JPH0944185A - Pwm信号変調復調回路 - Google Patents
Pwm信号変調復調回路Info
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- JPH0944185A JPH0944185A JP7194454A JP19445495A JPH0944185A JP H0944185 A JPH0944185 A JP H0944185A JP 7194454 A JP7194454 A JP 7194454A JP 19445495 A JP19445495 A JP 19445495A JP H0944185 A JPH0944185 A JP H0944185A
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- input
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Abstract
(57)【要約】
【目的】アナログ信号をA/D変換したディジタル値
と、入力アンプの増幅度値を記憶し、PWM(パルス幅
変調)信号を用いてアナログ信号に復調するPWM信号
変調復調回路において、記憶したディジタル値と増幅度
値を基に、入力アンプの増幅度を予測制御することが可
能なPWM信号変調復調回路を提供する。 【構成】入力信号を増幅する増幅度可変型アンプ1で入
力アナログ信号を増幅し、A/D変換してデータ補正処
理と増幅度の予測制御処理を行い、各種信号処理を行っ
た後、再びデータ補正処理とPWM変換を行い、増幅度
可変型アナログ変換器3の増幅度制御を行ってアナログ
信号を得る。また、入力側データ補正、予測型増幅度制
御処理、各種信号処理、出力側データ補正、増幅度制御
処理は、MPU2により、ソフトウェアで処理を行って
いる。
と、入力アンプの増幅度値を記憶し、PWM(パルス幅
変調)信号を用いてアナログ信号に復調するPWM信号
変調復調回路において、記憶したディジタル値と増幅度
値を基に、入力アンプの増幅度を予測制御することが可
能なPWM信号変調復調回路を提供する。 【構成】入力信号を増幅する増幅度可変型アンプ1で入
力アナログ信号を増幅し、A/D変換してデータ補正処
理と増幅度の予測制御処理を行い、各種信号処理を行っ
た後、再びデータ補正処理とPWM変換を行い、増幅度
可変型アナログ変換器3の増幅度制御を行ってアナログ
信号を得る。また、入力側データ補正、予測型増幅度制
御処理、各種信号処理、出力側データ補正、増幅度制御
処理は、MPU2により、ソフトウェアで処理を行って
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス幅変調信号、い
わゆるPWM(Puise width modulation)信号回路に係
り、特に、入力アンプの増幅度を予測制御するPWM信
号変調復調回路に関する。
わゆるPWM(Puise width modulation)信号回路に係
り、特に、入力アンプの増幅度を予測制御するPWM信
号変調復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス幅変調信号、いわゆるPWM信号
は、ディジタル値をパルス幅の変化量に変換することに
よって得られる信号であり、主にディジタル回路の演算
結果などをアナログ信号に変換する目的で使用される信
号である。一方、ディジタル信号をアナログ信号に変換
する方法は、D/Aコンバータを用いた方法が良く知ら
れている。しかし近年、装置の小型化・低価格化に伴
い、D/Aコンバータに代わって、MPU内蔵のタイマ
パルスユニットとクロック信号によって生成されるPW
M信号を用いる方式が普及してきた。
は、ディジタル値をパルス幅の変化量に変換することに
よって得られる信号であり、主にディジタル回路の演算
結果などをアナログ信号に変換する目的で使用される信
号である。一方、ディジタル信号をアナログ信号に変換
する方法は、D/Aコンバータを用いた方法が良く知ら
れている。しかし近年、装置の小型化・低価格化に伴
い、D/Aコンバータに代わって、MPU内蔵のタイマ
パルスユニットとクロック信号によって生成されるPW
M信号を用いる方式が普及してきた。
【0003】PWM信号生成方式は、タイマパルスユニ
ット内部のタイマカウンタにクロック信号を入力し、タ
イマパルスユニット内部のコンペアレジスタに所望のア
ナログ値に相当するディジタル値を書き込み、タイマカ
ウンタとコンペアレジスタの一致タイミングで割込みを
発生させることによって出力ポートを制御し、PWM信
号を得る方式が一般的であった。しかし、このPWM信
号の分解能は、タイマカウンタのビット数や割込み周期
などによって制限を受けるため、高精度なアナログ信号
を扱うときなどは、そのままでは使用できなかった。
ット内部のタイマカウンタにクロック信号を入力し、タ
イマパルスユニット内部のコンペアレジスタに所望のア
ナログ値に相当するディジタル値を書き込み、タイマカ
ウンタとコンペアレジスタの一致タイミングで割込みを
発生させることによって出力ポートを制御し、PWM信
号を得る方式が一般的であった。しかし、このPWM信
号の分解能は、タイマカウンタのビット数や割込み周期
などによって制限を受けるため、高精度なアナログ信号
を扱うときなどは、そのままでは使用できなかった。
【0004】従来、PWM信号の分解能を高める方法と
して特開平4-96417号公報が知られている。上記従来技
術は、前述のようにMPU内蔵のタイマパルスユニット
とクロック信号によってPWM信号を生成する方式であ
り、この時のPWM信号の分解能を高める方法として、
期待する分解能を「A」、タイマカウンタの分解能を
「B」とした場合、n=A/B(A,Bは2のべき乗の
整数)として「n」を求めた後、PWM信号に変換する
前のディジタル値の「n」回平均を求め、該平均値をP
WM信号に変換し「n」回連続出力することにより、P
WM信号の分解能をタイマカウンタの分解能の「n」倍
に高めるというものであった。
して特開平4-96417号公報が知られている。上記従来技
術は、前述のようにMPU内蔵のタイマパルスユニット
とクロック信号によってPWM信号を生成する方式であ
り、この時のPWM信号の分解能を高める方法として、
期待する分解能を「A」、タイマカウンタの分解能を
「B」とした場合、n=A/B(A,Bは2のべき乗の
整数)として「n」を求めた後、PWM信号に変換する
前のディジタル値の「n」回平均を求め、該平均値をP
WM信号に変換し「n」回連続出力することにより、P
WM信号の分解能をタイマカウンタの分解能の「n」倍
に高めるというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式では、P
WM信号作成用タイマへの入力信号値の大きさについて
何ら配慮されておらず、入力信号値が大きく変動し、飽
和した場合には制御不能になるという問題があった。
WM信号作成用タイマへの入力信号値の大きさについて
何ら配慮されておらず、入力信号値が大きく変動し、飽
和した場合には制御不能になるという問題があった。
【0006】また上記方式では、例えば、タイマカウン
タを8ビットとした場合、復調し得るアナログ信号の分
解能は、最大でも256階調となり、タイマカウンタが
8ビットである限りはこれ以上の分解能は得られず、ダ
イナミックレンジが狭いという問題があった。
タを8ビットとした場合、復調し得るアナログ信号の分
解能は、最大でも256階調となり、タイマカウンタが
8ビットである限りはこれ以上の分解能は得られず、ダ
イナミックレンジが狭いという問題があった。
【0007】また、分解能を「n」倍に高めるためとは
言え、一つのディジタル値を「n」回平均し、さらにP
WM信号に変換して「n」回出力していることにより、
本来のPWM信号の出力タイミングに対して時間差を生
じ、入力信号に対して出力信号の忠実度が悪いという問
題があった。
言え、一つのディジタル値を「n」回平均し、さらにP
WM信号に変換して「n」回出力していることにより、
本来のPWM信号の出力タイミングに対して時間差を生
じ、入力信号に対して出力信号の忠実度が悪いという問
題があった。
【0008】また、音声信号をA/D変換し、ノイズ除
去やフィルタリング処理してPWM信号を出力する用途
に使用したときなどは、リアルタイム性に欠けているた
めに音声周波数が変動し、従来方式は使用できないとい
う問題があった。
去やフィルタリング処理してPWM信号を出力する用途
に使用したときなどは、リアルタイム性に欠けているた
めに音声周波数が変動し、従来方式は使用できないとい
う問題があった。
【0009】一方、近年、ディジタル信号処理により音
声のピッチを変えずに早さだけを変えてより高次な言語
処理速度の衰えも含めた聴覚系全般に渡った補聴を行な
おうとする試みがなされている。例えば、このような話
速変換技術については、例えば電子情報通信学会技術研
究報告(Vol.92 No.207 SP92−54
「高齢者向け音声加工を行なうポータブルDSPシステ
ムの開発」や日本音響学会誌(1994年50巻7号,
P509〜520)「リアルタイム話速変換型受聴シス
テム」などに詳述されている。
声のピッチを変えずに早さだけを変えてより高次な言語
処理速度の衰えも含めた聴覚系全般に渡った補聴を行な
おうとする試みがなされている。例えば、このような話
速変換技術については、例えば電子情報通信学会技術研
究報告(Vol.92 No.207 SP92−54
「高齢者向け音声加工を行なうポータブルDSPシステ
ムの開発」や日本音響学会誌(1994年50巻7号,
P509〜520)「リアルタイム話速変換型受聴シス
テム」などに詳述されている。
【0010】また、この話速変換機能を携帯型の大きさ
の装置に収めた、ポータブル話速変換装置が開発され
た。この装置については、"A portable digital speech
-rateconverter and its evaluation by hearing-impai
red listeners", in Proc. ofInt. Conf. on Spoken La
nguage Processing (ICSLP94), pp.2055-2058, Yokoham
a, Sep. 1994.に詳述されている。このように、音声信
号をディジタル信号処理する要求が高まってはいるが、
前述したとおり、音声信号をリアルタイムに処理するに
は従来方式を用いることはできなかった。
の装置に収めた、ポータブル話速変換装置が開発され
た。この装置については、"A portable digital speech
-rateconverter and its evaluation by hearing-impai
red listeners", in Proc. ofInt. Conf. on Spoken La
nguage Processing (ICSLP94), pp.2055-2058, Yokoham
a, Sep. 1994.に詳述されている。このように、音声信
号をディジタル信号処理する要求が高まってはいるが、
前述したとおり、音声信号をリアルタイムに処理するに
は従来方式を用いることはできなかった。
【0011】本発明の目的は、入力信号が大きく変動す
ることによって起こるA/D変換器の飽和を防いだPW
M信号変調復調回路を提供することにある。
ることによって起こるA/D変換器の飽和を防いだPW
M信号変調復調回路を提供することにある。
【0012】本発明の第二の目的は、A/D変換器の許
容入力範囲を越えるアナログ信号が入力された場合で
も、出力アナログ信号が飽和しない、ダイナミックレン
ジの広いPWM信号変調復調回路を提供することにあ
る。
容入力範囲を越えるアナログ信号が入力された場合で
も、出力アナログ信号が飽和しない、ダイナミックレン
ジの広いPWM信号変調復調回路を提供することにあ
る。
【0013】本発明の第三の目的は、逐次、入力信号レ
ベル判定値を演算し、入力アナログ信号が激しく増減す
るような値であっても頻繁に増幅度を切り換えることな
く、忠実度の良いPWM信号変調復調回路を提供するこ
とにある。
ベル判定値を演算し、入力アナログ信号が激しく増減す
るような値であっても頻繁に増幅度を切り換えることな
く、忠実度の良いPWM信号変調復調回路を提供するこ
とにある。
【0014】本発明の第四の目的は、A/D変換動作が
PWM信号出力開始タイミングに、また、PWM信号出
力動作がA/D変換開始タイミングに、互いに影響せ
ず、音声信号にも使用可能なリアルタイム性の良いPW
M信号変調復調回路を提供することにある。
PWM信号出力開始タイミングに、また、PWM信号出
力動作がA/D変換開始タイミングに、互いに影響せ
ず、音声信号にも使用可能なリアルタイム性の良いPW
M信号変調復調回路を提供することにある。
【0015】本発明の第五の目的は、リアルタイム性の
よいPWM信号変調復調回路を備えた音声信号の処理装
置を提供することに有る。
よいPWM信号変調復調回路を備えた音声信号の処理装
置を提供することに有る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、増幅度可変型アンプの増幅度を、過去の
入力ディジタル値と増幅度値から予測して決定する、増
幅度予測制御を行う手段を設けた。
に、本発明は、増幅度可変型アンプの増幅度を、過去の
入力ディジタル値と増幅度値から予測して決定する、増
幅度予測制御を行う手段を設けた。
【0017】上記第二の目的を達成するために、本発明
は、現時刻の入力ディジタル信号の絶対値と入力信号レ
ベル判定値から、1時刻後の入力信号レベル判定値を演
算する判定値演算手段と、前記入力信号レベル判定値が
A/D変換器の入力レンジの上部に達したときには、上
記増幅度可変型アンプの増幅度を小さくし、前記入力信
号レベル判定値がA/D変換器の入力レンジの下部に達
した時には、上記増幅度可変型アンプの増幅度を大きく
する動作を行なう増幅度制御手段を設けた。
は、現時刻の入力ディジタル信号の絶対値と入力信号レ
ベル判定値から、1時刻後の入力信号レベル判定値を演
算する判定値演算手段と、前記入力信号レベル判定値が
A/D変換器の入力レンジの上部に達したときには、上
記増幅度可変型アンプの増幅度を小さくし、前記入力信
号レベル判定値がA/D変換器の入力レンジの下部に達
した時には、上記増幅度可変型アンプの増幅度を大きく
する動作を行なう増幅度制御手段を設けた。
【0018】上記第三の目的を達成するために、本発明
は、時刻tにおける入力信号レベル判定値をY(t)、
入力ディジタル信号値の絶対値を|X(t)|とした
時、時刻(t+1)における入力信号レベル判定値Y
(t+1)は、 Y(t+1)=max(|X(t)|,Y(t)*a) (但し0<a<1で、かつ、|X(t)|およびY
(t)の値の大きいほうを選び、Y(t)が大きいとき
のみY(t)に係数aを掛ける関数)なる式で表される
演算を行う手段を設けた。
は、時刻tにおける入力信号レベル判定値をY(t)、
入力ディジタル信号値の絶対値を|X(t)|とした
時、時刻(t+1)における入力信号レベル判定値Y
(t+1)は、 Y(t+1)=max(|X(t)|,Y(t)*a) (但し0<a<1で、かつ、|X(t)|およびY
(t)の値の大きいほうを選び、Y(t)が大きいとき
のみY(t)に係数aを掛ける関数)なる式で表される
演算を行う手段を設けた。
【0019】上記第四の目的を達成するために、本発明
は、A/D変換動作およびPWM信号出力動作は、MP
U上のタイマー割り込み処理プログラムによって制御さ
れ、A/D変換動作を制御する命令を含むプログラム
と、PWM信号出力動作を制御する命令を含むプログラ
ムとは、独立して記述され、かつ、異なるタイマーユニ
ットが生成するタイミングで、その実行が開始される手
段を設けた。
は、A/D変換動作およびPWM信号出力動作は、MP
U上のタイマー割り込み処理プログラムによって制御さ
れ、A/D変換動作を制御する命令を含むプログラム
と、PWM信号出力動作を制御する命令を含むプログラ
ムとは、独立して記述され、かつ、異なるタイマーユニ
ットが生成するタイミングで、その実行が開始される手
段を設けた。
【0020】上記第五の目的を達成するために、本発明
はの音声処理装置は、入力された音声信号のレベルから
該音声信号に続いて入力される音声信号のレベルを予測
して入力側の増幅度を制御する手段と、増幅度を制御さ
れた音声信号の時間軸を伸縮する手段と、時間軸を伸縮
した音声信号の出力レベルを入力時のレベルに復元して
出力する手段とを有する。
はの音声処理装置は、入力された音声信号のレベルから
該音声信号に続いて入力される音声信号のレベルを予測
して入力側の増幅度を制御する手段と、増幅度を制御さ
れた音声信号の時間軸を伸縮する手段と、時間軸を伸縮
した音声信号の出力レベルを入力時のレベルに復元して
出力する手段とを有する。
【0021】
【作用】入力アナログ信号を増幅度可変型アンプで増幅
し、A/D変換したディジタル値と前記増幅度可変型ア
ンプの増幅度値を組み合わせて記憶する手段を設けたこ
とにより、前記ディジタル値及び前記増幅度値を基に、
前記増幅度可変型アンプの増幅度を予測して制御するこ
とが可能となり、それによって、入力信号の飽和を防い
だPWM信号変調復調回路を提供できる。
し、A/D変換したディジタル値と前記増幅度可変型ア
ンプの増幅度値を組み合わせて記憶する手段を設けたこ
とにより、前記ディジタル値及び前記増幅度値を基に、
前記増幅度可変型アンプの増幅度を予測して制御するこ
とが可能となり、それによって、入力信号の飽和を防い
だPWM信号変調復調回路を提供できる。
【0022】また、現時刻の入力ディジタル信号の絶対
値と入力信号レベル判定値を比較し、1時刻後の入力信
号レベル判定値を演算することによって、入力信号レベ
ル判定値がA/D変換器の入力レンジ(例えば、0〜5
11とする)の上部(例えば、384)に達したときに
は、増幅度可変型アンプの増幅度を小さくして飽和を防
ぎ、入力信号レベル判定値がA/D変換器の入力レンジ
の下部(例えば、192)に達した時には、増幅度可変
型アンプの増幅度を大きくして分解能を向上させること
が可能となる。また、入力ディジタル信号からアナログ
信号を再生する場合は、ディジタル値と増幅度値を基
に、PWM信号出力部の増幅度を可変すれば良く、それ
によって、ダイナミックレンジの広いPWM信号変調復
調回路を提供できる。
値と入力信号レベル判定値を比較し、1時刻後の入力信
号レベル判定値を演算することによって、入力信号レベ
ル判定値がA/D変換器の入力レンジ(例えば、0〜5
11とする)の上部(例えば、384)に達したときに
は、増幅度可変型アンプの増幅度を小さくして飽和を防
ぎ、入力信号レベル判定値がA/D変換器の入力レンジ
の下部(例えば、192)に達した時には、増幅度可変
型アンプの増幅度を大きくして分解能を向上させること
が可能となる。また、入力ディジタル信号からアナログ
信号を再生する場合は、ディジタル値と増幅度値を基
に、PWM信号出力部の増幅度を可変すれば良く、それ
によって、ダイナミックレンジの広いPWM信号変調復
調回路を提供できる。
【0023】また、入力の信号レベルを予測して、適切
に増幅度を設定するために、入力信号レベル判定値を演
算する手段として、現時刻tの入力ディジタル信号値の
絶対値を|X(t)|とし、同じく時刻tにおける入力
信号レベル判定値をY(t)としたとき、時刻t+1に
おける入力信号レベル判定値Y(t+1)を、 Y(t+1)=max(|X(t)|,Y(t)*a) (但し0<a<1で、かつ、|X(t)|およびY
(t)の値の大きいほうを選び、Y(t)が大きいとき
のみY(t)に係数aを掛ける関数)なる式で演算を行
い、得られた結果により増幅度を決定する。上記演算式
により現時刻tにおいて、入力ディジタル信号の絶対値
が大きいか、入力信号レベル判定値が大きいかを判断す
ることが可能となる。また、Y(t)*aは、入力信号
レベル判定値側が大きいかぎり、時刻tを経過する度に
適当な割合で漸減する値であり、入力信号レベルの大ま
かな変化に対応する値である。このことから、大きな入
力信号の後に、十分小さな入力信号が連続したときなど
でも、一定時間を経過しなければ増幅度の切り換えは起
こらないことがわかる。その結果、入力信号が激しく増
減するような状況にあっても頻繁に増幅度が切り換わる
現象は起こらず、それによって、忠実度の良いPWM信
号変調復調回路を提供できる。
に増幅度を設定するために、入力信号レベル判定値を演
算する手段として、現時刻tの入力ディジタル信号値の
絶対値を|X(t)|とし、同じく時刻tにおける入力
信号レベル判定値をY(t)としたとき、時刻t+1に
おける入力信号レベル判定値Y(t+1)を、 Y(t+1)=max(|X(t)|,Y(t)*a) (但し0<a<1で、かつ、|X(t)|およびY
(t)の値の大きいほうを選び、Y(t)が大きいとき
のみY(t)に係数aを掛ける関数)なる式で演算を行
い、得られた結果により増幅度を決定する。上記演算式
により現時刻tにおいて、入力ディジタル信号の絶対値
が大きいか、入力信号レベル判定値が大きいかを判断す
ることが可能となる。また、Y(t)*aは、入力信号
レベル判定値側が大きいかぎり、時刻tを経過する度に
適当な割合で漸減する値であり、入力信号レベルの大ま
かな変化に対応する値である。このことから、大きな入
力信号の後に、十分小さな入力信号が連続したときなど
でも、一定時間を経過しなければ増幅度の切り換えは起
こらないことがわかる。その結果、入力信号が激しく増
減するような状況にあっても頻繁に増幅度が切り換わる
現象は起こらず、それによって、忠実度の良いPWM信
号変調復調回路を提供できる。
【0024】また、一つのタイマーを用い、一回の割り
込みで二種類の処理を直列に実行する方式とした時、一
方の処理量が変動した場合に他方の処理の開始タイミン
グがずれることが起こり得る。本発明ではこれを回避す
るために、A/D変換動作を制御する命令を含むプログ
ラムと、PWM信号出力動作を制御する命令を含むプロ
グラムとを、各々独立したタイマー割り込み処理プログ
ラムとして記述することによって、異なるタイマーユニ
ットが生成する割り込みタイミングで、各々のプログラ
ムの実行を開始することが可能となった。それによっ
て、例えば、A/D変換動作を制御する命令を含むプロ
グラムの処理量が変動した場合においても、PWM信号
出力動作を制御する命令を含むプログラムの実行開始タ
イミングへの影響を回避することが可能なPWM信号変
調復調回路を提供できる。
込みで二種類の処理を直列に実行する方式とした時、一
方の処理量が変動した場合に他方の処理の開始タイミン
グがずれることが起こり得る。本発明ではこれを回避す
るために、A/D変換動作を制御する命令を含むプログ
ラムと、PWM信号出力動作を制御する命令を含むプロ
グラムとを、各々独立したタイマー割り込み処理プログ
ラムとして記述することによって、異なるタイマーユニ
ットが生成する割り込みタイミングで、各々のプログラ
ムの実行を開始することが可能となった。それによっ
て、例えば、A/D変換動作を制御する命令を含むプロ
グラムの処理量が変動した場合においても、PWM信号
出力動作を制御する命令を含むプログラムの実行開始タ
イミングへの影響を回避することが可能なPWM信号変
調復調回路を提供できる。
【0025】また、本発明の音声処理装置によれば、リ
アルタイム性よく音声の時間軸伸長処理を行なうことが
できる。入出力レンジに関しても、入力側のレンジに基
づいて出力側のレンジを決定するため、増幅度の変動に
対応でき、処理された音声を違和感無く出力することが
できる。
アルタイム性よく音声の時間軸伸長処理を行なうことが
できる。入出力レンジに関しても、入力側のレンジに基
づいて出力側のレンジを決定するため、増幅度の変動に
対応でき、処理された音声を違和感無く出力することが
できる。
【0026】
【実施例】図1は本発明のPWM信号変調復調回路図で
あり、入力信号を増幅する増幅度可変型アンプ1,A/
D変換及びPWM変換と各種信号処理などを行うMPU
2,PWM信号をアナログ信号に変換する増幅度可変型
アナログ変換器3により構成される。また、入力側デー
タ補正、予測型増幅度制御処理、各種信号処理、出力側
データ補正、増幅度制御処理は、ソフトウェアで処理を
行っている。
あり、入力信号を増幅する増幅度可変型アンプ1,A/
D変換及びPWM変換と各種信号処理などを行うMPU
2,PWM信号をアナログ信号に変換する増幅度可変型
アナログ変換器3により構成される。また、入力側デー
タ補正、予測型増幅度制御処理、各種信号処理、出力側
データ補正、増幅度制御処理は、ソフトウェアで処理を
行っている。
【0027】なお、説明の便宜を図るため、入力アナロ
グ信号をSIと,増幅度可変型アンプ1の出力をAI
と,増幅度可変型アンプ1の増幅度可変信号をVGI
と,増幅度制御処理部の増幅度可変信号をVGOと,P
WM変換器からの正極性出力信号をPPと,PWM変換
器からの負極性出力信号をPNと,増幅度可変型アナロ
グ変換器3の出力アナログ信号をSOと各々表現して説
明を行う。本実施例では、入力信号の大きさに応じて、
増幅度可変型アンプ1の増幅度を予測制御し、常にA/
D変換部とPWM変換部のダイナミックレンジを有効に
利用するところに特徴がある。また、A/D変換制御
と、PWM信号出力制御とを、各々独立したタイマー割
り込み処理プログラムとし、かつ、異なるタイマーユニ
ットが生成するタイミングで、その実行を開始するとこ
ろに特徴がある。
グ信号をSIと,増幅度可変型アンプ1の出力をAI
と,増幅度可変型アンプ1の増幅度可変信号をVGI
と,増幅度制御処理部の増幅度可変信号をVGOと,P
WM変換器からの正極性出力信号をPPと,PWM変換
器からの負極性出力信号をPNと,増幅度可変型アナロ
グ変換器3の出力アナログ信号をSOと各々表現して説
明を行う。本実施例では、入力信号の大きさに応じて、
増幅度可変型アンプ1の増幅度を予測制御し、常にA/
D変換部とPWM変換部のダイナミックレンジを有効に
利用するところに特徴がある。また、A/D変換制御
と、PWM信号出力制御とを、各々独立したタイマー割
り込み処理プログラムとし、かつ、異なるタイマーユニ
ットが生成するタイミングで、その実行を開始するとこ
ろに特徴がある。
【0028】初めに、図1において、入力アナログ信号
SIが、どのような処理によって所望のディジタルデー
タに変換されるかを説明する。A/D変換器の出力ディ
ジタル値は、サインビットを含め10ビットで表され、
約±512の範囲が表現可能であるが、入力側データ補
正部ではA/D変換器の出力ディジタル値を、サインビ
ットを除く9ビットを11ビットに拡張して表現してい
るものである。本方式は前記述べたように、常にA/D
変換部とPWM変換部のダイナミックレンジを有効に利
用するものであるが、増幅度を2のべき乗毎に切り換え
ることによって、A/D変換器の出力ディジタル値ある
いはPWM変換部への入力データのビットシフト量に増
幅度を対応させることが可能となっている。例えば、絶
対値が512を越える数値は10ビットではフルスケー
ルを越えてしまい表現できないが、A/D変換器の前の
増幅度可変型アンプ1の増幅度を1/2nにしてA/D
変換し、得られた結果をnビット左シフトすれば(10
+n)ビットのダイナミックレンジでA/D変換するこ
とが可能になる。なお、この場合の量子化分解能はあく
まで10ビットであり、小さい入力信号と大きな入力信
号を同じ細かさで量子化できるということではない。し
かし一般に音声信号などの場合、大振幅部分の出現頻度
と小振幅部分の出現頻度の違いから、大振幅部分を粗く
量子化しても音質の低下は小さいことが知られている。
これに類似した非線形量子化、たとえばμ−law圧縮
などは、音声符号化の分野で広く用いられている。
SIが、どのような処理によって所望のディジタルデー
タに変換されるかを説明する。A/D変換器の出力ディ
ジタル値は、サインビットを含め10ビットで表され、
約±512の範囲が表現可能であるが、入力側データ補
正部ではA/D変換器の出力ディジタル値を、サインビ
ットを除く9ビットを11ビットに拡張して表現してい
るものである。本方式は前記述べたように、常にA/D
変換部とPWM変換部のダイナミックレンジを有効に利
用するものであるが、増幅度を2のべき乗毎に切り換え
ることによって、A/D変換器の出力ディジタル値ある
いはPWM変換部への入力データのビットシフト量に増
幅度を対応させることが可能となっている。例えば、絶
対値が512を越える数値は10ビットではフルスケー
ルを越えてしまい表現できないが、A/D変換器の前の
増幅度可変型アンプ1の増幅度を1/2nにしてA/D
変換し、得られた結果をnビット左シフトすれば(10
+n)ビットのダイナミックレンジでA/D変換するこ
とが可能になる。なお、この場合の量子化分解能はあく
まで10ビットであり、小さい入力信号と大きな入力信
号を同じ細かさで量子化できるということではない。し
かし一般に音声信号などの場合、大振幅部分の出現頻度
と小振幅部分の出現頻度の違いから、大振幅部分を粗く
量子化しても音質の低下は小さいことが知られている。
これに類似した非線形量子化、たとえばμ−law圧縮
などは、音声符号化の分野で広く用いられている。
【0029】次に、上記増幅度とビットシフトの関係を
図3に示す表を用いて説明を行う。入力信号をA/D変
換した結果が±512(実際には−512〜+511で
あるが簡略化する。以下同様)以下の場合には増幅度可
変型アンプ1の増幅度(VGI)を1倍に設定し、A/
D変換器の出力をそのままサインビットと下位9ビット
データとして用いる。ただし、9ビットデータのMSB
側に0を2ビット追加し、サインビット+11ビットの
合計12ビットデータとして各種処理を行う。一方、入
力信号が±2048程度の大きさの場合には増幅度可変
型アンプ1の増幅度(VGI)を1/4倍に設定し、信
号AIの出力振幅がA/D変換器の入力レンジに納まる
ように調整し、A/D変換器の出力値のサインビットを
除く9ビットデータを2ビット左にシフトすることによ
ってLSB側に0を2ビット追加する補正を行う。これ
らの処理によって得られたディジタル値を、出力側デー
タ補正部では、前記ディジタル値と共に記憶してあった
VGIの値を基に、サインビットを含めた10ビットデ
ータに補正し、同時に、VGIの逆数をVGOとして出
力する。
図3に示す表を用いて説明を行う。入力信号をA/D変
換した結果が±512(実際には−512〜+511で
あるが簡略化する。以下同様)以下の場合には増幅度可
変型アンプ1の増幅度(VGI)を1倍に設定し、A/
D変換器の出力をそのままサインビットと下位9ビット
データとして用いる。ただし、9ビットデータのMSB
側に0を2ビット追加し、サインビット+11ビットの
合計12ビットデータとして各種処理を行う。一方、入
力信号が±2048程度の大きさの場合には増幅度可変
型アンプ1の増幅度(VGI)を1/4倍に設定し、信
号AIの出力振幅がA/D変換器の入力レンジに納まる
ように調整し、A/D変換器の出力値のサインビットを
除く9ビットデータを2ビット左にシフトすることによ
ってLSB側に0を2ビット追加する補正を行う。これ
らの処理によって得られたディジタル値を、出力側デー
タ補正部では、前記ディジタル値と共に記憶してあった
VGIの値を基に、サインビットを含めた10ビットデ
ータに補正し、同時に、VGIの逆数をVGOとして出
力する。
【0030】以上、ディジタルデータの拡張原理と、増
幅度及びビットシフトの関係を説明した。以下、図1に
戻り具体的な動作説明を行うが、増幅度可変型アンプ1
の初期の増幅度は1倍として説明する。まず信号SI
は、増幅度可変型アンプ1によって増幅され、MPU2
に内蔵されたA/D変換器によってディジタルデータに
変換される。入力側データ補正部では11ビットに拡張
する処理を、信号VGIが1倍のときは、前記したよう
にMSB側に0を2ビット追加することにより行う。即
ち、VGIが1倍のときは、ビット拡張しても表現でき
る範囲は変化しないことになる。この後、予測型増幅度
制御処理部では、前記式Y(t+1)=max(|X
(t)|,Y(t)*a)により1時刻後の入力信号レ
ベル判定値を演算、保持し、必要であればVGIの再設
定を行う。
幅度及びビットシフトの関係を説明した。以下、図1に
戻り具体的な動作説明を行うが、増幅度可変型アンプ1
の初期の増幅度は1倍として説明する。まず信号SI
は、増幅度可変型アンプ1によって増幅され、MPU2
に内蔵されたA/D変換器によってディジタルデータに
変換される。入力側データ補正部では11ビットに拡張
する処理を、信号VGIが1倍のときは、前記したよう
にMSB側に0を2ビット追加することにより行う。即
ち、VGIが1倍のときは、ビット拡張しても表現でき
る範囲は変化しないことになる。この後、予測型増幅度
制御処理部では、前記式Y(t+1)=max(|X
(t)|,Y(t)*a)により1時刻後の入力信号レ
ベル判定値を演算、保持し、必要であればVGIの再設
定を行う。
【0031】この時の動作を図2を用いて説明する。A
/D変換器は、SIを逐次A/D変換しており、図中で
はその値を、|X(t)|で表している。Y(t+1)
は、前記Y(t)と|X(t)|を比較し、常に大きい
値を示した結果を保持している(但し、Y(t)側が大
きければ係数aを掛けた値)。Y(t+1)に対して、
|X(t)|が小さい間はY(t+1)は適当な割合で
漸減する値となり、逆に|X(t)|が大きくなれば、
|X(t)|に追随して更新されていく。今、Y(t+
1)が、A/D変換器の入力レンジの絶対値である51
2の上部(例えば384)まで上昇したときは、今後も
SIが増え続けることが予想され、予測型増幅度制御処
理部からは増幅度可変型アンプ1の増幅度を1レンジ下
げる処理が行われる。逆に、Y(t+1)が、A/D変
換器の入力レンジの絶対値である512の下部(例えば
192)まで下降したときは、今後もSIが減り続ける
ことが予想され、予測型増幅度制御処理部からは増幅度
可変型アンプ1の増幅度を1レンジ上げる処理が行われ
る。本方式によれば、SI(即ち、|X(t)|)が大
きくなり一度レンジを下げる処理が行われた後に、SI
が十分に小さな値となっても、Y(t+1)が適当な割
合で漸減し、A/D変換器の入力レンジの下部まで下降
しなければレンジを上げる処理は行われず、頻繁に増幅
度が切り換わることを防ぐことができる。
/D変換器は、SIを逐次A/D変換しており、図中で
はその値を、|X(t)|で表している。Y(t+1)
は、前記Y(t)と|X(t)|を比較し、常に大きい
値を示した結果を保持している(但し、Y(t)側が大
きければ係数aを掛けた値)。Y(t+1)に対して、
|X(t)|が小さい間はY(t+1)は適当な割合で
漸減する値となり、逆に|X(t)|が大きくなれば、
|X(t)|に追随して更新されていく。今、Y(t+
1)が、A/D変換器の入力レンジの絶対値である51
2の上部(例えば384)まで上昇したときは、今後も
SIが増え続けることが予想され、予測型増幅度制御処
理部からは増幅度可変型アンプ1の増幅度を1レンジ下
げる処理が行われる。逆に、Y(t+1)が、A/D変
換器の入力レンジの絶対値である512の下部(例えば
192)まで下降したときは、今後もSIが減り続ける
ことが予想され、予測型増幅度制御処理部からは増幅度
可変型アンプ1の増幅度を1レンジ上げる処理が行われ
る。本方式によれば、SI(即ち、|X(t)|)が大
きくなり一度レンジを下げる処理が行われた後に、SI
が十分に小さな値となっても、Y(t+1)が適当な割
合で漸減し、A/D変換器の入力レンジの下部まで下降
しなければレンジを上げる処理は行われず、頻繁に増幅
度が切り換わることを防ぐことができる。
【0032】再び図1へ戻って説明を続ける。上記のご
とく、入力側データ補正部により、増幅度値によってビ
ットシフト処理されたディジタルデータは、増幅度情報
であるVGIと共に各種処理部へ送られ、例えば、ノイ
ズ除去やフィルタリング処理等を行った後、出力側デー
タ補正部へ送られる。出力側データ補正部では、前記デ
ィジタル値と共に記憶してあったVGIの値を基に、サ
インビットを含めた10ビットデータに補正し、正の値
を示すディジタル値と負の値を示すディジタル値を別々
にPWM変換部に入力し、それぞれ信号PP,PNとし
て出力する。同時に、増幅度制御処理部ではVGIの逆
数をVGOとして出力することによって、入力信号SI
と相似の、出力信号SOを増幅度可変型アナログ変換器
3から得る(ただし、各種信号処理部の処理内容によ
る)ことが可能となる。
とく、入力側データ補正部により、増幅度値によってビ
ットシフト処理されたディジタルデータは、増幅度情報
であるVGIと共に各種処理部へ送られ、例えば、ノイ
ズ除去やフィルタリング処理等を行った後、出力側デー
タ補正部へ送られる。出力側データ補正部では、前記デ
ィジタル値と共に記憶してあったVGIの値を基に、サ
インビットを含めた10ビットデータに補正し、正の値
を示すディジタル値と負の値を示すディジタル値を別々
にPWM変換部に入力し、それぞれ信号PP,PNとし
て出力する。同時に、増幅度制御処理部ではVGIの逆
数をVGOとして出力することによって、入力信号SI
と相似の、出力信号SOを増幅度可変型アナログ変換器
3から得る(ただし、各種信号処理部の処理内容によ
る)ことが可能となる。
【0033】なお、上記一連の処理のなかで、A/D変
換動作から始まりPWM信号出力動作までの処理は、M
PU2のタイマー割り込み処理プログラムによって制御
される。しかし、一つのタイマーを用いて一回の割り込
みで上記二種類の処理を直列に実行する方式とした場合
には、一方の処理量の変動が他方の処理の開始タイミン
グに影響を及ぼし、音声信号処理など微妙なタイミング
のずれが問題となるような用途には使用できなかった。
そのため本発明では、A/D変換動作を制御する命令を
含むプログラムと、PWM信号出力動作を制御する命令
を含むプログラムとは、各々独立したタイマー割り込み
処理プログラムとして記述され、異なるタイマーユニッ
ト(タイマ1,タイマ2)が生成する割り込みタイミン
グで、各々のプログラムの実行が開始される方式とし
た。これにより、例えば、A/D変換動作を制御する命
令を含むプログラムの処理量が変動した場合において
も、PWM信号出力動作を制御する命令を含むプログラ
ムの実行開始タイミングへの影響を回避することが可能
となり、音声信号処理などのような用途にも応用するこ
とが可能となった。
換動作から始まりPWM信号出力動作までの処理は、M
PU2のタイマー割り込み処理プログラムによって制御
される。しかし、一つのタイマーを用いて一回の割り込
みで上記二種類の処理を直列に実行する方式とした場合
には、一方の処理量の変動が他方の処理の開始タイミン
グに影響を及ぼし、音声信号処理など微妙なタイミング
のずれが問題となるような用途には使用できなかった。
そのため本発明では、A/D変換動作を制御する命令を
含むプログラムと、PWM信号出力動作を制御する命令
を含むプログラムとは、各々独立したタイマー割り込み
処理プログラムとして記述され、異なるタイマーユニッ
ト(タイマ1,タイマ2)が生成する割り込みタイミン
グで、各々のプログラムの実行が開始される方式とし
た。これにより、例えば、A/D変換動作を制御する命
令を含むプログラムの処理量が変動した場合において
も、PWM信号出力動作を制御する命令を含むプログラ
ムの実行開始タイミングへの影響を回避することが可能
となり、音声信号処理などのような用途にも応用するこ
とが可能となった。
【0034】次に本発明のPWM信号変調復調回路を音
声信号処理に用いた例を図4を用いて説明する。図4に
おける音声信号処理は音声を時間軸方向に伸縮する処理
であり、便宜上話速変換処理と呼ぶこととする。
声信号処理に用いた例を図4を用いて説明する。図4に
おける音声信号処理は音声を時間軸方向に伸縮する処理
であり、便宜上話速変換処理と呼ぶこととする。
【0035】図4に示す音声信号処理装置は図1におけ
る各種信号処理部の処理を話速変換処理部21とする。
この話速変換処理部21で行なわれる、音声信号の伸縮
処理の原理を図5にしめす。
る各種信号処理部の処理を話速変換処理部21とする。
この話速変換処理部21で行なわれる、音声信号の伸縮
処理の原理を図5にしめす。
【0036】図5(a)には本発明の話速変換装置で使用
している波形伸長処理を示す。本処理では、まず入力音
声波形のピッチ(基本周波数)を検出し、この検出され
たピッチ長の2倍の長さの時間長を有し1から0に変化
する窓関数と、逆に0から1に変化する窓関数の2つの
窓関数を発生させる。次にこの2つ窓関数と、互いに1
ピッチ分だけ離れた位置における入力波形との積を取
り、2つの積の結果を加算して合成波形を作る。最後に
この合成波形を原音の波形中に挿入することで、ピッチ
を変えることなく波形の時間長を変更している。合成波
形を挿入する頻度を変えることで、複数の波形伸長率が
実現できる。
している波形伸長処理を示す。本処理では、まず入力音
声波形のピッチ(基本周波数)を検出し、この検出され
たピッチ長の2倍の長さの時間長を有し1から0に変化
する窓関数と、逆に0から1に変化する窓関数の2つの
窓関数を発生させる。次にこの2つ窓関数と、互いに1
ピッチ分だけ離れた位置における入力波形との積を取
り、2つの積の結果を加算して合成波形を作る。最後に
この合成波形を原音の波形中に挿入することで、ピッチ
を変えることなく波形の時間長を変更している。合成波
形を挿入する頻度を変えることで、複数の波形伸長率が
実現できる。
【0037】図5(b)には上記第4の実施例で使用する
波形短縮処理の一例を示す。この例では4ピッチの時間
長を有する音声波形が2ピッチの時間長に短縮される。
本波形短縮処理と上記波形伸長処理との異なる点は、窓
関数を掛ける入力波形上の位置だけである。従って、話
速変換処理においては、窓関数を掛ける位置を示すパラ
メータを変更することで音声信号の時間軸の伸長又は圧
縮が決定される。
波形短縮処理の一例を示す。この例では4ピッチの時間
長を有する音声波形が2ピッチの時間長に短縮される。
本波形短縮処理と上記波形伸長処理との異なる点は、窓
関数を掛ける入力波形上の位置だけである。従って、話
速変換処理においては、窓関数を掛ける位置を示すパラ
メータを変更することで音声信号の時間軸の伸長又は圧
縮が決定される。
【0038】話速変換処理部部の具体的なブロック構成
図を図6に示す。
図を図6に示す。
【0039】増幅度を制御されてディジタル化された音
声は,2つの入力フレームバッファ61および62に交
互に入力される。一方の入力フレームバッファに入力し
ている間に、もう一方の入力フレームバッファの音声デ
ータに対して、音声の時間軸をそのピッチを変化させる
ことなく伸縮する時間軸変換処理63を施す。そして、
その処理結果を比較的容量の大きい出力リングバッファ
64に記録する。出力リングバッファ64へのデータの
記録とは独立して、出力リングバッファ64からデータ
を取りだし、図4に示される出力側データ補正部に出力
される。
声は,2つの入力フレームバッファ61および62に交
互に入力される。一方の入力フレームバッファに入力し
ている間に、もう一方の入力フレームバッファの音声デ
ータに対して、音声の時間軸をそのピッチを変化させる
ことなく伸縮する時間軸変換処理63を施す。そして、
その処理結果を比較的容量の大きい出力リングバッファ
64に記録する。出力リングバッファ64へのデータの
記録とは独立して、出力リングバッファ64からデータ
を取りだし、図4に示される出力側データ補正部に出力
される。
【0040】なお、この話速変換動作は、装置上に設け
られたスロースイッチ66を通じて使用者により外部か
ら制御され、スロースイッチが押下されている間は話速
変換が行なわれ、押下されていない間は、話速変換は施
されず、入力音声がそのまま出力されるようになってい
る。
られたスロースイッチ66を通じて使用者により外部か
ら制御され、スロースイッチが押下されている間は話速
変換が行なわれ、押下されていない間は、話速変換は施
されず、入力音声がそのまま出力されるようになってい
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、過去に記憶したA/D
変換器のディジタル値と増幅度値から、常にA/D変換
器の許容入力範囲内に入力信号の振幅が納まるよう増幅
度可変型アンプの増幅度を予測制御することが可能とな
り、A/D変換器の出力ディジタル値が飽和することの
無い、PWM信号変調復調回路を提供できる効果があ
る。
変換器のディジタル値と増幅度値から、常にA/D変換
器の許容入力範囲内に入力信号の振幅が納まるよう増幅
度可変型アンプの増幅度を予測制御することが可能とな
り、A/D変換器の出力ディジタル値が飽和することの
無い、PWM信号変調復調回路を提供できる効果があ
る。
【0042】また、1時刻後の入力信号レベル判定値を
逐次演算し、A/D変換器の入力レンジの上部または下
部に達した時には、増幅度可変型アンプの増幅度を可変
してA/D変換を行うことが可能となり、各種信号処理
を終えたディジタル値と増幅度値を基に、PWM信号出
力部の増幅度を可変することによって、ダイナミックレ
ンジの広いPWM信号変調復調回路を提供できる効果が
ある。
逐次演算し、A/D変換器の入力レンジの上部または下
部に達した時には、増幅度可変型アンプの増幅度を可変
してA/D変換を行うことが可能となり、各種信号処理
を終えたディジタル値と増幅度値を基に、PWM信号出
力部の増幅度を可変することによって、ダイナミックレ
ンジの広いPWM信号変調復調回路を提供できる効果が
ある。
【0043】また、A/D変換器のディジタル信号の絶
対値と、入力信号の大まかな変化に対応する値である入
力信号レベル判定値とを比較演算し、増幅度を決定する
方式としたことによって、入力信号が激しく増減するよ
うな状況にあっても、頻繁に増幅度を切り換えないこと
が可能となり、忠実度の良いPWM信号変調復調回路を
提供できる効果がある。
対値と、入力信号の大まかな変化に対応する値である入
力信号レベル判定値とを比較演算し、増幅度を決定する
方式としたことによって、入力信号が激しく増減するよ
うな状況にあっても、頻繁に増幅度を切り換えないこと
が可能となり、忠実度の良いPWM信号変調復調回路を
提供できる効果がある。
【0044】また、A/D変換制御と、PWM信号出力
制御とを、各々独立したタイマー割り込み処理プログラ
ムとし、かつ、異なるタイマーユニットが生成するタイ
ミングで、各々の実行を開始することによって、例え
ば、A/D変換制御の処理量が変動した場合において
も、PWM信号出力制御の実行開始タイミングへの影響
を回避することが可能なPWM信号変調復調回路を提供
できる効果がある。
制御とを、各々独立したタイマー割り込み処理プログラ
ムとし、かつ、異なるタイマーユニットが生成するタイ
ミングで、各々の実行を開始することによって、例え
ば、A/D変換制御の処理量が変動した場合において
も、PWM信号出力制御の実行開始タイミングへの影響
を回避することが可能なPWM信号変調復調回路を提供
できる効果がある。
【0045】また、本発明のPWM信号変調復調回路を
音声信号処理装置と組み合わせることにより、音声信号
特有のダイナミックレンジの広い信号であっても、リア
ルタイムに音声信号処理を行なうことができる。
音声信号処理装置と組み合わせることにより、音声信号
特有のダイナミックレンジの広い信号であっても、リア
ルタイムに音声信号処理を行なうことができる。
【0046】
【図1】本発明の一実施例を示すPWM信号変調復調回
路図。
路図。
【図2】本発明の実施例における、A/D変換器のディ
ジタル出力値と入力信号レベル判定値の関係、及びレン
ジの切り換えエリアを示すタイムチャート。
ジタル出力値と入力信号レベル判定値の関係、及びレン
ジの切り換えエリアを示すタイムチャート。
【図3】本発明の実施例における、A/D変換器の表現
可能範囲、入力側と出力側の増幅度、及びデータ補正部
のビットシフトの関係を示す表。
可能範囲、入力側と出力側の増幅度、及びデータ補正部
のビットシフトの関係を示す表。
【図4】本発明のPWM信号変調復調回路図を用いた話
速変換処理装置のブロック図。
速変換処理装置のブロック図。
【図5】話速変換処理に使用する波形伸長および波形短
縮方法の説明図。
縮方法の説明図。
【図6】図4に示す話速変換処理部の処理ブロック図。
1…増幅度可変型アンプ、2…MPU(Micro Processi
ng Unit)、3…増幅度可変型アナログ変換器、SI…
入力アナログ信号、AI…増幅度可変型アンプ1の出力
信号、VGI…増幅度可変型アンプ1の増幅度可変信
号、PP…正極性PWM出力信号、PN…負極性PWM
出力信号、VGO…増幅度制御処理部の増幅度可変信
号、SO…増幅度可変型アナログ変換器3の出力アナロ
グ信号。
ng Unit)、3…増幅度可変型アナログ変換器、SI…
入力アナログ信号、AI…増幅度可変型アンプ1の出力
信号、VGI…増幅度可変型アンプ1の増幅度可変信
号、PP…正極性PWM出力信号、PN…負極性PWM
出力信号、VGO…増幅度制御処理部の増幅度可変信
号、SO…増幅度可変型アナログ変換器3の出力アナロ
グ信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼宮 正志 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内 (72)発明者 長谷川 保 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 禰寝 義人 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】入力アナログ信号を増幅度可変型アンプで
増幅しA/D変換したディジタル値と、前記増幅度可変
型アンプの増幅度値を組み合わせて記憶し、前記記憶し
たディジタル値を出力する際には、前記ディジタル値に
組み合わせて記憶した前記増幅度値を基に、複数系統の
PWM(パルス幅変調)信号を用いて、一系統のアナロ
グ信号に復調するPWM信号変調復調回路において、前
記増幅度可変型アンプの増幅度を、過去に記憶したディ
ジタル値と増幅度値から予測して決定する、増幅度予測
制御手段を有することを特徴とした、PWM信号変調復
調回路。 - 【請求項2】上記増幅度予測制御手段は、現時刻の入力
ディジタル信号の絶対値と入力信号レベル判定値から、
1時刻後の入力信号レベル判定値を演算する判定値演算
手段と、前記入力信号レベル判定値がA/D変換器の入
力レンジの上部に達したときには、上記増幅度可変型ア
ンプの増幅度を小さくし、前記入力信号レベル判定値が
A/D変換器の入力レンジ下部に達した時には、上記増
幅度可変型アンプの増幅度を大きくする動作を行なう増
幅度制御手段、とからなることを特徴とした、特許請求
項第1項記載の、PWM信号変調復調回路。 - 【請求項3】上記時刻tにおける入力信号レベル判定値
をY(t)、入力ディジタル信号値の絶対値を|X
(t)|とした時、時刻t+1における入力信号レベル
判定値Y(t+1)は、 Y(t+1)=max(|X(t)|,Y(t)*a) (但し0<a<1で、かつ、|X(t)|およびY
(t)の値の大きいほうを選び、Y(t)が大きいとき
のみY(t)に係数aを掛ける関数)なる式で表される
演算によって得られることを特徴とした、特許請求項第
2項記載の、PWM信号変調復調回路。 - 【請求項4】上記A/D変換動作およびPWM信号出力
動作は、MPU(Micro Processing Unit)上のタイマー
割り込み処理プログラムによって制御され、A/D変換
動作を制御する命令を含むプログラムと、PWM信号出
力動作を制御する命令を含むプログラムとは、独立して
記述され、かつ、異なるタイマーユニットが生成するタ
イミングで、その実行が開始されることを特徴とする、
特許請求項第1項記載の、PWM信号変調復調回路。 - 【請求項5】入力された音声信号のレベルから該音声信
号に続いて入力される音声信号のレベルを予測して入力
側の増幅度を制御する手段と、増幅度を制御された音声
信号の時間軸を伸長又は圧縮する手段と、時間軸を伸縮
した該音声信号の出力レベルを入力時のレベルに復元し
て出力する手段とを有することを特徴とする音声処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7194454A JPH0944185A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Pwm信号変調復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7194454A JPH0944185A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Pwm信号変調復調回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0944185A true JPH0944185A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16324843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7194454A Withdrawn JPH0944185A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Pwm信号変調復調回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0944185A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007132702A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Mitsubishi Electric Corp | デジタルrfメモリ装置 |
| JP2008250173A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Kyushu Institute Of Technology | 高域信号補間装置 |
| US7446738B2 (en) | 2002-07-31 | 2008-11-04 | Seiko Epson Corporation | Electronic circuit, electro-optical device, and electronic apparatus |
| JP2014504075A (ja) * | 2010-11-30 | 2014-02-13 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 拡張シグマデルタ変調の実施 |
| US10921164B2 (en) | 2015-06-18 | 2021-02-16 | Stmicroelectronics S.R.L. | Integrated electronic device including a full scale adjustment stage for signals supplied by a MEMS sensor |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7194454A patent/JPH0944185A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7446738B2 (en) | 2002-07-31 | 2008-11-04 | Seiko Epson Corporation | Electronic circuit, electro-optical device, and electronic apparatus |
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| JP2008250173A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Kyushu Institute Of Technology | 高域信号補間装置 |
| JP2014504075A (ja) * | 2010-11-30 | 2014-02-13 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 拡張シグマデルタ変調の実施 |
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