JPH09328470A - ピリジン塩基類の合成方法 - Google Patents

ピリジン塩基類の合成方法

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JPH09328470A
JPH09328470A JP8145440A JP14544096A JPH09328470A JP H09328470 A JPH09328470 A JP H09328470A JP 8145440 A JP8145440 A JP 8145440A JP 14544096 A JP14544096 A JP 14544096A JP H09328470 A JPH09328470 A JP H09328470A
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JP
Japan
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catalyst
ammonia
metal
crystalline
ketone
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Application number
JP8145440A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Matsuoka
一之 松岡
Keiko Miki
恵子 三木
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脂肪族アルデヒド又はケトンから活性低下の少
ない触媒を用いてピリジン塩基類を製造する。 【解決手段】脂肪族アルデヒド又はケトンとアンモニア
を結晶製メタルアミノホスフェートの存在下、気相で縮
合させ、ピリジン塩基類を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪族アルデヒド
及び/又はケトンとアンモニアからピリジン塩基類を製
造する方法において新規な触媒を提供する。
【0002】
【従来の技術】脂肪族アルデヒド及び/又はケトンとア
ンモニアを非晶質シリカアルミナ触媒の存在下で反応す
ることにより、ピリジン塩基類を製造する方法は公知で
ある。(特開昭51−63176、特公平47−447
46、特公昭46−41546、特公昭44−3279
0、特公昭46−8853、特公昭48−2270
4)。 これらの方法は、原料アルデヒド(ケトン)の
種類、反応条件、触媒によって区別される。脂肪族アル
デヒド及び/又はケトンとアンモニアを結晶性アルミノ
シリケートを触媒として使用することも公知である。
(米国特許4,229,783、特開昭60−3836
2、特開昭64−90171)。
【0003】現在工業的に実施されている非晶質シリカ
アルミナ触媒を用いる方法においては、脂肪族アルデヒ
ド及び/又はケトンに対するピリジン塩基の収率は充分
でなく、しかも副反応により触媒の上に多量の炭素化合
物が折出し、短時間に活性が低下するため、反応を中止
し酸素含有ガスにより触媒上に折出した炭素化合物を燃
焼除去する再生を周期的に実施する必要があり、反応−
再生の繰り返しにより、触媒が熱シンタリングをおこ
し、触媒活性が経時的に劣化する欠点を有している。非
晶質シリカアルミナ触媒の経時的に触媒活性が劣化する
ことから、熱安定性の高い結晶性アルミノシリケートを
触媒として用いることが前記したように提案されてい
る。しかしピリジン塩基の収率はまだ充分ではなく、ま
た従来の非晶質シリカアルミナ触媒に比べて活性劣化は
減少したものの、まだ満足できるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術による脂肪族アルデヒド及び/又はケトンからのピ
リジン塩基類を製造する方法においては、収率、触媒寿
命において決して満足できるものではなく、高い収率で
しかも活性低下の小さい触媒の開発が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、脂肪族アル
デヒド及び/又はケトンとアンモニアを触媒の存在下、
気相で縮合させて、ピリジン塩基類を製造する方法にお
いて、高い収率でしかも活性低下の小さい触媒を鋭意探
索した結果、驚くべきことに従来この種の反応に対して
全く知られていなかった、結晶性メタルアルミノホスフ
ェートが高い活性と熱安定性に優れた触媒であることを
見出し、本研究を完成させた。即ち「脂肪族アルデヒド
及び/又はケトンとアンモニアを触媒の存在下、気相で
縮合させて、ピリジン塩基類を製造する方法において、
触媒として結晶性メタルアルミノホスフェートを用いる
ことを特徴とするピリジン塩基類の製造方法」を提供す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
本発明で用いる結晶性メタルアルミノホスフェート(以
下MeAPOと記す)はゼアライトと同様に分子サイズ
の空孔を有し、AlO4 四面体とPO4 四面体が酸素原
子を介して3次元的に連結した網目構造からなる結晶性
アルミノホスフェート(AlPOモレキュラシーブ)の
リン及び/又はアルミニウムを一部同型置換した構造を
有する。代表的なものとしてメタルがケイ素の場合は、
結晶性シリコアルミノホスフェート(以下SAPOと記
す)がある。SAPOは電気的に中性なAIPOと異な
り網目構造骨格が負電荷を有し、交換可能なカチオンサ
イトが存在する。これらSAPOについては、特開昭5
9−35018、特開昭60−151214〜1512
18、米国特許4673559等に記載されており、細
孔形成の員環数で分類すると8員環細孔を有するSAP
O−12,14,17,18,34,42等、10員環
のSAPO−11,41等、12員環のSAPO−5,
31,36,37等、18員環のMCM−9等を挙げる
ことができる。また、メタル元素がケイ素以外のMeA
POの例としては、特開昭60−8611、特開昭60
−186409、にメタルとしてマグネシウム、マンガ
ン、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄等を含有するもの
が、特開昭60−260413にはメタル元素がヒ素、
ベリリウム、硼素、クロム、ガリウム、ゲルマニウム、
リチウム、バナジウムから選ばれた1種以上と、コバル
ト、鉄、マグネシウム、マンガン、チタン、亜鉛から選
ばれた1種以上を含有するものが、また特開昭60−2
31412〜231415および特開昭60−2511
22、特開昭61−63523にはケイ素元素とヒ素、
ベリリウム、硼素、クロム、ガリウム、ゲルマニウム、
リチウム、バナジウム、コバルト、鉄、マグネシウム、
マンガン、チタン、亜鉛の1種以上を含む結晶性メタル
アルミノホスフェート系モレキュラシーブについて記載
されている。または、MeAPO(SAPOを含む)は
日揮ユニバーサル社から販売されており、容易に入手す
ることが可能である。これらMeAPO(SAPOを含
む)の細孔径としては約4〜12オングストロームであ
り、分子サイズの反応場を提供でき、これらMeAPO
が本発明に適応できる。メタル含有量に関しては、モル
分率で0.02〜0.4の範囲が好ましく、更に好まし
くは、0.05〜0.3の範囲である。本発明に使用さ
れるMeAPOは、それ自身で充分高い活性を有する
が、各種の金属を添加して修飾することももちろん可能
である。
【0007】修飾する金属としては、Li,K,Rb,
Csのようなアルカリ金属、Mg,Ca,Sr,Baの
ようなアルカリ土類金属、Al,Ga,In,Tl,S
n,Pb,Biのような第3主族、第4主族および第5
主族の金属、Ti,Zr,V,Nb,Cr,Mo,W,
Mn,Re,Fe,Ru,Os,Co,Rh,Sr,N
i,Pd,Ptのような第4副族〜第8副族の遷移金
属、Cu,Ag,Znのような第1副族および第2副族
の遷移金属、およびLa,Ce,Pr,Nd,Er,Y
b,Uのような稀土金属を修飾して使用される。
【0008】修飾する方法としては、前記金属のハロゲ
ン化物または硝酸塩の水溶液またはアンモニアアルカリ
性溶液を用い、結晶性メタルアルミノホスフェートのプ
ロトン型またはアンモニア型をイオン交換して担持する
方法、単に前記金属塩溶液中に浸漬して含浸させるいず
れの方法をとってもよい。修飾する金属の担持量は、金
属の種類により好ましい範囲は異なるが、結晶性メタル
アルミノホスフェートに対して金属酸化物の形として
0.01〜20%の範囲であり、より好ましくは0.0
5〜10%の範囲である。この範囲より担持量が少ない
場合は修飾の効果が小さく、またこれ以上担持しても効
果がないばかりでなく、逆に負効果の場合がある。
【0009】本発明にしようする結晶性メタルアルミノ
ホスフェートあるいは修飾された結晶性メタルアルミノ
ホスフェートは酸性である必要があり、その酸量として
は吸着塩基としてアンモニアを用い、100℃での飽和
吸着量で該触媒g当たり100μmol以上のものが好
ましい。100μmol以下ではピリジン塩基類の収率
が低下するので好ましくない。
【0010】本発明における、原料物質の脂肪族アルデ
ヒド及び/又はケトンは、特に限定されるものではない
が一般的には炭素数10以下の化合物である。特に好ま
しくは炭素数5以下の化合物である。代表的なアルデヒ
ドとして、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロ
ピオンアルデヒド、アクロレイン、ブチルアルデヒド、
クロトンアルデヒドである。
【0011】代表的なケトンとして、アセトン、メチル
エチルケトン、ジエチルケトン、メチルプロピルケトン
等が挙げられる。また反応系で異性化してプロピオンア
ルデヒドになるようなプロピレンオキサイド等の環状エ
ーテルも当然使用できる。ピリジン塩基類はこれら化合
物の単独とアンモニアからも製造することができるが、
脂肪族アルデヒド及び/又はケトンとの2種以上を混合
してピリジン塩基類を製造することも可能である。例え
ば、ホルムアルデヒドとアセトアルデヒド、アクロレイ
ンとアセトアルデヒド、クロトンアルデヒドとホルムア
ルデヒド、アクロレインとプロピオンアルデヒド、アク
ロレインとアセトン等が挙げられる。これらカルボニル
化合物の比率は、目的とするピリジン塩基類の種類によ
り任意に選択される。
【0012】本発明を実施する場合、脂肪族アルデヒド
及び/又はケトンに対するアンモニアのモル比は、脂肪
族アルデヒド及び/又はケトンの合計1モルに対して
0.5〜5の範囲で実施される、より好ましい範囲は1
〜3の範囲である。アンモニアがこの範囲より小さい場
合は収率が低下し望ましくない。また、この範囲より過
剰に使用しても効果がなく、アンモニア回収装置の大型
化、空時収率の低下等で経済的ではない。
【0013】反応温度は触媒の種類、反応ガス組成、空
間速度(SV)等により異なるが一般的には300〜6
00℃の範囲である。より好ましくは350〜550℃
の範囲である。この範囲より外れると収率が低下し好ま
しくない。空間速度は一般的には50〜5,000hr
-1で、好ましくは100〜3,000hr-1である。反
応ガスの圧力は大気圧以下から加圧まで用いることがで
きるが、一般的には大気圧から数気圧で行われる。
【0014】本反応は固定床、流動床、移動床で行われ
る。
【0015】
【実施例】以下実施例により、本発明を具体的に比較例
を用いながら説明する。
【0016】(実施例1)日揮ユニバーサル社から販売
されているSAPO−11を空気雰囲気下で500℃で
焼成して有機アミンを除去した。(組成:Si02/AI203/P
205=5.0/44.2/45.0 重量%)この触媒の酸性量は吸着塩
基として、アンモニアを用いた100℃での飽和吸着量
で触媒g当たり、362μmolであった。この触媒を
内径12mmのSUS製の反応管に3ml充填し450℃に
加熱した。アクロレインとアセトアルデヒドおよびアン
モニアをモル比で1.9:1:3.48の混合ガスを、
SV370hr-1で触媒層に通じた。反応開始から6時
間の平均収率は供給した原料物質の炭素基準でピリジン
28.41%,β−ピコリン32.37%,α−ピコリ
ン1.53%であり、三者の合計収率は62.3%あっ
た。
【0017】(比較例1)エヌ・イーケムキャット
(株)から販売されているZSM−5(AL/Si=1
/50モル比)を用いた。この触媒の酸性量は、吸着塩
基としてアンモニアを用いた100℃での飽和吸着量で
触媒g当たり340μmolであった。実施例1と同一
の方法で反応した結果、反応開始から6時間の平均収率
は供給した原料物質の炭素基準でピリジン33.62
%、β−ピコリン22.57%,α−ピコリン1.99
%であり、三者の合計収率は58.19%あった。
【0018】(実施例2)日揮ユニバーサル社から販売
されているSAPO−34を空気雰囲気下で500℃で
焼成して有機アミンを除去した。(組成:Si02/AI203/P
205=3.5/44.5/50.0 重量%)この触媒の酸性量は吸着塩
基として、アンモニアを用いた100℃での飽和吸着量
で触媒g当たり、416μmolであった。実施例1と
同一の方法で反応した結果、反応開始から6時間の平均
収率は供給した原料物質の炭素基準でピリジン27.2
5%、β−ピコリン31.18%,α−ピコリン1.5
7%であり、三者の合計収率は60.01%あった。
【0019】(実施例3,比較例2)日揮化学(株)か
ら販売されている、非晶質シリカアルミナ触媒N631
L(組成:Si02/AI203=87/13重量%)と実施例1で用い
たSAPO−11を780℃で水蒸気気流中(1Kg/cm
2 G)で60時間処理する強制試験により、熱安定性を
比較し触媒寿命を検討した。触媒活性は実施例1と同一
の条件で行った。但し、非晶室シリカアルミナ触媒の水
熱処理後の場合は、活性劣化が激しく6時間反応を続け
ることができなかったので、4時間の平均収率を記し
た。非晶質シリカアルミナ触媒は、初期活性が高いが熱
安定性が悪く、SAPOは熱安定性が良いことがわか
る。
【表1】 (実施例4〜8)実施例1で使用したSAPO−11に
常法の含浸法により、In,Pd,Ti,Co,Biを
担持した触媒を調製し、実施例1と同一の条件で活性を
評価した。
【0020】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪族アルデヒド及び/又はケトンとアン
    モニアを触媒の存在下、気相で縮合させて、ピリジン塩
    基類を製造する方法において、触媒として結晶性メタル
    アルミノホスフェートを用いることを特徴とするピリジ
    ン塩基類の製造方法。
  2. 【請求項2】結晶性メタルアルミノホスフェートのメタ
    ルがケイ素、ヒ素、ベリリウム、硼素、鉄、コバルト、
    ニッケル、クロム、ガリウム、ゲルマニウム、マグネシ
    ウム、マンガン、チタン、亜鉛、リチウムから選ばれた
    少なくとも一種である特許請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】結晶性メタルアルミノホスフェートのメタ
    ルの含有量が、モル分率で0.02から0.4である特
    許請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金
    属また稀土類金属を修飾した、結晶性メタルアルミノホ
    スフェートを触媒として使用する、特許請求項1,2,
    3記載の方法。
JP8145440A 1996-06-07 1996-06-07 ピリジン塩基類の合成方法 Pending JPH09328470A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002534413A (ja) * 1998-12-30 2002-10-15 モービル・オイル・コーポレイション 改良されたピリジン/ピコリンの製造方法
JP2013510130A (ja) * 2009-11-04 2013-03-21 アルケマ フランス バイオベースのピリジンおよびピコリンの合成方法

Cited By (3)

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