JPH0935690A - 平面型蛍光ランプ用駆動装置 - Google Patents
平面型蛍光ランプ用駆動装置Info
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- JPH0935690A JPH0935690A JP20279495A JP20279495A JPH0935690A JP H0935690 A JPH0935690 A JP H0935690A JP 20279495 A JP20279495 A JP 20279495A JP 20279495 A JP20279495 A JP 20279495A JP H0935690 A JPH0935690 A JP H0935690A
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- fluorescent lamp
- cathode
- flat fluorescent
- transformer
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平面型蛍光ランプの点灯を瞬時に行い、なお
かつ、均一な面発光を得ることができる平面型蛍光ラン
プ用駆動装置を提供することにある。 【構成】 略偏平形状の発光空間に陰極22と陽極21
が対向して配置され、その外表面の前記陰極22に対応
する部分に導電膜23が貼られてなる平面型蛍光ランプ
を点灯する駆動装置であって、前記駆動装置はインバタ
ートランスTを有してなり、該インバタートランスTの
二次側巻線は、その両端が前記陽極21と前記陰極22
に各々接続されて、当該両電極間に正負のパルス電圧を
同時に印加する手段を有してなり、前記導電膜23は接
地されるとともに、前記二次側巻線の間から分岐される
結線も接地されていることを特徴とする平面型蛍光ラン
プ用駆動装置。
かつ、均一な面発光を得ることができる平面型蛍光ラン
プ用駆動装置を提供することにある。 【構成】 略偏平形状の発光空間に陰極22と陽極21
が対向して配置され、その外表面の前記陰極22に対応
する部分に導電膜23が貼られてなる平面型蛍光ランプ
を点灯する駆動装置であって、前記駆動装置はインバタ
ートランスTを有してなり、該インバタートランスTの
二次側巻線は、その両端が前記陽極21と前記陰極22
に各々接続されて、当該両電極間に正負のパルス電圧を
同時に印加する手段を有してなり、前記導電膜23は接
地されるとともに、前記二次側巻線の間から分岐される
結線も接地されていることを特徴とする平面型蛍光ラン
プ用駆動装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶ディスプレイのバ
ックライトとして使う平面型蛍光ランプの駆動装置に関
する。特に、カメラ一体型VTRの液晶ビューファイン
ダーのバックライトとして使う平面型蛍光ランプの駆動
装置に関する。
ックライトとして使う平面型蛍光ランプの駆動装置に関
する。特に、カメラ一体型VTRの液晶ビューファイン
ダーのバックライトとして使う平面型蛍光ランプの駆動
装置に関する。
【0002】
【従来技術】カメラ一体型VTRの液晶ビューファイン
ダー用バックライトとして、平面型蛍光ランプが近年急
速に普及している。この平面型蛍光ランプ(以下、単に
「蛍光ランプ」とも称する)は、全体が略偏平形状をな
したものであり、その内部に蛍光体が塗布された発光空
間を有し、空間内に配置された電極間の放電により面発
光が得られる。発光面の大きさには種々のものがある
が、液晶ビューファインダーには、家庭用カメラ一体型
VTRで0.7型、0.5型、業務用カメラ一体型VT
Rで、1.3型が使われるので、バックライトである蛍
光ランプもほぼ同じ大きさのものが要求される。そし
て、最近の電気製品の小型、軽量化の要求に答え、この
液晶ビューファインダーもますます小型化、軽量化され
つつある。このような蛍光ランプについて開示したもの
に、例えば、特開平5−21040号などがある。
ダー用バックライトとして、平面型蛍光ランプが近年急
速に普及している。この平面型蛍光ランプ(以下、単に
「蛍光ランプ」とも称する)は、全体が略偏平形状をな
したものであり、その内部に蛍光体が塗布された発光空
間を有し、空間内に配置された電極間の放電により面発
光が得られる。発光面の大きさには種々のものがある
が、液晶ビューファインダーには、家庭用カメラ一体型
VTRで0.7型、0.5型、業務用カメラ一体型VT
Rで、1.3型が使われるので、バックライトである蛍
光ランプもほぼ同じ大きさのものが要求される。そし
て、最近の電気製品の小型、軽量化の要求に答え、この
液晶ビューファインダーもますます小型化、軽量化され
つつある。このような蛍光ランプについて開示したもの
に、例えば、特開平5−21040号などがある。
【0003】ところで、上記カメラ一体型VTRは、一
般にはバッテリー駆動で使われることが多く、バッテリ
ーの交換や充電の手間を考慮すると、蛍光ランプもでき
る限り低い消費電力で、かつ、高輝度点灯することが要
求され、さらに、高精度な画像を得るためには均一な面
発光をすることも要求される。また、最近では、カメラ
一体型VTR以外、例えば、電子スチルカメラのモニタ
ーなどにも用途は広がっており、このような他の用途で
も、蛍光ランプが低消費電力で高輝度点灯すること、お
よび、均一な面発光することは当然ながら要求される。
般にはバッテリー駆動で使われることが多く、バッテリ
ーの交換や充電の手間を考慮すると、蛍光ランプもでき
る限り低い消費電力で、かつ、高輝度点灯することが要
求され、さらに、高精度な画像を得るためには均一な面
発光をすることも要求される。また、最近では、カメラ
一体型VTR以外、例えば、電子スチルカメラのモニタ
ーなどにも用途は広がっており、このような他の用途で
も、蛍光ランプが低消費電力で高輝度点灯すること、お
よび、均一な面発光することは当然ながら要求される。
【0004】ここで、上記用途に使われる蛍光ランプ
は、通常は、暗黒環境の中で点灯される。一般に、蛍光
ランプは、長時間放置されるとランプ内部の残留電子が
極端に減少してしまい、暗黒環境化に再点灯のために蛍
光ランプに所定の電圧を印加しても瞬時には点灯せず、
若干の遅れをもって点灯する。この再点灯の遅れは、放
電の統計的遅れ時間として知られるが、カメラ一体型V
TR等の製品にとって、撮影再生のためスイッチを投入
して、その後瞬時に点灯することなく遅れて点灯すると
いうことは、ファインダー内に瞬時に出画されないとい
う点で致命的な問題といえる。かかる問題に対しては、
蛍光ランプそのものを改善するほか、蛍光ランプを点灯
するための駆動装置を改善することが必要とされる。蛍
光ランプを改善したものに、例えば、実開平6−569
62号、実開平6−68290号などがある。
は、通常は、暗黒環境の中で点灯される。一般に、蛍光
ランプは、長時間放置されるとランプ内部の残留電子が
極端に減少してしまい、暗黒環境化に再点灯のために蛍
光ランプに所定の電圧を印加しても瞬時には点灯せず、
若干の遅れをもって点灯する。この再点灯の遅れは、放
電の統計的遅れ時間として知られるが、カメラ一体型V
TR等の製品にとって、撮影再生のためスイッチを投入
して、その後瞬時に点灯することなく遅れて点灯すると
いうことは、ファインダー内に瞬時に出画されないとい
う点で致命的な問題といえる。かかる問題に対しては、
蛍光ランプそのものを改善するほか、蛍光ランプを点灯
するための駆動装置を改善することが必要とされる。蛍
光ランプを改善したものに、例えば、実開平6−569
62号、実開平6−68290号などがある。
【0005】ところで、従来、このような平面蛍光ラン
プを点灯する駆動装置、すなわち、点灯回路としてMO
SFETなどを使ったスイッチング方式の回路が知られ
る。具体的には、インバータトランスの二次側出力を蛍
光ランプにパルスとして印加するわけであるが、さら
に、具体的には、図3に示す回路方式や、図4に示す回
路方式などが提案されている。
プを点灯する駆動装置、すなわち、点灯回路としてMO
SFETなどを使ったスイッチング方式の回路が知られ
る。具体的には、インバータトランスの二次側出力を蛍
光ランプにパルスとして印加するわけであるが、さら
に、具体的には、図3に示す回路方式や、図4に示す回
路方式などが提案されている。
【0006】図3を説明すると、端子Bから供給される
直流電流は、インダクタンスL、コンデンサCを介して
トランスTの一次巻線に流れる。一次巻線の他端にはス
イッチング素子MOSFET(以下、単に「FET」と
いう)が接続され、FETのゲートにパルス信号が印加
されるとトランスTが駆動する。トランスTの二次側
は、正極側が接地されて蛍光ランプの陽極に接続され、
負極側が蛍光ランプの陰極に接続される。さらに、蛍光
ランプの外表面で陰極に対応する位置に導電膜が貼ら
れ、ここから延びる結線は直接接地されるか、あるい
は、トランスTの一次側に接続されてスイッチング素子
を介して接地される。次に、この回路の動作を説明す
る。トランスTが駆動すると、その二次側の両端で、電
位差Hvの電圧が発生する。一方、正極は接地されてラ
ンプの陽極に接続されるため陽極には0vが印加される
ことになり、ランプの両電極間にHvの電位差が生じる
ことになる。さらに、導電膜と陰極の間にも、およそH
vの電位差を生じて点灯始動を高める機能をなす。ここ
で、トランスTはフライバック方式が採用されるので、
ランプに常に同一方向(直流)のパルスが印加される。
直流電流は、インダクタンスL、コンデンサCを介して
トランスTの一次巻線に流れる。一次巻線の他端にはス
イッチング素子MOSFET(以下、単に「FET」と
いう)が接続され、FETのゲートにパルス信号が印加
されるとトランスTが駆動する。トランスTの二次側
は、正極側が接地されて蛍光ランプの陽極に接続され、
負極側が蛍光ランプの陰極に接続される。さらに、蛍光
ランプの外表面で陰極に対応する位置に導電膜が貼ら
れ、ここから延びる結線は直接接地されるか、あるい
は、トランスTの一次側に接続されてスイッチング素子
を介して接地される。次に、この回路の動作を説明す
る。トランスTが駆動すると、その二次側の両端で、電
位差Hvの電圧が発生する。一方、正極は接地されてラ
ンプの陽極に接続されるため陽極には0vが印加される
ことになり、ランプの両電極間にHvの電位差が生じる
ことになる。さらに、導電膜と陰極の間にも、およそH
vの電位差を生じて点灯始動を高める機能をなす。ここ
で、トランスTはフライバック方式が採用されるので、
ランプに常に同一方向(直流)のパルスが印加される。
【0007】図4を説明すると、トランスTの一次側は
図3に示す回路と同一であり、トランスの二次側におい
て、正極側が接地されることなく蛍光ランプの陽極に接
続され、負極側も接地されることなく陰極に接続され
る。そして同様に導電膜が設けられる。この回路の動作
は、トランスTが駆動すると、その二次側の両端に電位
差Hvの電圧が発生する。この場合、ランプの陽極と陰
極に同時に正負のパルス電圧が印加されて両電極間にH
vの電位差をもった電圧が印加される。また、導電膜と
陰極の間にも所定の電位差を生じ点灯始動を高める機能
をなす。そして、同様にトランスTはフライバック方式
が採用されるので、ランプに常に同一方向(直流)のパ
ルスが印加される。
図3に示す回路と同一であり、トランスの二次側におい
て、正極側が接地されることなく蛍光ランプの陽極に接
続され、負極側も接地されることなく陰極に接続され
る。そして同様に導電膜が設けられる。この回路の動作
は、トランスTが駆動すると、その二次側の両端に電位
差Hvの電圧が発生する。この場合、ランプの陽極と陰
極に同時に正負のパルス電圧が印加されて両電極間にH
vの電位差をもった電圧が印加される。また、導電膜と
陰極の間にも所定の電位差を生じ点灯始動を高める機能
をなす。そして、同様にトランスTはフライバック方式
が採用されるので、ランプに常に同一方向(直流)のパ
ルスが印加される。
【0008】しかし、このような点灯回路は以下の不具
合を生じる。 (1)図3に示す回路では、陰極近傍に強い電界が局在
化するので、点灯電力が低くなると、電極間で均一に放
電させることが困難になり、結果として均一な発光が困
難になる。つまり、局部的に発光するような現象を生
じ、カメラ一体型VTRという用途を考えると致命的な
問題といえる。特に、前述のごとく、液晶の小型化、低
消費電力化が進む現状においては、この問題はますます
深刻になる。具体的には、蛍光ランプが定格電圧5V、
定格電力0.2W以下になるとかかる現象が生じる。か
かる問題に対し、トランスTの巻線数を増加させて二次
側に発生する電圧を大きくする方法もあるが、前述のご
とく、カメラ一体型VTR等の装置そのものが小型化す
る現状においてはこの方法は好ましいものとはいえな
い。 (2)図4に示す回路では、蛍光ランプの両電極に同時
に正負のパルス電圧を印加するので、図3の回路に比べ
て、小電力点灯の場合においても蛍光ランプの均一発光
を可能とする。しかしながら、導電膜と陰極との間に生
ずる電位差は、図3の回路に比べて実質的に1/2とな
ってしまい、始動性という点で問題を生じる。言い換え
れば、小電力点灯に対して均一発光を可能とする反面、
始動の遅れという問題は解決することができない。
合を生じる。 (1)図3に示す回路では、陰極近傍に強い電界が局在
化するので、点灯電力が低くなると、電極間で均一に放
電させることが困難になり、結果として均一な発光が困
難になる。つまり、局部的に発光するような現象を生
じ、カメラ一体型VTRという用途を考えると致命的な
問題といえる。特に、前述のごとく、液晶の小型化、低
消費電力化が進む現状においては、この問題はますます
深刻になる。具体的には、蛍光ランプが定格電圧5V、
定格電力0.2W以下になるとかかる現象が生じる。か
かる問題に対し、トランスTの巻線数を増加させて二次
側に発生する電圧を大きくする方法もあるが、前述のご
とく、カメラ一体型VTR等の装置そのものが小型化す
る現状においてはこの方法は好ましいものとはいえな
い。 (2)図4に示す回路では、蛍光ランプの両電極に同時
に正負のパルス電圧を印加するので、図3の回路に比べ
て、小電力点灯の場合においても蛍光ランプの均一発光
を可能とする。しかしながら、導電膜と陰極との間に生
ずる電位差は、図3の回路に比べて実質的に1/2とな
ってしまい、始動性という点で問題を生じる。言い換え
れば、小電力点灯に対して均一発光を可能とする反面、
始動の遅れという問題は解決することができない。
【0009】そこで、図3に示す回路と、図4に示す回
路の両方の機能を組み合わせ回路も提案されている。つ
まり、蛍光ランプの陽極と陰極に、同時に正負のパルス
電圧を印加するとともに、導電膜と陰極間にもトランス
の二次側に発生する電圧と同一の電圧を印加できる回路
である。この回路を図5に示す。トランスTの一次側は
図3に示す回路と同一であり、二次側は正極側が接地さ
れることなく蛍光ランプの陽極に接続され、負極側も接
地されることなく陰極に接続される。さらに、二次側の
正極が導電膜に接続される。この回路の動作は、トラン
スTが駆動すると、その二次側において電位差Hvの電
圧が発生して、蛍光ランプの両電極間にも同時に正負の
パルス電圧をしてこの電圧が印加される。また、導電膜
と陰極の間にもこの二次側に発生する電位とほぼ同一の
電圧が印加される。しかしながら、導電膜と陰極との間
に印加される電圧が、陽極と陰極間の放電に影響を与え
てしまい、均一な発光を維持できなくしてしまう。これ
は、結果として図3に示す回路と同じ問題を発生され
る。
路の両方の機能を組み合わせ回路も提案されている。つ
まり、蛍光ランプの陽極と陰極に、同時に正負のパルス
電圧を印加するとともに、導電膜と陰極間にもトランス
の二次側に発生する電圧と同一の電圧を印加できる回路
である。この回路を図5に示す。トランスTの一次側は
図3に示す回路と同一であり、二次側は正極側が接地さ
れることなく蛍光ランプの陽極に接続され、負極側も接
地されることなく陰極に接続される。さらに、二次側の
正極が導電膜に接続される。この回路の動作は、トラン
スTが駆動すると、その二次側において電位差Hvの電
圧が発生して、蛍光ランプの両電極間にも同時に正負の
パルス電圧をしてこの電圧が印加される。また、導電膜
と陰極の間にもこの二次側に発生する電位とほぼ同一の
電圧が印加される。しかしながら、導電膜と陰極との間
に印加される電圧が、陽極と陰極間の放電に影響を与え
てしまい、均一な発光を維持できなくしてしまう。これ
は、結果として図3に示す回路と同じ問題を発生され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明が解
決しようとする課題は、平面型蛍光ランプを点灯するた
めの駆動装置であって以下の課題を解決することにあ
る。 (1)平面型蛍光ランプの点灯を瞬時に行う。特に、長
時間、暗黒環境に放置させてもその後瞬時に再点灯でき
ることにある。 (2)均一な面発光を可能とし、局部的に発光するよう
な現象を生じさせないことにある。特に、液晶サイズの
小型化の伴い、点灯電力の比較的小さい蛍光ランプにあ
っても、均一な面発光ができることにある。 (3)当該平面型蛍光ランプが組み込まれる装置、例え
ば、カメラ一体型VTRなどの小型化に伴い、当該平面
蛍光ランプやその駆動装置も可能な限り小型にする。
決しようとする課題は、平面型蛍光ランプを点灯するた
めの駆動装置であって以下の課題を解決することにあ
る。 (1)平面型蛍光ランプの点灯を瞬時に行う。特に、長
時間、暗黒環境に放置させてもその後瞬時に再点灯でき
ることにある。 (2)均一な面発光を可能とし、局部的に発光するよう
な現象を生じさせないことにある。特に、液晶サイズの
小型化の伴い、点灯電力の比較的小さい蛍光ランプにあ
っても、均一な面発光ができることにある。 (3)当該平面型蛍光ランプが組み込まれる装置、例え
ば、カメラ一体型VTRなどの小型化に伴い、当該平面
蛍光ランプやその駆動装置も可能な限り小型にする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明にかかる平面型蛍光ランプ用駆動装置は以下
の構成をとる。 (1)全体が略偏平形状をなすとともに、その内部の発
光空間に陰極と陽極が対向して配置され、さらにその外
表面であって陰極と対応する部分に導電膜が貼られてな
る平面蛍光ランプを点灯する駆動装置であって、インバ
ータトランスを有してなり、前記インバータトランスの
二次側巻線は、その両端が前記陽極と前記陰極に各々接
続されて、当該両電極間に正負のパルス電圧を同時に印
加する手段を有してなり、さらに、前記導電膜は接地さ
れるともに、前記二次側巻線の間から分岐される結線も
接地されることを特徴とする。 (2)さらに、二次側巻線の間からの結線は、当該二次
側巻線のほぼ中央から結線されてなることを特徴とす
る。 (3)また、この駆動装置は別構成として、2個のイン
バータトランスを含み、第1のインバータトランスの二
次側の一端から前記平面蛍光ランプの前記陽極に正極パ
ルスを印加する手段を有し、他端からは接地されてな
り、第2のインバータトランスの二次側の一端から前記
平面蛍光ランプの前記陰極に負極パルスを印加する手段
を有し、これらの手段によって、当該インバータトラン
スの二次側に発生した電圧を前記平面蛍光ランプの両電
極に正負のパルスを同時に印加する手段を有してなり、
他端は接地されてなり、第1のインバータトランスの他
端と、第2のインバータトランスの他端が接続され、か
つ、そこから分岐された結線も接地されて、さらに、導
電膜からの結線も接地されることを特徴とする。 (4)さらに、2つのインバータトランスの一次側巻線
は、直列又は並列に接続されることを特徴とする。
にこの発明にかかる平面型蛍光ランプ用駆動装置は以下
の構成をとる。 (1)全体が略偏平形状をなすとともに、その内部の発
光空間に陰極と陽極が対向して配置され、さらにその外
表面であって陰極と対応する部分に導電膜が貼られてな
る平面蛍光ランプを点灯する駆動装置であって、インバ
ータトランスを有してなり、前記インバータトランスの
二次側巻線は、その両端が前記陽極と前記陰極に各々接
続されて、当該両電極間に正負のパルス電圧を同時に印
加する手段を有してなり、さらに、前記導電膜は接地さ
れるともに、前記二次側巻線の間から分岐される結線も
接地されることを特徴とする。 (2)さらに、二次側巻線の間からの結線は、当該二次
側巻線のほぼ中央から結線されてなることを特徴とす
る。 (3)また、この駆動装置は別構成として、2個のイン
バータトランスを含み、第1のインバータトランスの二
次側の一端から前記平面蛍光ランプの前記陽極に正極パ
ルスを印加する手段を有し、他端からは接地されてな
り、第2のインバータトランスの二次側の一端から前記
平面蛍光ランプの前記陰極に負極パルスを印加する手段
を有し、これらの手段によって、当該インバータトラン
スの二次側に発生した電圧を前記平面蛍光ランプの両電
極に正負のパルスを同時に印加する手段を有してなり、
他端は接地されてなり、第1のインバータトランスの他
端と、第2のインバータトランスの他端が接続され、か
つ、そこから分岐された結線も接地されて、さらに、導
電膜からの結線も接地されることを特徴とする。 (4)さらに、2つのインバータトランスの一次側巻線
は、直列又は並列に接続されることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明者らは、上記手段によってかかる課題を
解決できることを発明した。 (1)平面蛍光ランプの外表面に貼られた導電膜とラン
プの発光空間内に配置する陰極との間に発生する電位
を、陰極と陽極の間に発生する電位との関係で規定する
ことで、平面型蛍光ランプを瞬時に点灯できることを見
いだした。具体的には、導電膜からの結線を接地して陰
極に負極のパルス電圧を印加することで、瞬時に点灯で
きるだけの十分な電圧を印加できるからである。そし
て、当該蛍光ランプを長時間暗黒環境に放置しても、そ
の後瞬時に再点灯することができる。 (2)次に、インバータトランスの二次側は、その両端
が蛍光ランプの陽極と陰極に各々接続されるので、両電
極間に正負のパルス電圧が同時に印加できるとともに、
二次側巻線の間から分岐される結線を接地することで、
このような結線を接地しない場合に比べて高い電圧がラ
ンプに対して印加できる。この原因は理論的には定かで
はないが実験的には確かであることが確認される。この
ように、二次巻線の中間から分岐される結線を接地する
という極めて簡単な構成で、導電膜と陰極の間に始動電
圧を印加しても、その影響を受けることなく良好な点灯
をさせることができる。つまり、トランスその他の素子
を小型に維持したまま、良好な均一面発光を可能とす
る。特に、液晶サイズの小型化の伴い、点灯電力の比較
的小さい蛍光ランプが要求されるが、かかる要求にも十
分に答えることを可能をする。 (3)また、二次巻線のほぼ中央から結線を分岐させる
ことで、蛍光ランプの陽極と陰極に正負反対の同一レべ
ルの電圧を印加できる。 (4)また、インバータトランスを2個設けることで、
その各々のトランスの二次側から平面蛍光ランプの陽極
と陰極に正負のパルスを印加することができる。このよ
うにすることで二次巻線から分岐された結線を接地する
ことと同じ効果を得ることができる。
解決できることを発明した。 (1)平面蛍光ランプの外表面に貼られた導電膜とラン
プの発光空間内に配置する陰極との間に発生する電位
を、陰極と陽極の間に発生する電位との関係で規定する
ことで、平面型蛍光ランプを瞬時に点灯できることを見
いだした。具体的には、導電膜からの結線を接地して陰
極に負極のパルス電圧を印加することで、瞬時に点灯で
きるだけの十分な電圧を印加できるからである。そし
て、当該蛍光ランプを長時間暗黒環境に放置しても、そ
の後瞬時に再点灯することができる。 (2)次に、インバータトランスの二次側は、その両端
が蛍光ランプの陽極と陰極に各々接続されるので、両電
極間に正負のパルス電圧が同時に印加できるとともに、
二次側巻線の間から分岐される結線を接地することで、
このような結線を接地しない場合に比べて高い電圧がラ
ンプに対して印加できる。この原因は理論的には定かで
はないが実験的には確かであることが確認される。この
ように、二次巻線の中間から分岐される結線を接地する
という極めて簡単な構成で、導電膜と陰極の間に始動電
圧を印加しても、その影響を受けることなく良好な点灯
をさせることができる。つまり、トランスその他の素子
を小型に維持したまま、良好な均一面発光を可能とす
る。特に、液晶サイズの小型化の伴い、点灯電力の比較
的小さい蛍光ランプが要求されるが、かかる要求にも十
分に答えることを可能をする。 (3)また、二次巻線のほぼ中央から結線を分岐させる
ことで、蛍光ランプの陽極と陰極に正負反対の同一レべ
ルの電圧を印加できる。 (4)また、インバータトランスを2個設けることで、
その各々のトランスの二次側から平面蛍光ランプの陽極
と陰極に正負のパルスを印加することができる。このよ
うにすることで二次巻線から分岐された結線を接地する
ことと同じ効果を得ることができる。
【0013】
【実施例】図1にこの発明にかかる平面蛍光ランプ用駆
動装置を示す。バッテリー等が接続される直流電源端子
Bから、例えば+6Vの直流電圧が供給される。そし
て、インダクタンスLを介して一端を接地したコンデン
サCの他端と接続して、さらにインバータトランス(以
下、単に「トランス」とも称する)Tの一次側に供給さ
れる。トランスTの一次側の他端は、スイッチング素子
であるFETが接続される。トランスTの二次側端部T
21は蛍光ランプ2の陽極21に接続される。また、二
次側の端部T22は蛍光ランプ2の陰極22に接続され
る。蛍光ランプ2の外表面であって陰極22に対応する
位置には導電膜23が貼付される。蛍光ランプ2は一面
には発光部3を有し、この発光部3から均一に面発光が
行われる。トランスTの二次側巻線には、そのほぼ中間
T20から分岐された結線が接地されてなる。この接地
は、図に示すように直接グランドされる場合のほか、ト
ランスTの一次側に結線されて接地される場合もある。
ここで、スイッチング素子は、FET以外にトランジス
タを使うこともでき、スイッチング方式として、ハーフ
ブリッジ型やフルブリッジ型に接続することもできる。
さらに、他励型回路に限られず自励型回路を採用するこ
ともできる。
動装置を示す。バッテリー等が接続される直流電源端子
Bから、例えば+6Vの直流電圧が供給される。そし
て、インダクタンスLを介して一端を接地したコンデン
サCの他端と接続して、さらにインバータトランス(以
下、単に「トランス」とも称する)Tの一次側に供給さ
れる。トランスTの一次側の他端は、スイッチング素子
であるFETが接続される。トランスTの二次側端部T
21は蛍光ランプ2の陽極21に接続される。また、二
次側の端部T22は蛍光ランプ2の陰極22に接続され
る。蛍光ランプ2の外表面であって陰極22に対応する
位置には導電膜23が貼付される。蛍光ランプ2は一面
には発光部3を有し、この発光部3から均一に面発光が
行われる。トランスTの二次側巻線には、そのほぼ中間
T20から分岐された結線が接地されてなる。この接地
は、図に示すように直接グランドされる場合のほか、ト
ランスTの一次側に結線されて接地される場合もある。
ここで、スイッチング素子は、FET以外にトランジス
タを使うこともでき、スイッチング方式として、ハーフ
ブリッジ型やフルブリッジ型に接続することもできる。
さらに、他励型回路に限られず自励型回路を採用するこ
ともできる。
【0014】図2は、この発明にかかる駆動装置によっ
て、点灯される蛍光ランプを表す。図2aはその全体の
外観を表し、図2bはその分解状態を表す。発光面とな
る板ガラス24と、箱体25と組み合って全体として略
偏平形状をなす。この組合せには、接合剤として低融点
ガラスの粉末ペーストを使って気密にシールする。箱体
25の内部にはその両端に対向するように陽極21、陰
極22が配置されてその間を放電空間として発光する。
ここで、板ガラス24は放電空間側の一面であって発光
部となる部分に蛍光体が印刷により所定の厚みだけ塗布
され、箱体25の内面も蛍光体が塗布される。箱体24
は、例えば、縦16mm、横19mm、高さ3mmの大
きさをなし、強度を保つためにセラミックスで構成され
る。箱体25の一部には、ランプ製作時にガスを封入、
排気するガス導入管が取り付けられるが、ランプ完成後
に当該導入管を取り払った残部26が残る。かかる蛍光
ランプには、水銀と少なくともキセノンガスを含む希ガ
ス混合ガスを所定の圧力封入される。導電膜23は、例
えば、銅箔のテープであり、幅12mmのものが貼付さ
れる。かかる導電膜23は陰極22との間に板ガラス2
4を挟んで電圧を発生させるもので、導電性で板ガラス
24に容易に取り付けることができるものが適用され
る。
て、点灯される蛍光ランプを表す。図2aはその全体の
外観を表し、図2bはその分解状態を表す。発光面とな
る板ガラス24と、箱体25と組み合って全体として略
偏平形状をなす。この組合せには、接合剤として低融点
ガラスの粉末ペーストを使って気密にシールする。箱体
25の内部にはその両端に対向するように陽極21、陰
極22が配置されてその間を放電空間として発光する。
ここで、板ガラス24は放電空間側の一面であって発光
部となる部分に蛍光体が印刷により所定の厚みだけ塗布
され、箱体25の内面も蛍光体が塗布される。箱体24
は、例えば、縦16mm、横19mm、高さ3mmの大
きさをなし、強度を保つためにセラミックスで構成され
る。箱体25の一部には、ランプ製作時にガスを封入、
排気するガス導入管が取り付けられるが、ランプ完成後
に当該導入管を取り払った残部26が残る。かかる蛍光
ランプには、水銀と少なくともキセノンガスを含む希ガ
ス混合ガスを所定の圧力封入される。導電膜23は、例
えば、銅箔のテープであり、幅12mmのものが貼付さ
れる。かかる導電膜23は陰極22との間に板ガラス2
4を挟んで電圧を発生させるもので、導電性で板ガラス
24に容易に取り付けることができるものが適用され
る。
【0015】次に、この回路の簡単な動作を説明する。
FETのゲートに所定のパルス信号を加えることで、ド
レイン−ソース間が導通する。この導通でトランスTの
一次側に電流が流れその巻線に電流が蓄えられる。その
後、パルス信号が停止されドレイン−ソース間に導通が
なくなると、一次側巻線に蓄えられたエネルギーは、二
次巻線を通して高電圧パルスとして開放される。ここ
で、二次巻線の一端T21からは陽極に正パルスは印加
され、他端T22からは陰極に負パルスが印加される。
この正負のパルスは両電極に同時に印加することができ
るので電極間の放電を均一にできる。ここで、二次巻線
の中間T21か分岐された結線は接地されるので、かか
る接地のないトランスよりも高い電圧を発生させること
ができる。この理由については、理論的に定かではない
がトランスにおける損失などが関連していることが推測
される。そして、本発明者らはこの点を実験によって確
認している。
FETのゲートに所定のパルス信号を加えることで、ド
レイン−ソース間が導通する。この導通でトランスTの
一次側に電流が流れその巻線に電流が蓄えられる。その
後、パルス信号が停止されドレイン−ソース間に導通が
なくなると、一次側巻線に蓄えられたエネルギーは、二
次巻線を通して高電圧パルスとして開放される。ここ
で、二次巻線の一端T21からは陽極に正パルスは印加
され、他端T22からは陰極に負パルスが印加される。
この正負のパルスは両電極に同時に印加することができ
るので電極間の放電を均一にできる。ここで、二次巻線
の中間T21か分岐された結線は接地されるので、かか
る接地のないトランスよりも高い電圧を発生させること
ができる。この理由については、理論的に定かではない
がトランスにおける損失などが関連していることが推測
される。そして、本発明者らはこの点を実験によって確
認している。
【0016】実験は、同じ材質のフェライトコア(この
場合、Mn−Zn系)に、一次巻線数を15ターンで1
5μHとして、二次巻線数をともに600ターンとし
て、二次巻線の間に分岐された結線を設けないものをサ
ンプル1として、二次巻線のほぼ中央から分岐された結
線を接地したものをサンプル2とした。そして、駆動装
置への電力を0.5W〜1.7Wまで変化させたとき
の、二次側巻線の両端に発生する開放電圧を測定した。
結果を下表に示すが、サンプル1とサンプル2を比較す
ると、同じ巻線数であっても、二次巻線の間から分岐さ
れた結線をグランド接地するだけで、出力電圧が大きく
異なることがわかる。 つまり、始動性を改善する上では、二次巻線のほぼ中央
にグランド接地することことが効果的であることを示し
ている。また、蛍光ランプに印加するパルスの極性につ
いては、一次巻線と二次巻線の配線の組合せで正負を任
意に選択できる。
場合、Mn−Zn系)に、一次巻線数を15ターンで1
5μHとして、二次巻線数をともに600ターンとし
て、二次巻線の間に分岐された結線を設けないものをサ
ンプル1として、二次巻線のほぼ中央から分岐された結
線を接地したものをサンプル2とした。そして、駆動装
置への電力を0.5W〜1.7Wまで変化させたとき
の、二次側巻線の両端に発生する開放電圧を測定した。
結果を下表に示すが、サンプル1とサンプル2を比較す
ると、同じ巻線数であっても、二次巻線の間から分岐さ
れた結線をグランド接地するだけで、出力電圧が大きく
異なることがわかる。 つまり、始動性を改善する上では、二次巻線のほぼ中央
にグランド接地することことが効果的であることを示し
ている。また、蛍光ランプに印加するパルスの極性につ
いては、一次巻線と二次巻線の配線の組合せで正負を任
意に選択できる。
【0017】図6に、FETのゲートに印加する信号
と、トランスTの二次側に発生する電圧とのタイムチャ
ートを示す。FETのゲートにパルス信号(5V)を印
加するとドレイン電流(2A)が流れる。そして、パル
ス信号が停止すると、二次巻線の端部T22に負の高圧
パルス(−2400V)、端部T21に正の高圧パルス
(+2400V)が同時に発生する。この場合、パルス
信号を64μsecの周期で印加することで、蛍光ラン
プを15KHzの高周波で点灯する。また、トランスT
はフライバック方式を採用することで常に同一方向の電
流(直流電流)を供給する。
と、トランスTの二次側に発生する電圧とのタイムチャ
ートを示す。FETのゲートにパルス信号(5V)を印
加するとドレイン電流(2A)が流れる。そして、パル
ス信号が停止すると、二次巻線の端部T22に負の高圧
パルス(−2400V)、端部T21に正の高圧パルス
(+2400V)が同時に発生する。この場合、パルス
信号を64μsecの周期で印加することで、蛍光ラン
プを15KHzの高周波で点灯する。また、トランスT
はフライバック方式を採用することで常に同一方向の電
流(直流電流)を供給する。
【0018】この実施例では、以上の動作原理により、
蛍光ランプの陰極、陽極に対して同時に正負の高圧パル
スを印加することができ、低消費点灯電力でも安定な均
一面発光をすることができる。さらに、導電膜と陰極と
の間に瞬時に点灯できるだけの十分な電圧を印加できる
ので発光の遅れも改善することができる。さらに、回路
構成としては、トランスの二次巻線をその中間から分岐
させた結線を接地するという極めて簡単に実現できる。
蛍光ランプの陰極、陽極に対して同時に正負の高圧パル
スを印加することができ、低消費点灯電力でも安定な均
一面発光をすることができる。さらに、導電膜と陰極と
の間に瞬時に点灯できるだけの十分な電圧を印加できる
ので発光の遅れも改善することができる。さらに、回路
構成としては、トランスの二次巻線をその中間から分岐
させた結線を接地するという極めて簡単に実現できる。
【0019】次に、点灯電力が小さい場合の発光の均一
度についてした実験を説明する。結果を図7に示すが、
図3に示した駆動方式でランプを点灯させたもの(Aで
示す)、図1に示した本発明にかかる駆動方式でランプ
を点灯させたもの(Bで示す)、図4に示した駆動方式
でランプを点灯させたもの(Cで示す)であって、周囲
温度25℃において均一面放電が得られる限界まで入力
を下げていった時のランプへの入力電力と輝度との関係
を表す。図より、図3に示す駆動方式(A)は入力電力
0.3W以下では均一な面放電が維持できず、0.3W
が均一放電ができる最小電力値であるのに対して、図1
に示す駆動方式(B)や図4に示す駆動方式(C)では
入力0.1W付近まで電力を下げても均一な面発光が維
持できたことを示す。つまり、蛍光ランプの両電極に同
時に正負の高圧パルスを印加することで小電力点灯でも
均一発光ができることを証明しており、陰極、あるいは
陽極のいずれかを接地する駆動方式では放電が局在的に
起こり小電力点灯において十分に均一点灯ができないこ
とを証明している。ここで、周囲温度25℃を基準にし
たのは、平均な環境温度を想定したものでかかる温度で
測定することが、カメラ一体型VTRを使う環境に適し
たものといえるからである。但し、これ以外の温度で実
験を行っても、ほぼ同一の結果が得られることはいうま
でもない。なお、この実験では全て1.3型の平面型蛍
光ランプを使って行った。
度についてした実験を説明する。結果を図7に示すが、
図3に示した駆動方式でランプを点灯させたもの(Aで
示す)、図1に示した本発明にかかる駆動方式でランプ
を点灯させたもの(Bで示す)、図4に示した駆動方式
でランプを点灯させたもの(Cで示す)であって、周囲
温度25℃において均一面放電が得られる限界まで入力
を下げていった時のランプへの入力電力と輝度との関係
を表す。図より、図3に示す駆動方式(A)は入力電力
0.3W以下では均一な面放電が維持できず、0.3W
が均一放電ができる最小電力値であるのに対して、図1
に示す駆動方式(B)や図4に示す駆動方式(C)では
入力0.1W付近まで電力を下げても均一な面発光が維
持できたことを示す。つまり、蛍光ランプの両電極に同
時に正負の高圧パルスを印加することで小電力点灯でも
均一発光ができることを証明しており、陰極、あるいは
陽極のいずれかを接地する駆動方式では放電が局在的に
起こり小電力点灯において十分に均一点灯ができないこ
とを証明している。ここで、周囲温度25℃を基準にし
たのは、平均な環境温度を想定したものでかかる温度で
測定することが、カメラ一体型VTRを使う環境に適し
たものといえるからである。但し、これ以外の温度で実
験を行っても、ほぼ同一の結果が得られることはいうま
でもない。なお、この実験では全て1.3型の平面型蛍
光ランプを使って行った。
【0020】次に点灯始動性について実験をした。実験
は前述と同様に、図3に示した駆動方式でランプを点灯
させたもの(Aで示す)、図1に示した本発明にかかる
駆動方式でランプを点灯させたもの(Bで示す)、図4
に示した駆動方式でランプを点灯させたもの(Cで示
す)であって、常温の暗黒環境下に同一の1.3型の平
面蛍光型ランプを設置して、それぞれに対して、駆動装
置をスタートさせてからランプが始動するまでの時間
(統計的遅れ時間)を5分間隔で100回測定した。
結果を図8に示すが、横軸にはランプが始動するまでの
時間(統計的遅れ時間)を表し、縦軸は100回点灯さ
せたうちのそれぞれの遅れ時間で始動した回数、すなわ
ち、放電開始確率を表す。どの駆動方式であっても、始
動遅れは見られるが、例えば、始動遅れ時間637μs
ecに着目すると、A、Bに示す駆動方式にあっては、
ほぼ100%の放電を開始ができることを示している。
その一方で、Cに示す駆動方式にあっては、15〜17
%程度の放電開始確率を示しており、この時間では十分
に放電開始ができないことを示している。Cに示す駆動
方式では始動遅れ時間6370μsecにあっても放電
開始確率は70%程度である。
は前述と同様に、図3に示した駆動方式でランプを点灯
させたもの(Aで示す)、図1に示した本発明にかかる
駆動方式でランプを点灯させたもの(Bで示す)、図4
に示した駆動方式でランプを点灯させたもの(Cで示
す)であって、常温の暗黒環境下に同一の1.3型の平
面蛍光型ランプを設置して、それぞれに対して、駆動装
置をスタートさせてからランプが始動するまでの時間
(統計的遅れ時間)を5分間隔で100回測定した。
結果を図8に示すが、横軸にはランプが始動するまでの
時間(統計的遅れ時間)を表し、縦軸は100回点灯さ
せたうちのそれぞれの遅れ時間で始動した回数、すなわ
ち、放電開始確率を表す。どの駆動方式であっても、始
動遅れは見られるが、例えば、始動遅れ時間637μs
ecに着目すると、A、Bに示す駆動方式にあっては、
ほぼ100%の放電を開始ができることを示している。
その一方で、Cに示す駆動方式にあっては、15〜17
%程度の放電開始確率を示しており、この時間では十分
に放電開始ができないことを示している。Cに示す駆動
方式では始動遅れ時間6370μsecにあっても放電
開始確率は70%程度である。
【0021】なお、トランスTの二次巻線の分岐結線T
20は、二次巻線のほぼ中央に設けることで蛍光ランプ
の陽極21と陰極22に、ほぼ同一の電圧値を正負対象
に印加することができるが、発明の課題を解決するため
には、かならずしも同一の電圧値を印加する必要はな
く、すなわち、分岐点T20は二次巻線のほぼ中央に位
置させる必要もない。さらに、分岐点T20からの結線
は直接接地される代わりに、電流供給源側に接続させて
そこから接地させることもできる。
20は、二次巻線のほぼ中央に設けることで蛍光ランプ
の陽極21と陰極22に、ほぼ同一の電圧値を正負対象
に印加することができるが、発明の課題を解決するため
には、かならずしも同一の電圧値を印加する必要はな
く、すなわち、分岐点T20は二次巻線のほぼ中央に位
置させる必要もない。さらに、分岐点T20からの結線
は直接接地される代わりに、電流供給源側に接続させて
そこから接地させることもできる。
【0022】次に、請求項3にかかる発明の実施例を説
明する。図9は、インバータトランスとして2個のトラ
ンスT1、T2を有し、FETに対して各々は並列に接
続されている。そして、トランスT1の二次巻線の負極
T1-2 は蛍光ランプの陰極22に接続され、正極T1-1
は接地される。一方、トランスT2の二次巻線の正極T
2-1 は蛍光ランプの陽極21に接続され負極T1-2 は接
地される。そして、トランスT1の二次巻線の正極T1-
1 と、トランスT2の二次巻線の負極T2-2 が接続さ
れ、かつ、この接続点T0 からの結線が接地される。
明する。図9は、インバータトランスとして2個のトラ
ンスT1、T2を有し、FETに対して各々は並列に接
続されている。そして、トランスT1の二次巻線の負極
T1-2 は蛍光ランプの陰極22に接続され、正極T1-1
は接地される。一方、トランスT2の二次巻線の正極T
2-1 は蛍光ランプの陽極21に接続され負極T1-2 は接
地される。そして、トランスT1の二次巻線の正極T1-
1 と、トランスT2の二次巻線の負極T2-2 が接続さ
れ、かつ、この接続点T0 からの結線が接地される。
【0023】次に、この回路の動作を説明する。FET
のゲートに所定のパルス信号を加えることで、ドレイン
−ソース間が導通する。この導通でトランスT1、トラ
ンスT2の各々の一次側に電流が流れ、それぞれの巻線
に電流が蓄えられる。その後、パルス信号が停止されド
レイン−ソース間に導通がなくなると、各々の一次巻線
に蓄えられたエネルギーが、各々の二次巻線を通して高
電圧パルスとして開放される。そして、トランスT2の
二次巻線の正極T2-1 からは陽極21に、トランスT1
の二次巻線の負極T1-2 からは陰極22に、それぞれ正
負の高圧パルスが同時に印加される。ここで、2個のト
ランスを設けるとは、技術思想的に2個存在すると言う
意味であり、必ずしも物理的に2個存在するという意味
ではない。すなわち、1つのコアを用いて巻線を工夫す
ることで物理的には1つのトランスで、機能的に2つの
トランスを構成できる。つまり、装置の小型化に対して
影響のないものとできる。しかしながら、物理的に2個
のトランスを設けて構成してもよいことはいうまでもな
い。
のゲートに所定のパルス信号を加えることで、ドレイン
−ソース間が導通する。この導通でトランスT1、トラ
ンスT2の各々の一次側に電流が流れ、それぞれの巻線
に電流が蓄えられる。その後、パルス信号が停止されド
レイン−ソース間に導通がなくなると、各々の一次巻線
に蓄えられたエネルギーが、各々の二次巻線を通して高
電圧パルスとして開放される。そして、トランスT2の
二次巻線の正極T2-1 からは陽極21に、トランスT1
の二次巻線の負極T1-2 からは陰極22に、それぞれ正
負の高圧パルスが同時に印加される。ここで、2個のト
ランスを設けるとは、技術思想的に2個存在すると言う
意味であり、必ずしも物理的に2個存在するという意味
ではない。すなわち、1つのコアを用いて巻線を工夫す
ることで物理的には1つのトランスで、機能的に2つの
トランスを構成できる。つまり、装置の小型化に対して
影響のないものとできる。しかしながら、物理的に2個
のトランスを設けて構成してもよいことはいうまでもな
い。
【0024】次に、2個のトランスを使った別の回路例
を図10に示す。すなわち、2個のトランスT1とT2
はその一次側において、並列に接続するのではなく直列
に接続した回路例を表す。この場合、FETを働かせた
場合に各々のトランスの二次側に生ずる電圧には若干の
時間差を生じるが、蛍光ランプの点灯という点では問題
はないことが確認されている。この回路においても、ト
ランスT1 、トランスT2 から正負の高圧パルスを同時
にランプ2の両電極に印加することができ、また、導電
膜と陰極の間のも点灯始動に十分な電圧を印加すること
ができる。
を図10に示す。すなわち、2個のトランスT1とT2
はその一次側において、並列に接続するのではなく直列
に接続した回路例を表す。この場合、FETを働かせた
場合に各々のトランスの二次側に生ずる電圧には若干の
時間差を生じるが、蛍光ランプの点灯という点では問題
はないことが確認されている。この回路においても、ト
ランスT1 、トランスT2 から正負の高圧パルスを同時
にランプ2の両電極に印加することができ、また、導電
膜と陰極の間のも点灯始動に十分な電圧を印加すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は以下の効果を奏する。 (1)平面蛍光ランプ瞬時に点灯できる。特に、長時
間、暗黒環境に放置させてもその後瞬時に再点灯でき
る。 (2)均一な面発光を可能となる。特に、点灯電力の比
較的小さい蛍光ランプにあっても、均一な面発光ができ
る。 (3)平面蛍光ランプが組み込まれる装置、例えば、カ
メラ一体型のVTRなどの小型化に伴い、当該平面蛍光
ランプや、その駆動装置も可能な限り小型にできる。
間、暗黒環境に放置させてもその後瞬時に再点灯でき
る。 (2)均一な面発光を可能となる。特に、点灯電力の比
較的小さい蛍光ランプにあっても、均一な面発光ができ
る。 (3)平面蛍光ランプが組み込まれる装置、例えば、カ
メラ一体型のVTRなどの小型化に伴い、当該平面蛍光
ランプや、その駆動装置も可能な限り小型にできる。
【図1】この発明の請求項1にかかる平面型蛍光ランプ
用駆動装置を示す。
用駆動装置を示す。
【図2】この発明にかかる平面型蛍光ランプを示す。
【図3】従来の平面型蛍光ランプ用駆動装置を示す。
【図4】従来の平面型蛍光ランプ用駆動装置を示す。
【図5】従来の平面型蛍光ランプ用駆動装置を示す。
【図6】この発明の平面型蛍光ランプ用駆動装置の動作
のタイムチャートを示す。
のタイムチャートを示す。
【図7】この発明に係る平面型蛍光ランプについての実
験結果を示す。
験結果を示す。
【図8】この発明に係る平面型蛍光ランプについての実
験結果を示す。
験結果を示す。
【図9】この発明の請求項4にかかる平面型蛍光ランプ
用駆動装置を示す。
用駆動装置を示す。
【図10】この発明の請求項4にかかる平面型蛍光ラン
プ用駆動装置を示す。
プ用駆動装置を示す。
2 平面型蛍光ランプ 3 発光部 21 陽極 22 陰極 23 導電膜 T インバータトランス
Claims (4)
- 【請求項1】全体が略偏平形状をなすとともに、その内
部の発光空間に陰極と陽極が対向して配置され、さら
に、その外表面であって前記陰極に対応する部分に導電
膜が貼られてなる平面蛍光ランプを点灯する駆動装置で
あって、 前記駆動装置はインバータトランスを有してなり、当該
インバータトランスの二次側巻線は、その両端が前記陽
極と前記陰極に各々接続されて、当該両電極間に正負の
パルス電圧を同時に印加する手段を有してなり、 さらに、前記導電膜は接地されるともに、前記二次側巻
線の間から分岐される結線も接地されることを特徴とす
る平面型蛍光ランプ用駆動装置。 - 【請求項2】前記二次側巻線の間から分岐される結線
は、当該二次側巻線のほぼ中央から分岐されてなること
を特徴とする請求項1記載の平面型蛍光ランプ用駆動装
置。 - 【請求項3】全体が略偏平形状をなすとともに、その内
部の発光空間に陰極と陽極が対向して配置され、さらに
その外表面であって陰極に対応する部分に導電膜が貼ら
れてなる平面蛍光ランプを点灯する駆動装置であって、 前記駆動装置には2個のインバータトランスが含まれ、 第1のインバータトランスの二次側の一端から前記平面
蛍光ランプの前記陽極に正極パルスを印加する手段を有
し、 第2のインバータトランスの二次側の一端から前記平面
蛍光ランプの前記陰極に負極パルスを印加する手段を有
し、これらの手段によって、当該インバータトランスの
二次側に発生した電圧を前記平面蛍光ランプの両電極に
正負のパルスを同時に印加する手段を有してなり、 前記第1のインバータトランスの他端と、前記第2のイ
ンバータトランスの他端が接続され、かつ、そこから分
岐された結線が接地されてなり、 さらに、前記導電膜は接地されてなることを特徴とする
平面型蛍光ランプ用駆動装置。 - 【請求項4】前記2つのインバータトランスの一次側巻
線は、直列又は並列に接続されることを特徴とする請求
項3記載の平面型蛍光ランプ用駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20279495A JPH0935690A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 平面型蛍光ランプ用駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20279495A JPH0935690A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 平面型蛍光ランプ用駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935690A true JPH0935690A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16463305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20279495A Pending JPH0935690A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 平面型蛍光ランプ用駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0935690A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100385302C (zh) * | 2003-05-23 | 2008-04-30 | 三星电子株式会社 | 反相器及包括该反相器的液晶显示器 |
| CN100397956C (zh) * | 2002-12-24 | 2008-06-25 | Lg.飞利浦Lcd有限公司 | 背光装置驱动电路 |
| KR200453684Y1 (ko) * | 2007-12-25 | 2011-05-23 | 다폰 일렉트로닉스 코퍼레이션 | 밸런스 트랜스포머 및 백라이트 장치 |
| US7948736B2 (en) | 2007-12-25 | 2011-05-24 | Darfon Electronics Corp. | Balance transformer and backlight apparatus |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP20279495A patent/JPH0935690A/ja active Pending
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