JPH09328312A - メソポア分子ふるいの合成方法 - Google Patents
メソポア分子ふるいの合成方法Info
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- JPH09328312A JPH09328312A JP16662296A JP16662296A JPH09328312A JP H09328312 A JPH09328312 A JP H09328312A JP 16662296 A JP16662296 A JP 16662296A JP 16662296 A JP16662296 A JP 16662296A JP H09328312 A JPH09328312 A JP H09328312A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メソポア分子ふるいの新規な合成方法を提供
する。 【解決手段】 次の構造(1)で示されるジメチルアル
キルアミンオキサイドの存在下に金属酸化物および/ま
たはその前駆体と水性媒体との混合物から合成すること
を特徴とするメソポア分子ふるいの合成方法。 R(CH3)2N→O ・・・(1) 〔但し、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示す。〕 【効果】 アルキルアミンオキサイドをテンプレートと
して用いることにより温和な条件でメソポア分子ふるい
を合成することができ、このテンプレートは比較的低い
温度の溶媒抽出で容易に除去できる等の利点も有してい
る。
する。 【解決手段】 次の構造(1)で示されるジメチルアル
キルアミンオキサイドの存在下に金属酸化物および/ま
たはその前駆体と水性媒体との混合物から合成すること
を特徴とするメソポア分子ふるいの合成方法。 R(CH3)2N→O ・・・(1) 〔但し、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示す。〕 【効果】 アルキルアミンオキサイドをテンプレートと
して用いることにより温和な条件でメソポア分子ふるい
を合成することができ、このテンプレートは比較的低い
温度の溶媒抽出で容易に除去できる等の利点も有してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メソポア分子ふる
いの新規な合成方法に関する。
いの新規な合成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メソポア分子ふるい(メソポアモレキュ
ラシーブ)は、メソポア領域に均一な細孔径を有する無
機質多孔体として、触媒、吸着剤等幅広い用途が期待さ
れている新しい素材である。これらメソポアモレキュラ
シーブの合成法としては、米国特許第5098684号
明細書、同第5102643号明細書、同第51087
25号明細書、及び特表平5−503499号公報等に
は長鎖のアルキル基を有する4級アンモニウム塩、ある
いはフォスフォニウム塩をテンプレートとして用い水熱
合成により合成する方法が開示されている。また、特開
平4−238810号公報には層状シリカより長鎖のア
ルキルアンモニウムカチオンなどを用いたイオン交換法
により合成する方法が開示されている。
ラシーブ)は、メソポア領域に均一な細孔径を有する無
機質多孔体として、触媒、吸着剤等幅広い用途が期待さ
れている新しい素材である。これらメソポアモレキュラ
シーブの合成法としては、米国特許第5098684号
明細書、同第5102643号明細書、同第51087
25号明細書、及び特表平5−503499号公報等に
は長鎖のアルキル基を有する4級アンモニウム塩、ある
いはフォスフォニウム塩をテンプレートとして用い水熱
合成により合成する方法が開示されている。また、特開
平4−238810号公報には層状シリカより長鎖のア
ルキルアンモニウムカチオンなどを用いたイオン交換法
により合成する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、メソポアモレキ
ュラシーブの合成方法は、テンプレートとして4級アン
モニウム塩等の強いカチオン性の界面活性剤を用いアル
カリ性領域で行うものである。これらのテンプレートを
除去することによりメソポア分子ふるいを得るものであ
るが、テンプレートの除去には、空気中で酸化分解(燃
焼)する方法、または酸によるプロトン交換と溶剤によ
る抽出とを組み合わせた処理による方法のいずれかが必
須である。本発明の課題は、メソポア分子ふるい(メソ
ポアモレキュラシーブ)の新しい合成方法を提供するも
のである。
ュラシーブの合成方法は、テンプレートとして4級アン
モニウム塩等の強いカチオン性の界面活性剤を用いアル
カリ性領域で行うものである。これらのテンプレートを
除去することによりメソポア分子ふるいを得るものであ
るが、テンプレートの除去には、空気中で酸化分解(燃
焼)する方法、または酸によるプロトン交換と溶剤によ
る抽出とを組み合わせた処理による方法のいずれかが必
須である。本発明の課題は、メソポア分子ふるい(メソ
ポアモレキュラシーブ)の新しい合成方法を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、下記の構造式(1)で示される、ジメチルアル
キルアミンオキサイドをテンプレートとして用いること
により温和な条件下でメソポア分子ふるいが合成できる
ことを見い出し、本発明の完成に到ったものである。即
ち、本発明は、下記の構造式(1)で示されるアルキル
アミンオキサイドの存在下に金属酸化物および/または
その前駆体と水性媒体とを混合し、該混合物から合成す
ることを特徴とするメソポア分子ふるいの合成方法、で
ある。 R(CH3 )2 N→O ・・・(1) 〔但し、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示す。〕 本発明に用いるジメチルアルキルアミンオキサイド(テ
ンプレート)はアルコール等の有機溶剤で容易に抽出で
きることも本発明の特徴である。
の結果、下記の構造式(1)で示される、ジメチルアル
キルアミンオキサイドをテンプレートとして用いること
により温和な条件下でメソポア分子ふるいが合成できる
ことを見い出し、本発明の完成に到ったものである。即
ち、本発明は、下記の構造式(1)で示されるアルキル
アミンオキサイドの存在下に金属酸化物および/または
その前駆体と水性媒体とを混合し、該混合物から合成す
ることを特徴とするメソポア分子ふるいの合成方法、で
ある。 R(CH3 )2 N→O ・・・(1) 〔但し、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示す。〕 本発明に用いるジメチルアルキルアミンオキサイド(テ
ンプレート)はアルコール等の有機溶剤で容易に抽出で
きることも本発明の特徴である。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
メソポア分子ふるいとは、メソポア領域中の1.5ない
し10nmに均一な細孔径を有する無機質多孔体であっ
て、シリカ、あるいは珪素と下記に挙げる金属との複合
酸化物組成を有する。前者はシリカメソポア分子ふるい
であり、後者はメタロシリケート分子ふるいである。
メソポア分子ふるいとは、メソポア領域中の1.5ない
し10nmに均一な細孔径を有する無機質多孔体であっ
て、シリカ、あるいは珪素と下記に挙げる金属との複合
酸化物組成を有する。前者はシリカメソポア分子ふるい
であり、後者はメタロシリケート分子ふるいである。
【0006】上記の珪素と複合酸化物を形成する金属種
としては、2族のマグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ土類金属元素、亜鉛、3族のホウ素、アルミニウム、
ガリウム、イットリウム、希土類元素、4族のチタン、
ジルコニウム、ゲルマニウム、錫、5族のリン、バナジ
ウム、6族のクロム、モリブデン、タングステン、7族
のマンガン、テルル、レニウム、8族の鉄、コバルト、
ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白金等
の貴金属元素、等を挙げることができる。好ましい金属
酸化物としては、酸化ホウ素(ボリア)、酸化アルミニ
ウム(アルミナ)、酸化チタン(チタニア)、及びその
前駆体から選ばれた少なくとも一種とシリカとである。
これらの金属元素(M)と珪素の原子比(Si/M)と
しては、通常10以上が用いられる。
としては、2族のマグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ土類金属元素、亜鉛、3族のホウ素、アルミニウム、
ガリウム、イットリウム、希土類元素、4族のチタン、
ジルコニウム、ゲルマニウム、錫、5族のリン、バナジ
ウム、6族のクロム、モリブデン、タングステン、7族
のマンガン、テルル、レニウム、8族の鉄、コバルト、
ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白金等
の貴金属元素、等を挙げることができる。好ましい金属
酸化物としては、酸化ホウ素(ボリア)、酸化アルミニ
ウム(アルミナ)、酸化チタン(チタニア)、及びその
前駆体から選ばれた少なくとも一種とシリカとである。
これらの金属元素(M)と珪素の原子比(Si/M)と
しては、通常10以上が用いられる。
【0007】本発明で用いるジメチルアルキルアミンオ
キサイドとしては、炭素数8〜20の直鎖アルキル基を
有するものが好ましく、具体的には、N,N−ジメチル
オクチルアミンN−オキサイド、N,N−ジメチルノニ
ルアミンN−オキサイド、N,N−ジメチルデシルアミ
ンN−オキサイド、N,N−ジメチルウンデシルアミン
N−オキサイド、N,N−ジメチルドデシルアミンN−
オキサイド、N,N−ジメチルトリデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルテトラデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルペンタデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルヘキサデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルヘプタデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルオクタデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルノナデシルアミンN−オキ
サイド、N,N−ジメチルエイコサミンN−オキサイド
等を挙げることができる。
キサイドとしては、炭素数8〜20の直鎖アルキル基を
有するものが好ましく、具体的には、N,N−ジメチル
オクチルアミンN−オキサイド、N,N−ジメチルノニ
ルアミンN−オキサイド、N,N−ジメチルデシルアミ
ンN−オキサイド、N,N−ジメチルウンデシルアミン
N−オキサイド、N,N−ジメチルドデシルアミンN−
オキサイド、N,N−ジメチルトリデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルテトラデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルペンタデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルヘキサデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルヘプタデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルオクタデシルアミンN−オ
キサイド、N,N−ジメチルノナデシルアミンN−オキ
サイド、N,N−ジメチルエイコサミンN−オキサイド
等を挙げることができる。
【0008】本発明の合成方法には、溶媒として水、ア
ルコール、ジオールの1種以上が通常用いられるが、水
を含む水性溶媒が好ましい。シリカ源としては、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ等のアルコキシ基を有するテ
トラアルコキシシラン、シリカパウダー、水ガラス、コ
ロイドシリカ等が用いられる。シリカ以外の金属酸化物
源としては、2族のマグネシウム、カルシウム等のアル
カリ土類金属元素、亜鉛、3族のホウ素、アルミニウ
ム、ガリウム、イットリウム、希土類元素、4族のチタ
ン、ジルコニウム、ゲルマニウム、錫、5族のリン、バ
ナジウム、6族のクロム、モリブデン、タングステン、
7族のマンガン、テルル、レニウム、8族の鉄、コバル
ト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白
金等の貴金属元素、等の金属酸化物、あるいは硝酸、硫
酸、塩酸等の金属塩、あるいはアルコキサイド等を通常
用いることができる。
ルコール、ジオールの1種以上が通常用いられるが、水
を含む水性溶媒が好ましい。シリカ源としては、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ等のアルコキシ基を有するテ
トラアルコキシシラン、シリカパウダー、水ガラス、コ
ロイドシリカ等が用いられる。シリカ以外の金属酸化物
源としては、2族のマグネシウム、カルシウム等のアル
カリ土類金属元素、亜鉛、3族のホウ素、アルミニウ
ム、ガリウム、イットリウム、希土類元素、4族のチタ
ン、ジルコニウム、ゲルマニウム、錫、5族のリン、バ
ナジウム、6族のクロム、モリブデン、タングステン、
7族のマンガン、テルル、レニウム、8族の鉄、コバル
ト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白
金等の貴金属元素、等の金属酸化物、あるいは硝酸、硫
酸、塩酸等の金属塩、あるいはアルコキサイド等を通常
用いることができる。
【0009】更に、公知の方法と同様に細孔径を変化さ
せるために、有機助剤として、炭素数6〜20の芳香族
炭化水素、炭素数5〜〜20の脂環式炭化水素、炭素数
3〜16の脂肪族炭化水素およびこれらのアミンならび
にハロゲン置換体、例えば、トリメチルベンゼン、トリ
エチルベンゼン等を加えることができる。これらの反応
に用いられるシリカ源、他の金属酸化物源、アルキルア
ミンN−オキサイド(テンプレート)、水性溶媒からな
る反応混合物の組成としては、ケイ素/他の金属酸化物
の金属原子比としては、5以上、好ましくは10以上、
シリカ/テンプレートのモル比としては、1〜30、好
ましくは1〜10の範囲、溶媒/テンプレートのモル比
としては、1〜1000、好ましくは5〜500の範囲
が用いられる。
せるために、有機助剤として、炭素数6〜20の芳香族
炭化水素、炭素数5〜〜20の脂環式炭化水素、炭素数
3〜16の脂肪族炭化水素およびこれらのアミンならび
にハロゲン置換体、例えば、トリメチルベンゼン、トリ
エチルベンゼン等を加えることができる。これらの反応
に用いられるシリカ源、他の金属酸化物源、アルキルア
ミンN−オキサイド(テンプレート)、水性溶媒からな
る反応混合物の組成としては、ケイ素/他の金属酸化物
の金属原子比としては、5以上、好ましくは10以上、
シリカ/テンプレートのモル比としては、1〜30、好
ましくは1〜10の範囲、溶媒/テンプレートのモル比
としては、1〜1000、好ましくは5〜500の範囲
が用いられる。
【0010】他の金属酸化物、テンプレート、水性媒体
などの、これら各々を2種以上使用するの場合には、平
均分子量で表した値を用いる。本発明の合成方法におけ
る合成条件は、反応温度としては室温(20℃)から1
80℃、好ましくは室温から100℃の範囲、反応時間
としては5から100時間、好ましくは10〜50時間
の範囲が用いられる。合成混合物組成のPHは5〜9の
範囲であって、中性近辺が好ましい。
などの、これら各々を2種以上使用するの場合には、平
均分子量で表した値を用いる。本発明の合成方法におけ
る合成条件は、反応温度としては室温(20℃)から1
80℃、好ましくは室温から100℃の範囲、反応時間
としては5から100時間、好ましくは10〜50時間
の範囲が用いられる。合成混合物組成のPHは5〜9の
範囲であって、中性近辺が好ましい。
【0011】反応生成物は、通常濾過により濾別し、充
分に水洗後、乾燥し、次いで含有しているテンプレート
をアルコール等の有機溶媒により抽出除去するか、ある
いは空気中で仮焼除去する等の方法で除去することによ
り、メソポア分子ふるいを得ることができる。有機溶媒
により除去されたテンプレートは抽出溶媒を除くことで
再利用することができる。
分に水洗後、乾燥し、次いで含有しているテンプレート
をアルコール等の有機溶媒により抽出除去するか、ある
いは空気中で仮焼除去する等の方法で除去することによ
り、メソポア分子ふるいを得ることができる。有機溶媒
により除去されたテンプレートは抽出溶媒を除くことで
再利用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定され
るものではない。実施例において、X線回折パターンは
理学電気製RADIII型を用いて測定した。細孔分
布、及び比表面積の測定にはカルロエルバ製ソープトマ
チック1800型装置を用い、窒素を用いたBET法に
より測定した。
体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定され
るものではない。実施例において、X線回折パターンは
理学電気製RADIII型を用いて測定した。細孔分
布、及び比表面積の測定にはカルロエルバ製ソープトマ
チック1800型装置を用い、窒素を用いたBET法に
より測定した。
【0013】(実施例1) シリカメソポア分子ふるいの合成 300mlのビーカーを用い、蒸留水50gにN,N−
ジメチルドデシルアミンN−オキサイド4gを添加し溶
解させ、ついで撹拌下にテトラエチルオルトシリケート
20gを添加した。この反応混合物のPHは7.3であ
った。この混合物を室温下で攪拌しながら40時間反応
させた。ついで反応物を濾過し、水洗後110℃で5時
間乾燥し、白色粉末状生成物2.5gを得た。
ジメチルドデシルアミンN−オキサイド4gを添加し溶
解させ、ついで撹拌下にテトラエチルオルトシリケート
20gを添加した。この反応混合物のPHは7.3であ
った。この混合物を室温下で攪拌しながら40時間反応
させた。ついで反応物を濾過し、水洗後110℃で5時
間乾燥し、白色粉末状生成物2.5gを得た。
【0014】この乾燥粉末2gを300mlのエタノー
ルに分散させ、50〜60℃下で1時間抽出処理し、濾
過した。この操作を3回繰り返した。ついで100℃で
3時間乾燥し、白色粉末1.2gを得た。この試料の比
表面積は1000m2 /gを示し、平均細孔径は3.8
nmであった。抽出液のエタノールをエバポレータを用
い蒸発除去したところ乾燥粉末に含まれていたテンプレ
ートのジメチルドデシルアミンN−オキサイドの0.7
gが回収された。尚、反応物を濾過した濾液中にはジメ
チルドデシルアミンN−オキサイド3gが含まれてい
た。
ルに分散させ、50〜60℃下で1時間抽出処理し、濾
過した。この操作を3回繰り返した。ついで100℃で
3時間乾燥し、白色粉末1.2gを得た。この試料の比
表面積は1000m2 /gを示し、平均細孔径は3.8
nmであった。抽出液のエタノールをエバポレータを用
い蒸発除去したところ乾燥粉末に含まれていたテンプレ
ートのジメチルドデシルアミンN−オキサイドの0.7
gが回収された。尚、反応物を濾過した濾液中にはジメ
チルドデシルアミンN−オキサイド3gが含まれてい
た。
【0015】(実施例2)実施例1と同様の処方で調製
した反応混合物を室温下攪拌しながら40時間反応させ
た。ついで反応物を濾過し、水洗した後、110℃で5
時間乾燥し、白色粉末状生成物を得た。得られた乾燥生
成物を空気中で300℃で2時間、次いで550℃で3
時間仮焼し、白色粉末状のシリカメソポア体1.4gを
得た。この試料の粉末X線回折パターンはd値、46.
5オングストロームに強いピークが見られた。BET法
による比表面積、細孔分布の測定結果は、比表面積が9
00m2 /gであり、平均細孔径が3.8nmであっ
た。
した反応混合物を室温下攪拌しながら40時間反応させ
た。ついで反応物を濾過し、水洗した後、110℃で5
時間乾燥し、白色粉末状生成物を得た。得られた乾燥生
成物を空気中で300℃で2時間、次いで550℃で3
時間仮焼し、白色粉末状のシリカメソポア体1.4gを
得た。この試料の粉末X線回折パターンはd値、46.
5オングストロームに強いピークが見られた。BET法
による比表面積、細孔分布の測定結果は、比表面積が9
00m2 /gであり、平均細孔径が3.8nmであっ
た。
【0016】(実施例3)テンプレートとしてN,N−
ジメチルドデシルアミンN−オキサイドに替えてN ,
N−ジメチルノニルN−オキサイド3g用い、テトラエ
チルオルトシリケートを10gを用いた以外は実施例1
と同様にして合成し、乾燥白色粉末を得た。この粉末を
空気中、300℃で2時間、次いで550℃で3時間仮
焼することにより1.6gの白色粉末状のメソポア分子
ふるいを得た。焼成試料の粉末X線回折パターンはd
値、35.8オングストロームに強いピークを示した。
BET法による比表面積、細孔分布の測定結果は、比表
面積が1000m2 /gであり、平均細孔径が2.4n
mであった。
ジメチルドデシルアミンN−オキサイドに替えてN ,
N−ジメチルノニルN−オキサイド3g用い、テトラエ
チルオルトシリケートを10gを用いた以外は実施例1
と同様にして合成し、乾燥白色粉末を得た。この粉末を
空気中、300℃で2時間、次いで550℃で3時間仮
焼することにより1.6gの白色粉末状のメソポア分子
ふるいを得た。焼成試料の粉末X線回折パターンはd
値、35.8オングストロームに強いピークを示した。
BET法による比表面積、細孔分布の測定結果は、比表
面積が1000m2 /gであり、平均細孔径が2.4n
mであった。
【0017】(実施例4)テンプレートとしてN,N−
ジメチルドデシルアミンN−オキサイドに替えてN,N
−ジメチルデシルアミンN−オキサイドを3gを用いた
以外は実施例1と同様にして実施した。得られた粉末状
生成物を実施例2と同様に仮焼処理して、白色粉末2.
3gを得た。乾燥後の試料の粉末X線回折パターンはd
値 44.4オングストロームに強いピークを示した。
焼成後の試料の粉末X線回折パターンはd値、43.1
オングストロームに強いピークを示した。BET法によ
る比表面積、及び細孔分布の測定結果は、比表面積が1
100m2 /gであり、平均細孔径が3.2nmであっ
た。
ジメチルドデシルアミンN−オキサイドに替えてN,N
−ジメチルデシルアミンN−オキサイドを3gを用いた
以外は実施例1と同様にして実施した。得られた粉末状
生成物を実施例2と同様に仮焼処理して、白色粉末2.
3gを得た。乾燥後の試料の粉末X線回折パターンはd
値 44.4オングストロームに強いピークを示した。
焼成後の試料の粉末X線回折パターンはd値、43.1
オングストロームに強いピークを示した。BET法によ
る比表面積、及び細孔分布の測定結果は、比表面積が1
100m2 /gであり、平均細孔径が3.2nmであっ
た。
【0018】(実施例5)実施例4と同様にして合成
し、得られた乾燥粉末状生成物2gを200mlのエタ
ノールに分散させ、50〜60℃下で1時間抽出処理
し、濾過した。この操作を3回繰り返した。ついで、1
00℃で3時間乾燥し、白色粉末1.3gを得た。抽出
処理した後、乾燥した試料の粉末X線回折パターンはd
値 44.0オングストロームに強いピークを示した。
BET法による比表面積、及び細孔分布の測定結果は、
比表面積が1150m2 /gであり、平均細孔径が3.
2nmであった。
し、得られた乾燥粉末状生成物2gを200mlのエタ
ノールに分散させ、50〜60℃下で1時間抽出処理
し、濾過した。この操作を3回繰り返した。ついで、1
00℃で3時間乾燥し、白色粉末1.3gを得た。抽出
処理した後、乾燥した試料の粉末X線回折パターンはd
値 44.0オングストロームに強いピークを示した。
BET法による比表面積、及び細孔分布の測定結果は、
比表面積が1150m2 /gであり、平均細孔径が3.
2nmであった。
【0019】(実施例6)実施例1と同様にして、但
し、テンプレートとしてN,N−ジメチルドデシルアミ
ンN−オキサイドに替えてN,N−ジメチルウンデシル
アミンN−オキサイドを4gを用いて実施した。実施例
2と同様に焼成後白色粉末3gを得た。粉末X線回折パ
ターンはd値、45.7オングストロームに強いピーク
を示した。BET法による比表面積、及び細孔分布の測
定結果は、比表面積が910m2/gであり、平均細孔
径が3.8nmであった。
し、テンプレートとしてN,N−ジメチルドデシルアミ
ンN−オキサイドに替えてN,N−ジメチルウンデシル
アミンN−オキサイドを4gを用いて実施した。実施例
2と同様に焼成後白色粉末3gを得た。粉末X線回折パ
ターンはd値、45.7オングストロームに強いピーク
を示した。BET法による比表面積、及び細孔分布の測
定結果は、比表面積が910m2/gであり、平均細孔
径が3.8nmであった。
【0020】(実施例7)実施例1と同様にして、但
し、テンプレートとしてN,N−ジメチルドデシルアミ
ンN−オキサイドに替えてN,N−ジメチルテトラデシ
ルアミンN−オキサイドを2g,テトラエチルオルトシ
リケート10gを用いて実施した。実施例2と同様に焼
成後白色粉末状生成物1.1gを得た。焼成試料の粉末
X線回折パターンはd値46オングストロームに強いピ
ークが認められた。BET法による比表面積、及び細孔
分布の測定結果は、比表面積が1000m2 /gであ
り、平均細孔径が4.0nmであった。
し、テンプレートとしてN,N−ジメチルドデシルアミ
ンN−オキサイドに替えてN,N−ジメチルテトラデシ
ルアミンN−オキサイドを2g,テトラエチルオルトシ
リケート10gを用いて実施した。実施例2と同様に焼
成後白色粉末状生成物1.1gを得た。焼成試料の粉末
X線回折パターンはd値46オングストロームに強いピ
ークが認められた。BET法による比表面積、及び細孔
分布の測定結果は、比表面積が1000m2 /gであ
り、平均細孔径が4.0nmであった。
【0021】(実施例8)実施例1と同様にして、但し
テンプレートとしてN,N−ジメチルドデシルアミンN
−オキサイドに替えてN,N−ジメチルオクタデシルア
ミンN−オキサイド30%水溶液を6g、テトラエチル
オルトシリケート10gを用いて反応温度40℃で50
時間で実施した。実施例2と同様に焼成後白色粉末状生
成物1.2gを得た。焼成試料の粉末X線回折パターン
は明確なピークは認められなかった、d値が大きいため
低角散乱のベースラインに隠れたものと考えられる。B
ET法による比表面積、及び細孔分布の測定結果は、比
表面積が720m2/gであり、平均細孔径が4.2n
mであった。
テンプレートとしてN,N−ジメチルドデシルアミンN
−オキサイドに替えてN,N−ジメチルオクタデシルア
ミンN−オキサイド30%水溶液を6g、テトラエチル
オルトシリケート10gを用いて反応温度40℃で50
時間で実施した。実施例2と同様に焼成後白色粉末状生
成物1.2gを得た。焼成試料の粉末X線回折パターン
は明確なピークは認められなかった、d値が大きいため
低角散乱のベースラインに隠れたものと考えられる。B
ET法による比表面積、及び細孔分布の測定結果は、比
表面積が720m2/gであり、平均細孔径が4.2n
mであった。
【0022】(実施例9) シリカ・アルミナメソポア分子ふるいの合成 実施例1と同様にして、但し、蒸留水200gにジメチ
ルドデシルアミンN−オキサイド水溶液(ライオン油脂
製アロモックスDM12D−W;固形分33〜35%)
24gおよびテトラエチルオルトシリケート40gに加
えてアルミニウムイソポロポキサイド1.3gを微粉化
して(シリカ/アルミナ比60)添加し合成した。実施
例1同様に処理し、次いで実施例2と同様にして焼成粉
末2.5gを得た。蛍光X線分光分析法によるシリカ/
アルミナ比は70であった。BET法による比表面積測
定の結果、比表面積は700m2 /gであった。
ルドデシルアミンN−オキサイド水溶液(ライオン油脂
製アロモックスDM12D−W;固形分33〜35%)
24gおよびテトラエチルオルトシリケート40gに加
えてアルミニウムイソポロポキサイド1.3gを微粉化
して(シリカ/アルミナ比60)添加し合成した。実施
例1同様に処理し、次いで実施例2と同様にして焼成粉
末2.5gを得た。蛍光X線分光分析法によるシリカ/
アルミナ比は70であった。BET法による比表面積測
定の結果、比表面積は700m2 /gであった。
【0023】(実施例10)テトラエチルオルトシリケ
ートに加えてテトラエチルチタネート0.36g(ケイ
素/チタン比60)を添加し、実施例1同様にして、メ
ソポア分子ふるいを合成した。この分子ふるいの蛍光X
線分光分析法によるケイ素/チタン原子比は62であっ
た。BET法による比表面積、及び細孔分布の測定結果
は、比表面積が1020m2 /gであり、平均細孔径が
3.7nmであった。
ートに加えてテトラエチルチタネート0.36g(ケイ
素/チタン比60)を添加し、実施例1同様にして、メ
ソポア分子ふるいを合成した。この分子ふるいの蛍光X
線分光分析法によるケイ素/チタン原子比は62であっ
た。BET法による比表面積、及び細孔分布の測定結果
は、比表面積が1020m2 /gであり、平均細孔径が
3.7nmであった。
【0024】
【発明の効果】本発明は、メソポア分子ふるいの新規な
合成方法を提供するものであり、本発明の方法によれ
ば、室温、中性条件等の温和な条件でメソポア分子ふる
いが合成できる。また反応固体生成物に含有されている
テンプレートは、抽出等の方法では高温焼成することな
しに容易に除くことができる等の利点も有している。
合成方法を提供するものであり、本発明の方法によれ
ば、室温、中性条件等の温和な条件でメソポア分子ふる
いが合成できる。また反応固体生成物に含有されている
テンプレートは、抽出等の方法では高温焼成することな
しに容易に除くことができる等の利点も有している。
【図1】実施例1で合成したメソポア分子ふるいの細孔
分布を測定した細孔分布図である。
分布を測定した細孔分布図である。
【図2】実施例3で合成したメソポア分子ふるいの細孔
分布を測定した細孔分布図である。
分布を測定した細孔分布図である。
【図3】実施例6で合成したメソポア分子ふるいの細孔
分布を測定した細孔分布図である。
分布を測定した細孔分布図である。
【図4】実施例1で合成したメソポア分子ふるいの粉末
X線回折を測定した粉末X線回折チュートである。
X線回折を測定した粉末X線回折チュートである。
【図5】実施例3で合成したメソポア分子ふるいの粉末
X線回折を測定した粉末X線回折チュートである。
X線回折を測定した粉末X線回折チュートである。
【図6】実施例4で合成したメソポア分子ふるいの粉末
X線回折を測定した粉末X線回折チュートである。
X線回折を測定した粉末X線回折チュートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の構造式(1)で示されるジメチル
アルキルアミンオキサイドの存在下に金属酸化物および
/またはその前駆体と水性媒体との混合物から合成する
ことを特徴とするメソポア分子ふるいの合成方法。 R(CH3 )2 N→O ・・・(1) 〔但し、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示す。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16662296A JPH09328312A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | メソポア分子ふるいの合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16662296A JPH09328312A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | メソポア分子ふるいの合成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09328312A true JPH09328312A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15834713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16662296A Withdrawn JPH09328312A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | メソポア分子ふるいの合成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09328312A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999026881A1 (fr) * | 1997-11-21 | 1999-06-03 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Silice mesoporeuse, son procede de preparation et son utilisation |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP16662296A patent/JPH09328312A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999026881A1 (fr) * | 1997-11-21 | 1999-06-03 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Silice mesoporeuse, son procede de preparation et son utilisation |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |