JPH0933421A - 手動操作式ロータロック機構を備えた回転式粘度計 - Google Patents

手動操作式ロータロック機構を備えた回転式粘度計

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JPH0933421A
JPH0933421A JP18007495A JP18007495A JPH0933421A JP H0933421 A JPH0933421 A JP H0933421A JP 18007495 A JP18007495 A JP 18007495A JP 18007495 A JP18007495 A JP 18007495A JP H0933421 A JPH0933421 A JP H0933421A
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rotor
pivot
state
bearing
shaft
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JP18007495A
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Koji Sekiguchi
宏治 関口
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TOKI SANGYO KK
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TOKI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的な操作により確実に作動する、ピボット
軸受け保護機構を備える回転式粘度計を提供する。 【解決手段】ロック機構110は、スリーブ61の上端
面の外側に設けられたフランジ61aと、フランジ61
aを上方に押し上げるよう予圧をかけて取付けられた圧
縮コイルバネ63と、フランジ61aの一部に取付けら
れるL型金具64と、L型金具64の水平辺64aを圧
下する方向に設けられる偏心円板カム65と、偏心円板
カム65の回転軸65aと、回転軸65aの軸受け67
と、偏心円板カム65を回転させるための手動操作用摘
みハンドル68とを備え、摘みハンドル68が回転され
ることによりスリーブ61が上下し、ロータ軸の拘束及
びその開放をすると共に、該動作に連動してピボット5
0と宝石軸受け48との分離及び接触を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油化学工業、合成化
学工業、油脂工業、食品工業、電子工業、繊維紡績工
業、製紙工業、塗料工業、化粧品工業、医薬品工業な
ど、液状の材料を主原料、あるいは、副原料とする、殆
どあらゆる工業分野において、これら液状原料の検査、
工程中間製品、あるいは、最終製品の検査のために、最
も広く使用されている回転式粘度計に係り、特に、廉価
な回転式粘度計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したような用途での粘度計
は、いわゆる、定ずり速度方式により、粘度が測定され
ている。この測定原理による粘度計は、図9に示すよう
に、駆動モータ(例えばシンクロナンス・モータ)1の
回転駆動軸2に、目盛り板3を取りつけ、該駆動軸2の
下端2’には、トルク・スプリング4を介してローター
軸5を接続している。さらに、この粘度計は、該ロータ
ー軸5の下端に、粘度を測定しようとする試料液6中に
浸漬した、ローター7が取り付けられている。一方、ロ
ーター軸5には、目盛り板3の上方に延出する指針8が
取り付けられている。したがって、定ずり速度方式によ
る粘度計では、駆動軸2とローター軸5との相対的な回
転角度変位量(以下角変位量と略す)を、目盛り板3上
の指針8の位置によって、読み取ることができる。
【0003】この従来の粘度計において、ローター7を
試料液6に浸漬して回転させると、回転に伴って試料液
6の粘性によって、ローター7にトルクが発生する。こ
のトルクを、トルク・スプリング4の弾性力で釣り合う
ように、ローター軸5が駆動軸2に対して変位するとき
の角変位量から、試料液6の粘度を測定できる。すなわ
ち、目盛り板3上の指針8の指度は、試料液6の粘度に
比例するので、トルクスプリング4の捻ればね定数、ロ
ーター7の寸法、およびその時の回転数が判れば、指針
8の指度により試料液6の粘度を求めることができる。
【0004】以上の説明では、ローター軸5、ローター
7、および、指針8が、トルク・スプリング4を介し
て、駆動軸下端2’に連動するものとして作動原理を示
した。しかし、このような構造では、ローター軸5の位
置が定まらず不安定である。このため、実際に用いられ
ている回転式粘度計では、これらの軸系を軸受けで支え
る構造にしてある。その構造例として、いわゆるB型粘
度計の断面構造を、図10、図11に示す。なお、図1
1は、図10の二点鎖線で囲まれたA部を拡大図した、
ピボット11とその宝石軸受け12との構造を示す一部
断面図である。
【0005】この従来の粘度計では、ローター軸5aに
対する駆動軸2aの角変位量は、図10に示すように、
目盛り板3a上の指針8aの指度として読み取ることが
できるが、この指度を目盛り板3aの回転中に読み取る
必要があるという不便さがある。
【0006】そのために最近では、図12に示すよう
に、駆動軸2a、指針軸9aの間に、例えば、回転型差
動トランスのような角度信号変換器14を介装すること
により、その角変位量を電気信号に変換し、該信号をさ
らにデジタル変換して、そのデジタル値で前記指度を読
み取る方式の粘度計もある。しかし、測定原理として
は、図9と全く同等と考えてよいので、以下、目盛り板
3あるいは3aと、指針8あるいは8aによる角変位量
の検出を例示して説明する。
【0007】図13は、図10の粘度計の構造の内、最
も主要な部分、すなわち回転軸系を抜き出して、簡略化
して描いた説明図である。図13において、ローター軸
5aは、コの字型連結部材10を介して、ピボット1
1、軸受け(実際には宝石軸受け)12で自重を支承さ
れる。上方に延出するトルク検出軸9の振れは、駆動軸
2aの中心軸穴に貫入された、ピン13により振れ止め
されている。その他の部材については、図10の各部材
の符号に対応させており、それぞれ、駆動モータ1a、
目盛り板3a、トルク・スプリング4a、試料液6a、
ローター7a、指針8aを示す。なお、1’aは、駆動
モータ1aの変速機である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように粘度計では、図13に示されるように、その構
造のため、ピボット11、軸受け12の接触面に、ロー
ター7a、ローター軸5a、コの字型連結部材10、ト
ルク検出軸9、指針8aなどの全重量が、スラスト負荷
としてかかり、そのため、トルク検出軸9に摩擦トルク
を生ずる。一方、ローター7aに作用する粘性抵抗トル
クは、被測定試料液によっては、非常に微小な場合があ
る。そのため、低粘性液の測定において、ピボットの摩
擦トルクが、測定に影響して測定精度を低下させる場合
がある。
【0009】この理由から、この種の粘度計は、軸受け
12に接触する、ピボット11に加わる軸荷重を低減す
るために、トルク検出軸9を構成する部材の部品寸法、
形状を、薄肉、細径にして重量低下を計っている。さら
に、ピボット先端の球面半径を極小にして、摩擦トルク
の低下も計られているが、それでも、この種の粘度計で
は、ピボットを用いた他の工業計器に比べて、ロータを
含む負荷重量が大きいので、ピボット負荷条件が格段に
厳しくなっている。
【0010】さらに、粘度測定を終わってから、ロータ
ー7aを洗浄するために、ローター軸5aからローター
7aを取り外したり、または別のローターに交換したり
する、いわゆる着脱操作が必要である。このような操作
の際に、ピボット11に過大な力を加えてピボット11
を変形させたり、軸受け12を破損したりする故障が頻
発するのが、これまでの粘度計取り扱いの実情であっ
た。また粘度計運搬の際にも、振動、衝撃による劣化の
問題もあった。
【0011】このように正常な取り扱い時においても、
ローター交換などの着脱操作に際して外力が加えられ
て、ピボット11、軸受け12を破損する可能性があ
る。そのため、粘度計の使用条件は、一般の工業計器の
ピボットの条件に比べて、極めて特殊であり、粘度計使
用者は、その取り扱い操作において、細心の注意を払う
必要があった。
【0012】このような脆弱な構成を有する回転式粘度
計で、ローター交換などの着脱操作時、および粘度計運
搬時に、ピボット11を保護するための保護装置を備え
た回転式粘度計に関わる、2件の出願が本願の発明者に
よって考案、発明されて、すでに1件は実用新案として
登録され(実公昭52−10391号)、他の1件は現
在出願中(特開平2−231549号公報、出願名称
“ピボット保護装置付き回転式粘度計”)である。
【0013】以下に、従来技術として上記2件のピボッ
ト保護装置について説明する。
【0014】前者の考案は、図14に示すように、ピボ
ット11、およびその軸受け12を収納する下部ケース
17の内壁面に案内されて、軸方向に摺動可能な円筒状
スリーブ18を設け、このスリーブ18の内面下部に設
けたねじ部18aに螺着した円板19を設ける。円板1
9には、その中央部にローター軸5aが自由に貫通する
穴を有し、且つその上面には、例えば、内歯歯車20を
固定して下部係合部材とする。上部係合部材としては、
例えば、内歯歯車と同一刻み円ピッチの外歯歯車21を
用いる。円板19をローター軸5aに固定し、後記する
ようにスリーブ18がその最下端の位置から僅かに上方
に移動したときに、両歯車20、21が噛合い始めるよ
うに、その位置、および厚さを定めてある。
【0015】一方、下部ケース17の側壁に設けた開口
部17aを挿通するピン22の一端をスリーブ18に、
他端を下部ケース17の外周面に沿って、上下に摺動可
能なリング状の把手23に装着する。開口部17aは、
その下端にピン22が接したときに、内歯歯車20と外
歯歯車21との噛合いが完全に外れ、その上端にピン2
2が接したときに、両歯車20、21が完全に噛み合
い、且つ円板19に押し上げられて、ピボット11とそ
の軸受け12とが完全に離間する様に、装着されてい
る。
【0016】また、24はマイクロスイッチを利用した
リミットスイッチである。スリーブ18が上方に移動し
て、内歯歯車20と外歯歯車21とが噛合い始める位置
に達したときに、スリーブ18の上端は、リミットスイ
ッチ24に突出するピン24aを押して、リミットスイ
ッチ24を作動させる。リミットスイッチ24は、内歯
歯車20と外歯歯車21とが噛み合った係合状態では、
駆動モータ1aが回転しないように、駆動モータ1aの
電源回路を開放して、インターロックする。
【0017】この考案によれば、前記回転式粘度計の非
測定時には、スリーブ18を上方に位置させることによ
って、ピボット11をその軸受け12から離間させ、同
時に前記両歯車20、21の係合により、前記粘度計の
運搬、およびローター7aの着脱時においても、ピボッ
ト11およびその軸受け12に損傷を与えることが少な
くなる。
【0018】ただし、この考案では、図14には図示し
ていないが、粘度計運転のスタート・ストップ・スイッ
チを別に有し、リング状把手23の操作と、スタート・
ストップ・スイッチとは連動していない。前記リミット
スイッチ24は、ローター軸が拘束されている時に、駆
動モータが回転しないように、インターロックしている
だけである。そのため、粘度計の運転を開始する時は、
リング状把手23を操作したのち、スタート・ストップ
・スイッチを入れる必要がある。
【0019】また、リング状把手23は、そのストロー
クの任意の位置で止まり得る。このため、該粘度計の使
用者が、粘度測定終了後、粘度計運転のスタート・スト
ップ・スイッチを切って粘度計を停止させてから、ピボ
ット保護装置の操作を、ついうっかり忘れたり、リング
状把手23の操作が不完全で、ストロークの途中の位置
までしか操作しなかったりする場合がある。この状態
は、ピボット保護装置が働いていない状態である。その
ため、この状態で、ローター着脱作業が一度でも行なわ
れると、たちまちピボット、あるいは、宝石軸受けを破
損してしまい、その場合に起こる損害は極めて甚大なも
のとなる。
【0020】すなわち、この考案のピボット保護装置で
は、その動作操作の一部を作業者に依存している。その
ため、当該保護装置では、作業者自体が引き起こす操作
ミスによる粘度計の故障を、防ぐことが出来ない。
【0021】後者の出願中の発明は、このような、作業
者がついうっかりして引き起こす故障を防止するため
に、前述した粘度計のピボット保護操作を、粘度計の運
転、停止に連動して働く一連のシーケンス動作として、
電気的に自動操作する様にしたピボット保護装置に関す
る発明である。
【0022】図15は、後者の現在出願中発明のピボッ
ト保護装置を備えた粘度計の主要部を示す断面図であ
り、図14と同一または相当する部分には、同一符号を
付してその説明は省略する。
【0023】この出願中の発明による粘度計では、L型
金具30は、スリーブ18の上端に固定されており、そ
の一辺30aを挟んで2個のリミットスイッチ(実際に
はマイクロスイッチ)31、32が、それぞれ、上、下
部に配設されている。
【0024】前記スリーブ18が上方に移動して、前記
ピボット11とその軸受け12とが離間し、ローター軸
5aがクランプ(拘束)されたとき、前記L型金具30
の一辺30aにより前記リミットスイッチ31が作動し
て接点信号を出力する。逆に、スリーブ18が下方に移
動して、前記ピボット11とその軸受け12とが接触
し、ローター軸5aがリリーズ(解放)されたとき、同
様に前記リミットスイッチ32が作動して接点信号を出
力する。
【0025】また、スリーブ18の上方の一端には、ね
じ穴34aを設けたブロック34が固着されており、こ
のブロック34のねじ穴34aには、粘度計本体に固定
されたクランプ用モータ33の出力軸に連結されたねじ
軸33aが螺合されている。
【0026】このため、前記クランプ用モータ33の駆
動により、ねじ軸33aが正方向、または逆方向に回転
し、これに螺合したブロック34と共にスリーブ18が
上方、または下方に移動して、前記ピボット11とその
軸受け12とを離間、または接触させる。
【0027】制御装置35は、図16の状態遷移図に示
すように、粘度計の始動、または停止の指令により、あ
らかじめ定められたシーケンスによって前記駆動モータ
1a、およびクランプ用モータ33を制御する。すなわ
ち、図16において、ステップ0の粘度計停止状態で
は、ローター軸5aはクランプされて拘束状態にある。
この状態で測定開始を指令すると、自動的にステップ1
のローター軸リリーズ動作を経由して、ステップ2の粘
度測定状態に遷移する。
【0028】すなわち、測定開始指令によって、まず、
クランプ用モータ33が正方向に回転してローター軸の
リリーズ動作を開始する。リミットスイッチ32が作動
して、リリーズ動作の完了を検出すると、クランプ用モ
ータの回転を停止する。さらに、粘度計回転駆動モータ
1aの回転を開始させて、ステップ2の粘度計回転状
態、すなわち、粘度測定状態に遷移する。
【0029】粘度測定を終了して粘度計を停止するとき
は、ステップ2の粘度計回転状態において停止を指令す
ると、粘度計回転駆動モータ1aの回転停止と共に、自
動的に、ステップ3のローター軸クランプ動作を経由し
て、ステップ0の粘度計停止状態に遷移する。
【0030】すなわち、停止指令によって、粘度計回転
駆動モータ1aを停止させる。この回転停止に引き続
き、ローター軸クランプ用モータ33を逆転させて、ロ
ーター軸のクランプ動作を開始する。リミットスイッチ
31が作動して、クランプ動作の完了を検出すると、ク
ランプ用モータの回転を停止して、ステップ0の粘度計
停止状態に遷移する。
【0031】以上、説明した現在出願中の“ピボット保
護装置付き回転式粘度計”の発明技術を実施した粘度計
では、運搬、測定操作、その他すべての取り扱いにおい
て、粘度計の故障を完全に根絶する、著しい効果を得て
いる。
【0032】上記した技術は、このように極めて顕著な
効果がある優れた技術であるが、一方、クランプ用モー
タとして高価なマイクロモータを使用しなければならな
い。さらに、クランプ用モータの回転をスリーブの昇降
に変換するための複雑な機構を内蔵させ、および、クラ
ンプ用モータを粘度計の運転、停止に連動させてシーケ
ンス的に動作させるための制御装置を備える必要があ
る。このため、この技術を採用した粘度計は、必然的に
その価格が高価にならざるを得ない。
【0033】粘度計は、産業上の利用分野の欄でも述べ
たように、ほとんどすべての工業分野で使用されてい
る。このため、粘度計の測定精度、製品価格等に関す
る、様々なニーズが存在する。特に、低価格で操作が簡
単な、信頼性のある粘度計への要求は高い。
【0034】本発明は、上記の点に鑑みて成された発明
であって、使用者が行う機械的な操作により確実にロー
タ軸のロック動作及びピボット軸受の保護動作が実行さ
れる、低価格のピボット軸受け保護機構を備える回転式
粘度計を提供することを目的とする。
【0035】
【問題を解決するための手段】本発明を適用した回転式
粘度計では、上記目的を達成するために、粘度を測定す
べき液体に接して回転駆動されるロータと、ロータを回
転駆動して粘度を測定する本体とを備え、上記本体は、
ロータを支持すると共にロータに回転駆動力を伝達する
ロータ回転軸と、ロータを回転駆動させるための駆動モ
ータ及びその駆動力を出力する駆動軸を有する回転駆動
手段と、駆動力をロータ回転軸に伝達する入力回転軸
と、バネを有し、該バネを介して駆動軸と入力回転軸と
を弾性的に連結して駆動力を伝達する第1の連結手段
と、ロータ回転軸を回転自在に軸受して支持するため
の、ピボット及び軸受を有する支持手段と、支持手段を
迂回して、ロータ回転軸と入力回転軸とを連結する第2
の連結手段と、ロータ回転軸と駆動軸との相対的な回転
角度変位を検出する角度変位検出手段と、非測定時に支
持手段のピボット及び軸受の機構を保護するピボット軸
受保護装置とを備える回転式粘度計であって、前記ピボ
ット軸受保護装置は、前記ロータ回転軸の回転の拘束及
びその解除を行うロータロック機構と、前記支持手段の
ピボットと軸受との離間及び接触を行うピボット軸受離
間機構と、前記駆動モータのオン及びオフを制御するモ
ータ制御機構とを備え、前記ロータロック機構は、前記
ロータ回転軸の回転拘束する場合に互いに係合して前記
ロータ回転軸の回転を阻止する、相対的位置関係が変位
可能な第1及び第2の部材と、手動操作を受け付ける手
動操作部と、前記手動操作部で受け付けた機械的な力を
利用して、前記第1及び第2の部材の相対的位置関係
を、両部材が係合している第1の状態と係合していない
第2の状態とで切り替えると共に、各状態を次の手動操
作を受け付けるまで保持する切替機構とを有し、前記ピ
ボット軸受離間機構及び前記モータ制御機構は、前記切
替機構の切り替え動作に連動して動作する。
【0036】より具体的には、前記切替機構による第1
の状態から第2の状態への切り替わる前に、前記ピボッ
ト軸受離間機構はピボットと軸受とを接触させ、前記モ
ータ制御機構は、切り替わった後に前記駆動モータをオ
ンとする制御を行う。逆に、前記第2の状態から第1の
状態へ切り替える場合には、切り替わる前に前記駆動モ
ータをオフとし、切り替わった後にはピボットと軸受と
を分離させる。
【0037】
【作用】本発明においては、使用者による手動操作を手
動操作部によって受け付けることで、切替機構が、第1
及び第2の部材の相対的位置を変位させ、両部材が係合
してロータ回転軸を拘束している第1の状態と、両部材
が係合していない第2の状態とを切り替えると共に、各
状態を次の手動操作を受け付けるまで保持する。
【0038】さらに、切替機構の切り替え動作は、ピボ
ット軸受離間機構及びモータ制御機構の動作と連動して
おり、例えば、ロータ回転軸を拘束している第1の状態
から該拘束を開放している第2の状態への切り替わる前
にピボットと軸受とを接触させると共に、前記切り替え
の後に駆動モータをオンとする制御を行う。また、逆
に、第2の状態から第1の状態へ切り替える場合には、
その切り替え前に駆動モータをオフとし、切り替え後に
ピボットと軸受とを離間させる。
【0039】よって、本発明による回転式粘度計におい
ては、受け付けた手動操作によって、ピボット軸受保護
機構の動作と、粘度計の駆動力源である駆動モータのス
イッチ操作を、自動的に順次動作させることができる。
【0040】
【実施例】本発明を適用した一実施例を、図を用いて以
下に説明する。以下の説明における図中の符号は、同一
部分には同一符号を付してある。
【0041】本発明は、ピボット軸受を保護するため
の、手動式ロータロック機構を備えた、回転式粘度計に
関する。本実施例は、本発明を、図9に説明した測定原
理により、試料液の粘度を測定する粘度計に適用したも
のである。
【0042】最初に、本実施例の全体把握のために、本
実施例の粘度計の構成全体について説明する。
【0043】本実施例は、図5に示されるように、測定
対象である試料液6中で回転させる円筒ロータ7と、回
転駆動力を出力する駆動機構120と、駆動機構120
からの回転駆動力をロータ7に伝達する、ピボットおよ
び宝石軸受を備えた回転機構100と、非測定時に回転
機構100におけるピボットと宝石軸受との接触を断つ
と共に、回転機構100と連結されたロータ7の回転運
動を拘束するロック機構110とを有する。
【0044】本実施例は、さらに、試料液6の粘性トル
クにより生じる指度(角変位量)を検出するトルク検出
機構130と、駆動機構120の回転速度を制御すると
共に、トルク検出機構130からの信号を受け入れ、粘
度指度等を算出する制御装置140と、粘度指度や回転
数等を表示する表示器160と、粘度計の始動/停止や
回転速度等を入力するキーボード150とを有する。
【0045】駆動機構120は、図6に示すように駆動
用パルスモータ41と、その出力軸に取り付けられた駆
動用タイミングプーリー42と、タイミングプーリー4
2に掛けられたタイミングベルト43と、タイミングベ
ルト43によって駆動される駆動軸(以下、回転主軸と
呼ぶ)45に取り付けられたタイミングプーリー44と
を備える。更に、この駆動機構120には、図示されて
いないが、駆動用パルスモータ41用の給電装置が含ま
れる。なお、本実施例では駆動用モータ41をパルスモ
ータとして説明するが、本発明は、これを必ずしもパル
スモータに限定するものではない。
【0046】駆動用パルスモータ41は、粘度計として
重要な円滑な回転を確保するために、基本ステップ角度
が小さいパルスモータを使用する。更に、適宜、分割数
を大きくしたマイクロステップ駆動方式を利用して、回
転の円滑化を計ると共に、電子的な多段変速を可能にし
てある。
【0047】回転機構100には、図7に示すように、
前記タイミングプーリー44を介してパルスモータ41
によって駆動される中空の回転主軸45と、回転主軸4
5をその上下端の2箇所で回転自在に支持するベアリン
グ46a、46bと、回転主軸45の最下端に取り付け
られた第1のコの字型連結部材47とが含まれる。
【0048】回転機構100には、更に、第1のコの字
型連結部材47の下辺47aに設けられた宝石軸受け4
8と、宝石軸受け48によって支持されるピボット50
と、ピボット50が下端に植え込まれているトルク検出
軸49と、ピボット50の上方でトルク検出軸49に連
結されている第2のコの字型連結部材51と、第2のコ
の字型連結部材51の下方51aに設けられ、ローター
・ステム5を介して円筒ローター7に連結するトルク検
出軸連結部材49aとが含まれる。
【0049】なお、このトルク検出軸連結部材49aに
は、後述するローター・ロック機構110の機能上重要
な、ローター7の軸回転拘束のために必要な第1の円板
状の係合部材、例えば歯筋を面取りした歯車56を固着
して取り付けておく。一方、トルク検出軸49の上方
は、中空の回転主軸45内部を相互に接触する事無く貫
通して、上方に延出する。
【0050】次に、本発明の特徴に対応するロック機構
110の構成を、図1および図2を用いて説明する。ロ
ック機構110は、使用者の手動操作を受け付け、それ
に応じてロータの拘束あるいはその解除を行うと共に、
上述した回転機構100を収容する収容部を提供するも
のである。
【0051】ここで、図1、図2は、ロック機構110
に直接関係する部分を含む概略構成を示す説明図であ
る。図1は、ロータ7の回転の拘束が解除(ロータリリ
ース)されて、粘度計のロータ7が回転して測定中の状
態を示す。図2は、ロータ7の回転が拘束(ロータロッ
ク)され、粘度計が停止して非測定中の状態にあること
を示している。
【0052】ロック機構110は、図1または図2に示
すように、上記回転機構100を収容する円筒状下部ケ
ース60と、この円筒状下部ケース60の内筒面に挿入
される、上下方向に摺動可能であるが、回転方向には回
り止めを施されたスリーブ61と、スリーブ61の下端
に固着される、中心に孔62aを設けた円板62とを有
する。
【0053】ロック機構110は、さらに、トルク検出
軸連結部材49aに取り付けられる、歯筋を面取りした
歯車56(第1の係合部材)と、歯車56に噛み合う、
円板62の上面に設けられるラック57(第2の係合部
材)と、歯車56の歯先外径を抑制するリング58とを
有する。ラック57、および、リング58は、円板62
上に、図3に示すように取り付けてある。
【0054】なお、本実施例では、第1、第2の係合部
材として、歯車56、ラック57を利用しているが、こ
れら係合部材は、ロータ7の回転を拘束し、その拘束状
態が解除されるまで持続することができれるものであれ
ば、他の係合部材の組み合わせを用いる構成としても良
い。
【0055】ロック機構110は、さらに、図1または
2に示すように、スリーブ61の上端面の外側に設けら
れたフランジ61aと、フランジ61aを上方に押し上
げるよう予圧をかけて取付けられた圧縮コイルバネ63
と、フランジ61aの一部に取付けられるL型金具64
と、L型金具64の水平辺64aを圧下する方向に設け
られる偏心円板カム65と、偏心円板カム65の回転軸
65aと、回転軸65aの軸受け67と、偏心円板カム
65を回転させるための手動操作用摘みハンドル68と
を備える。
【0056】ロック機構110は、さらに、偏心円板カ
ム65により、L型金具64の水平辺64aを圧下し、
スリーブ61を下方位置まで押し下げた場合(図1参
照)、バネ63の応力Fが作用しても、図4(A)の示
すような状態に安定するよう、偏心円板カム65の回転
を止めるストッパ67aと、スリーブ61が押し下げら
れた場合(図2参照)、フランジ61aにより押され、
スリーブ61が上方へ移動した場合に開放されるリミッ
トスイッチ69とを有する。
【0057】リミットスイッチ69の出力は、以下に説
明する制御装置140へ出力され、駆動機構120の動
作制御に用いられる。
【0058】トルク検出機構130は、図7に示すよう
に、中空の回転主軸45の上端に取り付けられているコ
の字型腕部材52と、コの字型腕部材52の上辺52a
で、回転主軸45と同軸上に設けられる、底面に小穴を
設けたカップ状の振れ止め金具53と、該小穴に挿通さ
れる、トルク検出軸49の上端面に植え込まれたピン5
4と、トルク検出軸49の上端部近傍に取り付けられた
渦巻きばねの形状を備えたトルクスプリング55とを含
む。
【0059】ここで、トルクスプリング55の外側巻き
端は、コの字型腕部材52の内側部分52bに係止され
る。また、振れ止め金具53とピン54とは、トルク検
出軸49のラジアル方向の振れを止める軸受けとして働
く。
【0060】トルク検出機構130は、さらに、トルク
検出軸49が試料液6から受ける粘性抵抗トルクによっ
て発生するトルクスプリング55の捩れ角度を、電気信
号に変換するための信号変換部を有する。
【0061】この信号変換部には、回転差動トランス、
あるいは、本願発明者が先に出願した、特願平5−19
8478号記載の発明に述べられている、通過時間差パ
ルス計数による信号変換機構を利用することが出来る。
本実施例では、後者を用いた場合を例として、トルク検
出機構130の構成の概要を図7に示している。
【0062】すなわち、トルク検出機構130は、スプ
リング55の捻れ角度を、電気信号に変化するための信
号変換部として、回転主軸45の上方、コの字型腕部材
52の下部に取付けられる回転主軸遮蔽円板201と、
トルク検出軸49上端に植え込まれたピン54に取付け
られるトルク検出軸遮蔽円板211とを有する。ここ
で、遮蔽円板201、211は、同一形状であり、図8
に示すように、全周を複数等分割(本例では、5分割)
した位置に、スリット300を設けている。
【0063】トルク検出機構130は、さらに、信号変
換部として、回転主軸遮蔽円板201およびトルク検出
軸遮蔽円板211に設けられたスリット300の通過を
検出する、光学的検出器200、210を有する。光学
的検出器200、210は、それぞれに対応する遮蔽円
板201、211を挾んで、上下に対向して設けられ
る、発光ダイオードなどの発光素子と、ホトトランジス
タ等の受光素子とを有する。
【0064】なお、光学的検出器200、210は、無
負荷の状態でロータが回転している場合、遮蔽円板20
1および211に設けられたスリット300の通過を、
同時に検出するような位置に、配置されている。
【0065】本例の信号変換部は、各光学的検出器によ
りそれぞれの遮蔽円板に設けられたスリット300の通
過タイミングを検出し、該検出した通過タイミングのず
れから、トルクスプリング55の捩じれ角度に対応す
る、遮蔽円板201と遮蔽円板211との回転角の相対
的な変位量を示す信号を出力する。
【0066】キーボード150は、ロータ7の回転数
や、粘度測定開始および停止等の、粘度測定における各
種の設定について、外部からの操作を受け付ける。
【0067】表示器160は、ロータ7の回転数、粘度
指度の測定結果、測定状態等、粘度測定に係る状態を表
示するもので、液晶パネルやLED等から構成される。
【0068】制御装置140は、図5に示すように、演
算手段170と制御手段180とを有する。演算手段1
70は、トルク検出機構130の光学的検出器200、
210からそれぞれ出力される、遮蔽円板201、21
1のスリット300の通過タイミングを示す信号を受け
入れ、これら信号から両遮蔽円板のスリット300の通
過タイミングの時間的なずれを求める。さらに演算手段
170は、この時間的なずれから、トルクスプリング5
5のねじれ角度に対応した、両遮蔽円板の相対的な角変
位量を演算し、該角変位量から粘度指度を算出して、そ
の算出結果を表示器160に表示する。
【0069】制御手段180は、図示省略したパルスモ
ータードライバーを備え、キーボード150で受け付け
た操作に対応して、駆動機構120の駆動用パルスモー
タ41のON/OFF制御や回転数の制御を実行する。
制御手段180は、さらに、ロック機構110のリミッ
トスイッチ69がOFF状態、すなわち、ロック機構1
10が作動して、ピボット50と宝石軸受48とが、離
れている場合に、パルスモータ41の回転を停止させ
る。
【0070】次に、本実施例の作用を、図1、図2、図
4、図17を参照して説明する。ここで、図17は、摘
みハンドル68の回転に伴う各部の状態を示す状態遷移
図である。本図において、縦軸はスリーブ61の下方へ
の移動量(S)を示し、横軸は摘みハンドルの回転角度
(θ)を示し、両軸の原点での位置は、上記図2に示す
状態に対応する。
【0071】本実施例の粘度計においては、使用者が摘
みハンドル68を操作することにより、粘度測定を行う
ことできる粘度計測状態(図1に示す状態)と、ロータ
7の回転を拘束すると共に、ピボット50と宝石軸受4
8とが離れており、ロータ7の交換等の作業が可能とな
る、粘度計停止状態(図2に示す状態)との、2つの状
態を切り替えることができる。
【0072】粘度計停止状態から粘度計測状態に切り替
える時には、図17に示すように、切り替えの途中で、
自動的にロータ拘束の開放動作が行なわれ、また、逆
に、粘度計測状態から粘度計停止状態に切り替える時に
も、その途中で、自動的にロータ軸の拘束動作が行なわ
れる。さらに、上記ロータ軸の拘束あるいはその開放動
作に前後して、ピボット50と宝石軸受48との分離/
嵌入、及びリミットスイッチのON/OFFが行われ
る。
【0073】粘度計測状態では、本実施例は、図1及び
図4(A)に示すように、偏心円板カム65を手動操作
用の摘みハンドル68を、粘度計停止状態から角度θM
だけ回転させて、スリーブ61を最下位置に押し下げた
状態にある。
【0074】この状態では、第1の係合部材56と第2
の係合部材57との噛み合いが外れており、ピボット5
0と宝石軸受け48とは接触している。また、この位置
では、フランジ61aの下面側に設けたリミットスイッ
チ69に、フランジ61aが接触しており、リミットス
イッチ69は“入”の状態に保持される。
【0075】さらに、制御手段180は、リミットスイ
ッチ69の状態を検出し、駆動用パルスモータ41の図
示省略されている給電装置に“入”の信号を送ることに
より、駆動用パルスモータ41を所定の回転数で回転さ
せて、粘度計を計測運転状態に保持する。
【0076】また、この状態では、フランジ61を、安
定に、押し下げ位置に保持するためには、偏心円板カム
65の押し下げ位置が、圧縮コイルばね63の反力によ
って戻されないことが必要であるが、本実施例のロック
機構110では、偏心円板カム65と、偏心円板カム6
5により押し下げられるフランジ61aに取り付けたL
型金具64と、偏心円板カム65の回転角を限定するス
トッパ67aとにより、これを実現している。これらの
作用を、図4を用いて説明する。
【0077】ここで、図4(A)は、偏心カム65によ
ってL型金具64の水平辺64aを最下位置に押し下げ
たときの状態を示し、図4(B)は、摘みハンドル68
の操作によって偏心カムが回転して、L型金具64の水
平辺64aが圧縮コイルばね63の復元力によって上昇
した状態を示す。また、図4(C)は、図4(A)の状
態にある偏心カム65及びストッパ67a等の構成を上
方から見た図である。
【0078】偏心円板カム65が操作され、圧縮コイル
ばね63の復元力Fの作用線に対してαだけ傾斜した軸
線上まで回転すると(θ=θM)、軸受け67から延出
するストッパ67aのP点で、当該偏心カム65とスト
ッパ67aとが接触し、当該偏心カム65の回転動作を
制限する。すなわち、この位置では、ストッパ67aに
より、圧縮コイルばね63の復元力Fが働いても、偏心
円板カム65がこれ以上回転することはない。このた
め、本実施例では、粘度計を粘度計測状態に、安定に位
置を保つことが出来る。
【0079】次に、この粘度計測状態において、摘みハ
ンドル68が操作され、逆方向に回転されると、偏心円
板カム65が圧縮コイルばね63を復帰力Fを一部利用
して、スリーブ61が最上位置に戻り、粘度計の状態
が、粘度計停止状態(図2に示す状態)に切り替わる。
【0080】粘度計測状態から粘度計停止状態に切り替
わる途中では、スリーブ61が上昇するに従い、最初
に、フランジ61aが上昇してリミットスイッチ69が
“断”の状態になる(θ=θ3)。制御手段180は、
リミットスイッチ69の“断”の状態を知ることで、駆
動用パルスモータ41の給電装置を制御して、回転を停
止しさせる。
【0081】さらにスリーブ61が上昇し、今度は第1
の係合部材56と第2の係合部材57とが噛み合って、
ロータ軸の回転を拘束する(θ=θ2)。その後、さら
にスリーブ61が上昇し、第1の係合部材56が円板6
2によって押し上げられる。この押し上げ動作に伴っ
て、ピボット50は、宝石軸受け48から引き離されて
接触を絶つ(θ=θ1)。ここで、ロータ軸が拘束され
てから、ピボット50と宝石軸受け48とが実際に分離
するまでの、スリーブ61の移動量S’は、第1の係合
部材56の厚さに依存する。
【0082】なお、上述したリミットスイッチのON/
OFF、ロータ軸の拘束/開放、及び、ピボットと宝石
軸受けとの分離/接触が起こるスリーブ61の位置、す
なわち、上記各部での状態の切り替えが起こる位置での
摘みハンドル68の回転角度値は、具体的に限定される
ものではなく、粘度計測状態と粘度計停止状態との切り
換えの途中で起こるように設定すれば良く、作成しよう
とする粘度計の構造や特性にあわせて調整することがで
きる。
【0083】従来の手動操作式ピボット軸受け保護機構
が、保護機構の操作と回転のスタート・ストップ・スイ
ッチの操作が別々なので、操作上の間違いを生じ易かっ
た。本実施例の回転式粘度計によれば、摘みハンドルの
操作のみで、自動的に粘度計スイッチ操作が行われる。
【0084】さらに、従来の手動操作式ピボット軸受け
保護機構が、機械的にピボットと宝石軸受けを引き離
す、あるいは復帰させる機能のみであったが、本実施例
の回転式粘度計では、単にピボットを宝石軸受けから引
き離す、あるいは復帰させるだけでなく、引き離し動
作、あるいは復帰動作に連動して、自動的に粘度計回転
駆動モータの回転開始、回転停止を行わせるので、作業
者にとって粘度計の取り扱いが容易になった。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、高価な電気的制御装置
を用いず、機械的な手動操作のみで確実に作動する、低
コストのピボット軸受け保護機構を備える回転式粘度計
を提供することが出来る。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転式粘度計の一実施例のロ
ータロック機構に係る構成部分(粘度計測状態)を示す
断面図。
【図2】図1の実施例のロータロック機構に係る構成部
分(粘度計停止状態)を示す断面図。
【図3】図1の実施例のロータロック機構に係る係合部
材の構成を、上方から見た断面図。
【図4】図4(A):粘度計測状態における、図1の実
施例の摘みハンドルの状態を偏心円板カム側から見た説
明図。 図4(B):粘度計停止状態における、図1の実施例の
摘みハンドルの状態を偏心円板カム側から見た説明図。 図4(C):図4(A)の構成を上方から見た説明図。
【図5】図1の実施例の構成を示すブロック図。
【図6】図1の実施例の駆動機構の構成を示す説明図。
【図7】図1の実施例の回転機構とトルク検出機構とを
示す説明図。
【図8】図7に示すトルク検出機構の信号変換部で用い
ることができる遮蔽円板の形状例を示す説明図。
【図9】定ずり方式の回転式粘度計の測定原理を示す説
明図。
【図10】従来の回転式粘度計の構造例を示す説明図。
【図11】図10のA部の構造を拡大して示した説明
図。
【図12】従来の回転式粘度計の他の構造例を示す説明
図。
【図13】従来の回転式粘度計の構造を簡略化して示し
た説明図。
【図14】従来のピボット軸受け保護機構の構造例を示
す断面図。
【図15】従来のピボット軸受け保護機構の他の構造例
を示す説明図。
【図16】従来の粘度計の測定シーケンスでの状態遷移
を示す説明図。
【図17】図1の実施例の摘みハンドルを操作し、粘度
計測状態と粘度計停止状態との切り替えを行う途中で起
こる、各部の状態の遷移を示す説明図。
【符号の説明】
41…駆動用パルスモータ、45…回転主軸、47…第
1のコの字型連結部材、48…宝石軸受、49…トルク
検出軸、50…ピボット、51…第2のコの字型連結部
材、56…歯車(第1の係合部材)、57…ラック(第
2の係合部材)、58…リング(拘束部材)、60…円
筒状下部ケース、61…スリーブ、61a…フランジ、
62…円板、63…圧縮コイルバネ、64…L型金具、
65…偏心円板カム、65a…回転軸、67…軸受け、
67a…ストッパ、68…摘みハンドル、69…リミッ
トスイッチ、100…回転機構、110…ロータロック
機構、120…駆動機構、130…トルク検出機構、1
40…制御装置、170…演算手段、180…制御手
段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘度を測定すべき液体に接して回転駆動さ
    れるロータと、ロータを回転駆動して粘度を測定する本
    体とを備え、 上記本体は、ロータを支持すると共にロータに回転駆動
    力を伝達するロータ回転軸と、ロータを回転駆動させる
    ための駆動モータ及びその駆動力を出力する駆動軸を有
    する回転駆動手段と、駆動力をロータ回転軸に伝達する
    入力回転軸と、バネを有し、該バネを介して駆動軸と入
    力回転軸とを弾性的に連結して駆動力を伝達する第1の
    連結手段と、ロータ回転軸を回転自在に軸受して支持す
    るための、ピボット及び軸受を有する支持手段と、支持
    手段を迂回して、ロータ回転軸と入力回転軸とを連結す
    る第2の連結手段と、ロータ回転軸と駆動軸との相対的
    な回転角度変位を検出する角度変位検出手段と、非測定
    時に支持手段のピボット及び軸受の機構を保護するピボ
    ット軸受保護装置とを備える回転式粘度計であって、 前記ピボット軸受保護装置は、 前記ロータ回転軸の回転の拘束及びその解除を行うロー
    タロック機構と、 前記支持手段のピボットと軸受との離間及び接触を行う
    ピボット軸受離間機構と、 前記駆動モータのオン及びオフを制御するモータ制御機
    構とを備え、 前記ロータロック機構は、 前記ロータ回転軸の回転拘束する場合に互いに係合して
    前記ロータ回転軸の回転を阻止する、相対的位置関係が
    変位可能な、第1及び第2の部材と、 手動操作を受け付ける手動操作部と、 前記手動操作部が受け付けた手動操作による機械的な力
    を利用して、前記第1及び第2の部材の相対的位置関係
    を、両部材が係合している第1の状態と係合していない
    第2の状態とで切り替えると共に、各状態を次の手動操
    作を受け付けるまで保持する、切替機構とを有し、 前記ピボット軸受離間機構及び前記モータ制御機構は、
    前記切替機構の切り替え動作に連動して動作することを
    特徴とする回転式粘度計。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記切替機構により第1状態から第2の状態へ切り替え
    られる場合には、状態が切り替わる前に前記ピボット軸
    受離間機構がピボットと軸受とを接触させ、切り替わっ
    た後に前記モータ制御機構が前記駆動モータをオンとす
    る制御を行い、 前記切替機構により第2状態から第1の状態へ切り替え
    られる場合には、状態が切り替わる前に前記モータ制御
    機構が前記駆動モータをオフとする制御を行い、切り替
    わった後に前記ピボット軸受離間機構がピボットと軸受
    とを分離することを特徴とする回転式粘度計。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記第1の部材は、前記ロータ回転軸に設けられ、 前記第2の部材は、前記ロータ回転軸とは相対的に固定
    側となる前記本体側に、少なくとも、前記第1の部材と
    係合する係合位置と係合しない待機位置との間で変位可
    能に取付けられることを特徴とする回転式粘度計。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記本体は、前記支持手段、及び、当該支持手段と連結
    している前記ロータ回転軸の上方部分を少なくとも収容
    する下部ケースをさらに有し、 前記切替機構は、前記下部ケースの内壁面を上下に摺動
    自在に挿入支持され、かつ、その下端面側に前記第2の
    部材としての第2の係合部材が設けられる、スリーブを
    有し、 前記第1の部材は、前記待機位置にある前記第2の係合
    部材の上方に位置するように、前記ロータ回転軸に取付
    けられた、該ロータ回転軸と同心の円板状の第1の係合
    部材であることを特徴とする回転式粘度計。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記手動操作部は、手動操作により回転される摘みハン
    ドルであり、 前記切替機構は、 前記受け付けた手動操作の力を利用して、前記スリーブ
    の位置を、その摺動範囲内に設けられた上昇限位置と下
    降限位置との間で切り替える操作機構と、 前記下部ケース側に固定され、前記スリーブを上方へ付
    勢する付勢部材とをさらに有し、 前記操作機構は、 前記摘みハンドルの回転に連動して回転し、前記付勢部
    材の付勢力に抗して前記スリーブを下方へ押すカム板
    と、 前記カム板が、予め定めた最終角度以上に回転するのを
    阻止する阻止部材とを有し、 前記カム板は、手動操作による力が作用しない初期角度
    では前記スリーブが前記上昇限位置にあるように接触
    し、前記予め定めた最終角度では前記スリーブを前記下
    降限界位置まで押し下げる形状を有し、 前記予め定めた最終角度は、前記カム板の回転中心から
    最大曲率半径を示す外周部へのベクトル方向が、前記付
    勢力のベクトル方向と逆向き平行となる、角度よりも大
    きいことを特徴とする回転式粘度計。
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