JPH0933214A - 半導体レーザ測長器 - Google Patents
半導体レーザ測長器Info
- Publication number
- JPH0933214A JPH0933214A JP7189082A JP18908295A JPH0933214A JP H0933214 A JPH0933214 A JP H0933214A JP 7189082 A JP7189082 A JP 7189082A JP 18908295 A JP18908295 A JP 18908295A JP H0933214 A JPH0933214 A JP H0933214A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- semiconductor laser
- signal source
- high frequency
- frequency signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体レーザと可動の外部ミラーから成る複
合外部共振器における干渉信号を、より高いS/N比で
計測できる距離測定装置を提供すること。 【解決手段】 半導体レーザ1と、この半導体レーザの
一端面より出射された光を反射し再びこの半導体レーザ
の活性層100に反射光が入射するように配置された広
い範囲で可動可能な外部ミラー3と、直流電源4と第1
高周波信号源5から供給された直流と交流電流を重畳す
る手段からなり半導体レーザを変調動作させる変調駆動
電源6と、レーザの出力光強度を検出する光検出器9
と、この光検出器で受けた信号に含まれる第1高周波信
号源で変調された周波数成分を弁別する周波数弁別手段
10と、この弁別された周波数成分の強度の変化を計測
して外部ミラーと半導体レーザとの間の距離の変化量を
計算する演算手段12とから半導体レーザ測長器を構成
する。
合外部共振器における干渉信号を、より高いS/N比で
計測できる距離測定装置を提供すること。 【解決手段】 半導体レーザ1と、この半導体レーザの
一端面より出射された光を反射し再びこの半導体レーザ
の活性層100に反射光が入射するように配置された広
い範囲で可動可能な外部ミラー3と、直流電源4と第1
高周波信号源5から供給された直流と交流電流を重畳す
る手段からなり半導体レーザを変調動作させる変調駆動
電源6と、レーザの出力光強度を検出する光検出器9
と、この光検出器で受けた信号に含まれる第1高周波信
号源で変調された周波数成分を弁別する周波数弁別手段
10と、この弁別された周波数成分の強度の変化を計測
して外部ミラーと半導体レーザとの間の距離の変化量を
計算する演算手段12とから半導体レーザ測長器を構成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザを光
源とした距離測定装置に関する。
源とした距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6には、従来のいわゆる「マイケルソ
ン干渉計」を用いて構成された半導体レーザ測長器とし
ての距離測定装置の基本的構造を例示している。この測
長器は、半導体レーザ101からの出射光をハーフミラ
ー103で分割し、可動である第1の直角プリズム10
4、固定である第2の直角プリズム105に向かった光
が反射して再びハーフミラー103で合波干渉するよう
に設計されている。このような干渉が起こるとき、第1
の直角プリズム104の位置の変化が干渉縞の変化と等
化となり、この変化量を計測することによって測長器と
しての機能を発揮する原理である。
ン干渉計」を用いて構成された半導体レーザ測長器とし
ての距離測定装置の基本的構造を例示している。この測
長器は、半導体レーザ101からの出射光をハーフミラ
ー103で分割し、可動である第1の直角プリズム10
4、固定である第2の直角プリズム105に向かった光
が反射して再びハーフミラー103で合波干渉するよう
に設計されている。このような干渉が起こるとき、第1
の直角プリズム104の位置の変化が干渉縞の変化と等
化となり、この変化量を計測することによって測長器と
しての機能を発揮する原理である。
【0003】またこの際、第1の直角プリズム104お
よび第2の直角プリズム105を経由した光の一部が表
面反射によって半導体レーザ101に帰還すると、半導
体レーザ101の発振光と干渉して、半導体レーザ10
1の光強度または発振波長などに変化が生ずる。前者を
「AMノイズ」、後者を「FMノイズ」と称する。
よび第2の直角プリズム105を経由した光の一部が表
面反射によって半導体レーザ101に帰還すると、半導
体レーザ101の発振光と干渉して、半導体レーザ10
1の光強度または発振波長などに変化が生ずる。前者を
「AMノイズ」、後者を「FMノイズ」と称する。
【0004】上述のようないわゆる「戻り光ノイズ」
は、一般に測長精度の劣化の原因となるので、これを除
去するために偏光子とファラデーローテータ等を組み合
わせた光アイソレータ102をこの半導体レーザ101
の前面に配置した改良がなされている。
は、一般に測長精度の劣化の原因となるので、これを除
去するために偏光子とファラデーローテータ等を組み合
わせた光アイソレータ102をこの半導体レーザ101
の前面に配置した改良がなされている。
【0005】しかし、上述のようなマイケルソン干渉計
を利用した測長器は、その構成自体が複雑であり、部品
点数もそれに伴って多数におよぶ故に、どうしても製造
コストの低減が困難であった。特に、その構成上で不可
欠である光アイソレータ102についてはその大量生産
が技術的にきわめて困難といわれる磁気光学結晶をファ
ラデーローテータとして利用していることにより、コス
トの低減化はいっそう困難であるのが現実であった。ま
た、光アイソレータは、波長によっては小型化が困難で
あるという問題もある。
を利用した測長器は、その構成自体が複雑であり、部品
点数もそれに伴って多数におよぶ故に、どうしても製造
コストの低減が困難であった。特に、その構成上で不可
欠である光アイソレータ102についてはその大量生産
が技術的にきわめて困難といわれる磁気光学結晶をファ
ラデーローテータとして利用していることにより、コス
トの低減化はいっそう困難であるのが現実であった。ま
た、光アイソレータは、波長によっては小型化が困難で
あるという問題もある。
【0006】一方、微小変位を測定するものとして、図
7に示したような「微小隙間測定装置」が知られてい
る。すなわちこの測定装置は、半導体レーザ111と外
部ミラー113と複数の光学レンズ112, 114, 1
15および、フォトディテクタ116とにより図示のよ
うに構成されており、この外部ミラー113から帰還し
た光と半導体レーザ111の発振光が半導体レーザ11
1の活性層100内で干渉することによって半導体レー
ザの光出力強度が変化するいわゆる「複合共振器」を利
用し、外部ミラー113のわずかな微小範囲の移動量を
測定するための装置であって、特開平5−95167号
公報において提案されている。
7に示したような「微小隙間測定装置」が知られてい
る。すなわちこの測定装置は、半導体レーザ111と外
部ミラー113と複数の光学レンズ112, 114, 1
15および、フォトディテクタ116とにより図示のよ
うに構成されており、この外部ミラー113から帰還し
た光と半導体レーザ111の発振光が半導体レーザ11
1の活性層100内で干渉することによって半導体レー
ザの光出力強度が変化するいわゆる「複合共振器」を利
用し、外部ミラー113のわずかな微小範囲の移動量を
測定するための装置であって、特開平5−95167号
公報において提案されている。
【0007】この従来技術では、半導体レーザ111固
有で発振している光と、半導体レーザ111の一方の端
面と外部ミラー113で構成される「外部共振器」で発
振している光が、半導体レーザ111の活性層100で
干渉を起こすような構成をとっている。
有で発振している光と、半導体レーザ111の一方の端
面と外部ミラー113で構成される「外部共振器」で発
振している光が、半導体レーザ111の活性層100で
干渉を起こすような構成をとっている。
【0008】一般に、半導体レーザ111内部の干渉の
強さは半導体レーザ111で内部で発振している光と外
部共振器で発振している光の位相整合条件で決まる。こ
の場合、半導体レーザ111の固有モードは固定なの
で、位相整合条件は外部共振器の長さで決まる。
強さは半導体レーザ111で内部で発振している光と外
部共振器で発振している光の位相整合条件で決まる。こ
の場合、半導体レーザ111の固有モードは固定なの
で、位相整合条件は外部共振器の長さで決まる。
【0009】したがって図7に示した装置構成において
は、外部ミラー113の位置が半導体レーザの発振波長
の1/2に相当する距離だけ変化する毎に半導体レーザ
111の光出力の周期的に変化することを利用し、この
光出力の変化を所定の方法で計数することによって、こ
の外部ミラーと半導体レーザとの間隔を波長オーダーで
計測することができるのである。なお、上述のような構
成配置を当分野では特に「自己干渉型」と称することが
ある。
は、外部ミラー113の位置が半導体レーザの発振波長
の1/2に相当する距離だけ変化する毎に半導体レーザ
111の光出力の周期的に変化することを利用し、この
光出力の変化を所定の方法で計数することによって、こ
の外部ミラーと半導体レーザとの間隔を波長オーダーで
計測することができるのである。なお、上述のような構
成配置を当分野では特に「自己干渉型」と称することが
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のような図7に示
す複合共振器の構成を利用した場合、半導体レーザ11
1内部での光の干渉によって、半導体レーザの活性層1
00のキャリア密度に時間的変動が起き、その結果とし
て半導体レーザ111の出力光が変動する。
す複合共振器の構成を利用した場合、半導体レーザ11
1内部での光の干渉によって、半導体レーザの活性層1
00のキャリア密度に時間的変動が起き、その結果とし
て半導体レーザ111の出力光が変動する。
【0011】このようにして生じた出力光の時間的な強
度変化を「AM揺らぎ」と呼び、発信周波数の時間的な
変化を「FM揺らぎ」と呼ばれる。特にこの「AM揺ら
ぎ」は、外部ミラー113までの距離(即ち、半導体レ
ーザの端面と外部ミラーによって構成された外部共振器
の長さ)および外部ミラー113の反射率によって大き
く影響を受ける。
度変化を「AM揺らぎ」と呼び、発信周波数の時間的な
変化を「FM揺らぎ」と呼ばれる。特にこの「AM揺ら
ぎ」は、外部ミラー113までの距離(即ち、半導体レ
ーザの端面と外部ミラーによって構成された外部共振器
の長さ)および外部ミラー113の反射率によって大き
く影響を受ける。
【0012】前述の従来例、即ち、特開平5−9516
7号公報においては、レンズ112を用いることで外部
ミラー113の反射率の変動の影響を低減しているが、
しかし、外部共振器の長さの変化によって引き起こされ
る時間スペクトル領域でのAM揺らぎの変動については
何らの対策もなされていない。以下にこの「AM揺らぎ
の変動」についてグラフを使って説明する。
7号公報においては、レンズ112を用いることで外部
ミラー113の反射率の変動の影響を低減しているが、
しかし、外部共振器の長さの変化によって引き起こされ
る時間スペクトル領域でのAM揺らぎの変動については
何らの対策もなされていない。以下にこの「AM揺らぎ
の変動」についてグラフを使って説明する。
【0013】上述の「AM揺らぎ」では図5(a)に示
すグラフのように、半導体レーザ111の縦モードと外
部共振器のモードの整合(即ち、実線グラフ曲線のイン
フェイズ511、破線グラフ曲線のアンチフェイズ51
2)の度合いによって、干渉光出力に強弱が発生する
が、図7の従来例のように半導体レーザ111が無変調
の場合には、時間スペクトル領域でのAM揺らぎにおい
て複数のパワーピーク(モード)が波状的に発生し、そ
れらのモードの間隔は外部共振器の長さによって変動す
る。
すグラフのように、半導体レーザ111の縦モードと外
部共振器のモードの整合(即ち、実線グラフ曲線のイン
フェイズ511、破線グラフ曲線のアンチフェイズ51
2)の度合いによって、干渉光出力に強弱が発生する
が、図7の従来例のように半導体レーザ111が無変調
の場合には、時間スペクトル領域でのAM揺らぎにおい
て複数のパワーピーク(モード)が波状的に発生し、そ
れらのモードの間隔は外部共振器の長さによって変動す
る。
【0014】ここでこの外部共振器長が「長い」場合
(つまり、外部ミラーの可動範囲が広い場合)を考える
と、そこで発信することが可能なモードの間隔がせばま
るため、このモード間隔の狭い複数のモードにエネルギ
ーが分配されてAMスペクトルが広い周波数範囲に拡が
ってしまう。(参照、図5(a)の実線グラフ)。
(つまり、外部ミラーの可動範囲が広い場合)を考える
と、そこで発信することが可能なモードの間隔がせばま
るため、このモード間隔の狭い複数のモードにエネルギ
ーが分配されてAMスペクトルが広い周波数範囲に拡が
ってしまう。(参照、図5(a)の実線グラフ)。
【0015】また、モード間隔が狭いために、この複数
のモード間ではエネルギーの遷移(以下、「モード間遷
移」と称す)が容易に起こるが、この「モード間遷移」
が時間的にさまざまに変動するため、各モードのスペク
トルを表す形状は時間的に不安定なものになる。
のモード間ではエネルギーの遷移(以下、「モード間遷
移」と称す)が容易に起こるが、この「モード間遷移」
が時間的にさまざまに変動するため、各モードのスペク
トルを表す形状は時間的に不安定なものになる。
【0016】上述のようなモードのスペクトルの広がり
とグラフ曲線の形状の時間的な不安定さは、複合共振器
での干渉による出力光の強弱の差をある適当な時間スペ
クトル領域で計測する場合のS/N比および再現性の低
下の主な要因となってしまう。
とグラフ曲線の形状の時間的な不安定さは、複合共振器
での干渉による出力光の強弱の差をある適当な時間スペ
クトル領域で計測する場合のS/N比および再現性の低
下の主な要因となってしまう。
【0017】したがって、従来例では半導体レーザ内の
位相整合条件の変化による光出力の周期的で不安定な変
化を、光検出器の特定の周波数成分ではなく、光検出器
の全周波数領域にわたる総和で計測しており、その周期
的な変化をカウントしてその値に基づいて外部ミラー1
13の移動量の計測を行っている。
位相整合条件の変化による光出力の周期的で不安定な変
化を、光検出器の特定の周波数成分ではなく、光検出器
の全周波数領域にわたる総和で計測しており、その周期
的な変化をカウントしてその値に基づいて外部ミラー1
13の移動量の計測を行っている。
【0018】しかし、このような構成の従来例でも、上
述の位相整合条件の変化による光出力の変化を光検出器
の応答周波数の全領域で積分して求めているために、仮
に外部共振器の長さが長くなると検出される位相整合条
件の違いによる光出力のS/N比は極めて低くなる。そ
の結果、外部ミラー113の長距離の移動を計測するこ
と、及び外部ミラー113までの距離を長くすること
は、この従来装置の構成で行う限りにおいて全く困難で
あった。つまり、従来装置の用途は、ごく短い長さか、
微小な隙間等の測定のためのみに限定されたものであ
り、決して長距離の測定には適すものではなかった。
述の位相整合条件の変化による光出力の変化を光検出器
の応答周波数の全領域で積分して求めているために、仮
に外部共振器の長さが長くなると検出される位相整合条
件の違いによる光出力のS/N比は極めて低くなる。そ
の結果、外部ミラー113の長距離の移動を計測するこ
と、及び外部ミラー113までの距離を長くすること
は、この従来装置の構成で行う限りにおいて全く困難で
あった。つまり、従来装置の用途は、ごく短い長さか、
微小な隙間等の測定のためのみに限定されたものであ
り、決して長距離の測定には適すものではなかった。
【0019】本発明は上述の問題を鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、半導体レーザと可動
の外部ミラーを有する複合共振器における干渉信号を、
より高いS/N比でしかも従来技術では達成できなかっ
た長距離の計測も可能にする計測装置を提供することに
ある。
であり、その目的とするところは、半導体レーザと可動
の外部ミラーを有する複合共振器における干渉信号を、
より高いS/N比でしかも従来技術では達成できなかっ
た長距離の計測も可能にする計測装置を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決し上記目的を達成するために次のような手段を講じて
いる。すなわち、 (1) 本発明の半導体レーザ測長器の基本構成とし
て、半導体レーザと、半導体レーザの一方の端面より出
射した光を反射して再び半導体レーザの活性層に光が入
射するように配置された可動の外部ミラーと、直流電源
と第1の高周波信号源とこれらの直流電流および交流電
流を重畳する重畳手段からなり半導体レーザを変調動作
させる変調駆動電源と、半導体レーザの出力光強度を検
出する光検出器と、前記光検出器でうけた信号に含まれ
る前記第1の高周波信号源で変調した周波数成分を弁別
する周波数弁別手段と、前記周波数弁別手段により弁別
された周波数成分の強度の変化を計測して前記外部ミラ
ーと前記半導体レーザとの間の距離の変化量を演算する
演算手段とを備えた半導体レーザ測長器を提供する。
決し上記目的を達成するために次のような手段を講じて
いる。すなわち、 (1) 本発明の半導体レーザ測長器の基本構成とし
て、半導体レーザと、半導体レーザの一方の端面より出
射した光を反射して再び半導体レーザの活性層に光が入
射するように配置された可動の外部ミラーと、直流電源
と第1の高周波信号源とこれらの直流電流および交流電
流を重畳する重畳手段からなり半導体レーザを変調動作
させる変調駆動電源と、半導体レーザの出力光強度を検
出する光検出器と、前記光検出器でうけた信号に含まれ
る前記第1の高周波信号源で変調した周波数成分を弁別
する周波数弁別手段と、前記周波数弁別手段により弁別
された周波数成分の強度の変化を計測して前記外部ミラ
ーと前記半導体レーザとの間の距離の変化量を演算する
演算手段とを備えた半導体レーザ測長器を提供する。
【0021】(2) 前記周波数弁別手段は、所定の高
周波信号を供給する局発信号源と、前記局発信号源の局
発信号と前記光検出器で受けた信号とを混合する混合器
と、前記混合器により混合された信号から前記局発信号
の周波数と前記第1高周波信号源の周波数との差周波信
号成分を弁別するバンドパスフィルタと、から成ること
を特徴とする(1)に記載の半導体レーザ測長器を提供
する。
周波信号を供給する局発信号源と、前記局発信号源の局
発信号と前記光検出器で受けた信号とを混合する混合器
と、前記混合器により混合された信号から前記局発信号
の周波数と前記第1高周波信号源の周波数との差周波信
号成分を弁別するバンドパスフィルタと、から成ること
を特徴とする(1)に記載の半導体レーザ測長器を提供
する。
【0022】(3) 前記周波数弁別手段は、所定の高
周波を発生する第2の高周波信号源と、前記第1高周波
信号源および前記第2高周波信号源からの高周波信号を
混合する第1の混合器と、前記第1混合器の出力より前
記第1高周波信号源と前記第2の高周波信号源からの高
周波信号の差周波成分を弁別する第1のバンドパスフィ
ルタと、前記光検出器からの出力と前記第1バンドパス
フィルタからの出力とを混合する第2の混合器と、前記
第2混合器の出力より前記第2高周波信号源からの高周
波成分を弁別する第2のバンドパスフィルタと、から構
成されることを特徴とする(1)または(2)のいずれ
かに記載の半導体レーザ測長器を提供する。
周波を発生する第2の高周波信号源と、前記第1高周波
信号源および前記第2高周波信号源からの高周波信号を
混合する第1の混合器と、前記第1混合器の出力より前
記第1高周波信号源と前記第2の高周波信号源からの高
周波信号の差周波成分を弁別する第1のバンドパスフィ
ルタと、前記光検出器からの出力と前記第1バンドパス
フィルタからの出力とを混合する第2の混合器と、前記
第2混合器の出力より前記第2高周波信号源からの高周
波成分を弁別する第2のバンドパスフィルタと、から構
成されることを特徴とする(1)または(2)のいずれ
かに記載の半導体レーザ測長器を提供する。
【0023】(作用)上記の構成により、本発明の半導
体レーザ測長器は次のような作用を奏する。このような
構成の測長器における複合共振器においては、半導体レ
ーザ固有で発振した光と半導体レーザの端面と外部ミラ
ーによって構成した外部共振器の光は半導体レーザの活
性層内で干渉を起こすが、半導体レーザ内部での干渉の
度合いは、半導体レーザ固有の光の発振モードと外部共
振器の光の発振モードとの間の「位相整合」の度合いに
よって、半導体レーザの出力光のAM揺らぎのスペクト
ルが時間と共に強められたり弱められたりして絶えず変
化する。
体レーザ測長器は次のような作用を奏する。このような
構成の測長器における複合共振器においては、半導体レ
ーザ固有で発振した光と半導体レーザの端面と外部ミラ
ーによって構成した外部共振器の光は半導体レーザの活
性層内で干渉を起こすが、半導体レーザ内部での干渉の
度合いは、半導体レーザ固有の光の発振モードと外部共
振器の光の発振モードとの間の「位相整合」の度合いに
よって、半導体レーザの出力光のAM揺らぎのスペクト
ルが時間と共に強められたり弱められたりして絶えず変
化する。
【0024】従来例のように半導体レーザが無変調の場
合には、図5(a)に示すようにインフェイズ状態51
1、アンチフェイズ状態512の両者の場合ともに複数
のパワーピーク(モード)が発生する。
合には、図5(a)に示すようにインフェイズ状態51
1、アンチフェイズ状態512の両者の場合ともに複数
のパワーピーク(モード)が発生する。
【0025】いま、半導体レーザ周波数fi の高周波を
重畳した電流源によって駆動すると、半導体レーザの内
部での干渉によって起こされる半導体レーザの出力光の
AM揺らぎの各モードは、半導体レーザを変調駆動する
ために重畳した高周波信号と同じ周波数fi の成分に引
き込まれ、周波数fi の近傍のみに図5(b)のグラフ
が示すような光パワーの高いピークが現れる(これを
「AMモードの引き込み」と称す)。
重畳した電流源によって駆動すると、半導体レーザの内
部での干渉によって起こされる半導体レーザの出力光の
AM揺らぎの各モードは、半導体レーザを変調駆動する
ために重畳した高周波信号と同じ周波数fi の成分に引
き込まれ、周波数fi の近傍のみに図5(b)のグラフ
が示すような光パワーの高いピークが現れる(これを
「AMモードの引き込み」と称す)。
【0026】この現象は、複合共振器を構成する半導体
レーザ内のキャリア密度が特定の周波数fi で変動して
いるため、複合共振器での干渉によるキャリア密度の変
動もその周波数付近のモードで最も強く起こるためと考
えられる。
レーザ内のキャリア密度が特定の周波数fi で変動して
いるため、複合共振器での干渉によるキャリア密度の変
動もその周波数付近のモードで最も強く起こるためと考
えられる。
【0027】この、図5(b)に示された変調時の出力
光のAM揺らぎの周波数パワースペクトラムを観ると、
外部共振器長を変化させた時に、変調駆動した高周波信
号と同じ周波数の干渉信号が強められる場合(即ち、実
線グラフ曲線のインフェイズ521)と、その逆に弱め
られる場合(即ち、破線グラフ曲線のアンチフェイズ5
22)とのそれぞれのスペクトルが示されることがわか
る。このとき、AM揺らぎは変調周波数に引き込まれて
いる即ち「AMモードの引き込み」状態であり、スペク
トルの分散および時間的な変動が小さいので、外部共振
器長を長くしてもスペクトルの形状は劣化しない。
光のAM揺らぎの周波数パワースペクトラムを観ると、
外部共振器長を変化させた時に、変調駆動した高周波信
号と同じ周波数の干渉信号が強められる場合(即ち、実
線グラフ曲線のインフェイズ521)と、その逆に弱め
られる場合(即ち、破線グラフ曲線のアンチフェイズ5
22)とのそれぞれのスペクトルが示されることがわか
る。このとき、AM揺らぎは変調周波数に引き込まれて
いる即ち「AMモードの引き込み」状態であり、スペク
トルの分散および時間的な変動が小さいので、外部共振
器長を長くしてもスペクトルの形状は劣化しない。
【0028】つまり、外部ミラーと半導体レーザとの間
の距離を長くしたとしても、インフェイズ状態のピーク
は安定に保たれる。従って、外部共振器長の大きな変化
に伴うAMスペクトルの不安定な変動を除去することが
できるので、半導体レーザの光出力を光検出器によって
計測すれば、外部ミラーの位置の広い移動範囲にわたる
変化を光出力の変化として安定的に知ることができる。
よって、従来の測長器と異なり長距離の測長にも適用で
きることが明かである。
の距離を長くしたとしても、インフェイズ状態のピーク
は安定に保たれる。従って、外部共振器長の大きな変化
に伴うAMスペクトルの不安定な変動を除去することが
できるので、半導体レーザの光出力を光検出器によって
計測すれば、外部ミラーの位置の広い移動範囲にわたる
変化を光出力の変化として安定的に知ることができる。
よって、従来の測長器と異なり長距離の測長にも適用で
きることが明かである。
【0029】さらに、光検出器は広い周波数帯域を持つ
ので半導体レーザを変調した周波数と同じ周波数の光出
力信号を検出することができるが、光検出器で検出した
信号は、この他の周波数成分も含んでいる故に、光検出
器の後段に周波数弁別手段を配置することで、半導体レ
ーザを変調した周波数と同じ周波数成分を光出力信号か
ら弁別するように構成する。
ので半導体レーザを変調した周波数と同じ周波数の光出
力信号を検出することができるが、光検出器で検出した
信号は、この他の周波数成分も含んでいる故に、光検出
器の後段に周波数弁別手段を配置することで、半導体レ
ーザを変調した周波数と同じ周波数成分を光出力信号か
ら弁別するように構成する。
【0030】すなわち、複合共振器における外部ミラー
の位置の変化によって生じる干渉による光出力の変動の
うち半導体レーザを変調した周波数と同じ周波数成分を
検出するように構成してやる。このようにして、AM揺
らぎ信号のうちから変調した周波数成分と同じ周波数成
分を計測するように処理してやると、位相整合の度合い
による半導体レーザ内部での干渉の強度変化を1つの周
波数帯域において極めて高いS/N比で計測することが
可能となる。
の位置の変化によって生じる干渉による光出力の変動の
うち半導体レーザを変調した周波数と同じ周波数成分を
検出するように構成してやる。このようにして、AM揺
らぎ信号のうちから変調した周波数成分と同じ周波数成
分を計測するように処理してやると、位相整合の度合い
による半導体レーザ内部での干渉の強度変化を1つの周
波数帯域において極めて高いS/N比で計測することが
可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照しながら本発明
に係わる複数の実施形態例について以下に説明する。 (第1実施形態)図1には、本発明の第1の実施形態と
しての半導体レーザ測長器の基本構成が例示されてい
る。この複合共振器としては、縦単一モードで両端面に
出射端をもつ半導体レーザ1と可動の外部ミラー3によ
って構成されている。半導体レーザ1と外部ミラー3の
間にはコリメータ用のレンズ2を配している。そして、
半導体レーザ1、レンズ2と外部ミラー3は、図示のよ
うに、半導体レーザの一方の端面から出射した光が外部
ミラー3で反射して再び半導体レーザ1の活性層100
に入射するように配置されている。いわゆる外部共振器
を構成するこの半導体レーザ1と外部ミラー3とは例え
ば50mm以上離れて設置されており、可動の外部ミラ
ー3はそれから1000mm程度の移動が可能である。
に係わる複数の実施形態例について以下に説明する。 (第1実施形態)図1には、本発明の第1の実施形態と
しての半導体レーザ測長器の基本構成が例示されてい
る。この複合共振器としては、縦単一モードで両端面に
出射端をもつ半導体レーザ1と可動の外部ミラー3によ
って構成されている。半導体レーザ1と外部ミラー3の
間にはコリメータ用のレンズ2を配している。そして、
半導体レーザ1、レンズ2と外部ミラー3は、図示のよ
うに、半導体レーザの一方の端面から出射した光が外部
ミラー3で反射して再び半導体レーザ1の活性層100
に入射するように配置されている。いわゆる外部共振器
を構成するこの半導体レーザ1と外部ミラー3とは例え
ば50mm以上離れて設置されており、可動の外部ミラ
ー3はそれから1000mm程度の移動が可能である。
【0032】この半導体レーザ1に供給する電源は直流
電源4および第1の高周波信号源5から構成され、イン
ダクタおよびコンデンサから成るバイアスT6によって
直流電流に高周波変調を付加している。第1の高周波信
号源5は周波数および出力強度が可変であり、例えば1
0GHz程度までの単一周波数fi の高周波信号を供給
することができる。
電源4および第1の高周波信号源5から構成され、イン
ダクタおよびコンデンサから成るバイアスT6によって
直流電流に高周波変調を付加している。第1の高周波信
号源5は周波数および出力強度が可変であり、例えば1
0GHz程度までの単一周波数fi の高周波信号を供給
することができる。
【0033】また、この半導体レーザ1のもう一方に在
る出射端面からの出力光は、例えばGHzオーダーの周
波数帯域の応答速度を持つ高速フォトディテクタ9によ
ってモニタされる。レンズ7および8は半導体レーザ1
の出射光をフォトディテクタ9に集光するためのレンズ
である。
る出射端面からの出力光は、例えばGHzオーダーの周
波数帯域の応答速度を持つ高速フォトディテクタ9によ
ってモニタされる。レンズ7および8は半導体レーザ1
の出射光をフォトディテクタ9に集光するためのレンズ
である。
【0034】また、このフォトディテクタ9の後段には
バンドパスフィルタ10と高周波アンプ11が配置され
ている。さらに高周波アンプ11の後段にはマイクロコ
ンピュータ12を備え、計測値により移動距離を計算す
る演算処理手段が配置されている。
バンドパスフィルタ10と高周波アンプ11が配置され
ている。さらに高周波アンプ11の後段にはマイクロコ
ンピュータ12を備え、計測値により移動距離を計算す
る演算処理手段が配置されている。
【0035】(作用効果1):次に、例示された本第1
実施形態の構成による作用効果について説明する。い
ま、半導体レーザ1は第1の高周波信号源5によって周
波数fi で変調されている。半導体レーザ1の一端から
出射した光は外部ミラー3によって反射され、再び半導
体レーザ1の活性層100に入射する。このとき、この
半導体レーザ1の活性層100では当該半導体レーザ1
固有で発振している光と外部ミラー3によって反射され
た光が「干渉」をひき起こす。このときの干渉信号はフ
ォトディテクタ9によってモニタされる。ここで、この
フォトディテクタ9の応答速度は半導体レーザ1の変調
周波数fi より十分速いので、フォトディテクタ9は複
合共振器内の干渉による、周波数fi を含む高い周波数
領域の「揺らぎ」を検知できる。
実施形態の構成による作用効果について説明する。い
ま、半導体レーザ1は第1の高周波信号源5によって周
波数fi で変調されている。半導体レーザ1の一端から
出射した光は外部ミラー3によって反射され、再び半導
体レーザ1の活性層100に入射する。このとき、この
半導体レーザ1の活性層100では当該半導体レーザ1
固有で発振している光と外部ミラー3によって反射され
た光が「干渉」をひき起こす。このときの干渉信号はフ
ォトディテクタ9によってモニタされる。ここで、この
フォトディテクタ9の応答速度は半導体レーザ1の変調
周波数fi より十分速いので、フォトディテクタ9は複
合共振器内の干渉による、周波数fi を含む高い周波数
領域の「揺らぎ」を検知できる。
【0036】また、本実施形態におけるバンドパスフィ
ルタ10は、周波数fi に中心周波数を持つ狭帯域のも
のであり、周波数の弁別手段に代わるもので、このバン
ドパスフィルタ10を通過した信号は周波数fi 付近の
帯域に周波数成分を有するほぼ単一周波数の高周波信号
となる。そして、アンプ11はこの信号を増幅するもの
である。
ルタ10は、周波数fi に中心周波数を持つ狭帯域のも
のであり、周波数の弁別手段に代わるもので、このバン
ドパスフィルタ10を通過した信号は周波数fi 付近の
帯域に周波数成分を有するほぼ単一周波数の高周波信号
となる。そして、アンプ11はこの信号を増幅するもの
である。
【0037】前記の(作用)の項で述べたように、外部
ミラー3を移動させながらアンプ11の出力信号を観測
すると、外部ミラー3の移動にともなって出力光強度に
含まれる周波数fi 付近の信号が周期的に変化すること
が観測できる。このような変化を連続的に測定すること
で外部ミラー3の移動量を測長することが可能となる。
ミラー3を移動させながらアンプ11の出力信号を観測
すると、外部ミラー3の移動にともなって出力光強度に
含まれる周波数fi 付近の信号が周期的に変化すること
が観測できる。このような変化を連続的に測定すること
で外部ミラー3の移動量を測長することが可能となる。
【0038】つまり、「AM揺らぎ」は変調周波数に引
き込まれている即ち「AMモードの引き込み」状態とな
り、スペクトルの分散が小さいので、移動する距離を長
くしてもスペクトルの形状に劣化および時間変動は生じ
ない。つまり、外部ミラーと半導体レーザとの間の距離
が長くても、インフェイズ状態のピークは安定に保たれ
る。
き込まれている即ち「AMモードの引き込み」状態とな
り、スペクトルの分散が小さいので、移動する距離を長
くしてもスペクトルの形状に劣化および時間変動は生じ
ない。つまり、外部ミラーと半導体レーザとの間の距離
が長くても、インフェイズ状態のピークは安定に保たれ
る。
【0039】従って、移動の大きな変化に伴うAMスペ
クトルの不安定な変動を除去できるので、レーザの光出
力を光検出器でモニタすれば、この外部ミラーの位置の
広い範囲にわたる移動変化を光出力の変化として安定的
に捉えられ、後段に配設されたマイクロコンピュータ1
2が、アンプ11からの出力信号を基にして外部ミラー
3の位置の変化量を所定の式に基づき算出することによ
り、従来の測長器と異なり長距離の測長値も高精度に得
られる。
クトルの不安定な変動を除去できるので、レーザの光出
力を光検出器でモニタすれば、この外部ミラーの位置の
広い範囲にわたる移動変化を光出力の変化として安定的
に捉えられ、後段に配設されたマイクロコンピュータ1
2が、アンプ11からの出力信号を基にして外部ミラー
3の位置の変化量を所定の式に基づき算出することによ
り、従来の測長器と異なり長距離の測長値も高精度に得
られる。
【0040】また、この実施形態例の基本構成によれ
ば、半導体レーザ1と外部ミラー3との初期間隔である
例えば50mm以上からも計測でき、更に外部ミラー3
が可動できる範囲の約1000mmまでもの正確な測長
も可能となる。
ば、半導体レーザ1と外部ミラー3との初期間隔である
例えば50mm以上からも計測でき、更に外部ミラー3
が可動できる範囲の約1000mmまでもの正確な測長
も可能となる。
【0041】(第2実施形態)次に、本発明に係わる第
2の実施形態としての半導体レーザ測長器の構成を図2
を参照しながら説明する。
2の実施形態としての半導体レーザ測長器の構成を図2
を参照しながら説明する。
【0042】図示された構成において、使用する特定の
周波数を弁別するための周波数弁別手段としては、フォ
トディテクタ9の後段に設けられた高周波アンプ20
と、第1の周波数可変の高周波信号源5から供給される
変調周波数fi に対して両者の周波数の差fc を1〜1
0MHzに保つように周波数fo が変更可能であり10
GHz程度までの単一周波数の高周波信号を供給するこ
とができる局発高周波信号源21と、ダブルバランスド
ミキサー22と、周波数fi とfo の差fc を中心周波
数にもち中心周波数の利得にたいして3dB減衰する、
2つの周波数の差を通過帯域に持つバンドパスフィルタ
23とから構成されており、これが本第2実施形態の構
成的な特徴である。
周波数を弁別するための周波数弁別手段としては、フォ
トディテクタ9の後段に設けられた高周波アンプ20
と、第1の周波数可変の高周波信号源5から供給される
変調周波数fi に対して両者の周波数の差fc を1〜1
0MHzに保つように周波数fo が変更可能であり10
GHz程度までの単一周波数の高周波信号を供給するこ
とができる局発高周波信号源21と、ダブルバランスド
ミキサー22と、周波数fi とfo の差fc を中心周波
数にもち中心周波数の利得にたいして3dB減衰する、
2つの周波数の差を通過帯域に持つバンドパスフィルタ
23とから構成されており、これが本第2実施形態の構
成的な特徴である。
【0043】(作用2):フォトディテクタ9で受信し
た光信号は変調周波数fi で振動している信号であり、
高周波アンプ20はこの信号が測定に十分な強度を持っ
ていない場合に強度を補償するものである。十分な強度
を持って変調周波数fi で振動している信号は、ダブル
バランスドミキサ22によって、変調周波数fi とは異
なる周波数を持つ局発高周波信号源21からの周波数f
o と混合される。混合された電気信号から信号周波数f
i よりも周波数の低い中間周波数成分|fi −fo |
を、中心周波数|fi −fo |を持つバンドパスフィル
タ23によって弁別する。
た光信号は変調周波数fi で振動している信号であり、
高周波アンプ20はこの信号が測定に十分な強度を持っ
ていない場合に強度を補償するものである。十分な強度
を持って変調周波数fi で振動している信号は、ダブル
バランスドミキサ22によって、変調周波数fi とは異
なる周波数を持つ局発高周波信号源21からの周波数f
o と混合される。混合された電気信号から信号周波数f
i よりも周波数の低い中間周波数成分|fi −fo |
を、中心周波数|fi −fo |を持つバンドパスフィル
タ23によって弁別する。
【0044】なお、上述の検出方法は「ヘテロダイン検
波法」として知られている。以下にヘテロダイン検波法
の原理について簡単に述べる。高周波信号源および局発
高周波信号源がそれぞれ周波数fi,fo 、振幅のEi,E
o 、位相φi , φo を持つ交流信号ei =Ei ・sin
(2πfi ・t +φi )および、eo =Eo ・sin
(2πfo ・t + φo )であると仮定する( 但し、
t:時間) 。これらの合成電圧 e=ei +eo の自乗
e2 の検波を行うと、検波された信号は元の電圧の振
幅、周波数および位相を用いれば次式(a)のように表
せる。
波法」として知られている。以下にヘテロダイン検波法
の原理について簡単に述べる。高周波信号源および局発
高周波信号源がそれぞれ周波数fi,fo 、振幅のEi,E
o 、位相φi , φo を持つ交流信号ei =Ei ・sin
(2πfi ・t +φi )および、eo =Eo ・sin
(2πfo ・t + φo )であると仮定する( 但し、
t:時間) 。これらの合成電圧 e=ei +eo の自乗
e2 の検波を行うと、検波された信号は元の電圧の振
幅、周波数および位相を用いれば次式(a)のように表
せる。
【0045】
【数1】
【0046】右辺の第4項が差周波|fi −fo |で振
動する成分であり、差周波|fi −fo |を中心周波数
にもつフィルタを用いてやれば第4項のみを検出するこ
とができる。ここで右辺第4項は高周波信号と局発信号
の電界振幅の積に比例しているので、局発信号の電界振
幅を大きくとることにより、高いS/N比で第4項の中
間周波数信号が検出できる。いま局発信号源の振幅Eo
が既知であり、高周波信号源の振幅Ei が未知の信号で
あるとすれば、第4項の計測から高いS/N比で周波数
fi の振幅Ei を知ることができる。
動する成分であり、差周波|fi −fo |を中心周波数
にもつフィルタを用いてやれば第4項のみを検出するこ
とができる。ここで右辺第4項は高周波信号と局発信号
の電界振幅の積に比例しているので、局発信号の電界振
幅を大きくとることにより、高いS/N比で第4項の中
間周波数信号が検出できる。いま局発信号源の振幅Eo
が既知であり、高周波信号源の振幅Ei が未知の信号で
あるとすれば、第4項の計測から高いS/N比で周波数
fi の振幅Ei を知ることができる。
【0047】従って、バンドパスフィルタ23の出力信
号から、複合共振器における干渉信号の中の周波数fi
の成分のみを高いS/N比で検出することができる。そ
して、この検出成分をマイクロコンピュータ12により
演算処理して外部ミラー3の位置の移動距離を知ること
ができる。
号から、複合共振器における干渉信号の中の周波数fi
の成分のみを高いS/N比で検出することができる。そ
して、この検出成分をマイクロコンピュータ12により
演算処理して外部ミラー3の位置の移動距離を知ること
ができる。
【0048】(効果2):前説の図1が示す第1実施形
態では、第1の高周波信号源5の変調周波数fiを変化
させた場合に、その周波数に応じてバンドパスフィルタ
10の中心周波数も変化させる必要がある。
態では、第1の高周波信号源5の変調周波数fiを変化
させた場合に、その周波数に応じてバンドパスフィルタ
10の中心周波数も変化させる必要がある。
【0049】しかし、図2が示す第2実施形態では、第
1の高周波信号源5の変調周波数を任意のfi に設定し
たときに、局発高周波信号源21の周波数fo をfi に
対して一定の周波数の差fc =|fi −fo |を持つよ
うに設定すれば、中間周波数信号用のバンドパスフィル
タ23の中心周波数fc は一定のものを用いることがで
きる。
1の高周波信号源5の変調周波数を任意のfi に設定し
たときに、局発高周波信号源21の周波数fo をfi に
対して一定の周波数の差fc =|fi −fo |を持つよ
うに設定すれば、中間周波数信号用のバンドパスフィル
タ23の中心周波数fc は一定のものを用いることがで
きる。
【0050】すなわち、第1の高周波信号源5から供給
する周波数fi を自由に設定した場合、これに応じて局
発高周波信号源21の周波数を適宜に変化させれば、バ
ンドパスフィルタ23を変えずに、実質的に同じ構成に
よって任意の周波数fi 成分の弁別計測が可能となる。
する周波数fi を自由に設定した場合、これに応じて局
発高周波信号源21の周波数を適宜に変化させれば、バ
ンドパスフィルタ23を変えずに、実質的に同じ構成に
よって任意の周波数fi 成分の弁別計測が可能となる。
【0051】(第3実施形態)図3には、第2実施形態
の変形例であるところの第3実施形態としての構成を示
している。図示された構成図において、利用する所定周
波数を弁別するための周波数弁別手段としての構成が、
前説の第2実施形態とは異なるが、実質的には等化な回
路構成を成していることがわかる。
の変形例であるところの第3実施形態としての構成を示
している。図示された構成図において、利用する所定周
波数を弁別するための周波数弁別手段としての構成が、
前説の第2実施形態とは異なるが、実質的には等化な回
路構成を成していることがわかる。
【0052】詳しくは、この周波数弁別手段は、フォト
ディテクタ9の後段に在る第1高周波アンプ20を入力
側として接続して成り、一方、第1高周波信号源5から
の可変の変調周波数fi を供給されるように、第1ダブ
ルバランスドミキサー30に続き第1バンドパスフィル
タ32、そして第2高周波アンプ33が接続され、更に
前述の入力側として接続する第2ダブルバランスドミキ
サー34に接続している。
ディテクタ9の後段に在る第1高周波アンプ20を入力
側として接続して成り、一方、第1高周波信号源5から
の可変の変調周波数fi を供給されるように、第1ダブ
ルバランスドミキサー30に続き第1バンドパスフィル
タ32、そして第2高周波アンプ33が接続され、更に
前述の入力側として接続する第2ダブルバランスドミキ
サー34に接続している。
【0053】なお、前述の第1ダブルバランスドミキサ
ー30は固定の周波数fc を供給する第2高周波信号源
31に接続されている。また、上記の第2ダブルバラン
スドミキサー34はその後段に第2バンドパスフィルタ
35を有して、当該弁別手段を構成している。これが本
第3実施形態の構成的な特徴である。
ー30は固定の周波数fc を供給する第2高周波信号源
31に接続されている。また、上記の第2ダブルバラン
スドミキサー34はその後段に第2バンドパスフィルタ
35を有して、当該弁別手段を構成している。これが本
第3実施形態の構成的な特徴である。
【0054】また、前説の実施形態と同様にこの後段に
は、マイクロコンピュータ12を有している。 (作用効果3):周波数可変の第1高周波信号源5から
発せられた高周波信号fi と、バンドパスフィルタ35
の中心周波数fc と同じ周波数fc を持つ周波数固定の
第2の高周波信号源31からの高周波信号fc とを、第
1のダブルバランスドミキサー30で混合して、両者の
差周波|fi −fc |を中心周波数に持つバンドパスフ
ィルタ32で中間周波数信号fc ′=|fi −fc |を
選択した後、第2のアンプ33で増幅することにより、
ヘテロダイン検波用の局発高周波信号を合成する。この
局発信号と、フォトディテクタ9で電気信号に変換され
第1のアンプ20で増幅された周波数fi の信号は、第
2のダブルバランスドミキサー34によって混合され
る。バンドパスフィルタ35は、この混合された合成信
号の中から周波数fc の信号成分だけを検出する。
は、マイクロコンピュータ12を有している。 (作用効果3):周波数可変の第1高周波信号源5から
発せられた高周波信号fi と、バンドパスフィルタ35
の中心周波数fc と同じ周波数fc を持つ周波数固定の
第2の高周波信号源31からの高周波信号fc とを、第
1のダブルバランスドミキサー30で混合して、両者の
差周波|fi −fc |を中心周波数に持つバンドパスフ
ィルタ32で中間周波数信号fc ′=|fi −fc |を
選択した後、第2のアンプ33で増幅することにより、
ヘテロダイン検波用の局発高周波信号を合成する。この
局発信号と、フォトディテクタ9で電気信号に変換され
第1のアンプ20で増幅された周波数fi の信号は、第
2のダブルバランスドミキサー34によって混合され
る。バンドパスフィルタ35は、この混合された合成信
号の中から周波数fc の信号成分だけを検出する。
【0055】バンドパスフィルタ35の出力信号として
検出される合成信号は、前述の自乗検波信号を与える前
式(a)中の第4項より、差周波 |fi −|fi −f
c ||=|fc |を周波数に持ち、周波数fi の高周波
信号と周波数fc ′=|fi−fc |の局発高周波信号
の電界振幅の積を振幅として持つ。従ってバンドパスフ
ィルタ23の出力信号から、複合共振器における干渉信
号の中の周波数fi の成分のみを、高いS/N比で検出
することができ、後段のマイクロコンピュータ12によ
る所定の信号演算処理により、外部ミラー3の位置の移
動距離を算出することができる。
検出される合成信号は、前述の自乗検波信号を与える前
式(a)中の第4項より、差周波 |fi −|fi −f
c ||=|fc |を周波数に持ち、周波数fi の高周波
信号と周波数fc ′=|fi−fc |の局発高周波信号
の電界振幅の積を振幅として持つ。従ってバンドパスフ
ィルタ23の出力信号から、複合共振器における干渉信
号の中の周波数fi の成分のみを、高いS/N比で検出
することができ、後段のマイクロコンピュータ12によ
る所定の信号演算処理により、外部ミラー3の位置の移
動距離を算出することができる。
【0056】したがって、本実施形態の構成による効果
としては、周波数可変の第1の高周波信号源5を1台と
中間周波数を発生させるための周波数固定の第2の高周
波信号源31を1台で、ヘテロダイン検波用の信号成分
fc ′=|fi −fc |を合成している。このとき、高
周波信号源5の周波数fi を変化させると局発信号の周
波数は、フォトディテクタ9で電気信号に変換され、第
1のアンプ20で増幅された周波数fi の信号と同じ量
だけ周波数が変化することになるので、第2のダブルバ
ランスドミキサ34において混合された信号の差周波|
fc |は常に一定となる故に、局発信号の周波数の調整
が不要となる。
としては、周波数可変の第1の高周波信号源5を1台と
中間周波数を発生させるための周波数固定の第2の高周
波信号源31を1台で、ヘテロダイン検波用の信号成分
fc ′=|fi −fc |を合成している。このとき、高
周波信号源5の周波数fi を変化させると局発信号の周
波数は、フォトディテクタ9で電気信号に変換され、第
1のアンプ20で増幅された周波数fi の信号と同じ量
だけ周波数が変化することになるので、第2のダブルバ
ランスドミキサ34において混合された信号の差周波|
fc |は常に一定となる故に、局発信号の周波数の調整
が不要となる。
【0057】通常、周波数固定の高周波信号源の方が周
波数可変の高周波信号源よりコストが低いので、この例
のような構成的特徴をとることにより、測長器全体とし
てコストを十分に低減させることができる。
波数可変の高周波信号源よりコストが低いので、この例
のような構成的特徴をとることにより、測長器全体とし
てコストを十分に低減させることができる。
【0058】(第4実施形態)図4には、本発明の第4
の実施形態としての半導体レーザ測長器の構成を示して
いる。
の実施形態としての半導体レーザ測長器の構成を示して
いる。
【0059】前述の第1実施形態の構成配置と比較する
と、本実施形態においては図示のように、第1高周波信
号源5の出力の一部を位相補償するための位相補償回路
41がこの第1高周波信号源5に接続されていることが
その特徴の1つである。
と、本実施形態においては図示のように、第1高周波信
号源5の出力の一部を位相補償するための位相補償回路
41がこの第1高周波信号源5に接続されていることが
その特徴の1つである。
【0060】また、他の特徴としては、バンドパスフィ
ルタ10とマイクロコンピュータ12との間に同期検出
回路42が更に設けられ、前述の位相補償回路41とも
接続されていることである。そしてこの同期検出回路4
2は、位相補償回路41で位相補償された出力信号を取
り込むと共に、バンドパスフィルタ10から所定の周波
数成分の供給を受けるように接続されている。
ルタ10とマイクロコンピュータ12との間に同期検出
回路42が更に設けられ、前述の位相補償回路41とも
接続されていることである。そしてこの同期検出回路4
2は、位相補償回路41で位相補償された出力信号を取
り込むと共に、バンドパスフィルタ10から所定の周波
数成分の供給を受けるように接続されている。
【0061】(作用効果4):第1の高周波信号源5の
出力の一部を位相補償回路41で位相補償して同期検出
回路42に出力する。ここで同期検出回路42は位相補
償された信号をトリガーとしてバンドパスフィルタ10
を通過した信号を検出する。従って、バンドパスフィル
タ10の出力信号から、複合共振器における干渉信号中
の周波数fiの成分のみを高いS/N比で検出すること
ができ、続くマイクロコンピュータ12による信号処理
によって外部ミラー3の移動距離が算出される。
出力の一部を位相補償回路41で位相補償して同期検出
回路42に出力する。ここで同期検出回路42は位相補
償された信号をトリガーとしてバンドパスフィルタ10
を通過した信号を検出する。従って、バンドパスフィル
タ10の出力信号から、複合共振器における干渉信号中
の周波数fiの成分のみを高いS/N比で検出すること
ができ、続くマイクロコンピュータ12による信号処理
によって外部ミラー3の移動距離が算出される。
【0062】その効果としては、上述の如く同期検出回
路42を更に設けることにより、フォトディテクタ9で
受信した周波数fi で振動している成分の信号を更に選
択的かつ低ノイズで測定することができる。その結果、
本実施形態例の半導体レーザ測長器は更に高いS/N比
で干渉信号の変化を測定でき、よって、高精度な距離計
測を実現することを可能とする。
路42を更に設けることにより、フォトディテクタ9で
受信した周波数fi で振動している成分の信号を更に選
択的かつ低ノイズで測定することができる。その結果、
本実施形態例の半導体レーザ測長器は更に高いS/N比
で干渉信号の変化を測定でき、よって、高精度な距離計
測を実現することを可能とする。
【0063】以上、本発明の複数の実施形態に基づいて
説明したが、本明細書中には以下の発明が含まれる。 (1) 半導体レーザと、前記半導体レーザの一方の端
面より出射された光を反射して再び前記半導体レーザが
有する活性層に当該光が入射するように配置された可動
の外部ミラーと、直流電源と第1の高周波信号源とから
供給された直流電流および交流電流を重畳する重畳手段
からなり前記半導体レーザを変調動作させる変調駆動電
源と、前記半導体レーザの出力光強度を検出する光検出
器と、前記光検出器で受けた信号に含まれる前記第1の
高周波信号源で変調した周波数成分を弁別する周波数弁
別手段と、前記周波数弁別手段により弁別された周波数
成分の強度の変化を計測して前記外部ミラーと前記半導
体レーザとの間の距離の変化量を演算する演算手段と、
を具備することを特徴とする半導体レーザ測長器。(な
おこれは、全実施形態と図1〜4に対応している)。
説明したが、本明細書中には以下の発明が含まれる。 (1) 半導体レーザと、前記半導体レーザの一方の端
面より出射された光を反射して再び前記半導体レーザが
有する活性層に当該光が入射するように配置された可動
の外部ミラーと、直流電源と第1の高周波信号源とから
供給された直流電流および交流電流を重畳する重畳手段
からなり前記半導体レーザを変調動作させる変調駆動電
源と、前記半導体レーザの出力光強度を検出する光検出
器と、前記光検出器で受けた信号に含まれる前記第1の
高周波信号源で変調した周波数成分を弁別する周波数弁
別手段と、前記周波数弁別手段により弁別された周波数
成分の強度の変化を計測して前記外部ミラーと前記半導
体レーザとの間の距離の変化量を演算する演算手段と、
を具備することを特徴とする半導体レーザ測長器。(な
おこれは、全実施形態と図1〜4に対応している)。
【0064】(2) 前記半導体レーザと前記外部ミラ
ーとの間には、コリメート用のレンズが配置されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ測長
器。(なおこれも、全実施形態と図1〜4に対応してい
る)。
ーとの間には、コリメート用のレンズが配置されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ測長
器。(なおこれも、全実施形態と図1〜4に対応してい
る)。
【0065】(3) 前記周波数弁別手段は、所定の高
周波信号を供給する局発信号源と、前記局発信号源の局
発信号と前記光検出器で受けた信号とを混合する混合器
と、前記混合器により混合された信号から前記局発信号
の周波数と前記第1高周波信号源の周波数との差周波信
号成分を弁別するバンドパスフィルタと、から成ること
を特徴とする(1)または(2)のいずれかに記載の半
導体レーザ測長器。(なおこれは、第2実施形態と図2
に対応している)。
周波信号を供給する局発信号源と、前記局発信号源の局
発信号と前記光検出器で受けた信号とを混合する混合器
と、前記混合器により混合された信号から前記局発信号
の周波数と前記第1高周波信号源の周波数との差周波信
号成分を弁別するバンドパスフィルタと、から成ること
を特徴とする(1)または(2)のいずれかに記載の半
導体レーザ測長器。(なおこれは、第2実施形態と図2
に対応している)。
【0066】(4) 前記周波数弁別手段は、所定の高
周波を発生する第2の高周波信号源と、前記第1高周波
信号源および前記第2高周波信号源からの高周波信号を
混合する第1の混合器と、前記第1混合器の出力より前
記第1高周波信号源と前記第2の高周波信号源からの高
周波信号の差周波成分を弁別する第1のバンドパスフィ
ルタと、前記光検出器からの出力と前記第1バンドパス
フィルタからの出力とを混合する第2の混合器と、前記
第2混合器の出力より前記第2高周波信号源からの高周
波成分を弁別する第2のバンドパスフィルタと、から構
成されることを特徴とする、請求項3に記載の半導体レ
ーザ測長器。(なおこれは、第3実施形態と図3に対応
している)。
周波を発生する第2の高周波信号源と、前記第1高周波
信号源および前記第2高周波信号源からの高周波信号を
混合する第1の混合器と、前記第1混合器の出力より前
記第1高周波信号源と前記第2の高周波信号源からの高
周波信号の差周波成分を弁別する第1のバンドパスフィ
ルタと、前記光検出器からの出力と前記第1バンドパス
フィルタからの出力とを混合する第2の混合器と、前記
第2混合器の出力より前記第2高周波信号源からの高周
波成分を弁別する第2のバンドパスフィルタと、から構
成されることを特徴とする、請求項3に記載の半導体レ
ーザ測長器。(なおこれは、第3実施形態と図3に対応
している)。
【0067】(5) 前記周波数弁別手段は、前記第1
高周波信号源の周波数に相当する周波数成分を弁別する
バンドパスフィルタで構成されていることを特徴とす
る、請求項1または請求項2のいずれかに記載の半導体
レーザ測長器。(なおこれは、第1実施形態と図1に対
応している)。
高周波信号源の周波数に相当する周波数成分を弁別する
バンドパスフィルタで構成されていることを特徴とす
る、請求項1または請求項2のいずれかに記載の半導体
レーザ測長器。(なおこれは、第1実施形態と図1に対
応している)。
【0068】(6) 前記第1高周波信号源の周波数が
可変であることを特徴とする、請求項1または請求項2
のいずれかに記載の半導体レーザ測長器。(なおこれ
も、全実施形態と図1〜4に対応している)。
可変であることを特徴とする、請求項1または請求項2
のいずれかに記載の半導体レーザ測長器。(なおこれ
も、全実施形態と図1〜4に対応している)。
【0069】(7) 前記第2高周波信号源の周波数は
固定されていることを特徴とする、請求項4に記載の半
導体レーザ測長器。 (8) 前記周波数弁別手段と前記演算手段との間に
は、さらに同期検出回路が設けられ、前記同期検出回路
と前記第1高周波信号源との間には、さらに位相補償回
路が配置され、前記同期検出回路は、前記周波数弁別手
段の出力を前記位相補償回路からの出力に同期させて検
出することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項
に記載の半導体レーザ測長器。(なおこれは、第4実施
形態と図4に対応するタイミング同期によるS/N比向
上を図る構成に該当している)。
固定されていることを特徴とする、請求項4に記載の半
導体レーザ測長器。 (8) 前記周波数弁別手段と前記演算手段との間に
は、さらに同期検出回路が設けられ、前記同期検出回路
と前記第1高周波信号源との間には、さらに位相補償回
路が配置され、前記同期検出回路は、前記周波数弁別手
段の出力を前記位相補償回路からの出力に同期させて検
出することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項
に記載の半導体レーザ測長器。(なおこれは、第4実施
形態と図4に対応するタイミング同期によるS/N比向
上を図る構成に該当している)。
【0070】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明によれば、外
部可動ミラーと半導体レーザで構成された複合共振器に
おいては、この半導体レーザのための駆動電流に高周波
信号を重畳することによって、この複合共振器を構成す
る半導体レーザ内での干渉による「AM揺らぎ」信号の
エネルギーを変調周波数付近に集中させ、ミラーと半導
体レーザとの間のいわゆる外部共振器長の大きな範囲の
変動によるスペクトルの分散の変化を抑制することがで
きる。
部可動ミラーと半導体レーザで構成された複合共振器に
おいては、この半導体レーザのための駆動電流に高周波
信号を重畳することによって、この複合共振器を構成す
る半導体レーザ内での干渉による「AM揺らぎ」信号の
エネルギーを変調周波数付近に集中させ、ミラーと半導
体レーザとの間のいわゆる外部共振器長の大きな範囲の
変動によるスペクトルの分散の変化を抑制することがで
きる。
【0071】したがって、この干渉による半導体レーザ
の出力光の強度変化を高いS/N比でしかも安定的に計
測することができ、その結果として、本発明の半導体レ
ーザ測長器における半導体レーザの変調動作手段および
周波数弁別手段を備えていない従来の複合共振器型の測
長器に比較して、可動の外部ミラーがより長距離移動す
る場合や、外部ミラーと半導体レーザとの間が離れてい
る場合においてもその測定を可能にすることができる。
の出力光の強度変化を高いS/N比でしかも安定的に計
測することができ、その結果として、本発明の半導体レ
ーザ測長器における半導体レーザの変調動作手段および
周波数弁別手段を備えていない従来の複合共振器型の測
長器に比較して、可動の外部ミラーがより長距離移動す
る場合や、外部ミラーと半導体レーザとの間が離れてい
る場合においてもその測定を可能にすることができる。
【0072】以上、本発明により、半導体レーザと可動
の外部ミラーから成る複合共振器における干渉信号をよ
り高いレベルのS/N比で高精度な計測をし、しかも低
コストで実現してくれる本発明の目的であるところの距
離測定装置を提供することができる。
の外部ミラーから成る複合共振器における干渉信号をよ
り高いレベルのS/N比で高精度な計測をし、しかも低
コストで実現してくれる本発明の目的であるところの距
離測定装置を提供することができる。
【図1】本発明に係わる第1の実施形態としての半導体
レーザ測長器の基本構成図。
レーザ測長器の基本構成図。
【図2】本発明に係わる第2の実施形態としての半導体
レーザ測長器の構成図。
レーザ測長器の構成図。
【図3】本発明に係わる第3の実施形態としての半導体
レーザ測長器の構成図。
レーザ測長器の構成図。
【図4】本発明に係わる第4の実施形態としての半導体
レーザ測長器の構成図。
レーザ測長器の構成図。
【図5】図5(a), (b)は、変調によるモード引き
込み時における干渉の効果を説明する図であり、(a)
は、無変調時における内部干渉によるAM揺らぎの光出
力のパワースペクトルを示すグラフ、(b)は、変調時
における内部干渉によるAM揺らぎの光出力のパワース
ペクトルを示すグラフ。
込み時における干渉の効果を説明する図であり、(a)
は、無変調時における内部干渉によるAM揺らぎの光出
力のパワースペクトルを示すグラフ、(b)は、変調時
における内部干渉によるAM揺らぎの光出力のパワース
ペクトルを示すグラフ。
【図6】従来例としての「マイケルソン干渉計型」測長
器の基本構成図。
器の基本構成図。
【図7】従来例としての「複合共振器型」変位計の構成
図。
図。
1…半導体レーザ、2…コリメータレンズ、3…外部ミ
ラー、4…直流電源、 5…第1高周波信号源、6…バ
イアスT、7,8…レンズ、9…フォトディテクタ、1
0…バンドパスフィルタ、11…高周波アンプ、12…
マイクロコンピュータ、20…高周波アンプ、21…局
発高周波信号源、22…ダブルバランスドミキサー、2
3…バンドパスフィルタ、30…第1ダブルバランスド
ミキサー、31…第2高周波信号源、32…第1バンド
パスフィルタ、33…第2高周波アンプ、34…第2ダ
ブルバランスドミキサー、35…第2バンドパスフィル
タ、41…位相補償回路、42…同期検出回路、100
…活性層、101…コリメータ付き半導体レーザ、10
2…アイソレータ、103…ハーフミラー、104…第
1の直角プリズム( 可動ミラー) 、105…第2の直角
プリズム、106…光検出器、111…半導体レーザ、
112…コリメータレンズ、113…外部ミラー、11
4, 115…レンズ、116…フォトディテクタ、51
1…無変調時に位相整合によって干渉が強化される場合
( インフェイズ) 、512…無変調時に位相不整合によ
って干渉が弱化される場合( アンチフェイズ) 、521
…変調時に位相整合によって干渉が強化される場合( イ
ンフェイズ) 、522…変調時に位相不整合によって干
渉が弱化される場合( アンチフェイズ)。
ラー、4…直流電源、 5…第1高周波信号源、6…バ
イアスT、7,8…レンズ、9…フォトディテクタ、1
0…バンドパスフィルタ、11…高周波アンプ、12…
マイクロコンピュータ、20…高周波アンプ、21…局
発高周波信号源、22…ダブルバランスドミキサー、2
3…バンドパスフィルタ、30…第1ダブルバランスド
ミキサー、31…第2高周波信号源、32…第1バンド
パスフィルタ、33…第2高周波アンプ、34…第2ダ
ブルバランスドミキサー、35…第2バンドパスフィル
タ、41…位相補償回路、42…同期検出回路、100
…活性層、101…コリメータ付き半導体レーザ、10
2…アイソレータ、103…ハーフミラー、104…第
1の直角プリズム( 可動ミラー) 、105…第2の直角
プリズム、106…光検出器、111…半導体レーザ、
112…コリメータレンズ、113…外部ミラー、11
4, 115…レンズ、116…フォトディテクタ、51
1…無変調時に位相整合によって干渉が強化される場合
( インフェイズ) 、512…無変調時に位相不整合によ
って干渉が弱化される場合( アンチフェイズ) 、521
…変調時に位相整合によって干渉が強化される場合( イ
ンフェイズ) 、522…変調時に位相不整合によって干
渉が弱化される場合( アンチフェイズ)。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体レーザと、前記半導体レーザの一
方の端面より出射された光を反射して再び前記半導体レ
ーザが有する活性層に当該光が入射するように配置され
た可動の外部ミラーと、 直流電源と第1の高周波信号源とから供給された直流電
流および交流電流を重畳する重畳手段からなり前記半導
体レーザを変調動作させる変調駆動電源と、 前記半導体レーザの出力光強度を検出する光検出器と、 前記光検出器で受けた信号に含まれる前記第1の高周波
信号源で変調した周波数成分を弁別する周波数弁別手段
と、 前記周波数弁別手段により弁別された周波数成分の強度
の変化を計測して前記外部ミラーと前記半導体レーザと
の間の距離の変化量を演算する演算手段と、を具備する
ことを特徴とする半導体レーザ測長器。 - 【請求項2】 前記周波数弁別手段は、 所定の高周波信号を供給する局発信号源と、 前記局発信号源の局発信号と前記光検出器で受けた信号
とを混合する混合器と、 前記混合器により混合された信号から前記局発信号の周
波数と前記第1高周波信号源の周波数との差周波信号成
分を弁別するバンドパスフィルタと、から成ることを特
徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ測長器。 - 【請求項3】 前記周波数弁別手段は、 所定の高周波を発生する第2の高周波信号源と、 前記第1高周波信号源および前記第2高周波信号源から
の高周波信号を混合する第1の混合器と、 前記第1混合器の出力より前記第1高周波信号源と前記
第2の高周波信号源からの高周波信号の差周波成分を弁
別する第1のバンドパスフィルタと、 前記光検出器からの出力と前記第1バンドパスフィルタ
からの出力とを混合する第2の混合器と、 前記第2混合器の出力より前記第2高周波信号源からの
高周波成分を弁別する第2のバンドパスフィルタと、か
ら構成されることを特徴とする、請求項1または請求項
2のいずれかに記載の半導体レーザ測長器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7189082A JPH0933214A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 半導体レーザ測長器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7189082A JPH0933214A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 半導体レーザ測長器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0933214A true JPH0933214A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16235018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7189082A Withdrawn JPH0933214A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 半導体レーザ測長器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0933214A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007200942A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Fujitsu Ltd | 光モジュール |
| JP2007534959A (ja) * | 2004-04-29 | 2007-11-29 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 相対運動センサ |
| CN114706059A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-07-05 | 深圳市速腾聚创科技有限公司 | 光束接收装置及光束接收方法 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP7189082A patent/JPH0933214A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007534959A (ja) * | 2004-04-29 | 2007-11-29 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 相対運動センサ |
| JP2007200942A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Fujitsu Ltd | 光モジュール |
| CN114706059A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-07-05 | 深圳市速腾聚创科技有限公司 | 光束接收装置及光束接收方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9537283B2 (en) | Laser with transmission and reflection mode feedback control | |
| US20050078317A1 (en) | Synchronizing the filter wavelength of an optical filter with the wavelength of a swept local oscillator signal | |
| US11668555B2 (en) | Laser interferometer | |
| CN110829167B (zh) | 一种抑制激光器单频相位噪声的方法及系统 | |
| JP2015075485A (ja) | 共振器の自由スペクトルレンジのトラッキング/ロッキングの方法及び装置並びに共振器光ファイバジャイロスコープへの応用 | |
| US12332054B2 (en) | Laser interferometer | |
| KR970005500B1 (ko) | 3주파수 헤테로다인 레이저 간섭계 및 그를 이용한 길이 측정방법 | |
| JP2000205814A (ja) | ヘテロダイン干渉計 | |
| US12578613B2 (en) | Optical frequency comb generator control device | |
| CN210693007U (zh) | 一种抑制激光器单频相位噪声的系统 | |
| US6141138A (en) | Apparatus and method for measuring characteristics of light | |
| EP0363027B1 (en) | Ring resonator gyroscope | |
| US20250297848A1 (en) | Laser Interferometer And Spectroscopic Apparatus | |
| US7420689B2 (en) | Method for determining the refractive index during interferometric length measurement and interferometric arrangement therefor | |
| JPH0933214A (ja) | 半導体レーザ測長器 | |
| JPH0139668B2 (ja) | ||
| JP7448962B2 (ja) | 光コム距離計測用の光コム発生装置 | |
| US12181842B2 (en) | Ramsey spectrometer, optical lattice clock, and Ramsey spectroscopic method | |
| CN117452084A (zh) | 基于光纤相位调制器和光学超稳腔线性扫频的装置 | |
| RU2794241C1 (ru) | Способ регулирования периметра резонатора четырехчастотного лазерного гироскопа | |
| JP3344637B2 (ja) | 光干渉式位置計測装置 | |
| JPH06235641A (ja) | 光ファイバジャイロスコープ | |
| JP2852768B2 (ja) | リング共振ジャイロスコープにおける光ビームの周波数を制御する装置 | |
| HK40096684A (zh) | 光梳产生器控制装置 | |
| Chien et al. | Double phase modulation approach to an interferometric system |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |