JPH0934023A - フィルム供給装置及びフィルム供給方法 - Google Patents

フィルム供給装置及びフィルム供給方法

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JPH0934023A
JPH0934023A JP17856995A JP17856995A JPH0934023A JP H0934023 A JPH0934023 A JP H0934023A JP 17856995 A JP17856995 A JP 17856995A JP 17856995 A JP17856995 A JP 17856995A JP H0934023 A JPH0934023 A JP H0934023A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径に応じてロール状フィルムを簡便且つ適
正に供給する。 【解決手段】 ネガフィルムを供給リールに装填し(2
00)、先端部を引き出して(204)供給路に供給し
た後、駆動制御部によって駆動ローラを一定量駆動させ
て(206)ネガフィルムを送出方向に搬送させ、この
ときの供給リールの回転数をセンサによって計測して
(208)、ネガフィルムの外径初期値を外径測定部に
よって演算して(210)所定の線速を維持するための
初期回転速度を設定し(214)、外径の減少に伴って
回転速度を増加する(224)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム供給装置及
びフィルム供給方法に係り、特に長尺状のロール化フィ
ルムを適用するフィルム供給装置及びフィルム供給方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、写真フィルム上の画像を画像読
取装置(スキャナ)で読み取りビデオカラーアナライザ
で露光補正データを得て、これをLSIカード等に記録
している。これを迅速且つ大量に行うために、数件のネ
ガフィルムをスプライサにより接合してロール状にして
いる。ロール状にされたネガフィルムは、その先端部
(リーダ部)を搬送経路に沿って通して、スタンバイ状
態にしてから処理を行っている。ロール化したネガフィ
ルムは、その後、ロール化されたままで後続の工程に提
供され、一連の処理が施されて最終的にカッタで切断さ
れて、1件分のネガフィルムに戻される。
【0003】ここで、供給リールに装填されたロール状
写真フィルムが供給リールに対応して配設された巻取リ
ールに巻き取られる際に、写真フィルムを所定の線速
(供給リールでは所定の周速)で所定の搬送経路を搬送
するようになっている。これらのリール間における所定
の線速(周速)を得るために、巻き取られたロール状写
真フィルムの外径を検出して、線速が所定の目的値近く
なるように巻取リールの回転数を制御している。
【0004】しかし、上述の方法では、供給リールにセ
ットされるロール状写真フィルムの外径がわからないた
めにロールの外径に応じて供給リールの回転数を制御し
て、ネガ供給線速を所定の目的値にすることができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して成されたもので、外径に応じてロール状フィルム
を簡便且つ適正に供給することができるフィルム供給装
置及びフィルム供給方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフィルム
供給装置は、送出側リールに巻き掛けられたロール状フ
ィルムを所定の搬送経路に送り出すフィルム供給装置に
おいて、最外層の前記フィルムを一定の搬送量で所定の
搬送経路に案内搬送させるローディング手段と、前記送
出側リールの回転数を検出する回転数検出手段と、前記
回転数検出手段によって得られた回転数と前記ローディ
ング手段による一定量の搬送量とから、前記送出側リー
ルに巻き掛けられた前記ロール状フィルムの外径初期値
を演算する外径演算手段と、前記送出側リールを回転駆
動させるリール駆動手段と、前記外径演算手段で演算さ
れた外径の初期値に基づいて前記送出側リールの初期回
転速度を設定すると共に、該ロール状フィルムの外径の
初期値からの減少に応じて予め定められた割合で前記送
出側リールの回転速度を増加させる制御手段と、を有す
ることを特徴としている。
【0007】これによれば、ローディング手段によるロ
ーディング時の所定量搬送と、回転数検出手段によるロ
ーディング時の送出側リールの回転数から、送出側リー
ルに巻き掛けられたロール状フィルムの外径初期値を簡
便に求めて、制御手段によって送出側リールの初期回転
速度を設定し、外径の減少に応じて送出側リールの回転
速度を増加させる。従って、外径の異なるロール状フィ
ルムであっても所定の線速を維持することができ、また
外径が減少しても適正にフィルムを供給することができ
る。
【0008】請求項2記載のフィルム供給方法は、送出
側リールに巻き掛けられたロール状フィルムを所定の搬
送経路へ送り出すフィルム供給方法において、前記ロー
ル状フィルムの最外層を一定の搬送量で引き出して、所
定の搬送経路へローディングさせ、該ローディング時の
引出しにより回転する前記送出側リールの回転数を検出
し、検出された回転数と前記一定の搬送量とから前記送
出側リールに装填されたロール状フィルムの外径初期値
を求め、前記外径初期値に基づいて、前記送出側リール
の初期回転速度を設定し、この外径初期値からの減少に
応じて、予め定められた割合で前記送出側リールの回転
速度を増加させること、を特徴としている。
【0009】これによれば、ローディング時の一定量の
引出しに伴う送出側リールの回転数から送出側リールに
巻き掛けられたロール状フィルムの外径初期値を求め
て、送出側リールの初期回転速度を設定するので、外径
の減少に応じて送出側リールの回転速度を増加させて、
フィルムの線速を一定にすることができる。従って、送
出側リールに巻き掛けられているフィルムの外径が異な
っても簡便にフィルムの所定の線速を維持することがで
き、また外径が減少しても適正にフィルムを供給するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1及び図2には本発明が適用可能なスキ
ャナ10が示されている。ここで図1は、スキャナ10
の搬送部42を中心とした概略全体図であり、図2はそ
の概略構成図である。
【0012】図2に示されるようにスキャナ10には、
測光専用の光源部20と、ネガフィルム12上に記録さ
れた画像の画像情報を読取解析するセンサ部30と、ネ
ガフィルム12を搬送する搬送部42とが備えられてい
る。図2左側(図1では左上)に備えられた供給リール
44には、軸44Aに沿って層状に巻き取られたネガフ
ィルム12が装填されている。このネガフィルム12が
供給リール44近傍に配設されているホールド部80に
よって搬送部42に供給され、搬送部42途中に設けら
れたネガキャリア48を通過して図2右側(図1では右
上)に備えられた巻取リール46の軸46Aに層状に巻
き取られるようになっている。
【0013】図3に示されるスキャナ10に適用可能な
ネガフィルム12は、数件分を接合されて長尺状にされ
た後、巻き取られてロール状にされている。ネガフィル
ム12は、図3に示されるように、長手方向に沿って所
定間隔で画像が記録された多数の画像コマ12Aが設け
られている。このネガフィルム12は、幅方向の所定の
一端に各画像コマ12Aの位置に合わせてパーフォレー
ション14が形成されており、これによりネガフィルム
12の表裏と共に、画像コマ12Aの位置を判別するこ
とができるようになっている。
【0014】それぞれのパーフォレーション14の間で
画像コマ12Aに隣接する位置には、磁気情報が記録さ
れる磁気トラック16が設けられている。
【0015】この磁気トラック16は、巻き取られた状
態で外側となるネガフィルム12の裏面に形成されてお
り、各画像コマ12Aに記録された画像の撮影時の情
報、プリント処理を行うときのプリントサイズ、露光条
件等の種々の情報が記録される。なお、パーフォレーシ
ョン14と反対側の端部に設けられている磁気トラック
16には、主にカメラ等の撮影装置によって撮影時の情
報が記録されている。またネガフィルム12には、パー
フォレーション16が形成された側と反対側の端部にD
Xコードを示すバーコード18が記録され、ネガフィル
ム12を特定できるようになっている。
【0016】スキャナ10に備えられた測光専用の光源
部20には、ハロゲンランプ、リフレクタによって構成
される光源22が備えられている。光源22から照射さ
れる光線の光路Lに、C(シアン)、M(マゼンタ)、
Y(イエロー)の各色のカットフィルタ及び光量の調節
に用いられるNDフィルタから構成されるフィルタ部2
4が配設されている。フィルタ部24の各フィルタは、
ドライバ26からの信号に応じて、光路L上へ挿入又は
離脱する。
【0017】フィルタ部24の図2下方の光路Lには、
光拡散筒28を挟んで後述するネガキャリア48が配設
されている。ネガキャリア48は、長尺状のネガフィル
ム12を所定位置に位置決めすると共に、搬送ローラ5
2及びこれの対向する抑えローラ54によって挟持する
ようになっている。また搬送ローラ52は、供給リール
44から巻取リール46へ向かう往路搬送時には間欠搬
送を行い、巻取リール46から供給リール44へ向かう
復路搬送時には定速搬送するようになっている。
【0018】ネガキャリア48の図2下方の光路L上に
は、露光演算用センサ32が配置されている。露光演算
用センサ32は256×256のマトリクス状に配列さ
れた画素から成るCCD素子により構成されている。露
光演算用センサ32は露光演算部33に接続され、この
CCD素子により撮像された画像のデータが演算される
ようになっている。演算された露光値は、露光演算部3
3に接続された情報処理部74(図2参照)へ入力する
ようになっている。また、露光演算用センサ32は、光
源22側にネガフィルム12及びプリント用ペーパーの
特性に合わせた図示しないフィルタを有している。
【0019】ネガキャリア48と露光演算用センサ32
との間にはレンズ34及びハーフミラー36が配置され
ている。レンズ34は、光路Lに沿って移動可能となっ
ており、これにより引伸倍率を変更することができる。
【0020】ハーフミラー36は、ネガフィルム12の
透過画像を通過及び反射させるようになっている。反射
された透過画像は、ビデオセンサ38に到達するように
なっている。ビデオセンサ38は640×480画素の
CCDセンサによって構成されており、ネガフィルム1
2上の画像を撮像するようになっている。また、ビデオ
センサ38は画像処理部39を介してモニタ40に接続
され、このCCD素子により撮像された画像を、モニタ
40から入力された補正値により補正することができる
ようになっている。また、画像処理部39は情報処理部
74に接続されており、補正された画像情報が情報処理
部74へ入力するようになっている。
【0021】次に図4を参照してネガキャリア48を説
明する。ネガキャリア48の中央部には、光源部20
(図2参照)の光軸Lが通過する位置に開口部50が設
けられ、光軸Lがネガキャリア48を通過する際に開口
部50に位置決めされたネガフィルム12の画像コマ1
2Aを透過して、センサ部30(図2参照)に到達でき
るようになっている。また、ネガキャリア48には、搬
送路56が配設され、ネガフィルム12の画像コマ12
Aを開口部50に順次案内できるようになっている。ま
た、搬送路56の幅寸法はネガフィルム12の幅寸法と
略同一であり、ネガフィルム12の搬送における幅方向
のズレを防止するようになっている。
【0022】ネガキャリア48の開口部50よりもネガ
フィルム12の搬送方向上流側の搬送路56上の幅方向
両端部に、各々一対の読取ヘッド58が備えられてい
る。読取ヘッド58は、搬送路56上にネガフィルム1
2が配置されて搬送されたときに、ネガフィルム12の
幅方向両側に設けられた磁気トラック16(図3参照)
と各々摺接して、磁気トラック16に記録された磁気情
報を読み取るようになっている。読取ヘッド58の一方
は、画像コマ12Aの一方の磁気トラック16に記録さ
れている再注文の際に読み取る焼付情報を読み取り、他
方は、画像コマ12Aの他方の磁気トラック16に記録
されているカメラ情報を読み取るようになっている。
【0023】読取ヘッド58は、測光用の開口部50に
画像コマ12Aが位置決めされたとき、隣接する2つの
画像コマ12Aの間に配置される。これによりネガフィ
ルム12が画像コマ12Aの測光のために供給リール4
4から巻取リール46へ向けて(往路搬送)間欠搬送す
る場合には、測光終了後の1画像コマ分の搬送によっ
て、1画像コマ分の磁気情報を読み取ることができるよ
うになっている。
【0024】ネガキャリア48の搬送路56の略中央に
記録ヘッド60が配置されている。記録ヘッド60は、
搬送路56の一方の端部に備えられ、記録ヘッド60は
情報処理部74(図2参照)に接続されている。記録ヘ
ッド60はネガフィルム12が復路搬送時において定速
搬送するときに、ネガフィルム12の磁気トラック16
と摺接して、測光により得られた露光補正データを記録
するようになっている。これにより、往路において測光
されて得られた露光補正データを記録ヘッド60により
記録し、記録されたデータは、再注文時に同一側に備え
られた読取ヘッド58により読み取り、再利用すること
ができるようになっている。
【0025】ネガキャリア48において、読取ヘッド5
8よりも更にネガフィルム搬送方向上流側の搬送路56
上には、複数のセンサ62により構成された光学センサ
部64が備えられている。これにより、ネガフィルム1
2のスプライス部分を検出してネガフィルム1件分を特
定し、ネガフィルム12に形成されたパーフォレーショ
ン14を検出して画像コマ12Aを特定すると共に、各
々の画像コマ12Aを正確に開口部50へ配置させるよ
うになっている。また、センサ62はネガフィルム12
上のバーコード18を検出してネガフィルム12を特定
し、記録されている画像コマ12Aの画像濃度を測定し
て画像コマ12Aのサイズと先頭画像コマ12A及び最
終画像コマ12Aを検出することができるようになって
いる。更に他のセンサ62は画像コマ12A上に画像が
記録されているか否かを判断して、素抜けコマを検出で
きるようになっている。
【0026】開口部50よりもネガフィルム12の搬送
方向下流側の搬送路56上には、搬送ローラ52が配置
されており、対向する抑えローラ54(図2参照)と共
にネガフィルム12を挟持して所定の搬送量で搬送する
ようになっている。搬送ローラ52は、図示しない搬送
制御部を介して情報処理部74に接続されており、往路
搬送時には画像コマ12Aが開口部50に位置決めでき
るようにネガフィルム12を間欠搬送し、復路搬送時に
は、1巻分のネガフィルム12を定速搬送するようにな
っている。
【0027】これにより、ネガキャリア48では、ネガ
フィルム12が供給されると、往路時にネガフィルム1
2を搬送ローラ52により間欠搬送して画像コマ12A
を開口部50に位置決めし、位置決めされた画像コマの
画像に対して光源部20からの光線による測光を行う。
また、間欠搬送の際には他の画像コマ12Aについて光
学センサ部64により各種の光学情報を読み取ると共に
読取ヘッド58により磁気情報を読み取るようになって
いる。一方、復路時には巻取リール46に回収された1
巻のネガフィルム12が搬送路56上を定速搬送して、
一定速度で記録ヘッド60と摺接して磁気トラック16
に測光で得られた情報を記録するようになっている。
【0028】ネガフィルム12を搬送する搬送部42に
は、複数の固定ローラ66と複数のリザーバローラ68
A、68Bとが備えられている(なお、図2では一部の
固定ローラ66は省略してあり、また各ローラの位置に
ついても概略的に示されている)。
【0029】リザーバローラ68A、68Bは、2つの
固定ローラ66間に各々配置される(図1参照)と共に
図示しないローディング制御部に接続されており、ロー
ディング制御部からの指示に従い、所定の移動路に従っ
て位置を移動するようになっている。
【0030】リザーバローラ68Aは、供給リール44
とネガキャリア48の間に配置され、移動路を一方から
他方へ移動してネガフィルム12を押し出してリザーバ
70を形成し、供給リール44のブレーキを制御するよ
うになっている。また供給リール44からのネガフィル
ム12の送出量とネガキャリア48での搬送量によって
移動路を移動して、リザーバ70の大きさを変更し、ネ
ガフィルム12に過度の張力がかからないようにしてい
る。
【0031】一方、リザーバローラ68Bは、ネガキャ
リア48と巻取リール46との間に配置され、所定の移
動路を一方から他方へ移動してネガフィルム12を押し
出してリザーバ72を形成し、巻取リール46の動作可
否を決定するようになっている。またネガキャリア48
からのネガフィルム12の送出量と巻取リール48への
ネガフィルム12の巻取量によって移動路を移動して、
リザーバ72の大きさを変更し、ネガフィルム12に過
度の張力がかからないようにしている。
【0032】リザーバ70と供給リール44との間に
は、供給リール44に装填されたネガフィルム12の先
端部を搬送部42へ供給するためのホールド部80(図
1参照)が配設されている。
【0033】図5に示されるように、ホールド部80
は、供給リール44の軸44Aを中心に回転運動可能な
アーム82を備えており、アーム82の先端部にはホー
ルドローラ84が配設されている。これによりアーム8
2の移動に伴ってホールドローラ84が所定の移動経路
を移動するようになっている。
【0034】ホールドローラ84の移動経路延長には、
駆動ローラ86が配設されており、移動経路を移動して
来たホールドローラ84と供給リール44から引き出さ
れたネガフィルム12を挟持できるようになっている。
【0035】駆動ローラ86は、図示しない駆動モータ
を介して駆動制御部110に接続されており、駆動制御
部110からの信号に応じてネガフィルム12の先端部
を供給路88に供給すると共に、ローディング時には指
定された搬送量でネガフィルム12を搬送するようにな
っている。
【0036】駆動制御部110では、ローディング時に
おいて所定量のネガフィルム12を搬送するように指示
し、またローディングが完了して所定の処理を実行して
いるときにはネガフィルム12の搬送量を検出するよう
になっている。駆動制御部110は外径測定部112に
接続されており、ネガフィルム12の搬送量を外径測定
部112に出力するようになっている。これにより、外
径測定部112において、ネガフィルム12の搬送量に
基づいた所定の処理を行うことができるようになってい
る。
【0037】ホールドローラ84及び駆動ローラ86に
よるネガフィルム12の挟持位置(図5におけるH位
置)の図5下方には、ネガフィルム12を搬送部42へ
供給する供給路88が配設されており、ホールドローラ
84と駆動ローラ86とによって挟持されたネガフィル
ム12が供給路88を経て後続の搬送部42(図1参
照)へ簡便に供給できるようになっている。
【0038】ネガフィルム12の挟持位置と供給路88
の入口との間には、供給路88に対して所定の角度及び
距離を有して保持されるガイド90が備えられており、
ホールドローラ84と駆動ローラ86とによって挟持さ
れたネガフィルム12の先端部を供給路88の入口へ案
内するようになっている。
【0039】図5及び図6に示されるように、供給リー
ル44には、装填されるロール状のネガフィルム12の
外径を測定する測定部92が備えられている。
【0040】測定部92は、供給リール44の軸44A
と同軸運動可能なスリット板94を有している。スリッ
ト板94は、供給リール44の裏面であって、ネガフィ
ルム12が装填されない面に取りつけられた円盤状の部
材であり、供給リール44の回転に伴って回転するよう
になっている。
【0041】スリット板94の軸94Aは、矩形状にス
リット板94から突出しており、供給リール44の軸4
4Aに設けられた矩形状の挿入孔44Bに嵌合するよう
になっている。これにより、供給リール44が回転する
とスリット板94は軸94Aを介して同軸上で同率の回
転をするようになっている。
【0042】スリット板94の外周端には、周辺に沿っ
て所定間隔でスリット96が連続して穿設されており、
スリット板94の回転に伴って位置を移動するようにな
っている。
【0043】図6に示されるように、スリット板94と
スキャナ10の台座部10Aとの間には、センサ100
が複数備えられており、センサ100のスリット検出部
98がスリット96の位置を検出できるように配置され
ている(図5参照)。センサ100は側面に支持部10
2を有し、支持部102に穿設されている孔102Aに
ビス104を挿入することによって、スキャナ10の台
座部10Aに固着されている。
【0044】これにより、供給リール44が回転する
と、これに伴ってスリット板94が回転し、スリット9
6の位置が供給リール44の回転に合わせて移動して、
センサ100がスリット96の位置を感知するようにな
っている。
【0045】供給リール44とスリット板94との間及
びスリット板94とスキャナ10の台座部10Aとの間
には、各々ワッシャ106、108が配置され、シャフ
ト109が各部材に設けられた挿入孔44B、106
A、94B、108A、10Bに挿通することによっ
て、各々所定の間隔で供給リール44とスリット板92
とスキャナ10の台座部10が離間するようになってい
る。
【0046】センサ100は、各々外径測定部112に
接続されており、センサ100によって検出されたスリ
ット96の移動からパルス信号を生成し、後述する外径
測定方法に基づいて外径を測定するようになっている。
【0047】図5に示されるように、外径測定部112
は、供給リール駆動制御部114に接続されており、供
給リール駆動制御部114は、外径測定部112により
測定された外径に基づいて供給リール44の駆動を制御
するようになっている。
【0048】次に供給リール44に装填されるネガフィ
ルム12の外径初期値の測定について説明する。
【0049】ネガフィルム12の外径初期値は、ネガフ
ィルム12の先端部が供給路88に供給された後、駆動
制御部110によって駆動ローラ86を一定量駆動させ
てネガフィルム12を送出方向に搬送させ、このときの
供給リール44の回転数をセンサ100によって検出し
て、外径測定部112によって演算されるようになって
いる。供給リール44の初期回転速度は、演算により得
られた外径初期値に基づいて設定されるようになってい
る。
【0050】図7(A)に示されるように、スキャナ1
0には2つのセンサ100が所定の間隔で離間させて台
座部10Aに配置されている(図6参照)ため、所定間
隔で設けられているスリット96を検出する場合、スリ
ット96は、2つのセンサ100によって所定の位相差
を有する2種のパルス信号として認識されるようになっ
ている。これにより、1のパルス信号から供給リール4
4の回転数を求めることができ、また2種のパルス信号
の所定の位相差から供給リール44の回転方向を確認
し、装填ミスを検出できるようになっている。
【0051】従って、ローディング時に駆動ローラ86
によりネガフィルム12が一定量搬送されると、2つの
センサ100によるパルス信号に基づいて、外径測定部
112により供給リール44の回転数を求めることがで
きる。
【0052】供給リール44の回転数が検出されると、
駆動ローラ86により搬送されるネガフィルム12の搬
送量が搬送制御部110によって一定に制御されている
ので、下記式に基づいて外径初期値を求めることができ
る。
【0053】
【数1】
【0054】上記式に基づいて得られた供給リール44
に装填されているネガフィルム12の外径初期値から、
供給リール駆動制御部114によって、所定の線速を維
持するために適正な初期回転速度で供給リール44が回
転するようになっている。
【0055】また、図7(B)に示されるように、上記
式に基づいて得られる供給リール44の回転数と供給リ
ール44に装填されるネガフィルム12の外径とには、
一定の関係が成り立つ。これにより、供給リール44に
装填されるネガフィルム12に対する所定の処理が順次
行われると、ネガフィルム12の外径が所定の割合で小
さくなるようになっている。従って、処理の進行によっ
て外径が外径初期値から減少していくと、これに応じた
所定の割合で、供給リール44の回転速度を増加して、
ネガフィルム12を適正に搬送するようになっている。
【0056】次に本実施の形態の作用を説明する。スキ
ャナ10の一端に設けられた供給リール44にロール状
の現像済みのネガフィルム12を装填し、先端部を引き
出してホールドローラ84と駆動ローラ86とによって
挟持し、供給路88を経て搬送部42に案内する。ネガ
フィルム12を搬送部42に案内すると、オートローデ
ィング機構により搬送経路にネガフィルム12が通さ
れ、リザーバローラ68A、68Bが移動して、リザー
バ70、72を形成し、スタンバイ状態にする。
【0057】スタンバイ状態になると、ネガフィルム1
2が搬送を開始し、パーフォレーション14の検出に基
づいて、搬送ローラ52によって間欠搬送(往路)が行
われ、読取ヘッド58によって画像コマ12Aに対応す
る磁気トラック16上に記録された磁気情報の読取が行
われる。
【0058】磁気情報を読み取られた画像コマ12A
は、ネガキャリア48の開口部50に位置決めされて測
光が行われる。測光用の光源22の光軸L上に配置され
た露光演算用センサ32及びビデオセンサ38を介して
各々露光演算部33及び画像処理部39により、画像コ
マ12A上の画像に対して適正な露光が行われるように
露光補正値が演算される。
【0059】1件分全ての画像コマ12Aに対する測光
が完了すると、読み取られた磁気情報及び測光の結果に
基づいて、露光補正値が決定される。1巻のネガフィル
ム12における全てのネガフィルム12に対して各件毎
に露光補正値が決定されると、搬送方向の反転が指示さ
れ、ネガフィルム12がネガキャリア48の搬送路56
上を定速搬送(復路)し、記録ヘッド60によって、各
画像コマ12Aに対応する露光補正値が磁気ヘッド16
に記録される。
【0060】次に図8を参照して、供給リール44の回
転制御について説明する。ステップ200においてロー
ル状のネガフィルム12を供給リール44に装填する
と、ステップ202において、供給リール44の回転数
をセンサ100によって測定し始める。
【0061】供給リール44の回転数の測定が開始され
ると、ステップ204において、ネガフィルム12の先
端部が引き出されて、ホールドローラ84と駆動ローラ
86とによって挟持されて搬送可能状態にする。
【0062】ネガフィルム12の引出しが完了すると、
ステップ206において、一定量の搬送が指示される。
ネガフィルム12の装填直後であるため、ローディング
時における所定の初期搬送量でネガフィルム12を搬送
する。
【0063】ネガフィルム12の所定量の搬送が指示さ
れると、ステップ208において、所定量で搬送される
ときの供給リール44の回転数がセンサ100によるス
リット96の検出に基づいて計測される。
【0064】供給リール44の回転数が計測されると、
ステップ210において、計測された回転数に基づい
て、所定の計算式(前述の式(1)及び式(2))に従
いネガフィルム12の外径初期値を算出するための演算
が行われ、ステップ212において、外径初期値が決定
される。
【0065】供給リール44に装填されているロール状
ネガフィルム12の外径初期値が決定されると、ステッ
プ214において、予め記憶された外径に対応する初期
回転速度マップから、決定された外径初期値に対応した
供給リール44の初期回転速度が決定される。段階的に
回転速度を修正する場合には、初期回転速度は実際の外
径初期値の場合の回転速度よりも速く設定され、外径の
減少に伴う段階的な回転速度修正に対応できるようにな
っている。
【0066】供給リール44の初期回転速度が決定され
ると、ステップ216において、決定された回転速度で
ネガフィルム12を搬送するように指示する。
【0067】ネガフィルム12が適正な搬送量で送り出
されるように指示されると、ステップ218において、
外径(巻径)が予め定められた量、減少したか否かが判
断される。処理の進行に伴い供給リール44に巻き掛け
られているネガフィルム12の量が減ると、初期回転数
では十分な線速を維持するには遅いため、外径に応じて
回転速度を上げる。従って、回転速度を修正するための
所定のネガフィルム12の減少量が予め設定されてお
り、これを指標として回転数の修正が行われる。
【0068】予め定められた量の減少が認められると判
断は肯定されて、ステップ220において、減少量に伴
って供給リール44の回転速度が前記マップから読み取
られる。外径初期値が設定されているため、減少量から
適正な線速を維持するための回転速度は、所定の式に基
づいて作成されたマップより容易に得られるようになっ
ている。
【0069】適正な回転速度の読み取りが行われると、
ステップ222において、読み取られた回転速度で供給
リール44を回転するように指示して、ルーチンを終了
する。
【0070】これによって、如何なる外径を有するネガ
フィルム12が供給リール44に装填されても、適正な
初期回転速度を設定することができ、適正な線速で送り
出すことができる。また、測光処理が行われて装填され
ているネガフィルム12の外径が変化しても、回転数を
修正することによって、適正な線速を維持することがで
きる。
【0071】また、センサ100によるパルスのカウン
トによって、供給リール44の回転方向を確認すること
ができ、ネガフィルム12の装填ミスを防止することが
できる。
【0072】更に、適正な線速を維持して駆動ローラ8
6等の駆動を調整することができるので、リザーバ70
を形成するリザーバローラ68Aの移動量を極めて少な
くすることができる。また、従来、一定の回転数に固定
するときには、最小の外径の周速に合わせて回転数を決
定していたため最大の外径のときには必要以上の周速と
トルクが要ることになっていたが、外径に合わせて周速
を変化させるので、供給リール44を最初から速く回転
する必要がない。従って、モータ等の駆動系を小型化す
ることができる。
【0073】なお本実施の形態では、回転検出手段とし
てスリット板94を用いたが、ホール素子を用いて磁気
的に検出してもよい。また、軸44Aの一部に検出可能
なマークを付して、これを検出することによって回転数
を検出してもよい。
【0074】本実施の形態では、外径の減少量に基づい
て修正を行う所定値を設定し、これを指標として回転速
度を修正したが、これに限定されない。例えば、搬送時
間に基づいた所定の時間的な間隔で回転数を修正するこ
ともできる。この場合には、供給リール44に装填され
ているネガフィルム12の量が、処理の進行に伴って変
化することが予めわかっているので、これに基づいて時
間間隔を決定することが好ましい。例えば、装填直後に
決定された時間間隔よりも測光処理が進行した場合に
は、これに伴って時間間隔を小さくすることができる。
また、減少量の代わりに外径を測定して適正な回転速度
を得てもよい。この場合には一層正確な適正回転速度を
得ることができる。更に常に外径の変化を確認してその
度に回転速度を修正してもよい。この場合には、常に適
正な回転速度を維持することができる。
【0075】また本実施の形態では、供給リール44の
装填されたネガフィルム12の先端部を引き出して供給
路88に供給するために配設された駆動ローラ86によ
りネガフィルム12の搬送量を測定したが、駆動ローラ
86に限定されない。例えば、供給リール44とネガキ
ャリア48との間における他の固定ローラ66により搬
送量を測定してもよい。
【0076】本実施の形態では、ネガフィルム12上の
画像コマ12Aに記録された画像を測光して読み取るス
キャナ10を例に説明したが、これに限定されず、リー
ルに巻き掛けられたロール状フィルムの供給が行われる
装置例えばプリンタに適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
径に応じてロール状フィルムを簡便且つ適正に供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るスキャナの概略全体図であ
る。
【図2】本実施の形態に係るスキャナの概略構成図であ
る。
【図3】本発明に適用可能なネガフィルムの平面図であ
る。
【図4】(A)は、ネガキャリアの搬送路周辺の平面
図、(B)はネガキャリアの搬送路周辺の断面図であ
る。
【図5】本実施の形態に係る供給リールの周辺の概略正
面図である。
【図6】本実施の形態に係る測定部の分解斜視図であ
る。
【図7】(A)は供給リールの回転の伴うパルス信号を
示した図、(B)は供給リールの回転数と外径との関係
を示したグラフである。
【図8】本実施の形態に係る線速維持を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 スキャナ 12 ネガフィルム(ロール状フィルム) 44 供給リール(送出側リール) 46 巻取リール 48 ネガキャリア 80 ホールド部(ローディング手段) 92 測定部 96 スリット 100 センサ(回転数検出手段) 110 駆動制御部 112 外径測定部(外径演算手段) 114 供給リール駆動制御部(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送出側リールに巻き掛けられたロール状
    フィルムを所定の搬送経路に送り出すフィルム供給装置
    において、 最外層の前記フィルムを一定の搬送量で所定の搬送経路
    に案内搬送させるローディング手段と、 前記送出側リールの回転数を検出する回転数検出手段
    と、 前記回転数検出手段によって得られた回転数と前記ロー
    ディング手段による一定量の搬送量とから、前記送出側
    リールに巻き掛けられた前記ロール状フィルムの外径初
    期値を演算する外径演算手段と、 前記送出側リールを回転駆動させるリール駆動手段と、 前記外径演算手段で演算された外径の初期値に基づいて
    前記送出側リールの初期回転速度を設定すると共に、該
    ロール状フィルムの外径の初期値からの減少に応じて予
    め定められた割合で前記送出側リールの回転速度を増加
    させる制御手段と、 を有するフィルム供給装置。
  2. 【請求項2】 送出側リールに巻き掛けられたロール状
    フィルムを所定の搬送経路へ送り出すフィルム供給方法
    において、 前記ロール状フィルムの最外層を一定の搬送量で引き出
    して、所定の搬送経路へローディングさせ、 該ローディング時の引出しにより回転する前記送出側リ
    ールの回転数を検出し、 検出された回転数と前記一定の搬送量とから前記送出側
    リールに装填されたロール状フィルムの外径初期値を求
    め、 前記外径初期値に基づいて、前記送出側リールの初期回
    転速度を設定し、この外径初期値からの減少に応じて、
    予め定められた割合で前記送出側リールの回転速度を増
    加させること、 を特徴とするフィルム供給方法。
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