JPH09323777A - 容器内に配置した観賞植物の搬送方法及びテラリウム - Google Patents
容器内に配置した観賞植物の搬送方法及びテラリウムInfo
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- JPH09323777A JPH09323777A JP16074596A JP16074596A JPH09323777A JP H09323777 A JPH09323777 A JP H09323777A JP 16074596 A JP16074596 A JP 16074596A JP 16074596 A JP16074596 A JP 16074596A JP H09323777 A JPH09323777 A JP H09323777A
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- ornamental
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 観賞植物を容器内に配置して搬送するに当た
り、運搬、輸送の際に生じる振動や傾斜によっても観賞
植物の転倒や容器の内壁との衝突を生じない搬送方法、
及び、長期間保管可能なテラリウムを提供すること 【解決手段】 容器内に配置した観賞植物の搬送方法に
おいて、前記観賞植物の基部を前記容器内壁と離隔した
状態で、前記観賞植物と前記容器とを直接又は間接に固
着してなる容器内に配置した観賞植物の搬送方法、及
び、容器内に観賞植物を配置し、更に、前記観賞植物の
基部を前記容器内壁と離隔した状態で、前記観賞植物と
前記容器とを直接又は間接に固着したテラリウム。
り、運搬、輸送の際に生じる振動や傾斜によっても観賞
植物の転倒や容器の内壁との衝突を生じない搬送方法、
及び、長期間保管可能なテラリウムを提供すること 【解決手段】 容器内に配置した観賞植物の搬送方法に
おいて、前記観賞植物の基部を前記容器内壁と離隔した
状態で、前記観賞植物と前記容器とを直接又は間接に固
着してなる容器内に配置した観賞植物の搬送方法、及
び、容器内に観賞植物を配置し、更に、前記観賞植物の
基部を前記容器内壁と離隔した状態で、前記観賞植物と
前記容器とを直接又は間接に固着したテラリウム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内に配置した
観賞植物の搬送方法及びテラリウムに関する。
観賞植物の搬送方法及びテラリウムに関する。
【0002】
【従来の技術】観賞植物、特にインテリア用観賞植物
は、英国においては古くからテラリウムという形態で親
しまれている。テラリウムは、ガラス鉢園芸ともいわ
れ、例えば、りんごなどの形をしたガラス製などの透明
性容器の中に用土を入れ、各種の観葉植物や人形などを
配置したものや、上部がドーム状のアクリル樹脂製など
の透明性蓋を有する容器の中に用土や各種保湿剤を入
れ、各種の草花やその他装飾品などを配置したもので、
居間やオフィスなど、室内で花や葉を観賞することが出
来るようにしたものである。
は、英国においては古くからテラリウムという形態で親
しまれている。テラリウムは、ガラス鉢園芸ともいわ
れ、例えば、りんごなどの形をしたガラス製などの透明
性容器の中に用土を入れ、各種の観葉植物や人形などを
配置したものや、上部がドーム状のアクリル樹脂製など
の透明性蓋を有する容器の中に用土や各種保湿剤を入
れ、各種の草花やその他装飾品などを配置したもので、
居間やオフィスなど、室内で花や葉を観賞することが出
来るようにしたものである。
【0003】上記テラリウムを商品となす場合、各種植
物の選定、容器内へのバランスのとれた配置、植え付け
などは専門的見地に基づく配慮が必要であり、このよう
な配慮に基づいて熟練者によって完成された製品の全体
の意匠が重要な商品要素となっている。そのため、各材
料からなる組立てセットのようなものは商品たり得ず、
組立てて完成したものが商品となる。
物の選定、容器内へのバランスのとれた配置、植え付け
などは専門的見地に基づく配慮が必要であり、このよう
な配慮に基づいて熟練者によって完成された製品の全体
の意匠が重要な商品要素となっている。そのため、各材
料からなる組立てセットのようなものは商品たり得ず、
組立てて完成したものが商品となる。
【0004】従って、テラリウムを商品として流通させ
る場合、完成品を搬送することになる。ところが、運
搬、輸送の際に生じる振動や傾斜によって容器内の用土
や各種保湿剤、更には、植物が動き、配置したもののバ
ランスが崩れたり、著しくは、植物が転倒したり、容器
の内壁とぶつかって痛んでしまったりしてテラリウムの
商品価値が低下するという問題が生じる場合があった。
そして、容器内に配置して搬送する植物が、容器の内壁
とぶつかって痛んでしまうという問題は、上記テラリム
に限って発生する問題ではなく、勿論、植物の搬送一般
にも発生する大きな問題である。
る場合、完成品を搬送することになる。ところが、運
搬、輸送の際に生じる振動や傾斜によって容器内の用土
や各種保湿剤、更には、植物が動き、配置したもののバ
ランスが崩れたり、著しくは、植物が転倒したり、容器
の内壁とぶつかって痛んでしまったりしてテラリウムの
商品価値が低下するという問題が生じる場合があった。
そして、容器内に配置して搬送する植物が、容器の内壁
とぶつかって痛んでしまうという問題は、上記テラリム
に限って発生する問題ではなく、勿論、植物の搬送一般
にも発生する大きな問題である。
【0005】そこで、植物を搬送するときに生じる振動
や傾斜から植物などを保護する方法が種々提案されてい
る。例えば、実開昭58−185048号公報には、側
面に透明な合成樹脂製の窓部材を有する箱形をした本体
内の底板の上方にこの底板から一定の間隙をおいて板状
のフラワーポット載置板を設け、外載置板から上方に向
かってフラワーポット固定用ツメ部材を植立させたこと
を特徴とする運搬容器兼用の植物観賞育成器を要旨とす
る容器が記載されており、この考案において、フラワー
ポットは、フラワーポット固定用ツメ部材に突き刺され
て載置板に固定され、移動が防止されている。また、特
公平7−108161号公報には、用土の少なくとも表
層にキトサンと天然多糖類との混合液を施して乾燥さ
せ、用土を固定して、振動や傾斜による用土の移動を防
止する方法が記載されている。
や傾斜から植物などを保護する方法が種々提案されてい
る。例えば、実開昭58−185048号公報には、側
面に透明な合成樹脂製の窓部材を有する箱形をした本体
内の底板の上方にこの底板から一定の間隙をおいて板状
のフラワーポット載置板を設け、外載置板から上方に向
かってフラワーポット固定用ツメ部材を植立させたこと
を特徴とする運搬容器兼用の植物観賞育成器を要旨とす
る容器が記載されており、この考案において、フラワー
ポットは、フラワーポット固定用ツメ部材に突き刺され
て載置板に固定され、移動が防止されている。また、特
公平7−108161号公報には、用土の少なくとも表
層にキトサンと天然多糖類との混合液を施して乾燥さ
せ、用土を固定して、振動や傾斜による用土の移動を防
止する方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、搬送中における植物の転倒や容器の内壁との衝
突については、まったく防止をすることが出来ない。特
に、開花状態の観賞植物を搬送する場合、花弁は衝撃に
極めて弱く、花が容器の内壁とわずかに衝突した程度で
も花が散ってしまう。本発明は、観賞植物を容器内に配
置して搬送するに当たり、運搬、輸送の際に生じる振動
や傾斜によっても観賞植物の転倒や容器の内壁との衝突
を生じない搬送方法を提供することを第1の課題とし、
更に、長期間保管可能なテラリウムを提供することを第
2の課題とする。
術では、搬送中における植物の転倒や容器の内壁との衝
突については、まったく防止をすることが出来ない。特
に、開花状態の観賞植物を搬送する場合、花弁は衝撃に
極めて弱く、花が容器の内壁とわずかに衝突した程度で
も花が散ってしまう。本発明は、観賞植物を容器内に配
置して搬送するに当たり、運搬、輸送の際に生じる振動
や傾斜によっても観賞植物の転倒や容器の内壁との衝突
を生じない搬送方法を提供することを第1の課題とし、
更に、長期間保管可能なテラリウムを提供することを第
2の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器内に配置
した観賞植物の搬送方法において、前記観賞植物の基部
を前記容器内壁と離隔した状態で、前記観賞植物と前記
容器とを直接又は間接に固着してなる容器内に配置した
観賞植物の搬送方法を第1の要旨とし、容器内に観賞植
物を配置し、更に、前記観賞植物の基部を前記容器内壁
と離隔した状態で、前記観賞植物と前記容器とを直接又
は間接に固着したテラリウムを第2の要旨とする。
した観賞植物の搬送方法において、前記観賞植物の基部
を前記容器内壁と離隔した状態で、前記観賞植物と前記
容器とを直接又は間接に固着してなる容器内に配置した
観賞植物の搬送方法を第1の要旨とし、容器内に観賞植
物を配置し、更に、前記観賞植物の基部を前記容器内壁
と離隔した状態で、前記観賞植物と前記容器とを直接又
は間接に固着したテラリウムを第2の要旨とする。
【0008】容器は、観賞植物の搬送時、観賞植物が傷
んだり、枯れたりしないように保護するために用いるも
のである。従って、容器は、観賞植物全体を覆うもので
あると共に、内部に配置した植物が生育し得る条件を満
たすことが必要である。植物が生育し得るために最低必
要な条件は、空気と水が供給されることである。これが
供給されるようにするため、容器には、外部と内部とを
連通する貫通孔が形成され、更に、保水機能を有する植
え込み材料が配置されていることが必要である。更に、
テラリウムとして用いる場合、内部に配置した観賞植物
を外部から見えるように、その少なくとも一部が透明に
なっていることも必要である。容器は、観賞植物物全体
を覆えるようになっていれば1部材よりなっていても良
いが、内部に観賞植物を配置するために、蓋と皿との2
部材よりなっているものが好ましく用いられる。その形
状は特に限定無く任意であり、例えば、ドーム状の蓋と
浅底の皿とを組み合わせたものや、板状の蓋と深底の皿
とを組み合わせたものや、同程度の深さの蓋と皿とを組
み合わせたものなどを例示することができる。更に、皿
は、過剰な水分を排出する貫通孔を形成した上皿と、受
け皿となる下皿とを組み合わせたものを用いるとより好
ましい。尚、前記上皿の貫通孔は、容器の大きさや、内
部に配置する観賞植物の種類などをも考慮して、その
数、位置、大きさなどを適宜設定することが好ましく、
観賞植物の成長を制御するために、容器内の湿度や温度
を適宜調節できるように、大きさが可変であればより好
ましい。容器に用いる材質は、内部に配置した観賞植物
が外からの衝撃によって傷まないよう、変形しにくい程
度の機械的強度があれば良く、ガラス、陶磁器、合成樹
脂などを用いることができる。容器が単に搬送用にのみ
用いられるものである場合、透明、不透明に限らず用い
ることができるが、観賞植物が光合成などの光による生
理学的信号を享受しやすいように容器壁面の少なくとも
一部が透明であることが好ましい。しかし、強い光りを
好まない種類の観賞植物を用いる場合、透明部分に各種
光量調節機能を施しても差しつかえない。光量を調節す
る方法としては、感光性色素などを含む材料を用いて、
強い光が当たったとき、半透明になるようになしたり、
紫外線吸収フィルターなどを施すなどして調節すること
が例示される。また、テラリウムとして内部に配置した
観賞植物が見られるようにするためには、少なくとも壁
面の一部が透明性を有していることが必要である。従っ
て、テラリウムとして用いる場合、ガラスや、透明なポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどを用
いることになるが、容器自体の美観を高めるために、蓋
に装飾を施したり、下皿として装飾を施した陶磁器製や
金属製のものを用いたり藤製のものを用いたりすること
もできる。
んだり、枯れたりしないように保護するために用いるも
のである。従って、容器は、観賞植物全体を覆うもので
あると共に、内部に配置した植物が生育し得る条件を満
たすことが必要である。植物が生育し得るために最低必
要な条件は、空気と水が供給されることである。これが
供給されるようにするため、容器には、外部と内部とを
連通する貫通孔が形成され、更に、保水機能を有する植
え込み材料が配置されていることが必要である。更に、
テラリウムとして用いる場合、内部に配置した観賞植物
を外部から見えるように、その少なくとも一部が透明に
なっていることも必要である。容器は、観賞植物物全体
を覆えるようになっていれば1部材よりなっていても良
いが、内部に観賞植物を配置するために、蓋と皿との2
部材よりなっているものが好ましく用いられる。その形
状は特に限定無く任意であり、例えば、ドーム状の蓋と
浅底の皿とを組み合わせたものや、板状の蓋と深底の皿
とを組み合わせたものや、同程度の深さの蓋と皿とを組
み合わせたものなどを例示することができる。更に、皿
は、過剰な水分を排出する貫通孔を形成した上皿と、受
け皿となる下皿とを組み合わせたものを用いるとより好
ましい。尚、前記上皿の貫通孔は、容器の大きさや、内
部に配置する観賞植物の種類などをも考慮して、その
数、位置、大きさなどを適宜設定することが好ましく、
観賞植物の成長を制御するために、容器内の湿度や温度
を適宜調節できるように、大きさが可変であればより好
ましい。容器に用いる材質は、内部に配置した観賞植物
が外からの衝撃によって傷まないよう、変形しにくい程
度の機械的強度があれば良く、ガラス、陶磁器、合成樹
脂などを用いることができる。容器が単に搬送用にのみ
用いられるものである場合、透明、不透明に限らず用い
ることができるが、観賞植物が光合成などの光による生
理学的信号を享受しやすいように容器壁面の少なくとも
一部が透明であることが好ましい。しかし、強い光りを
好まない種類の観賞植物を用いる場合、透明部分に各種
光量調節機能を施しても差しつかえない。光量を調節す
る方法としては、感光性色素などを含む材料を用いて、
強い光が当たったとき、半透明になるようになしたり、
紫外線吸収フィルターなどを施すなどして調節すること
が例示される。また、テラリウムとして内部に配置した
観賞植物が見られるようにするためには、少なくとも壁
面の一部が透明性を有していることが必要である。従っ
て、テラリウムとして用いる場合、ガラスや、透明なポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどを用
いることになるが、容器自体の美観を高めるために、蓋
に装飾を施したり、下皿として装飾を施した陶磁器製や
金属製のものを用いたり藤製のものを用いたりすること
もできる。
【0009】容器に設ける貫通孔は、容器内に新しい空
気を供給するために設けるものである。従って、容器内
に配置した観賞植物が呼吸可能であれば、その大きさ、
位置、形状は、容器内に配置した観賞植物の種類、量に
よって、もっとも良好な状態となせば良い。但し、容器
が1部材よりなる場合、この貫通孔は、観賞植物の出し
入れ口としても機能するよう成形する必要がある。
気を供給するために設けるものである。従って、容器内
に配置した観賞植物が呼吸可能であれば、その大きさ、
位置、形状は、容器内に配置した観賞植物の種類、量に
よって、もっとも良好な状態となせば良い。但し、容器
が1部材よりなる場合、この貫通孔は、観賞植物の出し
入れ口としても機能するよう成形する必要がある。
【0010】保水機能を有する植え込み材料は、容器内
に配置した観賞植物が枯れないように、観賞植物に水分
及び必要に応じて肥料を供給するために用いるものであ
って、容器の皿部に配置される。植物の植え込み材料と
しては、例えば岩や石を用途に適する大きさに粉砕した
砕石とか、自然の小石、砂、土が用いられるが、石や砂
の人工類似物としてプラスチック、セラミック、ガラ
ス、鉱物、金属、バーミキュライト、ロックウールなど
も例示される。好ましくは観賞植物と同じ植物由来のバ
ーク(松皮)、ピートモス、水苔や木炭粉などを単独も
しくは適宜混合して使用することができる。また、植え
込み材料の形状に関しては、粉剤、粒剤などの任意の剤
型にして使用することもでき、更に、例えば、セルロー
ス、ペクチン、アルギン酸、キトサンなどを水溶液化し
たものや、でんぷん、デキストリンやアクリル性樹脂な
どの水溶性糊剤、けん化度98%以上の完全けん化型ポ
リビニルアルコール樹脂及びポリエチレンオキサイドの
架橋物などの植物の生育を阻害せず、土壌などで自然分
解する樹脂を固定化剤として上記植え込み材料と併用し
ても良い。このような固定化剤を併用すると植え込み材
料や観賞植物の取り扱い性が良好となる。
に配置した観賞植物が枯れないように、観賞植物に水分
及び必要に応じて肥料を供給するために用いるものであ
って、容器の皿部に配置される。植物の植え込み材料と
しては、例えば岩や石を用途に適する大きさに粉砕した
砕石とか、自然の小石、砂、土が用いられるが、石や砂
の人工類似物としてプラスチック、セラミック、ガラ
ス、鉱物、金属、バーミキュライト、ロックウールなど
も例示される。好ましくは観賞植物と同じ植物由来のバ
ーク(松皮)、ピートモス、水苔や木炭粉などを単独も
しくは適宜混合して使用することができる。また、植え
込み材料の形状に関しては、粉剤、粒剤などの任意の剤
型にして使用することもでき、更に、例えば、セルロー
ス、ペクチン、アルギン酸、キトサンなどを水溶液化し
たものや、でんぷん、デキストリンやアクリル性樹脂な
どの水溶性糊剤、けん化度98%以上の完全けん化型ポ
リビニルアルコール樹脂及びポリエチレンオキサイドの
架橋物などの植物の生育を阻害せず、土壌などで自然分
解する樹脂を固定化剤として上記植え込み材料と併用し
ても良い。このような固定化剤を併用すると植え込み材
料や観賞植物の取り扱い性が良好となる。
【0011】植え込み材料の容器内への配置状態は、使
用する容器の形状や大きさによって適宜選択すれば良い
が、概ね、容器底部(蓋と皿との2部材よりなるものは
皿)の中央部に位置し、植え込み材料と接している観賞
植物の観賞性が良いように配置すればよい。また、観賞
植物が光合成などの光による生理学的信号を享受しやす
いように配置することが好ましい。しかし、上述したよ
うに、観賞植物の植物種によっては、強い光りを好まな
い場合もあるため、観賞性と植物生理学的観点の両面か
ら鑑み、容器の透明部分に各種光量調節機能を施すこと
もできる。例えば光量を調節するには、容器の透明部分
の少なくとも一部を半透明にしたり、一部に光線反射も
しくは吸収フィルターなどを施すなどして調節すること
が例示される。
用する容器の形状や大きさによって適宜選択すれば良い
が、概ね、容器底部(蓋と皿との2部材よりなるものは
皿)の中央部に位置し、植え込み材料と接している観賞
植物の観賞性が良いように配置すればよい。また、観賞
植物が光合成などの光による生理学的信号を享受しやす
いように配置することが好ましい。しかし、上述したよ
うに、観賞植物の植物種によっては、強い光りを好まな
い場合もあるため、観賞性と植物生理学的観点の両面か
ら鑑み、容器の透明部分に各種光量調節機能を施すこと
もできる。例えば光量を調節するには、容器の透明部分
の少なくとも一部を半透明にしたり、一部に光線反射も
しくは吸収フィルターなどを施すなどして調節すること
が例示される。
【0012】必要に応じて植え込み材料と併用して用い
る肥料成分としては、各種市販の肥料を適宜水などで希
釈して使用することができる。概ね、観賞植物の一部あ
るいは全部の生長に必要な無機塩類、ビタミン、糖など
のほかに植物ホルモン(オ−キシン類、サイトカイニン
類、ジベレリン類、アブシジン酸)やカゼイン分解物や
酵母抽出液など天然物からの抽出物などが挙げられ、こ
れらを単独もしくは複数を併用することができる。肥料
成分の植え込み材料への添加量は、用いる観賞植物の種
類や状態などの使用目的、使用方法によって適宜選択で
きる。
る肥料成分としては、各種市販の肥料を適宜水などで希
釈して使用することができる。概ね、観賞植物の一部あ
るいは全部の生長に必要な無機塩類、ビタミン、糖など
のほかに植物ホルモン(オ−キシン類、サイトカイニン
類、ジベレリン類、アブシジン酸)やカゼイン分解物や
酵母抽出液など天然物からの抽出物などが挙げられ、こ
れらを単独もしくは複数を併用することができる。肥料
成分の植え込み材料への添加量は、用いる観賞植物の種
類や状態などの使用目的、使用方法によって適宜選択で
きる。
【0013】なお、テラリウムとして用いる場合、観賞
植物の観賞性を高めるために、観賞植物そのものや植え
込み材料の少なくとも一部表面や、容器の一部もしくは
全部に装飾を施したり、容器内に模型や装飾品を配置し
たりするなどしてあっても良い。
植物の観賞性を高めるために、観賞植物そのものや植え
込み材料の少なくとも一部表面や、容器の一部もしくは
全部に装飾を施したり、容器内に模型や装飾品を配置し
たりするなどしてあっても良い。
【0014】観賞植物は、テラリウムに従来用いられて
いる観花植物及び/又は観葉植物を特に限定なく用いる
ことができるが、搬送時における振動などから植物を保
護する目的を考慮すると、特に、観花植物に好適であ
る。観花植物としては、花自身が産業上有用な植物、例
えば、バラ科植物やラン科植物などが例示される。特
に、ラン科植物は花卉としての価値が高く、更に、観賞
植物の取り扱い及び観賞場所設定の容易性を考慮する
と、特に、小型のファレノプシスが好ましい。
いる観花植物及び/又は観葉植物を特に限定なく用いる
ことができるが、搬送時における振動などから植物を保
護する目的を考慮すると、特に、観花植物に好適であ
る。観花植物としては、花自身が産業上有用な植物、例
えば、バラ科植物やラン科植物などが例示される。特
に、ラン科植物は花卉としての価値が高く、更に、観賞
植物の取り扱い及び観賞場所設定の容易性を考慮する
と、特に、小型のファレノプシスが好ましい。
【0015】上記観賞植物は、この観賞植物の基部が上
記容器内壁と離隔した状態で、容器と直接又は間接に固
着していることが必要である。観賞植物が容器と直接又
は間接に固着していることによって、搬送時に振動や傾
斜があっても、観賞植物、特に花部分の容器内壁との衝
突を防止できるので、観賞植物が傷まない。更に、この
固着によって観賞植物は副木された状態ともなっている
ので、テラリウムとして長期間保管することも可能であ
る。観賞植物と容器とを直接固着するためには、容器底
部(皿部)に棒状凸部を一体に成形し、この棒状凸部と
観賞植物の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによ
ってなせるし、間接に固着するためには、容器底部(皿
部)に別体の棒状物を取り付け、この棒状物と観賞植物
の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによってなせ
る。この棒状物を容器底部(皿部)に取り付けるために
は、例えば、棒状物の一端を折り曲げ、他端を上記皿に
設けた排水用の貫通孔に下方から上方に挿入し、折り曲
げを皿の下面に粘着テープなどで固定するといった方法
が採用できる。勿論、前記棒状凸部や棒状物を容器側面
や上面に取り付けることもできるが、内部に配置した観
賞植物に対する観賞性を考慮すると、容器底部に取り付
ける方が好ましい。観賞植物の基部を上記容器内壁と離
隔した状態となすには、基部が上記容器内壁と接触しな
い程度の大きさの観賞植物を用いたり、観賞植物を基部
が上記容器内壁と接触しないように曲げてから上記棒状
凸部又は棒状物と固着したり、上記棒状凸部又は棒状物
と観賞植物とを固着した後、棒状凸部又は棒状物を変形
して観賞植物の基部を容器内壁と離隔するという方法を
採用することができる。尚、本発明において、観賞植物
の基部とは、花及び茎を示す。
記容器内壁と離隔した状態で、容器と直接又は間接に固
着していることが必要である。観賞植物が容器と直接又
は間接に固着していることによって、搬送時に振動や傾
斜があっても、観賞植物、特に花部分の容器内壁との衝
突を防止できるので、観賞植物が傷まない。更に、この
固着によって観賞植物は副木された状態ともなっている
ので、テラリウムとして長期間保管することも可能であ
る。観賞植物と容器とを直接固着するためには、容器底
部(皿部)に棒状凸部を一体に成形し、この棒状凸部と
観賞植物の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによ
ってなせるし、間接に固着するためには、容器底部(皿
部)に別体の棒状物を取り付け、この棒状物と観賞植物
の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによってなせ
る。この棒状物を容器底部(皿部)に取り付けるために
は、例えば、棒状物の一端を折り曲げ、他端を上記皿に
設けた排水用の貫通孔に下方から上方に挿入し、折り曲
げを皿の下面に粘着テープなどで固定するといった方法
が採用できる。勿論、前記棒状凸部や棒状物を容器側面
や上面に取り付けることもできるが、内部に配置した観
賞植物に対する観賞性を考慮すると、容器底部に取り付
ける方が好ましい。観賞植物の基部を上記容器内壁と離
隔した状態となすには、基部が上記容器内壁と接触しな
い程度の大きさの観賞植物を用いたり、観賞植物を基部
が上記容器内壁と接触しないように曲げてから上記棒状
凸部又は棒状物と固着したり、上記棒状凸部又は棒状物
と観賞植物とを固着した後、棒状凸部又は棒状物を変形
して観賞植物の基部を容器内壁と離隔するという方法を
採用することができる。尚、本発明において、観賞植物
の基部とは、花及び茎を示す。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。容器1は、頭部を切取った無底ドーム状
の蓋2と、上皿3と、下皿4とよりなっており、蓋2
は、下皿4と組み合って容器1の外観を構成し、観賞植
物5を植え込んだ植え込み材料6が載置される上皿3
は、下皿4内に配置されている。
がら説明する。容器1は、頭部を切取った無底ドーム状
の蓋2と、上皿3と、下皿4とよりなっており、蓋2
は、下皿4と組み合って容器1の外観を構成し、観賞植
物5を植え込んだ植え込み材料6が載置される上皿3
は、下皿4内に配置されている。
【0017】蓋2は、容器1内に配置した観賞植物5が
容器1外部より見えるように透明な材質によって形成さ
れている。材質としては、ガラスのほか、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂を用
いることも可能である。蓋2は、その頭部が切取られて
いるが、これは、容器1内外を連通させ、容器1内に配
置した観賞植物5が呼吸できるように設けたものであ
る。このような、容器1内外を連通させる切取部(貫通
孔)の大きさや形状は、容器1内に配置した観賞植物5
の種類によって、もっとも良好な大きさや形状となせば
良く任意である。また、切取部の位置についても任意で
あって、本実施例においては頭部となしたが蓋2の側面
であっても良い。
容器1外部より見えるように透明な材質によって形成さ
れている。材質としては、ガラスのほか、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂を用
いることも可能である。蓋2は、その頭部が切取られて
いるが、これは、容器1内外を連通させ、容器1内に配
置した観賞植物5が呼吸できるように設けたものであ
る。このような、容器1内外を連通させる切取部(貫通
孔)の大きさや形状は、容器1内に配置した観賞植物5
の種類によって、もっとも良好な大きさや形状となせば
良く任意である。また、切取部の位置についても任意で
あって、本実施例においては頭部となしたが蓋2の側面
であっても良い。
【0018】上皿3は、観賞植物5を植え込んだ植え込
み材料6を載置するものであって、ガラス又は陶磁器や
各種合成樹脂製のものや、その他各種材質のものを、透
明、不透明に限らず用いることができる。中箱3の底に
形成した貫通孔3aは、余剰の水分を下皿4に排出する
ものであって、その形状及び数量は適宜である。
み材料6を載置するものであって、ガラス又は陶磁器や
各種合成樹脂製のものや、その他各種材質のものを、透
明、不透明に限らず用いることができる。中箱3の底に
形成した貫通孔3aは、余剰の水分を下皿4に排出する
ものであって、その形状及び数量は適宜である。
【0019】前記植え込み材料6は、観賞植物5に水分
及び必要に応じて肥料を供給するものであり、保水機能
を有しているものであればその材質について特に限定は
無く、用土を用いたり、バーク、ピートモス、水苔を用
いたり等することができる。本発明の様に、容器を搬送
することを考慮すると、塊の状態を維持できるものが好
ましく、例えば、土壌などで自然分解する樹脂を用いて
用土の表面を固定したり、バークを植物製の網状物を用
いて固定したりすることが好ましい。この植え込み材料
中には肥料を含ませることもできる。肥料は、固体状の
ものを植え込み材料と混合して用いたり、肥料を水に溶
かして用いたりすることができる。
及び必要に応じて肥料を供給するものであり、保水機能
を有しているものであればその材質について特に限定は
無く、用土を用いたり、バーク、ピートモス、水苔を用
いたり等することができる。本発明の様に、容器を搬送
することを考慮すると、塊の状態を維持できるものが好
ましく、例えば、土壌などで自然分解する樹脂を用いて
用土の表面を固定したり、バークを植物製の網状物を用
いて固定したりすることが好ましい。この植え込み材料
中には肥料を含ませることもできる。肥料は、固体状の
ものを植え込み材料と混合して用いたり、肥料を水に溶
かして用いたりすることができる。
【0020】下皿4は、その内部に上記上皿3を配置す
ると共に、上記蓋2の受け部材となるものであって、そ
の材質は、上記中箱3と同様にガラス又は陶磁器や各種
合成樹脂製のものや、その他各種材質のものを、透明、
不透明に限らず用いることができる。
ると共に、上記蓋2の受け部材となるものであって、そ
の材質は、上記中箱3と同様にガラス又は陶磁器や各種
合成樹脂製のものや、その他各種材質のものを、透明、
不透明に限らず用いることができる。
【0021】一端を折曲した棒状部材7は、観賞植物5
と容器1とを固着する固着部材である。観賞植物5と容
器1とを棒状部材7を介して間接に固着するには、この
棒状部材7の他端側を前記中皿3の貫通孔3aに挿入
し、折曲部7aを粘着テープなどの適宜手段により中皿
3の底部外側に固着すると共に、棒状部材7の他端を植
え込み材料6を貫通して容器1内に立設する。そして、
この棒状部材7と、予め植え込み材料6に植え込んだ観
賞植物5の茎部などとを粘着テープなどの適宜手段によ
り固着する。観賞植物5の基部と容器1内壁とを離隔し
た状態となすためには、観賞植物5を湾曲した後、観賞
植物5と棒状部材7とを固着したり、観賞植物5と棒状
部材7とを固着した後、棒状部材7を湾曲したりするこ
とで容易になせる。
と容器1とを固着する固着部材である。観賞植物5と容
器1とを棒状部材7を介して間接に固着するには、この
棒状部材7の他端側を前記中皿3の貫通孔3aに挿入
し、折曲部7aを粘着テープなどの適宜手段により中皿
3の底部外側に固着すると共に、棒状部材7の他端を植
え込み材料6を貫通して容器1内に立設する。そして、
この棒状部材7と、予め植え込み材料6に植え込んだ観
賞植物5の茎部などとを粘着テープなどの適宜手段によ
り固着する。観賞植物5の基部と容器1内壁とを離隔し
た状態となすためには、観賞植物5を湾曲した後、観賞
植物5と棒状部材7とを固着したり、観賞植物5と棒状
部材7とを固着した後、棒状部材7を湾曲したりするこ
とで容易になせる。
【0022】図4は、観賞植物5と容器1とを直接に固
着する例を示すものである。本例においては、固着部材
として中皿31に固着用の棒状凸部31bを一体に成形
し、この棒状凸部31bと観賞植物5とを粘着テープな
どの適宜手段により固着することによって観賞植物5と
容器1とを直接に固着する。観賞植物5の基部と容器1
内壁とを離隔した状態となすためには、上記と同様に観
賞植物5を湾曲したり、棒状部31bを湾曲したりする
ことで容易になせる。
着する例を示すものである。本例においては、固着部材
として中皿31に固着用の棒状凸部31bを一体に成形
し、この棒状凸部31bと観賞植物5とを粘着テープな
どの適宜手段により固着することによって観賞植物5と
容器1とを直接に固着する。観賞植物5の基部と容器1
内壁とを離隔した状態となすためには、上記と同様に観
賞植物5を湾曲したり、棒状部31bを湾曲したりする
ことで容易になせる。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、観賞植物は、容器内において、容器内壁に振れ
ることなく、容器と直接又は間接に固着しているので、
搬送するに当たって、運搬、輸送の際に生じる振動や傾
斜によっても植物の転倒や容器の内壁との衝突を生ぜ
ず、観賞植物が傷むという問題は発生しない。更に、固
着部材は観賞植物の保持部材としても作用するので、長
期間、観賞植物が立位を保持できるという効果も有す
る。
よれば、観賞植物は、容器内において、容器内壁に振れ
ることなく、容器と直接又は間接に固着しているので、
搬送するに当たって、運搬、輸送の際に生じる振動や傾
斜によっても植物の転倒や容器の内壁との衝突を生ぜ
ず、観賞植物が傷むという問題は発生しない。更に、固
着部材は観賞植物の保持部材としても作用するので、長
期間、観賞植物が立位を保持できるという効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテラリウムの一実施例の正面模式
図
図
【図2】容器を分解した状態における部品の断面図
【図3】一実施例における観賞植物の固着状態の模式図
【図4】他の実施例における観賞植物の固着状態の模式
図
図
1 容器 2 蓋 3 上皿 31 貫通孔 31b 棒状凸部 4 外箱 5 観賞植物 6 用土 7 棒状部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】容器は、観賞植物の搬送時、観賞植物が傷
んだり、枯れたりしないように保護するために用いるも
のである。従って、容器は、観賞植物全体を覆うもので
あると共に、内部に配置した植物が生育し得る条件を満
たすことが必要である。植物が生育し得るために最低必
要な条件は、空気と水が供給されることである。これが
供給されるようにするため、容器には、外部と内部とを
連通する貫通孔が形成され、更に、保水機能を有する植
え込み材料が配置されていることが必要である。更に、
テラリウムとして用いる場合、内部に配置した観賞植物
を外部から見えるように、その少なくとも一部が透明に
なっていることも必要である。容器は、観賞植物物全体
を覆えるようになっていれば1部材よりなっていても良
いが、内部に観賞植物を配置するために、蓋と皿との2
部材よりなっているものが好ましく用いられる。その形
状は特に限定無く任意であり、例えば、ドーム状の蓋と
浅底の皿とを組み合わせたものや、板状の蓋と深底の皿
とを組み合わせたものや、同程度の深さの蓋と皿とを組
み合わせたものなどを例示することができる。更に、皿
は、過剰な水分を排出する貫通孔を形成した上皿と、受
け皿となる下皿とを組み合わせたものを用いるとより好
ましい。尚、前記上皿の貫通孔は、容器の大きさや、内
部に配置する観賞植物の種類などをも考慮して、その
数、位置、大きさなどを適宜設定することが好ましく、
観賞植物の成長を制御するために、容器内の湿度や温度
を適宜調節できるように、大きさが可変であればより好
ましい。容器に用いる材質は、内部に配置した観賞植物
が外からの衝撃によって傷まないよう、変形しにくい程
度の機械的強度があれば良く、ガラス、陶磁器、合成樹
脂などを用いることができる。容器が単に搬送用にのみ
用いられるものである場合、透明、不透明に限らず用い
ることができるが、観賞植物が光合成などの光による生
理学的信号を享受しやすいように容器壁面の少なくとも
一部が透明であることが好ましい。しかし、強い光を好
まない種類の観賞植物を用いる場合、透明部分に各種光
量調節機能を施しても差しつかえない。光量を調節する
方法としては、感光性色素などを含む材料を用いて、強
い光が当たったとき、半透明になるようになしたり、紫
外線吸収フィルターなどを施すなどして調節することが
例示される。また、テラリウムとして内部に配置した観
賞植物が見られるようにするためには、少なくとも壁面
の一部が透明性を有していることが必要である。従っ
て、テラリウムとして用いる場合、ガラスや、透明なポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどを用
いることになるが、容器自体の美観を高めるために、蓋
に装飾を施したり、下皿として装飾を施した陶磁器製や
金属製のものを用いたり藤製のものを用いたりすること
もできる。
んだり、枯れたりしないように保護するために用いるも
のである。従って、容器は、観賞植物全体を覆うもので
あると共に、内部に配置した植物が生育し得る条件を満
たすことが必要である。植物が生育し得るために最低必
要な条件は、空気と水が供給されることである。これが
供給されるようにするため、容器には、外部と内部とを
連通する貫通孔が形成され、更に、保水機能を有する植
え込み材料が配置されていることが必要である。更に、
テラリウムとして用いる場合、内部に配置した観賞植物
を外部から見えるように、その少なくとも一部が透明に
なっていることも必要である。容器は、観賞植物物全体
を覆えるようになっていれば1部材よりなっていても良
いが、内部に観賞植物を配置するために、蓋と皿との2
部材よりなっているものが好ましく用いられる。その形
状は特に限定無く任意であり、例えば、ドーム状の蓋と
浅底の皿とを組み合わせたものや、板状の蓋と深底の皿
とを組み合わせたものや、同程度の深さの蓋と皿とを組
み合わせたものなどを例示することができる。更に、皿
は、過剰な水分を排出する貫通孔を形成した上皿と、受
け皿となる下皿とを組み合わせたものを用いるとより好
ましい。尚、前記上皿の貫通孔は、容器の大きさや、内
部に配置する観賞植物の種類などをも考慮して、その
数、位置、大きさなどを適宜設定することが好ましく、
観賞植物の成長を制御するために、容器内の湿度や温度
を適宜調節できるように、大きさが可変であればより好
ましい。容器に用いる材質は、内部に配置した観賞植物
が外からの衝撃によって傷まないよう、変形しにくい程
度の機械的強度があれば良く、ガラス、陶磁器、合成樹
脂などを用いることができる。容器が単に搬送用にのみ
用いられるものである場合、透明、不透明に限らず用い
ることができるが、観賞植物が光合成などの光による生
理学的信号を享受しやすいように容器壁面の少なくとも
一部が透明であることが好ましい。しかし、強い光を好
まない種類の観賞植物を用いる場合、透明部分に各種光
量調節機能を施しても差しつかえない。光量を調節する
方法としては、感光性色素などを含む材料を用いて、強
い光が当たったとき、半透明になるようになしたり、紫
外線吸収フィルターなどを施すなどして調節することが
例示される。また、テラリウムとして内部に配置した観
賞植物が見られるようにするためには、少なくとも壁面
の一部が透明性を有していることが必要である。従っ
て、テラリウムとして用いる場合、ガラスや、透明なポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどを用
いることになるが、容器自体の美観を高めるために、蓋
に装飾を施したり、下皿として装飾を施した陶磁器製や
金属製のものを用いたり藤製のものを用いたりすること
もできる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】植え込み材料の容器内への配置状態は、使
用する容器の形状や大きさによって適宜選択すれば良い
が、概ね、容器底部(蓋と皿との2部材よりなるものは
皿)の中央部に位置し、植え込み材料と接している観賞
植物の観賞性が良いように配置すればよい。また、観賞
植物が光合成などの光による生理学的信号を享受しやす
いように配置することが好ましい。しかし、上述したよ
うに、観賞植物の植物種によっては、強い光を好まない
場合もあるため、観賞性と植物生理学的観点の両面から
鑑み、容器の透明部分に各種光量調節機能を施すことも
できる。例えば光量を調節するには、容器の透明部分の
少なくとも一部を半透明にしたり、一部に光線反射もし
くは吸収フィルターなどを施すなどして調節することが
例示される。
用する容器の形状や大きさによって適宜選択すれば良い
が、概ね、容器底部(蓋と皿との2部材よりなるものは
皿)の中央部に位置し、植え込み材料と接している観賞
植物の観賞性が良いように配置すればよい。また、観賞
植物が光合成などの光による生理学的信号を享受しやす
いように配置することが好ましい。しかし、上述したよ
うに、観賞植物の植物種によっては、強い光を好まない
場合もあるため、観賞性と植物生理学的観点の両面から
鑑み、容器の透明部分に各種光量調節機能を施すことも
できる。例えば光量を調節するには、容器の透明部分の
少なくとも一部を半透明にしたり、一部に光線反射もし
くは吸収フィルターなどを施すなどして調節することが
例示される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】上記観賞植物は、この観賞植物の基部が上
記容器内壁と離隔した状態で、容器と直接又は間接に固
着していることが必要である。観賞植物が容器と直接又
は間接に固着していることによって、搬送時に振動や傾
斜があっても、観賞植物、特に花部分の容器内壁との衝
突を防止できるので、観賞植物が傷まない。更に、この
固着によって観賞植物は添木された状態ともなっている
ので、テラリウムとして長期間保管することも可能であ
る。観賞植物と容器とを直接固着するためには、容器底
部(皿部)に棒状凸部を一体に成形し、この棒状凸部と
観賞植物の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによ
ってなせるし、間接に固着するためには、容器底部(皿
部)に別体の棒状物を取り付け、この棒状物と観賞植物
の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによってなせ
る。この棒状物を容器底部(皿部)に取り付けるために
は、例えば、棒状物の一端を折り曲げ、他端を上記皿に
設けた排水用の貫通孔に下方から上方に挿入し、折り曲
げを皿の下面に粘着テープなどで固定するといった方法
が採用できる。勿論、前記棒状凸部や棒状物を容器側面
や上面に取り付けることもできるが、内部に配置した観
賞植物に対する観賞性を考慮すると、容器底部に取り付
ける方が好ましい。観賞植物の基部を上記容器内壁と離
隔した状態となすには、基部が上記容器内壁と接触しな
い程度の大きさの観賞植物を用いたり、観賞植物を基部
が上記容器内壁と接触しないように曲げてから上記棒状
凸部又は棒状物と固着したり、上記棒状凸部又は棒状物
と観賞植物とを固着した後、棒状凸部又は棒状物を変形
して観賞植物の基部を容器内壁と離隔するという方法を
採用することができる。尚、本発明において、観賞植物
の基部とは、花及び茎を示す。
記容器内壁と離隔した状態で、容器と直接又は間接に固
着していることが必要である。観賞植物が容器と直接又
は間接に固着していることによって、搬送時に振動や傾
斜があっても、観賞植物、特に花部分の容器内壁との衝
突を防止できるので、観賞植物が傷まない。更に、この
固着によって観賞植物は添木された状態ともなっている
ので、テラリウムとして長期間保管することも可能であ
る。観賞植物と容器とを直接固着するためには、容器底
部(皿部)に棒状凸部を一体に成形し、この棒状凸部と
観賞植物の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによ
ってなせるし、間接に固着するためには、容器底部(皿
部)に別体の棒状物を取り付け、この棒状物と観賞植物
の茎とを粘着テープなどで巻きつけることによってなせ
る。この棒状物を容器底部(皿部)に取り付けるために
は、例えば、棒状物の一端を折り曲げ、他端を上記皿に
設けた排水用の貫通孔に下方から上方に挿入し、折り曲
げを皿の下面に粘着テープなどで固定するといった方法
が採用できる。勿論、前記棒状凸部や棒状物を容器側面
や上面に取り付けることもできるが、内部に配置した観
賞植物に対する観賞性を考慮すると、容器底部に取り付
ける方が好ましい。観賞植物の基部を上記容器内壁と離
隔した状態となすには、基部が上記容器内壁と接触しな
い程度の大きさの観賞植物を用いたり、観賞植物を基部
が上記容器内壁と接触しないように曲げてから上記棒状
凸部又は棒状物と固着したり、上記棒状凸部又は棒状物
と観賞植物とを固着した後、棒状凸部又は棒状物を変形
して観賞植物の基部を容器内壁と離隔するという方法を
採用することができる。尚、本発明において、観賞植物
の基部とは、花及び茎を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 容器内に配置した観賞植物の搬送方法に
おいて、前記観賞植物の基部を前記容器内壁と離隔した
状態で、前記観賞植物と前記容器とを直接又は間接に固
着してなる容器内に配置した観賞植物の搬送方法。 - 【請求項2】 容器内に観賞植物を配置し、更に、前記
観賞植物の基部を前記容器内壁と離隔した状態で、前記
観賞植物と前記容器とを直接又は間接に固着したテラリ
ウム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16074596A JPH09323777A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 容器内に配置した観賞植物の搬送方法及びテラリウム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16074596A JPH09323777A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 容器内に配置した観賞植物の搬送方法及びテラリウム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323777A true JPH09323777A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15721547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16074596A Pending JPH09323777A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 容器内に配置した観賞植物の搬送方法及びテラリウム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323777A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2365742A (en) * | 2001-04-17 | 2002-02-27 | Reginald William Paish | Combined plant support and container carrier |
| WO2018101582A1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 블룸엔진 주식회사 | 실내 관상용 화초 재배 시스템 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP16074596A patent/JPH09323777A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2365742A (en) * | 2001-04-17 | 2002-02-27 | Reginald William Paish | Combined plant support and container carrier |
| GB2365742B (en) * | 2001-04-17 | 2002-08-07 | Reginald William Paish | Potted plant dual purpose stake and lifter |
| WO2018101582A1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 블룸엔진 주식회사 | 실내 관상용 화초 재배 시스템 |
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