JPH09328604A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH09328604A JPH09328604A JP15142996A JP15142996A JPH09328604A JP H09328604 A JPH09328604 A JP H09328604A JP 15142996 A JP15142996 A JP 15142996A JP 15142996 A JP15142996 A JP 15142996A JP H09328604 A JPH09328604 A JP H09328604A
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Abstract
た熱可塑性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】(A) エチレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールおよびテレフタル酸を主原料とす
る重縮合体ならびに(B-1) 芳香族ビニル系単量体とシア
ン化ビニル系単量体、およびこれらと共重合可能な他の
ビニル系単量体とを含有する単量体混合物を、ゴム質重
合体にグラフト共重合してなるグラフト共重合体、及び
/または(B-2) 芳香族ビニル系単量体とシアン化ビニル
系単量体、およびこれらと共重合可能な他のビニル系単
量体とを含有する単量体混合物を共重合してなるビニル
系共重合体からなる樹脂組成物(イ)に対し、(C) リン
含有化合物を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。
Description
耐衝撃性、剛性、成形加工性が均衡して優れた塩素およ
び臭素化合物を含有しない熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
成形加工性、電気絶縁性によって家庭電気機器、OA機
器、自動車などの各部品を始めとする広範な分野で使用
されている。しかしながら、プラスチックスの大半は易
燃性であり、安全性の問題で難燃化に耐し種々の技術が
案出されてきた。
などのハロゲン系難燃剤と酸化アンチモンを樹脂に配合
して難燃化する方法が採用されている。しかしながら、
この方法は燃焼の際の 発煙量が多い等の問題点を有し
ている。
点を克服するためにハロゲンを全く含まない難燃性樹脂
が強く望まれるようになった。
ホスフェートオリゴマーからなる熱可塑性樹脂組成物
(欧州公開特許第491986号明細書)、ポリアルキ
レンテレフタレートとレゾルシン型芳香族ビスホスフェ
ート、メラミンシアヌレートおよび充填剤からなる熱可
塑性樹脂組成物(特開平5−70671号公報))、お
よびポリブチレンテレフタレートとポリカーボネート、
およびレゾルシン型芳香族ビスホスフェートとからなる
熱可塑性樹脂組成物(特表平6−504563号公報)
などが提案されている。
用電気機器、電子機器、OA機器の部品およびそのハウ
ジング、自動車部品用としての難燃性熱可塑性樹脂組成
物は、優れた難燃性、耐衝撃性に代表される機械的特
性、成形加工性を兼備していることが要求される。
6号公報、特開平5−70671号公報、特表平6−5
04563号公報記載の組成物は耐衝撃性が劣り満足で
きるものではなかった。
素および臭素化合物を使用することなく、耐衝撃性、成
形時の流動性、難燃性に優れた樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
決すべく鋭意検討した結果、特定量のシクロヘキサンジ
メタノール単位を有するコポリエステルとABS樹脂と
の混合物にフッ素系樹脂および特定のリン酸エステルを
配合することにより、上記目的が効率的に達成されるこ
とを見出し本発明に到達した。
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノールおよびテレフ
タル酸を主原料とする重縮合体であって、エチレングリ
コール単位とシクロヘキサンジメタノール単位のモル比
が10/90〜95/5であるコポリエステル、ならび
に(B-1) 芳香族ビニル系単量体20〜90重量%とシア
ン化ビニル系単量体1〜60重量%、およびこれらと共
重合可能な他のビニル系単量体0〜79重量%とを含有
する単量体混合物99〜20重量部を、ゴム質重合体1
〜80重量部にグラフト共重合してなるグラフト共重合
体、及び/または(B-2) 芳香族ビニル系単量体20〜9
0重量%とシアン化ビニル系単量体1〜60重量%、お
よびこれらと共重合可能な他のビニル系単量体0〜79
重量%とを含有する単量体混合物を共重合してなるビニ
ル系共重合体からなる樹脂組成物(イ)(ただし(A) 成
分:10〜98重量%、(B-1) 成分および(B-2) 成分の
和90〜2重量%である)100重量部に対し、(C) リ
ン含有化合物1〜40重量部を配合してなる熱可塑性樹
脂組成物。」からなる。
る。本発明において、「重量」とは「質量」を意味す
る。
品を入手できる。例えば、ポリ(エチレンシクロヘキサ
ンジメチレンテレフタレート)として知られるコポリエ
ステル材料がイーストマン・コダック社から”イースタ
ー DN003”および”イースター GN002”な
る商品名で市販されている。
(A) は、フェノールとテトラクロロエタンの60/40
(重量比)混合溶媒中で25℃で測定したときの対数粘
度が好ましくは0.4〜2.0dl/g、より好ましく
は、0.6〜1.2dl/gである。
ステル(A) はその酸成分、イソフタル酸、オルトフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタ
レンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、
メチルテレフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン
酸、2,2’−ビフェニルジカルボン酸、1,2−ビス
(4−カルボキシフェノキシ)−エタン、コハク酸、ア
ジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカジオン酸、オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸
および1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの他の
ジカルボン酸で置換したものも用いることができる。
下、好ましくは10モル%以下の範囲で、プロピレング
リコール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタ
ンジオール、1,10−デカンジオール、1,3−シク
ロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメ
タノール、および2,2−ビス(2’−ヒドロキシエト
キシフェニル)プロパンなどの他のジオール成分で置換
したものも用いることができる。
は、ゴム質重合体1〜80重量部に、芳香族ビニル系単
量体、シアン化ビニル系単量体およびその他の共重合可
能な単量体からなる単量体混合物99〜20重量部をグ
ラフト重合して得られるグラフト共重合体である。
度が0℃以下のものが好適であり、ジエン系ゴムが好ま
しく用いられる。具体的にはポリブタジエン、スチレン
−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体、スチレン−ブタジエンのブロック共重合体、
アクリル酸ブチル−ブタジエン共重合体などのジエン系
ゴム、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系ゴム、ポ
リイソプレン、エチレン−プロピレン−ジエン系三元共
重合体などが挙げられる。なかでもポリブタジエンまた
はブタジエン共重合体が好ましい。
ないが、ゴム粒子の重量平均粒子径が0.15〜0.6
0μm、特に0.18〜0.40μmのものが耐衝撃
性、色調に優れ好ましい。
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、o−エチルスチ
レン、p−t−ブチルスチレンなどが挙げられるが、特
にスチレンが好ましい。
ニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリルな
どが挙げられるが、特にアクリロニトリルが好ましい。
ビニル系単量体、例えばマレイミド、N−メチルマレイ
ミド、N−フェニルマレイミドなどのマレイミド系単量
体、(メタ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピル、
n−ブチルなどのα,β−不飽和カルボン酸アルキルエ
ステルなどが用いられる。さらにアクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、イタコ
ン酸などのα,β−不飽和カルボン酸およびその無水
物、アクリルアミド、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロ
キシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジルエステルな
どの官能基を有するビニル系単量体を用いることで、
(A)成分との相溶性が改善され、樹脂組成物の機械的
特性を一層向上させることができる。
いられる単量体混合物は、芳香族ビニル系単量体が20
重量%以上、好ましくは22重量%以上、また90重量
%以下、好ましくは80重量%以下の範囲、またシアン
化ビニル系単量体が1重量%以上、好ましくは2重量%
以上、また60重量%以下、好ましくは50重量%以下
の範囲の含有量のものが用いられる。芳香族ビニル系単
量体、シアン化ビニル系単量体以外に、これらと共重合
可能な他のビニル系単量体を添加することができ、その
量としては79重量%以下、さらに76重量%以下の配
合量が好ましく用いられる。芳香族ビニル系単量体の割
合が20〜90重量%の範囲をはずれた場合は、樹脂組
成物の耐衝撃性が劣り好ましくない。シアン化ビニル系
単量体の割合が60重量%を越える場合は、グラフト共
重合体の熱安定性が著しく低下し、色調の悪い樹脂組成
物となり好ましくない。
重合体と単量体混合物との割合は、得られる全グラフト
共重合体を100重量部とした場合、ゴム質重合体1重
量部以上、好ましくは5重量部以上、また80重量部以
下、好ましくは70重量部以下が用いられる。また単量
体混合物は99重量部以下、好ましくは95重量部以
下、また20重量部以上、好ましくは30重量部以上で
ある。ゴム質重合体の割合は0でも本発明の目的を達成
できるが、一層耐衝撃性を向上させる上で、1重量部以
上が好ましく、また樹脂組成物の良好な成形品外観を得
るには80重量部以下が好ましい。
得ることができる。例えばゴム質重合体ラテックスの存
在下に単量体および連鎖移動剤の混合物と乳化剤に溶解
したラジカル発生剤の溶液とを連続的に重合容器に供給
して乳化重合する方法などによって得ることができる。
にグラフトした構造をとった材料の他に、グラフトして
いない共重合体を含有する。(B-1) グラフト共重合体の
グラフト率は特に制限がないが、耐衝撃性および光沢が
均衡して優れる樹脂組成物を得るために20〜120重
量%、特に30〜70重量%が好ましい。ここで、グラ
フト率は次式により算出される。 グラフト率(%)=<ゴム質重合体にグラフト重合した
ビニル系共重合体量>/<グラフト共重合体のゴム含有
量>×100
は特に制限されないが、(B) グラフト共重合体のメチル
エチルケトン可溶分の極限粘度[η](30℃で測定)
が、0.25〜0.6dl/g、特に0.30〜0.5
5dl/gの範囲が、優れた耐衝撃性の樹脂組成物が得
られるため、好ましく用いられる。
香族ビニル系単量体およびシアン化ビニル系単量体から
誘導される重合構造を有するビニル系共重合体(c) が配
合される。芳香族ビニル系単量体としてはスチレン、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、t−ブチルス
チレン、ビニルトルエン、o−エチルスチレンなどが挙
げられるが、特にスチレンが好ましい。これらは1種ま
たは2種以上を用いることができる。
リロニトリル、メタクリロニトリルおよびエタクリロニ
トリルなどが挙げられるが、特にアクリロニトリルが好
ましい。
例えばマレイミド、N−メチルマレイミド、N−シクロ
ヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミドなどのマ
レイミド系単量体、(メタ)アクリル酸のメチル、エチ
ル、プロピル、n−ブチルなどのエステル化合物などが
使用できる。さらに、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸、フタル酸、イタコン酸などの
カルボキシル基を含有するビニル系単量体、アクリル酸
グリシジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グ
リシジル、イタコン酸グリシジル、アリルグリシジルエ
ーテル、スチレン−p−グリシジルエーテル、p−グリ
シジルスチレンなどのエポキシ基を含有するビニル系単
量体、アクリル酸アミノエチル、アクリル酸プロピルア
ミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタ
クリル酸エチルアミノプロピル、メタクリル酸フェニル
アミノエチル、メタクリル酸シクロヘキシルアミノエチ
ル、N−ビニルジエチルアミン、N−アセチルビニルア
ミン、アリルアミン、メタアリルアミン、N−メチルア
リルアミン、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−
メチルアクリルアミド、ブトキシメチルアクリルアミ
ド、N−プロピルメタクリルアミドなどのアミノ基また
は置換アミノ基を有するビニル系単量体、アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸
3−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2,3,4,5,
6−ペンタヒドロキシヘキシル、メタクリル酸2,3,
4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル、アクリル酸
2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチル、メタクリ
ル酸2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチル、3−
ヒドロキシ−1−プロペン、4−ヒドロキシ−1−ブテ
ン、シス−4−ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−4
−ヒドロキシ−2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−プロペン、シス−5−ヒドロキシ−2−ペンテ
ン、トランス−5−ヒドロキシ−2−ペンテン、1,4
−ジヒドロキシ−2−ブテンなどのヒドロキシル基を有
するビニル系単量体から誘導される重合構造を含有させ
ることにより、(A)成分と(B−1)成分との相溶性
が向上し、樹脂組成物の機械的特性を一層向上させるこ
とができる。
分の比は芳香族ビニル系単量体のものが、20重量%以
上、好ましくは40重量%以上、また90重量%以下、
好ましくは80重量%以下であり、シアン化ビニル系単
量体のものが1重量%以上、好ましくは2重量%以上、
また60重量%以下好ましくは50重量%以下である。
他のビニル系単量体が79重量%以下、好ましくは58
重量%以下である。
する。(B-2) ビニル系共重合体とは芳香族ビニル系単量
体20〜90重量%とシアン化ビニル系単量体1〜60
重量%、および必須成分ではないがこれらと共重合可能
な他のビニル系単量体0〜79重量%とを含有する単量
体混合物を共重合してなるビニル系共重合体である。
ビニル系単量体に起因するものが20〜90重量%の範
囲を外れた場合は樹脂組成物の耐衝撃性が悪くなる傾向
がある。また、(B-2) ビニル系共重合体の分子量として
は特に制限がないが、極限粘度[η](N,N−ジメチ
ルホルムアミド溶媒、30℃測定)が0.35〜0.8
5dl/g、特に0.4〜0.6dl/gの範囲のもの
が、優れた耐衝撃性、成形加工性の樹脂組成物が得られ
ることから好ましく用いられる。
限がなく、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、塊状
−懸濁重合法、溶液−塊状重合法など通常の方法を用い
ることができる。
上記で説明したコポリエステル(A)ならびにグラフト共
重合体(B-1) および/またはビニル系共重合体(B-2) か
らなるものである。(A) 成分、(B-1) 成分および(B-2)
成分の和を100重量%とした場合、コポリエステル
(A) は10重量%以上、好ましくは40重量%以上、ま
た98重量%以下、好ましくは95重量%以下の範囲で
配合される。またグラフト共重合体(B-1) およびビニル
系共重合体(B-2) の少なくとも1種類の共重合体が配合
され、成分(B-1) および成分(B-2) の合計が、樹脂組成
物 (イ)において2重量%以上、好ましくは5重量%
以上、また90重量%以下、好ましくは60重量%以下
の割合で配合される。
のものがあり、ひとつとしては、前記の配合量ととも
に、樹脂組成物(イ)において、(B-2) 成分が2〜90
重量%のものである。もうひとつの好ましい配合量とし
ては、樹脂組成物(イ)において、(B-1) 成分が、2〜
90重量%のものである。
は90重量%以下、好ましくは60重量%以下、また2
重量%以上、好ましくは5重量%以上の範囲で配合され
る。またビニル系共重合体(B-2) は88重量%以下、好
ましくは55重量%以下、また0%以上、好ましくは1
重量%以上、またさらに好ましくは5重量%以上の範囲
となるように配合される。
に対して10重量%未満では難燃性、耐衝撃性が悪くな
り、98重量%を越える場合は、耐衝撃性が悪くなる傾
向がある。
含有化合物とは、ポリリン酸アンモニウム、メラミン、
ベンゾグアナミンなどのトリアジン系化合物で変性した
ポリリン酸アンモニウム、ピロリン酸アンモニウム、ホ
スファゼン系化合物、赤燐などの無機系リン化合物、お
よび下記式(I)で表されるの有機系リン化合物の混合
物が挙げられる。
原子または炭素数1〜5のアルキル基を表す。またAr
1 〜Ar7 は同一または相異なるフェニル基あるいはハ
ロゲンを含有しない有機残基で置換されたフェニル基を
表す。また、Yは直接結合、O、S、SO2 、C(CH
3 )2 、CH2 、CHPhを表し、Phはフェニル基を
表す。また、nは0以上の整数である。またk、mはそ
れぞれ0以上2以下の整数であり、かつk+mは0以上
2以下の整数である。)
について説明する。前記式(I)の式中k、mは、それ
ぞれ0以上2以下の整数であり、かつk+mは、0以上
2以下の整数であるが、好ましくはk、mはそれぞれ0
以上1以下の整数、特に好ましくはk、mはそれぞれ1
である。
合度に換算した場合のnは0.5以上のものが好まし
い。ここでnはGPC(Gel Permeation Chromatograph
y 、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)によって
測定できる。
一または相異なる水素または炭素数1〜5のアルキル基
を表す。ここで炭素数1〜5のアルキル基の具体例とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、2ーペンチル基、3−ペン
チル基、ネオペンチル基などが挙げられるが、水素、メ
チル基、エチル基が好ましく、とりわけ水素が好まし
い。
フェニル基あるいはハロゲンを含有しない有機残基で置
換されたフェニル基を表す。具体例としては、フェニル
基、トリル基、キシリル基、クメニル基、メシチル基、
ナフチル基、インデニル基、アントリル基などが挙げら
れるが、フェニル基、トリル基、キシリル基、クメニル
基、ナフチル基が好ましく、特にフェニル基、トリル
基、キシリル基が好ましい。
(CH3 )2 、CH2 、CHPhを表し、Phはフェニ
ル基を表す。
一般に下記化学反応式式(II)にしたがって製造され
る。この場合、副生成物としてトリアリールホスフェー
トのような低分子量ホスフェートが混入することもあ
る。
必要に応じて、シアヌール酸またはイソシアヌール酸と
メラミンなどのトリアジン系化合物とからなる塩を併用
することで難燃性能を高めることができる。
量は(A) コポリエステルならびに(B-1) グラフト共重合
体および/または(B-2) ビニル系共重合体からなる樹脂
組成物(イ)100重量部に対し、1〜40重量部、好
ましくは4〜30重量部である。(C) リン含有化合物の
配合量が1重量部未満では難燃性が悪くなり、40重量
部を越える場合は熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が悪く
なる傾向がある。
のさらなる向上の目的で、(D) フッ素系樹脂または(E)
シリコーンが配合される。ここでこれらの併用も可能で
ある。
ン構造を含有する重合体であり、好ましくはフッ素含量
65〜76重量%、さらに好ましくは70〜76重量%
を有するものである。例えばテトラフルオロエチレン重
合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体、およびテトラフルオロエチレンとフッ素
を含まないエチレン性不飽和モノマ−との共重合体など
が挙げられる。その配合量としては樹脂組成物(イ)1
00重量部に対して0.01〜5重量部の範囲が好まし
い。
く、例えば水性媒体中で、触媒ペルオキシ二硫酸ナトリ
ウム、カリウムまたはアンモニウムを用いて、7〜71
kg/cm2 の圧力下、0〜200℃の温度において、
テトラフルオロエチレン等の重合を行うなどの公知の方
法を用いることができる。
g/cm3,融点310〜350℃の粉末状のものが用
いられるが、特に制限されない。またフッ素系樹脂の形
状は任意であるが、好ましくはASTM D1457で
測定された粒子径(二次)10〜600μmである粉末
状のものが用いられる。
サンであり、ジメチルシロキサンの重合体、フェニルメ
チルシロキサンの重合体、ジフェニルシロキサンの重合
体、メチルエチルシロキサンの重合体、メチルプロピル
シロキサンの重合体、さらにこれらの共重合体などが挙
げられる。その配合量としては樹脂組成物(イ)100
重量部に対して0.01〜5重量部の範囲が好ましい。
さらに分子構造の末端または側鎖が、エポキシ基,水酸
基、カルボキシル基、メルカプト基、アミノ基、エーテ
ル結合を有する有機基などによって置換された変性シリ
コーンも有用である。シリコーンの数平均分子量として
は特に制限されないが、その下限としては200、さら
に1000であることが好ましく、また上限としては、
5,000,000の範囲が好ましい。シリコーンの形
状としては、オイル、ガム、ワニス、粉体、ペレットな
ど任意のものが使用できる。
合できる。フェノール系樹脂とは、フェノール系水酸基
を複数有する高分子であれば任意であり、例えばノボラ
ック型、レゾール型および熱反応型の樹脂、あるいはこ
れらを変性した樹脂があげられる。ここでフェノール類
とはフェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、チ
モール、p−tert−ブチルフェノール、tert−
ブチルカテコール、カテコール、イソオイゲノール,o
−メトキシフェノール,4,4´−ジヒドロキシフェニ
ル−2、2−プロパン、サリチル酸イソアミル、サリチ
ル酸ベンジル、サリチル酸メチル、2,6−ジ−ter
t−ブチル−p−クレゾール等があげられる。またノボ
ラック型、レゾール型とする際に使用されるアルデヒド
類とはホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、ポリ
エキシメチレン、トリオキサン等があげられる。フェノ
ール系樹脂の分子量は特に限定されないが、好ましくは
数平均で300〜2000であり、特に500〜150
0の範囲のものが、機械的物性、成形加工性、経済性に
優れ好ましい。この分子量はテトラヒドロフラン溶液、
フェノール樹脂標準サンプルを使用することにより、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィ法で測定すること
ができる。フェノール樹脂を添加する場合には、得られ
る成形品の難燃性や機械物性の面から、樹脂組成物
(イ)に対して0.1〜20重量部、さらには1〜10
重量部の範囲が好ましい。多いと得られる熱可塑性樹脂
組成物の耐衝撃性が低下する傾向がある。
特に制限はなく、例えば(A) コポリエステル、(B-1) グ
ラフト共重合体、(B-2) ビニル系共重合体、および(C)
リン含有化合物ならびに必要に応じて配合される(D) フ
ッ素系樹脂および(E) シリコーンの混合物をバンバリー
ミキサー、ロール、エクストルーダー、ニーダーなどで
溶融混練することによって製品化される。
配合物の他に熱可塑性樹脂を配合することができる。例
えばポリフェニレンエーテル、ポリグルタルイミドなど
を混合して耐衝撃性、耐熱性の改良を、またエポキシ
基,カルボキシル基、酸無水物基などの官能基を含有す
るポリオレフィン、ポリアミドなどを混合して、耐薬品
性を改良することができる。さらに必要に応じて、ガラ
ス繊維、タルク、チタン酸カリウイスカなどの充填剤、
ヒンダードフェノール系酸化防止剤、紫外線吸収剤など
の各種安定剤、顔料、染料、滑剤および可塑剤などを添
加することもできる。
れて、樹脂成形品となり用いられる。
する特徴からOA機器、家電機器などのハウジングおよ
びそれらの部品類に有用である。
下、実施例および比較例を挙げて説明する。なお、実施
例中の部数および%はそれぞれ重量部および重量%を示
す。
れ、エチレングリコール単位とシクロヘキサンジメタノ
ール単位のモル比が70/30と推定される”イースタ
ー”GN002(イーストマン・コダック社製)使用し
た。
酸が用いられ、エチレングリコール単位とシクロヘキサ
ンジメタノール単位のモル比が30/70と推定され
る”イースター”DN003(イーストマン・コダック
社製)使用した。
あるPBT1200(東レ(株)製)を使用した。
ト率は次の方法で求めたものである。グラフト共重合体
の所定量(m)にアセトンを加え4時間還流した。この
溶液を8000rpm(10,000G)30分遠心分
離後、不溶分を濾過した。この不溶分を70℃で5時間
減圧乾燥し、重量(n)を測定した。 グラフト率=[(n)−(m)×L]/[(m)×L]
×100 ここでLはグラフト共重合体のゴム含有率を意味する。
均ゴム粒子径0.32μ、ゲル含率88%)60部(固
形分換算)の存在下でスチレン70%、アクリロニトリ
ル30%からなる単量体混合物40部を乳化重合した。
得られたグラフト共重合体は硫酸で凝固し、苛性ソーダ
で中和、洗浄、ろ過、乾燥してパウダー状のグラフト共
重合体(B−1)を調製した。
方法で測定し、グラフト率が38%であった。このグラ
フト共重合体はスチレン構造単位70%およびアクリロ
ニトリル構造単位30%からなる非グラフト性の共重合
体を17%含有するものであった。またメチルエチルケ
トン可溶分の極限粘度は0.37dl/gであった。
均ゴム粒子径0.21μ、ゲル含率80%)45部(固
形分換算)の存在下でスチレン79%、アクリロニトリ
ル21%からなる単量体混合物55部を乳化重合した。
得られたグラフト共重合体を硫酸で凝固し、苛性ソーダ
で中和、洗浄、ろ過、乾燥して、パウダー状のグラフト
共重合体(B−2)を調製した。
41%であった。またこのグラフト共重合体には、スチ
レン構造単位79%およびアクリロニトリル構造単位2
1%からなる非グラフト性の共重合体を36%含有する
ものであった。またメチルエチルケトン可溶分の極限粘
度は0.39dl/gであった。 参考例3 (B-1) ビニル系共重合体の調製 <C−1>スチレン70%、アクリロニトリル30%の
単量体混合物を懸濁重合して共重合体(C−1)を調製
した。得られた共重合体はN,N−ジメチルホルムアミ
ド可溶分の極限粘度が0.65dl/gであった。 <C−2>スチレン50%、N−フェニルマレイミド3
0%、アクリロニトリル20%、の単量体混合物を乳化
重合して共重合体(C−2)を調製した。
ムアミド可溶分の極限粘度が0.56dl/gであっ
た。
ーン <D−1>ポリテトラフルオロエチレンであるポリフロ
ンF201(ダイキン工業(株)製)(ASTM D1
457で測定の粒子径(二次)が0.5mm、融点34
0℃)を使用した。 <D−2>エポキシ基変性シリコーンである“トレフィ
ル”E−601(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製)を使用した。
を使用した。
(住友デュレス(株)製)を使用した。
ニル系共重合体、フッ素系樹脂、およびリン含有化合物
を表1に示した配合比で混合し、ベント付30mmφ2軸
押出機で樹脂温度220℃で溶融混練、押出しを行うこ
とによって、ペレット状のポリマを製造した。次いで射
出成形機により、シリンダー温度220℃、金型温度6
0℃で試験片を成形し、次の条件で物性を測定した。 1/4″アイゾット衝撃強さ:ASTM D256−5
6A 1/8″アイゾット衝撃強さ:ASTM D256−5
6A 曲げ弾性率:ASTM D790 MFR(メルトフローレート値):JIS K7210
(220℃、2160g)。大きい値を示す方が成形
時の流動性良好であることを意味する。 難燃性:UL94規格に従い、垂直型燃焼テストを1/
8″×1/2″×5″の燃焼試験片で行った。 得られた試験片の測定結果を表2に示した。
ビニル系共重合体、フッ素系樹脂、およびリン酸エステ
ルを表1に示した配合比で混合し、実施例と同様の方法
で各物性を測定した。但し、比較例6は樹脂温度250
℃で溶融混練、押出しを行ない、シリンダー温度250
℃、金型温度60℃で試験片を成形した。測定結果を表
2に示した。
本発明の樹脂組成物(実施例1〜13)はいずれも耐衝
撃性、流動性(MFR値)および難燃性が均衡してすぐ
れる。一方、コポリエステル(A) の配合量が98重量%
を越える場合(比較例1)は剛性が劣り、10重量%少
ない場合(比較例2)は難燃性が劣り好ましくない。リ
ン含有化合物(c) の配合量が1重量部未満の場合(比較
例4)は難燃性が劣り、40重量部を越える場合(比較
例5)は耐衝撃性が悪くなり好ましくない。また、本発
明以外のポリエステルを使用した場合(比較例6)は耐
衝撃性が悪くなり好ましくない。
よび塩素化合物を必ずしも必要とせず、すぐれた難燃
性、耐衝撃性、剛性、成形時の流動性をもつものであ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】(A) エチレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールおよびテレフタル酸を主原料とす
る重縮合体であって、エチレングリコール単位とシクロ
ヘキサンジメタノール単位のモル比が10/90〜95
/5であるコポリエステル、ならびに(B-1) 芳香族ビニ
ル系単量体20〜90重量%とシアン化ビニル系単量体
1〜60重量%、およびこれらと共重合可能な他のビニ
ル系単量体0〜79重量%とを含有する単量体混合物9
9〜20重量部を、ゴム質重合体1〜80重量部にグラ
フト共重合してなるグラフト共重合体、及び/または(B
-2) 芳香族ビニル系単量体20〜90重量%とシアン化
ビニル系単量体1〜60重量%、およびこれらと共重合
可能な他のビニル系単量体0〜79重量%とを含有する
単量体混合物を共重合してなるビニル系共重合体からな
る樹脂組成物(イ)(ただし(A) 成分:10〜98重量
%、(B-1) 成分および(B-2) 成分の和90〜2重量%で
ある)100重量部に対し、(C) リン含有化合物1〜4
0重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】樹脂組成物(イ)100重量部に対し、フ
ェノール樹脂(F)0.1〜20重量部をさらに添加し
てなる請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】樹脂組成物(イ)100重量部に対しフッ
素系樹脂(D)0.01〜5重量部をさらに添加してな
る請求項1または2記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】樹脂組成物(イ)100重量部に対しシリ
コーン(E)0.01〜5重量部をさらに添加してなる
請求項1または2記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】(C ) リン含有化合物が下記一般式(I)
で表される化合物を必須成分ととする請求項1〜4いず
れかに記載の熱可塑性樹脂組成物。 【化1】 (ただし上記式R1 〜R9 は、同一または相異なる水素
原子または炭素数1〜5のアルキル基を表す。またAr
1 〜Ar7 は同一または相異なるフェニル基あるいはハ
ロゲンを含有しない有機残基で置換されたフェニル基を
表す。また、nはは0以上の整数である。またk、mは
それぞれ0以上2以下の整数であり、かつk+mは0以
上2以下の整数である。) - 【請求項6】一般式(I)で表される化合物の式中、
k、mがそれぞれ1である請求項3記載の熱可塑性樹脂
組成物。 - 【請求項7】一般式(I)で表わされる化合物の式中、
Ar1 〜Ar4 が同一または相異なるフェニル、トリ
ル、キシリル基である請求項3記載の熱可塑性樹脂組成
物。
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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| JP2002256141A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Asahi Denka Kogyo Kk | 熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物 |
| JP2006111787A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Toray Ind Inc | ポリエステル樹脂組成物 |
-
1996
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