JPH0943931A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0943931A
JPH0943931A JP7197273A JP19727395A JPH0943931A JP H0943931 A JPH0943931 A JP H0943931A JP 7197273 A JP7197273 A JP 7197273A JP 19727395 A JP19727395 A JP 19727395A JP H0943931 A JPH0943931 A JP H0943931A
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color
image
toner
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JP7197273A
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English (en)
Inventor
Takao Kumasaka
隆夫 熊坂
Tatsuo Ikawa
辰夫 伊川
Tomoshige Kurohane
基滋 黒羽根
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Koki Holdings Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多色印刷における混色を抑制し、さらに、画像
濃度の低下やトナー飛散が多くなる傾向を防止する。 【構成】2色目画像の印刷密度を計測する手段と印刷頁
数を認識する手段と、第2現像手段の現像ロールの回転
数を変化させる回転数制御手段とを設け、所定の印刷密
度以下の印刷頁が所定の頁数を越える場合に、前記回転
数制御手段により現像ロールの回転数を標準回転数より
も10乃至40%増加させる。さらに、上記した第1の
方法に加えて、温湿度検出手段を設け、それに基づい
て、再帯電器の制御電圧又は現像バイアスを制御する。 【効果】鮮明な高速多色印刷を小型な装置で実現可能な
画像形成装置を提供できる。また、環境条件が変化して
も、長期にわたって混色の増大や地カブリや画像濃度低
下がなく安定した多色印刷品質を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真記録装置に係
り、特に、感光体上で多色像形成し、多色印刷を行うに
好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真による画像形成装置につ
いて、感光体が2回転及び1回転する間に2色印刷を行
う2色記録装置を例に説明する。
【0003】感光体が2回転する間に2色印刷を行う2
パス2色記録装置は、感光体の周囲に帯電手段,露光手
段、各色に対応する第1現像機及び第2現像機を配置
し、帯電,露光により電荷像を作成し、次いで、電荷の
消失した部分に現像部で感光体の極性と同極性のトナー
を付着させる反転現像(現像方式としては、電荷がある
高電位部を感光体の極性と逆極性のトナーを用い正規現
像にて現像するようにしても良い)を感光体が1回転毎
に行い、これらの作像工程を感光体が2回転する間に2
回繰返し、感光体上に2色のトナー像を形成し、それを
転写部にて用紙に写し、その後、定着器にてトナーを熱
融解させ用紙に固着させていた。
【0004】又、感光体が1回転する間に2色印刷を行
う1パス2色画像形成装置は、上記した2回転2色印刷
方式とほぼ同様な構成において、例えば、トライレベル
2色現像方法を用いて2色印刷を行うことができる。ト
ライレベル2色現像方法は、感光体の周囲に帯電手段と
1色目及び2色目画像信号に対し一方をポジ弱露光、他
方をネガ強露光にて感光体を露光する露光手段を配置
し、これらを用いた帯電,露光工程により、3値の電荷
潜像を形成し、帯電極性の異なるトナーを用いた第1現
像機及び第2現像機にて、高電位部を感光体の極性と逆
極性のトナーを用いた正規現像にて現像すると共に低電
位部を感光体の極性と同極性のトナーを用いた反転現像
にて現像し、感光体上に2色のトナー像を形成し、転写
前帯電器にて正負のトナーの極性をどちらか一方の極性
になるようにし、それを転写器にて用紙に転写し、その
後、定着器にてトナーを熱融解させ用紙に固着させ、感
光体が1回転で2色印刷を行っていた。
【0005】しかし、これらの方式を用いて高速印刷を
行う際に次の欠点が生じた。すなわち、2色目以後の作
像ユニットにおいて現像を接触現像にて行う場合、後段
の現像の過程で前段で形成したトナー画像が僅かしか掻
き取られない場合であっても、後段の画像に前段のトナ
ーが混じる混色が印刷頁を増やすにつれ顕著になり、鮮
明な多色印刷が困難になるケースが生じた。
【0006】このような混色を防止するために、 印刷画像の現像工程とは別に、分離工程(分離モー
ド)を設け混入トナーを除去する方法が特開平2−14176
8号公報,特開平4−20981号公報,特開平5−224514号公
報等に記載されている。特開平4−20981号公報は、1色
目トナーと2色目トナーに同一極性のトナーを用いると
共に1色目トナーが第2現像剤中に混入した場合1色目
トナーの極性が反転し2色目トナーと異極性となるよう
に構成し、第1現像剤消費量を計測し(混入量を予測
し)、それに基づいて、通常の現像工程とは別な分離モ
ード、すなわち、第2現像機のみを回転作動させる工程
を設け、混入トナーを除去するものである。
【0007】又、特開平2−141768 号公報は、1色目ト
ナーに非磁性トナー、2色目トナーに磁性トナーを用い
現像開始電位差が異なるように構成し、分離モードにお
いては、感光体の帯電電位と第2現像機のバイアス電圧
小さくし、混入した1色目トナーのみが感光体に排出す
るように第2現像機のみを回転作動させるものである。
【0008】さらに、特開平5−224514 号公報は、1色
目トナーと2色目トナーに異極性のトナーを用い、混入
量の予測を背景部のかぶりから推定し、分離モードにお
いては、第2現像機の回転数を通常の現像時の2倍程度
に増大させ混入トナーを排出させるものである。
【0009】又、静電分離用の電極ロールを設ける方
法が特開昭63−43180 号公報で提案されている。
【0010】さらに、感光体に印字領域と隣接する分
離体を設け混入した1色目トナーと2色目トナーの現像
開始特性の差を利用して混入トナーを除去する方法が特
開平2−141764 号公報に提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、分離モードを
設ける(の)方法は印刷速度がその分だけ遅くなり、
分離電極設ける(の)方法や感光分離体を設ける(
の)方法は現像機や感光体が大型化する傾向があった。
【0012】又、2色目以後の現像において、前段で形
成したトナー画像を掻き取らない接触現像を行う場合、
周速比χ(≡現像ロール周速/感光体周速)が通常の場
合よりも低くなり現像剤の供給量が低下する為、印刷条
件によっては画像濃度が低下したり、トナー帯電量が低
めに設定し画像濃度を確保しようとするとトナー飛散が
多くなる傾向が生じ、鮮明な多色印刷が困難になるケー
スが生じた。
【0013】本発明は、前記した欠点を除去するもの
で、その第1の目的は、鮮明な高速多色印刷を小型な装
置で実現可能な画像形成装置を提供することである。
【0014】又、環境条件の変化に伴ってトナーの帯電
性が変化すると、地カブリや画像濃度低下が発生し多色
印刷品質が変動する傾向があった。
【0015】本発明の第2の目的は、環境条件が変化し
ても、長期にわたって混色の増大や地カブリや画像濃度
低下がなく安定した多色印刷品質を確保できる画像形成
装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的は、複
数の帯電手段と画像信号に基づいて像露光を行う複数の
露光手段により複数の電荷潜像を順次形成し、複数の現
像手段により複数色のトナーを順次現像し、感光体上に
複数色のトナー像を形成した後、転写材に一括転写し、
定着する画像形成装置において、画像の印刷密度(黒面
積/(黒面積+白面積)で定義される。以下、印字率と
略称する。)を計測する印字率計測手段と所定の印字率
の印刷頁数を認識する印刷頁認識手段と、現像手段の現
像ロールの回転数を変化させる回転数制御手段とを設
け、少なくとも、2色目以降の画像の印字率が所定の印
字率以下となる印刷頁が所定の頁数を越える場合に、前
記回転数制御手段により第2現像以降の該当する現像手
段の現像ロールの回転数を標準回転数の10乃至40
%、より好ましくは、15乃至30%、増加させること
により達成される。
【0017】又、上記の第2の目的は、上記した第1の
方法に加えて、画像形成装置内の温湿度を検出する温湿
度検出手段を配置し、それに基づいて、帯電器の制御電
圧又は現像バイアスを制御することにより達成される。
【0018】
【作用】本発明では、印刷条件のなかで混色が多くなる
傾向がある低い印字率の印刷を多数頁印刷を行う場合で
あっても、混入トナーの帯電量が2色目トナーと同等乃
至低めで且つ同一極性に設定されているので、現像ロー
ルの回転数を増加させ現像トナー量を増加させ、それと
同時に該現像トナー中に含まれる混入トナーの排出を促
進させることができる。従って、所定の印刷密度以下の
印刷頁が所定の頁数を越える場合であっても混色が増大
することがない。
【0019】又、現像ロール回転数の増大は1色目画像
掻き取りが生じない範囲で行うので、現像工程以外に分
離モードを設ける必要がなく、その結果、印刷速度が低
下することがない。さらに、新たに分離ロールや分離体
等の付加機構を設ける必要がないので装置全体が大型化
することがない。
【0020】又、本発明では、再帯電器の制御電圧と第
2現像バイアス電圧とを画像形成装置内の温湿度に基づ
いて制御するようにしたので、環境条件が変化しトナー
の帯電量が変化ても、第2現像バイアス電圧を変化させ
2色目画像濃度をほぼ一定に保つことができ、且つ、1
色目トナー画像電位と第2現像バイアス電圧との電位差
に基づく1色目トナー画像の電気的掻き取りや1色目ト
ナー画像への2色目トナーの混入をほぼ一定に維持でき
るので、多色印刷品質が変動することがない。
【0021】
【実施例】
(1)第1の実施例 本発明の、電子写真による画像形成装置の一例を、図1
を用いて説明する。
【0022】本例は、2色記録装置で感光体1が2回転
する間に2パス2色印刷を行う方式のものである。
【0023】図1において、感光体1の周囲に帯電手段
2,露光手段3,黒色に対応する第1現像機4及びR,
G,B色から所望の色を選定した有彩色に対応する第2
現像機5を配置し、帯電,露光により第1の電荷像を作
成し、次いで、電荷の消失した部分を第1現像機4で感
光体1の極性と同極性の黒トナーを付着させる反転現像
(現像方式としては、電荷がある高電位部を感光体の極
性と逆極性のトナーを用い正規現像にて現像するように
しても良い)を行う。次に、帯電手段2にて感光体上を
一様帯電し、その後露光手段3より第2の静電潜像を形
成し、第2現像機5により感光体1の極性と同極性の有
彩色トナーを付着させる反転現像を行うものである。前
述のように、作像工程を感光体1が2回転する間に2回
繰返し、感光体1上に2色のトナー像を形成し、転写前
帯電器6にて2色トナー像の帯電量を調整し、それを転
写部にて転写器8にバイアス電圧を印加することによっ
て用紙に写し、その後、図示していない定着器にてトナ
ーを熱融解させ用紙に固着させていた。なお、転写終了
後感光体1上に残留するトナーはクリーナ10によって
清掃する構成となっている。
【0024】又、感光体1の周囲には表面電位を検出す
る表面電位計11が、第1,第2現像機4,5の中間に
配置されている。
【0025】本発明に用いる第2現像機5は、2色目現
像剤としてトナーとキャリアから構成される二成分接触
現像を用い、現像ロール40の表面を形成する現像スリ
ーブを感光体1と同方向に回転させ、第2現像バイアス
として直流バイアスVd2 を印加している。現像ロール
40は、感光体1と対向する部分に同一極性の2つの磁
極が位置するように、内蔵するマグネットロールを構成
し固定している。現像剤はドクター板により所定の厚さ
に規制され、感光体1と対向する部分、即ち現像部に搬
送され、トナーによる現像を行う。
【0026】次に、第2現像条件について説明する。現
像ギャップを700〜1000μm、ドクターギャップ
を600〜800μmとし、現像スリーブの周速を感光
体1の周速の1.0倍〜1.6倍とし、第2現像条件の検
討を行った。キャリアとしては、1色目キャリアと同等
乃至より高抵抗(約109 乃至1014Ωcm)のキャリ
ア、例えば、樹脂キャリアやコーティングを施したフェ
ライトキャリアを用いた。樹脂キャリアは、嵩密度1.
0乃至1.6g/cm3,飽和磁化60乃至80emu/gの
球形及び不定形の樹脂キャリアを用い、トナーとの混合
比は4乃至15重量%に調合した。又、フェライトキャ
リアを用いる場合は、嵩密度2.2乃至2.7g/cm3
飽和磁化20乃至70emu/gの略球形のものを用い、
トナーとの混合比は2乃至5重量%に調合した。2色目
カラートナーの帯電量は、2色目静電潜像のコントラス
ト電位(明部と暗部との差)は450乃至550Vと1
色目静電潜像のコントラスト電位(550乃至600
V)より小さくなるので、2色目カラートナーの帯電量
を約−7乃至−12μc/gとし、画像濃度を確保でき
るようにした。
【0027】第2現像機5の現像ロール40において、
現像部に形成される同極着磁について、さらに説明す
る。マグネットロールの現像部には、2つの同極磁石が
埋め込まれ、前記同極磁石にて発生する磁力分布の第1
磁力ピークB1及び第2磁力ピークB2が800乃至1
300G(ガウス)であって、第1及び第2の磁力ピー
ク間の角度(磁極角θsと略称)が25乃至40度、Δ
B(=B1−B0 )が500乃至800Gの範囲となる
よう設定したところ、有効長(磁気ブラシを形成し現像
剤を搬送する部分の軸方向長さ)約300mmに対し感光
体に対する磁気ブラシの摺擦力は20gf以下、望まし
い組合せにおいては、10gf以下、さらに望ましい組
合せにおいては、5gf以下に小さくできることが判明
した。又、画像濃度については、感光体として有機感光
体(OPC)を用い、周速100乃至300mm/sec の
感光体上に、コントラスト電位が約450Vの2色目静
電潜像を形成し、現像スリーブの周速を感光体1の周速
の1.0倍〜1.6倍としさらに該現像スリーブに250
乃至350Vの第2現像バイアスを印加し反転現像を行
ったところ、画像濃度1.3乃至1.4(O.D)を確保
できた。
【0028】又、2色目現像剤中に混入した1色目トナ
ーは、2色目キャリアと摩擦帯電した場合極性が維持さ
れ且つ、帯電量が約−5乃至−10μc/gとなる様に
設定し、2色目トナーと共に2色目画像部に現像できる
ようにした。
【0029】さらに、第2現像機5の現像ロール40
(現像スリーブ)を回転させるモータ47は回転数制御
手段46にて駆動するようにし、回転数を変化させるこ
とが可能な構成とした。
【0030】又、2色印刷信号41はメモリー回路42
に一時蓄えられ、画像の印刷密度や印刷頁を判定するの
に必要な情報が判定部44に送られる。判定部44は、
画像の印刷密度を計測する印刷密度計測手段と所定の印
刷密度の印刷頁数を認識する印刷頁認識手段から成り、
所定の印刷密度以下の印刷頁数を制御部45に伝達す
る。制御部45においては、所定の印刷密度以下の印刷
頁が所定の頁数を越える場合に現像ロール40の回転数
を増加させる制御信号を回転数制御手段46に送り、現
像ロール40の回転数を制御する。
【0031】このような構成において2色印刷を行った
結果を以下に説明する。
【0032】先ず、制御を行わない従来の2色印刷の場
合の2色目トナー画像の混色率と画像濃度を図9に示
す。2色目トナー画像の混色率は、1.5乃至2.5(K
P)で一端、飽和値を示したが、4乃至5(KP)で画
像濃度が低下すると混色は再度上昇する傾向を示した。
すなわち、2色目トナー画像の画像濃度が低くなると、
混入した1色目トナーの排出量が減少する為、一端、飽
和値を示した混色率が再度増加したものと判断される。
【0033】又、飽和混色率は、図10に示すように、
2色目画像の印字率(印刷密度)に依存し、印字率が小
さくなると、飽和混色率は増大する傾向を示した。
【0034】次に2色目画像の印字率を計測する印字率
計測手段と所定の印字率の印刷頁数を認識する印刷頁認
識手段と、第2現像手段の現像ロールの回転数を変化さ
せる回転数制御手段とを設け、2色目画像の印字率が所
定の印字率以下となる印刷頁が所定の頁数を越える場合
に、前記回転数制御手段により第2現像手段の現像ロー
ルの回転数を標準回転数よりも最大10乃至40%増加
させる制御を行った場合について説明する。
【0035】図12は、その基本データであり、2色目
画像の印字率k2 が小さく(k2/k1≒0.3)周速比
χが標準周速比χ0 の場合、混色率が4乃至6%となる
印刷条件において、2色目カラー現像機の現像ロールの
回転数を変化させ、周速比χと飽和混色率との関係を求
めたものである。周速比χ、すなわち現像ロールの回転
数を標準回転数の20乃至40%に増加させることによ
り、画像濃度や帯電量に依存しバラツキを有し4乃至6
%を呈していた混色率が1/2乃至3/4に低下するこ
とが判った。
【0036】又、2色目以後の現像において、前段で形
成したトナー画像を掻き取らない接触現像(以下、低摺
擦現像と略称する)を行う場合、周速比χ(=現像ロー
ル周速/感光体周速)を通常の場合(χ=2〜3:単色
画像形成装置)よりも低くχ=1〜1.5 に設定する必
要があるが、画像濃度が、図5に示すように、低下する
ため、トナー帯電量を低めに設定する傾向があった。そ
の為、印刷条件によってはトナー飛散が多くなる傾向が
生じた。
【0037】図6は、2色目カラー現像機の周速比χと
混色率η及びトナー飛散との関係を調査したものであ
り、印字率が大きく且つ周速比χが大きくなるとトナー
飛散が多くなることが判った。さらに、1色目画像の掻
き取りと周速比χとの関係を調査したが、図8に示すよ
うに、現像ロールの回転数が標準回転数の約30%増加
させた範囲では、1色目画像の掻き取りはそれほど増大
せず許容できるレベルであることが判った。
【0038】本発明では、上記した実験結果を基に、図
7に示すように、トナー飛散が少ない領域において、印
字率k2 が大きい条件Aの場合は周速比χを小さく(例
えば、標準周速比χ0 と等しく)し、印字率k2 が小さ
い条件Bの場合は周速比χを大きくする様に、制御する
ものである。
【0039】その結果、本制御を行うことにより、従
来、2色目画像の印字率k2 が小さく混色率が比較的大
きい(η≧5%)領域において、混色率ηを約3%程度
と低くすることができた。
【0040】従って、本発明においては、印字率が変化
しても混色率を低く維持できる効果があり、且つ、トナ
ー飛散を発生させることがない。又、1色目画像掻き取
りが生じない範囲で現像ロールの回転数を増加させるの
で、特に現像工程と別に排出工程(又は、分離工程)を
設ける必要がない利点がある。
【0041】(2)第2の実施例 上記した第1の実施例とほぼ同様な構成において、判定
部44は、画像の印字率を計測する印字率計測部と所定
の印字率の印刷頁数を認識する印刷頁認識部から成り、
1色目画像の印字率K1と2色目の画像の印字率K2との
比K2/K1を求め、印字率比と印刷頁数とを制御部45
に伝達する。制御部45においては、比K2/K1が所定
の値以下となる印刷頁が所定の頁数を越える場合に、第
2現像手段の現像ロール40の回転数を増加させる制御
信号を回転数制御手段46に送り、現像ロール40の回
転数を制御するようにしたものである。
【0042】飽和混色率は、実験データの蓄積と解析か
ら、図11に示すように、1色目画像の印刷密度K1
び2色目の画像の印刷密度K2に依存し、太線よりも左
側の領域が混色率が高い領域であることが判明した。
【0043】従って、このような構成では、第1の実施
例と比較して、制御系が少し複雑になるが、図11に示
すような混色率と1色目画像の印字率K1 及び2色目の
画像の印字率K2 との関係を予め実験や解析から求め、
それに基づいて制御できるので、より確実に混色率を低
減出来る利点が付随する。
【0044】尚、3色以上のトナー画像が感光体上で多
重現像される場合においては、前段までの現像工程で感
光体上に形成された複数色のトナー画像の印字率の和K
b(=ΣKi;i=1からn−1までの和,iは色順)と2
色目以降の画像の印字率Kn(n≧2)との比Kn/K
b が所定の値以下となる印刷頁が所定の頁数を越える場
合に、第2現像以降の該当する現像手段の現像ロールの
回転数を増加させるようにすれば良い。
【0045】(3)第3の実施例 上記した第1又は第2の実施例に加えて、温湿度センサ
を配置し温湿度センサの検出値を考慮し、現像ロール4
0の回転数を増加させる度合いを変化させるようにした
ものである。
【0046】第1又は第2の実施例では、第2現像機の
トナー濃度は、温湿度条件が変化してもほぼ一定に保つ
ように制御しても、トナーの帯電量が高湿下で低く、低
湿下で高くなる傾向があり、それに伴いトナー飛散が発
生したり、画像濃度や混色率が変化する傾向があった。
それに対し、このような構成では、第1又は第2の実施
例と比較して、トナーの帯電量が低くなる高湿下では現
像ロール40の回転数を増加させる度合いをより小さく
し、トナーの帯電量が高くなる低湿下では現像ロール4
0の回転数を増加させる度合いをより大きく設定できる
ので、環境条件によって、トナー飛散が発生したり、画
像濃度や混色率が変化する傾向を防止できる効果があ
る。
【0047】(4)第4の実施例 2パス2色画像形成装置において、図2に示すように、
上記した第3の実施例に加えて、温湿度センサの検出値
に基づきスコロトロン再帯電器の制御電圧及び第2現像
機の現像バイアスを変化させるようにしたものである。
図3は、図2の2パス2色画像形成装置の電位分布図で
ある。Viaは再帯電後の1色目トナー電位、Vd2
第2現像機の現像バイアス、ΔVaは1色目トナー電位
Viaと第2現像バイアスVd2 との差、ΔVsは再帯
電後の背景部電位V02と第2現像バイアスVd2 との差
である。
【0048】本例では、電気的掻き取りの要因であるΔ
Vaをほぼ一定に保持するようにスコロトロン再帯電器
の制御電圧及び第2現像機の現像バイアスVd2 を変化
させることができるので、印字率や環境条件に応じて、
第2現像機の現像バイアスを調整できる利点がある。す
なわち、混色率が高くなる印字率の条件の場合やトナー
の帯電量が高くなる低湿下の条件において、第2現像バ
イアスを高く設定できるので、第3の実施例の場合より
も高い画像濃度を安定に維持でき、且つ、現像ロール4
0の回転数を増加させる度合いをより小さくできる効果
がある。
【0049】(5)第5の実施例 上記した第1から第4の実施例は、感光体が2回転する
間に2色印刷を行う2パス2色方式を例に説明したが、
第5の実施例は、図4に示すように、感光体が1回転す
る間に2色印刷を行う1パス2色方式に本発明を適用し
た例である。この図5において図1と異なる点は、感光
体1の回転方向に沿って、第1現像機,第2現像機の順
に配置し、第1現像機中のトナーと第2現像機中のトナ
ーの極性を異ならせた点である。また、感光体上の静電
潜像も、ここでは詳細に説明しないが、公知の3レベル
潜像と云われている方式を用いて、帯電レベルが3レベ
ルになるように潜像を形成している。
【0050】帯電極性の異なるトナーを用いて第1現像
4及び第2現像5を行うが、これを効果的に行うには、
第2現像機5に混入した第1色トナーは第2現像機5内
で帯電量の絶対値が大きくならないことが望ましく、
(A)混入した第1色トナーの帯電極性が第2現像機内
で保持される場合は1色目トナー画像部及び背景部に排
出され、(B)混入した第1色トナーの帯電極性が第2
現像機内で反転される場合は2色目トナー画像部に排出
される傾向がある。従って、後者(B)の場合、上記し
た第1から第4の実施例と同様な制御を行うことが有効
である。すなわち、例えば、図4に示すように、2色目
画像の印字率を計測する印字率計測手段と所定の印字率
の印刷頁数を認識する印刷頁認識手段と、第2現像手段
の現像ロールの回転数を変化させる回転数制御手段とを
設け、2色目画像において所定の印字率以下の印刷頁が
所定の頁数を越える場合に、前記回転数制御手段により
第2現像手段の現像ロールの回転数を増加させる制御を
行うことにより混色を低く抑えることができる。
【0051】(6)第6の実施例 前者(A)の場合は、1色目トナー画像の印字率が高
い程、1色目トナー画像の掻き取りが増えるため、混色
率が高なる傾向があり、さらに、1色目トナー画像の
印字率が高く且つ2色目トナー画像の印字率が高い程、
排出される領域が狭くなるため、混色率が高くなる傾向
があることが判った。そこで、(イ)印字率を計測する
印字率計測手段と所定の印字率の印刷頁数を認識する印
刷頁認識手段と、第2現像手段の現像ロールの回転数を
変化させる回転数制御手段とを設け、1色目及び2色目
印字率が所定の印字率以上となる印刷頁が所定の頁数を
越える場合に、前記回転数制御手段により第2現像手段
の現像ロールの回転数を増加させる方法を行ったとこ
ろ、混色抑制に効果があった。さらに、1色目現像剤と
2色目現像剤の組合せによっては、混色の増加に伴い背
景部へのカブリが増大する傾向が顕著になるケースが生
じたが、(ロ)1色目トナーの帯電量が第1現像時は7
乃至10μc/gに設定すると共に、1色目トナーと2
色目キャリアとの組合せた場合に帯電量が小さく(3乃
至6μc/g以下に)なるように各現像剤を調整したと
ころ、背景部へのカブリの低減に効果があった。又、前
記(ロ)に加えて、(ハ)画像の印字率を計測する印
字率計測手段と所定の印字率の印刷頁数を認識する印刷
頁認識手段と、感光体の用紙間隙に対応する非印刷領域
に感光体と第2現像手段の現像ロールとの間の電界を形
成する手段を設け、1色目及び2色目印字率が所定の印
字率以上となる印刷頁が所定の頁数を越える場合に、現
像手段の現像剤に混入した異色のトナーを背景部に静電
的に排出する電界(背景部電位と第2現像手段の現像バ
イアス電位との電位差ΔVsに基づく電界)を標準電界
(図13参照)とした場合、該標準電界よりも1.3乃
至2.0倍の高い電界(図14参照)を、非印字領域に
形成するようにしたところ、さらに、混色及び背景部へ
のカブリを低減することができた。尚、上記した
(イ),(ロ),(ハ)の方法を併用しても混色を抑制
しても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、混色を抑制でき、且
つ、画像濃度の低下やトナー飛散が多くなる傾向を防止
できるので、鮮明な高速多色印刷を小型な装置で実現可
能な画像形成装置を提供できる。また、環境条件が変化
しても、長期にわたって混色の増大や地カブリや画像濃
度低下がなく安定した多色印刷品質を確保できる効果が
ある。さらに、混色抑制制御を行う際、現像工程とは別
の分離工程を設ける必要がない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第2の実施例に係る2色画像形
成装置の概略構成図。
【図2】本発明の第3,第4の実施例に係る2色画像形
成装置の概略構成図。
【図3】本発明の第3,第4の実施例に係る電位分布説
明図。
【図4】本発明の第5の実施例に係る2色画像形成装置
の概略構成図。
【図5】現像特性の説明図。
【図6】混色及びトナー飛散特性の説明図。
【図7】本発明の現像ロール周速制御の説明図。
【図8】1色目画像掻き取り特性の説明図。
【図9】混色特性説明図。
【図10】混色特性説明図。
【図11】混色特性説明図。
【図12】混色特性説明図。
【図13】1パス2色画像形成装置の電位分布説明図。
【図14】本発明の混色排出電位差に関する説明図。
【符号の説明】
1…感光体、2…帯電手段、3…露光手段、4…第1現
像機、5…第2現像機、6…転写前帯電器、8…転写
器、10…クリーナ、11…表面電位計、40…現像ロ
ール、41…2色印刷信号、42…メモリー回路、43
…露光制御部、44…判定部、45…2色画像制御部、
46…回転数制御手段、47…駆動モータ、48…制御
電圧用電源、49…現像バイアス用電源、50…温湿度
センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒羽根 基滋 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の帯電手段と画像信号に基づいて像露
    光を行う複数の露光手段により複数の電荷潜像を順次形
    成し、複数の現像機により複数色のトナーを順次現像
    し、感光体上に複数色のトナー像を形成した後、転写材
    に一括転写し、定着する画像形成装置において、 画像の印字率を計測する印字率計測手段と、所定の印字
    率の印刷頁数を認識する印刷頁認識手段と、現像機の現
    像ロールの回転数を変化させる回転数制御手段とを設
    け、少なくとも、2色目以降の画像の印字率が所定の印
    字率以下となる印刷頁が所定の頁数を越える場合に、前
    記回転数制御手段により第2現像以降の該当する現像機
    の現像ロールの回転数を標準回転数よりも10乃至40
    %増加させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前段までの現像工程で
    感光体上に形成された複数色のトナー画像の印字率の和
    Kb(=ΣKi;i=1からn−1までの和,iは色順)
    と2色目以降の画像の印字率Kn(n≧2)との比Kn
    /Kb が所定の値以下となる印刷頁が所定の頁数を越え
    る場合に、第2現像以降の該当する現像機の現像ロール
    の回転数を増加させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2において、温湿度セ
    ンサを配置し、前記回転数制御手段が前記温湿度の検出
    値に基づいて前記現像ロールの回転数の増加の度合いを
    調整することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1及び請求項2において、温湿度セ
    ンサを配置し、少なくとも2回目以降の各帯電工程を制
    御電極を備えた帯電器により行い、前記温湿度の検出値
    を考慮し、前記現像ロールの回転数の増加の度合いと各
    帯電器の制御電圧と現像バイアスとを設定することを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1及び請求項2において、前記複数
    の現像機は異なる帯電極性で異なる色のトナー画像を形
    成し、1色目トナーが第2の現像機に混入した場合、1
    色目トナーの帯電極性が2色目トナーの帯電極性と同一
    になるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】複数の帯電手段と画像信号に基づいて像露
    光を行う複数の露光手段により複数の電荷潜像を順次形
    成し、第1及び第2の現像機により異なる帯電極性の複
    数色のトナーを順次現像し、感光体上に複数色のトナー
    像を形成した後、転写材に一括転写し、定着する画像形
    成装置において、 画像の印字率を計測する印字率計測手段と所定の印字率
    の印刷頁数を認識する印刷頁認識手段と、前記感光体の
    非印刷領域と第2の現像機の現像ロールとの間に電界を
    形成する手段を設け、1色目及び2色目画像の印字率が
    所定の印字率以上となる印刷頁が所定の頁数を越える場
    合に、背景部電位と第2の現像機のバイアス電圧に基づ
    く標準の電界よりも1.3乃至2.0倍に高い排出電界を
    前記感光体の非印刷領域に形成することを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記現像機の現像ロー
    ルの回転数を変化させる回転数制御手段とを設け、2色
    目画像の印字率が所定の印字率以下となる印刷頁が所定
    の頁数を越える場合に、前記回転数制御手段により第2
    現像機の現像ロールの回転数を標準回転数よりも10乃
    至40%増加させることを特徴とする画像形成装置。
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