JPH0932947A - 容積変化弁 - Google Patents

容積変化弁

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JPH0932947A
JPH0932947A JP20392495A JP20392495A JPH0932947A JP H0932947 A JPH0932947 A JP H0932947A JP 20392495 A JP20392495 A JP 20392495A JP 20392495 A JP20392495 A JP 20392495A JP H0932947 A JPH0932947 A JP H0932947A
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fluid
valve
shift plate
discharge port
guide groove
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Takaharu Yasui
敬晴 安井
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Y L B KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、電磁弁により流体の流通
を停止した際に、流体チューブの吐出口から流体が垂れ
ることを防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、流体の流通を許容・
停止する電磁弁から流体の吐出口に至る流体通路を形成
する流体チューブの途中に介装されるボディに入口ポー
ト及び出口ポートを設け、これら入口ポート及び出口ポ
ートに連通する中間路に連通されるとともにダイヤフラ
ムにより区画される容積変化室を設け、流体の流通を許
容・停止する電磁弁により流体を停止する場合にアクチ
ュエータ部により弁機構部を駆動して容積変化室の容積
を増大させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は容積変化弁に係
り、特に、流体の流通を許容・停止する電磁弁により流
体の流通を停止した際に流体チューブの吐出口からの流
体の垂れを防止し得る容積変化弁に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の技術においては、製品の製造や物
質の化学分析等に様々な流体を使用しており、このよう
な流体を制御する装置が各種提案されている。流体を制
御する装置には、要求量に応じた流体の供給を制御する
ために各種の弁を設けている。
【0003】流量を制御する弁には、流体の流通をソレ
ノイドを利用して許容・停止する弁や、流体の流通を比
例ソレノイドを利用して比例的に制御する弁等、モータ
を利用して制御する弁等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流体の流通
を許容・停止する電磁弁により流体の流通を停止した場
合には、電磁弁から吐出口に至る流体通路を形成する流
体チューブ内の流体が吐出口から垂れる問題がある。
【0005】これは、流体の吐出口に向かう慣性や、電
磁弁の停止動作による流体の吐出口への押進力等によっ
て生じる。
【0006】このため、流体の垂れを生じた場合には、
要求量の流体の供給が損なわれ、製品の製造や物質の定
量分析が正確に行われなくなる不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、ア
クチュエータ部により駆動される弁機構部を設け、前記
アクチュエータ部は駆動機構により前記弁機構部に向か
い軸方向駆動される軸部材を設け、前記弁機構部は流体
の流通を許容・停止する電磁弁から流体の吐出口に至る
流体通路を形成する流体チューブの途中に介装されるボ
ディを設け、このボディには前記電磁弁側の流体チュー
ブが接続される入口ポートを設けるとともに前記吐出口
側の流体チューブが接続される出口ポートを設け、これ
ら入口ポート及び出口ポートに連通する中間路に連通さ
れるとともにダイヤフラムにより区画される容積変化室
を設け、前記中間路を挟んで前記アクチュエータ部側に
前記軸部材の軸方向と交差する方向に指向する第1ガイ
ド溝を設け、この第1ガイド溝に前記軸部材の軸方向に
移動可能に第1シフトプレートを内蔵して設け、この第
1シフトプレートの前記アクチュエータ部側の中央部位
に前記軸部材の端部を当接させて設け、前記中間路を挟
んで前記第1ガイド溝と反対側に前記第1ガイド溝と平
行する第2ガイド溝を設け、この第2ガイド溝に前記軸
部材の軸方向に移動可能に第2シフトプレートを内蔵し
て設け、この第2シフトプレートの前記中間路側の中央
部位に前記ダイヤフラムを取付けて設けるとともにこの
第2シフトプレートの前記中間路と反対側にスプリング
を弾性付勢して設け、前記第1シフトプレートの前記中
間路側の両端部位に夫々一端側を当接されるとともに前
記第2シフトプレートの前記中間路側の両端部位に夫々
他端側を当接される2本のシフトピンを設けたことを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の容積可変弁は、流体制
御装置の流体の流通を許容・停止する電磁弁から吐出口
に至る流体チューブの途中に介装され、前記電磁弁によ
り流体を停止する場合にアクチュエータ部の駆動機構に
より軸部材を弁機構部に向い軸方向駆動し、弁機構部の
第1シフトプレートと第2シフトプレートと2本のシフ
トピンとを介してダイヤフラムを中間路から離間する方
向に移動させることにより、中間路に連通される容積変
化室の容積を増大させ、中間路により連通される流体通
路の容積を増大させる。これにより、容積変化弁は、電
磁弁による流体の停止時に、流体通路の容積を増大させ
得て、流体の吐出口に向かう慣性や電磁弁の停止動作に
よる流体の吐出口への押進力を相殺することができる。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。
【0010】図1・図2は、この発明の実施例を示すも
のである。図1において、2は流体制御装置、4は制御
部、6は電磁弁、8は流体チューブ、10は容積可変弁
である。流体制御装置2は、制御部4により電磁弁6を
動作制御し、流体チューブ8内の流体の流通を許容・停
止する。
【0011】前記電磁弁6は、アクチュエータ部12と
弁機構部14とからなる。前記アクチュエータ部12
は、固定鉄芯16にソレノイド18を外装して設け、こ
のソレノイド18により弁機構部14に向い軸方向駆動
されるプランジャ20を設け、このプランジャ20にプ
ッシュピン22の一端側の端部を取付けて固定鉄芯16
の挿通孔24に挿通させている。前記ソレノイド18
は、電路Wにより制御部4に接続される。
【0012】前記弁機構部14は、固定鉄芯16に取付
けられるボディ26に入口ポート28及び出口ポート3
0を設けている。入口ポート28には、図示しない流体
供給源を接続する。出口ポート30には、流体チューブ
8の一端側を接続している。流体チューブ8は、他端側
に吐出口32を設け、流体通路34を形成している。
【0013】前記弁機構14は、入口ポート28及び出
口ポート30を連通する通路36を設け、この通路36
を開閉するダイヤフラム38をシフトプレート40に取
付けて設け、このシフトプレート40を前記プッシュピ
ン22側に押圧するスプリング42を設け、シフトプレ
ート40に前記プッシュピン22の他端側を当接させて
いる。
【0014】前記電磁弁6は、制御部4によりソレノイ
ド18を非励磁状態にされると、スプリング42により
ダイヤフラム38を通路36から離間する方向に移動さ
せて通路36を開放し、流体の流通を許容する。また、
電磁弁6は、制御部4によりソレノイド18を励磁状態
にされると、プランジャ20のプッシュピン22により
シフトプレート40を介してダイヤフラム38を連通路
36に接近する方向に移動させて通路36を閉鎖し、流
体の流通を停止する。
【0015】前記容積可変弁10は、流体の流通を許容
・停止する電磁弁6から流体の吐出口32に至る流体通
路34を形成する流体チューブ8の途中に介装される。
容積可変弁10は、アクチュエータ部42を設けるとと
もにこのアクチュエータ部42により駆動される弁機構
部44を設けている。
【0016】前記アクチュエータ部42は、図2に示す
如く、ハウジング46内に駆動機構として固定鉄芯48
にソレノイド50を外装して設け、このソレノイド50
内に軸部材としてのプランジャ52を軸方向移動可能に
保持している。ソレノイド50は、電路Wにより前記制
御部4に接続されている。プランジャ52は、ソレノイ
ド50により弁機構部44に向い軸方向駆動される。
【0017】プランジャ52は、保持孔54を設けて中
空筒形状に形成され、一端側を磁気コア56に軸方向移
動可能に支持されている。磁気コア56は、クリップ5
8によりハウジング46に固定されている。プランジャ
52の保持孔54には、プッシュピン60の大径部62
を軸方向移動可能に保持している。プッシュピン60の
小径部64は、固定鉄芯48の挿通孔66に軸方向移動
可能に保持される。
【0018】プッシュピン60は、大径部62の一端側
をプランジャ52の保持孔54にネジ機構68により回
転可能に設けられている。プランジャ52及びプッシュ
ピン60は、プッシュピン60を回転させるとネジ部6
8により相対移動され、プランジャ52と磁気コア56
との隙間Sが増減される。これにより、プランジャ52
は、ストロークを調整することができる。
【0019】前記弁機構部44は、流体の流通を許容・
停止する電磁弁6から流体の吐出口32に至る流体通路
34を形成する流体チューブ8の途中に介装されるボデ
ィ70を設けている。したがって、流体チューブ8は、
電磁弁6側の流体チューブ8−1と吐出口32側の流体
チューブ8−2とに分割されている。
【0020】前記ボディ70は、アクチュエータ部42
の固定鉄芯48に取付けられる。ボディ70には、電磁
弁6側の流体チューブ8−1が接続される入口ポート7
2を設けるとともに、吐出口32側の流体チューブ8−
2が接続される出口ポート74を設けている。これら入
口ポート72及び出口ポート74は、中間路76により
連通されている。
【0021】この中間路76のアクチュエータ部42と
反対側には、中間路76に連通路78により連通される
窪所80を設けている。前記ボディ70には、この窪所
80を覆うようにダイヤフラム82の周囲をダイヤフラ
ム押え84により取付けて、容積変化室86を区画して
設けている。
【0022】前記ボディ70には、前記中間路76を挟
んでアクチュエータ部42側に、軸部材であるプランジ
ャ52の軸方向と交差する方向に指向する第1ガイド溝
88を窪ませて設けている。この第1ガイド溝88に
は、プランジャ52の軸方向に移動可能に細長い板形状
の第1シフトプレート90を内蔵して設けている。この
第1シフトプレート90には、アクチュエータ42側の
中央部位に軸部材を構成するプッシュピン60の小径部
64の端部を当接させて設けている。
【0023】また、ボディ70に取付けられるダイヤフ
ラム押え84は、中間路76を挟んで第1ガイド溝88
と反対側に、軸部材たるプランジャ52の軸方向と交差
する方向に指向するとともに第1ガイド溝88と平行す
る第2ガイド溝92を窪ませて設けている。この第2ガ
イド溝92には、プランジャ52の軸方向に移動可能に
細長い板形状の第2シフトプレート94を内蔵して設け
ている。
【0024】第2シフトプレート94には、中間路76
側の中央部位に前記ダイヤフラム82の中心部位を取付
けて設けるとともに、中間路76と反対側にスプリング
96を弾性付勢して設けている。スプリング96は、一
端側を第2シフトプレート94に弾性支持して設けると
ともに他端側をボディ70とともに固定鉄芯48に取付
けられるベース98の支持孔100に支持して設け、第
2シフトプレート94を中間路76側に弾性付勢してい
る。
【0025】前記ボディ70及びダイヤフラム押え84
には、第1ガイド溝88の長手方向の両端部位と第2ガ
イド溝92の長手方向の両端部位とを夫々連通する嵌挿
孔102・102を設けている。これら2つの嵌挿孔1
02・102には、夫々シフトピン104・104が軸
方向移動可能に嵌挿される。シフトピン104・104
は、夫々両端が第1ガイド溝88及び第2ガイド溝92
の両端部位からわずかに突出される長さに形成される。
【0026】2本のシフトピン104・104は、第1
シフトプレート90の中間路76側の両端部位に夫々一
端側を当接されるとともに、嵌挿孔102・102に嵌
挿されて第2シフトプレート94の中間路76側の両端
部位に夫々他端側を当接される。
【0027】この容積制御弁10は、制御部4によっ
て、電磁弁6により流体の流通を許容する場合にソレノ
イド50を非励磁状態にされ、スプリング96によりダ
イヤフラム82を中間路76に近接する方向に移動さ
れ、容積変化室86の容積を定常状態の容積に設定す
る。
【0028】また、容積変化弁10は、制御部4によっ
て、電磁弁6により流体の流通を停止する場合にソレノ
イド18を励磁状態にされ、プランジャ52のプッシュ
ピン60により第1シフトプレート90と第2シフトプ
レート94と2本のシフトピン104・104とを介し
てダイヤフラム82を中間路76から離間する方向に移
動され、容積変化室86の容積を増大させる。
【0029】次に作用を説明する。
【0030】流体制御装置2は、制御部4により電磁弁
6を動作制御し、流体チューブ8内の流体の流通を許容
・停止する。
【0031】電磁弁6は、制御部4によりソレノイド1
8を非励磁状態にされると、スプリング42によりダイ
ヤフラム38を通路36から離間する方向に移動させ、
通路36を開放する。流体は、流通を許容されて流体チ
ューブ8内の流体通路34を流れ、吐出口32から吐出
される。
【0032】また、電磁弁6は、制御部4によりソレノ
イド18を励磁状態にされると、プランジャ20のプッ
シュピン22によりシフトプレート40を介してダイヤ
フラム38を連通路36に接近する方向に移動させ、通
路36を閉鎖する。流体は、流通を停止されて流体チュ
ーブ8内の流体通路34を流れず、吐出口32からの吐
出を停止される。
【0033】このとき、流体通路34の流体は、吐出口
32に向かう慣性や、電磁弁6のダイヤフラム38が連
通路36に接近する停止動作による流体の吐出口32側
への押進力等によって、電磁弁6が停止動作しているに
もかかわらず、吐出口32に向かって動いてしまい、吐
出口32から垂れようとする。
【0034】流体チューブ8に介装された容積制御弁1
0は、制御部4によって、電磁弁6により流体の流通を
許容する場合にソレノイド50を非励磁状態にされ、ス
プリング96によりダイヤフラム82を中間路76に近
接する方向に移動され、容積変化室86の容積を定常状
態の容積に設定する。
【0035】これにより、流体チューブ8内の吐出口3
2に至る流体通路34は、容積を一定に保持され、流体
を吐出口32から吐出させる。
【0036】また、容積変化弁10は、制御部4によっ
て、電磁弁6により流体の流通を停止する場合にソレノ
イド18を励磁状態にされ、プランジャ52のプッシュ
ピン60により第1シフトプレート90と第2シフトプ
レート94と2本のシフトピン104・104とを介し
てダイヤフラム82を中間路76から離間する方向に移
動され、容積変化室86の容積を増大させる。
【0037】これにより、中間路74及び連通路78を
介して容積変化室86の連通される流体チューブ8内の
流体通路34は、容積を増大されることにより、流体チ
ューブ8内の流体が容積変化室86内に引込まれ、流体
の吐出口32に向かう慣性や電磁弁6の停止動作による
流体の吐出口32への押進力を相殺することができる。
【0038】このため、この容積可変弁10は、流体の
流通を許容・停止する電磁弁6により流体の流通を停止
した際に、流体チューブ8の吐出口32から流体が垂れ
ることを防止できる。この結果、この容積可変弁10
は、流体の垂れの防止により、流体制御装置2による要
求量の流体体の供給が損なわれる不都合を解消すること
ができ、製品の製造や物質の定量分析が正確に行われな
くなる不都合を解消することができる。
【0039】なお、容積変化室86の容積は、プランジ
ャ52に対してプッシュピン60を回転させてネジ機構
68により相対移動させ、プランジャ52と磁気コア5
6との隙間Sを増減させることにより、増大される容積
を変更することができる。これにより、流体チューブ8
内の電磁弁6から吐出口32に至る流体通路34の容積
に応じて、容積変化室86の増大される容積を所望に設
定することができ、異なる長さの流体チューブ8に容易
に対応することができる。
【0040】また、この実施例においては、容積可変弁
10のアクチュエータ部42の駆動機構としてソレノイ
ド50を例示したが、モータや空気圧シリンダ・油圧シ
リンダ等とすることができる。
【0041】
【発明の効果】このように、この発明によれば、容積可
変弁は、電磁弁による流体の停止時に流体の吐出口に至
る流体通路の容積を増大させ、流体の吐出口に向かう慣
性や電磁弁の停止動作による流体の吐出口への押進力を
相殺することができる。
【0042】このため、この容積可変弁は、流体の流通
を許容・停止する電磁弁により流体の流通を停止した際
に、流体チューブの吐出口からの流体が垂れることを防
止でき、要求量の流体の供給が損なわれる不都合や製品
の製造や物質の定量分析が正確に行われなくなる不都合
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す容積変化弁の使用状態
の断面図である。
【図2】容積変化弁の拡大断面図である。
【符号の説明】
2 流体制御装置 4 制御部 6 電磁弁 8 流体チューブ 10 容積可変弁 12 アクチュエータ部 14 弁機構部 32 吐出口 34 流体通路 42 アクチュエータ部 44 弁機構部 48 固定鉄芯 50 ソレノイド 52 プランジャ 60 プッシュピン 70 ボディ 72 入口ポート 74 出口ポート 76 中間路 82 ダイヤフラム 84 ダイヤフラム押え 86 容積変化室 88 第1ガイド溝 90 第1シフトプレート 92 第2ガイド溝 94 第2シフトプレート 96 スプリング 98 ベース 102・102 嵌挿孔 104・104 シフトピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 容積変化弁
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は容積変化弁に係
り、特に、流体の流通を許容・停止する電磁弁により流
体の流通を停止した際に流体チューブの吐出口からの流
体の垂れを防止し得る容積変化弁に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の技術においては、製品の製造や物
質の化学分析等に様々な流体を使用しており、このよう
な流体を制御する装置が各種提案されている。流体を制
御する装置には、要求量に応じた流体の供給を制御する
ために各種の弁を設けている。
【0003】流量を制御する弁には、流体の流通をソレ
ノイドを利用して許容・停止する弁や、流体の流通を比
例ソレノイドを利用して比例的に制御する弁等、モータ
を利用して制御する弁等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流体の流通
を許容・停止する電磁弁により流体の流通を停止した場
合には、電磁弁から吐出口に至る流体通路を形成する流
体チューブ内の流体が吐出口から垂れる問題がある。
【0005】これは、流体の吐出口に向かう慣性や、電
磁弁の停止動作による流体の吐出口への押進力等によっ
て生じる。
【0006】このため、流体の垂れを生じた場合には、
要求量の流体の供給が損なわれ、製品の製造や物質の定
量分析が正確に行われなくなる不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、ア
クチュエータ部により駆動される弁機構部を設け、前記
アクチュエータ部は駆動機構により前記弁機構部に向か
い軸方向駆動される軸部材を設け、前記弁機構部は流体
の流通を許容・停止する電磁弁から流体の吐出口に至る
流体通路を形成する流体チューブの途中に介装されるボ
ディを設け、このボディには前記電磁弁側の流体チュー
ブが接続される入口ポートを設けるとともに前記吐出口
側の流体チューブが接続される出口ポートを設け、これ
ら入口ポート及び出口ポートに連通する中間路に連通さ
れるとともにダイヤフラムにより区画される容積変化室
を設け、前記中間路を挟んで前記アクチュエータ部側に
前記軸部材の軸方向と交差する方向に指向する第1ガイ
ド溝を設け、この第1ガイド溝に前記軸部材の軸方向に
移動可能に第1シフトプレートを内蔵して設け、この第
1シフトプレートの前記アクチュエータ部側の中央部位
に前記軸部材の端部を当接させて設け、前記中間路を挟
んで前記第1ガイド溝と反対側に前記第1ガイド溝と平
行する第2ガイド溝を設け、この第2ガイド溝に前記軸
部材の軸方向に移動可能に第2シフトプレートを内蔵し
て設け、この第2シフトプレートの前記中間路側の中央
部位に前記ダイヤフラムを取付けて設けるとともにこの
第2シフトプレートの前記中間路と反対側にスプリング
を弾性付勢して設け、前記第1シフトプレートの前記中
間路側の両端部位に夫々一端側を当接されるとともに前
記第2シフトプレートの前記中間路側の両端部位に夫々
他端側を当接される2本のシフトピンを設けたことを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の容積変化弁は、流体制
御装置の流体の流通を許容・停止する電磁弁から吐出口
に至る流体チューブの途中に介装され、前記電磁弁によ
り流体を停止する場合にアクチュエータ部の駆動機構に
より軸部材を弁機構部に向い軸方向駆動し、弁機構部の
第1シフトプレートと第2シフトプレートと2本のシフ
トピンとを介してダイヤフラムを中間路から離間する方
向に移動させることにより、中間路に連通される容積変
化室の容積を増大させ、中間路により連通される流体通
路の容積を増大させる。これにより、容積変化弁は、電
磁弁による流体の停止時に、流体通路の容積を増大させ
得て、流体の吐出口に向かう慣性や電磁弁の停止動作に
よる流体の吐出口への押進力を相殺することができる。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。
【0010】図1・図2は、この発明の実施例を示すも
のである。図1において、2は流体制御装置、4は制御
部、6は電磁弁、8は流体チューブ、10は容積変化弁
である。流体制御装置2は、制御部4により電磁弁6を
動作制御し、流体チューブ8内の流体の流通を許容・停
止する。
【0011】前記電磁弁6は、アクチュエータ部12と
弁機構部14とからなる。前記アクチュエータ部12
は、固定鉄芯16にソレノイド18を外装して設け、こ
のソレノイド18により弁機構部14に向い軸方向駆動
されるプランジャ20を設け、このプランジャ20にプ
ッシュピン22の一端側の端部を取付けて固定鉄芯16
の挿通孔24に挿通させている。前記ソレノイド18
は、電路Wにより制御部4に接続される。
【0012】前記弁機構部14は、固定鉄芯16に取付
けられるボディ26に入口ポート28及び出口ポート3
0を設けている。入口ポート28には、図示しない流体
供給源を接続する。出口ポート30には、流体チューブ
8の一端側を接続している。流体チューブ8は、他端側
に吐出口32を設け、流体通路34を形成している。
【0013】前記弁機構14は、入口ポート28及び出
口ポート30を連通する通路36を設け、この通路36
を開閉するダイヤフラム38をシフトプレート40に取
付けて設け、このシフトプレート40を前記プッシュピ
ン22側に押圧するスプリング42を設け、シフトプレ
ート40に前記プッシュピン22の他端側を当接させて
いる。
【0014】前記電磁弁6は、制御部4によりソレノイ
ド18を非励磁状態にされると、スプリング42により
ダイヤフラム38を通路36から離間する方向に移動さ
せて通路36を開放し、流体の流通を許容する。また、
電磁弁6は、制御部4によりソレノイド18を励磁状態
にされると、プランジャ20のプッシュピン22により
シフトプレート40を介してダイヤフラム38を連通路
36に接近する方向に移動させて通路36を閉鎖し、流
体の流通を停止する。
【0015】前記容積変化弁10は、流体の流通を許容
・停止する電磁弁6から流体の吐出口32に至る流体通
路34を形成する流体チューブ8の途中に介装される。
容積変化弁10は、アクチュエータ部42を設けるとと
もにこのアクチュエータ部42により駆動される弁機構
部44を設けている。
【0016】前記アクチュエータ部42は、図2に示す
如く、ハウジング46内に駆動機構として固定鉄芯48
にソレノイド50を外装して設け、このソレノイド50
内に軸部材としてのプランジャ52を軸方向移動可能に
保持している。ソレノイド50は、電路Wにより前記制
御部4に接続されている。プランジャ52は、ソレノイ
ド50により弁機構部44に向い軸方向駆動される。
【0017】プランジャ52は、保持孔54を設けて中
空筒形状に形成され、一端側を磁気コア56に軸方向移
動可能に支持されている。磁気コア56は、クリップ5
8によりハウジング46に固定されている。プランジャ
52の保持孔54には、プッシュピン60の大径部62
を軸方向移動可能に保持している。プッシュピン60の
小径部64は、固定鉄芯48の挿通孔66に軸方向移動
可能に保持される。
【0018】プッシュピン60は、大径部62の一端側
をプランジャ52の保持孔54にネジ機構68により回
転可能に設けられている。プランジャ52及びプッシュ
ピン60は、プッシュピン60を回転させるとネジ機構
68により相対移動され、プランジャ52と固定鉄芯4
8との隙間Sが増減される。これにより、プランジャ5
2は、ストロークを調整することができる。
【0019】前記弁機構部44は、流体の流通を許容・
停止する電磁弁6から流体の吐出口32に至る流体通路
34を形成する流体チューブ8の途中に介装されるボデ
ィ70を設けている。したがって、流体チューブ8は、
電磁弁6側の流体チューブ8−1と吐出口32側の流体
チューブ8−2とに分割されている。
【0020】前記ボディ70は、アクチュエータ部42
の固定鉄芯48に取付けられる。ボディ70には、電磁
弁6側の流体チューブ8−1が接続される入口ポート7
2を設けるとともに、吐出口32側の流体チューブ8−
2が接続される出口ポート74を設けている。これら入
口ポート72及び出口ポート74は、中間路76により
連通されている。
【0021】この中間路76のアクチュエータ部42と
反対側には、中間路76に連通路78により連通される
窪所80を設けている。前記ボディ70には、この窪所
80を覆うようにダイヤフラム82の周囲をダイヤフラ
ム押え84により取付けて、容積変化室86を区画して
設けている。
【0022】前記ボディ70には、前記中間路76を挟
んでアクチュエータ部42側に、軸部材であるプランジ
ャ52の軸方向と交差する方向に指向する第1ガイド溝
88を窪ませて設けている。この第1ガイド溝88に
は、プランジャ52の軸方向に移動可能に細長い板形状
の第1シフトプレート90を内蔵して設けている。この
第1シフトプレート90には、アクチュエータ42側の
中央部位に軸部材を構成するプッシュピン60の小径部
64の端部を当接させて設けている。
【0023】また、ボディ70に取付けられるダイヤフ
ラム押え84は、中間路76を挟んで第1ガイド溝88
と反対側に、軸部材たるプランジャ52の軸方向と交差
する方向に指向するとともに第1ガイド溝88と平行す
る第2ガイド溝92を窪ませて設けている。この第2ガ
イド溝92には、プランジャ52の軸方向に移動可能に
細長い板形状の第2シフトプレート94を内蔵して設け
ている。
【0024】第2シフトプレート94には、中間路76
側の中央部位に前記ダイヤフラム82の中心部位を取付
けて設けるとともに、中間路76と反対側にスプリング
96を弾性付勢して設けている。スプリング96は、一
端側を第2シフトプレート94に弾性支持して設けると
ともに他端側をボディ70とともに固定鉄芯48に取付
けられるベース98の支持孔100に支持して設け、第
2シフトプレート94を中間路76側に弾性付勢してい
る。
【0025】前記ボディ70及びダイヤフラム押え84
には、第1ガイド溝88の長手方向の両端部位と第2ガ
イド溝92の長手方向の両端部位とを夫々連通する嵌挿
孔102・102を設けている。これら2つの嵌挿孔1
02・102には、夫々シフトピン104・104が軸
方向移動可能に嵌挿される。シフトピン104・104
は、夫々両端が第1ガイド溝88及び第2ガイド溝92
の両端部位からわずかに突出される長さに形成される。
【0026】2本のシフトピン104・104は、第1
シフトプレート90の中間路76側の両端部位に夫々一
端側を当接されるとともに、嵌挿孔102・102に嵌
挿されて第2シフトプレート94の中間路76側の両端
部位に夫々他端側を当接される。
【0027】この容積変化弁10は、制御部4によっ
て、電磁弁6により流体の流通を許容する場合にソレノ
イド50を非励磁状態にされ、スプリング96によりダ
イヤフラム82を中間路76に近接する方向に移動さ
れ、容積変化室86の容積を定常状態の容積に設定す
る。
【0028】また、容積変化弁10は、制御部4によっ
て、電磁弁6により流体の流通を停止する場合にソレノ
イド50を励磁状態にされ、プランジャ52のプッシュ
ピン60により第1シフトプレート90と第2シフトプ
レート94と2本のシフトピン104・104とを介し
てダイヤフラム82を中間路76から離間する方向に移
動され、容積変化室86の容積を増大させる。
【0029】次に作用を説明する。
【0030】流体制御装置2は、制御部4により電磁弁
6を動作制御し、流体チューブ8内の流体の流通を許容
・停止する。
【0031】電磁弁6は、制御部4によりソレノイド1
8を非励磁状態にされると、スプリング42によりダイ
ヤフラム38を通路36から離間する方向に移動させ、
通路36を開放する。流体は、流通を許容されて流体チ
ューブ8内の流体通路34を流れ、吐出口32から吐出
される。
【0032】また、電磁弁6は、制御部4によりソレノ
イド18を励磁状態にされると、プランジャ20のプッ
シュピン22によりシフトプレート40を介してダイヤ
フラム38を連通路36に接近する方向に移動させ、通
路36を閉鎖する。流体は、流通を停止されて流体チュ
ーブ8内の流体通路34を流れず、吐出口32からの吐
出を停止される。
【0033】このとき、流体通路34の流体は、吐出口
32に向かう慣性や、電磁弁6のダイヤフラム38が連
通路36に接近する停止動作による流体の吐出口32側
への押進力等によって、電磁弁6が停止動作しているに
もかかわらず、吐出口32に向かって動いてしまい、吐
出口32から垂れようとする。
【0034】流体チューブ8に介装された容積変化弁1
0は、制御部4によって、電磁弁6により流体の流通を
許容する場合にソレノイド50を非励磁状態にされ、ス
プリング96によりダイヤフラム82を中間路76に近
接する方向に移動され、容積変化室86の容積を定常状
態の容積に設定する。
【0035】これにより、流体チューブ8内の吐出口3
2に至る流体通路34は、容積を一定に保持され、流体
を吐出口32から吐出させる。
【0036】また、容積変化弁10は、制御部4によっ
て、電磁弁6により流体の流通を停止する場合にソレノ
イド18を励磁状態にされ、プランジャ52のプッシュ
ピン60により第1シフトプレート90と第2シフトプ
レート94と2本のシフトピン104・104とを介し
てダイヤフラム82を中間路76から離間する方向に移
動され、容積変化室86の容積を増大させる。
【0037】これにより、中間路74及び連通路78を
介して容積変化室86の連通される流体チューブ8内の
流体通路34は、容積を増大されることにより、流体チ
ューブ8内の流体が容積変化室86内に引込まれ、流体
の吐出口32に向かう慣性や電磁弁6の停止動作による
流体の吐出口32への押進力を相殺することができる。
【0038】このため、この容積変化弁10は、流体の
流通を許容・停止する電磁弁6により流体の流通を停止
した際に、流体チューブ8の吐出口32から流体が垂れ
ることを防止できる。この結果、この容積可変弁10
は、流体の垂れの防止により、流体制御装置2による要
求量の流体体の供給が損なわれる不都合を解消すること
ができ、製品の製造や物質の定量分析が正確に行われな
くなる不都合を解消することができる。
【0039】なお、容積変化室86の容積は、プランジ
ャ52に対してプッシュピン60を回転させてネジ機構
68により相対移動させ、プランジャ52と磁気コア5
6との隙間Sを増減させることにより、増大される容積
を変更することができる。これにより、流体チューブ8
内の電磁弁6から吐出口32に至る流体通路34の容積
に応じて、容積変化室86の増大される容積を所望に設
定することができ、異なる長さの流体チューブ8に容易
に対応することができる。
【0040】また、この実施例においては、容積変化弁
10のアクチュエータ部42の駆動機構としてソレノイ
ド50を例示したが、モータや空気圧シリンダ・油圧シ
リンダ等とすることができる。
【0041】
【発明の効果】このように、この発明によれば、容積変
化弁は、電磁弁による流体の停止時に流体の吐出口に至
る流体通路の容積を増大させ、流体の吐出口に向かう慣
性や電磁弁の停止動作による流体の吐出口への押進力を
相殺することができる。
【0042】このため、この容積変化弁は、流体の流通
を許容・停止する電磁弁により流体の流通を停止した際
に、流体チューブの吐出口からの流体が垂れることを防
止でき、要求量の流体の供給が損なわれる不都合や製品
の製造や物質の定量分析が正確に行われなくなる不都合
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す容積変化弁の使用状態
の断面図である。
【図2】容積変化弁の拡大断面図である。
【符号の説明】 2 流体制御装置 4 制御部 6 電磁弁 8 流体チューブ 10 容積変化弁 12 アクチュエータ部 14 弁機構部 32 吐出口 34 流体通路 42 アクチュエータ部 44 弁機構部 48 固定鉄芯 50 ソレノイド 52 プランジャ 60 プッシュピン 70 ボディ 72 入口ポート 74 出口ポート 76 中間路 82 ダイヤフラム 84 ダイヤフラム押え 86 容積変化室 88 第1ガイド溝 90 第1シフトプレート 92 第2ガイド溝 94 第2シフトプレート 96 スプリング 98 ベース 102・102 嵌挿孔 104・104 シフトピン
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータ部により駆動される弁機
    構部を設け、前記アクチュエータ部は駆動機構により前
    記弁機構部に向かい軸方向駆動される軸部材を設け、前
    記弁機構部は流体の流通を許容・停止する電磁弁から流
    体の吐出口に至る流体通路を形成する流体チューブの途
    中に介装されるボディを設け、このボディには前記電磁
    弁側の流体チューブが接続される入口ポートを設けると
    ともに前記吐出口側の流体チューブが接続される出口ポ
    ートを設け、これら入口ポート及び出口ポートに連通す
    る中間路に連通されるとともにダイヤフラムにより区画
    される容積変化室を設け、前記中間路を挟んで前記アク
    チュエータ部側に前記軸部材の軸方向と交差する方向に
    指向する第1ガイド溝を設け、この第1ガイド溝に前記
    軸部材の軸方向に移動可能に第1シフトプレートを内蔵
    して設け、この第1シフトプレートの前記アクチュエー
    タ部側の中央部位に前記軸部材の端部を当接させて設
    け、前記中間路を挟んで前記第1ガイド溝と反対側に前
    記第1ガイド溝と平行する第2ガイド溝を設け、この第
    2ガイド溝に前記軸部材の軸方向に移動可能に第2シフ
    トプレートを内蔵して設け、この第2シフトプレートの
    前記中間路側の中央部位に前記ダイヤフラムを取付けて
    設けるとともにこの第2シフトプレートの前記中間路と
    反対側にスプリングを弾性付勢して設け、前記第1シフ
    トプレートの前記中間路側の両端部位に夫々一端側を当
    接されるとともに前記第2シフトプレートの前記中間路
    側の両端部位に夫々他端側を当接される2本のシフトピ
    ンを設けたことを特徴とする容積変化弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7870821B2 (en) * 2003-12-02 2011-01-18 Lg Electronics Inc. Coffee maker and microwave oven having the same

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