JPH0940556A - トコフェロール含有hsp47合成抑制剤 - Google Patents

トコフェロール含有hsp47合成抑制剤

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JPH0940556A
JPH0940556A JP21093595A JP21093595A JPH0940556A JP H0940556 A JPH0940556 A JP H0940556A JP 21093595 A JP21093595 A JP 21093595A JP 21093595 A JP21093595 A JP 21093595A JP H0940556 A JPH0940556 A JP H0940556A
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tocopherol
synthesis
collagen
hsp47
disease
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JP21093595A
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Toshimi Shiragami
俊美 白神
Yoichi Shobu
洋一 清輔
Masayoshi Morino
眞嘉 森野
Chikao Yoshikumi
親雄 吉汲
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Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子量47キロダルトンの熱ショックタンパ
ク質の合成抑制剤を提供する。 【解決手段】 トコフェロール又はその誘導体を有効成
分として含有する。 【効果】 コラーゲン合成を抑制するので、細胞外マト
リックス産生の亢進の病態を示す病気を治療することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トコフェロール又
はその誘導体、特にα−トコフェロール(すなわち、ビ
タミンE)を有効成分として含有する、分子量47キロ
ダルトンの熱ショックタンパク質(以下、HSP47と
称する)の合成抑制剤に関する。本発明のHSP47合
成抑制剤は、特に、臓器内のコラーゲンの合成を抑制す
ることにより肝硬変、間質性肺疾患、慢性腎不全(又は
慢性腎不全に陥いる疾患)、術後の瘢痕や熱傷性瘢痕、
交通事故等の後に生じるケロイドや肥厚性瘢痕、強皮
症、動脈硬化、又は関節リウマチなどの細胞外マトリッ
クス(細胞外基質)産生亢進の病態を示す病気の患者の
生理学的状態を有効に改善させ、肝硬変、間質性肺疾
患、慢性腎不全(又は慢性腎不全に陥いる疾患)、術後
の瘢痕や熱傷性瘢痕、交通事故等の後に生じるケロイド
や肥厚性瘢痕、強皮症、動脈硬化、又は関節リウマチな
どの細胞外マトリックス産生亢進の病態を示す病気を効
果的に治療することができる。
【0002】
【従来の技術】近年、コラーゲンなどの細胞外マトリッ
クスの産生の亢進の病態を示す病気が大きな問題となっ
ている。ここでいう細胞外マトリックス産生の亢進の病
態を示す病気とは、例えば肝硬変、間質性肺疾患、慢性
腎不全(又は慢性腎不全に陥いる疾患)、術後の瘢痕や
熱傷性瘢痕、交通事故等の後に生じるケロイドや肥厚性
瘢痕、強皮症、動脈硬化、又は関節リウマチなどを含
む。
【0003】例えば、死亡者がわが国だけでも年間約2
万人にものぼるといわれている肝硬変は、肝臓が結合組
織の増殖のため固くなる病気の総称で、種々の慢性肝疾
患の終末像であるといわれ、肝全体にわたるびまん性の
肝線維症である。すなわち、肝炎などの肝傷害が長期に
及ぶ慢性肝炎においては、線維芽細胞や伊東細胞などの
細胞外マトリックス(特にI型コラーゲン)産生の著し
い亢進を伴い肝臓は線維化する。肝の線維化が慢性的に
進行すると、ますます正常な肝再生は妨害され、肝細胞
に置き換わり、線維芽細胞とI型コラーゲンを主体とす
る細胞外マトリックスが肝組織のかなりの部分を占め、
多くの凝小葉からなる肝硬変に至る。肝硬変の進行に伴
い、線維隔壁が肝全体に進展し、その結果生じる血流の
異常は、肝実質細胞の変性を更に押し進める一因にもな
り、肝硬変における悪循環が続くことになり、更にはア
ルコール、ウイルス、自己免疫等種々の原因によって、
肝臓中に多量の膠質線維が生成され、肝細胞の壊死と機
能消失とが生じ、肝硬変患者は遂には死に至る。I型コ
ラーゲンは正常肝では全タンパク質量の約2%を占める
が、肝硬変となると10〜30%を占めるようになる。
【0004】また、間質性肺疾患は、肺胞及び肺胞管の
みならず、しばしば呼吸細気管支や終末気管支も巻き込
む下部気道の慢性炎症(肺胞炎 alveolitis)とその結果
である間質の線維化と肺胞内線維化を特徴とする疾患群
である。ここでいう間質性肺疾患とは、例えば、間質性
肺炎、肺線維症などのびまん性間質性肺疾患、特発性肺
線維症、透過性肺水腫、膠原病肺、サルコイドーシスな
どを含む。間質性肺疾患においては、線維化組織では細
胞外マトリックスの過剰な産生と蓄積が認められてい
る。すなわち、間質性肺疾患の肺線維化組織では、肥大
した間質に著明なI型及び III型コラーゲンの集積がみ
られており、特に III型コラーゲンは、線維化の早期に
肥厚した肺胞中隔に集積し、病期が進行し、後期にはI
型コラーゲンが増加し、主要なコラーゲンとなる。基底
膜は早期に破壊されており、肺胞腔側へのコラーゲン線
維の侵入が観察される。
【0005】また、慢性腎不全とは慢性腎炎症候群の結
果、腎機能の荒廃により体内の恒常性が維持できなくな
った状態である。慢性腎不全の進行を病理学的にみると
糸球体硬化と間質線維化の進行である。糸球体硬化症
は、メサンギウム領域を中心とした細胞外マトリックス
の増生である。メサンギウム硬化症の成分は正常と比較
し、著明にIV型コラーゲンなどの糸球体基底膜の成分が
増加し、また間質成分であるI型コラーゲンも硬化症部
位に一致して増生している。すなわち、慢性に経過する
糸球体硬化に対しては、細胞外マトリックスの産生亢進
が大きな要因である。ここで慢性腎不全に陥いる疾患と
は、例えばIgA腎症、巣状糸球体硬化症、膜性増殖性
腎炎、糖尿病性腎症、慢性間質性腎炎、慢性糸球体腎炎
などを含む。その他、術後の瘢痕や熱傷性瘢痕、あるい
は強皮症、動脈硬化等の細胞外マトリックス産生亢進の
病態を示す病気は、何らかの原因によりコラーゲン合成
の異常亢進が起こり、線維化が進んで組織の硬化変化を
生ずることが主要な成因と考えられている。
【0006】また、血管新生においても基底膜及び基底
膜中のコラーゲン合成が、重要な役割をはたすことが指
摘されている(Maragoudakis, E., Sarmonika, M., and
Panoutsacopoulous, M., "J. Pharmacol. Exp. The
r.", 244 : 729, 1988 ; Ingber, D. E., Madri, J.
A., and Folkman, J., "Endocrinology", 119 : 1768,
1986)。血管新生による疾患としては、例えば、糖尿
病性網膜症、後水晶体線維増殖症、角膜移植に伴う血管
新生、緑内症、眼腫瘍、トラコーマ、幹せん、化膿性肉
芽腫、血管腫、線維性血管腫、肥大性はん痕、肉芽、リ
ューマチ性関節炎、浮腫性硬化症、アテローム性動脈硬
化症、各種腫瘍などが知られている。このようにコラー
ゲンなどの細胞外マトリックスの産生の亢進の病態を示
す病気が大きな問題となっているにもかかわらず、従来
では副作用や薬理効果等の種々の面で満足すべき細胞外
マトリックス合成抑制剤(例えば、コラーゲン合成抑制
剤)は未だ開発されていなかったのである。
【0007】一方、熱ショックタンパク質(heat shock
protein;HSP、ストレスタンパク質ともいう)は、
細胞に何らかのストレス、例えば熱、薬剤、放射線等を
加えることにより細胞に発現されるタンパク質である。
HSPは、その種類は多種多様であるが、分子量の大き
さから90ファミリー、70ファミリー、60ファミリ
ー、低分子ファミリーの4ファミリーに大別することが
できる。ストレスへの応答に加えて、これらのタンパク
質のいくつかは構成的に合成され、正常な環境のもと、
タンパク質のフォールディング、アンフォールディン
グ、タンパク質サブユニットの会合、タンパク質の膜輸
送のような、必須の生理的な役割を演じていることが示
されている。熱ショックタンパク質としてのこれらの機
能は、分子シャペロンと称される。
【0008】HSP47は、永田等によって1986年
に発見されたタンパク質で、分子量47キロダルトンの
塩基性タンパク質(pI=9.0)である。HSP47
の発現が増大するにつれて、コラーゲンの合成も増加す
ることが様々な細胞で示されている("J. Biol. Che
m.", 261 : 7531, 1986 ; "Eur. J. Biochem.", 206 :
323, 1992 ; "J. Biol. Chem.", 265 : 992, 1990 ;
"J. Clin. Invest.", 94:2481, 1994)。すなわち、H
SP47は、細胞内で小胞体内でのプロコラーゲンのプ
ロセシング、三重鎖ヘリックス形成、あるいは小胞体か
らゴルジ装置へのプロコラーゲン輸送・分泌という局面
で、コラーゲンの特異的分子シャペロンとして機能して
いるとされているので、増大したHSP47発現は、細
胞外マトリックスにおけるコラーゲン分子の蓄積を刺激
する。このようにコラーゲン結合熱ショックタンパク質
であるHSP47は、発現と同様に機能においても、細
胞外マトリックスタンパク質であるコラーゲンに密接に
関連した熱ショックタンパク質である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記事
情に鑑み、肝硬変、間質性肺疾患、慢性腎不全(又は慢
性腎不全に陥いる疾患)、術後の瘢痕や熱傷性瘢痕、交
通事故等の後に生じるケロイドや肥厚性瘢痕、強皮症、
動脈硬化、又は関節リウマチなどの細胞外マトリックス
産生亢進の病態を示す病気の患者の生理学的状態を有効
に改善させ、肝硬変、間質性肺疾患、慢性腎不全(又は
慢性腎不全に陥いる疾患)、術後の瘢痕や熱傷性瘢痕、
交通事故等の後に生じるケロイドや肥厚性瘢痕、強皮
症、動脈硬化、又は関節リウマチなどの細胞外マトリッ
クス産生亢進の病態を示す病気を効果的に治療すること
のできる、細胞外マトリックス合成抑制剤を提供するた
めに、種々検討を重ねてきた。
【0010】上記したように、肝硬変、間質性肺疾患、
慢性腎不全(又は慢性腎不全に陥いる疾患)、術後の瘢
痕や熱傷性瘢痕、交通事故等の後に生じるケロイドや肥
厚性瘢痕、強皮症、動脈硬化、又は関節リウマチなどの
線維症は臓器内の細胞外マトリックスの著しく増加した
病態が主病変と理解されている。肝硬変、間質性肺疾
患、慢性腎不全(又は慢性腎不全に陥いる疾患)、術後
の瘢痕や熱傷性瘢痕、交通事故等の後に生じるケロイド
や肥厚性瘢痕、強皮症、動脈硬化、又は関節リウマチな
どの細胞外マトリックス産生亢進の病態を示す病気に伴
う線維化は、コラーゲン生合成増加やコラーゲン分解能
の低下により生ずると考えられている。例えば、肝の線
維化において、I型、 III型、IV型コラーゲンの合成活
性化が起こるが、特に主要成分であるI型コラーゲンの
合成活性化が重要な意味をもつ。
【0011】こうした状況下で、本発明者らは、意外に
も、トコフェロール又はその誘導体、特にα−トコフェ
ロール(すなわち、ビタミンE)が、病態を示す組織の
細胞におけるHSP47の合成を特異的に抑制すること
を見出した。すなわち、トコフェロール又はその誘導体
を投与することにより、細胞内でのHSP47の合成を
抑制し、臓器内でのコラーゲン合成を抑制し、ひいては
肝硬変、間質性肺疾患、慢性腎不全(又は慢性腎不全に
陥いる疾患)、術後の瘢痕や熱傷性瘢痕、交通事故等の
後に生じるケロイドや肥厚性瘢痕、強皮症、動脈硬化、
又は関節リウマチなどの細胞外マトリックス産生亢進の
病態を示す病気の治療が可能であることを見出したので
ある。本発明はこうした知見に基づくものであり、肝硬
変、間質性肺疾患、慢性腎不全(又は慢性腎不全に陥い
る疾患)、術後の瘢痕や熱傷性瘢痕、交通事故等の後に
生じるケロイドや肥厚性瘢痕、強皮症、動脈硬化、又は
関節リウマチなどの細胞外マトリックス産生の亢進の病
態を示す病気を効果的に治療することのできるHSP4
7合成抑制剤であって、細胞内でのコラーゲンの成熟及
び輸送過程に重要な役割を果たしているコラーゲン特異
的な分子シャペロンであるHSP47の合成抑制剤を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、トコ
フェロール又はその誘導体、特にα−トコフェロール
(すなわち、ビタミンE)を有効成分として含有するこ
とを特徴とする、HSP47合成抑制剤に関する。
【0013】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のHSP47合成抑制剤は、有効成分としてトコフ
ェロール又はその誘導体を含有する。本明細書において
トコフェロールとは、α−トコフェロール、β−トコフ
ェロール、γ−トコフェロール、又はδ−トコフェロー
ルなどを意味し、本発明においては、それらのトコフェ
ロール同族体を単独で、又はこれらの混合物を用いるこ
とができる。トコフェロールとしては、特にα−トコフ
ェロール〔3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラ
メチル−2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)
−2H−1−ベンゾピラン−6−オール〕、すなわちビ
タミンEが最も好適である。トコフェロール誘導体とし
ては、例えば、天然物中に本来含有されているトコフェ
ロール誘導体、抽出又は分画の際の化学的処理によって
変換したトコフェロール誘導体、及び化学的修飾を行な
ったトコフェロール誘導体等を挙げることができる。天
然物中に本来含有されているトコフェロール誘導体とし
ては、例えば、トコトリエノール同族体、すなわちα−
トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコト
リエノール、又はδ−トコトリエノール等を挙げること
ができる。抽出若しくは分画の際の化学的処理によって
変換したトコフェロール誘導体、又は化学的修飾を行な
ったトコフェロール誘導体としては、例えば、トコフェ
ロールエステル誘導体又はトコトリエノールエステル誘
導体等を挙げることができる。トコフェロールエステル
誘導体の具体例としては、例えば、直鎖状若しくは分枝
状のアルキルモノカルボン酸若しくはジカルボン酸(好
ましくは炭素数1〜30の直鎖状若しくは分枝状のアル
キルモノカルボン酸若しくはジカルボン酸)、直鎖状若
しくは分枝状のアルケニルモノカルボン酸若しくはジカ
ルボン酸(好ましくは炭素数2〜30の直鎖状若しくは
分枝状のアルケニルモノカルボン酸若しくはジカルボン
酸)、アリール部分の炭素数が6〜30のアリールモノ
カルボン酸若しくはジカルボン酸(例えば、安息香
酸)、又は窒素原子1若しくは2個を含む5員若しくは
6員の複素環式モノカルボン酸若しくはジカルボン酸
(例えば、ニコチン酸)と、トコフェロールとのエステ
ル化合物、例えば、酢酸トコフェロール、コハク酸トコ
フェロール、ニコチン酸トコフェロール等が挙げられ
る。なお、前記のトコフェロール又はその誘導体には、
立体異性体が存在し、本発明では、それらの任意の純粋
な立体異性体又はそれらの混合物を用いることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のHSP47合成抑制剤に
含有されるトコフェロール又はその誘導体は、化学合成
によって、又は天然物から抽出して精製することによっ
て、調製することができる。あるいは、市販品を用いて
もよい。本発明のHSP47合成抑制剤は、トコフェロ
ール又はその誘導体を、それ単独で、又は好ましくは製
剤学的に許容することのできる通常の担体と共に投与す
ることができる。投与剤型としては、特に限定がなく、
例えば、散剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、懸
濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、エキス剤、若しく
は丸剤等の経口剤、又は注射剤、外用液剤、軟膏剤、坐
剤、局所投与のクリーム、若しくは点眼薬などの非経口
剤を挙げることができる。
【0015】これらの経口剤は、例えば、ゼラチン、ア
ルギン酸ナトリウム、澱粉、コーンスターチ、白糖、乳
糖、ぶどう糖、マンニット、カルボキシメチルセルロー
ス、デキストリン、ポリビニルピロリドン、結晶セルロ
ース、大豆レシチン、ショ糖、脂肪酸エステル、タル
ク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコー
ル、ケイ酸マグネシウム、無水ケイ酸、又は合成ケイ酸
アルミニウムなどの賦形剤、結合剤、崩壊剤、界面活性
剤、滑沢剤、流動性促進剤、希釈剤、保存剤、着色剤、
香料、矯味剤、安定化剤、保湿剤、防腐剤、又は酸化防
止剤等を用いて、常法に従って製造することができる。
例えば、軟カプセル剤を製造する場合には、植物油又は
合成油等にビタミンEを、必要に応じて加温しながら溶
解し、常法に従って製造したゼラチン、グリセリン、及
び/又は防バイ剤等を混合・溶融した皮膜用組成物を用
いて、軟カプセル充填機により軟カプセル剤を製造する
ことができる。また、硬カプセル剤を製造する場合に
は、例えば、ビタミンEを加温し、軟質無水ケイ酸等の
賦形剤に吸着し、必要であれば更に結晶セルロース及び
/又はコーンスターチ等を加えて、混合・造粒の後に、
篩過したものを、カプセル充填機を使用して、硬カプセ
ルに充填することによって製造することができる。ま
た、内服液剤を製造する場合には、例えば、ポリエチレ
ン硬化ヒマシ油等の合成界面活性剤、又はレシチン等の
天然界面活性剤等を用いて、常法により乳化又は可溶化
することによって製造することができる。
【0016】非経口投与方法としては、注射(皮下、静
脈内等)、又は直腸投与等が例示される。これらのなか
で、注射剤が最も好適に用いられる。例えば、注射剤の
調製においては、有効成分としてのトコフェロール又は
その誘導体の他に、例えば生理食塩水、リンゲル液等の
水溶性溶剤、植物油、若しくは脂肪酸エステル等の非水
溶性溶剤、ブドウ糖、若しくは塩化ナトリウム等の等張
化剤、溶解補助剤、安定化剤、防腐剤、懸濁化剤、又は
乳化剤等を任意に用いることができる。また、本発明の
HSP47合成抑制剤は、徐放性ポリマーなどを用いた
徐放性製剤の手法を用いて投与してもよい。例えば、本
発明のHSP47合成抑制剤をエチレンビニル酢酸ポリ
マーのペレットに取り込ませて、このペレットを治療す
べき組織中に外科的に移植することができる。
【0017】本発明のHSP47合成抑制剤は、これに
限定されるものではないが、トコフェロール又はその誘
導体を、0.01〜99重量%、好ましくは0.1〜8
0重量%の量で含有することができる。本発明のHSP
47合成抑制剤を用いる場合の投与量は、病気の種類、
患者の年齢、性別、体重、症状の程度、又は投与方法な
どにより異なり、特に制限はないが、α−トコフェロー
ル量として通常成人1人当り1mg〜10g程度を、1
日1〜4回程度にわけて、経口的に又は非経口的に投与
する。更に、用途も医薬品に限定されるものではなく、
種々の用途、例えば、機能性食品や健康食品として飲食
物等の形で与えることも可能である。
【0018】
【作用】上記したように、本発明のHSP47合成抑制
剤に含有されるトコフェロール又はその誘導体、特にα
−トコフェロール(すなわちビタミンE)は、細胞内の
HSP47合成を特異的に抑制する作用があるので、ト
コフェロール又はその誘導体を投与すると細胞内でのH
SP47生合成が特異的に減少し、コラーゲンの生合成
が抑制される。その結果、細胞外マトリックス産生も抑
制されることになる。従って、トコフェロール又はその
誘導体は、コラーゲンの増加を伴う細胞外マトリックス
産生亢進の病態を示す病気、例えば肝硬変、間質性肺疾
患、慢性腎不全(又は慢性腎不全に陥いる疾患)、術後
の瘢痕や熱傷性瘢痕、交通事故等の後に生じるケロイド
や肥厚性瘢痕、強皮症、動脈硬化、又は関節リウマチな
どの予防及び治療に使用することができる。すなわち、
本発明のHSP47合成抑制剤は、コラーゲン特異的シ
ャペロンであるHSP47の合成を抑制することにより
コラーゲンの合成を抑制する。
【0019】また、前記のように、血管新生において
も、基底膜及び基底膜中のコラーゲン合成が重要な役割
をはたすことが指摘されているので、本発明のHSP4
7合成抑制剤は、血管新生の異常増殖に基づく多くの疾
患の予防治療薬として極めて有用であり、先に述べたよ
うな各疾患、すなわち糖尿病性網膜症、後水晶体線維増
殖症、角膜移植に伴う血管新生、緑内症、眼腫瘍、トラ
コーマ、乾せん、化膿性肉芽腫、血管腫、線維性血管
腫、肥大性はん痕、肉芽、リューマチ性関節炎、浮腫性
硬化症、アテローム性動脈硬化症及び各種腫瘍などに用
いることができる。更に、I型コラーゲンとフィブロネ
クチンを基本骨格とする間質(interstitialstroma)が
癌の転移において、離脱した癌細胞が近傍の脈管に侵入
するまでのガイド役を果たすことが、明らかとなってい
るので〔"BIOTHERAPY", 7 (8) : 1181, 1993〕、本発明
のHSP47合成抑制剤を投与することにより、癌の転
移を抑制することも可能である。
【0020】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1:抗HSP47ポリクローナル抗体の作製 (1)抗HSP47ポリクローナル抗体の調製 ヒトHSP47のN末端から2〜16番目のアミノ酸配
列に対応するアミノ酸15個からなるペプチド〔以下、
ヒトHSP47ペプチド(2−16)と称する;ラット
のHSP47の相当する部分と共通アミノ酸配列を示
す〕を自動ペプチド合成装置(PSSM−8システム,
島津制作所)を用いて作製し、スクシニミジル4−(p
−マレイミドフェニル)ブチレート〔SMPB:Succin
imidyl 4-(p-maleimidophenyl)butyrate〕を架橋剤とし
て用い、常法("Biochemistry", 18:690, 1979)により
ラクトグロブリンと結合させ、感作抗原を作製した。こ
の感作抗原150μgを含むリン酸緩衝生理食塩水〔組
成:KCl=0.2g/l,KH2 PO4 =0.2g/
l,NaCl=8g/l,Na2 HPO4 (無水)=
1.15g/l:以下PBS(−)と称する:コスモバ
イオ,カタログ番号320-01〕0.2mlと、等量のフロ
イント完全アジュバント(ヤトロン,カタログ番号RM60
6-1)とを混和し、得られた混合液0.2mlを、ルーラ
ット(6週齢,雌性:日本クレア)の皮下に投与し、免
疫した。同様の方法で第2次及び第3次免疫を繰り返し
た後、アジュバント(Hunter's TiterMax ; CytRx Corp
oration,米国ジョージア州)を用いて6回免疫感作を行
った。感作動物より採血し、常法により血清を分離して
採取し、以下に示す酵素抗体法(ELISA法)及びウ
ェスタンブロット法によって血清中の抗体価を測定し
た。
【0021】(2)酵素抗体法(ELISA法)による
抗HSP47ポリクローナル抗体特性の評価 前項(1)で調製したヒトHSP47ペプチド(2−1
6)をPBS(−)に溶解し、10μg/mlの濃度の
ペプチド溶液を調製し、リジットアセイプレート(ファ
ルコン,カタログ番号3910)の各ウェルに前記ペプチド
溶液を50μlずつ滴下した。最も外側のウェルにはP
BS(−)50μlのみを入れ、湿潤下で4℃にて一晩
放置した後、前記ペプチド溶液を捨て、PBS(−)を
用いて各ウェルを洗浄した後、1%ウシ血清アルブミン
(以下、BSAと略称する)を含むPBS(−)100
μlを各ウェルに入れ、室温下で1時間放置した。PB
S(−)で3回洗浄した後、前項(1)で取得したルー
ラット血清50μlを各ウェルに入れ、1時間室温にて
放置した。PBS(−)で3回洗浄した後、各ウェルに
2次抗体としてペルオキシダーゼ標識抗ラットIgG5
0μlを入れ、室温下で1時間放置した。PBS(−)
で2回洗浄した後、過酸化水素水4μlを加えた0.1
Mクエン酸バッファー(pH4.5)10mlにo−フ
ェニレンジアミン(OPD)タブレット(シグマ,カタ
ログ番号P8287)1個(10mg)を溶解して調製した基
質液100μlずつを各ウェルに滴下し、室温にて遮光
下で30分間放置した後、各ウェルの492nmの吸光
度をマイクロプレートリーダー(東ソー,MPR−A4
i型)にて測定した。抗体価の上昇が確認された血清を
抗ヒトHSP47ポリクローナル抗体として以下の実施
例に用いた。
【0022】(3)ウェスタンブロット法による抗HS
P47ポリクローナル抗体特性の評価 Laemmliのバッファー系(Laemmli, N. K., "Nat
ure", 283 : pp. 249-256, 1970)を用いて、HeLa細
胞のライセートのドデシル硫酸ナトリウム(SDS)ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動を、以下の方法に従って
行った。濃縮ゲルの調製は次のように行った。蒸留水
6.1ml、0.5Mトリス(バイオ・ラッド,カタロ
グ番号161-0716)−HCl(pH6.8)2.5ml、
10%SDS(バイオ・ラッド,カタログ番号161-030
1)100μl、及び30%アクリルアミド(バイオ・
ラッド,カタログ番号161-0101)/N,N’−メチレン
ビスアクリルアミド(バイオ・ラッド,カタログ番号16
1-0201)1.3mlを混合して、15分間脱気し、10
%過硫酸アンモニウム(バイオ・ラッド,カタログ番号
161-0700)50μl及びN,N,N’,N’−テトラメ
チルエチレンジアミン(以下、TEMEDと略称する)
(バイオ・ラッド,カタログ番号161-0800)10μlを
加えて、濃縮ゲルを調製した。また、分離ゲルの調製は
次のように行った。蒸留水4.045ml、1.5Mト
リス−HCl(pH8.8)2.5ml、10%SDS
100μl、及び30%アクリルアミド/N,N’−メ
チレンビスアクリルアミド3.3mlをゆっくり混合し
て、15分間アスピレータで脱気し、10%過硫酸アン
モニウム50μl、及びTEMED5μlを加えた。泳
動バッファーとしては、トリス9.0g、グリシン(バ
イオ・ラッド,カタログ番号161-0717)43.2g、及
びSDS3.0gに蒸留水を加えて600mlにし、こ
れを蒸留水で5倍希釈したものを用いた。サンプルバッ
ファーは、蒸留水2ml、2Mトリス−HCl(pH
6.8)500μl、SDS0.32g、β−メルカプ
トエタノール800μl、及び0.05%(w/v)ブ
ロモフェノールブルー(バイオ・ラッド,カタログ番号
161-0404)400μlを混合したものを用いた。
【0023】後述する実施例2に示す方法に基づいてH
eLa細胞を培養し、そのライセートを調製した。得ら
れたHeLa細胞ライセートのSDS−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動を行った後、0.45μmニトロセル
ロース膜(Schleicher & Schuell,カタログ番号40119
6)にゲルを密着させ、タンパク質転写装置(Trans-Blo
t Electrophoretic Transfer Cell:バイオ・ラッド)
を用いて、室温にて100Vで、3時間ブロッティング
を行った。ブロッティングバッファーとしては0.02
5Mトリス及び0.192MグリシンよりなりpH8.
5に調整されたトリスグリシンバッファー(Tris Gly R
unning and Blotting Buffer;Enprotech,米国マサチュ
ーセッツ州,カタログ番号SA100034)にメチルアルコー
ルを20%になるように加えて調製したバッファーを用
いた。ブロッティング後、5%スキムミルク(雪印乳
業)を含むPBS(−)溶液にニトロセルロース膜を室
温にて30分間浸し、ブロッキングを行った。ブロッキ
ング後、スクリーナーブロッター(サンプラテック)を
用いて、前項(1)で取得したルーラット血清を1次抗
体として、1次抗体反応を行った。1次抗体反応は、2
%スキムミルク(雪印乳業)を含むPBS(−)にて1
0倍希釈した前記ルーラット血清200μlで、室温に
て120分間行った。1次抗体反応終了後、スロー・ロ
ッキング・シェイカーを用いて、PBS(−)で5分間
の振盪を2回、0.1%Tween20(バイオ・ラッ
ド,カタログ番号170-6531)を含むPBS(−)溶液で
15分間の振盪を4回、更にPBS(−)で5分間の振
盪を2回行うことにより、ニトロセルロース膜を洗浄し
た。洗浄終了後、ペルオキシダーゼ標識ヤギ抗ラットI
gG抗体(Southern Biotechnology,カタログ番号3030
-05)を、2%スキムミルクを含むPBS(−)溶液で5
000倍に希釈した溶液5mlを用いて、2次抗体反応
を2時間行った。反応終了後、PBS(−)溶液、及び
0.1%Tween20を含むPBS(−)溶液で、1
次抗体反応後の洗浄と同じ条件下にてニトロセルロース
膜の洗浄を行った。
【0024】余分なPBS(−)溶液を除去した後、ウ
ェスタンブロッティング検出試薬(ECL Western blotti
ng detection reagent;アマーシャム,カタログ番号RP
N2106)をニトロセルロース膜上に振りかけ、1分間室温
にて静置した後、余分な検出試薬を除去し、ニトロセル
ロース膜をラップに包み、反応面をX線フィルム(コダ
ック X-OMAT, AR カタログ番号165 1454)に密着させて
露光させた。現像後、HSP47に相当する分子量47
キロダルトン付近のバンドを測定することによって、抗
HSP47ポリクローナル抗体の反応性の検討を行っ
た。抗体価の上昇が確認された血清を、抗ヒトHSP4
7ポリクローナル抗体として、以下の実施例に用いた。
【0025】実施例2:ヒト培養癌細胞のHSP発現量
の測定 (1)ヒト培養癌細胞の培養 ヒト培養子宮癌細胞株HeLa S3(ATCC CC
L 2.2)を、5%二酸化炭素条件下で、熱ショック
処理時以外は、37℃で、10%非働化ウシ胎児血清
(FBS)を含むMEM培地にて培養した。
【0026】(2)α−トコフェロール処理及び熱ショ
ック処理 播種2日後の培養ヒト子宮癌細胞株HeLa S3の培
地中に、最終濃度20μMになるようにD−α−トコフ
ェロール(フナコシ、カタログ番号ICN 81-1521-47)を
添加し、24時間培養した。その後、45℃にて15分
間熱ショック処理をしてから、37℃にて終夜培養し
た。対照試験は、α−トコフェロールを添加しないこと
以外は前記と同様に実施した。
【0027】(3)ヒト培養癌細胞でのHSP発現量の
測定 前項(2)で処理した細胞を、以下に示す方法によりホ
モジナイズし、HSP発現量をウェスタンブロット法に
て測定した。すなわち、前項(2)で処理した細胞をP
BS(−)で洗浄した後、ライシスバッファー(lys
is buffer)〔1.0%NP−40、0.15
M塩化ナトリウム、50mMトリス−HCl(pH8.
0)、5mM−EDTA、2mM−N−エチルマレイミ
ド、2mMフェニルメチルスルホニルフルオリド、2μ
g/mlロイペプチン及び2μg/mlペプスタチン〕
1mlを加え、氷上で20分間静置した。その後、4℃
で12000rpmにて、20分間、遠心を行った。遠
心後の上清10μlをPBS(−)790μlに加え、
更にプロテインアッセイ染色液(Dye Reagent Concentr
ate : バイオラッド,カタログ番号500-0006)200μ
lを加えた。5分間、室温にて静置した後、595nm
で吸光度を測定してタンパク質定量を行った。タンパク
質定量を行った試料を用いて、Laemmliのバッフ
ァー系にて、等量のタンパク質を含むライセートのSD
Sポリアクリルアミドゲル電気泳動を行った。電気泳動
後、実施例1で述べた方法に従って、ブロッティング及
びそれに続くブロッキングを行った。すなわち、タンパ
ク質転写装置(Trans-Blot Electrophoretic Transfer
Cell:バイオ・ラッド)を用いて、室温にて100Vに
て、0.45μmニトロセルロース膜(Schleicher & S
chuell,カタログ番号401196)にゲルを密着させ、3時
間ブロッティングを行った。ブロッティングバッファー
としては、前記実施例1(3)で用いたバッファーと同
じものを用いた。ブロッティング後、ニトロセルロース
膜を10%スキムミルク(雪印乳業)−PBS(−)溶
液に室温にて30分間、インキュベートし非特異的結合
をブロックした。
【0028】ブロッキング後、スクリーナーブロッター
(サンプラテック)を用いて、ニトロセルロース膜の上
で、実施例1にて製造した抗ヒトHSP47ラットポリ
クローナル抗体により、1次抗体反応を行った。その
後、PBS(−)で5分間ずつ、溶液を取り替えて2回
の洗浄をスロー・ロッキング・シェイカーによって行
い、更にPBS(−)−0.1%Tween20(バイ
オ・ラッド,カタログ番号170-6531)溶液で15分間ず
つ、溶液を取り替えて4回の洗浄を行った。最終的に、
PBS(−)で5分間ずつ、2回の洗浄を行った。洗浄
終了後、ペルオキシダーゼ標識ヤギ抗ラットIgG抗体
(Southern Biotechnology,カタログ番号3030-05)を、
2%スキムミルクを含むPBS(−)溶液で5000倍
に希釈して調製した抗体溶液5mlを用いて、2時間、
2次抗体反応を行った。反応終了後、ニトロセルロース
膜に関して、PBS(−)溶液で5分間ずつ溶液を変え
て2回、更にPBS(−)−0.1%Tween20溶
液で15分間ずつ溶液を変えて5回の洗浄をスロー・ロ
ッキング・シェイカーにより行った。最後にPBS
(−)溶液で5分間ずつ2回の洗浄を行った。余分なP
BS(−)溶液を除去した後、ウェスタンブロッティン
グ検出試薬(ECL Westernblotting detection reagen
t;Amersham,カタログ番号RPN2106)をニトロセルロー
ス膜上に振りかけ、1分間インキュベートした後、余分
な検出試薬を除去し、ニトロセルロース膜をラップに包
み、反応面をX線フィルム(コダック X-OMAT,AR,カタ
ログ番号165 1454)に密着させて露光し、現像してHS
P47の有無の検討を行った。その結果によれば、α−
トコフェロールは子宮癌細胞株HeLa S3において
HSP47の発現を抑制した。すなわち、α−トコフェ
ロールは、HSP47の発現を抑制するHSP47合成
抑制剤の活性を有するものと結論づけられ、この事実
は、α−トコフェロールが細胞外マトリックス産生の亢
進に抑制的に働くことを示している。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のHSP4
7合成抑制剤は、例えば、肝硬変、間質性肺疾患、慢性
腎不全(又は慢性腎不全に陥いる疾患)、術後の瘢痕や
熱傷性瘢痕、交通事故等の後に生じるケロイドや肥厚性
瘢痕、強皮症、動脈硬化、又は関節リウマチなどの細胞
外マトリックス産生の亢進の病態を示す病気に罹患した
細胞にみられるコラーゲン合成亢進を改善する作用を有
する。従って、本発明によるHSP47合成抑制剤を投
与することにより、臓器、組織の線維化、硬化が阻止さ
れ、その結果、前記病気の患者の生理学的状態を有効に
改善させ、前記病気を効果的に治療することができる。
また、本発明のHSP47合成抑制剤は、血管新生の異
常増殖を伴う各種疾患の予防治療にも有用である。更
に、I型コラーゲンとフィブロネクチンを基本骨格とす
る間質が、癌の転移において離脱した癌細胞が近傍の脈
管に侵入するまでのガイド役を果たすことが、明らかと
なっているので、本発明のHSP47合成抑制剤を投与
することにより、癌の転移を抑制することも可能であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/355 ACV A61K 31/355 ACV // C07D 311/72 101 C07D 311/72 101

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トコフェロール又はその誘導体を有効成
    分として含有することを特徴とする、分子量47キロダ
    ルトンの熱ショックタンパク質の合成抑制剤。
  2. 【請求項2】 トコフェロールがα−トコフェロールで
    ある、請求項1に記載の分子量47キロダルトンの熱シ
    ョックタンパク質の合成抑制剤。
JP21093595A 1995-05-10 1995-07-27 トコフェロール含有hsp47合成抑制剤 Pending JPH0940556A (ja)

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JP21093595A JPH0940556A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 トコフェロール含有hsp47合成抑制剤
CA002175985A CA2175985A1 (en) 1995-05-10 1996-05-07 Pharmaceutical composition containing substance inhibiting hsp47 production
AU52140/96A AU689036B2 (en) 1995-05-10 1996-05-07 Pharmaceutical composition containing substance inhibiting HSP47 production
EP96107224A EP0742012A3 (en) 1995-05-10 1996-05-08 Pharmaceutical composition containing substance inhibiting HSP47 production

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185062A (ja) * 2001-02-08 2009-08-20 Fuji Chem Ind Co Ltd トコトリエノールを有効成分とする血管新生阻害剤、細胞増殖阻害剤、管腔形成阻害剤及びfgf阻害剤並びに食品或いは食品添加物

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JP2009185062A (ja) * 2001-02-08 2009-08-20 Fuji Chem Ind Co Ltd トコトリエノールを有効成分とする血管新生阻害剤、細胞増殖阻害剤、管腔形成阻害剤及びfgf阻害剤並びに食品或いは食品添加物

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