JPH0940942A - 冷媒組成物 - Google Patents
冷媒組成物Info
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- JPH0940942A JPH0940942A JP7144594A JP14459495A JPH0940942A JP H0940942 A JPH0940942 A JP H0940942A JP 7144594 A JP7144594 A JP 7144594A JP 14459495 A JP14459495 A JP 14459495A JP H0940942 A JPH0940942 A JP H0940942A
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- JP
- Japan
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- refrigerant composition
- closed container
- mixture
- pressure
- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 CFC−12と同等の冷媒性能を有し、その
代替として使用できる冷媒組成物を提供する。 【構成】 本発明の冷媒組成物は、2種の多価アルコー
ルを含む混合物を密閉容器1の中で、−10℃以下の温
度で混合することにより得られる多価アルコールを含
む。冷媒組成物は、前記混合物を沸点−180℃以下の
液化気体と共に前記密閉容器1に充填して混合し、密閉
容器1から該液化気体を気化させて放出するか、前記混
合物を混合する際に前記密閉容器を−10℃以下に冷却
することにより得られる。前記多価アルコールは、35
〜75重量%のエチレングリコールと、25〜65重量
%のプロピレングリコールとの混合物である。前記混合
物が、前記多価アルコールに対して0.01〜0.2重
量%の緩衝剤を含む。また、前記混合物は、前記多価ア
ルコールに対して0.1重量%以下のリン酸系及びホス
ホン酸系金属イオン封鎖剤を含む。
代替として使用できる冷媒組成物を提供する。 【構成】 本発明の冷媒組成物は、2種の多価アルコー
ルを含む混合物を密閉容器1の中で、−10℃以下の温
度で混合することにより得られる多価アルコールを含
む。冷媒組成物は、前記混合物を沸点−180℃以下の
液化気体と共に前記密閉容器1に充填して混合し、密閉
容器1から該液化気体を気化させて放出するか、前記混
合物を混合する際に前記密閉容器を−10℃以下に冷却
することにより得られる。前記多価アルコールは、35
〜75重量%のエチレングリコールと、25〜65重量
%のプロピレングリコールとの混合物である。前記混合
物が、前記多価アルコールに対して0.01〜0.2重
量%の緩衝剤を含む。また、前記混合物は、前記多価ア
ルコールに対して0.1重量%以下のリン酸系及びホス
ホン酸系金属イオン封鎖剤を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカーエアコン、冷凍機、
冷蔵庫、冷却装置等に使用される冷媒組成物に関するも
のである。
冷蔵庫、冷却装置等に使用される冷媒組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、カーエアコン、冷凍機、冷蔵庫、
冷却装置等の冷媒としてフロンが知られている。前記フ
ロンは無毒、不燃性であり優れた冷媒性能を有している
ので、カーエアコン、冷凍機、冷蔵庫、冷却装置等に広
く用いられている。一般の冷凍機関では、冷媒は図6に
示す気−液変化のサイクルのように用いられている。即
ち、冷媒蒸気Aは圧縮器61で機械的仕事により断熱圧
縮されて高温高圧の蒸気Bとなり、凝縮器62で高いレ
ベルの温度で放熱しつつ等圧で凝縮して液体Cになる。
液体Cは絞り弁63で等エンタルピー膨張により冷温の
湿潤蒸気Dとなり、蒸発器64で低いレベルの温度で外
から熱を吸収することにより冷凍(冷却)を行う。そし
て、前記冷凍の際に外から吸収した熱により低温低圧の
蒸気Aに戻る。
冷却装置等の冷媒としてフロンが知られている。前記フ
ロンは無毒、不燃性であり優れた冷媒性能を有している
ので、カーエアコン、冷凍機、冷蔵庫、冷却装置等に広
く用いられている。一般の冷凍機関では、冷媒は図6に
示す気−液変化のサイクルのように用いられている。即
ち、冷媒蒸気Aは圧縮器61で機械的仕事により断熱圧
縮されて高温高圧の蒸気Bとなり、凝縮器62で高いレ
ベルの温度で放熱しつつ等圧で凝縮して液体Cになる。
液体Cは絞り弁63で等エンタルピー膨張により冷温の
湿潤蒸気Dとなり、蒸発器64で低いレベルの温度で外
から熱を吸収することにより冷凍(冷却)を行う。そし
て、前記冷凍の際に外から吸収した熱により低温低圧の
蒸気Aに戻る。
【0003】前記冷凍機関に使用される冷媒としては、
圧縮器61で断熱圧縮されたときに高温高圧の蒸気Bが
得られ、蒸発器64で冷凍を行うときに冷温低圧の蒸気
Aが得られるものが好ましい。しかし、カーエアコン及
び家庭用冷蔵庫等の冷媒に使用される特定フロン(CF
C:クロロフルオロカーボン)12(化学式CCl2F
2 )は、図3に示すように、水に比較して高圧では高い
温度でも液化しにくく、低圧では低い温度で蒸発するこ
とができ、冷媒として優れた能力を有している。なお、
図3は冷媒の温度を飽和圧力を示すグラフであり、各物
質の曲線はそれぞれの圧力における沸点を示している。
しかしながら、近年、大気中に放出されたCFCが成層
圏で分解すると、活性化塩素を発生し、該活性化塩素に
より地球上のオゾン層が破壊されることが判明し、国際
的にCFCの生産及び消費を1995年末に禁止するこ
とが提案されている。そこで、前記CFCと同等の冷媒
性能を有し、前記CFCの代替として使用可能な冷媒組
成物が期待されている。
圧縮器61で断熱圧縮されたときに高温高圧の蒸気Bが
得られ、蒸発器64で冷凍を行うときに冷温低圧の蒸気
Aが得られるものが好ましい。しかし、カーエアコン及
び家庭用冷蔵庫等の冷媒に使用される特定フロン(CF
C:クロロフルオロカーボン)12(化学式CCl2F
2 )は、図3に示すように、水に比較して高圧では高い
温度でも液化しにくく、低圧では低い温度で蒸発するこ
とができ、冷媒として優れた能力を有している。なお、
図3は冷媒の温度を飽和圧力を示すグラフであり、各物
質の曲線はそれぞれの圧力における沸点を示している。
しかしながら、近年、大気中に放出されたCFCが成層
圏で分解すると、活性化塩素を発生し、該活性化塩素に
より地球上のオゾン層が破壊されることが判明し、国際
的にCFCの生産及び消費を1995年末に禁止するこ
とが提案されている。そこで、前記CFCと同等の冷媒
性能を有し、前記CFCの代替として使用可能な冷媒組
成物が期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】かかる事情に鑑み
て、本発明はCFC−12と同等の冷媒性能を有し前記
CFC−12の代替として使用できる冷媒組成物を提供
することを目的とする。
て、本発明はCFC−12と同等の冷媒性能を有し前記
CFC−12の代替として使用できる冷媒組成物を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の冷媒組成物は、
2種の多価アルコールを含む混合物を密閉容器中で、−
10℃以下の温度で混合することにより得られる多価ア
ルコール混合物を含むことを特徴とする。前記混合物
は、より好ましくは−210〜−30℃以下の温度で混
合する。−210℃の低温状態を実現するには特殊な装
置を必要とするために経済的に不利であり、−10℃よ
り高い温度で混合したのでは、目的とする冷媒組成物が
得られない。
2種の多価アルコールを含む混合物を密閉容器中で、−
10℃以下の温度で混合することにより得られる多価ア
ルコール混合物を含むことを特徴とする。前記混合物
は、より好ましくは−210〜−30℃以下の温度で混
合する。−210℃の低温状態を実現するには特殊な装
置を必要とするために経済的に不利であり、−10℃よ
り高い温度で混合したのでは、目的とする冷媒組成物が
得られない。
【0006】本発明では、前記混合物を−10℃以下好
ましくは−30℃以下の温度で混合するために、前記混
合物を液体酸素或いは液体酸素と液体窒素と共に前記密
閉容器に充填して混合し、該密閉容器から液体酸素或い
は液体酸素と液体窒素を気化させて放出することを特徴
とする。前記液化気体としては、液体ヘリウムを用いて
もよいが高価であるので、通常は液体酸素或いは液体酸
素と液体窒素の混合物が用いられる。本発明では、液体
酸素或いは液体酸素と液体窒素の混合物で、多価アルコ
ール等を含有する混合物を−10℃以下に冷却する方法
を提示しているが、種々の寒剤を用いて、多価アルコー
ル等を冷却することも可能である。例えば二成分系寒剤
として氷/塩化亜鉛=49/51%、氷/塩化アンモニ
ウム=81.4/18.6%、氷/塩化カリウム=8
0.25/19.75%、氷/塩化カルシウム・6水塩
=41.2/58.8%、氷/塩化ナトリウム=77.
6/23.4%、ドライアイス(固体炭酸)/エタノー
ル、ドライアイス/エチルエーテル、ドライアイス/ク
ロロホルム等を冷却に使用することもできる。
ましくは−30℃以下の温度で混合するために、前記混
合物を液体酸素或いは液体酸素と液体窒素と共に前記密
閉容器に充填して混合し、該密閉容器から液体酸素或い
は液体酸素と液体窒素を気化させて放出することを特徴
とする。前記液化気体としては、液体ヘリウムを用いて
もよいが高価であるので、通常は液体酸素或いは液体酸
素と液体窒素の混合物が用いられる。本発明では、液体
酸素或いは液体酸素と液体窒素の混合物で、多価アルコ
ール等を含有する混合物を−10℃以下に冷却する方法
を提示しているが、種々の寒剤を用いて、多価アルコー
ル等を冷却することも可能である。例えば二成分系寒剤
として氷/塩化亜鉛=49/51%、氷/塩化アンモニ
ウム=81.4/18.6%、氷/塩化カリウム=8
0.25/19.75%、氷/塩化カルシウム・6水塩
=41.2/58.8%、氷/塩化ナトリウム=77.
6/23.4%、ドライアイス(固体炭酸)/エタノー
ル、ドライアイス/エチルエーテル、ドライアイス/ク
ロロホルム等を冷却に使用することもできる。
【0007】また、本発明では、前記混合物を−10℃
以下の温度で混合するために、前記密閉容器を−10℃
以下に冷却することを特徴とする。前記密閉容器は、こ
のような目的のために、外側に前記液化気体とを流通す
るジャケットを備える容器等が用いられる。
以下の温度で混合するために、前記密閉容器を−10℃
以下に冷却することを特徴とする。前記密閉容器は、こ
のような目的のために、外側に前記液化気体とを流通す
るジャケットを備える容器等が用いられる。
【0008】本発明の冷却組成物は、多価アルコールと
して、2価アルコールを用いることが取扱上好ましい。
これらの多価アルコールのうち、例えばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等
の2価のアルコールが用いられるが、エチレングリコー
ルとプロピレングリコールの2種を主体に用いることが
好ましい。とくに、35〜75重量%のエチレングリコ
ールと、25〜65重量%のプロピレングルコールとの
混合物であることを特徴とする。エチレングリコールが
75重量%より多くプロピレングリコールが25重量%
未満であるか、エチレングリコールが35重量%未満で
プロピレングルコールが65重量%より多いと、所期の
冷媒性能が得られない。
して、2価アルコールを用いることが取扱上好ましい。
これらの多価アルコールのうち、例えばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等
の2価のアルコールが用いられるが、エチレングリコー
ルとプロピレングリコールの2種を主体に用いることが
好ましい。とくに、35〜75重量%のエチレングリコ
ールと、25〜65重量%のプロピレングルコールとの
混合物であることを特徴とする。エチレングリコールが
75重量%より多くプロピレングリコールが25重量%
未満であるか、エチレングリコールが35重量%未満で
プロピレングルコールが65重量%より多いと、所期の
冷媒性能が得られない。
【0009】また、本発明の冷媒組成物は、前記混合物
が前記多価アルコールに対して0.01〜0.2重量%
の塩化ナトリウム等の緩衝剤を含むことを特徴とする。
前記混合物に含まれる緩衝剤の含有量が前記多価アルコ
ールに対して0.01重量%未満であるときは、強酸ま
たはアルカリが混入したときに適切な緩衝作用が得られ
ない。また、前記塩化ナトリウムの含有量を0.2重量
%より多くしても、それ以上の緩衝作用は得られない。
なお、前記緩衝剤としては、塩化ナトリウム、塩化カル
シウム等が、一般に2重量%程度の濃度の水溶液として
使用される。なお、2種の多価アルコール以外にエタノ
ール水溶液に添加剤を混合した冷媒も使用可能である。
が前記多価アルコールに対して0.01〜0.2重量%
の塩化ナトリウム等の緩衝剤を含むことを特徴とする。
前記混合物に含まれる緩衝剤の含有量が前記多価アルコ
ールに対して0.01重量%未満であるときは、強酸ま
たはアルカリが混入したときに適切な緩衝作用が得られ
ない。また、前記塩化ナトリウムの含有量を0.2重量
%より多くしても、それ以上の緩衝作用は得られない。
なお、前記緩衝剤としては、塩化ナトリウム、塩化カル
シウム等が、一般に2重量%程度の濃度の水溶液として
使用される。なお、2種の多価アルコール以外にエタノ
ール水溶液に添加剤を混合した冷媒も使用可能である。
【0010】また、本発明の冷媒組成物は、前記混合物
が前記多価アルコールに対して0.1重量%以下の金属
イオン封鎖剤を含むことを特徴とする。前記混合物に含
まれる前記金属イオン封鎖剤の含有量が前記多価アルコ
ールに対して0.1重量%以下であれば該冷媒組成物を
充填する冷凍機内部の腐食を抑制する効果が十分に得ら
れる。また、前記金属イオン封鎖剤の含有量を0.1重
量%より多くしても、それ以上の腐食抑制効果は得られ
ない。
が前記多価アルコールに対して0.1重量%以下の金属
イオン封鎖剤を含むことを特徴とする。前記混合物に含
まれる前記金属イオン封鎖剤の含有量が前記多価アルコ
ールに対して0.1重量%以下であれば該冷媒組成物を
充填する冷凍機内部の腐食を抑制する効果が十分に得ら
れる。また、前記金属イオン封鎖剤の含有量を0.1重
量%より多くしても、それ以上の腐食抑制効果は得られ
ない。
【0011】前記金属イオン封鎖剤として、縮合リン酸
塩例えば二リン酸ナトリウム、ホスホン酸類例えばアミ
ノトリ(メチレンホスホン酸)、アミノトリ(ホスホン
酸)5Na塩、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジ
ホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸3Na塩、エチレンジアミン四酢酸類、エチレ
ンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、エチレント
リアミンペンタ(メチレンホスホン酸)7Na塩、ニト
リロトリ酢酸、クエン酸、酒石酸等を挙げることができ
る。二リン酸水素ナトリウムはエタノールとの混合を容
易にするために、2重量%程度の濃度の水溶液として使
用される。前記リン酸系金属イオン封鎖剤に、さらにモ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等のアミン類を添加してもよい。これらのリ
ン酸系及びホスホン酸系金属イオン封鎖剤及びアミン類
は、金属の活性を封ずる防錆性がある。
塩例えば二リン酸ナトリウム、ホスホン酸類例えばアミ
ノトリ(メチレンホスホン酸)、アミノトリ(ホスホン
酸)5Na塩、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジ
ホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸3Na塩、エチレンジアミン四酢酸類、エチレ
ンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、エチレント
リアミンペンタ(メチレンホスホン酸)7Na塩、ニト
リロトリ酢酸、クエン酸、酒石酸等を挙げることができ
る。二リン酸水素ナトリウムはエタノールとの混合を容
易にするために、2重量%程度の濃度の水溶液として使
用される。前記リン酸系金属イオン封鎖剤に、さらにモ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等のアミン類を添加してもよい。これらのリ
ン酸系及びホスホン酸系金属イオン封鎖剤及びアミン類
は、金属の活性を封ずる防錆性がある。
【0012】
【作用】本発明の2種の多価アルコールを含む混合物を
密閉容器中で、−10℃以下の温度で混合することによ
り得られる冷媒組成物は、CFC−12と略同等の冷媒
性能がある。前記混合物は、液体酸素或いは液体酸素と
液体窒素と共に前記密閉容器中に充填するか、前記密閉
容器を−10℃以下に冷却することにより容易に前記温
度範囲で混合することができ、前記冷媒組成物が得られ
る。本発明の冷媒組成物は、前記混合物に含まれる多価
アルコールが35〜75重量%のエチレングリコール
と、25〜65重量%のプロピレングリコールとの混合
物であることにより、所期の冷媒性能が得られる。ま
た、本発明の冷媒組成物は、前記混合物が前記多価アル
コールに対して外割りで0.01〜0.2重量%の緩衝
剤を含むことにより、該冷媒組成物に酸またはアルカリ
が混入したときに緩衝作用が得られ適正なpHに維持さ
れる。また、本発明の冷媒組成物は、前記混合物が前記
多価アルコールに対して外割りで0.1重量%以下のリ
ン酸金属イオン封鎖剤を含むことにより、該冷媒組成物
を充填する冷凍機内部に耐腐食性被膜が形成され、その
腐食が抑制される。且つ、本発明の冷媒組成物はオゾン
破壊係数が0である。
密閉容器中で、−10℃以下の温度で混合することによ
り得られる冷媒組成物は、CFC−12と略同等の冷媒
性能がある。前記混合物は、液体酸素或いは液体酸素と
液体窒素と共に前記密閉容器中に充填するか、前記密閉
容器を−10℃以下に冷却することにより容易に前記温
度範囲で混合することができ、前記冷媒組成物が得られ
る。本発明の冷媒組成物は、前記混合物に含まれる多価
アルコールが35〜75重量%のエチレングリコール
と、25〜65重量%のプロピレングリコールとの混合
物であることにより、所期の冷媒性能が得られる。ま
た、本発明の冷媒組成物は、前記混合物が前記多価アル
コールに対して外割りで0.01〜0.2重量%の緩衝
剤を含むことにより、該冷媒組成物に酸またはアルカリ
が混入したときに緩衝作用が得られ適正なpHに維持さ
れる。また、本発明の冷媒組成物は、前記混合物が前記
多価アルコールに対して外割りで0.1重量%以下のリ
ン酸金属イオン封鎖剤を含むことにより、該冷媒組成物
を充填する冷凍機内部に耐腐食性被膜が形成され、その
腐食が抑制される。且つ、本発明の冷媒組成物はオゾン
破壊係数が0である。
【0013】
【実施例】実施例1 次に、添付の図面を参照しながら本発明の冷媒組成物に
ついてさらに詳しく説明する。図1は本発明に係る冷媒
組成物の製造に使用する装置の一構成例を示すブロック
図であり、図2は図1の装置による冷媒組成物の製造方
法を示すフローチャートであり、図3は本発明の各実施
例で得られた冷媒組成物、CFC−12及び水の温度と
飽和圧力との関係を示すグラフである。また、図4は本
発明に係る冷媒組成物の製造に使用する装置の他の構成
例を示すブロック図であり、図5は図4の装置による冷
媒組成物の製造方法を示すフローチャートである。
ついてさらに詳しく説明する。図1は本発明に係る冷媒
組成物の製造に使用する装置の一構成例を示すブロック
図であり、図2は図1の装置による冷媒組成物の製造方
法を示すフローチャートであり、図3は本発明の各実施
例で得られた冷媒組成物、CFC−12及び水の温度と
飽和圧力との関係を示すグラフである。また、図4は本
発明に係る冷媒組成物の製造に使用する装置の他の構成
例を示すブロック図であり、図5は図4の装置による冷
媒組成物の製造方法を示すフローチャートである。
【0014】本実施例では、図1に示す密閉容器1を用
いて冷媒組成物の製造を行う。密閉容器1は、内部に攪
拌羽根2を備え、攪拌羽根2はモーター3により回転駆
動されるようになっている。また、密閉容器1には、上
部に圧力調整導管4が設けられ、圧力調整弁5aを介し
て真空ポンプ6a及びエアコンプレッサー6bに接続さ
れている。圧力調整導管4は切替え弁5bを操作するこ
とにより真空ポンプ6aまたはエアコンプレッサー6b
に接続されるようになっている。また、圧力調整弁5a
は、密閉容器1の内圧が所定以上になったときに、解放
されて内圧を一定に維持する安全弁を兼ねている。密閉
容器1には、さらに、内部の液体温度を測定する温度計
7及び内圧を測定する圧力計8が設けられ、底部には製
品を取り出す製品取出用導管9が取出し弁10を介して
取付けられている。
いて冷媒組成物の製造を行う。密閉容器1は、内部に攪
拌羽根2を備え、攪拌羽根2はモーター3により回転駆
動されるようになっている。また、密閉容器1には、上
部に圧力調整導管4が設けられ、圧力調整弁5aを介し
て真空ポンプ6a及びエアコンプレッサー6bに接続さ
れている。圧力調整導管4は切替え弁5bを操作するこ
とにより真空ポンプ6aまたはエアコンプレッサー6b
に接続されるようになっている。また、圧力調整弁5a
は、密閉容器1の内圧が所定以上になったときに、解放
されて内圧を一定に維持する安全弁を兼ねている。密閉
容器1には、さらに、内部の液体温度を測定する温度計
7及び内圧を測定する圧力計8が設けられ、底部には製
品を取り出す製品取出用導管9が取出し弁10を介して
取付けられている。
【0015】密閉容器1の外部には、液体酸素ボンベ1
1a及び液体窒素ボンベ11bが設けられ、液化気体供
給導管12により密閉容器1に接続されている。液化気
体供給導管12には、液体酸素供給弁13a及び液体窒
素供給弁13bが設けられ、液体酸素または液体窒素を
定量供給できるようになっている。また、密閉容器1の
外部には、原料のエチレングリコールタンク14、プロ
ピレングリコールタンク15、塩化ナトリウム水溶液タ
ンク16、金属イオン封鎖剤混合装置17が設けられ、
原料導管18により密閉容器1に接続されている。原料
導管18には、原料供給弁19a、19b、19c、1
9dが設けられており、前記各原料をそれぞれ定量供給
できるようになっている。また、原料導管18の途中に
は原料圧入ポンプ20が設けられ、密閉容器1内が高圧
になっているときにも前記原料を供給できるようになっ
ている。金属イオン封鎖剤混合装置17には二リン酸ナ
トリウム水溶液タンク21、エタノールタンク22、エ
タノールアミンタンク23が金属イオン封鎖剤原料導管
24により接続されており、前記イオン封鎖剤原料導管
24には金属イオン封鎖剤原料供給弁25a、25b、
25cが設けられ、前記各原料を定量供給できるように
なっている。
1a及び液体窒素ボンベ11bが設けられ、液化気体供
給導管12により密閉容器1に接続されている。液化気
体供給導管12には、液体酸素供給弁13a及び液体窒
素供給弁13bが設けられ、液体酸素または液体窒素を
定量供給できるようになっている。また、密閉容器1の
外部には、原料のエチレングリコールタンク14、プロ
ピレングリコールタンク15、塩化ナトリウム水溶液タ
ンク16、金属イオン封鎖剤混合装置17が設けられ、
原料導管18により密閉容器1に接続されている。原料
導管18には、原料供給弁19a、19b、19c、1
9dが設けられており、前記各原料をそれぞれ定量供給
できるようになっている。また、原料導管18の途中に
は原料圧入ポンプ20が設けられ、密閉容器1内が高圧
になっているときにも前記原料を供給できるようになっ
ている。金属イオン封鎖剤混合装置17には二リン酸ナ
トリウム水溶液タンク21、エタノールタンク22、エ
タノールアミンタンク23が金属イオン封鎖剤原料導管
24により接続されており、前記イオン封鎖剤原料導管
24には金属イオン封鎖剤原料供給弁25a、25b、
25cが設けられ、前記各原料を定量供給できるように
なっている。
【0016】次に、図1及び図2に従って、本実施例の
冷媒の製造方法について説明する。まず、図2(1)の
ステップ1で図1に示す圧力調整弁5aを開き、切替え
弁5bにより圧力調整導管4を真空ポンプ6aに接続し
て、密閉容器1の内部を吸引して減圧した。次いで、ス
テップ2でモーター3をONにして攪拌羽根2を回転駆
動し、攪拌を開始した。次に、図2(1)のステップ3
で圧力調整弁5aを閉じ、原料供給弁19a、19b、
19c、19dを順次開閉して、エチレングリコール1
660g、プロピレングリコール740g、2%一塩化
ナトリウム水溶液25g、リン酸系金属イオン封鎖剤水
溶液615gを密閉容器1に供給した。前記リン酸系金
属イオン封鎖剤は、5%二リン酸ナトリウム水溶液25
g、エタノール530g、モノエタノールアミン60g
が予め金属イオン封鎖剤混合装置17内で攪拌されて製
造されている。次に、図2(1)のステップ4で液体酸
素供給弁13aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液
体酸素2000mlを密閉容器1に供給した。液体酸素
の沸点は−183.0℃であるので、密閉容器1内の液
温は前記液体酸素の供給前には16℃であったのが、前
記液体酸素の供給の開始により−115℃に下降し、さ
らに前記液体酸素の供給前には16℃であったのが、前
記液体酸素の供給の開始により−115℃に下降し、さ
らに前記液体酸素の供給が終了した時点で最終的に−2
05℃に達した。なお、前記液体酸素はステップ3で供
給される前記各原料の合計容積の約66%の容積になっ
ている。
冷媒の製造方法について説明する。まず、図2(1)の
ステップ1で図1に示す圧力調整弁5aを開き、切替え
弁5bにより圧力調整導管4を真空ポンプ6aに接続し
て、密閉容器1の内部を吸引して減圧した。次いで、ス
テップ2でモーター3をONにして攪拌羽根2を回転駆
動し、攪拌を開始した。次に、図2(1)のステップ3
で圧力調整弁5aを閉じ、原料供給弁19a、19b、
19c、19dを順次開閉して、エチレングリコール1
660g、プロピレングリコール740g、2%一塩化
ナトリウム水溶液25g、リン酸系金属イオン封鎖剤水
溶液615gを密閉容器1に供給した。前記リン酸系金
属イオン封鎖剤は、5%二リン酸ナトリウム水溶液25
g、エタノール530g、モノエタノールアミン60g
が予め金属イオン封鎖剤混合装置17内で攪拌されて製
造されている。次に、図2(1)のステップ4で液体酸
素供給弁13aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液
体酸素2000mlを密閉容器1に供給した。液体酸素
の沸点は−183.0℃であるので、密閉容器1内の液
温は前記液体酸素の供給前には16℃であったのが、前
記液体酸素の供給の開始により−115℃に下降し、さ
らに前記液体酸素の供給前には16℃であったのが、前
記液体酸素の供給の開始により−115℃に下降し、さ
らに前記液体酸素の供給が終了した時点で最終的に−2
05℃に達した。なお、前記液体酸素はステップ3で供
給される前記各原料の合計容積の約66%の容積になっ
ている。
【0017】前記のように液温が低下すると、前記混合
物の一部が凍結して攪拌が困難になるが、前記液温は前
記液体酸素の供給終了後、次第に上昇し、−170℃以
上になると再び攪拌できるようになる。そこで、この時
点で実質的に混合物の混合が開始される。前記攪拌を継
続すると、液温はさらに上昇し、これに伴って密閉容器
1内では前記ステップ4で供給された液体酸素が気化す
るので、その内圧が上昇する。そこで、圧力計8で測定
されるゲージ圧で9kg/cm2 程度になるごとに逐次
圧力調整弁5aから密閉容器1内の気圧を外部に逃がし
て内圧5kg/cm2 なるように調整した。前記操作を
続けると、密閉容器1内の内圧は次第に安定して圧力計
8で測定されるゲージ圧で6〜7kg/cm2 程度で一
定になるので、この時点で攪拌を終了した(ステップ
5)。また、液温は次第に上昇し、前記攪拌を終了した
時点では−70.5℃であった。次に、前記攪拌を終了
後、5分間程度放置し、内圧6.9kg/cm2 、液温
−52℃になった所で、圧力調整弁5aを解放し、取出
し弁10開いて製品取出し導管9から得られた冷媒組成
物を取り出した(ステップ6)。得られた冷媒組成物に
は液体酸素は実質的に残存していなかった。
物の一部が凍結して攪拌が困難になるが、前記液温は前
記液体酸素の供給終了後、次第に上昇し、−170℃以
上になると再び攪拌できるようになる。そこで、この時
点で実質的に混合物の混合が開始される。前記攪拌を継
続すると、液温はさらに上昇し、これに伴って密閉容器
1内では前記ステップ4で供給された液体酸素が気化す
るので、その内圧が上昇する。そこで、圧力計8で測定
されるゲージ圧で9kg/cm2 程度になるごとに逐次
圧力調整弁5aから密閉容器1内の気圧を外部に逃がし
て内圧5kg/cm2 なるように調整した。前記操作を
続けると、密閉容器1内の内圧は次第に安定して圧力計
8で測定されるゲージ圧で6〜7kg/cm2 程度で一
定になるので、この時点で攪拌を終了した(ステップ
5)。また、液温は次第に上昇し、前記攪拌を終了した
時点では−70.5℃であった。次に、前記攪拌を終了
後、5分間程度放置し、内圧6.9kg/cm2 、液温
−52℃になった所で、圧力調整弁5aを解放し、取出
し弁10開いて製品取出し導管9から得られた冷媒組成
物を取り出した(ステップ6)。得られた冷媒組成物に
は液体酸素は実質的に残存していなかった。
【0018】次に、図1に示す装置を用いて、本実施例
で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。前記沸点の測定は、密閉容器1に所定量の冷媒組成
物を供給し、真空ポンプ6aにより、まず密閉容器1の
内圧を圧力計8で測定されるゲージで−75mmHgに
する。そして、密閉容器1内の冷媒組成物の温度が安定
するのを待って、その温度を−750mmHgにおける
沸点とする。次いで、圧力調整弁5aを開閉して密閉容
器1の内圧を順次−500mmHg、−250mmH
g、0mmHgに調整し、前記操作を繰り返して各圧力
における沸点を測定する。次に、切替え弁5bにより圧
力調整導管4をエアコンプレッサー6bに切替え、密閉
容器内を加圧する。前記加圧操作は圧力調整弁5aを開
閉して密閉容器1の内圧を圧力計8で測定されるゲージ
圧で1〜8kg/cm2 の範囲で1kg/cm2 単位で
順次調整し、前記操作を繰り返して、各圧力における沸
点を測定する。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しており、CFC−12の代替として使用す
ることができることが明らかである。
で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。前記沸点の測定は、密閉容器1に所定量の冷媒組成
物を供給し、真空ポンプ6aにより、まず密閉容器1の
内圧を圧力計8で測定されるゲージで−75mmHgに
する。そして、密閉容器1内の冷媒組成物の温度が安定
するのを待って、その温度を−750mmHgにおける
沸点とする。次いで、圧力調整弁5aを開閉して密閉容
器1の内圧を順次−500mmHg、−250mmH
g、0mmHgに調整し、前記操作を繰り返して各圧力
における沸点を測定する。次に、切替え弁5bにより圧
力調整導管4をエアコンプレッサー6bに切替え、密閉
容器内を加圧する。前記加圧操作は圧力調整弁5aを開
閉して密閉容器1の内圧を圧力計8で測定されるゲージ
圧で1〜8kg/cm2 の範囲で1kg/cm2 単位で
順次調整し、前記操作を繰り返して、各圧力における沸
点を測定する。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しており、CFC−12の代替として使用す
ることができることが明らかである。
【0019】実施例2 本実施例では、図2(2)に示すように、密閉容器1の
内部を減圧した(ステップ1)のち、実施例1とは逆の
手順で、まず圧力調整弁5aを閉じ液体酸素供給弁13
aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液体酸素300
0mlを供給し(ステップ2)、次いで攪拌を開始した
(ステップ3)。なお、前記液体酸素は後述のステップ
4で供給される前記原料の合計容積と略等容積になるよ
うにされている。次に、液体酸素供給弁13aを閉じ原
料供給弁19a、19b、19c、19dを順次開閉し
て、エチレングリコール1680g、プロピレングリコ
ール720g、0.3%−塩化ナトリウム水溶液100
g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液530gを密閉容
器1に供給した(ステップ4)。前記リン酸系金属イオ
ン封鎖剤は、5%二リン酸ナトリウム水溶液25gを水
90gで希釈したものに、エタノール400g及びモノ
エタノールアミン15gが予め金属イオン封鎖剤混合装
置17内で攪拌されて製造されている。
内部を減圧した(ステップ1)のち、実施例1とは逆の
手順で、まず圧力調整弁5aを閉じ液体酸素供給弁13
aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液体酸素300
0mlを供給し(ステップ2)、次いで攪拌を開始した
(ステップ3)。なお、前記液体酸素は後述のステップ
4で供給される前記原料の合計容積と略等容積になるよ
うにされている。次に、液体酸素供給弁13aを閉じ原
料供給弁19a、19b、19c、19dを順次開閉し
て、エチレングリコール1680g、プロピレングリコ
ール720g、0.3%−塩化ナトリウム水溶液100
g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液530gを密閉容
器1に供給した(ステップ4)。前記リン酸系金属イオ
ン封鎖剤は、5%二リン酸ナトリウム水溶液25gを水
90gで希釈したものに、エタノール400g及びモノ
エタノールアミン15gが予め金属イオン封鎖剤混合装
置17内で攪拌されて製造されている。
【0020】本実施例では、予め密閉容器1内に液体酸
素が供給されているので、前記各原料を密閉容器1に供
給する際にリン酸系金属イオン封鎖剤を先に供給する
と、該金属イオン封鎖剤が凍結して他の原料に混合する
ことが困難になることがあるので注意を要する。リン酸
系金属イオン封鎖剤以外の原料については、特に供給す
る順番に留意する必要はない。また、リン酸系金属イオ
ン封鎖剤は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル等の他の原料と混合して密閉容器1に供給してもよ
く、このようにするときには前記凍結が避けられる。
素が供給されているので、前記各原料を密閉容器1に供
給する際にリン酸系金属イオン封鎖剤を先に供給する
と、該金属イオン封鎖剤が凍結して他の原料に混合する
ことが困難になることがあるので注意を要する。リン酸
系金属イオン封鎖剤以外の原料については、特に供給す
る順番に留意する必要はない。また、リン酸系金属イオ
ン封鎖剤は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル等の他の原料と混合して密閉容器1に供給してもよ
く、このようにするときには前記凍結が避けられる。
【0021】本実施例では、図2(2)のステップ2で
液体酸素の供給が終了した時点では、密閉容器1内の液
温は−180℃であったが、ステップ3の攪拌開始の5
分後には−130℃に上昇し、さらにステップ4で前記
混合物の供給が終了した時点では−80℃であった。本
実施例では、前述のように、予め密閉容器1内に液体酸
素が供給されているので、前記混合物の供給により直ち
にその混合が開始される。前記攪拌を継続すると、液温
はさらに上昇し、これに伴って密閉容器1内では前記ス
テップ2で供給された液体酸素が気化するので、その内
圧が上昇する。そこで、実施例1と同様にして密閉容器
1内の気体を外部に逃がし、内圧が5kg/cm2 にな
るように調整した。前記操作を続けると、密閉容器1内
の内圧は次第に安定して圧力計8で測定されるゲージ圧
で6〜7kg/cm2 程度で一定になるので、この時点
で攪拌を終了した(ステップ5)。また、液温は次第に
上昇し、前記攪拌を終了した時点では−46℃であっ
た。
液体酸素の供給が終了した時点では、密閉容器1内の液
温は−180℃であったが、ステップ3の攪拌開始の5
分後には−130℃に上昇し、さらにステップ4で前記
混合物の供給が終了した時点では−80℃であった。本
実施例では、前述のように、予め密閉容器1内に液体酸
素が供給されているので、前記混合物の供給により直ち
にその混合が開始される。前記攪拌を継続すると、液温
はさらに上昇し、これに伴って密閉容器1内では前記ス
テップ2で供給された液体酸素が気化するので、その内
圧が上昇する。そこで、実施例1と同様にして密閉容器
1内の気体を外部に逃がし、内圧が5kg/cm2 にな
るように調整した。前記操作を続けると、密閉容器1内
の内圧は次第に安定して圧力計8で測定されるゲージ圧
で6〜7kg/cm2 程度で一定になるので、この時点
で攪拌を終了した(ステップ5)。また、液温は次第に
上昇し、前記攪拌を終了した時点では−46℃であっ
た。
【0022】次に、実施例1と同様にして、得られた冷
媒組成物を取り出した(ステップ6)。得られた冷媒組
成物には液体酸素は実質的には残存していなかった。次
に、実施例1と同様にして、本実施例で得られた冷媒組
成物の各圧力における沸点を測定した。得られた結果を
図3に示す。図3から、本実施例で得られた冷媒組成物
はCFC−12に類似した特性を有しており、CFC−
12の代替として使用することができることが期待され
る。
媒組成物を取り出した(ステップ6)。得られた冷媒組
成物には液体酸素は実質的には残存していなかった。次
に、実施例1と同様にして、本実施例で得られた冷媒組
成物の各圧力における沸点を測定した。得られた結果を
図3に示す。図3から、本実施例で得られた冷媒組成物
はCFC−12に類似した特性を有しており、CFC−
12の代替として使用することができることが期待され
る。
【0023】実施例3 本実施例では、冷媒組成物の原料の中、エチレングリコ
ールを1300gとし、リン酸系金属イオン封鎖剤の原
料として、5%−リン酸ナトリウム水溶液25gを水1
00gで希釈し、エタノール850g及びモノエタノー
ルアミン15gを添加したものを用いた以外は、実施例
2と同様にして冷媒組成物を得た。次に、実施例1と同
様にして、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力にお
ける沸点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3
から本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類
似した特性を有しており、CFC−12の代替として使
用することができることが期待される。
ールを1300gとし、リン酸系金属イオン封鎖剤の原
料として、5%−リン酸ナトリウム水溶液25gを水1
00gで希釈し、エタノール850g及びモノエタノー
ルアミン15gを添加したものを用いた以外は、実施例
2と同様にして冷媒組成物を得た。次に、実施例1と同
様にして、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力にお
ける沸点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3
から本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類
似した特性を有しており、CFC−12の代替として使
用することができることが期待される。
【0024】実施例4 本実施例では、冷媒組成物の原料として、エチレングリ
コール1060g、プロピレングリコール1520g、
2%−塩化ナトリウム水溶液20g、リン酸系金属イオ
ン封鎖剤水溶液445gを用いた以外は、実施例と同様
にして冷媒組成物を得た。なお、前記リン酸系金属イオ
ン封鎖剤の原料としては、5%二リン酸ナトリウム水溶
液25g、エタノール330g、モノエタノールアミン
90gが用いられている。次に、実施例1と同様にし
て、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸
点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しており、CFC−12の代替として使用す
ることが出来ることが期待される。
コール1060g、プロピレングリコール1520g、
2%−塩化ナトリウム水溶液20g、リン酸系金属イオ
ン封鎖剤水溶液445gを用いた以外は、実施例と同様
にして冷媒組成物を得た。なお、前記リン酸系金属イオ
ン封鎖剤の原料としては、5%二リン酸ナトリウム水溶
液25g、エタノール330g、モノエタノールアミン
90gが用いられている。次に、実施例1と同様にし
て、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸
点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しており、CFC−12の代替として使用す
ることが出来ることが期待される。
【0025】実施例5 本実施例では、図2(1)のステップ2で実施例2の液
体酸素3000mlの代わりに液体酸素1000mlと
液体窒素ボンベ11bから液体窒素2000mlを密閉
容器1に供給し、ステップ4で冷媒組成物の原料とし
て、エチレングリコール1200g、プロピレングルコ
ール1100g、0.1%−塩化ナトリウム水溶液13
4g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液1175gを用
いた以外は、実施例1と同様にして冷媒組成物を得た。
なお、前記塩化ナトリウム水溶液としては、2%−塩化
ナトリウム水溶液10gを水130gで希釈したものが
用いられている。また、前記リン酸系金属イオン封鎖剤
の原料としては、5%−二リン酸ナトリウム水溶液15
gを水60gで希釈し、エタノール1100を添加した
ものが用いられている。液体窒素の沸点は−195.8
℃であるので、本実施例では図2(2)のステップ2で
液体窒素の供給が終了した時点では、密閉容器1内の液
温は−220℃であり、ステップ4で前記原料混合物の
供給が終了した時点では−64℃であった。そして、実
施例2と同様にして密閉容器を1内の気体を外部に逃が
し、内圧が5kg/cm2 になるように調整しながら攪
拌操作を継続し、密閉容器1内の内圧が略一定になった
時点で攪拌を終了した(ステップ5)。このとき、液温
は−63℃であった。
体酸素3000mlの代わりに液体酸素1000mlと
液体窒素ボンベ11bから液体窒素2000mlを密閉
容器1に供給し、ステップ4で冷媒組成物の原料とし
て、エチレングリコール1200g、プロピレングルコ
ール1100g、0.1%−塩化ナトリウム水溶液13
4g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液1175gを用
いた以外は、実施例1と同様にして冷媒組成物を得た。
なお、前記塩化ナトリウム水溶液としては、2%−塩化
ナトリウム水溶液10gを水130gで希釈したものが
用いられている。また、前記リン酸系金属イオン封鎖剤
の原料としては、5%−二リン酸ナトリウム水溶液15
gを水60gで希釈し、エタノール1100を添加した
ものが用いられている。液体窒素の沸点は−195.8
℃であるので、本実施例では図2(2)のステップ2で
液体窒素の供給が終了した時点では、密閉容器1内の液
温は−220℃であり、ステップ4で前記原料混合物の
供給が終了した時点では−64℃であった。そして、実
施例2と同様にして密閉容器を1内の気体を外部に逃が
し、内圧が5kg/cm2 になるように調整しながら攪
拌操作を継続し、密閉容器1内の内圧が略一定になった
時点で攪拌を終了した(ステップ5)。このとき、液温
は−63℃であった。
【0026】次に、実施例2と同様にして、得られた冷
媒組成物を取り出した(ステップ6)。得られた冷媒組
成物には液体酸素及び液体窒素は実質的に残存していな
かった。次に、実施例1と同様にして、本実施例で得ら
れた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。得ら
れた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得られた
冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有してお
り、CFC−12の代替として使用することが出来るこ
とが期待される。
媒組成物を取り出した(ステップ6)。得られた冷媒組
成物には液体酸素及び液体窒素は実質的に残存していな
かった。次に、実施例1と同様にして、本実施例で得ら
れた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。得ら
れた結果を図3に示す。図3から、本実施例で得られた
冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有してお
り、CFC−12の代替として使用することが出来るこ
とが期待される。
【0027】実施例6 本実施例では、図2のステップ2で実施例1の液体酸素
3000mlに代わりに、液体酸素ボンベ11aから液
体酸素1500ml及び液体窒素ボンベ11bから液体
窒素は1500mlを密閉容器1に供給し、ステップ4
で冷媒組成物の原料として、エチレングリコール210
0g、プロピレングリコール1100g、2%−塩化ナ
トリウム水溶液12g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶
液900gを用いた以外は、実施例2と同様にして冷媒
組成物を得た。なお、前記リン酸系金属イオン封鎖剤の
原料としては、5%−二リン酸ナトリウム水溶液20g
をさらに水410gで希釈し、エタノール410g、モ
ノエタノールアミン60gを添加したものが用いられて
いる。また、前記リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液は前
記塩化ナトリウム水溶液と混合した後、密閉容器1に供
給した。本実施例では、液体酸素と液体窒素とを1:1
で混合して用いる。密閉容器1内の液温は、図2(2)
のステップ2で液体酸素の供給が終了した時点では−1
90℃であり、さらに液体窒素の供給が終了した時点で
は−205℃であった。そして、ステップ4で前記混合
物の供給が終了した時点では−100℃であった。
3000mlに代わりに、液体酸素ボンベ11aから液
体酸素1500ml及び液体窒素ボンベ11bから液体
窒素は1500mlを密閉容器1に供給し、ステップ4
で冷媒組成物の原料として、エチレングリコール210
0g、プロピレングリコール1100g、2%−塩化ナ
トリウム水溶液12g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶
液900gを用いた以外は、実施例2と同様にして冷媒
組成物を得た。なお、前記リン酸系金属イオン封鎖剤の
原料としては、5%−二リン酸ナトリウム水溶液20g
をさらに水410gで希釈し、エタノール410g、モ
ノエタノールアミン60gを添加したものが用いられて
いる。また、前記リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液は前
記塩化ナトリウム水溶液と混合した後、密閉容器1に供
給した。本実施例では、液体酸素と液体窒素とを1:1
で混合して用いる。密閉容器1内の液温は、図2(2)
のステップ2で液体酸素の供給が終了した時点では−1
90℃であり、さらに液体窒素の供給が終了した時点で
は−205℃であった。そして、ステップ4で前記混合
物の供給が終了した時点では−100℃であった。
【0028】次いで、実施例2と同様にして密閉容器1
内の気体を外部に逃がしながら攪拌操作を継続し、密閉
容器1内の内圧が8.8kg/cm2 で略一定となった
時点で攪拌を終了した(ステップ5)。このとき液温は
−53℃であったが、攪拌終了後、図1示の圧力調整弁
5aを開放して密閉容器1内を常圧に戻し、数分間放置
したところ、液温は−45℃で安定した。なお、得られ
た冷媒組成物には液体酸素及び液体窒素は実質的に残存
していなかった。次に、実施例1と同様にして、本実施
例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で
得られた冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有
しており、CFC−12の代替として使用することがで
きることが期待される。
内の気体を外部に逃がしながら攪拌操作を継続し、密閉
容器1内の内圧が8.8kg/cm2 で略一定となった
時点で攪拌を終了した(ステップ5)。このとき液温は
−53℃であったが、攪拌終了後、図1示の圧力調整弁
5aを開放して密閉容器1内を常圧に戻し、数分間放置
したところ、液温は−45℃で安定した。なお、得られ
た冷媒組成物には液体酸素及び液体窒素は実質的に残存
していなかった。次に、実施例1と同様にして、本実施
例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で
得られた冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有
しており、CFC−12の代替として使用することがで
きることが期待される。
【0029】実施例7 本実施例では、冷媒組成物の原料として、エチレングリ
コール1060g、プロピレングリコール1520gを
用い、塩化ナトリウム水溶液及びリン酸系金属イオン封
鎖剤を全く用いない以外は、実施例2と同様にして冷媒
組成物を得た。次に、実施例1と同様にして、本実施例
で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で
得られた冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有
しており、CFC−12の代替として使用することがで
きることが期待される。
コール1060g、プロピレングリコール1520gを
用い、塩化ナトリウム水溶液及びリン酸系金属イオン封
鎖剤を全く用いない以外は、実施例2と同様にして冷媒
組成物を得た。次に、実施例1と同様にして、本実施例
で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で
得られた冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有
しており、CFC−12の代替として使用することがで
きることが期待される。
【0030】実施例8 本実施例では、冷媒組成物の原料として、エチレングリ
コール1070g、プロピレングリコール1510g、
2%−塩化ナトリウム水溶液15gを用い、リン酸系金
属イオン封鎖剤を全く用いない以外は、実施例2と同様
にして冷媒組成物を得た。次に、実施例1と同様にし
て、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸
点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しており、CFC−12の代替として使用す
ることができることが期待される。
コール1070g、プロピレングリコール1510g、
2%−塩化ナトリウム水溶液15gを用い、リン酸系金
属イオン封鎖剤を全く用いない以外は、実施例2と同様
にして冷媒組成物を得た。次に、実施例1と同様にし
て、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸
点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しており、CFC−12の代替として使用す
ることができることが期待される。
【0031】実施例9 本実施例では、冷媒組成物の原料として、エチレングリ
コール1070g、プロピレングリコール1510g、
2%−塩化ナトリウム水溶液15g、エタノール310
g、モノエタノールアミン90gを用い、リン酸系金属
イオン封鎖剤を全く用いていない以外は、実施例2と同
様にして冷媒組成物を得た。次に、実施例1と同様にし
て、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸
点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しておりCFC−12の代替として使用する
ことができることが期待される。
コール1070g、プロピレングリコール1510g、
2%−塩化ナトリウム水溶液15g、エタノール310
g、モノエタノールアミン90gを用い、リン酸系金属
イオン封鎖剤を全く用いていない以外は、実施例2と同
様にして冷媒組成物を得た。次に、実施例1と同様にし
て、本実施例で得られた冷媒組成物の各圧力における沸
点を測定した。得られた結果を図3に示す。図3から、
本実施例で得られた冷媒組成物はCFC−12に類似し
た特性を有しておりCFC−12の代替として使用する
ことができることが期待される。
【0032】比較例1 本比較例では、冷媒組成物の原料としてプロピレングリ
コール1075gのみを使用し、実施例2と同様にして
冷媒組成物の製造を試みた。本比較例では、図2(2)
のステップ2で液体酸素3000mlを供給した時点で
密閉容器1内の液温は−200℃であった。次いで、ス
テップ4でプロピレングリコールを供給したところ液温
が−155℃以上に上昇し、攪拌の継続とともに−70
℃まで上昇したところで攪拌羽根2の回転が停止した。
これは、密閉容器1内の液体が凍結したためと考えられ
る。攪拌羽根2の回転が停止して放置したところ、液温
が−37℃まで上昇したところで、攪拌羽根2が再び回
転するようになったので、実施例2と同様にして密閉容
器1内の気体を外部に逃がし、内圧が5kg/cm2 に
なるように調整しながら攪拌操作を継続し、密閉容器1
内の内圧が略一定になった時点で攪拌を終了した(ステ
ップ5)。このとき液温は−35℃であった。得られた
冷媒組成物には液体酸素は実質的に残存していなかっ
た。次に、実施例1と同様にして、本実施例で得られた
冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。得られた
結果を図3に示す。図3から、本比較例で得られた冷媒
組成物は、圧力が1kg/cm2 以下の範囲ではCFC
−12より高い沸点を示し、CFC−12の代替として
使用することは期待できない。
コール1075gのみを使用し、実施例2と同様にして
冷媒組成物の製造を試みた。本比較例では、図2(2)
のステップ2で液体酸素3000mlを供給した時点で
密閉容器1内の液温は−200℃であった。次いで、ス
テップ4でプロピレングリコールを供給したところ液温
が−155℃以上に上昇し、攪拌の継続とともに−70
℃まで上昇したところで攪拌羽根2の回転が停止した。
これは、密閉容器1内の液体が凍結したためと考えられ
る。攪拌羽根2の回転が停止して放置したところ、液温
が−37℃まで上昇したところで、攪拌羽根2が再び回
転するようになったので、実施例2と同様にして密閉容
器1内の気体を外部に逃がし、内圧が5kg/cm2 に
なるように調整しながら攪拌操作を継続し、密閉容器1
内の内圧が略一定になった時点で攪拌を終了した(ステ
ップ5)。このとき液温は−35℃であった。得られた
冷媒組成物には液体酸素は実質的に残存していなかっ
た。次に、実施例1と同様にして、本実施例で得られた
冷媒組成物の各圧力における沸点を測定した。得られた
結果を図3に示す。図3から、本比較例で得られた冷媒
組成物は、圧力が1kg/cm2 以下の範囲ではCFC
−12より高い沸点を示し、CFC−12の代替として
使用することは期待できない。
【0033】比較例2 本比較例では、冷媒組成物原料としてエチレングリコー
ル1070gのみを使用し、実施例2と同様にして冷媒
組成物の製造を試みた。本比較例では、密閉容器1内の
液温は比較例1と略同様に推移したが、攪拌操作の途中
で密閉容器1内の液体の凍結により、攪拌羽根2の回転
が停止し、攪拌を再開することができなかった。凍結し
た液体を解凍したものを冷媒組成物と見做し、実施例1
と同様にして、各圧力における沸点を測定した。得られ
た結果を図3に示す。図3から、本比較例で得られた冷
媒組成物は、圧力が1kg/cm2 以下の範囲ではCF
C−12により高い沸点を示し、CFC−12の代替と
して使用することは期待できない。
ル1070gのみを使用し、実施例2と同様にして冷媒
組成物の製造を試みた。本比較例では、密閉容器1内の
液温は比較例1と略同様に推移したが、攪拌操作の途中
で密閉容器1内の液体の凍結により、攪拌羽根2の回転
が停止し、攪拌を再開することができなかった。凍結し
た液体を解凍したものを冷媒組成物と見做し、実施例1
と同様にして、各圧力における沸点を測定した。得られ
た結果を図3に示す。図3から、本比較例で得られた冷
媒組成物は、圧力が1kg/cm2 以下の範囲ではCF
C−12により高い沸点を示し、CFC−12の代替と
して使用することは期待できない。
【0034】実施例10 本実施例では、図4に示す密閉容器41を用いて冷媒組
成物の製造を行う。密閉容器41は、図1に示す密閉容
器1の外側に冷却用ジャケット42を備え、該冷却用ジ
ャケット42に液化気体供給導管12が接続された構成
となっている以外は密閉容器1と同様の構成となってい
る。なお、冷却用ジャケット42には供給された液化気
体を取り出して液化気体供給導管12に循環させる循環
導管43が逆止弁44を介して接続されている。また、
循環導管43の途中には冷却用キャケット42から取り
出された液化気体を冷却する冷却器45が設けられてお
り、冷却用ジャケット42には、内部の液体温度を測定
する温度計46及び内圧を測定する圧力計47が設けら
れている。
成物の製造を行う。密閉容器41は、図1に示す密閉容
器1の外側に冷却用ジャケット42を備え、該冷却用ジ
ャケット42に液化気体供給導管12が接続された構成
となっている以外は密閉容器1と同様の構成となってい
る。なお、冷却用ジャケット42には供給された液化気
体を取り出して液化気体供給導管12に循環させる循環
導管43が逆止弁44を介して接続されている。また、
循環導管43の途中には冷却用キャケット42から取り
出された液化気体を冷却する冷却器45が設けられてお
り、冷却用ジャケット42には、内部の液体温度を測定
する温度計46及び内圧を測定する圧力計47が設けら
れている。
【0035】次に、図4及び図5に従って、本実施例の
冷媒の製造方法について説明する。まず、図5のステッ
プ1で図4に示す圧力調整弁5aを開き、切替え弁5b
により圧力調整導管4を真空ポンプ6aに接続して、密
閉容器41の内部を吸引して減圧した。次いで、ステッ
プ2でモーター3をONにして攪拌羽根2を回転駆動
し、攪拌を開始した。次に、図5のステップ3で、圧力
調整弁5aを閉じ、原料供給弁19a、19b、19
c、19dを順次開閉して、エチレングリコール170
0g、プロピレングリコール700g、2%−塩化ナト
リウム水溶液15g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液
635gを密閉容器41に供給した。前記リン酸金属イ
オン封鎖剤は、5%−二リン酸ナトリウム水溶液25
g、エタノール550g、ジエタノールアミン60gが
予め金属イオン封鎖剤混合装置17内で攪拌されて製造
されている。
冷媒の製造方法について説明する。まず、図5のステッ
プ1で図4に示す圧力調整弁5aを開き、切替え弁5b
により圧力調整導管4を真空ポンプ6aに接続して、密
閉容器41の内部を吸引して減圧した。次いで、ステッ
プ2でモーター3をONにして攪拌羽根2を回転駆動
し、攪拌を開始した。次に、図5のステップ3で、圧力
調整弁5aを閉じ、原料供給弁19a、19b、19
c、19dを順次開閉して、エチレングリコール170
0g、プロピレングリコール700g、2%−塩化ナト
リウム水溶液15g、リン酸系金属イオン封鎖剤水溶液
635gを密閉容器41に供給した。前記リン酸金属イ
オン封鎖剤は、5%−二リン酸ナトリウム水溶液25
g、エタノール550g、ジエタノールアミン60gが
予め金属イオン封鎖剤混合装置17内で攪拌されて製造
されている。
【0036】次に、図5のステップ4で、液体酸素供給
弁13aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液体酸素
3000mlを冷却用ジャケット42に供給した。本実
施例では、前記ステップ4の操作により、冷却用ジャケ
ット42内の液温が−85℃に、また密閉容器1内の液
温が−30℃に冷却され、この時点で実質的に混合物の
混合が開始される。冷却用ジャケット42内及び密閉容
器1内の液温は、液体酸素の供給に伴って低下し、最終
的には冷却用ジャケット42内の液温は−203℃に、
また密閉容器1内の液温が−63℃に達した。前記攪拌
を継続すると、液温は上昇に転じ、次第に安定して略一
定になるので、この時点で攪拌を終了した(ステップ
5)。密閉容器1内液温は、前記攪拌を終了した時点で
は−55℃であった。次に、実施例1と同様にして、得
られた冷媒組成物を取り出した(ステップ6)。得られ
た冷媒組成物には液体酸素は実質的に残存しなかった。
次に、図4に示す装置を用い冷却用ジャケット42に液
化気体を供給しないで、実施例1と同様にして本実施例
で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で
得られた冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有
しており、CFC−12の代替として使用することが期
待される。
弁13aを開いて、液体酸素ボンベ11aから液体酸素
3000mlを冷却用ジャケット42に供給した。本実
施例では、前記ステップ4の操作により、冷却用ジャケ
ット42内の液温が−85℃に、また密閉容器1内の液
温が−30℃に冷却され、この時点で実質的に混合物の
混合が開始される。冷却用ジャケット42内及び密閉容
器1内の液温は、液体酸素の供給に伴って低下し、最終
的には冷却用ジャケット42内の液温は−203℃に、
また密閉容器1内の液温が−63℃に達した。前記攪拌
を継続すると、液温は上昇に転じ、次第に安定して略一
定になるので、この時点で攪拌を終了した(ステップ
5)。密閉容器1内液温は、前記攪拌を終了した時点で
は−55℃であった。次に、実施例1と同様にして、得
られた冷媒組成物を取り出した(ステップ6)。得られ
た冷媒組成物には液体酸素は実質的に残存しなかった。
次に、図4に示す装置を用い冷却用ジャケット42に液
化気体を供給しないで、実施例1と同様にして本実施例
で得られた冷媒組成物の各圧力における沸点を測定し
た。得られた結果を図3に示す。図3から、本実施例で
得られた冷媒組成物はCFC−12に類似した特性を有
しており、CFC−12の代替として使用することが期
待される。
【0037】比較例3 本比較例では、図4に示す密閉容器41を用い冷却用ジ
ャケット42に液化気体を全く流通させない以外は実施
例10と同様にして冷媒組成物を得た。本比較例では、
図5に示すステップ4の操作を行わないので、ステップ
2で開始される攪拌操作は常温で行われる。次に、実施
例10と同様にして、本比較例で得られた冷媒組成物の
各圧力における沸点を測定た。得られた結果を図3に示
す。図3から、本実施例で得られた冷媒組成物はCFC
−12に類似した特性を示さず、CFC−12の代替と
して使用することは期待できない。
ャケット42に液化気体を全く流通させない以外は実施
例10と同様にして冷媒組成物を得た。本比較例では、
図5に示すステップ4の操作を行わないので、ステップ
2で開始される攪拌操作は常温で行われる。次に、実施
例10と同様にして、本比較例で得られた冷媒組成物の
各圧力における沸点を測定た。得られた結果を図3に示
す。図3から、本実施例で得られた冷媒組成物はCFC
−12に類似した特性を示さず、CFC−12の代替と
して使用することは期待できない。
【0038】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の2種の多価アルコールを含む混合物を、密閉容器中に
おいて−10℃以下の温度で混合して冷媒組成物にすれ
ば、CFC−12と略同等の冷媒性能を得られるので、
CFC−12の代替として使用することができる。前記
混合物は、液体酸素或いは液体酸素と液体窒素の混合物
と共に前記密閉容器中に充填するか、前記密閉容器を−
10℃以下に冷却することにより容易に前記温度範囲で
混合することができ、前記冷媒組成物を得ることができ
る。
の2種の多価アルコールを含む混合物を、密閉容器中に
おいて−10℃以下の温度で混合して冷媒組成物にすれ
ば、CFC−12と略同等の冷媒性能を得られるので、
CFC−12の代替として使用することができる。前記
混合物は、液体酸素或いは液体酸素と液体窒素の混合物
と共に前記密閉容器中に充填するか、前記密閉容器を−
10℃以下に冷却することにより容易に前記温度範囲で
混合することができ、前記冷媒組成物を得ることができ
る。
【0039】本発明の冷媒組成物は、前記混合物に含ま
れる多価アルコールが35〜75重量%のエチレングリ
コールと、25〜65重量%のプロピレングリコールと
の混合物であることにより、所期の冷媒性能を得ること
ができる。また、本発明の冷媒組成物は、前記混合物が
前記多価アルコールに対して0.01〜0.2重量%の
緩衝剤を含むことにより、該冷媒組成物に酸またはアル
カリが混入したときに緩衝作用が得られ適正なpHを維
持することができる。また、本発明の冷媒組成物は、前
記混合物が前記多価アルコールに対して0.1重量%以
下のリン酸系及びホスホン酸系金属イオン封鎖剤を含む
ことにより、該冷媒組成物を充填する冷凍機内部に耐腐
食性被膜が形成され、その腐食を抑制することができ
る。
れる多価アルコールが35〜75重量%のエチレングリ
コールと、25〜65重量%のプロピレングリコールと
の混合物であることにより、所期の冷媒性能を得ること
ができる。また、本発明の冷媒組成物は、前記混合物が
前記多価アルコールに対して0.01〜0.2重量%の
緩衝剤を含むことにより、該冷媒組成物に酸またはアル
カリが混入したときに緩衝作用が得られ適正なpHを維
持することができる。また、本発明の冷媒組成物は、前
記混合物が前記多価アルコールに対して0.1重量%以
下のリン酸系及びホスホン酸系金属イオン封鎖剤を含む
ことにより、該冷媒組成物を充填する冷凍機内部に耐腐
食性被膜が形成され、その腐食を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒組成物の製造に使用する装置
の一構成例を示すブロック図。
の一構成例を示すブロック図。
【図2】図1の装置による冷媒組成物の製造方法を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図3】本発明の各実施例で得られた冷媒組成物、CF
C−12及び水の温度と飽和圧力との関係を示すグラ
フ。
C−12及び水の温度と飽和圧力との関係を示すグラ
フ。
【図4】本発明に係る冷媒組成物の製造に使用する装置
の他の構成例を示すブロック図。
の他の構成例を示すブロック図。
【図5】図4の装置による冷媒組成物の製造方法を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図6】冷凍機関における冷媒の気−液変化のサイクル
の説明図。
の説明図。
1,41 密閉容器 11a 液体酸素ボンベ 11b 液体窒素ボンベ 14,15 多価アルコールタンク 16 緩衝剤タンク 17 金属イオン封鎖剤混合装置
Claims (6)
- 【請求項1】 2種の多価アルコールを含む混合物を密
閉容器中において−10℃以下の温度で混合することに
より得られる2種の多価アルコールを含むことを特徴と
するオゾン破壊係数が0となる冷媒組成物。 - 【請求項2】 請求項1の混合物を液体酸素(I)或い
は(I)と液体窒素の混合物(II)と共に上記密閉容器
中に充填して混合し、該密閉容器から(I)或いは
(I)及び(II)を気化させて、放出することにより得
られる請求項1記載の冷媒組成物。 - 【請求項3】 請求項1の混合物を混合する際に、該密
閉容器を−10℃以下に冷却することを特徴とする請求
項1記載の冷媒組成物。 - 【請求項4】 請求項1の多価アルコールが35〜75
重量%のエチレングリコールと25〜65重量%のプロ
ピレングリコールとの混合物から成ることを特徴とする
請求項1記載の冷媒組成物。 - 【請求項5】 請求項1の混合物が多価アルコールに対
して、0.01−0.2重量%の塩化ナトリウムを含有
することを特徴とする請求項1記載の冷媒組成物。 - 【請求項6】 請求項1の混合物が多価アルコールに対
して、0.1重量%以下の金属イオン封鎖剤を含有する
ことを特徴とする請求項1記載の冷媒組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7144594A JPH0940942A (ja) | 1995-05-19 | 1995-06-12 | 冷媒組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-121084 | 1995-05-19 | ||
| JP12108495 | 1995-05-19 | ||
| JP7144594A JPH0940942A (ja) | 1995-05-19 | 1995-06-12 | 冷媒組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940942A true JPH0940942A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=26458536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7144594A Pending JPH0940942A (ja) | 1995-05-19 | 1995-06-12 | 冷媒組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0940942A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019045422A1 (ko) * | 2017-08-29 | 2019-03-07 | 한국철도기술연구원 | 하이퍼튜브 운송 시스템 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP7144594A patent/JPH0940942A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019045422A1 (ko) * | 2017-08-29 | 2019-03-07 | 한국철도기술연구원 | 하이퍼튜브 운송 시스템 |
| US11787448B2 (en) | 2017-08-29 | 2023-10-17 | Krri | Hypertube transport system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050304 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050705 |