JPH0939766A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置

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JPH0939766A
JPH0939766A JP19439295A JP19439295A JPH0939766A JP H0939766 A JPH0939766 A JP H0939766A JP 19439295 A JP19439295 A JP 19439295A JP 19439295 A JP19439295 A JP 19439295A JP H0939766 A JPH0939766 A JP H0939766A
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JP
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chamber
piston
output chamber
output
back pressure
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Application number
JP19439295A
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Inventor
Takayuki Waku
隆之 和久
Takashi Aoki
青木  隆
Naotoshi Tamai
尚利 玉井
Taketoshi Mochizuki
健利 望月
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Astemo Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車輪ブレーキに通じる出力室に一端を臨ませる
とともに電磁開閉弁を介してリザーバに接続される背圧
室に他端を臨ませるピストンが出力室側にばね付勢され
てシリンダ体に摺動自在に嵌合され、入力液圧路に通じ
る入力室および出力室間に開閉弁およびオリフィスが設
けられ、出力室から背圧室に絞られた流通量での作動液
の流通が可能であるブレーキ液圧制御装置において、簡
単な構成で出力室から背圧室に作動液を絞って流通させ
ることを可能とするとともに、増圧方向へのピストンの
移動を速やかにして増圧応答性を向上させる。 【解決手段】シリンダ体24の内面およびピストン30
の外面の一方に、出力室29から背圧室31側への作動
液の流通を許容してシリンダ体24の内面およびピスト
ン30の外面の他方に摺接するリップ48aを有する環
状のシール部材48が装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪ブレーキに通
じる出力室に一端を臨ませるとともに電磁開閉弁を介し
てリザーバに接続される背圧室に他端を臨ませてシリン
ダ体に摺動自在に嵌合されるピストンと、出力室の容積
を縮少する方向に前記ピストンを付勢するばねと、前記
リザーバからの作動液を還流する戻しポンプおよびマス
タシリンダに接続された入力液圧路に通じる入力室およ
び前記出力室間に設けられて前記出力室の容積を増大す
る方向へのピストンの移動に応じて閉弁する開閉弁と、
入力室および出力室間に設けられるオリフィスとを備
え、出力室から背圧室に絞られた流通量での作動液の流
通が可能であるブレーキ液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば実開平6
−12241号公報等により既に知られており、このも
のでは、出力室の容積を所定値以上増大する方向へのピ
ストンの移動に応じて出力室および背圧室間を連通させ
て出力室すなわち車輪ブレーキのブレーキ液圧を急減圧
するための開閉弁がピストンに内蔵され、その開閉弁
に、出力室から背圧室に絞られた流通量で作動液を流通
させるためのオリフィスが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、ピストン内にオリフィスが配設されるので構
成が複雑である。しかもシリンダ体の内面に摺接するO
リングがピストンの外面に装着されており、減圧状態か
ら増圧状態へのピストンの復帰時に前記Oリングの摺動
抵抗が比較的大きいことに起因してピストンの増圧方向
への移動に遅れが生じるおそれがある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で出力室から背圧室に作動液を絞
って流通させることを可能とするとともに、増圧方向へ
のピストンの移動を速やかにして増圧応答性を向上させ
たブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車輪ブレーキに通じる出力
室に一端を臨ませるとともに電磁開閉弁を介してリザー
バに接続される背圧室に他端を臨ませてシリンダ体に摺
動自在に嵌合されるピストンと、出力室の容積を縮少す
る方向に前記ピストンを付勢するばねと、前記リザーバ
からの作動液を還流する戻しポンプおよびマスタシリン
ダに接続された入力液圧路に通じる入力室および前記出
力室間に設けられて前記出力室の容積を増大する方向へ
のピストンの移動に応じて閉弁する開閉弁と、入力室お
よび出力室間に設けられるオリフィスとを備え、出力室
から背圧室に絞られた流通量での作動液の流通が可能で
あるブレーキ液圧制御装置において、シリンダ体の内面
およびピストンの外面の一方に、出力室から背圧室側へ
の作動液の流通を許容してシリンダ体の内面およびピス
トンの外面の他方に摺接するリップを有する環状のシー
ル部材が装着されることを特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、シリンダ体の内面およびピ
ストンの外面のうちシール部材のリップが対向する面に
は、出力室の容積を所定値以上増大する方向へのピスト
ンの移動に応じて前記リップの摺接を回避して該リップ
との間に環状の間隙を形成する非摺接部が設けられるこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図3は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は車両用アンチロックブレーキ制御装
置の液圧回路構成を示す図、図2は本発明ブレーキ液圧
制御装置の縦断面図、図3は急減圧時での図2に対応し
た断面図である。
【0009】先ず図1において、タンデム型マスタシリ
ンダMは、ブレーキペダルPの踏込みに応じた制動液圧
を出力する一対の出力ポート11 ,12 を備えており、
左前輪用車輪ブレーキBFL、右後輪用車輪ブレーキBRR
に接続される比例減圧弁21、右前輪用車輪ブレーキB
FR、ならびに左後輪用車輪ブレーキBRLに接続される比
例減圧弁22 と、前記両出力ポート11 ,12 との間
に、車両用アンチロックブレーキ制御装置3が介設され
る。
【0010】このアンチロックブレーキ制御装置3は、
左前輪用車輪ブレーキBFL、右後輪用車輪ブレーキ
RR、右前輪用車輪ブレーキBFRおよび左後輪用車輪ブ
レーキB RLに個別に対応した4つのブレーキ液圧制御装
置5FL,5RR,5FR,5RLと、前記各車輪ブレーキBFL
〜BRLに個別に対応した4つの電磁開閉弁としての常閉
型電磁弁6FL,6RR,6FR,6RLと、左前輪用車輪ブレ
ーキBFLおよび右後輪用車輪ブレーキBRR側ならびに右
前輪用車輪ブレーキBFRおよび左後輪用車輪ブレーキB
RL側にそれぞれ個別に対応した一対のリザーバ71 ,7
2 と、両リザーバ7 1 ,72 に吸入弁81 ,82 を介し
て接続されるとともに共通のモータ9を有する一対の戻
しポンプ101 ,102 と、両戻しポンプ101 ,10
2 に吐出弁111 ,112 を介して接続される一対のダ
ンパオリフィス121 ,122 とを備え、モータ9の作
動ならびに各常閉型電磁弁6FL〜6RLの消磁・励磁は電
子制御ユニット13により切換制御される。
【0011】マスタシリンダMにおける一方の出力ポー
ト11 は、左前輪用車輪ブレーキB FLおよび右後輪用車
輪ブレーキBRRにそれぞれ対応した入力液圧路14FL
14 RRに連通され、それらの入力液圧路14FL,14RR
には、ダンパオリフィス12 1 および吐出弁111 を介
して戻しポンプ101 が連通される。またマスタシリン
ダMにおける他方の出力ポート12 は、右前輪用車輪ブ
レーキBFRおよび左後輪用車輪ブレーキBRLにそれぞれ
対応した入力液圧路14FR,14RLに連通され、それら
の入力液圧路14FR,14RLには、ダンパオリフィス1
2 および吐出弁112 を介して戻しポンプ102 が連
通される。
【0012】ブレーキ液圧制御装置5FLは入力液圧路1
FLと左前輪用車輪ブレーキBFLに通じる出力液圧路1
FLとの間に介設され、ブレーキ液圧制御装置5RRは入
力液圧路14RRと比例減圧弁21 を有して右後輪用車輪
ブレーキBRRに通じる出力液圧路15RRとの間に介設さ
れ、ブレーキ液圧制御装置5FRは入力液圧路14FRと右
前輪用車輪ブレーキBFRに通じる出力液圧路15FRとの
間に介設され、ブレーキ液圧制御装置5RLは入力液圧路
14RLと比例減圧弁22 を有して左後輪用車輪ブレーキ
RLに通じる出力液圧路15RLとの間に介設される。
【0013】常閉型電磁弁6FLはブレーキ液圧制御装置
FLおよびリザーバ71 間を結ぶ解放液圧路15FLに、
常閉型電磁弁6RRはブレーキ液圧制御装置5RRおよびリ
ザーバ71 間を結ぶ解放液圧路15RRに、常閉型電磁弁
FRはブレーキ液圧制御装置5FRおよびリザーバ72
を結ぶ解放液圧路15FRに、また常閉型電磁弁6RLはブ
レーキ液圧制御装置5RLおよびリザーバ72 間を結ぶ解
放液圧路15RLにそれぞれ介設される。
【0014】電子制御ユニット13には、車輪がロック
状態に入りそうになったかどうかを判断するために各車
輪の車輪速度を個別に検出する車輪速度センサ17FL
17 RR,17FR,17RLの検出信号が入力されるととも
に、ハンドブレーキレバー18が操作されたかどうかを
検出するハンドブレーキ検出センサ19の検出信号が入
力され、さらにアンチロックブレーキ制御状態にあると
きに電子制御ユニット13によって活性化されるランプ
等の報知器20が電子制御ユニット13に接続される。
【0015】ブレーキ液圧制御装置5FL,5FR,5RL
RRは同一の構成を有するものであり、以下、ブレーキ
液圧制御装置5FLの構成について詳述し、他のブレーキ
液圧制御装置5FR,5RL,5RRについての説明を省略す
る。
【0016】図2において、ブレーキ液圧制御装置5FL
のケーシング21には、有底の嵌合孔22が設けられて
おり、該嵌合孔22には円筒状であるシリンダ体24
が、その一端と嵌合孔22の閉塞端との間にウェーブワ
ッシャ23を介在させて嵌合され、嵌合孔22の開口端
側にはシリンダ体24の他端に当接するプラグ25が嵌
合され、嵌合孔22の開口端内面にはプラグ25の嵌合
孔22からの離脱を阻止する止め輪26が嵌着される。
【0017】シリンダ体24には、その一端側および他
端側を隔てる隔壁27が一体に設けられており、入力液
圧路14FLに通じる入力室28が嵌合孔22の閉塞端お
よび隔壁27間に形成される。またシリンダ体24の他
端側には、前記入力室28とは隔壁27により隔てられ
た出力室29に一端を臨ませるピストン30が摺動可能
に嵌合されるものであり、該ピストン30とプラグ25
との間には背圧室31が隔成される。しかも背圧室31
内においてピストン30およびプラグ25間には、出力
室29の容積を減小する方向にピストン30を付勢する
ばね力を発揮するばね32が縮設される。
【0018】シリンダ体24の外面およびケーシング2
1間には、出力室29に通じるとともに出力液圧路15
FLに接続される環状路33と、背圧室31に通じるとと
もに解放液圧路16FLに接続される環状路34とが形成
されており、入力室28および環状路33間をシールす
るOリング35と、両環状路33,34間をシールする
Oリング36とがシリンダ体24の外面に装着され、環
状路34および外部間をシールするOリング37がプラ
グ25の外面に装着される。
【0019】入力室28および出力室29間には、出力
室29の容積を増大する方向へのピストン30の移動に
応じて閉弁する開閉弁38が設けられる。この開閉弁3
8は、入力室28に臨んで隔壁27に設けられるととも
に出力室29に通じて隔壁27に設けられた弁孔39を
中央部に開口させたテーパ状の弁座40と、該弁座40
への着座を可能として入力室28に収納される弁体41
と、弁体41を弁座40に着座させる方向のばね力を発
揮して嵌合孔22の閉塞端および弁体41間に縮設され
る弁ばね42と、弁体41に基端が連設されて弁孔39
に遊通挿通されるロッド43とを備える。而してピスト
ン30の一端には、出力室29の容積を最小とする位置
までピストン30が移動している状態で弁孔39の出力
室29側開口端をピストン30が塞がないように隔壁2
7に当接可能な突部30aが突設されており、ロッド4
3の先端は突部30aに当接可能である。
【0020】かかる開閉弁38にあっては、ピストン3
0が出力室29の容積を縮少する側に移動しているとき
には突部30aでロッド43が押し上げられることによ
り、弁体41が弁座40から離反して開弁しており、ピ
ストン30が出力室29の容積を増大する側に移動した
ときには、ロッド43の突部30aとの当接が解除さ
れ、弁体41が弁ばね42のばね力により弁座40に着
座して閉弁することになる。
【0021】また隔壁27には、入力室28および出力
室29間を結ぶオリフィス44が前記弁孔39と平行に
して穿設されており、このオリフィス44により、開閉
弁38の閉弁時にあっても入力室28から出力室29に
絞られた流量の作動液が流通可能となる。
【0022】隔壁27およびプラグ25間でシリンダ体
24の内面は、小径孔部45と、小径端を小径孔部45
に同軸に連ならせた非摺接部としてのテーパ部46と、
該テーパ部46の大径端に同軸に連なる非摺接部として
の大径孔部47とで構成される。
【0023】一方、ピストン30の外面には環状のシー
ル部材48が装着されるものであり、該シール部材48
には、シリンダ体24の小径孔部45に摺接するリップ
部48aが設けられる。しかも該リップ部48aは、出
力室29から離反するにつれてピストン30の半径方向
外方に向うように形成されるものであり、小径孔部45
への摺接状態にあって背圧室31の圧力が出力室29の
圧力よりも低いときには出力室29から背圧室31への
絞られた流量の作動液の流通を可能とするものである。
しかも図3で示すようにピストン30が出力室29の容
積を所定値以上増大する方向に移動したときには、前記
リップ部48aは、テーパ部46および大径孔部47と
の間に環状の間隙49を形成するものであり、その間隙
49により比較的大量の作動液が出力室29から背圧室
31に流通可能となる。
【0024】次にこの実施例の作用について説明する
と、各車輪がロックを生じそうにない通常のブレーキ時
にあっては、各常閉型電磁弁6FL,6FR,6RL,6RR
消磁、閉弁状態に在り、各ブレーキ液圧制御装置5FL
FR,5RL,5RRでは、図2で示すように、ピストン3
0が出力室29の容積を縮少した位置に在り、開閉弁3
8が開弁状態に在る。したがってマスタシリンダMから
のブレーキ液圧は、ブレーキ液圧制御装置5FL,5FR
入力室28、開閉弁38および出力室29を経て左、右
前輪用車輪ブレーキBFL,BFRに作用するとともに、ブ
レーキ液圧制御装置5RL,5RRの入力室28、開閉弁3
8、出力室29および比例減圧弁21 ,2 2 を経て左、
右後輪用車輪ブレーキBRL,BRRに作用する。
【0025】このようなブレーキ時に、車輪がロックし
そうになるのに応じてブレーキ液圧を減圧するときに
は、各常閉型電磁弁6FL,6FR,6RL,6RRのうちロッ
クしそうな車輪に対応した電磁弁が励磁・開弁せしめら
れる。これにより、ブレーキ液圧制御装置5FL,5FR
RL,5RRのうち対応のものでは、背圧室31がリザー
バ71 あるいは72 に連通され、出力室29および背圧
室31間の圧力差によってピストン30に作用する出力
室29の容積を増大する側への力が、ばね32のばね力
に打勝つのに応じて、ピストン30が出力室29の容積
を増大する側に移動し、それに応じて開閉弁38が閉弁
する。この状態では、背圧室31からリザーバ71 ある
いは72 に逃げる作動液量をQO 、オリフィス44を介
して入力室28から出力室29に流入する作動液量をQ
I 、シール部材48のリップ48aが小径孔部45に摺
接した状態で出力室29から背圧室31に流通させる作
動液量をQC1としたときに、QO >QC1>>QI であ
り、ピストン30の移動に伴なう出力室29の容積増大
と、出力室29への作動液流入量よりも作動液流出量の
方が大きいこととにより、対応する出力液圧路15FL
15FR,15RL,15RRのブレーキ液圧が減圧されるこ
とになる。
【0026】ピストン30が出力室29の容積を増大す
る側に更に移動すると、シール部材48のリップ48a
がシリンダ体24のテーパ部46および大径孔部47に
対応する位置となり、リップ48aおよびシリンダ体2
4間に生じる間隙49により出力室29から背圧室31
に比較的大流量QC2(>QC1)の作動液が流通するよう
になり、対応する出力液圧路15FL,15FR,15RL
15RRのブレーキ液圧が急減圧されることになる。
【0027】出力室29および背圧室31間で差圧が殆
どなくなると、ピストン30はばね32のばね力により
出力室29の容積を縮少する側に移動することになり、
出力室29から背圧室31への作動液の流通量が再びQ
C1となる。このようにしてピストン30は、軸方向に往
復作動を繰返し、ブレーキ液圧の減圧状態が保持され
る。
【0028】ブレーキ液圧の増圧時には、常閉型電磁弁
FL,6FR,6RL,6RRが消磁、閉弁され、背圧室31
およびリザーバ71 あるいは72 間が遮断される。この
状態で、シール部材48のリップ48aを介して出力室
29から背圧室31に作動液が流通するのに応じて出力
室29および背圧室31間の差圧が減小し、ピストン3
0が出力室29の容積を増大する側に移動することによ
りブレーキ液圧が増大されることになる。この際、シー
ル部材48のリップ48aによる摺動抵抗は極めて小さ
いものであり、ブレーキ液圧増大時のピストン30の移
動を速やかにしてブレーキ液圧増大時の応答性を向上す
ることができる。
【0029】また常閉型電磁弁6FL,6FR,6RL,6RR
の閉弁・開弁を繰返すことにより、QI ≒QC1≒QO
することが可能であり、それによりブレーキ液圧を疑似
的に保持することが可能である。
【0030】このようにしてリップ48aを有するシー
ル部材48をピストン30の外面に装着するだけの簡単
な構成により、出力室29から背圧室31に作動液を絞
って流通させることが可能となるとともに、ブレーキ液
圧増大方向へのピストン30の移動を速やかにして増圧
応答性を向上させることが可能となる。しかもリップ4
8aは、出力室29および背圧室31間の差圧に応じて
倒れ量を変化させて作動液流通量を変化させるものであ
り、マスタシリンダMの出力液圧変動にかかわらず安定
したブレーキ液圧制御を得ることが可能となる。
【0031】また出力室29の容積が所定値以上大きく
なるまでピストン30が移動したときには、シール部材
48のリップ48aとシリンダ体24との間に間隙29
を形成して、出力室29から背圧室31に比較的大量の
作動液を流通させ得るので、急減圧用の開閉弁を設ける
ことを不要としてブレーキ液圧を急減圧することができ
る。
【0032】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0033】たとえばシール部材がシリンダ体24側に
設けられていても良い。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、シリンダ体の内面およびピストンの外面の一方に、
出力室から背圧室側への作動液の流通を許容してシリン
ダ体の内面およびピストンの外面の他方に摺接するリッ
プを有する環状のシール部材が装着されるので、特にオ
リフィスを設けることを不要として出力室から背圧室へ
の絞られた流量の作動液の流通を可能とし、ブレーキ液
圧増大時のピストンの移動を速やかにして応答性を向上
するとともにマスタシリンダの出力液圧変動にかかわら
ず安定したブレーキ液圧制御が可能となる。
【0035】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、シリンダ体の内面お
よびピストンの外面のうちシール部材のリップが対向す
る面には、出力室の容積を所定値以上増大する方向への
ピストンの移動に応じて前記リップの摺接を回避して該
リップとの間に環状の間隙を形成する非摺接部が設けら
れるので、特に急減圧用の開閉弁を設けることを不要と
してブレーキ液圧の急減圧が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用アンチロックブレーキ制御装置の液圧回
路構成を示す図である。
【図2】本発明ブレーキ液圧制御装置の縦断面図であ
る。
【図3】急減圧時での図2に対応した断面図である。
【符号の説明】
FL,5FR,5RL,5RR・・・ブレーキ液圧制御装置 6FL,6FR,6RL,6RR・・・電磁開閉弁としての常閉
型電磁弁 71 ,72 ・・・リザーバ 101 ,102 ・・・戻しポンプ 14FL,14FR,14RL,14RR・・・入力液圧路 24・・・シリンダ体 28・・・入力室 29・・・出力室 30・・・ピストン 31・・・背圧室 32・・・ばね 38・・・開閉弁 44・・・オリフィス 46・・・非摺接部としてのテーパ部 47・・・非摺接部としての大径孔部 48・・・シール部材 48a・・・リップ 49・・・間隙 BFL,BFR,BRL,BRR・・・車輪ブレーキ M・・・マスタシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 健利 長野県上田市大字国分840番地 日信工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪ブレーキ(BFL,BFR,BRL
    RR)に通じる出力室(29)に一端を臨ませるととも
    に電磁開閉弁(6FL,6FR,6RL,6RR)を介してリザ
    ーバ(71 ,72 )に接続される背圧室(31)に他端
    を臨ませてシリンダ体(24)に摺動自在に嵌合される
    ピストン(30)と、出力室(29)の容積を縮少する
    方向に前記ピストン(30)を付勢するばね(32)
    と、前記リザーバ(71 ,72 )からの作動液を還流す
    る戻しポンプ(101 ,102 )およびマスタシリンダ
    (M)に接続された入力液圧路(14FL,14FR,14
    RL,14RR)に通じる入力室(28)および前記出力室
    (29)間に設けられて前記出力室(29)の容積を増
    大する方向へのピストン(30)の移動に応じて閉弁す
    る開閉弁(38)と、入力室(28)および出力室(2
    9)間に設けられるオリフィス(44)とを備え、出力
    室(29)から背圧室(31)に絞られた流通量での作
    動液の流通が可能であるブレーキ液圧制御装置におい
    て、シリンダ体(24)の内面およびピストン(30)
    の外面の一方に、出力室(29)から背圧室(31)側
    への作動液の流通を許容してシリンダ体(24)の内面
    およびピストン(30)の外面の他方に摺接するリップ
    (48a)を有する環状のシール部材(48)が装着さ
    れることを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 シリンダ体(24)の内面およびピスト
    ン(30)の外面のうちシール部材(48)のリップ
    (48a)が対向する面には、出力室(29)の容積を
    所定値以上増大する方向へのピストン(30)の移動に
    応じて前記リップ(48a)の摺接を回避して該リップ
    (48a)との間に環状の間隙(49)を形成する非摺
    接部(46,47)が設けられることを特徴とする請求
    項1記載のブレーキ液圧制御装置。
JP19439295A 1995-07-31 1995-07-31 ブレーキ液圧制御装置 Pending JPH0939766A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100656935B1 (ko) * 2005-08-08 2006-12-13 현대모비스 주식회사 전자 제어식 브레이크 시스템용 어큐뮬레이터
CN110107555A (zh) * 2019-05-29 2019-08-09 青岛科技大学 一种内置减压引流装置节流阀

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CN110107555A (zh) * 2019-05-29 2019-08-09 青岛科技大学 一种内置减压引流装置节流阀
CN110107555B (zh) * 2019-05-29 2024-04-05 青岛科技大学 一种内置减压引流装置节流阀

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