JPH0937524A - 亀甲形コイルの成形装置 - Google Patents

亀甲形コイルの成形装置

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JPH0937524A
JPH0937524A JP7203824A JP20382495A JPH0937524A JP H0937524 A JPH0937524 A JP H0937524A JP 7203824 A JP7203824 A JP 7203824A JP 20382495 A JP20382495 A JP 20382495A JP H0937524 A JPH0937524 A JP H0937524A
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JP
Japan
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forming
coil
pair
linear
molding
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JP7203824A
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Inventor
Yuji Nagao
雄次 長尾
Mitsuo Natsume
光夫 夏目
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形工程が一度で終了し、また、成形後の変形
にも対応が可能で、かつ回転電機の取り付け寸法にも合
致した精度の高い、亀甲形コイルを成形できる成形装置
を得ることである。 【解決手段】基本ベ−ス1に取り付けられたガイドレ−
ル6上に、直線部クランプ具C1 、C2 を備えた一対一
組となった二基の直線部成形ユニットU1 と、その外側
にエンドクランプ具C3 を備えた一対一組のエンド部成
形ユニットU2 と、一対一組の曲線部成形型U3 を設
け、成形ア−ム3a、3bを起立状態にして、原コイル
Kの直線部92、93を各直線部クランプ具C1 、C2
に、同じくエンド部をエンドクランプ具C3 にクランプ
させた状態で、各直線部成形ユニットU1 を構成してい
る成形ア−ム3a、3bを、共通の水平支点軸4を中心
に外方へ傾動させると共に、各直線部クランプ具C1
2 とエンドクランプ具C3 を下降させながら、曲線部
成形型U3 に押圧させて、亀甲形コイルK2 を成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型の回転電機に
使用される亀甲形コイルを成形する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】大型の回転電機に使用されるコイルは、
その形状が3次元の亀甲形であり、その成形は、曲げ、
ひねり等複雑な工程で行なわれている。図13ないし図
16に、原コイルKを亀甲形コイルK2 に成形するため
の従来の方法を示す。従来の装置では、基本ベ−ス91
の両端部に、一対一組のエンド部成形ユニットU5 が相
対向して配設され、その中央部に、一対一組となった二
組の直線部成形ユニットU6 が基本ベース91の幅方向
に沿って相対向して配設されている。各エンド部成形ユ
ニットU5 には、それぞれエンドクランプ具C5 が装着
され、直線部成形ユニットU6 を構成する各成形ア−ム
96には、直線部クランプ具C6 、C7 がそれぞれ取り
付けられている。基本ベ−ス91には、その幅方向にガ
イドレ−ル97が配設され、各直線部成形ユニットU6
は、基本ベース91の幅方向に移動する機構を有してい
る。また、直線部クランプ具C6 は、支点軸98を介し
て成形ア−ム96に支承されていて、支点軸98を中心
にして回動する機構を有している。
【0003】原コイルKは、台形の形状を成しており、
下口側及び上口側の各直線部92、93、上口側直線部
93の両端部に設けられるル−プ状のエンド部94、及
び下口側の直線部92と両エンド部94の間に成形され
ている曲線部95とにより構成されている。原コイルK
の両端のエンド部94を、各エンドクランプ具C5 でク
ランプし、下口側直線部92の両端部を、下口側の各直
線部クランプ具C6 でそれぞれクランプし、上口側直線
部93における下口側直線部92の両端部に対応する部
分を、上口側の各直線部クランプ具C7 でそれぞれクラ
ンプしたまま、二組の各成形ア−ム96を相離れていく
方向に移動させる。次に、各直線部クランプ具C6 、C
7 を、その支点軸98を中心に外方へ所定の角度α5
α6 だけ回動させ、角度付けを行なう。最後に亀甲形コ
イルK2 の曲線部95の内側を、下方からハンマ−99
で叩いて曲線部95の成形を行なう。このため、上記の
従来のコイル成形装置には、次に示すような問題点があ
った。 (1)原コイルは、何本もの素線を規則正しく整列さ
せ、これをテ−ピングして構成されており、コイル成形
の工程が独立して複数存在することにより、素線には別
々の負荷がかかり、その結果、原コイルの素線の整列が
くずれて断線等の不具合が生じやすかった。 (2)曲線部の成形を人間の手で行なっていることによ
り、成形に多くの時間がかかり、また形状も一定しなか
った。 (3)成形後、コイルを装置から外すと、スプリングバ
ックが発生してコイルの形状が変化することもあり、そ
のため再度修正しなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来のコイル成形装置の不具合に鑑み、一旦装置に
装着したコイルを最後まで取り外すことなく、またスプ
リングバック等をも考慮したコイルの成形を、自動的
に、かつほぼ同時に精度良く行えるようにすることを課
題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明は、台形状の原コイルをねじり曲げによって回
転電機の固定子に挿入可能な亀甲形に成形するための装
置であって、相対向して配設された一対の成形アームが
共通の水平支点軸を中心にして垂直面内において回動可
能に支承されて、原コイルの上口側及び下口側の各直線
部の相対応する部分をクランプするための各直線部クラ
ンプ具が前記各成形アームの内側にその長手方向に沿っ
て移動可能にして装着された構成の一対一組で二基の直
線部成形ユニットと、原コイルの両端のエンド部をクラ
ンプするためのエンドクランプ具が支柱の内側に昇降可
能にして装着された一対一組のエンド部成形ユニット
と、亀甲形コイルの曲線部を成形するための左右一対の
成形型とを備え、ベースの中央部に前記一対の直線部成
形ユニットが、成形される亀甲形コイルの直線部の長さ
に対応した間隔をおいて配設されていると共に、エンド
クランプ具が相対向するようにして前記一対のエンド部
成形ユニットが各直線部成形ユニットの外側に配設さ
れ、しかも各直線部成形ユニットと各エンド部成形ユニ
ットの間にそれぞれ前記成形型が配設され、各直線部成
形ユニットを構成する一対の成形アームを起立姿勢にし
て、これに装着された各直線部クランプ具により原コイ
ルの各直線部の相対応する部分をそれぞれクランプする
と共に、原コイルの両端の各エンド部をエンド部成形ユ
ニットの各エンドクランプ具でそれぞれクランプした状
態において、一対一組となった二基の各成形アームを外
側に傾動させる操作と、前記各直線部クランプ具及び各
エンドクランプ具をそれぞれ下降させる操作とによっ
て、台形状の原コイルを回転電機の固定子に挿入可能な
亀甲形コイルに自動成形するようにしたことである。
【0006】ベ−スの中央部に配設された一対一組の各
直線部成形ユニットを構成する一対の成形ア−ムを起立
姿勢にして、一対の成形ア−ムに装着された各直線部ク
ランプ具を上昇端に位置させておくと共に、エンド部成
形ユニットを構成する支柱の内側に装着されたエンドク
ランプ具を上昇端に位置させておく。一対の成形ア−ム
に装着された各直線部クランプ具が上昇端に位置してい
る状態では、原コイルの下口側の直線部をクランプする
ものが、上口側をクランプするものよりも上方に位置し
ている。
【0007】そして、台形状の原コイルの下口側及び上
口側の各直線部の相対応する部分の計4箇所をそれぞれ
一対の成形ア−ムにそれぞれ装着された各直線部クラン
プ具でクランプすると共に、原コイルの両端のエンド部
をエンドクランプ具でクランプすると、原コイルはほぼ
垂直に配置される。この状態で、一対一組となった二組
の成形ア−ムを共通の水平支点軸を中心にして外側に傾
動させると、上下方向に位置していた原コイルの直線部
は、互いに外方に開かれて、各成形ア−ムの傾動角度だ
け角度付けされると同時に、原コイルの両端のわん曲部
は、ねじられてル−プ状に成形される。この一対一組と
なった二組の成形ア−ムの傾動操作と同時に、或いは所
定の時間をずらして、各直線部クランプ部と各エンドク
ランプ具とを、前者が後者よりもその移動量が大きくな
るようにそれぞれ設定量だけ下降させると、原コイルの
両端の曲線部の内側の部分は、下降途中においてそれぞ
れ成形型に押圧されて、該成形型にならってわん曲され
る。
【0008】これにより、互いに平行となった下口側と
上口側の各直線部の両端に曲線部が立ち上がった状態で
成形され、しかも該曲線部の外方の端部にル−プ部が成
形されて、全体形状が亀甲形となったコイルの各部分が
ほぼ同時に成形される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は本発明に係るコイル成形装置
の正面図であり、図2は同じく平面図であり、図3は同
じく側面図である。図4は、原コイルを、本発明に係る
コイル成形装置に取り付けた時の状態を示す側面図であ
る。図5は、図4のW−W線断面図であり、直線部成形
ユニット及び成形型ベ−スの構成を示した図である。図
6は、図1のX−X線断面図であり、直線部クランプ具
の構成を示した図である。図7は、図6のA矢視図であ
る。図8は、図1のY−Y線断面図であり、エンドクラ
ンプ具の構成を示した図である。図9は、図8のZ−Z
線断面図である。図10は、図8のB矢視図である。図
11及び図12は、それぞれ本発明に係るコイル成形装
置によるコイルの成形状態を示した側面図及び正面図で
ある。
【0010】図1に示すように、基本べ−ス1の中央部
には、一対一組となった二基の直線部成形ユニットU1
が該基本ベ−ス1の長手方向に沿って、所定の間隔をお
いて配設されており、その両外側に一対一組のエンド部
成形ユニットU2 がそれぞれ配設されている。各直線部
成形ユニットU1 の外側には、左右一対の曲線部成形型
3 が装着されている。各直線部成形ユニットU1 は、
直線部成形ベ−ス2、一対一組の成形ア−ム3a、3
b、水平支点軸4等の他に直線部クランプ具C1、C2
によって構成されており、各エンド部成形ユニットU2
は、エンド成形コラム5とエンドクランプ具C3 によっ
て構成されている。台形形状をした原コイルKは、下口
側直線部92を上方に、上口側直線部93を下方にし
て、各直線部成形ユニットU1 に配設されている直線部
クランプ具C1 、C2 によって、それぞれクランプされ
る。さらに、原コイルKの両端の各エンド部94は、各
エンド部成形ユニットU2 に配設されているエンドクラ
ンプ具C3 によって、それぞれクランプされる。
【0011】図2に示すように、基本べ−ス1には所定
の間隔をおいて、一対のガイドレ−ル6が基本ベ−ス1
の長手方向に取り付けられ、このガイドレ−ル6に一対
一組のエンド成形コラム5が外側に、各エンド成形コラ
ム5の内側に一対一組となった二基の直線部成形ベ−ス
2が、それぞれ直線移動可能に配設されている。さら
に、一対のガイドレ−ル6の内側に軸受7を介して、中
央部から両側に向けて逆ねじが形成された二本のボ−ル
ねじ8、9が、基本ベ−ス1の長手方向に支承されてお
り、それぞれが、各直線部成形ベ−ス2の上面に取り付
けられたボ−ルナット11、及び各エンド成形コラム5
の下面に取り付けられたボ−ルナット12と螺合されて
いる。それぞれのモ−タ−M1 、M2 の駆動軸13、1
4に取り付けられた鎖歯車15、17と、前記ボ−ルね
じ8、9の一端部に取り付けられた鎖歯車16、18と
の間に鎖19、20が掛装され、各モ−タ−M1 、M2
を駆動させることによってそれぞれのボ−ルねじ8、9
は正逆回転するが、該ボ−ルねじ8、9は正ねじと逆ね
じで構成されているため、一組の直線部成形ベ−ス2
と、一組のエンド成形コラム5は、各モ−タ−M1 、M
2 が駆動することによって互いに同一量だけ接近、或い
は離隔する。
【0012】最初に、直線部成形ユニットU1 について
説明する。図2及び図4に示すように、直線部成形ベ−
ス2の上に、その側面が逆L字の形状をした下口側成形
ア−ム3aと、その側面がL字の形状をした上口側成形
ア−ム3bが、基本ベ−ス1の長手方向に直交する垂直
面内に二基配設されている。各成形ア−ム3a、3bの
長手方向の長さは、原コイルKの下口側直線部92をク
ランプする下口側成形ア−ム3aの方が、その上口側直
線部93をクランプする上口側成形ア−ム3bより長く
なっている。図4及び図5に示すように、各直線部成形
ベ−ス2の両側には、ガイド板21が垂直に固着されて
おり、それぞれのガイド板21の内側に一対の成形ア−
ム3a、3bが、その長手方向に直交する各基端部10
a、10bを相対向させる方向に微小な隙間をもって、
かつ一方の基端部10bが他方の基端部10aに入り込
む形態で配設されている。各直線部成形ベ−ス2の一方
のガイド板21から他方のガイド板21へ、相対向して
配設された一対の成形ア−ム3a、3bの各基端部10
a、10bを貫いて、水平支点軸4が配設されている。
各成形ア−ム3a、3bの下方には、それぞれ油圧シリ
ンダ−22が相互に干渉しない距離を保って配設されて
おり、その各ロッド22aの自由端22bは、前記の水
平支点軸4から外方に離れた所定の位置において、一対
の成形ア−ム3a、3bに設けられた軸23に回動可能
に支承されている。また、各油圧シリンダ−22のロッ
ド22aの固定端22cは、水平支点軸4の下方にある
共通の支点軸24に回動可能に保持されている。そのた
め、一対の成形ア−ム3a、3bは油圧シリンダ−22
の作動により、水平支点軸4を中心にしてそれぞれが独
自に傾動することができる。さらに、一対の成形ア−ム
3a、3bの各基端部10a、10bは、各直線部成形
ベ−ス2の両側に設けられたガイド板21に対して、微
小な隙間をもって配設されているため、水平支点軸4を
中心にして各成形ア−ム3a、3bが傾動した時、各成
形ア−ム3a、3bが垂直面内からはずれて傾動するこ
とはない。
【0013】図4に示すように、各成形ア−ム3a、3
bには、所定の間隔をおいて、それぞれ一対のガイドレ
−ル25が該成形ア−ム3a、3bの長手方向に取り付
けられており、これらのガイドレ−ル25にはそれぞれ
直線部クランプベ−ス26が、該方向に直線移動可能に
装着されている。各成形ア−ム3a、3bには、それぞ
れボ−ルねじ27が軸受28を介して該成形ア−ム3
a、3bの長手方向に支承されており、各直線部クラン
プベ−ス26に取り付けられたそれぞれのボ−ルナット
29と前記ボ−ルねじ27とが螺合されている。各ボ−
ルねじ27の上端部は、それぞれの成形ア−ム3a、3
bの上端から突出していて、この部分にそれぞれ鎖歯車
31が取り付けられており、その反対側に、それぞれモ
−タ−M3が取り付けられている。各モ−タ−M3 の駆
動軸33に取り付けられた鎖歯車32と、前記ボ−ルね
じ27の一端部に取り付けられた鎖歯車31との間にそ
れぞれ鎖34が掛装され、各モ−タ−M3 の駆動によっ
て、それぞれのボ−ルねじ27は正逆回転する。その結
果、各直線部クランプベ−ス26は一対の成形ア−ム3
a、3bの長手方向に沿って昇降移動をする。
【0014】成形ア−ム3aには、下口側直線部クラン
プ具C1 が、成形ア−ム3bには、上口側直線部クラン
プ具C2 が備わっており、図6ないし図8を用いてそれ
ぞれの直線部クランプ具C1 、C2 を詳細に説明する。
各直線部クランプ具C1 、C2 は、同一構成であって、
主に直線部クランプベ−ス26、押圧具36、油圧シリ
ンダ−37とにより構成されている。直線部クランプベ
−ス26の先端には、くし歯状になった歯38が、直線
部クランプベ−ス26の底面に対して垂直に設けられて
いる。さらに、直線部クランプベ−ス26の上方には、
内方が低くなるように傾斜した取り付け面26aが設け
られており、ガイド溝39を備えたブラケット40が、
該取り付け面26aに対して垂直に固設されており、こ
のガイド溝39には、後方に油圧シリンダ−37を取り
付けたシリンダ−保持具41が、微小な隙間をもって装
着されている。シリンダ−保持具41の上方には、調整
ねじ42が設けられており、該ブラケット40を介して
ハンドル43で保持されているので、該ハンドル43を
回すことによって、シリンダ−保持具41はブラケット
40のガイド溝39に沿って昇降移動をする。油圧シリ
ンダ−37のシリンダ−ロッド44の先端には、押圧具
36が取り付けられている。押圧具36の先端には、く
し歯状になった複数の歯45が設けられている。押圧具
36の歯45は、直線部クランプベ−ス26の先端に設
けられた歯38とかみ合った時、方形の空間部46を形
成するように切り込まれている。油圧シリンダ−37が
作動すると、押圧具36は取り付け面26aに対して平
行に降下する。押圧具36の先端のくし歯状の歯45
は、直線部クランプベ−ス26の先端に設けられた、同
じくくし歯状の歯38と歯38の間隙に交互にはまり込
み、直線部クランプベ−ス26の歯38と、押圧具36
の歯45によって方形の空間部46を作って停止する。
この方形の空間部46には、成形される原コイルKの下
口側直線部92、または上口側直線部93がセットされ
る。さらに、この方形の空間部46の大きさは、前述の
ハンドル43をまわしてシリンダ−保持具41の位置を
変えることによって、変更することができる。各直線部
クランプ具C1 、C2 は、以上の様な構成を成してお
り、一対の成形ア−ム3a、3bに対して、必ず相対向
する向きに配置されている。
【0015】次に、エンド部成形ユニットU2 について
説明する。図1及び図3に示すように、各エンド成形コ
ラム5には、所定の間隔をおいて、それぞれ一対のガイ
ドレ−ル51が該エンド成形コラム5の長手方向に取り
付けられており、これらのガイドレ−ル51にはそれぞ
れエンドクランプベ−ス52が、該方向に直線移動可能
に装着されている。各エンド成形コラム5には、それぞ
れボ−ルねじ53が軸受54を介して該エンド成形コラ
ム5の長手方向に支承されており、各エンドクランプベ
−ス52に取り付けられたそれぞれのボ−ルナット55
と前記ボ−ルねじ53が螺合されている。図3に示すよ
うに、各ボ−ルねじ53の上端部は、それぞれのエンド
成形コラム5の上端から突出していて、この部分にそれ
ぞれ鎖歯車58が取り付けられており、その反対側に、
それぞれモ−タ−M4 が取り付けられている。各モ−タ
−M4 の駆動軸59に取り付けられた鎖歯車58と、前
記ボ−ルねじ53の一端部に取り付けられた鎖歯車57
との間にそれぞれ鎖60が掛装され、各モ−タ−M4
駆動によって、それぞれのボ−ルねじ53は正逆回転す
る。その結果、各エンドクランプベ−ス52はそれぞれ
のエンド成形コラム5の長手方向に沿って昇降移動をす
る。
【0016】図1に示すように、各エンド成形コラム5
には、それぞれエンドクランプ具C3 が備わっており、
図1、図8、図9及び図10を用いて、エンドクランプ
具C3 を詳細に設明する。各エンドクランプ具C3 は、
主にエンドクランプベ−ス52、支点軸62、回転軸6
3、押圧具64、油圧シリンダ−65とにより構成され
ている。エンドクランプベ−ス52には、軸受66によ
って支点軸62が支持されている。支点軸62の一端に
は、ブラケット67を介して空圧シリンダ−68のロッ
ド69が取り付けられており、他端には回転軸63を介
してコイル保持具70が取り付けられている。空圧シリ
ンダ−68が作動することによって、支点軸62は基本
ベ−ス1の長手方向Pに移動可能である。コイル保持具
70は、回転軸63の一端に取り付けられた軸受71に
よって回動可能であるが、回転軸63には停止具72
が、また支点軸62の一端に固設されたキャップ62a
には停止ピン73が二本設けられているため、図9に示
すように、コイル保持具70が回動できるのは、回転軸
63の二本の停止ピン73が成す角度βの範囲内であ
る。コイル保持具70には、油圧シリンダ−65が固設
されており、油圧シリンダ−65のロッド65aの先端
には、押圧具64が取り付けられている。さらに、コイ
ル保持具70には、支持棒74が押圧具64の押圧面6
4aに対して垂直に配設されている。油圧シリンダ−6
5が作動すると、押圧具64がコイル保持具70の内側
側面に沿って、かつ途中から支持棒74にガイドされな
がら移動し、該押圧具64はコイル保持具70に当接し
て停止する。各エンドクランプ具C3 は、以上の様な構
成を成しており、一対のエンド成形コラム5に対して、
必ず相対向する向きに配置されている。
【0017】次に、曲線部成形型U3 について説明す
る。図1に示すように、各直線部成形ベ−ス2の外側
で、かつ各エンド成形コラム5の内側には、左右一対二
組の曲線部成形型U3 が配設されている。各曲線部成形
型U3 は、主に成形型ベ−ス76、成形板保持具77、
成形板78とにより構成されている。各成形型ベ−ス7
6は、図5に示すように、基本ベ−ス1の一対のガイド
レ−ル6上に、基本ベ−ス1の幅方向に取り付けられた
ガイド79上に配設されている。各直線部成形ベ−ス2
のガイド板21の外側側面には、基本ベ−ス1の水平面
に対して垂直にガイド溝80が二本ずつ設けられてお
り、各成形型ベ−ス76の端面がこのガイド溝80にそ
れぞれ微小な隙間をもって装着されている。そのため、
各成形型ベ−ス76は、それぞれの直線部成形ベ−ス2
の移動に伴い、直線部成形ベ−ス2と共に直線移動を行
なう。図1に示すように、各成形型ベ−ス76の他端
は、各成形型ベ−ス76とそれぞれのガイド79との間
に、垂直に設けられた調整ねじ81で保持されており、
各成形型ベ−ス76の底面に取り付けたハンドル82を
回すことによって、各成形型ベ−ス76はそれぞれのガ
イド溝80に沿って昇降移動する。各成形型ベ−ス76
の上面の直線部成形ベ−ス2側には、成形型ベ−ス76
に垂直にそれぞれ成形板保持具77が取り付けられてお
り、各成形板保持具77に垂直に調整ねじ83が設けら
れている。これらの調整ねじ83に、中央縦方向に長穴
84を設けた、高さの異なる成形板78を複数枚通し、
ハンドル85で調整ねじ83を締め付けて固定する。個
々の成形板78の高さは、成形板78を長穴84に沿っ
て上下させた後、ハンドル85で締めつけることにより
調整が可能である。
【0018】次に、上記コイル成形装置によるコイル成
形作業を、図1、図4、図8ないし図12を参照して説
明する。まず、成形される原コイルKの直線部の長さや
形状に応じて、一対一組となった二基の直線部成形ユニ
ットU1 の位置、一対一組のエンド部成形ユニットU2
の位置、各直線部クランプ具C1 、C2 とエンドクラン
プ具C3 のそれぞれの高さ方向の位置、及び左右一対で
一組となった二組の曲線部成形型U3 のそれぞれの成形
板78の配置を調整する。各エンドクランプ具C3 を構
成している空圧シリンダ−68は解放して、それぞれの
ロッド69が自由に移動ができるようにしておく。
【0019】図4に示すように、各直線部成形ユニット
1 を構成する一対の成形ア−ム3a、3bを起立姿勢
にし、台形形状の原コイルKを、長さの短い下口側直線
部92を上にして立てた状態として、この下口側直線部
92を、二組の直線部クランプベ−ス26の先端のくし
歯状の歯45に配置する。この状態で、下口側直線部ク
ランプ具C1 の油圧シリンダ−37を作動させると、そ
れぞれの押圧具36が下降して、原コイルKの下口側直
線部92は強固にクランプされる。同様にして、原コイ
ルKの下口側直線部92と相対応する位置にある上口側
直線部93も、強固にクランプされる。原コイルKが最
初にセットされた状態では、原コイルKの下口側直線部
92をクランプする下口側直線部クランプ具C1 が、上
口側直線部93をクランプする上口側直線部クランプ具
2 よりも上方に位置している。続いて、図8及び図1
0に示すように、原コイルKの両端のエンド部94を、
各エンドクランプ具C3 を構成している支持棒74と押
圧具64との間に挿入し、原コイルKのル−プ状のエン
ド部94を、それぞれ支持棒74に巻き付けた状態で保
持して油圧シリンダ−65を作動させると、押圧具64
が移動し、原コイルKの両エンド部94は、押圧具64
とコイル保持具70とによって強固にクランプされる。
さらに、各エンド部94は、それぞれ支持棒74に巻き
付けられているため、成形中にコイルのエンド部94が
それぞれ内側へ引っ張られても、コイルがエンドクラン
プ具C3 からはずれることはない。以上の操作によっ
て、原コイルKは、装置に対してほぼ垂直にセットされ
る。
【0020】この状態で、図11に示すように、一対一
組となった二組の成形ア−ム3a、3bを、共通の水平
支点軸4を中心にして、所定の角度α1 、α2 だけ外方
に傾動させると、上下方向に位置していた原コイルKの
各直線部92、93は、互いに外方に開かれて亀甲形と
なる。図11で、外方に開かれて亀甲形となった成形中
のコイルK1 を二点鎖線で示す。同時に、原コイルKの
各直線部92、93は、各成形ア−ム3a、3bの傾動
角度α1 、α2 だけ外方にねじられる。つまり、角度付
けが同時に行なわれる。図12に示すように、成形中の
コイルK1 は外方へ広げられるため、原コイルKの各エ
ンド部94には内側へ引っ張られる力が働くが、予めそ
れぞれのエンドクランプ具C3 の空圧シリンダ−68が
解放されているため、一対のエンドクランプ具C3 を構
成している支点軸62は、コイルの成形に伴って内側へ
移動する。さらに、成形中のコイルK1 はねじり力を受
けているため、各エンドクランプ具C3 を構成している
回転軸63は、それぞれコイルがねじり成形される方向
へ回動しようとする。しかし、図8及び図9に示すよう
に、各回転軸63にはそれぞれ停止具72が設けられて
おり、この停止具72に対して所定の角度で停止ピン7
3が設けられているため、各回転軸63は停止ピン73
に当接して止まり、コイルの両エンド部94は所定の角
度だけ成形される。
【0021】これらの成形ア−ム3a、3bの傾動操作
と同時に、或いは所定の時間をずらして、それぞれのモ
−タ−M3 、M4 を起動して、各直線部クランプ具
1 、C2 と各エンドクランプ具C3 を、それぞれ設定
量だけ下降させると、図11及び図12に示されるよう
に、成形中のコイルK1 の両端の曲線部95の内側の部
分は、下降途中においてそれぞれ、各曲線部成形型U3
に配置されている複数の成形板78に押圧され、該成形
板78の形状に倣ってわん曲して成形される。図11に
おいて、各成形ア−ム3a、3bの傾動操作と同時、或
いは所定の時間をずらして、各直線部クランプ具C1
2 と各エンドクランプ具C3 を、それぞれ設定量だけ
下降して成形された最終形状のコイルK2 を実線で示
す。さらに、各成形ア−ム3a、3bの傾動操作の回転
中心は、一対の成形ア−ム3a、3bに共通の水平支点
軸4の中心である。この中心を、該コイルK2 が取り付
けられる回転電機87の中心点に合致させ、該コイルK
2 が取り付けられる回転電機87の取り付け半径R1
2 、及び取り付け角度θ(θ=α1 +α2 )を予め設
定して、各直線部クランプ具C1 、C2 と各エンドクラ
ンプ具C3 とを、それぞれ設定量だけ下降させれば、該
回転電機87の固定子に合致したコイル形状K2 が得ら
れる。成形後のコイルK2 を本装置から取り外す時に、
スプリングバックが生じてコイルK2 の形状が変化する
恐れがある時には、予めスプリングバックを見込んだ角
度だけ、各成形ア−ム3a、3bを傾動させればよく、
成形後の形状変化にも簡単に対処できる。コイル成形が
終了し、成形したコイルK2 を取り外したら、各成形ア
−ム3a、3bを再度起立姿勢に戻し、それぞれのエン
ドクランプ具C3 の空圧シリンダ−68を作動させて、
各支点軸62を最初の位置に戻せばよい。
【0022】各直線部成形ユニットU1 の位置、及びこ
れを構成する成形アーム3a、3bの傾動角度、各エン
ド部成形ユニットU2 の位置、各直線部クランプ具
1 、C2 及び各エンドクランプ具C3 の移動端位置
(降下端位置)、クランプされる原コイルKに対する空
間部46の大きさ、各エンドクランプ具C3 の回転軸6
3の回転角度β、各成形板78の高さ、位置、形状はい
ずれも変更可能であるため、成形される原コイルKの大
きさや曲線部95の形状に対応させて、上記の各量を変
更させることにより、大きさや形状の異なる数種類の亀
甲形コイルの成形を、一台の装置で行なうことができ
る。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明に係るコイル成形装
置を用いて亀甲形コイルを成形すれば、成形中に装置か
らコイルを取り外すことなく、成形が一工程ですべて終
了する。また、スプリングバック等の変形をも考慮した
成形が可能である。そのため、コイルを構成している素
線に与える負荷が少なく、成形後のコイルに断線等の不
具合が生じることはない。さらに、本コイル成形装置に
よって成形されたコイルは、該コイルが取り付けられる
回転電機の取り付け半径や取り付け角度に合致している
ので、回転電機への取り付け作業も良好である。
【図面の簡単な設明】
【図1】本発明に係るコイル成形装置の正面図である。
【図2】同じく本コイル成形装置の平面図である。
【図3】同じく本コイル成形装置の側面図である。
【図4】同じく本コイル成形装置の側面図であり,原コ
イルを本コイル成形装置に取り付けた時の状態を示す。
【図5】図4のW−W線断面図であり、直線部成形ユニ
ット及び成形型ベ−スの構成を示した図である。
【図6】図1のX−X線断面図であり、直線部クランプ
具の構成を示した図である。
【図7】図6のA矢視図である。
【図8】図1のY−Y線断面図であり、エンドクランプ
具の構成を示した図である。
【図9】図8のZ−Z線断面図である。
【図10】図8のB矢視図である。
【図11】本発明に係るコイル成形装置を用いてコイル
を成形した時の、コイルの挙動を示した側面図である。
【図12】同じく、本発明に係るコイル成形装置を用い
てコイルを成形した時の、コイルの挙動を示した正面図
である。
【図13】従来のコイル成形装置の正面図である。
【図14】従来のコイル成形装置による、コイルの成形
方法を示した図であり、図13のV−V線断面図であ
る。
【図15】同じく、従来のコイル成形装置による、コイ
ルの成形方法を示した図である。
【図16】従来のコイル成形装置によるコイルの成形
後、コイルを修正する方法を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 :直線部成形ユニット U2 :エンド部成形ユニット U3 :曲線部成形型 C1 :下口側直線部クランプ具 C2 :上口側直線部クランプ具 C3 :エンドクランプ具 K:原コイル K2 :亀甲形コイル 3a:下口側成形ア−ム 3b:上口側成形ア−ム 4:水平支点軸 5:エンド成形コラム 87:回転電機 92:下口側直線部 93:上口側直線部 94:エンド部 95:曲線部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台形形状の原コイルをねじり曲げによっ
    て回転電機の固定子に挿入可能な亀甲形に成形するため
    の装置であって、 相対向して配設された一対の成形アームが共通の水平支
    点軸を中心にして垂直面内において回動可能に支承され
    て、原コイルの上口側及び下口側の各直線部の相対応す
    る部分をクランプするための各直線部クランプ具が前記
    各成形アームの内側にその長手方向に沿って移動可能に
    して装着された構成の一対一組で二基の直線部成形ユニ
    ットと、 原コイルの両端のエンド部をクランプするためのエンド
    クランプ具が支柱の内側に昇降可能にして装着された一
    対一組のエンド部成形ユニットと、 亀甲形コイルの曲線部を成形するための左右一対の成形
    型とを備え、 ベースの中央部に前記一対の直線部成形ユニットが、成
    形される亀甲形コイルの直線部の長さに対応した間隔を
    おいて配設されていると共に、エンドクランプ具が相対
    向するようにして前記一対のエンド部成形ユニットが各
    直線部成形ユニットの外側に配設され、しかも各直線部
    成形ユニットと各エンド部成形ユニットの間にそれぞれ
    前記成形型が配設され、 各直線部成形ユニットを構成する一対の成形アームを起
    立姿勢にして、これに装着された各直線部クランプ具に
    より原コイルの各直線部の相対応する部分をそれぞれク
    ランプすると共に、原コイルの両端の各エンド部をエン
    ド部成形ユニットの各エンドクランプ具でそれぞれクラ
    ンプした状態において、一対一組となった二基の各成形
    アームを外側に傾動させる操作と、前記各直線部クラン
    プ具及び各エンドクランプ具をそれぞれ下降させる操作
    とによって、台形形状の原コイルを回転電機の固定子に
    挿入可能な亀甲形コイルに自動成形することを特徴とす
    る亀甲形コイルの成形装置。
  2. 【請求項2】 一対の直線部成形ユニットと、一対のエ
    ンド部成形ユニットとは、いずれも原コイルの大きさに
    対応してその間隔が調整可能になっていることを特徴と
    する請求項1に記載の亀甲形コイルの成形装置。
JP7203824A 1995-07-17 1995-07-17 亀甲形コイルの成形装置 Pending JPH0937524A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013017266A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Toyota Motor Corp 同芯巻きカセットコイルの製造方法及び製造装置
CN110336431A (zh) * 2019-08-05 2019-10-15 株洲凯丰实业股份有限公司 一种线圈折弯机构
WO2021185672A1 (de) * 2020-03-16 2021-09-23 Gehring Technologies Gmbh + Co. Kg Vorrichtung und ein verfahren zum biegen mindestens eines leiterstücks

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