JPH0933373A - 差圧測定装置 - Google Patents

差圧測定装置

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JPH0933373A
JPH0933373A JP17842495A JP17842495A JPH0933373A JP H0933373 A JPH0933373 A JP H0933373A JP 17842495 A JP17842495 A JP 17842495A JP 17842495 A JP17842495 A JP 17842495A JP H0933373 A JPH0933373 A JP H0933373A
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JP
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pressure
area
tank
differential pressure
input
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JP17842495A
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Koji Morioka
宏次 森岡
Kenji Sukemiya
賢治 助宮
Chiyuueki Ou
忠益 王
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Taikisha Ltd
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Taikisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差圧測定部に入力する基準側の域圧から高周
波成分を効果的に除去する。 【解決手段】 基準域2に一端を開口させた基準側導圧
路riを介して基準域2の域圧Piを入力する基準圧入
力部aと、対比域1に一端を開口させた対比側導圧路r
sを介して対比域1の域圧Psを入力する対比圧入力部
bと、これら入力部a,bに入力される両域圧Pi,P
sの差ΔPを測定する差圧測定部cとを備える差圧測定
装置において、基準側導圧路riに、その路長方向の一
部箇所において導圧路断面積を縮小する絞り部Xと、こ
の絞り部Xよりも基準圧入力部aの側に位置して絞り部
Xにおける導圧路断面積よりも大きな導圧路断面積を有
する緩衝用容積部Yとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準域に一端を開
口させた基準側導圧路を介して前記基準域の域圧を入力
する基準圧入力部と、対比域に一端を開口させた対比側
導圧路を介して前記対比域の域圧を入力する対比圧入力
部と、これら入力部に入力される両域圧の差を測定する
差圧測定部とを備える差圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の差圧測定装置において、
基準域2の域圧Piを基準圧入力部aに導く基準側導圧
路riは、図8に示すように、比較的大口径(例えば、
呼び径50A)で基準域2に対する開口端から閉塞他端
までの全長にわたって一様な径の主導圧配管14’を、
基準域2から差圧測定部cを備える測定装置本体10の
設置箇所近傍にまで延設(例えば40mにもわたって延
設)し、そして、この主導圧配管14’と測定装置本体
10における基準圧入力部aとの間の残りの短尺部分を
小口径の接続管15(例えば口径8mmのチューブ等)
により接続する構成を採っていた。なお、図中1は対比
域、bは対比圧入力部、13は対比側導圧路rsを形成
するチューブ等の小口径配管である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造では、基準とする基準域2の域圧Piそのものが外風
圧などの影響を受けて図2(イ)に示す如く外乱的な高
周波成分を含む周波数特性で変動する場合、この域圧変
動が上記の主導圧配管14’内を各周波成分ともにそれ
ほど大きく減衰することなく伝播して端末の小口径接続
管15を介し基準圧入力部aに入力されるため、差圧測
定部cにより測定される基準域2と対比域1との域圧差
ΔPにも、上記の外乱的高周波成分が原因となった高周
波変動成分が現れ、この為、基準域2の域圧Piを基準
とする差圧測定により対比域1の域圧変動動向を監視す
ることにおいて、対比域1の微妙な域圧変動を精度良く
正確に把握することが難しくなる問題があった。
【0004】殊に、測定差圧ΔPに基づき各清浄域(=
各対比域1)に対する給気風量や排気風量を自動調整す
ることで、各清浄域と一般域(=基準域2)との域圧差
ΔP、及び、清浄域どうしの域圧差を各々の所定目標値
に保って各清浄域の清浄度を維持する、いわゆる差圧制
御実施のクリーンルーム設備では、風量調整に対する応
答として、また、清浄域における外乱要素(例えば局部
給排気装置の発停や作業者の出入りによるドアの開閉)
の影響で、各清浄域の域圧Psがどのように変動したか
を測定差圧ΔPに基づき精度良く監視することが清浄度
の保全管理において重要となるため、上記問題の解消が
特に強くに望まれていた。
【0005】以上の実情に対し、本発明の主たる課題
は、外風圧などの影響により基準域において外乱的な高
周波成分を含む域圧変動が生じたとしても、この高周波
成分が測定差圧の高周波変動成分として現れることを効
果的に抑制でき、基準域の域圧変動のうち差圧測定での
基準に足る安定的な低周波成分のみが測定差圧に反映さ
れるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明について〕請求項1に係る発明は
差圧測定装置に係り、その特徴は、基準域に一端を開口
させた基準側導圧路を介して前記基準域の域圧を入力す
る基準圧入力部と、対比域に一端を開口させた対比側導
圧路を介して前記対比域の域圧を入力する対比圧入力部
と、これら入力部に入力される両域圧の差を測定する差
圧測定部とを備える構成において、前記基準側導圧路
に、その路長方向の一部箇所において導圧路断面積を縮
小する絞り部と、この絞り部よりも前記基準圧入力部の
側に位置して前記絞り部における導圧路断面積よりも大
きな導圧路断面積を有する緩衝用容積部とを設けたこと
にある。
【0007】すなわち、請求項1に係る発明では(図1
参照)、基準域2の域圧Piが高周波成分を含む周波数
特性で変動したとしても、基準側導圧路riに導入され
る基準域2の域圧変動に対して、基準側導圧路riに設
けた絞り部Xと緩衝用容積部Yとの協働作用で緩衝効果
が生じるため、基準側導圧路riに導入される基準域2
の域圧変動のうち、高周波成分については効果的な減衰
効果が現れ、一方、低周波成分については大きく減衰す
ることなく基準側導圧路ri中を伝播する。そして、絞
り部Xにおける縮小導圧路断面積を小さく設定するほ
ど、また、緩衝用容積部Yの容積を大きく設定するほ
ど、高周波成分に対する減衰効果を高くすることができ
る。
【0008】つまり、定性的に言えば、基準域2におけ
る域圧Piの変化に伴い、基準域2側から絞り部Xを介
して緩衝用容積部Yに導圧流体が流入、ないし、緩衝用
容積部Yから導圧流体が絞り部Xを介して基準域2側に
流出し、これら導圧流体の流出入により緩衝用容積部Y
の内部圧が基準域2の域圧変化に応じて変化するが、導
圧路断面積を縮小した絞り部Xでの通過抵抗により基準
域2の域圧変化に抗して上記導圧流体の流出入が制限さ
れて、緩衝用容積部Yの容積に対する単位時間当たり流
出入量の比率が絞り部Xのない場合に比べ小さくなるこ
とから、緩衝用容積部Yにおける内部圧(及び、それ以
降の基準側導圧路riにおける内部圧)の変化速度が基
準域2における域圧Piの変化速度に比べて小さくなり
(すなわち、上記の緩衝効果を生じ)、そして、このよ
うに基準域2の域圧変化に対して緩衝用容積部Yにおけ
る内部圧の変化が遅れることから、基準側導圧路riに
導入された基準域2の域圧変動のうち高周波成分につい
ては、その早い変化に応答しきれない伝播特性となって
大きな減衰効果が現れる。
【0009】ちなみに、Pi:基準域の域圧、Pr:緩
衝用容積部の内部圧、Po:大気圧、Vr:緩衝用容積
部の容積、Ko:抵抗係数等の含む絞り部の係数値とす
れば、緩衝用容積部における内部圧Prの時間変化率は
次式(数1)で示され、
【0010】
【数1】dPr/dt=Po(|Pi−Pr|)1/2
/VrKo 但し、Pi−Pr≧0のとき、S=1 Pi−Pr<0のとき、S=−1
【0011】この式から、本装置が電気回路におけるロ
ーパス型RC回路と等価の一次遅れ系であって、緩衝用
容積部の容積Vrがローパス型RC回路におけるコンデ
ンサ容量Cに対応し、絞り部の係数値を含むKo/Po
がローパス型RC回路における抵抗値Rに対応するこ
と、並びに、絞り部における縮小導圧路断面積を小さく
設定する程(すなわち、上記Koを大きく設定する
程)、また、緩衝用容積部の容積Vrを大きく設定する
程、緩衝効果が大きなものとなって高周波成分に対する
減衰効果が高くなることがわかる。
【0012】〔請求項2記載の発明について〕請求項2
に係る発明の特徴は、請求項1に係る発明において、前
記絞り部と前記基準圧入力部とに連通させたタンクを前
記緩衝用容積部としてあることにある。
【0013】すなわち、請求項2に係る発明では(同図
1参照)、基準側導圧路riの形成において、前記絞り
部Xと基準圧入力部aとに連通させたタンク18を設け
ることで、このタンク18を前記の緩衝用容積部Yとし
て機能させ、そして、タンク容積により緩衝用容積部Y
の容積を大きく確保することで高周波成分に対する所要
の高減衰効果を得る。
【0014】〔請求項3記載の発明について〕請求項3
に係る発明の特徴は、請求項2に係る発明において、前
記緩衝用容積部としての前記タンクを複数設けたことに
ある。
【0015】すなわち、請求項3に係る発明では(図7
参照)、一つのタンクの大きさを種々選定して緩衝用容
積部Yの必要容積を得るに代え、タンク18の設置数の
選定により緩衝用容積部Yの必要容積を確保することで
高周波成分に対する所要の高減衰効果を得る。
【0016】〔請求項4記載の発明について〕請求項4
に係る発明の特徴は、請求項3に係る発明において、複
数の前記タンクのうち、代表のタンクを前記基準側導圧
路の形成配管に介装し、他のタンクは連通管を介して前
記代表のタンクに連通させてあることにある。
【0017】すなわち、請求項4に係る発明では(同図
7参照)、複数のタンク18を設けるにあたり、これら
複数タンクの全てに基準側導圧路の形成配管を分岐接続
して複数タンクを並列配置で基準側導圧路の形成配管に
介装する形態、あるいは、これら複数タンクの全てを直
列配置で基準側導圧路の形成配管に介装する形態に代
え、これらタンク18のうち、代表のタンク18Aのみ
を基準側導圧路riの形成配管に介装し、他のタンク1
8Bについては、この代表タンク18Aに対し直接に連
通管19を用いて接続する、あるいは、代表タンク18
Aに接続したタンク18Bに対しさらに連通管19を用
いて接続するといった形態で、代表のタンク18Aに連
通させ、これにより、これら複数タンク18の全体を緩
衝用容積部Yとして機能させる。
【0018】〔請求項5記載の発明について〕請求項5
に係る発明の特徴は、請求項1、2、3又は4に係る発
明において、前記基準側導圧路のうち前記絞り部よりも
前記基準圧入力部の側の部分を形成する配管を前記緩衝
用容積部としてあることにある。
【0019】すなわち、請求項5に係る発明では(図1
参照)、基準側導圧路riのうち前記の絞り部Xよりも
基準圧入力部aの側の部分を形成する配管14につい
て、絞り部Xにおける縮小導圧路断面積よりも大きな導
圧路断面積となる適当な配管口径を選定することで、こ
の部分の配管14そのものを前記の緩衝用容積部Yとし
て機能させ、適当な口径選定と、この配管14の施設長
さにより緩衝用容積部Yの必要容積を大きく確保するこ
とで、高周波成分に対する所要の高減衰効果を得る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はクリーンルーム施設を示
し、1は建屋内における清浄域(対比域)、2は建屋内
における一般域(基準域)であり、各清浄域1には給気
ファン3により給気風路4及び高性能フィルタ5を介し
て清浄空気SAが供給され、また、各清浄域1からは域
内空気が排気風路6を介して排気ファン7により排出さ
れる。
【0021】各清浄域1に対する分岐給気風路4aに
は、前記高性能フィルタ5とともに定風量装置8を介装
し、また、各清浄域1に対する分岐排気風路6aには域
圧調整用の風量調整ダンパ9を介装してあり、定風量装
置8により各清浄域1への給気風量を一定に保った状態
で、風量調整ダンパ9により各清浄域1からの排気風量
を微調整することで、各清浄域1の給排気量収支を調整
して各清浄域1の域圧Psを調整する。
【0022】各清浄域1に対しては、基準側導圧路ri
により導かれる一般域2の域圧Piと対比側導圧路rs
により導かれる対応清浄域1の域圧Psとの差ΔPを測
定する差圧測定計10、及び、この差圧測定10の測定
差圧ΔP(=Ps−Pi)に基づいて、各清浄域1の域
圧Psが一般域2の域圧Piよりも各清浄域1ごとに設
定された所定値ΔPmだけ高い状態を維持するように前
記風量調整ダンパ9を操作する域圧制御器11を設けて
あり、これにより、一般域2から各清浄域1への汚染空
気侵入、及び、要求清浄度の低い清浄域1から要求清浄
度の高い清浄域1への汚染空気侵入を防止して、高性能
フィルタ5を介しての清浄空気供給との協働で各清浄域
1の要求清浄度を維持する。
【0023】また、12は各差圧測定計10による測定
差圧ΔPの経時変化を記録する記録計であり、清浄度の
保全管理として、この記録結果により、一般域2の域圧
Piを基準とした各清浄域1の域圧変動動向を監視す
る。
【0024】各差圧測定計10は、一般域2の域圧Pi
を入力する基準圧入力部a、清浄域1の域圧Psを入力
する対比圧入力部b、並びに、これら入力部a,bに入
力される両域圧Pi,Psの差ΔPを測定して、その測
定差圧ΔPに対応する差圧信号を前記域圧制御器11や
記録計12に対し出力する差圧測定部cを装置本体に備
え、清浄域1の域圧Psを対比圧入力部bに導く前記の
対比側導圧路rsは、一端を対比圧入力部bに接続し他
端を清浄域1に開口させた小口径導圧管13(例えば口
径8mm程度のチューブ等)により形成してある。
【0025】一方、基準とする一般域2の域圧Piを基
準圧入力部aに導く前記の基準側導圧路riについて
は、比較的大口径(例えば呼び径32A〜65A程度)
で全長にわたって一様な径の基準圧配管14を一般域2
から各差圧測定計10の設置箇所近傍にまでわたらせて
施設し、この基準圧配管14と各差圧測定計10におけ
る基準圧入力部aとの間の残りの短尺部分を小口径の接
続管15(例えば口径8mmのチューブ等)により接続
してある。なお、基準圧配管14の差圧測定計10側の
端部は閉塞端としてある。
【0026】また、一般域2には、オリフィス16(例
えば、オリフィス孔が2φ)を介装した中口径(例えば
呼び径20A)の付設管17によりタンク内部を一般域
2に開放させたタンク18を設置し、このタンク18に
上記基準圧配管14の一般域側端部を接続してある。
【0027】つまり、上記の付設管17、タンク18、
基準圧配管14、接続管15により基準側導圧路riを
形成するが、この基準側導圧路riにおいて、付設管1
7に介装したオリフィス16は、路長方向の一部箇所で
導圧路断面積を縮小する絞り部Xを構成し、また、タン
ク18及び比較的大口径の基準圧配管14は、上記の絞
り部Xよりも基準圧入力部aの側に位置して絞り部Xに
おける導圧路断面積よりも大きな導圧路断面積を有する
緩衝用容積部Yを構成する。
【0028】そして、基準側導圧路riに上記の如き絞
り部X及び緩衝用容積部Yを設けることにより、基準側
導圧路riに導入される一般域2の域圧変動に対し緩衝
効果を生じさせ、これにより、基準側導圧路riに導入
される図2(イ)に示す如き一般域2の域圧変動のう
ち、外風圧等の影響で生じる高周波成分については効果
的に減衰させて、この高周波成分に原因する高周波変動
成分が差圧測定計10の測定差圧に現れることを防止
し、一般域2の域圧変動のうち差圧測定での基準に足り
る図2(ロ)に示す如き安定的な低周波成分のみが基準
圧入力部aに入力されて測定差圧ΔPに反映されるよう
にしてある。
【0029】ちなみに、図3の(イ)〜(ハ)は、オリ
フィス孔が3φのオリフィス16を用いてタンク18及
び基準圧配管14の実験条件を変えた場合に得られる減
衰特性を示し、図3(イ)〜(ハ)夫々での実験条件は
次の通りである。
【0030】 図3(イ):タンクなし、基準圧配管 32A×40m 図3(ロ):タンクなし、基準圧配管 65A×40m 図3(ハ):タンク 425× 425×1200mm、基準圧配管 3
2A×40m
【0031】また、図4はタンク18及び基準圧配管1
4についての各実験条件(〜)においてオリフィス
孔の孔径を2φ〜6φにわたって変更した場合の減衰効
果の変化を示し、縦軸値には、前記図3で示した如き減
衰曲線についての周波数0.06Hz〜0.5Hzまで
の区間の積分値(すなわち、減衰効果の強さの逆数)を
採ってある。なお、積分の対象とする減衰曲線は、基準
圧配管14がある場合については基準圧配管前部の減衰
曲線を用い、基準圧配管14がない場合についてはタン
ク18内の減衰曲線を用いている。
【0032】図4におけるタンク18及び基準圧配管1
4の各実験条件(〜)は次の通りである。 :タンク(425× 425×1200mm) 1個、基準圧配管なし :タンク(425× 425×1200mm) 2個、基準圧配管なし :タンク(425× 425×1200mm) 3個、基準圧配管なし :タンクなし、基準圧配管 32A×40m :タンクなし、基準圧配管 50A×40m :タンクなし、基準圧配管 65A×40m :タンク(425× 425×1200mm) 1個、基準圧配管 32A
×40m :タンク(425× 425×1200mm) 1個、基準圧配管 50A
×40m :タンク(425× 425×1200mm) 1個、基準圧配管 65A
×40m
【0033】〔別の発明実施形態〕・前述の実験条件で
も示したが、図5に示す如くタンク18を省略して、比
較的大口径の基準圧配管14のみにより緩衝用容積部Y
を形成してもよく、また逆に、図6に示す如く基準圧配
管14を省略して、タンク18のみにより緩衝用容積部
Yを形成してもよい。
【0034】・緩衝用容積部Yとしてのタンク18を複
数設ける場合、図7に示す如く、複数タンク18のうち
の代表のタンク18Aを基準側導圧路riの形成配管に
介装し、他のタンク18Bは連通管19(例えば40A
のホース)を介して代表のタンク18Aに連通させる構
成を採ってもよい。また場合によっては、複数タンク1
8の全てに基準側導圧路riの形成配管を分岐接続して
複数タンク18を並列配置で基準側導圧路riの形成配
管に介装する形態、あるいは、これら複数タンク18の
全てを直列配置で基準側導圧路riの形成配管に介装す
る形態を採ってもよい。
【0035】・前述の実施形態の如くオリフィス16に
より絞り部Xを形成するに代え、ベンチュリーやノズ
ル、あるいは、小径チューブや弁などにより絞り部Xを
形成してもよい。
【0036】・絞り部Xにおける導圧路断面積をどの程
度のものとし、また、緩衝用容積部Yにおける導圧路断
面積を絞り部Xにおける縮小導圧路断面積よりもどの程
度に大きいものとして、緩衝用容積部Yの容積をどの程
度の容積とするかについては、必要減衰効果などに応じ
て適宜決定すればよい。
【0037】・前述の実施形態では、クリーンルーム施
設における清浄域1を対比域とし、一般域2を基準域と
する場合を示したが、基準域及び対比域は夫々、どのよ
うな目的の域であってもよい。
【0038】・基準圧入力部aから入力される域圧Pi
と対比圧入力部bから入力される域圧Psとの差ΔPを
測定する差圧測定部cには、種々の差圧測定形式のもの
を採用できる。
【0039】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】
・請求項1に係る発明によれば、基準域において高周波
成分を含む域圧変動が生じたとしても、基準側導圧路に
導入される基準域の域圧変動のうち高周波成分のみを効
果的に減衰させ得ることから、この高周波成分が測定差
圧の高周波変動成分として現れることを効果的に抑止で
きて、基準域の域圧変動のうち差圧測定での基準に足る
安定的な低周波成分のみを測定差圧に反映させることが
でき、これにより、基準域の域圧を基準とする差圧測定
により対比域の域圧変動動向を監視することにおいて、
対比域の微妙な域圧変動を、先述の従来装置に比べ基準
域での域圧変動における高周波成分の影響の少ない状態
で常に精度良く正確に把握することが可能となる。
【0041】そして、先述の如き差圧制御実施のクリー
ンルーム設備では、清浄域(=対比域)の域圧が、風量
調整に対する応答として、また、清浄域における外乱要
素の影響で、どのように変動したかを測定差圧に基づき
精度良く正確に監視できることで、清浄度の保全管理を
一層高度に実施し得る。
【0042】・請求項2に係る発明によれば、本来的に
容積確保に用いるものであって単純構造で必要設置スペ
ースに対する容積確保率が大きなタンクを用いて緩衝用
容積部を構成するから、装置全体の必要設置スペースを
小さくしながら、緩衝用容積部の容積を大きく確保して
高周波成分に対する高い減衰効果を得ることができ、特
に、基準圧入力部を備える測定装置本体と基準域との離
間距離が小さい場合における緩衝用容積部の容積確保が
容易となる。
【0043】・請求項3に係る発明によれば、タンク設
置数の選定により緩衝用容積部の必要容積を確保するか
ら、緩衝用容積部の必要容積が設置ケースにより異なる
ことに対し、その必要容積に応じた容積のタンクを設置
ケースごとに製作するに比べ、一種ないし少数種のタン
クを複数個準備しておくだけで種々の設置ケースに容易
に対応できる。
【0044】・請求項4に係る発明によれば、基準側導
圧路の形成配管に介装する代表タンク以外のタンクにつ
いては、導圧路形成配管の組み換えを必要とすることな
く、追加設置したり取り外したりすることができるか
ら、タンク設置数の選定により緩衝用容積部の必要容積
を得る形態での装置設置や装置改造を容易に行える。
【0045】・請求項5に係る発明によれば、基準側導
圧路の形成配管そのものを利用して緩衝用容積部を構成
するから、装置全体の製作・設置施工を容易にしなが
ら、緩衝用容積部の必要容積を確保して高周波成分に対
する高い減衰効果を得ることができ、特に、基準圧入力
部を備える測定装置本体と基準域との離間距離が大きく
て導圧路形成配管の施設長さが大きくなる場合における
緩衝用容積部の容積確保が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーンルーム施設に適用した場合の装置構成
【図2】圧力変動を示すグラフであり、(イ)は高周波
成分が減衰する以前の圧力変動を示し、(ロ)は高周波
成分が減衰により除去されたのちの圧力変動を示す。
【図3】実験結果の減衰特性を示すグラフ
【図4】実験結果の減衰効果を示すグラフ
【図5】別実施形態を示す概略の装置構成図
【図6】他の別実施形態を示す概略の装置構成図
【図7】他の別実施形態を示すタンクの接続構造部
【図8】従来の装置構成を示す図
【符号の説明】
2 基準域 ri 基準側導圧路 Pi 基準域の域圧 a 基準圧入力部 1 対比域 rs 対比側導圧路 Ps 対比域の域圧 b 対比圧入力部 ΔP 域圧差(差圧) c 差圧測定部 X 絞り部 Y 緩衝用容積部 18 タンク 18A 代表のタンク 18B 他のタンク 19 連通管 14 配管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準域(2)に一端を開口させた基準側
    導圧路(ri)を介して前記基準域(2)の域圧(P
    i)を入力する基準圧入力部(a)と、対比域(1)に
    一端を開口させた対比側導圧路(rs)を介して前記対
    比域(1)の域圧(Ps)を入力する対比圧入力部
    (b)と、これら入力部(a),(b)に入力される両
    域圧(Pi),(Ps)の差(ΔP)を測定する差圧測
    定部(c)とを備える差圧測定装置であって、 前記基準側導圧路(ri)に、その路長方向の一部箇所
    において導圧路断面積を縮小する絞り部(X)と、この
    絞り部(X)よりも前記基準圧入力部(a)の側に位置
    して前記絞り部(X)における導圧路断面積よりも大き
    な導圧路断面積を有する緩衝用容積部(Y)とを設けた
    差圧測定装置。
  2. 【請求項2】 前記絞り部(X)と前記基準圧入力部
    (a)とに連通させたタンク(18)を前記緩衝用容積
    部(Y)としてある請求項1記載の差圧測定装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝用容積部(Y)としての前記タ
    ンク(18)を複数設けた請求項2記載の差圧測定装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の前記タンク(18)のうち、代表
    のタンク(18A)を前記基準側導圧路(ri)の形成
    配管に介装し、他のタンク(18B)は連通管(19)
    を介して前記代表のタンク(18A)に連通させてある
    請求項3記載の差圧測定装置。
  5. 【請求項5】 前記基準側導圧路(ri)のうち前記絞
    り部(X)よりも前記基準圧入力部(a)の側の部分を
    形成する配管(14)を前記緩衝用容積部(Y)として
    ある請求項1、2、3又は4記載の差圧測定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11230588A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気清浄器
KR100409269B1 (ko) * 2001-11-30 2003-12-12 현대건설주식회사 차압 정밀측정용 마노미터 장치
JP2009222606A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Sanki Eng Co Ltd 室内圧測定口およびそれに用いる防滴フード
JP2013024632A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Dai-Dan Co Ltd 基準圧計測補助具および基準圧計測方法
JP2013024450A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Dai-Dan Co Ltd 室内気圧調節システムおよび室内気圧調節方法

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