JPH09323094A - 廃油水処理方法及びその方法を用いた廃油水処理装置 - Google Patents

廃油水処理方法及びその方法を用いた廃油水処理装置

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JPH09323094A
JPH09323094A JP16692396A JP16692396A JPH09323094A JP H09323094 A JPH09323094 A JP H09323094A JP 16692396 A JP16692396 A JP 16692396A JP 16692396 A JP16692396 A JP 16692396A JP H09323094 A JPH09323094 A JP H09323094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油水処理槽において廃油水中の油分をバクテ
リアによって短時間に高効率に処理排出する方法及びそ
の方法を実施するための処理装置を提供する。 【解決手段】 水位を基準に流れ方向を上下所定高さで
複数に分割する仕切7を有し最下流に処理水排出口8を
備えた油水処理槽1を設け、廃油水Gをその油水処理槽
1へと導く液送管2の途中に油脂分解バクテリアBを混
合したバクテリア混合水Wを蓄える水槽3を設けて、そ
の水槽3からバクテリア混合水Wを前記液送管2内に自
動的に供給する供給手段4を備える。そして、前記液送
管2の供給手段4の下流の途中に強磁界交番磁極6を有
する磁気管5を連結してその磁気管5中をバクテリア混
合油水Aが通過するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食料理店や食品
工場において発生する油脂分を多く含んだ廃液を微生物
学的に処理する方法及びその方法を実施するための処理
装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】飲食料理店、食品工場、病院や学校の調
理室などにおいて大量に発生する油脂分を多く含んだ廃
液は、なんの処理もしないで排水管にそのまま流すと油
粒子が集合(スカム化)し、他のごみを取り込んで管壁
に付着して固まり、排水管を詰らせてしまう問題が起こ
る。またその油脂分は汚水処理場での汚水の浄化処理を
困難とさせ、汚水浄化処理能力を大幅に減殺してしま
う。そのため廃液の発生源近くに油水分離槽(グリ−ス
トラップ)などを設けて、決められた排水基準の数値を
クリア−するまで油脂分の取除き処理をして排出するよ
うに規制、指導されている。
【0003】これまでの油水分離槽における油分の処理
方法は、油水廃液を排水路から直接油水分離槽に流し込
み、その油水分離槽に一旦滞留させて比重の異なる油と
水とを分離させ、その比重が軽い浮き上がった油脂分の
塊り(スカム)を汲み出して、排水基準にまで油水中の
油脂分の混合率を減少させて排出する方法が一般的に行
なわれている。この油水分離によるものは、油と水の分
離処理に時間が掛る上に、分離された油脂分を随時バキ
ュ−ム等で汲み上げて廃棄しなければならず、この廃棄
物の処理についても焼却処理が必要で、埋め立てすると
環境に影響を及ぼすおそれがある。また汲み上げをしな
いと油水が未処理のまま槽内から溢れ出してしなうなど
の問題が残される。さらに、油水分離槽内には油脂分の
強烈な悪臭が発生し、市販の脱臭剤などでは対処できな
い程である。
【0004】そこで、微生物学的処理によって油脂分を
無害な物質(水、炭酸ガス、生物細胞、生物エネルギ−
など)に分解処理しようとする処理装置の提案もなされ
ている。しかし、これまでの油水分離槽では、油分が油
水分離槽の水位上表面に凝固してしまうので微生物の付
着面積が極めて少なく、効率的に微生物が活躍できる環
境ではなかったことと、分解できる微生物の数を短時間
で多量に増殖させることが困難であったので、廃油水の
排出量に較べて油分分解能力が極めて低く殆ど効果をあ
げることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、油水処理槽において、油分の固化
(スカム化)を防止して油分を軟質状態にすることによ
って油分に対する微生物の付着面積を大きくし、また分
解能力のある微生物の数を短時間で多量に増殖させて微
生物学的分解処理を短時間に効果的に行なえるように
し、あわせて発生する悪臭も除去することが可能な廃油
水の処理方法及びその方法を実施するための効率的な処
理装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の廃油水処理方法は、数十分間水に混合した
油脂分解バクテリアを廃油水に投入し、その廃油水を強
磁界交番磁極中を通過させて微生物学的油水処理槽に流
し込み、その油水処理槽に滞留中の短時間に油脂分解バ
クテリアによって油分を分解処理してその処理水を排出
できるようにしたものである。
【0007】また、前記処理方法を実施するための廃油
水処理装置は、水位を基準に流れ方向を上下所定高さで
複数に分割する仕切7を有し最下流に処理水排出口8を
備えた油水処理槽1を設け、廃油水Gをその油水処理槽
1へと導く液送管2の途中に油脂分解バクテリアBを混
合したバクテリア混合水Wを蓄える水槽3を設けて、そ
の水槽3からバクテリア混合水Wを前記液送管2内に供
給する供給手段4を備え、前記液送管2の供給手段4の
下流の途中に強磁界交番磁極6を有する磁気管5を連結
してその磁気管5中をバクテリア混合油水Aが通過する
ようにして構成するものである。
【0008】さらに、前記磁気管5の強磁界交番磁極6
から発生する強磁力を、約1000ガウス以上にするも
のである。
【0009】さらにまた、前記油水処理槽1の底部内に
散気管9を設けて気泡を注入できるようにしたものであ
る。
【0010】また、前記油水処理槽1内にオゾン発生器
10によりオゾンを注入できるようにしたものである。
【0011】さらに、前記油水処理槽1内にセラミック
製触媒11を投入して成るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明に先き立ち、本発明者
は、油水の送液中に強力な磁力線を与えると油脂分が軟
化することと、送液中に強力な磁力線を与えると油脂分
解バクテリアが活性化して多量に増殖することをことを
発見した。そこで、二つの方法を組み合わせれば効果的
に廃油水の処理ができるであろうとの信念から実験を繰
返し、これまで困難であった油水廃液の極めて効果的な
処理法を完成したものである。この方法は以下の実施例
以外にも廃油水に関する各種処理装置に広範に応用して
用いることも可能である。
【0013】以下本発明の廃油水の処理技術について説
明する。本発明の廃油水処理方法は、数十分間水に混合
した油脂分解バクテリアを廃油水に投入し、その廃油水
を強磁界交番磁極中を通過させて微生物学的油水処理槽
に流し込み、その油水処理槽に滞留中の短時間に油脂分
解バクテリアによって油分を分解処理してその処理水を
排出できるようにする。油脂分解バクテリア含有廃油水
の送液を強磁界交番磁極中を通過させすると油脂分がス
カムとならずゼリ−状になり、同時に微生物も活性化し
て多量に増殖する。そして油水処理槽中において軟かい
油脂分を、多量に増殖した油脂分解バクテリアによって
短時間で分解処理させる。
【0014】油脂分解バクテリアによる油分分解過程
は、(1)油分を乳状化する、(2)油分を細胞内への
取込む、(3)油分を生物学的分解する、の三段階から
成る。油分は、植物性及び動物性脂質から成り、脂質は
エステル化された脂肪酸及びグリセリンで構成される非
水溶性化合物である。この油分はバクテリア細胞内へ取
り込まれると、酵素(リパ−ゼ)により遊離脂肪酸とグ
リセリンに分解され、さらに酢酸に分解されて細胞質形
成や各種エネルギ−に消費される。そして、最終的に
は、呼吸生物ではNO3、CO2、H2Oに、発酵生物で
は短鎖状酸類(酢酸等)又はプロピオン(刺激臭のある
液体)になる。
【0015】本発明は、磁力線を与えて油脂分が軟化す
ることによって油分の乳状化を促進し、油脂分解バクテ
リアを短時間に増殖させて大量の油脂分解バクテリアで
油分を細胞内への取り込み量を飛躍的に増加させて短時
間で一気に処理して最終的には油分を分解消滅させる。
【0016】次に、上記方法による本発明の廃油水処理
装置を図で説明する。本発明は、図1に示すように、水
位を基準に流れ方向を上下所定高さで複数に分割する仕
切7を有し最下流に処理水排出口8を備えた油水処理槽
1を設ける。前記油水処理槽1の底部内に送風機12と
接続させた散気管9を配設し気泡を注入できるように
し、またオゾン発生器10を設置して発生したオゾンガ
スを前記油水分離槽1内に注入する。オゾン混合量は
0.3ppm程度にする。悪臭の元はアンモニアと硫化
水素ガスであり、オゾンガス(O3)によって酸化され
無臭化される。さらに前記油水処理槽1内に砂粒状にし
たセラミック製触媒11を投入する。その触媒で悪臭を
除去し、またトリハロメタン等の有機ハロゲン化合物を
分解処理する。
【0017】そして廃油水Gをその油水処理槽1へと導
く液送管2の途中に油脂分解バクテリアBを混合した油
脂分解バクテリア混合水Wを蓄える20リットル容量の
水槽3を設ける。その水槽3には18リットルの水道水
を入れ、油脂分解バクテリアを300g混合する。そし
て、その水槽3から油脂分解バクテリア混合水Wを前記
液送管2内に自動的に供給する点滴式の供給手段4を備
える。
【0018】その供給手段4からの供給は内蔵タイマ−
によって、1回15分づつ1日8回のペ−スに設定して
行なう。18リットルの量の場合には約1ヵ月間供給を
続けることができる。前記液送管2の自動的な供給手段
4の下流の途中に約1000ガウスの強磁界交番磁極6
を有する磁気管5を連結してその磁気管5中をバクテリ
ア混合油水Aが通過するようにして構成する。
【0019】前記強磁界交番磁極6を有する磁気管5を
詳しく説明すると、図2の(イ)及び(ロ)に示すよう
に、50mm径で長さ1mの塩ビ管を用いて、その表面
に径方向60度の等角度間隔で長さ方向に60度傾斜さ
せて50mm間隔に300ガウスの永久磁石を磁極(N
極とS極)を表裏及び前後交番させて付着して構成す
る。この磁気管5内部を計測すると約1000ガウスで
あった。バクテリア混合油水Aが磁気管5を通過する時
間は磁気管5の傾斜の程度や流す量等によって異なる
が、本装置では傾斜勾配は5度とした場合に2秒間程度
であった。
【0020】
【実験例1】油脂分解バクテリアBの磁力線の影響につ
いて実験の装置は二つを作りその比較実験をした。その
一つ(イ)は、油脂分解バクテリアを混合したバクテリ
ア混合水を蓄える水槽を設けて、その水槽の斜下方にも
う一つの水槽を設置して、下の水槽の流れ込み直前に約
1000ガウスの強磁界交番磁極を有する磁気管5を連
結し、この磁気管5と上の水槽とを液送管で連結したも
のである。別の一つ(ロ)は、油脂分解バクテリアを混
合したバクテリア混合水を蓄える水槽を設けて、その水
槽の斜下方にもう一つの水槽を設置して両者を液送管で
連結したものである。
【0021】そして、油脂栄養分混合フリ−ズドライバ
クテリア300gを18Lの30゜Cの水のなかに20
分おいた後に、磁気管5あり(イ)と磁気管5なし
(ロ)とに流して下の水槽内に滞留させた。そして、流
して30分置きに下の水槽内からサンプリングして顕微
鏡観察をした。その結果下記表1に示すようであった。
この試験に供した油脂栄養分混合フリ−ズドライバクテ
リアは、A社のバクテリアA、B社のバクテリアB、C
社のバクテリアCであり、それら3種類を試験した。
【0022】そして、下の水槽内に流入した直後の3分
後にサンプリングして顕微鏡観察をしたところ、図3の
(イ)と(ロ)に示すように、(イ)には磁力線の影響
でバクテリアの球状バクテリアは小粒になったが増殖
し、棒状バクテリアは増殖するとともに活発に動き回り
約倍に固体数が増したことが確認された。しかし、
(ロ)のバクテリアには増殖に変化がなかった。これに
よって磁力線を受けた直後から短時間にバクテリアが活
性化することが確認された。
【0023】
【表1】 バクテリアの混合直後の数を基準とした経時増殖率(単位:倍) [(イ):磁気管5あり、(ロ):磁気管5なし] バクテリアA バクテリアB バクテリアC (イ) (ロ) (イ) (ロ) (イ) (ロ) 30分後 3 2 3 2 1.8 1.5 60分後 10 4 9 4 3 2 90分後 25 8 22 8 4 3
【0024】上記表1に示されるように、いずれも
(イ)磁気管5ありの方は増加が大きいが、(ロ)磁気
管5なしの方は増加が少ないので磁力線によって増殖が
促進されることが確認された。そして、バクテリアA、
バクテリアB、バクテリアCの順に磁力線の影響が表
れ、バクテリアの種類によっても差があることがわかっ
た。また、さらに試験を続けた結果、磁気管5を通過さ
せたものでも3時間経過以降は徐々に増殖率が低下し、
6時間経過後は30分で倍増するペ−スに戻った。した
がって磁力線による増殖促進効果をさらに長時間持続さ
せることはできないことも確認された。3時間後の比較
をすると、磁力線を与えないと約64倍に、磁力線を与
えると約730倍にバクテリアが増殖する計算である。
【0025】またバクテリアが増殖には図4及び図5に
示すように水温とpHが影響するが、磁力線によって水
温やpHが変化することはなかった。前記図4及び図5
は、油脂栄養分混合フリ−ズドライバクテリア300g
を18Lの水道水の中に混合し、水温とpHを段階的に
設定して、磁気管5を通過させて60分後に顕微鏡目視
によってバクテリアの個体数の増加の程度を調べたもの
である。水道水に混合した直後は400倍率の顕微鏡視
界に5〜10個(図3の(ロ)程度)であったものが、
図4に示すように、pH7で約30倍に増加した。ま
た、図5に示すように、温度30゜Cまで増加し約30
倍程度の増加に達して一定となり徐々に低下していく傾
向があった。
【0026】
【実験例2】油脂栄養分混合フリ−ズドライバクテリア
300gを18Lの30゜Cの水のなかに20分混ぜ置
いた後に、その水槽内に永久磁石を没入したものと、没
入しないものとを比較観察した。その結果、増殖率の差
は殆どなかった。このことは、単に磁力線が存在しても
バクテリアには影響しないとの結論を与えるものであっ
た。
【0027】
【実験例3】水1リットルが入った水槽(300×20
0×250mm)に、単に植物油と動物油を同量混合し
た油を入れたものと、約1000ガウスの強磁界交番磁
極を有する磁気管5を通過させた同じ植物油と動物油の
混合油を同量入れたものとを比較観察した。その結果、
水面に表れた部分での面積比較で、図6に示すように、
大きな違いがでた。5時間目で見ると磁気管5を通過さ
せた油はスカムとなった面積が全体の5%であったが、
磁気管5を通さなかった油は50%もあった。この結果
から、強磁界交番磁極を有する磁気管5が油のスカム化
防止に大きな効果があることがわかる。
【0028】
【実験例4】レストランAに実際に使用している底部内
に気泡を送り込む散気管を備えた廃液処理する油水分離
槽(グリ−ストラップ)を利用して実験を行なった。油
水分離槽の上流ある廃液管に約1000ガウスの強磁界
交番磁極を有する磁気管5を連結したものと磁気管5を
用いないものとを1日間使用して比較観察した。その結
果、磁気管5を用いないものはこれまでと変らず油脂分
が水面に浮上固形化したが、磁気管5を連結したものは
油脂分にスカム化が起こらず柔らかなゼリ−状乃至クリ
−ム状に浮上した。
【0029】このことから約1000ガウスの強磁界交
番磁極を有する磁気管5の通過によって油脂分が強磁界
の影響を受けて固形化が防止されたと理解できる。なお
底部内に気泡を送り込むことによってバクテリアに酸素
を供給するとともに、油水を循環攪拌混合しゼリ−状の
油分のバクテリア接触表面積を大きくさせて分解を促進
させる。
【0030】
【実験例5】また、レストランAの前記実験例4の装置
を利用して、実験例4の工程にさらにバクテリアを加え
てその影響を観察した。バクテリアの量は油脂栄養分混
合フリ−ズドライバクテリア300gを18Lの30゜
Cの水のなかに20分おいた後に磁気管5部分より上流
に投入した。そして、その後の油水分離槽内の油水中の
BOD値とヘキサン抽出物質量の変化を観察をした。そ
の結果は下記表2に示すようであった。
【0031】
【表2】 検査日 BOD(mgO/l) ヘキサン抽出物質(mg/l) 1月23日(混合直後) 872 72.8 1月31日 314 21.8 3月12日 126 10.7
【0032】以上のように、ヘキサン抽出物質(mg/
l)がいずれも減少し、この減少は油水分離槽内の油分
が分解減少させたものであと考えられる。そして、目視
すると、油分はスカムとならずにゼリ−状になって浮ん
でいた。
【0033】
【実験例6】また、前記実験例5の装置を利用して、オ
ゾン発生器10を用いて微量(約0.2ppm)のオゾ
ン送り込んだところ、油脂分の強烈な悪臭が消えた。
【0034】
【実験例7】さらに、前記実験例5の装置を利用して、
油水分離槽1内に酸化鉄と二酸化チタンを主成分とする
粒状のセラミック触媒11を投入してトリハロメタン等
の有機ハロゲン化合物の含有量を調べたらそれらが相当
減少していた。また、小型合併浄化槽(10人槽)で前
記触媒11を途中交換せずに継続して試験した、その結
果、下記表3に示すように、14日目には臭いの原因で
あるアンモニア(NH3)と硫化水素(H2S)が減少
し、殆ど悪臭がなくなることを確認した。
【0035】
【表3】 セット前 7日目 14日目 30日目 120日目 360日目 NH3量 44 12 3 0.1 0.1 0.1 H2S量 3.4 0.8 0.7 0.1 0.1 0.1 人臭覚 4 3 1 0 0 0 pH値 7.5 7.1 7.1 7.1 7.4 7.0 ss値 20 17 21 12 8 6 BOD値 83 69 53 34 12 12 水温 17 18 18 22 25 19 透視度 11 18 21 30 30 30
【0036】
【発明の作用並びに効果】本発明は上記構成であり、上
記各種実験例からも分るように、約1000ガウス以上
の強磁界交番磁極6を有する磁気管5を通過させると、
油脂分が強磁界の影響を受けてスカム化が防止され分離
浮上油脂が軟化し、また油脂分解バクテリアが活性化し
て短時間に大量に増殖する。そして浮上油脂を多量に増
殖した油脂分解バクテリアが極めて効果的に分解処理す
る。そして、その油水処理槽に短時間(約10〜12時
間)の滞留中に油脂分解バクテリアによって油分を分解
処理してに油脂分含有が極めて少なくなった処理水を排
出させることができるようになる。また、油水処理槽内
の油脂分の強烈な悪臭は、微量のオゾンで効果的に消滅
され、油水分離槽1内に触媒を投入すれば悪臭及びトリ
ハロメタン等の有機ハロゲン化合物を減少させることが
できる。
【0037】本発明によって廃液を処理して排出するこ
とが流れの中で大部分の油脂分が油脂分解バクテリアで
分解処理されるので、これまでのようにスカム汲み上げ
作業は不用となるとともに悩みの種であった汲み上げた
大量の油脂分の廃棄問題はこれにて解消されることにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の模式的縦断側面図。
【図2】磁気管の(イ)が輪切り端面図、(ロ)が側面
図。
【図3】(イ)が磁気管を通した(ロ)が磁気管を通さ
ないバクテリア混合水の顕微鏡拡大図。
【図4】pHとバクテリア増殖の関連を示すグラフ図。
【図5】水温とバクテリア増殖の関連を示すグラフ図。
【図6】水面に浮ぶスカムの比率を示すグラフ図。
【符号の説明】
1 油水処理槽 2 液送管 3 水槽 4 供給手段 5 磁気管 6 強磁界交番磁極 7 仕切 8 処理水排出口 9 散気管 10 オゾン発生器 11 セラミツク製触媒 12 送風機 A バクテリア混合油水 B 油脂分解バクテリア G 廃油水 W バクテリア混合水

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数十分間水に混合した油脂分解バクテリ
    アを廃油水に投入し、その廃油水を強磁界交番磁極中を
    通過させて微生物学的油水処理槽に流し込み、その油水
    処理槽に滞留中の短時間に油脂分解バクテリアによって
    油分を分解処理してその処理水を排出できるようにした
    ことを特徴とする廃油水処理方法。
  2. 【請求項2】 水位を基準に流れ方向を上下所定高さで
    複数に分割する仕切(7)を有し最下流に処理水排出口
    (8)を備えた油水処理槽(1)を設け、廃油水(G)
    をその油水処理槽(1)へと導く液送管(2)の途中に
    油脂分解バクテリア(B)を混合したバクテリア混合水
    (W)を蓄える水槽(3)を設けて、その水槽(3)か
    らバクテリア混合水(W)を前記液送管(2)内に供給
    する供給手段(4)を備え、前記液送管(2)の供給手
    段(4)の下流の途中に強磁界交番磁極(6)を有する
    磁気管(5)を連結してその磁気管(5)中をバクテリ
    ア混合油水(A)が通過するようにしたことを特徴とす
    る請求項1の方法を実施するための廃油水処理装置。
  3. 【請求項3】 磁気管(5)の強磁界交番磁極(6)か
    ら発生する強磁力が、約1000ガウス以上である請求
    項2の廃油水処理装置。
  4. 【請求項4】 油水処理槽(1)の底部内に散気管
    (9)を設け気泡を注入できるようにした請求項2又は
    3の廃油水処理装置。
  5. 【請求項5】 油水処理槽(1)内にオゾン発生器(1
    0)からオゾンを注入できるようにした請求項2乃至4
    のうちいずれか一項記載の廃油水処理装置。
  6. 【請求項6】 油水処理槽(1)内にセラミツク製触媒
    (11)を投入して成る請求項2乃至5のうちいずれか
    一項記載の廃油水処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000271592A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Ebara Corp 油脂含有排水の嫌気性処理方法
JP2009082813A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sharp Corp 水処理方法および水処理装置

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