JPH0939889A - 船舶推進機のチルト装置 - Google Patents

船舶推進機のチルト装置

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JPH0939889A
JPH0939889A JP7195542A JP19554295A JPH0939889A JP H0939889 A JPH0939889 A JP H0939889A JP 7195542 A JP7195542 A JP 7195542A JP 19554295 A JP19554295 A JP 19554295A JP H0939889 A JPH0939889 A JP H0939889A
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Noriyuki Natsume
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/10Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船舶推進機の持上げ時の高さを検出するトリ
ムセンサの位置調整や交換が容易であり、廉価な構造の
チルト装置を提供する。 【解決手段】 船体に固定されるクランプブラケット8
に、船舶推進機1を支持するスイベルブラケット6を上
下方向に回動可能に取り付ける。スイベルブラケット6
の回動中心となるチルト軸9は、クランプブラケット8
に固定されている。チルト軸9には、ネジ23によって
トリムセンサ20が取り付けられている。トリムセンサ
20は、スイベルブラケット6に常時接触する接触子2
5が設けられたセンサアーム22を有しており、このセ
ンサアーム22の回動角度により、スイベルブラケット
6の回動角度が検出されるようになっている。スイベル
ブラケット6に支持された船舶推進機1を水中に降ろし
た標準位置で、ネジ23の頭部23aは、船体前方に向
けられて露出され、センサ本体21も露出されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶推進機のチル
ト装置に係り、さらに詳しくは、船舶推進機の持上げ時
の高さを検出するトリムセンサを有するチルト装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ボート等の船舶に取り付けて推進力を与
える船舶推進機は、船舶の係留中は、水から持ち上げ
て、その部品の腐食を防止すると望ましい。このため、
従来よりチルト装置が用いられている。この種のチルト
装置は、船体にクランプされるクランプブラケットと、
クランプブラケットに支持されたチルト軸と、チルト軸
に上下方向に回動(チルト)可能に取り付けられている
スイベルブラケットとを備えている。これにより、スイ
ベルブラケットを上方に回動(チルトアップ)して船舶
推進機を水面から完全に持ち上げ、スイベルブラケット
を下方に回動(チルトダウン)して船舶推進機を水中に
降ろすことができる。スイベルブラケットには、船舶推
進機が旋回可能に取り付けられており、水中で船舶推進
機をほぼ水平面に沿って旋回することによって舵取りが
できるようになっている。
【0003】また、このチルト装置を利用して船舶推進
機を若干持ち上げた(トリムした)状態で駆動すること
もできるようになってきている。これにより、船舶推進
機の荷重を平常位置よりも後方に位置させて、船首側を
若干浮き上がらせ、高速で船舶を航行させることができ
る。さらには、水が浅いところを船舶で進行する際に、
船舶推進機が水底にぶつからないようにすることも可能
である。
【0004】このようなチルト装置には、船員の手動操
作によってスイベルブラケットをチルト・トリムするも
のと、油圧シリンダ等の機械操作によってスイベルブラ
ケットをチルト・トリムするものとがある。そして、重
量が大きい船舶推進機ほど、機械操作式のチルト装置が
使用されている。通常、機械操作式のチルト装置は、船
舶の操縦室からの指令により油圧シリンダ等を操作する
ことによって、スイベルブラケットを回動させている。
また、このチルト装置には、スイベルブラケットの回動
角度を計測するトリムセンサが設けられており、このト
リムセンサの計測値を操縦室内のトリムメータに表示す
ることにより、船舶推進機が所望の高さまで上昇したか
否か、船員が監視することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のトリ
ムセンサは、浮遊物の衝撃による損傷からトリムセンサ
を保護する等の観点から、クランプブラケットと、ここ
に回動可能に取り付けられたスイベルブラケットのアー
ムとで挟まれた位置に配置されていた。そして、チルト
装置の組み立て時に、スイベルブラケットを完全にチル
トアップした状態で、トリムセンサをこの位置に装着す
るようになっており、スイベルブラケットをチルトダウ
ンすると、クランプブラケットとスイベルブラケットと
でほとんど覆われるようになっていた。
【0006】しかしながら、チルト装置を船舶に取り付
けた後で、船舶推進機をチルトダウンした標準位置でト
リムセンサが0゜を表示するか否か調べる0点調整等の
ため、トリムセンサの位置を微調整することが必要にな
る場合がある。ところが、スイベルブラケットのチルト
ダウン時には、トリムセンサがほとんど覆われてしまう
ため、このような位置の調整は困難であった。また、ト
リムセンサの故障等のために交換が必要になる場合があ
るが、この場合にもスイベルブラケットを完全にチルト
アップしなければ交換することができず、作業が煩雑に
なっていた。
【0007】前記のトリムセンサの0点調整を容易にす
るため、本発明の出願人は、トリムセンサの接触子に接
触するストッパ部材をチルト装置の静止側または可動側
に位置調整可能に取り付けた先行発明を開示する出願を
した(特願昭62−236181号)。しかし、この場
合には、クランプブラケットやスイベルブラケットなど
の部品とは別個に、位置調整可能なストッパ部材を設け
なければならず、製造コストが上昇するという問題があ
った。また、この場合でも、スイベルブラケットを完全
にチルトアップしなければ交換することができないこと
は解決されていない。
【0008】本発明は前記の事情を考慮してなされたも
のであり、廉価な構造で、トリムセンサの位置調整や交
換が容易な船舶推進機のチルト装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、船体に固定される固定部と、船舶推進機
を支持し、前記固定部に対して上下方向に回動可能な可
動部と、前記可動部の前記固定部に対する回動角度を検
出するトリムセンサと、このトリムセンサを前記固定部
と可動部のいずれかに取り付ける取付手段とを備えた船
舶推進機のチルト装置において、少なくとも、前記可動
部に支持された前記船舶推進機を水中に降ろした標準位
置で、前記取付手段を船体前方に向けて露出させたこと
を特徴としている。
【0010】前記トリムセンサは、前記固定部と可動部
の一方に前記取付手段で取り付けられたセンサ本体と、
前記固定部と可動部の他方に常時接触するように前記セ
ンサ本体に取り付けられた接触子とを有しており、前記
可動部に支持された前記船舶推進機を水中に降ろした標
準位置で、前記取付手段および前記センサ本体が操作可
能に露出されると好ましい。
【0011】前記可動部は、少なくとも二つのアームを
有し、これらのアームを介して前記固定部に回動可能に
取り付けられており、前記トリムセンサは、これらのア
ーム同士の間に、これらのアームと間隔をおいて配置さ
れていると好ましい。また、前記センサ本体が、前記固
定部または可動部の一部を把持するようにして取り付け
られていると好ましい。この場合、前記トリムセンサの
センサ本体を分割可能にするとよい。また、前記トリム
センサのセンサ本体を前記固定部または可動部に直接取
り付けると好ましい。
【0012】さらに、前記固定部または可動部に、前記
可動部の回動方向と垂直な平面を形成すると共に、前記
トリムセンサの接触子を付勢手段により前記平面に常時
接触させるようにすると好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
A.実施形態の構成 以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明
する。まず、図1は実施形態に係る船舶推進機のチルト
装置と、その一部であるクランプブラケットを介してボ
ートに取り付けられた船舶推進機を示す側面図である。
同図において、左側がボートの船体前方、右側が船体後
方を示す。さて、符号1は船舶推進機を示す。船舶推進
機1は、エンジンを内蔵したカウリング2と、エンジン
出力を伝達するシャフトを内蔵したアッパーケース3
と、シャフトの回転をプロペラ5に伝達する歯車などを
内蔵したローアーケース4とを備えている。
【0014】また、符号6は、船舶推進機1を支持する
スイベルブラケット(可動部)を示す。スイベルブラケ
ット6には、旋回軸用スリーブ7が一体に形成されてお
り、この旋回軸用スリーブ7内には旋回軸30がその軸
線を中心にして旋回可能に配置されている。旋回軸30
には、ステアリングブラケット31が一体化されてい
る。このステアリングブラケット31には、ゴム製のダ
ンパー32を介して船舶推進機1のアッパーケース3が
取り付けられている。また、旋回軸30の下部にもゴム
製のダンパー33を介してアッパーケース3が取り付け
られている。これにより、船舶推進機1は、旋回軸30
およびステアリングブラケット31と共に、旋回軸30
の軸線を中心に左右に回動可能になされている。
【0015】スイベルブラケット6は、クランプブラケ
ット8に取り付けられたチルト軸9によって、上下方向
に回動自在に支持されている。クランプブラケット8
は、図示しないスクリューによってボートの船体のトラ
ンサムボード10に固定されている。ここで、チルト軸
9は、クランプブラケット8に固定されており、回転す
ることはない。したがって、チルト軸9はクランプブラ
ケット8と共に、船体に固定される固定部をなす。な
お、符号11は水面を示す。
【0016】このような構成により、スイベルブラケッ
ト6を上方に回動(チルトアップ)して船舶推進機1を
持ち上げ、スイベルブラケット6を下方に回動(チルト
ダウン)して船舶推進機1を水中の所定高さに保持する
ことができる。また、船舶推進機1が、スイベルブラケ
ット6に左右に回動可能に取り付けられていることによ
り、水中で船舶推進機1をほぼ水平面に沿って旋回(ス
イベル)してボートの舵取りができるようになってい
る。
【0017】次に、図2は、図1のII-II線に沿って矢
視し、チルト装置を拡大して示す断面図であり、図3は
図2のIII-III線矢視図、図4は図2のIV-IV線矢視図で
ある。図2に示すように、クランプブラケット8は、左
右一対のブラケット半体12,12の下部をハンドル1
4等で連結し、ブラケット半体12,12の上部にアー
ム8aを形成し、両方のアーム8aにチルト軸9を挿通
した構成である。そして、これらのブラケット半体1
2,12間に、スイベルブラケット6が配置されてい
る。スイベルブラケット6には、二つのアーム6aが形
成されており、アーム6a,6aにはチルト軸9が挿通
され、スイベルブラケット6がチルト軸9を中心に回動
可能になされている。これらのアーム6a,6aは、そ
れぞれクランプブラケット8のアーム8a,8aに隣接
させられており、両方のアーム6a,6aは、互いに離
間させられ、両者の間は大きく開いている
【0018】クランプブラケット8のブラケット半体1
2,12の下部には、回動軸13が取り付けられてお
り、この回動軸13には油圧シリンダ15が回動自在に
取り付けられている。また、油圧シリンダ15の下端の
基部には、油圧シリンダ17,17が回動自在に取り付
けられている。これらの油圧シリンダ15,17は、ボ
ートの操縦室からの指令により操作されるようになって
いる。
【0019】一方、スイベルブラケット6には、油圧シ
リンダ15のピストン15aが当接する被駆動用スリー
ブ16と、油圧シリンダ17のピストン17aが当接す
る被駆動部18(図3参照)とが、それぞれ回転可能に
取り付けられている。そして、油圧シリンダ15,17
のピストン15a,17aが伸縮させられると、被駆動
用スリーブ16および被駆動部18が変位させられ、ス
イベルブラケット6が回動するようになっている。
【0020】次に、スイベルブラケット6の回動角度を
計測するトリムセンサ20について説明する。トリムセ
ンサ20は、チルト軸9のほぼ中央に取り付けられたセ
ンサ本体21と、このセンサ本体21に回動可能に取り
付けられたセンサアーム22とを有する。
【0021】センサ本体21は、図3に示すように、分
割可能な二つの半体21a,21bから構成されてお
り、これらの半体21a,21bでチルト軸9を囲ませ
て、半体21a,21b同士を二本のネジ(取付手段)
23,23で締結することにより、センサ本体21はチ
ルト軸9に着脱可能に取り付けられている。ここで、セ
ンサ本体21の半体21a,21bは、それぞれチルト
軸9と接触する半円形断面の溝を有しており、このため
半体21a,21bを組み合わせて、ある程度の力で両
者を締め付けるとると、センサ本体21はチルト軸9を
把持するようになっている。また、センサ本体21は、
スイベルブラケット6の二本のアーム6a同士の間に配
置されており、両方のアーム6aからは間隔がおかれて
いる。
【0022】センサ本体21の半体21bは、船尾側に
向けて延出しており、ここにセンサアーム22が取り付
けられ、スイベルブラケット6の回動する面に沿ってセ
ンサアーム22も回動するようになっている。なお、符
号24はセンサアーム22が取り付けられた回動軸を示
し、25はセンサアーム22の先端に形成された接触子
を示す。図5に示すように、半体21bの内部には、セ
ンサの計測部26が配置されており、この計測部26か
ら回動軸24が延出させられている。回動軸24が延出
させられている側において、半体21bには、外筒スト
ッパ27が突設されている。外筒ストッパ27は、円筒
の一部を軸線に沿って切り欠いた形状をしており、図
中、符号27a,27bがその切り欠いた部分の端面を
示す。外筒ストッパ27の軸線は、回動軸24の軸線と
一致しており、外筒ストッパ27は回動軸24を包囲し
ている。そして、センサアーム22は、この外筒ストッ
パ27の端面27a,27bの間の所定角度範囲内を揺
動可能になっている。
【0023】さて、回動軸24は、コイル状の捩りバネ
(付勢手段)28の内部を通過させられている。また、
外筒ストッパ27には溝27cが形成され、センサアー
ム22には溝22aが形成されている。そして、捩りバ
ネ28の一端が溝27cに掛け止められ、他端が溝22
aに掛け止められている。このようにして、センサアー
ム22には、常に図5(A)の矢印に示す方向に、捩り
バネ28による付勢力が与えられている。
【0024】また、スイベルブラケット6の上部には、
補強用のリブ6bが形成されている。リブ6bの下面
(平面)6cは、船舶推進機1を水中に降ろした標準位
置でほぼ水平になるように、つまりクランプブラケット
8の回動方向と垂直に形成されている。センサアーム2
2の先端の接触子25は、捩りバネ28の前記の付勢力
によって、このリブ6bの下面6cに常に当接させられ
ている。これにより、スイベルブラケット6がチルト軸
9の回りを回動すると、センサアーム22も回動軸24
を中心にして回動させられるようになっている。そし
て、センサアーム22の回動角度は、スイベルブラケッ
ト6の回動角度つまり船舶推進機1の回動角度に比例す
る。なお、前述のように、チルト軸9は、クランプブラ
ケット8に固定されて、回動しないようになっている。
【0025】センサ本体21の半体21bの内部の計測
部26には、センサアーム22の回動角度に比例して抵
抗が変化する電気回路が設けられており、この抵抗値が
操縦室に送信され、操縦室内のトリムメータに船舶推進
機1の回動角度として表示される。このようにして、船
舶推進機1が所望の高さまで上昇したか否か、操縦室内
で船員が監視できるようになっている。そして、これに
より、油圧シリンダ15,17が油漏れ等で正常に作動
しているか否かが確認できる。
【0026】さて、センサ本体21をチルト軸9に取り
付けるネジ23,23は、船体前方の半体21aから船
体後方の半体21bに螺合しながら侵入させられて、両
者を締結するようになっており、この取付操作を行うた
めの頭部23aは、船体前方に向けられている。センサ
本体21が設けられる位置と船体との間には、遮るもの
が何も設けられておらず(図1参照)、スイベルブラケ
ット6をチルトダウンし、スイベルブラケット6に支持
された船舶推進機1を水中に降ろした状態で、ネジ23
の頭部23aは操作可能に露出され、かつセンサ本体2
1も操作可能に露出される。
【0027】B.実施形態の効果 このように、本実施形態においては、船舶推進機1を水
中に降ろした標準位置で、ネジ23,23の取付操作を
行う頭部23a,23aおよびセンサ本体21が操作可
能に露出される。そして、標準位置で、頭部23a,2
3aが露出されるから、乗員または工員が頭部23a,
23aを操作して、ネジ23,23を緩め、センサ本体
21の位置をチルト軸9に対して調整することが容易に
なる。この場合において、たとえばトリムセンサ20の
0点調整のような微調整も容易である。
【0028】さらに、ネジ23の頭部23aが、船体前
方に向けられている。したがって、船舶を水に浮かべた
状態で、船員または工員が船体内部からトリムセンサ2
0の位置調整や交換を行うことが容易である。しかも、
トリムセンサ20自体の位置調整が可能であるから、先
行技術のような、トリムセンサ20のセンサアーム22
に接触させる調整専用のストッパ等を設ける必要がな
い。したがって、チルト装置の構造が簡単になり、その
製造費用を廉価にすることが可能である。
【0029】また、船舶推進機1を水中に降ろした標準
位置で、頭部23a,23aだけでなく、センサ本体2
1も露出されるから、乗員または工員が頭部23a,2
3aを操作して、ネジ23,23を緩めるだけでなく、
センサ本体21に直接触れることができ、この位置をチ
ルト軸9に対して調整することがさらに容易になる。さ
らに、センサ本体21が露出されることことによって、
船舶推進機1を完全にチルトアップしなくても、トリム
センサ20の交換ができ、交換作業が容易になる。
【0030】また、本実施形態では、トリムセンサ20
が、スイベルブラケット6に設けられたアーム6a同士
の間に挟まれて配置されているために、浮遊物がトリム
センサ20にぶつかり、その衝撃でトリムセンサ20が
損傷することが防止され、なおかつ前記のようなネジ2
3の頭部23aの操作が可能である。また、トリムセン
サ20がこれらのアーム6aと間隔をおいているため、
頭部23aを操作しながら、トリムセンサ20に触れて
これを調整・交換するのが容易である。たとえば、本実
施形態のように、センサ本体21が二つの半体21a,
21bに分割される場合でも、これらを落下しないよう
に手で押さえながら、分割することができる。
【0031】センサ本体21のセンサ本体21が、チル
ト軸9を把持するようにして取り付けられることによ
り、センサ本体21自体に保持力が与えられ、取付手段
を通常のネジ23のような簡易なものだけにすることが
でき、装置の部品を削減することが可能であり、経済的
である。また、センサ本体21は、半体21a,21b
に分割可能になされており、これによってセンサ本体2
1のチルト軸9への取付けが容易になされている。さら
に、センサ本体21は、チルト軸9に直接取り付けられ
ており、これにより取付用の他のブラケット等の部品が
不要であり、部品数を削減することが可能であり、経済
的である。
【0032】なお、前記のように、トリムセンサ20の
接触子25は、スイベルブラケット6が回動する方向と
垂直な平面であるスイベルブラケット6の下面6cに常
時接触させられている。これによって、接触子25は、
正確にスイベルブラケット6の回動に追随するから、ト
リムセンサ20による正確な計測が可能である。
【0033】C.変更例 本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものでは
なく、以下のような種々の変更が可能である。 前記の実施形態では、トリムセンサ20がチルト装
置の固定部をなすチルト軸9に取り付けられるが、同じ
く固定部をなすクランプブラケット8にトリムセンサを
取り付けてもよい。あるいは、チルト装置の可動部をな
すスイベルブラケット6にトリムセンサのセンサ本体を
取り付けて、センサアームがチルト装置の固定部に常時
接触するようにしてもよい。この場合、チルト軸9は、
スイベルブラケット6に固定し、クランプブラケット8
に対して回転するようにして、可動部としてもよい。 トリムセンサの種類は、接触子が固定部または可動
部に常時接触し、スイベルブラケット6の回動に伴って
回動するのであれば、前記の実施形態のような角度を抵
抗に変換するものには限定されず、他の形式のものでも
よい。 前記の実施形態では、耐水性を考慮して、スイベル
ブラケット6をチルト・トリムする機構を油圧シリンダ
にしているが、たとえば歯車機構やカム機構などの他の
手段を利用してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
チルト装置によれば、少なくとも標準位置で、取付手段
が露出されるから、取付手段を操作することにより、ト
リムセンサの0点調整のような位置調整をすることが可
能になる。しかも、取付手段が船体前方に露出されるか
ら、船舶を水に浮かべた状態で、船体内部からトリムセ
ンサの位置調整や交換を行うことが容易である。さら
に、トリムセンサ自体の位置調整ができるようになるか
ら、トリムセンサの接触子に接触させる調整専用のスト
ッパ等を設ける必要がなく、構造が簡単になり、製造費
用を廉価にすることが可能である。請求項2に記載のチ
ルト装置によれば、標準位置で、センサ本体も露出され
るから、取付手段およびセンサ本体の両方を操作するこ
とにより、トリムセンサの0点調整のような位置調整を
することがさらに容易になる。また船舶推進機を持ち上
げなくても、トリムセンサの交換ができ、作業が容易に
なる。さらに、請求項3に記載のチルト装置によれば、
トリムセンサがアーム同士の間に挟まれて配置されてい
るために、浮遊物がトリムセンサにぶつかり、その衝撃
でトリムセンサが損傷することが防止され、なおかつ前
記のような取付手段の操作が可能である。また、トリム
センサがこれらのアームと間隔をおいているため、取付
手段を操作しながら、トリムセンサに触れてこれを調整
・交換するのが容易である。
【0035】請求項4に記載のチルト装置によれば、セ
ンサ本体自体が固定部または可動部の一部を把持するこ
とにより、取付手段をネジのような簡易なものだけにす
ることができ、装置の部品を削減することが可能であ
る。また、請求項5に記載のチルト装置によれば、セン
サ本体の取付けが容易である。さらに、請求項6に記載
のチルト装置によれば、取付用の他の部品が不要であ
り、部品数を削減することが可能である。さらにまた、
請求項7に記載のチルト装置によれば、トリムセンサに
よる正確な計測が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る船舶推進機のチル
ト装置と、これを介してボートに取り付けられた船舶推
進機を示す側面図である。
【図2】 図1のII-II線に沿って矢視し、チルト装置
を拡大して示す断面図である。
【図3】 図2のIII-III線矢視図である。
【図4】 図2のIV-IV線矢視図である。
【図5】 実施形態に用いられるトリムセンサの要部を
示す図であり、(A)は正面図、(B)は(A)のB−
B線矢視図、(C)は(A)のC−C線矢視図である。
【符号の説明】
1 船舶推進機 6 スイベルブラケット(可動部)、 6a アーム、6b リブ 6c 下面(平面) 8 クランプブラケット(固定部)、 8a アーム、 9 チルト軸(固定部)、 12 ブラケット半体、 20 トリムセンサ、 21 センサ本体、 22 センサアーム、 23 ネジ(取付手段)、 24 センサアームの回動軸 25 接触子 28 捩りバネ(付勢手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に固定される固定部と、 船舶推進機を支持し、前記固定部に対して上下方向に回
    動可能な可動部と、 前記可動部の前記固定部に対する回動角度を検出するト
    リムセンサと、 このトリムセンサを前記固定部と可動部のいずれかに取
    り付ける取付手段とを備えた船舶推進機のチルト装置に
    おいて、 少なくとも、前記可動部に支持された前記船舶推進機を
    水中に降ろした標準位置で、 前記取付手段を船体前方に向けて露出させたことを特徴
    とする船舶推進機のチルト装置。
  2. 【請求項2】 前記トリムセンサは、前記固定部と可動
    部の一方に前記取付手段で取り付けられたセンサ本体
    と、 前記固定部と可動部の他方に常時接触するように前記セ
    ンサ本体に取り付けられた接触子とを有しており、 前記可動部に支持された前記船舶推進機を水中に降ろし
    た標準位置で、前記取付手段および前記センサ本体が操
    作可能に露出されることを特徴とする請求項1に記載の
    船舶推進機のチルト装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部は、少なくとも二つのアーム
    を有し、これらのアームを介して前記固定部に回動可能
    に取り付けられており、 前記トリムセンサは、これらのアーム同士の間に、これ
    らのアームと間隔をおいて配置されていることを特徴と
    する請求項2に記載の船舶推進機のチルト装置。
  4. 【請求項4】 前記センサ本体が、前記固定部または可
    動部の一部を把持するようにして取り付けられたことを
    特徴とする請求項2または3に記載の船舶推進機のチル
    ト装置。
  5. 【請求項5】 前記トリムセンサのセンサ本体を分割可
    能にしたことを特徴とする請求項4に記載の船舶推進機
    のチルト装置。
  6. 【請求項6】 前記トリムセンサのセンサ本体を前記固
    定部または可動部に直接取り付けたことを特徴とする請
    求項2ないし5のいずれかに記載の船舶推進機のチルト
    装置。
  7. 【請求項7】 前記固定部または可動部に、前記可動部
    の回動方向と垂直な平面を形成すると共に、 前記トリムセンサの接触子を付勢手段により前記平面に
    常時接触させるようにしたことを特徴とする請求項2な
    いし6のいずれかに記載の船舶推進機のチルト装置。
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