JPH101625A - 塗料組成物、塗膜形成方法及び塗装物 - Google Patents

塗料組成物、塗膜形成方法及び塗装物

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JPH101625A
JPH101625A JP17753696A JP17753696A JPH101625A JP H101625 A JPH101625 A JP H101625A JP 17753696 A JP17753696 A JP 17753696A JP 17753696 A JP17753696 A JP 17753696A JP H101625 A JPH101625 A JP H101625A
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JP
Japan
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pigment
coating
coating film
coating composition
average particle
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JP17753696A
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Eizo Niimi
英造 新美
Masanosuke Nakada
理之介 中田
Shinichi Masuko
伸一 益子
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイライト部ではキラキラした光輝感が強
く、フェースやシェード部では優れたソリッド塗色が得
られる塗料組成物、塗膜形成方法及び塗装物を提供す
る。 【解決手段】 塗膜形成用樹脂 100固形分重量部に、
(1) 平均粒子径(D50) が18〜30μm 、粒子平均厚みが0.
5 〜1.5 μm 、ロジン−ラムラー線図における勾配nが
2.5 以上のアルミフレーク顔料A、(2) 粒子の平均径が
0.1 μm 以上でBET比表面積が30m2/g以下の顔料B、(3)
粒子の平均径が0.1 μm 未満でBET 比表面積が30m2/g
を越える顔料Cを、 (4)(A/B)が 2/8 〜 5/5 、
および (5)(A+B)/(A+B+C)が 0.5以上の重
量比で配合した顔料成分10〜60重量部を含有してなる塗
料組成物。この塗料組成物を塗布後、クリヤー塗膜を形
成する塗膜形成方法、及びこの塗料組成物、塗膜形成方
法により塗装された塗装物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車、自
転車、家電製品およびその部品等を対象とする工業塗装
用としてハイライト部ではキラキラした光輝感が高く、
フェースやシェード部では濁りの少ない、彩りのあるソ
リッド調メタリック塗膜を形成することのできる塗料組
成物、この塗料組成物を用いた塗膜形成方法、および前
記の塗料組成物あるいは塗膜形成方法を用いて形成され
た塗装物に関する。
【0002】塗膜中への顔料の添加量を少なくして隠蔽
性を高めることによりソリッド感を有する2コートソリ
ッド調の被覆用組成物として、特開平2−132171
号公報にはルチル型二酸化チタン(A)と少なくとも8
0重量%が1〜32μm の粒子径を有するリン片状アル
ミニウム粉(B)を合計で少なくとも60重量%含有
し、且つ(A)/(B)の割合が99/1〜90/10
(重量比)の範囲からなる顔料組成物を樹脂固形分10
0重量部に対して10〜200重量部の範囲内で含有す
る被覆用組成物が開示されている。しかしながら、一般
的にアルミニウム顔料を用いるとアルミニウム金属特有
のグレー色により塗色が濁り、彩度が低下する。また、
二酸化チタンを併用すると二酸化チタンの屈折率が高い
ため拡散反射が強くなってアルミニウムのもつ優れた光
輝感を減退させる傾向が生じるなどの難点がある。
【0003】また、ハイライト部ではメタリック感が、
シェイド部ではソリッド感がある2コート1ベーク方式
のパール仕上げ塗装として、パール仕上用ベースコート
がチタン白顔料、メタリック顔料およびマイカ粉末から
なる顔料成分を必須成分とし、さらに必要に応じて着色
顔料を使用してなる液状塗料であるパール仕上塗装法
(特開平5−212345号公報)が提案されている。この塗
装法は二酸化チタン、アルミニウム顔料およびマイカ顔
料を併用することにより、アルミニウム顔料のもつ光輝
感とグレー色の濁り感を補い、二酸化チタンの高い拡散
反射性を生かしたパール調とソリッド調とを有する塗膜
を形成するものである。しかしながら、アルミニウム顔
料のもつ色感を濁らす作用により色相として濁り感がな
く、彩度の高い色感を得ることが難しい欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、アルミニ
ウム顔料と二酸化チタンを併用した塗膜では塗色の濁り
感や輝度感が後退する問題点があり、本発明者らはこれ
らの問題点を解決することを目的に研究を重ねた結果、
アルミニウム顔料の粒径分布、およびアルミニウム顔料
の光輝感を減退させる着色顔料の粒子の平均径やBET
比表面積が大きな影響があること、更にそれらの配合比
率を特定範囲に設定することによりメタリック感とソリ
ッド感を有し、彩度低下や濁り感の少ないソリッド調メ
タリック塗膜が得られることを見出した。
【0005】本発明はこれらの知見に基づいて完成した
ものであり、その目的はハイライト部ではキラキラした
優れた光輝感を有し、フェースやシェード部ではソリッ
ド塗色のもつ不透明ではあるが鮮やかで濁りの少ないソ
リッド調メタリック塗膜を形成することのできる塗料組
成物、この塗料組成物を用いた塗膜形成方法、前記塗料
組成物および塗膜形成方法により形成された塗装物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による塗料組成物は、塗膜形成用樹脂100
固形分重量部に、下記 (1)〜(5) の顔料成分10〜60
重量部を含有してなることを構成上の特徴とする。 (1)平均粒子径(D50) が18〜30μm 、粒子平均厚み
が0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図における
勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料A、(2)粒子
の平均径が0.1μm 以上で、BET比表面積が30m2
/g 以下の顔料B、(3)粒子の平均径が0.1μm 未満
で、BET比表面積が30m2/g を越える顔料C、(4)
アルミフレーク顔料Aと顔料Bとの重量比〔A/B〕
が、2/8〜5/5、(5)アルミフレーク顔料Aと顔料
Bおよび顔料Cの重量比〔(A+B)/(A+B+
C)〕が、0.5以上。
【0007】顔料Bとしては二酸化チタン以外の着色顔
料であることが好ましく、またアルミフレーク顔料Aと
顔料Bおよび顔料Cの配合割合は、〔(A+B)/(A
+B+C)〕の重量比が、0.5以上0.95以下であ
ることが好ましい。
【0008】本発明の塗膜形成方法は、この塗料組成物
を塗布した後クリヤー塗膜を形成するものであり、また
塗装物はこの塗料組成物、塗膜形成方法により塗装され
たことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の塗料組成物を構成する塗
料成分のうち、ビヒクルとなる塗膜形成用樹脂には塗料
用として一般的に使用されている樹脂類が用いられる。
これらの樹脂類としては、例えばアクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂などを挙げるこ
とができ、通常アミノ樹脂やブロックポリイソシアネー
ト化合物などの架橋剤と混合して使用に供される。ま
た、これらの樹脂類は1種に限らず2種以上を組み合わ
せて使用することもできる。このほか、常温乾燥により
硬化することができる2液型ポリウレタン樹脂やシリコ
ーン樹脂なども用いられる。
【0010】塗膜形成用樹脂にはその他の添加剤とし
て、例えばドデシルベンゼンスルホン酸等の硬化触媒、
ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤、ベンゾフェノー
ル系の酸化防止剤、シリコーンや有機高分子等の表面調
整剤、タレ止め剤、増粘剤、沈降防止剤、架橋性重合体
粒子(ミクロゲル)などが適宜に使用される。これらの
成分は、通常、塗膜形成用樹脂100重量部に対し5重
量部以下の配合量で塗料や塗膜の性能を改善することが
できる。
【0011】本発明の塗料組成物を構成する顔料成分
は、下記の粒子性状を有するものが選択的に用いられ
る。 アルミフレーク顔料A:顔料成分のうち、光輝材となる
アルミフレーク顔料Aとしては、平均粒子径(D50)が
18〜30μm 、粒子平均厚みが0.5〜1.5μm 、
ロジン−ラムラー線図における勾配nが2.5以上の粒
子性状を有するものが選択的に使用される。この粒子性
状は従来使用されているアルミフレーク顔料に比べて、
粒子径分布幅が狭く均一性の高い粒度分布を示し、また
肉厚で平滑性に優れた性状を有する点に特徴がある。
【0012】なお、これらの粒子性状は、次の測定方法
により求められたものである。平均粒子径(D50)はレ
ーザー回折式粒度分布測定装置により測定される粒径分
布の50%値を示す。また、粒子平均厚み(μm)は〔4
000/水面被覆面積(cm2/g) 〕式により求められた値
であり、その測定方法は例えば「アルミニウムハンドブ
ック」(昭和47年4月15日発行第9版、社団法人 軽金
属協会;朝倉書店)第1243頁に記載されている。ま
た、ロジン−ラムラー(Rosin-Rammler)線図とは、〔R
=100exp(−bDn ) 〕(式中、Rは最大粒径から粒
径Dまでの累積重量%、Dは粒径、bおよびnは定数で
ある)の式に従う粒度分布を示す粒度線図を指し、勾配
nとは前記粒度線図における最大粒径から粒径Dまでの
累積重量%を結んだ直線で代表される前記ロジン−ラム
ラー式のn値を意味する。具体的な測定方法は、レーザ
ー回折式粒度分布測定装置を用いて粒度分布を求め、得
られた粒子径毎の累積分布をロジン−ラムラー線図にプ
ロットし、その直線を平行移動して極点(Pol P) からの
外挿線を引いてnを求める。
【0013】アルミフレーク顔料の平均粒子径(D50
が18μm を下回ると粒子が微細になり過ぎて光輝感が
十分に現出しなくなり、逆に30μm を越えると粒子が
大きくなり、粒子の配向の乱れや重なり合いにより塗膜
面から突出すために外観不良が生じるようになる。粒子
平均厚さが0.5〜1.5μm の範囲は従来のアルミフ
レーク顔料に比べて相対的に肉厚で、変形し難く、表面
平滑性に優れる形態であり、塗膜とした場合に乱反射が
抑制されて光輝感を高める機能を営む要件となるもの
で、この粒子平均厚さが0.5μm 未満の場合は光輝感
を高めることができなくなり、一方1.5μm を越える
とアルミフレーク顔料の配向不良により突出し、塗膜外
観不良が生じる。また、ロジン−ラムラー線図の勾配n
が2.5以上の粒子性状はアルミフレーク顔料の粒度分
布が狭いことに特徴づけられ、粒径が揃った粒子が微細
粒子に基づく乱反射を抑制して光輝感を高めるととも
に、粗大粒子も減少し、良好な塗膜外観の形成をもたら
すことができる。この勾配nが2.5を下回ると、粒度
分布が広くなり、細粒側の粒子がアルミフレーク特有の
灰白色を強め、光輝感の低下と底濁り感を与えるうえ深
み感の低下を招くこととなる。なお、ロジン−ラムラー
線図における勾配nは2.7〜3.5の範囲が好適であ
る。
【0014】上記の粒子性状を備えるアルミフレーク顔
料は、例えば予め粒子サイズを一次分級等により選択さ
れたアトマイズアルミニウム球状粉体を、粉砕助剤、脂
肪族あるいは芳香族炭化水素系の溶剤からなる粉砕媒体
等の共存下で粉砕機により湿式粉砕処理し、湿式状態下
で篩分級したのちフィルタープレスなどにより固液分離
して得ることができる。粒子形状は、巨視的に円形ない
し丸みを帯びた偏平状を呈しており、フレーク端部に存
在する凹凸状の破断面が極めて少ないものである。
【0015】顔料B:顔料Bとしては、顔料の粒子の平
均径が0.1μm 以上で、BET比表面積が30m2/g
以下の粒子性状の着色顔料が用いられる。この着色顔料
は、不透明性が大きく、メタリック顔料やマイカ顔料な
どの光輝性顔料と併用すると着色顔料表面での反射吸収
が増大して光の透過散乱が少なくなるために、光輝性顔
料への光の到達が減少してメタリック感を低下させるこ
ととなる。本発明は、顔料Bとして、粒子の平均径を
0.1μm 以上、BET比表面積を30m2/g 以下の粒
子性状を有する着色顔料を用いることによりアルミニウ
ムの光輝感を減退させ、また塗膜に不透明感を付与する
ことができる。好ましくは、粒子の平均径が0.2〜
0.4μm 、BET比表面積12〜30m2/g のものが
用いられる。粒子の平均径の測定は、電子顕微鏡を用い
て計数法により求めた粒子径である。
【0016】この場合、輝度感の高いアルミフレーク顔
料Aと顔料Bとの配合割合を、重量比で〔A/B〕が2
/8〜5/5の割合に設定することにより、メタリック
感とソリッド感の不透明感を有し、明度低下や濁り感の
少ないソリッド調メタリック感に優れた塗膜を形成する
ことのできる塗料組成物とすることができる。この重量
比〔A/B〕が2/8を下回ると着色顔料の不透明性に
より、光輝感の高いアルミフレーク顔料を使用しても光
輝感が減退し、一方5/5を越えるとメタリク感が増大
してメタリック特有のフロップ感が強くなるためであ
る。
【0017】顔料C:顔料Cとしては、顔料の粒子の平
均径が0.1μm 未満で、BET比表面積が30m2/g
を越える粒子性状を有する透明性の顔料が用いられる。
この着色顔料は透明性が大きく、メタリック顔料やマイ
カ顔料などの光輝性顔料と併用すると着色顔料表面での
反射吸収が減少して光の透過散乱が大きくなるために、
光輝性顔料への光の到達が増大してメタリック感を強く
発現させることとなる。本発明は粒子の平均径の小さ
い、BET比表面積の大きい顔料Cを併用することによ
り光輝感の減退を抑制するものである。
【0018】これらの顔料成分は、アルミフレーク顔料
A、顔料Bおよび顔料Cの重量比、〔(A+B)/(A
+B+C)〕が0.5以上の割合となるように配合され
る。重量比が0.5未満ではメタリック感が増大してメ
タリック特有のフロップ感が強くなるためである。な
お、好ましくは0.5以上で0.95以下の範囲に設定
される。
【0019】このように本発明の塗料組成物は、光輝材
であるアルミフレーク顔料A、着色顔料である不透明性
のある顔料B、および透明性のある顔料Cの粒子性状、
ならびにそれらの配合重量比を特定範囲に設定すること
により光輝感と不透明感とを兼ね備えた、すなわち色相
として濁り感が少なく、彩度の高いソリッド調のメタリ
ック塗膜を形成することが可能となる。
【0020】上記の成分組成からなる光輝性塗膜形成用
塗料は、有機溶媒型が一般的であるが、これに限られる
ものではなく非水分散液型、水溶液型、水分散型など各
種の形態として塗料を構成することができる。塗装に際
しては、有機溶剤、水等の溶媒で塗装適性粘度に希釈し
て用いるが、製造時の固形分は30〜70重量%、塗装
時の固形分は10〜50重量%が好ましい。
【0021】本発明に係る塗膜形成方法は、被塗基材面
に上記の塗料組成物をベースコートしたのち、クリヤー
塗料をトップコートし、ベースコートおよびトップコー
トを同時に硬化させるプロセスからなる。また、本発明
の塗装物は、上記の塗料組成物あるいは塗膜形成方法に
より塗装されたものである。
【0022】塗布対象となる被塗基材は、鉄、アルミニ
ウム、銅もしくはこれらの合金を含む金属類を始めとし
て、ガラス、セメント、コンクリートなどの無機材料、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリアミド、ポリアクリル、ポリエステル、
エチレン−ポリビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート、ポリウ
レタン等の樹脂成形品および各種FRPなどのプラスチ
ック材料、木材、繊維材料などが該当する。なお、これ
ら被塗基材に予め適宜なアンダーコートやプレコート処
理を行うことは任意である。
【0023】塗装は、直接被塗基材に施すこともできる
が、例えば自動車の塗装等においては、通常表面化成処
理後に電着塗料などによる下塗り塗装および中塗り塗装
し、塗膜が硬化した後に塗装する。塗装操作は霧化式塗
装機を用い、エアスプレー塗装、静電塗装などによって
行われる。ベースコートの塗膜は10〜25μm の乾燥
膜厚範囲で形成することが好ましい。10μm 未満の膜
厚では下地隠蔽性が減退して色ムラを生ずる原因とな
る。
【0024】次いで、ベースコート上に上塗りのクリヤ
ー塗料をトップコートとして塗装する。クリヤー塗料と
しては一般に常用される透明性樹脂が使用されるが、必
要に応じ透明性を損ねない範囲で着色顔料や各種添加成
分を配合してもよい。ベースコートとトップコートは2
コート1ベーク方式により同時に硬化させて複合塗膜を
形成する。形成するトップコートの好ましい乾燥膜厚
は、30〜60μm である。
【0025】本発明の好ましい実施態様を以下に列挙す
る。 (1) 塗膜形成用樹脂100固形分重量部に、下記の顔料
成分を10〜50重量部含有してなる塗料組成物。 平均粒子径(D50) が18〜30μm 、粒子平均厚みが
0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図における勾
配nが2.5以上のアルミフレーク顔料A、 粒子の平均径が0.1μm 以上で、BET比表面積が
30m2/g 以下の顔料B、 粒子の平均径が0.1μm 未満で、BET比表面積が
30m2/g を越える顔料C、 アルミフレーク顔料Aと顔料Bとの重量比〔A/B〕
が、2/8〜5/5、 アルミフレーク顔料Aと顔料Bおよび顔料Cの重量比
〔(A+B)/(A+B+C)〕が、0.5以上。 (2) アルミフレーク顔料Aの平均粒子径(D50) が20〜
30μm 、粒子平均厚みが0.5〜1.2μm 、ロジン
−ラムラー線図における勾配nが2.6〜3.5である
塗料組成物。 (3) 顔料Bの粒子の平均径が0.2〜0.4μm 、BE
T比表面積が12〜30m2/g である塗料組成物。 (4) アルミフレーク顔料Aと顔料Bとの重量比〔A/
B〕が、2/8〜4/6である塗料組成物。 (5) アルミフレーク顔料Aと顔料Bおよび顔料Cの重量
比〔(A+B)/(A+B+C)〕が、0.5以上0.
95以下である塗料組成物。 (6) 上記(1) 〜(5) のいずれかの塗料組成物を被塗基材
面に塗布した後、クリヤー塗膜を形成する塗膜形成方
法。 (7) 上記(1) 〜(5) のいずれかの塗料組成物が塗装され
た塗装物。 (8) 上記(6) の塗膜形成方法により塗装された塗装物。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して具
体的に説明する。
【0027】実施例1〜5、比較例1〜5 (1)被塗基材の作製:リン酸亜鉛で化成処理した厚さ
0.8mmのダル鋼板基材に、カチオン電着塗料〔日本ペ
イント(株)製“パワートップU−50”〕を乾燥塗膜
が25μm になるように塗装したのち、160℃で30
分間焼付けた。この電着塗膜面に中塗り塗料として日本
ペイント(株)製“オルガS−90シーラー”を乾燥塗
膜が40μm になるようにエアスプレー塗装し、140
℃で30分間焼付け、その表面に本発明の塗料組成物を
乾燥塗膜が16〜20μm になるように塗装した。塗装
は静電塗装機(ランズバーグゲマ社製、Auto REA)を用
い霧化圧2.8Kg/cm2で行い、塗装中のブース雰囲気は
温度25℃、湿度75%に保持した。塗装後3分間セッ
ティングを施したのち、クリヤー塗膜形成用塗料を乾燥
膜厚が約35μm になるように塗装した。ついで、約1
0分間室温でセッティングしたのち、140℃で30分
間焼付けて被塗基材用の試験板を作製した。
【0028】アクリル樹脂(スチレン/メチルメタアク
リレート/エチルアクリレート/ヒドロキシエチルメタ
アクリレート/メタアクリル酸の共重合体、数平均分子
量約20000、水酸基価45、酸価15、固形分50
%)80固形分重量部、メラミン樹脂〔三井東圧化学
(株)製“ユーバン20SE”、固形分60%〕20固
形分重量部を混合して、塗膜形成用のビヒクル樹脂を作
成した。
【0029】このビヒクル樹脂100重量部に対して、
下記の顔料を異なる量比で配合して塗料組成物を調製し
た。 アルミフレーク顔料A: A1;平均粒子径(D50)20μm 、粒子平均厚み0.7
μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが3.0 A2;平均粒子径(D50)30μm 、粒子平均厚み1.0
μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが2.6 A3;平均粒子径(D50)18μm 、粒子平均厚み0.4
μm 、ロジン−ラムラー線図の勾配nが2.3 顔料B: B1;石原産業(株)製“タイペークCR−97”、粒子
の平均径0.26μm、BET比表面積14m2/g B2;BASF社製“パリオトールイエロー2140H
D”、粒子の平均径0.14μm 、BET比表面積25
m2/g B3;チバガイギー社製“イルガジンDPPレッドB
O”、粒子の平均径0.23μm 、BET比表面積17
m2/g 顔料C: C1;東洋インキ製造(株)製“リオノールグリーン6
Y”、粒子の平均径0.06μm 、BET比表面積52
m2/g C2;山陽色素(株)製“シャニンブルーG314”、粒
子の平均径0.05μm 、BET比表面積81.5m2
g
【0030】なお、顔料Bおよび顔料Cはビヒクル樹脂
中に予備混合したのち、サンドグラインダーミルにより
充分に分散処理した。このようにして調製した塗料組成
物を、試験板にウエットオンウエット方式で塗装し、1
40℃で30分間焼付けて光輝性塗膜を形成した。ま
た、クリヤー塗膜形成用塗料にはアクリル/メラミン樹
脂系クリヤー塗料〔日本ペイント(株)製“スーパーラ
ックO−100”〕を用いた。
【0031】このようにして形成した塗膜について、塗
料組成物の組成を表1(実施例)および表2(比較例)
に示した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】また、形成された塗膜を下記の判定基準に
したがって目視判定により、塗膜外観のメタリック感お
よびソリッド感を評価した。得られた評価結果を表3に
示したた。 ○ … シェード部ではソリッド感が、ハイライト部で
はメタリック感が強く得られる。 ×1 … シェード部で低彩度(濁り)、低明度。ハイラ
イト部でメタリック感が強い。 ×2 … ハイライト部でのメタリック感が充分でない。
【0035】
【表3】
【0036】表1から表3の結果から、本発明の条件を
満たす各実施例の塗料組成物により形成された塗膜は、
比較例の塗膜に比べてシェード部ではソリッド感が強
く、一方ハイライト部ではキラキラした光輝感の高い塗
膜が得られることが判る。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の塗料組成物、塗
膜形成方法および塗装物によれば、特定範囲の粒子性状
を有するアルミフレーク顔料、不透明性の顔料および透
明性の顔料を特定範囲の重量比でビヒクル樹脂中に配合
することにより、光輝感の減少が少なく、また濁りのな
い高彩度のソリッド調のメタリック塗膜を形成すること
が可能となる。したがって、光輝感と不透明性を兼ね備
えた着色塗膜形成用の塗料組成物や塗膜形成方法として
極めて有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗膜形成用樹脂100固形分重量部に、
    下記 (1)〜(5) の顔料成分10〜60重量部を含有して
    なることを特徴とする塗料組成物。 (1)平均粒子径(D50) が18〜30μm 、粒子平均厚み
    が0.5〜1.5μm 、ロジン−ラムラー線図における
    勾配nが2.5以上のアルミフレーク顔料A、(2)粒子
    の平均径が0.1μm 以上で、BET比表面積が30m2
    /g 以下の顔料B、(3)粒子の平均径が0.1μm 未満
    で、BET比表面積が30m2/g を越える顔料C、(4)
    アルミフレーク顔料Aと顔料Bとの重量比〔A/B〕
    が、2/8〜5/5、(5)アルミフレーク顔料Aと顔料
    Bおよび顔料Cの重量比〔(A+B)/(A+B+
    C)〕が、0.5以上。
  2. 【請求項2】 顔料Bが、二酸化チタン以外の着色顔料
    である請求項1記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 アルミフレーク顔料Aと顔料Bおよび顔
    料Cの重量比〔(A+B)/(A+B+C)〕が、0.
    5以上0.95以下である請求項1又は2記載の塗料組
    成物。
  4. 【請求項4】 被塗基材面に、請求項1から3記載のい
    ずれかの塗料組成物を塗布した後、クリヤー塗膜を形成
    することを特徴とする塗膜形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から3記載のいずれかの塗料組
    成物が塗装されたことを特徴とする塗装物。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の塗膜形成方法により塗装
    されたことを特徴とする塗装物。
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