JPH093782A - 接着基布 - Google Patents

接着基布

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JPH093782A
JPH093782A JP17557895A JP17557895A JPH093782A JP H093782 A JPH093782 A JP H093782A JP 17557895 A JP17557895 A JP 17557895A JP 17557895 A JP17557895 A JP 17557895A JP H093782 A JPH093782 A JP H093782A
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JP
Japan
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acrylonitrile
adhesive
alkyl acrylate
weight
acrylate copolymer
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JP17557895A
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English (en)
Inventor
Takahiro Yokoyama
隆博 横山
Yasuko Seki
泰子 関
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Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この出願発明は、接着剤の粒子を含むペース
トを乾燥、焼結する温度よりも低い温度で感熱、凝固さ
せることにより、布帛、とくに芯地の繊維の間に接着剤
が滲み込まない高い接着力を有する接着芯地を提供する
ことを目的とする。 【構成】 この出願発明は、アクリロニトリル−アルキ
ルアクリレート系共重合体粒子と感熱凝固材からなる接
着剤を有する接着基布に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願発明は、アクリロニトリ
ル−アルキルアクリレート系共重合体粒子と感熱凝固
剤、とくに亜鉛錯塩を含むペーストを芯地基布に付着
し、乾燥、焼結した接着芯地に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接着剤を有する布帛、とくに接着
芯地は、粒子径が0.1〜1μmのアクリロニトリル−
アルキルアクリレート系共重合体粒子を含むペースト
を、芯地基布に付与した後、乾燥、焼結することにより
製造されている。¬しかし、この芯地は、共重合体が乾
燥、焼結時に増粘効果が失われて低粘度化すると、共重
合体粒子が芯地内に滲み込むため、表地との接着力が得
られないという問題があった。また、特公昭48−19
81号、特公昭50−22634号、特公昭51−24
618号等に開示されているアクリロニトリル−アルキ
ルアクリレート系共重合体の粉体は、粒子径が100〜
1000μmと大きく、ペースト化できないという問題
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この出願発明者等は、
接着剤の粒子を含むペーストを乾燥、焼結する温度より
も低い温度で感熱凝固させることにより、布帛、とくに
芯地の繊維の間に接着剤が滲み込まないことを見いだし
この出願発明を完成したものであり、この出願発明は、
これらの従来の接着芯地の持つ問題点を解消した高い接
着力を有する接着芯地を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願発明は、アクリ
ロニトリル−アルキルアクリレート系共重合体粒子と感
熱凝固剤、とくに亜鉛錯塩を含むペーストを基布、とく
に芯地基布に付着し、乾燥、焼結した接着基布、とくに
接着芯地に関する。
【0005】アクリロニトリル−アルキルアクリレート
系共重合体は、乳化重合、懸濁重合などによって得られ
るが、通常は乳化重合によって得られる0.1〜1mμ
の共重合体粒子が用いられる。アクリロニトリル−アル
キルアクリレート系共重合体としては、アクリロニトリ
ル−エチルアクリレート共重合体、スチレン−アクリロ
ニトリル−アルキルアクリレート共重合体、グリシジル
アクリレート−アクリロニトリル−アルキルアクリレー
ト共重合体、グリシジルメタクリレート−アクリロニト
リル−アルキルアクリレート共重合体などが適してい
る。
【0006】アクリロニトリル−エチルアクリレート共
重合体において、アクリロニトル及びエチルアクリレー
トと共重合可能な単量体としては、スチレン、アクリル
アミドとその誘導体、酢酸ビニル、アクリル酸、アルキ
ルメタクリレート、他のアルキルアクリレート等があ
り、それらを共重合してもよい。アクリロニトリル−エ
チルアクリレート共重合体は、アクリロニトリルとエチ
ルアクリレートとの組成割合はアクリロニトリル含量が
20〜65重量%及びエチルアクリレート含量が80〜
35重量%が好ましい。アクリロニトリル含量20重量
%以下及びエチルアクリレート含量80重量%以上にな
れば、耐水性、耐アルカリ性及び耐溶剤性が悪くなるこ
とがあり、これを用いた接着芯地は布地との接着の耐
性、特に耐洗濯性及び耐ドライクリーニング性が劣るこ
とがある。また、アクリロニトリル含量65重量%以上
及びエチルアクリレート含量35重量%以下になれば、
融解温度が150℃以上の高温となり、これを用いた接
着芯地は布地との接着性不良となることがあり、無理に
高温で融着すると布地を損傷または変質させることがあ
る。なお、アクリロニトリル−エチルアクリレート共重
合体の固有粘度(30℃のジメチルホルムアミド溶媒を
用いて)は0.3〜0.8で、融解温度は80〜150
℃であるのが好ましい。
【0007】スチレン−アクリロニトリル−アルキルア
クリレート三元共重合体の構成成分としてのアルキルア
クリレートは、そのアルキル基の炭素数が1〜4のもの
で、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピ
ルアクリレート及びプチルアクリレートがあるが、この
出願発明の芯地用熱溶融接着剤としては、得られる共重
合体の加工性、接着強度及びその耐性等の観点より特に
エチルアクリレートが好適である。スチレン、アクリロ
ニトリル及びアルキルアクリレートと共重合可能なコモ
ノマーとしては、アクリルアミドとその誘導体、酢酸ビ
ニル、メタクリロニトリル、ビニルトルエン、ジビニル
ベンゼン、アクリル酸、グリシジルメタクリレート、他
のアルキルアクリレート等があり、それらを共重合して
もよい。スチレン−アクリロトリル−アルキルアクリレ
ート共重合体は、固有粘度(30℃ジメチルホルムアミ
ド溶媒)が0.3〜0.7で、且つ60℃〜150℃の
融解温度を有することが好ましい。また、スチレン−ア
クリロニトリル−アルキルアクリレート三元共重合体
は、スチレンとアクリロニトリルとアルキルアクリレー
トとの組成割合はスチレン含量3〜30重量%、アクリ
ロニトリル含量20〜50重量%及びアルキルアクリレ
ート含量20〜77重量%が好ましい。スチレン含量が
3重量%以下になれば、耐水性、耐アルカリ性が悪くな
ることがあり、これを用いた接着芯地は布地との接着の
耐洗濯性が劣ることがあり、スチレン含量が30重量%
以上になれば、耐溶剤性が悪くなることがあり、これを
用いた接着芯地は耐ドライクリーニング性が劣ることが
ある。アクリロニトリル含量20重量%以下またはアル
キルアクリレート含量が77重量%以上になれば、耐水
性、耐アルカリ性及び耐溶剤性が悪くなることがあり、
これを用いた接着芯地は布地との接着の耐性、特に耐洗
濯性及び耐ドライクリーニング性が劣ることがある。ま
た、アクリロニトリル含量が50重量%以上またはアル
キルアクリレート含量が20重量%以下であれば、融解
温度が150℃以上の高温となり、これを用いた融着芯
地は布地との接着が不良となることがあり、無理に高温
で融着すると布地を損傷または変質させることがある。
なお、とくに、接着芯地を表地などと接着した後の接着
剤の耐性が要求される場合には、接着剤に熱架橋性のグ
リシジルアクリレート−アクリロニトリル−アルキルア
クリレート共重合体、または、グリシジルメタクリレー
ト−アクリロニトリル−アルキルアクリレート共重合体
を用いるとよい。
【0008】グリシジルアクリレート、又はグリシジル
メタクリレート、アクリロニトル及びアルキルアクリレ
ートと共重合可能なコモノマーとしては、酢酸ビニル、
スチレン、ビニルトルエン、アクリル酸、メタクリル
酸、アルキルメタクリレート、他のアクリルアクリレー
ト等があり、それらを共重合させてもよい。グリシジル
アクリレート−アクリロニトリル−アルキルアクリレー
ト三元共重合体又はグリシジルメタクリレート−アクリ
ロニトリル−アルキルアクリレート三共重合体は、グリ
シジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート含量
1〜20重量%、アクリロニトリル含量20〜50重量
%及びアルキルアクリレート(アルキル基の炭素数は1
〜4)含量30〜79重量%からなり(モノマー混合全
量は100重量%)、固有粘度(30℃ジメチルホルム
アミド溶媒)が0.2〜0.8で、且つ50℃〜150
℃の融解温度を有するグリシジルアクリレート−アクリ
ロニトリル−アルキルアクリレート三元共重合体又はグ
リシジルメタクリレート−アクリロニトリル−アルキル
アクリレート三元共重合体を得ることができる。グリシ
ジルアクリレート−アクリロニトリル−アルキルアクリ
レート三元共重合体又はグリシジルメタクリレート−ア
クリロニトリル−アルキルアクリレート三共重合体にお
いて、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリ
レートとアクリロニトリルとアルキルアクリレートとの
組成割合は、グリシジルアクリレート又はグリシジルメ
タクリレート含量1〜20重量%、アクリロニトリル含
量20〜50重量%、アルキルアクリレート含量が3〜
79重量%が好ましい。グリシジルアクリレート又はグ
リシジルメタクリレート含量が1重量%以下になれば架
橋硬化による耐水性及び耐熱性が悪くなることがあり、
これを用いた接着芯地は布地との接着の耐高温洗濯性が
劣ることがある。一方、グリシジルアクリレート又はグ
リシジルメタクリレート含量が20重量%以上になれ
ば、安定性が悪くなることがあり、これを用いた接着芯
地は貯蔵寿命がやや劣ることがある。アクリロニトリル
含量が20重量%以下またはアルキルアクリレート含量
が79重量%以上になれば、耐水性、耐アルカリ性及び
耐溶剤性が悪くなることがあり、これを用いた接着芯地
は布地との接着の耐性、特に耐洗濯性及び耐ドライクリ
ーニング性が劣ることがある。またアクリロニトリル含
量が50重量%以上またはアルキルアクリレート含量が
30重量%以下になれば、融解温度が150℃以上の高
温となり、これを用いた接着芯地は布地との接着が不良
となることがあり、無理に高温で接着すると布地を損傷
または変質させることがある。
【0009】ペーストは、乳化重合または懸濁重合によ
り得られたアクリロニトリル−アルキルアクリレート系
共重合体粒子を含む共重合物溶液、とくに、50%程度
の溶液に、感熱凝固剤、とくに亜鉛錯塩、アクリル酸、
アクリル酸ナトリウム、アクリル酸アンモニウムなどの
増粘剤、分散剤及び水を加えてペーストにすることがで
きる。また、乳化重合または懸濁重合により得られたア
クリロニトリル−アルキルアクリレート系共重合体粒子
を、感熱凝固剤や分散剤や増粘剤と共に水に加えてペー
ストにしてもよい。
【0010】基布としては、不織布、織布、編布、これ
らの複合布が使用されるが、芯地基布が好ましい。とく
に、点状の熱融着部を多数形成した部分熱融着不織布
(ポイントシール不織布)、水流絡合不織布、またはこ
れらの不織布にチェーンステッチやデンビステッチなど
により編み構造を複合したものがよい。
【0011】この出願発明のペーストは、アクリロニト
リル−アルキルアクリレート系共重合体粒子と感熱凝固
剤、とくに亜鉛錯塩を、分散剤や増粘剤と共に水に加え
てペーストにしたものである。ペーストは、スクリーン
などを用いて基布上にドット状などの模様状に付着させ
るか、あるいは、一旦離型紙又はフィルム上などに付着
した後、基布に転写する方法等により基布に付着させる
ことかできるが、ペーストをスクリーンなどにより基布
上に付着することが好ましい。
【0012】ペーストは基布、とくに、芯地基布にドッ
ト状、線状、格子状などの模様状に付与することができ
るが、芯地基布へドット状に付与することが好ましい。
【0013】ドット状の付与としては、通常の方法が使
用されるが、スクリーンによるものが好ましい。なお、
1個のドットの面積は0.1〜3mm2でドットの数は
10〜200個/cm2であることが望ましい。基布、
とくに、芯地基布上にドット状に付与されたペースト
は、ドライヤーで加熱され、感熱凝固(ゲル化)した後
に乾燥、焼結される。加熱により亜鉛錯塩が作用して3
0〜70℃、好ましくは、40〜60℃でドット状の形
態でペーストはゲル化する。次いで、この形態を保った
状態で、乾燥により水が蒸発し、焼結により共重合体が
共重合体粒子と共重合体粒子の間及び共重合体粒子と基
布とが融着する。
【0014】乾燥、焼結は共重合体粒子と共重合体粒
子、及び基布と共重合体粒子を融着させる手段であれば
よいが、とくに、熱風や赤外線等による加熱が好まし
い。
【0015】この出願発明により、共重合体を含む接着
剤は、感熱凝固剤、とくに亜鉛錯塩の作用により感熱凝
固(ゲル化)した状態で乾燥、焼結するため共重合体粒
子は、繊維の間に滲み込むことがないので、塗布した接
着剤を有効に使用することができ、また、余分な接着剤
が繊維の間に含まれていないので、基布が本来の柔軟性
を保ち、とくに、芯地の場合には、表地と裏地の性質を
そのまま発現することができる。
【0016】以下、具体的に実施例によりこの出願発明
を説明する。
【実施例】
実施例1 粒子径が0.1〜1μmのアクリロニトリル−エチルア
クリレート共重合体粒子(アクリロニトリル含量46.
8重量%、エチルアクリレート含量53.2重量%、3
0℃のジメチルホルムアミド溶媒中での固有粘度0.4
91、融解温度119℃)と、共重合体100重量部に
対して5重量部の亜鉛錯塩と、3重量部の硝酸アンモニ
ウムと、3.5重量部のポリアクリル酸と、水とを含む
ペーストを形成した。このペーストを、繊維長38m
m、繊度1デニールのポリエステル繊維からなるウェブ
を水流絡合した目付25g/m2の不織布製の芯地用基
布の上に、ランダムパターンのスクリーンを使用してド
ット状に付着させた。なお、ドットの数は37個/cm
2で、1個のドットの面積は0.36mm2であった。次
に、ペーストの付着した基布を120℃の温度でドライ
ヤーにより1分間加熱することにより、感熱凝固(ゲル
化)、乾燥、焼結して、接着剤が14g/m2付着した
接着芯地を得た。このようにして作製した接着芯地は、
繊維の間にアクリロニトリル−エチルアクリレート共重
合体の接着剤がほとんど滲み込んでいなかった。この接
着芯地をウール100%ギャバジン布に、プレス機によ
り温度140℃で接着した後、「JIS L 108の
接着しん地試験方法 6.19はく離強さ」に準じて引
張試験機により剥離強度を測定したところ、1.2kg
/5cm幅と良好な接着力を示した。
【0017】比較例1 接着剤のペーストに亜鉛錯塩を含ませなかったこと以外
は、実施例1と全く同様にして接着芯地を得た。このよ
うにして作製した接着芯地は、繊維の間にアクリロニト
リル−エチルアクリレート共重合体の接着剤が滲み込ん
でおり、風合が硬い感触となっていた。この接着芯地を
ウール100%ギャバジン布に、プレス機により温度1
40℃で接着した後、引張試験機により剥離強度を測定
したところ、0.3kg/5cm幅と接着力が実施例1
と比べて劣っていた。
【0018】実施例2 粒子径が0.1〜1μmのアクリロニトリル−エチルア
クリレート共重合体粒子(アクリロニトリル含量46.
8重量%、エチルアクリレート含量53.2重量%、3
0℃のジメチルホルムアミド溶媒中での固有粘度0.4
91、融解温度119℃)と、共重合体100重量部に
対して5重量部の亜鉛錯塩と、3重量部の硝酸アンモニ
ウムと、3.5重量部のポリアクリル酸と、水とを含む
ペーストを形成した。このペーストを、繊維長38m
m、繊度1デニールのナイロン繊維からなるウェブを部
分熱融着した目付20g/m2の不織布(ポイントシー
ル不織布)にチェーンステッチを施した芯地用基布の上
に、ランダムパターンのスクリーンを使用してドット状
に付着させた。なお、ドットの数は37個/cm2で、
1個のドットの面積は0.36mm2であった。次に、
ペーストの付着した基布を120℃の温度でドライヤー
により1分間加熱することにより、感熱凝固(ゲル
化)、乾燥、焼結して、接着剤が12g/m2付着した
接着芯地を得た。このようにして作製した接着芯地は、
繊維の間にアクリロニトリル−エチルアクリレート共重
合体の接着剤がほとんど滲み込んでいなかった。この接
着芯地をウール100%ギャバジン布に、プレス機によ
り温度130℃で接着した後、引張試験機により剥離強
度を測定したところ、1.0kg/5cm幅と良好な接
着力を示した。
【0019】比較例2 接着剤のペーストに亜鉛錯塩を含ませなかったこと以外
は、実施例1と全く同様にして接着芯地を得た。このよ
うにして作製した接着芯地は、繊維の間にアクリロニト
リル−エチルアクリレート共重合体の接着剤が滲み込ん
でおり、風合が硬い感触となっていた。この接着芯地を
ウール100%ギャバジン布に、プレス機により温度1
30℃で接着した後、引張試験機により剥離強度を測定
したところ、0.2kg/5cm幅と接着力が実施例1
と比べて劣っていた。
【0020】実施例3 粒子径が0.1〜1μmのスチレン−アクリロニトリル
−エチルアクリレート共重合体粒子(スチレン含量1
2.5重量%、アクリロニトリル含量34.8重量%、
エチルアクリレート含量52.7重量%、30℃のジメ
チルホルムアミド溶媒中での固有粘度0.406、融解
温度122℃)と、共重合体100重量部に対して5重
量部の亜鉛錯塩と、3重量部の硝酸アンモニウムと、
3.5重量部のポリアクリル酸と、水とを含むペースト
を形成した。このペーストを、繊維長38mm、繊度1
デニールのポリエステル繊維からなるウェブを水流絡合
した目付25g/m2の不織布製の芯地用基布の上に、
ランダムパターンのスクリーンを使用してドット状に付
着させた。なお、ドットの数は37個/cm2で、1個
のドットの面積は0.36mm2であった。次に、ペー
ストの付着した基布を120℃の温度でドライヤーによ
り1分間加熱することにより、乾燥、焼結して、接着剤
が14g/m2付着した接着芯地を得た。このようにし
て作製した接着芯地は、繊維の間にスチレン−アクリロ
ニトリル−エチルアクリレート共重合体の接着剤がほと
んど滲み込んでいなかった。この接着芯地をウール10
0%ギャバジン布に、プレス機により温度140℃で接
着した後、引張試験機により剥離強度を測定したとこ
ろ、1.3kg/5cm幅と良好な接着力を示した。
【0021】実施例4 粒子径が0.1〜1μmのグリシジルメタクリレート−
アクリロニトリル−エチルアクリレート共重合体粒子
(グリシジルメタクリレート4.5重量%、アクリロニ
トリル含量29.9重量%、エチルアクリレート含量6
5.6重量%、30℃のジメチルホルムアミド溶媒中で
の固有粘度0.439、融解温度103℃)と、共重合
体100重量部に対して5重量部の亜鉛錯塩と、3重量
部の硝酸アンモニウムと、3.5重量部のポリアクリル
酸と、水とを含むペーストを形成した。このペースト
を、繊維長38mm、繊度1デニールのポリエステル繊
維からなるウェブを水流絡合した目付25g/m2の不
織布製の芯地用基布の上に、ランダムパターンのスクリ
ーンを使用してドット状に付着させた。なお、ドットの
数は37個/cm2で、1個のドットの面積は0.36
mm2であった。次に、ペーストの付着した基布を12
0℃の温度でドライヤーにより1分間加熱することによ
り、乾燥、焼結して、接着剤が14g/m2付着した接
着芯地を得た。このようにして作製した接着芯地は、繊
維の間にグリシジルメタクリレート−アクリロニトリル
−エチルアクリレート共重合体の接着剤がほとんど滲み
込んでいなかった。この接着芯地をウール100%ギャ
バジン布に、プレス機により温度140℃で接着した
後、引張試験機により剥離強度を測定したところ、1.
2kg/5cm幅と良好な接着力を示した。
【0022】
【発明の効果】アクリロニトリル−アルキルアクリレー
ト系共重合体粒子は感熱凝固剤、とくに亜鉛錯塩などの
作用により感熱凝固(ゲル化)した状態で、乾燥、焼結
が進み、芯地基布に滲み込まないので、芯地基布を汚染
することがなく、風合いがよく、しかも、表地との高い
接着力のある接着芯地とすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 133/08 JDB C09J 133/08 JDB 133/20 JDA 133/20 JDA

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリル−アルキルアクリレー
    ト系共重合体粒子と感熱凝固剤からなる接着剤を有する
    ことを特徴とする接着基布。
  2. 【請求項2】 感熱凝固剤が亜鉛錯塩であることを特徴
    とする請求項1に記載の接着基布。
  3. 【請求項3】 アクリロニトリル−アルキルアクリレー
    ト系共重合体が、アクリロニトリル−エチルアクリレー
    ト共重合体であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の接着基布。
  4. 【請求項4】 アクリロニトリル−アルキルアクリレー
    ト系共重合体が、スチレン−アクリロニトリル−アルキ
    ルアクリレート共重合体であることを特徴とする請求項
    1または2に記載の接着基布。
  5. 【請求項5】 アクリロニトリル−アルキルアクリレー
    ト系共重合体が、グリシジルアクリレート−アクリロニ
    トリル−アルキルアクリレート共重合体またはグリシジ
    ルメタクリレート−アクリロニトリル−アルキルアクリ
    レート共重合体であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の接着基布。
  6. 【請求項6】 アクリロニトリル−アルキルアクリレー
    ト系共重合体粒子と感熱凝固剤を含むペーストを基布に
    付着し、乾燥、焼結したことを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の接着基布。
  7. 【請求項7】 ペーストがアクリロニトリル−アルキル
    アクリレート系共重合体の乳化重合物を増粘したペース
    トであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の接着基布。
  8. 【請求項8】 基布が芯地基布であることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかに記載の接着基布。
  9. 【請求項9】 アクリロニトリル−アルキルアクリレー
    ト系共重合体粒子と亜鉛錯塩を含むペーストからなるこ
    とを特徴とする基布用接着剤。
JP17557895A 1995-06-20 1995-06-20 接着基布 Pending JPH093782A (ja)

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