JPH094380A - シールド掘進機のテールシール構造およびテールシール交換方法 - Google Patents
シールド掘進機のテールシール構造およびテールシール交換方法Info
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- JPH094380A JPH094380A JP7157676A JP15767695A JPH094380A JP H094380 A JPH094380 A JP H094380A JP 7157676 A JP7157676 A JP 7157676A JP 15767695 A JP15767695 A JP 15767695A JP H094380 A JPH094380 A JP H094380A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 最後部のテールシールの締付力の低下を防ぐ
ことによりそのシール性を維持するとともに、テールシ
ールを容易に交換することができるシールド掘進機のテ
ールシール構造およびテールシール交換方法を提供す
る。 【構成】 最後部のテールシールより後方のテールプレ
ート内面に、セグメント外面に接触するとともに最後部
のテールシールをセグメントに押し付けるスポンジ状の
弾性体を取り付けたことを特徴とするシールド掘進機の
テールシール構造、および上記弾性体に特殊セグメント
に設けられた可撓性部材を拡径装置により拡径させて押
し付けて止水してからテールシールを交換することを特
徴とするテールシール交換方法。
ことによりそのシール性を維持するとともに、テールシ
ールを容易に交換することができるシールド掘進機のテ
ールシール構造およびテールシール交換方法を提供す
る。 【構成】 最後部のテールシールより後方のテールプレ
ート内面に、セグメント外面に接触するとともに最後部
のテールシールをセグメントに押し付けるスポンジ状の
弾性体を取り付けたことを特徴とするシールド掘進機の
テールシール構造、および上記弾性体に特殊セグメント
に設けられた可撓性部材を拡径装置により拡径させて押
し付けて止水してからテールシールを交換することを特
徴とするテールシール交換方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機のテー
ルシールのシール性を向上させるとともにその交換を容
易にするシールド掘進機のテールシール構造およびその
交換方法に関するものである。
ルシールのシール性を向上させるとともにその交換を容
易にするシールド掘進機のテールシール構造およびその
交換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にシールド掘進機のテール部には、
図4に示めすようなテールシール構造が施されている。
図4に示めすようなテールシール構造が施されている。
【0003】図示するように、aはシールド掘進機本体
であり、このシールド掘進機本体aの掘進方向前方部に
は地山を掘削するカツタ部dが形成されると共に掘進方
向後端部にはテール部bが形成されている。このテール
部bは筒体状のテールプレートcにより区画形成されて
おり、内側にこれに沿ってリング状のセグメントeが組
立てられる。
であり、このシールド掘進機本体aの掘進方向前方部に
は地山を掘削するカツタ部dが形成されると共に掘進方
向後端部にはテール部bが形成されている。このテール
部bは筒体状のテールプレートcにより区画形成されて
おり、内側にこれに沿ってリング状のセグメントeが組
立てられる。
【0004】セグメントは円弧状のセグメント片から形
成されており、組立てられたセグメントeの前端部をシ
ールドジャッキfが押すことによりシールド本体aが反
力を受け前進する。
成されており、組立てられたセグメントeの前端部をシ
ールドジャッキfが押すことによりシールド本体aが反
力を受け前進する。
【0005】掘削穴gの内面とセグメントeの外面との
間には裏込剤hが順次流入される。裏込剤はセメントミ
ルクなどであり、固まってセグメントと共にトンネルを
形成する。この裏込剤hがテール部b内に流出すること
を防ぐためにテールシールiが設けられている。
間には裏込剤hが順次流入される。裏込剤はセメントミ
ルクなどであり、固まってセグメントと共にトンネルを
形成する。この裏込剤hがテール部b内に流出すること
を防ぐためにテールシールiが設けられている。
【0006】テールシールiはワイヤを束ねた環状のブ
ラシであって根本の部分がテールプレート内面に固着さ
れ、先端がセグメントeと摺接している。テールシール
iは少なくとも2段設けられ、テールプレートcの各テ
ールシールi間には石油系グリースまたは樹脂の如き充
填剤を供給する供給孔jが穿設されており供給管が接続
される。
ラシであって根本の部分がテールプレート内面に固着さ
れ、先端がセグメントeと摺接している。テールシール
iは少なくとも2段設けられ、テールプレートcの各テ
ールシールi間には石油系グリースまたは樹脂の如き充
填剤を供給する供給孔jが穿設されており供給管が接続
される。
【0007】このようなテールシール構造により、テー
ル部bの内周部に沿って形成されるセグメントeの外周
面上に注入される裏込剤hや土砂などがテール部bを含
むシールド掘進機側に流出しないようにシールしてい
る。
ル部bの内周部に沿って形成されるセグメントeの外周
面上に注入される裏込剤hや土砂などがテール部bを含
むシールド掘進機側に流出しないようにシールしてい
る。
【0008】かかるテールシール構造では、掘進が長距
離にわたる場合にテールシールが摩耗、破損したり、裏
込剤が固着して柔軟性を失ったりしてシール性が低下す
るため、テールシールを交換しなければならない場合が
ある。従来テールシールを交換する際には、薬液注入や
凍結工法により地山を固め止水してから交換を行ってき
たが、地山を凍結させるには多くの日数を要し費用も高
くなる。
離にわたる場合にテールシールが摩耗、破損したり、裏
込剤が固着して柔軟性を失ったりしてシール性が低下す
るため、テールシールを交換しなければならない場合が
ある。従来テールシールを交換する際には、薬液注入や
凍結工法により地山を固め止水してから交換を行ってき
たが、地山を凍結させるには多くの日数を要し費用も高
くなる。
【0009】そこで、容易にテールシールを交換できる
方法として、例えば特開平3─244793号公報が提
案されている。図5はかかるテールシール交換方法を示
す概要図であり、図を参照しつつテールシール交換の工
程を以下説明する。なお、図中(a)は通常の掘進を行
った後掘進を止め、以下の工程のためシールドジャッキ
fを引き込んだ状態を示す。
方法として、例えば特開平3─244793号公報が提
案されている。図5はかかるテールシール交換方法を示
す概要図であり、図を参照しつつテールシール交換の工
程を以下説明する。なお、図中(a)は通常の掘進を行
った後掘進を止め、以下の工程のためシールドジャッキ
fを引き込んだ状態を示す。
【0010】(1)第1工程;外周部に加圧膨張型中空
シール7を装備した特殊セグメント9を通常のセグメン
ト8の前方に組立てる(図5(b))。 (2)第2工程;特殊セグメント9の組立完了後、通常
通りの掘進と後続セグメント8の組立をくり返し行い、
特殊セグメント9に装備した加圧膨張型中空シール7が
テールプレート2の後端部付近2aと対向する位置まで
シールド掘進機1を前進させる(図5(c))。 (3)第3工程;この位置で特殊セグメント9に装備し
た加圧膨張型中空シール7を流体(水または空気)の注
入により膨張させ、この膨張させた加圧膨張型中空シー
ル7をテールプレート2の後端部付近2aに接触させる
ことにより、テールシール5と地山との間を止水する
(図5(d))。 (4)第4工程;その後、テールシール5に接触してい
るセグメント8を解体し、テールシール5を交換する
(図示せず)。
シール7を装備した特殊セグメント9を通常のセグメン
ト8の前方に組立てる(図5(b))。 (2)第2工程;特殊セグメント9の組立完了後、通常
通りの掘進と後続セグメント8の組立をくり返し行い、
特殊セグメント9に装備した加圧膨張型中空シール7が
テールプレート2の後端部付近2aと対向する位置まで
シールド掘進機1を前進させる(図5(c))。 (3)第3工程;この位置で特殊セグメント9に装備し
た加圧膨張型中空シール7を流体(水または空気)の注
入により膨張させ、この膨張させた加圧膨張型中空シー
ル7をテールプレート2の後端部付近2aに接触させる
ことにより、テールシール5と地山との間を止水する
(図5(d))。 (4)第4工程;その後、テールシール5に接触してい
るセグメント8を解体し、テールシール5を交換する
(図示せず)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記シールド掘進機で
は、膨張した加圧膨張型中空シールと当接して止水を行
うためテールプレート後端を最後部のテールシールより
後方に延長している。しかし、この延長部分は時間の経
過とともに固まるセメントミルクなどの裏込剤に曝され
ているので、裏込剤が内面に付着固化し、さらに固化し
た裏込剤の一部がシールド掘進機の掘進とともに剥離す
ることもある。
は、膨張した加圧膨張型中空シールと当接して止水を行
うためテールプレート後端を最後部のテールシールより
後方に延長している。しかし、この延長部分は時間の経
過とともに固まるセメントミルクなどの裏込剤に曝され
ているので、裏込剤が内面に付着固化し、さらに固化し
た裏込剤の一部がシールド掘進機の掘進とともに剥離す
ることもある。
【0012】したがって、固化した裏込剤の表面には凹
凸ができるとともに、剥離した部分には段差ができてし
まうため、加圧膨張型中空シールを膨張させてテールプ
レート延長部分に当接させても隙間が生じ止水が十分で
きないという問題があった。さらに、その凹凸や段差に
より加圧膨張型中空シールが傷つき破損してしまうとい
う問題もあった。
凸ができるとともに、剥離した部分には段差ができてし
まうため、加圧膨張型中空シールを膨張させてテールプ
レート延長部分に当接させても隙間が生じ止水が十分で
きないという問題があった。さらに、その凹凸や段差に
より加圧膨張型中空シールが傷つき破損してしまうとい
う問題もあった。
【0013】また、最後部のテールシールには形状規制
をするものがないため、掘進とともに徐々に後方へ向
き、その先端がセグメントから離れてしまい、さらに裏
込剤がテールシール間に侵入し充填剤が固着してしま
う。したがって、最後部のテールシールは柔軟性を失う
とともに、その前後に差圧がなくなるためセグメントへ
の締付力が低下してしまい、シール性を喪失してしまう
という問題があった。
をするものがないため、掘進とともに徐々に後方へ向
き、その先端がセグメントから離れてしまい、さらに裏
込剤がテールシール間に侵入し充填剤が固着してしま
う。したがって、最後部のテールシールは柔軟性を失う
とともに、その前後に差圧がなくなるためセグメントへ
の締付力が低下してしまい、シール性を喪失してしまう
という問題があった。
【0014】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、最
後部のテールシールの締付力の低下を防ぐことによりそ
のシール性を維持するとともに、テールシールを容易に
交換することができるシールド掘進機のテールシール構
造およびテールシール交換方法を提供するものである。
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、最
後部のテールシールの締付力の低下を防ぐことによりそ
のシール性を維持するとともに、テールシールを容易に
交換することができるシールド掘進機のテールシール構
造およびテールシール交換方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シール
ド掘進機のテールプレート内面に、ワイヤブラシ状であ
ってセグメント外面に接触する環状のテールシールをそ
の軸方向に複数段に設け、各テールシール間に充填剤を
充填したシールド掘進機のテールシール構造において、
最後部のテールシールより後方のテールプレート内面
に、セグメント外面に接触するとともに最後部のテール
シールをセグメントに押し付ける弾性体を取り付けたこ
とを特徴とするシールド掘進機のテールシール構造が提
供される。
ド掘進機のテールプレート内面に、ワイヤブラシ状であ
ってセグメント外面に接触する環状のテールシールをそ
の軸方向に複数段に設け、各テールシール間に充填剤を
充填したシールド掘進機のテールシール構造において、
最後部のテールシールより後方のテールプレート内面
に、セグメント外面に接触するとともに最後部のテール
シールをセグメントに押し付ける弾性体を取り付けたこ
とを特徴とするシールド掘進機のテールシール構造が提
供される。
【0016】また、上記スポンジ状の弾性体を、拡径装
置を有する特殊セグメントにより圧縮して止水性能を高
めている。
置を有する特殊セグメントにより圧縮して止水性能を高
めている。
【0017】さらに、上記特殊セグメントに設けられた
径方向に貫通する孔と、その孔と連通するバルブにより
止水効果を確認してもよい。
径方向に貫通する孔と、その孔と連通するバルブにより
止水効果を確認してもよい。
【0018】また本発明によれば、シールド掘進機のテ
ールプレート内面に、ワイヤブラシ状であってセグメン
ト外面に接触する環状のテールシールをその軸方向に複
数段に設け、各テールシール間に充填剤を充填し、最後
部のテールシールより後方のテールプレート内面にセグ
メント外面に接触するとともに最後部のテールシールを
セグメントに押し付けるスポンジ状の弾性体を取り付け
たテールシール構造を有するシールド掘進機のテールシ
ール交換方法において、シールド掘進機の掘進途中で、
上記弾性体を圧縮して止水性能を高めるための特殊セグ
メントを組み立てる第1工程と、掘進および後続セグメ
ントの組み立てを、上記弾性体が特殊セグメントの位置
に来るまで繰り返す第2工程と、特殊セグメントにより
上記弾性体を圧縮して止水性能を高める第3工程と、テ
ールシールに接触しているセグメントを解体してテール
シールを交換する第4工程とからなることを特徴とする
シールド掘進機のテールシール交換方法が提供される。
ールプレート内面に、ワイヤブラシ状であってセグメン
ト外面に接触する環状のテールシールをその軸方向に複
数段に設け、各テールシール間に充填剤を充填し、最後
部のテールシールより後方のテールプレート内面にセグ
メント外面に接触するとともに最後部のテールシールを
セグメントに押し付けるスポンジ状の弾性体を取り付け
たテールシール構造を有するシールド掘進機のテールシ
ール交換方法において、シールド掘進機の掘進途中で、
上記弾性体を圧縮して止水性能を高めるための特殊セグ
メントを組み立てる第1工程と、掘進および後続セグメ
ントの組み立てを、上記弾性体が特殊セグメントの位置
に来るまで繰り返す第2工程と、特殊セグメントにより
上記弾性体を圧縮して止水性能を高める第3工程と、テ
ールシールに接触しているセグメントを解体してテール
シールを交換する第4工程とからなることを特徴とする
シールド掘進機のテールシール交換方法が提供される。
【0019】また、上記特殊セグメントの外周面には、
これを囲む環状の可撓性部材の前方端が固着されてお
り、さらに可撓性部材の後方端を径方向外方に拡げる拡
径装置が設けられている。
これを囲む環状の可撓性部材の前方端が固着されてお
り、さらに可撓性部材の後方端を径方向外方に拡げる拡
径装置が設けられている。
【0020】さらに、上記第3工程終了後、上記特殊セ
グメントに設けられた径方向に貫通する孔と、その孔と
連通するバルブにより、止水効果を確認する工程を有す
るようにしてもよい。
グメントに設けられた径方向に貫通する孔と、その孔と
連通するバルブにより、止水効果を確認する工程を有す
るようにしてもよい。
【0021】
【作用】上記本発明のテールシール構造およびテールシ
ール交換方法によれば、最後部のテールシールより後方
のテールプレート内面に、セグメント外面に接触すると
ともに最後部のテールシールをセグメントに押し付ける
スポンジ状の弾性体を取り付けたことにより、最後部の
テールシールの形状を規制して、最後部のテールシール
の締付力の低下を防ぎ、そのシール性を維持することが
できる。
ール交換方法によれば、最後部のテールシールより後方
のテールプレート内面に、セグメント外面に接触すると
ともに最後部のテールシールをセグメントに押し付ける
スポンジ状の弾性体を取り付けたことにより、最後部の
テールシールの形状を規制して、最後部のテールシール
の締付力の低下を防ぎ、そのシール性を維持することが
できる。
【0022】さらに、その弾性体に、特殊セグメントに
設けられた可撓性部材の後方端を拡径装置により拡げて
押し付けているため、十分な止水ができるとともに容易
にテールシールを交換することができる。また、特殊セ
グメントに設けられた径方向に貫通する孔と、その孔と
連通するバルブにより、止水効果を確認することができ
る。
設けられた可撓性部材の後方端を拡径装置により拡げて
押し付けているため、十分な止水ができるとともに容易
にテールシールを交換することができる。また、特殊セ
グメントに設けられた径方向に貫通する孔と、その孔と
連通するバルブにより、止水効果を確認することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図1から図
3を参照して説明する。なお、各図において従来と共通
する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。
3を参照して説明する。なお、各図において従来と共通
する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。
【0024】図1は本発明のテールシール交換方法の説
明図である。図1に示すシールド掘進機1のテールシー
ル構造は、シールド掘進機1のテールプレート2内面
に、ワイヤブラシ状であってセグメント8外面に接触す
る環状のテールシール5,6をその軸方向に2段に設
け、それらのテールシール5,6の間に充填剤10を充
填したシールド掘進機1のテールシール構造において、
最後部のテールシール6より後方のテールプレート2内
面に、セグメント8外面に接触するとともに最後部のテ
ールシール6をセグメント8に押し付けるスポンジ状の
弾性体3を取り付けたことを特徴とするものである。
明図である。図1に示すシールド掘進機1のテールシー
ル構造は、シールド掘進機1のテールプレート2内面
に、ワイヤブラシ状であってセグメント8外面に接触す
る環状のテールシール5,6をその軸方向に2段に設
け、それらのテールシール5,6の間に充填剤10を充
填したシールド掘進機1のテールシール構造において、
最後部のテールシール6より後方のテールプレート2内
面に、セグメント8外面に接触するとともに最後部のテ
ールシール6をセグメント8に押し付けるスポンジ状の
弾性体3を取り付けたことを特徴とするものである。
【0025】このスポンジ状の弾性体3は、水などの液
体を通さない非浸透性の弾性体(例えば独立気泡を有す
るスポンジなど)であって、最後部のテールシール6の
背面およびセグメント8外面に接触するように最後部の
テールシール6より後方のテールプレート2内面に接着
剤などにより固着されている。
体を通さない非浸透性の弾性体(例えば独立気泡を有す
るスポンジなど)であって、最後部のテールシール6の
背面およびセグメント8外面に接触するように最後部の
テールシール6より後方のテールプレート2内面に接着
剤などにより固着されている。
【0026】このスポンジ状の弾性体3を取り付けるこ
とにより、掘進中に裏込剤がシールド掘進機1後方に注
入された場合、弾性体3を介して裏込剤の圧力が最後部
のテールシール6の背面にかかり、セグメント8外面に
押し付けられる。したがって、最後部のテールシール6
が後方へ向き、その先端がセグメント8から離れること
を防ぐことができ、さらに裏込剤がテールシール5,6
間に侵入し充填剤10が固着することもない。
とにより、掘進中に裏込剤がシールド掘進機1後方に注
入された場合、弾性体3を介して裏込剤の圧力が最後部
のテールシール6の背面にかかり、セグメント8外面に
押し付けられる。したがって、最後部のテールシール6
が後方へ向き、その先端がセグメント8から離れること
を防ぐことができ、さらに裏込剤がテールシール5,6
間に侵入し充填剤10が固着することもない。
【0027】つまり、裏込剤の注入により最後部のテー
ルシール6前後の差圧が大きくなるため、より高いセグ
メントへの締付力を得ることができ、シール性を向上さ
せることができる。
ルシール6前後の差圧が大きくなるため、より高いセグ
メントへの締付力を得ることができ、シール性を向上さ
せることができる。
【0028】なお、図中、4はシールド掘進機1のシー
ルドジャッキ、9は本発明のテールシール交換方法で使
用する特殊セグメントである。
ルドジャッキ、9は本発明のテールシール交換方法で使
用する特殊セグメントである。
【0029】図2は特殊セグメント9の側面断面図であ
り、図3は図2におけるIII−III断面図である。
特殊セグメント9には、その外周面を囲む環状の可撓性
部材11の前方端が固着されており、さらに可撓性部材
11の後方端を径方向外方に拡げる拡径装置21が設け
られている。
り、図3は図2におけるIII−III断面図である。
特殊セグメント9には、その外周面を囲む環状の可撓性
部材11の前方端が固着されており、さらに可撓性部材
11の後方端を径方向外方に拡げる拡径装置21が設け
られている。
【0030】また、径方向に貫通する孔17と、その孔
17と連通するバルブ18も設けられている。
17と連通するバルブ18も設けられている。
【0031】拡径装置21は、特殊セグメント9の径方
向に貫通するとともにその一部がねじ切りされている孔
14と、一端がねじ切りされるとともに他端には孔14
に螺合させるための把手16が設けられ、さらにねじ切
りされた側の先端には可撓性部材11と接続するための
接続ピン19が設けられた棒状部材13と、孔14をシ
ールするOリング15とから構成されている。
向に貫通するとともにその一部がねじ切りされている孔
14と、一端がねじ切りされるとともに他端には孔14
に螺合させるための把手16が設けられ、さらにねじ切
りされた側の先端には可撓性部材11と接続するための
接続ピン19が設けられた棒状部材13と、孔14をシ
ールするOリング15とから構成されている。
【0032】可撓性部材11は、ゴム系の弾性体などで
あって、拡径装置21の接続ピン19と接続できるよう
に、円筒部材の両端にフランジを設けた接続金具12が
設けられている。
あって、拡径装置21の接続ピン19と接続できるよう
に、円筒部材の両端にフランジを設けた接続金具12が
設けられている。
【0033】孔17は、特殊セグメント9を組み立てた
ときに、拡径装置21よりシールド掘進機1の前方に位
置するように設けられている。
ときに、拡径装置21よりシールド掘進機1の前方に位
置するように設けられている。
【0034】なお、拡径装置21、孔17およびバルブ
18は、その施工条件などにより設けられる数が異な
り、またいくつかの特殊セグメント9が組み立てられて
一つのリングを形成するため(図3参照)、特殊セグメ
ント9には孔17およびバルブ18を有しないものもあ
る。
18は、その施工条件などにより設けられる数が異な
り、またいくつかの特殊セグメント9が組み立てられて
一つのリングを形成するため(図3参照)、特殊セグメ
ント9には孔17およびバルブ18を有しないものもあ
る。
【0035】図1に戻って、本発明によるシールド掘進
機1のテールシール交換方法について説明する。なお、
図1(a)は、通常の掘進を行った後掘進を止め、以下
の工程のためシールドジャッキ4を引き込んだ状態を示
している。
機1のテールシール交換方法について説明する。なお、
図1(a)は、通常の掘進を行った後掘進を止め、以下
の工程のためシールドジャッキ4を引き込んだ状態を示
している。
【0036】図1(b)は、シールド掘進機1の掘進途
中で、スポンジ状の弾性体3を圧縮して止水性能を高め
るための特殊セグメント9を組み立てる第1工程を示し
ている。
中で、スポンジ状の弾性体3を圧縮して止水性能を高め
るための特殊セグメント9を組み立てる第1工程を示し
ている。
【0037】特殊セグメント9は、通常のセグメント8
に比べて幅が狭いため、シールド掘進機1機内で水平な
状態でリングを形成することができる。したがって、特
殊セグメント9をシールド掘進機1機内で水平な状態で
リングを形成してから可撓性部材11を特殊セグメント
9の外周面に固着している。さらに、棒状部材13を把
手16により孔14に螺合させ、可撓性部材11の接続
金具12に接続ピン19を通し、接続ピン19の突出し
た箇所にスナップリングなどを嵌め込んで固定してい
る。
に比べて幅が狭いため、シールド掘進機1機内で水平な
状態でリングを形成することができる。したがって、特
殊セグメント9をシールド掘進機1機内で水平な状態で
リングを形成してから可撓性部材11を特殊セグメント
9の外周面に固着している。さらに、棒状部材13を把
手16により孔14に螺合させ、可撓性部材11の接続
金具12に接続ピン19を通し、接続ピン19の突出し
た箇所にスナップリングなどを嵌め込んで固定してい
る。
【0038】その後特殊セグメント9を起立させて、他
のセグメント8と連結して特殊セグメント9の組み立て
が完了する。
のセグメント8と連結して特殊セグメント9の組み立て
が完了する。
【0039】図1(c)は、掘進および後続セグメント
8の組み立てを、弾性体3が特殊セグメント9の位置に
来るまで繰り返す第2工程を示している。
8の組み立てを、弾性体3が特殊セグメント9の位置に
来るまで繰り返す第2工程を示している。
【0040】図1(d)は、特殊セグメント9の拡径装
置21により可撓性部材11をその径方向外方に拡げ
て、弾性体3を圧縮して止水性能を高める第3工程を示
している。弾性体3はテールプレート2内面に固着され
るとともに最後部のテールシール6の背面に接触してい
るため、可撓性部材11をその径方向外方に拡げれば、
弾性体3の弾性力により、その接触面を完全に止水する
ことができる。
置21により可撓性部材11をその径方向外方に拡げ
て、弾性体3を圧縮して止水性能を高める第3工程を示
している。弾性体3はテールプレート2内面に固着され
るとともに最後部のテールシール6の背面に接触してい
るため、可撓性部材11をその径方向外方に拡げれば、
弾性体3の弾性力により、その接触面を完全に止水する
ことができる。
【0041】その後、図示しないが第4工程として、テ
ールシール5,6に接触しているセグメント8を解体し
てテールシール5,6を交換する。
ールシール5,6に接触しているセグメント8を解体し
てテールシール5,6を交換する。
【0042】上記第3工程により、テールプレート2と
セグメント9との間を完全に止水することができるた
め、テールシール5,6に接触しているセグメント8を
解体してもシールド掘進機1機内に水などが流入するこ
とがなく、容易にテールシール5,6を交換することが
できる。
セグメント9との間を完全に止水することができるた
め、テールシール5,6に接触しているセグメント8を
解体してもシールド掘進機1機内に水などが流入するこ
とがなく、容易にテールシール5,6を交換することが
できる。
【0043】また、上記第3工程後、特殊セグメント9
に設けられた径方向に貫通する孔17と連通するバルブ
18を開いて、止水効果を確認してから第4工程に移行
すれば、より確実に止水した状態でテールシール5,6
を交換することができる。なお、止水効果を確認した結
果、止水が十分にされていない場合には、薬液注入など
により地山改良してから第4工程に移行してもよい。
に設けられた径方向に貫通する孔17と連通するバルブ
18を開いて、止水効果を確認してから第4工程に移行
すれば、より確実に止水した状態でテールシール5,6
を交換することができる。なお、止水効果を確認した結
果、止水が十分にされていない場合には、薬液注入など
により地山改良してから第4工程に移行してもよい。
【0044】本発明は、上述した実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは
勿論である。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは
勿論である。
【0045】
【発明の効果】上述した本発明のシールド掘進機のテー
ルシール構造およびテールシール交換方法によれば、最
後部のテールシールより後方のテールプレート内面にス
ポンジ状のパッキンを取り付けることにより、最後部の
テールシールのセグメントへの高い締付力を得ることが
でき、シール性を向上させることができるとともに、テ
ールシールが破損したり、裏込剤が固着して柔軟性を失
ったりすることがなくなるため、テールシールを交換す
る回数を少なくすることができ、工期を短縮することが
できる。
ルシール構造およびテールシール交換方法によれば、最
後部のテールシールより後方のテールプレート内面にス
ポンジ状のパッキンを取り付けることにより、最後部の
テールシールのセグメントへの高い締付力を得ることが
でき、シール性を向上させることができるとともに、テ
ールシールが破損したり、裏込剤が固着して柔軟性を失
ったりすることがなくなるため、テールシールを交換す
る回数を少なくすることができ、工期を短縮することが
できる。
【0046】また、可撓性部材および拡径装置有する特
殊セグメントを使用するだけで容易に止水することがで
きるため、テールシールの交換にかかる手間や日数を削
減することができる。
殊セグメントを使用するだけで容易に止水することがで
きるため、テールシールの交換にかかる手間や日数を削
減することができる。
【0047】さらに、特殊セグメントに、その径方向に
貫通する孔と、その孔と連通するバルブを設けるだけで
止水効果を確認することができるため、弾性体や可撓性
部材の破損などにより十分に止水されていないときに、
テールシールを交換してしまってシールド掘進機機内に
地下水や裏込剤などが流入することを確実かつ容易に防
止することができる。
貫通する孔と、その孔と連通するバルブを設けるだけで
止水効果を確認することができるため、弾性体や可撓性
部材の破損などにより十分に止水されていないときに、
テールシールを交換してしまってシールド掘進機機内に
地下水や裏込剤などが流入することを確実かつ容易に防
止することができる。
【図1】本発明のテールシール交換方法の説明図であ
る。
る。
【図2】特殊セグメントの側面断面図である。
【図3】図2におけるIII−III断面図である。
【図4】従来のシールド掘進機のテール部側面断面図で
ある。
ある。
【図5】従来のテールシール交換方法の説明図である。
1 シールド掘進機 2 テールプレート 3 スポンジ状の弾性体 4 シールドジャッキ 5,6 テールシール 7 加圧膨張型中空シール 8 セグメント 9 特殊セグメント 10 充填剤 11 可撓性部材 12 接続金具 13 棒状部材 14,17 孔 15 Oリング 16 把手 18 バルブ 19 接続ピン 21 拡径装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 輪違 隆志 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 シールド掘進機のテールプレート内面
に、ワイヤブラシ状であってセグメント外面に接触する
環状のテールシールをその軸方向に複数段に設け、各テ
ールシール間に充填剤を充填したシールド掘進機のテー
ルシール構造において、 最後部のテールシールより後方のテールプレート内面
に、セグメント外面に接触するとともに最後部のテール
シールをセグメントに押し付けるスポンジ状の弾性体を
取り付けたことを特徴とするシールド掘進機のテールシ
ール構造。 - 【請求項2】 上記スポンジ状の弾性体を、拡径装置を
有する特殊セグメントにより圧縮して止水性能を高める
請求項1記載のシールド掘進機のテールシール構造。 - 【請求項3】 上記特殊セグメントに設けられた径方向
に貫通する孔と、その孔と連通するバルブにより止水効
果を確認する請求項2記載のシールド掘進機のテールシ
ール構造。 - 【請求項4】 シールド掘進機のテールプレート内面
に、ワイヤブラシ状であってセグメント外面に接触する
環状のテールシールをその軸方向に複数段に設け、各テ
ールシール間に充填剤を充填し、最後部のテールシール
より後方のテールプレート内面にセグメント外面に接触
するとともに最後部のテールシールをセグメントに押し
付けるスポンジ状の弾性体を取り付けたテールシール構
造を有するシールド掘進機のテールシール交換方法にお
いて、 シールド掘進機の掘進途中で、上記弾性体を圧縮して止
水性能を高めるための特殊セグメントを組み立てる第1
工程と、 掘進および後続セグメントの組み立てを、上記弾性体が
特殊セグメントの位置に来るまで繰り返す第2工程と、 特殊セグメントにより上記弾性体を圧縮して止水性能を
高める第3工程と、 テールシールに接触しているセグメントを解体してテー
ルシールを交換する第4工程とからなることを特徴とす
るシールド掘進機のテールシール交換方法。 - 【請求項5】 上記特殊セグメントの外周面には、これ
を囲む環状の可撓性部材の前方端が固着されており、さ
らに可撓性部材の後方端を径方向外方に拡げる拡径装置
が設けられている請求項4記載のシールド掘進機のテー
ルシール交換方法。 - 【請求項6】 上記第3工程終了後、上記特殊セグメン
トに設けられた径方向に貫通する孔と、その孔と連通す
るバルブにより、止水効果を確認する工程を有する請求
項4記載のシールド掘進機のテールシール交換方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7157676A JPH094380A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | シールド掘進機のテールシール構造およびテールシール交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7157676A JPH094380A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | シールド掘進機のテールシール構造およびテールシール交換方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094380A true JPH094380A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15654954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7157676A Pending JPH094380A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | シールド掘進機のテールシール構造およびテールシール交換方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094380A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012154043A (ja) * | 2011-01-24 | 2012-08-16 | Tohoku Oshima Kogyo Kk | シールド掘進機のテールシール |
| CN109707386A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-05-03 | 上海隧道工程有限公司 | 一次性更换盾构机第一道盾尾刷的方法 |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP7157676A patent/JPH094380A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012154043A (ja) * | 2011-01-24 | 2012-08-16 | Tohoku Oshima Kogyo Kk | シールド掘進機のテールシール |
| CN109707386A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-05-03 | 上海隧道工程有限公司 | 一次性更换盾构机第一道盾尾刷的方法 |
| CN109707386B (zh) * | 2018-12-18 | 2020-10-27 | 上海隧道工程有限公司 | 一次性更换盾构机第一道盾尾刷的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031226 |