JPH09328930A - 柱状体の連続処理工法およびその装置 - Google Patents

柱状体の連続処理工法およびその装置

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JPH09328930A
JPH09328930A JP17187096A JP17187096A JPH09328930A JP H09328930 A JPH09328930 A JP H09328930A JP 17187096 A JP17187096 A JP 17187096A JP 17187096 A JP17187096 A JP 17187096A JP H09328930 A JPH09328930 A JP H09328930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数十メートルから百メートル以上に達す
る高い柱状体を高所作業なしで安全に建設または解体撤
去する工法と装置を提供する。 【解決手段】 柱状体Aの設置予定位置または既設の柱
状体Aの基部附近に柱状体Aを取り巻く作業ステージB
を設け、この作業ステージBの内側に、駆動手段で正逆
自在に駆動される複数の無端チエン12を設け、建設ま
たは撤去する柱状体Aの上記無端チエン12に対向する
位置に、それぞれ一対の上下方向の当板18を着脱自在
に装着し、この当板18には、上記無端チエン12に一
定の間隔で設けた複数の受部材13の上に載る複数の係
止部材22を着脱自在に装着し、柱状体Aの建設資材の
搬入または作業ステージ内で解体した柱状体のブッロク
の搬入兼搬出手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線アンテナ用
の鉄塔、或いは鉄製の高い煙突などの例えば数十メート
ルから三百メートルに達する高い柱状体を高所作業なし
で安全に建設または、解体撤去する工法およびその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高い柱状体の建設や解体撤去作業
は一般に大型のクレーンを用いて行っている。即ち、建
設の場合は、予め一定の長さに組み立てられたブロック
をクレーンによって吊り上げながら、下部の建設済のブ
ロック上に溶接などの手段によって接続していく方法。
または、地上で組み立てた柱状体を大型クレーンにより
引き起こして張り線で垂直に保持せしめる方法などが行
われている。
【0003】また、解体工事の場合は、クレーンで柱状
体を吊り上げた状態で、溶断などの手段で下部を所定長
さのブロックに切断し、次いで、上部の柱状体を下降さ
せて、下部を切断するという作業の繰り返しで順次下部
から撤去するか、または、上部から順次切断してクレー
ンで吊り下げて撤去するなどの工法が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の工
法は、大型のクレーンが必要であり、クレーンで重いブ
ロックや柱状体を吊り上げるために高い足場や高所での
作業が必要となり、非常に手数がかかり且つ危険であ
り、大型のクレーンを用いるため、周囲に広い場所が必
要となるなどの問題があった。
【0005】そこで、この発明の課題は、上記のような
従来の柱状体の建設や解体の問題点を解決して、高所作
業をなくし、しかも周囲に広い場所がなく、かつ連続的
に作業ができる工法を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、建設しようとする柱状体の据え付け
基部附近に柱状体を取り巻くように作業ステージを設
け、この作業ステージ内に、建設予定の柱状体の一部を
なすブロックを置き、このブロックを上記作業ステージ
に設けた昇降式の支持手段により吊り上げ、この吊り上
げたブロックの下部の空間に次のブロックを挿入して上
部のブロックと下部のブロックを接続した後、この接続
した上下のブロックを前記支持手段により吊り上げて、
その下部に次のブロックを挿入して接続する作業の繰り
返しにより所望高さの柱状体を連続建設する工法およ
び、既設の柱状体の据え付け基部附近に柱状体を取り巻
くように作業ステージを設け、この作業ステージに設け
た昇降式の支持手段により、上記柱状体の一部を支持
し、この支持部より下の柱状体のブロックを切断して撤
去し、次いで、撤去したブロックより上の柱状体を所定
高さまで下降させて前記支持手段により支持したのち、
この支持部より下のブロックを切断して撤去する作業の
繰り返しにより柱状体を連続解体撤去する工法並びに、
この工法を実施する装置を採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。この発明の実施形態は、図
1のように地上に設置した横断面が正三角形の高い柱状
体A(例えば鉄骨トラス構造の250m〜300mの非
常に高い大型のアンテナ柱)を建設または解体撤去する
場合について説明している。
【0008】柱状体Aは、帯鋼板や型綱をトラス状に組
んだ側枠1を図3のように横断面が正三角形になるよう
に配置して、その各隅に型綱からなる角筒2を溶接する
ことにより構成してある。
【0009】図1の3は柱状体Aの基部を支える基台
で、コンクリートなどで強固に地面に固定し、上記柱状
体Aの下端を支えている。図示の場合は、柱状体Aの下
端を細く絞って基台3の中央に適当な手段で固定し、柱
状体Aの上部や中間部の適所と地上の数箇所とを張り線
7により連結して強風に対しても柱状体Aが倒れないよ
うにしてある。
【0010】Bは、基台3上に設けた作業ステージで、
図2、図3のように柱状体Aの周囲三等分位置に配置し
た3本の支柱4と、この各支柱4の上部附近を連結する
上部横枠継ぎ材5と、同じく各支柱4の中間部を連結す
る中間横枠継ぎ材6からなっており、建設あるいは解体
しようとする柱状体Aの1ブロック分あるいは、このブ
ロックを別の場所に移動させるのに必要なスペースを下
方に有する程度の高さとし、この作業ステージBの内側
に、以下に説明するような昇降式の支持手段Cを設け
る。
【0011】上部横枠継ぎ材5上と中間横枠継ぎ材6の
各隅の上部に設けた軸受には、それぞれ回転軸8、9を
設け、この各回転軸8、9に複数(図では各6個)のス
プロケット10、11を固定する。そして、これら各ス
プロケット10、11にそれぞれ無端チエン12を上下
方向に掛架する。
【0012】図4のように上記各チエン12の中央両側
のものと、外側のものには一定の間隔で柱状体Aの受部
材13をそれぞれ固定し、内側の左右の受部材13には
孔を設けて、この孔にピン14を挿通して固定し、左右
外側の各受部材13にもそれぞれ孔を設けて左右のピン
14を挿通してこれらの各ピン14の外側に筒15をそ
れぞれ被せておく。
【0013】図5のように、上記柱状体Aの各隅の角筒
2の部分には複数のピン孔17を所定の間隔で縦に並べ
て設け、左右一対の縦長の鋼鈑などからなる当板18に
上記ピン孔17に合致するように設けた複数のピン孔1
9と、上記孔17に挿入した係止ピン20で当板18を
角筒2に着脱自在に固定する。そして、これらの各係止
ピン20には適宜の抜け止を施す。
【0014】さらに、上記各当板18の外寄りにも複数
のピン孔21を一定の間隔で縦に並べて設ける。このピ
ン孔21のピッチは前記各チエン12の各受部材13の
ピッチと同じとし、このピン孔21にもピン状の係止部
材22を挿入して抜け止を施す。
【0015】上部の各スプロケット10の各軸8の両端
は、図3のように軸受より突出させて、この各軸8の対
向する端部をユニバーサルジョイントUを介して連結軸
23にて連結して各軸8が同一回転するようになし、1
ケ所又は複数ケ所の連結軸23にモーターMから減速機
Rをへて回動を伝達(各軸8を駆動するように)する。
そして、この伝達手段にウオームギヤを採用して従動側
の回転が駆動側に伝わらないようにして、ワークの自重
による落下などの暴走を防止し、あるいは、それぞれの
モーターMに適宜の制動機を設けて各軸8を制動できる
ようにする。
【0016】次に、柱状体Aの建設について説明する
と、先ず、図7(I)のように作業ステージBの下方で
一段目のブロックaを組み立てる。この組み立てたブロ
ックaの各隅の角筒2の両側に図5、図6のように当板
18を複数のピン20により取付け、この当板18の外
側に複数の係止部材22を取付ける。そして、上記各部
材22を図6のようにステージB側の各受部材13上に
載せて各当板18によりブロックaを支持させる。
【0017】次に各スプロケット10、11、チエン1
2を上昇方向に駆動し、受部材13と係止部材22の係
合を介し、最初のブロックaを上昇させると同時に、ガ
イド台33は次の作業のために元に戻りスタンバイす
る。これにより、図7(II)のようにブロックaの下
部に十分な空間ができると、その下方で次のブロックb
を組み立て、このブロックbを上のブロックaに溶接や
ボルト止めのような手段で接続する。
【0018】もし、ブロックbも他の場所で組み込まれ
たものであれば、ブロックaが上がっている間(もちろ
んブロックbは元の位置に戻っているが)に次の工程に
移れ、ブロックaを所定位置でセットし終えた時点でブ
ロックbは下にスタンバイしている。
【0019】こうして上下のブロックa、bを接続した
のち、前回と同様にブロックbの各隅の角筒2の外側に
図5のように当板18をピン20により取付ける。そし
て、各チエン12を駆動すると、接続された上下のブロ
ックa、bが受部材13と各部材22の係合を介して押
し上げられる。
【0020】ブロックCは、ブロックbが所定の位置に
着き、ブロックaと接続最中にガイド台33で組み終
え、図7(III)に示すようにステージ内に引き込まれ
る。そして、上部のブロックbに接続される。
【0021】上記の作業の繰り返しにより、接続したブ
ロックa、b、cなどの高さが作業ステージBより高く
なると、不安定で倒れ易くなるが、これを防ぐために、
上端のブロックaに支線ワイヤー26を連結し、これを
地上に張って倒れ止めとする。このような作業の繰り返
しにより柱状体Aを順次立ち上げていく。上記支線ワイ
ヤー26は柱状体Aが高くなるにつれて延ばしていく。
【0022】なお、上記の作業に用いる建設資材の搬入
兼搬出手段Dとして、予め基台3上に複数のジャッキ3
1で上下される上下台32を設け、その上に横長のガイ
ド台33により左右に移動できる可動台30を設ける。
【0023】次に、既設の柱状体Aの撤去作業について
説明する。上記基台3上の柱状体Aの角筒2に固定した
当板18の外側の各係止部材22を各チエン12の各受
部材13で支持することにより、柱状体Aを作業ステー
ジBで支持する。
【0024】この状態で、柱状体Aの下端を図8(I)
の鎖線aに沿って溶断などの手段で切断し、切断された
柱状体Aの下部を基台3から外し、図8(II)のよう
に除去する。このように、柱状体Aの下端に空間が生じ
た状態で前記搬入兼搬出手段Dを基台3上に設け、上下
台32を上昇位置とする。
【0025】上記のように、可動台30上の上下台32
を柱状体Aの下部に位置させたのち、モーターMにより
各軸8をチエン12とともに柱状体Aの下降方向に同期
回転させ、図8(III)のように残りの柱状体Aを下降
させて、その下端を可動台30上に載せる。
【0026】この状態で、図8(III)のように鎖線b
に沿って溶断などの手段で切断し、次に上下台32を下
げて可動台30に載せると、切断された下部cと残りの
柱状体Aの下端の間に隙間ができるから、切断された下
部cを可動台30に載せたまま図8(IV)に示すよう
に可動台30をガイド台33に沿って側方に引出す。
【0027】上記の作業の繰り返しにより高所作業なし
で高い柱状体Aを解体撤去できる。上記実施形態は作業
ステージBにチエン12を設けた場合を示しているが、
その他に作業ステージの内側に、ピニオンギャを上下方
向に一定の間隔で配置し、この各ピニオンギャを同じ方
向に正逆自在に駆動する駆動手段を設け、建設または撤
去する柱状体Aの上記各ピニオンギャに対向する位置
に、このピニオンギャに噛み合う上下方向のチエンまた
はラックギャを有する当板18をピン20で着脱自在に
装着してピニオンギャを駆動すると、このピニオンギャ
に噛合しているラックギャまたはチエンがピニオンギャ
に噛み合いながら柱状体Aが上昇または下降するように
してもよい。
【0028】
【発明の効果】この発明は、上記のように建設や解体し
ようとする柱状体の据え付け基部附近に柱状体を取り巻
くように作業ステージを設け、この作業ステージに設け
た昇降式の支持手段により下部で組み立てたブロックを
逐次引き上げて接続することにより、高い柱状体も高所
作業を伴うことなく容易に建設できる。また、高い柱状
体の解体撤去の際も、作業ステージに設けた昇降式の支
持手段により支持しながら、下部から切断除去して上部
の部分を下降させていくことにより、高所作業を行うこ
となく解体撤去できる。
【0029】また、昇降式の支持手段は上下方向の無端
チエンに取付けた支持部材と柱状体に着脱自在に取付け
た係止部材の係合、あるいは複数のピニオンギャを上下
方向に一定の間隔で配置し、この各ピニオンギャに、建
設または撤去する柱状体に設けた上下方向のチエンまた
はラックギャを噛合させることにより構成されているか
ら、シリンダー機構やスクリュージャッキ機構のように
無駄な往復運動をさせる必要がなく、作業能率がよいな
どの効果がある。
【0030】さらに、この工法や装置によると、当日の
作業終了時又は台風時などの予測される危険時には、支
持手段によって上げておき、次に柱状体を支持手段上に
乗せてここでも固定できるので、柱状体を上下でしっか
りと固定することができ、極めて安全性の点ですぐれた
ものである。
【0031】また、翌日の作業開始時又は台風通過後の
予測危険が回避できた時に、先ず解体する柱状体の切断
部分を切断し、次に支持手段によって切断した部分を乗
せて側方(外方)に移動している間に、残った柱状体を
次の切断部分が来るように所定の位置迄上方の柱状体を
下げることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態の一部切欠正面図
【図2】同上の要部の一部切欠拡大正面図
【図3】同じく一部横断拡大平面図
【図4】昇降手段の要部拡大平面図
【図5】柱状体の係合部の拡大横断平面図
【図6】昇降手段の一部切欠拡大横断正面図
【図7】柱状体の建設工程の正面図
【図8】柱状体の解体撤去工程の正面図
【符号の説明】
1 側枠 2 角筒 4 支柱 5 上部横枠継ぎ材 6 中間横枠継ぎ材 8 回転軸 9 回転軸 10 スプロケット 11 スプロケット 12 無端チェン 13 受部材 18 当板 22 係止部材 A 柱状体 B 作業ステージ C 支持手段 D 搬入兼搬出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状体の建設において、建設しようとす
    る柱状体の据え付け基部附近に柱状体を取り巻くように
    作業ステージを設け、この作業ステージ内に、建設予定
    の柱状体の一部をなすブロックを置き、このブロックを
    上記作業ステージに設けた昇降式の支持手段により吊り
    上げ、この吊り上げたブロックの下部の空間に次のブロ
    ックを挿入して上部のブロックと下部のブロックを接続
    した後、この接続した上下のブロックを前記支持手段に
    より吊り上げ、上下を接続している間にその下部に次の
    ブロックを挿入して接続する段取り作業をし、これを繰
    り返すことにより所望高さの柱状体を建設することを特
    徴とする柱状体の連続処理工法。
  2. 【請求項2】 柱状体の据え付け基部附近に柱状体を取
    り巻くように作業ステージを設け、この作業ステージに
    設けた昇降式の支持手段により、上記柱状体の一部を支
    持し、この支持部より下の柱状体のブロックを切断して
    撤去し、次いで、撤去したブロックより上の柱状体を所
    定高さまで下降させて前記支持手段により支持したの
    ち、この支持部より下のブロックを切断して撤去する作
    業の繰り返しにより柱状体を下部から順次解体撤去する
    ことを特徴とする柱状体の連続処理工法。
  3. 【請求項3】 柱状体の設置予定位置または既設の柱状
    体の基部附近に、この柱状体を取り巻く作業ステージを
    設け、この作業ステージの内側に、上下方向に掛架さ
    れ、駆動手段で正逆自在に駆動される複数の無端チエン
    を設け、建設または撤去する柱状体の上記無端チエンに
    対向する位置に、それぞれ一対の上下方向の当板を着脱
    自在に装着し、この当板には、上記無端チエンに一定の
    間隔で設けた複数の受部材の上に載る複数の係止部材を
    着脱自在に装着し、作業ステージの下部には柱状体の建
    設資材の作業ステージ内への搬入または作業ステージ内
    で解体した柱状体のブロックを搬出する搬入兼搬出手段
    を設けたことを特徴とする柱状体の連続処理装置。
  4. 【請求項4】 柱状体の設置予定位置または既設の柱状
    体の基部附近に、この柱状体を取り巻く作業ステージを
    設け、この作業ステージの内側に、複数のピニオンギャ
    を上下方向に一定の間隔で配置し、この各ピニオンギャ
    を同じ方向に正逆自在に駆動する駆動手段を設け、建設
    または撤去する柱状体の上記各ピニオンギャに対向する
    位置に、このピニオンギャに噛み合う上下方向のチエン
    またはラックギャを有する当板を着脱自在に装着し、作
    業ステージの下部には柱状体の建設資材の作業ステージ
    内への搬入または作業ステージ内で解体した柱状体のブ
    ロックを搬出する搬入兼搬出手段を設けたことを特徴と
    する柱状体の連続処理装置。
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