JPH09323850A - キャリアテ−プの搬送装置 - Google Patents

キャリアテ−プの搬送装置

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JPH09323850A
JPH09323850A JP8143098A JP14309896A JPH09323850A JP H09323850 A JPH09323850 A JP H09323850A JP 8143098 A JP8143098 A JP 8143098A JP 14309896 A JP14309896 A JP 14309896A JP H09323850 A JPH09323850 A JP H09323850A
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JP
Japan
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carrier tape
tape
carrier
drive
braking
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Pending
Application number
JP8143098A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Kashima
規安 加島
Masahiko Sugiyama
雅彦 杉山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアテ−プに一定のテンションを付与で
きると共に、テンションの変動を有効に防止つつこのキ
ャリアテ−プを搬送できるキャリアテ−プ搬送装置を提
供する。 【解決手段】 キャリアテ−プ2を供給するテ−プロ−
ダ機構25と、上記テ−プロ−ダ機構25から供給され
た上記キャリアテ−プ2を送り駆動する駆動機構27
と、上記テ−プロ−ダ機構25と上記駆動機構27との
間に配設され、上記キャリアテ−プ2の送りを制動する
ことで、このキャリアテ−プ2を上記駆動機構27との
間に一定のテンションで張設する制動機構と、上記駆動
機構を通過したキャリアテ−プ2を順次巻き取るテ−プ
アンロ−ダ機構28とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TAB(Tape A
utomated Bonding)の技術を利用した半導体実装装置に
おいて、キャリアテ−プを搬送するキャリアテ−プ搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の実装技術として、シネフィ
ルム状のキャリアテ−プ上に半導体素子を搭載するTA
B(Tape Automated Bonding)技術がある。このTAB
技術による実装装置は、他の技術による実装装置と異な
り、いずれもキャリアテ−プを搬送するためのキャリア
テ−プ搬送機構を備えていることが特徴である。
【0003】このようなキャリアテ−プ搬送機構を備え
るTAB技術の実装装置としては、例えば、上記キャリ
アテ−プ上に所定の回路パタ−ンを形成する露光装置、
キャリアテ−プ上の回路パタ−ンの良否を検査する外観
検査装置、キャリアテ−プのインナ−リ−ドと半導体チ
ップの電極パッドとを接続するインナ−リ−ドボンディ
ング装置、上記キャリアテ−プにインナ−リ−ドボンデ
ィングされた半導体チップの表面に封止用樹脂を塗布す
るポッティング装置、ポッティング後のキャリアテ−プ
に文字を描くマ−キング装置、アウタリ−ドをキャリア
テ−プから打ち抜いてプリント基板等の回路基板に接続
するアウタリ−ドボンディング装置等が知られている。
【0004】これらの装置に用いられるキャリアテ−プ
搬送機構としては、従来特願昭63−8910号明細書
に開示されたものがある。この明細書に開示されたキャ
リアテ−プ搬送機構の構成を、図5に示すインナ−リ−
ドボンディング装置に適用した場合を例にとって説明す
る。
【0005】このキャリアテ−プ搬送機構は、図に示す
ように、供給リ−ル1から上記キャリアテ−プ2を順次
繰出して図に矢印で示す方向に走行させ、図にAで示す
ボンディング位置にこのキャリアテ−プ2の所定のボン
ディング部位を一旦停止させた後、巻取リ−ル4によっ
てこのキャリアテ−プ2を順次巻き取る構成となってい
る。
【0006】上記ボンディング位置Aを挟むこのキャリ
アテ−プ2の送り方向上流側および下流側には、このキ
ャリアテ−プ2を送り駆動する駆動機構が設けられてい
る。この駆動機構は、下流側に設けられた駆動スプロケ
ット6と、上流側に設けられた従動スプロケット7とを
有する。
【0007】上記駆動スプロケット6は、図に5で示す
駆動モ−タの駆動軸に固着され、この駆動モ−タ5が作
動することによって上記キャリアテ−プ2を送り駆動す
るようになっている。また、上記従動スプロケット7
は、上記キャリアテ−プ2の送りに応じて従動して回転
するようになっている。
【0008】また、このキャリアテ−プ搬送機構は、こ
れら駆動スプロケット6および従動スプロケット7の上
流側および下流側に、それぞれ上記キャリアテ−プ2に
所定のテンションを付与する一対のテンション付与機構
9を具備する。
【0009】このテンション付与機構9は、上記ボンデ
ィング位置Aにおける上記キャリアテ−プ2の弛み等を
除去し、精度の良い送りを行うためのものであり、図6
に拡大して示すような構成となっている。
【0010】このテンション付与機構9は、上下方向に
設けられたガイドレ−ル10と、このガイドレ−ル10
に沿って上下スライド自在に設けられたスライダ11
と、このスライダ11から突設された水平軸11aに回
転自在に設けられ巻回されたキャリアテ−プ2を下方向
へ付勢するテンションロ−ラ12とを具備する。
【0011】また、上記スライダ11には、このスライ
ダ11を上方向へ付勢するバランサ13が取り付けられ
ている。このバランサ13は、上記テンションロ−ラ1
2による上記キャリアテ−プ2の付勢力をこのキャリア
テ−プ2に付与するテンションに相当する大きさとする
ためのものである。
【0012】また、このガイドレ−ル10の側方には、
上記スライダ11を検出する上部センサ14と下部セン
サ15とが設けられている。この装置は、これら上部セ
ンサ14および下部センサ15による上記スライダ11
の検出に基づいて、上記供給リ−ル1を回転駆動する駆
動モ−タ17および上記巻取リ−ル4を回転駆動する駆
動モ−タ18を作動させ、上記キャリアテ−プ2の繰出
しおよび巻取を行うようになっている。
【0013】これら上部センサ14および下部センサ1
5に基づく動作を上記キャリアテ−プ2の供給側を例に
とって説明する。上記キャリアテ−プ2を送り駆動する
と、同図に矢印で示すように、上記テンションロ−ラ1
2およびスライダ11は、上記バランサ13の作用によ
り上記キャリアテ−プ2のテンションを一定に保ちつつ
上昇する。
【0014】そして、上記スライダ11が、上記上部セ
ンサ14の高さにまで上昇した場合には、この上部セン
サ14による検出信号に基づいて上記供給リ−ル側駆動
モ−タ17が作動し、上記供給リ−ル1を供給方向に回
転させることによって、上記キャリアテ−プ2を繰り出
す。このことによって、上記テンションロ−ラ12は上
記バランサ13の作用により上記キャリアテ−プ2のテ
ンションを一定に保ちつつ下降する。
【0015】そして、上記スライダ11が、上記下部セ
ンサ15の高さにまで下降した場合には、この下部セン
サ15による検出信号に基づいて上記供給リ−ル側駆動
モ−タ17が停止され、上記キャリアテ−プ2の繰り出
しを停止する。
【0016】したがって、この装置は、上記スライダ1
1およびテンションロ−ラ12の高さを上記上部センサ
14と下部センサ15との間で上下させることで、上記
ボンディング位置Aにおけるキャリアテ−プ2のテンシ
ョンを略一定に保つつこのキャリアテ−プ2を順次繰り
出すようになっている。
【0017】上記キャリアテ−プ2の巻取側において
も、これと同様に、上記上部センサ14および下部セン
サ15の検出信号に基づいて上記テンションロ−ラ12
を上下させることにより、上記キャリアテ−プ2のテン
ションを一定に保ちつつ上記キャリアテ−プ2を順次巻
き取るようになっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の電子
機器の薄型化、高機能化の傾向に伴い、キャリアテ−プ
2に形成される回路パタ−ンは年々微細化する傾向にあ
る。例えば、この回路パタ−ン内に形成されるインナ−
リ−ドとして、接続ピッチが50μm程度のものが実用
化されつつある。
【0019】このため、キャリアテ−プ2の搬送時のわ
ずかなテンションの変動がこのキャリアテ−プに形成さ
れたインナ−リ−ドの位置決めやこのインナ−リ−ドと
半導体素子の接合部に悪影響を与えるという新たな課題
が出てきている。
【0020】具体的には、例えば、上記キャリアテ−プ
2に付与されるテンションが過大になった場合にキャリ
アテ−プ2が変形し、半導体チップの電極パッドとイン
ナ−リ−ドとの接続ピッチが合わなくなって位置ずれが
生じたり、インナ−リ−ドボンディング後の接合部に無
理な力が加わってこの接合部に剥がれや強度低下等の不
良が生じる等の問題がある。
【0021】上述した従来のキャリアテ−プの搬送装置
は、テンションロ−ラ12およびそれに取り付けられた
バランサ13の重量の作用で上記キャリアテ−プ2に一
定のテンションを与えるものであるため、上記キャリア
テ−プ2が停止しているときには安定したテンションを
付与できるが、上記供給リ−ル1や巻取リ−ル4を作動
させた際には、上記テンションロ−ラ12の加減速によ
って上述したようなテンションの変動が生じさせるとい
う不具合があった。
【0022】またテンションロ−ラ12の上下動する際
に、上記スライダ11に設けられた軸受からの振動が上
記キャリアテ−プ2に伝達し、このキャリアテ−プ2が
振動して搬送経路に引っ掛かるといった不具合が生じる
ことがあった。
【0023】この発明は、このような事情に鑑みて成さ
れたもので、搬送中のフィルムキャリアに対して常に一
定のテンションを付与できると共に、テンションの変動
を有効に防止できるキャリアテ−プ搬送装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、半導体素子が接続される回路パタ−ンが形成されて
なるキャリアテ−プを供給するテ−プロ−ダ機構と、上
記テ−プロ−ダ機構から供給された上記キャリアテ−プ
を送り駆動する駆動機構と、上記テ−プロ−ダ機構と上
記駆動機構との間に配設され、上記キャリアテ−プの送
りを制動することで、このキャリアテ−プを上記テ−プ
ロ−ダ機構と上記駆動機構との間に一定のテンションで
張設する制動機構と、上記駆動機構を通過したキャリア
テ−プを順次巻き取るテ−プアンロ−ダ機構とを具備す
ることを特徴とするキャリアテ−プ搬送装置である。
【0025】第2の手段は、上記第1の手段のャリアテ
−プ搬送装置において、上記駆動機構は、上記キャリア
テ−プの幅方向両側部に設けられたスプロケットホ−ル
に噛合する駆動用スプロケットと、この駆動用スプロケ
ットを回転駆動する駆動モ−タとを具備し、上記制動機
構は、上記キャリアテ−プのスプロケットホ−ルと噛合
する制動用スプロケットと、この制動用スプロケットと
所定の摩擦力をもって制動し上記キャリアテ−プを一定
のテンションで張設するトルク制御手段とを具備するも
のであることを特徴とするものである。
【0026】第3の手段は、上記第1の手段のキャリア
テ−プ搬送装置において、上記テ−プロ−ダ部は、キャ
リアテ−プを弛ませた状態で上記制動機構に供給し、上
記テ−プアンロ−ダ部は、上記駆動機構を通過したキャ
リアテ−プを弛ませた状態で巻き取るものであることを
特徴とするものである。
【0027】第4の手段は、上記第1の手段のキャリア
テ−プ搬送装置において、上記テ−プロ−ダ機構とテ−
プアンロ−ダ機構との間に、上記キャリアテ−プを張設
する1組の駆動機構および制動機構を2組以上具備し、
各組の間で上記キャリアテ−プを弛ませたことを特徴と
するものである。
【0028】第1の手段によれば、送り駆動されるキャ
リアテ−プを制動することで、このキャリアテ−プを一
定のテンションで張設した状態で搬送することができ
る。第2の手段によれば、キャリアテ−プを駆動用スプ
ロケットに噛み合わせ送り駆動すると共に、キャリアテ
−プを制動用スプロケットと噛み合わせこの制動用スプ
ロケットを制動するようにすることで、上記キャリアテ
−プに一定のテンションを付与することができる。
【0029】第3の手段によれば、テ−プロ−ダ機構お
よびテ−プアンロ−ダ機構からの振動が張設されたキャ
リアテ−プに伝達することを防止できる。第4の手段に
よれば、このキャリアテ−プ搬送装置が、複数の実装装
置に跨がって設けられている場合でも、各装置に対応す
る位置において、上記キャリアテ−プを一定のテンショ
ンで張設駆動することができる。
【0030】
【実施形態】以下、この発明の一実施形態を図面を参照
して説明する。なお、上記一実施形態で説明した構成要
素については同一符号を付し、その説明は省略する。図
1は、この発明のキャリアテ−プ搬送装置の全体を示す
斜視図である。このキャリアテ−プ搬送装置は、例え
ば、上記キャリアテ−プ2に半導体素子を搭載(インナ
−リ−ドボンディング)するインナ−リ−ドボンディン
グ装置に適用される。
【0031】このインナ−リ−ドボンディング装置は、
図1および図2(a)の中央部にAで示すボンディング
位置を具備する。図2(a)に示すように、このボンデ
ィング位置Aには、上端面に半導体素子20を保持する
ボンディングステ−ジ21と、上記ボンディングステ−
ジ21上に保持された半導体素子20に上記キャリアテ
−プ2に形成されたインナ−リ−ドを接合するボンディ
ングツ−ル22とが上下方向に対向して配設されてい
る。
【0032】このキャリアテ−プ搬送装置は、図に2で
示すキャリアテ−プを搬送し、このキャリアテ−プ2の
上記インナ−リ−ドが形成された部位(図示しない)
を、上記ボンディング位置Aに設けられた上記ボンディ
ングステ−ジ21と上記ボンディングツ−ル22との間
に順次停止させるようになっている。
【0033】なお、このボンディング位置Aには、停止
したキャリアテ−プ2を挟む一対の挟持板23、24
が、このキャリアテ−プ2の上下対向位置にそれぞれ配
設されている。
【0034】次に、上記キャリアテ−プ搬送装置の構成
を、図1〜図3を参照してさらに詳しく説明する。図1
に示すように、上記キャリアテ−プ搬送装置は、キャリ
アテ−プ2を供給するテ−プロ−ダ機構25と、上記キ
ャリアテ−プ2を水平に案内すると共にこのキャリアテ
−プ2を制動しバックテンションをかける制動機構26
と、この制動機構26と上記ボンディング位置Aを挟ん
で設けられ上記キャリアテ−プ2を図に矢印で示す方向
に間欠的に送り駆動する駆動機構27と、上記キャリア
テ−プ2を順次巻取るテ−プアンロ−ダ機構28とから
なる。
【0035】まず、上記テ−プロ−ダ機構25の構成に
ついて説明する。上記テ−プロ−ダ機構25は、上記キ
ャリアテ−プ2を巻回収納する供給リ−ル29を具備す
る。この供給リ−ル29は、図に30で示すロ−ダモ−
タの駆動軸に固定されており、このロ−ダモ−タ30が
作動することで、上記キャリアテ−プ2を順次下方向に
繰り出すようになっている。
【0036】また、上記供給リ−ル29に巻回されてな
るキャリアテ−プ2には、このキャリアテ−プ2の表面
を保護するスペーサテ−プ31が貼着されている。この
スペーサテ−プ31は、上記キャリアテ−プ2が上記供
給リ−ル29から繰り出される際にこのキャリアテ−プ
2から剥がされ、上記供給リ−ル29の下方に配設され
たスペーサテ−プ巻取リ−ル32によって順次巻き取ら
れるようになっている。
【0037】このスペーサテ−プ巻取リ−ル32は、図
に33で示すトルクモ−タの駆動軸に取り付けられてい
る。このトルクモ−タ33は、この巻取リ−ル32に加
わるトルクが所定値以下になった場合に作動し、上記巻
取リ−ル32に上記スペーサテ−プ31を順次巻き取る
ようになっている。
【0038】また、上記供給リ−ル29から下方に繰り
出されたキャリアテ−プ31は、弛みを持たせた状態で
上記制動機構26に送られるようになっている。そし
て、この供給リ−ルの29の直下部には、この供給リ−
ル29から繰り出されたキャリアテ−プ2の終端を検出
するエンドセンサ34が設けられている。上記キャリア
テ−プ2の終端には約1mの透明なリ−ダテ−プ(図示
しない)が設けられており、このエンドセンサ34は、
このリ−ダテ−プを検出することで、上記供給リ−ル2
9の交換時期を検知する役割を有する。
【0039】また、このエンドセンサ34の下方には、
上記キャリアテ−プ2の弛み量を検出する上部センサ3
5および下部センサ36が設けられている。この上部お
よび下部センサ35、36は、図に示すように高さを異
ならせて設けられ、かつ図に一点鎖線で示す走査線が水
平かつ互いに平行となるように配設されている。
【0040】このテ−プロ−ダ機構25は、上部センサ
35および下部センサ36の検出に基づいて上記ロ−ダ
モ−タ30を作動させ、上記キャリアテ−プ2を繰り出
すようになっている。
【0041】すなわち、上記上部センサ35は上記キャ
リアテ−プ2の弛みの上限を規定するものであり、キャ
リアテ−プ2の弛みの下端がこの上部センサ35の高さ
にまで上昇したならば、この上部センサ35の検出に基
づいて上記ロ−ダモ−タ30が作動し、上記キャリアテ
−プ2を繰り出す。
【0042】一方、上記下部センサ36は上記キャリア
テ−プ2の弛みの下限を規定するものであり、上記キャ
リアテ−プ2の弛みの下端がこの下部センサ36の高さ
にまで下降したならば、この下部センサ36の検出に基
づいて上記ロ−ダモ−タ30が停止し、上記キャリアテ
−プ2の繰り出しを中止する。
【0043】したがって、このテ−プロ−ダ機構25
は、上記供給リ−ル29と上記制動機構26との間に上
記キャリアテ−プ2の弛みを維持しながら、上記制動機
構27に対してこのキャリアテ−プ2を順次供給するよ
うになっている。
【0044】なお、上記キャリアテ−プ2の表面から剥
がされたスペーサテ−プ31は、上記トルクモ−タ33
によってその弛みが除去された状態で上記スペーサテ−
プ巻取リ−ル32に順次巻き取られるようになってい
る。
【0045】次に、上記制動機構26の構成について説
明する。図1および図2(a)に示すように、この制動
機構26はベ−ス板38を有する。このベ−ス板38上
には、図2(b)(同図(a)におけるI−I線に沿う
縦断面図)に示すように、上記キャリアテ−プ2の幅方
向両側をそれぞれ保持し案内する一対のガイド39、3
9が、このテ−プ2の幅寸法に応じて離間間隔可変に設
けられている。また、上記一対のガイド39の背面側に
は、図に41で示す板状のブラケットが、移動不能に立
設されている。
【0046】上記ガイド39は、上記ベ−ス板38上に
移動可能に立設された立板部42と、この立板部42の
上端に設けられたレ−ル部43とからなり、このレ−ル
部43には、上記キャリアテ−プ2の案内通路45が区
画されている。
【0047】上記立板42の下部には、一端部を上記ブ
ラケット41の下部に回転自在に保持されてなる送りね
じ44が螺着されている。したがって、上記一対のガイ
ド39は、上記送りねじ44を回転駆動することでその
間隔が調節され、上記レ−ル部43により区画されるキ
ャリアテ−プの通路45を幅方向に拡大あるいは縮小で
きるようになっている。
【0048】図1および図2(a)に示すように、上記
ガイド39の上記キャリアテ−プ2の送り方向に沿う中
途部には、上記レ−ル部43から上記立板42の高さ方
向中途部にまで亘る大きさの切欠部46が設けられてい
る。
【0049】この切欠部46内には、上記ブラケット4
1の上端部に保持され、上記キャリアテ−プ2と噛み合
ってこのキャリアテ−プ2を制動する制動用スプロケッ
ト48が設けられている。
【0050】また、上記ブラケット41の上記テ−プロ
−ダ機構25側に延出された部位には、上記スプロケッ
ト48を回転駆動するスプロケット用駆動モ−タ50お
よび上記送りねじ44を回転駆動する送りねじ用駆動モ
−タ51とが固定されている。各駆動モ−タ50、51
と上記制動用スプロケット48および上記送りねじ44
とは、図に52、53で示す第1、第2の伝達ベルトに
よってそれぞれ接続されている。
【0051】次に、上記制動用スプロケット48と上記
駆動モ−タ50との接続構造を図3を参照して詳しく説
明する。図3は、図2(a)におけるII−II線に沿
う縦断面を示したものである。 同図において、48
は、上記制動用スプロケット、50は上記スプロケット
用駆動モ−タである。
【0052】上記スプロケット用駆動モ−タ50は、駆
動軸50aをこのブラケット41の背面側に貫通させた
状態で、このブラケット41に固定されている。そし
て、上記駆動軸50aの先端部には、駆動プ−リ54が
固定されている。
【0053】また、上記スプロケット48は、図に55
で示す回転軸の一端部に固着されている。この回転軸5
5の長さ方向中途部は、上記ブラケット41に固定され
た2個の第1の軸受56により回転自在に保持されてい
る。そして、上記ブラケット41の背面側に導出された
上記回転軸55の他端側には、この回転軸55に外嵌さ
れた第2の軸受57を介して従動プ−リ58が設けられ
ている。
【0054】上記駆動プ−リ54と従動プ−リ58とに
は、上述した第1の伝達ベルト52が巻回されている。
したがって、上記駆動モ−タ50の回転力は上記駆動プ
−リ54および上記第1の伝達ベルト52を介して上記
従動プ−リ58に伝達されるようになっている。
【0055】ところで、上記従動プ−リ58と上記回転
軸55とは、上記第2の軸受57によって相対回転自在
となっているから、上記従動プ−リ58の回転力(トル
ク)が直接上記回転軸55に伝わることはない。
【0056】この従動プ−リ58と上記回転軸55間の
回転力(トルク)の伝達は、上記回転軸55の他端部に
設けられたトルク伝達機構60によってなされるように
なっている。
【0057】このトルク伝達機構60は、上記回転軸5
5の他端部に螺着された円盤状のトルク調整板61を具
備する。このトルク調整板61は、図に62で示すナッ
トによってこの回転軸55に固定されている。
【0058】このトルク調整板61の上記従動プ−リ5
4に対向する面には、図に63で示す複数本のトルク伝
達ピンがこのトルク調整板61の周方向に沿って所定の
間隔で立設されている。また、この伝達ピン63の先端
には、一面を上記従動プ−リ58の一面に当接させるブ
レ−キシュ−64が、このピン63に沿って移動自在に
挿着されている。
【0059】そして、このブレ−キシュ−64と上記ト
ルク調節板61の一面との間には、図に65で示すスプ
リングが圧縮された状態で挿入されている。したがっ
て、上記ブレ−キシュ−64は、上記スプリング65の
復元力によって上記従動プ−リ58の一面に押し付けら
れるようになっている。
【0060】このトルク伝達機構60は、上記ブレ−キ
シュ−64と上記従動プ−リ58との間に生じる摩擦力
によって上記従動プ−リ58と上記回転軸55とをトル
ク伝達可能に連結するようになっている。
【0061】なお、このスプリング65の復元力および
上記ブレ−キシュ−64の材質および個数は、上記キャ
リアテ−プ2に要求されるバックテンションの大きさに
応じて規定される。
【0062】すなわち、この制動機構26は、次に説明
するようにして上記キャリアテ−プ2にバックテンショ
ンを付与するようになっている。この制動機構26は、
上記スプロケット用駆動モ−タ50を上記キャリアテ−
プ2を巻き戻す場合以外は使用せず、通常のキャリアテ
−プ2送り時には停止させている。したがって、通常、
上記従動プ−リ58は回転不能に保持されている。
【0063】したがって、後述する送り駆動機構27に
よって上記キャリアテ−プ2が送り駆動される場合に
は、上記キャリアテ−プ2には、この制動機構26によ
って上記ブレ−キシュ−64と従動プ−リ58との摩擦
力に比例するバックテンションが付与されることとな
る。
【0064】一方、この制動機構26は、何等かの原因
で上記キャリアテ−プ2を逆走させる必要がある場合
に、上記スプロケット用駆動モ−タ50を作動させる。
この場合であっても、上記キャリアテ−プ2は、このブ
レ−キシュ−64と従動プ−リ58との摩擦トルクに相
当する力で駆動されることとなる。
【0065】したがって、上記キャリアテ−プ2の逆走
時に、上記摩擦トルクを越えるテンションがこのキャリ
アテ−プ2に加わった場合には、上記ブレ−キシュ−6
4と従動プ−リ58との間に滑りが生じて上記キャリア
テ−プ2の送りが規制されるようになっている。
【0066】すなわち、この制動機構26は、正常の送
り時であっても巻き戻し時であっても、上記キャリアテ
−プ2を常に一定のテンションで張設し、そのテンショ
ンに変動が生じるということを有効に防止するようにな
っている。
【0067】なお、この図3および図1、図2に66で
示すのは、上記キャリアテ−プ2を上記スプロケット4
8に押し付けるための一対のピンチロ−ラである。この
ピンチロ−ラ66は、図3に示すように、軸線を水平し
かつ上下移動可能に設けられた中心軸68に回転自在に
外挿されたカラ−69の外面に上記キャリアテ−プ2の
幅に相当する所定間隔で固定されるようになっている。
【0068】また、上記中心軸68は、図1に70で示
すスプリングにより下方向に付勢され、上記ピンチロ−
ラ66を介して上記キャリアテ−プ2を上記スプロケッ
ト48に押し付けるようになっている。
【0069】次に、上記駆動機構27について説明す
る。この駆動機構27は、図1および図2に示すよう
に、上記ボンディング位置Aを挟んで上記キャリアテ−
プ2の送り方向下流側に上記制動機構26と対象な位置
に設けられかつ、上記制動機構26と略同じ構成を具備
するものとなっている。
【0070】したがって、上記制動機構26と同一の構
成には、同一の符号を付してその構成の詳しい説明は省
略する。なお、この駆動機構27は、上記制動機構26
と異なり、上記キャリアテ−プ2にバックテンションを
与えるものではないので、上記トルク伝達機構60に相
当する機構は具備しない。すなわち、図示しないが、図
3を引用して示す上記従動プ−リ58は、上記第2の軸
受57を介することなく、直接上記回転軸55に直接固
着されている。
【0071】したがって、この駆動機構27は、上記キ
ャリアテ−プ2を送り駆動する場合には、上記駆動モ−
タ50を作動させることで、上記駆動プ−リ54、第1
の伝達ベルト52および従動プ−リ58とを介して図に
71で示す駆動用スプロケットを直接回転駆動するよう
になっている。
【0072】次に、上記テ−プアンロ−ダ機構28の構
成について説明する。このテ−プアンロ−ダ機構28
は、図に示すように、上記キャリアテ−プ2の送り方向
下流側に設けられ、上記ボンディング位置Aを挟んで上
記テ−プロ−ダ機構25と対称となる構成を具備する。
【0073】すなわち、上部に設けられ、上記キャリア
テ−プ2を巻き取る巻取リ−ル72と、この巻取リ−ル
72の下方に設けられ、上記キャリアテ−プ2の巻き取
り時に上記キャリアテ−プ2の表面にスペーサテ−プ3
1を供給するスペーサテ−プ供給リ−ル73とを具備す
る。
【0074】上記巻取リ−ル72は、アンロ−ダモ−タ
74の駆動軸に固定され、上記スペーサテ−プ供給リ−
ル73はトルクモ−タ75によって駆動されるようにな
っている。
【0075】さらに、上記巻取リ−ル71と上記スペー
サテ−プ供給リ−ル72との間には、上記テ−プロ−ダ
部25と同様に、エンドセンサ76およびこのエンドセ
ンサ76の下方に設けられた上部センサ77、下部セン
サ78とが配設されている。この上部および下部センサ
77、78は上記テ−プロ−ダ部26に設けられた各セ
ンサ35、36と同様に上記キャリアテ−プ2の弛みを
検出し、上記アンロ−ダモ−タ74を作動させるように
なっている。
【0076】すなわち、上記キャリアテ−プ2が上記ボ
ンディング位置Aを通過してこのテ−プアンロ−ダ機構
28に送られてくると、上記キャリアテ−プ2の弛み量
が増し、この弛みの下端が下降する。
【0077】このキャリアテ−プ2の弛みの下端が上記
下部センサ78の高さにまで下降したならば、この下部
センサ78の検出に基づいて上記アンロ−ダモ−タ74
が作動し、上記巻取リ−ル72を回転させることによっ
て上記キャリアテ−プ2を巻き取る。
【0078】このことによって上記キャリアテ−プ2の
弛みが少なくなり、上記弛みの下端は上昇することとな
る。この弛みの下端が上記上部センサ77の高さに達し
たならば、この上部センサ77の検出に基づいて上記ア
ンロ−ダモ−タ74は停止され、上記キャリアテ−プ2
の巻き取りを中止する。
【0079】このような動作により、このテ−プアンロ
−ダ機構28は、上記キャリアテ−プ2の弛みを維持し
つつ、このキャリアテ−プ2を順次巻き取るようになっ
ている。
【0080】次に、このキャリアテ−プ搬送装置の全体
動作について説明する。作業者(オペレ−タ)は、ま
ず、上記制動機構26および駆動機構27に設けられた
上記一対のガイド39の間隔を搬送するキャリアテ−プ
2の幅に対応する大きさに設定する。これは、上記送り
ねじ用駆動モ−タ51を作動させ、上記一対のガイドに
架設された送りねじ44を回転駆動することで行う。
【0081】また、上記一対のピンチロ−ラ66、66
の幅変更は、このピンチロ−ラ66を図3に示す上記カ
ラ−69に固定している押しボルト81を緩め、このピ
ンチロ−ラ66を上記カラ−69に沿ってスライドさ
せ、その取り付け幅を変更することで行う。
【0082】ついで、作業者は、上記テ−プロ−ダ機構
25に設けられたロ−ダモ−タ30の駆動軸に上記キャ
リアテ−プ2が巻回収納されてなる供給リ−ル29をセ
ットする。ついで、作業者は、この供給リ−ル29から
上記キャリアテ−プ2を引き出し、上記制動機構26お
よび駆動機構27にセットして、その端部を上記テ−プ
アンロ−ダ機構28の巻取リ−ル72に接続する。
【0083】上記制動機構26および駆動機構27への
上記キャリアテ−プ2のセットは、上記一対のガイド3
9、39間に上記キャリアテ−プ2を挿通させると共
に、上記キャリアテ−プ2の幅方向両側部に沿って設け
られたスプロケットホ−ル(図示しない)を、上記制動
機構26および駆動機構27に設けられた各スプロケッ
ト48、71に噛み合わせる。なお、このキャリアテ−
プ2は、上記ピンチロ−ラ66によって上記スプロケッ
ト48、71から外れないように押さえ付けられる。
【0084】上記キャリアテ−プ2に形成された回路パ
タ−ンおよびインナ−リ−ドは、上記スプロケットホ−
ルを基準に形成されているため、上記2つのスプロケッ
ト48、71に上記キャリアテ−プ2のスプロケットホ
−ルを噛み合わせ、上記制動機構26により上記キャリ
アテ−プにバックテンションを付与すれば上記キャリア
テ−プ2の回路パタ−ンはこのテ−プ2の送り方向に精
度良く位置決めされる。
【0085】また、このキャリアテ−プ2の幅方向の位
置決めは、上記一対のガイド39、39による上記キャ
リアテ−プ2の幅方向の規制、および上記キャリアテ−
プ2の幅方向両側に設けられたスプロケットホ−ルと上
記各スプロケット48、71とを噛合させることによっ
て行われる。
【0086】ついで、作業者は、このキャリアテ−プ搬
送装置およびインナ−リ−ドボンディング装置を作動さ
せる。まず、上記テ−プロ−ダ機構25は、上記キャリ
アテ−プ2の送り方向上流側に位置する弛み部の下端を
上記下部のセンサ36の高さに位置させる。一方、上記
テ−プアンロ−ダ機構28は、上記キャリアテ−プ2の
下流側に位置する弛み部の下端を上記上部センサ77の
高さに位置させる。
【0087】ついで、上記駆動機構27を作動させ、上
記駆動用スプロケットを所定角度ずつ間欠的に回転させ
ることで、上記キャリアテ−プ2を所定のピッチで間欠
的に送り駆動する。
【0088】このとき、上記制動機構26は、上記キャ
リアテ−プ2の駆動および停止にかかわらず、上記トル
ク伝達機構60により付与される摩擦力に比例する一定
のバックテンションをこのキャリアテ−プ2に掛けるこ
ととなる。
【0089】このことで、このキャリアテ−プ搬送装置
は、上記キャリアテ−プ2のインナ−リ−ドの設けられ
た位置を上記ボンディング位置Aに精度良く停止させ
る。一方、上記テ−プロ−ダ機構25およびアンロ−ダ
機構28は、上記キャリアテ−プ2の弛み量に応じて上
記ロ−ダモ−タ30およびアンロ−ダモ−タ74を作動
させ、このキャリアテ−プ2の送りおよび巻取を行う。
【0090】なお、前述したように上記キャリアテ−プ
2の上流側および下流側には常に弛み状態が維持される
ようになっている。このキャリアテ−プ搬送装置は、上
記弛み部により、上記供給リ−ル29および巻取リ−ル
72の起動時あるいは停止時に生じるショックを吸収
し、上記キャリアテ−プ2のテンションに変動が生じる
ことを有効に防止する。
【0091】そして、上記インナ−リ−ドボンディング
装置は、上記ボンディング位置Aに上記キャリアテ−プ
2の所定のインナ−リ−ドの設けられた部位が停止され
たならば、上記ボンディングステ−ジ21を上昇させて
このボンディングステ−ジ21上に保持した半導体素子
20の電極パッドを上記インナ−リ−ドの先端に当接さ
せる。
【0092】ついで、上記ボンディングツ−ル22を下
降させることで、上記キャリアテ−プ2のインナ−リ−
ドを上記半導体素子20の電極パッドに接合(ボンディ
ング)する。
【0093】このボンディング装置は、このような動作
を上記キャリアテ−プ2が停止される毎に繰り返すこと
で、上記半導体素子20を上記キャリアテ−プ2に順次
インナ−リ−ドボンディングしていくようになってい
る。
【0094】なお、上記キャリアテ−プ2に掛けるバッ
クテンションを変更したい場合には、上記トルク伝達機
構60に設けられたナット62を緩め、上記トルク調節
板61の固定位置を変更することにより行う。
【0095】また、上述したように、上記キャリアテ−
プ2の終端には、約1mの透明なリ−ダテ−プが接続さ
れており、上記テ−プロ−ダ機構25に設けられたエン
ドセンサ34によりこのリ−ダテ−プを検出すると、上
記駆動機構27は上記キャリアテ−プ2の送りを停止す
るようになっている。
【0096】作業者は上記リ−ダテ−プと上記キャリア
テ−プ2の境目を切断し、上記テ−プロ−ダ機構25の
供給リ−ル29を新たなキャリアテ−プ2が巻回されて
なるものに交換する。また、同時に、上記スペーサテ−
プ巻取リ−ル32を未だ上記スペーサテ−プ31が巻回
されていない新たなものに交換する。
【0097】ついで、上記切断したキャリアテ−プ2の
終端と上記新たな供給リ−ル29から繰り出されたキャ
リアテ−プ2の先端とを接続する。両者は例えば粘着テ
−プで接着され、連続した一本のキャリアテ−プ2とな
る。
【0098】作業者は、キャリアテ−プ2の接続を終え
たならば、上記駆動機構27を再び作動させ、上記キャ
リアテ−プ2を間欠的に送り駆動すると共に、上記イン
ナ−リ−ドボンディング装置により上記半導体素子20
をキャリアテ−プ2にインナ−リ−ドボンディングさせ
る。
【0099】このような動作により、上記キャリアテ−
プ搬送装置は、上記キャリアテ−プ2を間欠的に送り駆
動し、上記インナ−リ−ドボンディング装置に上記半導
体素子のインナ−リ−ドボンディングを行なわせるよう
になっている。
【0100】このような構成によれば、以下に説明する
効果がある。この発明は、上述したように、テ−プロ−
ダ機構25とテ−プ駆動機構27との間に、このテ−プ
駆動機構27との間でキャリアテ−プ2を水平に張設す
ると共にこのキャリアテ−プ2の送りを制動してこのキ
ャリアテ−プ2に一定のテンションを付与する制動機構
26を設けたようにしたものである。
【0101】このことにより、上記キャリアテ−プ2
を、変動の少ない安定したテンションで張設することが
でき、キャリアテ−プ2の変形、位置ずれ、剥がれ、強
度低下等のキャリアテ−プ搬送時の不良を少なくするこ
とができる。
【0102】すなわち、図5および図6に示す従来の装
置では、テンションロ−ラ12をキャリアテ−プ2の一
面に当接させ、このキャリアテ−プ2を所定の方向に付
勢することにより、上記キャリアテ−プ2にテンション
を付与していたので、このテンションロ−ラ12の加減
速によりキャリアテ−プ2のテンションに変動が生じた
り、上記キャリアテ−プ2の上流側および下流側の振動
が上記テンションロ−ラ12を介して上記張設部分(ボ
ンディング位置A)に伝わることにより、微細構造のキ
ャリアテ−プ2を搬送する場合には接合部に位置ずれが
生じたり回路パタ−ンにダメ−ジを与えるといった不具
合が予想されていた。
【0103】この装置では、上記キャリアテ−プ2を付
勢するのではなく、上記キャリアテ−プ2を制動するこ
とで上記キャリアテ−プにテンションを付与するように
したので、テンションの変動を少なくすることができ
る。
【0104】また、上記テンションロ−ラ12を上下さ
せる方式と比較して微小で安定したテンションを設定す
ることができるから、テンション過大による上記キャリ
アテ−プ2の破損等の有効にに防止できる。
【0105】さらに、上記キャリアテ−プ2の上流側お
よび下流側に弛みを持たせることで、供給リ−ル29や
巻取リ−ル72からの振動の伝達等も有効に防止でき、
上記キャリアテ−プ2をより安定的に張設することがで
きる。
【0106】また、上記弛み部が存在することで、上記
制動機構26と駆動機構27の間に張設されるキャリア
テ−プ2以外には、必要以上のテンションがかからない
ので、このキャリアテ−プ2の破損を有効に防止でき
る。
【0107】これらのことにより、微細な回路パタ−ン
を有するキャリアテ−プ2を用いた場合であっても、よ
り良好にかつ歩留まり良く、半導体の実装を行うことが
できる効果がある。
【0108】また、上記装置では、上記回転制御される
駆動用スプロケット72と制動用スプロケット48を上
記キャリアテ−プ2と噛み合わせることでこのキャリア
テ−プ2にテンションを付与するようにしたので、従来
例のように回転自在に設けられかつ噛み合うことなく上
記キャリアテ−プ2を付勢するテンションロ−ラ12を
用いる場合と比較して、上記キャリアテ−プ2を幅方向
および長手方向により精度の良く位置決めすることがで
きる。
【0109】さらに、上記ガイド43およびピンチロ−
ラ66により上記キャリアテ−プ2を保持することで、
上記張設部(ボンディング位置A)における上記キャリ
アテ−プ2の位置ずれおよび振動を有効に防止できる。
【0110】一方、上記装置では、上記キャリアテ−プ
2を巻き戻す場合であっても、上記キャリアテ−プ2に
掛かるテンションを一定に保つことができるので、上記
キャリアテ−プ2の破損をより有効に防止できる効果が
ある。
【0111】なお、この発明は、上記一実施形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形可能である。例えば、上記一実施形態では、上記
制動機構26と駆動機構27は上記テ−プロ−ダ機構2
5とテ−プアンロ−ダ機構28との間に一組しか設けら
れていなかったが、図4に示すように、インナ−リ−ド
ボンディング装置とアウタリ−ドボンディング装置等、
複数の実装装置を接続する場合には、それぞれの装置に
上記制動機構26および駆動機構27を設けるようにし
ても良い。
【0112】この場合には、上記各実装装置の間に位置
するキャリアテ−プ2に弛み部を設け、かつこの弛み量
を検出する上部センサ83および下部センサ84の検知
信号に基づいて上記2つの駆動機構27、27を個別に
制御することで、上記一実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0113】また、上記一実施形態では、上記キャリア
テ−プ2の搬送中は、上記制動機構26に設けられた制
動用モ−タ50を停止させていたが、一定の速度で上記
キャリアテ−プ2の送り方向と反対の方向に逆転させる
ようにしても良い。
【0114】このようにしても、上記キャリアテ−プ2
に掛かるテンションは上記トルク伝達機構60の作用に
より一定に保たれることとなるから、上記一実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0115】さらに、この場合には、上記キャリアテ−
プ2の送りおよび停止にかかわらず上記ブレ−キシュ−
64は上記従動スプロケットに対して摺動していること
となるから、上記キャリアテ−プ2の送りおよび停止に
よる摩擦力の変動を極小または無くすることができ、よ
り安定的に上記キャリアテ−プ2の送りを行うことがで
きる効果がある。
【0116】また、上記一実施形態では、制動用駆動モ
−タ50にトルク伝達手段60を連結することにより制
動機構26を構成したが、これに限定されるものではな
く、トルクモ−タを用い、このトルクモ−タで上記制動
用スプロケット48を直接駆動できるように構成しても
同様の効果を得ることができる。
【0117】すなわち、上記キャリアテ−プ2を搬送す
る際に、上記トルクモ−タをこのキャリアテ−プ2の逆
走方向に作動可能にセットしておけば、常にこのトルク
モ−タの出力トルクに比例したテンションを上記キャリ
アテ−プに付与することができる。
【0118】なお、ここでいうトルクモ−タは、安定し
た低トルクを発生するモ−タであれば良く、ACモ−
タ、DCモ−タ、さらにはエア駆動モ−タであっても良
い。この場合、上記テンションの大きさは、上記トルク
モ−タの出力トルクにより所望のお大きさに設定するこ
とができる。
【0119】また、上記一実施形態では、上記キャリア
テ−プ搬送装置を組み込む実装装置としてインナ−リ−
ドボンディング装置を挙げていたが、これに限定される
ものではなく、他のTAB(Tape Automated Bonding)
方式の実装装置等であっても良い。
【0120】また、これらのうち3つ以上の実装装置を
連結するような構成の装置であっても良い。この場合に
は、図4に示す装置と同様に、上記制動機構および駆動
機構を3組以上連結させる構成とすれば良い。
【0121】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、半導体
素子が接続される回路パタ−ンが形成されてなるキャリ
アテ−プを順次供給するテ−プロ−ダ機構と、上記テ−
プロ−ダ機構から供給された上記キャリアテ−プを順次
送り駆動する駆動機構と、上記テ−プロ−ダ機構と上記
駆動機構との間に配設され、上記キャリアテ−プの送り
を制動することで、このキャリアテ−プを上記上記駆動
機構との間に一定のテンションで張設する制動機構と、
上記駆動機構を通過したキャリアテ−プを順次巻き取る
テ−プアンロ−ダ機構とを具備することを特徴とするキ
ャリアテ−プ搬送装置である。
【0122】このような構成によれば、キャリアテ−プ
を一定のテンションで安定的に張設・搬送することがで
き、微細な回路パタ−ンを有するキャリアテ−プであっ
ても、変形、位置ずれ、剥がれ、強度低下等の不良や振
動を防止できる。
【0123】さらに、上記駆動機構として、上記キャリ
アテ−プの幅方向両側部に設けられたスプロケットホ−
ルに噛合する駆動用スプロケットと、この駆動用スプロ
ケットを回転駆動する駆動モ−タとを具備するものを採
用し、上記制動機構として、上記キャリアテ−プのスプ
ロケットホ−ルと噛合する制動用スプロケットと、この
制動用スプロケットと所定の摩擦力をもって制動し上記
キャリアテ−プを一定のテンションで張設するトルク制
御手段とを具備するものを採用することで、より精度の
良い位置決めを行える効果がある。
【0124】また、上記テ−プロ−ダ部は、キャリアテ
−プを弛ませた状態で上記制動機構に供給し、上記テ−
プアンロ−ダ部は、上記駆動機構を通過したキャリアテ
−プを弛ませた状態で巻き取るものとすることで、より
確実に上記キャリアテ−プのテンションの変動を防止で
きる効果がある。
【0125】上記テ−プロ−ダ機構とテ−プアンロ−ダ
機構との間に、上記キャリアテ−プを張設する1組の駆
動機構および制動機構を2組以上具備し、各組の間で上
記キャリアテ−プを弛ませるようにすることで、複数の
実装装置にこのキャリアテ−プ搬送装置を適用する場合
であっても、簡単な構成で同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同じく、(a)は正面図、(b)は(a)のI
−I線に沿う縦断面図。
【図3】同じく、図2(a)のII−II線に沿う縦断
面図。
【図4】他の実施形態を示す概略構成図。
【図5】従来例を示す概略構成図。
【図6】同じく、テンション付与機構を拡大して示す斜
視図。
【符号の説明】
2…キャリアテ−プ、25…テ−プロ−ダ装置、26…
制動機構、27…駆動機構、28…テ−プアンロ−ダ機
構、48…制動用スプロケット、50…駆動モ−タ、6
0…トルク制御機構(トルク制御手段)、71…駆動用
スプロケット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子が接続される回路パタ−ンが
    形成されてなるキャリアテ−プを供給するテ−プロ−ダ
    機構と、 上記テ−プロ−ダ機構から供給された上記キャリアテ−
    プを送り駆動する駆動機構と、 上記テ−プロ−ダ機構と上記駆動機構との間に配設さ
    れ、上記キャリアテ−プの送りを制動することで、この
    キャリアテ−プを上記テ−プロ−ダ機構と上記駆動機構
    との間に一定のテンションで張設する制動機構と、 上記駆動機構を通過したキャリアテ−プを順次巻き取る
    テ−プアンロ−ダ機構とを具備することを特徴とするキ
    ャリアテ−プ搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャリアテ−プ搬送装置
    において、 上記駆動機構は、上記キャリアテ−プの幅方向両側部に
    設けられたスプロケットホ−ルに噛合する駆動用スプロ
    ケットと、この駆動用スプロケットを回転駆動する駆動
    モ−タとを具備し、 上記制動機構は、上記キャリアテ−プのスプロケットホ
    −ルと噛合する制動用スプロケットと、この制動用スプ
    ロケットと所定の摩擦力をもって制動し上記キャリアテ
    −プを一定のテンションで張設するトルク制御手段とを
    具備するものであることを特徴とするキャリアテ−プ搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のキャリアテ−プ搬送装置
    において、 上記テ−プロ−ダ部は、キャリアテ−プを弛ませた状態
    で上記制動機構に供給し、 上記テ−プアンロ−ダ部は、上記駆動機構を通過したキ
    ャリアテ−プを弛ませた状態で巻き取るものであること
    を特徴とするキャリアテ−プ搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のキャリアテ−プ搬送装置
    において、 上記テ−プロ−ダ機構とテ−プアンロ−ダ機構との間
    に、 上記キャリアテ−プを張設する1組の駆動機構および制
    動機構を2組以上具備し、 各組の間で上記キャリアテ−プを弛ませたことを特徴と
    するキャリアテ−プ搬送装置。
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