JPH09328640A - カチオン性電着塗料組成物 - Google Patents

カチオン性電着塗料組成物

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JPH09328640A
JPH09328640A JP17431696A JP17431696A JPH09328640A JP H09328640 A JPH09328640 A JP H09328640A JP 17431696 A JP17431696 A JP 17431696A JP 17431696 A JP17431696 A JP 17431696A JP H09328640 A JPH09328640 A JP H09328640A
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Japan
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resin
epoxy resin
amine
cationic
electrodeposition coating
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JP17431696A
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English (en)
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Masaaki Nakashio
雅昭 中塩
Jiyunko Kawashima
潤子 川嶋
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Shinto Paint Co Ltd
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Shinto Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平滑性に優れ、かつ防錆性、塗装作業性等で
優れた品質を有する新規なカチオン性電着塗料組成物を
提供する。 【解決手段】 電着塗料が(A)カチオン基を有する樹
脂(基剤樹脂)、(B)ブロック化ポリイソシアネート
(硬化剤樹脂)、必要により添加される(C)水不溶性
成分を含有してなり、(A),(B),(C)の各成分
は比重が2.0以下の成分のみからなるカチオン性電着
塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平滑性に優れ、かつ
防錆性、塗装作業性等で優れた品質を有する新規なカチ
オン性電着塗料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電着塗装は、自動車、電気器具等、袋部
構造を有する部材に対し、エアースプレー塗装や静電ス
プレー塗装と比較して、付き回り性に優れまた環境汚染
も少ないことから、プライマー塗装として広く実用化さ
れるに至っているが、高塗膜抵抗、力学的強度、着色、
防錆力確保等の目的で各種フィラーを添加することが行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】代表的なフィラーは顔
料(着色顔料、体質顔料、防錆顔料)であるが、一方で
この添加により、塗膜品質としては平滑性、上塗り鮮映
性、塗膜比重にまた塗装作業性としてはフィルターおよ
びUF膜の顔料による目詰まり、水平部仕上がり性を損
ない、顔料沈降を防止する目的で連続撹拌を必要とする
性格のものであった。従来から顔料分散技術、顔料/樹
脂比率によって改良効果はみられるものの、いずれも現
場の塗装作業性という観点からは十分な効果が得られな
いという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このようなことから、本
発明者らは、平滑性に優れかつ防錆性、塗装作業性等で
優れ、実質的に沈降しない新規なカチオン性電着塗料組
成物を開発することを目的として鋭意検討した。その結
果下記の特徴を有する電着塗料を使用したときに初め
て、前記目的が達成されることを見いだした。
【0005】すなわち本発明は、電着塗料が(A)カチ
オン基を有する樹脂(基剤樹脂)、(B)ブロック化ポ
リイソシアネート(硬化剤樹脂)、必要により添加され
る(C)水不溶性成分を含有してなり、(A),
(B),(C)の各成分は比重が2.0以下の成分のみ
からなるカチオン性電着塗料組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の(A)基剤樹脂に用いる
カチオン基を有する樹脂については、エポキシ樹脂、エ
ポキシ基含有アクリル樹脂、エポキシ基不含アクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂等にアミノ基を導入し、このアミ
ノ基を酸でプロトン化することによって得られる。特に
好ましい酸としては、ギ酸、酢酸、乳酸、プロピオン
酸、クエン酸、リンゴ酸、スルファミン酸等がある。ア
ミノ基の量は特に限定はないが、通常樹脂1000g当
たり0.5〜3当量が適当である。特に好ましいカチオ
ン基を有する樹脂はエポキシ樹脂およびアクリル樹脂で
ありその比重は2.0以下である。
【0007】エポキシ樹脂については、好ましくは平均
して1分子当り2個のエポキシ基を有するエポキシ樹脂
である。具体的に例示すると、一つには1分子中に2個
のフェノール性水酸基を有する、ポリフェノールのグリ
シジルエーテルであり、好ましいポリフェノールとして
は、レゾルシン、ハイドロキノン、2,2−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−プロパン(通称ビスフェノー
ルA)、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、1,
1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、1,
1−ビス−(4-ヒドロキシフェニル)−エタン、4,
4’−ジヒドロキシビフェニール等を挙げることができ
る。またその他としては、1分子中に2個のアルコール
性水酸基を有するジオールのグリシジルエーテルであ
り、好ましいジオールとしては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−
シクロヘキサンジオール等の低分子ジオール、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール等のオリゴマージオールを挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではなく、上
記エポキシ樹脂の混合物も可能である。
【0008】エポキシ樹脂の分子量は2000〜100
00のものが好ましいが、塗膜外観、防錆性能等に代表
される塗膜品質およびつきまわり性、前処理敏感性、耐
はじき性等に代表される塗装品質の点から特に3000
〜8000が好ましい。好適な分子量を得るためには、
上記エポキシ樹脂を連結剤に用いて高分子量化を図る。
好ましい連結剤には、上記のポリフェノールあるいはジ
オールがあり、さらには1分子中に2個のカルボキシル
基を有するジカルボン酸、例えばアジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、イソフタル酸、ダイマー酸、カル
ボキシル基含有のブタジエン重合体あるいはブタジエン
/アクリロニトリル共重合体等を挙げることができる。
また高分子量化のためのアミンとしては、エチルアミ
ン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブ
チルアミン、イソブチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプ
ロピルアミン等の1級アミン、あるいはヘキサメチレン
ジアミンの各アミノ基を2級化したジアミン等挙げるこ
とができる。またポリイソシアネートによる鎖長延長も
可能である。特に好ましい高分子量化は、上記ポリフェ
ノールのグリシジルエーテルと上記ジオールのグリシジ
ルエーテルを上記ポリフェノールで連結反応する方法で
あり、反応温度は70〜180℃が適当である。
【0009】エポキシ基含有アクリル樹脂については、
エポキシ基含有不飽和モノマーと、アクリルモノマーお
よび必要に応じてアクリルモノマー以外の不飽和モノマ
ーを、重合開始剤の存在下で共重合して得られる。エポ
キシ基含有不飽和モノマーとしては、グリシジルアクリ
ルレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等がある。またアクリルモノマーとしては、
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−(n−ブトキシメチル)−
アクリルアミド等、またアクリルモノマー以外の不飽和
モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、シクロヘキシルビニルエーテル、アクリ
ロニトリル等が挙げられる。
【0010】上記エポキシ樹脂あるいはエポキシ基含有
アクリル樹脂のエポキシ基を、アミノ化するアミノ化剤
については、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピ
ルアミン、イソプロピルアミン、モノエタノールアミ
ン、n−プロパノールアミン、イソプロパノールアミ
ン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、N−メチル
エタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、エチ
レンジアミン、ジエチレントリアミン、ヒドロキシエチ
ルアミノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、メ
チルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノプロピルア
ミン等あるいはこれらの混合物を挙げることができる。
これらの中で水酸基を有するアルカノールアミン類が特
に好ましい。また1級アミノ基をあらかじめケトンと反
応させてブロック化後、残りの活性水素とエポキシ基と
反応させてもよい。アミノ化の具体的な方法としては、
溶剤存在下もしくは溶剤不存在下に、通常50〜120
℃の温度で反応を行う。
【0011】エポキシ基不含有アクリル樹脂について
は、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミ
ノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチ
ルアミノプロピルアクリルアミド、ジアリルアミン等の
アミノ基含有不飽和モノマーと上記アクリルモノマーお
よび必要に応じてアクリルモノマー以外の不飽和モノマ
ーを、重合開始剤の存在下で共重合して得られる。
【0012】ポリウレタン樹脂については、1分子当た
り2個のイソシアネート基を有するジイソシアネートと
1分子当たり2個の水酸基を有するジオールを反応さ
せ、末端イソシアネート基に3級アミノ基を有するアミ
ノアルコール等を反応させる方法、あるいは末端のイソ
シアネート基にグリシドール等を反応させたポリウレタ
ン樹脂のエポキシ基を、既述の方法によりアミノ化する
方法で得られる。
【0013】また本発明における(B)ブロック化ポリ
イソシアネート(硬化剤)は、ポリイソシアネートとブ
ロック剤との反応物であり、ポリイソシアネートとして
は、芳香族あるいは脂肪族(脂環式を含む)のポリイソ
シアネートであり、例示すると、2,4−または2,6
−トリレンジイソシアネートおよびこれらの混合物、p
−フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニ
ルイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、1, 3あるいは1, 4−ビス−(イソシアネ
ートメチル)−シクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタ
ン−4,4’−ジイソシアネート、ビス−(イソシネー
トメチル)−ノルボルナン、3あるいは4−イソシアネ
ートメチル−1−メチルシクロヘキシルイソシアネー
ト、m−あるいはp−キシリレンジイソシアネート、m
−あるいはp−テトラメチルキシリレンジイソシアネー
ト、さらには上記イソシアネートのビュレット変性体あ
るいはイソシアヌレート変性体、あるいは上記イソシア
ネートのイソシアネート基の一部を、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジオ
ール等の低分子ジオール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリラクトンジオール等のオリゴマージオール、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール等のポリオールで連結したポリイソシア
ネートあるいはこれらの混合物を挙げることができる。
【0014】ブロック剤としては、メタノール、エタノ
ール、n−ブタノール、2−エチルヘキサノール等の脂
肪族アルコール化合物、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコ
ールモノヘキシルエーテル等のセロソルブ系化合物、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル等のカルビトール系化合
物、アセトンオキシム、メチルエチルケトンオキシム、
シクロヘキサノンオキシム等のオキシム化合物、ε−カ
プロラクタム等のラクタム化合物、フェノール、クレゾ
ール、キシレノール等のフェノール系化合物、アセト酢
酸エチルエステル、マロン酸ジエチルエステル等の活性
メチレン基含有化合物を挙げることができる。
【0015】ポリイソシアネートとブロック剤との反応
は、溶剤中あるいは溶剤なしの溶融体中で実施すること
ができる。反応に使用する溶剤としては、ポリイソシア
ネートと反応しない溶剤、例えばアセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ニトロベ
ンゼン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等の環状エーテル、クロロホルム、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素を例示することができる。反応
温度については特に限定はないが、好ましくは30〜1
50℃である。このようにして得られたブロック化ポリ
イソシアネートの比重は2.0以下である。
【0016】本発明における必要により添加される
(C)水不溶性成分としては、比重2.0以下の粉末状
無機物であり通常の顔料分散手法で所望の粒径が得られ
るものであり例示するとカーボンブラック等が含まれ
る。また、同じく比重2.0以下の粉末状有機物、有機
系顔料、染料または無機顔料、有機顔料および染料によ
って着色されたあるいはされていない成分、および無機
物、有機物を問わず流動性を調整するために加えられる
ゲル状物質または他の成分と互いに影響しあう増粘剤、
はじき防止剤、平滑剤等をあげることができるが、これ
らはすべて2.0以下の比重を有するという点で限定さ
れる。
【0017】本発明のカチオン性電着塗料組成物の
(A)カチオン性アミン変性エポキシ樹脂(基剤樹脂)
と(B)ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)の含
有割合は、固形分重量比で90〜40/10〜60であ
り、好ましくは85〜40/15〜60、より好ましく
は、80〜55/20〜45である。また成分(A)の
一部を、成分(A)以外の通常のアミン変性エポキシ樹
脂をカチオン化した樹脂に替えて配合することもできる
がその量は成分(A)に対して30重量%以下が好まし
い。また防錆性能を重視するときには成分(A)+成分
(B)に対して重量比で0.1〜10.0%好ましくは
0.5〜5.0%の割合で水可溶性添加剤としてPbま
たはZn等の金属塩を使用することができる。
【0018】本発明のカチオン性電着塗料組成物は、通
常水に分散した状態で既知のカチオン電着塗装によって
所望の基材表面に塗装することができる。具体的には塗
料の固形分濃度は、好ましくは約5〜40重量%さらに
好ましくは10〜20重量%、PHは5〜8に調整し、
浴温15〜35℃、負荷電圧100〜450Vの条件で
被塗物を陰極として塗装することができる。塗装された
被塗物を水洗後、焼付炉中で100〜200℃で10〜
30分間焼き付けて硬化塗膜を得ることができる。本発
明のカチオン性電着塗料組成物から得られる塗膜膜厚に
は特に制限はないが、硬化塗膜において5〜60μm、
好ましくは10〜40μmが適当である。
【0019】
【実施例】以下本発明を、(A)アミン変性エポキシ樹
脂(基剤樹脂)、(B)ブロック化イソシアネート(硬
化剤)の製造例と、実施例、比較例により説明する。
【0020】製造例1(基剤樹脂A1の製造) 表1に示す原料を用い、下記に示す方法により本発明の
(A)アミン変性エポキシ樹脂を製造した。
【0021】
【表1】
【0022】原料(1) 三洋化成社製 グリシエール
PP−300P 原料(2) 東都化成社製 エポトートYD−128 撹拌機、温度計、冷却管を備えた5リットル4ツ口フラ
スコに、原料(1)(2)、(3)、(4)を仕込み、
撹拌、加熱を行って150℃まで昇温した。150℃で
6時間保持した後、原料(5)を徐々に投入し80℃ま
で冷却した。次いで原料(6)を投入し100℃まで昇
温した。100℃で2時間保持した後、80℃まで冷却
して取り出した。得られたアミン変性エポキシ樹脂A1
は、分子量4600、比重1.2、固形分65%であっ
た。
【0023】製造例2(アクリル基剤樹脂A2の製造) 表2に示す配合成分を用い、下記に示す方法によりアク
リル樹脂(A2)を製造した。
【0024】
【表2】
【0025】撹拌機、温度計、冷却管を備えた2リット
ル4ツ口フラスコに、原料(1)を仕込み、撹拌、加熱
を行い昇温後還流下に原料(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)の混合液を2時間かけて滴下
し、滴下後4時間保温の後冷却して取り出した。得られ
たアクリル樹脂A2は分子量4500、比重0.9、固
形分65%であった。
【0026】製造例3(比較のための基剤樹脂A3の製
造) 表3に示す原料を用い、下記に示す方法により比較のア
ミン変性エポキシ樹脂を製造した。
【0027】
【表3】
【0028】原料(1) 東都化成社製 エポトートY
D−128 原料(2) 東都化成社製 エポトートYD−011 撹拌機、温度計、冷却管を備えた5リットル4ツ口フラ
スコに、原料(1)、(2)、(3)を仕込み、撹拌、
加熱を行って100℃まで昇温した。100℃で1時間
保持した後、80℃まで冷却した。次いで原料(4)、
(5)を投入し100℃まで昇温した。100℃で2時
間保持した後、80℃まで冷却して取り出した。得られ
たアミン変性エポキシ樹脂A3は、分子量2100、比
重1.2固形分70%であった。
【0029】製造例4(硬化剤Bの製造) 表4に示す原料を用い、下記に示す方法によりブロック
化ポリイソシアネートを製造した。
【0030】
【表4】
【0031】原料(1) 日本ポリウレタン社製 ミリ
オネートMR−400 撹拌機、温度計、冷却管を備えた3リットル4ツ口フラ
スコに、原料(2)、(3)、(4)を仕込み、撹拌、
加熱を行って45℃まで昇温し30分保持した。その後
フラスコ内温度を45℃に保ちながら原料(1)を1時
間かけて仕込み、40〜50℃で3時間反応させた。次
いで同温度を保持して原料(5)を1時間かけて滴下
し、滴下後100℃まで昇温し100℃で2時間保持し
た後、80℃まで冷却して取り出した。得られたブロッ
ク化ポリイソシアネートBは、比重1.1、固形分75
%であった。
【0032】実施例1、2、3、4、5、比較例1、2 表5に示す配合で電着塗料を作製し、品質評価を行っ
た。
【0033】樹脂水分散液の調製 基剤樹脂、硬化剤の混合物をプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、ギ酸、脱イオン水の混合液中によく撹
拌しながら仕込んで、樹脂水分散液を得た。実施例5と
しては、基剤樹脂、硬化剤、ジスアゾ系染料(田岡化学
製BK−1)の混合物をプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ギ酸、脱イオン水の混合液中によく撹拌し
ながら仕込んで、樹脂水分散液を得た。 顔料ペーストの調製 実施例4としては基剤樹脂、ギ酸、脱イオン水、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、カーボンブラック
(比重1.8)をディゾルバーで充分撹拌した後、横型
サンドミルで粒ゲージ粒度10μm以下になるまで分散
し、顔料ペーストを得た。比較例1、2としては基剤樹
脂、ギ酸、脱イオン水、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、カーボンブラック(比重1.8)、酸化チ
タン(比重3.8)、カオリン(比重2.5)、ジブチ
ル錫オキサイド(比重1.5)、防錆顔料(比重6.
4)をディゾルバーで充分撹拌した後、横型サンドミル
で粒ゲージ粒度10μm以下になるまで分散し、顔料ペ
ーストを得た。 電着塗料の調製 上記樹脂水分散液、顔料ペーストを表5の量で配合し電
着塗料液を得た。
【0034】
【表5】
【0035】試験板の作製方法 上記で得られた電着塗料液を用いてカーボン電極を陽極
とし、リン酸亜鉛処理板(日本テストパネル社製、Bt
3004、0.8×70×150mm)を陰極とし、焼
き付け後の膜厚が20μmとなる条件で電着塗装を行
い、175℃で25分間焼き付けを行った。 塗膜性能
評価を結果を表6に示す。
【0036】
【表6】
【0037】評価方法 (1)塗膜外観 Kosaka Laboratory
Ltd.製 サーフコーダー SEー30Dで Ra
(μm)測定 (2)上塗り鮮映性 鮮映光沢度計 PGd測定 (3)耐塩水噴霧性 JIS−Z−2731に準じて行
った。電着塗装面に素地に達するきずをカッターナイフ
で入れ、1000時間後の錆幅を評価する。 (4)温塩水浸漬試験 50℃、5%の食塩水に塗装試
験板を1000時間浸漬した後、試験板全体に対する塗
膜剥離面積の割合を測定し、%で表示する。 (5)沈降スピード BYK製 ダイノメーター 単位
時間中の沈降物量(mg/時間)測定 (6)つきまわり性 パイプ法 塗装長さ(cm)測定 (7)水平部仕上がり性 L字型に曲げたパネルを塗装
し水平部の仕上がりを評価する。 垂直部との外観差の
無し○、垂直部との差小△
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、平滑性に優れ、かつ防
錆性、塗装作業性等で優れた品質を有する新規なカチオ
ン性電着塗料組成物を提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着塗料が(A)カチオン基を有する樹
    脂(基剤樹脂)、(B)ブロック化ポリイソシアネート
    (硬化剤樹脂)、必要により添加される(C)水不溶性
    成分を含有してなり、(A),(B),(C)の各成分
    は比重が2.0以下の成分のみからなるカチオン性電着
    塗料組成物。
  2. 【請求項2】 カチオン基を有する樹脂が、エポキシ樹
    脂にアミンを反応させて得られるアミン変性エポキシ樹
    脂をカチオン化した、カチオン性アミン変性エポキシ樹
    脂である請求項1記載のカチオン性電着塗料組成物。
  3. 【請求項3】 カチオン基を有する樹脂が、ポリフェノ
    ールのグリシジルエーテル、ジオールのグリシジルエー
    テルおよびポリフェノールとを反応させて得られるエポ
    キシ樹脂に、アミンを反応させて得られるアミン変性エ
    ポキシ樹脂をカチオン化した、カチオン性アミン変性エ
    ポキシ樹脂である請求項2記載のカチオン性電着塗料組
    成物。
  4. 【請求項4】 カチオン基を有する樹脂が、分子量30
    00以上の大きさを有するカチオン性アミン変性エポキ
    シ樹脂である請求項3記載のカチオン性電着塗料組成
    物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045560A (ja) * 2004-07-08 2006-02-16 Kansai Paint Co Ltd 重付加体及び該重付加体を含有するカチオン電着塗料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045560A (ja) * 2004-07-08 2006-02-16 Kansai Paint Co Ltd 重付加体及び該重付加体を含有するカチオン電着塗料

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