JPH0940316A - エレベータの地震時運転装置 - Google Patents
エレベータの地震時運転装置Info
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- JPH0940316A JPH0940316A JP19203995A JP19203995A JPH0940316A JP H0940316 A JPH0940316 A JP H0940316A JP 19203995 A JP19203995 A JP 19203995A JP 19203995 A JP19203995 A JP 19203995A JP H0940316 A JPH0940316 A JP H0940316A
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地震発生時に乗かごの運転条件に応じてエレ
ベータ運転を選択的に休止できるエレベータの地震時運
転装置の提供。 【構成】 120Galを超える地震発生により動作し
た第2の地震感知器12を自動復帰させてエレベータ運
転を再開する自動復帰手段と、150Galを超える振
動で動作する第3の地震感知器18とを備え、120G
alを超える地震発生時に乗かご1が所定階を所定速度
以下で走行中か、もしくは乗かご1が所定階に停止中で
あった場合のみエレベータ運転を再開し、一方、前記の
運転条件以外および150Galを超える地震発生時で
はエレベータ運転を休止する。
ベータ運転を選択的に休止できるエレベータの地震時運
転装置の提供。 【構成】 120Galを超える地震発生により動作し
た第2の地震感知器12を自動復帰させてエレベータ運
転を再開する自動復帰手段と、150Galを超える振
動で動作する第3の地震感知器18とを備え、120G
alを超える地震発生時に乗かご1が所定階を所定速度
以下で走行中か、もしくは乗かご1が所定階に停止中で
あった場合のみエレベータ運転を再開し、一方、前記の
運転条件以外および150Galを超える地震発生時で
はエレベータ運転を休止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、あらかじめ定められる
レベルを超える地震の発生時に地震管制運転を行なうエ
レベータの地震時運転装置に関する。
レベルを超える地震の発生時に地震管制運転を行なうエ
レベータの地震時運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的なエレベータの構成を示す
説明図である。
説明図である。
【0003】一般にエレベータは、図5に示すように、
乗かご1およびつり合いおもり2と、これらの乗かご1
およびつり合いおもり2が両端に懸架される主ロープ3
と、この主ロープ3が巻掛けられる巻上機4と、この巻
上機4を駆動する電動モータ5の動作を制御する運転制
御回路6とを備えている。さらに、このエレベータは、
乗かご1の上下動に応じて回動するループ状ロープ7
と、このロープ7が巻掛けられる調速機プーリ8と、こ
の調速機プーリ8に連結され、調速機プーリ8の回転に
応じて連動し、乗かご1の走行距離に比例したパルス信
号を運転制御回路6を出力するロータリエンコーダ9と
を備えている。
乗かご1およびつり合いおもり2と、これらの乗かご1
およびつり合いおもり2が両端に懸架される主ロープ3
と、この主ロープ3が巻掛けられる巻上機4と、この巻
上機4を駆動する電動モータ5の動作を制御する運転制
御回路6とを備えている。さらに、このエレベータは、
乗かご1の上下動に応じて回動するループ状ロープ7
と、このロープ7が巻掛けられる調速機プーリ8と、こ
の調速機プーリ8に連結され、調速機プーリ8の回転に
応じて連動し、乗かご1の走行距離に比例したパルス信
号を運転制御回路6を出力するロータリエンコーダ9と
を備えている。
【0004】このようなエレベータや、エレベータが据
付られる建築物は、建築基準法によって耐震構造にする
ように定められており、特に、そのうちのエレベータに
あっては、地震が発生した場合にエレベータ自体やその
付属部品の受ける被害を最小限にするため、エレベータ
の構成部品や各種の関連機器の耐震特性を強化する等の
対策が施されている。そのため、比較的小さい震度4程
度(すなわち26〜80Gal相当)のレベルの地震が
発生した場合では、エレベータの構成部品や各種の関連
機器が損傷する事故の発生の確率はほとんどゼロである
ことが確認されている。さらに、比較的大きい震度5程
度(すなわち81〜250Gal相当)のレベルの地震
が発生した場合であっても乗かご1が停止中であるな
ら、エレベータの構成部品や各種の関連機器が損傷する
事故の発生の確率はほとんどゼロであることが確認され
ている。
付られる建築物は、建築基準法によって耐震構造にする
ように定められており、特に、そのうちのエレベータに
あっては、地震が発生した場合にエレベータ自体やその
付属部品の受ける被害を最小限にするため、エレベータ
の構成部品や各種の関連機器の耐震特性を強化する等の
対策が施されている。そのため、比較的小さい震度4程
度(すなわち26〜80Gal相当)のレベルの地震が
発生した場合では、エレベータの構成部品や各種の関連
機器が損傷する事故の発生の確率はほとんどゼロである
ことが確認されている。さらに、比較的大きい震度5程
度(すなわち81〜250Gal相当)のレベルの地震
が発生した場合であっても乗かご1が停止中であるな
ら、エレベータの構成部品や各種の関連機器が損傷する
事故の発生の確率はほとんどゼロであることが確認され
ている。
【0005】また、上記のエレベータには、地震発生時
に乗かご1内の乗客の安全を確保したり、エレベータに
生じる重大な機能低下に伴う不測の事故を防ぐために地
震管制運転を行なうエレベータの地震時運転装置が設け
られている。この地震時運転装置にあっては、地震感知
器が地震を感知したときに乗かご1を最寄り階に停止さ
せた後、エレベータ運転を休止して各機器類の損傷を防
止するようになっている。
に乗かご1内の乗客の安全を確保したり、エレベータに
生じる重大な機能低下に伴う不測の事故を防ぐために地
震管制運転を行なうエレベータの地震時運転装置が設け
られている。この地震時運転装置にあっては、地震感知
器が地震を感知したときに乗かご1を最寄り階に停止さ
せた後、エレベータ運転を休止して各機器類の損傷を防
止するようになっている。
【0006】図6はこの種のエレベータの地震時運転装
置の一例を示すブロック図、図7は図6の地震時運転装
置の処理手順を示すフローチャートである。
置の一例を示すブロック図、図7は図6の地震時運転装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【0007】図6に示す地震時運転装置は、比較的小さ
い第1のレベルを超える振動で動作する第1の地震感知
器(いわゆる特低感知器)11と、前記の第1のレベル
より大きい第2のレベルを超える振動で動作する第2の
地震感知器(いわゆる低感知器)12と、これらの地震
感知器11、12から出力される地震感知信号を処理す
る地震感知器信号処理回路13と、この地震感知器信号
処理回路13を介して入力される地震感知信号に応じて
運転制御回路6に管制運転指令を出力する地震管制運転
指令回路14と、前記の第1の地震感知器11の動作を
復帰させる特低自動復帰コイル15とからなっている。
い第1のレベルを超える振動で動作する第1の地震感知
器(いわゆる特低感知器)11と、前記の第1のレベル
より大きい第2のレベルを超える振動で動作する第2の
地震感知器(いわゆる低感知器)12と、これらの地震
感知器11、12から出力される地震感知信号を処理す
る地震感知器信号処理回路13と、この地震感知器信号
処理回路13を介して入力される地震感知信号に応じて
運転制御回路6に管制運転指令を出力する地震管制運転
指令回路14と、前記の第1の地震感知器11の動作を
復帰させる特低自動復帰コイル15とからなっている。
【0008】前記の第1の地震感知器11および第2の
地震感知器12は、図示しないエレベータ機械室もしく
はピット内に設置される地震感知器ボックスに内蔵され
ている。また、例えば高さ60m以下の建築物にエレベ
ータが据付られた場合、前記の第1のレベルは80Ga
lに設定され、前記の第2のレベルは120Galに設
定されている。また、前記の第2の地震感知器12は動
作後、手動操作で復帰するようになっている。
地震感知器12は、図示しないエレベータ機械室もしく
はピット内に設置される地震感知器ボックスに内蔵され
ている。また、例えば高さ60m以下の建築物にエレベ
ータが据付られた場合、前記の第1のレベルは80Ga
lに設定され、前記の第2のレベルは120Galに設
定されている。また、前記の第2の地震感知器12は動
作後、手動操作で復帰するようになっている。
【0009】この従来の地震時運転装置では、急行ゾー
ンを有しない一般的なエレベータに用いられる場合、図
7に示す処理手順にしたがって地震管制運転を行なうよ
うになっている。すなわち、手順S101として地震が
発生した場合、手順S102として第2の地震感知器1
2が動作したかどうか判定した後、その判定結果がNO
である(すなわち第2の地震感知器12が動作しない)
場合、手順S103として第1の地震感知器11が動作
したかどうか判定する。例えば、地震のレベルが80G
al以下である場合、手順S103でも判定結果がNO
である(すなわち第1の地震感知器11が動作しない)
ため、運転制御回路6はそのまま平常運転を継続するよ
うになっている。
ンを有しない一般的なエレベータに用いられる場合、図
7に示す処理手順にしたがって地震管制運転を行なうよ
うになっている。すなわち、手順S101として地震が
発生した場合、手順S102として第2の地震感知器1
2が動作したかどうか判定した後、その判定結果がNO
である(すなわち第2の地震感知器12が動作しない)
場合、手順S103として第1の地震感知器11が動作
したかどうか判定する。例えば、地震のレベルが80G
al以下である場合、手順S103でも判定結果がNO
である(すなわち第1の地震感知器11が動作しない)
ため、運転制御回路6はそのまま平常運転を継続するよ
うになっている。
【0010】また、例えば120Galを超えるレベル
の地震が発生した場合、手順S102における判定結果
がYESである(すなわち第2の地震感知器12が動作
した)ため、手順S104として乗かご1が走行中かど
うか判定し、その判定結果がYES(すなわち乗かご1
が走行中)であれば、手順S105として乗かご1を図
示しない最寄り階に停止させた後、手順S106として
エレベータ運転を休止し、手順S107として前記の最
寄り階で図示しないドアを開き、乗かご1内の乗客を降
ろす。次いで、手順S108として例えば15秒後に前
記のドアを閉じ、手順S109として乗かご1内で開釦
が押されない場合、手順S110として当該エレベータ
の保守を担当するサービス拠点から専門技術者を派遣し
て図示しない昇降路や機械室等の点検を行ない、この点
検の結果、エレベータに何ら異常が認められなければ、
手順S111として前記の専門技術者は図示しない手動
リセット釦を押すことにより、第2の地震感知器12の
機械的動作をリセットして平常運転に復帰するようにな
っている。
の地震が発生した場合、手順S102における判定結果
がYESである(すなわち第2の地震感知器12が動作
した)ため、手順S104として乗かご1が走行中かど
うか判定し、その判定結果がYES(すなわち乗かご1
が走行中)であれば、手順S105として乗かご1を図
示しない最寄り階に停止させた後、手順S106として
エレベータ運転を休止し、手順S107として前記の最
寄り階で図示しないドアを開き、乗かご1内の乗客を降
ろす。次いで、手順S108として例えば15秒後に前
記のドアを閉じ、手順S109として乗かご1内で開釦
が押されない場合、手順S110として当該エレベータ
の保守を担当するサービス拠点から専門技術者を派遣し
て図示しない昇降路や機械室等の点検を行ない、この点
検の結果、エレベータに何ら異常が認められなければ、
手順S111として前記の専門技術者は図示しない手動
リセット釦を押すことにより、第2の地震感知器12の
機械的動作をリセットして平常運転に復帰するようにな
っている。
【0011】万一、前記の手順S108でドアを閉じた
後も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手
順S109として乗かご1内で開釦が押されるため、手
順S107に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗か
ご1内の乗客を降ろし、次の手順S108に進む。
後も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手
順S109として乗かご1内で開釦が押されるため、手
順S107に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗か
ご1内の乗客を降ろし、次の手順S108に進む。
【0012】また、例えば80Galを超え、かつ12
0Gal以下のレベルの地震が発生した場合、手順S1
02における判定結果がNOである(すなわち第2の地
震感知器12が動作しない)であるため、手順S103
に進む。この手順S103での判定結果がYESである
(すなわち第1の地震感知器11が動作する)ため、手
順S112として乗かご1が走行中かどうか判定し、そ
の判定結果がYES(すなわち乗かご1が走行中)であ
れば、手順S113として一旦乗かご1を図示しない最
寄り階に停止させた後、手順S114としてエレベータ
運転を休止し、手順S115として前記の最寄り階で図
示しないドアを開き、乗かご1内の乗客を降ろす。次い
で、手順S116として例えば15秒後に前記のドアを
閉じ、手順S117として乗かご1内で開釦が押されな
い場合、手順S118として例えば1分が経過したとき
に、手順S119として特低自動復帰コイル15の励磁
により、第1の地震感知器11の機械的動作を自動的に
リセットして平常運転に復帰するようになっている。
0Gal以下のレベルの地震が発生した場合、手順S1
02における判定結果がNOである(すなわち第2の地
震感知器12が動作しない)であるため、手順S103
に進む。この手順S103での判定結果がYESである
(すなわち第1の地震感知器11が動作する)ため、手
順S112として乗かご1が走行中かどうか判定し、そ
の判定結果がYES(すなわち乗かご1が走行中)であ
れば、手順S113として一旦乗かご1を図示しない最
寄り階に停止させた後、手順S114としてエレベータ
運転を休止し、手順S115として前記の最寄り階で図
示しないドアを開き、乗かご1内の乗客を降ろす。次い
で、手順S116として例えば15秒後に前記のドアを
閉じ、手順S117として乗かご1内で開釦が押されな
い場合、手順S118として例えば1分が経過したとき
に、手順S119として特低自動復帰コイル15の励磁
により、第1の地震感知器11の機械的動作を自動的に
リセットして平常運転に復帰するようになっている。
【0013】万一、前記の手順S116でドアを閉じた
後も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手
順S117として乗かご1内で開釦が押されるため、手
順S115に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗か
ご1内の乗客を降ろし、手順S116に進む。
後も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手
順S117として乗かご1内で開釦が押されるため、手
順S115に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗か
ご1内の乗客を降ろし、手順S116に進む。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のエレベータの地震時運転装置では、例えば120G
alを超えるレベルの地震が広域的に発生して各エレベ
ータの第2の地震感知器12が動作し、多数のエレベー
タが休止状態になったとき、この多数のエレベータを全
て平常運転に復帰させるために、専門技術者による各エ
レベータの点検作業と、エレベータ機械室での専門技術
者による第2の地震感知器12のリセット作業とを要す
ることから、多数の専門技術者を動員する必要がある。
また、前記のエレベータ点検作業と第2の地震感知器1
2のリセット作業とを行なう際、建築物のエレベータ機
械室への往復のため、専門技術者が階段を何回も昇降し
なければならず肉体的な疲労を伴うばかりか、休止した
エレベータを全て復旧させるのに少なくとも半日という
ように長い時間に及ぶため、専門技術者にかかる負担が
相当に大きくなるという問題がある。
来のエレベータの地震時運転装置では、例えば120G
alを超えるレベルの地震が広域的に発生して各エレベ
ータの第2の地震感知器12が動作し、多数のエレベー
タが休止状態になったとき、この多数のエレベータを全
て平常運転に復帰させるために、専門技術者による各エ
レベータの点検作業と、エレベータ機械室での専門技術
者による第2の地震感知器12のリセット作業とを要す
ることから、多数の専門技術者を動員する必要がある。
また、前記のエレベータ点検作業と第2の地震感知器1
2のリセット作業とを行なう際、建築物のエレベータ機
械室への往復のため、専門技術者が階段を何回も昇降し
なければならず肉体的な疲労を伴うばかりか、休止した
エレベータを全て復旧させるのに少なくとも半日という
ように長い時間に及ぶため、専門技術者にかかる負担が
相当に大きくなるという問題がある。
【0015】特に、休日や夜間に前記の地震が発生した
場合、エレベータの復旧は急を要することから、エレベ
ータの専門技術者は休日や夜間にも拘らず直ちに総動員
態勢で出動しなければならないため、上述した肉体的な
負担のみならず、精神的な負担も大きくなるという問題
がある。
場合、エレベータの復旧は急を要することから、エレベ
ータの専門技術者は休日や夜間にも拘らず直ちに総動員
態勢で出動しなければならないため、上述した肉体的な
負担のみならず、精神的な負担も大きくなるという問題
がある。
【0016】さらに、第2の地震感知器12の動作に伴
ってエレベータが運転休止となったとき、専門技術者の
到着後、エレベータの点検開始から平常運転に復帰する
までに少なくとも1時間程度を要するため、当該エレベ
ータの利用者に大きな不便をしいるという問題もある。
ってエレベータが運転休止となったとき、専門技術者の
到着後、エレベータの点検開始から平常運転に復帰する
までに少なくとも1時間程度を要するため、当該エレベ
ータの利用者に大きな不便をしいるという問題もある。
【0017】なお、一般的なエレベータの1日当たりの
稼動時間の実績から考察すると、過去の地震発生時に半
数以上のエレベータが階床で停止していた。このように
エレベータが停止した状態では震度5程度の地震が発生
しても、前述したようにエレベータの構成部品や各種の
関連機器の耐震特性を強化する等の対策が施されている
ため、地震に伴う異常は発生しないようになっている。
また、例えば毎秒10m程度以下の比較的遅い速度で乗
かご1が走行しているときに震度5程度以下の地震が発
生しても、地震に伴う異常は発生しないようになってい
る。したがって、例えば120Galを超えるレベルの
地震が発生した場合、第2の地震感知器12が動作する
ことから、ほとんどのエレベータでは異常が発生しない
と予想されるにもかかわらず、やはり専門技術者が上述
したように出動して休止したエレベータを全て点検する
必要がある。
稼動時間の実績から考察すると、過去の地震発生時に半
数以上のエレベータが階床で停止していた。このように
エレベータが停止した状態では震度5程度の地震が発生
しても、前述したようにエレベータの構成部品や各種の
関連機器の耐震特性を強化する等の対策が施されている
ため、地震に伴う異常は発生しないようになっている。
また、例えば毎秒10m程度以下の比較的遅い速度で乗
かご1が走行しているときに震度5程度以下の地震が発
生しても、地震に伴う異常は発生しないようになってい
る。したがって、例えば120Galを超えるレベルの
地震が発生した場合、第2の地震感知器12が動作する
ことから、ほとんどのエレベータでは異常が発生しない
と予想されるにもかかわらず、やはり専門技術者が上述
したように出動して休止したエレベータを全て点検する
必要がある。
【0018】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、地震発生時に、
乗かごの運転条件に応じてエレベータ運転を選択的に休
止することのできるエレベータの地震時運転装置を提供
することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、地震発生時に、
乗かごの運転条件に応じてエレベータ運転を選択的に休
止することのできるエレベータの地震時運転装置を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、あらかじめ定められる第1のレベルを超
える振動で動作する第1の地震感知器と、前記第1のレ
ベルより大きい第2のレベルを超える振動で動作する第
2の地震感知器とを備え、前記第1の地震感知器のみの
動作時に一旦乗かごを最寄り階に停止させ、あらかじめ
定められる時間の経過後に前記第1の地震感知器の動作
を自動復帰させてエレベータ運転を再開し、前記第2の
地震感知器の動作時に前記乗かごを最寄り階に停止させ
るようにしたエレベータの地震時運転装置において、前
記第2の地震感知器の動作時に前記乗かごが所定階でか
つ所定速度以下で走行中であるか、もしくは前記乗かご
が所定階に停止中であった場合のみ、あらかじめ定めら
れる時間の経過後に前記第2の地震感知器の動作を自動
復帰させてエレベータ運転を再開する自動復帰手段を備
えた構成にしてある。
め、本発明は、あらかじめ定められる第1のレベルを超
える振動で動作する第1の地震感知器と、前記第1のレ
ベルより大きい第2のレベルを超える振動で動作する第
2の地震感知器とを備え、前記第1の地震感知器のみの
動作時に一旦乗かごを最寄り階に停止させ、あらかじめ
定められる時間の経過後に前記第1の地震感知器の動作
を自動復帰させてエレベータ運転を再開し、前記第2の
地震感知器の動作時に前記乗かごを最寄り階に停止させ
るようにしたエレベータの地震時運転装置において、前
記第2の地震感知器の動作時に前記乗かごが所定階でか
つ所定速度以下で走行中であるか、もしくは前記乗かご
が所定階に停止中であった場合のみ、あらかじめ定めら
れる時間の経過後に前記第2の地震感知器の動作を自動
復帰させてエレベータ運転を再開する自動復帰手段を備
えた構成にしてある。
【0020】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、比較的
大きい第2のレベルの地震が発生して第2の地震感知器
が動作したとき、自動復帰手段の作動により、乗かごが
所定階でかつ所定速度以下で走行中であるか、もしくは
前記乗かごが所定階に停止中であった場合のみ、第2の
地震感知器の動作を自動復帰させてエレベータ運転を再
開する。一方、乗かごが所定階で所定速度を超える速度
で走行中である場合や、乗かごが所定階以外で停止中あ
るいは走行中であった場合、第2の地震感知器の動作を
継続させてエレベータ運転を休止する。これによって、
地震発生時に乗かごの運転条件に応じてエレベータ運転
を選択的に休止することができる。
大きい第2のレベルの地震が発生して第2の地震感知器
が動作したとき、自動復帰手段の作動により、乗かごが
所定階でかつ所定速度以下で走行中であるか、もしくは
前記乗かごが所定階に停止中であった場合のみ、第2の
地震感知器の動作を自動復帰させてエレベータ運転を再
開する。一方、乗かごが所定階で所定速度を超える速度
で走行中である場合や、乗かごが所定階以外で停止中あ
るいは走行中であった場合、第2の地震感知器の動作を
継続させてエレベータ運転を休止する。これによって、
地震発生時に乗かごの運転条件に応じてエレベータ運転
を選択的に休止することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明のエレベータの地震時運転装置
の実施例を図に基づいて説明する。
の実施例を図に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明のエレベータの地震時運転装
置の一実施例を示すブロック図、図2は図1の地震時運
転装置の処理手順の一部を示すフローチャート、図3は
図1の地震時運転装置の処理手順の他の一部を示すフロ
ーチャート、図4は図1の地震時運転装置の処理手順の
残りの部分を示すフローチャートである。なお、図1に
おいて前述した図5、図6に示すものと同等のものには
同一符号を付してある。さらに、図2〜図4において図
2のA部と図3のA部とが連続し、図2のB部、C部、
D部と図4のB部、C部、D部とがそれぞれ連続し、図
3のE部、F部と図4のE部、F部とがそれぞれ連続し
ている。
置の一実施例を示すブロック図、図2は図1の地震時運
転装置の処理手順の一部を示すフローチャート、図3は
図1の地震時運転装置の処理手順の他の一部を示すフロ
ーチャート、図4は図1の地震時運転装置の処理手順の
残りの部分を示すフローチャートである。なお、図1に
おいて前述した図5、図6に示すものと同等のものには
同一符号を付してある。さらに、図2〜図4において図
2のA部と図3のA部とが連続し、図2のB部、C部、
D部と図4のB部、C部、D部とがそれぞれ連続し、図
3のE部、F部と図4のE部、F部とがそれぞれ連続し
ている。
【0023】図1に示す本実施例の地震時運転装置は、
前述した図6に示す従来のものと同様に、第1の地震感
知器11、第2の地震感知器12、地震感知器信号処理
回路13、地震管制運転指令回路14および特低自動復
帰コイル15を備えている。
前述した図6に示す従来のものと同様に、第1の地震感
知器11、第2の地震感知器12、地震感知器信号処理
回路13、地震管制運転指令回路14および特低自動復
帰コイル15を備えている。
【0024】そして、本実施例の地震時運転装置は上記
の構成に加えて、地震感知器11、12と地震感知器信
号処理回路13との間に介設される特定条件自動復帰回
路16と、この特定条件自動復帰回路16に接続され、
自動復帰信号の出力に応じて第1の地震感知器11の動
作をリセットする低地震自動復帰コイル17と、図示し
ない地震感知器ボックスに内蔵され、第2のレベルより
大きい第3のレベル例えば150Galを超える振動で
動作する第3の地震感知器(いわゆる高感知器)18と
を備えており、この第3の地震感知器18は、地震感知
器信号処理回路13に直接接続されている。
の構成に加えて、地震感知器11、12と地震感知器信
号処理回路13との間に介設される特定条件自動復帰回
路16と、この特定条件自動復帰回路16に接続され、
自動復帰信号の出力に応じて第1の地震感知器11の動
作をリセットする低地震自動復帰コイル17と、図示し
ない地震感知器ボックスに内蔵され、第2のレベルより
大きい第3のレベル例えば150Galを超える振動で
動作する第3の地震感知器(いわゆる高感知器)18と
を備えており、この第3の地震感知器18は、地震感知
器信号処理回路13に直接接続されている。
【0025】上述した特定条件自動復帰回路16は、ロ
ータリエンコーダ9で発せられるパルス信号により乗か
ご1の高さ位置および乗かご1の走行速度を検出して、
その条件信号を地震感知器信号処理回路13を介して地
震管制運転指令回路14へ転送する。また、特定条件自
動復帰回路16は、地震管制運転指令回路14からの自
動復帰信号に応じて特低自動復帰コイル15および低自
動復帰コイル17を通電することにより、第1の地震感
知器11および第2の地震感知器12をそれぞれ復帰さ
せる。
ータリエンコーダ9で発せられるパルス信号により乗か
ご1の高さ位置および乗かご1の走行速度を検出して、
その条件信号を地震感知器信号処理回路13を介して地
震管制運転指令回路14へ転送する。また、特定条件自
動復帰回路16は、地震管制運転指令回路14からの自
動復帰信号に応じて特低自動復帰コイル15および低自
動復帰コイル17を通電することにより、第1の地震感
知器11および第2の地震感知器12をそれぞれ復帰さ
せる。
【0026】上述した地震管制運転指令回路14は、地
震感知器11、12から特定条件自動復帰回路16およ
び地震感知器信号処理回路13を介して出力された地震
感知信号と第3の地震感知器18から地震感知器信号処
理回路13を介して出力された他の地震感知信号とを統
合した統合地震感知信号が入力されると、運転制御回路
6に対してエレベータ地震管制運転モードで動作させる
運転指令を出力する。また、この地震管制運転指令回路
14は、前記の条件信号に基づいて第1の地震感知器1
1および第2の地震感知器12を自動復帰させるかどう
か判定する。その判定結果、乗かご1が所定階に停止
中、または乗かご1が所定階で所定速度、例えば毎秒1
0m以下で走行中に地震感知信号が出力されたと判定し
た場合、あらかじめ定められる時間の経過後に、地震感
知器信号処理回路13を介して特定条件自動復帰回路1
6へ自動復帰信号を出力する。なお、前記の所定階およ
び所定速度は、エレベータ据付時にエレベータや建築物
の条件に合わせて設定するようになっており、例えば1
0階用のエレベータの場合には1階および2階を前記の
所定階として設定する。
震感知器11、12から特定条件自動復帰回路16およ
び地震感知器信号処理回路13を介して出力された地震
感知信号と第3の地震感知器18から地震感知器信号処
理回路13を介して出力された他の地震感知信号とを統
合した統合地震感知信号が入力されると、運転制御回路
6に対してエレベータ地震管制運転モードで動作させる
運転指令を出力する。また、この地震管制運転指令回路
14は、前記の条件信号に基づいて第1の地震感知器1
1および第2の地震感知器12を自動復帰させるかどう
か判定する。その判定結果、乗かご1が所定階に停止
中、または乗かご1が所定階で所定速度、例えば毎秒1
0m以下で走行中に地震感知信号が出力されたと判定し
た場合、あらかじめ定められる時間の経過後に、地震感
知器信号処理回路13を介して特定条件自動復帰回路1
6へ自動復帰信号を出力する。なお、前記の所定階およ
び所定速度は、エレベータ据付時にエレベータや建築物
の条件に合わせて設定するようになっており、例えば1
0階用のエレベータの場合には1階および2階を前記の
所定階として設定する。
【0027】この実施例にあっては、図2〜図4に示す
処理手順にしたがって地震発生時に地震管制運転を行な
うようになっている。すなわち、図2の手順S1として
地震が発生した場合、手順S2として第3の地震感知器
18が動作したかどうか判定した後、手順S3として第
2の地震感知器12が動作したかどうか判定し、さら
に、図3の手順S4として第1の地震感知器11が動作
したかどうか判定する。例えば、地震のレベルが80G
al以下である場合、手順S2〜S4における判定結果
がいずれもNOであるため、運転制御回路6はそのまま
平常運転を継続するようになっている。
処理手順にしたがって地震発生時に地震管制運転を行な
うようになっている。すなわち、図2の手順S1として
地震が発生した場合、手順S2として第3の地震感知器
18が動作したかどうか判定した後、手順S3として第
2の地震感知器12が動作したかどうか判定し、さら
に、図3の手順S4として第1の地震感知器11が動作
したかどうか判定する。例えば、地震のレベルが80G
al以下である場合、手順S2〜S4における判定結果
がいずれもNOであるため、運転制御回路6はそのまま
平常運転を継続するようになっている。
【0028】また、例えば150Galを超えるレベル
の地震が発生した場合、手順S2における判定結果がY
ESである(すなわち第3の地震感知器18が動作し
た)ため、手順S21として乗かご1が走行中かどうか
判定し、その判定結果がYES(すなわち乗かご1が走
行中)であれば、手順S22として乗かご1を図示しな
い最寄り階に停止させた後、手順S23としてエレベー
タ運転を休止し、手順S24として前記の最寄り階で図
示しないドアを開き、乗かご1内の乗客を降ろす。次い
で、手順S25として例えば15秒後に前記のドアを閉
じ、手順S26として乗かご1内で開釦が押されない場
合、エレベータ運転の休止状態を継続する。このとき、
図示を省略したがエレベータの遠隔監視装置によって電
話回線を介してサービス拠点に設置される遠隔モニタ装
置にエレベータの休止を連絡したり、顧客による電話連
絡によりサービス拠点にエレベータの休止を報知する。
そこで、図4の手順S27として当該エレベータの保守
を担当するサービス拠点から専門技術者を派遣し、この
専門技術者の到着後、手順S28として図示しない昇降
路や機械室等の点検を行ない、この点検の結果、エレベ
ータに何ら異常が認められなければ、手順S29として
前記の専門技術者は図示しない手動リセット釦を押する
ことにより、第3の地震感知器18をリセットして平常
運転に復帰させるようになっている。
の地震が発生した場合、手順S2における判定結果がY
ESである(すなわち第3の地震感知器18が動作し
た)ため、手順S21として乗かご1が走行中かどうか
判定し、その判定結果がYES(すなわち乗かご1が走
行中)であれば、手順S22として乗かご1を図示しな
い最寄り階に停止させた後、手順S23としてエレベー
タ運転を休止し、手順S24として前記の最寄り階で図
示しないドアを開き、乗かご1内の乗客を降ろす。次い
で、手順S25として例えば15秒後に前記のドアを閉
じ、手順S26として乗かご1内で開釦が押されない場
合、エレベータ運転の休止状態を継続する。このとき、
図示を省略したがエレベータの遠隔監視装置によって電
話回線を介してサービス拠点に設置される遠隔モニタ装
置にエレベータの休止を連絡したり、顧客による電話連
絡によりサービス拠点にエレベータの休止を報知する。
そこで、図4の手順S27として当該エレベータの保守
を担当するサービス拠点から専門技術者を派遣し、この
専門技術者の到着後、手順S28として図示しない昇降
路や機械室等の点検を行ない、この点検の結果、エレベ
ータに何ら異常が認められなければ、手順S29として
前記の専門技術者は図示しない手動リセット釦を押する
ことにより、第3の地震感知器18をリセットして平常
運転に復帰させるようになっている。
【0029】万一、前記の手順S25でドアを閉じた後
も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手順
S26として乗かご1内で開釦が押されるため、手順S
24に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗かご1内
の乗客を降ろし、次の手順S25に進む。
も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手順
S26として乗かご1内で開釦が押されるため、手順S
24に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗かご1内
の乗客を降ろし、次の手順S25に進む。
【0030】また、例えば120Galを超え、かつ1
50Gal以下のレベルの地震が発生した場合、手順S
2における判定結果がNOである(すなわち第3の地震
感知器18が動作しない)ため、手順S3に進んで第2
の地震感知器12が動作したと判定し、手順S31とし
て乗かご1が走行中かどうか判定する。その判定結果が
YES(すなわち乗かご1が走行中)であれば、手順S
32として一旦乗かご1を図示しない最寄り階に停止さ
せた後、手順S33としてエレベータ運転を休止し、手
順S34として前記の最寄り階で図示しないドアを開
き、乗かご1内の乗客を降ろす。次いで、手順S35と
して例えば15秒後に前記のドアを閉じ、手順S36と
して乗かご1内で開釦が押されない場合、手順S37と
して例えば1分が経過したときに、図4の手順S38と
して乗かご1が1階か2階に停止中、もしくは乗かご1
が1階か2階でかつ毎秒10m以下で走行中であったか
どうか判定し、その判定結果がYESである(すなわち
乗かご1が1階か2階を毎秒10m以下で走行中である
場合や、乗かごが1階か2階に停止中である)場合、手
順S39として低自動復帰コイル17の励磁により第2
の地震感知器12の機械的動作を自動的にリセットし、
平常運転に復帰する。一方、前記の手順S38の判定結
果がNOである(すなわち乗かご1が1階か2階を毎秒
10mを超える速度で走行中である場合や、乗かごが3
階〜10階で停止中あるいは走行中である)場合、エレ
ベータ運転の休止状態を継続するとともに手順S27に
移行する。
50Gal以下のレベルの地震が発生した場合、手順S
2における判定結果がNOである(すなわち第3の地震
感知器18が動作しない)ため、手順S3に進んで第2
の地震感知器12が動作したと判定し、手順S31とし
て乗かご1が走行中かどうか判定する。その判定結果が
YES(すなわち乗かご1が走行中)であれば、手順S
32として一旦乗かご1を図示しない最寄り階に停止さ
せた後、手順S33としてエレベータ運転を休止し、手
順S34として前記の最寄り階で図示しないドアを開
き、乗かご1内の乗客を降ろす。次いで、手順S35と
して例えば15秒後に前記のドアを閉じ、手順S36と
して乗かご1内で開釦が押されない場合、手順S37と
して例えば1分が経過したときに、図4の手順S38と
して乗かご1が1階か2階に停止中、もしくは乗かご1
が1階か2階でかつ毎秒10m以下で走行中であったか
どうか判定し、その判定結果がYESである(すなわち
乗かご1が1階か2階を毎秒10m以下で走行中である
場合や、乗かごが1階か2階に停止中である)場合、手
順S39として低自動復帰コイル17の励磁により第2
の地震感知器12の機械的動作を自動的にリセットし、
平常運転に復帰する。一方、前記の手順S38の判定結
果がNOである(すなわち乗かご1が1階か2階を毎秒
10mを超える速度で走行中である場合や、乗かごが3
階〜10階で停止中あるいは走行中である)場合、エレ
ベータ運転の休止状態を継続するとともに手順S27に
移行する。
【0031】万一、前記の手順S35でドアを閉じた後
も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手順
S36として乗かご1内で開釦が押されるため、手順S
34に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗かご1内
の乗客を降ろし、次の手順S35に進む。
も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手順
S36として乗かご1内で開釦が押されるため、手順S
34に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗かご1内
の乗客を降ろし、次の手順S35に進む。
【0032】また、例えば80Galを超え、かつ12
0Gal以下のレベルの地震が発生した場合、手順S2
で第3の地震感知器18が動作しないと判定して手順S
3に進み、第2の地震感知器12も動作しないと判定し
て図3の手順S4に進む。次いで、第1の地震感知器1
1が動作したと判定し、手順S41として乗かご1が走
行中かどうか判定し、その判定結果がYES(すなわち
乗かご1が走行中)であれば、手順S42として一旦乗
かご1を図示しない最寄り階に停止させた後、手順S4
3としてエレベータ運転を休止し、手順S44として前
記の最寄り階で図示しないドアを開き、乗かご1内の乗
客を降ろす。次いで、手順S45として例えば15秒後
に前記のドアを閉じ、手順S46として乗かご1内で開
釦が押されない場合、手順S47として例えば1分が経
過したときに、手順S48として特低自動復帰コイル1
5の励磁により第1の地震感知器11の機械的動作を自
動的にリセットし、平常運転に復帰するようになってい
る。
0Gal以下のレベルの地震が発生した場合、手順S2
で第3の地震感知器18が動作しないと判定して手順S
3に進み、第2の地震感知器12も動作しないと判定し
て図3の手順S4に進む。次いで、第1の地震感知器1
1が動作したと判定し、手順S41として乗かご1が走
行中かどうか判定し、その判定結果がYES(すなわち
乗かご1が走行中)であれば、手順S42として一旦乗
かご1を図示しない最寄り階に停止させた後、手順S4
3としてエレベータ運転を休止し、手順S44として前
記の最寄り階で図示しないドアを開き、乗かご1内の乗
客を降ろす。次いで、手順S45として例えば15秒後
に前記のドアを閉じ、手順S46として乗かご1内で開
釦が押されない場合、手順S47として例えば1分が経
過したときに、手順S48として特低自動復帰コイル1
5の励磁により第1の地震感知器11の機械的動作を自
動的にリセットし、平常運転に復帰するようになってい
る。
【0033】万一、前記の手順S45でドアを閉じた後
も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手順
S46として乗かご1内で開釦が押されるため、手順S
44に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗かご1内
の乗客を降ろし、次の手順S45に進む。
も依然として乗かご1内に乗客が残っていた場合、手順
S46として乗かご1内で開釦が押されるため、手順S
44に戻って前記の最寄り階でドアを開いて乗かご1内
の乗客を降ろし、次の手順S45に進む。
【0034】このように構成した実施例では、地震発生
時に乗かご1の運転条件に応じてエレベータ運転を選択
的に休止することができる。例えば10階用エレベータ
の乗かご1が所定階である1階あるいは2階を毎秒10
m以下で走行中に、もしくは1階あるいは2階に停止中
に、120Galを超え、かつ150Gal以下のレベ
ルの地震が発生して地震感知器11、12が動作した場
合、第1の地震感知器11のみならず、第2の地震感知
器12をそれぞれ自動復帰できる。したがって、上記の
乗かご1の運転条件(すなわち乗かご1が1階あるいは
2階を毎秒10m以下で走行中、もしくは1階あるいは
2階に停止中)ではほとんどのエレベータでは異常が発
生しないと予想されるため、エレベータ運転を休止する
ことを要せずに、何ら支障なくエレベータ運転を再開で
きる。
時に乗かご1の運転条件に応じてエレベータ運転を選択
的に休止することができる。例えば10階用エレベータ
の乗かご1が所定階である1階あるいは2階を毎秒10
m以下で走行中に、もしくは1階あるいは2階に停止中
に、120Galを超え、かつ150Gal以下のレベ
ルの地震が発生して地震感知器11、12が動作した場
合、第1の地震感知器11のみならず、第2の地震感知
器12をそれぞれ自動復帰できる。したがって、上記の
乗かご1の運転条件(すなわち乗かご1が1階あるいは
2階を毎秒10m以下で走行中、もしくは1階あるいは
2階に停止中)ではほとんどのエレベータでは異常が発
生しないと予想されるため、エレベータ運転を休止する
ことを要せずに、何ら支障なくエレベータ運転を再開で
きる。
【0035】さらに、150Galを超えるレベルの地
震が発生した場合には、エレベータに異常がないとして
も建屋側に被害が生じる場合があるので、第3の地震感
知器18の動作により専門技術者による点検のためエレ
ベータ運転を休止でき、したがって、エレベータの安全
性を確保することができる。
震が発生した場合には、エレベータに異常がないとして
も建屋側に被害が生じる場合があるので、第3の地震感
知器18の動作により専門技術者による点検のためエレ
ベータ運転を休止でき、したがって、エレベータの安全
性を確保することができる。
【0036】なお、本実施例では、地震感知器信号処理
回路13、地震管制運転指令回路14および低自動復帰
コイル17により、第2の地震感知器12の動作時に乗
かご1が1階あるいは2階でかつ毎秒10m以下で走行
中であるか、もしくは乗かごが1階あるいは2階に停止
中であった場合のみ、第2の地震感知器12の動作を自
動復帰させてエレベータ運転を再開する自動復帰手段が
構成されている。
回路13、地震管制運転指令回路14および低自動復帰
コイル17により、第2の地震感知器12の動作時に乗
かご1が1階あるいは2階でかつ毎秒10m以下で走行
中であるか、もしくは乗かごが1階あるいは2階に停止
中であった場合のみ、第2の地震感知器12の動作を自
動復帰させてエレベータ運転を再開する自動復帰手段が
構成されている。
【0037】さらに本実施例では、第1のレベルを80
Galに、第2のレベルを120Galに、第3のレベ
ルを150Galにそれぞれ設定したが、必要に応じ
て、これらのレベルの設定値を変更することもできる。
Galに、第2のレベルを120Galに、第3のレベ
ルを150Galにそれぞれ設定したが、必要に応じ
て、これらのレベルの設定値を変更することもできる。
【0038】さらに本実施例では、10階用のエレベー
タの場合を例示したが、本発明はこれに限らず、建築物
の高さに応じて所定階を設定するようになっており、例
えば5階用のエレベータの場合にはすべての階床(1階
〜5階)を前記の所定階として設定することもできる。
また、10階の建築物のうちの1階および2階を所定階
として設定する代わりに、他の階を所定階として設定す
ることもできる。
タの場合を例示したが、本発明はこれに限らず、建築物
の高さに応じて所定階を設定するようになっており、例
えば5階用のエレベータの場合にはすべての階床(1階
〜5階)を前記の所定階として設定することもできる。
また、10階の建築物のうちの1階および2階を所定階
として設定する代わりに、他の階を所定階として設定す
ることもできる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、地
震発生時に乗かごの運転条件に応じてエレベータ運転を
選択的に休止することができる。したがって、前記の乗
かごの運転条件が危険なものである場合には運転休止に
よりエレベータの安全性を確保できる。一方、前記の乗
かごの運転条件が安全なものである場合には運転継続に
よりエレベータの利用者に及ぶ不便さを少なくできると
ともに、エレベータ点検を行なう専門技術者の出動頻度
を減少させて専門技術者の肉体的かつ精神的負担を少な
くできるという効果がある。
震発生時に乗かごの運転条件に応じてエレベータ運転を
選択的に休止することができる。したがって、前記の乗
かごの運転条件が危険なものである場合には運転休止に
よりエレベータの安全性を確保できる。一方、前記の乗
かごの運転条件が安全なものである場合には運転継続に
よりエレベータの利用者に及ぶ不便さを少なくできると
ともに、エレベータ点検を行なう専門技術者の出動頻度
を減少させて専門技術者の肉体的かつ精神的負担を少な
くできるという効果がある。
【図1】本発明のエレベータの地震時運転装置の一実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】図1の地震時運転装置の処理手順の一部を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】図1の地震時運転装置の処理手順の他の一部を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】図1の地震時運転装置の処理手順の残りの部分
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図5】一般的なエレベータの構成を示す説明図であ
る。
る。
【図6】エレベータの地震時運転装置の一例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】図6の地震時運転装置の処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
1 乗かご 5 電動機 6 運転制御回路 9 ロータリエンコーダ 11 第1の地震感知器 12 第2の地震感知器 13 地震感知器信号処理回路 14 地震管制運転指令回路 15 特低自動復帰コイル 16 特定条件自動復帰回路 17 低自動復帰コイル 18 第3の地震感知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 真一郎 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内
Claims (3)
- 【請求項1】 あらかじめ定められる第1のレベルを超
える振動で動作する第1の地震感知器と、前記第1のレ
ベルより大きい第2のレベルを超える振動で動作する第
2の地震感知器とを備え、前記第1の地震感知器のみの
動作時に一旦乗かごを最寄り階に停止させ、あらかじめ
定められる時間の経過後に前記第1の地震感知器の動作
を自動復帰させてエレベータ運転を再開し、前記第2の
地震感知器の動作時に前記乗かごを最寄り階に停止させ
るようにしたエレベータの地震時運転装置において、 前記第2の地震感知器の動作時に前記乗かごが所定階で
かつ所定速度以下で走行中であるか、もしくは前記乗か
ごが所定階に停止中であった場合のみ、前記第2の地震
感知器の動作を自動復帰させてエレベータ運転を再開す
る自動復帰手段を備えたことを特徴とするエレベータの
地震時運転装置。 - 【請求項2】 自動復帰手段が、乗かごの高さ位置およ
び走行速度を検出する特定条件自動復帰回路と、前記乗
かごの高さ位置および走行速度に応じて、前記第2の地
震感知器の動作時に前記乗かごが所定階に位置するかど
うか判定するとともに、前記乗かごが所定速度以下で走
行中であるかどうか判定し、あらかじめ定められる時間
の経過後に前記特定条件自動復帰回路へ自動復帰信号を
出力する地震管制運転指令回路と、前記特定条件自動復
帰回路に接続され、前記地震管制運転指令回路の判定結
果に基づいて前記第2の地震感知器の動作を自動復帰さ
せる低自動復帰コイルとを含むことを特徴とする請求項
1記載のエレベータの地震時運転装置。 - 【請求項3】 第2のレベルより大きい第3のレベルを
超える振動で動作する第3の地震感知器を備え、この第
3の地震感知器の動作時に乗かごを最寄り階に停止させ
てエレベータ運転を休止させるようにしたことを特徴と
する請求項1記載のエレベータの地震時運転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19203995A JPH0940316A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | エレベータの地震時運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19203995A JPH0940316A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | エレベータの地震時運転装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940316A true JPH0940316A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16284595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19203995A Pending JPH0940316A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | エレベータの地震時運転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0940316A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006232447A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの地震時自動復帰装置 |
| JP2007178202A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Mitsutoyo Corp | 地震災害防止システム |
| JP2008007228A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの制御装置及び制御方法 |
| JP2009091128A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベータの地震管制運転装置 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19203995A patent/JPH0940316A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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