JPH0943638A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH0943638A JPH0943638A JP21395795A JP21395795A JPH0943638A JP H0943638 A JPH0943638 A JP H0943638A JP 21395795 A JP21395795 A JP 21395795A JP 21395795 A JP21395795 A JP 21395795A JP H0943638 A JPH0943638 A JP H0943638A
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- JP
- Japan
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- electrode
- liquid crystal
- substrate
- insulating film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 TFTの寄生容量の影響を受けにくく、広い
視野角を有する液晶表示素子を提供することである。 【解決手段】 TFT基板11上に画素電極22が形成
され、対向基板12上に下層電極31と付加容量電極3
8が形成され、これらの上にカラーフィルタ33等が形
成され、カラーフィルタ33等の上に上層電極35a、
35bが形成される。上層電極35aは下層電極31に
接続されている。TFT基板11と対向基板12の間に
液晶13が封入されて液晶表示素子が構成される。下層
電極31と画素電極22との間に印加される駆動電圧
は、上層電極35aが配置された領域では液晶13にそ
のまま印加され、上層電極35bが配置された領域で
は、カラーフィルタ33で降圧されて液晶13に印加さ
れる。また、両領域の液晶容量には、個別に付加容量が
接続される。従って、TFT21の寄生容量による画素
電極22の電圧降下が低減される。
視野角を有する液晶表示素子を提供することである。 【解決手段】 TFT基板11上に画素電極22が形成
され、対向基板12上に下層電極31と付加容量電極3
8が形成され、これらの上にカラーフィルタ33等が形
成され、カラーフィルタ33等の上に上層電極35a、
35bが形成される。上層電極35aは下層電極31に
接続されている。TFT基板11と対向基板12の間に
液晶13が封入されて液晶表示素子が構成される。下層
電極31と画素電極22との間に印加される駆動電圧
は、上層電極35aが配置された領域では液晶13にそ
のまま印加され、上層電極35bが配置された領域で
は、カラーフィルタ33で降圧されて液晶13に印加さ
れる。また、両領域の液晶容量には、個別に付加容量が
接続される。従って、TFT21の寄生容量による画素
電極22の電圧降下が低減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は広視野角の液晶表
示素子に関する。
示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、薄型軽量化が可能であ
り、種々の電子機器の表示装置として使用されている。
しかし、液晶表示素子は、CRT等に比べて視野角が狭
く、中間調表示時の視角依存性が顕著であるという欠点
を有する。例えば、TN(ツイストネマティック)液晶
セルを一対の偏光板で挟んで構成されるTN液晶表示素
子においては、2値表示時には実用上十分な視野角を持
つものの、多階調表示時には視野角が狭いという欠点を
持つ。
り、種々の電子機器の表示装置として使用されている。
しかし、液晶表示素子は、CRT等に比べて視野角が狭
く、中間調表示時の視角依存性が顕著であるという欠点
を有する。例えば、TN(ツイストネマティック)液晶
セルを一対の偏光板で挟んで構成されるTN液晶表示素
子においては、2値表示時には実用上十分な視野角を持
つものの、多階調表示時には視野角が狭いという欠点を
持つ。
【0003】視野角を広くする手法として、各画素電極
を複数の部分画素電極に分割すると共に、部分画素電極
に対向する制御電極を配置することにより、液晶容量と
直列に電圧降下用の制御容量を接続する方法が提案され
ている。この方法では、各部分画素電極が液晶に印加す
る電圧が互いに異なるため、異なった配向状態の領域が
各画素内に形成され、視野角が広くなる。
を複数の部分画素電極に分割すると共に、部分画素電極
に対向する制御電極を配置することにより、液晶容量と
直列に電圧降下用の制御容量を接続する方法が提案され
ている。この方法では、各部分画素電極が液晶に印加す
る電圧が互いに異なるため、異なった配向状態の領域が
各画素内に形成され、視野角が広くなる。
【0004】しかしこの方法は、TFTを形成する過程
で、制御電極を形成しなければならず、TFTの欠陥を
引き起こしやすくTFT基板の歩留まりを低下させる欠
点がある。
で、制御電極を形成しなければならず、TFTの欠陥を
引き起こしやすくTFT基板の歩留まりを低下させる欠
点がある。
【0005】これらの欠点を改善するために、TFTが
形成される基板と対向する基板側で、対向電極を複数に
分割し、対向電極上に形成される絶縁膜(カラーフィル
タ、オーバーコート層等)を利用して電圧を降下させる
方法が提案されている。この方法においても、分割され
た各画素の液晶に印加される電圧が互いに異なるため、
異なった配向状態の領域が各画素に形成されることにな
り、視野角が広くなる。
形成される基板と対向する基板側で、対向電極を複数に
分割し、対向電極上に形成される絶縁膜(カラーフィル
タ、オーバーコート層等)を利用して電圧を降下させる
方法が提案されている。この方法においても、分割され
た各画素の液晶に印加される電圧が互いに異なるため、
異なった配向状態の領域が各画素に形成されることにな
り、視野角が広くなる。
【0006】また、このような液晶表示素子では、アク
ティブ素子としてのTFTのソース電極に制御容量及び
液晶容量がそれぞれ接続されている。従って、液晶容量
に印加される電圧は、ゲートパルスがオフした際に、T
FTのゲート・ソース間に存在する寄生容量により、画
素電極の電圧も降下する。このため、液晶に印加される
電圧も降下する。この電圧降下を小さくする方法とし
て、絶縁膜を介して画素電極に対向する付加電極を形成
することにより、付加容量(補償容量)を液晶容量に並
列に接続する方法が知られている。付加容量は一つの画
素に対して一つ形成され、分割された画素に共通に接続
される。
ティブ素子としてのTFTのソース電極に制御容量及び
液晶容量がそれぞれ接続されている。従って、液晶容量
に印加される電圧は、ゲートパルスがオフした際に、T
FTのゲート・ソース間に存在する寄生容量により、画
素電極の電圧も降下する。このため、液晶に印加される
電圧も降下する。この電圧降下を小さくする方法とし
て、絶縁膜を介して画素電極に対向する付加電極を形成
することにより、付加容量(補償容量)を液晶容量に並
列に接続する方法が知られている。付加容量は一つの画
素に対して一つ形成され、分割された画素に共通に接続
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、TFT基板に
付加電極を形成する方法は、TFT基板に制御電極を形
成する場合と同様に、TFTの欠陥を引き起こしやす
く、TFT基板の歩留まりを低下させる欠点がある。ま
た、分割画素に対して一つの付加容量を共通に接続する
方法では、TFTの寄生容量の影響による画素電極の電
圧降下を十分に低減することができない。
付加電極を形成する方法は、TFT基板に制御電極を形
成する場合と同様に、TFTの欠陥を引き起こしやす
く、TFT基板の歩留まりを低下させる欠点がある。ま
た、分割画素に対して一つの付加容量を共通に接続する
方法では、TFTの寄生容量の影響による画素電極の電
圧降下を十分に低減することができない。
【0008】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、歩留まり率が高く、TFTの寄生容量の影響による
画素電極の電圧降下が小さく、且つ、広い視野角を有す
る液晶表示素子を提供することを目的とする。
で、歩留まり率が高く、TFTの寄生容量の影響による
画素電極の電圧降下が小さく、且つ、広い視野角を有す
る液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる液晶表示素子は、各
画素領域に第1の電極が形成され、且つ、対応する第1
の電極に接続されたアクティブ素子が形成された第1の
基板と、前記第1の基板に対向して配置された第2の基
板と、前記第2の基板の前記第1の基板に対向する面の
各画素領域の一部に形成された第2の電極と、前記第2
の電極の上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の上の各
画素領域の一部に、前記第2の電極と接続され且つ前記
代1の電極に対向して形成された第3の電極と、前記絶
縁膜の上の各画素領域の一部に、第2の電極と一部が対
向し且つ前記第1の電極と対向して形成された第4の電
極と、前記第2の基板上の各画素領域の一部に、対向す
る前記第1の電極に接続され且つ前記第4の電極に対向
して形成された第5の電極と、前記第1と第2の基板間
に封止された液晶と、を備えることを特徴とする。
め、この発明の第1の観点にかかる液晶表示素子は、各
画素領域に第1の電極が形成され、且つ、対応する第1
の電極に接続されたアクティブ素子が形成された第1の
基板と、前記第1の基板に対向して配置された第2の基
板と、前記第2の基板の前記第1の基板に対向する面の
各画素領域の一部に形成された第2の電極と、前記第2
の電極の上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の上の各
画素領域の一部に、前記第2の電極と接続され且つ前記
代1の電極に対向して形成された第3の電極と、前記絶
縁膜の上の各画素領域の一部に、第2の電極と一部が対
向し且つ前記第1の電極と対向して形成された第4の電
極と、前記第2の基板上の各画素領域の一部に、対向す
る前記第1の電極に接続され且つ前記第4の電極に対向
して形成された第5の電極と、前記第1と第2の基板間
に封止された液晶と、を備えることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点にかかる液晶表示素子は、各画素領域に第1の電
極が形成され、且つ、対応する第1の電極に接続された
アクティブ素子が形成された第1の基板と、前記第1の
基板に対向して配置された第2の基板と、前記第2の基
板の前記第1の基板に対向する面の各画素領域の一部
に、前記第1の電極と対向して形成された第2の電極
と、前記第2の電極の上に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一部に、前記第2の
電極と接続され且つ前記第1の電極と対向して形成され
た第3の電極と、前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一
部に、前記第2の電極と一部が対向し且つ前記第1の電
極と対向して形成された第4の電極と、前記第3及び第
4の電極の上に形成された第2の絶縁膜と、前記第2の
絶縁膜上の各画素領域の一部に前記第4の電極に対向し
て形成され、且つ対向する前記第1の電極に接続された
第5の電極と、前記第1と第2の基板間に封止された液
晶と、を備えることを特徴とする。
の観点にかかる液晶表示素子は、各画素領域に第1の電
極が形成され、且つ、対応する第1の電極に接続された
アクティブ素子が形成された第1の基板と、前記第1の
基板に対向して配置された第2の基板と、前記第2の基
板の前記第1の基板に対向する面の各画素領域の一部
に、前記第1の電極と対向して形成された第2の電極
と、前記第2の電極の上に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一部に、前記第2の
電極と接続され且つ前記第1の電極と対向して形成され
た第3の電極と、前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一
部に、前記第2の電極と一部が対向し且つ前記第1の電
極と対向して形成された第4の電極と、前記第3及び第
4の電極の上に形成された第2の絶縁膜と、前記第2の
絶縁膜上の各画素領域の一部に前記第4の電極に対向し
て形成され、且つ対向する前記第1の電極に接続された
第5の電極と、前記第1と第2の基板間に封止された液
晶と、を備えることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、この発明の第3
の観点にかかる液晶表示素子は、各画素領域に第1の電
極が形成され、且つ、対応する第1の電極に接続された
アクティブ素子が形成された第1の基板と、前記第1の
基板に対向して配置された第2の基板と、前記第2の基
板の前記第1の基板に対向する面の各画素領域の一部に
形成された第2の電極と、前記第2の電極の上に形成さ
れた絶縁膜と、前記絶縁膜上の各画素領域の一部に前記
第1の電極と対向して形成された第3の電極と、前記絶
縁膜の上に第2の電極と一部が対向し且つ前記第1の電
極と対向して形成された第4の電極と、前記第2の基板
上の各画素領域の一部に、対向する前記第1の電極に接
続され且つ前記第4の電極と対向して形成された第5の
電極と、前記第1と第2の基板間に封止された液晶と、
を備えることを特徴とする。
の観点にかかる液晶表示素子は、各画素領域に第1の電
極が形成され、且つ、対応する第1の電極に接続された
アクティブ素子が形成された第1の基板と、前記第1の
基板に対向して配置された第2の基板と、前記第2の基
板の前記第1の基板に対向する面の各画素領域の一部に
形成された第2の電極と、前記第2の電極の上に形成さ
れた絶縁膜と、前記絶縁膜上の各画素領域の一部に前記
第1の電極と対向して形成された第3の電極と、前記絶
縁膜の上に第2の電極と一部が対向し且つ前記第1の電
極と対向して形成された第4の電極と、前記第2の基板
上の各画素領域の一部に、対向する前記第1の電極に接
続され且つ前記第4の電極と対向して形成された第5の
電極と、前記第1と第2の基板間に封止された液晶と、
を備えることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、この発明の第4
の観点にかかる液晶表示素子は、各画素領域に第1の電
極が形成され、且つ、対応する第1の電極に接続された
アクティブ素子が形成された第1の基板と、前記第1の
基板に対向して配置された第2の基板と、前記第2の基
板の前記第1の基板に対向する面の各画素領域に形成さ
れ、対向する前記第1の電極に接続された第2の電極
と、前記第2の電極の上に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一部に形成され、前
記第1と第2の電極に対向して形成された第3の電極
と、前記第3の電極の上に形成された第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜上の各画素領域の一部に形成され、前
記第1乃至第3の電極に対向する第4の電極と、前記第
1と第2の基板間に封止された液晶と、を備えることを
特徴とする。
の観点にかかる液晶表示素子は、各画素領域に第1の電
極が形成され、且つ、対応する第1の電極に接続された
アクティブ素子が形成された第1の基板と、前記第1の
基板に対向して配置された第2の基板と、前記第2の基
板の前記第1の基板に対向する面の各画素領域に形成さ
れ、対向する前記第1の電極に接続された第2の電極
と、前記第2の電極の上に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一部に形成され、前
記第1と第2の電極に対向して形成された第3の電極
と、前記第3の電極の上に形成された第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜上の各画素領域の一部に形成され、前
記第1乃至第3の電極に対向する第4の電極と、前記第
1と第2の基板間に封止された液晶と、を備えることを
特徴とする。
【0013】この発明の第1〜第4の観点にかかる液晶
表示素子によれば、各画素内に駆動電圧がほぼそのまま
印加される領域と、絶縁膜により降圧されて印加される
領域が形成される。従って、視野角が広くなる。また、
駆動電圧がほぼそのまま印加される領域と、絶縁膜によ
り降圧されて印加される領域に、それぞれ、独立して付
加容量が形成されるので、アクティブ素子の寄生容量の
影響を低減することができる。さらに、アクティブ素子
が形成された第1の基板側の構成が簡単なので、液晶表
示素子を比較的容易に歩留まりよく製造することができ
る。
表示素子によれば、各画素内に駆動電圧がほぼそのまま
印加される領域と、絶縁膜により降圧されて印加される
領域が形成される。従って、視野角が広くなる。また、
駆動電圧がほぼそのまま印加される領域と、絶縁膜によ
り降圧されて印加される領域に、それぞれ、独立して付
加容量が形成されるので、アクティブ素子の寄生容量の
影響を低減することができる。さらに、アクティブ素子
が形成された第1の基板側の構成が簡単なので、液晶表
示素子を比較的容易に歩留まりよく製造することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、T
FT液晶表示素子を例に図面を参照して説明する。 (第1実施形態)図1は第1実施形態にかかるTN液晶
表示素子の断面構造を示し、図2はTFT基板の平面構
造を示し、図3は対向基板の平面構造を示す。
FT液晶表示素子を例に図面を参照して説明する。 (第1実施形態)図1は第1実施形態にかかるTN液晶
表示素子の断面構造を示し、図2はTFT基板の平面構
造を示し、図3は対向基板の平面構造を示す。
【0015】図1に示すように、この液晶表示素子は、
シール材SCにより接合された一対の透明基板11、1
2と、一対の透明基板11、12間に封止されたTN
(ツイストネマティック)液晶13とより構成される液
晶セル16と、液晶セル16を挟んで配置された偏光板
14、15と、より構成される。
シール材SCにより接合された一対の透明基板11、1
2と、一対の透明基板11、12間に封止されたTN
(ツイストネマティック)液晶13とより構成される液
晶セル16と、液晶セル16を挟んで配置された偏光板
14、15と、より構成される。
【0016】透明基板11、12はガラス等から構成さ
れる。下側の透明基板(以下、TFT基板)11には、
図1及び図2に示すように、アクティブ素子としてのT
FT(薄膜トランジスタ)21と画素電極22とがマト
リクス状に配置され、これらの上に配向膜23が配置さ
れている。
れる。下側の透明基板(以下、TFT基板)11には、
図1及び図2に示すように、アクティブ素子としてのT
FT(薄膜トランジスタ)21と画素電極22とがマト
リクス状に配置され、これらの上に配向膜23が配置さ
れている。
【0017】各TFT21のソース電極は対応する画素
電極22に接続され、各行のTFT21のゲート電極は
対応するゲートラインGLに接続され、各列のTFT2
1のドレイン電極は対応するデータラインDLに接続さ
れている。画素電極22は、ITO(インジウムとスズ
の酸化物)等からなる透明導電膜から形成され、TFT
21を介して信号電圧(書き込み電圧)が印加される。
電極22に接続され、各行のTFT21のゲート電極は
対応するゲートラインGLに接続され、各列のTFT2
1のドレイン電極は対応するデータラインDLに接続さ
れている。画素電極22は、ITO(インジウムとスズ
の酸化物)等からなる透明導電膜から形成され、TFT
21を介して信号電圧(書き込み電圧)が印加される。
【0018】他方の透明基板(以下、対向基板)12に
は図3(A)に示すように、複数の画素電極22に対向
するストライプ状の下層電極(対向電極)31と各画素
領域で画素電極22に対向する付加容量電極38が形成
されている。下層電極31及び付加容量電極38は厚さ
0.08±0.02μm程度のITOから形成されてい
る。下層電極31は互いに接続されて共通電圧(コモン
電圧)Vcomが供給される電極端子37に接続されてい
る。付加容量電極38はTFT基板11上に形成されて
いる各画素電極22にそれぞれ接続されている。また、
対向基板12上のTFT21と対向する部分及び画素電
極22間の部分と対向する部分には、光遮蔽性のブラッ
クマスク32が配置されている。
は図3(A)に示すように、複数の画素電極22に対向
するストライプ状の下層電極(対向電極)31と各画素
領域で画素電極22に対向する付加容量電極38が形成
されている。下層電極31及び付加容量電極38は厚さ
0.08±0.02μm程度のITOから形成されてい
る。下層電極31は互いに接続されて共通電圧(コモン
電圧)Vcomが供給される電極端子37に接続されてい
る。付加容量電極38はTFT基板11上に形成されて
いる各画素電極22にそれぞれ接続されている。また、
対向基板12上のTFT21と対向する部分及び画素電
極22間の部分と対向する部分には、光遮蔽性のブラッ
クマスク32が配置されている。
【0019】下層電極31及び付加容量電極38上の各
画素領域には、RGB各色のカラーフィルタ33(33
R、33G、33B)が配置されている。カラーフィル
タ33は、厚さ1μm程度のアクリル系樹脂等から構成
され、顔料により、R、G、Bのいずれかに着色されて
いる。カラーフィルタ33の配置は、ストライプ、斜め
モザイク、三角型モザイク等のいずれの手法でもよい。
カラーフィルタ33(33R、33G、33B)の上に
は、基板全面に、オーバーコート層(保護層)34が配
置されている。オーバーコート層34は、厚さ1μm程
度のアクリル系樹脂、SiO2等から構成される。
画素領域には、RGB各色のカラーフィルタ33(33
R、33G、33B)が配置されている。カラーフィル
タ33は、厚さ1μm程度のアクリル系樹脂等から構成
され、顔料により、R、G、Bのいずれかに着色されて
いる。カラーフィルタ33の配置は、ストライプ、斜め
モザイク、三角型モザイク等のいずれの手法でもよい。
カラーフィルタ33(33R、33G、33B)の上に
は、基板全面に、オーバーコート層(保護層)34が配
置されている。オーバーコート層34は、厚さ1μm程
度のアクリル系樹脂、SiO2等から構成される。
【0020】オーバーコート層34の上には、図3
(B)に示すように、複数の画素電極22と対向するス
トライプ状の上層電極35a、35bがそれぞれ形成さ
れている。上層電極35a、35bは、厚さ0.08±
0.02μm程度の厚さのITOより構成され、それぞ
れは電極の端部で接続されている。上層電極35aは下
層電極31と接続されており、共通電圧Vcomが印加さ
れる。上層電極35bは一部が下層電極31と対向する
ように配置されている。
(B)に示すように、複数の画素電極22と対向するス
トライプ状の上層電極35a、35bがそれぞれ形成さ
れている。上層電極35a、35bは、厚さ0.08±
0.02μm程度の厚さのITOより構成され、それぞ
れは電極の端部で接続されている。上層電極35aは下
層電極31と接続されており、共通電圧Vcomが印加さ
れる。上層電極35bは一部が下層電極31と対向する
ように配置されている。
【0021】上層電極35a、35b及びオーバーコー
ト層34の上には、ポリイミド等からなる配向膜36が
形成されている。図1で下側の配向膜23には、図4の
破線で示す方向(0°の方向)にラビング等の配向処理
が施され、上側の配向膜36には、図4の実線で示す方
向(90°の方向)に配向処理が施されている。
ト層34の上には、ポリイミド等からなる配向膜36が
形成されている。図1で下側の配向膜23には、図4の
破線で示す方向(0°の方向)にラビング等の配向処理
が施され、上側の配向膜36には、図4の実線で示す方
向(90°の方向)に配向処理が施されている。
【0022】液晶13はカイラル剤が添加されたネマテ
ィック液晶から構成され、配向処理に従ってTFT基板
11から対向基板12に向けて時計回り方向に90°
(0°〜−90°)ツイストして配向している。
ィック液晶から構成され、配向処理に従ってTFT基板
11から対向基板12に向けて時計回り方向に90°
(0°〜−90°)ツイストして配向している。
【0023】下側(光入射側)の偏光板14は、その透
過軸が下側の配向膜23に施された配向処理の方向に垂
直(90°)になるように設定され、上側(光出射側)
の偏光板15は、その透過軸が下側の偏光板14の透過
軸に垂直となるように設定されている。
過軸が下側の配向膜23に施された配向処理の方向に垂
直(90°)になるように設定され、上側(光出射側)
の偏光板15は、その透過軸が下側の偏光板14の透過
軸に垂直となるように設定されている。
【0024】次に、上記構成の液晶表示素子の作用を図
5及び図6を参照して説明する。図5に1画素の断面を
拡大して示す。図示するように、各画素は上層電極35
aが形成された領域(以下、通常画素)A1と上層電極
35bが形成された領域(以下、電圧降下画素)A2に
分割されている。なお、上層電極35aと35bの面積
比、即ち、通常画素A1と電圧降下画素A2の面積比は
7:3〜5:5の範囲になるように構成されている。
5及び図6を参照して説明する。図5に1画素の断面を
拡大して示す。図示するように、各画素は上層電極35
aが形成された領域(以下、通常画素)A1と上層電極
35bが形成された領域(以下、電圧降下画素)A2に
分割されている。なお、上層電極35aと35bの面積
比、即ち、通常画素A1と電圧降下画素A2の面積比は
7:3〜5:5の範囲になるように構成されている。
【0025】このような構成において、図5に示すよう
に、画素電極22と上層電極35aとの間の容量を第1
液晶容量CLC1、画素電極22と上層電極35bとの間
の容量を第2液晶容量CLC2、上層電極35aと付加容
量電極38との間の容量を第1付加容量CS1、上層電極
35bと下層電極31との間の容量を制御容量CCF、上
層電極35bと付加容量電極38との間の容量を第2付
加容量CS2とすると、各画素の等価回路は図6に示すよ
うになる。
に、画素電極22と上層電極35aとの間の容量を第1
液晶容量CLC1、画素電極22と上層電極35bとの間
の容量を第2液晶容量CLC2、上層電極35aと付加容
量電極38との間の容量を第1付加容量CS1、上層電極
35bと下層電極31との間の容量を制御容量CCF、上
層電極35bと付加容量電極38との間の容量を第2付
加容量CS2とすると、各画素の等価回路は図6に示すよ
うになる。
【0026】電極端子37と画素電極22との間に印加
される駆動電圧をV0とすると、第1液晶容量CLC1に印
加される電圧VLC1と第2液晶容量CLC2に印加される電
圧VLC2は数1と数2で表される。
される駆動電圧をV0とすると、第1液晶容量CLC1に印
加される電圧VLC1と第2液晶容量CLC2に印加される電
圧VLC2は数1と数2で表される。
【0027】
【数1】VLC1=V0
【数2】VLC2=V0×CCF/(CCF+CLC2+CS2)
【0028】数1及び数2に示すように、通常画素A1
の液晶13には、駆動電圧V0がほぼそのまま印加さ
れ、電圧降下画素A2の液晶13には、駆動電圧V0が分
圧されて印加される。従って、各画素内に、印加電圧の
異なる領域、即ち、配向状態の異なる領域が形成され、
これらの光学特性が平均化されるため、視野角が広くな
る。
の液晶13には、駆動電圧V0がほぼそのまま印加さ
れ、電圧降下画素A2の液晶13には、駆動電圧V0が分
圧されて印加される。従って、各画素内に、印加電圧の
異なる領域、即ち、配向状態の異なる領域が形成され、
これらの光学特性が平均化されるため、視野角が広くな
る。
【0029】電圧降下画素A2の液晶13に印加される
電圧VLC2は、上層電極35bと下層電極31の対向部
分の面積、カラーフィルタ33及びオーバーコート層3
4の厚さ、付加容量電極38の面積等を変更することに
より、任意に変更、調整することができる。従って、実
験などにより、最適な電圧VLC2が得られる条件を予め
求めておき、条件に従ってそれぞれを配置または形成す
る。
電圧VLC2は、上層電極35bと下層電極31の対向部
分の面積、カラーフィルタ33及びオーバーコート層3
4の厚さ、付加容量電極38の面積等を変更することに
より、任意に変更、調整することができる。従って、実
験などにより、最適な電圧VLC2が得られる条件を予め
求めておき、条件に従ってそれぞれを配置または形成す
る。
【0030】また、第1液晶容量CLC1には第1付加容
量CS1が並列に接続されており、第2液晶容量CLC2に
は第2付加容量CS2が並列に接続されている。従って、
TFT21のゲート・ソース間容量Cgsによるゲートパ
ルスのオフに伴う画素電極22の電圧の降下が緩和され
る。
量CS1が並列に接続されており、第2液晶容量CLC2に
は第2付加容量CS2が並列に接続されている。従って、
TFT21のゲート・ソース間容量Cgsによるゲートパ
ルスのオフに伴う画素電極22の電圧の降下が緩和され
る。
【0031】図7に図1〜図5の構成の液晶表示素子に
8階調表示を行わせる際の透過率−視野角特性を示す。
この特性は通常画素A1と電圧降下画素A2の面積比を
1:1として得られたものである。また比較のため、従
来の画素を分割しない構造での液晶表示素子の透過率−
視野角特性を図8に示す。図7、図8の横軸は視角角度
を示し、0゜〜50゜は上方向の角度を、0゜〜−50
゜は下方向の角度を示す。縦軸は透過率を示す。電圧V
1〜V8は、8階調表示を行う場合の各印加電圧を示
す。V1は明を表示する電圧を示し、V8は暗を表示す
る電圧を示し、V2〜V7の電圧は電圧V8を7等分し
た値である。
8階調表示を行わせる際の透過率−視野角特性を示す。
この特性は通常画素A1と電圧降下画素A2の面積比を
1:1として得られたものである。また比較のため、従
来の画素を分割しない構造での液晶表示素子の透過率−
視野角特性を図8に示す。図7、図8の横軸は視角角度
を示し、0゜〜50゜は上方向の角度を、0゜〜−50
゜は下方向の角度を示す。縦軸は透過率を示す。電圧V
1〜V8は、8階調表示を行う場合の各印加電圧を示
す。V1は明を表示する電圧を示し、V8は暗を表示す
る電圧を示し、V2〜V7の電圧は電圧V8を7等分し
た値である。
【0032】図8の特性においては、下方向の30゜〜
50゜の視角では電圧V8に対する透過率が、電圧V3
〜V7に対する透過率よりも大きくなっており、表示階
調が反転している。
50゜の視角では電圧V8に対する透過率が、電圧V3
〜V7に対する透過率よりも大きくなっており、表示階
調が反転している。
【0033】これに対し、図7の特性においては、下方
向の視角30゜〜50゜では電圧V8に対する透過率
が、電圧V3〜V7に対する透過率よりも低く、表示階
調の反転は起こっていない。即ち、この実施形態におい
ては、視野角が拡大している。
向の視角30゜〜50゜では電圧V8に対する透過率
が、電圧V3〜V7に対する透過率よりも低く、表示階
調の反転は起こっていない。即ち、この実施形態におい
ては、視野角が拡大している。
【0034】このように、この実施形態では、対向基板
12側でカラーフィルタ33及びオーバーコート層34
を利用して制御容量CFCと付加容量CS1とCS2を形成す
る。従って、TFT21のゲート・ソース間の寄生容量
等による画素電極22の電圧の降下が小さく、且つ、広
い視野角を有する液晶表示素子が実現できる。また、対
向基板12側に制御容量及び付加容量形成用の電極を構
成しているので、これらの電極を製造する過程でTFT
を破壊する事態を防止でき、液晶表示素子の製造歩留ま
りを向上させることができる。
12側でカラーフィルタ33及びオーバーコート層34
を利用して制御容量CFCと付加容量CS1とCS2を形成す
る。従って、TFT21のゲート・ソース間の寄生容量
等による画素電極22の電圧の降下が小さく、且つ、広
い視野角を有する液晶表示素子が実現できる。また、対
向基板12側に制御容量及び付加容量形成用の電極を構
成しているので、これらの電極を製造する過程でTFT
を破壊する事態を防止でき、液晶表示素子の製造歩留ま
りを向上させることができる。
【0035】(第2実施形態)図9にこの発明の第2実
施形態の液晶表示素子の1画素分の断面を拡大して示
す。この実施形態の構成では、対向基板12上に下層電
極31が形成され、下層電極31の上にカラーフィルタ
33及びオーバーコート層34からなる第1の絶縁膜が
形成されている。オーバーコート層34の上には画素を
2分割する上層電極35a及び35bが面積比が7:3
〜5:5になるように形成されている。上層電極35a
は下層電極31よりも小さいサイズで形成され、下層電
極31と端部で接続されている。上層電極35bは一部
が下層電極31と対向するように形成されている。上層
電極35a及び35bの上には第2の絶縁膜39が形成
され、第2の絶縁膜39の上の各画素領域には、付加容
量電極38が上層電極35bの一部に対向して形成され
ている。付加容量電極38は対向する画素電極22に接
続されている。
施形態の液晶表示素子の1画素分の断面を拡大して示
す。この実施形態の構成では、対向基板12上に下層電
極31が形成され、下層電極31の上にカラーフィルタ
33及びオーバーコート層34からなる第1の絶縁膜が
形成されている。オーバーコート層34の上には画素を
2分割する上層電極35a及び35bが面積比が7:3
〜5:5になるように形成されている。上層電極35a
は下層電極31よりも小さいサイズで形成され、下層電
極31と端部で接続されている。上層電極35bは一部
が下層電極31と対向するように形成されている。上層
電極35a及び35bの上には第2の絶縁膜39が形成
され、第2の絶縁膜39の上の各画素領域には、付加容
量電極38が上層電極35bの一部に対向して形成され
ている。付加容量電極38は対向する画素電極22に接
続されている。
【0036】このような構成の液晶表示素子の等価回路
は、図6に示した第1実施形態の等価回路と同一にな
る。
は、図6に示した第1実施形態の等価回路と同一にな
る。
【0037】従って、この実施形態によっても、TFT
21のゲート・ソース間容量の影響が小さく、且つ、広
い視野角を有する液晶表示素子が実現できる。また、液
晶表示素子の製造歩留まりを向上させることができる。
21のゲート・ソース間容量の影響が小さく、且つ、広
い視野角を有する液晶表示素子が実現できる。また、液
晶表示素子の製造歩留まりを向上させることができる。
【0038】(第3実施形態)図10にこの発明の第3
実施形態の液晶表示素子の1画素の断面を拡大して示
す。この実施形態の構成は、上層電極35aと下層電極
31が接続されておらず、駆動電圧V0が上層電極35
aと画素電極22との間に印加される点以外は、第1実
施形態の構成と同一である。図10の構成において、上
層電極35aと画素電極22との間の容量をCLC1、上
層電極35bと画素電極22との間の容量をCLC2、上
層電極35aと下層電極31との間の容量をCCF1、上
層電極35aと付加容量電極38との間の容量をCS1、
上層電極35bと下層電極31との間の容量をCCF2、
上層電極35bと付加容量電極38との間の容量をCS2
とすると、この構成の液晶表示素子の等価回路は図11
に示すようになる。このような構成において、通常画素
A1の液晶13に印加される電圧は数3で表され、電圧
降下画素A2の液晶13に印加される電圧は数4で表さ
れる。
実施形態の液晶表示素子の1画素の断面を拡大して示
す。この実施形態の構成は、上層電極35aと下層電極
31が接続されておらず、駆動電圧V0が上層電極35
aと画素電極22との間に印加される点以外は、第1実
施形態の構成と同一である。図10の構成において、上
層電極35aと画素電極22との間の容量をCLC1、上
層電極35bと画素電極22との間の容量をCLC2、上
層電極35aと下層電極31との間の容量をCCF1、上
層電極35aと付加容量電極38との間の容量をCS1、
上層電極35bと下層電極31との間の容量をCCF2、
上層電極35bと付加容量電極38との間の容量をCS2
とすると、この構成の液晶表示素子の等価回路は図11
に示すようになる。このような構成において、通常画素
A1の液晶13に印加される電圧は数3で表され、電圧
降下画素A2の液晶13に印加される電圧は数4で表さ
れる。
【0039】
【数3】VLC1=V0
【数4】VLC2=VLC1×CCF/(CCF+CLC2+CS2)
【0040】即ち、通常画素A1の液晶13には、駆動
電圧V0がほぼそのまま印加され、電圧降下画素A2の液
晶13には駆動電圧V0を分圧した電圧が印加される。
従って、各画素内に配向状態の異なる領域が形成され、
これらの光学特性が平均化されるため、視野角が広くな
る。
電圧V0がほぼそのまま印加され、電圧降下画素A2の液
晶13には駆動電圧V0を分圧した電圧が印加される。
従って、各画素内に配向状態の異なる領域が形成され、
これらの光学特性が平均化されるため、視野角が広くな
る。
【0041】また、通常画素A1の液晶容量(第1液晶
容量)CLC1に第1付加容量CS1が並列接続され、電圧
降下画素A2の液晶容量(第2液晶容量)CLC2に第2付
加容量CS2が並列に接続されているので、TFT21の
ゲート・ソース間容量の影響を抑えることができる。
容量)CLC1に第1付加容量CS1が並列接続され、電圧
降下画素A2の液晶容量(第2液晶容量)CLC2に第2付
加容量CS2が並列に接続されているので、TFT21の
ゲート・ソース間容量の影響を抑えることができる。
【0042】(第4実施形態)図12にこの発明の第4
実施形態の液晶表示素子の1画素分の断面を拡大して示
す。この実施形態では、対向基板12上の各画素領域の
全体には付加容量電極38(下層電極)が形成されてい
る。付加容量電極38は対向する画素電極22に接続さ
れている。付加容量電極38の上には絶縁膜39が形成
され、絶縁膜39の上に付加容量電極38より小さい面
積の中層電極40が形成されている。中層電極40には
液晶表示素子の共通電圧Vcomが印加される。中層電極
40の上には各画素領域にカラーフィルタ33が形成さ
れ、さらにその上にはオーバーコート層34が形成され
ている。オーバーコート層34の上には、付加容量電極
38と対向し、且つ中層電極40と一部が対向する上層
電極35が形成されている。
実施形態の液晶表示素子の1画素分の断面を拡大して示
す。この実施形態では、対向基板12上の各画素領域の
全体には付加容量電極38(下層電極)が形成されてい
る。付加容量電極38は対向する画素電極22に接続さ
れている。付加容量電極38の上には絶縁膜39が形成
され、絶縁膜39の上に付加容量電極38より小さい面
積の中層電極40が形成されている。中層電極40には
液晶表示素子の共通電圧Vcomが印加される。中層電極
40の上には各画素領域にカラーフィルタ33が形成さ
れ、さらにその上にはオーバーコート層34が形成され
ている。オーバーコート層34の上には、付加容量電極
38と対向し、且つ中層電極40と一部が対向する上層
電極35が形成されている。
【0043】各画素は、上層電極35が配置された領域
(電圧降下画素)A2と、その他の領域(通常画素)A1
に分割されている。通常画素A1と電圧降下画素A2の面
積比は5:5〜7:3程度に形成されている。中層電極
40と、オーバーコート層34と配向膜36との境界点
(以下、K1点)との間の第1制御容量をCCF1、K1
点と画素電極22との間の第1液晶容量をCLC1、中層
電極40と付加容量電極38との間の第1付加容量をC
S1、中層電極40と上層電極35との間の第2制御容量
をCCF2、上層電極35と画素電極22との間の第2液
晶容量をCLC2、上層電極35と付加容量電極38との
間の第2付加容量をCS2とし、中層電極40と画素電極
22との間に液晶表示素子の駆動電圧V0が印加される
とすると、各画素の等価回路は図13に示すようにな
る。
(電圧降下画素)A2と、その他の領域(通常画素)A1
に分割されている。通常画素A1と電圧降下画素A2の面
積比は5:5〜7:3程度に形成されている。中層電極
40と、オーバーコート層34と配向膜36との境界点
(以下、K1点)との間の第1制御容量をCCF1、K1
点と画素電極22との間の第1液晶容量をCLC1、中層
電極40と付加容量電極38との間の第1付加容量をC
S1、中層電極40と上層電極35との間の第2制御容量
をCCF2、上層電極35と画素電極22との間の第2液
晶容量をCLC2、上層電極35と付加容量電極38との
間の第2付加容量をCS2とし、中層電極40と画素電極
22との間に液晶表示素子の駆動電圧V0が印加される
とすると、各画素の等価回路は図13に示すようにな
る。
【0044】図13より、通常画素A1の液晶13に印
加される電圧VLC1と電圧降下画素A2の液晶13に印加
される電圧VLC2はそれぞれ数5、数6で表される。
加される電圧VLC1と電圧降下画素A2の液晶13に印加
される電圧VLC2はそれぞれ数5、数6で表される。
【0045】
【数5】VLC1=V0×CCF1/(CCF1+CLC1)
【数6】VLC2=V0×CCF2/(CCF2+CLC2+CS2)
【0046】即ち、通常画素A1の液晶13には駆動電
圧V0が第1制御容量CCF1と第1液晶容量CLC1とによ
り分圧されて印加され、電圧降下画素A2の液晶13に
は、駆動電圧V0が第2制御容量CCF2と、第2液晶容量
CLC2に第2付加容量CS2が並列接続された合成容量と
に分圧されて印加される。
圧V0が第1制御容量CCF1と第1液晶容量CLC1とによ
り分圧されて印加され、電圧降下画素A2の液晶13に
は、駆動電圧V0が第2制御容量CCF2と、第2液晶容量
CLC2に第2付加容量CS2が並列接続された合成容量と
に分圧されて印加される。
【0047】従って、各容量の値を適切に設定すること
により、通常画素A1と電圧降下画素A2に異なった電圧
を印加して視野角を広くすることができる。また、第1
液晶容量CLC1と第2液晶容量CLC2とにそれぞれ補償容
量が接続されているので、さらにTFT21の寄生容量
の影響をそれぞれ適切に低減できる。
により、通常画素A1と電圧降下画素A2に異なった電圧
を印加して視野角を広くすることができる。また、第1
液晶容量CLC1と第2液晶容量CLC2とにそれぞれ補償容
量が接続されているので、さらにTFT21の寄生容量
の影響をそれぞれ適切に低減できる。
【0048】電圧VLC1は第1制御容量CCF1の大きさ、
即ちカラーフィルタ33及びオーバーコート層34の厚
さを変更することにより、任意に変更、調整することが
できる。また、電圧VLC2は第2制御容量CCF2及び付加
容量CS2の大きさ、即ちカラーフィルタ33とオーバー
コート層34の厚さ、又は中層電極40と上層電極35
との対向部分の面積、及び絶縁膜39とカラーフィルタ
33とオーバーコート層34の厚さ、又は付加容量電極
38と上層電極35との対向部分の面積、をそれぞれ変
更することにより、任意に変更、調整することができ
る。従って、第1実施形態と同様に、実験などにより最
適な電圧VLC1及びVLC2が得られる条件を予め求めてお
き、条件に従ってそれぞれを配置または形成する。
即ちカラーフィルタ33及びオーバーコート層34の厚
さを変更することにより、任意に変更、調整することが
できる。また、電圧VLC2は第2制御容量CCF2及び付加
容量CS2の大きさ、即ちカラーフィルタ33とオーバー
コート層34の厚さ、又は中層電極40と上層電極35
との対向部分の面積、及び絶縁膜39とカラーフィルタ
33とオーバーコート層34の厚さ、又は付加容量電極
38と上層電極35との対向部分の面積、をそれぞれ変
更することにより、任意に変更、調整することができ
る。従って、第1実施形態と同様に、実験などにより最
適な電圧VLC1及びVLC2が得られる条件を予め求めてお
き、条件に従ってそれぞれを配置または形成する。
【0049】この発明は上記実施形態に限定されず、種
々の変形及び応用が可能である。例えば、上記実施形態
によれば、各画素を2分割したが、3、4、6分割等し
て構成してもよい。
々の変形及び応用が可能である。例えば、上記実施形態
によれば、各画素を2分割したが、3、4、6分割等し
て構成してもよい。
【0050】また、対向基板12上に構成される下層電
極31、付加容量電極38、中層電極40、上層電極3
5a、35b、カラーフィルタ33、オーバーコート層
34、絶縁膜39の配置位置等は適宜変更してもよい。
また、構成に応じて省略、付け足ししてもよい。また、
付加容量電極38は金属で構成してもよく、さらに、ブ
ラックマスク32を利用して構成してもよい。
極31、付加容量電極38、中層電極40、上層電極3
5a、35b、カラーフィルタ33、オーバーコート層
34、絶縁膜39の配置位置等は適宜変更してもよい。
また、構成に応じて省略、付け足ししてもよい。また、
付加容量電極38は金属で構成してもよく、さらに、ブ
ラックマスク32を利用して構成してもよい。
【0051】また、上記実施形態においては、カラーフ
ィルタを用いたカラー液晶表示素子にこの発明を適用し
たが、白黒階調表示の液晶表示素子にも同様に適用可能
である。この場合、カラーフィルタの代わりに比誘電率
が3.0乃至4.0の絶縁膜を1.0乃至2.0μmに
形成し、その上に上層電極35a、35bを形成する。
このような構成とすることにより、視野角が広いモノク
ローム型TN液晶表示素子を得ることができる。
ィルタを用いたカラー液晶表示素子にこの発明を適用し
たが、白黒階調表示の液晶表示素子にも同様に適用可能
である。この場合、カラーフィルタの代わりに比誘電率
が3.0乃至4.0の絶縁膜を1.0乃至2.0μmに
形成し、その上に上層電極35a、35bを形成する。
このような構成とすることにより、視野角が広いモノク
ローム型TN液晶表示素子を得ることができる。
【0052】配向膜23、36に施す配向処理の方向、
液晶13のツイスト角、及び偏光板14、15の透過軸
の配置は上記実施形態に限定されず、任意に変更可能で
ある。例えば、液晶13のツイスト角を180゜〜27
0゜程度としてもよい。また、光入射側の偏光板14の
透過軸を下配向膜23の配向処理と平行としてもよい。
また、光出射側の偏光板15の透過軸を下偏光板14の
透過軸と平行としてもよい。
液晶13のツイスト角、及び偏光板14、15の透過軸
の配置は上記実施形態に限定されず、任意に変更可能で
ある。例えば、液晶13のツイスト角を180゜〜27
0゜程度としてもよい。また、光入射側の偏光板14の
透過軸を下配向膜23の配向処理と平行としてもよい。
また、光出射側の偏光板15の透過軸を下偏光板14の
透過軸と平行としてもよい。
【0053】上記実施形態においては、TFT液晶表示
素子を例にこの発明を説明したが、この発明は、MIM
をアクティブ素子とする液晶表示素子にも適用可能であ
る。また、アクティブ素子を使用しないパッシブマトリ
クス方式の液晶表示素子にも適用可能である。また、透
過型液晶表示素子に限らず、反射膜を備えた反射型液晶
表示素子にも適用可能である。
素子を例にこの発明を説明したが、この発明は、MIM
をアクティブ素子とする液晶表示素子にも適用可能であ
る。また、アクティブ素子を使用しないパッシブマトリ
クス方式の液晶表示素子にも適用可能である。また、透
過型液晶表示素子に限らず、反射膜を備えた反射型液晶
表示素子にも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、アクティブ素子の
寄生容量の影響を受けにくく、且つ、広視野角な液晶表
示素子を提供することができる。また、制御容量及び付
加容量を第2基板側の絶縁膜で構成するため、第1基板
側に形成されたアクティブ素子を製造過程で破壊する欠
点を低減して、歩留まり率の高い液晶表示素子を提供す
ることができる。
寄生容量の影響を受けにくく、且つ、広視野角な液晶表
示素子を提供することができる。また、制御容量及び付
加容量を第2基板側の絶縁膜で構成するため、第1基板
側に形成されたアクティブ素子を製造過程で破壊する欠
点を低減して、歩留まり率の高い液晶表示素子を提供す
ることができる。
【図1】この発明の実施形態にかかるカラーTN型液晶
表示素子の構成を示す断面図である。
表示素子の構成を示す断面図である。
【図2】TFT基板の構成を示す平面図である。
【図3】対向基板の電極の構成を示す平面図である。
【図4】配向処理の方向と液晶分子のツイスト方向の定
義を示す図である。
義を示す図である。
【図5】この発明にかかる第1実施形態の液晶表示素子
の1画素分の構成を示す断面図である。
の1画素分の構成を示す断面図である。
【図6】第1実施形態の液晶表示素子の1画素分の等価
回路を示す図である。
回路を示す図である。
【図7】第1実施形態の液晶表示素子の視角と透過率の
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図8】従来構造の液晶表示素子の視角と透過率の関係
を示す図である。
を示す図である。
【図9】この発明にかかる第2実施形態の液晶表示素子
の1画素分の構成を示す断面図である。
の1画素分の構成を示す断面図である。
【図10】この発明にかかる第3実施形態の液晶表示素
子の1画素分の構成を示す断面図である。
子の1画素分の構成を示す断面図である。
【図11】第3実施形態の液晶表示素子の1画素分の等
価回路を示す図である。
価回路を示す図である。
【図12】この発明にかかる第4実施形態の液晶表示素
子の1画素分の構成を示す断面図である。
子の1画素分の構成を示す断面図である。
【図13】第4実施形態の液晶表示素子の1画素分の等
価回路を示す図である。
価回路を示す図である。
11・・・TFT基板、12・・・対向基板、13・・・液晶、
14・・・偏光板、15・・・偏光板、16・・・液晶セル、2
1・・・TFT、22・・・画素電極、23・・・配向膜、31・
・・下層電極、32・・・ブラックマスク、33・・・カラーフ
ィルタ、34・・・オーバーコート層、35、35a、3
5b・・・上層電極、36・・・配向膜、37・・・電極端子、
38・・・付加容量電極、39・・・絶縁膜、40・・・中層電
極、SC・・・シール材、GL・・・ゲートライン、DL・・・
データライン、A1・・・通常画素、A2・・・電圧降下画素
14・・・偏光板、15・・・偏光板、16・・・液晶セル、2
1・・・TFT、22・・・画素電極、23・・・配向膜、31・
・・下層電極、32・・・ブラックマスク、33・・・カラーフ
ィルタ、34・・・オーバーコート層、35、35a、3
5b・・・上層電極、36・・・配向膜、37・・・電極端子、
38・・・付加容量電極、39・・・絶縁膜、40・・・中層電
極、SC・・・シール材、GL・・・ゲートライン、DL・・・
データライン、A1・・・通常画素、A2・・・電圧降下画素
Claims (6)
- 【請求項1】各画素領域に第1の電極が形成され、且
つ、対応する第1の電極に接続されたアクティブ素子が
形成された第1の基板と、 前記第1の基板に対向して配置された第2の基板と、 前記第2の基板の前記第1の基板に対向する面の各画素
領域の一部に形成された第2の電極と、 前記第2の電極の上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜の上の各画素領域の一部に、前記第2の電極
と接続され且つ前記第1の電極に対向して形成された第
3の電極と、 前記絶縁膜の上の各画素領域の一部に、第2の電極と一
部が対向し且つ前記第1の電極と対向して形成された第
4の電極と、 前記第2の基板上の各画素領域の一部に、対向する前記
第1の電極に接続され且つ前記第3の電極及び第4の電
極に対向して形成された第5の電極と、 前記第1と第2の基板間に封止された液晶と、を備える
ことを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】各画素領域に第1の電極が形成され、且
つ、対応する第1の電極に接続されたアクティブ素子が
形成された第1の基板と、 前記第1の基板に対向して配置された第2の基板と、 前記第2の基板の前記第1の基板に対向する面の各画素
領域の一部に、前記第1の電極と対向して形成された第
2の電極と、 前記第2の電極の上に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一部に、前記第2の
電極と接続され且つ前記第1の電極と対向して形成され
た第3の電極と、 前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一部に、前記第2の
電極と一部が対向し且つ前記第1の電極と対向して形成
された第4の電極と、 前記第3及び第4の電極の上に形成された第2の絶縁膜
と、 前記第2の絶縁膜上の各画素領域の一部に前記第3の電
極及び第4の電極に対向して形成され、且つ対向する前
記第1の電極に接続された第5の電極と、 前記第1と第2の基板間に封止された液晶と、 を備えることを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項3】各画素領域に第1の電極が形成され、且
つ、対応する第1の電極に接続されたアクティブ素子が
形成された第1の基板と、 前記第1の基板に対向して配置された第2の基板と、 前記第2の基板の前記第1の基板に対向する面の各画素
領域の一部に形成された第2の電極と、 前記第2の電極の上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上の各画素領域の一部に前記第1の電極と対
向して形成された第3の電極と、 前記絶縁膜の上に前記第2の電極と一部が対向し且つ前
記第1の電極と対向して形成された第4の電極と、 前記第2の基板上の各画素領域の一部に、対向する前記
第1の電極に接続され且つ前記第3の電極及び第4の電
極と対向して形成された第5の電極と、 前記第1と第2の基板間に封止された液晶と、を備える
ことを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項4】各画素領域に第1の電極が形成され、且
つ、対応する第1の電極に接続されたアクティブ素子が
形成された第1の基板と、 前記第1の基板に対向して配置された第2の基板と、 前記第2の基板の前記第1の基板に対向する面の各画素
領域に形成され、対向する前記第1の電極に接続された
第2の電極と、 前記第2の電極の上に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上の各画素領域の一部に形成され、前
記第1と第2の電極に対向して形成された第3の電極
と、 前記第3の電極の上に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上の各画素領域の一部に形成され、前
記第1乃至第3の電極に対向する第4の電極と、 前記第1と第2の基板間に封止された液晶と、を備える
ことを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項5】前記絶縁膜及び前記第1の絶縁膜及び前記
第2の絶縁膜はそれぞれカラーフィルタとオーバーコー
ト層の少なくとも一方より構成されることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか1つに記載の液晶表示素子。 - 【請求項6】前記絶縁膜及び前記第1の絶縁膜及び前記
第2の絶縁膜はそれぞれ比誘電率が3.0乃至4.0で
厚さが1.0乃至2.0μmに構成されていることを特
徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の液晶表
示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21395795A JPH0943638A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21395795A JPH0943638A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0943638A true JPH0943638A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16647864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21395795A Pending JPH0943638A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0943638A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010152298A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-07-08 | Toppan Printing Co Ltd | 薄膜トランジスタ及びその製造方法並びに画像表示装置 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP21395795A patent/JPH0943638A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010152298A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-07-08 | Toppan Printing Co Ltd | 薄膜トランジスタ及びその製造方法並びに画像表示装置 |
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