JPH09325527A - 電子写真平版印刷版の製版方法 - Google Patents
電子写真平版印刷版の製版方法Info
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- JPH09325527A JPH09325527A JP14004296A JP14004296A JPH09325527A JP H09325527 A JPH09325527 A JP H09325527A JP 14004296 A JP14004296 A JP 14004296A JP 14004296 A JP14004296 A JP 14004296A JP H09325527 A JPH09325527 A JP H09325527A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理する電子写真平版印刷版のサイズが大き
くなっても、全面にわたって良好な画質を再現する事が
出来、かつ製版時間や装置寸法を考慮に入れた電子写真
平版印刷版の製版方法を提供する。 【解決手段】 静電潜像が形成された電子写真平版印刷
版に液体現像剤を供給してトナー現像処理する現像部、
余剰の液体現像剤を乾燥する乾燥部、トナー画像を輻射
伝熱方式によって定着する定着部、及び定着により昇温
した電子写真平版印刷版を冷却する冷却部をこの順に搬
送しながら連続的に処理を行う電子写真平版印刷版の製
版方法に於いて、一定の搬送速度で現像処理を行った
後、現像処理の搬送速度以下で乾燥を行い、かつ現像処
理の搬送速度よりも速い搬送速度で定着を行う事を特徴
とする電子写真平版印刷版の製版方法。
くなっても、全面にわたって良好な画質を再現する事が
出来、かつ製版時間や装置寸法を考慮に入れた電子写真
平版印刷版の製版方法を提供する。 【解決手段】 静電潜像が形成された電子写真平版印刷
版に液体現像剤を供給してトナー現像処理する現像部、
余剰の液体現像剤を乾燥する乾燥部、トナー画像を輻射
伝熱方式によって定着する定着部、及び定着により昇温
した電子写真平版印刷版を冷却する冷却部をこの順に搬
送しながら連続的に処理を行う電子写真平版印刷版の製
版方法に於いて、一定の搬送速度で現像処理を行った
後、現像処理の搬送速度以下で乾燥を行い、かつ現像処
理の搬送速度よりも速い搬送速度で定着を行う事を特徴
とする電子写真平版印刷版の製版方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体現像剤を用い
てトナー現像を行う電子写真平版印刷版の製版方法に関
し、特に幅の広い電子写真平版印刷版を製版した際にも
良好な画質が得られ、現像処理時かつ製版速度や製版装
置の寸法をも考慮に入れた電子写真平版印刷版の製版方
法に関する。
てトナー現像を行う電子写真平版印刷版の製版方法に関
し、特に幅の広い電子写真平版印刷版を製版した際にも
良好な画質が得られ、現像処理時かつ製版速度や製版装
置の寸法をも考慮に入れた電子写真平版印刷版の製版方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷版の作製方法は既に数多く知ら
れている。例えば、印刷用原版に銀塩フィルムによる原
稿を密着し、該原版の感光層に直接紫外線等で露光し、
これによって原稿の画像部に対応する硬化部分と、非画
像部に対応する非硬化部分を形成し、非硬化部分をアル
カリ又は水で洗浄除去し、硬化部分をインキ受理性とす
る製版方法である。この方法による印刷版がいわゆるP
S版と称されるものであり、広く用いられている。
れている。例えば、印刷用原版に銀塩フィルムによる原
稿を密着し、該原版の感光層に直接紫外線等で露光し、
これによって原稿の画像部に対応する硬化部分と、非画
像部に対応する非硬化部分を形成し、非硬化部分をアル
カリ又は水で洗浄除去し、硬化部分をインキ受理性とす
る製版方法である。この方法による印刷版がいわゆるP
S版と称されるものであり、広く用いられている。
【0003】一方、コンピュータ画像処理技術及び大容
量データのメモリー開発とデータ通信技術等の進歩によ
り、近年では、原稿入力、補正、編集、割付から頁組ま
で一貫してコンピュータ操作され、高速通信網や衛星通
信により即時に遠隔地の末端プロッターに出力出来る電
子編集システムが実用化している。特に、即時性の要求
される新聞印刷分野等に於いて電子編集システムはもち
ろん、そこからのデータにより印刷版が直接得られる製
版システムが実用化されつつある。現在、この様な製版
システムに於いては、電子写真プロセスを利用し、レー
ザー光源(半導体レーザー、He−Neレーザー等)露
光によるシステムが種々の面から検討されている。
量データのメモリー開発とデータ通信技術等の進歩によ
り、近年では、原稿入力、補正、編集、割付から頁組ま
で一貫してコンピュータ操作され、高速通信網や衛星通
信により即時に遠隔地の末端プロッターに出力出来る電
子編集システムが実用化している。特に、即時性の要求
される新聞印刷分野等に於いて電子編集システムはもち
ろん、そこからのデータにより印刷版が直接得られる製
版システムが実用化されつつある。現在、この様な製版
システムに於いては、電子写真プロセスを利用し、レー
ザー光源(半導体レーザー、He−Neレーザー等)露
光によるシステムが種々の面から検討されている。
【0004】この様なシステムに於いては、後述の様な
溶出型の電子写真平版印刷版が、従来から使用されてい
るPS版と同様な印刷条件で印刷する事が可能であるた
め、有利に使用出来る。電子写真平版印刷版は、アルミ
ニウム等の導電性支持体上に光導電性物質を含有する光
導電層が被着された電子写真感光体から作製される。こ
の電子写真感光体の光導電体層を構成する材料として
は、有機光導電性化合物・結着樹脂系材料が実用感度、
耐刷性等に優れている。
溶出型の電子写真平版印刷版が、従来から使用されてい
るPS版と同様な印刷条件で印刷する事が可能であるた
め、有利に使用出来る。電子写真平版印刷版は、アルミ
ニウム等の導電性支持体上に光導電性物質を含有する光
導電層が被着された電子写真感光体から作製される。こ
の電子写真感光体の光導電体層を構成する材料として
は、有機光導電性化合物・結着樹脂系材料が実用感度、
耐刷性等に優れている。
【0005】電子写真平版印刷版の製版工程は、上記電
子写真感光体の光導電体層上に、まず所定の帯電工程が
施され、一様な電荷が乗せられる。次に、露光によって
画像に対応する静電潜像が形成される。続いて、液体現
像剤を用いてトナー現像が行われ、上記静電潜像に対応
したトナー画像が形成される。このトナー画像以外の非
画像部は、アルカリ剤等を含有する溶液により溶解・除
去(溶出)され、続いて水洗またはリンス処理によって
版面を清浄した後、必要に応じて版面保護液(保護ガム
液)を塗布して最終的な刷版が得られる。
子写真感光体の光導電体層上に、まず所定の帯電工程が
施され、一様な電荷が乗せられる。次に、露光によって
画像に対応する静電潜像が形成される。続いて、液体現
像剤を用いてトナー現像が行われ、上記静電潜像に対応
したトナー画像が形成される。このトナー画像以外の非
画像部は、アルカリ剤等を含有する溶液により溶解・除
去(溶出)され、続いて水洗またはリンス処理によって
版面を清浄した後、必要に応じて版面保護液(保護ガム
液)を塗布して最終的な刷版が得られる。
【0006】上記トナー現像を行う一般的な現像装置
は、現像処理部、乾燥部、定着部、及び必要に応じて冷
却部からなり、現像処理部は、液体現像剤を用いて版面
の静電潜像に従ってトナーを付着させる工程であり、現
像電極、液体現像剤絞り手段、搬送手段等から構成され
る。現像電極は、静電潜像が形成された電子写真平版印
刷版(以後、印刷版と略記する)が現像処理部に進入し
た時に、丁度印刷版の静電潜像の面と間隙を持って向か
い合う様に設置してある。現像電極下に供給された液体
現像剤は、印刷版と現像電極との間隙を充満し、印刷版
上の静電潜像のトナー現像がなされる。印刷版は現像電
極を通過した後、液体現像剤絞り手段により、印刷版上
の余剰の液体現像剤が除去される。液体現像剤絞り手段
としては、一対のゴムロール対(絞りロール対)による
絞液等が用いられる。
は、現像処理部、乾燥部、定着部、及び必要に応じて冷
却部からなり、現像処理部は、液体現像剤を用いて版面
の静電潜像に従ってトナーを付着させる工程であり、現
像電極、液体現像剤絞り手段、搬送手段等から構成され
る。現像電極は、静電潜像が形成された電子写真平版印
刷版(以後、印刷版と略記する)が現像処理部に進入し
た時に、丁度印刷版の静電潜像の面と間隙を持って向か
い合う様に設置してある。現像電極下に供給された液体
現像剤は、印刷版と現像電極との間隙を充満し、印刷版
上の静電潜像のトナー現像がなされる。印刷版は現像電
極を通過した後、液体現像剤絞り手段により、印刷版上
の余剰の液体現像剤が除去される。液体現像剤絞り手段
としては、一対のゴムロール対(絞りロール対)による
絞液等が用いられる。
【0007】絞りロール対による余剰液除去が行われた
後、印刷版は次工程の乾燥部へ搬送される。乾燥部で
は、送風により版面に残存の分散媒の乾燥が行われ、印
刷版は定着部へ搬送される。定着部では、版面に付着し
たトナー粒子に輻射熱により熱が与えられ、トナー粒子
は溶けてフィルム化する。その後印刷版は冷却部へと搬
送され、送風により版面が冷却されると溶出工程へと搬
送される。従来の現像装置に於ける現像処理、乾燥、定
着、及び冷却の一連の処理は、一定速度で印刷版を搬送
しながら行われる。
後、印刷版は次工程の乾燥部へ搬送される。乾燥部で
は、送風により版面に残存の分散媒の乾燥が行われ、印
刷版は定着部へ搬送される。定着部では、版面に付着し
たトナー粒子に輻射熱により熱が与えられ、トナー粒子
は溶けてフィルム化する。その後印刷版は冷却部へと搬
送され、送風により版面が冷却されると溶出工程へと搬
送される。従来の現像装置に於ける現像処理、乾燥、定
着、及び冷却の一連の処理は、一定速度で印刷版を搬送
しながら行われる。
【0008】一方、一般に新聞印刷分野で使用されてい
る印刷版のサイズとしては、特に新聞1ページ分の大き
さの版を縦に2枚つなげた新聞縦2ページ版(1W2
L)が広く用いられており、従来新聞印刷分野で稼働し
ている電子写真平版印刷版の製版機もこの印刷版サイズ
を対象にしたもので、1W2L版を縦にトナー現像部に
進入させてトナー現像処理を行っていた。しかし、最近
では、新聞の見開き分の大きさの版材の使用頻度も増し
ており、より大きなサイズの版材の処理の必要性が求め
られている。即ち、新聞1ページ分の大きさを横に2枚
つなげた新聞横2ページ版(2W1L)や、新聞1ぺー
ジ分の大きさを縦横に2枚ずつ並べた大きさの新聞4ペ
ージ版(2W2L)等の大きさの版である。これらの大
きさの電子写真平版印刷版をトナー現像処理するために
は、従来の1W2L版用の処理サイズに比べて現像電極
幅や絞りロール面長等を長くする事が必要となる。
る印刷版のサイズとしては、特に新聞1ページ分の大き
さの版を縦に2枚つなげた新聞縦2ページ版(1W2
L)が広く用いられており、従来新聞印刷分野で稼働し
ている電子写真平版印刷版の製版機もこの印刷版サイズ
を対象にしたもので、1W2L版を縦にトナー現像部に
進入させてトナー現像処理を行っていた。しかし、最近
では、新聞の見開き分の大きさの版材の使用頻度も増し
ており、より大きなサイズの版材の処理の必要性が求め
られている。即ち、新聞1ページ分の大きさを横に2枚
つなげた新聞横2ページ版(2W1L)や、新聞1ぺー
ジ分の大きさを縦横に2枚ずつ並べた大きさの新聞4ペ
ージ版(2W2L)等の大きさの版である。これらの大
きさの電子写真平版印刷版をトナー現像処理するために
は、従来の1W2L版用の処理サイズに比べて現像電極
幅や絞りロール面長等を長くする事が必要となる。
【0009】しかし、現像電極幅や絞りロール面長等を
長くして、上記の幅の広い電子写真平版印刷版の製版処
理を行うと、1W2L版処理時に比べて絞りロール対に
よる余剰液除去の状態が悪化傾向を示し、絞りロール通
過後の版面上に分散媒が残存する場合があった。この版
面状態で、次の乾燥部に搬送されると乾燥ムラや乾燥が
不十分のままで定着部に搬送され熱定着が行われると、
版面の静電潜像に静電的に吸着しているトナー粒子が自
由に移動可能な状態となって、トナー画像のにじみや非
画像部の被り等の画像故障が発生する。結果として、処
理の終わった電子写真平版印刷版には、画像濃度や画線
幅のむらやにじみ、被り等が発生し、良好な製版を行う
事が出来なかった。
長くして、上記の幅の広い電子写真平版印刷版の製版処
理を行うと、1W2L版処理時に比べて絞りロール対に
よる余剰液除去の状態が悪化傾向を示し、絞りロール通
過後の版面上に分散媒が残存する場合があった。この版
面状態で、次の乾燥部に搬送されると乾燥ムラや乾燥が
不十分のままで定着部に搬送され熱定着が行われると、
版面の静電潜像に静電的に吸着しているトナー粒子が自
由に移動可能な状態となって、トナー画像のにじみや非
画像部の被り等の画像故障が発生する。結果として、処
理の終わった電子写真平版印刷版には、画像濃度や画線
幅のむらやにじみ、被り等が発生し、良好な製版を行う
事が出来なかった。
【0010】また、新聞印刷分野での製版作業に於いて
は、製版スピードが重視される。従来の製版方法では、
現像処理、乾燥、定着工程での搬送速度は一定の速度で
あったため、乾燥時の処理を充分にするために搬送速度
を遅く設定すると製版時間が遅くなり、製版スピードの
高速化への要求を満足する事が出来ない。逆に、搬送速
度を速くすると、乾燥部に於ける乾燥不良のみでなく、
現像処理部に於ける絞りロール対による余剰液除去の状
態も悪化する方向に働くため、ますます乾燥不良の悪化
を招く。この様に、各処理部に於ける適切な処理速度の
設定をする事が出来なかった。
は、製版スピードが重視される。従来の製版方法では、
現像処理、乾燥、定着工程での搬送速度は一定の速度で
あったため、乾燥時の処理を充分にするために搬送速度
を遅く設定すると製版時間が遅くなり、製版スピードの
高速化への要求を満足する事が出来ない。逆に、搬送速
度を速くすると、乾燥部に於ける乾燥不良のみでなく、
現像処理部に於ける絞りロール対による余剰液除去の状
態も悪化する方向に働くため、ますます乾燥不良の悪化
を招く。この様に、各処理部に於ける適切な処理速度の
設定をする事が出来なかった。
【0011】更に、乾燥部に於いて乾燥能力を向上させ
る手段として、乾燥風量や風速の向上を図る事も可能で
あるが、これでは現像処理部へも影響し、現像処理部の
絞りロールや現像電極の乾燥を促進してトナー固着を引
き起こし、それに起因する画像欠陥の誘発を起こす恐れ
があった。また、過度の乾燥風量、風速によっては印刷
版の搬送にも、印刷版が上下に振動するなどの悪影響を
及ぼし、搬送不良を引き起こす危険性がある。
る手段として、乾燥風量や風速の向上を図る事も可能で
あるが、これでは現像処理部へも影響し、現像処理部の
絞りロールや現像電極の乾燥を促進してトナー固着を引
き起こし、それに起因する画像欠陥の誘発を起こす恐れ
があった。また、過度の乾燥風量、風速によっては印刷
版の搬送にも、印刷版が上下に振動するなどの悪影響を
及ぼし、搬送不良を引き起こす危険性がある。
【0012】上述の他に、乾燥能力を向上させるには、
送風量を変更せずに例えば送風手段に用いられる乾燥フ
ァン等の個数を増加すれば良いが、これは装置の大型化
につながり、従来装置からの更新の場合など設置スペー
スの確保が困難となる場合が予想される。
送風量を変更せずに例えば送風手段に用いられる乾燥フ
ァン等の個数を増加すれば良いが、これは装置の大型化
につながり、従来装置からの更新の場合など設置スペー
スの確保が困難となる場合が予想される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、静電潜像が
形成された電子写真平版印刷版に液体現像剤を供給して
トナー現像する現像部、余剰の液体現像剤を乾燥する乾
燥部、トナー画像を輻射伝熱方式によって定着する定着
部、及び定着により昇温した電子写真平版印刷版を冷却
する冷却部をこの順に搬送しながら連続的に処理を行う
電子写真平版印刷版の製版方法に於いて、特に幅の広い
電子写真平版印刷版を製版した際にも良好な画質が得ら
れ、かつ製版速度や製版装置の寸法をも考慮に入れた電
子写真平版印刷版の製版方法を提供する事を目的とす
る。
形成された電子写真平版印刷版に液体現像剤を供給して
トナー現像する現像部、余剰の液体現像剤を乾燥する乾
燥部、トナー画像を輻射伝熱方式によって定着する定着
部、及び定着により昇温した電子写真平版印刷版を冷却
する冷却部をこの順に搬送しながら連続的に処理を行う
電子写真平版印刷版の製版方法に於いて、特に幅の広い
電子写真平版印刷版を製版した際にも良好な画質が得ら
れ、かつ製版速度や製版装置の寸法をも考慮に入れた電
子写真平版印刷版の製版方法を提供する事を目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
鋭意検討した結果、静電潜像が形成された電子写真平版
印刷版に液体現像剤を供給してトナー現像処理する現像
部、余剰の液体現像剤を乾燥する乾燥部、トナー画像を
輻射伝熱方式によって定着する定着部、及び定着により
昇温した電子写真平版印刷版を冷却する冷却部をこの順
に搬送しながら連続的に処理を行う電子写真平版印刷版
の製版方法に於いて、一定の搬送速度で現像処理を行っ
た後、現像処理の搬送速度以下で乾燥を行い、かつ現像
処理の搬送速度よりも速い搬送速度で定着を行う事を特
徴とする電子写真平版印刷版の製版方法によって達成さ
れる。
鋭意検討した結果、静電潜像が形成された電子写真平版
印刷版に液体現像剤を供給してトナー現像処理する現像
部、余剰の液体現像剤を乾燥する乾燥部、トナー画像を
輻射伝熱方式によって定着する定着部、及び定着により
昇温した電子写真平版印刷版を冷却する冷却部をこの順
に搬送しながら連続的に処理を行う電子写真平版印刷版
の製版方法に於いて、一定の搬送速度で現像処理を行っ
た後、現像処理の搬送速度以下で乾燥を行い、かつ現像
処理の搬送速度よりも速い搬送速度で定着を行う事を特
徴とする電子写真平版印刷版の製版方法によって達成さ
れる。
【0015】この様に、現像や定着の各処理能力に最適
な搬送速度を設定する事により、特に幅の広い電子写真
平版印刷版を製版した際にも現像部では絞りロール対に
よる余剰液除去の状態が改善され、乾燥部では版全域に
わたって乾燥が良好に行われ、乾燥不良から生じる画像
崩れや被り等の画像故障の発生を防ぎ、版全面にわたっ
て良好な製版を行う事が出来る。
な搬送速度を設定する事により、特に幅の広い電子写真
平版印刷版を製版した際にも現像部では絞りロール対に
よる余剰液除去の状態が改善され、乾燥部では版全域に
わたって乾燥が良好に行われ、乾燥不良から生じる画像
崩れや被り等の画像故障の発生を防ぎ、版全面にわたっ
て良好な製版を行う事が出来る。
【0016】乾燥部の搬送方向に対する寸法が、処理す
る印刷版の搬送方向に対する寸法よりも長く、そのとき
の乾燥能力が不十分の場合には、乾燥部に於ける搬送を
印刷版が現像部の絞りロールを通過後、搬送速度を減速
或いは一旦停止する事によって乾燥部の送風手段の送風
量や個数を増加する事なく、乾燥時間を向上させる事が
出来、乾燥処理後に再び加速する事によって、定着部へ
移動する時間が短縮されるために減速時に生じる製版時
間の遅れを最小限に押さえる事が出来る。しかも、現像
処理の搬送速度よりも速い搬送速度で定着を行う事によ
って更に製版時間の短縮が可能となる。
る印刷版の搬送方向に対する寸法よりも長く、そのとき
の乾燥能力が不十分の場合には、乾燥部に於ける搬送を
印刷版が現像部の絞りロールを通過後、搬送速度を減速
或いは一旦停止する事によって乾燥部の送風手段の送風
量や個数を増加する事なく、乾燥時間を向上させる事が
出来、乾燥処理後に再び加速する事によって、定着部へ
移動する時間が短縮されるために減速時に生じる製版時
間の遅れを最小限に押さえる事が出来る。しかも、現像
処理の搬送速度よりも速い搬送速度で定着を行う事によ
って更に製版時間の短縮が可能となる。
【0017】一方、乾燥部の搬送方向に対する寸法が、
処理する印刷版の搬送方向に対する寸法よりも長く、そ
のときの乾燥能力に余裕がある場合には、乾燥終了後、
乾燥部に於ける搬送を加速する事によって、定着部へ移
動する時間を短縮する事により製版時間の短縮が可能と
なる。
処理する印刷版の搬送方向に対する寸法よりも長く、そ
のときの乾燥能力に余裕がある場合には、乾燥終了後、
乾燥部に於ける搬送を加速する事によって、定着部へ移
動する時間を短縮する事により製版時間の短縮が可能と
なる。
【0018】また、電子写真平版印刷版を現像部より搬
出した後、電子写真平版印刷版を停止したまま、乾燥、
定着、及び冷却の各工程処理を同一位置で行い、該各工
程処理終了後、現像処理の搬送速度よりも速い搬送速度
で機外に搬送する事を特徴とする電子写真平版印刷版の
製版方法によって達成される。
出した後、電子写真平版印刷版を停止したまま、乾燥、
定着、及び冷却の各工程処理を同一位置で行い、該各工
程処理終了後、現像処理の搬送速度よりも速い搬送速度
で機外に搬送する事を特徴とする電子写真平版印刷版の
製版方法によって達成される。
【0019】この様に、乾燥、定着、冷却の処理を同一
箇所に設置する事により、装置寸法をよりコンパクトに
する事が出来、また更に現像処理での搬送速度より高速
で機外へ排出されるので時間の短縮が可能となる。
箇所に設置する事により、装置寸法をよりコンパクトに
する事が出来、また更に現像処理での搬送速度より高速
で機外へ排出されるので時間の短縮が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。静電潜像が形成された本発明に係わる電子写
真平版印刷版は、液体現像剤を用いて電子写真的にトナ
ー画像が形成される。電子写真平版印刷版に帯電及び露
光を行って形成された静電潜像をトナー画像に変換する
ための本発明に係わる製版方法を、その例として図1に
示される現像装置を基にして詳しく説明する。
説明する。静電潜像が形成された本発明に係わる電子写
真平版印刷版は、液体現像剤を用いて電子写真的にトナ
ー画像が形成される。電子写真平版印刷版に帯電及び露
光を行って形成された静電潜像をトナー画像に変換する
ための本発明に係わる製版方法を、その例として図1に
示される現像装置を基にして詳しく説明する。
【0021】図1に示される現像装置は、現像処理部1
01、乾燥部102、定着部103、及び冷却部104
から構成されている。静電潜像が形成された印刷版1は
矢印Bの方向に搬送され、現像処理部101でトナー粒
子が版面に画像様に付着された後、乾燥部102にて乾
燥のための送風手段61により版面に乾燥風が供給さ
れ、版面の残存分散媒の蒸発除去が行われる。その後、
それぞれ各部に設けられた搬送手段51、52、及び5
3により印刷版は搬送され、定着部103と冷却部10
4とを通過する。定着部103では、ハロゲンランプ7
1が版の進入につれて点灯し、その輻射熱により版面の
トナー粒子の溶融・フィルム化が行われ、その後冷却部
104で、印刷版の冷却が行われる。乾燥部102と定
着部103の間には遮光板65が設けられ、ハロゲンラ
ンプ71の光が乾燥部102に入り込まない様になって
いる。
01、乾燥部102、定着部103、及び冷却部104
から構成されている。静電潜像が形成された印刷版1は
矢印Bの方向に搬送され、現像処理部101でトナー粒
子が版面に画像様に付着された後、乾燥部102にて乾
燥のための送風手段61により版面に乾燥風が供給さ
れ、版面の残存分散媒の蒸発除去が行われる。その後、
それぞれ各部に設けられた搬送手段51、52、及び5
3により印刷版は搬送され、定着部103と冷却部10
4とを通過する。定着部103では、ハロゲンランプ7
1が版の進入につれて点灯し、その輻射熱により版面の
トナー粒子の溶融・フィルム化が行われ、その後冷却部
104で、印刷版の冷却が行われる。乾燥部102と定
着部103の間には遮光板65が設けられ、ハロゲンラ
ンプ71の光が乾燥部102に入り込まない様になって
いる。
【0022】現像処理部101は、印刷版1を一定速度
で搬送する搬送手段、液体現像剤を吐出する液体現像剤
供給口80、印刷版の静電潜像面と所定の間隙をもって
対向して配設された少なくとも一部が導電性の現像電極
14a、及び絞りロール対13等から構成されている。
印刷版1は、図示しない搬送手段により、現像電極14
aと所定の間隙をもって通過する様になっている。
で搬送する搬送手段、液体現像剤を吐出する液体現像剤
供給口80、印刷版の静電潜像面と所定の間隙をもって
対向して配設された少なくとも一部が導電性の現像電極
14a、及び絞りロール対13等から構成されている。
印刷版1は、図示しない搬送手段により、現像電極14
aと所定の間隙をもって通過する様になっている。
【0023】製版が開始され、静電潜像が形成された印
刷版1が現像電極部に進入し、印刷版1が現像電極14
aと対向する時には、印刷版1と現像電極14aとの間
隙には、トナー現像に十分な量の液体現像剤2が供給さ
れる様になっている。液体現像剤2は、循環ポンプ72
及び液体現像剤供給口80を経て現像電極14aの上部
に供給され、現像電極14aの傾斜面を伝って現像電極
下へ供給される。現像電極14aにはバイアス電圧が印
加出来る様になっており、現像電極14aの電位と印刷
版1の静電潜像とが作る電界により、間隙中の液体現像
剤2中の帯電トナー粒子が静電潜像に従って画像様に付
着し、トナー現像が行われる。印刷版1上の余剰の液体
現像剤は、現像電極の直後に配設されている2本のゴム
ロールからなる絞りロール対13によって、印刷版1上
より除去される。
刷版1が現像電極部に進入し、印刷版1が現像電極14
aと対向する時には、印刷版1と現像電極14aとの間
隙には、トナー現像に十分な量の液体現像剤2が供給さ
れる様になっている。液体現像剤2は、循環ポンプ72
及び液体現像剤供給口80を経て現像電極14aの上部
に供給され、現像電極14aの傾斜面を伝って現像電極
下へ供給される。現像電極14aにはバイアス電圧が印
加出来る様になっており、現像電極14aの電位と印刷
版1の静電潜像とが作る電界により、間隙中の液体現像
剤2中の帯電トナー粒子が静電潜像に従って画像様に付
着し、トナー現像が行われる。印刷版1上の余剰の液体
現像剤は、現像電極の直後に配設されている2本のゴム
ロールからなる絞りロール対13によって、印刷版1上
より除去される。
【0024】本発明に係わる乾燥、定着、冷却について
以下に述べる。現像処理部101の絞りロール対13間
を通過した印刷版1は、乾燥部102に於いて、トナー
粒子が付着した版面に乾燥風が吹き付けられ、絞りロー
ル対13によって除去しきれなかった液体現像剤2の分
散媒が乾燥除去される。乾燥風の吹き付けには、ファン
の回転等により、版面上の雰囲気を強制的に循環させる
事によって行っても良いし、乾燥部外からの空気をブロ
ア等で版面に吹き付ける方式を用いても良い。どちらの
場合に於いても、熱量を付加する手段を付与し、熱風を
版面に供給する様にしても良い。
以下に述べる。現像処理部101の絞りロール対13間
を通過した印刷版1は、乾燥部102に於いて、トナー
粒子が付着した版面に乾燥風が吹き付けられ、絞りロー
ル対13によって除去しきれなかった液体現像剤2の分
散媒が乾燥除去される。乾燥風の吹き付けには、ファン
の回転等により、版面上の雰囲気を強制的に循環させる
事によって行っても良いし、乾燥部外からの空気をブロ
ア等で版面に吹き付ける方式を用いても良い。どちらの
場合に於いても、熱量を付加する手段を付与し、熱風を
版面に供給する様にしても良い。
【0025】乾燥部102の長さが、版面の乾燥処理に
不十分である場合には、印刷版1の後端部が絞りロール
対13を通過した後に、現像処理時の搬送速度から減速
する事で、乾燥処理に必要な時間を確保する事が出来
る。また、乾燥部102の長さを印刷版1の搬送方向の
長さ以上に設定する場合には、印刷版1の後端部が絞り
ロール対13を通過した後に、乾燥部102での搬送を
停止して乾燥部102に印刷版1を滞留させ、液体現像
処理時の搬送速度によらずに、乾燥部102での乾燥時
間を延長する事が望ましい。
不十分である場合には、印刷版1の後端部が絞りロール
対13を通過した後に、現像処理時の搬送速度から減速
する事で、乾燥処理に必要な時間を確保する事が出来
る。また、乾燥部102の長さを印刷版1の搬送方向の
長さ以上に設定する場合には、印刷版1の後端部が絞り
ロール対13を通過した後に、乾燥部102での搬送を
停止して乾燥部102に印刷版1を滞留させ、液体現像
処理時の搬送速度によらずに、乾燥部102での乾燥時
間を延長する事が望ましい。
【0026】上記の乾燥の後、定着部103に於いて、
版面画像部に付着したトナー粒子を輻射熱によりフィル
ム化する。本発明に用いられる輻射熱を用いた定着方法
としては、赤外線ランプを用いたものやキセノンフラッ
シュを用いたもの、或いは遠赤外線を発するセラミック
ヒーターを用いたもの、ハロゲンランプを用いたもの等
が挙げられるが、本発明に係わる定着部には、輻射熱を
用いるもの全てに適用出来、輻射熱源の種類には制約さ
れない。
版面画像部に付着したトナー粒子を輻射熱によりフィル
ム化する。本発明に用いられる輻射熱を用いた定着方法
としては、赤外線ランプを用いたものやキセノンフラッ
シュを用いたもの、或いは遠赤外線を発するセラミック
ヒーターを用いたもの、ハロゲンランプを用いたもの等
が挙げられるが、本発明に係わる定着部には、輻射熱を
用いるもの全てに適用出来、輻射熱源の種類には制約さ
れない。
【0027】上記の定着の後、冷却部104に於いて、
加熱された印刷版1を冷風によって冷却する。本発明に
用いられる冷風の吹き付け方法としては、乾燥部103
と同様にファンの回転等により、版面上の雰囲気を強制
的に循環させる事によって行っても良いし、乾燥部10
3外からの空気をブロア等で版面に吹き付ける方式を用
いても良い。また印刷版1の裏面からの冷却、例えば冷
却されたベルト上を搬送させる事によって行っても良
い。
加熱された印刷版1を冷風によって冷却する。本発明に
用いられる冷風の吹き付け方法としては、乾燥部103
と同様にファンの回転等により、版面上の雰囲気を強制
的に循環させる事によって行っても良いし、乾燥部10
3外からの空気をブロア等で版面に吹き付ける方式を用
いても良い。また印刷版1の裏面からの冷却、例えば冷
却されたベルト上を搬送させる事によって行っても良
い。
【0028】本発明に係わる搬送方法について以下に述
べる。印刷版の搬送方法としては、搬送ベルトによる方
法、ロールによるロール狭持搬送方法、印刷版側面をロ
ールで押し当てる方法、吸着により印刷版を浮かせた状
態で行う方法等が挙げられるが、本発明ではトナー画像
や各工程での処理に悪影響を与えなければ良く、現像処
理部、乾燥部、定着部、冷却部に於いて同一の搬送方法
を採用しても良いし、それぞれ別個の搬送方法を選択し
ても良い。各処理部の搬送手段は、各処理工程ごとに独
立した駆動部を設けて各処理ごとに行っても良いし、複
数の処理部が同一の駆動部を有したり、全ての処理部が
同一の駆動部を有しても良いが、駆動部は電気信号等に
より搬送速度を可変に制御出来る事が好ましい。
べる。印刷版の搬送方法としては、搬送ベルトによる方
法、ロールによるロール狭持搬送方法、印刷版側面をロ
ールで押し当てる方法、吸着により印刷版を浮かせた状
態で行う方法等が挙げられるが、本発明ではトナー画像
や各工程での処理に悪影響を与えなければ良く、現像処
理部、乾燥部、定着部、冷却部に於いて同一の搬送方法
を採用しても良いし、それぞれ別個の搬送方法を選択し
ても良い。各処理部の搬送手段は、各処理工程ごとに独
立した駆動部を設けて各処理ごとに行っても良いし、複
数の処理部が同一の駆動部を有したり、全ての処理部が
同一の駆動部を有しても良いが、駆動部は電気信号等に
より搬送速度を可変に制御出来る事が好ましい。
【0029】本発明に係わる搬送速度について以下に述
べる。新聞印刷に使用されている電子写真平版印刷版の
製版機の現像処理の搬送速度の具体例として4m/mi
nであることが新聞技術、Vol.36、P30(19
92)に記載されている。しかし処理する印刷版の大き
さや、現像処理部の絞りロール対による絞り能力によっ
て最適な現像処理部の搬送速度は変動するため、一概に
は現像処理部の搬送速度を規定することはできない。同
様に定着部の搬送速度に於いても製版機の定着能力によ
って最適な搬送速度は変動するため、本発明では現像処
理部と定着部の搬送速度の関係を比率で示す。本発明で
云う現像処理の搬送速度よりも速い搬送速度とは、現像
処理の搬送速度を基準とした場合、1.1倍から5倍の
搬送速度が好ましく、より好ましくは1.4倍から2倍
の搬送速度である。1.1倍よりも遅い搬送速度では本
発明の効果、特に製版速度の効果が表れてこない。また
5倍よりも速い搬送速度では搬送不良を引き起こす危険
性がある。
べる。新聞印刷に使用されている電子写真平版印刷版の
製版機の現像処理の搬送速度の具体例として4m/mi
nであることが新聞技術、Vol.36、P30(19
92)に記載されている。しかし処理する印刷版の大き
さや、現像処理部の絞りロール対による絞り能力によっ
て最適な現像処理部の搬送速度は変動するため、一概に
は現像処理部の搬送速度を規定することはできない。同
様に定着部の搬送速度に於いても製版機の定着能力によ
って最適な搬送速度は変動するため、本発明では現像処
理部と定着部の搬送速度の関係を比率で示す。本発明で
云う現像処理の搬送速度よりも速い搬送速度とは、現像
処理の搬送速度を基準とした場合、1.1倍から5倍の
搬送速度が好ましく、より好ましくは1.4倍から2倍
の搬送速度である。1.1倍よりも遅い搬送速度では本
発明の効果、特に製版速度の効果が表れてこない。また
5倍よりも速い搬送速度では搬送不良を引き起こす危険
性がある。
【0030】以下に本発明に係わる液体現像剤について
説明する。本発明に係わる液体現像剤は、高絶縁性炭化
水素媒体中に実質的にトナー画像となる電荷を有するト
ナー粒子を分散させてなる。トナー粒子を分散させる高
絶縁性炭化水素媒体は、低誘電率で高電気絶縁性の有機
溶媒であり、例えば直鎖パラフィン系炭化水素、イソパ
ラフィン系炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン系脂肪
族炭化水素、及びシリコーンオイル類等が挙げられる
が、イソパラフィン系炭化水素が好適に用いられる。イ
ソパラフィン系炭化水素であっても、留分等で特性が多
少異なり、市販品としては、シェルゾル71(シェル石
油製)、アイソパーG、アイソパーH、及びアイソパー
L(以上、エクソン化学製)、IPソルベントIP−1
620(出光石油製)等が好適に使用される。
説明する。本発明に係わる液体現像剤は、高絶縁性炭化
水素媒体中に実質的にトナー画像となる電荷を有するト
ナー粒子を分散させてなる。トナー粒子を分散させる高
絶縁性炭化水素媒体は、低誘電率で高電気絶縁性の有機
溶媒であり、例えば直鎖パラフィン系炭化水素、イソパ
ラフィン系炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン系脂肪
族炭化水素、及びシリコーンオイル類等が挙げられる
が、イソパラフィン系炭化水素が好適に用いられる。イ
ソパラフィン系炭化水素であっても、留分等で特性が多
少異なり、市販品としては、シェルゾル71(シェル石
油製)、アイソパーG、アイソパーH、及びアイソパー
L(以上、エクソン化学製)、IPソルベントIP−1
620(出光石油製)等が好適に使用される。
【0031】本発明に係わる液体現像剤に於けるトナー
粒子は、少なくとも電子写真平版印刷版光導電層に対し
て熱及び/又は光により良好な定着性を有し、更に非画
像部の光導電層を除去する溶出液に対してレジスト性を
有する樹脂成分で構成されている事が好ましい。樹脂成
分としては、メタクリル酸、アクリル酸、及びこれらの
エステル等からなるアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢
酸ビニルとエチレンまたは塩化ビニル等との共重合体、
塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリビニルブチ
ラール等のビニルアセタール樹脂、ポリスチレン、スチ
レンとブタジエンとの共重合体、スチレンとアクリル樹
脂との共重合体、ポリエチレン、ポリプリピレン及びそ
の塩化物、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹
脂、アルキッド樹脂、ビニル変性アルキッド樹脂、及び
ワックス等が挙げられる。
粒子は、少なくとも電子写真平版印刷版光導電層に対し
て熱及び/又は光により良好な定着性を有し、更に非画
像部の光導電層を除去する溶出液に対してレジスト性を
有する樹脂成分で構成されている事が好ましい。樹脂成
分としては、メタクリル酸、アクリル酸、及びこれらの
エステル等からなるアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢
酸ビニルとエチレンまたは塩化ビニル等との共重合体、
塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリビニルブチ
ラール等のビニルアセタール樹脂、ポリスチレン、スチ
レンとブタジエンとの共重合体、スチレンとアクリル樹
脂との共重合体、ポリエチレン、ポリプリピレン及びそ
の塩化物、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹
脂、アルキッド樹脂、ビニル変性アルキッド樹脂、及び
ワックス等が挙げられる。
【0032】次に、本発明に係わる電子写真平版印刷版
及びその現像処理、乾燥、熱定着以降の処理方法につい
て説明する。本発明に係わる電子写真平版印刷版は、支
持体上に光導電層を設けてなり、支持体は所望の表面性
を光導電層を設ける支持体面に形成させるため、金属支
持体であれば公知の方法で砂目立てや陽極酸化しても良
い。砂目立て処理に先立って、所望により界面活性剤又
はアルカリ水溶液により脱脂処理しても良い。
及びその現像処理、乾燥、熱定着以降の処理方法につい
て説明する。本発明に係わる電子写真平版印刷版は、支
持体上に光導電層を設けてなり、支持体は所望の表面性
を光導電層を設ける支持体面に形成させるため、金属支
持体であれば公知の方法で砂目立てや陽極酸化しても良
い。砂目立て処理に先立って、所望により界面活性剤又
はアルカリ水溶液により脱脂処理しても良い。
【0033】この様にして得られた支持体上に所望の光
導電層を設けて、電子写真平版印刷版が得られる。光導
電層は、有機又は無機の光導電性化合物を、又、所望に
よりこれらの2種類以上を混合して用いる事が出来る
が、本発明に用いる電子写真平版印刷版の光導電層に於
いては有機光導電性化合物が好ましく、中でも光導電性
を有する無金属或は金属フタロシアニン系顔料が有利に
用いられる。光導電層用結着樹脂としては、最終的に画
像部以外の光導電層を溶出除去する印刷版の場合には、
溶出液に可溶或いは分散可能な高分子化合物が好まし
い。
導電層を設けて、電子写真平版印刷版が得られる。光導
電層は、有機又は無機の光導電性化合物を、又、所望に
よりこれらの2種類以上を混合して用いる事が出来る
が、本発明に用いる電子写真平版印刷版の光導電層に於
いては有機光導電性化合物が好ましく、中でも光導電性
を有する無金属或は金属フタロシアニン系顔料が有利に
用いられる。光導電層用結着樹脂としては、最終的に画
像部以外の光導電層を溶出除去する印刷版の場合には、
溶出液に可溶或いは分散可能な高分子化合物が好まし
い。
【0034】電子写真平版印刷版は既に述べた様な電子
写真法により、静電潜像を液体現像剤を用いて液体現像
処理及び乾燥、熱定着を行いトナー像に変換した後、溶
出部に於いてアルカリ性溶出液により非画像部光導電層
を溶出して除去する。次に版面をリンスして版上に残存
する可溶化光導電層成分を洗浄除去し、その後、版面の
耐傷強度の向上及び非画像部不感脂化等の目的で、保護
ガム処理され、平版印刷版が出来上がる。
写真法により、静電潜像を液体現像剤を用いて液体現像
処理及び乾燥、熱定着を行いトナー像に変換した後、溶
出部に於いてアルカリ性溶出液により非画像部光導電層
を溶出して除去する。次に版面をリンスして版上に残存
する可溶化光導電層成分を洗浄除去し、その後、版面の
耐傷強度の向上及び非画像部不感脂化等の目的で、保護
ガム処理され、平版印刷版が出来上がる。
【0035】
【実施例】以下、実施例によって更に詳しく説明する
が、本発明の範囲がこれに限定されるものではない。
が、本発明の範囲がこれに限定されるものではない。
【0036】本実施例に使用した電子写真平版印刷版製
版機について説明する。使用した製版機は、帯電・露光
部、トナー現像部(乾燥、熱定着、冷却部を含む)、溶
出部からなり、電子写真平版印刷版を帯電・露光部にセ
ットし、帯電・露光部では、電子写真平版印刷版表面に
コロナ帯電を行い、約220Vの表面電位を形成した
後、半導体レーザを用いて画像露光が行われる。画像露
光されて静電潜像が形成された電子写真平版印刷版は、
トナー現像部へ送られトナー現像が施され、その後溶出
部で非画像部が溶出除去され、平版印刷版が出来上が
る。
版機について説明する。使用した製版機は、帯電・露光
部、トナー現像部(乾燥、熱定着、冷却部を含む)、溶
出部からなり、電子写真平版印刷版を帯電・露光部にセ
ットし、帯電・露光部では、電子写真平版印刷版表面に
コロナ帯電を行い、約220Vの表面電位を形成した
後、半導体レーザを用いて画像露光が行われる。画像露
光されて静電潜像が形成された電子写真平版印刷版は、
トナー現像部へ送られトナー現像が施され、その後溶出
部で非画像部が溶出除去され、平版印刷版が出来上が
る。
【0037】実施例1 本実施例1に使用した製版機のトナー現像部を図1に示
す。トナー現像部は、現像処理部101、乾燥部10
2、定着部103、及び冷却部104から構成され、現
像処理部101の搬送手段である絞りロール対13、乾
燥部102に於ける搬送手段51、及び定着部103に
於ける搬送手段52は、連結されないで各部独立で搬送
駆動が行える様になっている。
す。トナー現像部は、現像処理部101、乾燥部10
2、定着部103、及び冷却部104から構成され、現
像処理部101の搬送手段である絞りロール対13、乾
燥部102に於ける搬送手段51、及び定着部103に
於ける搬送手段52は、連結されないで各部独立で搬送
駆動が行える様になっている。
【0038】現像処理部101は、現像電極14a、下
部ガイド板14bから構成される現像電極部14、絞り
ロール対13、液体現像剤供給口80、液体現像剤貯液
槽12が設置され、液体現像剤貯液槽12は液体現像剤
供給口80と配管74で連結され、配管74の途中には
液体現像剤供給用ポンプ72が設置され、液体現像剤貯
液槽12中に貯液されている液体現像剤2を液体現像剤
吐出口80を通って、現像電極14aと下部ガイド板1
4b間(現像電極部14)に供給する様になっている。
部ガイド板14bから構成される現像電極部14、絞り
ロール対13、液体現像剤供給口80、液体現像剤貯液
槽12が設置され、液体現像剤貯液槽12は液体現像剤
供給口80と配管74で連結され、配管74の途中には
液体現像剤供給用ポンプ72が設置され、液体現像剤貯
液槽12中に貯液されている液体現像剤2を液体現像剤
吐出口80を通って、現像電極14aと下部ガイド板1
4b間(現像電極部14)に供給する様になっている。
【0039】帯電及び露光されて静電潜像が形成された
電子写真平版印刷版1は矢印Bの方向に一定速度で版を
搬送する搬送手段(図示せず)により、現像電極部14
内に搬送される。印刷版1が現像電極部14に進入する
以前に、絞りロール対13にはニップ圧が加わり、かつ
下側の絞りロール13bのみ駆動を行い、上側の絞りロ
ール13aは下側の絞りロール13bもしくは印刷版1
との接触による摩擦により回転駆動する様になってい
る。下側ロール13bの駆動は、印刷版1の搬送と一致
して回転する様に設定した。更に、液体現像剤供給用の
循環ポンプ72は稼動し始め、液体現像剤2を現像電極
部14に供給する様になっている。
電子写真平版印刷版1は矢印Bの方向に一定速度で版を
搬送する搬送手段(図示せず)により、現像電極部14
内に搬送される。印刷版1が現像電極部14に進入する
以前に、絞りロール対13にはニップ圧が加わり、かつ
下側の絞りロール13bのみ駆動を行い、上側の絞りロ
ール13aは下側の絞りロール13bもしくは印刷版1
との接触による摩擦により回転駆動する様になってい
る。下側ロール13bの駆動は、印刷版1の搬送と一致
して回転する様に設定した。更に、液体現像剤供給用の
循環ポンプ72は稼動し始め、液体現像剤2を現像電極
部14に供給する様になっている。
【0040】液体現像剤2は、印刷版1と現像電極14
aとの間隙を満たし、トナー現像が行われる。その後、
印刷版1が絞りロール対13に挟持されて搬送される事
により、印刷版上の余剰の液体現像剤が絞りロール対1
3によってせき止められ、絞りロール対13を通過した
印刷版1は、余剰の液体現像剤がほとんど除去された状
態で次の乾燥部102へと搬送される。絞りロール対1
3の搬送方向出口側の印刷版の幅方向両端部に対応する
位置にはエアナイフ19が設置され、印刷版1が絞りロ
ール対13間を通過する際、印刷版1の両端部にエアを
吹き付ける様になっている。このエアナイフ19の作用
により、印刷版両端部の外側に形成される微小間隙から
の液体現像剤の回り込みが防止される。
aとの間隙を満たし、トナー現像が行われる。その後、
印刷版1が絞りロール対13に挟持されて搬送される事
により、印刷版上の余剰の液体現像剤が絞りロール対1
3によってせき止められ、絞りロール対13を通過した
印刷版1は、余剰の液体現像剤がほとんど除去された状
態で次の乾燥部102へと搬送される。絞りロール対1
3の搬送方向出口側の印刷版の幅方向両端部に対応する
位置にはエアナイフ19が設置され、印刷版1が絞りロ
ール対13間を通過する際、印刷版1の両端部にエアを
吹き付ける様になっている。このエアナイフ19の作用
により、印刷版両端部の外側に形成される微小間隙から
の液体現像剤の回り込みが防止される。
【0041】乾燥部102は、搬送手段51、送風手段
61から構成され、印刷版1を搬送しながら版面に乾燥
風を供給する様になっている。送風手段61には乾燥フ
ァンを使用し、ファンの回転によって版面上に乾燥風が
吹き付けられ、トナー粒子が付着した版面上の絞りロー
ル13によって除去しきれなかった液体現像剤の分散媒
が乾燥除去される。
61から構成され、印刷版1を搬送しながら版面に乾燥
風を供給する様になっている。送風手段61には乾燥フ
ァンを使用し、ファンの回転によって版面上に乾燥風が
吹き付けられ、トナー粒子が付着した版面上の絞りロー
ル13によって除去しきれなかった液体現像剤の分散媒
が乾燥除去される。
【0042】実施例1に使用したトナー現像部の乾燥部
102を図2に示す。現像処理部で処理された印刷版1
が矢印Bの方向に乾燥部102へ搬入する以前に、搬送
手段51は、現像処理部の搬送速度と一致する速度で駆
動し印刷版1を搬送する様になっている。通過検知セン
サー66によって印刷版先頭部を感知すると、送風手段
61の乾燥ファンが回転する様になっている。続いて通
過検知センサー66が印刷版後端部を感知すると、搬送
速度を減速し、設定された時間のみ停止した後、再び搬
送を開始する様になっている。次に、印刷版先頭部が通
過検知センサー67の位置まで搬送されると、搬送手段
51に用いた搬送ベルトの駆動が定着部の搬送速度まで
加減速され、通過検知センサー67が印刷版後端部を感
知すると、送風手段61の乾燥ファン及び搬送手段51
の搬送ベルトの駆動が停止する様になっており、印刷版
は次工程の定着部の搬送速度で定着部へ搬送される様に
なっている。
102を図2に示す。現像処理部で処理された印刷版1
が矢印Bの方向に乾燥部102へ搬入する以前に、搬送
手段51は、現像処理部の搬送速度と一致する速度で駆
動し印刷版1を搬送する様になっている。通過検知セン
サー66によって印刷版先頭部を感知すると、送風手段
61の乾燥ファンが回転する様になっている。続いて通
過検知センサー66が印刷版後端部を感知すると、搬送
速度を減速し、設定された時間のみ停止した後、再び搬
送を開始する様になっている。次に、印刷版先頭部が通
過検知センサー67の位置まで搬送されると、搬送手段
51に用いた搬送ベルトの駆動が定着部の搬送速度まで
加減速され、通過検知センサー67が印刷版後端部を感
知すると、送風手段61の乾燥ファン及び搬送手段51
の搬送ベルトの駆動が停止する様になっており、印刷版
は次工程の定着部の搬送速度で定着部へ搬送される様に
なっている。
【0043】定着部103は、搬送手段52及び熱定着
手段であるハロゲンランプ71から構成され、乾燥後の
印刷版を搬送しながら、版面に付着したトナー粒子をハ
ロゲンランプ71の輻射熱によりフィルム化する。その
後、送風ファン62により版面に冷風が供給され、定着
部103通過により熱せられた印刷版1の冷却が行われ
る様になっている。
手段であるハロゲンランプ71から構成され、乾燥後の
印刷版を搬送しながら、版面に付着したトナー粒子をハ
ロゲンランプ71の輻射熱によりフィルム化する。その
後、送風ファン62により版面に冷風が供給され、定着
部103通過により熱せられた印刷版1の冷却が行われ
る様になっている。
【0044】上記の製版機を用い、乾燥部102の通過
検知センサー66から通過検知センサー67までの距離
は900mmとし、現像処理部101の搬送速度を4m
/min、定着部103の搬送速度を6m/minに設
定した。乾燥部102では、電子写真平版印刷版は停止
することなしに、4m/minの搬送速度で通過検知セ
ンサー67まで搬送する様設定した。
検知センサー66から通過検知センサー67までの距離
は900mmとし、現像処理部101の搬送速度を4m
/min、定着部103の搬送速度を6m/minに設
定した。乾燥部102では、電子写真平版印刷版は停止
することなしに、4m/minの搬送速度で通過検知セ
ンサー67まで搬送する様設定した。
【0045】398mm×560mmのサイズの電子写
真平版印刷版の560mm側を処理幅の方向として用
い、上記の設定でトナー現像部にて一連の処理を行い、
その後トナー付着部以外の非画像部を溶出除去し、続い
てリンス、保護ガム処理を経て印刷版とした。作製した
印刷版を観察したところ、画像崩れや被り等の画像故障
がなく、良好な画質の印刷版が得られた。
真平版印刷版の560mm側を処理幅の方向として用
い、上記の設定でトナー現像部にて一連の処理を行い、
その後トナー付着部以外の非画像部を溶出除去し、続い
てリンス、保護ガム処理を経て印刷版とした。作製した
印刷版を観察したところ、画像崩れや被り等の画像故障
がなく、良好な画質の印刷版が得られた。
【0046】実施例2 実施例1で用いた製版機を用い、製版する電子写真平版
印刷版として560mm×810mmのサイズの810
mm側を処理幅の方向として処理し、乾燥部102での
印刷版停止時間を5秒とした以外は、各処理部の搬送速
度の設定は実施例1と同様にして、実施例1と同様の一
連の処理を行った。
印刷版として560mm×810mmのサイズの810
mm側を処理幅の方向として処理し、乾燥部102での
印刷版停止時間を5秒とした以外は、各処理部の搬送速
度の設定は実施例1と同様にして、実施例1と同様の一
連の処理を行った。
【0047】実施例1と同様に非画像部を溶出処理し印
刷版としたものを観察したところ、画像崩れや被り等の
画像故障がなく、良好な画質の印刷版が得られた。
刷版としたものを観察したところ、画像崩れや被り等の
画像故障がなく、良好な画質の印刷版が得られた。
【0048】実施例3 実施例1に於いて、810mm×1120mmのサイズ
の電子写真平版印刷版を使用し、1120mm側を処理
幅の方向にして各処理部の搬送速度の設定を変更して現
像処理を行った。即ち、現像処理部101の搬送速度を
3m/min、定着部103の搬送速度を6m/min
に設定した。また、乾燥部102の搬送速度は、印刷版
後端部が通過検知センサー66に感知後、一旦停止し1
0秒間滞留させた後、6m/minで搬送する様に設定
して、実施例1と同様の一連の処理を行った。
の電子写真平版印刷版を使用し、1120mm側を処理
幅の方向にして各処理部の搬送速度の設定を変更して現
像処理を行った。即ち、現像処理部101の搬送速度を
3m/min、定着部103の搬送速度を6m/min
に設定した。また、乾燥部102の搬送速度は、印刷版
後端部が通過検知センサー66に感知後、一旦停止し1
0秒間滞留させた後、6m/minで搬送する様に設定
して、実施例1と同様の一連の処理を行った。
【0049】実施例1と同様に非画像部を溶出処理し印
刷版としたものを観察したところ、画像崩れや被り等の
画像故障がなく、良好な画質の平版印刷版が得られた。
刷版としたものを観察したところ、画像崩れや被り等の
画像故障がなく、良好な画質の平版印刷版が得られた。
【0050】実施例4 実施例4に使用したトナー現像部を図3に、乾燥定着部
105の拡大断面図を図4に示す。電子写真平版印刷版
1は現像処理部101では実施例1と同様に処理され、
続いて乾燥定着部105へ搬送される。図4に於いて、
矢印Bの方向から印刷版1が搬入される以前に、搬送ベ
ルト51は、現像処理部101の絞りロール対13によ
る搬送速度と一致する速度で駆動される様になってい
る。
105の拡大断面図を図4に示す。電子写真平版印刷版
1は現像処理部101では実施例1と同様に処理され、
続いて乾燥定着部105へ搬送される。図4に於いて、
矢印Bの方向から印刷版1が搬入される以前に、搬送ベ
ルト51は、現像処理部101の絞りロール対13によ
る搬送速度と一致する速度で駆動される様になってい
る。
【0051】印刷版1が搬送され、印刷版先頭部が通過
検知センサー66によって感知されると、送風手段61
である乾燥ファンが回転して送風し、印刷版後端部が通
過検知センサー66に感知されると搬送手段51に用い
た搬送ベルトは一旦停止し、設定される一定時間、送風
手段61により版面上の乾燥を行った後、送風手段61
は停止し、同一位置でハロゲンランプ71が一定時間点
灯し、輻射熱定着が行われる。その後、再度送風手段6
1が動作して印刷版1の冷却を行う様になっている。次
いで、印刷版1は搬送手段51の搬送ベルトにより搬送
され、現像処理部101の搬送速度を越える速度で機外
へ排出される様になっている。
検知センサー66によって感知されると、送風手段61
である乾燥ファンが回転して送風し、印刷版後端部が通
過検知センサー66に感知されると搬送手段51に用い
た搬送ベルトは一旦停止し、設定される一定時間、送風
手段61により版面上の乾燥を行った後、送風手段61
は停止し、同一位置でハロゲンランプ71が一定時間点
灯し、輻射熱定着が行われる。その後、再度送風手段6
1が動作して印刷版1の冷却を行う様になっている。次
いで、印刷版1は搬送手段51の搬送ベルトにより搬送
され、現像処理部101の搬送速度を越える速度で機外
へ排出される様になっている。
【0052】上記の液体現像装置を用い、電子写真平版
印刷版の現像処理を行った。電子写真平版印刷版は、8
10mm×1120mmのサイズのものを使用し、11
20mm側を処理幅の方向にしてトナー現像を行った。
図4に於いて、乾燥部の通過検知センサー66から通過
検知センサー67までの距離は900mmに設定し、現
像処理部101の搬送速度を4m/min、乾燥部10
2の搬送は印刷版後端部が、通過検知センサー66に感
知後、一旦停止しその後8秒間乾燥を行う様に設定し
た。次に、ハロゲンランプ71が点灯させて輻射熱定着
を行い、続いて冷却のため乾燥ファンが5秒間作動して
冷却を行い、その後直ちに搬送速度10m/minで機
外へ排出した。
印刷版の現像処理を行った。電子写真平版印刷版は、8
10mm×1120mmのサイズのものを使用し、11
20mm側を処理幅の方向にしてトナー現像を行った。
図4に於いて、乾燥部の通過検知センサー66から通過
検知センサー67までの距離は900mmに設定し、現
像処理部101の搬送速度を4m/min、乾燥部10
2の搬送は印刷版後端部が、通過検知センサー66に感
知後、一旦停止しその後8秒間乾燥を行う様に設定し
た。次に、ハロゲンランプ71が点灯させて輻射熱定着
を行い、続いて冷却のため乾燥ファンが5秒間作動して
冷却を行い、その後直ちに搬送速度10m/minで機
外へ排出した。
【0053】排出された印刷版のトナー付着部以外の非
画像部を溶出除去し、続いてリンス及び保護ガム処理を
経て平版印刷版を作製した。作製した平版印刷版を観察
したところ、画像崩れや被り等の画像故障がなく、良好
な画質の平版印刷版が得られた。また、実施例1から3
で用いた製版機に於けるトナー現像部に比べ、乾燥部1
02、定着部103、及び冷却部104が、乾燥定着部
105一箇所、即ち同一位置で処理可能とされているの
で、装置寸法を大幅に短くする事が出来た。
画像部を溶出除去し、続いてリンス及び保護ガム処理を
経て平版印刷版を作製した。作製した平版印刷版を観察
したところ、画像崩れや被り等の画像故障がなく、良好
な画質の平版印刷版が得られた。また、実施例1から3
で用いた製版機に於けるトナー現像部に比べ、乾燥部1
02、定着部103、及び冷却部104が、乾燥定着部
105一箇所、即ち同一位置で処理可能とされているの
で、装置寸法を大幅に短くする事が出来た。
【0054】比較例1 実施例1で用いた製版機に於いて、現像処理部101、
乾燥部102、及び定着部103の搬送速度を4m/m
inと一定にした以外は、実施例1で用いたサイズの電
子写真平版印刷版を用い、実施例1と同様にして製版を
行った。その結果、作製された印刷版の画質には特に問
題はなかったが、実施例1に比べて現像処理部から定着
部までの処理時間が2秒程度長くなった。
乾燥部102、及び定着部103の搬送速度を4m/m
inと一定にした以外は、実施例1で用いたサイズの電
子写真平版印刷版を用い、実施例1と同様にして製版を
行った。その結果、作製された印刷版の画質には特に問
題はなかったが、実施例1に比べて現像処理部から定着
部までの処理時間が2秒程度長くなった。
【0055】比較例2 実施例2で用いた製版機に於いて、現像処理部101、
乾燥部102、及び定着部103の搬送速度を4m/m
inと一定にした以外は、実施例2で用いたサイズの電
子写真平版印刷版を用い、実施例2と同様にして製版を
行った。その結果、印刷版先頭部に乾燥不良によると思
われる画像のにじみが発生し、良好な画質の印刷版を得
る事が出来なかった。
乾燥部102、及び定着部103の搬送速度を4m/m
inと一定にした以外は、実施例2で用いたサイズの電
子写真平版印刷版を用い、実施例2と同様にして製版を
行った。その結果、印刷版先頭部に乾燥不良によると思
われる画像のにじみが発生し、良好な画質の印刷版を得
る事が出来なかった。
【0056】比較例3 実施例3で用いた製版機に於いて、現像処理部101、
乾燥部102、及び定着部103の搬送速度を4m/m
inと一定にした以外は、実施例2で用いたサイズの電
子写真平版印刷版を用い、実施例2と同様にして製版を
行った。その結果、印刷版先頭部及び後端部に乾燥不良
によると思われる画像のにじみが、また非画像部には被
りが発生し良好な画質の平版印刷版を得る事が出来なか
った。
乾燥部102、及び定着部103の搬送速度を4m/m
inと一定にした以外は、実施例2で用いたサイズの電
子写真平版印刷版を用い、実施例2と同様にして製版を
行った。その結果、印刷版先頭部及び後端部に乾燥不良
によると思われる画像のにじみが、また非画像部には被
りが発生し良好な画質の平版印刷版を得る事が出来なか
った。
【0057】
【発明の効果】本発明の方法によって電子写真平版印刷
版の製版を行えば、幅の広い電子写真平版印刷版の製版
を行った際にも、乾燥部に於いて乾燥不良から生じる画
像崩れや被り等の画像故障の発生を防止し、製版時間を
むやみに延ばす事なく良好な製版を行う事が出来る。
版の製版を行えば、幅の広い電子写真平版印刷版の製版
を行った際にも、乾燥部に於いて乾燥不良から生じる画
像崩れや被り等の画像故障の発生を防止し、製版時間を
むやみに延ばす事なく良好な製版を行う事が出来る。
【図1】本発明に係わるトナー現像部の概略図。
【図2】本発明に係わる乾燥部の断面図。
【図3】本発明の実施例4に使用したトナー現像部の概
略図。
略図。
【図4】本発明の実施例4に使用した乾燥定着部の断面
図。
図。
1 電子写真平版印刷版 2 液体現像剤 13 絞りロール対 14a 現像電極 51、52、53 搬送手段 61 送風手段 66、67 通過検知センサー 71 ハロゲンランプ 101 現像処理部 102 乾燥部 103 定着部 104 冷却部 105 乾燥定着部
Claims (2)
- 【請求項1】 静電潜像が形成された電子写真平版印刷
版に液体現像剤を供給してトナー現像処理する現像部、
余剰の液体現像剤を乾燥する乾燥部、トナー画像を輻射
伝熱方式によって定着する定着部、及び定着により昇温
した電子写真平版印刷版を冷却する冷却部をこの順に搬
送しながら連続的に処理を行う電子写真平版印刷版の製
版方法に於いて、一定の搬送速度で現像処理を行った
後、現像処理の搬送速度以下で乾燥を行い、かつ現像処
理の搬送速度よりも速い搬送速度で定着を行う事を特徴
とする電子写真平版印刷版の製版方法。 - 【請求項2】 電子写真平版印刷版を現像部より搬出し
た後、電子写真平版印刷版を停止したまま、乾燥、定
着、及び冷却の各工程処理を同一位置で行い、該各工程
処理終了後、現像処理の搬送速度よりも速い搬送速度で
機外に搬送する事を特徴とする電子写真平版印刷版の製
版方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14004296A JPH09325527A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 電子写真平版印刷版の製版方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14004296A JPH09325527A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 電子写真平版印刷版の製版方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09325527A true JPH09325527A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15259627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14004296A Pending JPH09325527A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 電子写真平版印刷版の製版方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09325527A (ja) |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP14004296A patent/JPH09325527A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040707 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050719 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |