JPH0939108A - 眼鏡枠用合成樹脂プレートとその製造方法並びに眼鏡枠 - Google Patents
眼鏡枠用合成樹脂プレートとその製造方法並びに眼鏡枠Info
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Abstract
たせるようにして、発光性能が長期間低下しない安価な
眼鏡枠用合成樹脂プレートとその製造方法並びに眼鏡枠
を提供する。 【解決手段】 蓄光剤を含む合成樹脂塊1と、蓄光剤を
含まない合成樹脂ペレットとを熱圧成形して、合成樹脂
塊1の一部が蓄光剤を含まない合成樹脂層2の表面に露
出した眼鏡枠用合成樹脂プレートPを得る。このプレー
トPを打ち抜いて眼鏡枠を作る。蓄光剤を含まない合成
樹脂ペレットの中に透明ペレットを混在させてもよい。
Description
いられる眼鏡枠用合成樹脂プレートとその製造方法並び
に眼鏡枠に関する。
暗所で眼鏡を踏みつけてしまうことなどを避けるため
に、眼鏡枠を部分的に暗所で発光させるようにすること
は従来より知られている。
工夫を講じた技術として、たとえば、実開平2−392
09号公報に、蓄光作用を持ったテープを眼鏡枠の耳掛
け用つるに保持させることが開示されている。また、特
開昭51−75460号公報に、眼鏡枠に塗布した蓄光
剤を焼付処理したものが開示されており、特開昭60−
193523号公報には、眼鏡枠のレンズ枠やつるに形
成した凹部に蓄光剤を添加した熱可塑性樹脂を主成分と
する塗料を充填したものが開示されている。
た従来の技術を利用して発光させるようにした眼鏡枠に
は、次のような問題点があった。すなわち、実開平2−
39209号公報の技術によるものでは、眼鏡を長い間
に亘って繰り返し使い続けていると、つるに保持させた
蓄光性のテープが剥がれ落ちることがあり、また、特開
昭51−75460号公報や特開昭60−193523
号公報の技術によるものでは、眼鏡枠に塗布したり眼鏡
枠の凹部に充填した蓄光性の塗料がすり減ったり脱落し
たりすることがあるので、いずれのものも初期の発光性
能が長期に亘って維持されにくいという問題があった。
ルギーを吸収し、吸収した光エネルギーを可視光に変換
して光のエネルギーの供給停止後も光を徐々に放出しな
がらある時間発光する材料、すなわち光による刺激を与
えるとその刺激が止まった後に発光する材料として、上
記した蓄光剤のほかに、燐光剤や蛍光剤がある。このう
ち、蛍光剤は、刺激停止直後のきわめて短い時間だけ発
光があり、燐光剤は、刺激停止後もある時間内は発光す
る性質を持っている。また、蓄光剤は、燐光に対して発
光時間がきわめて長いという性質を持っている。
光剤を混入した合成樹脂で眼鏡枠を作れば、上述したよ
うな問題、すなわち蓄光性のテープの剥がれ落ちやすり
減り、蓄光性の塗料のすり減りといったことが原因で初
期の発光性能が維持されなくなるという問題はなくな
る。
樹脂全体に上掲した発光剤をただ単に均一に混入して所
望の発光性能を保持させる場合、その表層部分での発光
剤の量が少なすぎると十分な発光性能が得られないの
で、合成樹脂層の表層部分での発光剤の量が一定以上に
なるように発光剤の配合割合を選択しておく必要があ
る。そして、上掲した発光剤、とりわけ発光時間の最も
長い蓄光剤は価格がきわめて高いので、合成樹脂に均一
に発光剤を混入することによって表層部分での発光剤の
必要量を確保するためには、合成樹脂に対する発光剤の
配合割合を徒に大きくする必要があり、そのような合成
樹脂で作った眼鏡枠は高価になることが避けられないと
いう問題が生じる。
り処を認識するためには、眼鏡枠の表面あるいは表層部
分だけを全体的にまたは部分的に発光させればよいとい
う考えに立って本発明を完成するに至った。
の使用量がきわめて少なくて済むにもかかわらず、眼鏡
枠の表面あるいは表層部分だけが全体的にまたは部分的
に十分な発光性能を発揮する眼鏡枠用合成樹脂プレート
とその製造方法を提供することを目的とする。
使用量がきわめて少ないにもかかわらず、眼鏡の在り処
を認識させるのに十分な発光性能を発揮する眼鏡枠を提
供することを目的とする。
枠がすり減っても発光性能の低下することのない眼鏡枠
を提供することを目的とする。
鏡枠用合成樹脂プレートは、蓄光剤、燐光剤および蛍光
剤から選ばれる1種または2種以上の発光剤を含む合成
樹脂塊が発光剤を含まないプレート状の合成樹脂層中に
含まれ、かつ上記合成樹脂塊の表面の一部が上記合成樹
脂層の表面に露出している、というものである。この発
明において、発光剤を含む合成樹脂塊は、発光剤を含ま
ない合成樹脂層と融着一体化されていることが望まし
い。
レートは、蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれる1
種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂塊が発光剤を
含まないプレート状の合成樹脂層中に含まれ、かつプレ
ート状の上記合成樹脂層が、この合成樹脂層の表面と上
記合成樹脂塊の表面とに臨む透明部を有する、というも
のである。
レートは、蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれる1
種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂薄層が発光剤
を含まない合成樹脂層の少なくとも片面に積層一体化さ
れている、というものである。
レートは、蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれる1
種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂層が発光剤を
含まないプレート状の合成樹脂層の幅方向または厚さ方
向の少なくとも1箇所にそのプレート状の合成樹脂層を
横切る状態に介在されている、というものである。
たは請求項4に係る発明の眼鏡枠用合成樹脂プレート
は、蓄光剤などの発光剤が当該プレート全体に亘って均
一に含まれているものではない。すなわち、請求項1や
請求項2に係る発明では、発光剤を含む合成樹脂塊が存
在する箇所だけに発光剤が含まれ、その他の箇所は発光
剤を含まない合成樹脂層で形成されている。また、請求
項3に係る発明では、発光剤を含まない合成樹脂層の少
なくとも片面に積層一体化されている合成樹脂薄層だけ
に発光剤が含まれている。さらに、請求項4に係る発明
では、発光剤を含まない合成樹脂層の幅方向または厚さ
方向の少なくとも1箇所に発光剤を含む合成樹脂層が横
切る状態に含まれている。そのため、上記合成樹脂塊や
合成樹脂薄層や発光剤を含む合成樹脂層に含まれる発光
剤の量を多くして十分な発光性能を発揮し得るようにし
ても、当該プレート全体に占める発光剤の配合量は少な
くなる。そして、請求項1や請求項3や請求項4に係る
発明では、プレート状の合成樹脂層の表面に露出してい
る合成樹脂塊や合成樹脂層の片面に積層一体化された合
成樹脂薄層や発光剤を含む合成樹脂層が発光する。ま
た、請求項2に係る発明では、合成樹脂層の透明部を通
して発光剤が光による刺激を受けたりその刺激の止まっ
た後に発光したりする。
レートの製造方法は、蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から
選ばれる1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂ペ
レットと、発光剤を含まない合成樹脂ペレットとの混合
物をプレート状に熱圧成形する、というものである。こ
の製造方法において、発光剤を含む合成樹脂ペレット
は、発光剤を含む合成樹脂プレートを破砕したり発光剤
を含む合成樹脂を造粒したりすることにより得られる。
この製造方法によると、請求項1や請求項2に係る発明
の眼鏡枠用合成樹脂プレートを汎用的な熱圧成形法を用
いて容易に製造することができる。
燐光剤および蛍光剤から選ばれる1種または2種以上の
発光剤を含む合成樹脂塊が発光剤を含まない合成樹脂層
中に含まれ、上記合成樹脂塊の表面の一部が上記合成樹
脂層の表面に露出している、というものである。この眼
鏡枠は、請求項1に係る発明の眼鏡枠用合成樹脂プレー
トを打ち抜くことによって得られる。
含む合成樹脂塊の存在している箇所だけが発光する。そ
して、発光剤を含む合成樹脂塊が存在する箇所だけに発
光剤が含まれ、その他の箇所は発光剤を含まない合成樹
脂層で形成されている。そのため、上記合成樹脂塊に含
まれる発光剤の量を多くして十分な発光性能を発揮し得
るようにしても、そのような眼鏡枠を安価に製作できる
ようになり、暗所での眼鏡の在り処を容易に見つけられ
るようになる。
燐光剤および蛍光剤から選ばれる1種または2種以上の
発光剤を含む合成樹脂塊が発光剤を含まない合成樹脂層
中に含まれ、かつ上記合成樹脂層が、この合成樹脂層の
表面と上記合成樹脂塊の表面とに臨む透明部を有する、
というものである。この眼鏡枠は、請求項2に係る発明
の眼鏡枠用合成樹脂プレートを打ち抜くことによって得
られる。
含む合成樹脂塊の存在している箇所だけが発光する。そ
して、この合成樹脂塊は、合成樹脂層の透明部を通して
外部から光による刺激を受け、その刺激が止まった後は
その透明部を通して発光する。合成樹脂塊は、発光剤を
含まない合成樹脂層に含まれているため、合成樹脂塊に
含まれる発光剤の量を多くして十分な発光性能を発揮し
得るようにしても、そのような眼鏡枠を安価に製作でき
るようになり、暗所での眼鏡の在り処を容易に見つけら
れるようになる。
燐光剤および蛍光剤から選ばれる1種または2種以上の
発光剤を含む合成樹脂薄層が発光剤を含まない合成樹脂
層の表面に一体に形成されている、というものである。
この眼鏡枠は、請求項2に係る発明の眼鏡枠用合成樹脂
プレートを打ち抜くことによって得られる。
含まれている合成樹脂薄層だけが発光する。そして、そ
の合成樹脂薄層は、発光剤を含まない合成樹脂層の表面
に形成されているので、合成樹脂薄層に含まれる発光剤
の量を多くして十分な発光性能を発揮し得るようにして
も、そのような眼鏡枠を安価に製作できるようになり、
暗所での眼鏡の在り処を容易に見つけられるようにな
る。
眼鏡枠用合成樹脂プレートPの実施形態を説明的に示し
た斜視図であり、同図の拡大部分において、1は発光剤
を含む合成樹脂塊、2は発光剤を含まない合成樹脂層を
示しており、合成樹脂塊1…は、プレート状の合成樹脂
層2中に含まれている。図2は合成樹脂プレートPの一
部を拡大した断面図である。図1や図2に示した合成樹
脂塊1…は、発光剤を含む合成樹脂プレートを破砕した
り発光剤を含む合成樹脂を造粒したりすることにより製
作したペレットを用いることができる。合成樹脂塊1に
は上記した合成樹脂プレートPの厚さよりも大きいもの
が使われており、そのような大きさの合成樹脂塊1を使
うと、図2のように合成樹脂塊1の全表面のうちの少な
くとも一部が合成樹脂プレートPの表面に必ず露出す
る。したがって、合成樹脂層2が不透明で光を通さない
性質を有していても合成樹脂プレートPの表面が部分的
に発光する。合成樹脂層2は発光剤を含まない合成樹脂
ペレット21が層状に集まって相互に熱融着されること
によって形成されている。また、合成樹脂層2と上記合
成樹脂塊1とも熱融着されている。図2において、合成
樹脂ペレット21は互いに異色であったり異なった組成
であったりするために各ペレット21…の境界線が合成
樹脂プレートPの表面に現れている。しかし、隣接する
合成樹脂ペレット21が同一の色や組成を持っていれ
ば、熱融着により境界線がなくなって単一層となる。ま
た、それぞれの合成樹脂ペレット21についてはその大
きさを自由に変更することができ、このように色相や透
明度や大きさなどを変えたペレットを混合することによ
り、所望の柄模様を現出させることができる。
や燐光剤や蛍光剤があり、これらは吸収した光エネルギ
ーを可視光に変換して放出する性質、すなわち光による
刺激の止まった後に発光する性質を持っており、それら
は、硫化物、酸素酸塩、ハロゲン化物などを放射性元素
または他の金属元素にて励起させた物質である。図例の
プレートPにおいては、発光時間の最も長い蓄光剤が合
成樹脂塊1に含まれているが、合成樹脂塊1に含まれる
発光剤は、蓄光剤、燐光剤、蛍光剤から選ばれる1種ま
たは2種以上であればよい。
1…の一部が露出している。したがって、このプレート
Pに光による刺激を与えるとその刺激が止まった後に、
プレートPにおける合成樹脂塊1の露出箇所が発光す
る。
合成樹脂プレートPの実施形態を説明的に示した要部拡
大断面図である。同図において、1は発光剤を含む合成
樹脂塊、2は発光剤を含まない合成樹脂層であり、発光
剤を含まない合成樹脂層2は、発光剤を含まない合成樹
脂ペレット21が層状に集まって相互に熱融着されるこ
とによって形成されている。また、合成樹脂層2と上記
合成樹脂塊1とも熱融着されている。合成樹脂層2を形
成している多数の合成樹脂ペレット21の中には、無色
または着色された不透明ペレットや透明ペレットが混在
しており、図3では無色または着色された透明ペレット
22を破線ハッチングで示してある。ここで、透明ペレ
ット22は透光性を有するペレットのことであり、不透
明ペレットは透光性に乏しいペレットのことである。そ
して、特定の透明ペレット22が、合成樹脂層2の表面
と上記合成樹脂塊1の表面との両方に臨む位置に含まれ
ており、そのような透明ペレット22によって合成樹脂
層2に透明部2aが形成されている。上記した透明ペレ
ット22と不透明ペレットとは同色であっても異色であ
ってもよく、様々な色彩を選択することにより合成樹脂
プレートPの表面に所望の鼈甲模様や柄模様を表すこと
ができる。
Pにおいては、合成樹脂層2の透明部2aを通して合成
樹脂塊1に光が届くので、その光の刺激を受けた合成樹
脂塊1に含まれる発光剤が、刺激の止まった後に発光
し、その光が上記透明部2aを通して放出される。
によると、合成樹脂塊1の表面がその合成樹脂プレート
Pの表面に露出していないにもかかわらず、見掛け上
は、その合成樹脂プレートPの表面が部分的に発光する
ようになる。このように合成樹脂塊1の大きさが合成樹
脂プレートPの厚さより小さくても、合成樹脂層2に透
明部2aを設けることで発光可能となる。なお、合成樹
脂層2を形成している合成樹脂ペレットのすべてに無色
または着色された透明ペレットを用いてもよい。
合成樹脂プレートPの実施形態を説明的に示した要部拡
大断面図であり、同図において、3は発光剤を含まない
合成樹脂層、4は発光剤を含む合成樹脂薄層であり、合
成樹脂薄層4は合成樹脂層3の片面だけに積層一体化さ
れている。また、図5は請求項3に係る発明による眼鏡
枠用合成樹脂プレートPの他の実施形態を説明的に示し
た要部拡大断面図であり、同図のプレートは、発光剤を
含まない合成樹脂層3の両面に発光剤を含む合成樹脂薄
層4,4が積層一体化されている。
合成樹脂プレートPの実施形態を説明的に示した部分斜
視図である。この眼鏡枠用合成樹脂プレートPは、発光
剤を含む合成樹脂層6が発光剤を含まないプレート状の
合成樹脂層5の幅方向Wの複数箇所に相互に所定の間隔
を隔てて設けられたものであり、それぞれの発光剤を含
む合成樹脂層6は、発光剤を含まないプレート状の合成
樹脂層5の両面に露出していると共に、プレート状の合
成樹脂層5の長手方向Lに筋状に延びてその合成樹脂層
6を長手方向に横切っている。
層6が同じ間隔を隔てた複数箇所でプレート状の合成樹
脂層5を長手方向に横切っているけれども、発光剤を含
む合成樹脂層6はプレート状の合成樹脂層5の幅方向の
少なくとも一箇所にあればよい。
含まないプレート状の合成樹脂層の長手方向の複数箇所
に相互に所定の間隔を隔てて設けられていて、それぞれ
の発光剤を含む合成樹脂層が、プレート状の合成樹脂層
5の幅方向に筋状に延びてその合成樹脂層を幅方向に横
切っていてもよい。このように発光剤を含む合成樹脂層
がプレート状の合成樹脂層の幅方向に筋状に横切ってい
る場合において、発光剤を含む合成樹脂層はプレート状
の合成樹脂層5の幅方向の少なくとも一箇所にあればよ
い。
合成樹脂プレートPの他の実施形態を説明的に示した部
分斜視図である。この眼鏡枠用合成樹脂プレートPにお
いても、発光剤を含む合成樹脂層6が発光剤を含まない
プレート状の合成樹脂層5の幅方向Wの複数箇所に相互
に所定の間隔を隔てて設けられている点、発光剤を含む
合成樹脂層6がプレート状の合成樹脂層5の長手方向L
に筋状に延びてその合成樹脂層6を長手方向に横切って
いる点などで図6のものと同様であるが、それぞれの発
光剤を含む合成樹脂層6が、発光剤を含まないプレート
状の合成樹脂層5の片面だけに露出している点で図6の
ものとは異なっている。なお、図示例では、発光剤を含
む筋状の合成樹脂層6を有するプレート状の合成樹脂層
5の片面を合成樹脂薄層7によって被覆してあり、発光
剤を含む合成樹脂層6を薄くしてある。
む合成樹脂層6が同じ間隔を隔てた複数箇所でプレート
状の合成樹脂層5を長手方向に横切っているけれども、
発光剤を含む合成樹脂層6はプレート状の合成樹脂層5
の幅方向の少なくとも一箇所にあればよい。また、発光
剤を含む合成樹脂層が発光剤を含まないプレート状の合
成樹脂層の長手方向の複数箇所に相互に所定の間隔を隔
てて設けられていて、それぞれの発光剤を含む合成樹脂
層が、プレート状の合成樹脂層5の幅方向に筋状に延び
てその合成樹脂層を幅方向に横切っていてもよい。この
ように発光剤を含む合成樹脂層がプレート状の合成樹脂
層の幅方向に筋状に横切っている場合において、発光剤
を含む合成樹脂層はプレート状の合成樹脂層5の幅方向
の少なくとも一箇所にあればよい。
合成樹脂プレートPのさらに他の実施形態を説明的に示
した部分斜視図である。この眼鏡枠用合成樹脂プレート
Pにおいては、発光剤を含む合成樹脂層6が発光剤を含
まないプレート状の合成樹脂層5の厚さ方向Tの片面に
近い1箇所に薄層状に設けられている。発光剤を含まな
いプレート状の合成樹脂層5は不透明であってもよい。
レートPにおいて、発光剤を含む合成樹脂塊1や合成樹
脂薄層4、発光剤を含む合成樹脂層6に用いる合成樹脂
としては、アセテート、プロピオネート、ポリカーボネ
ート、セルロイドなどから選ばれる1つを好適に用いる
ことができ、発光剤としての蓄光剤には、ケミテック社
製の商品名「ケミテックCP−05」を好適に用いるこ
とができる。この蓄光剤は、15W蛍光灯より30cm
離して10分間照射することにより、その照射を止めた
後、連続10時間以上発光を継続するという優れた発光
性を持っている。また、光エネルギー吸収性や暗所での
発光性については10年以上の耐久性を持ち、放射性物
質やその他の有害物質を含まないので人体の皮膚などに
対する悪影響はなく、また、有害物質などが人体の皮膚
に吸収されることもないので、上記プレートPを用いて
製作した眼鏡枠を長期間装用しても安全性に問題を生じ
ることはない。合成樹脂層2,3にも同様に、アセテー
ト、プロピオネート、ポリカーボネート、セルロイドな
どから選ばれる1つを好適に用いることができる。
を3mm〜3.5mm程度にしておくと、そのプレート
Pを打ち抜いて作られる眼鏡枠の原形を形成することが
できる。そして、図1および図2の合成樹脂プレートP
において、それに含まれる合成樹脂塊1には、押出成形
した厚さ3.5mm以上、たとえば厚さ4mmの合成樹
脂シートを破砕して得られる角ペレットを好適に用いる
ことができ、図3の合成樹脂プレートPにおいては、そ
れに含まれる合成樹脂塊1として、押出成形した厚さ3
mm以下の合成樹脂シートを破砕して得られる角ペレッ
トを好適に用いることができる。また、図4や図5の合
成樹脂プレートPにおいて、合成樹脂薄層4には、上記
「ケミテックCP−05」のパウダーを上掲の合成樹脂
に練り込んだものが採用されている。なお、プレートP
の厚さは2.0〜10.0mm程度にすることも可能で
あり、そうすることによって厚さが厚くボリューム感の
ある眼鏡枠を製造できるようになる。
方法、すなわち請求項5に係る発明の製造方法によって
製造されている。すなわち、上記「ケミテックCP−0
5」のパウダーを練り込んだ上掲の合成樹脂をシートに
押出成形する。合成樹脂への蓄光剤の練込み量は5重量
%以下で十分であり、これを超える量を練り混んでも、
最終製品である眼鏡枠の光エネルギー吸収性や暗所発光
性の改善をそれほど見込めない。実施例では上記シート
の厚さを4mmにしてあり、このシートを粉砕して得ら
れる合成樹脂ペレットが上述した合成樹脂塊1に相当す
る。上述したように、この合成樹脂ペレットは、角張っ
た形状になっており(角ペレット)、元のシートの厚さ
が4mmであるから、かなり細かく粉砕されたものであ
っても、ほとんどのペレットは4mmよりも長い部分を
有している。
ない合成樹脂ペレット(基材ペレット)が用意される。
この基材ペレットには、上記合成樹脂塊1を形成してい
る合成樹脂と同じ合成樹脂か、あるいはそれと相溶性を
持つ合成樹脂が用いられる。基材ペレットは、蓄光剤を
含んでいないので蓄光剤を含んでいる合成樹脂ペレット
よりもそれだけ安価に入手できる。基材ペレットは、蓄
光剤を含む合成樹脂ペレットよりも小さいものを好適に
用い得る。
材ペレットとの混合物がプレート状に熱圧成形される。
すなわち、両ペレットの混合物の層を加熱プレス板で押
圧すると、図1や図2で説明した一定の厚さのプレート
Pが得られ、そのプレートPにおいては、基材ペレット
と蓄光剤を含む合成樹脂ペレット(合成樹脂塊1)とが
相互に融着一体化しており、しかも合成樹脂塊1の一部
が当該プレートPの表面に露出したものとなる。ここ
で、熱圧成形して得られるプレートPの厚さを合成樹脂
塊1の大きさよりも薄い厚さになるように、たとえば3
〜3,5mm程度にすると、図2で類推できるように合
成樹脂塊1の一部がプレートPの表面に露出する。
とによって請求項6に係る発明の眼鏡枠の原形が得られ
る。打ち抜かれた眼鏡枠の原形は、研磨などの必要な加
工工程を経て製品とされるのであり、そうして得られた
眼鏡枠は、眼鏡枠に要求される十分な大きさの強度を備
え、しかも合成樹脂塊1が表面に露出しているので、光
エネルギー吸収性や暗所発光性を持つ。
Pは、上記の製造方法において、合成樹脂塊1に相当す
る合成樹脂ペレットをたとえば3.0mm以下の如く、
合成樹脂プレートPの厚さ(3〜3.5mm)より小さ
くし、基材ペレットの一部に透明なペレットを用いて熱
圧成形することにより製造することができる。
ンズGの縁枠を形成しているレンズ枠、22は耳掛け用
のつるである。本発明の対象である眼鏡枠は、レンズ枠
21だけを指す場合、つる22だけを指す場合、レンズ
枠21とつる22の両方を指す場合があるが、暗所での
眼鏡の置き場所が判るように暗所発光性を持たせる部分
は、つる22やレンズ枠21の一部であっても全部であ
ってもよい。本明細書では、つる2またはレンズ枠1を
眼鏡枠Fとして説明する。
樹脂塊1に含まれている発光剤が日中の太陽光や蛍光灯
の光のエネルギーを吸収して光による刺激を受け、光エ
ネルギーの供給停止後、すなわち刺激の止まった後は、
徐々に光を放出しながらある時間発光を継続する。その
ため、夜間において暗所でも眼鏡の在り処がその発光に
よって判るので、手探りで眼鏡を探すときに起こりがち
な事態、たとえば棚から眼鏡を落としたり、眼鏡を踏み
つけて壊してしまったりするといった事態がなくなり、
震災時や他の災害発生時に照明がなくても眼鏡の在り処
を速やかに見つけることができるようになる。そして、
従来例として先に述べたような蓄光性テープを保持させ
たり蓄光性の塗料を塗布したものではなく、眼鏡枠自体
が暗所発光性を持っているので、長い間に繰り返し使用
されて眼鏡枠の表面がすり減っていたとしても、眼鏡枠
の光エネルギー吸収性や暗所発光性が損なわれることは
ない。
明する製造方法によって製造されている。すなわち、上
記「ケミテックCP−05」のパウダーを練り込んだ合
成樹脂と発光剤をまったく含まない合成樹脂とを押出成
形用ダイで同時に押し出すことによって、発光剤を含ま
ない合成樹脂層3の片面または両面に発光剤を含む合成
樹脂薄層4を一体に具備させることによって形成されて
いる。
ことによっても眼鏡枠を作ることができる。
レートPは、発光剤を含む合成樹脂層6と発光剤を含ま
ない合成樹脂層5とを多層押出しすることにより製造す
ることができ、図7で説明した眼鏡枠用合成樹脂プレー
トPは、図6で説明したプレートPを透明または不透明
の合成樹脂層に積層して一体化することにより製造でき
る。
レートPを打ち抜くことによって眼鏡枠の原形が製作さ
れ、そのようにして製作された眼鏡枠は、眼鏡枠に要求
される十分な大きさの強度を備え、しかも発光剤を含む
合成樹脂層の表面または打ち抜いて表面に露出される端
面が光エネルギー吸収性や暗所発光性を持つ。
レートPにおいて、その表面は透明層で覆われていても
よく、そのようなものでは、透明層が光を透過する性質
を有するので、合成樹脂塊1や合成樹脂薄層4、あるい
は合成樹脂層6に含まれている発光剤の光エネルギー吸
収性や暗所発光性に影響はない。また、図1で説明した
眼鏡枠用合成樹脂プレートPの製造に用いる基材ペレッ
トや発光剤を含む合成樹脂塊1の合成樹脂には染料など
の着色剤が練り込まれていてもよい。こうして黒色や、
白、黄、緑などの様々な色に着色されたものは、打ち抜
いて眼鏡枠を形成した場合に、その眼鏡枠の表面に鼈甲
模様などが現れて流行性に富むものとなる。
求項4に係る発明による眼鏡枠用合成樹脂プレートは、
蓄光剤、燐光剤、蛍光剤などの発光剤が合成樹脂塊の存
在する箇所、または発光剤を含まない合成樹脂層の少な
くとも片面の合成樹脂薄層、あるいは発光剤を含む合成
樹脂層が横切っている箇所だけに含まれるものであるか
ら、それらの箇所での発光剤の量を多くして十分な発光
性能を発揮させたとしても、当該プレート全体に占める
発光剤の量が少なくて済むので、発光剤自体が高価であ
るとしても当該プレート自体の価格はそれほど高くなら
ない。
った請求項6、請求項7、請求項8または請求項9に係
る発明による眼鏡枠は、その表面が部分的にまたは全体
的に十分な発光性能を発揮するにもかかわらずその眼鏡
枠全体に占める高価な発光剤の量が少ないので、安価に
提供することができる。
は、当該眼鏡枠を形成している合成樹脂層中に発光剤を
含む合成樹脂塊が含まれ、その合成樹脂塊の一部が上記
合成樹脂層の表面に露出しているものであるから、眼鏡
枠が長期使用によりすり減ったとしても、そのすり減り
部分に合成樹脂塊の一部が次々と露出することになって
その発光性が損なわれない。
も、当該眼鏡枠を形成している合成樹脂層中に発光剤を
含む合成樹脂塊が含まれ、かつ上記合成樹脂層が、この
合成樹脂層の表面と上記合成樹脂塊の表面とに臨む透明
部を有するものであるから、眼鏡枠が長期使用によりす
り減ったとしても、そのすり減り部分に透明部が次々と
露出することになってその発光性が損なわれない。
含む合成樹脂薄層が無くならない限り、その合成樹脂薄
層がすり減っただけでは発光性が損なわれない。そのた
め、長い間愛用したような眼鏡であっても、夜間に眼鏡
の在り処がその発光によって判り、棚から眼鏡を落とし
たり眼鏡を踏みつけて壊してしまったりすることがなく
なり、震災時や他の災害発生時に照明がなくても眼鏡の
在り処を速やかに見つけることができる。
枠を形成している合成樹脂層中に発光剤を含む合成樹脂
層が含まれ、発光剤を含む合成樹脂層の端面が発光剤を
含まない合成樹脂層の表面に露出しているものであるか
ら、眼鏡枠が長期使用によりすり減ったとしても、その
すり減り部分に透明部が次々と露出することになってそ
の発光性が損なわれない。
脂プレートの製造方法によれば、上記した眼鏡枠用合成
樹脂プレートを汎用的な熱圧成形法を用いて容易に製造
することができる。
トの実施形態を示す概略斜視図である。
図である。
トの実施形態を説明的に示した要部拡大断面図である。
トの実施形態を説明的に示した要部拡大断面図である。
トの他の実施形態を説明的に示した要部拡大断面図であ
る。
トの実施形態を説明的に示した部分斜視図である。
トの他の実施形態を説明的に示した部分斜視図である。
トのさらに他の実施形態を説明的に示した部分斜視図で
ある。
方法とそのプレートから眼鏡枠を得る方法を示すブロッ
ク図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂塊が発光
剤を含まないプレート状の合成樹脂層中に含まれ、かつ
上記合成樹脂塊の表面の一部が上記合成樹脂層の表面に
露出していることを特徴とする眼鏡枠用合成樹脂プレー
ト。 - 【請求項2】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂塊が発光
剤を含まないプレート状の合成樹脂層中に含まれ、かつ
プレート状の上記合成樹脂層が、この合成樹脂層の表面
と上記合成樹脂塊の表面とに臨む透明部を有することを
特徴とする眼鏡枠用合成樹脂プレート。 - 【請求項3】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂薄層が発
光剤を含まない合成樹脂層の少なくとも片面に積層一体
化されていることを特徴とする眼鏡枠用合成樹脂プレー
ト。 - 【請求項4】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂層が発光
剤を含まないプレート状の合成樹脂層の幅方向または厚
さ方向の少なくとも1箇所にそのプレート状の合成樹脂
層を横切る状態に介在されていることを特徴とする眼鏡
枠用合成樹脂プレート。 - 【請求項5】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂ペレット
と、発光剤を含まない合成樹脂ペレットとの混合物をプ
レート状に熱圧成形することを特徴とする眼鏡枠用合成
樹脂プレートの製造方法。 - 【請求項6】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂塊が発光
剤を含まない合成樹脂層中に含まれ、上記合成樹脂塊の
表面の一部が上記合成樹脂層の表面に露出していること
を特徴とする眼鏡枠。 - 【請求項7】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂塊が発光
剤を含まない合成樹脂層中に含まれ、かつ上記合成樹脂
層が、この合成樹脂層の表面と上記合成樹脂塊の表面と
に臨む透明部を有することを特徴とする眼鏡枠。 - 【請求項8】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂薄層が発
光剤を含まない合成樹脂層の表面に一体に形成されてい
ることを特徴とする眼鏡枠。 - 【請求項9】 蓄光剤、燐光剤および蛍光剤から選ばれ
る1種または2種以上の発光剤を含む合成樹脂層が発光
剤を含まない合成樹脂層中に介在されており、その発光
剤を含む合成樹脂層の端面が発光剤を含まない合成樹脂
層の表面に露出していることを特徴とする眼鏡枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21527695A JP3584413B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 眼鏡枠用合成樹脂プレートとその製造方法並びに眼鏡枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21527695A JP3584413B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 眼鏡枠用合成樹脂プレートとその製造方法並びに眼鏡枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939108A true JPH0939108A (ja) | 1997-02-10 |
| JP3584413B2 JP3584413B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=16669637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21527695A Expired - Fee Related JP3584413B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 眼鏡枠用合成樹脂プレートとその製造方法並びに眼鏡枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3584413B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11326841A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-26 | Plus Jack Kk | プラスチック眼鏡モダンの超音波芯孔形成方法、およびそれに用いる超音波芯孔形成装置 |
| JP2005316451A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-11-10 | Hoya Corp | 眼鏡の発光構造、眼鏡フレームおよび眼鏡部品の製造方法 |
| CN107315259A (zh) * | 2017-08-23 | 2017-11-03 | 付勇 | 具有自主发光功能的运动眼镜 |
| CN109795143A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-05-24 | 滁州市宏源喷涂有限公司 | 一种彩色荧光蓄光发光pvc板的制作方法 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP21527695A patent/JP3584413B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11326841A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-26 | Plus Jack Kk | プラスチック眼鏡モダンの超音波芯孔形成方法、およびそれに用いる超音波芯孔形成装置 |
| JP2005316451A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-11-10 | Hoya Corp | 眼鏡の発光構造、眼鏡フレームおよび眼鏡部品の製造方法 |
| CN107315259A (zh) * | 2017-08-23 | 2017-11-03 | 付勇 | 具有自主发光功能的运动眼镜 |
| CN107315259B (zh) * | 2017-08-23 | 2020-03-27 | 付勇 | 具有自主发光功能的运动眼镜 |
| CN109795143A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-05-24 | 滁州市宏源喷涂有限公司 | 一种彩色荧光蓄光发光pvc板的制作方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3584413B2 (ja) | 2004-11-04 |
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