JPH09325702A - Elシートダイアフラムおよびこれを用いたスイッチ - Google Patents

Elシートダイアフラムおよびこれを用いたスイッチ

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JPH09325702A
JPH09325702A JP8145383A JP14538396A JPH09325702A JP H09325702 A JPH09325702 A JP H09325702A JP 8145383 A JP8145383 A JP 8145383A JP 14538396 A JP14538396 A JP 14538396A JP H09325702 A JPH09325702 A JP H09325702A
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JP
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diaphragm
sheet
switch
layer
transparent
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Application number
JP8145383A
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English (en)
Inventor
Koji Tanabe
功二 田邉
Makoto Sadakane
誠 定兼
Yosuke Chikahisa
陽介 近久
Heiji Ikoma
平治 生駒
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器の入力操作部に用いられる照光
式のスイッチに関し、薄型・低消費電力で光のロスや輝
度ムラのない均一な照光ができ、しかもスイッチの押し
操作時に良好なクリック感を有するELシートダイアフ
ラムおよびこれを用いたスイッチを提供することを目的
とする。 【解決手段】 バネ弾性を有する金属板からなる背面電
極層1と透明フィルム5a上に形成した透明電極層4a
との間に発光体層3を含む絶縁層を挟みこんだ分散型E
Lシートを発光面が凸になるようにダイアフラム成形し
てELシートダイアフラムとし、その下方に対向電極接
点9a,9bを配してスイッチを構成することにより、
薄型で均一照光ができ、しかも良好な操作感触を有する
長寿命のスイッチが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器の入力
操作部に用いられる照光式のスイッチに関するものであ
り、特に携帯機器等の小型薄型軽量が要求される機器に
適したELシートダイアフラムおよびこれを用いたスイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機器、映像機器、音響機器を
はじめとする各種電子機器は携帯用途が増大している。
【0003】従来、各種携帯機器の照光式のスイッチ
は、スイッチ接点部分の近傍に砲弾型LEDを実装した
り、スイッチを直接照光したい場合はスイッチの近傍に
チップLEDを実装し、透明アクリル板等の導光板を配
して光をスイッチ部分に導いて照光していた。
【0004】また、分散型ELシートは、従来より液晶
表示板等のバックライト用として用いられているが、透
明なフィルムまたはガラスの間に一対の透明電極を対向
させたスイッチをELシートの上に配した照光スイッチ
も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
チップLEDをスイッチ近傍に実装して導光板で光を導
く方法は、光のロスおよび輝度ムラが大きく、輝度ムラ
を少なくしようとすると形状が大きくなり、さらにLE
Dの消費電力が大きいために携帯機器のバッテリーの消
費が早く、長時間使用できないという課題を有してい
た。
【0006】また、ELシート上に透明対向電極を配す
るスイッチは、照光はきわめて均一でかつ光ロスが小さ
くでき、さらに消費電力が小さくできる利点がある反
面、スイッチとしての操作感触に欠け、操作面のデザイ
ンが画一的になるという課題を有していた。
【0007】そして、現在、ELシート自体でダイアフ
ラム成形したものは知られていない。
【0008】それは、現在のELシートでは、背面電極
層としてアルミニューム箔やカーボンレジン系ペースト
等のバネ性のない材料が使用されているために、ダイア
フラム成形しても良好なクリック操作感触を得ることが
困難なためであった。
【0009】さらに、現在のELシートでは透明電極層
として硬質の酸化インジュウムスズ(以下、ITOとい
う)のスパッタ膜が使用されているため、曲率R=10
〜50mm以上の大きな曲率にしか使用できず、ELシ
ートをダイアフラム成形しようとすると極度に引き延ば
されかつ曲げられるため、ダイアフラム成形時あるいは
ダイアフラムの操作時にITO膜が断線しやすく、ダイ
アフラム成形部が発光しなくなる可能性があった。
【0010】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、薄型で消費電力が少なく、均一な照光が得
られるとともに、スイッチとしての操作感が良好で長寿
命であり、更にデザインの自由度が高いELシートダイ
アフラムおよびこれを用いたスイッチを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、背面電極層をバネ弾性を有する金属板とし、
この背面電極層と透明フィルム上に構成した透明電極層
との間に発光体を含む絶縁層を挟みこんだ分散型ELシ
ートを、発光面が凸側になるようにダイアフラム成形し
てELシートダイアフラムとし、ELシートダイアフラ
ムの下に対向電極接点を配してスイッチを構成するもの
である。
【0012】これにより、前記各課題を解決したELシ
ートダイアフラムおよびこれを用いたスイッチを得るこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
バネ弾性を有する金属板からなる背面電極層と透明フィ
ルム層上に構成した透明電極層との間に少なくとも発光
体を含む絶縁層を挟みこんだ分散型ELシートを、発光
面が凸側でかつ押し力に対してクリック感触を有するよ
うにダイアフラム成形したELシートダイアフラムとし
たものであり、面照光のスイッチあるいはそのバックラ
イト等として適用するとき、均一な面発光と良好な操作
感触のスイッチが得られるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ELシートダイアフラムにおいて、可視光透過性を有す
る導電性粉末を可撓性の絶縁性樹脂中または可撓性の絶
縁性樹脂を溶解した樹脂溶液中に分散させたペーストを
印刷、乾燥させて透明電極層を形成したものであり、面
照光のスイッチあるいはそのバックライト等として適用
するとき、均一な面発光と良好な操作感触が得られると
ともに、ダイアフラム成形する際やダイアフラムの操作
中に、透明電極層が破断して発光しなくなることがなく
なり、ダイアフラムの繰り返し押し操作寿命が飛躍的に
伸びるという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
ELシートダイアフラムにおいて、背面電極層上に発光
体を含む絶縁層、透明電極層、透明絶縁性樹脂からなる
透明フィルム層を順次印刷積層形成したものであり、背
面電極層としてのバネ弾性を有する金属板上に、発光体
を含む絶縁層、透明電極層、透明フィルム層がすべて印
刷で形成できるため、ELダイアフラムシートを簡便に
安価に製造できるという作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3い
ずれか一つ記載のELシートダイアフラムにおいて、発
光体を含む絶縁層を構成するバインダ樹脂が、フッ化ビ
ニリデンゴム、フッ化ビニリデン系共重合体ゴムまたは
シアノエチルプルランとシアノエチルポリビニルアルコ
ールのブレンド樹脂またはシアノエチルセルロースとシ
アノエチルポリビニルアルコールのブレンド樹脂から選
ばれた高誘電率かつ可撓性樹脂を使用したものであり、
面照光のスイッチあるいはそのバックライト等として適
用するとき、均一な面発光と良好な操作感触が得られる
とともに、ダイアフラム成形する際やダイアフラムの操
作中に、発光体を含む絶縁層が破断して発光しなくなる
ことがなくなり、ダイアフラムの繰り返し押し操作寿命
が飛躍的に伸びるという作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4い
ずれか一つ記載のELシートダイアフラムにおいて、E
Lシートまたはダイアフラム成形金型を、少なくとも発
光体を含む絶縁層を構成するバインダ樹脂および透明フ
ィルムのガラス転移温度以上に加熱してダイアフラム成
形したものであり、ダイアフラム成形する際、透明フィ
ルムやELを構成する各層がバネ弾性を有する金属製の
背面電極層に沿って内部歪みを生じないで成形できるた
め、ダイアフラム成形時や繰り返し押し操作に対して、
押し力やクリック感触が安定して得られ、合わせてダイ
アフラムの操作中にELを構成する各層が破断しにくく
なるという作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5い
ずれか一つ記載のELシートダイアフラムの凹面側に対
向電極接点を有するメンブレンスイッチを配置したスイ
ッチとしたものであり、前記ELシートダイアフラムの
各作用を有するとともに、薄型軽量で、均一な面照光を
有し、消費電力が小さく、合わせて操作感触のよいスイ
ッチ回路が構成できるという作用を有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5い
ずれか一つ記載のELシートダイアフラムの凹面側の背
面電極層上に絶縁層および電極接点層を形成し、対向す
る絶縁性フィルム基材上に対向する電極接点層を形成し
たスイッチとしたものであり、前記ELシートダイアフ
ラムの各作用を有するとともに、均一な面照光で操作感
触のよいスイッチが得られ、かつ電極接点の一方をEL
シートダイアフラムに形成することによって構成を簡素
化でき、より薄型軽量の面照光スイッチ回路を構成でき
るという作用を有する。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
スイッチにおいて、対向する絶縁性フィルム基材の代わ
りに絶縁性リジット基材を用いたスイッチとしたもので
あり、絶縁性リジット基材を用いることにより、スイッ
チ部の支持基材として構造的な強度を有するという作用
を有する。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項1〜5い
ずれか一つ記載のELシートダイアフラム、もしくは請
求項6〜8いずれか一つ記載のスイッチにおいて、透明
フィルム層を着色透明フィルムとするかまたは透明フィ
ルム層に着色塗料を塗布するかあるいはELシートダイ
アフラムの凸面上に着色フィルムを配置して、全面また
は部分的にELシートの発光色を変えたものであり、E
LシートダイアフラムまたはELシートダイアフラムス
イッチの発光色を発光スペクトルの範囲内で自在に変え
たり、多色化できるという作用を有する。
【0022】請求項10に記載の発明は、請求項1〜5
および9いずれか一つ記載のELシートダイアフラム、
もしくは請求項6〜9いずれか一つ記載のスイッチにお
いて、発光体を含む絶縁層の発光色を2種類以上に多色
化したものであり、本発明によるELシートダイアフラ
ムまたはELシートダイアフラムスイッチの発光色を自
在に変えたり、多色化できるという作用を有する。
【0023】請求項11に記載の発明は、請求項1〜5
および9,10いずれか一つ記載のELシートダイアフ
ラム、もしくは請求項6〜10いずれか一つ記載のスイ
ッチにおいて、少なくとも発光部分をダイアフラムまた
はダイアフラムとその近傍に限定したものであり、面発
光部分を必要部分に限定することにより、低消費電力化
が図れ、携帯機器等の電池寿命を伸ばすことができると
いう作用を有する。
【0024】請求項12に記載の発明は、請求項1〜5
および9,10,11いずれか一つ記載のELシートダ
イアフラム、もしくは請求項6〜11いずれか一つ記載
のスイッチにおいて、透明フィルム層の表面または透明
フィルム層と背面電極層の間の少なくとも一層に単色ま
たは多色のキャラクタ印刷を行ったものであり、ELシ
ートダイアフラムまたはこれを用いたスイッチのダイア
フラムを複数個成形するとき、個々のダイアフラムにそ
れぞれの表示をし、特徴づけることができるという作用
を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について図1〜
7を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明によるELシートダイア
フラムの外観斜視図を示し、図2は図1のA−B線にお
けるELダイアフラム成形部の断面図を示す。
【0026】同図において、背面電極層1は材厚50μ
mのステンレス板材であり、この背面電極層1上にフッ
化ビニリデン−6フッ化プロピレン共重合フッ素ゴムを
イソホロンに溶解した溶液にBaTiO3粉末を分散さ
せたペーストで誘電体層2をスクリーン印刷・乾燥して
形成し、誘電体層2に重ねてフッ化ビニリデン−6フッ
化プロピレン共重合フッ素ゴムをイソホロンに溶解した
溶液にZnS蛍光体粉末を分散させたペーストで発光体
層3をスクリーン印刷・乾燥して形成した。
【0027】上記の各層を形成したステンレス板材と、
スパッタITOで形成した透明電極層4付き50μm厚
のポリエチレンテレフタレート透明フィルム5とを、発
光体層3と透明電極層4を重ね合わせて加圧加熱してラ
ミネート接着した後、ダイアフラム成形金型で発光面が
凸になるように成形してELシートダイアフラムを作製
した。
【0028】図1において、7の点線内部は発光部を、
6はダイアフラム成形したダイアフラム成形部を、8は
背面電極層1および透明電極層4の外部接続電極をそれ
ぞれ示す。
【0029】本実施の形態におけるELシートダイアフ
ラムの外部接続電極8にAC100V400Hzを印加
したところ、発光部7はダイアフラム成形部6を含めて
均一に点灯した。
【0030】ダイアフラム成形部6を含めた総厚は0.
32mmであった。また、ダイアフラム成形部6を上か
ら押してダイアフラムが反転するときの操作フィーリン
グ曲線を測定した。結果は図3に示すように、押し力に
対して良好なクリック感触を有するものであった。
【0031】次に、ダイアフラム成形部6を繰り返し打
鍵した。5000回繰り返し打鍵後、クリック感触は初
期とほとんど変化しなかったがダイアフラム成形部6が
発光しない物が発生した。
【0032】なお、本実施の形態では背面電極層1とし
てステンレス板を用いたが、洋白、リン青銅、ベリリュ
ーム銅、ニッケル、ニッケル合金等各種のバネ弾性を有
する金属板が適用できる。
【0033】なお、本実施の形態によるELシートダイ
アフラムは、一般的な構成として発光体を含む絶縁層と
して発光体層3と誘電体層2で構成したが、発光体層3
と透明フィルム5との間に光透過性絶縁樹脂による絶縁
層を追加したり、また絶縁層を追加して誘電体層2を取
り除いたり、更に十分な絶縁性を有した発光体層3単独
の構成としても本発明のELシートダイアフラムの作用
効果としてはなんらさしつかえない。
【0034】また、誘電体層2や発光体層3のバインダ
樹脂としてフッ化ビニリデン−6フッ化プロピレン共重
合フッ素ゴムを用いたが、同様の高誘電性樹脂としてフ
ッ化ビニリデン−4フッ化エチレン−6フッ化プロピレ
ン共重合フッ素ゴムやシアノエチルプルラン、シアノエ
チルセルロース、シアノエチルポバール、シアノエチル
シュクロース等シアノエチル系の樹脂、多糖類を単独ま
たは混合して適用してもよい。前記各種バインダ樹脂を
溶解する溶媒は樹脂の溶解性、乾燥条件等から適時選定
すればよい。
【0035】(実施の形態2)実施の形態1において、
ダイアフラム成形するとき、成形金型を150℃に加熱
してダイアフラム成形を行い、ELシートダイアフラム
を作成した。
【0036】本実施の形態におけるELシートダイアフ
ラムの外部接続電極8にAC100V400Hzを印加
したところ、発光部7はダイアフラム成形部6を含めて
均一に点灯した。
【0037】また、ダイアフラム成形部6を上から押し
てダイアフラムが反転するときの操作フィーリング曲線
を測定した。結果は実施の形態1と同様に押し力に対し
て良好なクリック感触を有するものであった。
【0038】次に、ダイアフラム成形部6を繰り返し打
鍵した。2万回繰り返し打鍵後も発光状態、クリック感
触ともに初期と殆ど変化しなかった。2万回以降は発光
状態が不安定となった。
【0039】(実施の形態3)実施の形態2において、
スパッタITOによる透明電極層4付き50μmのポリ
エチレンテレフタレート透明フィルム5に置き換えて、
フェノキシ樹脂70重量部とエポキシ樹脂30重量部と
硬化剤としてイミダゾールブロックイソシアネート5重
量部とを混合してイソホロンに溶解した樹脂溶液に針状
の透明導電性酸化インジュウムスズ粉末を分散させた光
透過性導電ペーストをスクリーン印刷・乾燥して透明電
極層4aを形成した25μmポリエチレンテレフタレー
ト透明フィルム5aを用いて同様にELシートダイアフ
ラムを作成した。
【0040】本実施の形態におけるELシートダイアフ
ラムの外部接続電極8aにAC100V400Hzを印
加したところ、発光部7aはダイアフラム成形部6aを
含めて均一に点灯した。また、ダイアフラム成形部6a
を上から押してダイアフラムが反転するときの操作フィ
ーリング曲線を測定した。結果は実施の形態1および2
と同様に押し力に対して良好なクリック感触を有するも
のであった。
【0041】次に、ダイアフラム成形部6aを繰り返し
打鍵した。50万回繰り返し打鍵後も発光状態、クリッ
ク感触ともに初期と殆ど変化しなかった。
【0042】なお、本実施の形態では透明電極層4aの
バインダ樹脂としてフェノキシ樹脂とエポキシ樹脂のブ
レンド樹脂を用いたが可撓性、ゴム弾性を有するウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、各種の有機
溶剤に可溶なゴム系樹脂が適用できる。
【0043】また、透明フィルム5aは透明電極層4a
を印刷という簡便な方法で形成するため、本実施の形態
ではポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたが、
ポリアクリル系フィルム、ポリカーボネートフィルム、
ポリサルホンフィルム、ポリエーテルサルホンフィル
ム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテ
ルイミドフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ
フッ化ビニリデンフィルム、各種オレフィン系フィルム
等各種のフィルムを自在に適用できる。
【0044】(実施の形態4)材厚50μmのステンレ
ス板材製の背面電極層1上にフッ化ビニリデン−6フッ
化プロピレン共重合フッ素ゴムをイソホロンに溶解した
溶液にBaTiO3粉末を分散させたペーストで誘電体
層2をスクリーン印刷、乾燥して形成し、誘電体層2に
重ねてフッ化ビニリデン−6フッ化プロピレン共重合フ
ッ素ゴムをイソホロンに溶解した溶液にZnS蛍光体粉
末を分散させたペーストで発光体層3をスクリーン印刷
・乾燥して形成し、発光体層3に重ねてフェノキシ樹脂
70重量部とエポキシ樹脂30重量部と硬化剤としてイ
ミダゾールブロックイソシアネート5重量部とを混合し
てイソホロンに溶解した樹脂溶液に針状の透明導電酸化
インジュウムスズ粉末を分散させた光透過性導電ペース
トで透明電極層4bをスクリーン印刷・乾燥して形成
し、透明電極層4に重ねて透明アクリル樹脂溶液で透明
フィルム層5bをスクリーン印刷・乾燥して形成したE
Lシートを、ダイアフラム成形金型で発光面が凸になる
ように成形してELシートを作製した。
【0045】本実施の形態におけるELシートダイアフ
ラムの外部接続電極8bにAC100V400Hzを印
加したところ、発光部7bはダイアフラム成形部6bを
含めて均一に点灯した。また、ダイアフラム成形部6b
を上から押してダイアフラムが反転するときの操作フィ
ーリング曲線を測定した。結果は押し力に対して良好な
クリック感触を有するものであった。
【0046】次に、ダイアフラム成形部6bを繰り返し
打鍵した。50万回繰り返し打鍵後も発光状態、クリッ
ク感触ともに初期とほとんど変化しなかった。
【0047】(実施の形態5)実施の形態3で作製した
ELシートダイアフラムのダイアフラム成形部6aの下
に対向接点9a,9bが位置するようにメンブレンスイ
ッチ10を配置したスイッチの断面図を図4に示す。
【0048】ダイアフラム成形部6aを上から押し棒1
3で押すとダイアフラム反転時に良好なクリック感触が
得られ、同時にメンブレンスイッチ10の対向接点9
a,9bが接触してON状態となることを確認した。ダ
イアフラム反転時にメンブレンスイッチ10の対向接点
9a,9bが接触した状態を図5に示す。
【0049】なお、メンブレンスイッチ10のELシー
トダイアフラム側の基材12aはフィルムであることが
必要であるが、対向側の基材12bはフィルムまたはガ
ラスエポキシ積層板等のリジット基材でもよい。
【0050】また、スペーサ11aおよび11bは所定
のスペースが得られれば一層であってもよい。
【0051】(実施の形態6)実施の形態3において、
背面電極1のステンレス板の誘電体層2、発光体層3と
反対面側に絶縁層14を形成し、絶縁層14上に対向接
点9cを形成し、ダイアフラム成形後、ダイアフラム成
形部6cの下に対向接点9dが位置するように配線基板
15を配置したスイッチの断面図を図6に示す。
【0052】ダイアフラム成形部6cを上から押し棒1
3で押すとダイアフラム反転時に良好なクリック感触が
得られ、同時に絶縁層14上の対向接点9cと配線基板
15の対向接点9dが接触してON状態となることを確
認した。
【0053】なお、配線基板15の基材16はポリエチ
レンテレフタレートフィルム等のフィルム基材あるい
は、ガラスエポキシ積層板や紙フェノール積層板等のリ
ジット基材等を選択することができる。特にリジット基
材を用いた場合はELシートダイアフラムスイッチの支
持基材としての機能も合わせて有することとなる。
【0054】(実施の形態7)実施の形態1において、
図7の外観斜視図に示すように、発光体層の発光色をX
で示す部分をホワイトとし、Yで示す部分をブルーグリ
ーンとした多色発光のELシートダイアフラムを作製
し、ELシートダイアフラムの上に所望のイメージキャ
ラクターや文字、数字をプリントした表示シート17お
よび透過性液晶表示素子18を設置した。表示シート1
7は遮光性の黒地に、イメージキャラクターや文字、数
字部分を光透過性の着色を施した。着色はブルーグリー
ンの発光色に対応する部分は白色とし、ホワイトの発光
色に対応する部分は赤色、白色および黄緑色とした。
【0055】暗闇でELシートダイアフラムを点灯した
ところ、表示シート17を透過して見える色は、ブルー
グリーンの発光色に対応する部分はブルーグリーン色で
あり、ホワイトの発光色に対応する部分は表示シートの
イメージキャラクターや文字、数字部分それぞれの着色
した色であった。
【0056】比較としてブルーグリーン単色に発光する
ELシートダイアフラムに置き換えて点灯したところ、
赤に着色した部分は光が透過せず暗闇では数字等が視認
できなかった。
【0057】なお、発光色の多色化は、本実施の形態の
ように発光体層の発光色を変える方法、またはELシー
トダイアフラム上に着色した表示シートを配置する方
法、またはELシートダイアフラム自体の透明フィルム
層を着色透明フィルムにする方法、または透明フィルム
層に着色塗料を塗布する方法等が自在に選択できる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一般的な
ELランプの特徴である薄型、低消費電力で光ロスや輝
度ムラのない均一な発光が得られるため、携帯機器等に
おいても長時間使用が可能となり、加えてスイッチ操作
時に押し力に対して良好なクリック感触が得られ、操作
感触の優れた従来にないELシートダイアフラムあるい
はELシートダイアフラムを用いたスイッチを得ること
ができるという効果を有する。
【0059】さらに、表面の発光色や表示も自在に選択
することができ、操作面のデザインの自由度も高いもの
となるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるELシートダ
イアフラムの外観斜視図
【図2】同図1のA−B線におけるELダイアフラム成
形部の断面図
【図3】同ELダイアフラム成形部の操作フィーリング
を示す特性図
【図4】本発明の第5の実施の形態によるELシートダ
イアフラムを用いたスイッチの断面図
【図5】同ELシートダイアフラムを用いたスイッチを
押し棒で押したときの断面図
【図6】本発明の第6の実施の形態によるELシートダ
イアフラムを用いたスイッチの断面図
【図7】本発明の第7の実施の形態によるELシートダ
イアフラムと液晶表示素子および表示シートの組合せを
示す斜視図
【符号の説明】
1 背面電極層 2 誘電体層 3 発光体層 4,4a,4b 透明電極層 5,5a,5b 透明フィルム 6,6a,6b ダイアフラム成形部 7,7a,7b 発光部 8,8a,8b 外部接続電極 9a,9b,9c,9d 対向接点 10 メンブレンスイッチ 11,11a,11b スペーサ 12a,12b 基材 13 押し棒 14 絶縁層 15 配線基板 16 基材 17 表示シート 18 透過性液晶表示素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生駒 平治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネ弾性を有する金属板からなる背面電
    極層と透明フィルム層上に構成した透明電極層との間に
    少なくとも発光体を含む絶縁層を挟みこんだ分散型EL
    シートを、発光面が凸側でかつ押し力に対してクリック
    感触を有するようにダイアフラム成形したELシートダ
    イアフラム。
  2. 【請求項2】 可視光透過性を有する導電性粉末を可撓
    性の絶縁性樹脂中または可撓性の絶縁性樹脂を溶解した
    樹脂溶液中に分散させたペーストを印刷、乾燥させて透
    明電極層を形成した請求項1記載のELシートダイアフ
    ラム。
  3. 【請求項3】 背面電極層上に発光体を含む絶縁層、透
    明電極層、透明絶縁性樹脂からなる透明フィルム層を順
    次印刷積層形成した請求項2記載のELシートダイアフ
    ラム。
  4. 【請求項4】 発光体を含む絶縁層を構成するバインダ
    樹脂が、フッ化ビニリデンゴム、フッ化ビニリデン系共
    重合体ゴムまたはシアノエチルプルランとシアノエチル
    ポリビニルアルコールのブレンド樹脂またはシアノエチ
    ルセルロースとシアノエチルポリビニルアルコールのブ
    レンド樹脂から選ばれた高誘電率かつ可撓性樹脂を使用
    した請求項1〜3いずれか一つ記載のELシートダイア
    フラム。
  5. 【請求項5】 ELシートまたはダイアフラム成形金型
    を、少なくとも発光体を含む絶縁層を構成するバインダ
    樹脂および透明フィルムのガラス転移温度以上に加熱し
    てダイアフラム成形した請求項1〜4いずれか一つ記載
    のELシートダイアフラム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか一つ記載のELシ
    ートダイアフラムの凹面側に対向電極接点を有するメン
    ブレンスイッチを配置したスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5いずれか一つ記載のELシ
    ートダイアフラムの凹面側の背面電極層上に絶縁層およ
    び電極接点層を形成し、対向する絶縁性フィルム基材上
    に対向する電極接点層を形成したスイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスイッチにおいて、対向
    する絶縁性フィルム基材の代わりに絶縁性リジット基材
    を用いたスイッチ。
  9. 【請求項9】 透明フィルム層を着色透明フィルムとす
    るかまたは透明フィルム層に着色塗料を塗布するかある
    いはELシートダイアフラムの凸面上に着色フィルムを
    配置して、全面または部分的にELシートの発光色を変
    えた請求項1〜5いずれか一つ記載のELシートダイア
    フラム、もしくは請求項6〜8いずれか一つ記載のスイ
    ッチ。
  10. 【請求項10】 発光体を含む絶縁層の発光色を2種類
    以上に多色化した請求項1〜5および9いずれか一つ記
    載のELシートダイアフラム、もしくは請求項6〜9い
    ずれか一つ記載のスイッチ。
  11. 【請求項11】 少なくとも発光部分をダイアフラムま
    たはダイアフラムとその近傍に限定した請求項1〜5お
    よび9,10いずれか一つ記載のELシートダイアフラ
    ム、もしくは請求項6〜10いずれか一つ記載のスイッ
    チ。
  12. 【請求項12】 透明フィルム層の表面または透明フィ
    ルム層と背面電極層の間の少なくとも一層に単色または
    多色のキャラクタ印刷を行った請求項1〜5および9,
    10,11いずれか一つ記載のELシートダイアフラ
    ム、もしくは請求項6〜11いずれか一つ記載のスイッ
    チ。
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