JPH0943378A - 原子炉格納容器の圧力抑制装置 - Google Patents
原子炉格納容器の圧力抑制装置Info
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- JPH0943378A JPH0943378A JP7198280A JP19828095A JPH0943378A JP H0943378 A JPH0943378 A JP H0943378A JP 7198280 A JP7198280 A JP 7198280A JP 19828095 A JP19828095 A JP 19828095A JP H0943378 A JPH0943378 A JP H0943378A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】下部ドライウェル内に蓄積するドローダウン水
量を低減し、LOCA時の原子炉格納容器内のピーク圧
力を低い値に抑制する。 【解決手段】原子炉格納容器1内の上部ドライウェル
2、下部ドライウェル3およびウエットウェル5と連通
するベント管7を設け、このベント管7の下部はサプレ
ッションプール水4aに没入し水平ベント口8を有して
いる。下部ドライウェル3側のペデスタル14を貫通して
下部ドライウェル3とベント管7内を連通するリターン
ライン12を設け、このリターンライン12の先端にボール
チェック弁13を取り付ける。ボールチェック弁13はリタ
ーンライン12のサプレッションプール水4aのスロッシ
ング対策としての逆流防止装置となる。本発明によれ
ば、リターンライン12を従来例よりも低い位置に設ける
ことができるので、ドローダウン水11の水量を低減で
き、原子炉格納容器のピーク圧力を低い値に抑制でき
る。
量を低減し、LOCA時の原子炉格納容器内のピーク圧
力を低い値に抑制する。 【解決手段】原子炉格納容器1内の上部ドライウェル
2、下部ドライウェル3およびウエットウェル5と連通
するベント管7を設け、このベント管7の下部はサプレ
ッションプール水4aに没入し水平ベント口8を有して
いる。下部ドライウェル3側のペデスタル14を貫通して
下部ドライウェル3とベント管7内を連通するリターン
ライン12を設け、このリターンライン12の先端にボール
チェック弁13を取り付ける。ボールチェック弁13はリタ
ーンライン12のサプレッションプール水4aのスロッシ
ング対策としての逆流防止装置となる。本発明によれ
ば、リターンライン12を従来例よりも低い位置に設ける
ことができるので、ドローダウン水11の水量を低減で
き、原子炉格納容器のピーク圧力を低い値に抑制でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地震時にサプレッシ
ョンプール水が振動して水面の上昇が起こるスロッシン
グ現象時の逆流を防止した原子炉格納容器の圧力抑制装
置に関する。
ョンプール水が振動して水面の上昇が起こるスロッシン
グ現象時の逆流を防止した原子炉格納容器の圧力抑制装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の沸騰水型原子炉(BWR)の中で
最新のものに新型改良型BWR(以下、ABWRとい
う)が知られている。このABWRの原子炉格納容器
(以下、RCCVという)内の圧力抑制装置について図
6によりその概要を説明する。
最新のものに新型改良型BWR(以下、ABWRとい
う)が知られている。このABWRの原子炉格納容器
(以下、RCCVという)内の圧力抑制装置について図
6によりその概要を説明する。
【0003】図6において、符号1はRCCV1で、こ
のRCCV1の内部は上下部に上部ドライウェル2,下
部ドライウェル3と、サプレッションプール水4aを貯
留するサプレッションプール4が構築されたウエットウ
ェル5とから構成される。
のRCCV1の内部は上下部に上部ドライウェル2,下
部ドライウェル3と、サプレッションプール水4aを貯
留するサプレッションプール4が構築されたウエットウ
ェル5とから構成される。
【0004】RCCV1内の中央部に設置された原子炉
圧力容器(以下、RPVという)6は上部ドライウェル
2の中心部分に位置してRCCV1の床から立設したペ
デスタル14に支持されている。RPV6の下部から下方
を下部ドライウェル3と呼んでいる。上部ドライウェル
2とウエットウェル5はベント管7により連通してい
る。
圧力容器(以下、RPVという)6は上部ドライウェル
2の中心部分に位置してRCCV1の床から立設したペ
デスタル14に支持されている。RPV6の下部から下方
を下部ドライウェル3と呼んでいる。上部ドライウェル
2とウエットウェル5はベント管7により連通してい
る。
【0005】ベント管7の下部は水平ベント口8により
サプレッションプール4内に開口しており、サプレッシ
ョンプール4には常時サプレッションプール水4aがベ
ント管7の下部を満たしている。サプレッションプール
4からRPV6の上部までは非常用炉心冷却系(以下、
ECCSという)10により接続されている。RPV6の
上部側面に原子炉一次系配管9が接続している。
サプレッションプール4内に開口しており、サプレッシ
ョンプール4には常時サプレッションプール水4aがベ
ント管7の下部を満たしている。サプレッションプール
4からRPV6の上部までは非常用炉心冷却系(以下、
ECCSという)10により接続されている。RPV6の
上部側面に原子炉一次系配管9が接続している。
【0006】このように構成されるRCCV1内で原子
炉一次系配管9が破断すると、いわゆる冷却材喪失事故
(以下、LOCAという)が発生する。LOCAは実際
には起こり得ないが、万一LOCAが発生した場合であ
っても、外部の一般公衆に放射線被曝の不当なリスクを
与えないように対策を講じておく必要がある。
炉一次系配管9が破断すると、いわゆる冷却材喪失事故
(以下、LOCAという)が発生する。LOCAは実際
には起こり得ないが、万一LOCAが発生した場合であ
っても、外部の一般公衆に放射線被曝の不当なリスクを
与えないように対策を講じておく必要がある。
【0007】そのため、原子力発電所では前記RCCV
1を設置し、放射線の大気中への放散を抑止するととも
に、前記ECCS10を別途に設けてRPV6内に前記サ
プレッションプール水4aを注入し、炉心燃料の冷却を
行い、その健全性を維持するべく、万全の対策を施して
いる。
1を設置し、放射線の大気中への放散を抑止するととも
に、前記ECCS10を別途に設けてRPV6内に前記サ
プレッションプール水4aを注入し、炉心燃料の冷却を
行い、その健全性を維持するべく、万全の対策を施して
いる。
【0008】ところで、原子炉一次系配管9が破断する
LOCAの場合、前記下部ドライウェル3内には炉水お
よびECCS10により注入された冷却水が蓄積する。こ
の蓄積した冷却水をドローダウン水11と呼ぶ。
LOCAの場合、前記下部ドライウェル3内には炉水お
よびECCS10により注入された冷却水が蓄積する。こ
の蓄積した冷却水をドローダウン水11と呼ぶ。
【0009】このドローダウン水11を再び前記サプレッ
ションプールに戻し、ECCS10の冷却水源とするため
に、下部ドライウェル3とベント管7の間にはリターン
ライン12が設置されている。このリターンライン12の設
置により、LOCA時に冷却水をRCCV1内で循環
し、ECCS10の水源を有効に維持することが可能な設
計となっている。
ションプールに戻し、ECCS10の冷却水源とするため
に、下部ドライウェル3とベント管7の間にはリターン
ライン12が設置されている。このリターンライン12の設
置により、LOCA時に冷却水をRCCV1内で循環
し、ECCS10の水源を有効に維持することが可能な設
計となっている。
【0010】しかし、このリターンライン12の設置位置
は従来サプレッションプール水4aの上部約 1.5mの高
さに設置されている。これは地震時にサプレッションプ
ール水4aがベント管7内で振動し、水面の上昇が起こ
る(この現象をスロッシングという)ことにより、リタ
ーンライン12内を逆流し、下部ドライウェル3内に流出
することを避けるためである。
は従来サプレッションプール水4aの上部約 1.5mの高
さに設置されている。これは地震時にサプレッションプ
ール水4aがベント管7内で振動し、水面の上昇が起こ
る(この現象をスロッシングという)ことにより、リタ
ーンライン12内を逆流し、下部ドライウェル3内に流出
することを避けるためである。
【0011】下部ドライウェル3内には原子炉の通常運
転を行う上で重要な機器が設置されており、これらが地
震時のサプレッションプール水4aのスロッシングによ
り水に濡れることを防ぐという財産保護上の理由によっ
て前記 1.5mのリターンライン12の高さが決定されてい
る。なお、LOCA時の事故時には、安全性を最優先さ
せるため、このような通常運転用の機器の水没は特に問
題とはしていない。
転を行う上で重要な機器が設置されており、これらが地
震時のサプレッションプール水4aのスロッシングによ
り水に濡れることを防ぐという財産保護上の理由によっ
て前記 1.5mのリターンライン12の高さが決定されてい
る。なお、LOCA時の事故時には、安全性を最優先さ
せるため、このような通常運転用の機器の水没は特に問
題とはしていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のRC
CV1ではリターンライン12の位置が地震時のスロッシ
ングの理由により、非常に高い位置に設置しなければな
らず、このため、LOCA時に下部ドライウェル内に蓄
積され、サプレッションプール水4aへもどされない、
ドローダウン水11の量が多大となってしまう(約1500m
3 )。
CV1ではリターンライン12の位置が地震時のスロッシ
ングの理由により、非常に高い位置に設置しなければな
らず、このため、LOCA時に下部ドライウェル内に蓄
積され、サプレッションプール水4aへもどされない、
ドローダウン水11の量が多大となってしまう(約1500m
3 )。
【0013】一方、LOCA時に必要とされるサプレッ
ションプール水4aの水量は別途安全上の理由から決定
されている。したがって、この安全上の最小必要限度の
サプレッションプール水量を事故後も確保するために、
サプレッションプール水4aへもどされないドローダウ
ン水11の量を当初よりECCS10の冷却水源として余分
に保有する必要がある。
ションプール水4aの水量は別途安全上の理由から決定
されている。したがって、この安全上の最小必要限度の
サプレッションプール水量を事故後も確保するために、
サプレッションプール水4aへもどされないドローダウ
ン水11の量を当初よりECCS10の冷却水源として余分
に保有する必要がある。
【0014】サプレッションプール水4aを通常運転中
にその分大目にウエットウェル5内に保有する必要性が
出て来る。このため、ウエットウェル5内の気相体積が
低減する。ウエットウェル5内の気相体積が低減する
と、LOCAが発生した場合には、RCCV1の事故時
ピーク圧力が高くなり、場合により、RCCV1の設計
圧力を超える課題があった。
にその分大目にウエットウェル5内に保有する必要性が
出て来る。このため、ウエットウェル5内の気相体積が
低減する。ウエットウェル5内の気相体積が低減する
と、LOCAが発生した場合には、RCCV1の事故時
ピーク圧力が高くなり、場合により、RCCV1の設計
圧力を超える課題があった。
【0015】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、下部ドライウェル3内に蓄積するドローダ
ウン水11の水量を低減して、LOCA時のRCCV1の
ピーク圧力を十分低い値に抑制することが可能な原子炉
格納容器の圧力抑制装置を提供することにある。
れたもので、下部ドライウェル3内に蓄積するドローダ
ウン水11の水量を低減して、LOCA時のRCCV1の
ピーク圧力を十分低い値に抑制することが可能な原子炉
格納容器の圧力抑制装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明(以
下、第1の発明という)は、原子炉圧力容器を内蔵する
上部ドライウェルおよび下部ドライウェルと、サプレッ
ションプール水を貯留するサプレッションプールと、こ
のサプレッションプールを内蔵するウエットウェルと、
前記上部ドライウェルおよび下部ドライウェルと連通し
かつ前記ウエットウェル内に立設し下部に前記サプレッ
ションプール水中に没入する水平ベント口を有するベン
ト管と、このベント管と前記下部ドライウェルを連絡す
るリターンラインと、前記ベント管内に位置しかつ前記
リターンラインの先端に取付けた逆止弁とを具備したこ
とを特徴とする。
下、第1の発明という)は、原子炉圧力容器を内蔵する
上部ドライウェルおよび下部ドライウェルと、サプレッ
ションプール水を貯留するサプレッションプールと、こ
のサプレッションプールを内蔵するウエットウェルと、
前記上部ドライウェルおよび下部ドライウェルと連通し
かつ前記ウエットウェル内に立設し下部に前記サプレッ
ションプール水中に没入する水平ベント口を有するベン
ト管と、このベント管と前記下部ドライウェルを連絡す
るリターンラインと、前記ベント管内に位置しかつ前記
リターンラインの先端に取付けた逆止弁とを具備したこ
とを特徴とする。
【0017】請求項2に係る発明(以下、第2の発明と
いう)は、前記リターンラインおよび逆止弁は原子炉格
納容器の底部から立設したペデスタル内部に設け、前記
ベント管の側壁部に開口部を設け、この開口部を通して
前記ベント管内のサプレッションプール水と前記逆止弁
が接触してなることを特徴とする。
いう)は、前記リターンラインおよび逆止弁は原子炉格
納容器の底部から立設したペデスタル内部に設け、前記
ベント管の側壁部に開口部を設け、この開口部を通して
前記ベント管内のサプレッションプール水と前記逆止弁
が接触してなることを特徴とする。
【0018】請求項3に係る発明(以下、第3の発明と
いう)は、前記逆止弁はボールチェック弁からなること
を特徴とする。請求項4に係る発明(以下、第4の発明
という)は、前記下部ドライウェル内のリターンライン
の入口近辺に逆流水飛散防止用保護板を設けてなること
を特徴とする。
いう)は、前記逆止弁はボールチェック弁からなること
を特徴とする。請求項4に係る発明(以下、第4の発明
という)は、前記下部ドライウェル内のリターンライン
の入口近辺に逆流水飛散防止用保護板を設けてなること
を特徴とする。
【0019】請求項5に係る発明(以下、第4の発明と
いう)は、前記下部ドライウェル内のリターンラインの
入口から下方に伸びる下降管を接続してなることを特徴
とする。
いう)は、前記下部ドライウェル内のリターンラインの
入口から下方に伸びる下降管を接続してなることを特徴
とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図5
に基づいて説明する。図1により原子炉格納容器の圧力
抑制装置の第1の実施例を説明する。なお、図1中図6
と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明は
省略し要部のみを説明する。
に基づいて説明する。図1により原子炉格納容器の圧力
抑制装置の第1の実施例を説明する。なお、図1中図6
と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明は
省略し要部のみを説明する。
【0021】本発明の第1の実施例が従来例と異なる点
はリターンライン12はサプレッションプール水面上例え
ば50cmの高さに設置され、かつリターンライン12のベン
ト管7内の先端にボールチェック弁13を接続したことに
あり、その他の部分は図6と同様である。
はリターンライン12はサプレッションプール水面上例え
ば50cmの高さに設置され、かつリターンライン12のベン
ト管7内の先端にボールチェック弁13を接続したことに
あり、その他の部分は図6と同様である。
【0022】このように構成された本実施例では、万
一、LOCAが発生しても下部ドライウェル3内に蓄積
するドローダウン水11の量はサプレッションプール水4
aの液面上例えば50cmの所までに制限され、ドローダウ
ン水11の水量は大幅に低減される。
一、LOCAが発生しても下部ドライウェル3内に蓄積
するドローダウン水11の量はサプレッションプール水4
aの液面上例えば50cmの所までに制限され、ドローダウ
ン水11の水量は大幅に低減される。
【0023】また、地震が発生して、ベント管7内の水
面がスロッシングによって上昇した場合でもボールチェ
ック弁13が浮力、あるいはスロッシングによる流体力に
よって閉鎖するため、地震時にサプレッションプール水
4aがリターンライン12内を逆流し下部ドライウェル3
内に流入することを防止できる。
面がスロッシングによって上昇した場合でもボールチェ
ック弁13が浮力、あるいはスロッシングによる流体力に
よって閉鎖するため、地震時にサプレッションプール水
4aがリターンライン12内を逆流し下部ドライウェル3
内に流入することを防止できる。
【0024】万一、LOCAが発生するとECCS10が
作動し、サプレッションプール水4aを炉心に注入す
る。注入された冷却水は例えば原子炉一次系配管9の破
断口から流出し、下部ドライウェル3内にドローダウン
水11として蓄積される。ドローダウン水11の水位がリタ
ーンライン12に達するとドローダウン水11はリターンラ
イン12内を通過し、ベント管7内にもどされ、再びサプ
レッションプール水の一部となり、ECCS10の水源と
して用いられる。
作動し、サプレッションプール水4aを炉心に注入す
る。注入された冷却水は例えば原子炉一次系配管9の破
断口から流出し、下部ドライウェル3内にドローダウン
水11として蓄積される。ドローダウン水11の水位がリタ
ーンライン12に達するとドローダウン水11はリターンラ
イン12内を通過し、ベント管7内にもどされ、再びサプ
レッションプール水の一部となり、ECCS10の水源と
して用いられる。
【0025】一方、地震が発生すると、ベント管7内の
サプレッションプール水4aの水面がスロッシング現象
により上昇する、上昇した水面によりボールチェック弁
13が閉鎖される。
サプレッションプール水4aの水面がスロッシング現象
により上昇する、上昇した水面によりボールチェック弁
13が閉鎖される。
【0026】したがって、本実施例によれば、地震時に
スロッシングによりサプレッションプール水4aがリタ
ーンライン12内を逆流することがないので、リターンラ
イン12の設置位置を従来よりも低く、例えばサプレッシ
ョンプール水面上50cmに設置することができる。
スロッシングによりサプレッションプール水4aがリタ
ーンライン12内を逆流することがないので、リターンラ
イン12の設置位置を従来よりも低く、例えばサプレッシ
ョンプール水面上50cmに設置することができる。
【0027】これにより、LOCA時に下部ドライウェ
ル3内に蓄積するドローダウン水11の水量を大幅に低減
することができ、その分サプレッションプール4の保有
水量を少なくして、ウエットウェル5の気相体積を多く
とることができる。したがって、LOCA時のPCVピ
ーク圧力を低減することが可能となり、原子力プラント
の安全性を向上させることができる。
ル3内に蓄積するドローダウン水11の水量を大幅に低減
することができ、その分サプレッションプール4の保有
水量を少なくして、ウエットウェル5の気相体積を多く
とることができる。したがって、LOCA時のPCVピ
ーク圧力を低減することが可能となり、原子力プラント
の安全性を向上させることができる。
【0028】次に図2(a),(b)により本発明に係
る原子炉格納容器の圧力抑制装置の第2の実施例を説明
する。図2(a)は本実施例の要部を平面図で示し、
(b)は(a)の縦断面図であり、図2中図1および図
6と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は省略する。
る原子炉格納容器の圧力抑制装置の第2の実施例を説明
する。図2(a)は本実施例の要部を平面図で示し、
(b)は(a)の縦断面図であり、図2中図1および図
6と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は省略する。
【0029】本実施例は図2(a)(b)に示したよう
に、リターンライン12はペデスタル14の内部で、かつベ
ント管7の横方向に設置されている。ベント管7の側壁
部には開口部15が設けられ、リターンライン12の先端に
設けられたボールチェック弁13はこの開口部15内に位置
している。つまり、開口部15を通してベント管7内のサ
プレッションプール4aとボールチェック弁13が接触す
るようになる。
に、リターンライン12はペデスタル14の内部で、かつベ
ント管7の横方向に設置されている。ベント管7の側壁
部には開口部15が設けられ、リターンライン12の先端に
設けられたボールチェック弁13はこの開口部15内に位置
している。つまり、開口部15を通してベント管7内のサ
プレッションプール4aとボールチェック弁13が接触す
るようになる。
【0030】しかして、本実施例によれば、万一、LO
CAが発生し、例えば原子炉一次系配管9の破断口から
冷却材が気液2相流となって流れ出し、ベント管7内を
高速で通過する際にボールチェック弁13が開口部15内に
位置し、ベント管7内に突出してないため、不要な圧損
を生じ、原子炉格納容器のLOCA時のPCVのピーク
圧力を高くしてしまう現象を防止することができる。
CAが発生し、例えば原子炉一次系配管9の破断口から
冷却材が気液2相流となって流れ出し、ベント管7内を
高速で通過する際にボールチェック弁13が開口部15内に
位置し、ベント管7内に突出してないため、不要な圧損
を生じ、原子炉格納容器のLOCA時のPCVのピーク
圧力を高くしてしまう現象を防止することができる。
【0031】次に図3により本発明に係る原子炉格納容
器の圧力抑制装置の第3の実施例を説明する。図3中図
1と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は省略する。本第3の実施例が第1の実施例と異なる点
はリターンライン12の先端に設けるボールチェック弁13
の代りにスウィングチェック弁やリフトチェック弁等の
逆止弁16を設けたことにあり、その他の部分は図1と同
様である。
器の圧力抑制装置の第3の実施例を説明する。図3中図
1と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は省略する。本第3の実施例が第1の実施例と異なる点
はリターンライン12の先端に設けるボールチェック弁13
の代りにスウィングチェック弁やリフトチェック弁等の
逆止弁16を設けたことにあり、その他の部分は図1と同
様である。
【0032】本実施例によれば逆止弁16を設けたことに
よる逆流防止効果のより一層の向上と、簡便性および取
扱いの容易性のほかは第1の実施例と同様の作用効果が
あるので、その説明は省略する。
よる逆流防止効果のより一層の向上と、簡便性および取
扱いの容易性のほかは第1の実施例と同様の作用効果が
あるので、その説明は省略する。
【0033】次に図4により本発明に係る原子炉格納容
器の圧力抑制装置の第4の実施例を説明する。本実施例
は図1に示した第1の実施例においてリターンライン12
の下部ドライウェル3側の入口部に逆流水飛散防止用保
護板17を設けたことにあり、その他の部分は図1または
図3に示した第1または第3の実施例と同様なのでその
説明は省略する。
器の圧力抑制装置の第4の実施例を説明する。本実施例
は図1に示した第1の実施例においてリターンライン12
の下部ドライウェル3側の入口部に逆流水飛散防止用保
護板17を設けたことにあり、その他の部分は図1または
図3に示した第1または第3の実施例と同様なのでその
説明は省略する。
【0034】これにより、万一、地震時にボールチェッ
ク弁13または逆止弁16からきわめて一部のサプレッショ
ンプール水4aがスロッシングにより漏洩し、サプレッ
ションプール水4aが下部ドライウェル3側へ流入した
場合、保護板17により流入水が飛散して下部ドライウェ
ル3内の重要な機器にかかることを防止できる。
ク弁13または逆止弁16からきわめて一部のサプレッショ
ンプール水4aがスロッシングにより漏洩し、サプレッ
ションプール水4aが下部ドライウェル3側へ流入した
場合、保護板17により流入水が飛散して下部ドライウェ
ル3内の重要な機器にかかることを防止できる。
【0035】次に図5により本発明に係る原子炉格納容
器の圧力抑制装置の第5の実施例を説明する。図5中図
1または図3と同一部分には同一符号を付して重複する
部分の説明は省略する。
器の圧力抑制装置の第5の実施例を説明する。図5中図
1または図3と同一部分には同一符号を付して重複する
部分の説明は省略する。
【0036】本実施例が第1または第3の実施例と異な
る点は、リターンライン12に下部ドライウェル側を入口
部とする下降管18を接続したことにある。つまり、下部
ドライウェル3内のリターンライン12の入口から下方に
伸びる下降管18を接続している。
る点は、リターンライン12に下部ドライウェル側を入口
部とする下降管18を接続したことにある。つまり、下部
ドライウェル3内のリターンライン12の入口から下方に
伸びる下降管18を接続している。
【0037】しかして、万一、LOCAが発生し、下部
ドライウェル3内にドローダウン水11が蓄積し、ひとた
びリターンライン12の位置まで水位が達し、ドローダウ
ン水11がベント管7内に環流しはじめると、その後は下
降管18を通してサイホン効果によりドローダウン水11が
吸収され、ベント管7内に連続的に環流するため、ドロ
ーダウン水11の量をさらに低減することができる。
ドライウェル3内にドローダウン水11が蓄積し、ひとた
びリターンライン12の位置まで水位が達し、ドローダウ
ン水11がベント管7内に環流しはじめると、その後は下
降管18を通してサイホン効果によりドローダウン水11が
吸収され、ベント管7内に連続的に環流するため、ドロ
ーダウン水11の量をさらに低減することができる。
【0038】また、この下降管18によりサプレッション
プール水4aが地震時にリターンライン12内を逆流し、
下部ドライウェル3内に流出しても飛散させることな
く、下方へドレンすることができる。
プール水4aが地震時にリターンライン12内を逆流し、
下部ドライウェル3内に流出しても飛散させることな
く、下方へドレンすることができる。
【0039】本実施例によれば下部ドライウェル3内の
下方向へ伸ばされたリターンライン12により、LOCA
時に下部ドライウェル3内にドローダウン水11が蓄積さ
れた場合、ひとたび、ドローダウン水11がリターンライ
ン12の最高部を通過してベント管7内にもどると、その
後はサイホン効果が生じて下部ドライウェル3内のかな
りのドローダウン水11をサプレッションプール4内にも
どすことができる。
下方向へ伸ばされたリターンライン12により、LOCA
時に下部ドライウェル3内にドローダウン水11が蓄積さ
れた場合、ひとたび、ドローダウン水11がリターンライ
ン12の最高部を通過してベント管7内にもどると、その
後はサイホン効果が生じて下部ドライウェル3内のかな
りのドローダウン水11をサプレッションプール4内にも
どすことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、万一のLOCA時に下
部ドライウェルにたまってしまうドローダウン水量を低
減し、その分、サプレッションプール水量を削減可能と
し、これによりウエットウェル気相体積を増加可能と
し、LOCA時の原子炉格納容器内のピーク圧力を低減
することができる。つまり、LOCA時の原子炉格納容
器内の圧力を低減し、原子力プラントの安全性を向上す
ることができる。
部ドライウェルにたまってしまうドローダウン水量を低
減し、その分、サプレッションプール水量を削減可能と
し、これによりウエットウェル気相体積を増加可能と
し、LOCA時の原子炉格納容器内のピーク圧力を低減
することができる。つまり、LOCA時の原子炉格納容
器内の圧力を低減し、原子力プラントの安全性を向上す
ることができる。
【図1】本発明に係る原子炉格納容器の圧力抑制装置の
第1の実施例の要部を示す縦断面図。
第1の実施例の要部を示す縦断面図。
【図2】(a)は本発明に係る原子炉格納容器の圧力抑
制装置の第2の実施例の要部を部分的に示す平面図、
(b)は(a)の縦断面図。
制装置の第2の実施例の要部を部分的に示す平面図、
(b)は(a)の縦断面図。
【図3】本発明に係る原子炉格納容器の圧力抑制装置の
第3の実施例の要部を示す縦断面図。
第3の実施例の要部を示す縦断面図。
【図4】本発明に係る原子炉格納容器の圧力抑制装置の
第4の実施例の要部を示す縦断面図。
第4の実施例の要部を示す縦断面図。
【図5】本発明に係る原子炉格納容器の圧力抑制装置の
第5の実施例の要部を示す縦断面図。
第5の実施例の要部を示す縦断面図。
【図6】従来の原子炉格納容器の圧力抑制装置を説明す
るための一部線図的に示す縦断面図。
るための一部線図的に示す縦断面図。
1…原子炉格納容器(RCCV)、2…上部ドライウェ
ル、3…下部ドライウェル、4…サプレッションプー
ル、4a…サプレッションプール水、5…ウエットウェ
ル、6…原子炉圧力容器(RPV)、7…ベント管、8
…水平ベント口、9…原子炉一次系配管、10…非常用炉
心冷却系(ECCS)、11…ドローダウン水、12…リタ
ーンライン、13…ボールチェック弁、14…ペデスタル、
15…開口部、16…逆止弁、17…保護板、18…下降管。
ル、3…下部ドライウェル、4…サプレッションプー
ル、4a…サプレッションプール水、5…ウエットウェ
ル、6…原子炉圧力容器(RPV)、7…ベント管、8
…水平ベント口、9…原子炉一次系配管、10…非常用炉
心冷却系(ECCS)、11…ドローダウン水、12…リタ
ーンライン、13…ボールチェック弁、14…ペデスタル、
15…開口部、16…逆止弁、17…保護板、18…下降管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 雅昭 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 斎藤 隆 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 内藤 真 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 大嶋 浩一郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内
Claims (5)
- 【請求項1】 原子炉圧力容器を内蔵する上部ドライウ
ェルおよび下部ドライウェルと、サプレッションプール
水を貯留するサプレッションプールと、このサプレッシ
ョンプールを内蔵するウエットウェルと、前記上部ドラ
イウェルおよび下部ドライウェルと連通しかつ前記ウエ
ットウェル内に立設し下部に前記サプレッションプール
水中に没入する水平ベント口を有するベント管と、この
ベント管と前記下部ドライウェルを連絡するリターンラ
インと、前記ベント管内に位置しかつ前記リターンライ
ンの先端に取付けた逆止弁とを具備したことを特徴とす
る原子炉格納容器の圧力抑制装置。 - 【請求項2】 前記リターンラインおよび逆止弁は原子
炉格納容器の底部から立設したペデスタル内部に設けら
れ、前記ベント管の側壁部に開口部を設け、この開口部
を通して前記ベント管内のサプレッションプール水と前
記逆止弁が接触してなることを特徴とする請求項1記載
の原子炉格納容器の圧力抑制装置。 - 【請求項3】 前記逆止弁はボールチェック弁からなる
ことを特徴とする請求項1記載の原子炉格納容器の圧力
抑制装置。 - 【請求項4】 前記下部ドライウェル内のリターンライ
ンの入口近辺に逆流水飛散防止用保護板を設けてなるこ
とを特徴とする請求項1記載の原子炉格納容器の圧力抑
制装置。 - 【請求項5】 前記下部ドライウェル内のリターンライ
ンの入口から下方に伸びる下降管を接続してなることを
特徴とする請求項1記載の原子炉格納容器の圧力抑制装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7198280A JPH0943378A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 原子炉格納容器の圧力抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7198280A JPH0943378A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 原子炉格納容器の圧力抑制装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0943378A true JPH0943378A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16388507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7198280A Pending JPH0943378A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 原子炉格納容器の圧力抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0943378A (ja) |
-
1995
- 1995-08-03 JP JP7198280A patent/JPH0943378A/ja active Pending
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