JPH0941246A - 複層丸編地 - Google Patents
複層丸編地Info
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- JPH0941246A JPH0941246A JP19311295A JP19311295A JPH0941246A JP H0941246 A JPH0941246 A JP H0941246A JP 19311295 A JP19311295 A JP 19311295A JP 19311295 A JP19311295 A JP 19311295A JP H0941246 A JPH0941246 A JP H0941246A
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表面の組織は編目の30%以上が点状凹形空間を
有し、編目の50%以上が1糸条で編成し、かつ裏面の組
織は2糸状で編成し、無機物フィラーを含有する熱可塑
性合成繊維を使用することにより、吸汗機能と速乾機能
と太陽光線遮断性を持たせ、肌に接する面の快適性を有
する丸編地を提供する。 【解決手段】表面に単糸繊度6d以下のポリエステル仮撚
加工糸Xを編立順番(1)(7)でダイヤルb,d,fに編掛けし、
シリンダーA,C,Eにてニットした編目を1糸条で編成し、
編立順番(4)(10)においては、Aでニットでタックして表
面にカノコ状の空間を作る裏面に、酸化チタン0.5重量%
を越える量含むポリエステル仮撚加工糸Yを編立順番(2)
(5)(8)(11)にダイヤルa,c,eでタック編みし、b,d,fにて
ニット編みし、裏面に1デニール以下の繊度の繊維を含
むタスラン加工した微細ループヤーンZを(3)(6)(9)(12)
でダイヤルa〜fにオールニットにて編目を編成する。
有し、編目の50%以上が1糸条で編成し、かつ裏面の組
織は2糸状で編成し、無機物フィラーを含有する熱可塑
性合成繊維を使用することにより、吸汗機能と速乾機能
と太陽光線遮断性を持たせ、肌に接する面の快適性を有
する丸編地を提供する。 【解決手段】表面に単糸繊度6d以下のポリエステル仮撚
加工糸Xを編立順番(1)(7)でダイヤルb,d,fに編掛けし、
シリンダーA,C,Eにてニットした編目を1糸条で編成し、
編立順番(4)(10)においては、Aでニットでタックして表
面にカノコ状の空間を作る裏面に、酸化チタン0.5重量%
を越える量含むポリエステル仮撚加工糸Yを編立順番(2)
(5)(8)(11)にダイヤルa,c,eでタック編みし、b,d,fにて
ニット編みし、裏面に1デニール以下の繊度の繊維を含
むタスラン加工した微細ループヤーンZを(3)(6)(9)(12)
でダイヤルa〜fにオールニットにて編目を編成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面と裏面の組織
および糸条および機能が異なる複層丸編地に関する。ま
た、吸汗性と速乾性および太陽光線遮断性(クーリング
効果)を発現できるスポーツ用衣料に適した複層丸編地
に関する。
および糸条および機能が異なる複層丸編地に関する。ま
た、吸汗性と速乾性および太陽光線遮断性(クーリング
効果)を発現できるスポーツ用衣料に適した複層丸編地
に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ、テニス、野球、サッカー等に用
いるスポーツ用衣料は、吸汗性及び速乾性が要求される
ほか、強い日射を遮断するような太陽光線遮断性も要求
される。
いるスポーツ用衣料は、吸汗性及び速乾性が要求される
ほか、強い日射を遮断するような太陽光線遮断性も要求
される。
【0003】従来、布帛の表面及び裏面で性質及び機能
を異にさせ、吸汗機能と着心地とを両立させる技術は種
に開発されている。すなわち、合成繊維の布帛の一方の
面と他面とに機能を異にする合成樹脂加工を行い、吸
水、吸汗機能と撥水機能を持たせた特開昭56−144
274号公報、あるいは、布帛の一方の面に吸汗性ポリ
エステル繊維を他面に起毛加工した極細繊維の非吸汗繊
維を配置することにより、吸汗性に優れ、着用地にべと
つき感を起こさない事を目的とした特開昭57−171
738号公報等、樹脂加工の工夫あるいは糸条の使い分
けた技術が提案されている。
を異にさせ、吸汗機能と着心地とを両立させる技術は種
に開発されている。すなわち、合成繊維の布帛の一方の
面と他面とに機能を異にする合成樹脂加工を行い、吸
水、吸汗機能と撥水機能を持たせた特開昭56−144
274号公報、あるいは、布帛の一方の面に吸汗性ポリ
エステル繊維を他面に起毛加工した極細繊維の非吸汗繊
維を配置することにより、吸汗性に優れ、着用地にべと
つき感を起こさない事を目的とした特開昭57−171
738号公報等、樹脂加工の工夫あるいは糸条の使い分
けた技術が提案されている。
【0004】また、編物としては、ダブルニット編機の
シリンダー針とダイヤル針の工夫によりタック編組織を
編成し、スポーツ用吸汗発散機能のある多重構造編地を
得る、特開平1−68548号公報、あるいはスパンデ
ックスを交編した、二層の積層構造とし、表面の糸条と
裏面の糸条の水の上昇距離の比及び単糸繊度の比を特定
した、発汗処理機能の良好な編地を得る特開昭63−2
49747号公報等、編地の表、裏の構造を活用して、
表面の機能を異にする技術も知られている。一方複合繊
維として、吸湿、吸汗機能を達成させる特開平5−33
1762号公報等繊維構造面での工夫も提案されてい
る。
シリンダー針とダイヤル針の工夫によりタック編組織を
編成し、スポーツ用吸汗発散機能のある多重構造編地を
得る、特開平1−68548号公報、あるいはスパンデ
ックスを交編した、二層の積層構造とし、表面の糸条と
裏面の糸条の水の上昇距離の比及び単糸繊度の比を特定
した、発汗処理機能の良好な編地を得る特開昭63−2
49747号公報等、編地の表、裏の構造を活用して、
表面の機能を異にする技術も知られている。一方複合繊
維として、吸湿、吸汗機能を達成させる特開平5−33
1762号公報等繊維構造面での工夫も提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では吸汗を目的に表、裏面で機能を異ならせて
いるが、風合いを犠牲にするか、風合いは得られるが、
太陽光線遮断性(クリーリング効果)に欠けるもの等、
実用上スポーツ衣料として完全に満足させ得るものは、
得られていなかった。
来の技術では吸汗を目的に表、裏面で機能を異ならせて
いるが、風合いを犠牲にするか、風合いは得られるが、
太陽光線遮断性(クリーリング効果)に欠けるもの等、
実用上スポーツ衣料として完全に満足させ得るものは、
得られていなかった。
【0006】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、吸汗機能と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線
遮断性を持たせ、肌に接する面の快適性と、衣服として
の機能性の両方を同時に合わせ有する丸編地を提供する
ことを目的とする。
め、吸汗機能と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線
遮断性を持たせ、肌に接する面の快適性と、衣服として
の機能性の両方を同時に合わせ有する丸編地を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の複層丸編地は、表面と裏面の編組織が異な
る複層丸編地であって、前記表面の組織は、編目の30
%以上が点状凹形空間を有し、単糸デニールが1デニー
ルを越え6デニール以下の合成繊維加工糸が1糸条で編
成されて編目を形成しており、かつ前記裏面の組織は編
目の50%以上が2糸状で編成されているとともに、前
記裏面組織の編目の50%以上に無機物フィラーを0.
5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維を使用す
ることを特徴とする。前記において、点状凹形空間の組
織とは、シリンダーサイドの編目がコース方向またはウ
ェル方向に連続して構成されず、編成時に糸条なしでク
リヤーされ、凹状になっている空間をいう。また無機物
フィラーとしては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、ジ
ルコニア、硫酸バリウム、窒化硼素、炭酸カルシウム等
の金属系徴粉末あるいはセラミックス等の無機質系徴粉
末等の添加剤を用いることができる。また前記におい
て、丸編地の表面は、衣料に縫製した場合肌に接触する
側になり、丸編地の裏面は、衣料の表側、すなわち太陽
光に面する側となる。
に、本発明の複層丸編地は、表面と裏面の編組織が異な
る複層丸編地であって、前記表面の組織は、編目の30
%以上が点状凹形空間を有し、単糸デニールが1デニー
ルを越え6デニール以下の合成繊維加工糸が1糸条で編
成されて編目を形成しており、かつ前記裏面の組織は編
目の50%以上が2糸状で編成されているとともに、前
記裏面組織の編目の50%以上に無機物フィラーを0.
5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維を使用す
ることを特徴とする。前記において、点状凹形空間の組
織とは、シリンダーサイドの編目がコース方向またはウ
ェル方向に連続して構成されず、編成時に糸条なしでク
リヤーされ、凹状になっている空間をいう。また無機物
フィラーとしては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、ジ
ルコニア、硫酸バリウム、窒化硼素、炭酸カルシウム等
の金属系徴粉末あるいはセラミックス等の無機質系徴粉
末等の添加剤を用いることができる。また前記におい
て、丸編地の表面は、衣料に縫製した場合肌に接触する
側になり、丸編地の裏面は、衣料の表側、すなわち太陽
光に面する側となる。
【0008】前記構成においては、表面と裏面は、一部
糸条が接結されており、表面に占める糸量Ws と裏面に
占める糸量Wb の比率は、式[2・Ws ≦Wb ]を満た
していることが好ましい。前記において、表面と裏面と
の一部糸条の接結は、たとえばニット又はタック等を用
いる。
糸条が接結されており、表面に占める糸量Ws と裏面に
占める糸量Wb の比率は、式[2・Ws ≦Wb ]を満た
していることが好ましい。前記において、表面と裏面と
の一部糸条の接結は、たとえばニット又はタック等を用
いる。
【0009】また前記構成においては、裏面の編目面積
の30%以上70%以下の範囲に、無機物フィラーを
0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維を使
用することが好ましい。
の30%以上70%以下の範囲に、無機物フィラーを
0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維を使
用することが好ましい。
【0010】また前記構成においては、無機物フィラー
を0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維
が、芯成分に無機物フィラーを相対的に多く含み、鞘成
分に無機物フィラーを含まないかまたは相対的に少なく
含む芯鞘状複合繊維であることが好ましい。もちろん、
無機物フィラーを均一に含有する繊維も使用することが
でき、この場合は、平均0.5重量%を越える量含有す
る熱可塑性合成繊維を用いることが好ましい。
を0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維
が、芯成分に無機物フィラーを相対的に多く含み、鞘成
分に無機物フィラーを含まないかまたは相対的に少なく
含む芯鞘状複合繊維であることが好ましい。もちろん、
無機物フィラーを均一に含有する繊維も使用することが
でき、この場合は、平均0.5重量%を越える量含有す
る熱可塑性合成繊維を用いることが好ましい。
【0011】また前記構成においては、裏面組織を構成
する糸が、糸量比率の30重量%以上70重量%以下の
範囲内で単糸デニール0.1〜1デニールの極細糸を含
む微細ループヤーンを使用することが好ましい。前記に
おいて微細ループヤーンとは、たとえば圧空乱流処理、
いわゆるタスラン加工などの処理をした加工糸をいう。
する糸が、糸量比率の30重量%以上70重量%以下の
範囲内で単糸デニール0.1〜1デニールの極細糸を含
む微細ループヤーンを使用することが好ましい。前記に
おいて微細ループヤーンとは、たとえば圧空乱流処理、
いわゆるタスラン加工などの処理をした加工糸をいう。
【0012】
【発明の実施の形態】前記した本発明の複層丸編地によ
れば、表面と裏面の編組織が異なる複層丸編地であっ
て、前記表面の組織は、編目の30%以上が点状凹形空
間を有し、単糸デニールが1デニールを越え6デニール
以下の合成繊維加工糸が1糸条で編成されて編目を形成
しており、かつ前記裏面の組織は編目の50%以上が2
糸状で編成されているとともに、前記裏面組織の編目の
50%以上に無機物フィラーを0.5重量%を越える量
含有する熱可塑性合成繊維を使用することにより、吸汗
機能と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線遮断性を
持たせ、肌に接する面の快適性と、衣服としての機能性
の両方を同時に合わせもたせる丸編地を実現できる。す
なわち、肌に接する面に単糸デニールが1デニールを越
え6デニール以下の比較的太い合成繊維加工糸を用いて
点状凹形空間を有する組織に形成したので、吸汗性が高
く、クーリング効果も高い。また裏面の組織(外気に接
する側)は編目の50%以上が2糸状で編成されている
ので、比較的繊維密度が高く、表面積も大きいので速乾
姓に優れる。また裏面組織の編目の50%以上に無機物
フィラーを0.5重量%を越える量含有しているので、
太陽光線遮断性にも優れる。
れば、表面と裏面の編組織が異なる複層丸編地であっ
て、前記表面の組織は、編目の30%以上が点状凹形空
間を有し、単糸デニールが1デニールを越え6デニール
以下の合成繊維加工糸が1糸条で編成されて編目を形成
しており、かつ前記裏面の組織は編目の50%以上が2
糸状で編成されているとともに、前記裏面組織の編目の
50%以上に無機物フィラーを0.5重量%を越える量
含有する熱可塑性合成繊維を使用することにより、吸汗
機能と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線遮断性を
持たせ、肌に接する面の快適性と、衣服としての機能性
の両方を同時に合わせもたせる丸編地を実現できる。す
なわち、肌に接する面に単糸デニールが1デニールを越
え6デニール以下の比較的太い合成繊維加工糸を用いて
点状凹形空間を有する組織に形成したので、吸汗性が高
く、クーリング効果も高い。また裏面の組織(外気に接
する側)は編目の50%以上が2糸状で編成されている
ので、比較的繊維密度が高く、表面積も大きいので速乾
姓に優れる。また裏面組織の編目の50%以上に無機物
フィラーを0.5重量%を越える量含有しているので、
太陽光線遮断性にも優れる。
【0013】前記した丸編地は、表面を人の肌に触れる
面とするため、肌に刺激を与えない事と、発汗作用によ
って肌の表面に浮き出た汗をすばやく吸い取る作用を持
たせる事がまず重要である。そのためには、肌に接する
編地の接触面が毛細管現象により素早く汗を吸い上げる
機構が必要である。また、肌にべとつかず、爽快感を与
える事が必要である。なお、ここで言う表面とは、丸編
地のシリンダー針で編成し、編下りの筒状の状態で表側
に出る方を言う。裏面とはダイヤル針で編成され筒状の
中側に入る方を言う。一般的には編成のしやすさからシ
リンダーサイドとダイヤルサイドの組織を決定するが、
逆の選択をしてもかまわない。
面とするため、肌に刺激を与えない事と、発汗作用によ
って肌の表面に浮き出た汗をすばやく吸い取る作用を持
たせる事がまず重要である。そのためには、肌に接する
編地の接触面が毛細管現象により素早く汗を吸い上げる
機構が必要である。また、肌にべとつかず、爽快感を与
える事が必要である。なお、ここで言う表面とは、丸編
地のシリンダー針で編成し、編下りの筒状の状態で表側
に出る方を言う。裏面とはダイヤル針で編成され筒状の
中側に入る方を言う。一般的には編成のしやすさからシ
リンダーサイドとダイヤルサイドの組織を決定するが、
逆の選択をしてもかまわない。
【0014】上記の効果を得るためには、編地の編目で
つくる平面がすべて肌に接触するのでなく、編目の30
%以上好ましくは50%以上の空間が必要であり、また
点状凹形空間を有する組織であることが重要である。編
地が肌に接触する場合、すべての編み目で接触すると、
違和感があるため、点状凹形空間を作り、また、フィラ
メントの単糸デニールが6デニール以下の合成繊維加工
糸であれば、吸汗効果があり、異和感を起こさない。ま
た、編目は他の糸条は入れず一糸条で構成する事と、異
なった単糸デニールの物を交編しない事が、快適感を得
る上からも重要である。また、毛細管現象を保ち肌との
接触感を少なくするために極細糸は好ましくない。
つくる平面がすべて肌に接触するのでなく、編目の30
%以上好ましくは50%以上の空間が必要であり、また
点状凹形空間を有する組織であることが重要である。編
地が肌に接触する場合、すべての編み目で接触すると、
違和感があるため、点状凹形空間を作り、また、フィラ
メントの単糸デニールが6デニール以下の合成繊維加工
糸であれば、吸汗効果があり、異和感を起こさない。ま
た、編目は他の糸条は入れず一糸条で構成する事と、異
なった単糸デニールの物を交編しない事が、快適感を得
る上からも重要である。また、毛細管現象を保ち肌との
接触感を少なくするために極細糸は好ましくない。
【0015】一方、編地の裏面については、編目の50
%以上が2糸条で編成することが好ましく、編目の表側
に出る50%以上に金属系微粉末または無機質系微粉末
等の添加剤を0.5重量%を越える量含有する熱可塑性
合成繊維、好ましくはその加工糸を使用する事が好まし
い。
%以上が2糸条で編成することが好ましく、編目の表側
に出る50%以上に金属系微粉末または無機質系微粉末
等の添加剤を0.5重量%を越える量含有する熱可塑性
合成繊維、好ましくはその加工糸を使用する事が好まし
い。
【0016】具体的には、裏面の編目をつくるダイヤル
針に表面をつくる表糸あるいは裏面に使用する裏糸の一
部をタックさせ、更に裏面に使用する裏糸と同時にニッ
トして編目をつくることがポイントであり、この比率が
編目の50%以上が好ましい。これは、表糸から毛細管
効果で吸い上げた汗を細い密な空間に拡散させ、吸汗能
力を向上させるために好ましい。
針に表面をつくる表糸あるいは裏面に使用する裏糸の一
部をタックさせ、更に裏面に使用する裏糸と同時にニッ
トして編目をつくることがポイントであり、この比率が
編目の50%以上が好ましい。これは、表糸から毛細管
効果で吸い上げた汗を細い密な空間に拡散させ、吸汗能
力を向上させるために好ましい。
【0017】また、吸い上げられた汗は太陽光で温度上
昇し気化して行くが、この過程で高温になるため蒸し暑
い等、着用時の不快適を伴うのである。この現象を押え
るために、太陽光を反射するまたは遮断する酸化チタン
等の金属系微粉末またはセラミックス等の無機質系微粉
末を0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維
を、更に好ましくは、これを仮ヨリ加工等の加工糸とし
て使用する事により、高温化をやわらげる効果がある。
とくに、無機物フィラーを0.5重量%を越える量含有
する熱可塑性合成繊維が、芯成分に無機物フィラーを相
対的に多く含み、鞘成分に無機物フィラーを含まないか
または相対的に少なく含む芯鞘状複合繊維を用いると、
太陽光線を効果的に遮断するとともに、無機物フィラー
を大量に含むことによるデメリット、たとえば編み針の
磨耗等の問題を起こさずに済む。
昇し気化して行くが、この過程で高温になるため蒸し暑
い等、着用時の不快適を伴うのである。この現象を押え
るために、太陽光を反射するまたは遮断する酸化チタン
等の金属系微粉末またはセラミックス等の無機質系微粉
末を0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維
を、更に好ましくは、これを仮ヨリ加工等の加工糸とし
て使用する事により、高温化をやわらげる効果がある。
とくに、無機物フィラーを0.5重量%を越える量含有
する熱可塑性合成繊維が、芯成分に無機物フィラーを相
対的に多く含み、鞘成分に無機物フィラーを含まないか
または相対的に少なく含む芯鞘状複合繊維を用いると、
太陽光線を効果的に遮断するとともに、無機物フィラー
を大量に含むことによるデメリット、たとえば編み針の
磨耗等の問題を起こさずに済む。
【0018】また、表面と裏面はニットまたはタック等
で二部の糸条が接結され、表面と一部裏面の内側に配置
されるが、表面から吸い上げた汗を裏面で拡散させ吸い
上げ速度を上げるためには、表面より裏面の糸量が多い
事が必要であり、表面に占める糸量Wsと裏面に占める
糸量Wbとの比率が、式[2Ws≦Wb]を満たしてい
る事が好ましい。
で二部の糸条が接結され、表面と一部裏面の内側に配置
されるが、表面から吸い上げた汗を裏面で拡散させ吸い
上げ速度を上げるためには、表面より裏面の糸量が多い
事が必要であり、表面に占める糸量Wsと裏面に占める
糸量Wbとの比率が、式[2Ws≦Wb]を満たしてい
る事が好ましい。
【0019】次に太陽光線を反射させるための添加剤を
0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維の使
用比率は、100%に近い程効果はあるが、衣服として
表側に出るため、風合や見栄えを悪くするのである。従
って、30%以上70%以下好ましくは30%から50
%が必要であるが、その量より少なければ効果は少な
い。
0.5重量%を越える量含有する熱可塑性合成繊維の使
用比率は、100%に近い程効果はあるが、衣服として
表側に出るため、風合や見栄えを悪くするのである。従
って、30%以上70%以下好ましくは30%から50
%が必要であるが、その量より少なければ効果は少な
い。
【0020】また、吸汗スピードを上げるための繊維空
間を密にするためには、編地の裏面すなわち衣服として
表側に出る面に糸量の比率で30%以上70%以下の範
囲内で単糸デニール1デニール以下の極細糸を含む微細
ループヤーンを使用する事が好ましい。極細糸として
は、後の工程で分割分繊可能な分割型繊維または海島型
繊維を使用することも効果がある。
間を密にするためには、編地の裏面すなわち衣服として
表側に出る面に糸量の比率で30%以上70%以下の範
囲内で単糸デニール1デニール以下の極細糸を含む微細
ループヤーンを使用する事が好ましい。極細糸として
は、後の工程で分割分繊可能な分割型繊維または海島型
繊維を使用することも効果がある。
【0021】この様な微細ループヤーンは上記の効果を
上げると同時に風合面での異和感を無くし、好ましい風
合を得ると同時に繊維のフィラメント間の微細空間に汗
を分割するため極めて速乾効果を高める働きをする。
上げると同時に風合面での異和感を無くし、好ましい風
合を得ると同時に繊維のフィラメント間の微細空間に汗
を分割するため極めて速乾効果を高める働きをする。
【0022】なお、微細ループヤーンの代りに極細糸を
使用した仮ヨリ糸あるいは1デニール以下の合成繊維を
使用した紡績糸等を使用にも効果はある。また、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン、コ
ットン等の混紡糸では速乾効果は劣るが、無機フィラー
を0.5%を越える量含有する熱可塑性合成繊維を交編
する事によりその面での若干のカバーは可能である。ま
た、合成繊維100%使いとすることもできる。
使用した仮ヨリ糸あるいは1デニール以下の合成繊維を
使用した紡績糸等を使用にも効果はある。また、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン、コ
ットン等の混紡糸では速乾効果は劣るが、無機フィラー
を0.5%を越える量含有する熱可塑性合成繊維を交編
する事によりその面での若干のカバーは可能である。ま
た、合成繊維100%使いとすることもできる。
【0023】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。 (実施例1)図1は本発明の一実施例の丸編組織図であ
る。図1において、(1)〜(6)は編立順番と組織1
レピートであり、a〜fはダイヤル側の針、A〜Fはシ
リンダー側の針を示す。またループの記号はその針がニ
ット(編目)を作ることを示す。ループでなく単に引っ
掛けを示す記号は、その針がタックであることを示す。
つまり、編目を作らず次の給糸に接結することを示して
いる。
説明する。 (実施例1)図1は本発明の一実施例の丸編組織図であ
る。図1において、(1)〜(6)は編立順番と組織1
レピートであり、a〜fはダイヤル側の針、A〜Fはシ
リンダー側の針を示す。またループの記号はその針がニ
ット(編目)を作ることを示す。ループでなく単に引っ
掛けを示す記号は、その針がタックであることを示す。
つまり、編目を作らず次の給糸に接結することを示して
いる。
【0024】図1に示すように、表面にトータル繊度:
75デニール(構成繊維本数:18本、単糸デニール:
4.2デニール)のポリエチレンテレフタレート仮撚加
工糸Xを編立順番(1)と(7)でダイヤルb,d,f
に編掛けし、シリンダーA、C,Eにてニットした編目
を1糸条で編成する。また、編立順番(4)、(10)
においては、Aでニットでタックして表面にカノコ状の
空間を作る裏面に、150デニール(構成繊維本数:4
8本、単糸デニール:3.1デニール)のポリエチレン
テレフタレート仮撚加工糸Y(芯鞘複合コンジュゲート
繊維、芯と鞘の重量比が芯:鞘=60:40、芯成分に
酸化チタンを2重量%含み、鞘成分には酸化チタンを含
まない)を編立順番(2)、(5)、(8)、(11)
にダイヤルa,c,eでタック編みし、b,d,fにて
ニット編みして編目を形成した。さらに、裏面に100
デニール(トータル繊度50デニール、構成繊維本数7
2本と、トータル繊度50デニール、構成繊維本数24
本の2本使い)をタスラン加工したポリエステル微細ル
ープヤーンZを(3)、(6)、(9)、(12)にダ
イヤルa〜fにオールニットにて編目を編成して形成し
た。
75デニール(構成繊維本数:18本、単糸デニール:
4.2デニール)のポリエチレンテレフタレート仮撚加
工糸Xを編立順番(1)と(7)でダイヤルb,d,f
に編掛けし、シリンダーA、C,Eにてニットした編目
を1糸条で編成する。また、編立順番(4)、(10)
においては、Aでニットでタックして表面にカノコ状の
空間を作る裏面に、150デニール(構成繊維本数:4
8本、単糸デニール:3.1デニール)のポリエチレン
テレフタレート仮撚加工糸Y(芯鞘複合コンジュゲート
繊維、芯と鞘の重量比が芯:鞘=60:40、芯成分に
酸化チタンを2重量%含み、鞘成分には酸化チタンを含
まない)を編立順番(2)、(5)、(8)、(11)
にダイヤルa,c,eでタック編みし、b,d,fにて
ニット編みして編目を形成した。さらに、裏面に100
デニール(トータル繊度50デニール、構成繊維本数7
2本と、トータル繊度50デニール、構成繊維本数24
本の2本使い)をタスラン加工したポリエステル微細ル
ープヤーンZを(3)、(6)、(9)、(12)にダ
イヤルa〜fにオールニットにて編目を編成して形成し
た。
【0025】この様にして得られた丸編地は、表面と裏
面の編組織が異なり、表面の組織は、編目の30%以上
が点状凹形空間を有し、単糸デニールが4.2デニール
のポリエステル繊維加工糸が1糸条で編成されて編目を
形成しており、かつ裏面の組織は編目の50%以上が2
糸状で編成され、裏面組織の編目の50%以上に酸化チ
タンを0.5重量%含有するポリエステル繊維加工糸で
形成されていた。そして、この丸編地をゴルフウェアに
縫製して、真夏に実際に着用試験をしたところ、吸汗機
能と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線遮断性に優
れ、肌に接する面の快適性と、衣服としての機能性の両
方を同時に合わせ有することが確認できた。
面の編組織が異なり、表面の組織は、編目の30%以上
が点状凹形空間を有し、単糸デニールが4.2デニール
のポリエステル繊維加工糸が1糸条で編成されて編目を
形成しており、かつ裏面の組織は編目の50%以上が2
糸状で編成され、裏面組織の編目の50%以上に酸化チ
タンを0.5重量%含有するポリエステル繊維加工糸で
形成されていた。そして、この丸編地をゴルフウェアに
縫製して、真夏に実際に着用試験をしたところ、吸汗機
能と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線遮断性に優
れ、肌に接する面の快適性と、衣服としての機能性の両
方を同時に合わせ有することが確認できた。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の複層丸編地
は、表面と裏面の編組織が異なる複層丸編地であって、
前記表面の組織は、編目の30%以上が点状凹形空間を
有し、単糸デニールが1デニールを越え6デニール以下
の合成繊維加工糸が1糸条で編成されて編目を形成して
おり、かつ前記裏面の組織は編目の50%以上が2糸状
で編成されているとともに、前記裏面組織の編目の50
%以上に無機物フィラーを0.5重量%を越える量含有
する熱可塑性合成繊維を使用することにより、吸汗機能
と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線遮断性を持た
せ、肌に接する面の快適性と、衣服としての機能性の両
方を同時に合わせ有する丸編地を実現できる。すなわ
ち、肌に接する面に単糸デニールが1デニールを越え6
デニール以下の比較的太い合成繊維加工糸を用いてタテ
ストライプ状の組織に形成したので、吸汗性が高く、ク
ーリング効果も高い。また裏面の組織(外気に接する
側)は編目の50%以上が2糸状で編成されているの
で、比較的繊維密度が高く、表面積も大きいので速乾姓
に優れる。また裏面組織の編目の50%以上に無機物フ
ィラーを0.5重量%を越える量含有しているので、太
陽光線遮断性にも優れる。
は、表面と裏面の編組織が異なる複層丸編地であって、
前記表面の組織は、編目の30%以上が点状凹形空間を
有し、単糸デニールが1デニールを越え6デニール以下
の合成繊維加工糸が1糸条で編成されて編目を形成して
おり、かつ前記裏面の組織は編目の50%以上が2糸状
で編成されているとともに、前記裏面組織の編目の50
%以上に無機物フィラーを0.5重量%を越える量含有
する熱可塑性合成繊維を使用することにより、吸汗機能
と速乾機能とクーリング機能及び太陽光線遮断性を持た
せ、肌に接する面の快適性と、衣服としての機能性の両
方を同時に合わせ有する丸編地を実現できる。すなわ
ち、肌に接する面に単糸デニールが1デニールを越え6
デニール以下の比較的太い合成繊維加工糸を用いてタテ
ストライプ状の組織に形成したので、吸汗性が高く、ク
ーリング効果も高い。また裏面の組織(外気に接する
側)は編目の50%以上が2糸状で編成されているの
で、比較的繊維密度が高く、表面積も大きいので速乾姓
に優れる。また裏面組織の編目の50%以上に無機物フ
ィラーを0.5重量%を越える量含有しているので、太
陽光線遮断性にも優れる。
【0027】用途としては、太陽光の元で行うゴルフ等
のアウトドアスポーツ等のシャツ地に最適であり、従来
合成繊維100%あるいは合成繊維の高混率の丸編地で
は得られなかった機能性と快適性を有する丸編地が得ら
れる。
のアウトドアスポーツ等のシャツ地に最適であり、従来
合成繊維100%あるいは合成繊維の高混率の丸編地で
は得られなかった機能性と快適性を有する丸編地が得ら
れる。
【図1】本発明の一実施例の丸編組織図
【符号の説明】 (1)〜(12) 編立順番と組織1レピート a〜f ダイヤル側の針 A〜F シリンダー側の針 X 単糸繊度が太デニールのポリエステルフィラメント
繊維加工糸 Y 酸化チタンを含むポリエステルフィラメント繊維加
工糸 Z 細デニールのポリエステルフィラメント微細ループ
ヤーン
繊維加工糸 Y 酸化チタンを含むポリエステルフィラメント繊維加
工糸 Z 細デニールのポリエステルフィラメント微細ループ
ヤーン
Claims (5)
- 【請求項1】 表面と裏面の編組織が異なる複層丸編地
であって、前記表面の組織は、編目の30%以上が点状
凹形空間を有し、単糸デニールが1デニールを越え6デ
ニール以下の合成繊維加工糸が1糸条で編成されて編目
を形成しており、かつ前記裏面の組織は編目の50%以
上が2糸状で編成されているとともに、前記裏面組織の
編目の50%以上に無機物フィラーを0.5重量%を越
える量含有する熱可塑性合成繊維を使用することを特徴
とする複層丸編地。 - 【請求項2】 表面と裏面は、一部糸条が接結されてお
り、表面に占める糸量Ws と裏面に占める糸量Wb の比
率は、式[2・Ws ≦Wb ]を満たしている請求項1に
記載の複層丸編地。 - 【請求項3】 裏面の編目面積の30%以上70%以下
の範囲に、無機物フィラーを0.5重量%を越える量含
有する熱可塑性合成繊維を使用する請求項1に記載の複
層丸編地。 - 【請求項4】 無機物フィラーを0.5重量%を越える
量含有する熱可塑性合成繊維が、芯成分に無機物フィラ
ーを相対的に多く含み、鞘成分に無機物フィラーを含ま
ないかまたは相対的に少なく含む芯鞘状複合繊維である
請求項1に記載の複層丸編地。 - 【請求項5】 裏面組織を構成する糸が、糸量比率の3
0重量%以上70重量%以下の範囲内で単糸デニール
0.1〜1デニールの極細糸を含む微細ループヤーンを
使用する請求項1に記載の複層丸編地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19311295A JPH0941246A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 複層丸編地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19311295A JPH0941246A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 複層丸編地 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941246A true JPH0941246A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16302458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19311295A Pending JPH0941246A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 複層丸編地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0941246A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7322131B2 (en) | 2003-11-27 | 2008-01-29 | Asics Corp. | Shoe with slip preventive member |
| JP2012001826A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Teijin Fibers Ltd | 遮熱性織編物および繊維製品 |
| JP2024141848A (ja) * | 2023-03-29 | 2024-10-10 | 東洋紡せんい株式会社 | 抗スナッグ性編物 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP19311295A patent/JPH0941246A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7322131B2 (en) | 2003-11-27 | 2008-01-29 | Asics Corp. | Shoe with slip preventive member |
| JP2012001826A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Teijin Fibers Ltd | 遮熱性織編物および繊維製品 |
| JP2024141848A (ja) * | 2023-03-29 | 2024-10-10 | 東洋紡せんい株式会社 | 抗スナッグ性編物 |
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