JPH09323077A - プラスチック・金属積層体廃棄物からの金属回収方法 - Google Patents
プラスチック・金属積層体廃棄物からの金属回収方法Info
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- JPH09323077A JPH09323077A JP8165169A JP16516996A JPH09323077A JP H09323077 A JPH09323077 A JP H09323077A JP 8165169 A JP8165169 A JP 8165169A JP 16516996 A JP16516996 A JP 16516996A JP H09323077 A JPH09323077 A JP H09323077A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリエステル等のプラスチックとアルミニウ
ム等の金属をラミネート状に積層した包装材料、電子基
板、電線類等の廃棄物から、金属のみを酸化されないク
リーンな状態で回収することができる金属回収方法を提
供する。 【解決手段】 プラスチック・金属積層体の廃棄物i
を、金属の融点以下の温度及びプラスチックを熱分解ガ
ス化する以上の温度のガス化炉1からの生成ガスeと伝
熱面を介して間接接触7させることにより、プラスチッ
ク分を除去し金属を回収lすることを特徴とする金属回
収方法としたものであり、前記廃棄物iの生成ガスeと
の間接接触は、無酸素雰囲気下で行うか、又は含酸素ガ
ス供給下に行い、前記生成ガスは、ガス化炉1からの4
50〜700℃に加熱された固形廃棄物aの熱分解ガス
を用いる。
ム等の金属をラミネート状に積層した包装材料、電子基
板、電線類等の廃棄物から、金属のみを酸化されないク
リーンな状態で回収することができる金属回収方法を提
供する。 【解決手段】 プラスチック・金属積層体の廃棄物i
を、金属の融点以下の温度及びプラスチックを熱分解ガ
ス化する以上の温度のガス化炉1からの生成ガスeと伝
熱面を介して間接接触7させることにより、プラスチッ
ク分を除去し金属を回収lすることを特徴とする金属回
収方法としたものであり、前記廃棄物iの生成ガスeと
の間接接触は、無酸素雰囲気下で行うか、又は含酸素ガ
ス供給下に行い、前記生成ガスは、ガス化炉1からの4
50〜700℃に加熱された固形廃棄物aの熱分解ガス
を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック・金
属積層体廃棄物からの金属回収方法に係り、特にポリエ
ステル、エポキシ等のプラスチックとアルミニウム及び
鋼、銅等の金属を積層した包装材料、電線類及び銅箔を
内蔵したプラスチック積層の電子基板の廃棄物を熱処理
して、金属のみを酸化されないクリーンな状態で回収す
る方法に関する。
属積層体廃棄物からの金属回収方法に係り、特にポリエ
ステル、エポキシ等のプラスチックとアルミニウム及び
鋼、銅等の金属を積層した包装材料、電線類及び銅箔を
内蔵したプラスチック積層の電子基板の廃棄物を熱処理
して、金属のみを酸化されないクリーンな状態で回収す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種レトルト食品やハミガキ薬チ
ューブ等のラミネート包装材やビール、ジュース等の飲
料缶、食料缶、並びに電子計算機、制御機用電子基板の
普及に伴い、容器製造や基板工程において発生する切断
片等の廃棄物が大量に発生し、また、それら容器や電子
機器の使用後廃棄物の大量発生に伴ない、その処理に困
窮している。この種の包装材料には高品位のアルミニウ
ムが用いられることが多く、また、電子用基板には、高
品位の銅箔が用いられており、これらの大半は現在埋め
立て処分に付されており、その有効利用が強く望まれて
いる。従って、プラスチック分のみを熱処理により除去
する一方、金属を高品位を保ったままの状態で回収して
リサイクル利用すれば、資源の有効利用もしくは廃棄物
量の低減の上から大いに有効である。ポリエステル、エ
ポキシ等のプラスチックとアルミニウムや鋼、銅をラミ
ネート状に積層した包装材料、缶材、基板材等の廃棄物
を燃焼して、アルミニウム等の金属のみを回収しようと
する試みがあるが、酸化雰囲気で燃焼させるため金属の
一部が酸化されるという問題があった。また、燃焼のた
めに大量の空気を供給すると、薄い箔状の金属は、燃焼
排ガスに同伴して舞い上がり、煙道やガス処理装置の内
部に堆積するといった問題もあった。
ューブ等のラミネート包装材やビール、ジュース等の飲
料缶、食料缶、並びに電子計算機、制御機用電子基板の
普及に伴い、容器製造や基板工程において発生する切断
片等の廃棄物が大量に発生し、また、それら容器や電子
機器の使用後廃棄物の大量発生に伴ない、その処理に困
窮している。この種の包装材料には高品位のアルミニウ
ムが用いられることが多く、また、電子用基板には、高
品位の銅箔が用いられており、これらの大半は現在埋め
立て処分に付されており、その有効利用が強く望まれて
いる。従って、プラスチック分のみを熱処理により除去
する一方、金属を高品位を保ったままの状態で回収して
リサイクル利用すれば、資源の有効利用もしくは廃棄物
量の低減の上から大いに有効である。ポリエステル、エ
ポキシ等のプラスチックとアルミニウムや鋼、銅をラミ
ネート状に積層した包装材料、缶材、基板材等の廃棄物
を燃焼して、アルミニウム等の金属のみを回収しようと
する試みがあるが、酸化雰囲気で燃焼させるため金属の
一部が酸化されるという問題があった。また、燃焼のた
めに大量の空気を供給すると、薄い箔状の金属は、燃焼
排ガスに同伴して舞い上がり、煙道やガス処理装置の内
部に堆積するといった問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題を解決し、ポリエステル等のプラスチックとアルミニ
ウム等の金属をラミネート状に積層した包装材料、缶
材、電線、基板材等の廃棄物から、金属のみを酸化され
ないクリーンな状態で回収することができる金属回収方
法を提供することを課題とする。
題を解決し、ポリエステル等のプラスチックとアルミニ
ウム等の金属をラミネート状に積層した包装材料、缶
材、電線、基板材等の廃棄物から、金属のみを酸化され
ないクリーンな状態で回収することができる金属回収方
法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、プラスチック・金属積層体の廃棄物
を、金属の融点以下の温度及びプラスチックを熱分解ガ
ス化する以上の温度のガス化炉からの生成ガスと、伝熱
面を介して間接接触させることにより、プラスチック分
を除去し金属を回収することを特徴とする金属回収方法
としたものである。前記方法において、廃棄物と生成ガ
スとの間接接触は、無酸素雰囲気下で行われるか、又は
含酸素ガス供給下で行い、前記金属としてはアルミニウ
ム、鋼、銅、他の積層体を構成する金属が使用でき、ま
た、前記ガス化炉は、固形廃棄物を原料とし、前記生成
ガスは該ガス化炉からの450〜700℃に加熱された
ガスが使用でき、そして、金属の回収は、排出した金属
とプラスチックの分解生成物である炭化物との混合物を
篩分けすることにより行うことができる。また、プラス
チック・金属積層体と間接接触して生成したガスは、プ
ラスチックのガス化分解生成物を含有しているため、ガ
ス化炉からの生成ガスと共に後段の燃焼炉で燃焼させる
のがよい。燃焼炉では、1200〜1400℃で燃焼
し、灰分を溶融スラグ化して燃焼炉の炉底より排出する
のがよく、また、燃焼炉は、旋回式溶融炉を用いるのが
よい。
に、本発明では、プラスチック・金属積層体の廃棄物
を、金属の融点以下の温度及びプラスチックを熱分解ガ
ス化する以上の温度のガス化炉からの生成ガスと、伝熱
面を介して間接接触させることにより、プラスチック分
を除去し金属を回収することを特徴とする金属回収方法
としたものである。前記方法において、廃棄物と生成ガ
スとの間接接触は、無酸素雰囲気下で行われるか、又は
含酸素ガス供給下で行い、前記金属としてはアルミニウ
ム、鋼、銅、他の積層体を構成する金属が使用でき、ま
た、前記ガス化炉は、固形廃棄物を原料とし、前記生成
ガスは該ガス化炉からの450〜700℃に加熱された
ガスが使用でき、そして、金属の回収は、排出した金属
とプラスチックの分解生成物である炭化物との混合物を
篩分けすることにより行うことができる。また、プラス
チック・金属積層体と間接接触して生成したガスは、プ
ラスチックのガス化分解生成物を含有しているため、ガ
ス化炉からの生成ガスと共に後段の燃焼炉で燃焼させる
のがよい。燃焼炉では、1200〜1400℃で燃焼
し、灰分を溶融スラグ化して燃焼炉の炉底より排出する
のがよく、また、燃焼炉は、旋回式溶融炉を用いるのが
よい。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明を詳細に説明する。
本発明では、プラスチック・金属積層体廃棄物、例え
ば、包装材料の廃棄物と、所定温度に制御したガス化
炉、好ましくは流動層ガス化炉からの生成ガスと伝熱面
を介して間接接触させることにより、プラスチック分の
みが熱分解ガス化され、残った金属は酸化されないクリ
ーンな状態で回収される。具体的には、ガス化炉からの
高温の生成ガスの排出路に設けたプラスチック加熱分解
機中に、予め細かく切断しておいたプラスチック・金属
積層体廃棄物を、空気を断った状態で定量供給すること
により、高温の生成ガスにより伝熱面を介して間接加熱
され、プラスチック分は無酸素下で熱分解ガス化され、
ガス/タールといった気体成分と固体の炭化物粒子にな
る。プラスチックが熱分解することにより生ずる熱分解
ガスは、加熱分解機から抜き出されたガス化炉由来の生
成ガスと共に後段の燃焼炉に送られて燃焼され、固体の
炭化物粒子は金属箔とともに系外に排出後、篩分けによ
り粗大な金属箔が、微粒の炭化物から分離され回収され
る。
本発明では、プラスチック・金属積層体廃棄物、例え
ば、包装材料の廃棄物と、所定温度に制御したガス化
炉、好ましくは流動層ガス化炉からの生成ガスと伝熱面
を介して間接接触させることにより、プラスチック分の
みが熱分解ガス化され、残った金属は酸化されないクリ
ーンな状態で回収される。具体的には、ガス化炉からの
高温の生成ガスの排出路に設けたプラスチック加熱分解
機中に、予め細かく切断しておいたプラスチック・金属
積層体廃棄物を、空気を断った状態で定量供給すること
により、高温の生成ガスにより伝熱面を介して間接加熱
され、プラスチック分は無酸素下で熱分解ガス化され、
ガス/タールといった気体成分と固体の炭化物粒子にな
る。プラスチックが熱分解することにより生ずる熱分解
ガスは、加熱分解機から抜き出されたガス化炉由来の生
成ガスと共に後段の燃焼炉に送られて燃焼され、固体の
炭化物粒子は金属箔とともに系外に排出後、篩分けによ
り粗大な金属箔が、微粒の炭化物から分離され回収され
る。
【0006】あるいは、上記プラスチック加熱分解機に
空気を供給することにより、細断したプラスチック・金
属積層体廃棄物のプラスチック分は、部分的に燃焼して
熱分解ガス化され、ガス/タールの気体成分となる。こ
の場合、チャーはガス化されてCOもしくはCO2 とな
るため、分離する金属中にはほとんど混らない。従っ
て、金属箔のみが系外に排出され回収される。本発明の
ガス化炉が流動層炉である場合は、流動媒体として硅
砂、オリビン砂等の砂、アルミナ、ドロマイト、石灰石
等を用いることができる。前記流動層ガス化炉では空
気、酸素富活空気、酸素+スチームの中から適宜選択し
て、ガス化炉に供給し、450〜700℃で一次燃焼を
行う。そして、本発明では、前記の一次燃焼で得られた
生成ガスをプラスチック加熱分解機に導入して、細断し
たプラスチック・金属積層体と伝熱面を介して間接接触
させる。例えば、金属としてアルミニウムを回収するた
めには、生成ガスの温度をアルミの融点である660℃
より低くすればよい。
空気を供給することにより、細断したプラスチック・金
属積層体廃棄物のプラスチック分は、部分的に燃焼して
熱分解ガス化され、ガス/タールの気体成分となる。こ
の場合、チャーはガス化されてCOもしくはCO2 とな
るため、分離する金属中にはほとんど混らない。従っ
て、金属箔のみが系外に排出され回収される。本発明の
ガス化炉が流動層炉である場合は、流動媒体として硅
砂、オリビン砂等の砂、アルミナ、ドロマイト、石灰石
等を用いることができる。前記流動層ガス化炉では空
気、酸素富活空気、酸素+スチームの中から適宜選択し
て、ガス化炉に供給し、450〜700℃で一次燃焼を
行う。そして、本発明では、前記の一次燃焼で得られた
生成ガスをプラスチック加熱分解機に導入して、細断し
たプラスチック・金属積層体と伝熱面を介して間接接触
させる。例えば、金属としてアルミニウムを回収するた
めには、生成ガスの温度をアルミの融点である660℃
より低くすればよい。
【0007】以下、図面を用いて本発明を具体的に説明
する。図1は、本発明の金属回収方法を適用した燃焼装
置の全体構成図であり、図2は図1のプラスチック加熱
分解機の拡大図である。図1及び図2において、1はガ
ス化炉、2は流動層、3は断気ダンバ(定量供給、抜き
出し装置)、4は積層体廃棄物の供給、排出用断気ダン
バ、5は振動篩、6は砂搬送エレベータ、7はプラスチ
ック加熱分解機、8は破砕原料送りコンベア、9は振動
篩、10は旋回式溶融炉、11は一次燃焼室、12は二
次燃焼室、13はスラグ分離部、14は加熱チューブで
ある。
する。図1は、本発明の金属回収方法を適用した燃焼装
置の全体構成図であり、図2は図1のプラスチック加熱
分解機の拡大図である。図1及び図2において、1はガ
ス化炉、2は流動層、3は断気ダンバ(定量供給、抜き
出し装置)、4は積層体廃棄物の供給、排出用断気ダン
バ、5は振動篩、6は砂搬送エレベータ、7はプラスチ
ック加熱分解機、8は破砕原料送りコンベア、9は振動
篩、10は旋回式溶融炉、11は一次燃焼室、12は二
次燃焼室、13はスラグ分離部、14は加熱チューブで
ある。
【0008】次に図1の各構成を具体的に説明すると、
1は積層体廃棄物以外の可燃物を大量に処理するための
流動層ガス化炉で、炉底の断気ダンパー3から流動媒体
である砂と粗大不燃物が連続排出され、排出された砂と
粗大不燃物は、振動篩5に供給され、細かな砂と粗大な
不燃物とに分別される。分別された砂は、砂搬送エレベ
ータ6により、ガス化炉1に循環される。一方、流動層
ガス化炉1の下方からは、一次空気bが送入されて砂の
流動層2を形成し、流動層2の上方に投入された可燃物
aを、450〜700℃にて速やかに熱分解ガス化す
る。ガス化に伴い、ガス、タール、炭化物が生成し、炭
化物は流動層2の攪乱運動により微粉砕されてチャーと
なり、生成ガスに同伴されてガス化炉1から排出され
る。また、生成ガスの温度を調節するために、ガス化炉
には二次空気cの送入口が設置され、生成ガスの温度が
低い場合は二次空気を吹き込んで部分燃焼させて温度を
上昇させることができる。
1は積層体廃棄物以外の可燃物を大量に処理するための
流動層ガス化炉で、炉底の断気ダンパー3から流動媒体
である砂と粗大不燃物が連続排出され、排出された砂と
粗大不燃物は、振動篩5に供給され、細かな砂と粗大な
不燃物とに分別される。分別された砂は、砂搬送エレベ
ータ6により、ガス化炉1に循環される。一方、流動層
ガス化炉1の下方からは、一次空気bが送入されて砂の
流動層2を形成し、流動層2の上方に投入された可燃物
aを、450〜700℃にて速やかに熱分解ガス化す
る。ガス化に伴い、ガス、タール、炭化物が生成し、炭
化物は流動層2の攪乱運動により微粉砕されてチャーと
なり、生成ガスに同伴されてガス化炉1から排出され
る。また、生成ガスの温度を調節するために、ガス化炉
には二次空気cの送入口が設置され、生成ガスの温度が
低い場合は二次空気を吹き込んで部分燃焼させて温度を
上昇させることができる。
【0009】ガス化炉から排出された生成ガスeはプラ
スチック加熱分解機7に導入される。プラスチック加熱
分解機7は図2にその拡大図が示されるように、生成ガ
スeの流路中に設置されたシェル・アンド・チューブ式
熱交換チューブ14内に、プラスチック・金属積層物の
破砕物iが供給装置の断気ダンパー4により供給され、
生成ガスeにより間接的に加熱されて、プラスチック分
のみが熱分解ガス化されながら、チューブ14内に設け
られた破砕原料送りコンベア8により移動する。金属と
チャー等が抜き出し用の断気ダンパ4により排出され
る。排出された金属分とチャーを含む固体は、振動篩9
で粗大な金属lが分離され、リサイクル可能なクリーン
な性状で回収され、一方チャーを含む微細固体分は、チ
ャー搬送空気jにより同伴させて旋回式溶融炉10の一
次燃焼室11に導入される。
スチック加熱分解機7に導入される。プラスチック加熱
分解機7は図2にその拡大図が示されるように、生成ガ
スeの流路中に設置されたシェル・アンド・チューブ式
熱交換チューブ14内に、プラスチック・金属積層物の
破砕物iが供給装置の断気ダンパー4により供給され、
生成ガスeにより間接的に加熱されて、プラスチック分
のみが熱分解ガス化されながら、チューブ14内に設け
られた破砕原料送りコンベア8により移動する。金属と
チャー等が抜き出し用の断気ダンパ4により排出され
る。排出された金属分とチャーを含む固体は、振動篩9
で粗大な金属lが分離され、リサイクル可能なクリーン
な性状で回収され、一方チャーを含む微細固体分は、チ
ャー搬送空気jにより同伴させて旋回式溶融炉10の一
次燃焼室11に導入される。
【0010】また、プラスチック加熱分解機7の熱交換
チューブから排出されるプラスチック分由来の熱分解ガ
スは、加熱分解機7から排出された生成ガスeと一緒に
されて、旋回式溶融炉10の一次燃焼室11に導入され
る。この際ガス化炉1からの生成ガスは、チャーfのみ
を分離して加熱分解機7に導入でき、分離したチャーf
は直接一次燃焼室に導入するようにしてもよい。旋回式
溶融炉10の一次燃焼室11に供給された生成ガスeと
チャーfは、予熱された三次空気であるチャー空気混合
物kと旋回流中で混合しながら、1200〜1400℃
で高速燃焼する。燃焼は次の二次燃焼室12で完結し、
燃焼排ガスgはスラグ分離部13から排出される。チャ
ーに含まれる灰分は高温のためにスラグミストとなり、
旋回流の遠心力により一次燃焼室11の炉壁上の溶融ス
ラグ相に捕捉され、炉壁を流れ下って二次燃焼室12に
入り、スラグ分離部13の底部より排出される。なお、
旋回式溶融炉10を出た燃焼排ガスgは、廃熱ボイラ、
節炭器、空気予熱器といった一連の熱回収装置を経て大
気放出される。
チューブから排出されるプラスチック分由来の熱分解ガ
スは、加熱分解機7から排出された生成ガスeと一緒に
されて、旋回式溶融炉10の一次燃焼室11に導入され
る。この際ガス化炉1からの生成ガスは、チャーfのみ
を分離して加熱分解機7に導入でき、分離したチャーf
は直接一次燃焼室に導入するようにしてもよい。旋回式
溶融炉10の一次燃焼室11に供給された生成ガスeと
チャーfは、予熱された三次空気であるチャー空気混合
物kと旋回流中で混合しながら、1200〜1400℃
で高速燃焼する。燃焼は次の二次燃焼室12で完結し、
燃焼排ガスgはスラグ分離部13から排出される。チャ
ーに含まれる灰分は高温のためにスラグミストとなり、
旋回流の遠心力により一次燃焼室11の炉壁上の溶融ス
ラグ相に捕捉され、炉壁を流れ下って二次燃焼室12に
入り、スラグ分離部13の底部より排出される。なお、
旋回式溶融炉10を出た燃焼排ガスgは、廃熱ボイラ、
節炭器、空気予熱器といった一連の熱回収装置を経て大
気放出される。
【0011】上記において、プラスチック加熱分解器7
の熱交換チューブ14に、制御された空気15を送入す
ることも可能である。これにより、該プラスチック、ア
ルミニウム等積層体廃棄物のプラスチックは部分燃焼す
ることにより、炭化物の熱分解ガス化が促進される。空
気15の供給により、プラスチック熱分解ガス化プロセ
スの円滑簡素化を図ることが可能となる。プラスチック
加熱分解機7の熱交換チューブ14内では、送り込まれ
た空気15中の酸素により、プラスチックの部分酸化反
応が起きるが、層内は還元雰囲気に保たれているので、
金属は酸化されない状態で取り出すことができる。
の熱交換チューブ14に、制御された空気15を送入す
ることも可能である。これにより、該プラスチック、ア
ルミニウム等積層体廃棄物のプラスチックは部分燃焼す
ることにより、炭化物の熱分解ガス化が促進される。空
気15の供給により、プラスチック熱分解ガス化プロセ
スの円滑簡素化を図ることが可能となる。プラスチック
加熱分解機7の熱交換チューブ14内では、送り込まれ
た空気15中の酸素により、プラスチックの部分酸化反
応が起きるが、層内は還元雰囲気に保たれているので、
金属は酸化されない状態で取り出すことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、ポリエステル等のプラスチッ
クとアルミニウム等の金属をラミネート状に積層した包
装材料の廃棄物の外、電子基板廃棄物、廃電線等のプラ
スチックの金属積層体を、金属の融点より低い媒体と間
接的に接触することにより熱分解ガス化し、金属のみを
酸化されないクリーンなすなわちリサイクル可能な状態
で回収する方法を提示するものである。本発明の適用に
より、プラスチック・金属積層体廃棄物より金属を高品
位に保ったままの状態で回収出来ることは、資源の有効
利用もしくは廃棄物投棄量の低減の上から大いに有効で
ある。
クとアルミニウム等の金属をラミネート状に積層した包
装材料の廃棄物の外、電子基板廃棄物、廃電線等のプラ
スチックの金属積層体を、金属の融点より低い媒体と間
接的に接触することにより熱分解ガス化し、金属のみを
酸化されないクリーンなすなわちリサイクル可能な状態
で回収する方法を提示するものである。本発明の適用に
より、プラスチック・金属積層体廃棄物より金属を高品
位に保ったままの状態で回収出来ることは、資源の有効
利用もしくは廃棄物投棄量の低減の上から大いに有効で
ある。
【図1】本発明の金属回収方法を適用した燃焼装置の全
体構成図。
体構成図。
【図2】図1のプラスチック加熱分解機の拡大図。
1:流動床燃焼炉、2:流動層部、3:断気ダンバ−、
4:断気ダンバ−、5:振動篩、6:砂搬送エレベー
タ、7:プラスチック加熱分解機、8:破砕原料送りコ
ンベア、9:振動篩、10:旋回式溶融炉、11:一次
燃焼室、12:二次燃焼室、13:スラグ分離部、1
4:熱交換チューブ、15:空気、a:廃棄物、b:一
次空気、c:二次空気、d:不燃物、e:生成ガス、
f:チャー、g:燃焼排ガス、h:スラグ、i:積層体
廃棄物、j:チャー搬送空気、k:チャーを含む三次空
気、l:回収金属
4:断気ダンバ−、5:振動篩、6:砂搬送エレベー
タ、7:プラスチック加熱分解機、8:破砕原料送りコ
ンベア、9:振動篩、10:旋回式溶融炉、11:一次
燃焼室、12:二次燃焼室、13:スラグ分離部、1
4:熱交換チューブ、15:空気、a:廃棄物、b:一
次空気、c:二次空気、d:不燃物、e:生成ガス、
f:チャー、g:燃焼排ガス、h:スラグ、i:積層体
廃棄物、j:チャー搬送空気、k:チャーを含む三次空
気、l:回収金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 多喜夫 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 プラスチック・金属積層体の廃棄物を、
金属の融点以下の温度及びプラスチックを熱分解ガス化
する以上の温度のガス化炉からの生成ガスと、伝熱面を
介して間接接触させることにより、プラスチック分を除
去し金属を回収することを特徴とする金属回収方法。 - 【請求項2】 前記廃棄物のプラスチック分の除去が、
無酸素雰囲気下で行われるか、又は含酸素ガス供給下で
行われることを特徴とする請求項1記載の金属回収方
法。 - 【請求項3】 前記金属が、アルミニウム、鋼、銅、他
の積層体を構成する金属である請求項1又は2記載の金
属回収方法。 - 【請求項4】 前記ガス化炉は、固形廃棄物を原料とす
ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の金属回収
方法。 - 【請求項5】 前記生成ガスは、前記ガス化炉からの4
50〜700℃に加熱されたガスであることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか1項記載の金属回収方法。 - 【請求項6】 前記金属の回収は、排出した金属とプラ
スチックの分解生成物との混合物を篩分けすることによ
り行うことを特徴とする請求項1記載の金属回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165169A JPH09323077A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | プラスチック・金属積層体廃棄物からの金属回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165169A JPH09323077A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | プラスチック・金属積層体廃棄物からの金属回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323077A true JPH09323077A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15807176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8165169A Pending JPH09323077A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | プラスチック・金属積層体廃棄物からの金属回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323077A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998053108A1 (en) * | 1997-05-16 | 1998-11-26 | Seghers Better Technology Group | Fluidised bed method for the recovery of metal from organics-containing metal waste |
| US6875317B1 (en) | 1999-03-03 | 2005-04-05 | Jiro Toyoda | Waste treating method |
| CN115899706A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-04-04 | 安化县泰森循环科技有限公司 | 一种连续式废锂电池无氧碳化热解炉 |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP8165169A patent/JPH09323077A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998053108A1 (en) * | 1997-05-16 | 1998-11-26 | Seghers Better Technology Group | Fluidised bed method for the recovery of metal from organics-containing metal waste |
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| CN115899706A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-04-04 | 安化县泰森循环科技有限公司 | 一种连续式废锂电池无氧碳化热解炉 |
| CN115899706B (zh) * | 2022-12-05 | 2024-02-06 | 安化县泰森循环科技有限公司 | 一种连续式废锂电池无氧碳化热解炉 |
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