JPH0941691A - パレット落下防止装置 - Google Patents

パレット落下防止装置

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JPH0941691A
JPH0941691A JP21542395A JP21542395A JPH0941691A JP H0941691 A JPH0941691 A JP H0941691A JP 21542395 A JP21542395 A JP 21542395A JP 21542395 A JP21542395 A JP 21542395A JP H0941691 A JPH0941691 A JP H0941691A
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lever
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Hitoshi Ono
均 小野
Hisatsugu Hayashi
久嗣 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃音やこすれ音等の騒音を低減させたパレ
ット落下防止装置を提供する。 【解決手段】 本発明のパレット落下防止装置1は、固
定されたプレート11に設けた回転支持軸14を中心に
回動可能なパレット受レバー13に、ソレノイド15が
プランジャ19を下向きにして係設され、パレット受レ
バー13がパレットの昇降通路に突出することによりパ
レットの落下を防止するものであり、パレット受レバー
13が、鉄板をコの字状に成形した向かい合う面に一対
のカム孔24を有し、ソレノイド15が、プランジャ1
9に垂直に圧入固定され前記パレット受レバー13の一
対のカム孔24を摺動する端部にスリーブ31を備えた
連結棒20を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式立体駐車装
置に用いられるパレット落下防止装置関し、特に防音を
考慮したパレットの落下防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、限られた場所に多数の自動車
を駐車するための立体駐車装置として、自動車を載置す
る適数段数のパレットを四隅に設置した固定柱に沿って
昇降させるものが実施されている。このような立体駐車
装置にあっては、上昇させたパレットが昇降用チェーン
の切断等による落下を回避するため、立体駐車装置にパ
レット落下防止装置が備えられている。
【0003】ここで、図11に昇降式立体駐車装置の概
略全体構成を示す。昇降式立体駐車装置は、敷地の四隅
に支持柱であるH鋼柱51を立設して自動車53、54
の収納空間を上下に区画すると共に、自動車53を載置
するパレット52をその内側部分に上下方向に移動可能
に設けたものである。パレット52は、図示しないモー
タや油圧シリンダ等の駆動機器とチェーン等の動力伝達
手段からなる昇降駆動手段により、自動車53を載置し
たままH鋼柱51に沿って昇降移動する。各H鋼柱51
には、昇降駆動手段等に事故が発生してパレット52が
落下した場合に、パレット52を受け止めて落下を防止
するパレット落下防止装置55が備えられている。図1
1は、自動車53を載置しているパレット52を上段に
上昇させ、パレット落下防止装置55により落下を防止
している状態を示している。下段には自動車54が駐車
されていたが、パレット落下防止装置55の働きによ
り、自動車54は損傷されずに済む。
【0004】パレット落下防止装置の第1従来例とし
て、例えば実開平2−121547号公報に開示されて
いるものが挙げられる。このパレット落下防止装置の構
造を図12に示す。同号公報に示される図12のパレッ
ト落下防止装置は、パレット受レバーであるヒンジレバ
ーを駆動するソレノイドのプランジャ、リンク、そして
ヒンジレバー止着部をほぼ直線状に連結したことをその
要旨とするものである。この実開平2−121547号
公報のパレット落下防止装置では、図に示すように軸6
0を中心に回動可能なヒンジレバー61に、リンク棒6
5を介して上方に設けたソレノイド62のプランジャ6
4が連結されている。そして、ソレノイド62が駆動さ
れることにより、パレット昇降通路よりヒンジレバー6
1が退避する。ヒンジレバー61がパレット昇降通路に
突き出しているとき、載置面63が、落下して来るパレ
ットを受け止める。ここで、ヒンジレバー61は、16
〜20mm程度の厚みの鉄板で構成されている。
【0005】あるいは、第2従来例として特開平2−4
3469号公報にも類似のパレット落下防止手段が開示
されている。その構造を図13に示す。同号公報に示さ
れるパレット落下防止装置は、パレットの昇降通路に対
し突出・退避可能であり自重により突出するヒンジレバ
ーを設けその後端をソレノイドで駆動するとともに、ヒ
ンジレバーの退避を検知するフレキシブルスイッチを設
けたことをその要旨とするものである。この特開平2−
43469号公報のパレット落下防止装置は、図に示す
ように、軸70を中心に回動可能なヒンジレバー71
を、下方に設けたソレノイド72により駆動している。
そして、ヒンジレバー71は図13中実線で示される状
態で落下するパレットを載置面73上で受け止める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パレット落下防止装置で問題となるものの一つとして、
ヒンジレバー61,71を駆動あるいは停止させるとき
に発生する騒音がある。これは、ヒンジレバー61,7
1は質量が重いため、ヒンジレバー61,71を停止さ
せるときの衝突によって衝撃音が発生したり、プランジ
ャに連設されたリンク棒65,72とヒンジレバー6
1,71との回転接続部のこすれ等によってこすれ音等
の騒音が発生する。これは、特に立体駐車場を必要とす
るマンション等では、夜間にも使用される場合が多々あ
り、そのとき発生する音が大きく騒音となり、不快感を
与えて迷惑をかける等といったことが問題となってい
た。
【0007】そこで、本発明は、上記従来技術にかかる
パレット落下防止装置の問題点を解決するためになされ
たものであり、衝撃音やこすれ音等の騒音を低減させた
パレット落下防止装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパレット落下防
止装置は、上下に移動するパレットを支持する支持柱に
固定して取り付けられるプレートと、プレートに設けら
れた回転支持軸と、前記回転支持軸を中心に回動可能な
パレット受レバーと、前記パレット受レバーに係設され
たプランジャが下向きに取り付けられたソレノイドとを
有し、パレット受レバーがパレットの昇降通路に突出す
ることによりパレットの落下を防止するものであって、
前記パレット受レバーが、鉄板をコの字状に成形し、そ
の向かい合う面に一対のカム孔を有し、前記ソレノイド
が、前記パレット受レバーのコの字形状内に配置された
プランジャを備え、そのプランジャに垂直に圧入固定さ
れ前記パレット受レバーの一対のカム孔を摺動すべく端
部にスリーブを備えた連結棒を有することを特徴とする
ものである。また、本発明のパレット落下防止装置は、
前記パレット受レバーの回転支持軸に螺設され、前記パ
レット受レバーの一方向の回動を制動するねじりコイル
バネを有するものであることが望ましい。更に、本発明
のパレット落下防止装置は、前記ソレノイドのプランジ
ャの下方から連結棒に当接するように係設されたスプリ
ングを有するものであることが望ましい。
【0009】このような構成のパレット落下防止装置
は、通常時はプレートに設けられた回転支持軸を中心に
パレット受レバーが回動してパレットの昇降通路に突出
している。これにより、パレット昇降用チェーンの切断
等の事故が発生した場合でも、パレット受レバーがパレ
ットを受け止めることとなる。そして、立体駐車装置の
パレットを上昇させるのにソレノイドに通電すると、プ
ランジャがソレノイド本体に吸引されプランジャに圧入
固定された連結棒が、パレット受レバー側面に形成され
ているカム孔の中を上昇する。その際、連結棒の端部に
備えられたスリーブが略楕円形のカム孔の極面をなめら
かに摺動する。そして、プランジャの軸心が回転支持軸
よりパレット側にあるので、パレット受レバーは、カム
孔を介してプランジャの連結棒により引き上げられ、ソ
レノイドが付設されている方向に回動してパレットの昇
降通路から退避する。かくしてパレットの上昇が可能と
なる。パレットを上昇させた後、ソレノイドの通電を切
ることにより、パレット受レバーが自重で回動してパレ
ットの昇降通路に突出する。
【0010】また、立体駐車装置のパレットを上昇させ
た後、再びソレノイドの通電を切ることにより、パレッ
ト受レバーが自重で回動してパレットの昇降通路に突出
する際、パレット受レバーの回転支持軸に螺設されたね
じりコイルバネが、前記パレット受レバーの一方向の回
動を制限するよう付勢するため、急激に回動してパレッ
ト受レバーとベースとが衝突することなく、騒音の発生
が防止される。更に、同じように、パレット受レバーが
自重で回動してパレットの昇降通路に突出した際、スプ
リング受によって支持されたスプリングが、前記ソレノ
イドのプランジャの下方から連結棒に当接するように係
設されているので、ソレノイドの通電を切っても、急激
にプランジャが落下することなくそのことによる衝撃音
の発生が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパレット落下防止
装置に関する実施の一形態を図面を参照して説明する。
図1、図2は、パレット落下防止装置1の側面図であ
る。また、図3〜図6は、パレット落下防止装置1の外
観図であり、図3に側面図、図4に正面図、図5に平面
図、図6に部分断面図を示している。パレット落下防止
装置1は、コの字形のプレート11の中央板部11bの
両側の側板部11cが上方向に延びて、図4に示すよう
に端部がH鋼柱12に溶接接続されている。また、パレ
ット落下防止装置1は、図5に示すようにプレート11
の開口部には、ブラケット17が固設されている。ブラ
ケット17には、ソレノイド取付板18を介してソレノ
イド本体15が取り付けられている。
【0012】ソレノイド本体15は、導線を密に巻回し
た中空状の通電コイルが下方に開口した中空円筒形状を
なし、図6に示すように内部に摺動可能なプランジャ1
9を保持している。プランジャ19の下部には、連結棒
20が取り付けられている。この連結棒20は、駆動時
のガタ音をなくすためにプランジャ19に圧入固定され
ている。また、プランジャ19が上方に吸引された時の
停止部に位置する付近に消音のためのゴムリング23が
取り付けられている。当該実施の形態では採用しなかっ
たが、ソレノイド本体15を3面又は4面からなる金属
フレームで囲むようにすれば、金属フレームの面数に応
じて通電時に強い磁界が発生し、ソレノイド本体15を
更に小型化することができる。
【0013】また、側板部11cの中央下部には、取付
孔が穿設され、回転支持軸14がガタ音を防止するよう
圧入固定されている。側板部11cの内側の回転支持軸
14には、パレット受レバーであるヒンジレバー13が
回転可能に保持されている。ヒンジレバー13の形状を
図7に示す。(a)は平面図であり、(b)は正面図で
あり、(c)は側面図である。このヒンジレバー13
は、厚さ4mmの鋼板をコの字状に折り曲げて形成され
ている。従来のパレット受レバーは、16〜20mmの
厚さの鉄板を使用していたが、パレットと自動車の重量
は合計しても2トン程度であり、4mmの鋼板をコの字
状で使用すれば、安全率を考慮しても強度的に十分であ
る。そして、ヒンジレバー13を鋼板をプレス成形する
ことで構成しているので、ヒンジレバー13を軽量化で
き、使用するソレノイド本体15を小型化することがで
きた。
【0014】ヒンジレバー13のコの字の内側空間に、
ソレノイド本体15及びプランジャ19が配置される。
これにより、従来のパレット落下防止装置1と比較し
て、パレット落下防止装置1をコンパクト化することが
できた。ヒンジレバー13の一対のレバー側板部13a
の各々には、カム孔24、円形の支持軸孔28、長円形
状のストッパー孔25が穿設されている。カム孔24の
形状は、図7に示すように2つの曲線からなり、係合す
る連結棒20が摺動する上昇曲線24aと下降曲線24
bによって形成されている。これに対し、連結棒20の
両端部には、カム孔24の内周部を摺動する際のこすれ
音を防止するためにスリーブ31が係設されている。
【0015】支持軸孔28が支持軸14に嵌合されてお
り、ヒンジレバー13が支持軸14を中心にして回転可
能である。そして、この支持軸14にはねじりコイルバ
ネ32が係設されている。このねじりコイルバネ32
は、中央板部11bの上端に当接するようにし、ヒンジ
レバー13が上方に回転するようヒンジレバー13が付
勢されている。また、側板部11cには、停止棒26が
消音リング27を介して取り付けられている。消音リン
グ27は、停止時に発生する衝撃音を防止すべくストッ
パー孔25に嵌合されている。レバー側板部13aの下
端には、リミットスイッチ用の検出ノッチ13dが形成
されている。そして、側板部11cのレバー側板部13
aに対応する位置に一対のリミットスイッチ21,22
が取り付けられている。一方、図8に示すように中央板
部11bに断面L字形のスプリング受33を固設し、ね
じりコイルバネ32の代わりに、プランジャ19を下方
から包むようにスプリング34を配設し、その上端を連
結棒20の当接するようにしてもよい。
【0016】次に、上記構成を有するパレット落下防止
装置1の作用を説明する。ソレノイド本体15の通電コ
イルに電流が印加されていない状態を図1に示してい
る。この状態では、ソレノイド本体15によりプランジ
ャ19は上方へ吸引されていない。このときは、ヒンジ
レバー13は自重及びプランジャ19の重さにより、ね
じりコイルバネ32の付勢力に反して、ヒンジレバー1
3は中央板部11bから前方に突出した状態になる。即
ち、ヒンジレバー13がパレットの昇降通路に突出して
パレットの昇降動を妨げることにより、事故等によりパ
レットが急に落下した場合にパレット載置面13cでパ
レットを受け止める状態となり、パレット52の不意の
落下を防止している。
【0017】次に、ソレノイド本体15の通電コイルに
電流を通じると、プランジャ19がソレノイド本体15
に吸引され上昇する。プランジャ19の上昇に伴って連
結棒20が上昇するが、その際、連結棒20がカム孔2
4の上昇曲線24aを上方へ摺動するため、ヒンジレバ
ー13には反時計回りの回転が与えられる。このとき、
連結棒20の端部に設けられたスリーブ31が滑らかに
上昇曲線24a上を摺動する。そして、回動するヒンジ
レバー13は、ストッパー孔25の反対の端部が、消音
リング27を介して停止棒26に当接することにより停
止する。このようにヒンジレバー13には反時計回りに
回動した状態では、ヒンジレバー13が中央板部11b
から前方に突出しておらず、パレットの昇降通路から退
避しているので、パレットはヒンジレバー13により妨
げられることなく昇降駆動手段の駆動により昇降するこ
とができる。
【0018】一方、ソレノイド本体15の通電コイルへ
の電流を切ると、プランジャ19を吸引していた保持力
がなくなる。そして、ヒンジレバー13の重心が回転支
持軸14より右側の位置にあるため、ヒンジレバー13
は自重により図中時計方向に回動する。しかし、ヒンジ
レバー13は、中央板部11bとの間でねじりコイルバ
ネ32によって上方へ付勢されているため、急に復帰す
るわけではなく、バネを圧縮するように除々に回動する
こととなる。
【0019】そして、ヒンジレバー13は、ストッパー
孔25が消音リング27を介して停止棒26に当接する
位置まで回動して停止する。すなわち、図1の状態に戻
る。このように、ヒンジレバー13が復帰する際下降す
るプランジャ19の連結棒20は、下降曲線24bを下
方へ摺動する。ところで、図8に示すようにスプリング
34を係設した場合も、ヒンジレバー13は、スプリン
グ34によって上方へ付勢されているため、ソレノイド
本体15の通電コイルへの電流を切っても急に復帰する
わけではなく、付勢力に反して除々に回動することとな
る。
【0020】次に、上記構成及び動作を有するパレット
落下防止装置1を各H鋼柱51に備えた昇降式立体駐車
装置の操作手順を図11を参照して説明する。まず、パ
レット52が下段にあるときに、自動車53を運転して
パレット52に乗り入れ、自動車53から乗員は降車す
る。そして、各パレット落下防止装置1のソレノイド本
体15の通電コイルに通電すると、前記のようにプラン
ジャ19がソレノイド本体15に吸引され、ヒンジレバ
ー13が回動してパレット52の昇降通路から退避す
る。この状態で、昇降駆動手段の駆動により自動車53
ごとパレット52を上昇させる。なお、このときパレッ
ト52は、ヒンジレバー13により支持される上段定位
置より少し上まで上昇させる。パレット52がヒンジレ
バー2の回動の邪魔になるのを防ぐためである。
【0021】そして、各パレット落下防止装置1の通電
コイルの通電を切ると、前記のようにヒンジレバー13
が自重により回動してパレット52の昇降通路に突出
し、パレット52の落下を防止する状態となる。このと
き、検出ノッチ13dとリミットスイッチ21,22と
の組合せにより、仮にリミットスイッチ21をNC接点
(常閉)として使用すれば、ヒンジレバー13が落下防
止位置(図1)にあることを確認することができ、リミ
ットスイッチ22をNO接点(常開)として使用すれ
ば、ヒンジレバー13が退避位置(図2)にあることを
確認することができる。特に、両側の側板部11cの各
々にリミットスイッチを取り付けて、独立した接点信号
を供給でき、ヒンジレバー13が、落下防止位置(図
1)または退避位置(図2)にあることを確実に確認す
ることができる。
【0022】これにより、自動車53が上段に駐車さ
れ、下段には別の自動車54を駐車することができる。
このとき自動車53及びパレット52の荷重は、昇降駆
動手段の図示しないチェーン等に支えられている。万一
駐車中昇降駆動手段の故障等が発生して、パレット52
が落下した場合でも、各ヒンジレバー13のパレット載
置面13c上で停止するので、パレット52が落下する
ことはない。このとき、ヒンジレバー13にかかる荷重
は、プレート11の中央板部11bの上端で受ける。な
お、パレット52を少し下降させる理由は、パレット5
2の下面とパレット載置面3との間隔を狭めることによ
り自動車53及びパレット52の位置エネルギーを少な
くして、万一昇降駆動手段の故障等が発生した場合にパ
レット落下防止装置1にかかる衝撃を軽減するためであ
る。
【0023】自動車53を出す場合には、まず下段の自
動車54を出しておき、パレット52を昇降駆動手段の
駆動により少し上昇させる。そして、各パレット落下防
止装置1の通電コイルに通電すると、前記のようにヒン
ジレバー13が回動してパレット52の昇降通路から退
避する。この状態で、昇降駆動手段の駆動により自動車
53ごとパレット52を下段まで下降させたあと、各パ
レット落下防止装置1の通電コイルの通電を切ると、各
ヒンジレバー13は再び突出する。この状態で自動車5
3を運転して昇降式立体駐車装置から出すことができ
る。
【0024】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係るパレット落下防止装置1によれば、可動部品であ
るヒンジレバー13の軽量化等により、発生する騒音を
低減することができた。特に、衝撃音やこすれ音の低減
が行なわれた。具体的には、カム孔24を上昇曲線24
aと下降曲線24bとによって構成したため、連結棒2
0がプランジャ19に伴って上下動する際に、連結棒2
0の急激な動きによってカム孔24に衝突することな
く、なめらかに摺動するため衝撃音の発生を防止するこ
とができた。そして、連結棒20の両端部、即ち上昇曲
線24a、下降曲線24bを摺動する箇所にスリーブを
設けたため、摺動する際のこすれ音を大幅に削減するこ
とができた。
【0025】また、支持軸14にねじりコイルバネ32
を螺設し、ヒンジレバー13と中央板部11bとの間で
付勢力を働かせたため、ソレノイドへの通電を終えた瞬
間ヒンジレバー13が自重によって回動して中央板部1
1bと衝突することがなく、そのことによる衝撃音を防
止することができた。また、図8に示すスプリング34
によってもプランジャ19の急な下降を抑制し、連結棒
20が下降曲線24bを緩やかに降りるようにして発生
する音を低減させることができた。
【0026】次に、他の実施の形態を図9に示す。これ
は、ヒンジレバー35を駆動させるソレノイド36のプ
ランジャ37に、リンク棒40を介してヒンジレバー3
5の止着部35aに連結したものである。そして、ヒン
ジレバー35の下方には係設部材38がネジ止めされ、
そこへ減音パッド41及び復帰バネ42が止め具43に
よって固設されている。この減音パッド41は、ヒンジ
レバー35を退避状態にするときに、その下部と中央板
部45とが直接に当接して激しい衝撃音を発するのを防
ぐために取り付けられる弾性体である。一方、復帰バネ
42は、減音パッド41の作用を補助するとともに、ヒ
ンジレバー35の退避状態から突出状態への動き出しを
も補助するものである。
【0027】この減音パッド41は円筒形をなし、弾性
変形する先端部分を中空になるよう止め具43に形成さ
れた円柱突起に嵌合されている。そして、その減音パッ
ド41の周りを復帰バネ42が包み込むように止め具4
3に係設されている。そこで、ヒンジレバー35が支持
軸39を中心に図の反時計方向、すなわちプランジャ3
7が下降してパレットの昇降通路から退避する方向に回
動すると、復帰バネ42の先端が中央板部45に接触す
る。このとき、復帰バネ42の自由長は減音パッド41
より長いので、減音パッド41より先に中央板部11b
に接触する。この後、ヒンジレバー35がさらに回動す
れば減音パッド41も中央板部45に当接する。
【0028】このとき、最初に復帰バネ42が中央板部
45に当接するので、復帰バネ42の弾縮反力によりヒ
ンジレバー35の動きが減速される。そして、その後復
帰バネ42の長さが減音パッド35の高さにまで縮む
と、減音パッド41も中央板部45に当接する。このた
め復帰バネ42と減音パッド41との合計の弾縮反力に
よりヒンジレバー35の動きが強力に減速され、退避状
態となって停止する。これにより、ヒンジレバー35下
部が中央板部45に直接に当接して大きな衝撃音を発す
ることが防止され、また音質も金属性の耳障りなもので
ない鈍くて低い音となる。
【0029】このような本実施の形態に係るパレット落
下防止装置によれば、ヒンジレバー35に減音パッド4
1び復帰バネ42を取り付け、突出状態から退避状態に
移る際にヒンジレバー35を減速させると共に中央板部
45に直接に当接するのを防ぐようにしたので、ヒンジ
レバー35の当接による動作音の発生を防止することが
できた。
【0030】なお、前記実施の形態は本発明を何ら限定
するものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形・改良が可能であることはもちろんであ
る。例えば、上記実施の形態では中央板部11b側でヒ
ンジレバー13,35の時計方向への回動を制限するよ
うねじりコイルバネ32や減音パッド41等を設けた
が、逆に、ヒンジレバー13の反対側からスプリング等
で引っ張るようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明のパレット落下防止装置は、固定
されたプレートに設けられた回転支持軸を中心に回動可
能なコの字状に成形したパレット受レバーがソレノイド
に係設されたものであり、パレット受レバーがパレット
の昇降通路に突出することによりパレットの落下を防止
するものであって、パレット受レバーが、向かい合う面
に一対のカム孔を有し、前記ソレノイドが、プランジャ
に垂直に圧入固定され前記パレット受レバーの一対のカ
ム孔を摺動する端部にスリーブを備えた連結棒を有した
構成であるため、連結棒のスリーブがこすれ音を抑えて
カム孔の曲線をなめらかに滑り、衝突音を発生させるこ
となく騒音を低減させたることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパレット落下防止装置の実施の一
形態を示した断面図である。
【図2】本発明に係るパレット落下防止装置の実施の一
形態を示した断面図である。
【図3】パレット落下防止装置1の側面図である。
【図4】パレット落下防止装置1の正面図である。
【図5】パレット落下防止装置1の平面図である。
【図6】パレット落下防止装置1の部分断面図である。
【図7】ヒンジレバー13の形状を示す外観図である。
【図8】パレット落下防止装置1の、ヒンジレバー13
がパレット昇降通路から退避している状態を示す図であ
る。
【図9】本発明に係るパレット落下防止装置の他の実施
の形態を示した断面図である。
【図10】立体駐車装置の全体構成を示す図である。
【図11】従来のパレット落下防止装置の構成を示す図
である。
【図12】別の従来のパレット落下防止装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 パレット落下防止装置 11 プレート 13 ヒンジレバー 14 支持軸 15 ソレノイド本体 19 プランジャ 20 連結棒 24 カム孔 26 停止棒 31 スリーブ 32 ねじりコイルバネ 33 スプリング受 34 スプリング 41 減音パッド 42 復帰バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に移動するパレットを支持する支持
    柱に固定して取り付けられるプレートと、プレートに設
    けられた回転支持軸と、前記回転支持軸を中心に回動可
    能なパレット受レバーと、前記パレット受レバーに係設
    されたプランジャが下向きに取り付けられたソレノイド
    とを有し、パレット受レバーがパレットの昇降通路に突
    出することによりパレットの落下を防止するパレット落
    下防止装置において、 前記パレット受レバーが、鉄板をコの字状に成形し、そ
    の向かい合う面に一対のカム孔を有し、 前記ソレノイドが、前記パレット受レバーのコの字形状
    内に配置されたプランジャを備え、そのプランジャに垂
    直に圧入固定され前記パレット受レバーの一対のカム孔
    を摺動すべく端部にスリーブを備えた連結棒を有してい
    ることを特徴とするパレット落下防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するパレット落下防止装
    置において、 前記パレット受レバーの回転支持軸に螺設され、前記パ
    レット受レバーの一方向の回動を制動するねじりコイル
    バネを有することを特徴とするパレット落下防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するパレット落下防止装
    置において、 前記ソレノイドに備えられたプランジャの下方から連結
    棒に当接するように係設されたスプリングを有すること
    を特徴とするパレット落下防止装置。
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