JPH0941037A - 無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
無方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPH0941037A JPH0941037A JP8018857A JP1885796A JPH0941037A JP H0941037 A JPH0941037 A JP H0941037A JP 8018857 A JP8018857 A JP 8018857A JP 1885796 A JP1885796 A JP 1885796A JP H0941037 A JPH0941037 A JP H0941037A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷延圧下率の変動にかかわらず良好な磁気特
性を有する電磁鋼板を安定して製造する。 【解決手段】C:0.010 wt%以下、 Si:0.1 〜4.
0 wt%、Mn:2.0 wt%以下、 Al:2.0 wt%以
下、P:0.2 wt%以下を含み、かつSnおよびはSbの
うちから選ばれる1種または2種を合計量で0.01〜0.1
wt%含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼
素材を熱間圧延し、必要に応じて800〜1100℃で
10sec〜2hrの熱延板焼鈍を行い、その後所定の
板厚まで冷間圧延し、750〜1100℃で冷延板焼鈍
を行う。
性を有する電磁鋼板を安定して製造する。 【解決手段】C:0.010 wt%以下、 Si:0.1 〜4.
0 wt%、Mn:2.0 wt%以下、 Al:2.0 wt%以
下、P:0.2 wt%以下を含み、かつSnおよびはSbの
うちから選ばれる1種または2種を合計量で0.01〜0.1
wt%含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼
素材を熱間圧延し、必要に応じて800〜1100℃で
10sec〜2hrの熱延板焼鈍を行い、その後所定の
板厚まで冷間圧延し、750〜1100℃で冷延板焼鈍
を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無向性電磁鋼板
(鋼帯も含む)の製造方法に係り、とくに磁気特性に優
れ、しかも生産効率のよい無方向性電磁鋼板の製造方法
に関するものである。
(鋼帯も含む)の製造方法に係り、とくに磁気特性に優
れ、しかも生産効率のよい無方向性電磁鋼板の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無方向性電磁鋼板は、モーターその他の
電気機器の鉄心材料として使用されており、磁束密度お
よび鉄損値等の磁気特性に優れることが要求される。こ
の無方向電磁鋼板の磁気特性を改善するための技術とし
て、SbまたはSnを添加する方法が知られており、例
えば、特公昭56−54370号公報にはSbを鋼中に
0.03〜0.3 wt%添加する方法が、また特開平3−100
122号公報にはSbおよびSnのいずれか1種または
2種を合計で0.10wt%以下添加する方法が開示されてい
る。また、低鉄損化を図るための方法として、仕上げ
(製品)の板厚を薄くすることも一般に採用されてい
る。
電気機器の鉄心材料として使用されており、磁束密度お
よび鉄損値等の磁気特性に優れることが要求される。こ
の無方向電磁鋼板の磁気特性を改善するための技術とし
て、SbまたはSnを添加する方法が知られており、例
えば、特公昭56−54370号公報にはSbを鋼中に
0.03〜0.3 wt%添加する方法が、また特開平3−100
122号公報にはSbおよびSnのいずれか1種または
2種を合計で0.10wt%以下添加する方法が開示されてい
る。また、低鉄損化を図るための方法として、仕上げ
(製品)の板厚を薄くすることも一般に採用されてい
る。
【0003】さらに、このような無方向性電磁鋼板を製
造する際に、磁気特性は冷間圧下率に強く依存すること
が従来から知られており、この冷間圧下率を適正範囲に
制御することが極めて重要であるとされていた。例え
ば、特公昭51−942号公報では、85%以上の強冷
間圧延により、特開平4−325629号公報では85
〜95%の冷間圧延により、磁気特性の向上あるいはそ
の面内異方性の低減を図るための技術が開示されてい
る。
造する際に、磁気特性は冷間圧下率に強く依存すること
が従来から知られており、この冷間圧下率を適正範囲に
制御することが極めて重要であるとされていた。例え
ば、特公昭51−942号公報では、85%以上の強冷
間圧延により、特開平4−325629号公報では85
〜95%の冷間圧延により、磁気特性の向上あるいはそ
の面内異方性の低減を図るための技術が開示されてい
る。
【0004】ところで、近年、高周波における低鉄損の
要求が増してきており、その要求を満足するために、仕
上げ板厚の変更すなわち仕上げ板厚を薄くすることが必
要となる場合がしばしば生じている。
要求が増してきており、その要求を満足するために、仕
上げ板厚の変更すなわち仕上げ板厚を薄くすることが必
要となる場合がしばしば生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような仕上げ板厚
の変更を伴う冷間圧延を、磁気特性の低下を生じること
のない条件、例えば75〜80%と言った狭い圧下率範
囲に制御して行うためには、従来、熱延板板厚の変更が
必要となっていた。このため、冷延板の仕上げ厚が異な
れば、冷延素材としての熱延板の板厚を共通にして用い
ることはできなくなり、その結果、生産効率の低下を招
き、工程生産のうえで不利になるという問題があった。
の変更を伴う冷間圧延を、磁気特性の低下を生じること
のない条件、例えば75〜80%と言った狭い圧下率範
囲に制御して行うためには、従来、熱延板板厚の変更が
必要となっていた。このため、冷延板の仕上げ厚が異な
れば、冷延素材としての熱延板の板厚を共通にして用い
ることはできなくなり、その結果、生産効率の低下を招
き、工程生産のうえで不利になるという問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、冷延板仕上げ
厚(製品厚)の変更が必要な場合であっても、磁気特性
確保のための、熱延板厚みの変更を行う必要がない無方
向性電磁鋼板の製造技術を提供することにある。
厚(製品厚)の変更が必要な場合であっても、磁気特性
確保のための、熱延板厚みの変更を行う必要がない無方
向性電磁鋼板の製造技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】さて、発明者らは、上掲
の目的の実現に向けて、成分組成、各種製造要因につい
て詳細に検討した結果、適正量のSb,Snを添加する
とともに、適正な焼鈍を行えば、磁気特性の冷延圧下率
による依存性を低下させることが可能となり、広い範囲
の冷延圧下率を適用しながら、良好な磁気特性を得るこ
とができることを見出し、本発明を完成させるに到っ
た。
の目的の実現に向けて、成分組成、各種製造要因につい
て詳細に検討した結果、適正量のSb,Snを添加する
とともに、適正な焼鈍を行えば、磁気特性の冷延圧下率
による依存性を低下させることが可能となり、広い範囲
の冷延圧下率を適用しながら、良好な磁気特性を得るこ
とができることを見出し、本発明を完成させるに到っ
た。
【0008】すなわち、本発明はC:0.010 wt%以下、
Si:0.1 〜4.0 wt%、Mn:2.0 wt%以下、 A
l:2.0 wt%以下、P:0.2 wt%以下を含み、かつSn
およびはSbのうちから選ばれる1種または2種を合計
量で0.01〜0.1 wt%含有し、残部がFe及び不可避的不
純物からなる鋼素材を熱間圧延し、得られた熱延板を所
定の板厚まで冷間圧延し、750〜1100℃で冷延板
焼鈍することを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法
であり、またC:0.010 wt%以下、 Si:0.1 〜4.0
wt%、Mn:2.0 wt%以下、 Al:2.0 wt%以下、
P:0.2 wt%以下を含み、かつSnおよびはSbのうち
から選ばれる1種または2種を合計量で0.01〜0.1 wt%
含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼素材
を熱間圧延し、次いで800〜1100℃で10sec
〜2hrの熱延板焼鈍を行い、その後所定の板厚まで冷
間圧延し、750〜1100℃で冷延板焼鈍することを
特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法である。
Si:0.1 〜4.0 wt%、Mn:2.0 wt%以下、 A
l:2.0 wt%以下、P:0.2 wt%以下を含み、かつSn
およびはSbのうちから選ばれる1種または2種を合計
量で0.01〜0.1 wt%含有し、残部がFe及び不可避的不
純物からなる鋼素材を熱間圧延し、得られた熱延板を所
定の板厚まで冷間圧延し、750〜1100℃で冷延板
焼鈍することを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法
であり、またC:0.010 wt%以下、 Si:0.1 〜4.0
wt%、Mn:2.0 wt%以下、 Al:2.0 wt%以下、
P:0.2 wt%以下を含み、かつSnおよびはSbのうち
から選ばれる1種または2種を合計量で0.01〜0.1 wt%
含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼素材
を熱間圧延し、次いで800〜1100℃で10sec
〜2hrの熱延板焼鈍を行い、その後所定の板厚まで冷
間圧延し、750〜1100℃で冷延板焼鈍することを
特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の構成要件を上記範
囲に限定した理由について説明する。 C:0.010wt%以下 Cは、磁気特性を低下させる元素であり、とくに0.0
10wt%を超えると磁気特性の時効劣化をおこすため、
0.010wt%以下にする。
囲に限定した理由について説明する。 C:0.010wt%以下 Cは、磁気特性を低下させる元素であり、とくに0.0
10wt%を超えると磁気特性の時効劣化をおこすため、
0.010wt%以下にする。
【0010】Si:0.1〜4.0wt% Siは、鋼板の比抵抗を高め、鉄損の低減に寄与する。
Si含有量が、0.1wt%未満ではその効果が十分ではな
く、一方、4.0wt%を超えると冷間圧延性が損なわ
れ、製造が困難となる。したがって、Si含有量は、
0.1〜4.0wt%とする。なお、好ましくは0.1〜
3.0wt%の範囲とするのがよい。
Si含有量が、0.1wt%未満ではその効果が十分ではな
く、一方、4.0wt%を超えると冷間圧延性が損なわ
れ、製造が困難となる。したがって、Si含有量は、
0.1〜4.0wt%とする。なお、好ましくは0.1〜
3.0wt%の範囲とするのがよい。
【0011】Mn:2.0wt%以下 Mnは、脱酸のために、またSによる熱間脆性を抑制す
るために添加されるが、2.0wt%を超えるとコストの
上昇を招くので、その添加量は2.0wt%以下とする。
なお、好ましくは0.1〜0.5wt%の範囲とするのが
よい。
るために添加されるが、2.0wt%を超えるとコストの
上昇を招くので、その添加量は2.0wt%以下とする。
なお、好ましくは0.1〜0.5wt%の範囲とするのが
よい。
【0012】Al:2.0wt%以下 Alは、Siと同様に鋼の比抵抗を高め、鉄損を低下さ
せるために添加するが、多すぎるとコスト上の不利を招
くので2.0wt%以下、好ましくは0.1〜1.0wt%
の範囲とする。
せるために添加するが、多すぎるとコスト上の不利を招
くので2.0wt%以下、好ましくは0.1〜1.0wt%
の範囲とする。
【0013】P:0.2wt%以下 Pは、加工性を改善するため添加することがあるが、
0.2wt%を超えると必要以上に硬くなり、コストも上
昇するため含有量は0.2wt%を上限とする。
0.2wt%を超えると必要以上に硬くなり、コストも上
昇するため含有量は0.2wt%を上限とする。
【0014】Sn、Sb:合計量で0.01〜0.1wt
% SnおよびSbは、いずれも磁気特性の冷延圧下率によ
る感受性を低減させる効果を有するが、これら元素の合
計量が0.01wt%未満ではその効果が不十分である。
一方、合計量で0.1wt%を超えて添加するとFeの割
合の低下のほか、Sn、Sbの酸化物による粒成長抑制
のために磁気特性を劣化させる。したがって、Sn、S
bの添加量は合計量で0.01〜0.1wt%の範囲とす
る。
% SnおよびSbは、いずれも磁気特性の冷延圧下率によ
る感受性を低減させる効果を有するが、これら元素の合
計量が0.01wt%未満ではその効果が不十分である。
一方、合計量で0.1wt%を超えて添加するとFeの割
合の低下のほか、Sn、Sbの酸化物による粒成長抑制
のために磁気特性を劣化させる。したがって、Sn、S
bの添加量は合計量で0.01〜0.1wt%の範囲とす
る。
【0015】熱延板焼鈍;熱延板の焼鈍は、磁性向上の
ために必要に応じて行う。その効果を得るための焼鈍温
度は800℃以上にする必要があるが、1100℃を超
えると冷間圧延の際にワレを生じやすくなる。したがっ
て、熱延板の焼鈍を行う場合には、800〜1100℃
の温度範囲で行うものとする。また、この場合の焼鈍時
間は10sec以上とすることで磁性向上が認められる
が、2hrを超えてもさらなる効果が認められず経済的
に不利になる。したがって、熱延板の焼鈍時間は10s
ec〜2hrの範囲とする。
ために必要に応じて行う。その効果を得るための焼鈍温
度は800℃以上にする必要があるが、1100℃を超
えると冷間圧延の際にワレを生じやすくなる。したがっ
て、熱延板の焼鈍を行う場合には、800〜1100℃
の温度範囲で行うものとする。また、この場合の焼鈍時
間は10sec以上とすることで磁性向上が認められる
が、2hrを超えてもさらなる効果が認められず経済的
に不利になる。したがって、熱延板の焼鈍時間は10s
ec〜2hrの範囲とする。
【0016】冷延板焼鈍;冷延板の焼鈍は、750〜1
100℃の温度範囲で行うことにより非常に優れた磁気
特性を示すのでこの温度範囲に限定する。なお、とくに
焼鈍温度は800〜950℃、また焼鈍時間は10〜6
0sec の範囲が望ましい。
100℃の温度範囲で行うことにより非常に優れた磁気
特性を示すのでこの温度範囲に限定する。なお、とくに
焼鈍温度は800〜950℃、また焼鈍時間は10〜6
0sec の範囲が望ましい。
【0017】
【実施例】実施例1 C:0.006 wt%、Si:0.9 wt%、Mn:0.3 wt%、A
l:0.3 wt%、P:0.04wt%であり、SnとSbの合計
量が0.004 wt%(Sn:0.001 wt%、Sb:0.003 wt
%)、 0.02 wt%(Sn:0.01wt%、Sb:0.01wt%)
および0.06wt%(Sn:0.02wt%、Sb:0.04wt%)に
変化させた鋼を熱間圧延により厚さ2mmとし、この熱延
鋼帯をN2 雰囲気中、1020℃×25sec の焼鈍を行
った。その後、冷間圧延により0.5 〜0.2mm の製品厚に
仕上げ、800℃×30sec の焼鈍を行った。このよう
にして得られた電磁鋼板についてエプスタイン測定にて
磁性測定を行った。その結果を図1に示す。図1から、
発明例では冷間圧下率にかかわらず磁気特性が良好であ
るのに対し、比較例では低圧下率側および高圧下率側で
磁気特性が低下していることがわかる。なお、冷延圧下
率80〜85%の範囲において、Sn+Sbの量が0.00
4 wt%、0.02wt%、0.06wt%の順にB50が上昇する現象
は、特公昭56-54370号公報などに示されている、Sn、
Sbの添加効果による結果であると思われる。
l:0.3 wt%、P:0.04wt%であり、SnとSbの合計
量が0.004 wt%(Sn:0.001 wt%、Sb:0.003 wt
%)、 0.02 wt%(Sn:0.01wt%、Sb:0.01wt%)
および0.06wt%(Sn:0.02wt%、Sb:0.04wt%)に
変化させた鋼を熱間圧延により厚さ2mmとし、この熱延
鋼帯をN2 雰囲気中、1020℃×25sec の焼鈍を行
った。その後、冷間圧延により0.5 〜0.2mm の製品厚に
仕上げ、800℃×30sec の焼鈍を行った。このよう
にして得られた電磁鋼板についてエプスタイン測定にて
磁性測定を行った。その結果を図1に示す。図1から、
発明例では冷間圧下率にかかわらず磁気特性が良好であ
るのに対し、比較例では低圧下率側および高圧下率側で
磁気特性が低下していることがわかる。なお、冷延圧下
率80〜85%の範囲において、Sn+Sbの量が0.00
4 wt%、0.02wt%、0.06wt%の順にB50が上昇する現象
は、特公昭56-54370号公報などに示されている、Sn、
Sbの添加効果による結果であると思われる。
【0018】実施例2 表1のA〜Dに示す4種の成分組成からなる厚さ200
mmのスラブを、熱間圧延により厚さ2.0mm の熱延鋼帯と
し、これに1000℃×30sec の焼鈍を施した後、冷
間圧延により0.5mm 及び0.2mm の厚さ( 製品厚) に仕上
げ、800×20sec の焼鈍を行った。得られた電磁鋼
板について、同様にして磁気特性を測定した。その結果
を図2に示す。図2によれば、Sn、Sbを添加した発
明例では、0.5mm 厚、0.2mm 厚いずれの仕上げ厚の場合
にも良好なB50値を示している。これに対して、比較例
はB50値が全体に劣っているのみでなく、仕上げ厚によ
りB50値が変化し、とくに仕上げ厚が0.2mm の場合に大
きく低下していることがわかる。また、表1のK,Lに
示す成分組成からなる厚さ200mmのスラブを、熱間圧
延により厚さ2.0mm の熱延鋼帯とし、これに熱延板焼鈍
を施すことなく、冷間圧延により0.5mm 及び0.2mm の厚
さ( 製品厚) に仕上げ、800×20sec の焼鈍を行っ
た。この場合にも、上記結果とほぼ同様な結果が得られ
た。
mmのスラブを、熱間圧延により厚さ2.0mm の熱延鋼帯と
し、これに1000℃×30sec の焼鈍を施した後、冷
間圧延により0.5mm 及び0.2mm の厚さ( 製品厚) に仕上
げ、800×20sec の焼鈍を行った。得られた電磁鋼
板について、同様にして磁気特性を測定した。その結果
を図2に示す。図2によれば、Sn、Sbを添加した発
明例では、0.5mm 厚、0.2mm 厚いずれの仕上げ厚の場合
にも良好なB50値を示している。これに対して、比較例
はB50値が全体に劣っているのみでなく、仕上げ厚によ
りB50値が変化し、とくに仕上げ厚が0.2mm の場合に大
きく低下していることがわかる。また、表1のK,Lに
示す成分組成からなる厚さ200mmのスラブを、熱間圧
延により厚さ2.0mm の熱延鋼帯とし、これに熱延板焼鈍
を施すことなく、冷間圧延により0.5mm 及び0.2mm の厚
さ( 製品厚) に仕上げ、800×20sec の焼鈍を行っ
た。この場合にも、上記結果とほぼ同様な結果が得られ
た。
【0019】
【表1】
【0020】実施例3 表1のA,B,E〜Jに示す成分組成からなる厚さ20
0mmのスラブを、熱間圧延により厚さ2.0mm の熱延鋼帯
とし、これに1000℃×30sec の焼鈍を施した後、
冷間圧延により0.5mm 及び0.2mm の厚さ( 製品厚) に仕
上げ、800×20sec の焼鈍を行った。得られた電磁
鋼板について、実施例1と同様にして磁気特性を測定し
た。その結果を表1に示す。また、Si,MnおよびA
l量が同レベルであるA,B,E〜Hについて、そのB
50値をSb+Snに対してプロットすると図3のように
なる。図3によれば、Sn+Sbを0.01wt%以上添加し
た発明例では、仕上厚0.5 mmと0.2 mmとの間のB50値の
差は小さく、B50値の冷延圧下率依存性が小さいことが
わかる。
0mmのスラブを、熱間圧延により厚さ2.0mm の熱延鋼帯
とし、これに1000℃×30sec の焼鈍を施した後、
冷間圧延により0.5mm 及び0.2mm の厚さ( 製品厚) に仕
上げ、800×20sec の焼鈍を行った。得られた電磁
鋼板について、実施例1と同様にして磁気特性を測定し
た。その結果を表1に示す。また、Si,MnおよびA
l量が同レベルであるA,B,E〜Hについて、そのB
50値をSb+Snに対してプロットすると図3のように
なる。図3によれば、Sn+Sbを0.01wt%以上添加し
た発明例では、仕上厚0.5 mmと0.2 mmとの間のB50値の
差は小さく、B50値の冷延圧下率依存性が小さいことが
わかる。
【0021】
【発明の効果】上述したように、本発明方法によれば、
冷延圧下率の変動にかかわらず良好な磁気特性を有する
電磁鋼板を安定して製造することが可能となる。したが
って、本発明方法によれば、共通の厚みの熱延コイルか
らでも、広範囲の仕上厚でしかも良好な磁気特性を有す
る電磁鋼板を安定して製造することが可能となる。
冷延圧下率の変動にかかわらず良好な磁気特性を有する
電磁鋼板を安定して製造することが可能となる。したが
って、本発明方法によれば、共通の厚みの熱延コイルか
らでも、広範囲の仕上厚でしかも良好な磁気特性を有す
る電磁鋼板を安定して製造することが可能となる。
【図1】冷延圧下率とB50との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図2】仕上厚とB50との関係を示すグラフである。
【図3】仕上厚の異なるB50に及ぼすSn+Sbの影響
を示すグラフである。
を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】C:0.010 wt%以下、 Si:0.1 〜4.0 wt%、 Mn:2.0 wt%以下、 Al:2.0 wt%以下、 P:0.2 wt%以下を含み、かつSnおよびはSbのうち
から選ばれる1種または2種を合計量で0.01〜0.1 wt%
含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼素材
を熱間圧延し、得られた熱延板を所定の板厚まで冷間圧
延し、750〜1100℃で冷延板焼鈍することを特徴
とする無方向性電磁鋼板の製造方法。 - 【請求項2】C:0.010 wt%以下、 Si:0.1 〜4.0 wt%、 Mn:2.0 wt%以下、 Al:2.0 wt%以下、 P:0.2 wt%以下を含み、かつSnおよびはSbのうち
から選ばれる1種または2種を合計量で0.01〜0.1 wt%
含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼素材
を熱間圧延し、次いで800〜1100℃で10sec
〜2hrの熱延板焼鈍を行い、その後所定の板厚まで冷
間圧延し、750〜1100℃で冷延板焼鈍することを
特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8018857A JPH0941037A (ja) | 1995-05-19 | 1996-02-05 | 無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-121350 | 1995-05-19 | ||
| JP12135095 | 1995-05-19 | ||
| JP8018857A JPH0941037A (ja) | 1995-05-19 | 1996-02-05 | 無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941037A true JPH0941037A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=26355590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8018857A Pending JPH0941037A (ja) | 1995-05-19 | 1996-02-05 | 無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0941037A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2818664A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-06-28 | Usinor | Acier magnetique a grains non orientes, procede de fabrication de toles et toles obtenues |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP8018857A patent/JPH0941037A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2818664A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-06-28 | Usinor | Acier magnetique a grains non orientes, procede de fabrication de toles et toles obtenues |
| WO2002052048A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-04 | Usinor | Acier magnetique a grains non orientes, procede de fabrication de tôles et tôles obtenues |
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