JPH0939124A - 繊維強化プラスチック製管状体 - Google Patents
繊維強化プラスチック製管状体Info
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- JPH0939124A JPH0939124A JP7199903A JP19990395A JPH0939124A JP H0939124 A JPH0939124 A JP H0939124A JP 7199903 A JP7199903 A JP 7199903A JP 19990395 A JP19990395 A JP 19990395A JP H0939124 A JPH0939124 A JP H0939124A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】軽量かつ充分なねじり剛性および曲げ強さを保
持しながら、ねじり強度の特に優れたFRP製管状体を
提供する。 【解決手段】繊維強化プラスチックからなる管状体にお
いて、該繊維強化プラスチックが管状体の軸方向に対し
て±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向した補強繊維
を有し、該補強繊維が、下記(1)式で定義される最小
断面2次異形度Pmin が0.085以上である非円形断
面繊維を含むことを特徴とする繊維強化プラスチック製
管状体。 Pmin =Imin /A2 …(1) 但し、Imin :単繊維断面の重心を通る軸に関する断面
2次モーメントのうち最小の値 A:単繊維の断面積
持しながら、ねじり強度の特に優れたFRP製管状体を
提供する。 【解決手段】繊維強化プラスチックからなる管状体にお
いて、該繊維強化プラスチックが管状体の軸方向に対し
て±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向した補強繊維
を有し、該補強繊維が、下記(1)式で定義される最小
断面2次異形度Pmin が0.085以上である非円形断
面繊維を含むことを特徴とする繊維強化プラスチック製
管状体。 Pmin =Imin /A2 …(1) 但し、Imin :単繊維断面の重心を通る軸に関する断面
2次モーメントのうち最小の値 A:単繊維の断面積
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軽量でかつ曲げ負荷
およびねじり負荷に対する耐性の大きい繊維強化プラス
チック製管状体に関し、さらに詳しくは、例えば、ゴル
フクラブ用シャフト、バドミントンラケット用シャフ
ト、釣竿、スキーポール等の各種スポーツ/レジャー用
品として、また、航空機、自動車、自転車、ポンプや刈
払い機などの産業機械等における各種フレーム、パイ
プ、シャフト、回転軸等の構造部材として好適な繊維強
化プラスチック製管状体に関する。
およびねじり負荷に対する耐性の大きい繊維強化プラス
チック製管状体に関し、さらに詳しくは、例えば、ゴル
フクラブ用シャフト、バドミントンラケット用シャフ
ト、釣竿、スキーポール等の各種スポーツ/レジャー用
品として、また、航空機、自動車、自転車、ポンプや刈
払い機などの産業機械等における各種フレーム、パイ
プ、シャフト、回転軸等の構造部材として好適な繊維強
化プラスチック製管状体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴルフクラブ用シャフト、自動車
のドライブシャフト等のように、ねじり力を受ける管状
体として、軽量、高強度、高弾性の利点を有する繊維強
化プラスチック(以下、FRPと略す)製管状体が使用
されるようになった。
のドライブシャフト等のように、ねじり力を受ける管状
体として、軽量、高強度、高弾性の利点を有する繊維強
化プラスチック(以下、FRPと略す)製管状体が使用
されるようになった。
【0003】これら管状体において、ねじり性能の向
上、すなわち、ねじり力に対する強度および剛性の向上
は重要な問題である。例えばゴルフクラブでボールを打
った(打撃)時に、シャフトには曲げ力とともにねじり
力が生じるが、このときシャフトに充分なねじり強度が
具備されていないと、打撃による破壊が生じる場合があ
る。また、シャフトに充分なねじり剛性が具備されてい
ないと、打撃時にシャフトのねじり変形により打球面の
角度が変化し、打球の方向が定まらなくなる。
上、すなわち、ねじり力に対する強度および剛性の向上
は重要な問題である。例えばゴルフクラブでボールを打
った(打撃)時に、シャフトには曲げ力とともにねじり
力が生じるが、このときシャフトに充分なねじり強度が
具備されていないと、打撃による破壊が生じる場合があ
る。また、シャフトに充分なねじり剛性が具備されてい
ないと、打撃時にシャフトのねじり変形により打球面の
角度が変化し、打球の方向が定まらなくなる。
【0004】これらの問題を軽減するために、ねじり力
を受けるFRP製管状体においては、必要なねじり性能
(ねじり強度及びねじり剛性)を得るために、補強繊維
の配列角度が管状体の軸に対して±25゜〜±65゜に
傾斜した、いわゆるバイアス方向に補強繊維を配するの
が効果的であることが知られているが、それでも補強繊
維の強度が充分でないために、管状体のねじり強度が不
十分であることが多い。
を受けるFRP製管状体においては、必要なねじり性能
(ねじり強度及びねじり剛性)を得るために、補強繊維
の配列角度が管状体の軸に対して±25゜〜±65゜に
傾斜した、いわゆるバイアス方向に補強繊維を配するの
が効果的であることが知られているが、それでも補強繊
維の強度が充分でないために、管状体のねじり強度が不
十分であることが多い。
【0005】ねじり強度を向上させるためには、バイア
ス方向の補強繊維量を増やしたり、管状体の径を大きく
する方法も考えられるが、この場合には管状体の重量が
重くなり、例えばゴルフクラブ用シャフトにおいてはク
ラブのスイングスピードが低下し、飛距離が低下すると
いった問題がある。また、バイアス方向の補強繊維量を
増やした分だけ、実質的に管状体軸方向に配向した繊維
量を減らせば、管状体の重量は増加しないが、この場合
には、曲げ力に対する耐性が低下するという問題があ
る。
ス方向の補強繊維量を増やしたり、管状体の径を大きく
する方法も考えられるが、この場合には管状体の重量が
重くなり、例えばゴルフクラブ用シャフトにおいてはク
ラブのスイングスピードが低下し、飛距離が低下すると
いった問題がある。また、バイアス方向の補強繊維量を
増やした分だけ、実質的に管状体軸方向に配向した繊維
量を減らせば、管状体の重量は増加しないが、この場合
には、曲げ力に対する耐性が低下するという問題があ
る。
【0006】さらに、ねじり強度を向上させる他の方法
として、バイアス方向の補強繊維として強度の大きなも
のを選ぶことが考えられるが、前述のように管状体には
充分なねじり剛性が必要であり、そのためには、バイア
ス方向の繊維が高弾性率を有することが必要なため、そ
の補強繊維の選択の幅はおのずと限られ、結果として管
状体のねじり強度は不足する。
として、バイアス方向の補強繊維として強度の大きなも
のを選ぶことが考えられるが、前述のように管状体には
充分なねじり剛性が必要であり、そのためには、バイア
ス方向の繊維が高弾性率を有することが必要なため、そ
の補強繊維の選択の幅はおのずと限られ、結果として管
状体のねじり強度は不足する。
【0007】以上のようにFRP製管状体において、軽
量で充分なねじり剛性および曲げ強さを具備し、かつ充
分なねじり強度を具備させることは非常に困難な状況に
あった。
量で充分なねじり剛性および曲げ強さを具備し、かつ充
分なねじり強度を具備させることは非常に困難な状況に
あった。
【0008】本発明者らは、かかる現状に鑑み、FRP
製管状体の重量を増加させず、かつ充分なねじり剛性お
よび曲げ強さを保ったままねじり強度を向上するための
検討を行い、本発明を完成するに至った。
製管状体の重量を増加させず、かつ充分なねじり剛性お
よび曲げ強さを保ったままねじり強度を向上するための
検討を行い、本発明を完成するに至った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のFRP製管状体の上述した問題点を解決すること、す
なわち、軽量かつ充分なねじり剛性および曲げ強さを保
持しながら、ねじり強度の特に優れたFRP製管状体を
提供することにある。
のFRP製管状体の上述した問題点を解決すること、す
なわち、軽量かつ充分なねじり剛性および曲げ強さを保
持しながら、ねじり強度の特に優れたFRP製管状体を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】部材の全部または一部が
繊維強化プラスチックからなる管状体において、該繊維
強化プラスチックが管状体の軸方向に対して±25゜〜
±65゜の範囲の角度に配向した(バイアス方向の)補
強繊維を有し、該補強繊維の少なくとも一部に非円形断
面繊維を使用したことを特徴とする繊維強化プラスチッ
ク製管状体である。
繊維強化プラスチックからなる管状体において、該繊維
強化プラスチックが管状体の軸方向に対して±25゜〜
±65゜の範囲の角度に配向した(バイアス方向の)補
強繊維を有し、該補強繊維の少なくとも一部に非円形断
面繊維を使用したことを特徴とする繊維強化プラスチッ
ク製管状体である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のFRP製管状体につい
て、以下詳細に説明する。
て、以下詳細に説明する。
【0012】本発明のFRP製管状体は、ねじり力を主
に負担する補強繊維として、管状体の軸方向に対して±
25゜〜±65゜の範囲の角度に配向した繊維(以下、
バイアス繊維と略す)を有する。ねじり力が加わると、
バイアス繊維には繊維の配向に沿って引張力または圧縮
力が加わる。従って、管状体のねじり性能はバイアス繊
維の繊維方向の引張/圧縮特性に大きく支配される。す
なわち、管状体のねじり剛性を向上させるためには、バ
イアス繊維の繊維方向の弾性率を向上させればよく、同
様にねじり強さを向上させるためにはバイアス繊維の繊
維方向の圧縮/引張強度を向上させればよい。
に負担する補強繊維として、管状体の軸方向に対して±
25゜〜±65゜の範囲の角度に配向した繊維(以下、
バイアス繊維と略す)を有する。ねじり力が加わると、
バイアス繊維には繊維の配向に沿って引張力または圧縮
力が加わる。従って、管状体のねじり性能はバイアス繊
維の繊維方向の引張/圧縮特性に大きく支配される。す
なわち、管状体のねじり剛性を向上させるためには、バ
イアス繊維の繊維方向の弾性率を向上させればよく、同
様にねじり強さを向上させるためにはバイアス繊維の繊
維方向の圧縮/引張強度を向上させればよい。
【0013】一般にFRPは、圧縮強さの方が引張強さ
よりも低く、また、補強繊維の熱膨張率は、マトリクス
樹脂のそれよりも小さいので、加熱成形品の各層には繊
維方向に圧縮力が残留している。つまり、ねじり力によ
って、バイアス繊維のうち圧縮力を受ける部分から破壊
が開始し、全体破壊に至る。したがって、バイアス繊維
の圧縮力に対する耐力が重要となる。
よりも低く、また、補強繊維の熱膨張率は、マトリクス
樹脂のそれよりも小さいので、加熱成形品の各層には繊
維方向に圧縮力が残留している。つまり、ねじり力によ
って、バイアス繊維のうち圧縮力を受ける部分から破壊
が開始し、全体破壊に至る。したがって、バイアス繊維
の圧縮力に対する耐力が重要となる。
【0014】管状体に必要とされる各特性に悪影響を及
ぼさずに、このようなバイアス繊維の圧縮耐力を増すた
めには、バイアス繊維の少なくとも一部に非円形断面繊
維を用いることが有効である。
ぼさずに、このようなバイアス繊維の圧縮耐力を増すた
めには、バイアス繊維の少なくとも一部に非円形断面繊
維を用いることが有効である。
【0015】本発明のFRP製管状体は、シャフトの軸
方向に対して±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向し
た補強繊維を有し、その少なくとも一部に非円形断面繊
維を使用したものである。
方向に対して±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向し
た補強繊維を有し、その少なくとも一部に非円形断面繊
維を使用したものである。
【0016】非円形断面繊維としては、単繊維断面の重
心(図心)を通る軸に関する断面2次モーメント(初等
材料力学などで定義される慣性能率または慣性モーメン
トのこと)のうち最小の値Imin と単繊維断面積Aから
下記(1)式によって定義される最小断面2次異形度P
min が0.085以上であることが好ましい。
心(図心)を通る軸に関する断面2次モーメント(初等
材料力学などで定義される慣性能率または慣性モーメン
トのこと)のうち最小の値Imin と単繊維断面積Aから
下記(1)式によって定義される最小断面2次異形度P
min が0.085以上であることが好ましい。
【0017】Pmin =Imin /A2 …(1) 但し、Imin :単繊維断面の重心を通る軸に関する断面
2次モーメントのうち最小の値 A:単繊維の断面積 ここでいう単繊維の断面とは、繊維の軸方向に対して垂
直な断面のことであり、断面の形状は、管状体をバイア
ス繊維の配向方向に対して実質的に直角に切断、断面研
磨(#1000番程度以上のサンドペーパーや研磨機械
による)した後、顕微鏡観察(走査電子顕微鏡等により
3000倍〜10000倍に拡大)して得られる。
2次モーメントのうち最小の値 A:単繊維の断面積 ここでいう単繊維の断面とは、繊維の軸方向に対して垂
直な断面のことであり、断面の形状は、管状体をバイア
ス繊維の配向方向に対して実質的に直角に切断、断面研
磨(#1000番程度以上のサンドペーパーや研磨機械
による)した後、顕微鏡観察(走査電子顕微鏡等により
3000倍〜10000倍に拡大)して得られる。
【0018】断面2次モーメントは、前記の顕微鏡で得
られた断面形状の像を、100mm ×100mm 程度の大きさに
焼き付けた写真を用いてNehls の方法の図式解法により
求める。断面積も前記の断面形状の写真を切り抜いて、
重量を測定して求める。
られた断面形状の像を、100mm ×100mm 程度の大きさに
焼き付けた写真を用いてNehls の方法の図式解法により
求める。断面積も前記の断面形状の写真を切り抜いて、
重量を測定して求める。
【0019】非円形断面繊維のうち、Pmin のより大き
い繊維が好ましい(例えば、星型)が、製造のし易さを
考慮すると、Pmin が0.096(正三角形断面に相
当)以下である多葉形断面の繊維、おにぎり形断面の繊
維、中空繊維等が好ましい。等断面積を有する円形断面
繊維(Pmax =Pmin =0.080)よりもPmin が大
きいため、ねじり強さが向上する。
い繊維が好ましい(例えば、星型)が、製造のし易さを
考慮すると、Pmin が0.096(正三角形断面に相
当)以下である多葉形断面の繊維、おにぎり形断面の繊
維、中空繊維等が好ましい。等断面積を有する円形断面
繊維(Pmax =Pmin =0.080)よりもPmin が大
きいため、ねじり強さが向上する。
【0020】中でも、3〜5葉の多葉形断面の繊維は、
Pmin が特に大きい断面形状を得やすいこと、繊維の表
面積が大きいため繊維と樹脂間の接着力が高くなり(繊
維と樹脂間の応力伝達効率が良好になる)、という点で
好ましい。特に、3〜5回対称の形状であることが好ま
しい。
Pmin が特に大きい断面形状を得やすいこと、繊維の表
面積が大きいため繊維と樹脂間の接着力が高くなり(繊
維と樹脂間の応力伝達効率が良好になる)、という点で
好ましい。特に、3〜5回対称の形状であることが好ま
しい。
【0021】さらに、繊維の葉の形状を破損しにくくす
る観点から、単繊維断面形状の外接円と同断面形状の内
接円半径の比で定義する異形度が、1.2〜3.0であ
る3〜5葉の非円形断面繊維が最も好ましい。
る観点から、単繊維断面形状の外接円と同断面形状の内
接円半径の比で定義する異形度が、1.2〜3.0であ
る3〜5葉の非円形断面繊維が最も好ましい。
【0022】(1)式で定義される最小断面2次異形度
Pmin が0.019以上であり、かつ(2)式で定義さ
れる最大断面2次異形度Pmax が0.13以上である非
円形断面繊維も高いねじり強度を得ることができる。
Pmin が0.019以上であり、かつ(2)式で定義さ
れる最大断面2次異形度Pmax が0.13以上である非
円形断面繊維も高いねじり強度を得ることができる。
【0023】Pmax =Imax /A2 …(2) 但し、Imax :単繊維断面の重心を通る軸に関する断面
2次モーメントのうち最大の値 A:単繊維の断面積 Pmin が0.019未満であったり、Pmax が0.13
未満であると、等断面積を有する円形断面繊維(Pmax
=Pmin =0.08)に比較してねじり強度向上が顕著
でなくなる。Pmin が0.019未満であると、いくら
Pmax を大きくしてもPmin の軸を中心に繊維が変形し
て圧縮荷重を負担しなくなるためであり、Pmin が0.
019以上であっても、Pmax が0.13以上なけれ
ば、Pmin軸中心の変形を補うことができなくなるため
である。すなわち、Pmax の値は大きい方が好ましい
が、そのためにPmin を0.019未満に低下させるこ
とになると、ねじり強度の向上効果は無くなる。
2次モーメントのうち最大の値 A:単繊維の断面積 Pmin が0.019未満であったり、Pmax が0.13
未満であると、等断面積を有する円形断面繊維(Pmax
=Pmin =0.08)に比較してねじり強度向上が顕著
でなくなる。Pmin が0.019未満であると、いくら
Pmax を大きくしてもPmin の軸を中心に繊維が変形し
て圧縮荷重を負担しなくなるためであり、Pmin が0.
019以上であっても、Pmax が0.13以上なけれ
ば、Pmin軸中心の変形を補うことができなくなるため
である。すなわち、Pmax の値は大きい方が好ましい
が、そのためにPmin を0.019未満に低下させるこ
とになると、ねじり強度の向上効果は無くなる。
【0024】この種の非円形断面繊維の一例は、長円断
面繊維(短軸と長軸比が1:1.8〜4)である。短軸
に対する長軸の比を1.8未満にすると、Pmax が0.
13未満になるとともにねじり強度向上効果が無くな
り、短軸に対する長軸の比を4以上にすると、Pmin が
0.019未満になると、ともにねじり強度向上効果が
無くなる。
面繊維(短軸と長軸比が1:1.8〜4)である。短軸
に対する長軸の比を1.8未満にすると、Pmax が0.
13未満になるとともにねじり強度向上効果が無くな
り、短軸に対する長軸の比を4以上にすると、Pmin が
0.019未満になると、ともにねじり強度向上効果が
無くなる。
【0025】本発明において、非円形断面糸は、炭素繊
維、ガラス繊維、ボロン繊維、アラミド繊維などが使用
できる。なかでも、比強度、比弾性率の高い炭素繊維が
軽量化効果が大きく好ましい。なお、これらの補強繊維
は、異なる種類のものを併用することができる。また、
同じ種類の繊維であっても、特性の異なるものを併用す
ることができる。特に、ゴルフシャフト用の非円形断面
糸は、弾性率が20000kgf/mm2 以上、70000kg
f/mm2 以下である炭素繊維が好ましい。弾性率が200
00kgf/mm2 よりも低いとねじり剛性が低くなってボー
ルのコントロールが充分でなくなるためであり、700
00kgf/mm2 より高いと繊維の圧縮強度が低下する傾向
にあり、シャフトのねじり強度の向上が顕著でなくなる
ためである。
維、ガラス繊維、ボロン繊維、アラミド繊維などが使用
できる。なかでも、比強度、比弾性率の高い炭素繊維が
軽量化効果が大きく好ましい。なお、これらの補強繊維
は、異なる種類のものを併用することができる。また、
同じ種類の繊維であっても、特性の異なるものを併用す
ることができる。特に、ゴルフシャフト用の非円形断面
糸は、弾性率が20000kgf/mm2 以上、70000kg
f/mm2 以下である炭素繊維が好ましい。弾性率が200
00kgf/mm2 よりも低いとねじり剛性が低くなってボー
ルのコントロールが充分でなくなるためであり、700
00kgf/mm2 より高いと繊維の圧縮強度が低下する傾向
にあり、シャフトのねじり強度の向上が顕著でなくなる
ためである。
【0026】本発明のFRP製管状体には、バイアス繊
維の他に、管状体軸方向に実質的に並行に配列した補強
繊維や直角に配列した補強繊維の他、あらゆる配向の補
強繊維を含んでいても良い。
維の他に、管状体軸方向に実質的に並行に配列した補強
繊維や直角に配列した補強繊維の他、あらゆる配向の補
強繊維を含んでいても良い。
【0027】管状体をゴルフシャフトとして用いる場合
には、軽量かつ必要な曲げ強さを得るために、軸方向に
実質的に並行に配列した補強繊維は少なくとも全体の3
0%程度とすることが重要であり、従ってバイアス繊維
が全体の70%を超えると、重量が大きくなるか曲げ強
さが不足し、ゴルフシャフトとして不適当になる場合が
ある。
には、軽量かつ必要な曲げ強さを得るために、軸方向に
実質的に並行に配列した補強繊維は少なくとも全体の3
0%程度とすることが重要であり、従ってバイアス繊維
が全体の70%を超えると、重量が大きくなるか曲げ強
さが不足し、ゴルフシャフトとして不適当になる場合が
ある。
【0028】一方、バイアス繊維が全体の30%より少
なくなると、重量が大きくなるか、該補強繊維に非円形
断面繊維を用いてもねじり強度が不足する場合がある。
なくなると、重量が大きくなるか、該補強繊維に非円形
断面繊維を用いてもねじり強度が不足する場合がある。
【0029】以上より、軽量かつ充分な曲げ強さを確保
しながら、高いねじり強度向上効果を得るためには、バ
イアス繊維を管状体中に30〜70%の範囲内含むこと
がより望ましい。
しながら、高いねじり強度向上効果を得るためには、バ
イアス繊維を管状体中に30〜70%の範囲内含むこと
がより望ましい。
【0030】また、バイアス繊維に占める非円形断面繊
維は100%に近ければ近いほど効果が大きいが、少な
くとも50%以上であることが好ましい。50%未満で
あると、非円形断面を使用する効果が減じるからであ
る。
維は100%に近ければ近いほど効果が大きいが、少な
くとも50%以上であることが好ましい。50%未満で
あると、非円形断面を使用する効果が減じるからであ
る。
【0031】各層の繊維含有率は、各層の特性、特に機
械的特性を考慮すれば、30体積%〜80体積%、より
好ましくは50〜70体積%付近であるのが良い。
械的特性を考慮すれば、30体積%〜80体積%、より
好ましくは50〜70体積%付近であるのが良い。
【0032】マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエス
テル樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリアミド樹脂、ABS
樹脂などの熱可塑性樹脂が使用できる。エポキシ樹脂
は、耐熱性、耐水性、接着性、成形性に優れる。フェノ
ール樹脂は燃え難く燃焼による有毒ガスが発生しにくい
ため、難燃性が要求される場合に好適な材料である。ま
た、FRP製円筒体の振動減衰性を適度なものとするた
めに、マトリクス樹脂中に、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリサルファイドなどの可
撓性付与剤が混入されていてもよい。
フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエス
テル樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリアミド樹脂、ABS
樹脂などの熱可塑性樹脂が使用できる。エポキシ樹脂
は、耐熱性、耐水性、接着性、成形性に優れる。フェノ
ール樹脂は燃え難く燃焼による有毒ガスが発生しにくい
ため、難燃性が要求される場合に好適な材料である。ま
た、FRP製円筒体の振動減衰性を適度なものとするた
めに、マトリクス樹脂中に、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリサルファイドなどの可
撓性付与剤が混入されていてもよい。
【0033】また、本発明の管状体には上記のFRPに
加えて、プラスチック、ゴム、木材、金属、セラミック
等の材料が一体化されていてもよい。
加えて、プラスチック、ゴム、木材、金属、セラミック
等の材料が一体化されていてもよい。
【0034】本発明のFRP性管状体を製造するために
は、管状体内径と同じ外径のマンドレルに、最内層から
順に最外層までプリプレグを巻き付け、さらにラッピン
グテープを巻き付け成形する方法、フィラメントワイン
ド法、テープワインド法、プルワインド法、RTM法
(繊維でプリフォームを形成した後、型枠内で樹脂を含
浸し、硬化させる)などを用いることができる。
は、管状体内径と同じ外径のマンドレルに、最内層から
順に最外層までプリプレグを巻き付け、さらにラッピン
グテープを巻き付け成形する方法、フィラメントワイン
ド法、テープワインド法、プルワインド法、RTM法
(繊維でプリフォームを形成した後、型枠内で樹脂を含
浸し、硬化させる)などを用いることができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0036】FRP製管状体のバイアス方向の補強繊維
として、断面積がほぼ30μm2 、弾性率が3000kg
f/mm2 とほぼ等しく、断面形状の異なる7種類のPAN
系炭素繊維(繊維A、B、C、D、E、F、G)を用意
した(表1)。
として、断面積がほぼ30μm2 、弾性率が3000kg
f/mm2 とほぼ等しく、断面形状の異なる7種類のPAN
系炭素繊維(繊維A、B、C、D、E、F、G)を用意
した(表1)。
【0037】次いで、繊維A〜Fを互いに並行かつシー
ト状に引き揃えたものにBステージのエポキシ樹脂を含
浸してなる6種の一方向性プリプレグ(繊維体積含有率
=60%)を用意した。以下、これをプリプレグA〜G
という。
ト状に引き揃えたものにBステージのエポキシ樹脂を含
浸してなる6種の一方向性プリプレグ(繊維体積含有率
=60%)を用意した。以下、これをプリプレグA〜G
という。
【0038】また、A〜Gと同様にして、東レ(株)製
炭素繊維”トレカ”M30S(平均単糸径:5.5μ
m、引張弾性率:30000kgf/mm2 )を用いてプリプ
レグH(繊維体積含有率=55%)を作成した。
炭素繊維”トレカ”M30S(平均単糸径:5.5μ
m、引張弾性率:30000kgf/mm2 )を用いてプリプ
レグH(繊維体積含有率=55%)を作成した。
【0039】なお、図1に以下の実施例、比較例で採用
した曲げ試験の測定法を示す。
した曲げ試験の測定法を示す。
【0040】図1において、固定台6に、先端を固定し
たシャフト1を、ワイヤー3で引張ることにより曲げ、
シャフト1が折れたときのワイヤーの引張荷重を荷重計
7により測定し、破断荷重とする。なお、ワイヤー1は
クッション材5を取り付けた支点4を介して曲げられ
る。
たシャフト1を、ワイヤー3で引張ることにより曲げ、
シャフト1が折れたときのワイヤーの引張荷重を荷重計
7により測定し、破断荷重とする。なお、ワイヤー1は
クッション材5を取り付けた支点4を介して曲げられ
る。
【0041】実施例1 先端外径3.85mm、テーパー7.5/1000、長さ
1100mmの、離型処理したステンレス製マンドレル
に、適宜に切り出したプリプレグAをその繊維方向がマ
ンドレル軸方向に対して−45°になるように1層巻き
付け、次にプリプレグAを45°になるように1層巻き
付け、次にプリプレグAを−45°になるように1層巻
き付け、次にプリプレグAを45°になるように1層巻
き付け、次にプリプレグHを繊維方向がマンドレル軸と
同じになるように4層巻き付け、さらに幅15mmのアラ
ミドラッピングテープを張力3.8kgf 、巻きピッチ2
mmで巻き付け、130℃で120分間加熱成形した後、
マンドレルを引き抜き、表面を研磨して、ゴルフクラブ
用シャフトを得た。
1100mmの、離型処理したステンレス製マンドレル
に、適宜に切り出したプリプレグAをその繊維方向がマ
ンドレル軸方向に対して−45°になるように1層巻き
付け、次にプリプレグAを45°になるように1層巻き
付け、次にプリプレグAを−45°になるように1層巻
き付け、次にプリプレグAを45°になるように1層巻
き付け、次にプリプレグHを繊維方向がマンドレル軸と
同じになるように4層巻き付け、さらに幅15mmのアラ
ミドラッピングテープを張力3.8kgf 、巻きピッチ2
mmで巻き付け、130℃で120分間加熱成形した後、
マンドレルを引き抜き、表面を研磨して、ゴルフクラブ
用シャフトを得た。
【0042】研磨後のシャフト重量は37gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
【0043】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
【0044】このシャフトについて、製品安全協会の認
定したいわゆるSG法に準じ、ねじり速度10.8°/
分でねじり試験したところ、ねじり強度は1810kgf
・mmであった。
定したいわゆるSG法に準じ、ねじり速度10.8°/
分でねじり試験したところ、ねじり強度は1810kgf
・mmであった。
【0045】実施例2 プリプレグAをすべてプリプレグBに替えた以外は実施
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
【0046】研磨後のシャフト重量は38gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグBからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグBからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
【0047】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
【0048】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1590
kgf ・mm であった。
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1590
kgf ・mm であった。
【0049】比較例1 プリプレグAをすべてプリプレグCに替えた以外は実施
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
【0050】研磨後のシャフト重量は36gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグCからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグCからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
【0051】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
【0052】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1400
kgf ・mm であった。
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1400
kgf ・mm であった。
【0053】比較例2 プリプレグAをすべてプリプレグDに替えた以外は実施
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
【0054】研磨後のシャフト重量は39gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグDからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグDからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
【0055】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.1kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.1kgf
であった。
【0056】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1400
kgf ・mm であった。
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1400
kgf ・mm であった。
【0057】実施例3 プリプレグAをすべてプリプレグEに替えた以外は実施
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
【0058】研磨後のシャフト重量は37gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグEからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグEからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
【0059】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.1kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.1kgf
であった。
【0060】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1530
kgf ・mm であった。
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1530
kgf ・mm であった。
【0061】実施例4 プリプレグAをすべてプリプレグFに替えた以外は実施
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
【0062】研磨後のシャフト重量は38gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグFからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグFからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
【0063】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
【0064】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1530
kgf ・mm であった。
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1530
kgf ・mm であった。
【0065】比較例3 プリプレグAをすべてプリプレグGに替えた以外は実施
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
例1と同様にして、ゴルフクラブ用シャフトを得た。
【0066】研磨後のシャフト重量は38gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグGからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグGからなる層の厚み
を測定したところ、全体の肉厚の50%であった。
【0067】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.1kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.1kgf
であった。
【0068】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1380
kgf ・mm であった。
してねじり試験を行なった結果、ねじり強度は1380
kgf ・mm であった。
【0069】実施例5 実施例1と同様のマンドレルに、適宜に切り出したプリ
プレグAをその繊維方向がマンドレル軸方向に対して−
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグA
を45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグH
を繊維方向がマンドレル軸と同じになるように10層巻
き付け、さらに実施例1と同様の方法でラッピングテー
プ巻き付け、成形、研磨を行い、ゴルフクラブ用シャフ
トを得た。
プレグAをその繊維方向がマンドレル軸方向に対して−
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグA
を45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグH
を繊維方向がマンドレル軸と同じになるように10層巻
き付け、さらに実施例1と同様の方法でラッピングテー
プ巻き付け、成形、研磨を行い、ゴルフクラブ用シャフ
トを得た。
【0070】研磨後のシャフト重量は66gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAからなる層の厚み
を測定したところ、シャフト肉厚の29%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAからなる層の厚み
を測定したところ、シャフト肉厚の29%であった。
【0071】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は12.0kg
f であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は12.0kg
f であった。
【0072】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験したところ、ねじり強度は1800kgf
・mm であった。
してねじり試験したところ、ねじり強度は1800kgf
・mm であった。
【0073】実施例6 実施例1と同様のマンドレルに、適宜に切り出したプリ
プレグAをその繊維方向がマンドレル軸方向に対して−
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグA
を45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグA
を−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグ
Aを45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグ
Hを繊維方向がマンドレル軸と同じになるように2層巻
き付け、さらに実施例1と同様の方法でラッピングテー
プ巻き付け、成形、研磨を行い、ゴルフクラブ用シャフ
トを得た。
プレグAをその繊維方向がマンドレル軸方向に対して−
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグA
を45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグA
を−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグ
Aを45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグ
Hを繊維方向がマンドレル軸と同じになるように2層巻
き付け、さらに実施例1と同様の方法でラッピングテー
プ巻き付け、成形、研磨を行い、ゴルフクラブ用シャフ
トを得た。
【0074】研磨後のシャフト重量は39gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAからなる層の厚み
を測定したところ、シャフト肉厚の75%であった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAからなる層の厚み
を測定したところ、シャフト肉厚の75%であった。
【0075】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は3.3kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は3.3kgf
であった。
【0076】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験したところ、ねじり強度は2140kgf
・mm であった。
してねじり試験したところ、ねじり強度は2140kgf
・mm であった。
【0077】実施例7 実施例1と同様のマンドレルに、適宜に切り出したプリ
プレグAをその繊維方向がマンドレル軸方向に対して−
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグCを
−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグC
を45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグH
を繊維方向がマンドレル軸と同じになるように4層巻き
付け、さらに実施例1と同様の方法でラッピングテープ
巻き付け、成形、研磨を行い、ゴルフクラブ用シャフト
を得た。
プレグAをその繊維方向がマンドレル軸方向に対して−
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグAを
45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグCを
−45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグC
を45°になるように1層巻き付け、次にプリプレグH
を繊維方向がマンドレル軸と同じになるように4層巻き
付け、さらに実施例1と同様の方法でラッピングテープ
巻き付け、成形、研磨を行い、ゴルフクラブ用シャフト
を得た。
【0078】研磨後のシャフト重量は37gであった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAとプリプレグCか
らなる層の厚みを測定したところ、いずれもシャフト肉
厚の25%でほぼ等しかった。
シャフト端面を研磨し、プリプレグAとプリプレグCか
らなる層の厚みを測定したところ、いずれもシャフト肉
厚の25%でほぼ等しかった。
【0079】このシャフトについて、図1に示す方法で
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
曲げ試験を行なったところ、曲げ破壊荷重は6.0kgf
であった。
【0080】このシャフトについて、実施例1と同様に
してねじり試験したところ、ねじり強度は1410kgf
・mm であった。
してねじり試験したところ、ねじり強度は1410kgf
・mm であった。
【0081】以上の結果を表2にまとめて示す。
【0082】
【表1】
【表2】
【0083】
【発明の効果】本発明のFRP製管状体は、バイアス方
向の補強繊維に非円形断面繊維を使用することにより、
管状体の重量を増加させず、かつ充分なねじり剛性を保
ったままねじり強度を大幅に向上させることができる。
これにより、ゴルフクラブ用シャフト、バドミントンラ
ケット用シャフト、釣竿、スキーポール等の各種スポー
ツ/レジャー用品として、また、航空機、自動車、自転
車、ポンプや刈払い機などの産業機械等における各種フ
レーム、パイプ、シャフト、回転軸等のねじり力の加わ
る部材に本発明のFRP製管状体を適用することによ
り、部材のねじり破壊を防いで軽量化が可能になる。
向の補強繊維に非円形断面繊維を使用することにより、
管状体の重量を増加させず、かつ充分なねじり剛性を保
ったままねじり強度を大幅に向上させることができる。
これにより、ゴルフクラブ用シャフト、バドミントンラ
ケット用シャフト、釣竿、スキーポール等の各種スポー
ツ/レジャー用品として、また、航空機、自動車、自転
車、ポンプや刈払い機などの産業機械等における各種フ
レーム、パイプ、シャフト、回転軸等のねじり力の加わ
る部材に本発明のFRP製管状体を適用することによ
り、部材のねじり破壊を防いで軽量化が可能になる。
【図1】 本発明における実施例、比較例で採用した曲
げ試験の測定法の説明図である。
げ試験の測定法の説明図である。
1:シャフト(変形前) 2:シャフト(変形後) 3:引張用ワイヤー 4:支点 5:クッション材 6:固定台 7:荷重計
Claims (9)
- 【請求項1】 繊維強化プラスチックからなる管状体に
おいて、該繊維強化プラスチックが管状体の軸方向に対
して±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向した補強繊
維を有し、該補強繊維が、下記(1)式で定義される最
小断面2次異形度Pmin が0.085以上である非円形
断面繊維を含むことを特徴とする繊維強化プラスチック
製管状体。 Pmin =Imin /A2 …(1) 但し、Imin :単繊維断面の重心を通る軸に関する断面
2次モーメントのうち最小の値 A:単繊維の断面積 - 【請求項2】 繊維強化プラスチックからなる管状体に
おいて、該繊維強化プラスチックが管状体の軸方向に対
して±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向した補強繊
維を有し、該補強繊維が、最小断面2次異形度Pmin が
0.019以上であり、かつ下記(2)式で定義される
最大断面2次異形度Pmax が0.13以上である非円形
断面繊維を含むことを特徴とする繊維強化プラスチック
製管状体。 Pmax =Imax /A2 …(2) 但し、Imax :単繊維断面の重心を通る軸に関する断面
2次モーメントのうち最大の値 A:単繊維の断面積 - 【請求項3】 ±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向
した補強繊維を管状体中に30〜70%の範囲含むこと
を特徴とする請求項1または2に記載の繊維強化プラス
チック製管状体。 - 【請求項4】 ±25゜〜±65゜の範囲の角度に配向
した補強繊維中に、非円形断面繊維を50%以上存在せ
しめたことを特徴とする請求項1または2に記載の繊維
強化プラスチック製管状体。 - 【請求項5】 請求項1中に記載の非円形断面繊維の単
繊維の断面形状が3〜5葉の多葉形で、かつ異形度が
1.2〜3.0であることを特徴とする請求項1記載の
繊維強化プラスチック製管状体。 - 【請求項6】 請求項2中に記載の非円形断面繊維の単
繊維の断面形状が実質的に長円であることを特徴とする
請求項2記載の繊維強化プラスチック製管状体。 - 【請求項7】 非円形断面繊維がポリアクリロニトリル
系炭素繊維であることを特徴とする請求項1,2,4,
5,または6のいずれかに記載の繊維強化プラスチック
製管状体。 - 【請求項8】 ポリアクリロニトリル系炭素繊維の引張
弾性率が20000kgf/mm2 以上、70000kgf/mm2
以下であることを特徴とする請求項7に記載の繊維強化
プラスチック製管状体。 - 【請求項9】 管状体がゴルフクラブ用シャフトである
ことを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれかに記載
の繊維強化プラスチック製管状体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7199903A JPH0939124A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 繊維強化プラスチック製管状体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7199903A JPH0939124A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 繊維強化プラスチック製管状体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939124A true JPH0939124A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16415524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7199903A Pending JPH0939124A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 繊維強化プラスチック製管状体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939124A (ja) |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP7199903A patent/JPH0939124A/ja active Pending
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