JPH09327965A - 製版方法および製版装置 - Google Patents
製版方法および製版装置Info
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- JPH09327965A JPH09327965A JP17174296A JP17174296A JPH09327965A JP H09327965 A JPH09327965 A JP H09327965A JP 17174296 A JP17174296 A JP 17174296A JP 17174296 A JP17174296 A JP 17174296A JP H09327965 A JPH09327965 A JP H09327965A
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Landscapes
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製版の準備を容易に行うと共に、印版の製作
コストを低減させること。 【解決手段】 黒色フィルム34に対して、赤外線37
を反射または遮断する印像用インクで、文字や図形等の
印像36を描いて原稿を作成し、この印像36が描かれ
た原稿に、インク含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹
脂シート30を載せる。そして、フラッシュバルブ15
から照射される赤外線37で黒色フィルム34の印像3
6以外の部分を発熱させ、印像36以外に対応する部分
の多孔性樹脂シート30の連続気泡を閉塞して印版を製
作する。
コストを低減させること。 【解決手段】 黒色フィルム34に対して、赤外線37
を反射または遮断する印像用インクで、文字や図形等の
印像36を描いて原稿を作成し、この印像36が描かれ
た原稿に、インク含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹
脂シート30を載せる。そして、フラッシュバルブ15
から照射される赤外線37で黒色フィルム34の印像3
6以外の部分を発熱させ、印像36以外に対応する部分
の多孔性樹脂シート30の連続気泡を閉塞して印版を製
作する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔性樹脂シート
の連続気泡を閉塞して印版を作成する製版方法および製
版装置に関するものである。
の連続気泡を閉塞して印版を作成する製版方法および製
版装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、葉書等の印刷媒体に絵
や文字等の印像を印刷する場合に、市販のスタンプ等の
印版だけでは各個人の嗜好の多様化に十分に対応できな
いことがあるため、所望の印像の印版を個人的に作成す
ることができる製版装置が開発されている。
や文字等の印像を印刷する場合に、市販のスタンプ等の
印版だけでは各個人の嗜好の多様化に十分に対応できな
いことがあるため、所望の印像の印版を個人的に作成す
ることができる製版装置が開発されている。
【0003】従来、上記の製版装置は、図6に示すよう
に、赤外線51を出射する光源52と、赤外線51を通
過させる透明板53とを有している。そして、この製版
装置を用いて印版を作成する場合には、印像54aが形
成された原稿シート54を透明板53に載置した後、原
稿シート54にエチルアルコール等の透過用の専用液を
浸透させ、原稿シート54を赤外線の通過し易い半透明
の状態にした後、赤外線51の照射により発熱する黒色
フィルム55と、連続気泡を有した多孔性樹脂シート5
6とを積み重ねることによって、製版の準備を行う。
に、赤外線51を出射する光源52と、赤外線51を通
過させる透明板53とを有している。そして、この製版
装置を用いて印版を作成する場合には、印像54aが形
成された原稿シート54を透明板53に載置した後、原
稿シート54にエチルアルコール等の透過用の専用液を
浸透させ、原稿シート54を赤外線の通過し易い半透明
の状態にした後、赤外線51の照射により発熱する黒色
フィルム55と、連続気泡を有した多孔性樹脂シート5
6とを積み重ねることによって、製版の準備を行う。
【0004】次に、光源52から赤外線51を出射さ
せ、印像54aにより赤外線51を遮断させながら原稿
シート54を通過させることによって、黒色フィルム5
5に対して印像54aを除いた部分を露光する。そし
て、図7に示すように、黒色フィルム55の露光部分を
多孔性樹脂シート56の融点以上に発熱させ、この発熱
により多孔性樹脂シート56を溶融させることによっ
て、表面部の気泡が閉塞されたインク非滲出部56b
と、表面部の気泡が残存したインク滲出部56aとを多
孔性樹脂シート56に形成させる。この後、多孔性樹脂
シート56を製版装置から取り外し、印像54aに対応
するインク滲出部56aにインクを吸収させることによ
って、連続的に印刷可能な印版を完成させることにな
る。
せ、印像54aにより赤外線51を遮断させながら原稿
シート54を通過させることによって、黒色フィルム5
5に対して印像54aを除いた部分を露光する。そし
て、図7に示すように、黒色フィルム55の露光部分を
多孔性樹脂シート56の融点以上に発熱させ、この発熱
により多孔性樹脂シート56を溶融させることによっ
て、表面部の気泡が閉塞されたインク非滲出部56b
と、表面部の気泡が残存したインク滲出部56aとを多
孔性樹脂シート56に形成させる。この後、多孔性樹脂
シート56を製版装置から取り外し、印像54aに対応
するインク滲出部56aにインクを吸収させることによ
って、連続的に印刷可能な印版を完成させることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、透過用の専用液を原稿シート54に浸透
させる作業が必要であると共に、原稿シート54上に黒
色フィルム55と多孔性樹脂シート56とを位置決めし
ながら積み重ねる作業が必要であるため、製版の準備作
業に手間がかかるという問題がある。さらに、一つの印
版を製作する度に、原稿シート54と黒色フィルム55
と多孔性樹脂シート56とを用意する必要があるため、
印版の製作コストが高騰し易いという問題もある。
来の構成では、透過用の専用液を原稿シート54に浸透
させる作業が必要であると共に、原稿シート54上に黒
色フィルム55と多孔性樹脂シート56とを位置決めし
ながら積み重ねる作業が必要であるため、製版の準備作
業に手間がかかるという問題がある。さらに、一つの印
版を製作する度に、原稿シート54と黒色フィルム55
と多孔性樹脂シート56とを用意する必要があるため、
印版の製作コストが高騰し易いという問題もある。
【0006】従って、本発明は、上記した問題点を解決
するためになされたものであり、製版の準備を容易に行
うことができると共に、印版の製作コストを低減させる
ことができる製版方法および製版装置を提供することを
目的とするものである。
するためになされたものであり、製版の準備を容易に行
うことができると共に、印版の製作コストを低減させる
ことができる製版方法および製版装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、黒色フィルムに対して、光を反
射または遮断する印像用インクで、文字や図形等の印像
を描いて原稿を作成する工程と、前記印像が描かれた原
稿に、インク含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹脂シ
ートを載せる工程と、前記発光体から照射される光で前
記原稿の印像以外の部分を発熱させ、前記原稿の印像以
外に対応する部分の前記多孔性樹脂シートの連続気泡を
閉塞して印版を製作する工程とを含むことを特徴として
いる。これにより、印像用インクを用いて黒色フィルム
に印像を描き、この黒色フィルムを原稿として使用する
ため、従来のような原稿シートを用意し、この原稿シー
トを専用液で半透明の状態にするという作業を行うこと
が不要となる。従って、製版の準備を容易に行うことが
できると共に、黒色フィルムと多孔性樹脂シートとで印
版を製作することができるため、印版の製作コストを低
減させることができる。
に、請求項1の発明は、黒色フィルムに対して、光を反
射または遮断する印像用インクで、文字や図形等の印像
を描いて原稿を作成する工程と、前記印像が描かれた原
稿に、インク含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹脂シ
ートを載せる工程と、前記発光体から照射される光で前
記原稿の印像以外の部分を発熱させ、前記原稿の印像以
外に対応する部分の前記多孔性樹脂シートの連続気泡を
閉塞して印版を製作する工程とを含むことを特徴として
いる。これにより、印像用インクを用いて黒色フィルム
に印像を描き、この黒色フィルムを原稿として使用する
ため、従来のような原稿シートを用意し、この原稿シー
トを専用液で半透明の状態にするという作業を行うこと
が不要となる。従って、製版の準備を容易に行うことが
できると共に、黒色フィルムと多孔性樹脂シートとで印
版を製作することができるため、印版の製作コストを低
減させることができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、前
記印像用インクは、メタリック系または白色系の顔料を
含有する溶液であることを特徴としている。これによ
り、メタリック系または白色系の顔料が光を確実に反射
または遮断するため、高精度に印版を製作することがで
きる。
記印像用インクは、メタリック系または白色系の顔料を
含有する溶液であることを特徴としている。これによ
り、メタリック系または白色系の顔料が光を確実に反射
または遮断するため、高精度に印版を製作することがで
きる。
【0009】請求項3の発明は、発光体の光を通過させ
る透光性台板と、インク含浸可能な連続気泡を有する多
孔性樹脂シートと、黒色フィルムとを有する製版装置
に、前記発光体の光を反射または遮断する印像用インク
を有するペン部材を付属させて、前記透光性台板に載せ
られる黒色フィルムに前記ペン部材で文字や図形等の印
像を描き、前記発光体の光の照射で前記黒色フィルムを
発熱させて、前記多孔性樹脂シートの連続気泡を閉塞し
て印版を製作することを特徴としている。これにより、
印像用インクを用いて黒色フィルムに印像を描き、この
黒色フィルムを原稿として使用するため、従来のような
原稿シートを用意し、この原稿シートを専用液で半透明
の状態にするという作業を行うことが不要となる。従っ
て、製版の準備を容易に行うことができると共に、黒色
フィルムと多孔性樹脂シートとで印版を製作することが
できるため、印版の製作コストを低減させることができ
る。さらに、ペン部材が付属されていると、黒色フィル
ムに直接的に印像を描くことの他に、従来のように原稿
シートを用いて印版を製作することもできるため、印版
製作の多様化を図ることもできる。
る透光性台板と、インク含浸可能な連続気泡を有する多
孔性樹脂シートと、黒色フィルムとを有する製版装置
に、前記発光体の光を反射または遮断する印像用インク
を有するペン部材を付属させて、前記透光性台板に載せ
られる黒色フィルムに前記ペン部材で文字や図形等の印
像を描き、前記発光体の光の照射で前記黒色フィルムを
発熱させて、前記多孔性樹脂シートの連続気泡を閉塞し
て印版を製作することを特徴としている。これにより、
印像用インクを用いて黒色フィルムに印像を描き、この
黒色フィルムを原稿として使用するため、従来のような
原稿シートを用意し、この原稿シートを専用液で半透明
の状態にするという作業を行うことが不要となる。従っ
て、製版の準備を容易に行うことができると共に、黒色
フィルムと多孔性樹脂シートとで印版を製作することが
できるため、印版の製作コストを低減させることができ
る。さらに、ペン部材が付属されていると、黒色フィル
ムに直接的に印像を描くことの他に、従来のように原稿
シートを用いて印版を製作することもできるため、印版
製作の多様化を図ることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図5に基づいて以下に説明する。本実施形態に係る製版
装置は、図3および図4に示すように、カバー4と、カ
バー4上に回動自在に設けられた第1〜第3可動蓋8,
9,10とを有している。カバー4の内部には、各可動
蓋8,9,10側に開口して拡大された段差部24を有
する逆四角台状の凹部26が形成されている。段差部2
4には、凹部26の開口側を閉塞するように透明アクリ
ル板25(透光性台板)が配置されている。また、凹部
26の底壁26aには、2つのフラッシュバルブ15
(発光体)が取り付けられている。各フラッシュバルブ
15は、底壁26aの下側に設けられた取付部27に取
り外し可能に支持されており、スイッチ14を介して図
示しない乾電池等の電源に接続されている。尚、フラッ
シュバルブ15の代わりに、キセノン閃光器やフォトス
トロボフラッシュランプが用いられていても良い。
図5に基づいて以下に説明する。本実施形態に係る製版
装置は、図3および図4に示すように、カバー4と、カ
バー4上に回動自在に設けられた第1〜第3可動蓋8,
9,10とを有している。カバー4の内部には、各可動
蓋8,9,10側に開口して拡大された段差部24を有
する逆四角台状の凹部26が形成されている。段差部2
4には、凹部26の開口側を閉塞するように透明アクリ
ル板25(透光性台板)が配置されている。また、凹部
26の底壁26aには、2つのフラッシュバルブ15
(発光体)が取り付けられている。各フラッシュバルブ
15は、底壁26aの下側に設けられた取付部27に取
り外し可能に支持されており、スイッチ14を介して図
示しない乾電池等の電源に接続されている。尚、フラッ
シュバルブ15の代わりに、キセノン閃光器やフォトス
トロボフラッシュランプが用いられていても良い。
【0011】上記の第1〜第3可動蓋8,9,10は、
カバー4の透明アクリル板25側を開放、または閉鎖可
能として第3可動蓋10、第2可動蓋9、および第1可
動蓋8の順で折り畳み自在にされている。第1可動蓋8
の一端は、図4に示すように、閉鎖時にカバー4の透明
アクリル板25との間に第1〜第3可動蓋8,9,10
を折り畳み可能な空間を区画するようにカバー4の側壁
上側から突出する一対の第1支持壁11に回動自在に軸
支されている。また、第1可動蓋8の他端には、バネ1
2を介して外側に付勢されたロック爪13が設けられて
いる。ロック爪13には、カバー4の透明アクリル板2
5側に形成された係止部4aに係止可能なロック部13
aが形成されており、係止部4aとの係止により第1可
動蓋8をカバー4にロックするとともに、カバー4内に
設けられたスイッチ14をオンして、各フラッシュバル
ブ15に電力供給して発光させるようになっている。
カバー4の透明アクリル板25側を開放、または閉鎖可
能として第3可動蓋10、第2可動蓋9、および第1可
動蓋8の順で折り畳み自在にされている。第1可動蓋8
の一端は、図4に示すように、閉鎖時にカバー4の透明
アクリル板25との間に第1〜第3可動蓋8,9,10
を折り畳み可能な空間を区画するようにカバー4の側壁
上側から突出する一対の第1支持壁11に回動自在に軸
支されている。また、第1可動蓋8の他端には、バネ1
2を介して外側に付勢されたロック爪13が設けられて
いる。ロック爪13には、カバー4の透明アクリル板2
5側に形成された係止部4aに係止可能なロック部13
aが形成されており、係止部4aとの係止により第1可
動蓋8をカバー4にロックするとともに、カバー4内に
設けられたスイッチ14をオンして、各フラッシュバル
ブ15に電力供給して発光させるようになっている。
【0012】また、第1可動蓋8の上面中央部には、2
つの支持部16に対して引き出し、または収納自在にさ
れた取っ手17が設けられている。一方、第1可動蓋8
の下面(閉鎖時に透明アクリル板25と対向する面)に
は、2つの押圧部18,19が突出して形成されてお
り、各押圧部18,19は、印版シートを製版する際
に、第2可動蓋9の上面に当接することによって、第2
可動蓋9および第3可動蓋10を介して多孔性樹脂シー
ト30に均等な押圧荷重を付与するようになっている。
つの支持部16に対して引き出し、または収納自在にさ
れた取っ手17が設けられている。一方、第1可動蓋8
の下面(閉鎖時に透明アクリル板25と対向する面)に
は、2つの押圧部18,19が突出して形成されてお
り、各押圧部18,19は、印版シートを製版する際
に、第2可動蓋9の上面に当接することによって、第2
可動蓋9および第3可動蓋10を介して多孔性樹脂シー
ト30に均等な押圧荷重を付与するようになっている。
【0013】上記の第2可動蓋9の一端は、第1支持壁
11の反対側のカバー4の側壁の上側から突出する第2
支持壁20に回動自在に軸支されている。また、第2可
動蓋9の下面(閉鎖時に透明アクリル板25に対向する
面)には、長さ方向に亘って4つの押圧部21が形成さ
れている。そして、各押圧部21は、上述の押圧部1
8,19と同様に、印版シートを製版する際に、第3可
動蓋10の上面に当接し、第3可動蓋10を介して多孔
性樹脂シート30に均等な押圧荷重を付与するようにな
っている。第3可動蓋10の一端は、第1支持壁11の
下方に形成された支持部22に回動自在に軸支されてい
る。第3可動蓋10の下面には、ゴム等の弾性シート2
3が貼設されており、弾性シート23は、印版シートを
製版する際に多孔性樹脂シート30に均等な押圧力を付
与するようになっている。
11の反対側のカバー4の側壁の上側から突出する第2
支持壁20に回動自在に軸支されている。また、第2可
動蓋9の下面(閉鎖時に透明アクリル板25に対向する
面)には、長さ方向に亘って4つの押圧部21が形成さ
れている。そして、各押圧部21は、上述の押圧部1
8,19と同様に、印版シートを製版する際に、第3可
動蓋10の上面に当接し、第3可動蓋10を介して多孔
性樹脂シート30に均等な押圧荷重を付与するようにな
っている。第3可動蓋10の一端は、第1支持壁11の
下方に形成された支持部22に回動自在に軸支されてい
る。第3可動蓋10の下面には、ゴム等の弾性シート2
3が貼設されており、弾性シート23は、印版シートを
製版する際に多孔性樹脂シート30に均等な押圧力を付
与するようになっている。
【0014】上記の多孔性樹脂シート30は、ポリオレ
フィン系フォーム等の内部に立体網目構造の微細連続気
泡を有するように成形されたものであり、この連続気泡
によりインクを含浸可能になっている。そして、多孔性
樹脂シート30は、黒色フィルム34の発熱により加熱
された際に、連続気泡が溶融により閉塞される特性を有
している。
フィン系フォーム等の内部に立体網目構造の微細連続気
泡を有するように成形されたものであり、この連続気泡
によりインクを含浸可能になっている。そして、多孔性
樹脂シート30は、黒色フィルム34の発熱により加熱
された際に、連続気泡が溶融により閉塞される特性を有
している。
【0015】上記の多孔性樹脂シート30は、黒色フィ
ルム34に直接当接されるようになっている。黒色フィ
ルム34は、図1に示すように、PET(Polyethylene
terephthalate)樹脂等を薄膜状に形成したフィルム部材
34aと、フィルム部材34aに少なくともカーボンま
たは高分子物質を含むインキやトナーを塗布した塗布層
34bとからなっており、赤外線が照射された部分が発
熱する性質を有している。尚、黒色フィルム34は、カ
ーボンが混入されたPETフィルムからなっていても良
い。また、黒色フィルム34に使用される樹脂は、赤外
線37により発熱する材質であれば、PET樹脂に限定
されるものではない。
ルム34に直接当接されるようになっている。黒色フィ
ルム34は、図1に示すように、PET(Polyethylene
terephthalate)樹脂等を薄膜状に形成したフィルム部材
34aと、フィルム部材34aに少なくともカーボンま
たは高分子物質を含むインキやトナーを塗布した塗布層
34bとからなっており、赤外線が照射された部分が発
熱する性質を有している。尚、黒色フィルム34は、カ
ーボンが混入されたPETフィルムからなっていても良
い。また、黒色フィルム34に使用される樹脂は、赤外
線37により発熱する材質であれば、PET樹脂に限定
されるものではない。
【0016】上記の黒色フィルム34には、図示しない
ペン部材により印像36が形成されるようになってい
る。ペン部材は、製版装置2の付属品として備えられて
おり、メタリック系または白色系の顔料を含有した溶液
を印像用インクとして有している。そして、印像用イン
クは、フラッシュバルブ15から出射された光成分中の
赤外線37を反射または遮断するようになっており、こ
の印像用インクで印像36が形成された黒色フィルム3
4は、印像36以外の部分が赤外線37の照射により発
熱するようになっている。
ペン部材により印像36が形成されるようになってい
る。ペン部材は、製版装置2の付属品として備えられて
おり、メタリック系または白色系の顔料を含有した溶液
を印像用インクとして有している。そして、印像用イン
クは、フラッシュバルブ15から出射された光成分中の
赤外線37を反射または遮断するようになっており、こ
の印像用インクで印像36が形成された黒色フィルム3
4は、印像36以外の部分が赤外線37の照射により発
熱するようになっている。
【0017】上記の構成において、製版装置2の動作を
通じて製版方法について説明する。先ず、黒色フィルム
34の塗布層34bに対し、ペン部材の印像用インクを
用いて所望の文字や図形等の印像36が描かれて形成さ
れる。この後、図3に示すように、第1〜第3可動蓋
8,9,10が開放状態にされた後、図1に示すよう
に、印像36の形成面がフラッシュバルブ15の反対側
となるように、透明アクリル板25上に黒色フィルム3
4が原稿として載置される。
通じて製版方法について説明する。先ず、黒色フィルム
34の塗布層34bに対し、ペン部材の印像用インクを
用いて所望の文字や図形等の印像36が描かれて形成さ
れる。この後、図3に示すように、第1〜第3可動蓋
8,9,10が開放状態にされた後、図1に示すよう
に、印像36の形成面がフラッシュバルブ15の反対側
となるように、透明アクリル板25上に黒色フィルム3
4が原稿として載置される。
【0018】次に、黒色フィルム34上に多孔性樹脂シ
ート30が積み重ねられた後、図4に示すように、第3
可動蓋10、第2可動蓋9、および第1可動蓋8がこの
順に透明アクリル板25に向けて回動される。そして、
第1可動蓋8に適当な荷重がかけられながら押圧され、
ロック爪13のロック部13aが係止部14に係止する
ことによって、第1可動蓋8がカバー4に対してロック
する閉鎖状態になると、スイッチ14がロック爪13を
介してオン状態にされ、このオン状態により電力供給を
受けたフラッシュバルブ15が発光することになる。
ート30が積み重ねられた後、図4に示すように、第3
可動蓋10、第2可動蓋9、および第1可動蓋8がこの
順に透明アクリル板25に向けて回動される。そして、
第1可動蓋8に適当な荷重がかけられながら押圧され、
ロック爪13のロック部13aが係止部14に係止する
ことによって、第1可動蓋8がカバー4に対してロック
する閉鎖状態になると、スイッチ14がロック爪13を
介してオン状態にされ、このオン状態により電力供給を
受けたフラッシュバルブ15が発光することになる。
【0019】上記のようにしてフラッシュバルブ15が
発光すると、図1に示すように、その光成分中の赤外線
37が透明アクリル板25を通過し、印像36が形成さ
れた黒色フィルム34に到達する。この際、印像36を
形成した印像用インクは、メタリック系または白色系の
顔料を含有した溶液からなっており、光成分中の赤外線
37を反射または遮断するようになっている。従って、
透明アクリル板25を通過した赤外線37は、印像36
で反射または遮断される一方、印像36以外の部分にお
いてはフィルム部材34aおよび塗布層34bからなる
黒色フィルム34に到達する。これにより、黒色フィル
ム34に対して印像36以外に対応する部分が露光され
ることになる。
発光すると、図1に示すように、その光成分中の赤外線
37が透明アクリル板25を通過し、印像36が形成さ
れた黒色フィルム34に到達する。この際、印像36を
形成した印像用インクは、メタリック系または白色系の
顔料を含有した溶液からなっており、光成分中の赤外線
37を反射または遮断するようになっている。従って、
透明アクリル板25を通過した赤外線37は、印像36
で反射または遮断される一方、印像36以外の部分にお
いてはフィルム部材34aおよび塗布層34bからなる
黒色フィルム34に到達する。これにより、黒色フィル
ム34に対して印像36以外に対応する部分が露光され
ることになる。
【0020】そして、図2に示すように、黒色フィルム
34の露光部分が多孔性樹脂シート30の融点以上に発
熱し、この発熱により多孔性樹脂シート30が溶融され
ることによって、図5(A)・(B)に示すように、表
面部の気泡が閉塞されたインク非滲出部30bと、表面
部の気泡が残存したインク滲出部30aとが多孔性樹脂
シート30に形成される。この後、印版シートとされた
多孔性樹脂シート30が製版装置2から取り外され、イ
ンク滲出部30aにインクが含浸されることによって、
連続的に印刷可能な印版とされることになる。
34の露光部分が多孔性樹脂シート30の融点以上に発
熱し、この発熱により多孔性樹脂シート30が溶融され
ることによって、図5(A)・(B)に示すように、表
面部の気泡が閉塞されたインク非滲出部30bと、表面
部の気泡が残存したインク滲出部30aとが多孔性樹脂
シート30に形成される。この後、印版シートとされた
多孔性樹脂シート30が製版装置2から取り外され、イ
ンク滲出部30aにインクが含浸されることによって、
連続的に印刷可能な印版とされることになる。
【0021】このように、印像用インクを用いて黒色フ
ィルム34に印像36を描き、この黒色フィルム34を
原稿として使用するため、従来のような原稿シートを用
意し、この原稿シートを専用液で半透明の状態にすると
いう作業を行うことが不要となる。従って、製版の準備
を容易に行うことができると共に、黒色フィルム34と
多孔性樹脂シート30とで印版を製作することができる
ため、印版の製作コストを低減させることができるよう
になっている。また、印像用インクをメタリック系また
は白色系の顔料を含有する溶液とすることによって、メ
タリック系または白色系の顔料が光を確実に反射または
遮断するため、高精度に印版を製作することもできるよ
うになっている。
ィルム34に印像36を描き、この黒色フィルム34を
原稿として使用するため、従来のような原稿シートを用
意し、この原稿シートを専用液で半透明の状態にすると
いう作業を行うことが不要となる。従って、製版の準備
を容易に行うことができると共に、黒色フィルム34と
多孔性樹脂シート30とで印版を製作することができる
ため、印版の製作コストを低減させることができるよう
になっている。また、印像用インクをメタリック系また
は白色系の顔料を含有する溶液とすることによって、メ
タリック系または白色系の顔料が光を確実に反射または
遮断するため、高精度に印版を製作することもできるよ
うになっている。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明は、黒色フィルムに対し
て、光を反射または遮断する印像用インクで、文字や図
形等の印像を描いて原稿を作成する工程と、前記印像が
描かれた原稿に、インク含浸可能な連続気泡を有する多
孔性樹脂シートを載せる工程と、前記発光体から照射さ
れる光で前記原稿の印像以外の部分を発熱させ、前記原
稿の印像以外に対応する部分の前記多孔性樹脂シートの
連続気泡を閉塞して印版を製作する工程とを含む構成で
ある。これにより、印像用インクを用いて黒色フィルム
に印像を描き、この黒色フィルムを原稿として使用する
ため、従来のような原稿シートを用意し、この原稿シー
トを専用液で半透明の状態にするという作業を行うこと
が不要となる。従って、製版の準備を容易に行うことが
できると共に、黒色フィルムと多孔性樹脂シートとで印
版を製作することができるため、印版の製作コストを低
減させることができるという効果を奏する。
て、光を反射または遮断する印像用インクで、文字や図
形等の印像を描いて原稿を作成する工程と、前記印像が
描かれた原稿に、インク含浸可能な連続気泡を有する多
孔性樹脂シートを載せる工程と、前記発光体から照射さ
れる光で前記原稿の印像以外の部分を発熱させ、前記原
稿の印像以外に対応する部分の前記多孔性樹脂シートの
連続気泡を閉塞して印版を製作する工程とを含む構成で
ある。これにより、印像用インクを用いて黒色フィルム
に印像を描き、この黒色フィルムを原稿として使用する
ため、従来のような原稿シートを用意し、この原稿シー
トを専用液で半透明の状態にするという作業を行うこと
が不要となる。従って、製版の準備を容易に行うことが
できると共に、黒色フィルムと多孔性樹脂シートとで印
版を製作することができるため、印版の製作コストを低
減させることができるという効果を奏する。
【0023】請求項2の発明は、請求項1において、前
記印像用インクは、メタリック系または白色系の顔料を
含有する溶液である構成である。これにより、メタリッ
ク系または白色系の顔料が光を確実に反射または遮断す
るため、高精度に印版を製作することができるという効
果を奏する。
記印像用インクは、メタリック系または白色系の顔料を
含有する溶液である構成である。これにより、メタリッ
ク系または白色系の顔料が光を確実に反射または遮断す
るため、高精度に印版を製作することができるという効
果を奏する。
【0024】請求項3の発明は、発光体の光を通過させ
る透光性台板と、インク含浸可能な連続気泡を有する多
孔性樹脂シートと、黒色フィルムとを有する製版装置
に、前記発光体の光を反射または遮断する印像用インク
を有するペン部材を付属させて、前記透光性台板に載せ
られる黒色フィルムに前記ペン部材で文字や図形等の印
像を描き、前記発光体の光の照射で前記黒色フィルムを
発熱させて、前記多孔性樹脂シートの連続気泡を閉塞し
て印版を製作する構成である。これにより、印像用イン
クを用いて黒色フィルムに印像を描き、この黒色フィル
ムを原稿として使用するため、従来のような原稿シート
を用意し、この原稿シートを専用液で半透明の状態にす
るという作業を行うことが不要となる。従って、製版の
準備を容易に行うことができると共に、黒色フィルムと
多孔性樹脂シートとで印版を製作することができるた
め、印版の製作コストを低減させることができる。さら
に、ペン部材が付属されていると、黒色フィルムに直接
的に印像を描くことの他に、従来のように原稿シートに
印像を描いて印版を製作することもできるため、印版製
作の多様化を図ることもできるという効果を奏する。
る透光性台板と、インク含浸可能な連続気泡を有する多
孔性樹脂シートと、黒色フィルムとを有する製版装置
に、前記発光体の光を反射または遮断する印像用インク
を有するペン部材を付属させて、前記透光性台板に載せ
られる黒色フィルムに前記ペン部材で文字や図形等の印
像を描き、前記発光体の光の照射で前記黒色フィルムを
発熱させて、前記多孔性樹脂シートの連続気泡を閉塞し
て印版を製作する構成である。これにより、印像用イン
クを用いて黒色フィルムに印像を描き、この黒色フィル
ムを原稿として使用するため、従来のような原稿シート
を用意し、この原稿シートを専用液で半透明の状態にす
るという作業を行うことが不要となる。従って、製版の
準備を容易に行うことができると共に、黒色フィルムと
多孔性樹脂シートとで印版を製作することができるた
め、印版の製作コストを低減させることができる。さら
に、ペン部材が付属されていると、黒色フィルムに直接
的に印像を描くことの他に、従来のように原稿シートに
印像を描いて印版を製作することもできるため、印版製
作の多様化を図ることもできるという効果を奏する。
【図1】赤外線が黒色フィルムに照射される状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図2】多孔性樹脂シートにインク滲出部とインク非滲
出部とが形成された状態を示す説明図である。
出部とが形成された状態を示す説明図である。
【図3】開放状態にされた製版装置の概略構成図であ
る。
る。
【図4】多孔性樹脂シートを装着した製版装置の概略構
成図である。
成図である。
【図5】印版シートを示すものであり、(A)は印版シ
ートの模式断面図、(B)は印版シートの斜視図であ
る。
ートの模式断面図、(B)は印版シートの斜視図であ
る。
【図6】従来例を示すものであり、赤外線が黒色フィル
ムに照射される状態を示す説明図である。
ムに照射される状態を示す説明図である。
【図7】従来例を示すものであり、多孔性樹脂シートに
インク滲出部とインク非滲出部とが形成された状態を示
す説明図である。
インク滲出部とインク非滲出部とが形成された状態を示
す説明図である。
2 製版装置 4 カバー 8 第1可動蓋 9 第2可動蓋 10 第3可動蓋 11 第1支持壁 12 バネ 13 ロック爪 14 スイッチ 15 フラッシュバルブ 17 取っ手 20 第2支持壁 23 弾性シート 25 透明アクリル板 26 凹部 30 多孔性樹脂シート 30a インク滲出部 30b インク非滲出部 34 黒色フィルム 36 印像 37 赤外線
Claims (3)
- 【請求項1】 黒色フィルムに対して、光を反射または
遮断する印像用インクで、文字や図形等の印像を描いて
原稿を作成する工程と、 前記印像が描かれた原稿に、インク含浸可能な連続気泡
を有する多孔性樹脂シートを載せる工程と、 前記発光体から照射される光で前記原稿の印像以外の部
分を発熱させ、前記原稿の印像以外に対応する部分の前
記多孔性樹脂シートの連続気泡を閉塞して印版を製作す
る工程とを含むことを特徴とする製版方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記印像用インク
は、メタリック系または白色系の顔料を含有する溶液で
あることを特徴とする製版方法。 - 【請求項3】 発光体の光を通過させる透光性台板と、
インク含浸可能な連続気泡を有する多孔性樹脂シート
と、黒色フィルムとを有する製版装置に、 前記発光体の光を反射または遮断する印像用インクを有
するペン部材を付属させて、 前記透光性台板に載せられる黒色フィルムに前記ペン部
材で文字や図形等の印像を描き、前記発光体の光の照射
で前記黒色フィルムを発熱させて、前記多孔性樹脂シー
トの連続気泡を閉塞して印版を製作することを特徴とす
る製版装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17174296A JPH09327965A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 製版方法および製版装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17174296A JPH09327965A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 製版方法および製版装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09327965A true JPH09327965A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15928852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17174296A Pending JPH09327965A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 製版方法および製版装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09327965A (ja) |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP17174296A patent/JPH09327965A/ja active Pending
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