JPH09324725A - 燃料噴射装置における電子制御式ガバナ - Google Patents
燃料噴射装置における電子制御式ガバナInfo
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- JPH09324725A JPH09324725A JP16659996A JP16659996A JPH09324725A JP H09324725 A JPH09324725 A JP H09324725A JP 16659996 A JP16659996 A JP 16659996A JP 16659996 A JP16659996 A JP 16659996A JP H09324725 A JPH09324725 A JP H09324725A
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- yoke
- electronically controlled
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コントロールシャフトの回動の際、摩擦抵抗
が少なく、応答性のばらつきの小さな電子制御式ガバナ
を提供する。 【解決手段】 ロータ6の中心に挿通され、固着された
コントロールシャフト3は、その大径部3bは、ハウジ
ング1に穿設された軸孔9内において、ラジアル玉軸受
14,15を介して回動自在に保持されており、軸孔9
から突出された端部には、コントロールシャフト3の軸
心から偏心された偏心ボール10が突設されており、図
示されない燃料噴射装置のコントロールスリーブに係合
されており、ロータ6の回動に伴い、コントロールスリ
ーブがその軸方向に移動されるようになっているもの
で、ラジアル玉軸受14,15の採用により、コントロ
ールシャフト3が極めて円滑に回動できるものである。
が少なく、応答性のばらつきの小さな電子制御式ガバナ
を提供する。 【解決手段】 ロータ6の中心に挿通され、固着された
コントロールシャフト3は、その大径部3bは、ハウジ
ング1に穿設された軸孔9内において、ラジアル玉軸受
14,15を介して回動自在に保持されており、軸孔9
から突出された端部には、コントロールシャフト3の軸
心から偏心された偏心ボール10が突設されており、図
示されない燃料噴射装置のコントロールスリーブに係合
されており、ロータ6の回動に伴い、コントロールスリ
ーブがその軸方向に移動されるようになっているもの
で、ラジアル玉軸受14,15の採用により、コントロ
ールシャフト3が極めて円滑に回動できるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射装置に用
いられるいわゆる電子制御式ガバナに係り、特に、制御
特性の改良、構造の簡素化等を図ったものに関する。
いられるいわゆる電子制御式ガバナに係り、特に、制御
特性の改良、構造の簡素化等を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子制御式ガバナとして
は、例えば、本願出願人による特開平4−203349
号公報に開示されたようなもの等が公知・周知となって
いる。この特開平4−203349号公報に開示された
電子制御式ガバナは、ディーゼルエンジンの電子制御式
分配燃料噴射ポンプに設けられるもので、コイルが巻き
回され、適宜な大きさの空間を挟んで対向する両端部を
有してなるヨークと、このヨークの両端部が対向する空
間に配置されるロータとを有し、ロータは、シャフトに
回動自在に軸支されており、このシャフトの一方の端部
が噴射ポンプ内のコントロールスリーブに係合された構
成となっている。
は、例えば、本願出願人による特開平4−203349
号公報に開示されたようなもの等が公知・周知となって
いる。この特開平4−203349号公報に開示された
電子制御式ガバナは、ディーゼルエンジンの電子制御式
分配燃料噴射ポンプに設けられるもので、コイルが巻き
回され、適宜な大きさの空間を挟んで対向する両端部を
有してなるヨークと、このヨークの両端部が対向する空
間に配置されるロータとを有し、ロータは、シャフトに
回動自在に軸支されており、このシャフトの一方の端部
が噴射ポンプ内のコントロールスリーブに係合された構
成となっている。
【0003】そして、コイルが励磁されることにより、
ヨークの対向端部に生ずる磁界により、ロータが吸引さ
れてその磁界の強さに応じて回動されるようになってお
り、このロータの回動に伴うシャフトの回動により、コ
ントロールスリーブがその軸方向に移動され、その移動
量に応じて噴射量が調整されるようになっているもので
ある。
ヨークの対向端部に生ずる磁界により、ロータが吸引さ
れてその磁界の強さに応じて回動されるようになってお
り、このロータの回動に伴うシャフトの回動により、コ
ントロールスリーブがその軸方向に移動され、その移動
量に応じて噴射量が調整されるようになっているもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電子制御式ガバナにおいて、ロータに取着されたシャフ
トは、電子制御式ガバナのハウジングに穿設された軸孔
に、滑り軸受を介して挿入され、コントロールスリーブ
と係合する側の端部がこの軸孔から外部へ突出するよう
な構成となっている。かかる構成の場合、ハウジングに
穿設された軸孔、シャフト及び滑り軸受の三者間の同軸
度、これら構成要素及びその周囲の構成要素の製造精
度、シャフトの傾き精度等が所定以上の精度であるこ
と、換言すれば、図面上の各部の寸法、位置の幾何学的
な値と、現実の値との偏差、いわば幾何偏差と称するこ
とのできるものが所定以上であることが要求される。す
なわち、同軸度に代表されるこのいわば幾何偏差が不十
分であると、シャフトの回動に滑らかさを欠き、いわゆ
る”しぶり”が生じた状態となり、そのため、噴射量制
御の応答性が低下し、適切な噴射量の確保ができなくな
る。
電子制御式ガバナにおいて、ロータに取着されたシャフ
トは、電子制御式ガバナのハウジングに穿設された軸孔
に、滑り軸受を介して挿入され、コントロールスリーブ
と係合する側の端部がこの軸孔から外部へ突出するよう
な構成となっている。かかる構成の場合、ハウジングに
穿設された軸孔、シャフト及び滑り軸受の三者間の同軸
度、これら構成要素及びその周囲の構成要素の製造精
度、シャフトの傾き精度等が所定以上の精度であるこ
と、換言すれば、図面上の各部の寸法、位置の幾何学的
な値と、現実の値との偏差、いわば幾何偏差と称するこ
とのできるものが所定以上であることが要求される。す
なわち、同軸度に代表されるこのいわば幾何偏差が不十
分であると、シャフトの回動に滑らかさを欠き、いわゆ
る”しぶり”が生じた状態となり、そのため、噴射量制
御の応答性が低下し、適切な噴射量の確保ができなくな
る。
【0005】現実には、ある程度の精度で上述したよう
な各構成要素のいわば幾何偏差を達成することは可能で
あるが、応答性の向上のためには、その幾何偏差の許容
値を極力高く設定しなければならず、装置の高価格化を
招くこととなる。また、所定の幾何偏差の許容値を設定
しても、製造段階でのいわゆるばらつきに伴い、個々の
製品毎に応答性にばらつきが生ずるという問題もある。
な各構成要素のいわば幾何偏差を達成することは可能で
あるが、応答性の向上のためには、その幾何偏差の許容
値を極力高く設定しなければならず、装置の高価格化を
招くこととなる。また、所定の幾何偏差の許容値を設定
しても、製造段階でのいわゆるばらつきに伴い、個々の
製品毎に応答性にばらつきが生ずるという問題もある。
【0006】また、上記従来例において、ロータ90に
は、図16に示された概略平面図のように、ヨーク91
にそれぞれの他端が固定された2本のリターンスプリン
グ92a,92bの各々一端が、径方向で所定の間隔を
隔てて固定されている。そして、ヨーク91のコイル9
3への励磁が断たれた後、ロータ90が、その回動方向
の所定位置へ戻されるようになっているが、このように
ロータ90回動制御を、電気的制御のみではなく、一部
機械的制御を用いたものにあっては、制御特性が悪いと
いう欠点がある。
は、図16に示された概略平面図のように、ヨーク91
にそれぞれの他端が固定された2本のリターンスプリン
グ92a,92bの各々一端が、径方向で所定の間隔を
隔てて固定されている。そして、ヨーク91のコイル9
3への励磁が断たれた後、ロータ90が、その回動方向
の所定位置へ戻されるようになっているが、このように
ロータ90回動制御を、電気的制御のみではなく、一部
機械的制御を用いたものにあっては、制御特性が悪いと
いう欠点がある。
【0007】すなわち、電流制御によりロータを回動さ
せる方向におけるロータの応答性は、電流のいわゆる立
ち上がりを急峻なものにすることにより、所望の応答性
を比較的容易に得ることが可能であるが、反対方向の応
答性、すなわちばねの弾性力によりロータを回動させる
(電流により回動した方向とは逆方向に戻す)方向、い
わゆる戻り方向における応答性は、選択したばねの物理
的特性により一義的に定まり、応答性の調整が不可能で
あることに加えて、電流制御に比して応答性は必然的に
劣るという欠点がある。
せる方向におけるロータの応答性は、電流のいわゆる立
ち上がりを急峻なものにすることにより、所望の応答性
を比較的容易に得ることが可能であるが、反対方向の応
答性、すなわちばねの弾性力によりロータを回動させる
(電流により回動した方向とは逆方向に戻す)方向、い
わゆる戻り方向における応答性は、選択したばねの物理
的特性により一義的に定まり、応答性の調整が不可能で
あることに加えて、電流制御に比して応答性は必然的に
劣るという欠点がある。
【0008】また、上述のような構成は、いわゆるばね
質量系と称される振動系として捉えることができるが、
回転角度に対するトルクの比として表されるばね定数が
非線形であるために、回動角度によって制御特性が変化
するという欠点がある。すなわち、上述したような構成
の場合、ロータの回動角度によって、ロータに対するば
ねの角度が異なるため、トルクが回動角度によって非線
形に変化する結果、ばね定数が非線形となる。
質量系と称される振動系として捉えることができるが、
回転角度に対するトルクの比として表されるばね定数が
非線形であるために、回動角度によって制御特性が変化
するという欠点がある。すなわち、上述したような構成
の場合、ロータの回動角度によって、ロータに対するば
ねの角度が異なるため、トルクが回動角度によって非線
形に変化する結果、ばね定数が非線形となる。
【0009】このため、ロータの回動角によって、振動
系としての共振周波数が変わるため、制御特性、すなわ
ちコイルへの通電電流の変化に対するロータの回動角度
の変化が一定ではなく、ロータの回動角度によって非線
形に変化することとなる。例えば、図17には、ロータ
の回動角度をパラメータとした場合の角振動数の変化に
対する振幅変化及び位相変化の一例が示されている。な
お、同図(a)において、横軸は正規化された角振動数
であり、縦軸は正規化された振幅値である。同図(b)
において、横軸は正規化された角振動数であり、縦軸は
位相遅れの大きさである。そして、同図(a)におい
て、xsは、振動しない力が静的に作用した際のリター
ンスプリングの伸びを、x0は、実際の動作状態におけ
るリターンスプリングの伸びを、それぞれ表すものであ
る。また、ωは角振動数を、ωnは基準となる角振動数
を、それぞれ表している。
系としての共振周波数が変わるため、制御特性、すなわ
ちコイルへの通電電流の変化に対するロータの回動角度
の変化が一定ではなく、ロータの回動角度によって非線
形に変化することとなる。例えば、図17には、ロータ
の回動角度をパラメータとした場合の角振動数の変化に
対する振幅変化及び位相変化の一例が示されている。な
お、同図(a)において、横軸は正規化された角振動数
であり、縦軸は正規化された振幅値である。同図(b)
において、横軸は正規化された角振動数であり、縦軸は
位相遅れの大きさである。そして、同図(a)におい
て、xsは、振動しない力が静的に作用した際のリター
ンスプリングの伸びを、x0は、実際の動作状態におけ
るリターンスプリングの伸びを、それぞれ表すものであ
る。また、ωは角振動数を、ωnは基準となる角振動数
を、それぞれ表している。
【0010】同図(a)において、振幅が最低となる点
は、共振点を意味するが、ロータの回動角度がΘ1であ
る場合に振幅が最低となる点(図17において実線の特
性曲線参照)と、ロータの回動角度がΘ2である場合
に、振幅が最低となる点(図17において二点鎖線の特
性曲線参照)とは、全く別、すなわち共振点が異なるこ
とが示されている。この場合、ロータの回動角度がΘ1
の場合の共振角振動数はω1であり、ロータの回動角度
がΘ2の場合の共振角振動数はω2である。これらは、ω
1=(K1/J)1/2と、また、ω2=(K2/J)1/2と、
それぞれ求められるものである。なおここで、K1(但
しK1>K2)は共振角振動数がω1の場合のばね定数、
K2は共振角振動数がω2の場合のばね定数であり、ま
た、Jは慣性モーメントである。
は、共振点を意味するが、ロータの回動角度がΘ1であ
る場合に振幅が最低となる点(図17において実線の特
性曲線参照)と、ロータの回動角度がΘ2である場合
に、振幅が最低となる点(図17において二点鎖線の特
性曲線参照)とは、全く別、すなわち共振点が異なるこ
とが示されている。この場合、ロータの回動角度がΘ1
の場合の共振角振動数はω1であり、ロータの回動角度
がΘ2の場合の共振角振動数はω2である。これらは、ω
1=(K1/J)1/2と、また、ω2=(K2/J)1/2と、
それぞれ求められるものである。なおここで、K1(但
しK1>K2)は共振角振動数がω1の場合のばね定数、
K2は共振角振動数がω2の場合のばね定数であり、ま
た、Jは慣性モーメントである。
【0011】このように、ロータの回動角度によって制
御特性が変化するため、例えば、マイクロコンピュータ
により電流制御を行う場合であっても、この制御特性の
変化を考慮した制御を行うようにしなければならず、そ
のため制御手順が複雑になる等の欠点が生ずる。
御特性が変化するため、例えば、マイクロコンピュータ
により電流制御を行う場合であっても、この制御特性の
変化を考慮した制御を行うようにしなければならず、そ
のため制御手順が複雑になる等の欠点が生ずる。
【0012】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、シャフトの回転部分におけるいわゆる”しぶり”が
殆どなく、このしぶりに起因する応答性のばらつきが小
さな電子制御式ガバナを提供するものである。本発明の
他の目的は、部品の製造精度及び取り付け精度が多少ラ
フであっても応答性がよく、また、製品毎の応答性のば
らつきが小さな電子制御式ガバナを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ロータの回転方向によって位
置制御特性が異なることがなく、制御特性の良好な電子
制御式ガバナを提供することにある。本発明の他の目的
は、制御特性がロータの回動角度によって異なることが
なく、略一定した制御特性が得られる電子制御式ガバナ
を提供することにある。本発明の他の目的は、制御性が
ロータの回動方向によって異なることがなく、制御特性
の良好な比較的簡易な構成を有する電子制御式ガバナを
提供することにある。本発明の他の目的は、ロータの回
動制御が電流だけで可能な比較的簡易な構成を有する、
制御性の良好なアクチュエータを有する電子制御式ガバ
ナを提供することにある。
で、シャフトの回転部分におけるいわゆる”しぶり”が
殆どなく、このしぶりに起因する応答性のばらつきが小
さな電子制御式ガバナを提供するものである。本発明の
他の目的は、部品の製造精度及び取り付け精度が多少ラ
フであっても応答性がよく、また、製品毎の応答性のば
らつきが小さな電子制御式ガバナを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ロータの回転方向によって位
置制御特性が異なることがなく、制御特性の良好な電子
制御式ガバナを提供することにある。本発明の他の目的
は、制御特性がロータの回動角度によって異なることが
なく、略一定した制御特性が得られる電子制御式ガバナ
を提供することにある。本発明の他の目的は、制御性が
ロータの回動方向によって異なることがなく、制御特性
の良好な比較的簡易な構成を有する電子制御式ガバナを
提供することにある。本発明の他の目的は、ロータの回
動制御が電流だけで可能な比較的簡易な構成を有する、
制御性の良好なアクチュエータを有する電子制御式ガバ
ナを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る燃料噴射装置における電子制御式ガバナは、燃料噴射
装置のコントロールスリーブに一端が係合されたコント
ロールシャフトが中心に取着されたロータが、磁気発生
手段との間における磁気作用により回動されてなるアク
チューエタを有してなる燃料噴射装置における電子制御
式ガバナにおいて、前記コントロールシャフトがころが
り軸受により回動自在に保持されてなるものである。
る燃料噴射装置における電子制御式ガバナは、燃料噴射
装置のコントロールスリーブに一端が係合されたコント
ロールシャフトが中心に取着されたロータが、磁気発生
手段との間における磁気作用により回動されてなるアク
チューエタを有してなる燃料噴射装置における電子制御
式ガバナにおいて、前記コントロールシャフトがころが
り軸受により回動自在に保持されてなるものである。
【0014】上記構成において、ころがり軸受は、例え
ば、ラジアル玉軸受が好適である。従来の滑り軸受に代
わってころがり軸受によってコントロールシャフトが保
持されることにより、コントロールシャフトの回動の際
に生ずる摩擦抵抗が大幅に低減され、コントロールシャ
フトの円滑な回動が確保され、そのため安定した燃料噴
射量制御がなされることとなるものである。
ば、ラジアル玉軸受が好適である。従来の滑り軸受に代
わってころがり軸受によってコントロールシャフトが保
持されることにより、コントロールシャフトの回動の際
に生ずる摩擦抵抗が大幅に低減され、コントロールシャ
フトの円滑な回動が確保され、そのため安定した燃料噴
射量制御がなされることとなるものである。
【0015】請求項2記載の発明に係る燃料噴射装置に
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、ロータは、コントロールシャフトの
周囲に環状の平面部分を有するものであって、この環状
の平面部分には、周方向にN極及びS極がそれぞれ着磁
されてなる環状に形成された永久磁石が接合されてな
り、磁気発生手段は、平板状の基部に、それぞれコイル
が巻き回される柱状に形成された極柱が2つ突設され、
この2つの極柱が、周方向において円弧角にして180
度離間されてなるヨークと、前記極柱にそれぞれ巻き回
され、直列接続されたコイルとを有してなり、当該磁気
発生手段は、前記極柱の端面が前記ロータに接合された
永久磁石と対向するように配設されてなるものである。
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、ロータは、コントロールシャフトの
周囲に環状の平面部分を有するものであって、この環状
の平面部分には、周方向にN極及びS極がそれぞれ着磁
されてなる環状に形成された永久磁石が接合されてな
り、磁気発生手段は、平板状の基部に、それぞれコイル
が巻き回される柱状に形成された極柱が2つ突設され、
この2つの極柱が、周方向において円弧角にして180
度離間されてなるヨークと、前記極柱にそれぞれ巻き回
され、直列接続されたコイルとを有してなり、当該磁気
発生手段は、前記極柱の端面が前記ロータに接合された
永久磁石と対向するように配設されてなるものである。
【0016】かかる構成においては、ヨークの極柱に巻
き回されたコイルに励磁電流が通電されると、2つの極
柱の端面には、それぞれN極、S極が出現することとな
り、ロータに接合された環状の永久磁石の磁極との間に
吸引及び反発力が生じ、ロータが回動されることとな
る。したがって、コイルへの通電方向を変えることで、
回動方向を制御することができ、そのため、ロータのい
わゆる戻り方向への回動を規制する従来のようなリター
ンスプリングが不要となり、制御性の良好なアクチュエ
ータを有する電子制御式ガバナが提供されることとな
る。
き回されたコイルに励磁電流が通電されると、2つの極
柱の端面には、それぞれN極、S極が出現することとな
り、ロータに接合された環状の永久磁石の磁極との間に
吸引及び反発力が生じ、ロータが回動されることとな
る。したがって、コイルへの通電方向を変えることで、
回動方向を制御することができ、そのため、ロータのい
わゆる戻り方向への回動を規制する従来のようなリター
ンスプリングが不要となり、制御性の良好なアクチュエ
ータを有する電子制御式ガバナが提供されることとな
る。
【0017】請求項3記載の発明に係る燃料噴射装置に
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、磁気発生手段は、2つの端部が前記
ロータが配設される空間を介して対向してなるヨーク
と、このヨークに巻き回されたコイルとを有してなり、
ロータは、前記ヨークの両端部に対向する2つの磁極面
が外周方向に形成されてなるものであって、かつ、前記
ロータのコントロールシャフトには、トーションスプリ
ングが取着され、このトーションスプリングの一方の端
部は、ロータに突設されたロータ側係止突起に、他方の
端部は、前記ヨークに突設されたヨーク側係止突起に、
それぞれ係止され、前記コイルが非励磁状態において、
前記ロータの各々の磁極面が前記ヨークの両端部に対し
てそれぞれ対向した位置から周方向において所定角度ず
れた状態に保持されてなるものである。
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、磁気発生手段は、2つの端部が前記
ロータが配設される空間を介して対向してなるヨーク
と、このヨークに巻き回されたコイルとを有してなり、
ロータは、前記ヨークの両端部に対向する2つの磁極面
が外周方向に形成されてなるものであって、かつ、前記
ロータのコントロールシャフトには、トーションスプリ
ングが取着され、このトーションスプリングの一方の端
部は、ロータに突設されたロータ側係止突起に、他方の
端部は、前記ヨークに突設されたヨーク側係止突起に、
それぞれ係止され、前記コイルが非励磁状態において、
前記ロータの各々の磁極面が前記ヨークの両端部に対し
てそれぞれ対向した位置から周方向において所定角度ず
れた状態に保持されてなるものである。
【0018】かかる構成において、ロータは、コイルが
励磁された際に回動する方向とは逆対方向へトーション
スプリングにより付勢されるので、コイルが非励磁状態
となるとこの付勢力により所定の位置へ戻されることと
なるものであるが、従来と異なり、ロータの回動角度に
関わらずトーションスプリングの位置は略一定の位置に
あるため、ロータの回動に伴う回転トルクの変化は略線
形となり、制御特性の安定したアクチュエータを有する
電子制御式ガバナが提供されることとなるものである。
励磁された際に回動する方向とは逆対方向へトーション
スプリングにより付勢されるので、コイルが非励磁状態
となるとこの付勢力により所定の位置へ戻されることと
なるものであるが、従来と異なり、ロータの回動角度に
関わらずトーションスプリングの位置は略一定の位置に
あるため、ロータの回動に伴う回転トルクの変化は略線
形となり、制御特性の安定したアクチュエータを有する
電子制御式ガバナが提供されることとなるものである。
【0019】請求項4記載の発明に係る燃料噴射装置に
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、磁気発生手段は、2つの端部が前記
ロータが配設される空間を介して対向してなるヨーク
と、このヨークに巻き回されたコイルとを有してなり、
ロータは、前記ヨークの両端部に対向する2つの磁極面
が外周方向に形成されてなるものであって、かつ、前記
ロータの周縁には、非伸縮性を有する2つの帯状部材の
それぞれの一端が、円弧角にして180度離間されて固
着され、これら帯状部材の他端には、それぞれコイル状
に形成されてなるリターンスプリングの一端が接続さ
れ、これら2つのリターンスプリングの他端は、それぞ
れ非可動部材に固着されてなるものである。
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、磁気発生手段は、2つの端部が前記
ロータが配設される空間を介して対向してなるヨーク
と、このヨークに巻き回されたコイルとを有してなり、
ロータは、前記ヨークの両端部に対向する2つの磁極面
が外周方向に形成されてなるものであって、かつ、前記
ロータの周縁には、非伸縮性を有する2つの帯状部材の
それぞれの一端が、円弧角にして180度離間されて固
着され、これら帯状部材の他端には、それぞれコイル状
に形成されてなるリターンスプリングの一端が接続さ
れ、これら2つのリターンスプリングの他端は、それぞ
れ非可動部材に固着されてなるものである。
【0020】かかる構成において、ロータが回動する
と、帯状部材がロータの周縁に巻き取られてゆくことと
なり、リターンスプリングの引っ張り力が、ロータの径
方向に対してロータの回動角度に関わらす常に略直角に
作用するようにできるため、ロータの回動に伴い回転ト
ルクが非線形に変動するようなことがなくなり、そのた
め、制御特性の安定したアクチュエータを有する電子制
御式ガバナが提供されることとなるものである。
と、帯状部材がロータの周縁に巻き取られてゆくことと
なり、リターンスプリングの引っ張り力が、ロータの径
方向に対してロータの回動角度に関わらす常に略直角に
作用するようにできるため、ロータの回動に伴い回転ト
ルクが非線形に変動するようなことがなくなり、そのた
め、制御特性の安定したアクチュエータを有する電子制
御式ガバナが提供されることとなるものである。
【0021】請求項5記載の発明に係る燃料噴射装置に
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、ロータは、周方向にN極及びS極が
着磁されてなる円柱状の外形を有してなる永久磁石の中
心に、コントロールシャフトが取着されたものであっ
て、磁気発生手段は、中空円筒状部材の両端面にフラン
ジが形成されてなるコイルボビンと、このコイルボビン
に巻き回されたコイルと、前記ボビンの中空部分と略同
一直径の中央孔を有してなる環状に形成された部材の前
記中央孔の周縁において、所定の円弧角に渡って垂直に
突設された磁極壁を有してなる2つのステータとを有
し、前記2つのステータは、前記ボビンのそれぞれのフ
ランジに、前記磁極壁が前記ボビンの中空部分の内壁に
接合するように、かつ、それぞれの磁極壁が前記コイル
ボビンの中空部分の周縁上において、円弧角にして略1
80度ずれた位置に取り付けられ、前記ロータは、前記
コイルボビンの中空部分に配設されてなるなるものであ
る。
おける電子制御式ガバナは、上述した請求項1記載の発
明の構成において、ロータは、周方向にN極及びS極が
着磁されてなる円柱状の外形を有してなる永久磁石の中
心に、コントロールシャフトが取着されたものであっ
て、磁気発生手段は、中空円筒状部材の両端面にフラン
ジが形成されてなるコイルボビンと、このコイルボビン
に巻き回されたコイルと、前記ボビンの中空部分と略同
一直径の中央孔を有してなる環状に形成された部材の前
記中央孔の周縁において、所定の円弧角に渡って垂直に
突設された磁極壁を有してなる2つのステータとを有
し、前記2つのステータは、前記ボビンのそれぞれのフ
ランジに、前記磁極壁が前記ボビンの中空部分の内壁に
接合するように、かつ、それぞれの磁極壁が前記コイル
ボビンの中空部分の周縁上において、円弧角にして略1
80度ずれた位置に取り付けられ、前記ロータは、前記
コイルボビンの中空部分に配設されてなるなるものであ
る。
【0022】かかる構成において、コイルが励磁される
と、コイルボビンの中空部分を磁路の一部とする磁界が
コイルボビンの周囲に形成されるため、2つのステータ
の磁極壁の内、一方はN極に、他方はS極に磁化される
こととなり、ロータとの間で吸引及び反発力が生じ、ロ
ータが回動されることとなる。そして、コイルへの通電
方向を変えることにより、2つのステータの磁極壁に生
ずる磁極を変えることができるので、これにより、ロー
タの回動方向が制御できるものである。比較的単純な形
状の部品構成により、従来のようなリターンスプリング
を使用することなく、ロータの回動制御がコイルへの励
磁電流の制御だけで可能となるアクチュエータが構成さ
れるため、比較的簡易な構成で、制御性の良好な電子制
御式ガバナが提供されることとなるものである。
と、コイルボビンの中空部分を磁路の一部とする磁界が
コイルボビンの周囲に形成されるため、2つのステータ
の磁極壁の内、一方はN極に、他方はS極に磁化される
こととなり、ロータとの間で吸引及び反発力が生じ、ロ
ータが回動されることとなる。そして、コイルへの通電
方向を変えることにより、2つのステータの磁極壁に生
ずる磁極を変えることができるので、これにより、ロー
タの回動方向が制御できるものである。比較的単純な形
状の部品構成により、従来のようなリターンスプリング
を使用することなく、ロータの回動制御がコイルへの励
磁電流の制御だけで可能となるアクチュエータが構成さ
れるため、比較的簡易な構成で、制御性の良好な電子制
御式ガバナが提供されることとなるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発明の実施の
形態について、図1乃至図15を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定する
ものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変するこ
とができるものである。最初に請求項1記載の発明の実
施の形態について、図1乃至図5を参照しつつ説明す
る。まず、電子制御式ガバナの構成について、図1を参
照しつつ説明すれば、この電子制御式ガバナは、図示さ
れないディーゼルエンジンへの燃料噴射量を調整する燃
料噴射装置の中に設けられるもので、後述するコントロ
ールシャフトの軸受部分を除いては、従来のものと基本
的に同一の構成を有してなるものである。
形態について、図1乃至図15を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定する
ものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変するこ
とができるものである。最初に請求項1記載の発明の実
施の形態について、図1乃至図5を参照しつつ説明す
る。まず、電子制御式ガバナの構成について、図1を参
照しつつ説明すれば、この電子制御式ガバナは、図示さ
れないディーゼルエンジンへの燃料噴射量を調整する燃
料噴射装置の中に設けられるもので、後述するコントロ
ールシャフトの軸受部分を除いては、従来のものと基本
的に同一の構成を有してなるものである。
【0024】すなわち、ハウジング1内には、ヨーク5
とロータ6とを主たる構成要素としてなるアクチューエ
タ2、コントロールシャフト3、回転角センサ4等の主
要構成要素が収納されて、電子制御式ガバナが構成され
ている(図1参照)。ヨーク5は、平面形状が例えば、
図16に示されたようないわゆる略コ字状をなし、両端
部がロータ6を収納するための収納空間を介して対向す
るように形成されてなるものである。このヨーク5に
は、適宜な位置にコイル7が巻き回されており、このコ
イル7に励磁電流が通電されることにより磁界が生じ、
ロータ6が磁化され、磁気作用を受ける結果、その磁界
の強さに応じて回動されるようになっているものであ
る。
とロータ6とを主たる構成要素としてなるアクチューエ
タ2、コントロールシャフト3、回転角センサ4等の主
要構成要素が収納されて、電子制御式ガバナが構成され
ている(図1参照)。ヨーク5は、平面形状が例えば、
図16に示されたようないわゆる略コ字状をなし、両端
部がロータ6を収納するための収納空間を介して対向す
るように形成されてなるものである。このヨーク5に
は、適宜な位置にコイル7が巻き回されており、このコ
イル7に励磁電流が通電されることにより磁界が生じ、
ロータ6が磁化され、磁気作用を受ける結果、その磁界
の強さに応じて回動されるようになっているものであ
る。
【0025】ロータ6は、例えば、珪素鋼板に代表され
る軟質磁性材料を用いてなる複数枚の薄板部材が積層さ
れてなるもので、小径部3aと大径部3bとが形成され
てなるコントロールシャフト3の小径部3aが、ロータ
6の中心に穿設された中心孔に嵌合するようにして取り
付けられている。このロータ6は、例えば、図10に示
された平面図において、ヨーク5の対向する両端部と略
同程度の面積を有する2つの面が磁極面となるものであ
る。
る軟質磁性材料を用いてなる複数枚の薄板部材が積層さ
れてなるもので、小径部3aと大径部3bとが形成され
てなるコントロールシャフト3の小径部3aが、ロータ
6の中心に穿設された中心孔に嵌合するようにして取り
付けられている。このロータ6は、例えば、図10に示
された平面図において、ヨーク5の対向する両端部と略
同程度の面積を有する2つの面が磁極面となるものであ
る。
【0026】なお、ロータ6の上部には、径方向で適宜
な間隔を介してスプリング係止軸8a,8bが突設され
ており、図示されない2本のリターンスプリングの一端
がそれぞれ係止されるようになっている。この2本のリ
ターンスプリングのそれぞれの他端は、ヨーク5に突設
されたヨーク側係止軸(図示せず)に係止され、ロータ
6が、ヨーク5による磁気作用により回動される際、そ
の回動方向とは逆方向にロータ6が付勢されるようにな
っており、いわゆるロータ6の戻りがこの2本のリター
ンスプリングにより規制されるようになっている。
な間隔を介してスプリング係止軸8a,8bが突設され
ており、図示されない2本のリターンスプリングの一端
がそれぞれ係止されるようになっている。この2本のリ
ターンスプリングのそれぞれの他端は、ヨーク5に突設
されたヨーク側係止軸(図示せず)に係止され、ロータ
6が、ヨーク5による磁気作用により回動される際、そ
の回動方向とは逆方向にロータ6が付勢されるようにな
っており、いわゆるロータ6の戻りがこの2本のリター
ンスプリングにより規制されるようになっている。
【0027】コントロールシャフト3の小径部3aは、
ロータ6に固着された小径部用スリーブ16に挿通され
ると共に、その端部は小径部用スリーブ16の端部にね
じ止めされており、小径部用スリーブ16は、ロータ6
と共に回動するようになっている。そして、小径部用ス
リーブ16は、ハウジング1に固定された基板17上に
設けられた回転角センサ4と接続されており、コントロ
ールシャフト3の回動角度が検出可能となっている。な
お、回転角センサ4の詳細については、その説明を省略
するが、例えば、コントロールシャフト3の回動角度を
インダクタンス変化として検出できるようにしたもの等
の公知・周知のものが種々選択可能である。
ロータ6に固着された小径部用スリーブ16に挿通され
ると共に、その端部は小径部用スリーブ16の端部にね
じ止めされており、小径部用スリーブ16は、ロータ6
と共に回動するようになっている。そして、小径部用ス
リーブ16は、ハウジング1に固定された基板17上に
設けられた回転角センサ4と接続されており、コントロ
ールシャフト3の回動角度が検出可能となっている。な
お、回転角センサ4の詳細については、その説明を省略
するが、例えば、コントロールシャフト3の回動角度を
インダクタンス変化として検出できるようにしたもの等
の公知・周知のものが種々選択可能である。
【0028】一方、コントロールシャフト3の大径部3
b側は、ハウジング1に穿設された軸孔9に挿入され、
かつ、端部はこの軸孔9から突出されるようになってい
る。そして、この大径部3b側の端部には、コントロー
ルシャフト3の軸心から偏心して、偏心ボール10が突
設されており、図示されないコントロールスリーブに係
合されて、コントロールシャフト3の回動に伴い、コン
トロールスリーブがその軸方向に直線移動されるように
なっている。
b側は、ハウジング1に穿設された軸孔9に挿入され、
かつ、端部はこの軸孔9から突出されるようになってい
る。そして、この大径部3b側の端部には、コントロー
ルシャフト3の軸心から偏心して、偏心ボール10が突
設されており、図示されないコントロールスリーブに係
合されて、コントロールシャフト3の回動に伴い、コン
トロールスリーブがその軸方向に直線移動されるように
なっている。
【0029】この発明の実施の形態においては、コント
ロールシャフト3の大径部3bと軸孔9の内壁との間に
は、ハウジング1内部側から順に、シール部材11、第
1乃び第2の軸孔用スリーブ12,13が介装されると
共に、ころがり軸受の一つであるラジアル玉軸受14,
15が介装されている。すなわち、シール部材11と第
1のスリーブ12との間には、第1のラジアル玉軸受1
4が、第1のスリーブ12と第2のスリーブ13との間
には、第2のラジアル玉軸受15が、それぞれ設けられ
ており、コントロールシャフト3が軸孔9内で回動自在
に支持されるようになっている。なお、第1及び第2の
ラジアル玉軸受14,15は、通常の構成を有してなる
ものでよく、本発明独自の構成を有するものではない。
ロールシャフト3の大径部3bと軸孔9の内壁との間に
は、ハウジング1内部側から順に、シール部材11、第
1乃び第2の軸孔用スリーブ12,13が介装されると
共に、ころがり軸受の一つであるラジアル玉軸受14,
15が介装されている。すなわち、シール部材11と第
1のスリーブ12との間には、第1のラジアル玉軸受1
4が、第1のスリーブ12と第2のスリーブ13との間
には、第2のラジアル玉軸受15が、それぞれ設けられ
ており、コントロールシャフト3が軸孔9内で回動自在
に支持されるようになっている。なお、第1及び第2の
ラジアル玉軸受14,15は、通常の構成を有してなる
ものでよく、本発明独自の構成を有するものではない。
【0030】次に、図2を参照しつつ上記構成における
電子制御式ガバナの動作について説明する。図2には、
上記構成の電子制御式ガバナが収納される噴射ポンプ2
1と、噴射制御のためのコントローラ20との関係がブ
ロック図で示されている。まず、噴射ポンプ21内に
は、電子制御式ガバナ内に構成されたアクチュエータ
2、回転角センサ(図2においては「センサ」と表記)
4と、コントロールスリーブ22と、ポンプ23とが設
けられており、後述するようなコントローラ20による
動作により、エンジン24に対して適切な噴射量で燃料
噴射がなされるようになっている。
電子制御式ガバナの動作について説明する。図2には、
上記構成の電子制御式ガバナが収納される噴射ポンプ2
1と、噴射制御のためのコントローラ20との関係がブ
ロック図で示されている。まず、噴射ポンプ21内に
は、電子制御式ガバナ内に構成されたアクチュエータ
2、回転角センサ(図2においては「センサ」と表記)
4と、コントロールスリーブ22と、ポンプ23とが設
けられており、後述するようなコントローラ20による
動作により、エンジン24に対して適切な噴射量で燃料
噴射がなされるようになっている。
【0031】一方、コントローラ20には、いわゆるC
PU25と、サーボ回路26とが設けられており、この
コントローラ20の制御により、次述するようなエンジ
ン24に対する噴射ポンプ21からの燃料噴射量の制御
がなされるようになっている。すなわち、CPU25に
よって予め記憶されている制御プログラムが実行される
ことにより、アクチュエータ2を駆動するサーボ回路2
6に対してCPU25から目標値Sが入力される。サー
ボ回路26では、CPU25から出力された目標値S
と、アクチュエータ2のコントロールシャフト3の回動
角度を表す回転角センサ4の出力信号(現在値l)とに
基づいて、アクチュエータ2へ通電が行われるようにな
っており、アクチュエータ2は、サーボ回路26及び回
転角センサ4とによりフィードバック制御を受けるよう
になっている。
PU25と、サーボ回路26とが設けられており、この
コントローラ20の制御により、次述するようなエンジ
ン24に対する噴射ポンプ21からの燃料噴射量の制御
がなされるようになっている。すなわち、CPU25に
よって予め記憶されている制御プログラムが実行される
ことにより、アクチュエータ2を駆動するサーボ回路2
6に対してCPU25から目標値Sが入力される。サー
ボ回路26では、CPU25から出力された目標値S
と、アクチュエータ2のコントロールシャフト3の回動
角度を表す回転角センサ4の出力信号(現在値l)とに
基づいて、アクチュエータ2へ通電が行われるようにな
っており、アクチュエータ2は、サーボ回路26及び回
転角センサ4とによりフィードバック制御を受けるよう
になっている。
【0032】すなわち、アクチュエータ2がサーボ回路
26の駆動制御により駆動され、コントロールシャフト
3が回動されるに伴い、コントロールスリーブ22がコ
ントロールシャフト3の回動角度に応じて軸方向に変位
されることとなる。そして、コントロールスリーブ22
の変位により、プランジャ(図示せず)のカットオフポ
ート(図示せず)の覗く時期が変えられ、圧送有効スト
ロークが調整される結果、ポンプ23からエンジン24
に対する燃料噴射が、このとき設定された圧送有効スト
ロークに応じた量で行われるようになっている。
26の駆動制御により駆動され、コントロールシャフト
3が回動されるに伴い、コントロールスリーブ22がコ
ントロールシャフト3の回動角度に応じて軸方向に変位
されることとなる。そして、コントロールスリーブ22
の変位により、プランジャ(図示せず)のカットオフポ
ート(図示せず)の覗く時期が変えられ、圧送有効スト
ロークが調整される結果、ポンプ23からエンジン24
に対する燃料噴射が、このとき設定された圧送有効スト
ロークに応じた量で行われるようになっている。
【0033】この発明の実施の形態において、コントロ
ールシャフト3は、先に述べたように、従来と異なり第
1及び第2のラジアル玉軸受14,15を介して軸孔9
内に挿入されるようにしたことで、滑り軸受を用いた従
来製品では、製造精度のばらつき等により充分な回避が
できなかった軸孔9内におけるコントロールシャフト3
の回転の際の摩擦抵抗が殆どなくなり、制御応答性が向
上することとなる。
ールシャフト3は、先に述べたように、従来と異なり第
1及び第2のラジアル玉軸受14,15を介して軸孔9
内に挿入されるようにしたことで、滑り軸受を用いた従
来製品では、製造精度のばらつき等により充分な回避が
できなかった軸孔9内におけるコントロールシャフト3
の回転の際の摩擦抵抗が殆どなくなり、制御応答性が向
上することとなる。
【0034】例えば、図3には複数の電子制御式ガバナ
についての位相遅れのばらつき具合の一例が、従来品と
本発明品とについて示されている。同図において、横軸
は電子制御式ガバナの応答周波数を所定値に設定した際
における位相遅れを、縦軸は製品数を、それぞれ示すも
のである。本発明品の場合(同図において実線の特性線
参照)、測定対象となった電子制御式ガバナの殆どが従
来品の位相遅れの半分以下になっており、製品毎のばら
つきが極めて小さいことが解る。これに対して、従来品
の場合、図3において二点鎖線の特性線で示されたよう
に、製品毎のばらつきが大きいことがうかがわれる。
についての位相遅れのばらつき具合の一例が、従来品と
本発明品とについて示されている。同図において、横軸
は電子制御式ガバナの応答周波数を所定値に設定した際
における位相遅れを、縦軸は製品数を、それぞれ示すも
のである。本発明品の場合(同図において実線の特性線
参照)、測定対象となった電子制御式ガバナの殆どが従
来品の位相遅れの半分以下になっており、製品毎のばら
つきが極めて小さいことが解る。これに対して、従来品
の場合、図3において二点鎖線の特性線で示されたよう
に、製品毎のばらつきが大きいことがうかがわれる。
【0035】また、図4には、応答周波数と位相遅れと
の関係の一例が、従来品と本発明品とについて示されて
いる。同図によれば、滑り軸受を用いた従来の電子制御
式ガバナの位相遅れが(図4において二点鎖線の特性線
図参照)、ころがり軸受を用いてなる本発明の実施の形
態の電子制御式ガバナ(図4において実線の特性線図参
照)に比して応答周波数が大きくなるに伴い増大してお
り、本発明の実施の形態の電子制御式ガバナの応答性が
向上していることが理解できる。なお、図1に示された
例においては、ラジアル玉軸受を2つ設けるようにした
が、コントロールシャフト3の円滑な回動が確保できる
のであれば、ラジアル玉軸受を一つとしてもよい。
の関係の一例が、従来品と本発明品とについて示されて
いる。同図によれば、滑り軸受を用いた従来の電子制御
式ガバナの位相遅れが(図4において二点鎖線の特性線
図参照)、ころがり軸受を用いてなる本発明の実施の形
態の電子制御式ガバナ(図4において実線の特性線図参
照)に比して応答周波数が大きくなるに伴い増大してお
り、本発明の実施の形態の電子制御式ガバナの応答性が
向上していることが理解できる。なお、図1に示された
例においては、ラジアル玉軸受を2つ設けるようにした
が、コントロールシャフト3の円滑な回動が確保できる
のであれば、ラジアル玉軸受を一つとしてもよい。
【0036】次に、第2の発明の実施の形態について、
図5を参照しつつ説明する。なお、図1に示された構成
要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して
その詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明
することとする。この第2の発明の実施の形態は、ころ
がり軸受を一つとしたものである。すなわち、軸孔30
内は、孔大径部30aと、この孔大径部30aより若干
小さな径を有してなる孔小径部30bとが軸方向に形成
されてなり、この軸孔30に嵌合する外形を有してなる
スリーブ31が軸孔30内に嵌め込まれている。
図5を参照しつつ説明する。なお、図1に示された構成
要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して
その詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明
することとする。この第2の発明の実施の形態は、ころ
がり軸受を一つとしたものである。すなわち、軸孔30
内は、孔大径部30aと、この孔大径部30aより若干
小さな径を有してなる孔小径部30bとが軸方向に形成
されてなり、この軸孔30に嵌合する外形を有してなる
スリーブ31が軸孔30内に嵌め込まれている。
【0037】スリーブ31の内部は、ハウジング1の内
部側に位置する端部側から適宜な長さに渡って、コント
ロールシャフト3の大径部3bよりも大きな内径を有す
る軸受収納部31aとなっており、この軸受収納部31
aに続く部位は、コントロールシャフト3の大径部3b
と略同一の内径に形成されており、コントロールシャフ
ト3の大径部3bが略嵌挿される滑り軸受部31bとな
っている。軸受収納部31aにおいては、コントロール
シャフト3の外周面と、スリーブ31の内壁との間に、
シール部材32及びころがり軸受としてのラジアル玉軸
受33が、スリーブ31の開口側から軸方向へ順に収納
された構成となっている。なお、ラジアル玉軸受33
は、公知・周知の構成を有するものであり、本発明独自
の構成を有するものではないのでここでの詳細な説明は
省略することとする。また、上記構成における電子制御
式ガバナの動作は、先に説明した第1の発明の実施の形
態のものと基本的に変わるところはないので再度の説明
は省略することとする。
部側に位置する端部側から適宜な長さに渡って、コント
ロールシャフト3の大径部3bよりも大きな内径を有す
る軸受収納部31aとなっており、この軸受収納部31
aに続く部位は、コントロールシャフト3の大径部3b
と略同一の内径に形成されており、コントロールシャフ
ト3の大径部3bが略嵌挿される滑り軸受部31bとな
っている。軸受収納部31aにおいては、コントロール
シャフト3の外周面と、スリーブ31の内壁との間に、
シール部材32及びころがり軸受としてのラジアル玉軸
受33が、スリーブ31の開口側から軸方向へ順に収納
された構成となっている。なお、ラジアル玉軸受33
は、公知・周知の構成を有するものであり、本発明独自
の構成を有するものではないのでここでの詳細な説明は
省略することとする。また、上記構成における電子制御
式ガバナの動作は、先に説明した第1の発明の実施の形
態のものと基本的に変わるところはないので再度の説明
は省略することとする。
【0038】次に請求項2記載の発明の実施の形態につ
いて、図6乃至図9を参照しつつ説明する。この発明
は、先の図1に示された電子制御式ガバナにおいて、ロ
ータのいわゆる戻りは、リターンスプリングの弾性力に
より一義的に定まり、調整の余地がなく、制御性が充分
ではないという点に鑑みてなされたもので、リターンス
プリングを用いることなくアクチューエータを構成する
ようにしたものである。
いて、図6乃至図9を参照しつつ説明する。この発明
は、先の図1に示された電子制御式ガバナにおいて、ロ
ータのいわゆる戻りは、リターンスプリングの弾性力に
より一義的に定まり、調整の余地がなく、制御性が充分
ではないという点に鑑みてなされたもので、リターンス
プリングを用いることなくアクチューエータを構成する
ようにしたものである。
【0039】まず、具体的構成について図6及び図7を
参照しつつ説明する。電子制御式ガバナのハウジング4
0内部に設けられたアクチュエータ41は、ヨーク43
と、ヨークコイル44a,44bと、ロータ45と、を
主たる構成要素として構成されている。ヨーク43は、
円盤状に形成された基部43aを有すると共に、この基
部43a上には、円柱状の部材をその軸線(図7におい
て紙面上下方向において円柱の中心を通る仮想線)を中
心にして適宜な幅で切り欠いて形成された状態の極柱4
3b,43cが一体に設けられている。
参照しつつ説明する。電子制御式ガバナのハウジング4
0内部に設けられたアクチュエータ41は、ヨーク43
と、ヨークコイル44a,44bと、ロータ45と、を
主たる構成要素として構成されている。ヨーク43は、
円盤状に形成された基部43aを有すると共に、この基
部43a上には、円柱状の部材をその軸線(図7におい
て紙面上下方向において円柱の中心を通る仮想線)を中
心にして適宜な幅で切り欠いて形成された状態の極柱4
3b,43cが一体に設けられている。
【0040】極柱43b,43cには、それぞれヨーク
コイル44a,44bが巻き回されるようになってお
り、2つのヨークコイル44a,44bの間に、コント
ロールシャフト42が位置するようになっている(図6
参照)。なお、これら2つのヨークコイル44a,44
bは後述するように直列接続されている。また、基部4
3aの中央には、軸受用軸孔43dが穿設されており、
ラジアル玉軸受46が嵌め込まれ、このラジアル玉軸受
46を介してコントロールシャフト42が回動自在にヨ
ーク43に取り付けられるようになっている。
コイル44a,44bが巻き回されるようになってお
り、2つのヨークコイル44a,44bの間に、コント
ロールシャフト42が位置するようになっている(図6
参照)。なお、これら2つのヨークコイル44a,44
bは後述するように直列接続されている。また、基部4
3aの中央には、軸受用軸孔43dが穿設されており、
ラジアル玉軸受46が嵌め込まれ、このラジアル玉軸受
46を介してコントロールシャフト42が回動自在にヨ
ーク43に取り付けられるようになっている。
【0041】さらに、極柱43b,43cの端面側に
は、軸受固定板47が嵌め込まれるようになっている。
この軸受固定板47は、円盤状の部材の周縁に突起が連
続的に突設されてなり、また、中央にはコントロールシ
ャフト42が挿通されるシャフト挿通孔47aが穿設さ
れているもので、極柱43b,43cの端面側に形成さ
れた嵌合切欠43e,43f(図7参照)に、その一部
が嵌合されてヨーク43に固定されるようになっている
ものである。この軸受固定板47上には、ラジアル玉軸
受48が設けられ、軸受固定板47のシャフト挿通孔4
7aを挿通されたコントロールシャフト42が回動自在
に保持されるようになっている。
は、軸受固定板47が嵌め込まれるようになっている。
この軸受固定板47は、円盤状の部材の周縁に突起が連
続的に突設されてなり、また、中央にはコントロールシ
ャフト42が挿通されるシャフト挿通孔47aが穿設さ
れているもので、極柱43b,43cの端面側に形成さ
れた嵌合切欠43e,43f(図7参照)に、その一部
が嵌合されてヨーク43に固定されるようになっている
ものである。この軸受固定板47上には、ラジアル玉軸
受48が設けられ、軸受固定板47のシャフト挿通孔4
7aを挿通されたコントロールシャフト42が回動自在
に保持されるようになっている。
【0042】そして、ヨーク43は、その基部43a側
の端面の一部が、ハウジング40の軸孔49に嵌挿され
たスリーブ50の端面に接合されると共に、図示されな
い部位がハウジング40に接合されることで、ハウジン
グ40に固定されるようになっている。ヨーク43に回
動自在に取り付けられたコントロールシャフト42は、
基部43a側から突出した部位が、ハウジング40に形
成された軸孔49に、スリーブ50を介して挿通され、
端部は軸孔49から突出するようになっている。
の端面の一部が、ハウジング40の軸孔49に嵌挿され
たスリーブ50の端面に接合されると共に、図示されな
い部位がハウジング40に接合されることで、ハウジン
グ40に固定されるようになっている。ヨーク43に回
動自在に取り付けられたコントロールシャフト42は、
基部43a側から突出した部位が、ハウジング40に形
成された軸孔49に、スリーブ50を介して挿通され、
端部は軸孔49から突出するようになっている。
【0043】一方、ロータ45は、いわゆる腕状に形成
され、その凹部45a側の環状の平面部分には、環状に
形成された永久磁石51が接合されたものとなってい
る。また、ロータ45の中央部分には、シャフト軸孔4
5bが穿設されており、極柱43b,43c側に突出し
たコントロールシャフト42の部位が挿通されると共
に、ロータ45が固着されるようになっている。
され、その凹部45a側の環状の平面部分には、環状に
形成された永久磁石51が接合されたものとなってい
る。また、ロータ45の中央部分には、シャフト軸孔4
5bが穿設されており、極柱43b,43c側に突出し
たコントロールシャフト42の部位が挿通されると共
に、ロータ45が固着されるようになっている。
【0044】環状の永久磁石51は、例えば、図8
(a)に示されたように、周方向にN極、S極がそれぞ
れ一極づつ、すなわち、換言すれば、それぞれ丁度18
0度の範囲に渡って着磁されてなるものである。なお、
この永久磁石51とヨーク43の極柱43b,43cの
端面との間隔は、後述するようにこの両者間に生ずる磁
力をできる限り大とする観点から殆ど接合する程度の微
小間隔とすることが好ましい。なお、図6においては、
図示の都合上、両者が接合状態にある如きに示されてい
るが、現実には微小間隙が存在している。
(a)に示されたように、周方向にN極、S極がそれぞ
れ一極づつ、すなわち、換言すれば、それぞれ丁度18
0度の範囲に渡って着磁されてなるものである。なお、
この永久磁石51とヨーク43の極柱43b,43cの
端面との間隔は、後述するようにこの両者間に生ずる磁
力をできる限り大とする観点から殆ど接合する程度の微
小間隔とすることが好ましい。なお、図6においては、
図示の都合上、両者が接合状態にある如きに示されてい
るが、現実には微小間隙が存在している。
【0045】なお、ロータ45の上面(凹部45aと反
対側の面)から突出したコントロールシャフト42の部
位には、ロータ上部スリーブ52が固着されており、こ
のロータ上部スリーブ52の上端近傍においては、外周
面にレバー53が取着されており、コントロールシャフ
ト42の回動に伴うレバー53の回動により、図示され
ない回転角センサによりコントロールシャフト42の回
動角が検出されるようになっている。
対側の面)から突出したコントロールシャフト42の部
位には、ロータ上部スリーブ52が固着されており、こ
のロータ上部スリーブ52の上端近傍においては、外周
面にレバー53が取着されており、コントロールシャフ
ト42の回動に伴うレバー53の回動により、図示され
ない回転角センサによりコントロールシャフト42の回
動角が検出されるようになっている。
【0046】次に、図8を参照しつつ、上記構成の電子
制御式ガバナにおけるアクチューエタ41の動作につい
て説明する。まず、ヨークコイル44a,44bは、図
8(b)にあるように直列接続されて、サーボ回路の一
部を構成する駆動回路54に接続されており、この駆動
回路54により励磁電流が適宜通電されるようになって
いる。
制御式ガバナにおけるアクチューエタ41の動作につい
て説明する。まず、ヨークコイル44a,44bは、図
8(b)にあるように直列接続されて、サーボ回路の一
部を構成する駆動回路54に接続されており、この駆動
回路54により励磁電流が適宜通電されるようになって
いる。
【0047】ここで、仮に、ヨーク43の極柱43b,
43cに対するロータ45の永久磁石51の各磁極の位
置が、図8(a)に示されたように、S極とN極との境
界が、水平方向(図8において紙面左右方向)から若干
左下がりの状態であって、境界の上側(図8において紙
面上側)がS極、境界の下側(図8において紙面下側)
がN極であるとする。
43cに対するロータ45の永久磁石51の各磁極の位
置が、図8(a)に示されたように、S極とN極との境
界が、水平方向(図8において紙面左右方向)から若干
左下がりの状態であって、境界の上側(図8において紙
面上側)がS極、境界の下側(図8において紙面下側)
がN極であるとする。
【0048】かかる場合に、励磁電流の通電により、ヨ
ーク43の極柱43bがN極に、極柱43cがS極の状
態になったとすると、ロータ45の永久磁石51の磁極
と、この永久磁石51に対向する極柱43b,43cの
磁極との組み合わせは、図8(a)に示されたように、
ロータ45の永久磁石51のS極が、一方の極柱43b
と対向する部位においては、S対N(同図の斜線部分参
照)となり、吸引力が生ずる一方、他方の極柱43cと
対向する部位においては、S対Sとなり、反発力が生ず
ることとなる。また、ロータ45の永久磁石51のN極
が、一方の極柱43bと対向する部位ではN対Nとな
り、反発力を生ずる一方、他方の極柱43cと対向する
部位ではN対S(同図の斜線部分参照)となり、吸引力
を生ずることとなる。
ーク43の極柱43bがN極に、極柱43cがS極の状
態になったとすると、ロータ45の永久磁石51の磁極
と、この永久磁石51に対向する極柱43b,43cの
磁極との組み合わせは、図8(a)に示されたように、
ロータ45の永久磁石51のS極が、一方の極柱43b
と対向する部位においては、S対N(同図の斜線部分参
照)となり、吸引力が生ずる一方、他方の極柱43cと
対向する部位においては、S対Sとなり、反発力が生ず
ることとなる。また、ロータ45の永久磁石51のN極
が、一方の極柱43bと対向する部位ではN対Nとな
り、反発力を生ずる一方、他方の極柱43cと対向する
部位ではN対S(同図の斜線部分参照)となり、吸引力
を生ずることとなる。
【0049】ロータ45は、そのS極の下面側にN極の
極柱43bが、N極の下面側にS極の極柱43cが、そ
れぞれ位置する場合が最も安定した状態である。したが
って、ロータ45は、永久磁石51の磁極とヨーク43
の磁極との組み合わせが、異極同士となる領域(図8
(a)において斜線部分)が増加する方向、すなわち、
図8(a)の例では、同図に実線矢印で示されたよう
に、反時計方向へ回動することとなる。一方、上述した
回動方向とは逆の回動を望む場合には、ヨークコイル4
4a,44bへ対する励磁電流の通電方向を逆にすれ
ば、上述した動作例と基本的に同様にして、逆方向の回
動が得られることとなる。
極柱43bが、N極の下面側にS極の極柱43cが、そ
れぞれ位置する場合が最も安定した状態である。したが
って、ロータ45は、永久磁石51の磁極とヨーク43
の磁極との組み合わせが、異極同士となる領域(図8
(a)において斜線部分)が増加する方向、すなわち、
図8(a)の例では、同図に実線矢印で示されたよう
に、反時計方向へ回動することとなる。一方、上述した
回動方向とは逆の回動を望む場合には、ヨークコイル4
4a,44bへ対する励磁電流の通電方向を逆にすれ
ば、上述した動作例と基本的に同様にして、逆方向の回
動が得られることとなる。
【0050】このように、本発明の実施の形態における
電子制御式ガバナにおいては、ヨークコイル44a,4
4bへの通電方向を切り替えることにより、ロータ45
の回動方向を制御することが可能となるもので、リター
ンスプリングによる弾性力を利用してロータのいわゆる
戻り方向の回動を得る従来の構成のものに比して、制御
性が格段と向上することとなるものである。
電子制御式ガバナにおいては、ヨークコイル44a,4
4bへの通電方向を切り替えることにより、ロータ45
の回動方向を制御することが可能となるもので、リター
ンスプリングによる弾性力を利用してロータのいわゆる
戻り方向の回動を得る従来の構成のものに比して、制御
性が格段と向上することとなるものである。
【0051】なお、駆動回路54としては、主要部が例
えば、図9に示されたような回路構成のもの等が好適で
ある。すなわち、この駆動回路54は、4つのnpn型
トランジスタ55a〜55dを用いてなるもので、第1
のトランジスタ55aのエミッタと第2のトランジスタ
55bのコレクタとが接続され、この接続点aには、直
列接続されたヨークコイル44a,44bの一端が接続
されている。
えば、図9に示されたような回路構成のもの等が好適で
ある。すなわち、この駆動回路54は、4つのnpn型
トランジスタ55a〜55dを用いてなるもので、第1
のトランジスタ55aのエミッタと第2のトランジスタ
55bのコレクタとが接続され、この接続点aには、直
列接続されたヨークコイル44a,44bの一端が接続
されている。
【0052】また、第3のトランジスタ55cのエミッ
タと第4のトランジスタ55dのコレクタとが接続さ
れ、その接続点bには、直列接続されたヨークコイル4
4a,44bの他端が接続された構成となっている。な
お、第1及び第3のトランジスタ55a,55cのコレ
クタには、電源電圧が印加され、第2及び第4のトラン
ジスタ55b,55dのエミッタは、アースに接続され
ている。
タと第4のトランジスタ55dのコレクタとが接続さ
れ、その接続点bには、直列接続されたヨークコイル4
4a,44bの他端が接続された構成となっている。な
お、第1及び第3のトランジスタ55a,55cのコレ
クタには、電源電圧が印加され、第2及び第4のトラン
ジスタ55b,55dのエミッタは、アースに接続され
ている。
【0053】かかる構成において、第1及び第4のトラ
ンジスタ55a,55dの各々のベースに所定電圧が印
加され、第1及び第4のトランジスタ55a,55dが
導通状態とされる一方、第2及び第3のトランジスタ5
5b,55cの各々のベースに、第2及び第3のトラン
ジスタ55b,55cを非導通状態とする電圧が印加さ
れた場合には、ヨークコイル44a,44bに対して接
続点aから接続点bへ向かう励磁電流(図9において実
線矢印方向参照)が通電されることとなる。また、上述
とは逆方向の電流(図9において点線矢印方向)を通電
する場合には、第1及び第4のトランジスタ55a,5
5dが非導通状態とされ、第2及び第3のトランジスタ
55b,55cが導通状態とされることとなる。
ンジスタ55a,55dの各々のベースに所定電圧が印
加され、第1及び第4のトランジスタ55a,55dが
導通状態とされる一方、第2及び第3のトランジスタ5
5b,55cの各々のベースに、第2及び第3のトラン
ジスタ55b,55cを非導通状態とする電圧が印加さ
れた場合には、ヨークコイル44a,44bに対して接
続点aから接続点bへ向かう励磁電流(図9において実
線矢印方向参照)が通電されることとなる。また、上述
とは逆方向の電流(図9において点線矢印方向)を通電
する場合には、第1及び第4のトランジスタ55a,5
5dが非導通状態とされ、第2及び第3のトランジスタ
55b,55cが導通状態とされることとなる。
【0054】次に、請求項3記載の発明の実施の形態に
ついて、図10を参照しつつ説明する。この発明は、先
の図1に示された電子制御式ガバナにおいて、ロータの
いわゆる戻りを規制するリターンスプリングは、このリ
ターンスプリングによりロータに作用するトルクが、ロ
ータの回動角度によって変化するような取り付け構造と
なっているため、ロータとリターンスプリングの部分の
振動系としての共振周波数が、ロータの回動角度によっ
て変化し、ロータの回動角度に対する制御特性が均一で
ないことに鑑みてなされたもので、制御特性の変動が殆
どない電子制御式ガバナを提供するものである。
ついて、図10を参照しつつ説明する。この発明は、先
の図1に示された電子制御式ガバナにおいて、ロータの
いわゆる戻りを規制するリターンスプリングは、このリ
ターンスプリングによりロータに作用するトルクが、ロ
ータの回動角度によって変化するような取り付け構造と
なっているため、ロータとリターンスプリングの部分の
振動系としての共振周波数が、ロータの回動角度によっ
て変化し、ロータの回動角度に対する制御特性が均一で
ないことに鑑みてなされたもので、制御特性の変動が殆
どない電子制御式ガバナを提供するものである。
【0055】なお、図1に示された構成要素と同一の構
成要素については、同一の符号を付することとする。こ
の発明の実施の形態は、いわゆるリターンスプリングを
従来のコイルスプリングに代えて、トーションスプリン
グを用いるように構成された点に特徴を有するものであ
る。
成要素については、同一の符号を付することとする。こ
の発明の実施の形態は、いわゆるリターンスプリングを
従来のコイルスプリングに代えて、トーションスプリン
グを用いるように構成された点に特徴を有するものであ
る。
【0056】すなわち、ロータ6から反コントロールス
リーブ側へ突出したコントロールシャフト3の部位に
は、トーションスプリング60が嵌め込まれ、コントロ
ールシャフト3に係止されている。そして、例えば、こ
の発明の実施の形態の場合、トーションスプリング60
の巻き始め側の端部イは、ロータ6の上面に突設された
ロータ側係止突起61に、トーションスプリング60の
巻き終わり側の端部ロは、ヨーク5上面の所定の位置に
突設されたヨーク側係止突起62に、それぞれ係止され
るようになっている。
リーブ側へ突出したコントロールシャフト3の部位に
は、トーションスプリング60が嵌め込まれ、コントロ
ールシャフト3に係止されている。そして、例えば、こ
の発明の実施の形態の場合、トーションスプリング60
の巻き始め側の端部イは、ロータ6の上面に突設された
ロータ側係止突起61に、トーションスプリング60の
巻き終わり側の端部ロは、ヨーク5上面の所定の位置に
突設されたヨーク側係止突起62に、それぞれ係止され
るようになっている。
【0057】ここで、ヨーク側係止突起62の位置は、
この発明の実施の形態の場合には、トーションスプリン
グ60を取り付けた状態において、コイル7が非励磁状
態にある場合、ロータ6がヨーク5の磁極面A,Bに正
対した位置(図10においてロータ6の長手軸が水平状
態となる位置)よりも、所定角度だけ反時計方向へ回動
された状態となるように設定されている。
この発明の実施の形態の場合には、トーションスプリン
グ60を取り付けた状態において、コイル7が非励磁状
態にある場合、ロータ6がヨーク5の磁極面A,Bに正
対した位置(図10においてロータ6の長手軸が水平状
態となる位置)よりも、所定角度だけ反時計方向へ回動
された状態となるように設定されている。
【0058】かかる構成において、コイル7が非励磁状
態にある場合、図10に示されたように、トーションス
プリング60の弾性力により、ロータ6は、ヨーク5の
磁極面A,Bに対して正対した位置よりも、所定角度だ
け回動された状態に保持されている。そして、コイル7
に励磁電流が通電されることにより、その励磁電流の大
きさに応じて、ロータ6は、トーションスプリング60
の押圧力に抗して時計方向へ回動することとなる(図1
0の二点鎖線矢印参照)。そして、コイル7の励磁電流
が断たれると、トーションスプリング60の押圧力によ
り、ロータ6は元の位置へ戻されることとなる。
態にある場合、図10に示されたように、トーションス
プリング60の弾性力により、ロータ6は、ヨーク5の
磁極面A,Bに対して正対した位置よりも、所定角度だ
け回動された状態に保持されている。そして、コイル7
に励磁電流が通電されることにより、その励磁電流の大
きさに応じて、ロータ6は、トーションスプリング60
の押圧力に抗して時計方向へ回動することとなる(図1
0の二点鎖線矢印参照)。そして、コイル7の励磁電流
が断たれると、トーションスプリング60の押圧力によ
り、ロータ6は元の位置へ戻されることとなる。
【0059】この発明の実施の形態においては、ロータ
6の回転中心と、トーションスプリング60の巻き終わ
り側の端部ロとの距離がロータ6の回転によって変わる
ことなく一定であるために、従来と異なり、ロータ6の
回転に伴い、トーションスプリング60によりロータ6
に作用するトルクの変化が、非線形に変化するようなこ
とがなく、略線形となる。このため、ロータ6の回転に
よって、制御性が変動するという従来の欠点が解消され
ることとなるものである。
6の回転中心と、トーションスプリング60の巻き終わ
り側の端部ロとの距離がロータ6の回転によって変わる
ことなく一定であるために、従来と異なり、ロータ6の
回転に伴い、トーションスプリング60によりロータ6
に作用するトルクの変化が、非線形に変化するようなこ
とがなく、略線形となる。このため、ロータ6の回転に
よって、制御性が変動するという従来の欠点が解消され
ることとなるものである。
【0060】なお、図10においては示されていない
が、コントロールシャフト3は、先に図1に示されたよ
うに、ハウジング1の軸孔9において、第1及び第2の
ラジアル玉軸受14,15により回動自在に保持される
構造とするのが好適である。
が、コントロールシャフト3は、先に図1に示されたよ
うに、ハウジング1の軸孔9において、第1及び第2の
ラジアル玉軸受14,15により回動自在に保持される
構造とするのが好適である。
【0061】次に、請求項4記載の発明の実施の形態に
ついて、図11及び図12を参照しつつ説明する。な
お、図1に示された構成要素と同一のものについては、
同一符号を付することとする。この発明の実施の形態
は、リターンスプリングを用いる点は、従来と同様であ
るが、リターンスプリングの引張方向が常にロータの径
方向と直角になるような取り付け構造を有する点に特徴
を有するものである。
ついて、図11及び図12を参照しつつ説明する。な
お、図1に示された構成要素と同一のものについては、
同一符号を付することとする。この発明の実施の形態
は、リターンスプリングを用いる点は、従来と同様であ
るが、リターンスプリングの引張方向が常にロータの径
方向と直角になるような取り付け構造を有する点に特徴
を有するものである。
【0062】すなわち、ロータ6の上面(反コントロー
ルスリーブ側)には、円盤状のスプリング取付用部材6
3が設けられており、このスプリング取付用部材63の
外周面には、円弧角で丁度180度ずれた位置で、帯状
部材64a,64bの各々の一端が固着されている。帯
状部材64a,64bは、リターンスプリング65a,
65bの引っ張り力を受けても、伸びが殆ど生じないよ
うなものが好適であり、例えば、革等を短冊状(帯状)
にしたものが好適である。
ルスリーブ側)には、円盤状のスプリング取付用部材6
3が設けられており、このスプリング取付用部材63の
外周面には、円弧角で丁度180度ずれた位置で、帯状
部材64a,64bの各々の一端が固着されている。帯
状部材64a,64bは、リターンスプリング65a,
65bの引っ張り力を受けても、伸びが殆ど生じないよ
うなものが好適であり、例えば、革等を短冊状(帯状)
にしたものが好適である。
【0063】帯状部材64a,64bの他端には、それ
ぞれのリターンスプリング65a,65bの一端が接続
されており、リターンスプリング65a,65bの他端
は、従来と同様に図示されない非可動部材としてのヨー
ク(又はハウジング)の適宜な位置に固着されている。
ぞれのリターンスプリング65a,65bの一端が接続
されており、リターンスプリング65a,65bの他端
は、従来と同様に図示されない非可動部材としてのヨー
ク(又はハウジング)の適宜な位置に固着されている。
【0064】かかる構成において、ロータ6は、図示さ
れないヨークに巻かれたコイルへの励磁電流の通電によ
り、図12に示されたように時計方向(図12の実線矢
印参照)へ回転するとする。ロータ6の回転により帯状
部材64a,64bは、ロータ6に取着されたスプリン
グ取付用部材63の外周面に巻き取られてゆくこととな
り、同時にリターンスプリング65a,65bは、帯状
部材64a,64bの巻き取りの程度に応じて伸張され
ることとなる。
れないヨークに巻かれたコイルへの励磁電流の通電によ
り、図12に示されたように時計方向(図12の実線矢
印参照)へ回転するとする。ロータ6の回転により帯状
部材64a,64bは、ロータ6に取着されたスプリン
グ取付用部材63の外周面に巻き取られてゆくこととな
り、同時にリターンスプリング65a,65bは、帯状
部材64a,64bの巻き取りの程度に応じて伸張され
ることとなる。
【0065】この際、リターンスプリング65a,65
bの引っ張り力の作用する方向は、帯状部材64a,6
4bが位置する方向に一致するため、このリターンスプ
リング65a,65bの引っ張り力の作用する方向と、
スプリング取付用部材63の径方向とは、常に略直角に
維持されることとなる(図12参照)。したがって、従
来と異なり、ロータ6の回転角によって、ロータ6に作
用するトルクが非線形に変化するようなことが殆どな
く、略線形に変化するため、安定したロータ6の回転制
御が行え、制御性が向上されることとなる。
bの引っ張り力の作用する方向は、帯状部材64a,6
4bが位置する方向に一致するため、このリターンスプ
リング65a,65bの引っ張り力の作用する方向と、
スプリング取付用部材63の径方向とは、常に略直角に
維持されることとなる(図12参照)。したがって、従
来と異なり、ロータ6の回転角によって、ロータ6に作
用するトルクが非線形に変化するようなことが殆どな
く、略線形に変化するため、安定したロータ6の回転制
御が行え、制御性が向上されることとなる。
【0066】なお、図11においては示されていない
が、コントロールシャフト3は、先に図1に示されたよ
うに、ハウジング1の軸孔9において、第1及び第2の
ラジアル玉軸受14,15により回動自在に保持される
構造とするのが好適である。
が、コントロールシャフト3は、先に図1に示されたよ
うに、ハウジング1の軸孔9において、第1及び第2の
ラジアル玉軸受14,15により回動自在に保持される
構造とするのが好適である。
【0067】次に、請求項5記載の発明の実施の形態に
ついて、図13乃至図15を参照しつつ説明する。この
発明は、リターンスプリングを用いることのない、制御
性の良好な比較的簡易な構成のアクチュエータを有する
電子制御式ガバナを提供する観点からなされたものであ
る。以下、順を追ってその具体的構成について説明す
る。この発明の実施の形態におけるアクチュエータ70
は、中空円筒状に形成されたアクチュエータハウジング
71の内部にロータ72、ステータ73a,73b等が
次述するように配設されたものとなっている(図13及
び図14参照)。
ついて、図13乃至図15を参照しつつ説明する。この
発明は、リターンスプリングを用いることのない、制御
性の良好な比較的簡易な構成のアクチュエータを有する
電子制御式ガバナを提供する観点からなされたものであ
る。以下、順を追ってその具体的構成について説明す
る。この発明の実施の形態におけるアクチュエータ70
は、中空円筒状に形成されたアクチュエータハウジング
71の内部にロータ72、ステータ73a,73b等が
次述するように配設されたものとなっている(図13及
び図14参照)。
【0068】まず、アクチュエータハウジング71の内
部には、外径がアクチュエータハウジング71の内径と
一致するコイルボビン74が配設されている。なお、こ
のアクチュエータハウジング71の長さ(図14におい
て紙面上下方向の長さ)は、後述するように第1及び第
2のステータ73a,73bがコイルボビン74に取り
付けられた状態におけるコイルボビン74の軸方向の長
さ(図14において紙面上下方向の長さ)と略同一に設
定されている(図14参照)。コイルボビン74は、非
磁性部材からなり、中空円筒状に形成され、かつ、その
両端に環状のフランジ74a,74bが設けられた形状
となっているもので、中空円筒部分の外周面にコイル7
5が巻き回されている。
部には、外径がアクチュエータハウジング71の内径と
一致するコイルボビン74が配設されている。なお、こ
のアクチュエータハウジング71の長さ(図14におい
て紙面上下方向の長さ)は、後述するように第1及び第
2のステータ73a,73bがコイルボビン74に取り
付けられた状態におけるコイルボビン74の軸方向の長
さ(図14において紙面上下方向の長さ)と略同一に設
定されている(図14参照)。コイルボビン74は、非
磁性部材からなり、中空円筒状に形成され、かつ、その
両端に環状のフランジ74a,74bが設けられた形状
となっているもので、中空円筒部分の外周面にコイル7
5が巻き回されている。
【0069】このコイルボビン74の両端面には、例え
ば、珪素鋼板に代表される軟質磁性材料からなる第1及
び第2のステータ73a,73bがそれぞれ取り付けら
れている。第1及び第2のステータ73a,73bは、
円盤状の部材にロータ72の外径よりも大きな径を有す
る中央孔76が穿設されており、さらに、この中央孔7
6の縁には、所定の円弧角に渡って磁極壁77が、円盤
状の部位に対して垂直となるように突設されているもの
である。
ば、珪素鋼板に代表される軟質磁性材料からなる第1及
び第2のステータ73a,73bがそれぞれ取り付けら
れている。第1及び第2のステータ73a,73bは、
円盤状の部材にロータ72の外径よりも大きな径を有す
る中央孔76が穿設されており、さらに、この中央孔7
6の縁には、所定の円弧角に渡って磁極壁77が、円盤
状の部位に対して垂直となるように突設されているもの
である。
【0070】この第1及び第2のステータ73a,73
bのそれそれの磁極壁77の部分は、コイルボビン74
の中空開口部74cに丁度嵌合するようになっており
(図14参照)、第1のステータ73aは、例えば、コ
イルボビン74の中空開口部74cの一端側に、第2の
ステータ73bは、中空開口部74cの他端側に、それ
ぞれ嵌め込まれるが、この際、それぞれの磁極壁77
が、中空開口部74cの周縁において、略180度の円
弧角分だけずれた位置となるように嵌め込まれるもので
ある。なお、このような形状の第1及び第2のステータ
73a,73bは、例えば、プレス加工による一体成形
により容易に得ることができるので、簡易な構成の電子
制御式ガバナの提供に寄与することとなると共に、製造
工程の簡素化、ひいては装置の低価格化に寄与するもの
である。
bのそれそれの磁極壁77の部分は、コイルボビン74
の中空開口部74cに丁度嵌合するようになっており
(図14参照)、第1のステータ73aは、例えば、コ
イルボビン74の中空開口部74cの一端側に、第2の
ステータ73bは、中空開口部74cの他端側に、それ
ぞれ嵌め込まれるが、この際、それぞれの磁極壁77
が、中空開口部74cの周縁において、略180度の円
弧角分だけずれた位置となるように嵌め込まれるもので
ある。なお、このような形状の第1及び第2のステータ
73a,73bは、例えば、プレス加工による一体成形
により容易に得ることができるので、簡易な構成の電子
制御式ガバナの提供に寄与することとなると共に、製造
工程の簡素化、ひいては装置の低価格化に寄与するもの
である。
【0071】ロータ72は、円柱状に形成された永久磁
石からなるもので、その中心にはコントロールシャフト
78が挿通、固着されている。そして、このロータ72
の永久磁石は、周方向にN及びS極がそれぞれ180度
の円弧角の領域に渡って着磁されてなるものである(図
15参照)。
石からなるもので、その中心にはコントロールシャフト
78が挿通、固着されている。そして、このロータ72
の永久磁石は、周方向にN及びS極がそれぞれ180度
の円弧角の領域に渡って着磁されてなるものである(図
15参照)。
【0072】このロータ72は、コイルボビン74の中
空開口部74cに、ロータ72の外周面と第1及び第2
のステータ73a,73bの磁極壁77との間に適宜な
間隙が生ずるように配設されるようになっている(図1
4参照)。
空開口部74cに、ロータ72の外周面と第1及び第2
のステータ73a,73bの磁極壁77との間に適宜な
間隙が生ずるように配設されるようになっている(図1
4参照)。
【0073】ロータ72のコントロールシャフト78
は、第1及び第2の蓋体79,80に設けられた滑り軸
受81により支持されるようになっている。すなわち、
第1及び第2の蓋体79,80は、円盤状に形成された
部材からなり、それぞれの中央部には、滑り軸受81が
設けられており、第1及び第2の蓋体79,80がアク
チュエータハウジング71の端面にそれぞれ接合された
状態において、アクチュエータハウジング71内に収納
されたロータ72のコントロールシャフト78が、この
滑り軸受81により回動自在に保持されるようになって
いる。
は、第1及び第2の蓋体79,80に設けられた滑り軸
受81により支持されるようになっている。すなわち、
第1及び第2の蓋体79,80は、円盤状に形成された
部材からなり、それぞれの中央部には、滑り軸受81が
設けられており、第1及び第2の蓋体79,80がアク
チュエータハウジング71の端面にそれぞれ接合された
状態において、アクチュエータハウジング71内に収納
されたロータ72のコントロールシャフト78が、この
滑り軸受81により回動自在に保持されるようになって
いる。
【0074】なお、コントロールシャフト78の図示さ
れない下端側(図14において紙面下側)には、図1に
示されたと同様に偏心ボール(図示せず)が設けられて
おり、図示されないコントロールスリーブに係合される
ようになっている。また、図13及び図14においては
示されていないが、コントロールシャフト78は、先に
図1に示されたように、ハウジング1の軸孔9におい
て、第1及び第2のラジアル玉軸受14,15により回
動自在に保持される構造とするのが好適である。
れない下端側(図14において紙面下側)には、図1に
示されたと同様に偏心ボール(図示せず)が設けられて
おり、図示されないコントロールスリーブに係合される
ようになっている。また、図13及び図14においては
示されていないが、コントロールシャフト78は、先に
図1に示されたように、ハウジング1の軸孔9におい
て、第1及び第2のラジアル玉軸受14,15により回
動自在に保持される構造とするのが好適である。
【0075】次に、上記構成におけるアクチュエータの
動作について説明すれば、まず、コイル75には、図示
されない駆動回路により、ロータ72の回動方向に応じ
て、所定の方向に励磁電流が通電されるようになってい
る。ある方向の励磁電流がコイル75に通電されると、
コイルボビン74の中空開口部74cを通ってコイル7
5と交差するような磁界が発生し、これにより、第1及
び第2のステータ73a,73bが磁化されることとな
り、例えば、仮に、第1のステータ73aの磁極壁77
がN極に磁化されると、第2のステータ73bの磁極壁
77はS極に磁化されることとなる。
動作について説明すれば、まず、コイル75には、図示
されない駆動回路により、ロータ72の回動方向に応じ
て、所定の方向に励磁電流が通電されるようになってい
る。ある方向の励磁電流がコイル75に通電されると、
コイルボビン74の中空開口部74cを通ってコイル7
5と交差するような磁界が発生し、これにより、第1及
び第2のステータ73a,73bが磁化されることとな
り、例えば、仮に、第1のステータ73aの磁極壁77
がN極に磁化されると、第2のステータ73bの磁極壁
77はS極に磁化されることとなる。
【0076】一方、ロータ72は、先に述べたように、
周方向にN及びS極が着磁されているので(図15参
照)、第1及び第2のステータ73a,73bの磁極壁
77との間で、吸引又は反発力が生ずることとなり、そ
れによりロータ72が回転し、最終的には、ロータ72
のN極に着磁された部位が第1のステータ73aの磁極
壁77側に、ロータ72のS極に着磁された部位が第2
のステータ73bの磁極壁77側に位置した際に安定状
態となり、回動が停止することとなる。
周方向にN及びS極が着磁されているので(図15参
照)、第1及び第2のステータ73a,73bの磁極壁
77との間で、吸引又は反発力が生ずることとなり、そ
れによりロータ72が回転し、最終的には、ロータ72
のN極に着磁された部位が第1のステータ73aの磁極
壁77側に、ロータ72のS極に着磁された部位が第2
のステータ73bの磁極壁77側に位置した際に安定状
態となり、回動が停止することとなる。
【0077】そして、逆方向に回動させる場合には、励
磁電流の通電方向を、それまでとは逆方向とすること
で、上述したと同様にして逆方向のロータ72の回動を
得ることができるようになっているものである。上述の
ように、この電子制御式ガバナのアクチュエータ70
は、比較的単純な形状の部品構成となっているため、従
来に比して低価格化が可能となり、また、従来と異な
り、ロータ72の回動方向の制御が、リーターンスプリ
ングを用いることなく、励磁電流の通電方向を変えるだ
けで可能なため、従来に比して制御性が向上することと
なるものである。
磁電流の通電方向を、それまでとは逆方向とすること
で、上述したと同様にして逆方向のロータ72の回動を
得ることができるようになっているものである。上述の
ように、この電子制御式ガバナのアクチュエータ70
は、比較的単純な形状の部品構成となっているため、従
来に比して低価格化が可能となり、また、従来と異な
り、ロータ72の回動方向の制御が、リーターンスプリ
ングを用いることなく、励磁電流の通電方向を変えるだ
けで可能なため、従来に比して制御性が向上することと
なるものである。
【0078】
【発明の効果】以上、述べたように、請求項1記載の発
明によれば、ころがり軸受によりコントロールシャフト
に生ずる摩擦抵抗を極力低減できるような構成とするこ
とにより、従来に比してより円滑なコントロールシャフ
トの回動が確保されるので、個々の製品毎の制御特性の
ばらつきが少なくなり、制御特性の安定した燃料噴射装
置における電子制御式ガバナが提供される。また、従来
に比して、コントロールシャフト等の同軸度の精度に代
表されるいわば幾何偏差の許容値を緩やかなものとして
も、コントロールシャフトの円滑な回動が確保されるの
で、各部品の製造が容易となり、より安価な装置を提供
することができる。
明によれば、ころがり軸受によりコントロールシャフト
に生ずる摩擦抵抗を極力低減できるような構成とするこ
とにより、従来に比してより円滑なコントロールシャフ
トの回動が確保されるので、個々の製品毎の制御特性の
ばらつきが少なくなり、制御特性の安定した燃料噴射装
置における電子制御式ガバナが提供される。また、従来
に比して、コントロールシャフト等の同軸度の精度に代
表されるいわば幾何偏差の許容値を緩やかなものとして
も、コントロールシャフトの円滑な回動が確保されるの
で、各部品の製造が容易となり、より安価な装置を提供
することができる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、ロータの回
動をヨークに設けられたコイルの励磁電流の通電方向を
制御することで変え得るような構成とすることにより、
従来と異なりリターンスプリングを用いることなく、ロ
ータの回動が制御できるので、ロータの回動方向によっ
て制御特性が変わるようなことがなく、従来に比して制
御性の良好なアクチュエータを有する燃料噴射装置にお
ける電子制御式ガバナが提供される。
動をヨークに設けられたコイルの励磁電流の通電方向を
制御することで変え得るような構成とすることにより、
従来と異なりリターンスプリングを用いることなく、ロ
ータの回動が制御できるので、ロータの回動方向によっ
て制御特性が変わるようなことがなく、従来に比して制
御性の良好なアクチュエータを有する燃料噴射装置にお
ける電子制御式ガバナが提供される。
【0080】請求項3記載の発明によれば、ロータの回
転トルクが回動角度によって非線形的に変動するような
ことがないような構成とすることにより、トーションス
プリングによるロータに作用するトルクの変化が略線形
となるので、従来と異なり安定した制御特性のアクチュ
エータを有する燃料噴射装置における電子制御式ガバナ
が提供される。
転トルクが回動角度によって非線形的に変動するような
ことがないような構成とすることにより、トーションス
プリングによるロータに作用するトルクの変化が略線形
となるので、従来と異なり安定した制御特性のアクチュ
エータを有する燃料噴射装置における電子制御式ガバナ
が提供される。
【0081】請求項4記載の発明によれば、リターンス
プリングの引っ張り力が作用する方向が、ロータの径方
向に対して常に直交方向となるような構成とすることに
より、ロータの回動に伴う回転トルクの変化が略線形と
なるので、従来と異なり、回転トルクの非線形な変動が
回避でき、安定した制御特性のアクチュエータを有する
燃料噴射装置における電子制御式ガバナが提供される。
プリングの引っ張り力が作用する方向が、ロータの径方
向に対して常に直交方向となるような構成とすることに
より、ロータの回動に伴う回転トルクの変化が略線形と
なるので、従来と異なり、回転トルクの非線形な変動が
回避でき、安定した制御特性のアクチュエータを有する
燃料噴射装置における電子制御式ガバナが提供される。
【0082】請求項5記載の発明によれば、ロータの回
動制御がヨークに設けられたコイルへの励磁電流だけで
制御でき、かつ、比較的簡易な構成のアクチュエータを
有する構成とすることにより、従来と異なり、リターン
スプリングを用いることなくロータの回動制御ができ
る。しかも、各構成要素が比較的単純な形状であるた
め、製造が容易で簡易な構成を有し、安価なアクチュエ
ータを備えた電子制御式ガバナが提供される。
動制御がヨークに設けられたコイルへの励磁電流だけで
制御でき、かつ、比較的簡易な構成のアクチュエータを
有する構成とすることにより、従来と異なり、リターン
スプリングを用いることなくロータの回動制御ができ
る。しかも、各構成要素が比較的単純な形状であるた
め、製造が容易で簡易な構成を有し、安価なアクチュエ
ータを備えた電子制御式ガバナが提供される。
【図1】請求項1記載の発明に係る電子制御式ガバナの
主要部構成を示す縦断面図である。
主要部構成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示された電子制御式ガバナを用いたエン
ジンへの燃料噴射量の制御系のブロック図である。
ジンへの燃料噴射量の制御系のブロック図である。
【図3】図1に示された電子制御式ガバナと従来品との
位相遅れに対するばらつきの程度を示す特性線図であ
る。
位相遅れに対するばらつきの程度を示す特性線図であ
る。
【図4】図1に示された電子制御式ガバナ及び従来品に
おける応答周波数に対する位相遅れを示す特性線図であ
る。
おける応答周波数に対する位相遅れを示す特性線図であ
る。
【図5】請求項1記載の発明に係る電子制御式ガバナの
第2の発明の実施の形態を示す縦断面図である。
第2の発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図6】請求項2記載の発明に係る電子制御式ガバナの
主要部構成を示す縦断面図である。
主要部構成を示す縦断面図である。
【図7】図6に示された電子制御式ガバナに用いられる
ヨークの全体斜視図である。
ヨークの全体斜視図である。
【図8】図6に示された電子制御式ガバナにおけるアク
チュエータのロータの回転原理を説明するための模式図
であって、同図(a)はロータの磁極とヨークの磁極と
の相対位置関係を示す模式図、同図(b)はヨークの励
磁状態の一例を示す模式図である。
チュエータのロータの回転原理を説明するための模式図
であって、同図(a)はロータの磁極とヨークの磁極と
の相対位置関係を示す模式図、同図(b)はヨークの励
磁状態の一例を示す模式図である。
【図9】図6に示された電子制御式ガバナに用いられる
ヨークコイルへ励磁電流を通電する駆動回路の一回路例
を示す回路図である。
ヨークコイルへ励磁電流を通電する駆動回路の一回路例
を示す回路図である。
【図10】請求項3記載の発明に係る電子制御式ガバナ
の発明の実施の形態における主要部構成を示す平面図で
ある。
の発明の実施の形態における主要部構成を示す平面図で
ある。
【図11】請求項4記載の発明に係る電子制御式ガバナ
の発明の実施の形態における主要部構成を示す全体斜視
図である。
の発明の実施の形態における主要部構成を示す全体斜視
図である。
【図12】図11に示された構成におけるリターンスプ
リングによりロータに作用するトルクの負荷状態を説明
するための説明図である。
リングによりロータに作用するトルクの負荷状態を説明
するための説明図である。
【図13】請求項5記載の電子制御式ガバナのアクチュ
エータの分解状態における全体斜視図である。
エータの分解状態における全体斜視図である。
【図14】請求項5記載の電子制御式ガバナのアクチュ
エータの縦断面図である。
エータの縦断面図である。
【図15】図13に示された電子制御式ガバナのアクチ
ュエータに用いられるロータの着磁の様子を説明するた
めの模式図である。
ュエータに用いられるロータの着磁の様子を説明するた
めの模式図である。
【図16】従来の電子制御式ガバナのアクチュエータ部
分の構成例を示す平面図である。
分の構成例を示す平面図である。
【図17】図16に示された構成のアクチュエータにお
ける角振動数の変化に対する振幅変化及び位相変化を示
す特性線図であり、同図(a)は角振動数と振幅との関
係を示す特性線図、同図(b)は角振動数と位相との関
係を示す特性線図である。
ける角振動数の変化に対する振幅変化及び位相変化を示
す特性線図であり、同図(a)は角振動数と振幅との関
係を示す特性線図、同図(b)は角振動数と位相との関
係を示す特性線図である。
1…ハウジング 2…アクチュエータ 3…コントロールシャフト 5…ヨーク 6…ロータ 9…軸孔 10…偏心ボール 14…第1のラジアル玉軸受 15…第2のラジアル玉軸受 20…コントローラ 21…噴射ポンプ 30…軸孔 31…スリーブ 31a…軸受収納部 31b…滑り軸受部 33…ラジアル玉軸受 40…ハウジング 41…アクチュエータ 42…コントロールシャフト 43…ヨーク 43b,43c…極柱 45…ロータ 46…ラジアル玉軸受 48…ラジアル玉軸受 49…軸孔 51…永久磁石 54…駆動回路 60…トーションスプリング 61…ロータ側係止突起 62…ヨーク側係止突起 63…スプリング取付用部材 64a,64b…帯状部材 65a,65b…リターンスプリング 70…アクチュエータ 71…アクチュエータハウジング 72…ロータ 73a…第1のステータ 73b…第2のステータ 74…コイルボビン 75…コイル 77…磁極壁 78…コントロールシャフト 79…第1の蓋体 80…第2の蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 英夫 埼玉県東松山市箭弓町3−13−26 株式会 社ゼクセル東松山工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 燃料噴射装置のコントロールスリーブに
一端が係合されたコントロールシャフトが中心に取着さ
れたロータが、磁気発生手段との間における磁気作用に
より回動されてなるアクチューエタを有してなる燃料噴
射装置における電子制御式ガバナにおいて、 前記コントロールシャフトがころがり軸受により回動自
在に保持されてなることを特徴とする燃料噴射装置にお
ける電子制御式ガバナ。 - 【請求項2】 ロータは、コントロールシャフトの周囲
に環状の平面部分を有するものであって、この環状の平
面部分には、周方向にN極及びS極がそれぞれ着磁され
てなる環状に形成された永久磁石が接合されてなり、 磁気発生手段は、平板状の基部に、それぞれコイルが巻
き回される柱状に形成された極柱が2つ突設され、この
2つの極柱が、周方向において円弧角にして180度離
間されてなるヨークと、前記極柱にそれぞれ巻き回さ
れ、直列接続されたコイルとを有してなり、当該磁気発
生手段は、前記極柱の端面が前記ロータに接合された永
久磁石と対向するように配設されてなることを特徴とす
る請求項1の燃料噴射装置における電子制御式ガバナ。 - 【請求項3】 磁気発生手段は、2つの端部が前記ロー
タが配設される空間を介して対向してなるヨークと、こ
のヨークに巻き回されたコイルとを有してなり、 ロータは、前記ヨークの両端部に対向する2つの磁極面
が外周方向に形成されてなるものであって、 かつ、前記ロータのコントロールシャフトには、トーシ
ョンスプリングが取着され、このトーションスプリング
の一方の端部は、ロータに突設されたロータ側係止突起
に、他方の端部は、前記ヨークに突設されたヨーク側係
止突起に、それぞれ係止され、前記コイルが非励磁状態
において、前記ロータの各々の磁極面が前記ヨークの両
端部に対してそれぞれ対向した位置から周方向において
所定角度ずれた状態に保持されてなることを特徴とする
請求項1記載の燃料噴射装置における電子制御式ガバ
ナ。 - 【請求項4】 磁気発生手段は、2つの端部が前記ロー
タが配設される空間を介して対向してなるヨークと、こ
のヨークに巻き回されたコイルとを有してなり、 ロータは、前記ヨークの両端部に対向する2つの磁極面
が外周方向に形成されてなるものであって、 かつ、前記ロータの周縁には、非伸縮性を有する2つの
帯状部材のそれぞれの一端が、円弧角にして180度離
間されて固着され、これら帯状部材の他端には、それぞ
れコイル状に形成されてなるリターンスプリングの一端
が接続され、これら2つのリターンスプリングの他端
は、それぞれ非可動部材に固着されてなることを特徴と
する請求項1記載の燃料噴射装置における電子制御式ガ
バナ。 - 【請求項5】 ロータは、周方向にN極及びS極が着磁
されてなる円柱状の外形を有してなる永久磁石の中心
に、コントロールシャフトが取着されたものであって、 磁気発生手段は、中空円筒状部材の両端面にフランジが
形成されてなるコイルボビンと、このコイルボビンに巻
き回されたコイルと、前記ボビンの中空部分と略同一直
径の中央孔を有してなる環状に形成された部材の前記中
央孔の周縁において、所定の円弧角に渡って垂直に突設
された磁極壁を有してなる2つのステータとを有し、前
記2つのステータは、前記ボビンのそれぞれのフランジ
に、前記磁極壁が前記ボビンの中空部分の内壁に接合す
るように、かつ、それぞれの磁極壁が前記コイルボビン
の中空部分の周縁上において、円弧角にして略180度
ずれた位置に取り付けられ、 前記ロータは、前記コイルボビンの中空部分に配設され
てなるなることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装
置における電子制御式ガバナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16659996A JPH09324725A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 燃料噴射装置における電子制御式ガバナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16659996A JPH09324725A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 燃料噴射装置における電子制御式ガバナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09324725A true JPH09324725A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15834287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16659996A Withdrawn JPH09324725A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 燃料噴射装置における電子制御式ガバナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09324725A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009026054A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Koganei Corp | 減圧弁 |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP16659996A patent/JPH09324725A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009026054A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Koganei Corp | 減圧弁 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20041215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |