのラインメモリ16a,16b,16c,16
dと、前段の最大値選択器17aと、四つのラッチ18
a,18b,18c,18dと、後段の最大値選択器1
7bとから成る。その他の構成及び動作は、図1の場合
と全く同様である。
【0026】次に、上記最大値参照回路15の動作につ
いて、図6を参照して説明する。図6の例では、該当画
素を中心とした縦5画素×横5画素の計25画素の中か
ら最も大きな絶対値の差分値を選択するものである。上
記減算器2で得られた差分画像(f−g)は、第一のラ
インメモリ16aと前段の最大値選択器17aに入力す
る。すると、この最大値選択器17aは、上記差分画像
(f−g)と、この差分画像(f−g)を第一のライン
メモリ16aで1ライン遅延したものと、これを第二の
ラインメモリ16bで1ライン遅延して合計2ライン遅
延したものと、これを第三のラインメモリ16cで1ラ
イン遅延して合計3ライン遅延したものと、さらにこれ
を第四のラインメモリ16dで1ライン遅延して合計4
ライン遅延したものとを入力し、この縦5画素の中から
絶対値が最大である差分値を選択する。
【0027】次に、この選択された最大値は、第一のラ
ッチ18aと後段の最大値選択器17bに入力する。す
ると、この最大値選択器17bは、上記縦5画素中から
選択した最大値と、この最大値を第一のラッチ18aで
1画素遅延したものと、これを第二のラッチ18bで1
画素遅延して合計2画素遅延したものと、これを第三の
ラッチ18cで1画素遅延して合計3画素遅延したもの
と、さらにこれを第四のラッチ18dで1画素遅延して
合計4画素遅延したものとを入力し、この横5画素の中
から絶対値が最大である差分値を選択する。この結果、
縦5画素×横5画素の計25画素の中から最も大きな絶
対値の差分値が選択される。なお、この最大値参照回路
15では演算により2ラインの遅延が生じるので、第二
のラインメモリ16bで差分画像(f−g)を2ライン
遅延した画像(f−g)′を次の乗算器4へ出力してい
る。
【0028】このように、最大値参照回路15により差
分画像(f−g)に対し該当画素だけでなくその周辺画
素の差分を参照し、その中で絶対値の最大の差分値を該
当画素の差分として処理を行うことで、該当画素では動
いたと判断されなくても周辺画素で動いたと判断されれ
ば、該当画素も動いたものとして処理される。すなわ
ち、動いた部分の周辺部も動いた部分そのものと同様な
処理が行われるので、被写体のエッジ部に生じるアーチ
ファクトを防ぐことができる。この様子を一次元方向だ
け表したのが、図7に示すプロフィールカーブである。
図7(a)及び(b)は、図4(d)に対応している。
いま、図7(a)において、画素P1そのものの差分値
は一定レベル±T以下である。しかし、上記画素P1
周辺Lの範囲内で最大の差分値(画素P2の差分値)を
その画素P1の差分値として置き換えれば、その差分値
は一定レベル±T以上となり、上記の画素P1は動いた
ものとして処理される。このようにすると、図7(b)
に示す従来例において動いたと判断される範囲M1,M2
の周辺部を含めた範囲M1′,M2′に対して動いたもの
として処理が行われるので、図7(c)に示すように、
処理結果としてほとんどアーチファクトの無い処理画像
を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】第一の発明による画像処理装置は以上の
ように構成されたので、差分抽出手段で差分をとった差
分画像の各画素毎にその差分値に応じて所定の減衰率を
設定する動き補正手段の前段に、この動き補正手段によ
る減衰率の調節を行うために上記差分抽出手段からの差
分画像に空間周波数処理を加える空間周波数処理手段を
設けたことにより、被写体の動きとノイズとの分離精度
を向上させることができ、コントラストの低い被写体に
対する動き検出誤差に基づく誤った残像付加によるアー
チファクトを低減することができる。
【0030】また、第二の発明による画像処理装置は以
上のように構成されたので、差分抽出手段で差分をとっ
た差分画像の各画素毎にその差分値に応じて所定の減衰
率を設定する動き補正手段の前段に、この動き補正手段
による減衰率の調節を行うために上記差分抽出手段から
の差分画像に対し該当画素だけでなくその周辺画素の差
分値を参照しその中で絶対値の最も大きな差分値を該当
画素の差分値とする最大値参照手段を設けたことによ
り、被写体の動きを検出した部分の周辺部に対しても実
際に動いた部分と同様に残像を少なくするように処理す
ることができ、コントラストの低い被写体に対する動き
検出誤差に基づく誤った残像付加によるアーチファクト
を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明による画像処理装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】空間フィルタ回路の内部構成を示すブロック図
である。
【図3】ルックアップメモリ内に書かれたテーブルの一
例を示すグラフである。
【図4】第一の発明の動作によりアーチファクトが低減
する状態を示す説明図である。
【図5】第二の発明による画像処理装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図6】最大値参照回路の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図7】第二の発明の動作によりアーチファクトを除去
する状態を示す説明図である。
【図8】従来例においてアーチファクトが発生する状態
を示す説明図である。
【図9】従来例及び本発明において差分画像にノイズを
重ね合わせた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ 2 減算器 3 ルックアップメモリ 4 乗算器 5 加算器 6 遅延回路 7 D/A変換器 8 テレビモニタ 9 空間フィルタ回路 10 テレビカメラ 11 A/D変換器 15 最大値参照回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理画像を記憶する画像記憶手段と、この
    画像記憶手段から読み出した前回フレームの処理画像と
    新たに入力された今回フレームの画像との間で各画素毎
    に差分をとる差分抽出手段と、この差分抽出手段で差分
    をとった差分画像の各画素毎にその差分値に応じて所定
    の減衰率を設定する動き補正手段と、この動き補正手段
    で設定された減衰率を差分画像に乗算した後この乗算結
    果と上記画像記憶手段からの前回フレームの処理画像と
    を加算する残像付加手段と、この残像付加手段から出力
    された画像を表示する画像表示手段とを有して成る画像
    処理装置において、上記動き補正手段の前段に、この動
    き補正手段による減衰率の調節を行うために上記差分抽
    出手段からの差分画像に空間周波数処理を加える空間周
    波数処理手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】処理画像を記憶する画像記憶手段と、この
    画像記憶手段から読み出した前回フレームの処理画像と
    新たに入力された今回フレームの画像との間で各画素毎
    に差分をとる差分抽出手段と、この差分抽出手段で差分
    をとった差分画像の各画素毎にその差分値に応じて所定
    の減衰率を設定する動き補正手段と、この動き補正手段
    で設定された減衰率を差分画像に乗算した後この乗算結
    果と上記画像記憶手段からの前回フレームの処理画像と
    を加算する残像付加手段と、この残像付加手段から出力
    された画像を表示する画像表示手段とを有して成る画像
    処理装置において、上記動き補正手段の前段に、この動
    き補正手段による減衰率の調節を行うために上記差分抽
    出手段からの差分画像に対し該当画素だけでなくその周
    辺画素の差分値を参照しその中で絶対値の最も大きな差
    分値を該当画素の差分値とする最大値参照手段を設けた
    ことを特徴とする画像処理装置。
JP8157450A 1996-05-30 1996-05-30 画像処理装置 Pending JPH09322020A (ja)

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