JPH09324997A - 熱交換器および熱交換器の製造方法 - Google Patents
熱交換器および熱交換器の製造方法Info
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- JPH09324997A JPH09324997A JP14309696A JP14309696A JPH09324997A JP H09324997 A JPH09324997 A JP H09324997A JP 14309696 A JP14309696 A JP 14309696A JP 14309696 A JP14309696 A JP 14309696A JP H09324997 A JPH09324997 A JP H09324997A
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- heat exchanger
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換パイプへの冷媒流量を増大でき、かつ
上記ヘッダと熱交換パイプの接合強度が強いピンフィン
形熱交換器を提供すること目的とする。 【解決手段】 並列に配設された複数本の熱交換パイプ
12と、上記複数本の熱交換パイプ12が挿入される貫
通孔16を具備し上記熱交換パイプ12内に冷媒を供給
するヘッダ13と、隣り合う熱交換パイプ12の間に立
設されたピン状のフィン30とを具備する熱交換器10
において、上記貫通孔16にはテ−パ面21が形成さ
れ、上記熱交換パイプ12には上記テ−パ面21と係止
するテ−パ部20が形成されているものである。
上記ヘッダと熱交換パイプの接合強度が強いピンフィン
形熱交換器を提供すること目的とする。 【解決手段】 並列に配設された複数本の熱交換パイプ
12と、上記複数本の熱交換パイプ12が挿入される貫
通孔16を具備し上記熱交換パイプ12内に冷媒を供給
するヘッダ13と、隣り合う熱交換パイプ12の間に立
設されたピン状のフィン30とを具備する熱交換器10
において、上記貫通孔16にはテ−パ面21が形成さ
れ、上記熱交換パイプ12には上記テ−パ面21と係止
するテ−パ部20が形成されているものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、空気調
和機の室外機あるいは室内機に用いられる熱交換器に関
するものである。
和機の室外機あるいは室内機に用いられる熱交換器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば空気調和機に用いられる熱
交換器として、図8(a)に示すようなプレ−トフィン
形熱交換器1がある。このプレ−トフィン形熱交換器1
は、同図(b)に示すように同方向に積層された多数枚
のプレ−トフィン2…を具備する。積層されたプレ−ト
フィン2には複数本のU字熱交換パイプ3…が略直角に
貫通させられ、隣り合うU字熱交換パイプ3の端部どう
しは図示しないU字ベントで接続されている。
交換器として、図8(a)に示すようなプレ−トフィン
形熱交換器1がある。このプレ−トフィン形熱交換器1
は、同図(b)に示すように同方向に積層された多数枚
のプレ−トフィン2…を具備する。積層されたプレ−ト
フィン2には複数本のU字熱交換パイプ3…が略直角に
貫通させられ、隣り合うU字熱交換パイプ3の端部どう
しは図示しないU字ベントで接続されている。
【0003】したがって、このプレ−トフィン形熱交換
器1は、上記熱交換パイプ3内に冷媒を流通させること
で、上記積層されたプレ−トフィン2…の間を図に矢印
(イ)で示す方向に流れる空気との間で熱交換を行うと
共に、上記プレ−トフィン2で熱交換面積を増大せしめ
熱交換性能を向上させている。
器1は、上記熱交換パイプ3内に冷媒を流通させること
で、上記積層されたプレ−トフィン2…の間を図に矢印
(イ)で示す方向に流れる空気との間で熱交換を行うと
共に、上記プレ−トフィン2で熱交換面積を増大せしめ
熱交換性能を向上させている。
【0004】また、近年、エアコンの室外機の薄形化の
傾向に伴い、このプレ−トフィン形熱交換器1の性能を
維持しつつ小形化を図る必要が生じている。例えば、同
図(c)に示すように、この熱交換器1に用いられるプ
レ−トフィン2に図に5で示す切り起こしを設けると共
に同図(d)に示すように隣り合う切り起こし部5の切
り起こし方向を互い違いにすることで熱交換効率を良く
する工夫や、プレ−トフィン2…の積層間隔を狭ピッチ
化したり、上記熱交換パイプ3の径を小さくしてその本
数を増やす等の工夫が行われている。
傾向に伴い、このプレ−トフィン形熱交換器1の性能を
維持しつつ小形化を図る必要が生じている。例えば、同
図(c)に示すように、この熱交換器1に用いられるプ
レ−トフィン2に図に5で示す切り起こしを設けると共
に同図(d)に示すように隣り合う切り起こし部5の切
り起こし方向を互い違いにすることで熱交換効率を良く
する工夫や、プレ−トフィン2…の積層間隔を狭ピッチ
化したり、上記熱交換パイプ3の径を小さくしてその本
数を増やす等の工夫が行われている。
【0005】しかし、このようにして小形化を図ったプ
レ−トフィン形熱交換器1では、逆に空気の通風抵抗が
大きくなるということがあり、熱交換性能の向上には一
定の限界がある。
レ−トフィン形熱交換器1では、逆に空気の通風抵抗が
大きくなるということがあり、熱交換性能の向上には一
定の限界がある。
【0006】また、このプレ−トフィン形熱交換器の組
み立ては、上記プレ−トフィン2内に上記各熱交換パイ
プ3を挿入したあと、この熱交換パイプ3の径を広げる
ことで行っている。
み立ては、上記プレ−トフィン2内に上記各熱交換パイ
プ3を挿入したあと、この熱交換パイプ3の径を広げる
ことで行っている。
【0007】このため、上記熱交換パイプ3とプレ−ト
フィン2との接触が完全でなく熱伝達を行う上で損失が
大きいということがある。そこで、最近、従来のプレ−
トフィン形熱交換器に比べてさらなる小形化を図れかつ
熱交換性能も高く維持できる熱交換器としてピンフィン
形熱交換器が開発されている。
フィン2との接触が完全でなく熱伝達を行う上で損失が
大きいということがある。そこで、最近、従来のプレ−
トフィン形熱交換器に比べてさらなる小形化を図れかつ
熱交換性能も高く維持できる熱交換器としてピンフィン
形熱交換器が開発されている。
【0008】このピンフィン形熱交換器としては、例え
ば、図9に示すようなものが考案されている。この熱交
換器は、上面6aおよび下面6bが略平坦面に形成され
てなる複数本の偏平状の熱交換パイプ6…(熱交換パイ
プの直線部)を有する。図9に示すように、これら熱交
換パイプ6…は、上下方向に等間隔で並列に配置されて
いる。
ば、図9に示すようなものが考案されている。この熱交
換器は、上面6aおよび下面6bが略平坦面に形成され
てなる複数本の偏平状の熱交換パイプ6…(熱交換パイ
プの直線部)を有する。図9に示すように、これら熱交
換パイプ6…は、上下方向に等間隔で並列に配置されて
いる。
【0009】各熱交換パイプ6の両端(図に一端のみ図
示)には、これら熱交換パイプ6…内に冷媒を流通させ
るためのヘッダ(冷媒管)7がそれぞれ接続されてい
る。このうちの一方のヘッダ7内には上下方向中途部に
図示しない仕切り板が設けられ、上端側に入口管、下端
側に出口管が取り付けられている。
示)には、これら熱交換パイプ6…内に冷媒を流通させ
るためのヘッダ(冷媒管)7がそれぞれ接続されてい
る。このうちの一方のヘッダ7内には上下方向中途部に
図示しない仕切り板が設けられ、上端側に入口管、下端
側に出口管が取り付けられている。
【0010】この熱交換パイプ6とヘッダ7の接続は、
図10(a)、(b)に示すように上記ヘッダ7の側面
に形成された開口7aに上記熱交換パイプ12を挿入し
固定(ろう付け)することで行う。
図10(a)、(b)に示すように上記ヘッダ7の側面
に形成された開口7aに上記熱交換パイプ12を挿入し
固定(ろう付け)することで行う。
【0011】さらに、図9および図10に示すように、
上記隣合う熱交換パイプ6…間には、複数本のピン状の
フィン8(以下「ピンフィン」という)がマトリックス
状に配設されている。
上記隣合う熱交換パイプ6…間には、複数本のピン状の
フィン8(以下「ピンフィン」という)がマトリックス
状に配設されている。
【0012】このピンフィン8は、上端および下端を上
下に位置する上記熱交換パイプの上面6a、下面6bに
それぞれろう付けされることで固定されるようになって
いる。
下に位置する上記熱交換パイプの上面6a、下面6bに
それぞれろう付けされることで固定されるようになって
いる。
【0013】このような熱交換器によれば、熱交換パイ
プ6は偏平状であるので、通風抵抗を増大させることな
く冷媒流量を多くすることができる。また、上記ピンフ
ィン8は、通風抵抗が小さくかつ熱交換率も高い。した
がって、このようなピンフィン形熱交換器によれば、小
形化が図った場合でも十分な熱交換性能を維持すること
ができる。
プ6は偏平状であるので、通風抵抗を増大させることな
く冷媒流量を多くすることができる。また、上記ピンフ
ィン8は、通風抵抗が小さくかつ熱交換率も高い。した
がって、このようなピンフィン形熱交換器によれば、小
形化が図った場合でも十分な熱交換性能を維持すること
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記熱交換
パイプ6とヘッダ7との固定は、まず、図10に示すよ
うに、上記ヘッダ7の開口7a内に上記熱交換パイプ6
を挿入し、この熱交換パイプ6の一端を上記ヘッダ7の
内面に当接させる。このことで、上記熱交換パイプ6の
位置決めを行う。
パイプ6とヘッダ7との固定は、まず、図10に示すよ
うに、上記ヘッダ7の開口7a内に上記熱交換パイプ6
を挿入し、この熱交換パイプ6の一端を上記ヘッダ7の
内面に当接させる。このことで、上記熱交換パイプ6の
位置決めを行う。
【0015】ついで、このようにして組み合わされた熱
交換器を加熱炉内に挿入することで、上記ヘッダ7と熱
交換パイプ6との接触部どうしをろう付けする。このこ
とで、上記熱交換パイプ6と上記ヘッダ7は互いに固定
される。
交換器を加熱炉内に挿入することで、上記ヘッダ7と熱
交換パイプ6との接触部どうしをろう付けする。このこ
とで、上記熱交換パイプ6と上記ヘッダ7は互いに固定
される。
【0016】しかし、このような接続構造であると、図
10(a)に示すように、上記熱交換パイプ6の挿入に
よって上記ヘッダ7内の流路が狭くなり、これに伴って
上記熱交換パイプ6内に流入する冷媒の量が制限される
ということがある。
10(a)に示すように、上記熱交換パイプ6の挿入に
よって上記ヘッダ7内の流路が狭くなり、これに伴って
上記熱交換パイプ6内に流入する冷媒の量が制限される
ということがある。
【0017】また、上記ヘッダ7と熱交換パイプ6との
ろう付け長さは上記ヘッダ7の肉厚分となる。このた
め、上記ヘッダ7と熱交換パイプ6のろう付け強度が弱
くなり、ガス漏れ等の原因となる恐れがあった。
ろう付け長さは上記ヘッダ7の肉厚分となる。このた
め、上記ヘッダ7と熱交換パイプ6のろう付け強度が弱
くなり、ガス漏れ等の原因となる恐れがあった。
【0018】この発明は、このような事情に鑑みてされ
たもので、熱交換パイプへの冷媒流量を増大でき、かつ
上記ヘッダと熱交換パイプの接合強度が強い熱交換器を
提供すること目的とするものである。
たもので、熱交換パイプへの冷媒流量を増大でき、かつ
上記ヘッダと熱交換パイプの接合強度が強い熱交換器を
提供すること目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、円管状をなし内部に動作流体が供給されるもので、
側面に複数の貫通孔を具備するヘッダパイプと、上記貫
通孔に形成されたテ−パ面と、上記貫通孔を通して上記
ヘッダパイプ内に挿入されることでこのヘッダパイプと
連通しこのヘッダパイプ内に供給された動作流体が分流
する複数の熱交換パイプと、上記熱交換パイプに形成さ
れ、上記ヘッダパイプの貫通孔に設けられたテ−パ面と
係止するテ−パ部と、上記熱交換パイプに設けられた放
熱フィンとを具備することを特徴とする熱交換器であ
る。
は、円管状をなし内部に動作流体が供給されるもので、
側面に複数の貫通孔を具備するヘッダパイプと、上記貫
通孔に形成されたテ−パ面と、上記貫通孔を通して上記
ヘッダパイプ内に挿入されることでこのヘッダパイプと
連通しこのヘッダパイプ内に供給された動作流体が分流
する複数の熱交換パイプと、上記熱交換パイプに形成さ
れ、上記ヘッダパイプの貫通孔に設けられたテ−パ面と
係止するテ−パ部と、上記熱交換パイプに設けられた放
熱フィンとを具備することを特徴とする熱交換器であ
る。
【0020】第2の手段は、第1の手段の熱交換器にお
いて、上記ヘッダパイプは、上記貫通孔があらかじめ設
けられてなる平板を円管状に曲成することで形成された
ものであり、上記貫通孔のテ−パ面は、上記平板を曲成
する際に上記貫通孔の上記ヘッダパイプの周方向に沿う
両端部に形成されたものであることを特徴とする熱交換
器である。
いて、上記ヘッダパイプは、上記貫通孔があらかじめ設
けられてなる平板を円管状に曲成することで形成された
ものであり、上記貫通孔のテ−パ面は、上記平板を曲成
する際に上記貫通孔の上記ヘッダパイプの周方向に沿う
両端部に形成されたものであることを特徴とする熱交換
器である。
【0021】第3の手段は、第1の手段の熱交換器にお
いて、上記放熱フィンは、ピン状のフィンであることを
特徴とする熱交換器である。第4の手段は、第3の手段
の熱交換器において、上記ピン状フィンは、薄板形状の
放熱材に複数のスリットを設け、そのスリット間に形成
されたものであることを特徴とする熱交換器である。
いて、上記放熱フィンは、ピン状のフィンであることを
特徴とする熱交換器である。第4の手段は、第3の手段
の熱交換器において、上記ピン状フィンは、薄板形状の
放熱材に複数のスリットを設け、そのスリット間に形成
されたものであることを特徴とする熱交換器である。
【0022】第5の手段は、第4の手段の熱交換器にお
いて、上記放熱材を複数枚積層した状態で、上記複数の
熱交換パイプに組み合わせてなることを特徴とする熱交
換器である。
いて、上記放熱材を複数枚積層した状態で、上記複数の
熱交換パイプに組み合わせてなることを特徴とする熱交
換器である。
【0023】このような手段によれば、上記熱交換パイ
プとヘッダとの接合面積を増大できると共に上記熱交換
パイプのヘッダ内への挿入量を規定できるから、組み立
て性および熱交換性能を向上できる。
プとヘッダとの接合面積を増大できると共に上記熱交換
パイプのヘッダ内への挿入量を規定できるから、組み立
て性および熱交換性能を向上できる。
【0024】また、フィンをピンフィンとした場合に
は、より熱交換性能が向上する。さらに、ピンフィンを
放熱材に一体的に設けた場合には、さらに組み立て性が
向上する。
は、より熱交換性能が向上する。さらに、ピンフィンを
放熱材に一体的に設けた場合には、さらに組み立て性が
向上する。
【0025】
【実施形態】以下、この発明の一実施形態を図1〜図6
を参照して説明する。まず第1の実施形態について説明
する。図1は、この第1の実施形態の熱交換器10を示
したものである。
を参照して説明する。まず第1の実施形態について説明
する。図1は、この第1の実施形態の熱交換器10を示
したものである。
【0026】この熱交換器10は、上面および下面が略
平坦面に形成されてなる複数本の偏平状の熱交換パイプ
12…を有する。これら熱交換パイプ12…は、上下方
向に等間隔で並列に配設されている。
平坦面に形成されてなる複数本の偏平状の熱交換パイプ
12…を有する。これら熱交換パイプ12…は、上下方
向に等間隔で並列に配設されている。
【0027】各熱交換パイプ12の両端には、図1に示
すように、これら熱交換パイプ12…に冷媒を流通させ
るためのヘッダ(冷媒管)13、13がそれぞれ接続さ
れている。
すように、これら熱交換パイプ12…に冷媒を流通させ
るためのヘッダ(冷媒管)13、13がそれぞれ接続さ
れている。
【0028】上記熱交換パイプ12の両端には、後述す
る挿入部15が設けられており、この挿入部15を上記
ヘッダ13に設けられた貫通孔16内に挿入すること
で、このヘッダ13に接続されている。
る挿入部15が設けられており、この挿入部15を上記
ヘッダ13に設けられた貫通孔16内に挿入すること
で、このヘッダ13に接続されている。
【0029】なお、このヘッダ13のうちの一方には上
下方向中途部に仕切り板17が設けられていると共に、
上端側に冷媒入口管18、下端側に冷媒出口管19がそ
れぞれ取り付けられている。
下方向中途部に仕切り板17が設けられていると共に、
上端側に冷媒入口管18、下端側に冷媒出口管19がそ
れぞれ取り付けられている。
【0030】図2(a)に、上記熱交換パイプ12の一
端部を拡大して示す。この熱交換パイプ12は、図2
(c)に示すように断面形状が長円形に形成されてなる
偏平管であり、その内部は、複数の流通路12aに仕切
られている。これは、この熱交換パイプ12と冷媒との
接触面積を増大させて熱交換効率を向上させると共に、
この熱交換パイプ12内の冷媒の流れを均一にするため
である。
端部を拡大して示す。この熱交換パイプ12は、図2
(c)に示すように断面形状が長円形に形成されてなる
偏平管であり、その内部は、複数の流通路12aに仕切
られている。これは、この熱交換パイプ12と冷媒との
接触面積を増大させて熱交換効率を向上させると共に、
この熱交換パイプ12内の冷媒の流れを均一にするため
である。
【0031】また、熱交換パイプ12の一端部には、前
述した挿入部15が設けられている。この図には、この
熱交換パイプ12の一端部しか図示しないが、他端部に
もこの挿入部15は設けられている。ただし、両者は同
一の形状であるので、この熱交換パイプ12の一端部に
設けられた挿入部15についてのみ説明する。
述した挿入部15が設けられている。この図には、この
熱交換パイプ12の一端部しか図示しないが、他端部に
もこの挿入部15は設けられている。ただし、両者は同
一の形状であるので、この熱交換パイプ12の一端部に
設けられた挿入部15についてのみ説明する。
【0032】この挿入部15は、図2(b)に示すよう
に、上記長円形の断面の長幅寸法aがこの熱交換パイプ
12の先端に向かって次第に小さくなるように形成され
てなるもので、その外面は先端に向かって先細となるテ
−パ部20となっている。なお、図(c)に示すこの熱
交換パイプ12の高さ寸法bは、一定である。
に、上記長円形の断面の長幅寸法aがこの熱交換パイプ
12の先端に向かって次第に小さくなるように形成され
てなるもので、その外面は先端に向かって先細となるテ
−パ部20となっている。なお、図(c)に示すこの熱
交換パイプ12の高さ寸法bは、一定である。
【0033】この熱交換パイプ12は、上記挿入部15
を上記ヘッダ13の貫通孔16内に挿入し、この挿入部
15のテ−パ部20を上記ヘッダ13の貫通孔16に係
止させることで、このヘッダ12と組み合わされるよう
になっている。
を上記ヘッダ13の貫通孔16内に挿入し、この挿入部
15のテ−パ部20を上記ヘッダ13の貫通孔16に係
止させることで、このヘッダ12と組み合わされるよう
になっている。
【0034】次に、上記ヘッダ13について説明する。
図3(a)は、このヘッダ13の一部を拡大して示した
ものである。この図に示すように、上記ヘッダ13の側
面には、上記熱交換パイプ12に形成された挿入部15
が挿入される貫通孔16が設けられている。この貫通孔
16の内面には、図3(b)および(c)に示すよう
に、上記熱交換パイプ12の挿入部15に形成されたテ
−パ部20と係合するテ−パ面21が形成されている。
図3(a)は、このヘッダ13の一部を拡大して示した
ものである。この図に示すように、上記ヘッダ13の側
面には、上記熱交換パイプ12に形成された挿入部15
が挿入される貫通孔16が設けられている。この貫通孔
16の内面には、図3(b)および(c)に示すよう
に、上記熱交換パイプ12の挿入部15に形成されたテ
−パ部20と係合するテ−パ面21が形成されている。
【0035】次に、このヘッダ13の製造方法ととも
に、この貫通孔16の形状を詳しく説明する。このヘッ
ダ13は、図4(b)に示す長方形状の平板23を管状
に曲成し、図4(b)に示すようにその長辺23aどう
しを互いに突き合わせ溶接することで管状に形成され
る。この平板23には、図4(a)に示すように上記貫
通孔16があらかじめ形成される。
に、この貫通孔16の形状を詳しく説明する。このヘッ
ダ13は、図4(b)に示す長方形状の平板23を管状
に曲成し、図4(b)に示すようにその長辺23aどう
しを互いに突き合わせ溶接することで管状に形成され
る。この平板23には、図4(a)に示すように上記貫
通孔16があらかじめ形成される。
【0036】この貫通孔16の形状は図に示すように長
円形であり、長手方向を上記平板23の長辺23aと直
交させた状態で形成される。また、この貫通孔16の寸
法は、短幅寸法b´は上記熱交換パイプ12の高さ寸法
bと略同じであるが、長幅寸法a´はこの平板23を曲
成した際の投影寸法a´´(図3(b)および図3
(b)に示す)が上記熱交換パイプ12の幅寸法aと同
じかあるいは若干小さくなるように形成される。
円形であり、長手方向を上記平板23の長辺23aと直
交させた状態で形成される。また、この貫通孔16の寸
法は、短幅寸法b´は上記熱交換パイプ12の高さ寸法
bと略同じであるが、長幅寸法a´はこの平板23を曲
成した際の投影寸法a´´(図3(b)および図3
(b)に示す)が上記熱交換パイプ12の幅寸法aと同
じかあるいは若干小さくなるように形成される。
【0037】この貫通孔16は、例えば、この平板23
をポンチなどを用いて打ち抜くことで形成される。ま
た、この貫通孔16はこの平板23の長辺23aと平行
な方向に所定間隔で複数個形成される。
をポンチなどを用いて打ち抜くことで形成される。ま
た、この貫通孔16はこの平板23の長辺23aと平行
な方向に所定間隔で複数個形成される。
【0038】このような貫通孔16が形成されたなら
ば、上述したようにこの平板23を管状に曲成する。そ
して、この平板23の長辺23aどうしを突き合わせる
と共に、溶接により接合する。このことで図3(a)〜
(c)および図4(b)に示す円管状のヘッダ13が形
成される。なお、この平板23の曲成は、例えば型を用
いて行う。
ば、上述したようにこの平板23を管状に曲成する。そ
して、この平板23の長辺23aどうしを突き合わせる
と共に、溶接により接合する。このことで図3(a)〜
(c)および図4(b)に示す円管状のヘッダ13が形
成される。なお、この平板23の曲成は、例えば型を用
いて行う。
【0039】平板23を曲成することに伴って、この平
板23の表面(ヘッダ13の内面と外面)には曲げ方向
に沿う歪みが生じる。したがって、上記長円形の貫通孔
16は長幅寸法a´は上記平板23の曲成に伴い変形
し、上記ヘッダ13の外面側ではこのヘッダ13の周方
向に伸び、内面側では縮小する。なお、この貫通孔16
の短幅寸法b´は変化しない。
板23の表面(ヘッダ13の内面と外面)には曲げ方向
に沿う歪みが生じる。したがって、上記長円形の貫通孔
16は長幅寸法a´は上記平板23の曲成に伴い変形
し、上記ヘッダ13の外面側ではこのヘッダ13の周方
向に伸び、内面側では縮小する。なお、この貫通孔16
の短幅寸法b´は変化しない。
【0040】このような変形により、図3(c)および
図4(b)に示すように、この貫通孔16のヘッダ23
の周方向に沿う両端部には、図に示すように、その延長
線がこのヘッダ13の中心軸(イ)に交わるように傾斜
するテ−パ面21が形成される。
図4(b)に示すように、この貫通孔16のヘッダ23
の周方向に沿う両端部には、図に示すように、その延長
線がこのヘッダ13の中心軸(イ)に交わるように傾斜
するテ−パ面21が形成される。
【0041】次に、このヘッダ13と熱交換パイプ12
の接続について説明する。上記熱交換パイプ12とヘッ
ダ13、13の接続は、図5(a)、(b)に示すよう
に上記熱交換パイプ12の挿入部15を上記ヘッダ13
の貫通孔16内に挿入して行う。
の接続について説明する。上記熱交換パイプ12とヘッ
ダ13、13の接続は、図5(a)、(b)に示すよう
に上記熱交換パイプ12の挿入部15を上記ヘッダ13
の貫通孔16内に挿入して行う。
【0042】そして、この熱交換パイプ12の挿入部1
5のテ−パ部20と、上記貫通孔16のテ−パ面21と
を当接(係止)させることで、この熱交換パイプ12と
ヘッダ13は仮組みされる。
5のテ−パ部20と、上記貫通孔16のテ−パ面21と
を当接(係止)させることで、この熱交換パイプ12と
ヘッダ13は仮組みされる。
【0043】上述したように、上記貫通孔16に設けら
れたテ−パ面21の延長線は、上記ヘッダ13の中心軸
(イ)に交わることから、上記貫通孔16の寸法とこの
ヘッダ13の直径とから上記テ−パ面20の傾斜角度は
簡単に算出することができる。
れたテ−パ面21の延長線は、上記ヘッダ13の中心軸
(イ)に交わることから、上記貫通孔16の寸法とこの
ヘッダ13の直径とから上記テ−パ面20の傾斜角度は
簡単に算出することができる。
【0044】したがって、それに基づいて上記熱交換パ
イプ12の挿入部15のテ−パ部20を成形すること
で、このような係止状態を容易に実現することができ
る。そして、このような方法により上記熱交換パイプ1
2のヘッダ13への挿入量を規定することができる。
イプ12の挿入部15のテ−パ部20を成形すること
で、このような係止状態を容易に実現することができ
る。そして、このような方法により上記熱交換パイプ1
2のヘッダ13への挿入量を規定することができる。
【0045】なお、このヘッダ12と熱交換パイプ13
との組み合わせを行う前に、上記熱交換パイプ12と図
1および図5に示す放熱材31との組み合わせがなされ
る。
との組み合わせを行う前に、上記熱交換パイプ12と図
1および図5に示す放熱材31との組み合わせがなされ
る。
【0046】この放熱材31は、図1に示すように、多
数のピン状のフィン30…(ピンフィン)が形成されて
なる帯板状のもので、長手方向を上記熱交換パイプ12
…と直交させ、かつその板面を図に(イ)で示す通風方
向と平行な状態にして、同方向に複数枚積層された状態
でこの熱交換パイプ12に取り付けられる。
数のピン状のフィン30…(ピンフィン)が形成されて
なる帯板状のもので、長手方向を上記熱交換パイプ12
…と直交させ、かつその板面を図に(イ)で示す通風方
向と平行な状態にして、同方向に複数枚積層された状態
でこの熱交換パイプ12に取り付けられる。
【0047】この放熱材31は、約0.1〜0.3ミリ
厚の薄い帯状板である。そして、この放熱材には、長手
方向に沿って上記熱交換パイプ12…に対応する間隔
で、上記熱交換パイプ12…と嵌合する複数の保持孔3
2…(保持部)が切欠状に形成されている。
厚の薄い帯状板である。そして、この放熱材には、長手
方向に沿って上記熱交換パイプ12…に対応する間隔
で、上記熱交換パイプ12…と嵌合する複数の保持孔3
2…(保持部)が切欠状に形成されている。
【0048】また、この保持孔32…の上記熱交換パイ
プ12の上下面に当接する部位には、この放熱材31の
一面側に折り曲げ加工(突設)され、上記放熱材20の
積層間隔を規制する規制片31aが設けられている。こ
の規制片31aの幅は約0.2〜3.0ミリである。
プ12の上下面に当接する部位には、この放熱材31の
一面側に折り曲げ加工(突設)され、上記放熱材20の
積層間隔を規制する規制片31aが設けられている。こ
の規制片31aの幅は約0.2〜3.0ミリである。
【0049】そして、この放熱材31の上下に隣り合う
保持孔32、32間、すなわち、上記隣り合う熱交換パ
イプ12間に対応する部位には、この放熱材20の長手
方向に沿うスリットが、所定間隔(約0.1〜0.4ミ
リ)で多数本設けられている。
保持孔32、32間、すなわち、上記隣り合う熱交換パ
イプ12間に対応する部位には、この放熱材20の長手
方向に沿うスリットが、所定間隔(約0.1〜0.4ミ
リ)で多数本設けられている。
【0050】このスリットによって、上記放熱材31に
は、上記熱交換パイプ12の長手方向と直交する方向
に、断面の一辺0.1〜0.4ミリの角柱状のピンフィ
ン30…が形成されている。
は、上記熱交換パイプ12の長手方向と直交する方向
に、断面の一辺0.1〜0.4ミリの角柱状のピンフィ
ン30…が形成されている。
【0051】この放熱材31と熱交換パイプ12を組み
合わせる際には、各放熱材31…を、それぞれの保持孔
32の位置を一致させた状態で多数枚(図には3枚のみ
表示)同方向に積層する。この際、上記各放熱材31の
積層間隔は上記規制片31aに規定される。
合わせる際には、各放熱材31…を、それぞれの保持孔
32の位置を一致させた状態で多数枚(図には3枚のみ
表示)同方向に積層する。この際、上記各放熱材31の
積層間隔は上記規制片31aに規定される。
【0052】ついで、このようにして積層保持された放
熱材31…の上記保持孔32と、上記熱交換パイプ12
とを一致させ、この熱交換パイプ12…に横方向からス
ライド式に組み合わせる。
熱材31…の上記保持孔32と、上記熱交換パイプ12
とを一致させ、この熱交換パイプ12…に横方向からス
ライド式に組み合わせる。
【0053】このようにして、上記積層された放熱材3
1と各熱交換パイプ12とが組み合わされたならば、上
記各熱交換パイプ12の両端部に上記ヘッダ13を取り
付ける。このことで、熱交換器の仮組がなされる。
1と各熱交換パイプ12とが組み合わされたならば、上
記各熱交換パイプ12の両端部に上記ヘッダ13を取り
付ける。このことで、熱交換器の仮組がなされる。
【0054】このように組み合わされた熱交換器は、真
空中あるいは不活性ガス雰囲気中で炉中ろう付けされ、
完成する。すなわち、上記熱交換パイプ12にはろう材
が塗布されており、組み合わされた熱交換器を加熱する
ことでこのろう材が溶融し、この熱交換パイプ12とヘ
ッダ13、放熱材31とが互いにろう付けされる。
空中あるいは不活性ガス雰囲気中で炉中ろう付けされ、
完成する。すなわち、上記熱交換パイプ12にはろう材
が塗布されており、組み合わされた熱交換器を加熱する
ことでこのろう材が溶融し、この熱交換パイプ12とヘ
ッダ13、放熱材31とが互いにろう付けされる。
【0055】このような工程により製造された熱交換器
は、図1に示すように、上記熱交換パイプ12の対向す
る上下面間に針状のピンフィン30…が多数本マトリッ
クス状に配設された状態となり、図9を引用して示す熱
交換器と同様にピンフィン型の熱交換器を構成する。
は、図1に示すように、上記熱交換パイプ12の対向す
る上下面間に針状のピンフィン30…が多数本マトリッ
クス状に配設された状態となり、図9を引用して示す熱
交換器と同様にピンフィン型の熱交換器を構成する。
【0056】このような構成によれば、以下に説明する
効果がある。第1に、上記ヘッダ13と熱交換パイプ1
2の両方にテ−パ面21あるいはテ−パ部20を設けて
それらを突き合わせることで、上記ヘッダ13と熱交換
パイプ12とを組み合わせるようにしたので、上記熱交
換パイプ12の挿入量を所定寸法以下に規定することが
できる。
効果がある。第1に、上記ヘッダ13と熱交換パイプ1
2の両方にテ−パ面21あるいはテ−パ部20を設けて
それらを突き合わせることで、上記ヘッダ13と熱交換
パイプ12とを組み合わせるようにしたので、上記熱交
換パイプ12の挿入量を所定寸法以下に規定することが
できる。
【0057】このことで、熱交換パイプの一端を上記ヘ
ッダの内面に突き合わせていた従来例(図10参照)と
異なり、この熱交換パイプ12により上記ヘッダ13内
の冷媒の流れを妨げるということが少なく、熱交換パイ
プ12への冷媒流量を増大することができる。
ッダの内面に突き合わせていた従来例(図10参照)と
異なり、この熱交換パイプ12により上記ヘッダ13内
の冷媒の流れを妨げるということが少なく、熱交換パイ
プ12への冷媒流量を増大することができる。
【0058】このことにより、より熱交換効率の高いピ
ンフィン形熱交換器を得ることができる。なお、この効
果は、この熱交換器を本実施形態のようにピンフィン形
熱交換器とし、かつ小型に形成した場合に特に顕著に現
れる。すなわち、この発明によれば、小型にしても熱交
換性能を維持できるピンフィン熱交換器の性能をさらに
向上させることができるからである。
ンフィン形熱交換器を得ることができる。なお、この効
果は、この熱交換器を本実施形態のようにピンフィン形
熱交換器とし、かつ小型に形成した場合に特に顕著に現
れる。すなわち、この発明によれば、小型にしても熱交
換性能を維持できるピンフィン熱交換器の性能をさらに
向上させることができるからである。
【0059】また、熱交換パイプ12の一端を上記ヘッ
ダ13の内面に突き合わせる(図10)ということを行
わなくても、上記2つのヘッダ13間の離間寸法を規定
することができるから、小型である場合にも寸法精度良
く熱交換器を製造できる効果もある。
ダ13の内面に突き合わせる(図10)ということを行
わなくても、上記2つのヘッダ13間の離間寸法を規定
することができるから、小型である場合にも寸法精度良
く熱交換器を製造できる効果もある。
【0060】第2に、テ−パ面21とテ−パ部20とを
面接触させるようにしたので、上記ヘッダ13と熱交換
パイプ12との接触面積を確保することができる。した
がって、熱交換性能を向上させることができると共に、
両者のろう付け強度を増強することができると共に、上
記ヘッダ13によるこの熱交換パイプ12の保持力を向
上させることができる。
面接触させるようにしたので、上記ヘッダ13と熱交換
パイプ12との接触面積を確保することができる。した
がって、熱交換性能を向上させることができると共に、
両者のろう付け強度を増強することができると共に、上
記ヘッダ13によるこの熱交換パイプ12の保持力を向
上させることができる。
【0061】このことにより、熱交換性能が良くかつよ
り強度の高いピンフィン形熱交換器を得ることができ
る。また、ろう付け部の破断等によりこの部分からのガ
ス漏れが生じるということを有効に防止でき、より信頼
性の高いピンフィン形熱交換器を得ることができる効果
がある。
り強度の高いピンフィン形熱交換器を得ることができ
る。また、ろう付け部の破断等によりこの部分からのガ
ス漏れが生じるということを有効に防止でき、より信頼
性の高いピンフィン形熱交換器を得ることができる効果
がある。
【0062】なお、例えば、上記ヘッダ13のみにテ−
パ面21を設け、上記熱交換パイプ12にはテ−パ部2
0を設けないような構成では、両者の接触部は線接触と
なるから上述した効果は得られない。
パ面21を設け、上記熱交換パイプ12にはテ−パ部2
0を設けないような構成では、両者の接触部は線接触と
なるから上述した効果は得られない。
【0063】第3に、この発明では、上記ヘッダ13の
貫通孔16にテ−パ面20を形成するにのに、平板26
を曲成する際のこの平板23の歪みを利用して行うよう
にした。すなわち、フライス盤や旋盤などの工作機械を
使用しないで上記テ−パ面を形成することができる。
貫通孔16にテ−パ面20を形成するにのに、平板26
を曲成する際のこの平板23の歪みを利用して行うよう
にした。すなわち、フライス盤や旋盤などの工作機械を
使用しないで上記テ−パ面を形成することができる。
【0064】したがって、上記貫通孔16のテ−パ面2
1を容易に作成することができる。また、このテ−パ面
21の傾斜角度を容易に算出することができるので、上
記熱交換パイプ12のテ−パ部20の設計を簡単に行う
ことができる。
1を容易に作成することができる。また、このテ−パ面
21の傾斜角度を容易に算出することができるので、上
記熱交換パイプ12のテ−パ部20の設計を簡単に行う
ことができる。
【0065】第4に、上述した構成のピンフィン型熱交
換器によれば、従来例のように熱交換パイプ12…に多
数本の放熱ピンを一本ずつ装着していく必要がない。こ
のことによって、ピンフィン型熱交換器の組み立てが容
易化、簡略化される。また、この熱交換器の組み立て時
間も短縮され、かつこの熱交換器全体を一括的にろう付
けすることが可能になるので、ピンフィン形熱交換器の
生産性が向上する。
換器によれば、従来例のように熱交換パイプ12…に多
数本の放熱ピンを一本ずつ装着していく必要がない。こ
のことによって、ピンフィン型熱交換器の組み立てが容
易化、簡略化される。また、この熱交換器の組み立て時
間も短縮され、かつこの熱交換器全体を一括的にろう付
けすることが可能になるので、ピンフィン形熱交換器の
生産性が向上する。
【0066】また、上記ピンフィン30は微細断面の角
柱形状を有するので、空気流の境界層は非常に薄く、熱
交換性能(伝熱特性)の高いピンフィン型の熱交換器4
を得ることができる。
柱形状を有するので、空気流の境界層は非常に薄く、熱
交換性能(伝熱特性)の高いピンフィン型の熱交換器4
を得ることができる。
【0067】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成要素につ
いては、その説明を省略する。図6に示すのは、この第
2の実施形態の熱交換パイプ12´である。上記第1の
実施形態では、上記熱交換パイプ12は断面長円形の偏
平形状であったが、この実施形態の熱交換パイプ12´
の断面は長方形となっている。
説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成要素につ
いては、その説明を省略する。図6に示すのは、この第
2の実施形態の熱交換パイプ12´である。上記第1の
実施形態では、上記熱交換パイプ12は断面長円形の偏
平形状であったが、この実施形態の熱交換パイプ12´
の断面は長方形となっている。
【0068】すなわち、平面に形成された上面34およ
び下面35、そして垂直に形成された2つの側面36を
具備する。また、この熱交換パイプ12´の両端部に
は、上記第1の実施形態と同様に、挿入部15´が設け
られている。この挿入部15´は、上記上面35および
下面36の幅が先端部に向かって次第に小さくなるよう
に形成され、上記側面36がテ−パ部20´となってい
る。
び下面35、そして垂直に形成された2つの側面36を
具備する。また、この熱交換パイプ12´の両端部に
は、上記第1の実施形態と同様に、挿入部15´が設け
られている。この挿入部15´は、上記上面35および
下面36の幅が先端部に向かって次第に小さくなるよう
に形成され、上記側面36がテ−パ部20´となってい
る。
【0069】さらに、図示しないが、上記ヘッダ13に
設けられた貫通孔16も、これに対応する長方形となっ
ている。また、貫通孔16は、上記第1の実施形態と同
様に、平板23を打ち抜くことによって形成され、この
平板23を曲成することで上記ヘッダ13の周方向に沿
う両端辺にこのヘッダ13の中心軸(イ)に向かって傾
斜するテ−パ面21が形成される。
設けられた貫通孔16も、これに対応する長方形となっ
ている。また、貫通孔16は、上記第1の実施形態と同
様に、平板23を打ち抜くことによって形成され、この
平板23を曲成することで上記ヘッダ13の周方向に沿
う両端辺にこのヘッダ13の中心軸(イ)に向かって傾
斜するテ−パ面21が形成される。
【0070】この実施形態の熱交換パイプ12´は、上
記挿入部15´を上記ヘッダ13の貫通孔16内に挿入
しかつ、上記テ−パ部20´を上記貫通孔16のテ−パ
面21に当接させることで、このヘッダ13と係止する
ようになっている。
記挿入部15´を上記ヘッダ13の貫通孔16内に挿入
しかつ、上記テ−パ部20´を上記貫通孔16のテ−パ
面21に当接させることで、このヘッダ13と係止する
ようになっている。
【0071】このような構成であっても、上記第1の実
施形態と略同様の効果を得ることができる。また、上記
第1の実施形態と異なり上記熱交換パイプ12の側面3
6が平面であることから上記テ−パ部20´の作成が容
易にかつ正確に行える効果がある。
施形態と略同様の効果を得ることができる。また、上記
第1の実施形態と異なり上記熱交換パイプ12の側面3
6が平面であることから上記テ−パ部20´の作成が容
易にかつ正確に行える効果がある。
【0072】なお、この発明は上記第1、第2の実施形
態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない
範囲で種々変形可能である。上記一実施形態では、上記
ピンフィン30は5〜8本、熱交換パイプ12(12
´)は5本であったが、これに限定されるものではな
く、要求される性能に応じて調整するようにしてもよ
い。
態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない
範囲で種々変形可能である。上記一実施形態では、上記
ピンフィン30は5〜8本、熱交換パイプ12(12
´)は5本であったが、これに限定されるものではな
く、要求される性能に応じて調整するようにしてもよ
い。
【0073】さらに、上記一実施形態では、上記熱交換
パイプ12(12´)は直管状であったが、これに限定
されるものではなく、U字形状であっても良い。また、
上記一実施形態では上記ヘッダ13を2つ設けたが、1
つであっても良い。例えば、上記熱交換パイプ12をU
字形状に形成し、その端部を上記ヘッダ13の上下部に
それぞれ接続する構成が考えられる。
パイプ12(12´)は直管状であったが、これに限定
されるものではなく、U字形状であっても良い。また、
上記一実施形態では上記ヘッダ13を2つ設けたが、1
つであっても良い。例えば、上記熱交換パイプ12をU
字形状に形成し、その端部を上記ヘッダ13の上下部に
それぞれ接続する構成が考えられる。
【0074】また、上記一実施形態においては上記熱交
換パイプ12…は上下方向に等間隔で配置されている
が、上記放熱材31に設けられる保持孔32の間隔を調
整して不等間隔で配置するようにしても良い。
換パイプ12…は上下方向に等間隔で配置されている
が、上記放熱材31に設けられる保持孔32の間隔を調
整して不等間隔で配置するようにしても良い。
【0075】また、上記規制片31aは、上記保持孔3
2の上下面に対向して一対ずつ形成されていたが、これ
に限定されるものではなく、どちらか一方のみ設けられ
ていても良い。
2の上下面に対向して一対ずつ形成されていたが、これ
に限定されるものではなく、どちらか一方のみ設けられ
ていても良い。
【0076】さらに、上記熱交換パイプは、図7に示す
ような形状であっても良い。この熱交換パイプ12´´
は、上記第1の実施形態の熱交換パイプ12に、第2の
実施形態の熱交換パイプ12´の挿入部15´を組み合
わせて形成してなるものである。このような構成であっ
ても上記第1、第2の実施形態と略同様の効果を得るこ
とができる。
ような形状であっても良い。この熱交換パイプ12´´
は、上記第1の実施形態の熱交換パイプ12に、第2の
実施形態の熱交換パイプ12´の挿入部15´を組み合
わせて形成してなるものである。このような構成であっ
ても上記第1、第2の実施形態と略同様の効果を得るこ
とができる。
【0077】
【発明の効果】上述のように、この発明の第1の構成
は、円管状をなし内部に動作流体が供給されるもので、
側面に複数の貫通孔を具備するヘッダパイプと、上記貫
通孔に形成されたテ−パ面と、上記貫通孔を通して上記
ヘッダパイプ内に挿入されることでこのヘッダパイプと
連通しこのヘッダパイプ内に供給された動作流体が分流
する複数の熱交換パイプと、上記熱交換パイプに形成さ
れ、上記ヘッダパイプの貫通孔に設けられたテ−パ面と
係止するテ−パ部と、上記熱交換パイプに設けられた放
熱フィンとを具備することを特徴とする熱交換器であ
る。
は、円管状をなし内部に動作流体が供給されるもので、
側面に複数の貫通孔を具備するヘッダパイプと、上記貫
通孔に形成されたテ−パ面と、上記貫通孔を通して上記
ヘッダパイプ内に挿入されることでこのヘッダパイプと
連通しこのヘッダパイプ内に供給された動作流体が分流
する複数の熱交換パイプと、上記熱交換パイプに形成さ
れ、上記ヘッダパイプの貫通孔に設けられたテ−パ面と
係止するテ−パ部と、上記熱交換パイプに設けられた放
熱フィンとを具備することを特徴とする熱交換器であ
る。
【0078】第2の構成は、第1の構成の熱交換器にお
いて、上記ヘッダパイプは、上記貫通孔があらかじめ設
けられてなる平板を円管状に曲成することで形成された
ものであり、上記貫通孔のテ−パ面は、上記平板を曲成
する際に上記貫通孔の上記ヘッダパイプの周方向に沿う
両端部に形成されたものであることを特徴とする熱交換
器である。
いて、上記ヘッダパイプは、上記貫通孔があらかじめ設
けられてなる平板を円管状に曲成することで形成された
ものであり、上記貫通孔のテ−パ面は、上記平板を曲成
する際に上記貫通孔の上記ヘッダパイプの周方向に沿う
両端部に形成されたものであることを特徴とする熱交換
器である。
【0079】第3の構成は、第1の構成の熱交換器にお
いて、上記放熱フィンは、ピン状のフィンであることを
特徴とする熱交換器である。第4の構成は、第3の構成
の熱交換器において、上記ピン状フィンは、薄板形状の
放熱材に多数のスリットを設けることで、そのスリット
間に形成されたものであることを特徴とする熱交換器で
ある。
いて、上記放熱フィンは、ピン状のフィンであることを
特徴とする熱交換器である。第4の構成は、第3の構成
の熱交換器において、上記ピン状フィンは、薄板形状の
放熱材に多数のスリットを設けることで、そのスリット
間に形成されたものであることを特徴とする熱交換器で
ある。
【0080】第5の構成は、第4の構成の熱交換器にお
いて、上記放熱材を複数枚積層した状態で、上記複数の
熱交換パイプに組み合わせてなることを特徴とする熱交
換器である。
いて、上記放熱材を複数枚積層した状態で、上記複数の
熱交換パイプに組み合わせてなることを特徴とする熱交
換器である。
【0081】このような構成によれば、上記熱交換パイ
プとヘッダとの接合面積を増大できると共に上記熱交換
パイプのヘッダ内への挿入量を規定できるから、組み立
て性および熱交換性能を向上できる効果がある。
プとヘッダとの接合面積を増大できると共に上記熱交換
パイプのヘッダ内への挿入量を規定できるから、組み立
て性および熱交換性能を向上できる効果がある。
【0082】また、フィンをピンフィンとした場合に
は、上記効果と相まってより熱交換性能が向上する。ピ
ンフィンを放熱材に設けた場合には、さらに組み立て性
が向上する効果がある。
は、上記効果と相まってより熱交換性能が向上する。ピ
ンフィンを放熱材に設けた場合には、さらに組み立て性
が向上する効果がある。
【図1】この発明の第1のを示す斜視図。
【図2】同じく、(a)は熱交換パイプの一端部を示す
拡大斜視図、(b)は平面図、(c)はC−C線に沿う
縦断面図。
拡大斜視図、(b)は平面図、(c)はC−C線に沿う
縦断面図。
【図3】同じく、(a)はヘッダの一部を示す拡大斜視
図、(b)は正面図、(c)はC−C線に沿う横断面
図。
図、(b)は正面図、(c)はC−C線に沿う横断面
図。
【図4】同じく、(a)および(b)は、ヘッダの製造
を示す工程図。
を示す工程図。
【図5】同じく、(a)および(b)は、熱交換器の組
み立てを示す一部横断面図および一部縦断面図。
み立てを示す一部横断面図および一部縦断面図。
【図6】第2の実施形態の熱交換パイプを示す拡大斜視
図。
図。
【図7】他の実施形態の熱交換パイプを示す拡大斜視
図。
図。
【図8】(a)は、従来例のプレ−トフィン型熱交換器
を示す全体斜視図、(b)は同じく一部を拡大して示す
斜視図、(c)は同じく放熱材の正面図、(d)は同じ
く放熱材の横断面図。
を示す全体斜視図、(b)は同じく一部を拡大して示す
斜視図、(c)は同じく放熱材の正面図、(d)は同じ
く放熱材の横断面図。
【図9】同じく、ピンフィン形熱交換器を斜視図。
【図10】同じく、熱交換パイプとヘッダの取り付け構
造を示す横断面図および縦断面図。
造を示す横断面図および縦断面図。
10…熱交換器、12…熱交換パイプ、13…ヘッダ、
15…挿入部、16…貫通孔、20…テ−パ面、21…
テ−パ部、30…ピンフィン、31…放熱材。
15…挿入部、16…貫通孔、20…テ−パ面、21…
テ−パ部、30…ピンフィン、31…放熱材。
Claims (5)
- 【請求項1】 円管状をなし内部に動作流体が供給され
るもので、側面に複数の貫通孔を具備するヘッダパイプ
と、 上記貫通孔に形成されたテ−パ面と、 上記貫通孔を通して上記ヘッダパイプ内に挿入されるこ
とでこのヘッダパイプと連通しこのヘッダパイプ内に供
給された動作流体が分流する複数の熱交換パイプと、 上記熱交換パイプに形成され、上記ヘッダパイプの貫通
孔に設けられたテ−パ面と係止するテ−パ部と、 上記熱交換パイプに設けられた放熱フィンとを具備する
ことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器において、 上記ヘッダパイプは、上記貫通孔があらかじめ設けられ
てなる平板を円管状に曲成することで形成されたもので
あり、 上記貫通孔のテ−パ面は、上記平板を曲成する際に上記
貫通孔の上記ヘッダパイプの周方向に沿う両端部に形成
されたものであることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項3】 請求項1記載の熱交換器において、 上記放熱フィンは、ピン状のフィンであることを特徴と
する熱交換器 - 【請求項4】 請求項3記載の熱交換器において、 上記ピン状フィンは、薄板形状の放熱材に複数のスリッ
トを設け、そのスリット間に形成されたものであること
を特徴とする熱交換器。 - 【請求項5】 請求項4記載の熱交換器において、 上記放熱材を複数枚積層した状態で、上記複数の熱交換
パイプに組み合わせてなることを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14309696A JPH09324997A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 熱交換器および熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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