JPH09330134A - 位相制御型交流電圧制御装置 - Google Patents

位相制御型交流電圧制御装置

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JPH09330134A
JPH09330134A JP14590996A JP14590996A JPH09330134A JP H09330134 A JPH09330134 A JP H09330134A JP 14590996 A JP14590996 A JP 14590996A JP 14590996 A JP14590996 A JP 14590996A JP H09330134 A JPH09330134 A JP H09330134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧の急変に応答可能な位相制御型電圧
制御装置を提供する。 【解決手段】 負荷電圧検出手段9の出力をCPU手段
10において、目標とする負荷の制御電圧と比較し、こ
の比較信号により基準電圧発生手段A・7で基準電圧を
発生する。この基準電圧とランプ電圧発生手段5で発生
したランプ電圧とを、比較手段6で比較し、制御遅れ角
に対応した比較信号を形成し、この比較信号による制御
遅れ角によって、負荷11に直列に接続された、不図示
のスイッチング素子を位相制御し、負荷電圧を目標とす
る制御電圧になるように制御する。CPU手段10は、
ライン入力の電圧,周波数及び目標とする負荷の制御電
圧に応じて、ランプ電圧発生手段5で発生するランプ電
圧の傾きが変わるように、基準電圧発生手段B・8への
入力を制御するので、入力電圧の急変に応答可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
の原稿照明等に用いられる位相制御型の交流電圧制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交流入力をトライアックやサイリスタな
どのスイッチング素子でスイッチングして負荷へ交流電
力を供給する装置において、所定の電力を得るために交
流入力電圧のゼロクロス点からの前記スイッチング素子
の導通開始角(制御遅れ角)を制御する位相制御が行な
われている。
【0003】この種の制御回路は通常はハード回路で実
現されているが、かなり高価な物となっている。また近
年はマイクロプロセッサにて前述の構成を実現している
物もあり、マイクロプロセッサにて実現する場合には交
流入力のゼロクロスを外部の割込み端子に入力して、割
込み処理にて制御を行なう物も提案されてきている。
【0004】更には割込み処理に依らずに種々の補正を
行なってのソフトウエア上の処理にて行なう構成も提案
されてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マイクロプロセッサ等
のCPUにて前述の機能を実現する場合には以下の問題
が存在する。例えば特定の負荷の実効値電圧を制御する
際には、ソフトウエアの処理時間にての遅れや、負荷の
実効値電圧変換回路にても時定数が有るために回路的に
も遅れ要素が有ることで急峻な入力電圧変動には応答し
にくいものとなっている。
【0006】更には、急峻な入力電圧変動に対しての応
答が、交流入力電圧や周波数によってや、負荷をどの電
圧で制御しているかによっても、変動時の補正量が異な
るためあらゆる条件にて電圧制御特性を満足させるのは
困難な場合が多い。
【0007】本発明はこのような状況のもとでなされた
もので、入力電圧の急変に応答可能な、位相制御型交流
電圧制御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では位相制御型交流電圧制御装置を次の
(1)〜(5)のとおりに構成する。
【0009】(1)負荷電圧を、目標とする負荷の制御
電圧と比較し、この比較信号により制御遅れ角を制御し
て前記負荷電圧を制御する位相制御型交流電圧制御装置
であって、前記制御遅れ角を、入力交流電圧および前記
目標とする負荷の制御電圧にもとづいて補正する補正手
段を有する位相制御型交流電圧制御装置。
【0010】(2)補正手段は、入力交流電圧,目標と
する負荷の制御電圧および入力交流周波数にもとづいて
補正するものである前記(1)記載の位相制御型交流電
圧制御装置。
【0011】(3)制御遅れ角は、ランプ電圧と基準電
圧の比較により生成する前記(1)または(2)記載の
位相制御型交流電圧制御装置。
【0012】(4)補正手段はランプ電圧の傾きを補正
するものである前記(3)記載の位相制御型交流電圧制
御装置。
【0013】(5)補正手段は基準電圧を補正するもの
である前記(3)記載の位相制御型交流電圧制御装置。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、位相
制御型交流電圧制御装置の実施例により詳しく説明す
る。なお本発明は実施例に示すような一般的な電源装置
に限らず、複写機,プリンタの原稿照明用電源装置、複
写機,プリンタ用高圧電源装置等の適宜の電源装置にお
いて実施することができる。また、負荷は抵抗に限らず
抵抗分の多い場合に同様に実施することができる。
【0015】
【実施例】各実施例の説明に入る前に、交流の位相制御
について考察する。
【0016】交流位相制御の場合、ACライン入力電圧
の波形が正弦波であれば、抵抗負荷の実効値電圧を所定
の値に制御するときには以下の式に従う制御を必要とす
る。
【0017】
【数1】
【0018】前記の式によれば、ゼロクロス発生時から
時間tの遅延をかけた後にトライアック,サイリスタ等
のスイッチング素子をオンとすれば良い。
【0019】図2は交流位相制御の説明図で、(a)に
回路を模式的に示し、(b)に電源電圧(ライン入力電
圧),負荷電圧の波形を示す。図3は上記式をもとにし
て、ライン入力電圧を変化させた場合の負荷電圧の変化
の例を示したグラフである。ただし本グラフは、横軸は
時間tの代りにこれに相当する位相角である制御遅れ角
(度)で示し、縦軸は負荷の実効値電圧(V)で示して
おり、制御遅れ角は360°×t/Tである。
【0020】本グラフを利用してライン入力電圧が変化
した場合を見ると以下のようになる。
【0021】Aはライン入力電圧100Vの場合に負荷
を実効値電圧80Vに制御した制御遅れ角を示す。
【0022】A´はライン入力電圧85Vの場合に負荷
を実効値電圧80Vに制御した制御遅れ角を示す。
【0023】Bはライン入力電圧100Vの場合に負荷
を実効値電圧60Vに制御した制御遅れ角を示す。
【0024】B´はライン入力電圧85Vの場合に負荷
を実効値電圧60Vに制御した制御遅れ角を示す。
【0025】Cはライン入力電圧100Vの場合に負荷
を実効値電圧40Vに制御した制御遅れ角を示す。
【0026】C´はライン入力電圧85Vの場合に負荷
を実効値電圧40Vに制御した制御遅れ角を示す。
【0027】ここでそれぞれの負荷の実効値電圧におい
て、入力電圧が100Vから85Vに変化した際に制御
遅れ角の変化する幅を見ると、変化する幅は負荷の実効
値電圧によって異なることが判る。このような例から、
電圧変動を考えた際にはライン入力電圧や負荷の制御電
圧(目標値)の状態により、電圧変動に対して負荷電圧
を一定にするために変化させる位相幅がそれぞれ異なる
ことが判る。以下では前述の内容を前提にして各実施例
を説明していく。
【0028】(実施例1)図1は、実施例1である“位
相制御型交流電圧制御装置”のブロック図である。図示
のように、ライン入力12はトランスT1を介してその
巻数比に対応した電圧をトランスT1の2次側に伝達す
る。トランスT1出力はライン電圧検出手段1,ライン
周波数検出手段2,ゼロクロス検知手段3にそれぞれ供
給される。ライン電圧検出手段1ではライン入力12の
AC電圧に対応したD/C電圧を生成して、CPU10
における、アナログ電圧をA/D変換する端子AD1に
入力している。同時にライン電圧検出手段1は、演算手
段13にも入力されている。
【0029】ライン周波数検出手段2は、ライン入力1
2のACの周波数に対応したDC電圧をCPU10にお
ける、アナログ電圧をA/D変換する端子AD2に入力
している。
【0030】ゼロクロス検知手段3は、ライン入力12
のACのゼロクロスを検知してランプ電圧発生手段5に
入力する。ランプ電圧発生手段5は、CPU10の出力
OUT2のデータにもとづいて基準電圧発生手段B・8
にて発生する電圧とライン電圧検出手段1の値を演算手
段13に入力し算出した出力によって決まる所定の傾き
を持ち、且つ前記ゼロクロス検知手段3に同期したラン
プ電圧波形を生成している。
【0031】ランプ電圧発生手段5の出力は比較手段6
の一方の入力端に供給され、比較手段6の他方の入力端
には、CPU10のOUT1の出力から基準電圧を生成
する基準電圧発生手段A・7の出力が供給されている。
この両者の比較結果が比較手段6の出力となり負荷電圧
制御手段4に供給され、不図示のトライアックの制御遅
れ角が制御され抵抗負荷11の電圧が制御されている。
【0032】また図示はしていないが、負荷電圧制御手
段4は内部で比較手段6と電気的に絶縁されている。ま
た負荷11の両端には、トランスT2を介し電圧変換回
路が、すなわち負荷電圧検出手段9が接続され、負荷1
1に印加されている電圧をCPU10のAD3端子に供
給し、CPU10の内部にて入力されたアナログ電圧を
A/D変換している。
【0033】電源13は、ライン入力12に接続され、
出力はVcc1としてCPU10に供給されている。
【0034】本実施例での負荷11の電圧制御は、CP
U10においてソフトウエア上にて処理されている。通
常の動作は、負荷11両端の電圧を負荷電圧検出手段9
を介してCPU10のAD3端子に取り込み、A/D変
換された負荷電圧に相当する値は、CPU10の内部に
て目標とする負荷の制御電圧と比較して比較の結果、制
御すべき位相角遅れ(制御遅れ角)に相当するディジタ
ルデータをOUT1端子より出力して基準電圧発生手段
A・7にて電圧変換され、比較手段6にてランプ電圧発
生手段5のランプ電圧と比較してこの結果を基に、負荷
電圧制御手段4に供給し、このようにして負荷11の印
加電圧がループ制御される。
【0035】ここであるライン入力電圧にて負荷11の
電圧制御を行なっている際に、ラインの入力電圧が低下
してしまったような状態を想定する。
【0036】基本的な制御は前述のような制御手法をソ
フトウエア上で実現しているために通常の制御では瞬時
の変動に対しては応答しきれない。
【0037】そこで本実施例では、ラインの入力電圧に
よってハード的にランプ電圧の傾きを変化させている
が、変動の際にも単にライン入力電圧に比例した変化だ
けでは良好な条件は満足されず、ランプ電圧の傾きを変
化させると同時に傾きの変化量も変化させている。
【0038】本実施例では、変化させる条件としては、
ライン入力電圧検出手段1,ライン入力周波数検出手段
2,負荷の制御電圧(目標値)の各条件を使用して、C
PU10内部にてソフト的に制御値を算出またはデータ
テーブル上からデータを引出してデータをOUT2を介
して基準電圧発生手段B・8にて電圧変換して、演算手
段14にてライン入力電圧検出手段1と基準電圧発生手
段B・8の値からランプ電圧発生手段5のランプ電圧の
傾きを予め決定してから通常の動作モードに入る構成と
している。
【0039】演算手段14にては、基準電圧発生手段B
・8の値は、ライン入力電圧検出手段1から入力される
入力電圧に対応した値に所定のゲインを与えている。そ
して各種条件により入力電圧の変化によるランプ電圧の
傾きの変化量が変わるようになっている。
【0040】たとえば、同じ入力電圧の変動であって
も、図3に示すように、負荷の制御電圧の値が大きい場
合の方が制御遅れ角の変化が大きくなる。よって、制御
電圧が大きい程ランプ電圧の傾きの変化量が大きくなる
ようにする。また、同じ入力電圧,負荷の制御電圧であ
っても、入力周波数によって、所要の制御遅れ角が変化
するので、入力周波数に応じてランプ電圧の傾きの変化
量が変わるようにする。
【0041】図4には、ランプ電圧発生手段5及び比較
手段6の部分を中心にした動作波形を示している。図面
上ではランプ電圧発生手段5の出力波形を示している。
【0042】ランプ電圧発生手段5にてはAで示される
波形があるライン入力電圧にての動作波形を示し、A´
はライン入力電圧が低下した際の動作波形を示す。この
場合入力電圧が低下した場合には、ランプ電圧の傾きが
大きくなるように変化している。
【0043】また図3の下段には比較手段6の出力波形
を、ライン入力電圧と入力電圧が低下した場合の2つの
波形で示している。それぞれの波形は、上段のランプ電
圧A,A´と基準電圧発生手段A・7の出力電圧Bの両
者を比較した結果である。
【0044】これにより、ライン入力が急に変動した際
の応答が可能となり、たとえば複写機の動作時でも常に
安定した良好な画像を得ることが可能となる。
【0045】また本実施例においては、基準電圧発生手
段A,基準電圧発生手段BはCPU手段10からのデー
タに応じて動作しているが、CPU手段10内に取り込
むことも可能である。
【0046】(実施例2)図5は実施例2である“位相
制御型交流電圧制御装置”のブロック図である。実施例
1では、ランプ電圧発生手段5のランプ電圧の傾きを変
化させ且つ各種条件対応してこの傾きの変化量を可変し
ていたが、本実施例は、ランプ電圧の傾きは固定し、ラ
ンプ電圧と比較する基準電圧の方を変化させる例であ
る。
【0047】基本的な動作については、実施例1と同じ
で、通常の動作は、負荷11の両端の電圧を負荷電圧検
出手段9を介してCPU10のAD3端子に取り込み、
A/D変換された負荷電圧に相当する値は、CPU10
の内部にて目標とする負荷の制御電圧と比較して比較の
結果、制御すべき制御遅れ角に相当するディジタルデー
タをOUT1端子より出力して基準電圧発生手段A・7
にて電圧変換され、比較手段6にてランプ電圧発生手段
5のランプ電圧と比較してこの結果を基に、負荷電圧制
御手段4にて負荷11の印加電圧がループ制御される形
となる。
【0048】本実施例では、ランプ電圧発生手段5のラ
ンプ電圧の傾きは変化させずに、ランプ電圧と比較する
基準電圧の方を変化させている。すなわち、比較手段6
における、ランプ電圧発生手段5の入力端子とは別の入
力端子に演算手段A・52の出力を接続して、演算手段
A・52の入力の一方には、ライン電圧検出手段1の出
力と、CPU10からのデータを基準電圧変換手段B・
54にて電圧変換した値とを演算手段B・53にて演算
した値が入力して、ライン入力の急峻な変動に応答する
ようにしている。演算手段53の一方の入力端子に、C
PU10のOUT2端子からのデータに対応する基準電
圧が入力されているが、ここにライン入力電圧検出手段
1,ライン入力周波数検出手段2,負荷の制御電圧(目
標値)の各条件からCPU10内部にて実施例1と同様
に求められた値が出力されている。このようにして、本
実施例においても、ライン入力の電圧急変に応答可能と
なる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、入力電圧の急変に
応答可能な、位相制御型交流電圧制御装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のブロック図
【図2】 交流位相制御の説明図
【図3】 制御遅れ角と負荷の実効値電圧の関係を示す
【図4】 図1のランプ電圧発生手段5及び比較手段6
部の波形を示す図
【図5】 実施例2のブロック図
【符号の説明】
4 負荷電圧制御手段 6 比較手段 10 CPU手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷電圧を、目標とする負荷の制御電圧
    と比較し、この比較信号により制御遅れ角を制御して前
    記負荷電圧を制御する位相制御型交流電圧制御装置であ
    って、前記制御遅れ角を、入力交流電圧および前記目標
    とする負荷の制御電圧にもとづいて補正する補正手段を
    有することを特徴とする位相制御型交流電圧制御装置。
  2. 【請求項2】 補正手段は、入力交流電圧,目標とする
    負荷の制御電圧および入力交流周波数にもとづいて補正
    するものであることを特徴とする請求項1記載の位相制
    御型交流電圧制御装置。
  3. 【請求項3】 制御遅れ角は、ランプ電圧と基準電圧の
    比較により生成することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の位相制御型交流電圧制御装置。
  4. 【請求項4】 補正手段はランプ電圧の傾きを補正する
    ものであることを特徴とする請求項3記載の位相制御型
    交流電圧制御装置。
  5. 【請求項5】 補正手段は基準電圧を補正するものであ
    ることを特徴とする請求項3記載の位相制御型交流電圧
    制御装置。
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