JPH09328062A - 車椅子のブレーキ装置 - Google Patents

車椅子のブレーキ装置

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JPH09328062A
JPH09328062A JP8173078A JP17307896A JPH09328062A JP H09328062 A JPH09328062 A JP H09328062A JP 8173078 A JP8173078 A JP 8173078A JP 17307896 A JP17307896 A JP 17307896A JP H09328062 A JPH09328062 A JP H09328062A
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JP
Japan
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wheelchair
brake
lever
operated
handle
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JP8173078A
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English (en)
Inventor
Isao Kikutani
功 菊谷
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Nabco Ltd
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子の停車中のみならず、車椅子の走行中
であっても、介護者がハンドルから手を離し、車椅子の
操作が不能になった場合に、車椅子を安定したブレーキ
力で速やかに停車させることができるブレーキ装置を提
供する。 【解決手段】 介護者が操作するハンドルを有する車椅
子に設けられブレーキ装置であって、介護者のハンドル
操作と連動して操作されるレバー10が、介護者の操作
力が所定力以下になるとブレーキユニット11のブレー
キ力を作用させるように設けられ、このレバー10の操
作によって車輪6に摩擦ブレーキを付与するブレーキユ
ニット11が、レバー10の操作に基づいて予め設定さ
れた摩擦ブレーキ力を発生するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護者がハンドル
操作を行う車椅子に設けられたブレーキ装置に関し、特
に介護者のハンドル操作と連動して操作されるレバー
と、このレバーの操作に関連して作動するブレーキユニ
ットとを備えてなるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、身体に障害のある人等、介護
者を必要とする人が使用する手押し用車椅子が種々提案
されている。これらの手押し用車椅子(以下、単に「車
椅子」という。)には身体に障害のある大人の搭乗者な
どが乗るため、搭乗者の安全を確保するために、介護者
の操作により車椅子の走行速度を制御するためのブレー
キユニットと、車椅子の停止状態を維持して勝手に動き
出すことを防止するためのパーキングブレーキとを設け
たものが知られている。
【0003】これらの車椅子は、ハンドルに設けられた
レバーの操作に応じた制動ブレーキ力を作用させるブレ
ーキユニット、このブレーキユニットとは別に操作され
るパーキングブレーキを設けたものである。(特開平2
−144259号公報、実公平4−41854号公報、
実開平5−32839号公報参照)
【0004】具体的には、車体の両側に設けられたハン
ドルの各々に一対のレバーをハンドルとともに操作可能
に設け、この一対のレバーの各々に対応する一対のブレ
ーキユニットを左右の車輪に取付け、ハンドル操作と連
動してレバーを操作(握って引き寄せること)すると、
レバーの操作量に応じたブレーキ力がそのレバーに対応
するブレーキユニットに発生する構造になっている。ま
た、パーキングブレーキは、このレバーとは別のレバー
で操作されるようになっており、通常はパーキングブレ
ーキの近辺に別途のレバーが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た車椅子のブレーキ装置は、ハンドルのレバーを操作す
るとブレーキ力が作用する構成になっているので、走行
中に介護者が不用意にハンドルから手を放すと、車椅子
がノーブレーキの状態になるという問題点があった。ま
た、停車中であってもパーキングブレーキのレバーを操
作するのを忘れ、介護者が車椅子から離れたりすると、
停車位置が僅かな坂道であったりすることに起因して、
車椅子が動きだしたりするという問題点もあった。
【0006】なお、実開昭61−91462には、車椅
子ではない乳母車について、ハンドルと連動するレバー
を操作すると、車輪のリムに対する棒が退出してブレー
キが解除され、レバーから手を放すと車輪のリムに対す
る棒が突出してブレーキが作用するブレーキユニットが
開示されている。そこで、上記問題を解決するために、
このようなブレーキユニットを介護用の車椅子に設ける
ことも考えられる。しかしながら、乳母車の場合、車両
の総重量が軽く、取り回しも容易であるため、乳母車の
走行中に操作者の手がレバーから離れる恐れはなく、乳
母車の停止状態で上記ブレーキユニットを作動させるこ
とが可能となるものの、車椅子のように総重量が大き
く、取り回しも比較的困難な場合、特に介護者が高齢等
であると、車椅子の走行中にハンドルから不用意に手が
離れる恐れがあり、このような場合、車輪をロック状態
とする急激なブレーキ力が作用して搭乗者に不安を生じ
せしめることになる。
【0007】そこで、本発明は、車椅子の停車中のみな
らず、車椅子の走行中であっても、介護者がハンドルか
ら手を離し、車椅子の操作が不能になった場合に、車椅
子を安定したブレーキ力で速やかに停車させることがで
きるブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1の発明は、介護者が操
作するハンドルを有する車椅子に設けられ、介護者のハ
ンドル操作と連動して操作されるレバーと、このレバー
の操作によって車輪に摩擦ブレーキ力を付与するブレー
キユニットとを備えてなるブレーキ装置であって、前記
レバーは、介護者の操作力が所定力以下になると前記ブ
レーキユニットのブレーキ力を作用させるように設けら
れ、前記ブレーキユニットは、前記レバー操作に基づい
て予め設定された前記摩擦ブレーキ力を発生するように
構成されているものである。搭乗者の体重が重いと、車
輪に対するブレーキユニットの摩擦力を大きく設定して
ブレーキ力を強くし、搭乗者の体重が軽いと、車輪に対
するブレーキユニットの摩擦力を少なく設定してブレー
キ力を弱めたりするなどする。このように搭乗者の重量
等に応じたブレーキ力に予め調整することで、車椅子の
走行中に、介護者が手を離し、車椅子の操作が不能とな
っても、車椅子に安定したブレーキ力が作用して速やか
に停止する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記ブレーキユニットは、前記車椅子の左右の車輪の各々
に対して設けられているものである。車椅子の走行方向
を保った状態で停車させることができ、搭乗者に安心感
を与える。
【0010】請求項3の発明は、介護者が操作するハン
ドルを車体の両側に有する車椅子に設けられ、介護者の
ハンドル操作と連動して操作されるレバーと、このレバ
ーの操作によって車輪に摩擦ブレーキ力を付与するブレ
ーキユニットとを備えてなるブレーキ装置であって、前
記レバーは、前記両側のハンドルに設けられ、これらレ
バーのうち少なくとも一つのレバーを前記ハンドルと連
動して操作すると、前記ブレーキユニットのブレーキ力
を解除し、前記一対のレバーの両方が操作されないと前
記ブレーキユニットのブレーキ力を作用させるようにし
たものである。車体の両側のハンドルに各々設けられた
一対のレバーのうち、一方を操作すると、ブレーキ力が
解除され、介護者による車椅子の操作が片手であっても
行える。
【0011】請求項4の発明は、請求項3において、前
記ブレーキユニットは、前記レバー操作に基づいて予め
設定された前記摩擦ブレーキ力を発生するように構成さ
れるとともに、前記車椅子の左右の車輪の各々に一対設
けられているものである。介護者の不注意により左右の
ハンドルの双方から手を離した場合でも、車椅子は走行
方向を保った状態で停車し、搭乗者に安心感を与える。
【0012】請求項5の発明は、請求項4において、前
記一対のレバーと前記一対のブレーキユニットの間にこ
れらの間を連結する複数のワイヤ部材を束ねる中継ユニ
ットを設け、この中継ユニットが、前記一対のレバーの
うち少なくとも一つのレバーを前記ハンドルと連動して
操作すると、前記一対のブレーキユニットのブレーキ力
を解除し、前記一対のレバーの両方が前記ハンドルと連
動して操作されないと前記一対のブレーキユニットのブ
レーキ力を作用させるようになっているものである。中
継ユニットにより上記機能を達成させると、ワイヤ部材
が車椅子に対して、煩雑に引き回されない。
【0013】請求項6の発明は、請求項5において、前
記中継ユニットは、移動可能なスライド部材を有し、前
記スライド部材の一端は、前記一対のレバーの各々と第
1、第2ワイヤ部材で連結され、前記スライド部材の他
端は、前記一対のブレーキユニットの各々と第3、第4
ワイヤ部材で連結されているものである。スライド部材
が一方のレバーの操作を両方のブレーキユニットに作用
させる介在物として機能し、ワイヤ部材の本数を最小限
とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項6において、前
記第1、第2ワイヤ部材と前記スライド部材とは、第
1、第2ワイヤ部材の一方が引かれると、他方が引かれ
ないように遊びを有して連結されているものである。遊
びが第1、第2ワイヤの一方の操作が他方に及ばないよ
うに機能し、各レバーの作動を保障する。
【0015】請求項8の発明は、請求項5において、前
記中継ユニットは、内部で移動可能なスライド部材と、
このスライド部材に軸支され回動可能な滑車とを有し、
前記第1、第2ワイヤ部材は前記滑車に掛けられて前記
スライド部材に連結され、第3、第4ワイヤ部材は前記
スライド部材に連結されているものである。滑車が倍力
機構として機能し、一方のレバーのみを操作した場合で
も、操作力が増大しない。
【0016】請求項9の発明は、介護者が操作するハン
ドルと車輪とを有する車椅子に設けられ、介護者のハン
ドル操作と連動して操作されるレバーと、このレバーの
操作によって車輪に摩擦ブレーキ力を付与するブレーキ
ユニットとを備えてなるブレーキ装置であって、前記ブ
レーキユニットは、前記レバー操作の操作力が所定力以
下になるとバネの付勢力に基づいて前記車輪に当接可能
に前記車輪の転動面に対面配置され、前記車輪に当接し
た後は車輪とともに回動するように軸支され、前記回動
とともに軸支点が車輪の転動面から後退する偏心カム
と、前記偏心カムの軸支点の後退位置を制限する第1制
限手段と、前記偏心カムの回動角度を制限する第2制限
手段と、を有してなるものである。バネの付勢力に基づ
くことなく、第2制限手段の制限位置と偏心カムの径で
決まる摩擦ブレーキ力を発生させ、安定したブレーキ力
が車椅子に作用する。
【0017】請求項10の発明は、請求項9において、
第2制限手段の制限位置が可変となっているものであ
る。偏心カムの最大ブレーキ力が第2制限手段の制限位
置で増減する。
【0018】請求項11の発明は、請求項9において、
前記偏心カムは、車輪の後退と前進のいずれに対しても
同等のブレーキ力が作用するように、作動前の中立位置
から回動方向のいずれにおいても対称形状となっている
ものである。車椅子の前進方向又は後退方向のいずれで
も同等のブレーキ力が作用する。
【0019】請求項12の発明は、請求項9において、
車体に対する台座に揺動可能に軸支され、前記レバー操
作の操作に応じて揺動する取付部材が設けられ、前記偏
心カムは、この取付部材に回動可能に軸支され、前記第
1制限手段は、前記台座と前記取付部材との間であっ
て、前記取付部材の揺動を制限するように設けられ、前
記第2制限手段は、前記取付部材と前記偏心カムとの間
であって、前記偏心カムの回動角度を制限するように設
けられているものである。車椅子に台座を取り付けるこ
とで、ブレーキユニットの取付けが完了し、取付け作業
が容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明における車椅子のブ
レーキ装置について、図面を参照して説明する。
【0021】図1および図2において、1はブレーキ装
置が搭載される車椅子であって、介護者が操作する左右
のハンドル2,3を有する折り畳み自在な車体4を備え
ており、この車体4に回転自在に設けられた左右の車輪
5,6と2つのキャスタとで走行される。なお、前記車
椅子1は、介護者が車椅子を押し引きする際に必要に応
じて作動する補助駆動装置を有するものであってもよ
い。また、車体は折り畳み自在な車体でなく、一体的に
構成されるものであってもよい。さらに、ハンドルは左
右独立して設けられるものに限らず、ハンドルの左右部
分が連続したコの字状に形成されるものであってもよ
い。
【0022】また、車椅子1に装着されるブレーキ装置
は、左右のハンドル2,3に設けられた一対のレバー1
0と、左右の車輪5,6の各々に対して設けられた一対
のブレーキユニット11と、各レバー10と各ブレーキ
ユニット11との間を連結する第1〜第4ワイヤ部材1
2〜15を束ねる中継ユニット16とを備えてなってい
る。このブレーキ装置は、介護者により左右のハンドル
2,3と連動して操作される各レバー10の操作力が所
定力以下になると、各ワイヤ部材12〜15および中継
ユニット16を介して各ブレーキユニット11を作動さ
せるもので、これにより、各ブレーキユニット11は、
各レバー10の操作に基づいて予め設定された摩擦ブレ
ーキ力を左右の車輪2,3に作用させるようになってい
る。
【0023】次に、上記ブレーキ装置を構成するレバー
10,中継ユニット16およびブレーキユニット11の
各構成について、図3乃至図13に基づいて具体的に説
明する。
【0024】まず、図3乃至図6は、左右のハンドル
2,3のうち、右ハンドル3に設けられたレバー10の
構成と作動を示すものである。図3はハンドルを仮想線
で表示したレバーの上面図であり、図4は図3のA−A
線断面図であり、図5は図4のB矢視図であり、図6は
レバーの作動図である。図3乃至図5において、レバー
10は、ハンドル3に固設された筒状部材17に回動自
在に支持されている。通常は後述するバネ付勢によって
レバー10は下向きとなっているが、介護者が右ハンド
ル3と一緒にレバー10を握った状態では図示のように
右ハンドル3に平行となった最大操作状態になる。この
レバー10は、その先端部がハンドル3に沿って延びて
おり、その基端部は筒状体17を介して第2ワイヤ部材
13に連結されている。また、レバー10の基端部に
は、コーナーがRとなった回動部18が一体的に設けら
れており、この回動部18は筒状部材17の側面17A
に当接する第1面18Aと第2面18Bとを有してい
る。
【0025】筒状部材17は、ハンドル3に外嵌されて
複数のボルトで固設されている。また、上記回動部18
に相対する筒状部材17の部分には、ハンドル3の延在
方向に貫通する段付きの貫通孔19が形成されており、
この貫通孔19内に連結ロッド20が摺動自在に嵌入さ
れている。連結ロッド20は貫通孔19の段部との間に
介装されたバネ部材21でハンドル3先端から離れる方
向に付勢されている。この連結ロッド20のレバー10
の側は筒状部材17から突設する軸部22になってお
り、この軸部22は回転部18の切欠溝内に突出してピ
ン23で回動部18に軸支されている。このピン23
は、図4に示すように、回動部18の第1面18Aから
距離X1の位置にあって、第2面18Aから距離X2の
位置にある。ここでX1<X2となるように、ピン23
は偏心して設けられている。すなわち、ハンドル3の回
動部18はピン23を中心にして水平状態と垂直真下状
態との間で回動自在であり、バネ部材21の付勢力で通
常は第1面18Aが筒状部材17の側面17Aに当接す
る非操作状態にあるが、介護者がハンドル3と共にレバ
ー10を握ると、第2面18Bが筒状部材17の側面1
7Aに当接する最大作動状態になる。
【0026】一方、第2ワイヤ部材13側は、アウタ部
(被覆部)内を摺動自在にされたワイヤ24を有してお
り、このアウタ部の一端側が筒状部材17にブラケット
を介して固定されている。また、第2ワイヤー部材13
は、ワイヤ24の一端側をレバー10の反対側から貫通
孔19内に挿入して、その先端に設けられた球状部を連
結ロッド20の連結孔25内に隙間なく嵌め込むこと
で、連結ロッド20に連結されている。
【0027】尚、左のハンドル2に設けられるレバー1
0も、図3乃至図5に示すと同様な構成で、筒状部材1
7の連結ロッド20を介して第1ワイヤ部材12のワイ
ヤ24の一端側に連結されている。
【0028】そして、車椅子の介護者が各ハンドル2,
3と連動してレバー10を握り操作して、図3に示す最
大操作状態からその操作力を緩めると、その緩められた
分だけバネ部材21のバネ力で連結ロッド20が第1,
第2ワイヤ部材12,13側に移動され、この移動に追
従して第1,第2ワイヤ部材12,13のワイヤ24が
各アウタ部に引っ込められる。このとき、各ハンドル
2,3のレバー10は、図6に示すように、上記連結ロ
ッド20の移動量に応じて、回動部18の周面が距離X
2−X1だけ偏心されたピン23を中心として筒状部材
17の側面17Aを摺動することで、各ハンドル2,3
から離れる下向きに回動されて、遂には、各ハンドル
2,3に対して略90度の角度だけ回動された非操作状
態にされるようになっている。
【0029】また、介護者が各ハンドル2,3と連動し
てレバー10を握り操作すると、レバー10は、図6に
示すように、距離X2−X1偏心されたピン23を中心
に回動部18の周面がその操作力に応じて上記側面17
Aを摺動することで、各ハンドル2,3に向かう上側に
回動される。このとき、連結ロッド20は、偏心された
ピン23を介してバネ部材21のバネ力に抗してレバー
10側に移動され、この移動に追従して第1,第2ワイ
ヤ部材12,13のワイヤ24が各アウタ部から引き出
されるようになっている。
【0030】これにより、左右のハンドル2,3のレバ
ー10は、介護者により各々に操作して第1,第2ワイ
ヤ部材12,13のワイヤ24をアウタ部に対して引き
出し、又は引っ引っ込ませることができる。従って、左
右のハンドル2,3のレバー10のうち少なくとも一つ
のレバー10を各ハンドル2,3に連動して操作する
と、後述する中継ユニット16を介して左右の車輪5,
6に対する各ブレーキユニット11の摩擦ブレーキ力を
解除でき、又各ハンドル2,3のレバー10の両方を操
作しないと各ブレーキユニット11の摩擦ブレーキ力を
作用させるような構成とすることが可能となる。
【0031】次に、図7および図8により中継ユニット
16の構造と作動を説明する。図7は中継ユニットのカ
バーを取り除いた場合の上面図であり、図8は図7のC
−C断面図である。図7および図8において、中継ユニ
ット16は、ケース本体30に複数のボルトでケースカ
バーを締め付けて一体化されたもので、このケース本体
30内に形成された摺動空間31にスライド部材32を
移動自在に収納している。また、ケース本体30には、
上記摺動空間31を通過してスライド部材32の移動方
向に貫通する2つのねじ孔33,34が相互に並行して
形成されている。スライド部材32には、その移動方向
に連結用長孔35と連結用孔36とがこの順で2列並行
にして形成されている。また、中継ユニット16には、
上記各ハンドル2,3のレバー10に連結された第1,
第2ワイヤ部材12,13と、後述する左右の車輪5,
6に摩擦ブレーキ力を作用させる各ブレーキユニット1
1に連結される第3,第4ワイヤ部材14,15とを、
束ねるように連結されている。
【0032】第1,第2ワイヤ部材12,13は、この
アウタ部の他端側を各ねじ孔33,34の一端側にナッ
ト部材を介して螺着することで中継ユニト16に固定さ
れているとともに、各ワイヤ24の他端側を各ねじ孔3
3,34内に貫通させて、その先端の各球状部をスライ
ダ部材32の2つの連結用長孔35にそれぞれ遊びを持
たせて嵌め込むことで、スライダ部材32に連結されて
いる。一方、第3,第4ワイヤ部材14,15は、アウ
タ部(被覆部)内を摺動自在にされたワイヤ24を有し
ており、このアウタ部の一端側を各ねじ孔33,34の
他端側にナット部材を介して螺着することで中継ユニッ
ト16に固定されているとともに、各ワイヤ24の一端
側を各ねじ孔33,34内に貫通させて、その先端の各
球状部をスライダ部材32の2つの連結用孔36にそれ
ぞれ隙間なく嵌め込むことで、スライダ部材32に連結
されている。
【0033】そして、介護者が上記のように各ハンドル
2,3に連動してレバー10を上記非操作状態から各ハ
ンドル2,3に向かうように操作して、第1,第2ワイ
ヤ部材12,13のワイヤ24の一端側をアウタ部から
引き出すと、スライド部材32に連結されているワイヤ
24の他端側がアウタ部内に引き込められる。そして、
第1,第2ワイヤ部材12,13のワイヤ24の先端
(球状部)がスライダ部材32の連結用長孔35にそれ
ぞれ係合して、このワイヤ24の移動に追従してスライ
ド部材32が、上記各レバー10の操作力に応じて移動
される。これにより、スライド部材32に連結されてい
る第3,第4ワイヤ部材14,15のワイヤ24が、こ
のアウタ部内から引き出されて、後述する各ブレーキユ
ニット11による左右の車輪5,6に対する摩擦ブレー
キ力の作用を解除するものである。
【0034】また、介護者が各ハンドル2,3のうち、
例えば右ハンドル3のレバー10のみを上記非操作状態
からハンドル3に向かうように操作して、第1ワイヤ部
材12のワイヤ24を移動させることなく、第2ワイヤ
部材13のワイヤ24の一端側のみをアウタ部から引き
出すと、第2ワイヤ部材13のワイヤ24の先端のみが
スライド部材32の連結用長孔35に係合して、このワ
イヤ24の移動に追従してスライド部材32が、右ハン
ドル3のレバー10の操作力に応じて移動され、第3,
第4ワイヤ部材14,15のワイヤ24がアウタ部内か
ら引き出される。このとき、スライド部材32は、連結
用長孔36の遊びにより、第1ワイヤ部12の移動され
ないワイヤ24先端に係合することなく、相対的に移動
されるので、一方のレバー10のみが操作されても第
1,第2ワイヤ部材12,13のワイヤ24の弛みを防
止でき、第1,第2ワイヤ部材12,13の一方の操作
が他方に及ばないようにして、各レバー10の操作を保
障できるようになっている。
【0035】このように、中継ユニット16は、各レバ
ー10と各ブレーキユニット11との間を連結する第1
〜第4ワイヤ部材12〜15を束ねた状態で収納するも
のであり、各ワイヤ部材12〜15が車椅子1の車体に
煩雑に引き回されるのを防止できるものである。
【0036】次に、図9乃至図13によりブレーキユニ
ットの構造と作動を説明する。図9はブレーキユニット
の正面図であり、図10はブレーキユニットの左側面図
であり、図11はブレーキユニットの右側面図であり、
図12はブレーキユニットの前進時における作動状態図
であり、図13はブレーキユニットの後進時における作
動状態図である。これらは左右の車輪5,6のうち、右
の車輪6に設けられたブレーキユニット11の構成と作
動を示す。図9乃至図11において、右の車輪6に摩擦
ブレーキ力を作用させるブレーキユニット11は、車輪
6の転動面40(タイヤ)に対面して配置される偏心カ
ム41と、偏心カム41の車輪6に対する後退位置を制
限する第1制限手段42と、偏心カム41の回動角度を
制限する第2制限手段43とを主要部分として構成され
ている。
【0037】偏心カム41は、図9に示すように、上記
のように少なくとも一つのレバー10の操作により、車
輪5の転動面40に非接触で摩擦ブレーキ力を作用させ
ない状態にされた中立位置において、車輪6のいずれの
回動方向においても対称となる半円形状にされており、
その偏心軸44(軸支点)を介してその円周面の一部が
車輪5側に突出するように取付部材45に回動自在に軸
支されている。また、偏心カム41は、その下端側で取
付部材45に取り付けられた復帰バネ部材45Aに連結
されており、この復帰バネ部材45Aの付勢力で回動さ
れた後に上記中立位置に復帰するようになっている。
【0038】取付部材45は、その下端側で車体4に取
り付けられた台座46に揺動軸47を介して軸支されて
おり、この揺動軸に47に対向する上端側で台座46に
取付けられたバネ部材48の付勢力で偏心カム41とと
もに車輪5の転動面40側に付勢されるようになってい
る。取付部材45は、その上端側で台座46に向かって
突出するピン49を有している。そして、取付部材45
は、台座46間に位置して台座46に軸支されたリンク
部材50の揺動により、この上端側とピン49との係合
で車輪6の転動面40から偏心カム42とともに後退さ
れるようになっている。また、リンク部材50は、上記
バネ部材48と対向する下端側で第4ワイヤ部材15に
連結されている。第4ワイヤ部材15は、このアウタ部
の他端をブラケットを介して台座46に取り付けること
でブレーキユニット11に固定されているとともに、そ
のワイヤ24の他端側をリンク部材50の下端に連結す
ることでブレーキユニット11に連結されている。
【0039】一方、第1制限手段42は、上記リンク部
材50の揺動で車輪6の転動面40から偏心カム41と
ともに離される取付部材45の後退位置を規制するもの
で、偏心カム41が突出する反対側から取付部材45に
係合自在に台座46(図11に示す)に立設されたピン
で構成されている。これにより、第1制限手段42は、
リンク部材50の揺動でピン49を介して車輪6の転動
面40から離れるように後退される取付部材45と係合
して、上記偏心カム41の後退位置を制限するようにな
っている。
【0040】第2制限手段43は、偏心軸44を中心に
回動される偏心カム41の回動軌道中の取付部材45に
配置されており、好ましくは車輪5のいずれの回動方向
においても偏心カム41の回動角度が等しくなるような
形状に構成されて取付部材45に配置される。図11に
おいて、この第2制限手段43は、取付部材45に螺着
されるボルト軸51と、このボルト軸51に外嵌されて
上記偏心カム41と係合可能として取付部材45に立設
された円筒状のカムストッパ52とで構成されている。
そして、第2制限手段43は、回動される偏心カム41
がカムストッパ52に係合することで、偏心カム41の
回動角度を制限するようになっている。また、外周径の
異なるカムストッパ52を用意して、適宜カムストッパ
52を替えて、このカムストッパ52に係合される偏心
カム41の回動角度を調整することで、車輪6に対して
作用される摩擦ブレーキ力を予め設定できるようになっ
ている。
【0041】尚、左の車輪5に設けられるブレーキユニ
ット11も、図9乃至図11と同様な構成を有し、上記
中継ユニット16に連結された第3ワイヤ部材14のワ
イヤ24の他端側がブレキーユニット11に連結されて
いる。
【0042】つぎに、上述したブレーキユニット1の作
動を図9、図12、図13により説明する。図9におい
て、まず介護者が図4のようにレバー10を操作して、
リンク部材50を時計方向に揺動させてピン49に当
て、バネ部材48の付勢力に抗して取付部材45を時計
方向に揺動させ、偏心カム41を車輪6の転動面から離
す非作動状態にする。そして介護者が車椅子を前進又は
後退又は停止させるときに、各ハンドル2,3と一緒に
両レバー10を握りしめる状態が緩められ、レバーに対
する操作力がバネ部材48の付勢力以下になると、図1
2(a)に示すように、リンク部材50が反時計方向に
揺動し、バネ部材48の付勢力により取付部材45も左
右の車輪5,6側に揺動し、偏心カム41が車輪5,6
の転動面40に当接する。このとき、リンク部材50に
対する第3,第4ワイヤ部材14,15のワイヤ24が
アウタ部から引き出され、図7および図8における上記
中継ユニット16のスライド部材32を各ブレーキユニ
ット11側に移動させる。
【0043】車輪5,6の転動面40に当接された偏心
カム41は、図12(b)に示すように、各車輪5,6
から伝達される回転力により、偏心軸44を中心として
復帰バネ部材45Aの付勢力に抗して各車輪5,6とは
反対方向(反時計方向)に回動される。このとき、第1
制限手段としてのピン42と取付部材45との間には間
隔δ(図12(c)参照)があるものの、偏心カム41
の回動とともに、取付部材45が時計方向に揺動し、取
付部材45がピン42に当たった後には、偏心カム41
の車輪6に対する後退位置が制限される。そして、偏心
された偏心カム41は、図12(c)に示すように、車
輪5,6の転動面40に対する食い込み量を増加しつ
つ、第2制限手段43のカムストッパ52に係合するま
で回動される。これにより、各ブレーキユニット11の
偏心カム41と各車輪5,6との間の摩擦が徐々に増加
していき、且つ偏心カム41が第1制限手段42が作動
してから第2制限手段43のカムストッパ52に係合す
るまでの回動角に応じて各車輪5,6の転動面40に食
い込むので、各車輪5,6に作用される摩擦ブレーキ力
が相互に同時に徐々に増加されていき、偏心カム41に
対する第2制限手段42の制限位置に応じた摩擦ブレー
キ力が生じるようになっている。また、左右の車輪5,
6に対する各々のブレーキユニット11が中継ユニット
16を介して一斉に作動するようになっているため、車
椅子の走行方向を保ったままの停車が可能になる。
【0044】また、各ブレーキユニット11の図9に示
す非作動位置において、車椅子を後進させた後に、介護
者が各ハンドル2,3の両レバー10を非操作状態にし
ていき、その操作力がバネ部材48の付勢力以下になる
と、同様にして、バネ部材48の付勢力により偏心カム
41を車輪5,6の転動面40に当接させ、偏心カム4
1は、図13(a)に示すように、各車輪5,6から伝
達される回転力により、偏心軸44を中心として復帰バ
ネ部材45Aの付勢力に抗して各車輪5,6とは反対方
向(時計方向)に回動される。このとき、取付部材45
は図12(b)と同様に、第1制限手段としてのピン4
2に当接している。そして、偏心された偏心カム41
は、図13(b)に示すように、車輪5,6の転動面4
0に対する食い込み量を増加しつつ、第2制限手段43
のカムストッパ52に係合するまで更に回動される。こ
れにより、各ブレーキユニット11の偏心カム41と各
車輪5,6との間の摩擦が徐々に増加していくき、且つ
偏心カム41が第1制限手段42で後退を規制された後
に第2制限手段43のカムストッパ52に係合する迄の
回動角に応じて各車輪5,6の転動面40に食い込むの
で、各車輪5,6に作用される摩擦ブレーキ力が相互に
同時に徐々に増加されていき、前進の場合と同様に車椅
子の走行方向を保った状態で上述のように予め設定され
た摩擦ブレーキ力を各車輪5,6に作用させて停車させ
る。
【0045】更に、各車輪5,6に対して上記のように
摩擦ブレーキ力を作用させた状態から、介護者が各ハン
ドル2,3のレバー10のうち少なくとも一方のレバー
10を非操作状態から操作すると、図7の中継ユニット
16のスライド部材32が各ハンドル10側に移動され
て第3,第4ワイヤ部材14,15のワイヤ24の一端
側がアウタ部から引き出されるので、各ブレーキユニッ
ト11に連結された第3,第4ワイヤ部材14,15の
ワイヤ24の他端側がアウタ部内に引っ込められるよう
に移動される。続いて図9に示すように、各ブレーキユ
ニット11のリンク部材50が、時計方向に揺動され取
付部材45のピン49に係合する。そして、上記レバー
10の操作力がバネ部材48の付勢力以上になると、取
付部材45はリンク部材50により各車輪5,6の転動
面40から離れるように揺動して、遂には偏心カム41
が車輪の転動面から離れる非作動状態になる。これによ
り、取付部材45に軸支された偏心カム41は、復帰バ
ネ部材45Aの付勢力で、前進又は後進のいずれに対し
て等しく作動可能な中立位置に戻される。
【0046】尚、本発明において、中継ユニット16
は、図7および図8に示すものに限定されるのでなく、
図14および図15に示す構成としたものであってもよ
い。図14はカバーを外した状態の上面図であり、図1
5は図14のE−E断面図である。図14および図15
において、中継ユニット53は、左右のハンドル2,3
の各レバー10を1本の第1ワイヤ部材12のみを用い
て各レバー10の操作力を第3,第4ワイヤ部材14,
15を介して各ブレーキユニット11に伝達するように
したものである。尚、図14および図15において、図
7および図8と同一の符号は同一の構成を有する。
【0047】中継ユニット53の摺動空間31に収納さ
れたスライド部材32は、スライド本体32Aに複数の
ボルトでスライドカバを締め付けて一体化されたもの
で、スライド本体32A内に形成された収納空間54に
動滑車55を配置している。この動滑車55は、スライ
ド本体32Aと上記スライドカバとで固定された回動軸
56に摺動部材を介して回動自在にされている。また、
スライド部材32は、左右のハンドル2,3に設けられ
たレバー10に連結される第1ワイヤ部材12を配すた
めに上記収納空間54に連通する2つの連絡孔57,5
8が形成されている。そして、上記図3乃至図5で説明
したと同様に、左のハンドル2のレバー10に連結され
た第1ワイヤ部材12は、このワイヤ24をねじ孔3
3、連結孔57を通して動滑車55の外周に掛けるとと
もに、連結孔58およびねじ孔34を介して右のハンド
ル3のレバー10に連結されている。また、第1ワイヤ
部材12のアウタ部の他端側は、ナット部材を介して各
ねじ孔33,34に螺着されて中継ユニット53に固定
されている。
【0048】このように、中継ユニット53内を摺動自
在にされたスライド部材32に動滑車55を配置する
と、左右のハンドル2,3の少なくとも一つのレバー1
0を操作して、その操作力でスライド部材32を移動さ
せるには、動滑車55が倍力機構として機能して、少な
い操作力を持って移動させることができる。従って、少
なくとも一つのレバー10を、各ハンドル2,3に連動
して操作する操作力を低減して、左右の車輪5,6に対
する各ブレーキユニット11の摩擦ブレーキ力を解除さ
せることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、車椅子の走行中に、
介護者が手を離し、車椅子の操作が不能となっても、車
椅子に安定したブレーキ力が作用して速やかに停止する
ので、安全であるとともに、搭乗者の重量等に応じたブ
レーキ力に予め設定できるので、停止時に搭乗者に不安
感を与えることがないという効果を奏する。
【0050】請求項2の発明は、車椅子の左右の車輪の
各々に設けられたブレーキユニットを作動させるため、
例えば坂道等でも車椅子の走行方向を保ったまま停止さ
せることができるので、搭乗者に安心感を与え、停止時
に搭乗者を不安にさせることがないという効果を奏す
る。
【0051】請求項3の発明は、車体の両側のハンドル
に各々設けられたレバーのうち少なくとも一つを操作す
ると、ブレーキ力が解除されるので、介護者は両手又は
片手でブレーキ力の解除操作が可能になり、介護者によ
る車椅子の操作が片手でも行うことができ、介護者にと
って使いやすくなるという効果を奏する。
【0052】請求項4の発明は、請求項3の効果に加え
て、介護者の不注意により左右のハンドルの双方から手
を離した場合でも、車椅子は走行方向を保った状態で停
車し、例えば坂道等でも車椅子の走行方向を保ったまま
停止させることができるので、搭乗者に安心感を与える
という効果を奏する。
【0053】請求項5の発明は、請求項4の効果に加え
て、左右のレバーのうち少なくとも一つを操作すると、
ブレーキ力が解除される機能を中継ユニットを介して行
うことにより、ワイヤ部材が車椅子に対して煩雑に引き
回されず、一対のレバーと一対のブレーキユニットの連
結する構成が簡単にできるという効果を奏する。
【0054】請求項6の発明は、請求項5における一対
のレバーと一対のブレーキユニットの連結構成が簡単に
なるという効果が、ワイヤ部材の本数を最小限にすると
ともにその距離を短くして、車体回りワイヤ部材の配線
をスッキリさせることができるという具体的効果として
実現できる。
【0055】請求項7の発明は、請求項6の効果に加え
て、遊びが第1、第2ワイヤの一方の操作が他方に及ば
ないように機能し、各レバーの作動を保障し、他方が弛
まないという効果を奏する。
【0056】請求項8の発明は、請求項5の効果に加え
て、前記第1、第2ワイヤ部材のうちの一方を引いて
も、滑車の倍力機構で強力な力をブレーキユニットに作
用させ、操作力が増大せず、レバーの操作性が向上する
という効果を奏する。
【0057】請求項9の発明は、バネの付勢力に基づく
ことなく、第2制限手段の制限位置と偏心カムの径で決
まる摩擦ブレーキを発生させ、安定したブレーキ力が車
椅子に作用させるので、バネの付勢力に基づくレバー操
作がし易く、搭乗者の体重等に応じた摩擦ブレーキ力を
付与できるという効果を奏する。
【0058】請求項10の発明は、請求項9の効果に加
えて、第2制限手段の制限位置を変えて、搭乗者の体重
等に見合ったブレーキ力にして搭乗者に安心感を与える
という効果を奏する。
【0059】請求項11の発明は、請求項9の効果に加
えて、車椅子の前進方向又は後退方向のいずれに対して
も等しいブレーキ力が作用し、搭乗者に方向によるブレ
ーキ力の差とという違和感を与えないという効果を奏す
る。
【0060】請求項12の発明は、請求項9の効果に加
えて、台座に揺動自在な取付部材を介して偏心カムを車
輪に当接させる構造であり、台座を介してブレーキユニ
ットを車椅子に簡単に取り付けることができ、取付け作
業を容易にするとともに、ブレーキユニットとして量産
を可能にするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ装置が搭載された車椅子の側
面図である。
【図2】本発明のブレーキ装置が搭載された車椅子の背
面図である。
【図3】ハンドルを仮想線で表示したレバーの上面図で
ある。
【図4】図3のA−A 線断面図である。
【図5】図4のB矢視図である。
【図6】レバーの作動図である。
【図7】中継ユニットのカバーを取り除いた場合の上面
図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】ブレーキユニットの正面図である。
【図10】ブレーキユニットの左側面図である。
【図11】ブレーキユニットの右側面図である。
【図12】ブレーキユニットの前進時における作動状態
図である。
【図13】ブレーキユニットの後進時における作動状態
図である。
【図14】他の中継ユニットのカバーを外した状態の上
面図である。
【図15】図14のE−E断面図である。
【符号の説明】
1 車椅子 2,3 ハンドル 4 車体 5,6 車輪 10 レバー 11 ブレーキユニット 12 第1ワイヤ部材 13 第2ワイヤ部材 14 第3ワイヤ部材 15 第4ワイヤ部材 16 中継ユニット 32,32A スライド部材 35 連結用長孔(遊び) 41 偏心カム 42 第1制限部材 43 第2制限部材 45 取付部材 48 バネ部材 55 滑車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62L 1/04 B62L 1/04 3/00 3/00 C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 介護者が操作するハンドルを有する車椅
    子に設けられ、介護者のハンドル操作と連動して操作さ
    れるレバーと、このレバーの操作によって車輪に摩擦ブ
    レーキ力を付与するブレーキユニットとを備えてなるブ
    レーキ装置であって、 前記レバーは、介護者の操作力が所定力以下になると前
    記ブレーキユニットのブレーキ力を作用させるように設
    けられ、 前記ブレーキユニットは、前記レバー操作に基づいて予
    め設定された前記摩擦ブレーキ力を発生するように構成
    されている車椅子のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ブレーキユニッ
    トは、前記車椅子の左右の車輪の各々に対して設けられ
    ている車椅子のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 介護者が操作するハンドルを車体の両側
    に有する車椅子に設けられ、介護者のハンドル操作と連
    動して操作されるレバーと、このレバーの操作によって
    車輪に摩擦ブレーキ力を付与するブレーキユニットとを
    備えてなるブレーキ装置であって、 前記レバーは、前記両側のハンドルに設けられ、これら
    レバーのうち少なくとも一つのレバーを前記ハンドルと
    連動して操作すると、前記ブレーキユニットのブレーキ
    力を解除し、前記一対のレバーの両方が操作されないと
    前記ブレーキユニットのブレーキ力を作用させるように
    した車椅子のブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ブレーキユニッ
    トは、前記レバー操作に基づいて予め設定された前記摩
    擦ブレーキ力を発生するように構成されるとともに、前
    記車椅子の左右の車輪の各々に一対設けられている車椅
    子のブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記一対のレバーと
    前記一対のブレーキユニットの間にこれらの間を連結す
    る複数のワイヤ部材を束ねる中継ユニットを設け、この
    中継ユニットが、前記一対のレバーのうち少なくとも一
    つのレバーを前記ハンドルと連動して操作すると、前記
    一対のブレーキユニットのブレーキ力を解除し、前記一
    対のレバーの両方が前記ハンドルと連動して操作されな
    いと前記一対のブレーキユニットのブレーキ力を作用さ
    せるようになっている車椅子のブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記中継ユニット
    は、移動可能なスライド部材を有し、 前記スライド部材の一端は、前記一対のレバーの各々と
    第1、第2ワイヤ部材で連結され、 前記スライド部材の他端は、前記一対のブレーキユニッ
    トの各々と第3、第4ワイヤ部材で連結されている車椅
    子のブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1、第2ワイ
    ヤ部材と前記スライド部材とは、第1、第2ワイヤ部材
    の一方が引かれると、他方が引かれないように遊びを有
    して連結されている車椅子のブレーキ装置。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記中継ユニット
    は、内部で移動可能なスライド部材と、このスライド部
    材に軸支され回動可能な滑車とを有し、 前記第1、第2ワイヤ部材は前記滑車に掛けられて前記
    スライド部材に連結され、第3、第4ワイヤ部材は前記
    スライド部材に連結されている車椅子のブレーキ装置。
  9. 【請求項9】 介護者が操作するハンドルと車輪とを有
    する車椅子に設けられ、介護者のハンドル操作と連動し
    て操作されるレバーと、このレバーの操作によって車輪
    に摩擦ブレーキ力を付与するブレーキユニットとを備え
    てなるブレーキ装置であって、 前記ブレーキユニットは、 前記レバー操作の操作力が所定力以下になるとバネの付
    勢力に基づいて前記車輪に当接可能に前記車輪の転動面
    に対面配置され、前記車輪に当接した後は車輪とともに
    回動するように軸支され、前記回動とともに軸支点が車
    輪の転動面から後退する偏心カムと、 前記偏心カムの軸支点の後退位置を制限する第1制限手
    段と、 前記偏心カムの回動角度を制限する第2制限手段と、 を有してなる車椅子のブレーキ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、第2制限手段の制
    限位置が可変となっている車椅子のブレーキ装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記偏心カムは、
    車輪の後退と前進のいずれに対しても同等のブレーキ力
    が作用するように、作動前の中立位置から回動方向のい
    ずれにおいても対称形状となっている車椅子のブレーキ
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項9において、車体に対する台座
    に揺動可能に軸支され、前記レバー操作の操作に応じて
    揺動する取付部材が設けられ、 前記偏心カムは、この取付部材に回動可能に軸支され、 前記第1制限手段は、前記台座と前記取付部材との間で
    あって、前記取付部材の揺動を制限するように設けら
    れ、 前記第2制限手段は、前記取付部材と前記偏心カムとの
    間であって、前記偏心カムの回動角度を制限するように
    設けられている車椅子のブレーキ装置。
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