JPH0938789A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH0938789A
JPH0938789A JP7194609A JP19460995A JPH0938789A JP H0938789 A JPH0938789 A JP H0938789A JP 7194609 A JP7194609 A JP 7194609A JP 19460995 A JP19460995 A JP 19460995A JP H0938789 A JPH0938789 A JP H0938789A
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修 河野
Akira Ito
晃 伊藤
Toru Harada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ・パルスにより連続用紙に縦ミシン目
及び縦スリットなどを形成する。 【解決手段】 連続用紙10はトラクタ装置22により
搬送される。ロータリ・エンコーダ24は、用紙10の
1インチ当たり240パルスを発生する。パルス発生回
路30はエンコーダ24の出力パルスと同じ周期でパル
スを発生する。制御装置28は、用紙10の送り速度が
目標速度より遅い場合には、パルス発生回路30の発生
パルス幅を遅い分だけ広くする。制御装置28は紙加工
情報に応じてゲート回路32の開閉を制御する。回路3
0の出力パルスはゲート回路32を介してレーザ発振装
置34に印加され、パルス発振させる。レーザ発振装置
34の出力レーザ・パルスは、用紙10の横方向の規定
位置に照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置に
関し、より具体的には、相対的に移動する用紙をその移
動方向にレーザ・ビームにより加工するレーザ加工装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】連続用紙に縦ミシン目、縦スリット及び
ハーフ・スリット等を形成する従来の加工装置は、加工
サイズに適合したスリット刃又は縦ミシン刃を連続用紙
の送り速度に同期して回転駆動させ、連続用紙に所望サ
イズの縦ミシン目などを形成するようになっている。加
工サイズを変更するには、新たな加工サイズに適合した
スリット刃や縦ミシン刃に交換する。また、刃の切れが
悪くなった場合は新規な刃と交換することになる。
【0003】このような機械的な加工では、加工時に紙
粉が発生するだけでなく、加工面にバリも発生し、印刷
時の印刷汚れの原因になっている。
【0004】これに対して、レーザ・ビームにより非接
触式に加工するレーザ加工装置が提案されている。例え
ば、縦ミシン目に関して、平成6年特許出願公告第65
479号の第3ページ右欄第30行以降に記載されてい
る。このようなレーザ加工によれば、紙粉が発生しない
だけでなく、加工面も平滑になってバリも無くなる。ス
リット刃や縦ミシン刃の消耗による交換といった手間も
不要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載される構成では、縦ミシン目のサイズが照射レンズ7
により規定されるので、加工サイズが変更される都度、
新しい加工サイズに適合する照射レンズ7を設置しなけ
ればならず、面倒である。照射レンズ7の光学的性能に
よっては、選択できる加工サイズが限定される。例え
ば、長いスリットを形成することは、上記公告公報に記
載される構成では不可能である。
【0006】本発明は、加工サイズの変更に柔軟に対応
できるレーザ加工装置を提示することを目的とする。
【0007】また、用紙送り速度は、一定とは限らな
い。例えば、初期的には低速であり、徐々に速度を上げ
て、初期の目標速度で安定させることになる。従って、
目標速度での加工のみならず、この目標速度より低い速
度、更には、加減速しているときにも、所望のサイズで
加工できることが望まれる。
【0008】そこで、本発明は、異なる用紙送り速度で
も、所望のサイズに加工できるレーザ加工装置を提示す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記移動量検出手段又は
速度検出手段により、加工対象の送り速度を検出する。
この検出された移動量又は送り速度に応じて、レーザ発
振手段の駆動パルスの幅及び周期の両方又は一方を調整
し、レーザ・ビーム・スポットのサイズ以上に長いスリ
ットなどを形成したいときスポットが一定以上重複する
ようにする。これにより、加工端面がスムーズに連続し
たものになる。
【0010】具体的には、レーザ発振手段の駆動パルス
の周期を、用紙送り速度に反比例させ、当該駆動パルス
のパルス幅を、用紙送り速度が遅くなるほど、広くす
る。
【0011】レーザ発振手段への駆動パルスのオン/オ
フにより加工長を選択できる。従って、任意の加工サイ
ズ又は加工パターンに対応できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示し、図2は、加工対象の連続用紙の平面図を
示す。連続用紙10は、図2に示すように、左右端に、
紙送りのための多数の送り孔12を設けてある。長手方
向で一定間隔に折り兼切断の横ミシン目14を別の加工
装置により形成する。この折り兼切断の横ミシン目14
で切り離される用紙10aが、縦ミシン目加工及び印刷
などの基本単位になる。
【0014】図1を説明する。連続用紙10は、1対の
ガイド・ローラ20,20により案内されつつ、トラク
タ装置22により、図1上で左方向に連続的に搬送され
ている。トラクタ装置22は、連続用紙10の送り孔1
2に係合するトラクタ・ピン(図示せず)を具備し、回
転することにより連続用紙10を所望の速度で搬送す
る。トラクタ装置22の回転軸には、ロータリ・エンコ
ーダ24が固定されている。本実施例のロータリ・エン
コーダ24は、連続用紙10の1インチ送りに対して2
40個のパルスを発生する。用紙の加工単位が通常、1
/3インチ、1/6インチ、1/8インチ又は1/10
インチであるので、1インチ当たり240個のパルスを
発生するロータリ・エンコーダ24は、このような加工
単位に対応しやすくなる。
【0015】用紙端検出装置26は、縦ミシン目加工の
基本となる用紙10aの端部を検出する。用紙端検出装
置26は例えば、横ミシン目14を形成する加工装置の
一部であってもよいし、形成された横ミシン目を光学的
又は機械的に検出する単独の装置であってよい。
【0016】制御装置28には、ロータリ・エンコーダ
24の出力と用紙端検出装置26の出力が印加される。
制御装置28はいわゆるパーソナル・コンピュータ又は
その拡張ボードからなり、キーボードその他の入力装置
から紙加工情報がセットされる。紙加工情報は、用紙1
0aに対する加工開始位置、加工終了位置及び加工パタ
ーン情報からなる。加工パターン情報は、例えばカット
長とタイ長の基本周期パターンの情報であり、これによ
り、任意の縦カット・パターンをセットできる。
【0017】制御装置28にセットできる紙加工情報
は、連続用紙10の縦方向で1つに限定されないことは
明らかである。連続用紙10の横方向で異なる位置にレ
ーザ・ビームを照射できる場合、連続用紙10の横方向
のどの位置でレーザ加工するかを示す横位置情報も必要
になることもまた、明らかである。
【0018】制御装置28は、ロータリ・エンコーダ2
4の出力パルス数をカウントするカウンタ28aを具備
し、カウンタ28aは、用紙端検出装置26の用紙端検
出パルスによりクリアされるようになっている。用紙端
検出装置26の用紙端検出パルスは、用紙端検出装置2
6の設置位置とレーザ加工位置との距離差に応じた量だ
け、時間調整される。カウンタ28aのカウント値は、
加工単位となる用紙10aにおける現在位置を示す。
【0019】制御装置28はまた、ロータリ・エンコー
ダ24の出力パルスの周期を測定する周期測定回路28
bを具備する。ロータリ・エンコーダ24の出力が、連
続用紙10の1インチに対して240パルスになってい
るので、周期測定回路28bの測定結果により連続用紙
10の紙送り速度vを知ることができる。詳細は後述す
るが、本実施例では、紙送り速度vに応じて、レーザ・
パルスの持続時間を調節する。変換回路28cは、予め
測定した対応関係に基づき、周期測定回路28bの測定
結果をパルス幅制御信号に変換する。パルス幅制御信号
は、例えば、基準の紙送り速度における基準パルス幅を
下記に説明する原理に基づき補正したパルス幅を示す信
号である。変換回路28cには、必要により、基準の紙
送り速度における基準パルス幅(紙厚みに応じて変更さ
れる。)の情報がセットされる。
【0020】制御装置28は更に、セットされた紙加工
条件に応じてレーザ・パルスの連続用紙10への印加を
制御する主制御回路28dを具備する。主制御回路28
dは、ユーザにより設定される基準の紙送り速度におけ
る基準パルス幅を変換回路28cに設定する。
【0021】パルス発生回路30には、ロータリ・エン
コーダ24の出力パルスが印加されると共に、制御装置
28の変換回路28cからパルス幅制御信号が印加され
る。パルス発生回路30は、ロータリ・エンコーダ24
の出力パルスに同期し、且つ、制御装置28の変換回路
28cからのパルス幅制御信号に応じたパルス幅のパル
ス信号を生成する。パルス発生回路30の生成するパル
ス信号は、ゲート回路32を介してレーザ発振装置34
に印加される。レーザ発振装置34は、ゲート回路32
からのパルス信号に応じてパルス発振し、レーザ・パル
スを連続用紙10上に照射する。
【0022】なお、レーザ発振装置34は、所謂、炭酸
ガス・レーザが適している。その出力ビームは、直接、
又は所定の案内光学系を介して連続用紙10上に照射さ
れる。案内光学系を設けることにより、レーザ発振装置
34の設置箇所がある程度、自由になることは明らかで
ある。
【0023】制御装置28の主制御回路28dは、セッ
トされた紙加工情報と、カウンタ28aのカウント値に
従い、ゲート回路32の開閉を制御する。例えば、図2
に符号16で示すように、用紙10aの端からA1の位
置から、B1の長さに縦ミシン目を入れるとする。縦ミ
シン目16は、例えば、カット幅が2mm、タイ幅が1
mmであるとする。このとき、制御装置28の主制御回
路28dは、図3に示すようなタイミングでゲート回路
32の開閉を制御する。図3(a)は、用紙端検出装置
26の出力、同(b)はロータリ・エンコーダ24の出
力、同(c)はパルス発生回路30の出力、同(d)は
ゲート回路32に対する開閉制御信号、同(e)はレー
ザ発振装置34から出力される光パルスである。なお実
際には、ゲート回路32は、カット部に対して19個の
パルスをレーザ発振装置34に印加し、タイ部について
は9個のパルスを遮蔽した。
【0024】本実施例では、パルス発生回路30は、ロ
ータリ・エンコーダ24の出力パルスに同期したパルス
を発生する。従って、パルス発生回路30の出力パルス
の周波数f(=1/T)、即ちレーザ発振装置34のレ
ーザ出力の周波数は、連続用紙10の紙送り速度vに比
例する。使用したレーザ発振装置34は、駆動パルス周
波数を上げると、ほぼそれに比例して平均レーザ出力が
増加する。一般に、連続用紙10の送り速度vを速くし
た場合に同じ紙加工能力を得るには、用紙10に加える
べきレーザ・エネルギーを増す必要がある。本実施例で
は、連続用紙10の紙送り速度vに応じて、レーザ発振
装置34のパルス発振周波数を変更することにより、こ
れを実現しており、連続用紙10の加速時又は減速時に
も、適切なレーザ・パワーを用紙10に加えることがで
き、用紙10を焦げさせたり、貫通すべき部分を貫通で
きなかったりすることが無くなる。
【0025】但し、本実施例では更に、用紙10の紙送
り速度vに応じて、制御装置28は、パルス発生回路3
0の発生するパルス幅、従ってレーザ発振装置34の出
力するレーザ・ビームの持続時間tを制御する。具体的
には、用紙10の送り速度vが遅いほど、ほぼ送り速度
vに反比例してレーザ・ビームの持続時間tを広くする
ようにした。この理由は、以下の通りである。
【0026】即ち、レーザ発振装置34は基本的にパル
ス駆動になっているので、用紙10にスポット状の孔を
あけていく。そのスポットが連続することにより、所望
の長さのカットを実現する。用紙の送り速度をv、レー
ザ発振装置34の出力レーザ・ビームの持続時間をt、
その周期をT、レーザ発振装置34の出力レーザ・ビー
ムの幅(即ち、用紙10の送り方向のビーム径)をWと
する。個別のレーザ・パルスによるスポットが、図4に
示すように、隣接するスポットとの間で重なるために
は、下記式で与えられる重複率αが、0より大きくなけ
ればならない。
【0027】 α=(W+vt−vT)/(W+vt) (1) レーザ・ビームの半分、即ちW/2以上、重複するのが
好ましいので、これを満たすには、 W+vt−vT≧W/2 (2) 従って、 W/2≧v(T−t) (3) となるように、vに対してT,tを調節すればよい。
【0028】式(1)を変形すると、 v(1−(1−α)t/T)=(1−α)W/T (4) となり、用紙10の送り速度vとデューティ比(t/
T)とは、図5に示すような関係になり、用紙10の送
り速度vを速くする程、(t/T)を大きくしなければ
ならない。即ち、用紙10の送り速度vを速くする程、
レーザ・パルスの持続時間tを広くするか、レーザ・パ
ルスの周期Tを小さくするか、それとも、tを大きくし
つつTを小さくするかである。
【0029】式(4)を変形すると、 t=T/(1−α)−W/v (5) となる。
【0030】本実施例では、レーザ平均出力が用紙送り
速度vに関わらず、ほぼ一定となるように、レーザ・パ
ルスの周期Tを用紙10の送り速度vに反比例させてい
る。従って、 T=K/v (6) と表記できる。Kは定数である。式(6)を式(5)に
代入すると、 vt=K/(1−α)−W (7) となる。
【0031】従って、レーザ・パルスの周期Tを用紙1
0の送り速度vに反比例させている場合に、レーザ・ビ
ームのスポットが重なるためには、tをvに反比例させ
ればよく、用紙10の紙送り速度vを速くする程、レー
ザ・パルスの持続時間tは小さくてよい。換言すると、
停止している状態から目標速度に到達するまで、又は、
何からの原因で用紙10を目標速度で搬送できないとき
などのように、用紙10の送り速度vが目標速度より遅
いときには、それだけ、レーザ発振装置34に対する駆
動パルス幅、即ちパルス発生回路30が発生するパルス
幅を広くしなければならない。これにより、目的の長さ
を凸凹させずにきれいに加工(ここではカット)でき
る。
【0032】理論的には上記の通りであるが、一般に、
レーザ発振装置34に印加される駆動パルス(パルス発
生回路30の発生するパルス)のパルス幅と、この駆動
パルスによりレーザ発振装置34が発生するレーザ・パ
ルスの持続時間tは必ずしも一致しない。従って、使用
するレーザ発振装置34に応じて、予め、駆動パルスの
パルス幅と、レーザ発振装置34が発生するレーザ・パ
ルスの持続時間tとの対応関係を測定しておく必要があ
り、その結果を考慮して、用紙10の送り速度vとパル
ス発生回路30が発生する駆動パルスの幅との対応を制
御装置28の変換回路28cにプログラムしておく。
【0033】tの変化により平均出力も変化するが、連
続した加工(ここではカット)のためには、レーザ・ビ
ームによる連続するスポットの重なり部分で加えられる
パワーが問題になるのであり、カットの場合にはパワー
の変化はほぼ無視できる。ハーフカットの場合には、カ
ットの場合に比べてより厳密に、各加工対象部分に加え
られるレーザ・パワーを一定範囲に保つ必要があるのは
勿論であり、そのためには、例えば、αを可能な範囲で
小さくする。
【0034】用紙送り速度vに対するレーザ平均出力は
駆動パルス幅によっても調節できるが、パルス周期Tに
よる方が容易であり、細かく調節できる。カットの場
合、レーザ・ビームによる用紙10上のスポットの重複
はかなりラフでよい。従って、本実施例のように、レー
ザ平均出力を周期Tで調節し、スポットの重複をレーザ
・ビームの持続時間tにより調節する構成は、所望の性
能を実現しやすいという利点がある。
【0035】また、例えば、用紙送り速度vに対するレ
ーザ平均出力を駆動パルス幅で調節し、周期Tを一定と
した場合には、レーザ・スポットの重複のためには、式
(3)から分かるように、vが小さい程、レーザ・パル
スの持続時間tを小さくする必要がある。
【0036】縦ミシン目を形成する例を説明したが、本
実施例により縦スリットも形成できることは明らかであ
る。
【0037】本実施例の使用方法と動作を簡単に説明す
る。例えば、図2の領域A1,A2を非加工とし、領域
B1に、カット部2mm、タイ部1mmの縦ミシン目を
形成するとする。先ず、連続用紙10の目標速度、例え
ば300フィート/分におけるレーザ発振装置34の出
力パワー(例えば、50W〜150W)をセットし、連
続用紙10の厚みに対応してパルス発生回路30の出力
パルス幅(例えば、10μs〜25μs)を制御装置2
8にセットする。更に、制御装置28の主制御回路28
dに、領域B1にカット部2mm、タイ部1mmの縦ミ
シン目を形成するための紙加工条件を入力する。
【0038】連続用紙10をガイド・ローラ20,20
の間に通し、送り孔12にトラクタ装置22のトラクタ
・ピンを係合し、トラクタ装置22を駆動して、連続用
紙10の送りを開始し、目標速度まで順次加速してい
く。本実施例では、加速中にも、紙加工を開始できる。
【0039】連続用紙10の送り開始により、ロータリ
・エンコーダ24は連続用紙10の送り量に応じて、1
インチ当たり240個のパルスを制御装置28とパルス
発生回路30に供給する。用紙端検出装置26は、連続
用紙10の加工単位となる用紙10aの前端を検出し、
前端検出パルスを制御装置28に供給する。先に説明し
たように、制御装置28のカウンタ28aは、用紙端検
出装置26の用紙端検出パルスにより、ロータリ・エン
コーダ24の出力パルスのカウントを開始し、予め入力
されるページ・サイズ毎にクリアされる。カウンタ28
aのカウント値は、予め入力されるページ・サイズにお
ける用紙10a上の現在位置を示す。
【0040】制御装置28の周期測定回路28bは、ロ
ータリ・エンコーダ24の出力パルスの周期を測定す
る。測定された周期の逆数が、用紙10の紙送り速度v
を示すことは明らかである。制御装置28の変換回路2
8cは、主制御回路28dから指示される、基準速度に
おけるパルス幅を基準に、周期測定回路28bの出力
を、現在の紙送り速度vにおけるパルス幅を示すパルス
幅制御信号に変換して、パルス発生回路30に印加す
る。主制御回路28dは、加工開始点、即ち領域B1に
到達するまではゲート回路32を閉じておく。
【0041】パルス発生回路30は、ロータリ・エンコ
ーダ24からのパルスに同期し、且つ、制御装置28の
変換回路28cからのパルス幅制御信号により規定され
るパルス幅の駆動パルスを発生し、ゲート回路32に印
加する。
【0042】制御装置28の主制御回路28dは、加工
対象領域B1についてカット部2mm、タイ部1mmの
繰り返しパターンとなるように、ロータリ・エンコーダ
24の出力パルスに同期してゲート回路32を開閉制御
する。即ち、主制御回路28dは、カット部について
は、ゲート回路32を通過状態にして、パルス発生回路
30の19個の出力パルスをレーザ発振装置34に供給
し、タイ部についてはゲート回路32を閉じて、パルス
発生回路30の9個の出力パルスを遮蔽する。
【0043】レーザ発振装置34はゲート回路32から
のパルスに応じてレーザ・パルス発振し、レーザ・パル
スを連続用紙10上に照射する。これにより、連続用紙
10の照射位置に、レーザ・ビームの大きさに合った小
さなスポット状の孔が開く。スポット状の孔が重複する
ことで、所望長さのカット部を形成する。
【0044】領域A2に到達すると、制御装置28の主
制御回路28はゲート回路32を閉じ、以後、次の用紙
10aまでレーザ発振装置34がレーザ出力しないよう
にする。
【0045】このようにして、連続用紙10上に、用紙
10aを単位として繰り返し、用紙10aの同じ範囲B
1に縦ミシン目が形成される。
【0046】レーザ・ビームを連続用紙10の横方向に
は走査できない実施例を説明したが、レーザ・ビームを
連続用紙10の横方向に連続走査する光学系、例えばポ
リゴン・ミラーを有する場合、レーザ・ビームの横走査
速度と紙送り速度vの合成速度ベクトルに対して式
(1)をあてはめることで、紙送り方向から傾いた方向
に沿った紙加工も同様に実現できる。レーザ・ビームの
走査方向を紙送り方向に直交する方向から傾けておけ
ば、紙送り方向に直交する方向での紙加工も、同様に実
現できる。
【0047】上記実施例では、用紙送り量を示す信号が
トラクタ装置22に連結するロータリ・エンコーダ24
から得られたが、ロール搬送装置から用紙送りを示す信
号を得てもよい。即ち、例えば、印刷機に上記レーザ加
工装置が組み込まれる場合には、その印刷機のロール搬
送装置に連結されるロータリ・エンコーダから用紙送り
量を示す信号を得ることが出来る。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、加工対象の用紙の連続送りしてい
る状況でも、紙送り速度に関わらず、所望の長さをきれ
いに加工できる。即ち、レーザ・ビームのスポットがき
れいに重複して、所望の長さでスムーズな加工端面を得
ることが出来る。レーザ加工によるので、紙粉も発生せ
ず、加工端面のバリも生じない。
【0049】また、加工サイズに応じた照射レンズを必
要としない上に、加工パターンを紙加工情報によりセッ
トできるので、種々の加工パターンに柔軟に対応でき
る。即ち、任意のタイ・カットの任意サイズのミシン及
びスキップ・ミシン並びにスリットを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 加工対象の連続用紙の平面図である。
【図3】 本実施例のタイミング図である。
【図4】 レーザ・ビーム・スポットの重なりの説明図
である。
【図5】 式(4)で用紙10の送り速度vとデューテ
ィ比(t/T)の関係を示す図である。
【符号の説明】
10:連続用紙 10a:縦ミシン目加工及び印刷などの基本単位になる
用紙 12:送り孔 14:折り兼切断の横ミシン目 16:縦ミシン目 20:ガイド・ローラ 22:トラクタ装置 24:ロータリ・エンコーダ 26:用紙端検出装置 28:制御装置 28a:カウンタ 28b:周期測定回路 28c:変換回路 28d:主制御回路 30:パルス発生回路 32:ゲート回路 34:レーザ発振装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する用紙をその長さ方向にレーザ・
    ビームにより加工するレーザ加工装置であって、当該用
    紙の移動量を検出する移動量検出手段と、当該移動量検
    出手段の出力に応じて、当該用紙の所定移動量に応じた
    周期で、しかも、当該用紙の送り速度に応じて変化する
    パルス幅のパルスを発生するパルス発生手段と、当該パ
    ルス発生手段の出力パルスを、加工パターンに応じて通
    過・遮断するゲート手段と、当該ゲート手段の出力によ
    りパルス駆動され、当該用紙の被加工箇所に照射される
    べきレーザ・ビームを発生するレーザ発振手段とからな
    ることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 上記パルス発生手段の発生するパルス幅
    は、上記用紙の送り速度が遅いほど広くなる請求項1に
    記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 レーザ・ビーム・パルスの持続時間及び
    周期の少なくとも一方を変更自在なレーザ発振手段と、
    当該レーザ発振手段を駆動するパルスを発生する駆動手
    段と、当該レーザ発振手段の発生するレーザ・ビームに
    対する、加工対象の相対的な送り速度を検出する速度検
    出手段と、当該速度検出手段の検出結果に従い当該駆動
    手段の出力すべきパルスの幅及び周期の少なくとも一方
    を調節し、設定される加工情報に従い当該駆動手段のパ
    ルス出力の有無を制御する制御手段とからなることを特
    徴とするレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 上記駆動手段が、上記速度検出手段の出
    力及び上記制御手段の制御信号により規定されるパルス
    幅及び周期のパルス信号を発生するパルス発生手段と、
    上記制御手段による制御下に、当該パルス発生手段の出
    力パルスを通過遮蔽するゲート手段とからなる請求項3
    に記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 上記パルス発生手段は、上記速度検出手
    段により検出される速度に応じた周期で、上記制御手段
    により規定されるパルス幅のパルス信号を発生する請求
    項4に記載のレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記パルス発生手段の
    発生するパルス幅を、上記加工対象の送り速度に応じ
    て、当該送り速度が遅いほど当該パルス幅が広くなるよ
    うに制御する請求項5に記載のレーザ加工装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、上記駆動手段を制御し
    て、上記駆動手段の出力するパルスの周期をT、上記レ
    ーザ発振手段の出力するレーザ・パルスの持続時間を
    t、レーザ・ビームの幅をW、加工対象の相対的な移動
    速度をvとしたとき、レーザ・ビーム幅W以上の連続す
    る加工に対して、 t=T/(1−α)−W/v 但し、0<α<1 を満たすように、t及びTの少なくとも一方を調節する
    請求項6に記載のレーザ加工装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は更に、vに対して、 W/2≧v(T−t) の関係を満たすように、T及びtの少なくとも一方を調
    節する請求項7に記載のレーザ加工装置。
  9. 【請求項9】 上記駆動手段が、上記速度検出手段の出
    力及び上記制御手段の制御信号により規定されるパルス
    幅及び周期のパルス信号を発生するパルス発生手段と、
    上記制御手段による制御下に、当該パルス発生手段の出
    力パルスを通過・遮断するゲート手段とからなる請求項
    7又は8に記載のレーザ加工装置。
  10. 【請求項10】 レーザ・パルスにより、相対的に移動
    する用紙を所望パターンに加工するレーザ加工装置であ
    って、当該レーザ・パルスの周期をT、当該レーザ・パ
    ルスの持続時間をt、レーザ・ビームの幅をW、用紙の
    相対的な移動速度をvとしたとき、レーザ・ビーム幅W
    以上の連続する加工に対して、 t=T/(1−α)−W/v 但し、0<α<1 を満たすように、v、t及びTの何れかを調節すること
    を特徴とするレーザ加工装置。
  11. 【請求項11】 vに対して下記式 W/2≧v(T−t) を満たすように、T及びtの少なくとも一方が調節され
    る請求項10に記載のレーザ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008062569A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Canon Inc 製本装置および画像形成装置
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JP2013107712A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Dainippon Printing Co Ltd 連続帳票の加工装置、連続帳票の印刷加工システム
JP2016000425A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 住友ベークライト株式会社 樹脂フィルム加工装置および樹脂フィルムの加工方法
KR20160075238A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 (주)엔에스 레이저 천공 장치

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