JPH09323064A - 光輝性塗膜形成方法及び塗装物 - Google Patents
光輝性塗膜形成方法及び塗装物Info
- Publication number
- JPH09323064A JPH09323064A JP16371596A JP16371596A JPH09323064A JP H09323064 A JPH09323064 A JP H09323064A JP 16371596 A JP16371596 A JP 16371596A JP 16371596 A JP16371596 A JP 16371596A JP H09323064 A JPH09323064 A JP H09323064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- glittering
- forming
- coated
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多方面反射によるキラキラした光輝感に優
れ、立体的な光輝感を示す光輝性塗膜の形成方法及び塗
装物を提供する。 【解決手段】 下記 (1)〜(2) の塗膜形成工程を順次に
施す光輝性塗膜形成方法 (1)被塗基材に光輝材含有ベース塗膜を形成する工程 (2)下記(A)又は(B)の少なくとも1種の光輝材を
樹脂固形分100重量部に対して0.005〜0.1重
量部未満含有する光輝材含有クリヤー塗膜を少なくとも
1層形成する工程 (A)平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均厚
みが0.5〜1.5μm、ロジン−ラムラー線図におけ
る勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料 (B)金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料。 及び、この塗膜形成形成方法により塗装された塗装物。
れ、立体的な光輝感を示す光輝性塗膜の形成方法及び塗
装物を提供する。 【解決手段】 下記 (1)〜(2) の塗膜形成工程を順次に
施す光輝性塗膜形成方法 (1)被塗基材に光輝材含有ベース塗膜を形成する工程 (2)下記(A)又は(B)の少なくとも1種の光輝材を
樹脂固形分100重量部に対して0.005〜0.1重
量部未満含有する光輝材含有クリヤー塗膜を少なくとも
1層形成する工程 (A)平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均厚
みが0.5〜1.5μm、ロジン−ラムラー線図におけ
る勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料 (B)金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料。 及び、この塗膜形成形成方法により塗装された塗装物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車、自
転車、家電製品およびその部品等を対象とする工業塗装
用として好適な強い光輝感ならびに立体的な光輝感を与
える光輝性メタリック塗膜の形成方法及び塗装物に関す
る。
転車、家電製品およびその部品等を対象とする工業塗装
用として好適な強い光輝感ならびに立体的な光輝感を与
える光輝性メタリック塗膜の形成方法及び塗装物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金属性の光沢を有するメタリック塗膜を
形成する光輝性塗料として、従来からアルミニウム粉末
や雲母粉末を含有させたメタリック塗料が用いられてお
り、例えば特開昭50−89426号公報には透明塗料
に粒径が5〜40μのアルミニウム粉末、二酸化チタン
をコーティングした雲母粉末、銅粉および雲母粉末から
選ばれた1種または2種以上の粉末を樹脂固形分100
重量部に対して0.05〜5重量部配合してなる透明メ
タリック塗料組成物が、特開昭50−89435号公報
には下地処理を施した被塗物上にソリッドエナメルを塗
布し、次いでアルミニウム粉末、雲母粉末あるいは二酸
化チタンコーティング処理雲母粉末のいずれかを含有す
るクリヤーを塗布するメタリック仕上塗装法が開示され
ている。
形成する光輝性塗料として、従来からアルミニウム粉末
や雲母粉末を含有させたメタリック塗料が用いられてお
り、例えば特開昭50−89426号公報には透明塗料
に粒径が5〜40μのアルミニウム粉末、二酸化チタン
をコーティングした雲母粉末、銅粉および雲母粉末から
選ばれた1種または2種以上の粉末を樹脂固形分100
重量部に対して0.05〜5重量部配合してなる透明メ
タリック塗料組成物が、特開昭50−89435号公報
には下地処理を施した被塗物上にソリッドエナメルを塗
布し、次いでアルミニウム粉末、雲母粉末あるいは二酸
化チタンコーティング処理雲母粉末のいずれかを含有す
るクリヤーを塗布するメタリック仕上塗装法が開示され
ている。
【0003】また、特開平3−270768号公報には
被塗物の表面に光輝性材料を0.1〜30重量部含有す
る透明もしくはカラー化されたメタリック塗膜層及びこ
のメタリック塗膜層で用いた光輝性材料と種類、粒径又
は含有量において少なくともいずれかが異なる光輝性材
料を0.1〜30重量部含有する透明もしくはカラー化
されたメタリック塗膜層を少なくとも2層積層してなる
メタリック塗膜構造が提案されている。
被塗物の表面に光輝性材料を0.1〜30重量部含有す
る透明もしくはカラー化されたメタリック塗膜層及びこ
のメタリック塗膜層で用いた光輝性材料と種類、粒径又
は含有量において少なくともいずれかが異なる光輝性材
料を0.1〜30重量部含有する透明もしくはカラー化
されたメタリック塗膜層を少なくとも2層積層してなる
メタリック塗膜構造が提案されている。
【0004】しかしながら、これらの先行技術において
は使用する光輝材の粒度特性についての考慮が払われて
いないために、例えばアルミニウム粉末や雲母などの粒
子径が小さい場合には濁り感が生じたり、光輝感の低下
が起こりキラキラした光輝感を得ることができない。ま
た粒子径が大きいと光輝材の光輝感が強くなり過ぎて、
塵のような異物感を与えるなどの欠点がある。更に、光
輝材の添加量が0.1重量部以上になると光輝感は向上
するが、異物感が増大して色調が低下する難点もある。
は使用する光輝材の粒度特性についての考慮が払われて
いないために、例えばアルミニウム粉末や雲母などの粒
子径が小さい場合には濁り感が生じたり、光輝感の低下
が起こりキラキラした光輝感を得ることができない。ま
た粒子径が大きいと光輝材の光輝感が強くなり過ぎて、
塵のような異物感を与えるなどの欠点がある。更に、光
輝材の添加量が0.1重量部以上になると光輝感は向上
するが、異物感が増大して色調が低下する難点もある。
【0005】特開昭52−107039号公報には被塗
物にメタリック塗料を塗装し、次いでウエットオンウエ
ットでクリヤー塗料を塗装するメタリック塗装方法にお
いて、クリヤー塗料にアルミニウム粉末を混合せしめた
アルミニウム粉末混合クリヤー塗料を用い、該クリヤー
塗料中に混合せしめるアルミニウム粉末の粒径は、メタ
リック塗料中のアルミニウム粉末の粒径と同等以上であ
ることが開示されている。しかしながら、クリヤー塗料
中のアルミニウム粉末の粒径がメタリック塗料中のアル
ミ粉末と同等以上との特定をすることにより、メタリッ
ク塗料が有する色相を維持したままで、光輝をさらに増
す効果であり、本発明のクリヤー塗料中におけるアルミ
フレーク顔料の粒径分布を揃えることによる多方面反射
によるキラキラした光輝感、立体的な光輝感を得ること
はできない。
物にメタリック塗料を塗装し、次いでウエットオンウエ
ットでクリヤー塗料を塗装するメタリック塗装方法にお
いて、クリヤー塗料にアルミニウム粉末を混合せしめた
アルミニウム粉末混合クリヤー塗料を用い、該クリヤー
塗料中に混合せしめるアルミニウム粉末の粒径は、メタ
リック塗料中のアルミニウム粉末の粒径と同等以上であ
ることが開示されている。しかしながら、クリヤー塗料
中のアルミニウム粉末の粒径がメタリック塗料中のアル
ミ粉末と同等以上との特定をすることにより、メタリッ
ク塗料が有する色相を維持したままで、光輝をさらに増
す効果であり、本発明のクリヤー塗料中におけるアルミ
フレーク顔料の粒径分布を揃えることによる多方面反射
によるキラキラした光輝感、立体的な光輝感を得ること
はできない。
【0006】また、特開平2−160079号公報には
被塗物表面に形成されたアルミニウム粉末を含有する第
1メタリック塗膜と、該第1メタリック塗膜表面に形成
され表面に金属光輝層をもつ鱗片状ガラス粉末を含有す
る第2メタリック塗膜と、該第2メタリック塗膜表面に
形成されたクリア塗膜とよりなるメタリック塗膜が提案
されている。しかしながら、鱗片状ガラス粉末は高価で
あるうえに白濁が生じ易く光輝感が低下する欠点があ
る。
被塗物表面に形成されたアルミニウム粉末を含有する第
1メタリック塗膜と、該第1メタリック塗膜表面に形成
され表面に金属光輝層をもつ鱗片状ガラス粉末を含有す
る第2メタリック塗膜と、該第2メタリック塗膜表面に
形成されたクリア塗膜とよりなるメタリック塗膜が提案
されている。しかしながら、鱗片状ガラス粉末は高価で
あるうえに白濁が生じ易く光輝感が低下する欠点があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に塗膜中の光輝
材は平行に配列し易く、ビヒクルに対して積み重なるよ
うに配向するため、特に薄片状や箔状の光輝材を用いる
と立体的な光輝感が得難い問題点がある。
材は平行に配列し易く、ビヒクルに対して積み重なるよ
うに配向するため、特に薄片状や箔状の光輝材を用いる
と立体的な光輝感が得難い問題点がある。
【0008】本発明者らは、これらの問題点を解消する
ために研究を進めた結果、被塗基材表面に形成する下地
塗膜に光輝材を含有するベース塗膜を形成し、その上に
形成する光輝材含有クリヤー塗膜の光輝材として特定範
囲の粒子性状を有するアルミニウムフレーク顔料および
金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料を用いることに
より、少量の光輝材を添加配合しても透明感が強く、光
輝感の高い塗膜を形成できることを見出した。また、光
輝材の添加配合量が少ないので光輝材は塗膜中で層状に
配列することなく、ランダムに配向するため多方面反射
して見る角度が少し変わるだけでキラキラした光輝感と
奥行きのある立体的な色感が発現することを見出した。
ために研究を進めた結果、被塗基材表面に形成する下地
塗膜に光輝材を含有するベース塗膜を形成し、その上に
形成する光輝材含有クリヤー塗膜の光輝材として特定範
囲の粒子性状を有するアルミニウムフレーク顔料および
金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料を用いることに
より、少量の光輝材を添加配合しても透明感が強く、光
輝感の高い塗膜を形成できることを見出した。また、光
輝材の添加配合量が少ないので光輝材は塗膜中で層状に
配列することなく、ランダムに配向するため多方面反射
して見る角度が少し変わるだけでキラキラした光輝感と
奥行きのある立体的な色感が発現することを見出した。
【0009】本発明はこれらの知見に基づいて開発され
たもので、その目的は光輝材としてアルミニウムフレー
ク顔料および金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料を
用い、強い光輝感と立体的な色感とを備えた優れた光輝
性塗膜を形成することのできる光輝性塗膜の形成方法及
び塗装物を提供することにある。
たもので、その目的は光輝材としてアルミニウムフレー
ク顔料および金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料を
用い、強い光輝感と立体的な色感とを備えた優れた光輝
性塗膜を形成することのできる光輝性塗膜の形成方法及
び塗装物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による光輝性塗膜形成方法は、下記 (1)〜
(2) の塗膜形成工程を順次に施すことを構成上の特徴と
する。 (1)被塗基材に光輝材含有ベース塗膜を形成する工程 (2)下記(A)又は(B)の少なくとも1種の光輝材を
樹脂固形分100重量部に対して0.005〜0.1重
量部未満含有する光輝材含有クリヤー塗膜を少なくとも
1層形成する工程 (A)平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均厚
みが0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図におけ
る勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料 (B)金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料。 更に、本発明による塗装物は、上記の光輝性塗膜形成方
法により塗装されたものである。
めの本発明による光輝性塗膜形成方法は、下記 (1)〜
(2) の塗膜形成工程を順次に施すことを構成上の特徴と
する。 (1)被塗基材に光輝材含有ベース塗膜を形成する工程 (2)下記(A)又は(B)の少なくとも1種の光輝材を
樹脂固形分100重量部に対して0.005〜0.1重
量部未満含有する光輝材含有クリヤー塗膜を少なくとも
1層形成する工程 (A)平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均厚
みが0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図におけ
る勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料 (B)金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料。 更に、本発明による塗装物は、上記の光輝性塗膜形成方
法により塗装されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の塗膜形成対象となる被塗
基材としては、鉄、アルミニウム、銅もしくはこれらの
合金を含む金属類を始めとして、ガラス、セメント、コ
ンクリートなどの無機材料、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポ
リアクリル、ポリエステル、エチレン−ポリビニルアル
コール共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、ポリカーボネート、ポリウレタン等の樹脂成形品お
よび各種FRPなどのプラスチック材料、木材、繊維材
料などが挙げられる。被塗基材に予め適宜なアンダーコ
ートやプレコート処理を行うことは任意である。これら
被塗基材には、着色下地塗膜を形成した後、光輝材含有
ベース塗膜形成工程、および光輝材含有クリヤー塗膜形
成工程が順次に施される。なお、塗装は被塗基材に直接
行うこともできるが、例えば自動車の塗装等において
は、通常、表面化成処理後に電着塗料などによる下塗
り、中塗り(ポリエステル/メラミン系)塗装を施し、
塗膜が硬化した後に塗装することが好ましい。
基材としては、鉄、アルミニウム、銅もしくはこれらの
合金を含む金属類を始めとして、ガラス、セメント、コ
ンクリートなどの無機材料、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポ
リアクリル、ポリエステル、エチレン−ポリビニルアル
コール共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、ポリカーボネート、ポリウレタン等の樹脂成形品お
よび各種FRPなどのプラスチック材料、木材、繊維材
料などが挙げられる。被塗基材に予め適宜なアンダーコ
ートやプレコート処理を行うことは任意である。これら
被塗基材には、着色下地塗膜を形成した後、光輝材含有
ベース塗膜形成工程、および光輝材含有クリヤー塗膜形
成工程が順次に施される。なお、塗装は被塗基材に直接
行うこともできるが、例えば自動車の塗装等において
は、通常、表面化成処理後に電着塗料などによる下塗
り、中塗り(ポリエステル/メラミン系)塗装を施し、
塗膜が硬化した後に塗装することが好ましい。
【0012】(1)光輝材含有ベース塗膜形成工程;この
工程は、光輝材を含有した着色塗膜を形成するもので、
メタリック塗膜やパール塗膜を形成する工程である。
工程は、光輝材を含有した着色塗膜を形成するもので、
メタリック塗膜やパール塗膜を形成する工程である。
【0013】〔メタリック塗膜〕光輝材として、アルミ
フレーク顔料、干渉マイカ顔料、板状合成酸化鉄結晶顔
料、金属メッキ雲母顔料の1種又は2種以上を使用し、
所望の色相とするために一般塗料に常用される無機系、
有機系の各種着色顔料を併用して着色メタリック塗膜を
形成する。ビヒクル樹脂は、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート
樹脂およびこれらの変性樹脂などから選ばれた少なくと
も1種の熱硬化性樹脂と、アミノ樹脂及び/又は(ブロ
ック)ポリイソシアネート化合物などの架橋剤と混合し
たものが用いられる。これらの樹脂類は1種に限らず2
種以上を組み合わせて使用することもできる。この他、
常温乾燥により硬化可能な2液ポリウレタン樹脂、シリ
コーン樹脂などを用いてもよい。メタリック塗膜の膜厚
は乾燥後の膜厚として10〜30μm となるように塗膜
を形成することが好ましい。
フレーク顔料、干渉マイカ顔料、板状合成酸化鉄結晶顔
料、金属メッキ雲母顔料の1種又は2種以上を使用し、
所望の色相とするために一般塗料に常用される無機系、
有機系の各種着色顔料を併用して着色メタリック塗膜を
形成する。ビヒクル樹脂は、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート
樹脂およびこれらの変性樹脂などから選ばれた少なくと
も1種の熱硬化性樹脂と、アミノ樹脂及び/又は(ブロ
ック)ポリイソシアネート化合物などの架橋剤と混合し
たものが用いられる。これらの樹脂類は1種に限らず2
種以上を組み合わせて使用することもできる。この他、
常温乾燥により硬化可能な2液ポリウレタン樹脂、シリ
コーン樹脂などを用いてもよい。メタリック塗膜の膜厚
は乾燥後の膜厚として10〜30μm となるように塗膜
を形成することが好ましい。
【0014】〔パール塗膜〕被塗基材に乾燥後の膜厚と
して20〜40μm となるようにカラー中塗り塗料を塗
布して塗膜を形成し、その上に粒子径範囲が1〜60μ
m 、好ましくは1〜40μm で、平均粒子径が15〜2
5μm 範囲の天然の白雲母や合成雲母の表面に二酸化チ
タン、酸化鉄、その他クロム、コバルト、錫、ジルコニ
ウムなどの金属酸化物の薄膜をコーティングして干渉効
果を付与したパールマイカ顔料を、塗膜形成樹脂固形分
100重量部当たり1〜10重量部の割合で混合したパ
ールベース塗膜を形成した塗膜である。なお、パール塗
膜の膜厚は乾燥後の膜厚として10〜20μm となるよ
うに塗膜を形成することが好ましい。
して20〜40μm となるようにカラー中塗り塗料を塗
布して塗膜を形成し、その上に粒子径範囲が1〜60μ
m 、好ましくは1〜40μm で、平均粒子径が15〜2
5μm 範囲の天然の白雲母や合成雲母の表面に二酸化チ
タン、酸化鉄、その他クロム、コバルト、錫、ジルコニ
ウムなどの金属酸化物の薄膜をコーティングして干渉効
果を付与したパールマイカ顔料を、塗膜形成樹脂固形分
100重量部当たり1〜10重量部の割合で混合したパ
ールベース塗膜を形成した塗膜である。なお、パール塗
膜の膜厚は乾燥後の膜厚として10〜20μm となるよ
うに塗膜を形成することが好ましい。
【0015】(2)光輝材含有クリヤー塗膜形成工程;こ
の工程は、アルミフレーク顔料および合成雲母粉末顔料
をビヒクルに配合した塗料を塗布乾燥して、光輝材含有
クリヤー塗膜を形成する工程である。光輝材としてのア
ルミフレーク顔料(A)は、平均粒子径D50が20±5
μm、粒子平均厚みが0.5〜1.5μm 、ロジン−ラ
ムラー線図における勾配nが2.5以上の粒子性状を有
するものが選択的に使用される。平均粒子径D50とは、
レーザー回折式粒度分布測定装置により測定される粒径
分布の50%値である。粒子平均厚み(μm)は、〔40
00/水面被覆面積(cm2/g) 〕式により求められた値で
あり、その測定方法は例えば「アルミニウムハンドブッ
ク」(昭和47年4月15日発行第9版、社団法人 軽金属
協会;朝倉書店)第1243頁に記載されている。ま
た、ロジン−ラムラー(Rosin-Rammler) 線図とは、〔R
=100exp(−bDn ) 〕(式中、Rは最大粒径から粒
径Dまでの累積重量%、Dは粒径、bおよびnは定数で
ある)の式に従う粒度分布を示す粒度線図を指し、勾配
nとは前記粒度線図における最大粒径から粒径Dまでの
累積重量%を結んだ直線で代表される前記ロジン−ラム
ラー式のn値を意味する。具体的な測定方法は、レーザ
ー回折式粒度分布測定装置を用いて粒度分布を求め、得
られた粒子径毎の累積分布をロジン−ラムラー線図にプ
ロットし、その直線を平行移動して極点(Pol P) からの
外挿線を引いてnを求める。
の工程は、アルミフレーク顔料および合成雲母粉末顔料
をビヒクルに配合した塗料を塗布乾燥して、光輝材含有
クリヤー塗膜を形成する工程である。光輝材としてのア
ルミフレーク顔料(A)は、平均粒子径D50が20±5
μm、粒子平均厚みが0.5〜1.5μm 、ロジン−ラ
ムラー線図における勾配nが2.5以上の粒子性状を有
するものが選択的に使用される。平均粒子径D50とは、
レーザー回折式粒度分布測定装置により測定される粒径
分布の50%値である。粒子平均厚み(μm)は、〔40
00/水面被覆面積(cm2/g) 〕式により求められた値で
あり、その測定方法は例えば「アルミニウムハンドブッ
ク」(昭和47年4月15日発行第9版、社団法人 軽金属
協会;朝倉書店)第1243頁に記載されている。ま
た、ロジン−ラムラー(Rosin-Rammler) 線図とは、〔R
=100exp(−bDn ) 〕(式中、Rは最大粒径から粒
径Dまでの累積重量%、Dは粒径、bおよびnは定数で
ある)の式に従う粒度分布を示す粒度線図を指し、勾配
nとは前記粒度線図における最大粒径から粒径Dまでの
累積重量%を結んだ直線で代表される前記ロジン−ラム
ラー式のn値を意味する。具体的な測定方法は、レーザ
ー回折式粒度分布測定装置を用いて粒度分布を求め、得
られた粒子径毎の累積分布をロジン−ラムラー線図にプ
ロットし、その直線を平行移動して極点(Pol P) からの
外挿線を引いてnを求める。
【0016】アルミフレーク顔料の平均粒子径D50が1
5μm 未満では粒子が微細になり過ぎて光輝感が十分に
現出しなくなり、25μm を越えると粒子が大きくな
り、粒子の存在が目立ちすぎて下地であるメタリック塗
膜やパール塗膜の光輝材含有ベース塗膜の色相や色感を
低下させるためである。粒子平均厚さが0.5〜1.5
μm の範囲は従来のアルミフレーク顔料に比べて相対的
に肉厚で、変形し難く、表面平滑性に優れる形態であ
り、塗膜とした場合に乱反射が抑制されて光輝感を高め
る機能を営む要件となるもので、この粒子平均厚さが
0.5μm 未満の場合は光輝感を高めることができなく
なり、1.5μm を越えるとアルミフレーク顔料の配向
不良により突出し、塗膜外観不良が生じる。ロジン−ラ
ムラー線図の勾配nが2.5以上の粒子性状はアルミフ
レーク顔料の粒度分布が狭いことに特徴づけられ、粒径
が揃った粒子が微細粒子に基づく乱反射を抑制して光輝
感を高めるとともに、粗大粒子も減少し、良好な塗膜外
観の形成をもたらす。この勾配nが2.5を下回ると、
粒度分布が広くなり、細粒側の粒子がアルミフレーク特
有の灰白色を強め、光輝感の低下と底濁り感を与えるう
え深み感の低下を招く。ロジン−ラムラー線図における
勾配nは2.7〜3.5の範囲が好適である。
5μm 未満では粒子が微細になり過ぎて光輝感が十分に
現出しなくなり、25μm を越えると粒子が大きくな
り、粒子の存在が目立ちすぎて下地であるメタリック塗
膜やパール塗膜の光輝材含有ベース塗膜の色相や色感を
低下させるためである。粒子平均厚さが0.5〜1.5
μm の範囲は従来のアルミフレーク顔料に比べて相対的
に肉厚で、変形し難く、表面平滑性に優れる形態であ
り、塗膜とした場合に乱反射が抑制されて光輝感を高め
る機能を営む要件となるもので、この粒子平均厚さが
0.5μm 未満の場合は光輝感を高めることができなく
なり、1.5μm を越えるとアルミフレーク顔料の配向
不良により突出し、塗膜外観不良が生じる。ロジン−ラ
ムラー線図の勾配nが2.5以上の粒子性状はアルミフ
レーク顔料の粒度分布が狭いことに特徴づけられ、粒径
が揃った粒子が微細粒子に基づく乱反射を抑制して光輝
感を高めるとともに、粗大粒子も減少し、良好な塗膜外
観の形成をもたらす。この勾配nが2.5を下回ると、
粒度分布が広くなり、細粒側の粒子がアルミフレーク特
有の灰白色を強め、光輝感の低下と底濁り感を与えるう
え深み感の低下を招く。ロジン−ラムラー線図における
勾配nは2.7〜3.5の範囲が好適である。
【0017】上記の粒子性状を備えるアルミフレーク顔
料は、例えば予め粒子サイズを一次分級等により選択さ
れたアトマイズアルミニウム球状粉体を、粉砕助剤、脂
肪族あるいは芳香族炭化水素系の溶剤からなる粉砕媒体
等の共存下で粉砕機により湿式粉砕処理し、湿式状態下
で篩分級したのちフィルタープレスなどにより固液分離
して得ることができる。粒子形状は、巨視的に円形ない
し丸みを帯びた偏平状を呈しており、フレーク端部に存
在する凹凸状の破断面が極めて少ないものである。
料は、例えば予め粒子サイズを一次分級等により選択さ
れたアトマイズアルミニウム球状粉体を、粉砕助剤、脂
肪族あるいは芳香族炭化水素系の溶剤からなる粉砕媒体
等の共存下で粉砕機により湿式粉砕処理し、湿式状態下
で篩分級したのちフィルタープレスなどにより固液分離
して得ることができる。粒子形状は、巨視的に円形ない
し丸みを帯びた偏平状を呈しており、フレーク端部に存
在する凹凸状の破断面が極めて少ないものである。
【0018】一方、金属酸化物を被覆した合成雲母粉末
顔料(B)としては、フッ素金雲母やフッ素四ケイ素雲
母などの合成雲母の表面に二酸化チタン、酸化鉄その他
クロム、コバルト、錫、ジルコニウム等の金属酸化物の
薄膜をコーティングして干渉色効果を付与したパールマ
イカ顔料であって、平均粒子径(D50)が20〜60μ
m 範囲の鱗片状粒子が好ましく用いられる。より好まし
くは20〜50μm である。
顔料(B)としては、フッ素金雲母やフッ素四ケイ素雲
母などの合成雲母の表面に二酸化チタン、酸化鉄その他
クロム、コバルト、錫、ジルコニウム等の金属酸化物の
薄膜をコーティングして干渉色効果を付与したパールマ
イカ顔料であって、平均粒子径(D50)が20〜60μ
m 範囲の鱗片状粒子が好ましく用いられる。より好まし
くは20〜50μm である。
【0019】合成雲母は、天然の白雲母のように不純物
として微量の鉄分や泥土などが含まれていないので、例
えば水酸化チタンをコーティングし、焼成させて二酸化
チタン膜を被覆する際に前記の鉄分や泥土などが酸化さ
れて淡黄色や微黄褐色を呈して、底濁りの視感を与える
ことがなく、クリヤーな干渉発色を示し、反射感の優れ
た光輝材となる。これらのアルミフレーク顔料(A)お
よび合成雲母粉末顔料(B)の光輝材は1種又は2種を
併用することができるが、(A)のみを使用する、もし
くは(A)と(B)を併用することが好ましい。なお、
アルミフレーク顔料と合成雲母粉末顔料の配合比率は目
的に応じて適宜に設定される。
として微量の鉄分や泥土などが含まれていないので、例
えば水酸化チタンをコーティングし、焼成させて二酸化
チタン膜を被覆する際に前記の鉄分や泥土などが酸化さ
れて淡黄色や微黄褐色を呈して、底濁りの視感を与える
ことがなく、クリヤーな干渉発色を示し、反射感の優れ
た光輝材となる。これらのアルミフレーク顔料(A)お
よび合成雲母粉末顔料(B)の光輝材は1種又は2種を
併用することができるが、(A)のみを使用する、もし
くは(A)と(B)を併用することが好ましい。なお、
アルミフレーク顔料と合成雲母粉末顔料の配合比率は目
的に応じて適宜に設定される。
【0020】光輝材の使用量は、塗膜を形成する樹脂固
形分100重量部当たり0.005〜0.1重量部未満
の範囲に設定される。使用量が0.005重量部未満で
あると光輝材の反射効果が充分でなく、また0.1重量
部以上であると立体的なきらめき感は増大するが、光輝
材粒子の存在が目立ち過ぎて光輝感に斑が生じ易く、更
に下地である光輝材含有ベース塗膜上にアルミフレーク
顔料や合成雲母粉末顔料粒子が目立ち、塵のような異物
感が現出して、メタリック塗膜やパール塗膜の色相や色
感を低下させるためである。好ましくは0.005〜
0.08重量部である。
形分100重量部当たり0.005〜0.1重量部未満
の範囲に設定される。使用量が0.005重量部未満で
あると光輝材の反射効果が充分でなく、また0.1重量
部以上であると立体的なきらめき感は増大するが、光輝
材粒子の存在が目立ち過ぎて光輝感に斑が生じ易く、更
に下地である光輝材含有ベース塗膜上にアルミフレーク
顔料や合成雲母粉末顔料粒子が目立ち、塵のような異物
感が現出して、メタリック塗膜やパール塗膜の色相や色
感を低下させるためである。好ましくは0.005〜
0.08重量部である。
【0021】光輝材含有クリヤー塗膜を形成する塗料に
用いるビヒクル樹脂には、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹
脂およびこれらの変性樹脂などから選ばれた少なくとも
1種の熱硬化性樹脂と、アミノ樹脂及び/又は(ブロッ
ク)ポリイソシアネート化合物などの架橋剤と混合した
ものが用いられる。これらの樹脂類は1種に限らず2種
以上を組み合わせて使用することもできる。この他、常
温乾燥により硬化可能な2液ポリウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂などを用いてもよい。
用いるビヒクル樹脂には、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹
脂およびこれらの変性樹脂などから選ばれた少なくとも
1種の熱硬化性樹脂と、アミノ樹脂及び/又は(ブロッ
ク)ポリイソシアネート化合物などの架橋剤と混合した
ものが用いられる。これらの樹脂類は1種に限らず2種
以上を組み合わせて使用することもできる。この他、常
温乾燥により硬化可能な2液ポリウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂などを用いてもよい。
【0022】また、光輝材含有クリヤー塗膜を形成する
塗料には、透明性と光輝感を損なわない範囲で着色顔料
やその他の成分を配合してもよい。このようにして形成
した塗膜は少なくとも1層形成され、乾燥後の膜厚とし
て20〜50μm に設定することが好ましい。この光輝
材含有クリヤー塗膜の上に、更にクリヤー塗料を塗布し
て、例えば膜厚(乾燥膜厚)30〜60μm のクリヤー
塗膜を形成することにより外観をより一層高めることも
できる。
塗料には、透明性と光輝感を損なわない範囲で着色顔料
やその他の成分を配合してもよい。このようにして形成
した塗膜は少なくとも1層形成され、乾燥後の膜厚とし
て20〜50μm に設定することが好ましい。この光輝
材含有クリヤー塗膜の上に、更にクリヤー塗料を塗布し
て、例えば膜厚(乾燥膜厚)30〜60μm のクリヤー
塗膜を形成することにより外観をより一層高めることも
できる。
【0023】この光輝材含有ベース塗膜形成用塗料およ
び光輝材含有クリヤー塗膜形成用塗料には、その他の添
加剤として、例えばドデシルベンゼンスルホン酸等の硬
化触媒、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤、ベンゾ
フェノール系の酸化防止剤、シリコーンや有機高分子等
の表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、沈降防止剤、架橋
性重合体粒子(ミクロゲル)などが適宜に使用される。
これらの成分は、通常、塗膜形成用樹脂100重量部に
対し5重量部以下の配合量で塗料や塗膜の性能を改善す
ることができる。
び光輝材含有クリヤー塗膜形成用塗料には、その他の添
加剤として、例えばドデシルベンゼンスルホン酸等の硬
化触媒、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤、ベンゾ
フェノール系の酸化防止剤、シリコーンや有機高分子等
の表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、沈降防止剤、架橋
性重合体粒子(ミクロゲル)などが適宜に使用される。
これらの成分は、通常、塗膜形成用樹脂100重量部に
対し5重量部以下の配合量で塗料や塗膜の性能を改善す
ることができる。
【0024】上記の成分組成からなる光輝性塗膜形成用
塗料は、有機溶媒型が一般的であるが、これに限られる
ものではなく非水分散液型、水溶液型、水分散型など各
種の形態として塗料を構成することができる。塗装に際
しては、有機溶剤、水等の溶媒で塗装適性粘度に希釈し
て用いるが、製造時の固形分は30〜70重量%、塗装
時の固形分は10〜50重量%が好ましい。
塗料は、有機溶媒型が一般的であるが、これに限られる
ものではなく非水分散液型、水溶液型、水分散型など各
種の形態として塗料を構成することができる。塗装に際
しては、有機溶剤、水等の溶媒で塗装適性粘度に希釈し
て用いるが、製造時の固形分は30〜70重量%、塗装
時の固形分は10〜50重量%が好ましい。
【0025】これらの光輝材含有ベース塗膜、光輝材含
有クリヤー塗膜およびクリヤー塗膜の形成は、エアスプ
レー塗装や静電塗装などの霧化式塗装法あるいはロール
コーター式塗装法が適用され、乾燥後の膜厚として所定
膜厚になるように塗装される。塗膜の形成は、ベース塗
膜用塗料にウエットオンウエットで光輝材含有クリヤー
塗膜用塗料を塗布焼付する2コート1ベーク方式、ある
いはベース塗膜用塗料にウエットオンウエットで光輝材
含有クリヤー塗膜用塗料を塗布焼付後、更にクリヤー塗
膜用塗料を塗布し焼付ける3コート2ベーク方式、更に
ベース塗膜用塗料にウエットオンウエットで光輝材含有
クリヤー塗膜用塗料を塗布し、さらにウエットオンウエ
ットでクリヤー塗膜用塗料を塗布し、同時に焼付ける3
コート1ベーク方式、など適宜な方法により形成するこ
とができる。
有クリヤー塗膜およびクリヤー塗膜の形成は、エアスプ
レー塗装や静電塗装などの霧化式塗装法あるいはロール
コーター式塗装法が適用され、乾燥後の膜厚として所定
膜厚になるように塗装される。塗膜の形成は、ベース塗
膜用塗料にウエットオンウエットで光輝材含有クリヤー
塗膜用塗料を塗布焼付する2コート1ベーク方式、ある
いはベース塗膜用塗料にウエットオンウエットで光輝材
含有クリヤー塗膜用塗料を塗布焼付後、更にクリヤー塗
膜用塗料を塗布し焼付ける3コート2ベーク方式、更に
ベース塗膜用塗料にウエットオンウエットで光輝材含有
クリヤー塗膜用塗料を塗布し、さらにウエットオンウエ
ットでクリヤー塗膜用塗料を塗布し、同時に焼付ける3
コート1ベーク方式、など適宜な方法により形成するこ
とができる。
【0026】光輝材を配合したメタリック塗膜やパール
塗膜は光輝材によりキラキラした光輝感を有するが、塗
膜中の光輝材が比較的に多いので塗膜内で光輝材が平行
に積み重なるように配向し易く、光の正反射方向に近づ
くに従って光輝感が強くなる(フリップフロップ効果)
傾向がある。したがって、シェード方向に対しては光輝
感が鈍くなり、立体的な奥行きのある光輝感を得ること
はできない。
塗膜は光輝材によりキラキラした光輝感を有するが、塗
膜中の光輝材が比較的に多いので塗膜内で光輝材が平行
に積み重なるように配向し易く、光の正反射方向に近づ
くに従って光輝感が強くなる(フリップフロップ効果)
傾向がある。したがって、シェード方向に対しては光輝
感が鈍くなり、立体的な奥行きのある光輝感を得ること
はできない。
【0027】本発明の光輝性塗膜形成方法に従えば、ベ
ースコートとなる光輝材含有ベース塗膜の上に、粒子径
分布の揃った特定粒子性状のアルミフレーク顔料や、透
明感、平滑性が大きく、干渉効果の高い金属酸化物、例
えば二酸化チタンを被覆した合成雲母粉末顔料を光輝材
として、樹脂固形分100重量部に対して0.005〜
0.1重量部未満という極めて微量配合するので、光輝
材をクリヤー塗膜内でランダムに分布、配向させること
ができ、シェード方向に見てもキラキラする光輝感を現
出することが可能となる。特に、アルミフレーク顔料の
平均粒子径を20±5μm 、金属酸化物を被覆した合成
雲母粉末顔料の平均粒子径を20〜60μm の範囲に光
輝材粒子の大きさを制御すると、個々の粒子の存在が目
立たなくなり、下層の光輝材含有ベース塗膜との一体感
がかもしだされて、視点角度を変えてもキラキラした輝
きと奥行きのある立体的光輝感を現出することができ
る。更に、光輝材含有ベース塗膜の明度(L* ) を70
以下の暗色系に設定すると、より優れた光輝感を得るこ
とができるので好ましい。より好ましくは明度(L*)
を60以下に設定する。なお、明度(L* )はJIS
Z8730により規定した値である。
ースコートとなる光輝材含有ベース塗膜の上に、粒子径
分布の揃った特定粒子性状のアルミフレーク顔料や、透
明感、平滑性が大きく、干渉効果の高い金属酸化物、例
えば二酸化チタンを被覆した合成雲母粉末顔料を光輝材
として、樹脂固形分100重量部に対して0.005〜
0.1重量部未満という極めて微量配合するので、光輝
材をクリヤー塗膜内でランダムに分布、配向させること
ができ、シェード方向に見てもキラキラする光輝感を現
出することが可能となる。特に、アルミフレーク顔料の
平均粒子径を20±5μm 、金属酸化物を被覆した合成
雲母粉末顔料の平均粒子径を20〜60μm の範囲に光
輝材粒子の大きさを制御すると、個々の粒子の存在が目
立たなくなり、下層の光輝材含有ベース塗膜との一体感
がかもしだされて、視点角度を変えてもキラキラした輝
きと奥行きのある立体的光輝感を現出することができ
る。更に、光輝材含有ベース塗膜の明度(L* ) を70
以下の暗色系に設定すると、より優れた光輝感を得るこ
とができるので好ましい。より好ましくは明度(L*)
を60以下に設定する。なお、明度(L* )はJIS
Z8730により規定した値である。
【0028】本発明の好ましい実施態様を以下に列挙す
る。光輝材含有ベース塗膜を形成し、該塗膜の上に、 (1) 平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均厚み
が0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図における
勾配nが2.7以上のアルミフレーク顔料を含有する光
輝材含有クリヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (2) 金属酸化物を被覆した平均粒子径20〜50μm の
合成雲母粉末顔料を含有する光輝材含有クリヤー塗膜を
形成する光輝性塗膜形成方法。 (3) アルミフレーク顔料および合成雲母粉末顔料を含有
する光輝材含有クリヤー塗膜を形成する後、さらにクリ
ヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (4) ロジン−ラムラー線図における勾配nが2.7〜
3.5のアルミフレーク顔料を含有する光輝材含有クリ
ヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (5) アルミフレーク顔料及び/又は合成雲母粉末顔料か
らなる光輝材を、樹脂固形分100重量部に対し0.0
05〜0.08重量部配合した塗料により光輝材含有ク
リヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (6) 金属酸化物を被覆した平均粒子径(D50)が20〜
50μm の合成雲母粉末顔料を含有する光輝材含有クリ
ヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (7) 光輝材含有ベース塗膜の明度(L* )を60以下に
設定する光輝性塗膜形成方法。 (8) 上記 (1)〜(7) のいずれかにより塗装された塗装
物。
る。光輝材含有ベース塗膜を形成し、該塗膜の上に、 (1) 平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均厚み
が0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図における
勾配nが2.7以上のアルミフレーク顔料を含有する光
輝材含有クリヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (2) 金属酸化物を被覆した平均粒子径20〜50μm の
合成雲母粉末顔料を含有する光輝材含有クリヤー塗膜を
形成する光輝性塗膜形成方法。 (3) アルミフレーク顔料および合成雲母粉末顔料を含有
する光輝材含有クリヤー塗膜を形成する後、さらにクリ
ヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (4) ロジン−ラムラー線図における勾配nが2.7〜
3.5のアルミフレーク顔料を含有する光輝材含有クリ
ヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (5) アルミフレーク顔料及び/又は合成雲母粉末顔料か
らなる光輝材を、樹脂固形分100重量部に対し0.0
05〜0.08重量部配合した塗料により光輝材含有ク
リヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (6) 金属酸化物を被覆した平均粒子径(D50)が20〜
50μm の合成雲母粉末顔料を含有する光輝材含有クリ
ヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法。 (7) 光輝材含有ベース塗膜の明度(L* )を60以下に
設定する光輝性塗膜形成方法。 (8) 上記 (1)〜(7) のいずれかにより塗装された塗装
物。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0030】実施例1〜6、比較例1〜5 (1)被塗基材の作製;リン酸亜鉛で化成処理した厚さ
0.8mmのダル鋼板基材に、カチオン電着塗料〔日本ペ
イント(株)製“パワートップU−50”〕を乾燥塗膜
が25μm になるように塗装したのち、160℃で30
分間焼付けた。この電着塗膜面に中塗り塗料として日本
ペイント(株)製“オルガS−90シーラ”を乾燥塗膜
が40μm になるようにエアスプレー塗装し、140℃
で30分間焼付けして被塗基材である試験板を作製し
た。但し、実施例4、比較例4および5は、上記中塗り
塗料に代えて日本ペイント(株)製の下記中塗用原色塗
料を配合したカラー中塗塗膜を形成した試験板を用い
た。オルガS−90シーラ−トモイロホワイト/オルガ
S−90シーラ−トモイロブラック/オルガS−90シ
ーラ−トモイロオーカー/オルガS−90シーラ−トモ
イロアンカーレッド=97/2/0.3/0.7(塗料
重量比)。
0.8mmのダル鋼板基材に、カチオン電着塗料〔日本ペ
イント(株)製“パワートップU−50”〕を乾燥塗膜
が25μm になるように塗装したのち、160℃で30
分間焼付けた。この電着塗膜面に中塗り塗料として日本
ペイント(株)製“オルガS−90シーラ”を乾燥塗膜
が40μm になるようにエアスプレー塗装し、140℃
で30分間焼付けして被塗基材である試験板を作製し
た。但し、実施例4、比較例4および5は、上記中塗り
塗料に代えて日本ペイント(株)製の下記中塗用原色塗
料を配合したカラー中塗塗膜を形成した試験板を用い
た。オルガS−90シーラ−トモイロホワイト/オルガ
S−90シーラ−トモイロブラック/オルガS−90シ
ーラ−トモイロオーカー/オルガS−90シーラ−トモ
イロアンカーレッド=97/2/0.3/0.7(塗料
重量比)。
【0031】(2)光輝材含有ベース塗膜形成用塗料の調
製;アクリル樹脂(スチレン/メチルメタアクリレート
/エチルアクリレート/ヒドロキシエチルメタアクリレ
ート/メタアクリル酸の共重合体、数平均分子量約20
000、水酸基価45、酸価15、固形分50%)75
固形分重量部、メラミン樹脂〔三井東圧化学(株)製
“ユーバン20SE”、固形分60%〕25固形分重量
部を混合したビヒクル樹脂100重量部に対し、光輝材
としてアルミフレーク顔料〔旭化成メタルズ(株)製
“旭化成アルミペーストMH−9901”(平均粒径2
1μm )〕、パールマイカ顔料(マール社製“エクステ
リアマーリン ハイライトレッド”、“エクステリアマ
ーリン ハイライトグリーン”およびメルク社製“イリ
オジン103WII”)を異なる量比で配合した。また、
着色顔料にはデグサ社製“カーボンブラックFW−20
0”、山陽色素(株)製“シャニブルーG314”、チ
バガイギー社製“シンカシアレッドY−RT759
D”、東洋インキ製造(株)製“リオノールグリーン6
Y”を用いた。
製;アクリル樹脂(スチレン/メチルメタアクリレート
/エチルアクリレート/ヒドロキシエチルメタアクリレ
ート/メタアクリル酸の共重合体、数平均分子量約20
000、水酸基価45、酸価15、固形分50%)75
固形分重量部、メラミン樹脂〔三井東圧化学(株)製
“ユーバン20SE”、固形分60%〕25固形分重量
部を混合したビヒクル樹脂100重量部に対し、光輝材
としてアルミフレーク顔料〔旭化成メタルズ(株)製
“旭化成アルミペーストMH−9901”(平均粒径2
1μm )〕、パールマイカ顔料(マール社製“エクステ
リアマーリン ハイライトレッド”、“エクステリアマ
ーリン ハイライトグリーン”およびメルク社製“イリ
オジン103WII”)を異なる量比で配合した。また、
着色顔料にはデグサ社製“カーボンブラックFW−20
0”、山陽色素(株)製“シャニブルーG314”、チ
バガイギー社製“シンカシアレッドY−RT759
D”、東洋インキ製造(株)製“リオノールグリーン6
Y”を用いた。
【0032】(3)光輝材含有クリヤー塗膜形成用塗料の
調製;ビヒクル樹脂として、アクリル樹脂(スチレン/
エチルヘキシルメタアクリレート/ヒドロキシエチルメ
タアクリレート/メタアクリル酸の共重合体、数平均分
子量8000、水酸基価70、酸価20、固形分55
%)70固形分重量部とメラミン樹脂〔三井東圧化学
(株)製“ユーバン20SE”、固形分60%〕30固
形分重量部を混合した混合樹脂を用いた。このビヒクル
樹脂100重量部に対し、光輝材として下記のアルミフ
レーク顔料および合成雲母粉末顔料を異なる量比で配合
した。 アルミフレーク顔料; (a)平均粒子径(D50)20μm 、粒子平均厚み0.
7μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが3.0 (b)平均粒子径(D50)18μm 、粒子平均厚み0.
4μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが2.3 (c)平均粒子径(D50)30μm 、粒子平均厚み1.
0μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが2.6 金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料; (d)平均粒子径(D50)21μm 、二酸化チタンコー
ティング合成雲母粉末顔料〔トピー工業(株)製、干渉
色; シルバー) (e)平均粒子径(D50)50μm 、二酸化チタンコー
ティング合成雲母粉末顔料〔トピー工業(株)製、干渉
色; シルバー)
調製;ビヒクル樹脂として、アクリル樹脂(スチレン/
エチルヘキシルメタアクリレート/ヒドロキシエチルメ
タアクリレート/メタアクリル酸の共重合体、数平均分
子量8000、水酸基価70、酸価20、固形分55
%)70固形分重量部とメラミン樹脂〔三井東圧化学
(株)製“ユーバン20SE”、固形分60%〕30固
形分重量部を混合した混合樹脂を用いた。このビヒクル
樹脂100重量部に対し、光輝材として下記のアルミフ
レーク顔料および合成雲母粉末顔料を異なる量比で配合
した。 アルミフレーク顔料; (a)平均粒子径(D50)20μm 、粒子平均厚み0.
7μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが3.0 (b)平均粒子径(D50)18μm 、粒子平均厚み0.
4μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが2.3 (c)平均粒子径(D50)30μm 、粒子平均厚み1.
0μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが2.6 金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料; (d)平均粒子径(D50)21μm 、二酸化チタンコー
ティング合成雲母粉末顔料〔トピー工業(株)製、干渉
色; シルバー) (e)平均粒子径(D50)50μm 、二酸化チタンコー
ティング合成雲母粉末顔料〔トピー工業(株)製、干渉
色; シルバー)
【0033】これらの光輝材含有ベース塗膜用塗料およ
び光輝材含有クリヤー塗膜用塗料を試験板にウエットオ
ンウエット方式で塗装し、140℃で30分間焼付けて
光輝性塗膜を形成した。
び光輝材含有クリヤー塗膜用塗料を試験板にウエットオ
ンウエット方式で塗装し、140℃で30分間焼付けて
光輝性塗膜を形成した。
【0034】このようにして形成した塗膜について、光
輝材含有ベース塗料組成を表1〜表2に、光輝材含有ク
リヤー塗料組成を表3〜表4に示した。また、形成され
た塗膜を下記の判定基準により目視判定して塗膜外観を
評価した。得られた評価結果を表3〜表4に併載した。 虹色光彩感 ◎ … 虹色のキラキラとした輝きが強い ○ … 虹色のキラキラとした輝きが認められる △ … 虹色のキラキラとした輝きが殆ど認められない 異物感 ○ … 光輝材の異物とは感じられない一体感がある × … 塵(白い点)のように光輝材が異物のように見
える
輝材含有ベース塗料組成を表1〜表2に、光輝材含有ク
リヤー塗料組成を表3〜表4に示した。また、形成され
た塗膜を下記の判定基準により目視判定して塗膜外観を
評価した。得られた評価結果を表3〜表4に併載した。 虹色光彩感 ◎ … 虹色のキラキラとした輝きが強い ○ … 虹色のキラキラとした輝きが認められる △ … 虹色のキラキラとした輝きが殆ど認められない 異物感 ○ … 光輝材の異物とは感じられない一体感がある × … 塵(白い点)のように光輝材が異物のように見
える
【0035】
【表1】 (表注) *1 旭化成メタルズ(株)製“旭化成アルミペーストMH−9901” *2 I マール社製“エクステリアマーリン ハイライトレッド” II マール社製“エクステリアマーリン ハイライトグリーン” III メルク社製“イリオジン103WII” *3 (1) デグサ社製“カーボンブラックFW−200” (2) 山陽色素(株)製“シャニブルーG314” (3) チバガイギー社製“シンカシアレッドY−RT759D” (4) 東洋インキ製造(株)製“リオノールグリーン6Y” *4 SMカラーコンピューター SM−5〔スガ試験機(株)製〕を用いて測 定した。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】表1〜4の結果から、本発明の条件を満た
す各実施例により形成された塗膜は比較例により形成さ
れた塗膜に比べて、いずれも優れた光輝感が現出してい
ることが判る。例えば、光輝材の配合量が多い比較例
3、5では、虹色のキラキラした強い光輝感は示すもの
の、塵状の異物感が増大して色調、色感が劣る結果とな
る。また、アルミフレーク顔料のロジン−ラムラー線図
における勾配nが小さい、すなわち粒度分布が広い比較
例1、4、あるいは平均粒子径が大きい比較例2の場合
にはキラキラ輝く虹色の光輝感が劣ったり、光輝材粒子
の異物感が増大して優れた光輝感が得られないことが判
る。
す各実施例により形成された塗膜は比較例により形成さ
れた塗膜に比べて、いずれも優れた光輝感が現出してい
ることが判る。例えば、光輝材の配合量が多い比較例
3、5では、虹色のキラキラした強い光輝感は示すもの
の、塵状の異物感が増大して色調、色感が劣る結果とな
る。また、アルミフレーク顔料のロジン−ラムラー線図
における勾配nが小さい、すなわち粒度分布が広い比較
例1、4、あるいは平均粒子径が大きい比較例2の場合
にはキラキラ輝く虹色の光輝感が劣ったり、光輝材粒子
の異物感が増大して優れた光輝感が得られないことが判
る。
【0040】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の光輝性塗膜形成
方法によれば光輝材含有ベース塗膜を形成し、その上に
光輝材として特定粒子性状のアルミフレーク顔料、又は
金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料の少なくとも1
種を含有する光輝材含有クリヤー塗膜を形成するので、
光輝材の配合量が少なくても透明感および光輝感の優れ
た光輝性塗膜が得られ、また光輝材の配合量が少ないの
で塗膜中で層状に配向することなくランダム配向して、
見る角度を少し変えただけでキラキラした立体的な光輝
感を現出することが可能となる。したがって、自動車を
はじめ自転車、家電製品、その他工業部品に優れた光輝
感を有する塗膜を形成することができる光輝性塗膜形成
方法及び塗装物として極めて有用である。
方法によれば光輝材含有ベース塗膜を形成し、その上に
光輝材として特定粒子性状のアルミフレーク顔料、又は
金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料の少なくとも1
種を含有する光輝材含有クリヤー塗膜を形成するので、
光輝材の配合量が少なくても透明感および光輝感の優れ
た光輝性塗膜が得られ、また光輝材の配合量が少ないの
で塗膜中で層状に配向することなくランダム配向して、
見る角度を少し変えただけでキラキラした立体的な光輝
感を現出することが可能となる。したがって、自動車を
はじめ自転車、家電製品、その他工業部品に優れた光輝
感を有する塗膜を形成することができる光輝性塗膜形成
方法及び塗装物として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新美 英造 東京都品川区南品川4丁目1番15号 日本 ペイント株式会社東京事業所内
Claims (5)
- 【請求項1】 下記 (1)〜(2) の塗膜形成工程を順次に
施すことを特徴とする光輝性塗膜形成方法。 (1)被塗基材に光輝材含有ベース塗膜を形成する工程 (2)下記(A)又は(B)の少なくとも1種の光輝材を
樹脂固形分100重量部に対して0.005〜0.1重
量部未満含有する光輝材含有クリヤー塗膜を少なくとも
1層形成する工程 (A)平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均厚
みが0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図におけ
る勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料 (B)金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料。 - 【請求項2】 光輝材含有クリヤー塗膜の光輝材が、 (A)平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均
厚みが0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図にお
ける勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料、又は、 (A)平均粒子径(D50)が20±5μm 、粒子平均
厚みが0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図にお
ける勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料および
(B)金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料である、
請求項1記載の光輝性塗膜形成方法。 - 【請求項3】 金属酸化物を被覆した合成雲母粉末顔料
の平均粒子径(D50)が20〜60μm である請求項1
又は2記載の光輝性塗膜形成方法。 - 【請求項4】 光輝材含有ベース塗膜の明度(L* )が
70以下である請求項1、2又は3記載の光輝性塗膜形
成方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載の光輝性塗
膜形成方法により塗装されたことを特徴とする塗装物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16371596A JPH09323064A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 光輝性塗膜形成方法及び塗装物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16371596A JPH09323064A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 光輝性塗膜形成方法及び塗装物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323064A true JPH09323064A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15779273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16371596A Pending JPH09323064A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 光輝性塗膜形成方法及び塗装物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323064A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155243A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-05-28 | Nippon Paint Co Ltd | 光輝性塗膜形成方法および塗装物 |
| JP2002273322A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-24 | Nippon Paint Co Ltd | 塗膜形成方法 |
| JP2002294163A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-09 | Nippon Paint Co Ltd | 補修用塗料組成物、塗膜形成方法及び基材 |
| JP2005177642A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Kansai Paint Co Ltd | 複層塗膜形成方法及び塗装物品 |
| JP2007167720A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Honda Motor Co Ltd | 複層塗膜の形成方法 |
| JP2011162732A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Kansai Paint Co Ltd | メタリック塗料組成物及び塗膜形成方法 |
| JPWO2019077904A1 (ja) * | 2017-10-16 | 2020-11-05 | 東洋アルミニウム株式会社 | アルミニウムフレーク顔料およびその製造方法 |
| US11809933B2 (en) | 2018-11-13 | 2023-11-07 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method of detecting a concealed pattern |
| US11808833B2 (en) | 2016-10-28 | 2023-11-07 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Coatings for increasing near-infrared detection distances |
| US12001034B2 (en) | 2019-01-07 | 2024-06-04 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Near infrared control coating, articles formed therefrom, and methods of making the same |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP16371596A patent/JPH09323064A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155243A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-05-28 | Nippon Paint Co Ltd | 光輝性塗膜形成方法および塗装物 |
| JP2002273322A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-24 | Nippon Paint Co Ltd | 塗膜形成方法 |
| JP2002294163A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-09 | Nippon Paint Co Ltd | 補修用塗料組成物、塗膜形成方法及び基材 |
| JP2005177642A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Kansai Paint Co Ltd | 複層塗膜形成方法及び塗装物品 |
| JP2007167720A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Honda Motor Co Ltd | 複層塗膜の形成方法 |
| JP2011162732A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Kansai Paint Co Ltd | メタリック塗料組成物及び塗膜形成方法 |
| US11808833B2 (en) | 2016-10-28 | 2023-11-07 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Coatings for increasing near-infrared detection distances |
| US11977154B2 (en) | 2016-10-28 | 2024-05-07 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Coatings for increasing near-infrared detection distances |
| JPWO2019077904A1 (ja) * | 2017-10-16 | 2020-11-05 | 東洋アルミニウム株式会社 | アルミニウムフレーク顔料およびその製造方法 |
| US11760885B2 (en) | 2017-10-16 | 2023-09-19 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | Aluminum flake pigment and method of producing same |
| EP3698899A4 (en) * | 2017-10-16 | 2021-08-11 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | ALUMINUM FLAKE PIGMENT AND METHOD FOR ITS MANUFACTURING |
| US11809933B2 (en) | 2018-11-13 | 2023-11-07 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method of detecting a concealed pattern |
| US12050950B2 (en) | 2018-11-13 | 2024-07-30 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method of detecting a concealed pattern |
| US12380306B2 (en) | 2018-11-13 | 2025-08-05 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method of detecting a concealed pattern |
| US12001034B2 (en) | 2019-01-07 | 2024-06-04 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Near infrared control coating, articles formed therefrom, and methods of making the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0811219B2 (ja) | 塗装仕上げ方法 | |
| JP4756443B2 (ja) | 金属調光輝性塗膜形成方法および塗装物品 | |
| JP4557182B2 (ja) | 金属調光輝性塗膜形成方法および塗装物品 | |
| JPH1028926A (ja) | メタリック塗膜構造及びメタリック塗膜の形成方法 | |
| JPH09323064A (ja) | 光輝性塗膜形成方法及び塗装物 | |
| JP4314469B2 (ja) | 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物 | |
| JP3123697B2 (ja) | 塗 膜 | |
| JP2004358329A (ja) | 金属調光輝性塗膜形成方法 | |
| JPH08170034A (ja) | メタリック塗料組成物および塗膜形成方法 | |
| JP4314466B2 (ja) | 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物 | |
| JP2829813B2 (ja) | メタリック塗料組成物およびメタリック塗膜の形成法 | |
| JP3370204B2 (ja) | 光輝性塗膜形成方法 | |
| JP2004275972A (ja) | 複層塗膜形成方法、複層塗膜及び物品 | |
| JP3839159B2 (ja) | 積層塗膜の形成方法 | |
| JP6369869B2 (ja) | 光輝性塗料組成物 | |
| JPH0570719A (ja) | メタリツク塗料とその塗装法 | |
| JPH101625A (ja) | 塗料組成物、塗膜形成方法及び塗装物 | |
| US4950507A (en) | Method for applying a coating composition having a sparkling luster containing FeO3 particles of hexagonal plate-like shape | |
| JPH1149993A (ja) | 高隠蔽性白色ソリッド塗料組成物およびそれを用いた塗装方法 | |
| JP3386222B2 (ja) | 意匠塗膜形成方法 | |
| JP2000086945A (ja) | 光輝性塗料組成物 | |
| JP4079468B2 (ja) | メタリック塗膜構造及びメタリック塗膜の形成方法 | |
| JP3901402B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
| JP2001170559A (ja) | パール塗膜の形成方法 | |
| JPH08104835A (ja) | 塗料組成物および意匠塗膜形成方法 |