JPH09350U - 鍵盤楽器の蓋開閉装置 - Google Patents
鍵盤楽器の蓋開閉装置Info
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- JPH09350U JPH09350U JP1099996U JP1099996U JPH09350U JP H09350 U JPH09350 U JP H09350U JP 1099996 U JP1099996 U JP 1099996U JP 1099996 U JP1099996 U JP 1099996U JP H09350 U JPH09350 U JP H09350U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で組立ても容易にでき、しかも鍵
盤蓋の前端部のどの部分を操作してもスムーズに開閉で
きるようにする。 【解決手段】 楽器本体1の左右各内側面側に一対の山
板30を取り付け、楽器本体1の鍵盤部25の上方を覆
うスライド自在な鍵盤蓋8の後部に、一対の山板30の
離間間隔にわたる長さを持ち、左右に一対のピニオン3
5を持つ1本の軸34を回動自在に設け、一対の山板3
0のそれぞれには、ピニオン35と鍵盤蓋8の開閉範囲
にわたって常時噛合するラック40と、このラック40
とピニオン35が噛合するようにピニオン35から突出
した軸端を摺動自在に保持するガイド溝38とを、ラッ
ク40と平行に鍵盤蓋8の開閉範囲にわたって設け、鍵
盤蓋8の開閉動作に応答して一対のピニオン35がそれ
ぞれ噛合するラック40上で回動するようにした。
盤蓋の前端部のどの部分を操作してもスムーズに開閉で
きるようにする。 【解決手段】 楽器本体1の左右各内側面側に一対の山
板30を取り付け、楽器本体1の鍵盤部25の上方を覆
うスライド自在な鍵盤蓋8の後部に、一対の山板30の
離間間隔にわたる長さを持ち、左右に一対のピニオン3
5を持つ1本の軸34を回動自在に設け、一対の山板3
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ク40と平行に鍵盤蓋8の開閉範囲にわたって設け、鍵
盤蓋8の開閉動作に応答して一対のピニオン35がそれ
ぞれ噛合するラック40上で回動するようにした。
Description
【0001】
この考案は、電子オルガン等の鍵盤楽器に適用して好適な蓋開閉装置に関し、 特に鍵盤蓋の前端部のどの部分を操作してもスムーズに開閉させ得るようにした ものである。
【0002】
従来から、電子オルガン等の電子楽器の鍵盤蓋としては、前後方向にスライド 自在に配設された所謂スライド蓋(例実公昭48−29155号公報)が知られ ている。
【0003】 このスライド蓋は複数個の蓋構成部材を一連に屈曲自在に連結したよろい戸状 のもので、その両側端部を楽器本体の内側面に設けたガイド溝に沿って前後方向 に直線的もしくは曲線的にスライドさせることにより、鍵盤部および拍子木等の 操作子部を開閉操作するように構成されている。
【0004】
しかるに、このような従来の鍵盤蓋は、単にその両側端部をガイド溝で案内保 持した簡単な構造であるため、ガタ付き易く、特に薄形軽量のものにおいてはそ の傾向が強い。そこでガイド溝と鍵盤蓋との隙間を小さく設定してガタ付きを少 なくしようとすると、これら両者間の摩擦が大きくなるため逆にスムーズに摺動 しなくなるという不都合があった。
【0005】 また、この種のスライド蓋は、複数個の蓋構成部材と、この構成部材を相互に 屈曲自在に連結するための連結部材を必要とするため、蓋自体の構造が複雑で、 製造および組立作業が面倒である上、両手で均等に力を加えないと鍵盤蓋がゆが んで動かなくなるという不都合もあった。
【0006】 そこで、このような問題を解決する手段として鍵盤蓋を屈曲自在なリンク機構 によって保持し、該リンク機構の回動によって鍵盤蓋を山板の上面に沿って前後 方向にほぼ水平に移動させるようにした蓋開閉装置(実願昭60−11333号 )を本出願人によって既に提案している。
【0007】 このような装置においては蓋の構造が簡単で、前後方向にスムーズに平行移動 させることができる利点を有するが、反面リンク機構を使用しているので、部品 点数が増加し、組立作業が面倒であるなどの不都合があった。 この考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、構造が簡 単で組立ても容易にでき、しかも鍵盤蓋の前端部のどの部分を操作してもスムー ズに開閉できるようにすることを目的とする。
【0008】
この考案による鍵盤楽器の蓋開閉装置は、上記の目的を達成するため、楽器本 体の左右各内側面側にそれぞれ取付けられた一対の山板と、上記楽器本体の鍵盤 部上方を覆うスライド自在な鍵盤蓋と、その鍵盤蓋の後部に回動自在に設けられ 、上記一対の山板の離間間隔にわたる長さを持ち、左右に一対のピニオンを持つ 1本の軸とを備え、上記一対の山板のそれぞれには、上記ピニオンと鍵盤蓋の開 閉範囲にわたって常時噛合するラックと、このラックとピニオンが噛合するよう にピニオンから突出した軸端を摺動自在に保持する上記ラックと平行なガイド溝 とが、上記鍵盤蓋の開閉範囲にわたって設けられ、鍵盤蓋の開閉動作に応答して 上記一対のピニオンがそれぞれ噛合するラック上で回動するようにしたものであ る。
【0009】
この考案においては、ラックとピニオンを使用しているので、構造が簡単で力 の伝達が確実であり、鍵盤蓋の前端のどの部分を保持して開閉操作しても歪んだ りして動かなくなることがなく、鍵盤蓋をスムーズに開閉させることができる。
【0010】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、この考案に係る蓋開閉装置を備えた電子楽器の一実施例を示す側断面 図、図2は要部の横断面図である。
【0011】 これらの図において、楽器本体1は、底板2,左右一対の側板3,4,上面板 5,背面板6,口棒7,開閉自在な鍵盤蓋8等によって横長の浅箱形に形成され 、その内部には各音高に対応する多数の白鍵9Aと黒鍵9Bとからなる鍵盤9、 電気回路10、および鍵盤蓋8を前後方向に移動自在にかつ上下方向に回動自在 に保持する蓋開閉装置11等が配設されている。
【0012】 鍵盤9は、底板2の前端部上面に配設された鍵盤フレーム12上に、その後端 を支点部材13によって上下方向に回動自在に支持されて配設され、押鍵操作に よって白鍵9A又は黒鍵9Bの前端部が回動下降されると、下面に設けたアクチ ュエータ14が一体的に下降して、鍵盤フレーム12の下面に配設されている当 該鍵に対応する鍵スイッチ15を動作させ、これにより楽音形成回路が動作して 電子音を発生させるように構成されている。
【0013】 なお、鍵盤9は図示を省略した復帰用ばねの力により図1で時計方向の回動習 性を付与されており、通常は鍵前端部下面に設けられたストッパ9aがストッパ ーフェルト12aに当接係合されることにより、後端部上面が初期位置に係止さ れている。
【0014】 操作パネル16は、後述する左右一対の山板30,31間に横架されて鍵盤9 の後端部上方を覆い、その上面前端寄りに回転ボリューム,トーンボリューム, パワースイッチ等の各種電気部品17の操作つまみ17aが配設されている。
【0015】 そして、この操作パネル16は、両側端が前後一対の止めねじ18a,18b によって各山板30,31の内側面に固定されているが、電気回路10,電気部 品17等の保守点検や交換時においては、一方の止めねじ18aを外して他方の 止ねじ18bを緩め、長孔19に沿って後方にずらした後、止めねじ18bを回 動支点として上方に回動されることができるように構成されている。
【0016】 上面板5上には、後方に折畳み自在な譜面台20と、譜面の滑りを防止するす べり止め21が配設されている。 また、この上面板5も鍵盤押えすなわち操作パネル16と同様に、保守点検時 等においては、背面板6と共に図3に一点鎖線で示すように後方に回動されるよ うに構成されている。このため、背面板6の下端は底板2の後端面に蝶番23を 介して回動自在に連結されている。
【0017】 前記鍵盤蓋8は鍵盤部25および操作パネル16の上方を不使用時において覆 うことにより、鍵盤9,操作つまみ17a等を保護するもので、透明もしくは透 光性を有するプラスチック材料によって板状に形成され、その前後端にはそれぞ れ押し出し加工等によって形成されたアルミニウム等からなる補助金具26,2 7が全幅に亘って嵌合固定されており、前方側の補助金具26には、閉蓋時にお いて下口棒7の上面に当接して鍵盤9の前端面を覆う垂下片26aが一体に設け られ、またこの垂下片26aの表面には鍵盤蓋8を開閉操作するためのつまみ2 8が設けられている。
【0018】 さて、蓋開閉装置11は、図1および図2に示すように、左右一対の山板30 ,31と、補助金具27にブラケット33を介して配設された回転自在な軸34 と、この軸34の軸端に配設された左右一対のピニオン35,36とを有してい る。 各山板30,31の後半部上面aには、各ピニオン35,36がそれぞれ 噛合するラック40,41が設けられており、またこれらのラック40,41の 外側で上方にはガイド溝38,39がラックと平行に形成されている。
【0019】 軸34は、一対の山板30,31の隙間間隔にわたる長さを有する一本の軸か らなり、その各軸端がガイド溝38,39にそれぞれ摺動自在に挿通されている 。
【0020】 ガイド溝38,39とラック40,41は、鍵盤蓋8の開閉範囲をカバーする 長さを有し、軸34がガイド溝38,39の前方壁に当接すると、図1に示すよ うに鍵盤蓋8が楽器本体1より引き出されて鍵盤部25を覆い、軸34がガイド 溝38,39の後方壁に当接すると、図3に示すように鍵盤蓋8が楽器本体1内 に完全に収納されるようになっている。 各山板30,31の前半部上面bは、閉蓋時において鍵盤蓋8の側端部をそれ ぞれ支持している。
【0021】 このような構成からなる電子楽器において、鍵盤蓋8はその閉蓋時において前 述した通り一対の山板30,31の前半部上面bによって保持されることにより 、鍵盤部25および操作パネル16の上方を覆い、補助金具26の垂下片26a で鍵盤9の前端面を覆っている。
【0022】 この時、軸34はガイド溝38,39の前方壁に当接している。このような状 態において、つまみ28を持ち上げて垂下片26aを山板30,31の前端部上 面より高く持ち上げるかもしくは前端部上面に載置し、しかる後後方にスライド させると、軸34の各軸端がガイド溝38,39に沿って後方に移動し、またこ れに伴って各ピニオン35,36がラック40,41上を回転するため、鍵盤蓋 8は図3に示すように楽器本体1の内部に収納される。
【0023】 また、鍵盤蓋8は軸34に対して回動自在に構成されているため、図3に一点 鎖線で示すようにあらかじめ上面板5と背面板6を後方に開いておけば、山板3 0,31の後半部上の適宜な箇所にて起立させることができ、保守点検、部品の 交換作業等を容易にする。
【0024】 この場合、補助金具27に一体に設けた係止片27aの両側端を各ラック40 ,41の歯に係合させることにより、鍵盤蓋8を後方に適宜角度傾斜させた状態 で係止することができ、前方への倒れ込みを防止し得る。
【0025】 このような構成からなる蓋開閉装置11によれば、軸34がガイド溝38,3 9に沿って移動し、またピニオン35,36がラック40,41に沿って移動す るので、ガタ付いたりせず鍵盤蓋8をスムーズに開閉操作することができる。
【0026】 また、構造が簡単で部品点数が少なく、しかも鍵盤蓋8を一枚の板体で構成し 得るため、該蓋の前端のどの部分を操作しても開閉動作が円滑かつ確実である。 さらに、鍵盤蓋8は必要に応じて回動され、山板30,31上に立設されるので 、内部機構,部品等の保守点検,交換作業等を容易にすることができる。
【0027】
以上説明したように、この考案に係る鍵盤楽器の蓋開閉装置によれば、構造が 簡単で部品点数が少なく、安価に製作および提供し得るばかりか、鍵盤蓋を円滑 かつ確実にスライドさせることができ、開閉操作が容易である。
【図1】この考案に係る蓋開閉装置を備えた電子楽器の
一実施例を示す側断面図である。
一実施例を示す側断面図である。
【図2】同じくその要部横断面図である。
【図3】同じくその開蓋時の要部側断面図である。
1…楽器本体、3,4…側板、5…上面板、6…背面
板、8…鍵盤蓋、9…鍵盤、11…蓋開閉装置、30,
31…山板、34…軸、35,36…ピニオン、38,
39…ガイド溝、40,41…ラック
板、8…鍵盤蓋、9…鍵盤、11…蓋開閉装置、30,
31…山板、34…軸、35,36…ピニオン、38,
39…ガイド溝、40,41…ラック
Claims (4)
- 【請求項1】 楽器本体の左右各内側面側にそれぞれ取
付けられた一対の山板と、 前記楽器本体の鍵盤部上方を覆うスライド自在な鍵盤蓋
と、 前記鍵盤蓋の後部に回動自在に設けられ前記一対の山板
の離間間隔にわたる長さを持ち、左右に一対のピニオン
を持つ1本の軸と、を備え、 前記一対の山板のそれぞれには、前記ピニオンと前記鍵
盤蓋の開閉範囲にわたって常時噛合するラックと、この
ラックとピニオンが噛合するようにピニオンから突出し
た軸端を摺動自在に保持する前記ラックと平行なガイド
溝とが、前記鍵盤蓋の開閉範囲にわたって設けられ、 鍵盤蓋の開閉動作に応答して前記一対のピニオンがそれ
ぞれ噛合する前記ラック上で回動するようにしたことを
特徴とする鍵盤楽器の蓋開閉装置。 - 【請求項2】 前記ガイド溝はその前端に前方壁を後端
に後方壁を有し、閉蓋時に前記軸が前記ガイド溝の前方
壁に当接し、開蓋時に前記軸が前記ガイド溝の後方壁に
当接して前記鍵盤蓋が前記楽器本体内に収納される請求
項1記載の鍵盤楽器の蓋開閉装置。 - 【請求項3】 閉蓋状態で前記鍵盤蓋の側端部が各山板
の前半部上面に支持される請求項1記載の鍵盤楽器の蓋
開閉装置。 - 【請求項4】 前記鍵盤蓋は後端に補助金具が固定され
ており、該鍵盤蓋を起立させたときに該補助金具が前記
ラックの歯に係合する請求項1記載の鍵盤楽器の蓋開閉
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1099996U JP2571343Y2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 鍵盤楽器の蓋開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1099996U JP2571343Y2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 鍵盤楽器の蓋開閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09350U true JPH09350U (ja) | 1997-06-10 |
| JP2571343Y2 JP2571343Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=11765841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1099996U Expired - Lifetime JP2571343Y2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 鍵盤楽器の蓋開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571343Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62159633A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-15 | ハワ−ド エム・ア−ネソン | 物品の磨き装置とその方法 |
| JP2001013955A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 鍵盤楽器の鍵盤蓋装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4487267B2 (ja) | 2005-12-27 | 2010-06-23 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤楽器 |
| EP2615606A3 (en) | 2012-01-13 | 2016-08-10 | Yamaha Corporation | Speaker unit for musical instrument |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP1099996U patent/JP2571343Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62159633A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-15 | ハワ−ド エム・ア−ネソン | 物品の磨き装置とその方法 |
| JP2001013955A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 鍵盤楽器の鍵盤蓋装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2571343Y2 (ja) | 1998-05-18 |
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