JPH0935133A - 非常通報機能を有した自動販売機及びこれを用いた通信警備システム - Google Patents

非常通報機能を有した自動販売機及びこれを用いた通信警備システム

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JPH0935133A
JPH0935133A JP17854495A JP17854495A JPH0935133A JP H0935133 A JPH0935133 A JP H0935133A JP 17854495 A JP17854495 A JP 17854495A JP 17854495 A JP17854495 A JP 17854495A JP H0935133 A JPH0935133 A JP H0935133A
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JP17854495A
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Hirobumi Osame
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SAFETY- NET KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機に設けた非常スイッチを操作する
だけで、通信回線を介して警備センターを呼出すること
ができる自動販売機、警備センターで販売機周辺の状況
が音声や映像によって容易に把握できる通信警備システ
ムを開発することが課題になっていた。 【解決手段】 自動販売機Aに、非常スイッチ4aを備
えた緊急通報手段3と、マイク5、スピーカ6とを備
え、非常スイッチ4aの操作によって緊急通報手段3が
作動されたときには、通信回線Nを通じて接続された特
定の警備センターに設置された通話機能を有した通信端
末機Bを呼出し、マイク5とスピーカ6を通じて、通信
端末機Bと通話が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非常通報機能を備
えた自動販売機と、この自動販売機をアクセス機として
通信回線を通じて警備センターに接続して構成された通
信警備システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動販売機は街のいたるとこ
ろに設置され、タバコや清涼飲料などが人手を介さずに
購入できるようになっているが、近時では、複数の自動
販売機を電話回線を介して管理センターのコンピュータ
等に接続して、売上管理や在庫管理、故障の検知や盗難
の防止を行うものが開発されている。
【0003】このうち、売上管理や在庫管理は、管理セ
ンターのコンピュータ等が各自動販売機から、電話回線
を介して適宜データを受信して行っており、各自動販売
機に対する全体の売上個数、商品別の売上個数、売上残
数、釣銭の有無等のチェックを行うことによって、売上
の集計、売上傾向の分析、在庫調整等が、わざわざ各自
動販売機をチェックしなくても一括して出来るようにな
っている。
【0004】一方の故障の検知や盗難の防止も、管理セ
ンター(警備センター)のコンピュータ等が各自動販売
機から、電話回線を介して異常検知信号を受信して行っ
ており、各自動販売機に設けられた防犯、故障センサー
等が異常を検知すると、異常検知信号を送信し、これを
受信した管理センター側では、その自動販売機に対して
メンテナンス員や警備員を現地に派遣する。したがっ
て、温度、湿度の異常、扉のこじ開け、バーナなどによ
る焼き切り、商品を陳列するために設けられた板ガラス
の破損等に対して、早急な対応がとれるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な自動販売機では、防犯機能を果たすのは、その自動販
売機に対するいたずらや盗難を行おうとしたときのみで
あり、利用者が盗難などに遭遇したり、遭遇しそうにな
っても、それを有効的に防ぐ手段は備わっていなかっ
た。
【0006】また、防犯センサー等が作動したとして
も、現場の状況はそこに急行してからでなければ把握で
きず、誤報も多い上に警察に通報する等の適切かつ迅速
な措置をとり難いなどの問題もあった。更に、この種の
自動販売機は、今日では街のいたるところに設置されて
いるにも拘らず、これを有効的に利用して、街中を歩い
ている人のために防犯機能を発揮させたものは存在して
おらず、この機能を備えた自動販売機の開発が望まれて
いた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みて提案されたもの
であり、自動販売機に設けた非常スイッチを操作するだ
けで通信回線を介して警備センターを呼出することがで
き、警備センターでは、販売機周辺の状況が音声や映像
によって容易に把握できるようにした、新規な構成の非
常通報機能を有した自動販売機とこれを用いた通信警備
システムを提供することを、その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の自動販売機は、非常スイッチを備
えた緊急通報手段と、マイク、スピーカとを備え、非常
スイッチの操作によって緊急通報手段が作動されたとき
には、通信回線を通じて接続された特定の警備センター
に設置された通話機能を有した通信端末機を呼出し、マ
イクとスピーカを通じて、通信端末機と通話が行えるよ
うになっている。
【0009】ここに、マイクとしては無指向性の高感度
マイク、スピーカとしては拡声型スピーカを使用してハ
ンズフリー通話手段を構成し、自動販売機から多少離れ
たところにいても通話が出来、マイクによって周囲の音
が集音できるようになっている。また、通信回線として
は、電話網、デジタルデータ交換網(DDX網)、サー
ビス総合デジタル網(ISDN)等の公衆回線網や、専
用の通信回線の他に、自動車電話や(簡易型)携帯電話
での通話を実現するセルラー方式、パーソナルハンディ
ホンシステム(PHS)などの移動通信も含まれ、PH
Sの場合、自動販売機に中継機を内蔵していてもよい。
警備センターの通信端末機には、電話機の他に、通話の
ためのハンドセット等を備えたコンピュータ等が使用で
きる。
【0010】請求項2に記載の自動販売機は、請求項1
に記載の自動販売機に、防犯センサーを備えており、こ
の防犯センサーが作動したときにはマイクを作動させる
と同時に、緊急通報手段を作動して、特定の警備センタ
ーの通信端末機を呼出し、マイクによって集音された周
囲の音を通信端末機でモニタ出来る構成としている。こ
こに、防犯センサーには、扉のこじ開け、扉の焼切り、
切断、破壊などの異常を検知するための、光学的センサ
ーや熱センサーなどが使用されるが、その使用目的から
外からは容易に分からない箇所に設置することが望まし
く、破壊などの外的要因が起こったとき、または通信回
線が遮断されたときには、直ちに異常通報(タンパー機
能)がなされるようにしている。
【0011】請求項3に記載の自動販売機は、請求項1
または2に記載の自動販売機に、防犯センサーと防犯カ
メラを備えており、この防犯センサーが作動したときに
は防犯カメラを作動させると同時に、緊急通報手段を作
動して、特定の警備センターの通信端末機を呼出し、防
犯カメラで撮影された映像を、通信端末機に付設された
モニタテレビに映し出し出来る構成としている。ここ
に、防犯カメラにあっては犯行前に確認されるのを防止
するため、本体の適所に隠蔽されることが望ましい。
【0012】請求項4に記載の自動販売機は、請求項1
から3のいずれかに記載の自動販売機に、顧客のID情
報を記憶させた顧客カードを読取走査するためのカード
リーダを備えており、緊急通報手段が作動されたときに
は、特定の警備センターの通信端末機を呼出し、通信端
末機側では、カードリーダで読み取った顧客のID情報
を受信して処理する構成としている。ここに顧客カード
としては、メンバー対応型のプリペイドカードやクレジ
ットカード、セキュリティーカード等が使用される。
【0013】請求項5に記載の通信警備システムは、請
求項1から4のいずれかの項に記載の自動販売機と、特
定の警備センターに設置された通話機能を有した通信端
末機とを通信回線を通じて接続して構成され、自動販売
機から非常スイッチによる緊急呼出、あるいは防犯セン
サー、防犯カメラ、カードリーダによる非常通報の通信
端末機による受信処理によって、自動販売機と警備セン
ターとの間で通話を行いながら、警備のために必要な処
理を行えるようにしている。ここに、警備のために必要
な処理とは、スピーカからの音声による威嚇や、警察へ
の通報、救急車の手配などである。
【0014】請求項6に記載の通信警備システムは、警
備センターの通信端末機には自動転送手段を備えてお
り、この自動転送手段は、請求項1から4のいずれかに
記載の自動販売機より緊急呼出を受けたときには、その
自動販売機の警備を担当する警備エリアの通信端末機を
呼出し、その端末機と自動販売機とを通信回線で接続し
て相互間で通話可能にする構成としている。この場合、
警備センターでは、緊急通報を分析し、呼出元の自動販
売機を記憶し、表示するとともに、必要な制御が連動し
て行える。
【0015】請求項7に記載の通信警備システムは、警
備センターの通信端末機には自動転送手段を備えてお
り、この自動転送手段は、請求項1から4のいずれかに
記載の自動販売機より緊急呼出を受けたときには、その
自動販売機の警備を担当する警備員の所持する携帯電話
機を呼出し、その携帯電話機と自動販売機とを通信回線
で接続して相互間で通話可能にする構成としている。
【0016】この場合、警備員は常時ローカル警備局に
駐在している必要はなく、パトロール中、他の作業中で
あっても的確に呼出される。また、呼出した警備員から
応答がない場合は、他のローカル警備局、警備員を自動
的に呼出できるようにすれば(バックアップ転送)、よ
り一層機動力に富んだ対応が出来る。必要に応じて三者
通話ができるようにしてもよい。
【0017】請求項8に記載の通信警備システムは、請
求項1から4に記載の自動販売機が、通信回線を通じて
商品売上集計在庫管理センターに接続されており、この
商品売上集計在庫管理センターは、予め設定されたスケ
ジュールに従って、自動販売機をアクセスして、売上デ
ータを取り込んで、商品の売上集計と在庫管理を行うテ
レメータリング機能を備えている。ここに予め設定され
たスケジュールとは、順にアクセスする方法以外に、優
先順位に従ってアクセスする方法などがある。
【0018】請求項9に記載の通信警備システムは、請
求項1から4に記載の自動販売機に、各種の情報サービ
ス要求スイッチと、カードリーダやテンキーなどの顧客
のID情報を読取り、あるいは入力する手段を有すると
ともに、通信回線を通じて情報サービスセンターに接続
されており、情報サービス要求スイッチのいずれかが操
作されたときには、情報サービスセンターでは、顧客の
要求する情報の提供を、スピーカを通じて、あるいは表
示部に表示して行うようにした情報サービス機能を備え
ている。この場合には、自動販売機をアクセス機とした
VANサービスが提供でき、高付加価値が図れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面とともに説明する。図1は、本発明に係る非常通
報機能を有した自動販売機及びこれを用いた通信警備シ
ステムの基本構成の一例を示すブロック図である。この
システムは、街中の適所に設置された複数の自動販売機
A(#1〜#n)を、通信回線を介して、特定の警備セ
ンターに設置された電話機、コンピュータ等の通信端末
機Bと接続して構成される。この図では、通信回線とし
て、電話網、デジタルデータ交換網(DDX網)、サー
ビス総合デジタル網(ISDN)等の公衆回線網Nが使
用されており、これ以外に専用線や、セルラー方式やP
HSなどの移動通信も使用できる。また、この図には、
本発明の要部のみをブロックで示している。
【0020】自動販売機Aには、CPU等で構成され、
各部の信号制御を行う信号処理部1と、公衆回線網Nを
介した警備センターの通信端末機Bとの回線接続の切換
制御、伝送制御等を行い、画像信号を送信するためのモ
デム等を備えた伝送制御部2と、予め特定の警備センタ
ーの電話番号を呼出先として登録し、この登録した警備
センターを自動的に呼出し、緊急通報手段を構成するオ
ートダイヤラー3と、各種機能を実行するために操作す
る操作部4と、警備センターとのハンズフリー通話を実
現するための、無指向性で高感度のマイク5及び拡声型
のスピーカ6と、扉のこじ開け、扉の焼切り、切断、破
壊などの異常を検知するために光学的センサーや熱セン
サー等で構成された防犯センサー7と、販売機周辺の映
像をを撮影する防犯カメラ8と、商品購入や個人情報の
識別等に使用するプリペイドカード、クレジットカー
ド、セキュティカード等の顧客カードから、予め記録し
たカードデータ(ID情報)を読み取るカードリーダ9
と、警備センターから送信されて来る警告メッセージや
商品紹介等の任意のデータを表示する、LCDやCRT
で構成された表示部10等を備えている。
【0021】なお、操作部4には、オートダイヤラー3
を作動させるために操作する、ラッチ機能を有した非常
スイッチ4aと、情報サービスセンターC2(後述)に
各種情報サービスを要求するために操作する情報サービ
ス要求スイッチ4bと、情報サービスを受けるために必
要な暗証番号等を入力するためのテンキー4c等を備え
ている。
【0022】一方の警備センターの通信端末機Bには、
CPU等で構成され、各部の信号制御を行う信号処理部
11と、公衆回線網Nを介した自動販売機Aとの回線接
続の切換制御、伝送制御等を行い、画像信号を受信する
ためのモデム等を備えた伝送制御部12と、自動販売機
Aとの通話を可能とするためにハンドセット等で構成さ
れたマイク13及びスピーカ14と、販売機周辺の映像
を映し出すモニタテレビ15と、各種操作キーやスイッ
チで構成された操作部16と、録音部17と、録画部1
8等を備えている。
【0023】このような構成によって、この通信警備シ
ステムは、以下のように動作する。街中を歩いている人
が不審な人物につけ狙われたり、盗難、暴行にあった
り、事件、事故、火災を目撃した場合、または、自動販
売機Aの利用者がその利用中に故障が発生した場合等
に、自動販売機Aの非常スイッチ4aを操作する。する
と、信号処理部1が、オートダイヤラー3によって警備
センターの電話番号を自動発呼する。
【0024】これに対して警備センターの通信端末機B
では、着信すると、信号処理部11が個々の自動販売機
Aに予め設定されているIDコード(販売機番号、電話
番号等)を受信し、予め準備された自動販売機登録テー
ブル(不図示)を参照して、IDコードを解読し、その
設置場所を判別し、一覧表示部(不図示)などに表示を
行って、警戒準備態勢をとる。
【0025】警備センターの警備員と非常スイッチ4a
を操作した人とは、マイク5,13とスピーカ6,14
を使用したハンズフリー通話を行って、通信端末機B側
から自動販売機A側の現況を聴きだしたり、適切な指示
をだすことができる。このようにして、状況を正確に判
断することによって、警備員、メンテナンス員を適切に
現場に急行させ、あるいは、警察や救急車を必要に応じ
て呼出できる。
【0026】警備センターでは、一度呼出があれば、呼
出元の自動販売機Aを把握することが出来るので、応答
がない場合でも、警備センターからこの自動販売機Aを
アクセスすることによって、警備センターからスピーカ
6を通じて、音声や警報音を自動販売機Aの近辺に発し
て、いたずらの防止や、暴漢などに対する説得、威嚇を
することができる。また、マイク5を作動して、周囲の
音をモニタして、その後の状況把握を行うこともでき
る。これら送受した音声は、録音部17に録音しておく
ことが可能なので、有効な証拠や記録にもなる。
【0027】なお、この自動販売機Aは、屋外設置に限
られず、例えば、ホテルやオフィスビルといった建物内
のホールや廊下などにも設置することができ、このよう
な場合には、随時アクセスして周囲の音をモニタして防
犯監視が出来るばかりでなく、不審な場合にはスピーカ
を通じて話しかけたり、威嚇するなどアクティブに対応
出来る。
【0028】続いて、自動販売機Aの防犯センサー7と
の連動について説明する。防犯センサー7が異常を検知
したときに、オートダイヤラー3を自動的に作動して警
備センターを呼出する。警備センターでは、通話端末機
Bを通じてマイク5で集音した周囲の音がモニタ出来る
ので、破壊、盗難、いたずら、偽造カードの使用等の防
止に有効となる。
【0029】また、自動販売機Aには防犯カメラ8を備
えているので、防犯センサー7が異常を検知したときに
は、警備センターを自動的に呼出して、周囲の状況を映
像によって把握することが出来る。これにより自動販売
機荒しなどの映像がモニタテレビ15に映し出しでき
る。防犯カメラ8が撮影した映像信号は、通話信号とと
もに多重伝送方式によって重畳させ通信回線を通じて警
備センターに伝送される。警備センターでは、この映像
を確信して、警察の呼出等の適切な行動をとることがで
きる。
【0030】防犯センサー7が作動したときには、更
に、スピーカ6を介して、警告メッセージを通知して犯
罪を未然に防いだりすることができ、犯行現場の録音、
録画も可能となるので、捜査の手がかり、証拠にもなり
得る。なお、このモニタ機能については、警備の強化地
域に設置された自動販売機Aに対しては、警備センター
の通信端末機Bから防犯カメラ8を作動させて、監視態
勢をとることもできる。
【0031】上記したモニタ(録画)機能は、もちろ
ん、非常スイッチ4aを操作したときにも動作するよう
にしてもよい。スイッチ操作によって、警備センターを
呼出したときに、モニタテレビ15に販売機周辺の映像
を映し出しできれば、状況を視覚的に確認できるので迅
速でより的確な対応がとれるとともに、犯罪が発生した
ときには、犯行現場の録画が可能なので、捜査の手がか
り、証拠にもなる。
【0032】以上のことから、警備センターでは、身の
危険を感じた者が助けを求めて、非常スイッチ4aを操
作した場合や、自動販売機荒しによって、防犯センサー
7が異常を検知し、自動販売機Aから緊急呼出を受けた
場合には、警備員が現場に急行するまでの間に、マイク
5で集音した音声、防犯カメラ8で撮影した映像によっ
て、現場の状況を確認しながら、例えば、犯人の服装な
どの具体的な特徴を捉えて、犯行現場の証拠が撮られて
いることなどをスピーカ6を通じた音声で通知すること
によって、犯罪行為を抑止することができる。
【0033】次に、警備センターに設置された通信端末
機Bの自動転送機能について説明する。図2は、この自
動転送機能を説明するための概念図である。警備センタ
ーには、通信端末機として、自動販売機Aからの緊急呼
出の処理に必要な情報を表示させるCRTを備えたコン
ピュータPCを設置し、通信回線L1を介して自動販売
機Aと、別の通信回線L2を介してローカル警備局など
に設置された通信端末機(電話機T1)に接続されてい
る。
【0034】警備センターでは、自動販売機Aから通信
回線L1を介して緊急呼出を受けると()、その自動
販売機Aが属する警備エリアを担当する警備員が駐留す
るローカル警備局の電話機T1を、通信回線L2を介し
て呼出し()、その電話機T1と自動販売機Aとを接
続する()。これによって、警備局の電話機T1側で
は、自動販売機Aのマイク5で集音された周囲の音など
をモニタし、あるいは通話を行うなどして、犯罪が確定
的になれば、警察に通報するなどの迅速な対応をとるこ
とができる。
【0035】また、警備センターからは、警備員の所持
する自動車電話や携帯電話機T2などを呼出することも
できる。警備センターでは、自動販売機Aから通信回線
L1を介して緊急呼出を受けると()、その自動販売
機Aが属する警備エリアを担当する近隣の警備員の所持
する携帯電話機T2を呼出し()、その携帯電話機T
2と自動販売機Aとを接続する()。これによって、
パトロール中あるいは待機中の警備員は、自動販売機A
のマイク5から集音された周囲の音を直接モニタし、あ
るいは通話を行うなどして、犯罪が確定的になれば、警
察に通報するなどの対応ができるので、一層機動力に富
んだ迅速な対応が可能となる。このような警察に対する
通報は、警備員が現場の状況を把握した後に行うので、
現場に駆けつけ確認してから警察などに通報する従来の
システムに比べて、誤報が少なく迅速で的確な対応がで
きる。
【0036】次に、本発明の通信警備システムのテレメ
ータリング機能について説明する。図1に示すように、
複数の自動販売機Aは、通信回線を通じて商品売上集計
在庫管理センターC1にも接続されており、この商品売
上集計在庫管理センターC1は、予め設定されたスケジ
ュールに従って、各自動販売機Aをアクセスして、商品
別の売上個数等の売上データを取り込んで、商品の売上
集計と在庫管理を行う。このように、テレメータリング
機能は売上集計が出来るだけでなく、各自動販売機Aを
逐一見に行って、在庫を確認する必要がなく在庫管理が
出来るので、在庫切れになるまでに迅速に、商品補充な
どの対応をとることができる。
【0037】なお、在庫管理の方法は、自動販売機Aの
商品の残数が発注点に達したときに、商品売上集計在庫
管理センターC1に商品コードや発注数等を示した信号
を送信するようにしてもよい。次に、本発明の通信警備
システムの情報サービス機能について説明する。図1に
示すように、複数の自動販売機Aは、通信回線を通じて
情報サービスセンターC2にも接続されている。
【0038】自動販売機Aにおいて、各種の情報サービ
ス要求スイッチ4bを操作し、カードリーダ9(読取手
段)やテンキー4c(入力手段)などから、顧客のID
情報を得て、情報サービスセンターC2に接続すると、
情報サービスセンターC2では、操作した情報サービス
要求スイッチ4bに対応した顧客の要求する情報を、自
動販売機Aのスピーカ6を通じて音声で、あるいは表示
部10を通じて画像で提供する。
【0039】情報サービス要求スイッチ4bには、お尋
ねボタン、商品案内、天気案内、地図案内、電話番号案
内、相談、伝言、ニュースなどの各種スイッチを設けて
いれば、これらのいずれかを操作すれば、それぞれに対
応した情報が得られる。なお、情報サービスセンターC
2では、タバコや酒の販売に関して利用者の年齢を対話
方式でチェックすることもできる。また、表示部10に
も必要な情報を表示できるので、特に公告やニュース文
を表示すれば有効的となる。
【0040】以上に説明した通信警備システムの非常通
報機能、テレメータリング機能、情報サービス機能は、
予め登録された契約会員(顧客)のみが利用できるよう
に限定させることができる。商品購入時に現金の代わり
に使用するプリペイドカードやクレジットカード、セキ
ュリティーカード等の顧客カードの購入時、取得時に、
個人情報(氏名、年齢、体型、顔写真、住所、電話番
号、勤務先、使用交通機関、行動パターンや、持病、血
液型、連絡先等のライフセキュリティ情報等)を上記顧
客カードに記憶させたり、通信端末機Bのメモリ(不図
示)に登録しておく。
【0041】この状態で、自動販売機Aが顧客カードを
カードリーダ9で読み取り、非常スイッチ4aの操作に
よって警備センターを呼出したときには、読取走査した
カードのデータ(IDコード等)を通信端末機Bに送信
する。これを受信した警備センターの通信端末機Bで
は、このデータを基にメモリを検索して、会員契約をし
ているかチェックし、個人情報を参照する。
【0042】これにより会員は、持病を持っていても安
心して外出することができ、不審人物につけられたとき
でも、自動販売機Aで商品を購入するふりをして、警備
センターを呼出し、予め記憶されている個人の行動パタ
ーンに従った行動をとれば、先回りした警備が行われる
ことになり、安心して目的地まで到達することが出来
る。
【0043】なお、読取走査するカードは、警備センタ
ーの呼出専用カードとしてもよく、また、挿入方向(走
査方向)によって警備センターの呼出カードになるよう
にしてもよい。このようにすれば、非常スイッチ4aの
操作を行わなくても、このカードをカードリーダ9で読
み取ったときに、即座にオートダイヤラー3によって警
備センターの通信端末機Bを呼出することができる。
【0044】このように顧客カードを使用すれば、自動
販売機Aからの呼出状況をセンター側で逐一記憶するこ
とができるので、所定期間単位で集計すれば、会員に対
するサービス料金の請求が容易にできる。また、これら
のカードには、テレフォンカードやオートクレジットカ
ード(カード所有者の電話番号が記憶され、その電話番
号の使用料金と一括して料金を支払うことができるカー
ド)等の本来電話機で使用するカードも含まれ、情報サ
ービス機能を使用する場合には、これらのカードから料
金を支払うようにすれば、会員以外の一般の人に対して
も広く情報を提供できる。
【0045】最後に、本発明に係る自動販売機Aの外観
を図3に示す。自動販売機Aは、通常、硬貨投入口50
から硬貨を投入したり、紙幣挿入口51から紙幣を挿入
したり、カード挿入口52(カードリーダ9)からプリ
ペイドカード等のカードを挿入することによって、購入
可能な商品の商品選択ボタン53が点灯する。そこで、
点灯した商品選択ボタン53のうち、購入する商品の商
品選択ボタン53を押すと、取出口54に商品が搬送さ
れて、そこから商品が取り出せるようになっている。
【0046】本発明では、上記通常の使用方法に加え
て、非常スイッチ4aを操作することにより、通信回線
を介して警備センターを呼出する。すると、マイク5や
スピーカ6によるハンズフリー通話を可能とするととも
に、防犯カメラ8によって周囲の映像を撮影することも
できる。この防犯カメラ8は図示した内蔵タイプの他
に、この自動販売機Aに接続され近くに設置された外付
けタイプも使用できる。
【0047】なお、自動販売機Aが店頭に設置されてい
る場合などでは、自動販売機Aと店の電話機とを並列に
電話回線に接続させ、回線の切換制御を行うことによっ
て、両者を使用するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように本発明
の請求項1に記載の非常通報機能を有した自動販売機に
よれば、非常スイッチを操作すれば、予め登録している
特定の警備センターが呼出できるので、人気がないとこ
ろでひったくりや痴漢などの不審人物と出会ったとして
も、この自動販売機がそばにあれば、すぐに助けを求め
ることが出来る。よって、公衆電話で警察や救急車を呼
び出す場合に比べて、迅速で的確な対応が可能となり、
警備センターでは、呼出があった自動販売機に対して呼
出を確認して、通話によって状況把握を行い、警察への
通報や救急車の手配を行うことが出来る。
【0049】請求項2に記載の非常通報機能を有した自
動販売機によれば、防犯センサーが作動すれば、同時に
販売機周囲の音を警備センター側で聞くことができるの
で、状況を正確に把握することができ、警備員の手配、
警察への通報など適切な対応が実施できる。請求項3に
記載の非常通報機能を有した自動販売機によれば、防犯
センサーが作動すれば、同時に販売機周囲の映像を警備
センター側で見ることができるので、状況を正確に把握
することができ、警備員の手配、警察への通報など適切
な対応が実施できる。
【0050】請求項4に記載の非常通報機能を有した自
動販売機によれば、カードリーダで読み取った顧客のI
D情報を警備センターに通知することが出来るので、警
備センター側では、そのID情報を解読して、各顧客に
対応した警備等を実施することが出来る。請求項5に記
載の通信警備システムによれば、非常スイッチ、防犯セ
ンサー、防犯カメラ、カードリーダ等を備えた自動販売
機をアクセス機とし、特定の警備センターに非常通報す
ることができる。自動販売機は街のいたるところに設置
されているので、街全体の治安がより一層保たれ、犯罪
の発生を激減させることができる。また、このシステム
に既存の電話網を使用すれば、自動販売機には公衆電話
と同じような配線工事を施すだけで済む。
【0051】請求項6に記載の通信警備システムによれ
ば、警備センターが無人であるような場合でも、自動販
売機からの緊急呼出は、近隣の警備局などの通信端末機
に自動転送されるので、警備員は現場に急行することが
でき、また、現場の状況を把握した後に警察への通報な
ど行うので、誤報も少なくなる。請求項7に記載の通信
警備システムによれば、警備センターが無人であるよう
な場合でも、自動販売機からの緊急呼出は、パトロール
中などの近隣の警備員が所持している携帯電話機に自動
転送されるので、警備員は移動しながら、現場に急行す
ることができ、また、現場の状況を把握した後に警察へ
の通報など行うので、誤報も少なくなる。
【0052】請求項8に記載の通信警備システムによれ
ば、非常通報機能の他にテレメータリング機能を備えて
いるので、売上集計、在庫管理が各自動販売機を確認し
なくても、迅速かつ正確な売上集計、在庫管理ができ
る。請求項9に記載の通信警備システムによれば、非常
通報機能の他に情報サービス機能を備えているので、街
のいたるところに設置されている自動販売機から、利用
者の要求に応じた様々な情報を得ることが出来る。
【0053】このような本発明の通信警備システムによ
れば、非常スイッチが操作され、あるいは防犯センサー
が異常を検知してから、警備員が現場に駆け付けるまで
の空き時間の間、警備センターでは、マイクで集音した
音声を聞き、防犯カメラで撮影した映像を見ながら、例
えば、犯人の服装上の特徴を具体的に指摘し、犯行現場
の証拠が撮られていることなどをスピーカから音声を通
じて伝えたり、音声で威嚇したり、説得したりして犯行
を思いとどませることも出来る。このため、犯罪行為の
事後的処理しかできなかった従来の警備システムにおけ
る盲点が解消され、犯罪行為を未然に防止できる理想的
な通信警備システムが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非常通報機能を有した自動販売機
及びこれを用いた通信警備システムの基本構成の一例を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る通信警備システムの自動転送機能
の一例を示す概念図である。
【図3】本発明に係る非常通報機能を有した自動販売機
の一例を示す外観図である。
【符号の説明】
A・・・本発明に係る非常通報機能を有した自動販売機 1・・・信号処理部 3・・・オートダイヤラー(緊急通報手段) 4・・・操作部 4a・・・非常スイッチ 4b・・・情報サービス要求スイッチ 4c・・・テンキー 5・・・マイク 6・・・スピーカ 7・・・防犯センサー 8・・・防犯カメラ 9・・・カードリーダ 10・・・表示部 B・・・特定の警備センターに設置された通信端末機 11・・・信号処理部 13・・・マイク 14・・・スピーカ 15・・・モニタテレビ 17・・・録音部 18・・・録画部 C1・・・商品売上集計在庫管理センター C2・・・情報サービスセンター N・・・公衆回線網(通信回線) PC・・・警備センターのコンピュータ T1・・・ローカル警備局の通信端末機(電話機) T2・・・警備員の所持する携帯電話機 L1,L2・・・通信回線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非常スイッチを備えた緊急通報手段と、マ
    イク、スピーカとを備え、前記非常スイッチの操作によ
    って緊急通報手段が作動されたときには、通信回線を通
    じて接続された特定の警備センターに設置された通話機
    能を有した通信端末機を呼出し、上記マイクとスピーカ
    を通じて、上記通信端末機と通話が行えるようにした非
    常通報機能を備えた自動販売機。
  2. 【請求項2】自動販売機は防犯センサーを更に備えてお
    り、この防犯センサーが作動したときには上記マイクを
    作動させると同時に、上記緊急通報手段を作動して、特
    定の警備センターの通信端末機を呼出し、上記マイクに
    よって集音された周囲の音を上記通信端末機でモニタ出
    来る構成とした請求項1に記載の非常通報機能を備えた
    自動販売機。
  3. 【請求項3】自動販売機は防犯センサーと防犯カメラを
    更に備えており、この防犯センサーが作動したときには
    上記防犯カメラを作動させると同時に、上記緊急通報手
    段を作動して、特定の警備センターの通信端末機を呼出
    し、上記防犯カメラで撮影された映像を、上記通信端末
    機に付設されたモニタテレビに映し出し出来る構成とし
    た請求項1または2に記載の非常通報機能を備えた自動
    販売機。
  4. 【請求項4】自動販売機は顧客のID情報を記憶させた
    顧客カードを読取走査するためのカードリーダを更に備
    えており、上記緊急通報手段が作動されたときには、特
    定の警備センターの通信端末機を呼出し、通信端末機側
    では、上記カードリーダで読み取った顧客のID情報を
    受信して処理する構成とした請求項1から3のいずれか
    に記載の非常通報機能を備えた自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかの項に記載の自
    動販売機と、特定の警備センターに設置された通話機能
    を有した通信端末機とを通信回線を通じて接続して構成
    され、上記自動販売機から非常スイッチによる緊急呼
    出、あるいは防犯センサー、防犯カメラ、カードリーダ
    による非常通報の通信端末機による受信処理によって、
    自動販売機と警備センターとの間で通話を行いながら、
    警備のために必要な処理を行えるようにした通信警備シ
    ステム。
  6. 【請求項6】警備センターの通信端末機には自動転送手
    段を更に備えており、この自動転送手段は、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の自動販売機より緊急呼出を受け
    たときには、その自動販売機の警備を担当する警備エリ
    アの通信端末機を呼出し、その端末機と上記自動販売機
    とを通信回線で接続して相互間で通話可能にする構成と
    した通信警備システム。
  7. 【請求項7】警備センターの通信端末機には自動転送手
    段を更に備えており、この自動転送手段は、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の自動販売機より緊急呼出を受け
    たときには、その自動販売機の警備を担当する警備員の
    所持する携帯電話機を呼出し、その携帯電話機と上記自
    動販売機とを通信回線で接続して相互間で通話可能にす
    る構成とした通信警備システム。
  8. 【請求項8】請求項1から4に記載の自動販売機は、通
    信回線を通じて商品売上集計在庫管理センターに更に接
    続されており、商品売上集計在庫管理センターは、予め
    設定されたスケジュールに従って、上記自動販売機をア
    クセスして、売上データを取り込んで、商品の売上集計
    と在庫管理を行うテレメータリング機能を備えた通信警
    備システム。
  9. 【請求項9】請求項1から4に記載の自動販売機は更
    に、各種の情報サービス要求スイッチと、カードリーダ
    やテンキーなどの顧客のID情報を読取り、あるいは入
    力する手段を更に有するとともに、通信回線を通じて情
    報サービスセンターに更に接続されており、上記情報サ
    ービス要求スイッチのいずれかが操作されたときには、
    情報サービスセンターでは、顧客の要求する情報の提供
    を、上記スピーカを通じて、あるいは表示部に表示して
    行うようにした情報サービス機能を備えた通信警備シス
    テム。
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