JPH0934452A - 演奏情報編集装置 - Google Patents

演奏情報編集装置

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JPH0934452A
JPH0934452A JP7207429A JP20742995A JPH0934452A JP H0934452 A JPH0934452 A JP H0934452A JP 7207429 A JP7207429 A JP 7207429A JP 20742995 A JP20742995 A JP 20742995A JP H0934452 A JPH0934452 A JP H0934452A
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JP7207429A
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Inventor
Atsushi Sato
佐藤  淳
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏者の演奏特徴や演奏表現を考慮しつつ、
演奏情報を正規化できるようにした演奏情報編集装置を
提供する。 【解決手段】 SH4では、[(TD−d)/Q+0.
5]×Qを演算して、その演算結果をレジスタtに格納
する。このSH4に示す式において、[]内の演算では
0.5を加算するとともに、少数部を切り捨てる。した
がって、[]内の演算では小数点第1位が四捨五入され
た後、小数点以下が切り捨てられた正の整数となる。ま
た、“d”は次のSH5に示すように、演奏用メモリ6
から読み出して格納されたTDの時刻情報と、このSH
4での演算結果が格納されたtとの差、つまり、記憶さ
れている実際の時刻情報と、クオンタイズ後の時刻情報
との誤差である。したがって、SH2からの処理が繰り
返されたとき、SH4の処理によって常に前の誤差dを
加味してクオンタイズされた時刻値がtに格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂クオンタイズ
機能を有する演奏情報編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クオンタイズ機能を有する演奏情
報編集装置においては、演奏情報を記憶するメモリが設
けられており、録音モードを設定して鍵盤で演奏を行う
と、押鍵時の時刻情報とその音高情報、及び離鍵時の時
刻情報とその音高情報とが順次メモリに記憶される。そ
して、このように録音モードで時刻情報と音高情報とか
らなる演奏情報をメモリに記憶させた後、クオンタイズ
スイッチを操作すると、各時刻情報に基づき、所定単位
(クオンタイズの単位)の整数倍からなる正規化時刻情
報が演算され、メモリに記憶されていた時刻情報は、各
々この正規化時刻情報に書き換えられる。これにより、
予め録音モードで記憶させた発音及び消音タイミングを
示す時刻情報が、クオンタイズの単位の整数倍に正規化
され、例えば演奏情報に、4分音符のタイミングで楽音
を発生させる複数の時刻情報が存在し、各時刻情報のタ
イミングに誤差があったとしても、この誤差は修正され
る。よって、クオンタイズ後の演奏情報を用いて自動演
奏を行った場合には、同一音符に対応する音符長が画一
化されて、正確な演奏からなる自動演奏を実行させるこ
とが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のク
オンタイズ機能を有する演奏情報編集装置にあっては、
予め記憶されている演奏時の時刻情報をクオンタイズの
単位の整数倍に正規化することにより、時刻情報の書き
換えを行う。このため、演奏者の演奏特徴や演奏表現、
例えば特定のフレーズについては当該音符本来の音符長
より短くあるいは長くした演奏が無視され、同一音符は
全て発音から消音までの時間間隔が同一になる等の画一
的な編集がなされてしまう。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、演奏者の演奏特徴や演奏表現を考
慮しつつ、演奏情報を正規化できるようにした演奏情報
編集装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、発音及び消音のタイミングを示す
時刻情報と各タイミング毎のイベント情報とを順次記憶
する記憶手段と、この記憶手段に記憶された各時刻情報
に基づき、所定単位の整数倍からなる正規化時刻情報を
各々演算するとともに、この演算に際して前記正規化時
刻情報と前記時刻情報との誤差を用いる演算手段と、前
記記憶手段に記憶されている時刻情報を前記演算手段に
より演算された対応する正規化時刻情報に書き換える書
換手段とを有している。
【0006】かかる構成において、演算手段は予め記憶
手段に記憶されている時刻情報に基づき、所定単位(ク
オンタイズの単位)の整数倍からなる正規化時刻情報を
演算する。この演算に際して演算手段は、予め記憶手段
に記憶されている時刻情報と正規化時刻情報との誤差を
用いる。したがって、演算手段により演算される正規化
時刻情報は、実際の演奏で予め記憶手段に記憶させた時
刻情報と正規化時刻情報との誤差を加味した値となる。
そして、記憶手段に記憶されている全ての時刻情報が、
書換手段によりこの誤差を加味した正規化時刻情報に書
き換えられることにより、編集(クオンタイズ)が完了
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。この実施の形態は、本発明を電
子楽器に適用したものである。この電子楽器には、図1
のブロック構成に示すように、SW群1及び鍵盤1が設
けられている。SW群1には、START/STOP
SW、REC SW、クオンタイズSW、及びその他の
機能スイッチが設けられている。また、鍵盤2には音高
順に配置された複数の鍵と、各鍵毎に配置され押鍵に伴
ってオンとなる鍵スイッチとが設けられており、これら
鍵盤2とSW群1の操作情報は、CPU3に取り込まれ
る。
【0008】CPU3は、これらの入力情報とROM4
に記憶されているプログラム等に基づいて動作し、RA
M5をワークエリアとして使用しつつ、この電子楽器に
おいて必要な全ての処理を実行する。すなわち、CPU
3は、後述するフローに従って処理を実行することによ
り、演奏用メモリ6へのデータ書き込み処理、読み出し
処理等を実行するとともに、音源7を制御する、この音
源7は、CPU3から供給される音高データに基づき楽
音波形を生成し、この楽音波形がアンプ及びスピーカ等
で構成される発音回路8に与えられることにより、該発
音回路8から楽音が発生するように構成されている。
【0009】前記演奏用メモリ6には、図2(2)に示
すように、シリアルなアドレスAD順に記憶エリアが設
けられており、各記憶エリアには時刻情報とイベント情
報とが交互に記憶される。時刻情報は、次のアドレスに
記憶されているイベント情報を読み出すタイミングを示
すデータであり、イベント情報は同図(B)に示すよう
に、発音を示すONフラグと消音を示すOFFフラグと
のいずれかと、音高データとの組み合わせで構成され
る。
【0010】次に、以上の構成にかかる本実施の形態の
動作を図3以降に示したフローチャートに従って説明す
る。CPU3は、電源の投入に伴って、図3に示すフロ
ーに従って動作を開始し、先ずイニシャライズ処理(S
A1)を実行する。このイニシャライズ処理において
は、他のフローに示す各種レジスタをクリアしあるいは
所定の初期値をセットする。引き続き、後述するスイッ
チ処理(SA2)、鍵盤処理(SA3)、量子化処理
(SA4)、再生処理(SA5)、発音処理(AS
6)、及びこれらの処理以外のその他の処理(SA7)
を実行し、電源がオンとなっている間、SA2〜SA7
のループを繰り返す。なお、このメインフローに対して
は、図4に示すタイマインタラプトが一定時間間隔で割
り込んで実行され、タイマTをカウントアップさせ(S
B1)、よって、Tは一定時間間隔で増加して現在時刻
を示して行く。
【0011】前記スイッチ処理(SA2)は、図5に示
すフローに従って行われ、START/STOP SW
処理(SC1)、REC SW処理(SC2)、クオン
タイズSW処理(SC3)、及びその他のSW処理(S
C4)を順次実行する。START/STOP SW処
理(SC1)は、図6に示すフローに従って行われ、先
ずSTART/STOP SWの操作があったか否かを
判別し(SD1)、操作がない場合には図5のフローに
戻る。また、操作があったならば、スタートフラグST
Fを反転し(SD2)、前記タイマTをリセットすると
ともに(SD3)、アドレスレジスタADをリセットす
る(SD4)。すなわち、前述した図4のタイマインタ
ラプトでカウントアップしているタイマTは、STAR
T/STOP SWの操作毎にリセットされ、STF
は、START/STOP SWの操作毎に、“1”
“0”を繰り返す。
【0012】次に、このSTFがセットされているか否
かを判別する(SD5)。このSTFは、“0”でスト
ップを示し、“1”でスタートを示すフラグである。そ
して、このSD5での判別の結果、STF=0であって
ストップであるならば、さらにレクフラグRECFがセ
ットされているか否かを判別する(SD6)。このRE
CFは、後述する図7のREC SW処理において、録
音を開始すべくRECSWが操作された際にセットされ
るフラグであり、“1”により録音モードを“0”によ
り再生モードを示している。
【0013】そして、RECE=1であって、録音モー
ドの状態でストップされた場合には、RECFをリセッ
トした後(SD7)、この時点のADの値をアドレスに
して演奏用メモリ6に「END」をストアする(SD
8)。したがって、録音モードでストップの状態になる
と、図2(A)にも示したように、その時点のアドレス
AD+Nに「END」が書き込まれることとなる。引き
続き、録音をストップすることにより、タイマTのカウ
ントアップは不要となったことから、タイマインタラプ
トを禁止する(SD9)。また、SD6での判別の結
果、RECF=0であって再生モードでストップとなっ
た場合には、後述するバッファB2のフラグをOFFフ
ラグにした後(SD10)、タイマインタラプトを禁止
する(SD9)。
【0014】他方、SD5での判別の結果、STF=1
であってスタートであった場合には、ADをアドレスに
してデータを読み出してTMにストアする(SD1
1)。このとき、前述のSD4の処理により、AD=0
となっていることから、スタート時点では図2(A)に
示した演奏用メモリ6からAD=0に対応する先頭エリ
アの時刻情報が読み出されて、TMにストアされること
になる。引き続き、タイマインタラプト禁止を解除して
(SD12)、タイマTを起動させる。
【0015】前記REC SW処理(SC2)は、図7
に示すフローに従って行われ、先ずREC SWの操作
があったか否かを判別し(SE1)、操作がない場合に
は図5のフローに戻る。また、操作があったならば、R
ECFをセットするとともに(SE2)、タイマT及び
アドレスレジスタADをリセットする(SE3)。引き
続き、前述のSD9の処理により禁止されたタイマイン
タラプトの禁止を解除する(SE4)。したがって、前
述のようにRECFは、“1”により、RECSWが操
作されて録音モードが設定されたことを示すとともに、
タイマTは録音モードの開始に伴ってカウントアップを
開始して、その値を増加させて行く。前記クオンタイズ
SW処理(SC3)は、図8に示すフローに従って行わ
れ、先ずクオンタイズSWの操作があったか否かを判別
し(SF1)、操作がない場合には図5のフローに戻
る。また、操作があったならば、クオンタイズフラグQ
Fをセットするとともに、STF及びRECFをリセッ
トする(SF2)。引き続き、アドレスレジスタADと
データレジスタdとをリセットする(SF3)。したが
って、このSF3の処理によりクオンタイズSWが操作
された時点においては、ADは“0”となっている。
【0016】一方、図3のメインフローにおける鍵盤処
理(SA3)は、図9に示すフローに従って行われ、先
ず鍵盤2が操作されたか否かを検出する(SG1)。そ
して、鍵盤2が操作されず変化がない場合には、以下の
処理を行うことなく、メインフローに戻る。しかし、鍵
盤2での操作があり、それが押鍵(ON)である場合に
は、ONフラグ及び操作鍵に対応する音高データを、バ
ッファB1にストアしておく(SG2)。また、鍵盤2
での操作があり、それが離鍵(OFF)である場合に
は、OFFフラグ及び操作鍵に対応する音高データを、
バッファB1にストアしておく(SG3)。したがっ
て、バッファB1には、鍵盤2の状態が変化する都度、
最新の変化内容を示すフラグと音高データとがストアさ
れている。
【0017】次に、RECFがセットされているか否か
を判別し(SG4)、RECF≠1であって録音モード
が設定されていない場合には、以降の処理を行うことな
く、即時にメインフローに戻る。したがって、録音モー
ドが設定されていない状態で、鍵盤2が操作された場合
には、演奏用メモリ6へのデータの書き込みは行われな
い。しかし、RECF=1であって、録音モードが設定
されている場合には、ADをアドレスにしてタイマTの
内容を演奏用メモリ6にストアする(SG5)。このと
き、前述した図7(REC SW処理)のSE3におい
て、REC SWの操作時にADは“0”にセットさ
れ、また、タイマTはSE3でリセットされた後SE4
でカウントアップを開始している。したがって、REC
SWの操作後、鍵盤2を初め押鍵した際には、このS
G5の処理によって、初めて押鍵した時点のタイマTの
値が時刻情報として、演奏用メモリ6のアドレス“0”
に書き込まれることとなる。
【0018】引き続き、(AD+1)をアドレスとし
て、ONフラグ又はOFFフラグ及び音高データを演奏
用メモリ6にストアする(SG6)。このSG6の処理
により、演奏用メモリ6は前述のSG5でストアした時
刻情報の次のエリアに、押鍵であればONフラグ、離鍵
であればOFFフラグとともに、当該鍵に対応する音高
データが書き込まれることとなる。そして、次のSG7
では、SG5とSG6との処理により、演奏用メモリ6
においてAD及びAD+1に対応するエリアにデータが
書き込まれてしまったことから、現在のADの値に
“2”を加算してADを歩進させた後、図3のメインフ
ローに戻る。したがって、このメインフローにおいて、
SA2〜SA7のループが繰り返し実行されることによ
り、録音モードにおいては、図2(A)に示したよう
に、時刻情報と、ONフラグ又はOFFフラグと音高デ
ータとの組み合わせからなるイベント情報とが交互に書
き込まれる。また、START/STOP SWが操作
されてストップとなった際には、前述の図6におけるS
D8で、演奏用メモリ6のその時点のADで示されるア
ドレスに「END」が書き込まれて、録音が終了するこ
とになる。
【0019】また、図3のメインフローにおける量子化
処理(SA4)は、図10に示すフローに従って行わ
れ、クオンタイズフラグQFがセットされているか否か
を判別し(SH1)、セットされていない場合には、以
降の処理を実行することなくメインフローに戻る。ここ
で、QFは前述の図8におけるSF2で、クオンタイズ
SWが操作されることによりセットされるフラグであ
る。したがって、この図10に示すSH2以降の処理
は、クオンタイズSWが操作されたことを条件として開
始される。
【0020】そして、クオンタイズSWが操作されるこ
とにより、QF=1となると、ADをアドレスにして、
演奏用メモリ6からデータを読み出し、TDにストアす
る(AH2)。このとき、前述した図8のSF3でAD
はリセットされていることから、クオンタイズの開始時
には、演奏用メモリ6の先頭エリアに記憶されている時
刻情報が読み出されてTDにストアされることになる。
次に、このTDにストアしたデータが時刻情報か否かを
判別し(SH3)、時刻情報でなかったならば、SH3
からSH7に進む。そして、このSH7では、前記スト
アしたデータが「END」であるか否かを判別し、「E
ND」でなくイベント情報であった場合には、ADをイ
ンクリメントした後(SH9)、SH2からの処理を繰
り返す。また、SH3での判別の結果、TDにストアさ
れたデータが時刻情報であったならば、[(TD−d)/
Q+0.5]×Qを演算して、その演算結果をレジスタ
tに格納する(SH4)。このSH4に示す式におい
て、[]内の演算では0.5を加算するとともに、少数
部を切り捨てる。したがって、[]内の演算では小数点
第1位が四捨五入された後、小数点以下が切り捨てられ
た正の整数となる。また、dは次のSH5に示すよう
に、演奏用メモリ6から読み出して格納されたTDの時
刻情報と、このSH4での演算結果が格納されたtとの
差、つまり、記憶されている実際の時刻情報と、クオン
タイズ後の正規化時刻情報との誤差である。したがっ
て、このSH4での演算において、“TD−d”が存在
することにより、SH2からの処理が繰り返されたと
き、常に前の誤差dを加味してクオンタイズされた時刻
値がtに格納されることとなる。
【0021】すなわち、SH4の処理において、この誤
差dを用いることなく、[TD/Q+0.5]×Qで演
算を行ったと仮定すると、従来装置と同様に、次のイベ
ント情報を読み出すタイミングが、常にTD/Qに依存
することになる。したがって、各イベント情報が4分音
符長に近似する時間間隔の時刻毎に記憶されていたとす
ると、この仮定したSH4の処理により、同一の時間間
隔毎の時刻値がtに格納されてしまう。しかるに、本実
施の形態においては、SH4の演算において、“TD−
d”が存在することから、前述のように、誤差dを加味
してクオンタイズされた時刻値がtに格納される。ま
た、この誤差dにあっては、録音モードで演奏を行って
演奏用メモリ6に演奏結果を記憶させた者の演奏上の特
徴や特有の演奏表現等に起因するものであることから、
クオンタイズされたQの整数倍からなる時刻情報に当該
演奏者の特徴を加味することができる。
【0022】そしてこのように、誤差dを加味してクオ
ンタイズにより正規化されたQの整数倍からなる時刻情
報がtに格納されたならば、ADをアドレスにして、t
の内容を時刻情報としてストアする(SH6)。引き続
き、ADをインクリメントした後(SH9)、SH9か
らの処理を繰り返す。したがって、前記録音モードにお
いて演奏用メモリ6に記憶された各時刻情報は、SH3
〜SH6の処理により、誤差dを加味してクオンタイズ
された時刻情報に書き換えられる。そして、演奏用メモ
リ6に記憶されている最後の時刻情報がクオンタイズさ
れた後、ENDが読み出されてTDにストアされると、
SD3→SD7→SD8と進んで、QFをリセットした
後メインフローに戻る。
【0023】前記再生処理(SA5)は、図11に示す
フローに従って行われ、STFがセットされているか否
かを判別し(SI1)、STF=0であってストップの
状態にあれば、即時にメインフローに戻る。また、ST
F=1であってスタートの状態になると、前述した図6
のSD3においてスタート時点でリセットしたタイマT
の値が、同図のSD11でレジスタTMにストアした時
刻情報が示す時刻に到達したか否かを判別する(SI
2)。そして、T=TMとなって、タイマTの値がTD
の時刻情報が示す時刻に到達したならば、ADをインク
リメントし(SI3)、このインクリメントしたADを
アドレスにして、演奏用メモリ6からデータを読み出す
(SI4)。
【0024】次に、この読み出したデータがイベント情
報、時刻情報、「END」のいずれであるかを識別する
(SI5)。この識別の結果、読み出した情報が、ON
フラグ又はOFFフラグを音高データとの組み合わせか
らなるイベント情報であった場合には、読み出されたデ
ータをバッファB2にストアした後(SI6)、SI3
からの処理を再度実行する。また、再度SI3からの処
理を実行した際、SI4で読み出したデータが時刻情報
であった場合には、読み読み出しされたデータを前記レ
ジスタTMにストアした後(SI7)、メインフローに
戻る。このとき、図2(A)に示したように、演奏用メ
モリ6には、時刻情報とイベント情報とが交互に記憶さ
れていることから、メインフローのSA2〜SA7のル
ープが1回実行される都度、必ずバッファB2にはイベ
ント情報がストアされ(SI6)、かつ、レジスタTM
には時刻情報がストアされる(SI7)。
【0025】また、SI2〜SI7のループが繰り返し
実行されると、タイマTの値が前回の処理によりTMに
ストアされた時刻情報に到達してT=TMとなる都度、
SI3以降の処理が実行される。したがって、演奏用メ
モリ6に記憶されているイベント情報は、該演奏用メモ
リ6に記憶されている時刻情報のタイミングで順次読み
出されて、バッファB2にストアされて行く。このと
き、録音後既にクオンタイズSWが操作されて、前述し
た図10の量子化処理が済んでいれば、クオンタイズさ
れた時刻情報が示すタイミングで、順次イベント情報が
読み出されることとなる。また、録音後クオンタイズS
Wが操作されず、図10の量子化処理が済んでいない場
合には、録音時に演奏用メモリ6に記憶された時刻情報
が示すタイミングで、順次イベント情報が読み出される
こととなる。そして、全てのイベント情報及び時刻情報
が読み出された後、最終データの「END」が読み出さ
れると、SI5からSI8に進んでSTFをリセットし
た後、不要となったタイマインタラプトを禁止して(S
I9)、メインフローに戻る。
【0026】また、前記発音処理(SA6)において
は、図12に示すように、鍵盤発音処理(SJ1)と、
自動演奏処理(SJ2)とを実行する。鍵盤発音処理
(SJ1)は、図13に示すフローに従って行われ、バ
ッファB1の音高データを音源7に供給する(SK
1)。すなわち、図9の鍵盤処理で前述したように、鍵
盤2での操作があり、それが押鍵(ON)である場合に
は、ONフラグ及び操作鍵に対応する音高データが、バ
ッファB1にストアされ(SG2)、離鍵(OFF)で
ある場合には、OFFフラグ及び操作鍵に対応する音高
データが、バッファB1にストアされている(SG
2)。
【0027】そこで、SK1では、このバッファB1に
ストアされている音高データを音源7へ供給するととも
に、次のSK2ではバッファB1にストアされているフ
ラグが、ONフラグとOFFフラグのいずれであるかを
判別する。そして、この判別の結果、押鍵を示すONフ
ラグであった場合には、音源7に発音指令を送出する
(SK3)。これにより、音源7は供給された音高デー
タに基づき楽音波形の生成を開始する。この生成された
楽音波形がアンプ及びスピーカ等で構成される発音回路
8に与えられることにより、該発音回路8からは操作鍵
に対応する音高の楽音が発生し始める。
【0028】また、SK2での判別の結果、離鍵を示す
OFFフラグであった場合には、音源7に消音指令を送
出する(SK4)。これにより、音源7は供給された音
高データに対応する楽音波形を急速に減衰させる。この
楽音波形の急速な減衰に伴って、発音回路8から発生し
ていた操作鍵に対応する音高の楽音が消音する。つま
り、前述した図9の鍵盤処理とこの図13に示した鍵盤
発音処理とが、メインフローのSA2〜SA7のループ
内で繰り返し実行されることにより、押鍵に伴って操作
鍵に対応する音高の楽音が発生し、離鍵に伴って操作鍵
に対応する音高の楽音が消音され、これにより、鍵盤2
での操作による演奏が可能となる。
【0029】他方、自動演奏発音処理(SJ2)は、図
14に示すフローに従って行われ、バッファB2の音高
データを音源7に供給する(SL1)。すなわち、図1
1の再生処理で前述したように、メインフローのSA2
〜SA7のループが1回実行される都度、必ずイベント
情報がバッファB2にストアされている(SL6)。そ
こで、SL1では、このバッファB2にストアされてい
る音高データを音源7へ供給するとともに、次のSL2
ではバッファB2にストアされているフラグが、ONフ
ラグとOFFフラグのいずれであるかを判別する。そし
て、この判別の結果、押鍵を示すONフラグであった場
合には、音源7に発音指令を送出する(SL3)。これ
により、音源7は供給された音高データに基づき楽音波
形の生成を開始し、発音回路8からは音高データに対応
する音高の楽音が発生し始める。また、SL2での判別
の結果、離鍵を示すOFFフラグであった場合には、音
源7に消音指令を送出する(SL4)。これにより、音
源7は供給された音高データに対応する楽音波形を急速
に減衰させる。この楽音波形の急速な減衰に伴って、発
音回路8から発生していた音高データに対応する音高の
楽音が消音する。よって、この自動演奏発音処理の発音
指令(SL3)と消音指令(SL4)とが、メインフロ
ーのSA2〜SA7のループが繰り返される都度実行さ
れることにより、自動演奏が進行する。
【0030】このとき、前述したように、クオンタイズ
SWが操作されて、図10の量子化処理が済んでいれ
ば、クオンタイズされた時刻情報が示すタイミングで、
順次イベント情報がバッファB2にストアされることか
ら、クオンタイズ後の時刻情報が示すタイミングで、発
音及び消音が実行される。このクオンタイズ後の時刻情
報にあっては、図10におけるSH4の処理により、演
奏用メモリ6に演奏を記憶させた者の演奏上の特徴や特
有の演奏表現等が加味されていることから、クオンタイ
ズされたデータでの再生であっても、演奏表現が画一的
でない自動演奏が可能となる。なお、クオンタイズされ
ていない場合には、録音時に演奏用メモリ6に記憶され
た時刻情報が示すタイミングで、順次イベント情報が読
み出され、これにより録音時の演奏が自動演奏により再
現される。
【0031】図15は、本発明の他の実施の形態にかか
る量子化処理(SA4)の処理内容を示すものであり、
先ずクオンタイズフラグQFがセットされているか否か
を判別する(SM1)。ここで、QFは前述の図8にお
けるSF2で、クオンタイズSWが操作されることによ
りセットされるフラグである。したがって、この図15
に示すSM2以降の処理は、クオンタイズSWが操作さ
れたことを条件として開始される。そして、クオンタイ
ズSWが操作されることにより、QF=1となると、こ
のフローで用いる各レジスタTD,AD,AD1,Nを
リセットした後(SM2)、アドレスレジスタADの値
をAD1にセットする(SM3)。次に、このAD1が
示す値をアドレスにして、演奏用メモリ6からデータを
読み出し(SM4)、この読み出したデータが時刻情報
であるか否かを判別する(SM5)。この判別の結果、
読み出したデータが時刻情報であったならば、TDの現
在値にこの読み出したデータを加算して、TDの値を更
新する(SM6)。
【0032】次に、Nをインクリメントした後(SM
7)、N=nであるか否かを判別する(SM8)。ここ
で、“n”はスイッチ群1に設けられている数値キーを
操作することにより、図5のSC5におけるその他のS
W処理で設定された値、あるいは予めROM4に記憶さ
れている所定の値であって、例えば“2”である。した
がって、現時点がこの量子化処理を開始した直後であれ
ば、SM7の処理によりN=1であって、N≠nである
ことからSM8からSM9に進み、AD1をデクリメン
トする。次に、このデクリメントしたAD1の値が0未
満か否かを判別する(SM10)。このとき、この量子
化処理を開始した直後であれば、前述のSM3の処理に
より、AD1=0であって、SM9の処理によりAD1
=−1となる。したがって、この場合には、SM10か
らSM11に進み、SM6で更新されたTDの値をNの
値で除して、その値をTDに格納する(SM11)。引
き続き、図10において前述したSH4〜SH6と同様
の処理をSM12〜SM14で行う。これにより、SM
12の処理により誤差dを加味してクオンタイズされた
時刻値がtに格納されるとともに、SM14の処理によ
り、演奏用メモリ6の時刻情報は誤差dを加味してクオ
ンタイズされた時刻情報に書き換えられる。引き続き、
ADをインクリメントした後(SM15)、Nをリセッ
トして(SM16)、SM3からの処理を繰り返す。
【0033】そして、このSM3からの処理を繰り返し
た際、SM4で読み出したデータが時刻情報でなかった
場合には、SM5からSM17に進み、データが「EN
D」であるか否かを判別し、「END」でなくイベント
情報である場合には、このSM17からSM9に進ん
で、AD1をデクリメントする。このとき、SM15で
のインクリメントが既に複数回実行されて、例えばAD
=10の状態にあったとすると、SM3の処理でAD1
=10となっている。したがって、SM9でAD1をデ
クリメントしても、AD1<0とはならないことから、
SM10の判別がNOとなって、該SM10からSM4
に戻り、このデクリメントしたAD1をアドレスにして
データを読み出す。
【0034】また、この読み出したデータが時刻情報で
なかった場合には、SM5→SM17→SM9と進ん
で、AD1をデクリメントした後、SM10を介してS
M4に戻る。そして、SM4で時刻情報が読み出された
ならば、前述したSM6及びSM7の処理を行った後、
N=nであるか否かを判別する(SM8)。この判別の
結果、N=nとなった場合、つまり本例のようにn=2
であるとするとSM6の処理が2回行われたならば、S
M8からSM11に進んで、該SM11以降の処理を行
う。したがって、このADが示す時刻情報とこれより以
前の時刻情報(本例の場合、2つ前までの時刻情報)と
の平均値からなる時刻情報に基づき、SM12〜SM1
4の処理がなされることとなり、これによって、より録
音モード時の演奏特徴を残存させつつ、クオンタイズす
ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、演奏情報
に含まれる各時刻情報に基づき、所定単位の整数倍から
なる正規化時刻情報を演算するに際して、正規化時刻情
報と時刻情報との誤差を用いるようにした。よって、演
奏者の演奏特徴や演奏表現を無視することなく、これら
を反映及び加味しつつ、正規化編集を行うことができ
る。また、当該時刻情報と対応する正規化時刻情報との
誤差を、次の時刻情報に対応する正規化時刻情報を演算
する際に順次用いることにより、演奏情報全体に亙り演
奏者の演奏特徴等を反映させることができる。さらに、
正規化時刻情報と前記イベント情報とを順次読み出して
発音を指示する発音指示手段を有する構成により、音符
長の正確性を確保しつつ演奏特徴等が反映された演奏の
再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を適用した電子楽器のブ
ロック構成図である。
【図2】演奏用メモリの記憶内容を示す図である。
【図3】メインフローを示すフローチャートである。
【図4】タイマインタラプトを示すフローチャートであ
る。
【図5】スイッチ処理の内容示すフローチャートであ
る。
【図6】START/STOP処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図7】REC SW処理の内容を示すフローチャート
である。
【図8】クオンタイズSW処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図9】鍵盤処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】量子化処理の内容示すフローチャートであ
る。
【図11】再生処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図12】発音処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図13】鍵盤発音処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図14】自動演奏発音処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図15】本発明の他の実施の形態における量子化処理
の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 SW群 2 鍵盤 3 CPU 4 ROM 6 演奏用メモリ 7 音源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音及び消音のタイミングを示す時刻情
    報と各タイミング毎のイベント情報とを順次記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された各時刻情報に基づき、所定単
    位の整数倍からなる正規化時刻情報を各々演算するとと
    もに、この演算に際して前記正規化時刻情報と前記時刻
    情報との誤差を用いる演算手段と、 前記記憶手段に記憶されている時刻情報を前記演算手段
    により演算された対応する正規化時刻情報に書き換える
    書換手段と、を有することを特徴とする演奏情報編集装
    置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、当該時刻情報と対応す
    る正規化時刻情報との誤差を、次の時刻情報に対応する
    正規化時刻情報を演算する際に用いることを特徴とする
    請求項1記載の演奏情報編集装置。
  3. 【請求項3】 前記書換手段により書き換えられた前記
    記憶手段から、前記正規化時刻情報と前記イベント情報
    とを順次読み出して発音を指示する発音指示手段を、さ
    らに有することを特徴とする請求項1又は2記載の演奏
    情報編集装置。
JP7207429A 1995-07-21 1995-07-21 演奏情報編集装置 Pending JPH0934452A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008058895A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Casio Comput Co Ltd 演奏情報補正装置および演奏情報補正プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008058895A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Casio Comput Co Ltd 演奏情報補正装置および演奏情報補正プログラム

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