JPH0941391A - 木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ手構造 - Google Patents
木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ手構造Info
- Publication number
- JPH0941391A JPH0941391A JP21530095A JP21530095A JPH0941391A JP H0941391 A JPH0941391 A JP H0941391A JP 21530095 A JP21530095 A JP 21530095A JP 21530095 A JP21530095 A JP 21530095A JP H0941391 A JPH0941391 A JP H0941391A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wooden
- embedding
- wooden pole
- joint
- pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 82
- 239000002023 wood Substances 0.000 claims description 27
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 11
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 claims description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 2
- 241000272165 Charadriidae Species 0.000 claims 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 239000002648 laminated material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Foundations (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 木造軸組構造における木柱の接続構造を実現
する上で必要となる接ぎ手金具に関し、基礎構造部と木
柱との一体化、および柱相互の引っ張り耐力を増強する
上で有用な木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、お
よびそれを使用した木柱接ぎ手構造の新規な構造を提供
する。 【解決手段】 下端に雌ネジ部12、上端側に通孔13
が形成された木柱埋め込み用接ぎ手金具1を、木柱2の
柱脚木口の埋め込み孔21に挿入すると共に、予め木柱
柱脚辺りに形成してある貫通孔22から固定ボルト3を
差し込んで木柱埋め込み用接ぎ手金具1を固定した後、
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ部12を利用して
金具本体11に引っ張り力を付与し、木柱埋め込み用接
ぎ手金具1が、木柱2およびそれらの間に介在する固定
ボルト3に対して遊びのない埋め込み構造の木柱埋め込
み用接ぎ手金具の一体化構造を実現する。
する上で必要となる接ぎ手金具に関し、基礎構造部と木
柱との一体化、および柱相互の引っ張り耐力を増強する
上で有用な木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、お
よびそれを使用した木柱接ぎ手構造の新規な構造を提供
する。 【解決手段】 下端に雌ネジ部12、上端側に通孔13
が形成された木柱埋め込み用接ぎ手金具1を、木柱2の
柱脚木口の埋め込み孔21に挿入すると共に、予め木柱
柱脚辺りに形成してある貫通孔22から固定ボルト3を
差し込んで木柱埋め込み用接ぎ手金具1を固定した後、
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ部12を利用して
金具本体11に引っ張り力を付与し、木柱埋め込み用接
ぎ手金具1が、木柱2およびそれらの間に介在する固定
ボルト3に対して遊びのない埋め込み構造の木柱埋め込
み用接ぎ手金具の一体化構造を実現する。
Description
【0001】
【発明の目的】この発明は、我が国固有の木造軸組構造
における木柱の接ぎ手、即ち軸線方向への軸組材の接続
構造に係わるものであって、特にその接続構造を実現す
る上で必要となる接ぎ手金具に関し、基礎構造部と木柱
との一体化、および2階建て、3階建てといった多層階
木造軸組構造における柱相互の引っ張り耐力を増強する
上で有用な木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、お
よびそれを使用した木柱接ぎ手構造の新規な構造を提供
しようとするものである。
における木柱の接ぎ手、即ち軸線方向への軸組材の接続
構造に係わるものであって、特にその接続構造を実現す
る上で必要となる接ぎ手金具に関し、基礎構造部と木柱
との一体化、および2階建て、3階建てといった多層階
木造軸組構造における柱相互の引っ張り耐力を増強する
上で有用な木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、お
よびそれを使用した木柱接ぎ手構造の新規な構造を提供
しようとするものである。
【0002】
【従来技術】阪神・淡路大震災は、被災者に物理的にも
精神的にも修復しがたい程の極めて凄惨な後遺症を残す
一方、科学技術分野にも様々な問題を投げ掛け、それを
解き明かして将来に備えるという大きな課題を残す結果
となった。飛躍的に科学技術が進展してきたのと裏腹
に、この震災によって多くの木造住宅は倒壊し、中で住
まいをしていた人々を押し潰し、脱出不能としてしま
い、多数の犠牲者を生み出す事態に至ったという痛まし
い事実から、従前までの伝統的な木造軸組構造に係わる
各部構造が、建築技術上あるいは建築法規上、果たして
十分であったのどうかというこれまで予想もしていなか
った問題として浮上し、ここにきてその見直しが急がれ
ている実態は、そうした科学技術分野における大きな課
題の一つといえる。
精神的にも修復しがたい程の極めて凄惨な後遺症を残す
一方、科学技術分野にも様々な問題を投げ掛け、それを
解き明かして将来に備えるという大きな課題を残す結果
となった。飛躍的に科学技術が進展してきたのと裏腹
に、この震災によって多くの木造住宅は倒壊し、中で住
まいをしていた人々を押し潰し、脱出不能としてしま
い、多数の犠牲者を生み出す事態に至ったという痛まし
い事実から、従前までの伝統的な木造軸組構造に係わる
各部構造が、建築技術上あるいは建築法規上、果たして
十分であったのどうかというこれまで予想もしていなか
った問題として浮上し、ここにきてその見直しが急がれ
ている実態は、そうした科学技術分野における大きな課
題の一つといえる。
【0003】最近の建築基準法の改正は、3階建て木造
軸組建造物が普通に建築可能となる等、それまでの木造
軸組構造に対する構造上の規制を大巾に緩和するもので
あって、伝統的な我が国の木造軸組構造にとっては、今
後様々な可能性を生み出す画期的な変革として、大きな
期待を持って受け入れられ始めていたが、震災を切っ掛
けとして提起されたこの木造軸組各部構造についての再
点検、再検討の必要性は、建築業界、特に木造建築を手
掛けている業者やそれを指導、監督する官庁にとって、
今後大きな負担となることが予想される。本願出願人
は、このような突発的な事態を契機とするまでもなく、
既に特願平3−86265号発明に代表される、横架材
とその上方適当間隔の作業空間を確保して並置するよう
にした補助横架材とを一体化し、それを、仕口部を兼用
する補強部材で上下に繋いで一本化した木柱側面に強固
に接続するという全く新たな木造軸組構造を完成し、従
前までの木造軸組構造では対応しきれなかった部材の規
格化や切り出し加工の簡略化、ひいては仕口部の構造強
度の増強化までが可能となる技術開発に成功している。
軸組建造物が普通に建築可能となる等、それまでの木造
軸組構造に対する構造上の規制を大巾に緩和するもので
あって、伝統的な我が国の木造軸組構造にとっては、今
後様々な可能性を生み出す画期的な変革として、大きな
期待を持って受け入れられ始めていたが、震災を切っ掛
けとして提起されたこの木造軸組各部構造についての再
点検、再検討の必要性は、建築業界、特に木造建築を手
掛けている業者やそれを指導、監督する官庁にとって、
今後大きな負担となることが予想される。本願出願人
は、このような突発的な事態を契機とするまでもなく、
既に特願平3−86265号発明に代表される、横架材
とその上方適当間隔の作業空間を確保して並置するよう
にした補助横架材とを一体化し、それを、仕口部を兼用
する補強部材で上下に繋いで一本化した木柱側面に強固
に接続するという全く新たな木造軸組構造を完成し、従
前までの木造軸組構造では対応しきれなかった部材の規
格化や切り出し加工の簡略化、ひいては仕口部の構造強
度の増強化までが可能となる技術開発に成功している。
【0004】この発明は、上記した本願出願人本人にお
いて既に開発済みの技術的思想を元に、今回の震災で提
起された幾つかの課題との対応を検討してきた結果、課
題の一つである柱部材の浮き上がり現象の防止(柱の引
っ張り耐力の付与、増強)に有効な技術開発に着手した
ものである。即ち、これまでにも、横架材で分断された
柱は、水平力が加わることによって必ず浮き上がり現象
を惹起してしまうということが知られており、その対策
として要所要所に通し柱を採用する構造が義務付けられ
てきた。しかし、法改正により3階建木造建築物が可能
となったことから、通し柱に替え、金具を採用して上下
の柱を繋ぎ一本化する技術を採用することができるよう
になり、本願出願人は、上述のとおり、逸早く独自の構
造によって一本化した柱による木造軸組構造の実用化に
踏み出し、実績を積み重ねてきたが、丁度時を同じくし
て登場してきたクレテック(商品名)金具、即ち柱の側
面で横架材を顎掛け状に受けるようにした仕口金具が、
既に開発済みの本願出願人の仕口に、その作業性の良さ
や強度上の信頼性等の面からも十分採用の可能性がある
との判断を得たことにも影響され、それら仕口金具の採
用も考慮した更なる試作、実験を繰り返してきた。
いて既に開発済みの技術的思想を元に、今回の震災で提
起された幾つかの課題との対応を検討してきた結果、課
題の一つである柱部材の浮き上がり現象の防止(柱の引
っ張り耐力の付与、増強)に有効な技術開発に着手した
ものである。即ち、これまでにも、横架材で分断された
柱は、水平力が加わることによって必ず浮き上がり現象
を惹起してしまうということが知られており、その対策
として要所要所に通し柱を採用する構造が義務付けられ
てきた。しかし、法改正により3階建木造建築物が可能
となったことから、通し柱に替え、金具を採用して上下
の柱を繋ぎ一本化する技術を採用することができるよう
になり、本願出願人は、上述のとおり、逸早く独自の構
造によって一本化した柱による木造軸組構造の実用化に
踏み出し、実績を積み重ねてきたが、丁度時を同じくし
て登場してきたクレテック(商品名)金具、即ち柱の側
面で横架材を顎掛け状に受けるようにした仕口金具が、
既に開発済みの本願出願人の仕口に、その作業性の良さ
や強度上の信頼性等の面からも十分採用の可能性がある
との判断を得たことにも影響され、それら仕口金具の採
用も考慮した更なる試作、実験を繰り返してきた。
【0005】その結果、このクレテック(商品名)金具
を採用した仕口構造を実現する場合も含め、既に本願出
願人において開発済みの仕口構造において、雇い実のよ
うな金具を介在して柱を上下に通した木造軸組構造を実
現する場合、上下柱の接ぎ手部の引っ張り強度に係わる
技術は、先の震災で提起された家屋の倒壊防止に特に重
要であることが判明した。即ち、震災時のように、瞬間
的に強力な上下動や横揺れ衝撃等、通常想定し得ない程
の外力を受けた継ぎ木柱は、所謂一本物の通し柱と違
い、その接ぎ手部を構成している接ぎ手金具・木柱間の
固定に使用するボルトとそのためのボルト挿通孔との間
の僅かなクリアランスに災いされ、加わる外力が、その
クリアランスのある箇所に集中して木柱には剪断破壊を
惹起してしまうと共に、ボルトには計算値以上の力が加
わり、簡単に曲げ変形破壊を起こしてしまうというこれ
までに知られていなかったか、知られていたとしても特
にその対策を講ずる必要性までは取り上げられていなか
った技術的事項がそれである。
を採用した仕口構造を実現する場合も含め、既に本願出
願人において開発済みの仕口構造において、雇い実のよ
うな金具を介在して柱を上下に通した木造軸組構造を実
現する場合、上下柱の接ぎ手部の引っ張り強度に係わる
技術は、先の震災で提起された家屋の倒壊防止に特に重
要であることが判明した。即ち、震災時のように、瞬間
的に強力な上下動や横揺れ衝撃等、通常想定し得ない程
の外力を受けた継ぎ木柱は、所謂一本物の通し柱と違
い、その接ぎ手部を構成している接ぎ手金具・木柱間の
固定に使用するボルトとそのためのボルト挿通孔との間
の僅かなクリアランスに災いされ、加わる外力が、その
クリアランスのある箇所に集中して木柱には剪断破壊を
惹起してしまうと共に、ボルトには計算値以上の力が加
わり、簡単に曲げ変形破壊を起こしてしまうというこれ
までに知られていなかったか、知られていたとしても特
にその対策を講ずる必要性までは取り上げられていなか
った技術的事項がそれである。
【0006】このクリアランスを解消する技術手段とし
ては、最も簡便には、ボルトに代えて楔状金具を採用す
る案も想定し得るが、楔状金具により木柱と接ぎ手金具
とを一体化する構造を採用した場合、ボルト孔に相当す
る孔への食い込み具合の加減、調整が難しいという問題
に加え、木造固有の普段の僅かな揺れの繰り返しによっ
て、楔状金具が次第に緩み出してしまう危険性を無視で
きないという点で耐久性上の信頼性を欠く虞があり、そ
こで、この発明では、それらの問題を生ずることのない
新規な接ぎ手構造の開発、研究を継続し、幾多の試行錯
誤の結果、遂に極めて有効且つ信頼性の高い木柱埋め込
み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木
柱接ぎ手構造の実現化を見るに至ったものであり、以下
に、その詳細を、図面に示す具体的な実施例を参考とし
ながら、順次説示していこうとするものである。
ては、最も簡便には、ボルトに代えて楔状金具を採用す
る案も想定し得るが、楔状金具により木柱と接ぎ手金具
とを一体化する構造を採用した場合、ボルト孔に相当す
る孔への食い込み具合の加減、調整が難しいという問題
に加え、木造固有の普段の僅かな揺れの繰り返しによっ
て、楔状金具が次第に緩み出してしまう危険性を無視で
きないという点で耐久性上の信頼性を欠く虞があり、そ
こで、この発明では、それらの問題を生ずることのない
新規な接ぎ手構造の開発、研究を継続し、幾多の試行錯
誤の結果、遂に極めて有効且つ信頼性の高い木柱埋め込
み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木
柱接ぎ手構造の実現化を見るに至ったものであり、以下
に、その詳細を、図面に示す具体的な実施例を参考とし
ながら、順次説示していこうとするものである。
【0007】
【発明の構成】図面に示されている代表的な実施例から
も明確に理解されるように、この発明の木造軸組構は、
基本的に次のような構成から成るものである。即ち、下
端には金具本体軸心に合致する雌ネジ部が形成され、上
端側には金具本体軸心に直交し、且つ互いに上下に適宜
間隔を空けた上、平面配置角度を位相させた関係として
なる一対の通孔が形成された木柱埋め込み用接ぎ手金具
を、木柱柱脚木口から、同軸心に合致させて形成した埋
め込み孔に挿入すると共に、この挿入状とされた木柱埋
め込み用接ぎ手金具の各通孔に対応する如くして予め木
柱柱脚辺りに形成してある貫通孔から夫々固定ボルトを
差し込んだ上、ナット締めして木柱埋め込み用接ぎ手金
具を木柱柱脚に固定した後、木柱埋め込み用接ぎ手金具
下端に形成した雌ネジ部を利用して金具本体に木柱柱脚
木口外方側への引っ張り力を付与することにより、木柱
埋め込み用接ぎ手金具が、木柱およびそれらの間に介在
する固定ボルトに対して遊びのない埋め込み構造を実現
してなる木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造であ
る.
も明確に理解されるように、この発明の木造軸組構は、
基本的に次のような構成から成るものである。即ち、下
端には金具本体軸心に合致する雌ネジ部が形成され、上
端側には金具本体軸心に直交し、且つ互いに上下に適宜
間隔を空けた上、平面配置角度を位相させた関係として
なる一対の通孔が形成された木柱埋め込み用接ぎ手金具
を、木柱柱脚木口から、同軸心に合致させて形成した埋
め込み孔に挿入すると共に、この挿入状とされた木柱埋
め込み用接ぎ手金具の各通孔に対応する如くして予め木
柱柱脚辺りに形成してある貫通孔から夫々固定ボルトを
差し込んだ上、ナット締めして木柱埋め込み用接ぎ手金
具を木柱柱脚に固定した後、木柱埋め込み用接ぎ手金具
下端に形成した雌ネジ部を利用して金具本体に木柱柱脚
木口外方側への引っ張り力を付与することにより、木柱
埋め込み用接ぎ手金具が、木柱およびそれらの間に介在
する固定ボルトに対して遊びのない埋め込み構造を実現
してなる木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造であ
る.
【0008】木柱埋め込み用接ぎ手金具は、その加工性
や耐久性、経済性、それに現場での取扱い性の点から、
パイプ材よりは鋼棒を加工したものの方が望ましく、下
端から材軸心に合致させて所定径のネジ孔を穿って雌ネ
ジ部に形成されると共に、その雌ネジ部に影響しない上
方には、材軸心に直交する方向であって、上下に剪断耐
力等を考慮した適当間隔を空けると共に、その平面配置
上で互いに重なり合うことがなく、しかも木柱断面に応
じた角度、例えば四角形断面であれば90°、六角形断
面であれば120°といった角度だけ位相するようにし
た、少なくとも一対のボルト挿通用の通孔が穿設された
構造のものとして形成される。
や耐久性、経済性、それに現場での取扱い性の点から、
パイプ材よりは鋼棒を加工したものの方が望ましく、下
端から材軸心に合致させて所定径のネジ孔を穿って雌ネ
ジ部に形成されると共に、その雌ネジ部に影響しない上
方には、材軸心に直交する方向であって、上下に剪断耐
力等を考慮した適当間隔を空けると共に、その平面配置
上で互いに重なり合うことがなく、しかも木柱断面に応
じた角度、例えば四角形断面であれば90°、六角形断
面であれば120°といった角度だけ位相するようにし
た、少なくとも一対のボルト挿通用の通孔が穿設された
構造のものとして形成される。
【0009】木柱は、2階建、3階建等建造物の規模や
種類等といった各種要因に従って一般的に算出される部
材断面であって、天然材に限定される訳ではなく、集成
材や合せ材からなるものでも差支えはなく、その木口か
ら、軸心に合わせ、上記した木柱埋め込み用接ぎ手金具
を挿入する上で支障のない径を有し、木柱埋め込み用接
ぎ手金具の全長より深い深さとした刳り抜き孔が形成さ
れると共に、柱脚付近の側面からは、木柱埋め込み用接
ぎ手金具を収めた際の該木柱埋め込み用接ぎ手金具に位
相させて形成されている通孔に合致するようにして、ボ
ルト挿通用の貫通孔が形成されてなるものとする。した
がって、これら貫通孔は、先の刳り抜き孔を貫く状態で
形成されることになる。
種類等といった各種要因に従って一般的に算出される部
材断面であって、天然材に限定される訳ではなく、集成
材や合せ材からなるものでも差支えはなく、その木口か
ら、軸心に合わせ、上記した木柱埋め込み用接ぎ手金具
を挿入する上で支障のない径を有し、木柱埋め込み用接
ぎ手金具の全長より深い深さとした刳り抜き孔が形成さ
れると共に、柱脚付近の側面からは、木柱埋め込み用接
ぎ手金具を収めた際の該木柱埋め込み用接ぎ手金具に位
相させて形成されている通孔に合致するようにして、ボ
ルト挿通用の貫通孔が形成されてなるものとする。した
がって、これら貫通孔は、先の刳り抜き孔を貫く状態で
形成されることになる。
【0010】こうして用意された木柱の刳り抜き孔に、
先の木柱埋め込み用接ぎ手金具が、その下端を木柱木口
よりも奥に止どめた状態に維持された上、木柱柱脚側面
に形成した貫通孔からボルトが挿入され、その先端ネジ
切り部が木柱埋め込み用接ぎ手金具の通孔入り口に合う
よう、木柱埋め込み用接ぎ手金具をその軸心回りに適宜
回動調整しながら刺し通してしまい、反対側の木柱柱脚
側面から突出状とした同先端ネジ切り部に座金を介する
か、あるいは他の金具、例えばクレラック金物(商品
名)等のような横架材受け金具を取り付ける箇所に相当
する場合であれば、それら金具を介してナットを螺合す
ることにより、木柱埋め込み用接ぎ手金具を木柱柱脚内
に固定する。
先の木柱埋め込み用接ぎ手金具が、その下端を木柱木口
よりも奥に止どめた状態に維持された上、木柱柱脚側面
に形成した貫通孔からボルトが挿入され、その先端ネジ
切り部が木柱埋め込み用接ぎ手金具の通孔入り口に合う
よう、木柱埋め込み用接ぎ手金具をその軸心回りに適宜
回動調整しながら刺し通してしまい、反対側の木柱柱脚
側面から突出状とした同先端ネジ切り部に座金を介する
か、あるいは他の金具、例えばクレラック金物(商品
名)等のような横架材受け金具を取り付ける箇所に相当
する場合であれば、それら金具を介してナットを螺合す
ることにより、木柱埋め込み用接ぎ手金具を木柱柱脚内
に固定する。
【0011】この状態の木柱埋め込み用接ぎ手金具は、
その下端が木柱木口から、例えば3〜5cm程度奥に止ど
まる状態で、一応固定された構造を実現していることと
なるが、軸線に直交状に配されたボルトとは、該ボルト
を挿通させる上で必要となる最小限の余裕を持たせて形
成している同通孔との間のクリアランス分だけの遊びを
有する構造となっており、また、該木柱埋め込み用接ぎ
手金具を木柱柱脚部に接続しているボルト自体も、該ボ
ルトを挿通させる上で必要となる最小限の余裕を持たせ
て形成してある木柱の貫通孔との間に同じくクリアラン
スを有した構造となっているため、最終的には、この木
柱埋め込み用接ぎ手金具には、双方のクリアランス分だ
けの遊びを有したままの構造で木柱柱脚部分に固定され
ていることになる。
その下端が木柱木口から、例えば3〜5cm程度奥に止ど
まる状態で、一応固定された構造を実現していることと
なるが、軸線に直交状に配されたボルトとは、該ボルト
を挿通させる上で必要となる最小限の余裕を持たせて形
成している同通孔との間のクリアランス分だけの遊びを
有する構造となっており、また、該木柱埋め込み用接ぎ
手金具を木柱柱脚部に接続しているボルト自体も、該ボ
ルトを挿通させる上で必要となる最小限の余裕を持たせ
て形成してある木柱の貫通孔との間に同じくクリアラン
スを有した構造となっているため、最終的には、この木
柱埋め込み用接ぎ手金具には、双方のクリアランス分だ
けの遊びを有したままの構造で木柱柱脚部分に固定され
ていることになる。
【0012】そこで、この木柱を使って木造軸組構造の
接ぎ手、即ち上下方向一体化構造を実現するには、その
木口下端を接続すべき構造部分、例えば1階の柱に使用
するとすれば基礎構造面であり、また2階柱に使用する
場合であれば桁、梁等の横架材面か、それが通し柱を構
成しなければならないときには、下階側の木柱上端木口
等といった構造部分から突出させた雄接ぎ手金具の雄ネ
ジ部を、該木柱柱脚部分に埋設状に固定してある先の木
柱埋め込み用接ぎ手金具雌ネジ部に螺合させ、後述する
実施例に代表されるような何等かの構造手段によって木
柱埋め込み用接ぎ手金具に引っ張り力、即ち木柱木口側
に作用する外力を付与するようにすることにより、木柱
埋め込み用接ぎ手金具の、上述したボルトとの間および
ボルトを介した木柱との間双方のクリアランスによる遊
びを無くしてなる、この発明の木柱埋め込み用接ぎ手金
具の一体化構造を実現するものである。以下、図面に示
されているこの発明の木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体
化構造を使用して実現する木柱接ぎ手構造の代表的な幾
つかの実施例について説明を加えることにより、この発
明が包含する木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造
が、より理解し易くなるようにする。
接ぎ手、即ち上下方向一体化構造を実現するには、その
木口下端を接続すべき構造部分、例えば1階の柱に使用
するとすれば基礎構造面であり、また2階柱に使用する
場合であれば桁、梁等の横架材面か、それが通し柱を構
成しなければならないときには、下階側の木柱上端木口
等といった構造部分から突出させた雄接ぎ手金具の雄ネ
ジ部を、該木柱柱脚部分に埋設状に固定してある先の木
柱埋め込み用接ぎ手金具雌ネジ部に螺合させ、後述する
実施例に代表されるような何等かの構造手段によって木
柱埋め込み用接ぎ手金具に引っ張り力、即ち木柱木口側
に作用する外力を付与するようにすることにより、木柱
埋め込み用接ぎ手金具の、上述したボルトとの間および
ボルトを介した木柱との間双方のクリアランスによる遊
びを無くしてなる、この発明の木柱埋め込み用接ぎ手金
具の一体化構造を実現するものである。以下、図面に示
されているこの発明の木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体
化構造を使用して実現する木柱接ぎ手構造の代表的な幾
つかの実施例について説明を加えることにより、この発
明が包含する木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造
が、より理解し易くなるようにする。
【0013】
【実施例1】図1の分解した状態で示す一部省略部分を
含む要部斜視図、図3の柱中間部を大巾に省略し、横架
材受け金具J1を接続した状態で示す要部縦断面図から
も理解されるように、この実施例によって実現されるこ
の発明の木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造を使用
した木柱接ぎ手構造は、木柱が1階柱に使用される構造
の代表的な事例である。即ち、下端には金具本体11の
軸心に合致する雌ネジ部12が形成され、上端側には金
具本体軸心に直交し、且つ互いに上下に適宜間隔を空け
た上、平面配置角度を90°位相させた関係としてなる
一対の通孔13,13が形成された木柱埋め込み用接ぎ
手金具1を、木柱2の柱脚木口から、同軸心Lに合致さ
せて形成した埋め込み孔21に挿入し、該木柱埋め込み
用接ぎ手金具1が木柱2の柱脚木口から少なくとも10
mm程度引っ込み状配置として下がり空間部5が確保され
るようにした上、この引っ込み状に挿入されている木柱
埋め込み用接ぎ手金具1の各通孔13,13に対応(即
ち、貫通孔22の軸心h1が通孔13の軸心H1に合
致)する如くして予め木柱2の柱脚辺りに形成した貫通
孔22,22から、夫々座金32の嵌められた固定ボル
ト3を差し込んで、前記した状態に埋設されている木柱
埋め込み用接ぎ手金具1の各通孔13あるいは13も貫
通して木柱2の反対側の側面から突出させ、その突出状
とした固定ボルト3の先端側に横架材受け金具J1を嵌
合させてからナット31締めし、この横架材受け金具J
1共々木柱埋め込み用接ぎ手金具1を木柱2の柱脚に固
定してしまう。
含む要部斜視図、図3の柱中間部を大巾に省略し、横架
材受け金具J1を接続した状態で示す要部縦断面図から
も理解されるように、この実施例によって実現されるこ
の発明の木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造を使用
した木柱接ぎ手構造は、木柱が1階柱に使用される構造
の代表的な事例である。即ち、下端には金具本体11の
軸心に合致する雌ネジ部12が形成され、上端側には金
具本体軸心に直交し、且つ互いに上下に適宜間隔を空け
た上、平面配置角度を90°位相させた関係としてなる
一対の通孔13,13が形成された木柱埋め込み用接ぎ
手金具1を、木柱2の柱脚木口から、同軸心Lに合致さ
せて形成した埋め込み孔21に挿入し、該木柱埋め込み
用接ぎ手金具1が木柱2の柱脚木口から少なくとも10
mm程度引っ込み状配置として下がり空間部5が確保され
るようにした上、この引っ込み状に挿入されている木柱
埋め込み用接ぎ手金具1の各通孔13,13に対応(即
ち、貫通孔22の軸心h1が通孔13の軸心H1に合
致)する如くして予め木柱2の柱脚辺りに形成した貫通
孔22,22から、夫々座金32の嵌められた固定ボル
ト3を差し込んで、前記した状態に埋設されている木柱
埋め込み用接ぎ手金具1の各通孔13あるいは13も貫
通して木柱2の反対側の側面から突出させ、その突出状
とした固定ボルト3の先端側に横架材受け金具J1を嵌
合させてからナット31締めし、この横架材受け金具J
1共々木柱埋め込み用接ぎ手金具1を木柱2の柱脚に固
定してしまう。
【0014】その後、既にナット43を中途まで螺合さ
せた接続ボルト4に、木柱2の柱脚木口埋め込み孔の径
よりも大きい座金44を嵌め込んで先のナット43に支
持させた状態とした上、その雄ネジ部41を、木柱埋め
込み用接ぎ手金具1の下端に形成した雌ネジ部21に所
定深さまで螺合させてから、予め螺合させていたナット
43を戻して、即ち、該接続ボルト4の先端方向に移動
させて座金44を木柱2の柱脚木口に押し当てていく
と、下がり空間部5を有していることから、金具本体1
1には、木柱柱脚木口を支持部とした座金44からの反
力で木柱柱脚木口外方側への引っ張り力が作用すること
となり、該木柱埋め込み用接ぎ手金具1が、固定ボルト
3および木柱2に対して一切遊びのない確実に一体化さ
れた埋め込み構造を実現する。
せた接続ボルト4に、木柱2の柱脚木口埋め込み孔の径
よりも大きい座金44を嵌め込んで先のナット43に支
持させた状態とした上、その雄ネジ部41を、木柱埋め
込み用接ぎ手金具1の下端に形成した雌ネジ部21に所
定深さまで螺合させてから、予め螺合させていたナット
43を戻して、即ち、該接続ボルト4の先端方向に移動
させて座金44を木柱2の柱脚木口に押し当てていく
と、下がり空間部5を有していることから、金具本体1
1には、木柱柱脚木口を支持部とした座金44からの反
力で木柱柱脚木口外方側への引っ張り力が作用すること
となり、該木柱埋め込み用接ぎ手金具1が、固定ボルト
3および木柱2に対して一切遊びのない確実に一体化さ
れた埋め込み構造を実現する。
【0015】その結果、遊びのない埋め込み構造とした
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の下端に螺合されている接
続ボルト4も、木柱2に対し、同じく遊びのない一体構
造となり、木柱埋め込み用接ぎ手金具が遊びなく一体化
された構造の木柱2を、基礎上に鉛直に維持した状態
で、接続ボルト4の頭部42を、基礎構造部Bに埋設、
一体化されているアンカーボルトAのヘッドプレートA
1に熔着手段で接続してしまい、その後適宜基礎構造部
Bの空間B1に詰めモルタルを施す等して均してしてし
まえば、木柱2が基礎構造部B上に一体化され、この発
明の基本的な構成である木柱埋め込み用接ぎ手金具1の
一体化構造を使用した1階部分の木柱接ぎ手構造を完成
する。
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の下端に螺合されている接
続ボルト4も、木柱2に対し、同じく遊びのない一体構
造となり、木柱埋め込み用接ぎ手金具が遊びなく一体化
された構造の木柱2を、基礎上に鉛直に維持した状態
で、接続ボルト4の頭部42を、基礎構造部Bに埋設、
一体化されているアンカーボルトAのヘッドプレートA
1に熔着手段で接続してしまい、その後適宜基礎構造部
Bの空間B1に詰めモルタルを施す等して均してしてし
まえば、木柱2が基礎構造部B上に一体化され、この発
明の基本的な構成である木柱埋め込み用接ぎ手金具1の
一体化構造を使用した1階部分の木柱接ぎ手構造を完成
する。
【0016】なお、図1中に示されているように、この
木柱接ぎ手構造において、基礎構造部Bへの強力な一体
化構造を実現する上で、木柱2の軸芯Lに対して、同埋
め込み孔21の軸芯、木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌
ネジ部12の軸芯、および、接続ボルト4の軸心、アン
カーボルトAの軸芯が、全て同一直接上に合致して形成
されるようにすることは、極めて重要な要素であり、細
心の注意を要することになる。他方、この実施例では、
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の固定ボルト3が、土台
(図示せず)木口に顎掛け状に接続、一体化できるよう
にした配置の横架材受け金具(商品名でクレテック金
物)J1を木柱2に一体化するための金具を兼用した構
造の例としているが、この発明においては必ずしも必須
の構成要件でなく、土台との仕口構造は、その外、適宜
公知の仕口構造等で代替することも勿論可能である。
木柱接ぎ手構造において、基礎構造部Bへの強力な一体
化構造を実現する上で、木柱2の軸芯Lに対して、同埋
め込み孔21の軸芯、木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌
ネジ部12の軸芯、および、接続ボルト4の軸心、アン
カーボルトAの軸芯が、全て同一直接上に合致して形成
されるようにすることは、極めて重要な要素であり、細
心の注意を要することになる。他方、この実施例では、
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の固定ボルト3が、土台
(図示せず)木口に顎掛け状に接続、一体化できるよう
にした配置の横架材受け金具(商品名でクレテック金
物)J1を木柱2に一体化するための金具を兼用した構
造の例としているが、この発明においては必ずしも必須
の構成要件でなく、土台との仕口構造は、その外、適宜
公知の仕口構造等で代替することも勿論可能である。
【0017】
【実施例2】図2の分解した状態で示す一部省略部分を
含む要部斜視図、および図3の柱中間部を大巾に省略
し、横架材受け金具J2を接続した状態で示す要部縦断
面図からも理解されるように、この実施例によって実現
されるこの発明の木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構
造を使用した木柱接ぎ手構造は、木柱が2階以上の柱に
使用され、その下の階の柱と直接接続されて通し柱構造
を実現するようにした構造の代表的な事例である。先
ず、2階以上(この実施例では2階を想定)の柱に使用
される木柱7の柱脚部分の構成は、上記した実施例1に
おける1階部分で基礎構造部Bに一体化されるための構
造の中、接続ボルト4に代え、雄接ぎ手金具6が採用さ
れ、同接続ボルト4がアンカーボルトAを介して基礎構
造部Bに接続、一体化されるようにした構造に代え、該
雄接ぎ手金具6が、接続すべきその下の階(この実施例
では1階)の木柱2の柱頭部に固定されたものとなし、
同雄ネジ部62を木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ
部12に螺合していき、先の実施例では座金44を木口
に押し当てて反力を得、木柱埋め込み用接ぎ手金具1の
金具本体11に引っ張り力が作用するようにしていたの
に対し、この実施例では、雄接ぎ手金具6を固定してい
る1階木柱2の柱頭木口が、木柱7の柱脚木口に押し当
てられることにより、木柱7の木柱埋め込み用接ぎ手金
具1の金具本体11、および木柱2の雄接ぎ手金具6の
金具本体61に、夫々の木口外方に向かう引っ張り力が
作用するようにしたものである。
含む要部斜視図、および図3の柱中間部を大巾に省略
し、横架材受け金具J2を接続した状態で示す要部縦断
面図からも理解されるように、この実施例によって実現
されるこの発明の木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構
造を使用した木柱接ぎ手構造は、木柱が2階以上の柱に
使用され、その下の階の柱と直接接続されて通し柱構造
を実現するようにした構造の代表的な事例である。先
ず、2階以上(この実施例では2階を想定)の柱に使用
される木柱7の柱脚部分の構成は、上記した実施例1に
おける1階部分で基礎構造部Bに一体化されるための構
造の中、接続ボルト4に代え、雄接ぎ手金具6が採用さ
れ、同接続ボルト4がアンカーボルトAを介して基礎構
造部Bに接続、一体化されるようにした構造に代え、該
雄接ぎ手金具6が、接続すべきその下の階(この実施例
では1階)の木柱2の柱頭部に固定されたものとなし、
同雄ネジ部62を木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ
部12に螺合していき、先の実施例では座金44を木口
に押し当てて反力を得、木柱埋め込み用接ぎ手金具1の
金具本体11に引っ張り力が作用するようにしていたの
に対し、この実施例では、雄接ぎ手金具6を固定してい
る1階木柱2の柱頭木口が、木柱7の柱脚木口に押し当
てられることにより、木柱7の木柱埋め込み用接ぎ手金
具1の金具本体11、および木柱2の雄接ぎ手金具6の
金具本体61に、夫々の木口外方に向かう引っ張り力が
作用するようにしたものである。
【0018】したがって、木柱7は、上記実施例1にお
ける木柱2に相当し、同埋め込み孔71は、同様に実施
例1の埋め込み孔21に、同貫通孔72は、同様に実施
例1の貫通孔22に相当し、それ以外の構成、即ち、木
柱埋め込み用接ぎ手金具1や固定ボルト3関係、下がり
空間部5は、略同一の構成となるため、便宜上同一の符
号によって示している。
ける木柱2に相当し、同埋め込み孔71は、同様に実施
例1の埋め込み孔21に、同貫通孔72は、同様に実施
例1の貫通孔22に相当し、それ以外の構成、即ち、木
柱埋め込み用接ぎ手金具1や固定ボルト3関係、下がり
空間部5は、略同一の構成となるため、便宜上同一の符
号によって示している。
【0019】上記のようにして形成された2階木柱7に
対し、接続すべき1階の木柱2の柱頭部には、上記木柱
埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ部12に螺合可能な雄
ネジ部62を有する雄接ぎ手金具6が固定される。即
ち、上端には前記木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ
部12に螺合可能な雄ネジ部62が形成されると共に、
下端側には金具本体61の軸心に直交する通孔63が形
成され、該埋め込み用雄接ぎ手金具6を、接合すべき1
階木柱2の柱頭木口から、同軸心Lに合致させて形成し
た埋め込み孔23に挿入すると共に、この挿入状とされ
た埋め込み用雄接ぎ手金具6の通孔63に対応(即ち、
貫通孔24の軸心h2が通孔63の軸心H2に合致)す
る如くして予め木柱2の柱頭辺りに形成してある貫通孔
24から、座金82を嵌めた固定ボルト8を差し込み、
埋め込み用雄接ぎ手金具6の通孔63も貫通して反対側
に突出した先端部に、横架材受け金具J2を嵌合した
上、ナット81締めすることによって、該埋め込み用雄
接ぎ手金具6を、接続すべき1階の木柱2柱頭に固定し
てしまう。
対し、接続すべき1階の木柱2の柱頭部には、上記木柱
埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ部12に螺合可能な雄
ネジ部62を有する雄接ぎ手金具6が固定される。即
ち、上端には前記木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ
部12に螺合可能な雄ネジ部62が形成されると共に、
下端側には金具本体61の軸心に直交する通孔63が形
成され、該埋め込み用雄接ぎ手金具6を、接合すべき1
階木柱2の柱頭木口から、同軸心Lに合致させて形成し
た埋め込み孔23に挿入すると共に、この挿入状とされ
た埋め込み用雄接ぎ手金具6の通孔63に対応(即ち、
貫通孔24の軸心h2が通孔63の軸心H2に合致)す
る如くして予め木柱2の柱頭辺りに形成してある貫通孔
24から、座金82を嵌めた固定ボルト8を差し込み、
埋め込み用雄接ぎ手金具6の通孔63も貫通して反対側
に突出した先端部に、横架材受け金具J2を嵌合した
上、ナット81締めすることによって、該埋め込み用雄
接ぎ手金具6を、接続すべき1階の木柱2柱頭に固定し
てしまう。
【0020】なお、この実施例では、横架材受け金具J
2の木柱2柱頭への固定をより強固なものとする必要か
ら、上記した固定ボルト8に平行する補強ボルト9を併
用した構造とし、該補強ボルト9を、木柱2柱頭に埋め
込まれている埋め込み用雄接ぎ手金具6に掛からない位
置で木柱2を貫通するようにした例としている。そし
て、実施例1同様、固定ボルト8が、図4の水平断面図
でも明らかなとおり、横架材受け金具J2を木柱2に一
体化するための金具を兼用した構造のものとしている
が、木柱2に梁、桁等の横架材(図示せず)を接続、一
体化する仕口構造としては、必ずしもこの横架材受け金
具J2によるものに限定されている訳ではなく、適宜公
知の接ぎ手構造の採用が可能であることはいうまでもな
いことである。
2の木柱2柱頭への固定をより強固なものとする必要か
ら、上記した固定ボルト8に平行する補強ボルト9を併
用した構造とし、該補強ボルト9を、木柱2柱頭に埋め
込まれている埋め込み用雄接ぎ手金具6に掛からない位
置で木柱2を貫通するようにした例としている。そし
て、実施例1同様、固定ボルト8が、図4の水平断面図
でも明らかなとおり、横架材受け金具J2を木柱2に一
体化するための金具を兼用した構造のものとしている
が、木柱2に梁、桁等の横架材(図示せず)を接続、一
体化する仕口構造としては、必ずしもこの横架材受け金
具J2によるものに限定されている訳ではなく、適宜公
知の接ぎ手構造の採用が可能であることはいうまでもな
いことである。
【0021】その後、それら固定された埋め込み用雄接
ぎ手金具6の雄ネジ部62に、木柱7の柱脚に固定した
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ部12を、図5の
部分斜視図に示すように、木柱7自体を同軸心L回りに
回動して螺合させると、埋め込み用雄接ぎ手金具6の金
具本体61が、木柱7の下がり空間部5内を進み、木柱
7の柱脚木口と、接合すべき1階の木柱2の柱頭木口と
を当接させる状態となり、なおもこの工程を強化させる
ことにより、木柱埋め込み用接ぎ手金具1および埋め込
み用雄接ぎ手金具6双方に引っ張り力を付与し、木柱埋
め込み用接ぎ手金具1および埋め込み用雄接ぎ手金具6
共、夫々が埋め込まれている木柱7または2に対して遊
びなく一体化され、上下の木柱7と2とは、恰も1本物
の通し柱に匹敵する構造強度を有した木柱接ぎ手構造を
実現する。
ぎ手金具6の雄ネジ部62に、木柱7の柱脚に固定した
木柱埋め込み用接ぎ手金具1の雌ネジ部12を、図5の
部分斜視図に示すように、木柱7自体を同軸心L回りに
回動して螺合させると、埋め込み用雄接ぎ手金具6の金
具本体61が、木柱7の下がり空間部5内を進み、木柱
7の柱脚木口と、接合すべき1階の木柱2の柱頭木口と
を当接させる状態となり、なおもこの工程を強化させる
ことにより、木柱埋め込み用接ぎ手金具1および埋め込
み用雄接ぎ手金具6双方に引っ張り力を付与し、木柱埋
め込み用接ぎ手金具1および埋め込み用雄接ぎ手金具6
共、夫々が埋め込まれている木柱7または2に対して遊
びなく一体化され、上下の木柱7と2とは、恰も1本物
の通し柱に匹敵する構造強度を有した木柱接ぎ手構造を
実現する。
【0022】
【作用効果】以上のような構成からなるこの発明の木柱
埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造は、それを使用した
木柱接ぎ手構造の代表的な実施例でも明らかにされてい
るように、木柱埋め込み用接ぎ手金具を長期間に渡って
一切ガタつきの無いものとして木柱軸心部に埋入、固定
することを可能とするものであり、その結果、仮令、震
災時のように、瞬間的に強力な上下動や横揺れ衝撃等、
通常想定し得ない程の外力を受けたとしても、固定ボル
トとそのためのボルト挿通孔との間にクリアランスを有
していながら、ガタつかない構造を実現し得ていること
になり、従前までのように、加わる外力でクリアランス
に起因したガタつきを生じ、その箇所に外力を集中させ
て木柱を剪断破壊させてしまうような虞は殆ど想定しな
くても済むものとなるだけではなく、ボルトに計算値以
上の力を加わえてしまって、簡単に曲げ変形破壊を起こ
してしまうことも無くすことができ、所謂一本物の通し
柱の場合と殆ど差がない極めて安全且つ信頼性の高い木
柱相互あるいは木柱と基礎構造部との接ぎ手構造の実現
化を可能とするものである。
埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造は、それを使用した
木柱接ぎ手構造の代表的な実施例でも明らかにされてい
るように、木柱埋め込み用接ぎ手金具を長期間に渡って
一切ガタつきの無いものとして木柱軸心部に埋入、固定
することを可能とするものであり、その結果、仮令、震
災時のように、瞬間的に強力な上下動や横揺れ衝撃等、
通常想定し得ない程の外力を受けたとしても、固定ボル
トとそのためのボルト挿通孔との間にクリアランスを有
していながら、ガタつかない構造を実現し得ていること
になり、従前までのように、加わる外力でクリアランス
に起因したガタつきを生じ、その箇所に外力を集中させ
て木柱を剪断破壊させてしまうような虞は殆ど想定しな
くても済むものとなるだけではなく、ボルトに計算値以
上の力を加わえてしまって、簡単に曲げ変形破壊を起こ
してしまうことも無くすことができ、所謂一本物の通し
柱の場合と殆ど差がない極めて安全且つ信頼性の高い木
柱相互あるいは木柱と基礎構造部との接ぎ手構造の実現
化を可能とするものである。
【0023】したがって、阪神・淡路大震災で露呈して
しまったような、平屋建て2階建て木造家屋が基礎構造
部から外れたり剪断破壊を起こして倒壊してしまう危険
性を確実に防止できるものとすると共に、法改正で可能
となった3階建て木造軸組構造による建造物の安全性確
保の面にも大いに貢献するものになると予想され、更に
は、比較的簡単に通し柱と同様の木造軸組構造の実現化
が可能となるため、最近注目され始めているクレテック
(商品名)金具のような横架材受け金具を使用して仕口
構造を実現する場合も含め、既に本願出願人において開
発済みの仕口構造の実現が極めてたやすくなることか
ら、木造軸組構造の構成部材の規格化、工場生産化の推
進が容易になり、それだけ現場における作業効率を高
め、これまで工期やコストの面等で引けを取ってきたプ
レファブ建築にも互角かそれよりも場合によっては有利
な構造として我が国伝統の木造軸組構造を普及、定着さ
せていくことを可能とするものである。
しまったような、平屋建て2階建て木造家屋が基礎構造
部から外れたり剪断破壊を起こして倒壊してしまう危険
性を確実に防止できるものとすると共に、法改正で可能
となった3階建て木造軸組構造による建造物の安全性確
保の面にも大いに貢献するものになると予想され、更に
は、比較的簡単に通し柱と同様の木造軸組構造の実現化
が可能となるため、最近注目され始めているクレテック
(商品名)金具のような横架材受け金具を使用して仕口
構造を実現する場合も含め、既に本願出願人において開
発済みの仕口構造の実現が極めてたやすくなることか
ら、木造軸組構造の構成部材の規格化、工場生産化の推
進が容易になり、それだけ現場における作業効率を高
め、これまで工期やコストの面等で引けを取ってきたプ
レファブ建築にも互角かそれよりも場合によっては有利
な構造として我が国伝統の木造軸組構造を普及、定着さ
せていくことを可能とするものである。
【0024】特に、実施例に示すこの発明の基本をなす
木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造を使用した木柱
接ぎ手構造によれば、木柱埋め込み用接ぎ手金具1を木
柱2または7の軸心部に埋入、固定する手段として、そ
の加工性、作業性、経済性等の面から、最も合理的且つ
簡便な構造として従来から採用されてきている、母体と
なる側の木柱2または7と木柱埋め込み用接ぎ手金具1
とを合わせて串刺し状に固定ボルト3で刺し通す構造を
採用し、固定ボルト3を刺し通すために必要とされる通
孔または貫通孔の径を実用上支障を来す虞のない従来同
様のものとしたまま、固定ボルト3に対するガタつきを
確実に無くすことができ、基礎構造部Bからその上の全
ての木柱2または7を極めて強固且つ簡単に一体化し
て、安全で信頼性の置ける木造軸組構造の実現化のため
に大いに役立つものとなることが予想される。
木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造を使用した木柱
接ぎ手構造によれば、木柱埋め込み用接ぎ手金具1を木
柱2または7の軸心部に埋入、固定する手段として、そ
の加工性、作業性、経済性等の面から、最も合理的且つ
簡便な構造として従来から採用されてきている、母体と
なる側の木柱2または7と木柱埋め込み用接ぎ手金具1
とを合わせて串刺し状に固定ボルト3で刺し通す構造を
採用し、固定ボルト3を刺し通すために必要とされる通
孔または貫通孔の径を実用上支障を来す虞のない従来同
様のものとしたまま、固定ボルト3に対するガタつきを
確実に無くすことができ、基礎構造部Bからその上の全
ての木柱2または7を極めて強固且つ簡単に一体化し
て、安全で信頼性の置ける木造軸組構造の実現化のため
に大いに役立つものとなることが予想される。
【0025】叙上の如く、この発明の木柱埋め込み用接
ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ
手構造は、極めて簡潔な構造で所期の目的を達成し、経
済的で施工性も良く、しかも耐震性にも極めて秀れた木
造軸組構造を完成することが可能となり、これまで衰退
気味に推移してきた我が国古来からの木造軸組構造を、
再び一般ユーザーの期待する内容で、しかも現代社会で
必要とされる規格に合った木造軸組構造建築として提供
することが可能になるという点で高い評価が得られるも
のといえる。
ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ
手構造は、極めて簡潔な構造で所期の目的を達成し、経
済的で施工性も良く、しかも耐震性にも極めて秀れた木
造軸組構造を完成することが可能となり、これまで衰退
気味に推移してきた我が国古来からの木造軸組構造を、
再び一般ユーザーの期待する内容で、しかも現代社会で
必要とされる規格に合った木造軸組構造建築として提供
することが可能になるという点で高い評価が得られるも
のといえる。
【図面の簡単な説明】 図面は、この発明の基本をなす木柱埋め込み用接ぎ手金
具の一体化構造を使用した木柱接ぎ手構造の代表的な事
例を示すものである。
具の一体化構造を使用した木柱接ぎ手構造の代表的な事
例を示すものである。
【図 1】基礎構造部に対する木柱接ぎ手構造を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図 2】木柱相互の木柱接ぎ手構造を示す分解斜視図
である。
である。
【図 3】図1および図2の木柱接ぎ手構造を合わせて
示す、一部を省略したものの縦断面図である。
示す、一部を省略したものの縦断面図である。
【図 4】図2の実施例における横架材受け金具の一体
化構造を説明するための水平断面図である。
化構造を説明するための水平断面図である。
【図 5】図2の実施例における接続過程を示すための
部分斜視図である。
部分斜視図である。
1 木柱埋め込み用接ぎ手金具 11 同金具本体 12 同雌ネジ部 13 同通孔 2 木 柱 21 同埋め込み孔 22 同貫通孔 23 同埋め込み孔 24 同貫通孔 3 固定ボルト 31 同ナット 32 同座金 4 接続ボルト 41 同雄ネジ部 42 同頭部 43 同ナット 44 同座金 5 下がり空間部 6 埋め込み用雄接ぎ手金具 61 同金具本体 62 同雌ネジ部 63 同通孔 7 2階木柱 71 同埋め込み孔 72 同貫通孔 8 固定ボルト 81 同ナット 82 同座金 9 補強ボルト A アンカーボルト B 基礎構造部 J1 土台用の顎掛け金具 J2 梁、桁等の横架材受け金具
Claims (4)
- 【請求項1】 下端には金具本体軸心に合致する雌ネジ
部が形成され、上端側には金具本体軸心に直交し、且つ
互いに上下に適宜間隔を空けた上、平面配置角度を位相
させた関係としてなる一対の通孔が形成された木柱埋め
込み用接ぎ手金具を、木柱柱脚木口から、同軸心に合致
させて形成した埋め込み孔に挿入すると共に、この挿入
状とされた木柱埋め込み用接ぎ手金具の各通孔に対応す
る如くして予め木柱柱脚辺りに形成してある貫通孔から
夫々固定ボルトを差し込んだ上、ナット締めして木柱埋
め込み用接ぎ手金具を木柱柱脚に固定した後、木柱埋め
込み用接ぎ手金具下端に形成した雌ネジ部を利用して金
具本体に木柱柱脚木口外方側への引っ張り力を付与する
ことにより、木柱埋め込み用接ぎ手金具が、木柱および
それらの間に介在する固定ボルトに対して遊びのない埋
め込み構造を実現してなる木柱埋め込み用接ぎ手金具の
一体化構造。 - 【請求項2】 下端には金具本体軸心に合致する雌ネジ
部が形成され、上端側には金具本体軸心に直交し、且つ
互いに上下に適宜間隔を空けた上、平面配置角度を位相
させた関係としてなる一対の通孔が形成された木柱埋め
込み用接ぎ手金具を、木柱柱脚木口から、同軸心に合致
させて形成した埋め込み孔に挿入し、該木柱埋め込み用
接ぎ手金具が木柱柱脚木口からやや引っ込み状となるよ
うにすると共に、この引っ込み状に挿入された木柱埋め
込み用接ぎ手金具の各通孔に対応する如くして予め木柱
柱脚辺りに形成してある貫通孔から夫々固定ボルトを差
し込んだ上、ナット締めして木柱埋め込み用接ぎ手金具
を木柱柱脚に固定した後、既にナットが中途まで螺合さ
れた接続ボルトを、木柱柱脚木口埋め込み孔の径よりも
大きい適宜平面形とした座金を介して木柱埋め込み用接
ぎ手金具下端に形成した雌ネジ部に所定深さまで螺合さ
せてから、予め螺合させていたナットを戻して座金を木
柱柱脚木口に押し当て、木柱柱脚木口を支持部とした座
金からの反力で金具本体に木柱柱脚木口外方側への引っ
張り力を付与する一方、遊びのない埋め込み構造とした
木柱埋め込み用接ぎ手金具下端に螺合されている接続ボ
ルトの頭部を、アンカーボルトに熔着その他の手段で接
続して木柱を基礎構造に一体化するようにしたことを特
徴とする、請求項1記載の木柱埋め込み用接ぎ手金具の
一体化構造を使用した木柱接ぎ手構造。 - 【請求項3】 下端には金具本体軸心に合致する雌ネジ
部が形成され、上端側には金具本体軸心に直交し、且つ
互いに上下に適宜間隔を空けた上、平面配置角度を位相
させた関係としてなる一対の通孔が形成された木柱埋め
込み用接ぎ手金具を、木柱柱脚木口から、同軸心に合致
させて形成した埋め込み孔に挿入し、該木柱埋め込み用
接ぎ手金具が木柱柱脚木口からやや引っ込み状となるよ
うにすると共に、この引っ込み状に挿入された木柱埋め
込み用接ぎ手金具の各通孔に対応する如くして予め木柱
柱脚辺りに形成してある貫通孔から夫々固定ボルトを差
し込んだ上、ナット締めして木柱埋め込み用接ぎ手金具
を木柱柱脚に固定する一方、前記木柱埋め込み用接ぎ手
金具雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部を上方に形成してな
る雄接ぎ手金具を、接合すべき木柱柱頭木口、または載
置、接合すべき梁、桁あるいはそれらに匹敵する横架材
上面に固定した上、これら雄接ぎ手金具雄ネジ部に、木
柱柱脚に固定した木柱埋め込み用接ぎ手金具雌ネジ部
を、木柱自体を同軸心回りに回動して螺合させ、木柱柱
脚木口と、接合すべき木柱柱頭木口、または載置、接合
すべき梁、桁あるいはそれらに匹敵する横架材との当接
強化で、木柱埋め込み用接ぎ手金具に引っ張り力を付与
し、木柱埋め込み用接ぎ手金具を当該木柱に対して遊び
なく一体化するようにしたことを特徴とする、請求項1
記載の木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造を使用し
た木柱接ぎ手構造。 - 【請求項4】 請求項3記載の木柱接ぎ手構造における
雄接ぎ手金具を、上端には前記木柱埋め込み用接ぎ手金
具雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部が形成されると共に、
下端側には金具本体軸心に直交する通孔が形成された埋
め込み用雄接ぎ手金具となし、該埋め込み用雄接ぎ手金
具を、接合すべき木柱柱頭木口から、同軸心に合致させ
て形成した埋め込み孔に、または載置、接合すべき梁、
桁あるいはそれらに匹敵する横架材上面から、同軸心に
直交する方向に形成した埋め込み孔に挿入すると共に、
この挿入状とされた埋め込み用雄接ぎ手金具の通孔に対
応する如くして予め木柱柱頭辺り、または梁、桁あるい
はそれらに匹敵する横架材側面上方寄りに形成してある
貫通孔から夫々固定ボルトを差し込んだ上、ナット締め
して該埋め込み用雄接ぎ手金具を接続すべき木柱柱頭、
または載置、接合すべき梁、桁あるいはそれらに匹敵す
る横架材に固定した後、それら固定された埋め込み用雄
接ぎ手金具雄ネジ部に、木柱柱脚に固定した木柱埋め込
み用接ぎ手金具雌ネジ部を、木柱自体を同軸心回りに回
動して螺合させ、木柱柱脚木口と、接合すべき木柱柱頭
木口、または載置、接合すべき梁、桁あるいはそれらに
匹敵する横架材との当接強化で、木柱埋め込み用接ぎ手
金具、埋め込み用雄接ぎ手金具双方に引っ張り力を付与
し、木柱埋め込み用接ぎ手金具および埋め込み用雄接ぎ
手金具共、当該木柱、もしくは接合すべき木柱柱頭、ま
たは載置、接合すべき梁、桁あるいはそれらに匹敵する
横架材に対して遊びなく一体化されるようにした、請求
項3記載の木柱接ぎ手構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21530095A JP3691553B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21530095A JP3691553B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ手構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941391A true JPH0941391A (ja) | 1997-02-10 |
| JP3691553B2 JP3691553B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=16670043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21530095A Expired - Fee Related JP3691553B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ手構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3691553B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007077611A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 木部材接合構造 |
| CN108708460A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-10-26 | 南京林业大学 | 一种木框架结构梁柱铰接装置 |
| JP2024056060A (ja) * | 2020-04-14 | 2024-04-19 | 株式会社大林組 | 柱施工方法及び建て入れ調整治具 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP21530095A patent/JP3691553B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007077611A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 木部材接合構造 |
| CN108708460A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-10-26 | 南京林业大学 | 一种木框架结构梁柱铰接装置 |
| JP2024056060A (ja) * | 2020-04-14 | 2024-04-19 | 株式会社大林組 | 柱施工方法及び建て入れ調整治具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3691553B2 (ja) | 2005-09-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6715258B1 (en) | Anchor interconnect device | |
| JP3041271B2 (ja) | 木造接合工法 | |
| US20250243667A1 (en) | Restrained joint apparatus, uses of, and methods for making, the same | |
| JPH0941391A (ja) | 木柱埋め込み用接ぎ手金具の一体化構造、およびそれを使用した木柱接ぎ手構造 | |
| JP2003261983A (ja) | 引張雇い▲ほぞ▼ | |
| JP2798239B2 (ja) | 建材の結合具 | |
| CN213114968U (zh) | 一种装配式混凝土柱节点 | |
| JP2000160681A (ja) | 木材用接手、及び同接手を用いた木材の接合方法 | |
| JPH08128115A (ja) | 立体トラス用球状継手およびそれを用いて部材接合した立体トラス構造物 | |
| JP2022192021A5 (ja) | ||
| JPS645141B2 (ja) | ||
| JPH07197528A (ja) | 柱と梁の接合方法 | |
| JPS5920492Y2 (ja) | Pc版製耐力定着構造 | |
| JP3016302U (ja) | プレストレス軸ボルト接合金物 | |
| JPH09242373A (ja) | 木造建築物の倒壊防止構造 | |
| JP2004092149A (ja) | 梁の接合構造 | |
| JP2003278281A (ja) | 建物の柱の据付構造 | |
| JP3040650U (ja) | 既存木造住宅の外付け型耐震補強ブレース金物 | |
| JPS6351221B2 (ja) | ||
| JPH08296276A (ja) | 木製柱の固定力の補強方法 | |
| JP2747447B2 (ja) | 角鋼管柱 | |
| JPH09189076A (ja) | 木造建築物用構造材の連結装置 | |
| JP2001159192A (ja) | 壁付き柱の浮き上がり防止構造 | |
| JP3074728U (ja) | 在来木造住宅の既存建物用外付筋違い型地震補強金物 | |
| JPS5856782B2 (ja) | 構造材の接合構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050401 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20050616 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |