JPH09324117A - 導電性ポリウレタン組成物および導電性ロール - Google Patents

導電性ポリウレタン組成物および導電性ロール

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JPH09324117A
JPH09324117A JP14241796A JP14241796A JPH09324117A JP H09324117 A JPH09324117 A JP H09324117A JP 14241796 A JP14241796 A JP 14241796A JP 14241796 A JP14241796 A JP 14241796A JP H09324117 A JPH09324117 A JP H09324117A
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JP
Japan
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conductive
polyurethane composition
surfactant
electrically conductive
weight
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JP14241796A
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English (en)
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Takashi Uekusa
隆 植草
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 界面活性剤のブリードをなくしてOPCの汚
染を防止する。また環境変化に対する体積抵抗値の変化
を小さくする。 【解決手段】 導電性を有する界面活性剤を含む導電性
ポリウレタン組成物において、ベースポリマーとしての
ポリオール100重量部に対し、環状オリゴ糖としての
シクロデキストリンを0.01〜10重量部、好ましく
は0.1〜5重量部添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電記録や電子写
真を用いたプリンタに用いられるトナー運搬用ローラ、
帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ、およびクリーニ
ングローラ等、静電気的に被接触物を制御する導電性ロ
ーラに用いるのに適した導電性ポリウレタン組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等では、感光体の表面に静電潜像を形成し、これにト
ナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像を転
写,定着することで画像出力が行われる。このような電
子写真の各プロセス、すなわち帯電、露光、現像、転
写、定着、および除電の各プロセスにおいて、静電気を
精密に制御するために、弾性および導電性を有する各種
ローラが使用され、その要求性能はますます厳しくなっ
ている。
【0003】このようなローラの素材としては、導電制
御に適した導電性ポリウレタン組成物が好適に用いら
れ、この際に上記ローラに求められる体積抵抗値は、1
6〜108Ωcm程度の半導体領域の場合が多い。この
ような体積抵抗値を得るために、例えば、導電性を有す
るカーボンとともに、第4級アンモニウム塩、カチオン
界面活性剤、アニオン界面活性剤等の導電性を有する界
面活性剤が少量併用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カーボ
ンを多量に使用すると組成物の粘度が著しく増加するた
め、溶剤を用いて粘度を下げ、ロール注型後に溶剤を取
り除かなければならない。また、溶剤の使用は、製品に
気泡が残ったり、溶剤を処理しなければならないといっ
た問題を生ずる。
【0005】そこで、カーボンを少なくし、かわりに界
面活性剤を多めに用いることによって、求められる体積
抵抗値を有するとともに、上記溶剤を用いずにロールを
注型できるようにすることが望ましい。
【0006】しかしながら、上記界面活性剤はロール表
面にブリードし易く、特に界面活性剤を多めに使用した
場合、被接触物としてのOPC(Organic ph
oto conductor:有機光導電体)を汚染す
るといった問題が生じる。また、上記界面活性剤を含ん
だ導電性ポリウレタン組成物は、環境条件の変化に対し
て導電性が相対的に大きく変化するといった問題もあ
る。
【0007】このようなことから、被接触物を制御する
ための導電性ロールに好適に用いられる、上記界面活性
剤を含んだ導電性ポリウレタン組成物としては、従来、
満足のいくものはなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の導電性
ポリウレタン組成物は、導電性を有する界面活性剤と、
環状オリゴ糖とを含有することを特徴としている。
【0009】また、本発明に係わる導電性ロールは、少
なくとも導電性を有する界面活性剤と環状オリゴ糖とを
含有する導電性ポリウレタン組成物の弾性体層を有する
ことを特徴としている。
【0010】上記導電性ポリウレタン組成物のベースポ
リマーとしては、一般のウレタンフォームやウレタンエ
ラストマーに用いられるポリオールを用いることができ
る。具体的にはポリエチレングリコール,ポリプロピレ
ングリコール,ポリプロピレングリコール−エチレング
リコール、あるいはそれらをブレンドしたポリアルキレ
ングリコールや、ポリテトラメチレングリコール等に代
表されるポリエーテルポリオールが挙げられる。また、
テトラヒドロフランとアルキレンオキサイドとの共重合
ポリオールや、不飽和結合の存在する重合可能なポリマ
ーポリオールと呼ばれる各種変性体あるいはそれらをブ
レンドしたものを挙げることができる。
【0011】さらに上記ポリオールのポリエステルポリ
オールとしては、アジピン酸などのジカルボン酸とエチ
レングリコールなどのポリオールとの縮合により得られ
る縮合系ポリエステルポリオール,ラクトン系ポリエス
テルポリオール,ポリカーボネートポリオールあるいは
それらをブレンドしたものが挙げられる。その他、ポリ
オールとして、アクリル共重合体に水酸基を導入したポ
リアクリルポリオール、末端に水酸基を含有するブタジ
エン及びそれらの共重合体からなるポリオール,燐酸基
を含んだポリオール,ハロゲン含有ポリオール等を用い
てもよい。
【0012】上記環状オリゴ糖としては、例えばシクロ
デキストリンが好適に用いられ、その使用範囲は、ポリ
オール100重量部に対して0.05〜10重量部、特
に顕著に効果を表すのは0.1〜5重量部である。環状
オリゴ糖が0.1重量部以下となると包接による界面活
性剤のブリードを押える効果が減少し、0.05重量部
以下では上記効果の減少がさらに顕著となる。また、上
記環状オリゴ糖が5重量部以上となると粘度の増加が著
しくなり、10重量部以上ではさらに急激に粘度が増加
し、例えば導電性ロールの弾性体層に用いられた際にロ
ール成形時の注型が困難となる。
【0013】導電性を有し、導電性ポリウレタン組成物
に導電性を付与する界面活性剤としては、アニオン系の
界面活性剤では、アルキルサルフェートなどのスルホン
酸塩,2エチルヘキシルアルキル硫酸エステルナトリウ
ム塩などの硫酸エステル塩,リン酸エステル塩,カチオ
ン系の界面活性剤としては、オクタデシルトリメチルア
ンモニウムクロライドなどの第4級アンモニウム塩等が
挙げられる。その他、ラウリルジメチルベタインなどの
両性系界面活性剤,ポリエチレングリコール型,多価ア
ルコール型などの非イオン性界面活性剤及びアミン類に
エチレンオキサイドを付加させた界面活性剤が挙げられ
る。
【0014】またこれら界面活性剤と併用して用いら
れ、導電性ポリウレタン組成物に導電性を付与するもの
として、ケッチェンブラックやアニリンブラックなどの
導電性カーボン,銅やニッケルなどの導電性金属粉末,
酸化チタンや酸化インジュウムなどの金属酸化物,ポリ
アセチレン,ポリピロール,ポリアニリンなどの有機導
電性物質,LiClO4,NaClO4,LiCF3
3,LiSCN,NaSCN,KSCNなどの金属塩
あるいはアンモニウム塩などの電解質,1,4−ブタン
ジオールやエチレングリコールプロピレングリコールな
どの多価アルコールとその誘導体との錯体などを使用し
てもよい。
【0015】上記導電性ポリウレタン組成物の架橋剤と
しては、エチレングリコール,1,4−ブタンジオー
ル,ハイドロキノンジエチロールエーテル,グリセリン
などの多価アルコールのほか、ジフェニルメタンジアミ
ン,m−フェニレンジアミンなど1級,2級のジアミン
類及びポリアミン類,3,3’−ジクロロ−4,4’−
ジアミノジフェニルメタンが好適に用いられる。
【0016】上記導電性ポリウレタン組成物の硬化剤と
しては、イソシアネートに代表されるウレタン材料に常
用されるものであれば、従来公知のどの様なものでもよ
い。上記イソシアネートとしては、例えば、ジフェニル
メタンジイソシアネート,トリレンジイソシアネート,
ナフタレンジイソシアネート,トリジンジイソシアネー
ト,ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート,ヘ
キサメチレンジイソシアネート,イソホロンジイソシア
ネート,キシリレンジイソシアネート,水添キシリレン
ジイソシアネート,ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、およびそれらのプレポリマーまたは変性物、あ
るいはこれらをブレンドしたものが挙げられる。
【0017】本発明に係わる導電性ポリウレタン組成物
は、体積抵抗値が106〜1010Ω・cmであることが
望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる実施例と
比較例とを参照して、本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0019】
【表1】
【0020】(実施例1)表1に示すように導電性ポリ
ウレタン組成物のポリオールとしてのクラポールP20
10(クラレ(株))100重量部に対して、架橋剤と
しての1,4−ブタンジオール(出光ビーエーエスエフ
(株))2重量部、触媒としてのDBTDL(共同薬品
(株))0.05重量部、導電材としてのエレガン26
4WAX(日本油脂(株))1重量部を加え、さらに環
状オリゴ糖としてのシクロデキストリン(日本食品化工
(株))0.2重量部を添加,混合し、真空脱泡を十分
に行った。その後、硬化剤としてのイソシアネートであ
るコロネートHX(日本ポリウレタン(株))30.2
重量部を加え、良く撹拌した後、真空脱泡で気泡を取り
除いた。そして、120℃に加熱された金型で2時間反
応させた。
【0021】(実施例2)表1に示すようにポリオール
としてのクラポールP2010(クラレ(株))100
重量部に対し、架橋剤としての1,4−ブタンジオール
(出光ビーエーエスエフ(株))2重量部、触媒として
のDBTDL(共同薬品(株))0.05重量部、導電
材としてのエレガン264WAX(日本油脂(株))1
重量部を加え、さらに環状オリゴ糖としてのシクロデキ
ストリン(日本食品化工(株))1重量部を添加,混合
し、真空脱泡を十分に行った。その後、硬化剤としての
イソシアネートであるコロネートHX(日本ポリウレタ
ン(株))30.2重量部を加え、良く撹拌した後、真
空脱泡で気泡を取り除いた。そして、120℃に加熱さ
れた金型で2時間反応させた。
【0022】(比較例1)表1に示すようにポリオール
としてのクラポールP2010(クラレ(株))100
重量部に対し、架橋剤としての1,4−ブタンジオール
(出光ビーエーエスエフ(株))2重量部、触媒として
のDBTDL(共同薬品(株))0.05重量部、導電
材としてのエレガン264WAX(日本油脂(株))1
重量部を加えて混合し、真空脱泡を十分に行った。その
後、硬化剤としてのイソシアネートであるコロネートH
X(日本ポリウレタン(株))30.2重量部を加えて
良く撹拌した後、真空脱泡で気泡を取り除いた。そし
て、120℃に加熱された金型で2時間反応させた。
【0023】これら実施例1,2および比較例1に対し
て各種試験を行った。その試験結果を表2および図2に
示す。
【0024】
【表2】
【0025】1)成型後3日間室温で放置した後、図1
に示すように、試料1を恒温恒湿層2の中に入れ、試料
1の両側に配置された電極3をリード線4を介して抵抗
計5に接続し、この抵抗計5で試料1の抵抗値を測定し
た。そして所定の温度湿度になってから30分後の抵抗
値を測定して体積抵抗値に変換した。図2にも示される
ように、シクロデキストリンを微量入れることによっ
て、体積抵抗値が低くなるとともに、環境の変化に対す
る体積抵抗値の変化も小さくなっていることが分かる。
【0026】
【数1】
【0027】3)成型後3日間室温で放置した後、目視
及び指で触ってみてブリードの有無を確認した。その結
果、シクロデキストリンを微量加えた実施例1,2のも
のでは、界面活性剤のブリードがなくなっていることが
確認された。
【0028】4)成型後3日間室温で放置した後、さら
に温度70℃,湿度90%RHの環境下でOPCと試料
を接触させた状態で3日間放置し、OPCの汚れを目視
で確認した。その結果、シクロデキストリンを微量加え
ることによってOPCの汚染がなくなっていることが確
認された。
【0029】このように、シクロデキストリンを導電性
ポリウレタン組成物に微量添加することによって、界面
活性剤のブリードを防止でき、これによってOPCの汚
染が防止され、かつ環境変化に対する体積抵抗値の変化
も抑えることが可能となった。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明では、導電性ポリ
ウレタン組成物に導電性を有する界面活性剤と環状オリ
ゴ糖とを含有させたため、界面活性剤のブリードを防止
でき、これによってOPCの汚染が防止され、かつ環境
変化に対する体積抵抗値の変化も抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電性ポリウレタン組成物の体積抵抗値の試験
装置を示す構成図。
【図2】環境温度に対する導電性ポリウレタン組成物の
体積抵抗値の変化を示す図。
【符号の説明】
1…試料 2…恒温恒湿層 3…電極 4…リード線 5…抵抗計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/02 101 G03G 15/02 101 15/08 501 15/08 501D 15/16 15/16 21/10 21/00 312

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する界面活性剤と、環状オリ
    ゴ糖とを含有することを特徴とする導電性ポリウレタン
    組成物。
  2. 【請求項2】 上記環状オリゴ糖が、シクロデキストリ
    ンであることを特徴とする請求項1に記載の導電性ポリ
    ウレタン組成物。
  3. 【請求項3】 ベースポリマーとしてのポリオール10
    0重量部に対して、上記環状オリゴ糖を0.1〜5重量
    部含有することを特徴とする請求項1に記載の導電性ポ
    リウレタン組成物。
  4. 【請求項4】 さらに、導電性を有するカーボンを含有
    することを特徴とする請求項1に記載の導電性ポリウレ
    タン組成物。
  5. 【請求項5】 少なくとも導電性を有する界面活性剤と
    環状オリゴ糖とを含有する導電性ポリウレタン組成物の
    弾性体層を有することを特徴とする導電性ロール。
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