JPH0944253A - 駆動切換制御装置 - Google Patents
駆動切換制御装置Info
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- JPH0944253A JPH0944253A JP7198715A JP19871595A JPH0944253A JP H0944253 A JPH0944253 A JP H0944253A JP 7198715 A JP7198715 A JP 7198715A JP 19871595 A JP19871595 A JP 19871595A JP H0944253 A JPH0944253 A JP H0944253A
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- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 制御モードの切り換えの際に生じるモータ指
令値の突変を防ぐ。 【解決手段】 制御モードの切り換えの際に、切り換え
直前のモータ指令値と、切り換えられた制御補償手段の
切り換え直前の出力値との差分を、オフセット補償値Δ
OFSの初期値として切り換え設定手段により算出す
る。切り換え時オフセット生成手段では、初期値として
与えられたΔOFSを修正時間内で徐々に0に近づける
ように減少させて加算手段に出力する。加算手段では、
制御補償手段の出力値とオフセットとを加算して、切り
換え手段を介してモータに出力する。これにより、切り
換え時におけるモータ指令値の突変を防ぐことができ、
修正時間経過後には本来の制御モードに戻ることができ
る。
令値の突変を防ぐ。 【解決手段】 制御モードの切り換えの際に、切り換え
直前のモータ指令値と、切り換えられた制御補償手段の
切り換え直前の出力値との差分を、オフセット補償値Δ
OFSの初期値として切り換え設定手段により算出す
る。切り換え時オフセット生成手段では、初期値として
与えられたΔOFSを修正時間内で徐々に0に近づける
ように減少させて加算手段に出力する。加算手段では、
制御補償手段の出力値とオフセットとを加算して、切り
換え手段を介してモータに出力する。これにより、切り
換え時におけるモータ指令値の突変を防ぐことができ、
修正時間経過後には本来の制御モードに戻ることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動系を制御する駆
動切換制御装置に係り、特に、駆動切り換えを滑らかに
接続するために切り換え直前と切り換え直後の駆動指令
値を一致させるように制御することにより駆動切り換え
時に伴う衝撃を無くした駆動切換制御装置に関するもの
である。
動切換制御装置に係り、特に、駆動切り換えを滑らかに
接続するために切り換え直前と切り換え直後の駆動指令
値を一致させるように制御することにより駆動切り換え
時に伴う衝撃を無くした駆動切換制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ロボット等のハンド駆動用アクチュエー
タ等を、例えば位置と力(トルク)のような2以上の情
報に基づいて制御することにより、人間の手や腕と同等
な柔軟性を持った機能を目指した技術として特開平5−
252773号公報に開示された技術などがある。
タ等を、例えば位置と力(トルク)のような2以上の情
報に基づいて制御することにより、人間の手や腕と同等
な柔軟性を持った機能を目指した技術として特開平5−
252773号公報に開示された技術などがある。
【0003】上記従来の技術は、関節トルクセンサを用
いたトルク制御ループと速度制御ループといった2つ以
上の制御回路を並列して備え、モータを制御する場合
に、2つの制御ループを作業の目的に合わせて切り換え
ることにより動作対象物に対して最適な制御を実現しよ
うとするものである。
いたトルク制御ループと速度制御ループといった2つ以
上の制御回路を並列して備え、モータを制御する場合
に、2つの制御ループを作業の目的に合わせて切り換え
ることにより動作対象物に対して最適な制御を実現しよ
うとするものである。
【0004】しかし、単純に制御系を切り換えるだけで
は、切り換え時において制御回路の指令値及び現在値も
同時に切り換わり、切り換え後の制御回路の出力が切り
換え前と一致せずに不連続的に突変し、これによりモー
タにショックを与える、という問題がある。
は、切り換え時において制御回路の指令値及び現在値も
同時に切り換わり、切り換え後の制御回路の出力が切り
換え前と一致せずに不連続的に突変し、これによりモー
タにショックを与える、という問題がある。
【0005】このような切り換え時におけるモータへの
ショックを軽減する技術として、特公平6−85137
号公報に開示された技術などがある。同公報に開示され
た位置と力の制御技術は、トルク制御及び速度制御等の
2つ以上の制御回路を並列し、作業の目的に応じて制御
回路を切り換えることによりモータを制御する場合、ト
ルク偏差及び位置偏差にそれぞれ重み付けした和を0と
するようにモータ制御量を決定して制御を容易にすると
共に、これらの重みを変更するモード変更の際に、制御
回路の指令値を制御回路の現在値に置き換えることによ
りスムーズで安定な制御を実現しようとするものであ
る。
ショックを軽減する技術として、特公平6−85137
号公報に開示された技術などがある。同公報に開示され
た位置と力の制御技術は、トルク制御及び速度制御等の
2つ以上の制御回路を並列し、作業の目的に応じて制御
回路を切り換えることによりモータを制御する場合、ト
ルク偏差及び位置偏差にそれぞれ重み付けした和を0と
するようにモータ制御量を決定して制御を容易にすると
共に、これらの重みを変更するモード変更の際に、制御
回路の指令値を制御回路の現在値に置き換えることによ
りスムーズで安定な制御を実現しようとするものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平6−85137号公報に開示された従来技術では、
モータ指令値そのものを切り換えの前後で一致させてい
るわけではないので、切り換え時のショックを完全には
無くすことができない。また、重み(ゲイン)を変える
ので、各制御回路の安定性が保証されず、切り換えに要
する時間がかかるという新たな問題点が生じる。
公平6−85137号公報に開示された従来技術では、
モータ指令値そのものを切り換えの前後で一致させてい
るわけではないので、切り換え時のショックを完全には
無くすことができない。また、重み(ゲイン)を変える
ので、各制御回路の安定性が保証されず、切り換えに要
する時間がかかるという新たな問題点が生じる。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解消するため
になされたもので、制御ループのゲインを一定に保ちな
がらモータ等の駆動手段への指令値そのものを切り換え
の直前と直後で一致若しくは略一致させるようにするこ
とによって、切り換え時の駆動手段へのショックを完全
に無くし、安定かつ高速な切り換え制御を可能とした駆
動切換制御装置を提供することを目的とする。
になされたもので、制御ループのゲインを一定に保ちな
がらモータ等の駆動手段への指令値そのものを切り換え
の直前と直後で一致若しくは略一致させるようにするこ
とによって、切り換え時の駆動手段へのショックを完全
に無くし、安定かつ高速な切り換え制御を可能とした駆
動切換制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、駆動指令値に基づいて駆動制御さ
れる駆動手段と、前記駆動手段により動作される可動部
材と、前記可動部材の動作に伴う複数の運動状態量を各
々検出する検出手段と、前記可動部材における前記複数
の運動状態量の目標値を各々設定する目標値設定手段
と、前記検出手段により検出された各々の運動状態量
が、前記目標値設定手段により設定された各々の目標値
に一致するように、前記駆動手段を制御するための指令
値を所定の演算則に従って各々算出する複数の制御補償
手段と、前記複数の制御補償手段のいずれか1つを選択
し、選択された制御補償手段が算出する指令値を、前記
駆動指令値として前記駆動手段に出力するように切り換
える切り換え手段と、前記切り換え手段による切り換え
直前の駆動指令値に基づいて、切り換え直後の駆動指令
値を補償するための補償値を演算し、該補償値に基づい
て切り換え直後の駆動指令値を、切り換え直前の駆動指
令値若しくはその近傍の値となるように制御する制御手
段と、を含むように構成したものである。
に請求項1の発明は、駆動指令値に基づいて駆動制御さ
れる駆動手段と、前記駆動手段により動作される可動部
材と、前記可動部材の動作に伴う複数の運動状態量を各
々検出する検出手段と、前記可動部材における前記複数
の運動状態量の目標値を各々設定する目標値設定手段
と、前記検出手段により検出された各々の運動状態量
が、前記目標値設定手段により設定された各々の目標値
に一致するように、前記駆動手段を制御するための指令
値を所定の演算則に従って各々算出する複数の制御補償
手段と、前記複数の制御補償手段のいずれか1つを選択
し、選択された制御補償手段が算出する指令値を、前記
駆動指令値として前記駆動手段に出力するように切り換
える切り換え手段と、前記切り換え手段による切り換え
直前の駆動指令値に基づいて、切り換え直後の駆動指令
値を補償するための補償値を演算し、該補償値に基づい
て切り換え直後の駆動指令値を、切り換え直前の駆動指
令値若しくはその近傍の値となるように制御する制御手
段と、を含むように構成したものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の前記制御手
段が、前記切り換え直前の駆動指令値と、前記選択され
た制御補償手段における前記所定の演算則の逆演算則と
に基づいて、前記選択された制御補償手段の制御対象と
なる運動状態量の目標値の補償値を演算し、該補償値に
基づいて、切り換え直後に設定される目標値を、前記選
択された制御補償手段の切り換え直後の指令値が切り換
え直前の駆動指令値若しくはその近傍となるような目標
値に補正することを特徴とする。
段が、前記切り換え直前の駆動指令値と、前記選択され
た制御補償手段における前記所定の演算則の逆演算則と
に基づいて、前記選択された制御補償手段の制御対象と
なる運動状態量の目標値の補償値を演算し、該補償値に
基づいて、切り換え直後に設定される目標値を、前記選
択された制御補償手段の切り換え直後の指令値が切り換
え直前の駆動指令値若しくはその近傍となるような目標
値に補正することを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の前記制御手
段が、前記切り換え直前の駆動指令値と、前記選択され
た制御補償手段の切り換え直前の指令値との差を補償値
として演算し、該補償値を所定時間内で徐々に0に近づ
けると共に、前記選択された制御補償手段の指令値に加
算して、前記駆動指令値として出力することを特徴とす
る。
段が、前記切り換え直前の駆動指令値と、前記選択され
た制御補償手段の切り換え直前の指令値との差を補償値
として演算し、該補償値を所定時間内で徐々に0に近づ
けると共に、前記選択された制御補償手段の指令値に加
算して、前記駆動指令値として出力することを特徴とす
る。
【0011】請求項1の発明では、切り換え手段が、複
数の制御補償手段のいずれか1つを選択し、選択された
制御補償手段が算出する指令値を、駆動指令値として駆
動手段に入力するように切り換える。複数の制御補償手
段が例えば、トルク制御補償手段と速度制御補償手段と
である場合を考える。ロボットアームにとって、一般
に、ロボットアームが外部環境と接触しうる時は、外部
環境に倣うことのできるトルク制御補償手段とすること
が望ましく、一方、高い位置サーボ剛性を望む時は、位
置ゲインを十分に上げることのできる、速度制御補償手
段とすることが望ましい。
数の制御補償手段のいずれか1つを選択し、選択された
制御補償手段が算出する指令値を、駆動指令値として駆
動手段に入力するように切り換える。複数の制御補償手
段が例えば、トルク制御補償手段と速度制御補償手段と
である場合を考える。ロボットアームにとって、一般
に、ロボットアームが外部環境と接触しうる時は、外部
環境に倣うことのできるトルク制御補償手段とすること
が望ましく、一方、高い位置サーボ剛性を望む時は、位
置ゲインを十分に上げることのできる、速度制御補償手
段とすることが望ましい。
【0012】制御補償手段の切り換え判定は、例えば、
あらかじめ作成された外部環境モデルとロボットアーム
の現在位置を比較することにより、外部環境の接近領域
に入ると予想される時は、トルク制御補償手段に切り換
え、それ以外は速度制御補償手段とすることが考えられ
る。他の判定手段として視覚装置、近接センサ等を用い
てロボットアームと外部環境の接近状態をモニタし、そ
れをもとに、最適の制御補償手段を選択判定することも
可能である。
あらかじめ作成された外部環境モデルとロボットアーム
の現在位置を比較することにより、外部環境の接近領域
に入ると予想される時は、トルク制御補償手段に切り換
え、それ以外は速度制御補償手段とすることが考えられ
る。他の判定手段として視覚装置、近接センサ等を用い
てロボットアームと外部環境の接近状態をモニタし、そ
れをもとに、最適の制御補償手段を選択判定することも
可能である。
【0013】この切り換えの際に、切り換え直前と直後
の駆動指令値とを一致させるためには、切り換え手段に
より選択された制御補償手段の切り換え直後の指令値
が、切り換え直前の他の制御補償手段による駆動指令値
と一致すれば良い。
の駆動指令値とを一致させるためには、切り換え手段に
より選択された制御補償手段の切り換え直後の指令値
が、切り換え直前の他の制御補償手段による駆動指令値
と一致すれば良い。
【0014】そこで、制御手段では、切り換え手段によ
る切り換え直前の駆動指令値に基づいて、切り換え直後
の駆動指令値を補償するための補償値を演算し、該補償
値に基づいて切り換え直後の駆動指令値を、切り換え直
前の駆動指令値若しくはその近傍の値となるように制御
する。
る切り換え直前の駆動指令値に基づいて、切り換え直後
の駆動指令値を補償するための補償値を演算し、該補償
値に基づいて切り換え直後の駆動指令値を、切り換え直
前の駆動指令値若しくはその近傍の値となるように制御
する。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の前記制御手
段が、まず、切り換え直前の駆動指令値と、選択された
制御補償手段における前記所定の演算則の逆演算則とに
基づいて、選択された制御補償手段の制御対象となる運
動状態量の目標値の補償値を演算する。例えば、選択さ
れた制御補償手段が切り換え直前の駆動指令値を演算出
力するような目標値を逆演算則によって逆算し、該目標
値と切り換え直後において目標値演算手段が設定するは
ずの本来の目標値との差を補償値として演算する。そし
て、該補償値に基づいて、切り換え直後に設定される目
標値を、選択された制御補償手段の切り換え直後の指令
値が切り換え直前の駆動指令値若しくはその近傍となる
ような目標値に補正する。
段が、まず、切り換え直前の駆動指令値と、選択された
制御補償手段における前記所定の演算則の逆演算則とに
基づいて、選択された制御補償手段の制御対象となる運
動状態量の目標値の補償値を演算する。例えば、選択さ
れた制御補償手段が切り換え直前の駆動指令値を演算出
力するような目標値を逆演算則によって逆算し、該目標
値と切り換え直後において目標値演算手段が設定するは
ずの本来の目標値との差を補償値として演算する。そし
て、該補償値に基づいて、切り換え直後に設定される目
標値を、選択された制御補償手段の切り換え直後の指令
値が切り換え直前の駆動指令値若しくはその近傍となる
ような目標値に補正する。
【0016】請求項3の発明では、請求項1の制御手段
が、まず、切り換え直前の駆動指令値と、選択された制
御補償手段の切り換え直前の指令値との差を補償値とし
て演算する。そして、該補償値を所定時間内で徐々に0
に近づけると共に、選択された制御補償手段の指令値に
加算して、駆動指令値として出力する。
が、まず、切り換え直前の駆動指令値と、選択された制
御補償手段の切り換え直前の指令値との差を補償値とし
て演算する。そして、該補償値を所定時間内で徐々に0
に近づけると共に、選択された制御補償手段の指令値に
加算して、駆動指令値として出力する。
【0017】上記各発明により、切り換えの直前と直後
で駆動指令値が一致若しくは略一致し、駆動手 段に衝
撃を与えることなく切り換えを滑らかにすることができ
る。
で駆動指令値が一致若しくは略一致し、駆動手 段に衝
撃を与えることなく切り換えを滑らかにすることができ
る。
【0018】
(第1の実施の形態)以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0019】本発明の第1の実施の形態に係る駆動切換
制御装置の構成ブロックを図1に示す。図1に示すよう
に、この駆動切換制御装置の駆動系は、可動部材として
のリンク26と、このリンク26を駆動するためのモー
タドライバ及びモータ22と、を含んで構成されてい
る。モータドライバ及びモータ22では、入力されたモ
ータ指令値に応じてモータドライバがモータのトルクや
角速度を調節制御する。また、このリンク26は、例え
ば多軸マニピュレータのように多関節からなるアーム等
からなり、以下、これを前提として説明する。
制御装置の構成ブロックを図1に示す。図1に示すよう
に、この駆動切換制御装置の駆動系は、可動部材として
のリンク26と、このリンク26を駆動するためのモー
タドライバ及びモータ22と、を含んで構成されてい
る。モータドライバ及びモータ22では、入力されたモ
ータ指令値に応じてモータドライバがモータのトルクや
角速度を調節制御する。また、このリンク26は、例え
ば多軸マニピュレータのように多関節からなるアーム等
からなり、以下、これを前提として説明する。
【0020】リンク26とモータドライバー及びモータ
22との間には、モータ22のトルクをリンク26に伝
達するための減速器等から構成される伝達手段24が介
在されている。なお、リンク26が多関節からなるアー
ムの場合には、モータドライバ及びモータ22では、各
関節を関節軸回りに回転させるためのモータが各々用意
されている。そして、モータドライバは、各関節毎のモ
ータ指令値に応じて各々のモータを制御し、伝達手段2
4を介して各関節にトルクを伝達する。
22との間には、モータ22のトルクをリンク26に伝
達するための減速器等から構成される伝達手段24が介
在されている。なお、リンク26が多関節からなるアー
ムの場合には、モータドライバ及びモータ22では、各
関節を関節軸回りに回転させるためのモータが各々用意
されている。そして、モータドライバは、各関節毎のモ
ータ指令値に応じて各々のモータを制御し、伝達手段2
4を介して各関節にトルクを伝達する。
【0021】さらに、この伝達手段24とリンク26と
の間には、リンク26のアームの関節軸回りに作用する
関節トルクτを検出するトルク検出手段25が各関節毎
に各々設けられている。ここで、トルク検出手段25を
伝達手段24の後、すなわち出力側に取り付けたのは、
伝達手段24に存在する摩擦分を補償するためである。
なお、アームの各関節において関節軸回りで検出される
トルクや角速度等の物理量を「関節角レベル」と形容す
る。
の間には、リンク26のアームの関節軸回りに作用する
関節トルクτを検出するトルク検出手段25が各関節毎
に各々設けられている。ここで、トルク検出手段25を
伝達手段24の後、すなわち出力側に取り付けたのは、
伝達手段24に存在する摩擦分を補償するためである。
なお、アームの各関節において関節軸回りで検出される
トルクや角速度等の物理量を「関節角レベル」と形容す
る。
【0022】また、モータドライバ及びモータ22にお
ける各モータには、各モータの回転角度を検出し、該回
転角度に基づいてリンク26の各関節におけるアーム角
度qを演算する角度検出手段23がそれぞれ取り付けら
れている。後述するように、この角度検出手段23によ
り検出された各々のアーム角度qに基づいて、リンク2
6のアームの手先における移動距離を演算することがで
きる。なお、関節角レベルと区別するため、アームの手
先に関する位置等の物理量を「手先レベル」と形容す
る。
ける各モータには、各モータの回転角度を検出し、該回
転角度に基づいてリンク26の各関節におけるアーム角
度qを演算する角度検出手段23がそれぞれ取り付けら
れている。後述するように、この角度検出手段23によ
り検出された各々のアーム角度qに基づいて、リンク2
6のアームの手先における移動距離を演算することがで
きる。なお、関節角レベルと区別するため、アームの手
先に関する位置等の物理量を「手先レベル」と形容す
る。
【0023】以下においては、1回微分(位置に対し速
度、角度に対し角速度、速度に対し加速度等)の表記を
「’」または「・」を付して記載する。すなわち、位置
を表す符号(例えばP)に対し、速度は「’」または
「・」、加速度は「”」または「・・」を付して記載す
るが、これらはそれぞれ同一内容を意味するものであ
る。
度、角度に対し角速度、速度に対し加速度等)の表記を
「’」または「・」を付して記載する。すなわち、位置
を表す符号(例えばP)に対し、速度は「’」または
「・」、加速度は「”」または「・・」を付して記載す
るが、これらはそれぞれ同一内容を意味するものであ
る。
【0024】そして、本駆動切換制御装置の制御系は、
リンク26のアームの手先レベルにおいて実現される複
数の物理量の目標値を各々生成する指令値生成手段1
と、この指令値生成手段1により生成された手先レベル
の目標値を実現するため、モータドライバー及びモータ
22をフィードバック制御するサーボ演算手段30と、
を含んで構成されている。後述するように、このサーボ
演算手段30は、関節角レベルでトルク及び角速度を制
御するトルク制御モードと速度制御モードの2つの制御
モードを備え、これらのモードを切り換えて駆動系を制
御することができる。
リンク26のアームの手先レベルにおいて実現される複
数の物理量の目標値を各々生成する指令値生成手段1
と、この指令値生成手段1により生成された手先レベル
の目標値を実現するため、モータドライバー及びモータ
22をフィードバック制御するサーボ演算手段30と、
を含んで構成されている。後述するように、このサーボ
演算手段30は、関節角レベルでトルク及び角速度を制
御するトルク制御モードと速度制御モードの2つの制御
モードを備え、これらのモードを切り換えて駆動系を制
御することができる。
【0025】指令値生成手段1は、リンク26のアーム
の手先レベルにおける各物理量、すなわち、目標力Fd
、目標位置Pd 、目標速度Pd ’、及び目標加速度Pd
”を、それぞれ微分、積分関係を満足するように生成
する目標力生成手段2、目標位置生成手段4、目標速度
生成手段5、及び目標加速度生成手段7とから構成され
ている。
の手先レベルにおける各物理量、すなわち、目標力Fd
、目標位置Pd 、目標速度Pd ’、及び目標加速度Pd
”を、それぞれ微分、積分関係を満足するように生成
する目標力生成手段2、目標位置生成手段4、目標速度
生成手段5、及び目標加速度生成手段7とから構成され
ている。
【0026】また、サーボ演算手段30は、検出された
関節角レベルの関節トルク値τが、指令値生成手段1に
より生成された手先レベルの目標値を関節角レベルに変
換して得られる関節トルク指令値τd に一致するよう
に、Gct演算則に従ってモータドライバー及びモータ2
2への指令値を演算出力するトルク制御補償手段18
と、検出された関節角レベルの関節速度値q’が、指令
値生成手段1により生成された手先レベルの目標値を関
節角レベルに変換して得られる関節速度指令値qd’に
一致するように、Gcv演算則に従ってモータドライバー
及びモータ22への指令値を演算出力する速度制御補償
手段19と、を含んで構成されている。なお、これらの
制御補償手段のモータドライバー及びモータ22への指
令値は、多関節アームの場合、各関節毎に演算出力され
る。
関節角レベルの関節トルク値τが、指令値生成手段1に
より生成された手先レベルの目標値を関節角レベルに変
換して得られる関節トルク指令値τd に一致するよう
に、Gct演算則に従ってモータドライバー及びモータ2
2への指令値を演算出力するトルク制御補償手段18
と、検出された関節角レベルの関節速度値q’が、指令
値生成手段1により生成された手先レベルの目標値を関
節角レベルに変換して得られる関節速度指令値qd’に
一致するように、Gcv演算則に従ってモータドライバー
及びモータ22への指令値を演算出力する速度制御補償
手段19と、を含んで構成されている。なお、これらの
制御補償手段のモータドライバー及びモータ22への指
令値は、多関節アームの場合、各関節毎に演算出力され
る。
【0027】トルク制御補償手段18の入力端には、現
在の関節トルク値τを検出するトルク検出手段25の出
力端と、生成された目標値に基づいて各関節の関節トル
ク指令値τd を演算する関節トルク変換手段14の出力
端とが接続されている。
在の関節トルク値τを検出するトルク検出手段25の出
力端と、生成された目標値に基づいて各関節の関節トル
ク指令値τd を演算する関節トルク変換手段14の出力
端とが接続されている。
【0028】関節トルク変換手段14は、手先レベルで
の目標力Fd 、目標位置Pd と手先レベルの現在位置P
との重み付け偏差、目標速度Pd ’と現在速度P’との
重み付け偏差、及び目標加速度Pd ”の補償値との和
に、現在のアーム角度qに基づいて計算された転置ヤコ
ビ行列JT (T は転置行列を示す)を乗じることによ
り、関節トルク指令値τd を演算する演算手段であり、
その入力端には、加算手段12の出力端が接続されてい
る。なお、このように目標力Fd の他に、位置偏差及び
速度偏差等に比例する力を加算して関節トルク指令値τ
d を演算する場合はコンプライアンス制御を行う場合で
ある。
の目標力Fd 、目標位置Pd と手先レベルの現在位置P
との重み付け偏差、目標速度Pd ’と現在速度P’との
重み付け偏差、及び目標加速度Pd ”の補償値との和
に、現在のアーム角度qに基づいて計算された転置ヤコ
ビ行列JT (T は転置行列を示す)を乗じることによ
り、関節トルク指令値τd を演算する演算手段であり、
その入力端には、加算手段12の出力端が接続されてい
る。なお、このように目標力Fd の他に、位置偏差及び
速度偏差等に比例する力を加算して関節トルク指令値τ
d を演算する場合はコンプライアンス制御を行う場合で
ある。
【0029】加算手段12は、入力された値を加算する
演算手段であり、その入力端には、目標力生成手段2、
目標位置と手先レベルの現在位置の重み付け偏差を演算
する位置偏差手段9、目標速度と手先レベルの現在速度
の重み付け偏差を演算する速度偏差演算手段10、及び
加速度補償値を演算する加速度補償手段11の出力端が
接続されている。
演算手段であり、その入力端には、目標力生成手段2、
目標位置と手先レベルの現在位置の重み付け偏差を演算
する位置偏差手段9、目標速度と手先レベルの現在速度
の重み付け偏差を演算する速度偏差演算手段10、及び
加速度補償値を演算する加速度補償手段11の出力端が
接続されている。
【0030】位置偏差演算手段9は、生成された目標位
置Pd から手先レベルに変換された現在位置Pを減算し
た偏差を求める減算器9Aと、該偏差にゲインKpwf を
乗じる乗算器9Bと、該偏差にゲインKpwv を乗じる乗
算器9Cと、から構成されている。そして、減算器9A
の入力端には、目標位置生成手段4の出力端と、順変換
演算手段17の出力端とが接続され、この減算器9Aの
出力端には、乗算器9Bと乗算器9Cとが各々並列に接
続されると共に、乗算器9Bの出力端は加算手段12の
入力端に、乗算器9Cの出力端は加算手段13の入力端
にそれぞれ接続されている。
置Pd から手先レベルに変換された現在位置Pを減算し
た偏差を求める減算器9Aと、該偏差にゲインKpwf を
乗じる乗算器9Bと、該偏差にゲインKpwv を乗じる乗
算器9Cと、から構成されている。そして、減算器9A
の入力端には、目標位置生成手段4の出力端と、順変換
演算手段17の出力端とが接続され、この減算器9Aの
出力端には、乗算器9Bと乗算器9Cとが各々並列に接
続されると共に、乗算器9Bの出力端は加算手段12の
入力端に、乗算器9Cの出力端は加算手段13の入力端
にそれぞれ接続されている。
【0031】順変換演算手段17は、各関節毎に検出さ
れた現在のアーム角度qに、該アーム角度qに基づいて
計算された順変換行列Λを乗じることによりアームの手
先レベルの現在位置Pに変換する演算手段であり、その
入力端には、角度検出手段23の出力端が接続されてい
る。
れた現在のアーム角度qに、該アーム角度qに基づいて
計算された順変換行列Λを乗じることによりアームの手
先レベルの現在位置Pに変換する演算手段であり、その
入力端には、角度検出手段23の出力端が接続されてい
る。
【0032】速度偏差演算手段10は、生成された目標
速度Pd ’から手先レベルに変換された現在速度P’を
減算した偏差を求める減算器10Aと、この減算器10
Aから出力された該偏差にゲインKdwを乗じる乗算器1
0Bとから構成されている。そして、減算器10Aの入
力端には、目標速度生成手段5の出力端と、ヤコビ行列
乗算手段16の出力端とが接続されている。
速度Pd ’から手先レベルに変換された現在速度P’を
減算した偏差を求める減算器10Aと、この減算器10
Aから出力された該偏差にゲインKdwを乗じる乗算器1
0Bとから構成されている。そして、減算器10Aの入
力端には、目標速度生成手段5の出力端と、ヤコビ行列
乗算手段16の出力端とが接続されている。
【0033】ヤコビ行列乗算手段16は、各関節毎に検
出された現在のアーム角速度q’に、アーム角度qに基
づいて計算されたヤコビ行列Jを乗算することにより、
アームの手先レベルの速度P’に変換する演算手段であ
り、その入力端には、微分手段27の出力端が接続され
ている。微分手段27は、検出された各関節毎のアーム
角度qを1回微分することにより角速度q’に変換する
演算手段であり、その入力端には、角度検出手段23の
出力端が接続されている。
出された現在のアーム角速度q’に、アーム角度qに基
づいて計算されたヤコビ行列Jを乗算することにより、
アームの手先レベルの速度P’に変換する演算手段であ
り、その入力端には、微分手段27の出力端が接続され
ている。微分手段27は、検出された各関節毎のアーム
角度qを1回微分することにより角速度q’に変換する
演算手段であり、その入力端には、角度検出手段23の
出力端が接続されている。
【0034】加速度補償手段11は、各関節毎に検出さ
れた現在のアーム角度qに基づいて慣性値Mw を計算
し、目標加速度生成手段7から入力された加速度指令値
Pd ”に該慣性値Mw を乗じることにより加速度補償値
を演算する演算手段であり、その入力端には、目標加速
度生成手段7が接続されている。すなわち、関節トルク
指令値τd に加速度補償を行うことが可能となってい
る。
れた現在のアーム角度qに基づいて慣性値Mw を計算
し、目標加速度生成手段7から入力された加速度指令値
Pd ”に該慣性値Mw を乗じることにより加速度補償値
を演算する演算手段であり、その入力端には、目標加速
度生成手段7が接続されている。すなわち、関節トルク
指令値τd に加速度補償を行うことが可能となってい
る。
【0035】以上のコンプライアンス制御も同時に行う
時のトルク制御モード時のサーボ演算手段30の演算
(以下、「サーボ演算」という)の内容を式で示すと、
以下のようになる。なお、このサーボ演算は、所定の周
期(サーボサンプル周期)毎に離散的に演算されるもの
とし、k番目にサンプルされる演算を第kサーボサンプ
ルとする(サンプル番号kは自然数)。
時のトルク制御モード時のサーボ演算手段30の演算
(以下、「サーボ演算」という)の内容を式で示すと、
以下のようになる。なお、このサーボ演算は、所定の周
期(サーボサンプル周期)毎に離散的に演算されるもの
とし、k番目にサンプルされる演算を第kサーボサンプ
ルとする(サンプル番号kは自然数)。
【0036】ここで、第kサーボサンプルの手先におけ
る目標力をFd(k)、目標位置をPd(k)、目標速
度をPd ’(k)、目標加速度をPd"(k)、現在位置
をP(k)、現在速度をP’(k)とする。
る目標力をFd(k)、目標位置をPd(k)、目標速
度をPd ’(k)、目標加速度をPd"(k)、現在位置
をP(k)、現在速度をP’(k)とする。
【0037】まず、目標位置と現在位置との偏差Pe
(k)は、 Pe (k)=Pd (k)−P(k) で与えられる。これより、目標速度と現在速度との偏差
Pe ’(k)は、上式の両辺を微分すれば、 Pe ’(k)=Pd ’(k)−P’(k) で与えられる。
(k)は、 Pe (k)=Pd (k)−P(k) で与えられる。これより、目標速度と現在速度との偏差
Pe ’(k)は、上式の両辺を微分すれば、 Pe ’(k)=Pd ’(k)−P’(k) で与えられる。
【0038】この時、関節トルク変換手段14によって
演算される関節トルク指令値τd (k)は、 τd (k)=JT {Kpwf Pe (k)+KdwPe ’(k) +Mw Pd"(k)+Fd (k)} ・・・(1) で与えられる。
演算される関節トルク指令値τd (k)は、 τd (k)=JT {Kpwf Pe (k)+KdwPe ’(k) +Mw Pd"(k)+Fd (k)} ・・・(1) で与えられる。
【0039】そして、トルク制御補償手段18の演算則
をGct、検出された現在の関節トルク値をτ(k)とす
れば、モータ22への指令値id (k)は、 id (k)= Gct(τd (k)−τ(k)) ・・・(2) となる。
をGct、検出された現在の関節トルク値をτ(k)とす
れば、モータ22への指令値id (k)は、 id (k)= Gct(τd (k)−τ(k)) ・・・(2) となる。
【0040】なお、トルク制御補償手段18では、通常
PID(比例、積分、微分)制御が行われる。
PID(比例、積分、微分)制御が行われる。
【0041】速度制御補償手段19の入力端には、現在
のアーム速度値q’を演算する微分手段27の出力端
と、生成された目標値に基づいて各関節の関節速度指令
値qd’を演算する関節速度変換手段15の出力端とが
接続されている。
のアーム速度値q’を演算する微分手段27の出力端
と、生成された目標値に基づいて各関節の関節速度指令
値qd’を演算する関節速度変換手段15の出力端とが
接続されている。
【0042】関節速度変換手段15は、手先レベルでの
目標速度Pd ’と目標位置Pd と手先レベルの現在位置
Pとの重み付け偏差との和に、現在のアーム角度qに基
づいて計算された逆ヤコビ行列J-1(-1は逆行列を示
す)を乗じることにより関節角レベルに変換された関節
速度指令値qd ’を演算する手段であり、その入力端に
は、加算手段13の出力端が接続されている。
目標速度Pd ’と目標位置Pd と手先レベルの現在位置
Pとの重み付け偏差との和に、現在のアーム角度qに基
づいて計算された逆ヤコビ行列J-1(-1は逆行列を示
す)を乗じることにより関節角レベルに変換された関節
速度指令値qd ’を演算する手段であり、その入力端に
は、加算手段13の出力端が接続されている。
【0043】加算手段13は、入力された値を加算する
演算手段であり、その入力端には、目標速度生成手段
5、及び前述した乗算器9Cの出力端が接続されてい
る。なお、速度制御のみを行う場合は、乗算器9Cのゲ
インKpwv を0とすることによっても可能である。
演算手段であり、その入力端には、目標速度生成手段
5、及び前述した乗算器9Cの出力端が接続されてい
る。なお、速度制御のみを行う場合は、乗算器9Cのゲ
インKpwv を0とすることによっても可能である。
【0044】以上のように、位置制御も同時に行う時の
速度制御モード時の演算式は、第kサーボサンプルの関
節角レベルの速度指令値qd ’(k)とすれば qd ’(k)=J-1{Kpwv Pe (k)+Pd ’(k)} ・・・(3) で与えられる。
速度制御モード時の演算式は、第kサーボサンプルの関
節角レベルの速度指令値qd ’(k)とすれば qd ’(k)=J-1{Kpwv Pe (k)+Pd ’(k)} ・・・(3) で与えられる。
【0045】そして、速度制御補償手段19の演算則を
Gcv、現在の速度値をq’(k)とすれば、モータ22
への指令値id (k)は、 id (k) = Gcv(qd ’(k)−q’(k)) ・・・(4) で与えられる。
Gcv、現在の速度値をq’(k)とすれば、モータ22
への指令値id (k)は、 id (k) = Gcv(qd ’(k)−q’(k)) ・・・(4) で与えられる。
【0046】通常、ゲインKpwv はKpwf より十分大き
くすることができる。すなわち、速度制御モード時の方
がトルク制御モード時より十分大きな位置ループゲイン
とすることができ、位置サーボ剛性を高め、位置精度を
上げることが可能である。
くすることができる。すなわち、速度制御モード時の方
がトルク制御モード時より十分大きな位置ループゲイン
とすることができ、位置サーボ剛性を高め、位置精度を
上げることが可能である。
【0047】なお、速度制御補償償手段19でも、通常
PID制御が行われる。これらのトルク制御補償手段1
8及び速度制御補償手段19の出力端は切り換え手段2
0の入力端に接続されている。
PID制御が行われる。これらのトルク制御補償手段1
8及び速度制御補償手段19の出力端は切り換え手段2
0の入力端に接続されている。
【0048】切り換え手段20は、制御モードの切り換
えを指示する切り換え信号に応じて、トルク制御補償手
段18の指令値と速度制御補償手段19の指令値のいず
れかを、加算手段21を介してモータドライバ及びモー
タ22へ出力するように切り換える手段であり、切り換
え設定手段8の切り換え信号の出力端と接続されてい
る。
えを指示する切り換え信号に応じて、トルク制御補償手
段18の指令値と速度制御補償手段19の指令値のいず
れかを、加算手段21を介してモータドライバ及びモー
タ22へ出力するように切り換える手段であり、切り換
え設定手段8の切り換え信号の出力端と接続されてい
る。
【0049】切り換え設定手段8は、これに接続されて
いる切り換え判定手段29の判定結果に応じて制御モー
ドの切り換えを切り換え手段20に指示すると共に、制
御モードの切り換え時に、モード切り換えに伴うモータ
22への指令値の変動を補償するための力補償値及び速
度補償値を計算する手段である。これらの補償値を演算
するために必要となる現在トルク値、現在速度値及びモ
ータ指令値を得るために、切り換え設定手段8の入力端
には、トルク検出手段25、微分手段27、及び切り換
え手段20の出力端が接続されている。また、演算した
トルク補償値及び速度補償値を出力する切り換え設定手
段8の出力端には、目標力生成手段2、及び目標速度生
成手段5の入力端が接続されている。なお、これらの補
償値に基づいて目標値を補正する詳細な処理については
後述する。
いる切り換え判定手段29の判定結果に応じて制御モー
ドの切り換えを切り換え手段20に指示すると共に、制
御モードの切り換え時に、モード切り換えに伴うモータ
22への指令値の変動を補償するための力補償値及び速
度補償値を計算する手段である。これらの補償値を演算
するために必要となる現在トルク値、現在速度値及びモ
ータ指令値を得るために、切り換え設定手段8の入力端
には、トルク検出手段25、微分手段27、及び切り換
え手段20の出力端が接続されている。また、演算した
トルク補償値及び速度補償値を出力する切り換え設定手
段8の出力端には、目標力生成手段2、及び目標速度生
成手段5の入力端が接続されている。なお、これらの補
償値に基づいて目標値を補正する詳細な処理については
後述する。
【0050】切り換え判定手段29では、リンク26の
動作に伴う運動状態量に応じて、トルク制御モードと速
度制御モードとのいずれが制御に有効であるかの判定を
行い、その判定の結果を切り換え設定手段8に伝達す
る。
動作に伴う運動状態量に応じて、トルク制御モードと速
度制御モードとのいずれが制御に有効であるかの判定を
行い、その判定の結果を切り換え設定手段8に伝達す
る。
【0051】さらに、本実施の形態の駆動切換制御装置
では、アームにかかる重力や運動することにより発生す
るコリオリ力、遠心力などの非線形トルク分をモータ2
2への指令値に加算し補償するため、非線形トルク演算
手段28が設けられている。この非線形トルク演算手段
28により演算された補償トルク値は、加算手段21に
よってサーボ演算手段30が出力したモータ指令値に加
算される。これにより、非線形トルク分がモータ指令値
に反映されて、最適な制御が可能となる。なお、非線形
トルク分の影響が小さい場合は、非線形トルク演算手段
28を省くことが可能である。
では、アームにかかる重力や運動することにより発生す
るコリオリ力、遠心力などの非線形トルク分をモータ2
2への指令値に加算し補償するため、非線形トルク演算
手段28が設けられている。この非線形トルク演算手段
28により演算された補償トルク値は、加算手段21に
よってサーボ演算手段30が出力したモータ指令値に加
算される。これにより、非線形トルク分がモータ指令値
に反映されて、最適な制御が可能となる。なお、非線形
トルク分の影響が小さい場合は、非線形トルク演算手段
28を省くことが可能である。
【0052】次に、第kサーボサンプルにおける制御モ
ードの切換処理を図2のフローチャートにより説明す
る。
ードの切換処理を図2のフローチャートにより説明す
る。
【0053】まず、切り換え判定手段29により制御モ
ードの切り換えか否かを判定する(ステップ100)。
ードの切り換えか否かを判定する(ステップ100)。
【0054】制御モードの切り換えではないと判定した
場合(ステップ100否定判定)、切り換え設定手段8
においてトルク制御モードか否かを判定する(ステップ
108)。
場合(ステップ100否定判定)、切り換え設定手段8
においてトルク制御モードか否かを判定する(ステップ
108)。
【0055】トルク制御モードと判定した場合(ステッ
プ108肯定判定)、指令値生成手段1において各目標
値の生成を行う(ステップ110)。すなわち、目標力
生成手段2が目標力Fd (k)を、目標位置生成手段4
が目標位置Pd (k)を、目標速度生成手段5が目標速
度Pd ’(k)を、そして、目標加速度生成手段7が目
標加速度Pd ”(k)をそれぞれ生成する。
プ108肯定判定)、指令値生成手段1において各目標
値の生成を行う(ステップ110)。すなわち、目標力
生成手段2が目標力Fd (k)を、目標位置生成手段4
が目標位置Pd (k)を、目標速度生成手段5が目標速
度Pd ’(k)を、そして、目標加速度生成手段7が目
標加速度Pd ”(k)をそれぞれ生成する。
【0056】トルク制御モードにおける目標値が生成さ
れると、サーボ演算手段30において、(1)式で表さ
れる関節トルク指令値τd (k)が演算され、指令値τ
d (k)と現在トルク値τ(k)とが一致するようにト
ルク制御フィードバック演算が行われる(ステップ11
4)。すなわち、トルク制御補償手段18が(2)式で
表されるモータ指令値id (k)を出力しモータドライ
バを介してモータ22のトルク制御を行う。
れると、サーボ演算手段30において、(1)式で表さ
れる関節トルク指令値τd (k)が演算され、指令値τ
d (k)と現在トルク値τ(k)とが一致するようにト
ルク制御フィードバック演算が行われる(ステップ11
4)。すなわち、トルク制御補償手段18が(2)式で
表されるモータ指令値id (k)を出力しモータドライ
バを介してモータ22のトルク制御を行う。
【0057】トルク制御モードではないと判定した場合
(ステップ108否定判定)、すなわち、速度制御モー
ドの場合、指令値生成手段1において、目標位置生成手
段4が目標位置Pd (k)を、目標速度生成手段5が目
標速度Pd ’(k)をそれぞれ生成する(ステップ11
2)。
(ステップ108否定判定)、すなわち、速度制御モー
ドの場合、指令値生成手段1において、目標位置生成手
段4が目標位置Pd (k)を、目標速度生成手段5が目
標速度Pd ’(k)をそれぞれ生成する(ステップ11
2)。
【0058】速度制御モードにおける目標値が生成され
ると、サーボ演算手段30において、(3)式で表され
る関節速度指令値qd ’(k)が演算され、指令値
qd ’(k)と現在速度値q(k)とが一致するように
速度制御フィードバック演算が行われる(ステップ11
6)。すなわち、速度制御補償手段19が(4)式で表
されるモータ指令値id (k)を出力してモータドライ
バ及びモータ22の速度制御を行う。
ると、サーボ演算手段30において、(3)式で表され
る関節速度指令値qd ’(k)が演算され、指令値
qd ’(k)と現在速度値q(k)とが一致するように
速度制御フィードバック演算が行われる(ステップ11
6)。すなわち、速度制御補償手段19が(4)式で表
されるモータ指令値id (k)を出力してモータドライ
バ及びモータ22の速度制御を行う。
【0059】一方、制御モードの切り換えと判定した場
合(ステップ100肯定判定)、切り換え設定手段8で
速度制御モードからトルク制御モードに切り換えか否か
を判定する(ステップ102)。
合(ステップ100肯定判定)、切り換え設定手段8で
速度制御モードからトルク制御モードに切り換えか否か
を判定する(ステップ102)。
【0060】トルク制御モードに切り換えと判定した場
合(ステップ102肯定判定)、切り換え設定手段8に
より速度制御モードからトルク制御モードへの切り換え
補償値演算を実行する(ステップ104)。この切り換
え補償値演算は、次のようにして行われる。
合(ステップ102肯定判定)、切り換え設定手段8に
より速度制御モードからトルク制御モードへの切り換え
補償値演算を実行する(ステップ104)。この切り換
え補償値演算は、次のようにして行われる。
【0061】切り換え直前のモータ指令値をidc、検出
された関節トルク値をτ(k)とする。そして、切り換
え直後のモータ指令値idc * を切り換え直前のモータ指
令値idcの近傍の値とするために、切り換え時の関節角
レベルトルク指令値τdcを、 τdc = {Gct-1idc }+τ(k) ・・・(5) とする。
された関節トルク値をτ(k)とする。そして、切り換
え直後のモータ指令値idc * を切り換え直前のモータ指
令値idcの近傍の値とするために、切り換え時の関節角
レベルトルク指令値τdcを、 τdc = {Gct-1idc }+τ(k) ・・・(5) とする。
【0062】この時、前記(2)式に(5)式を代入す
ると、 idc * = Gct{Gct-1ict+τ(k)−τ(k)}=idc となり、idc * がidcと一致する。但し、実際は計算誤
差、計測誤差等のために、両者を完全に一致させること
は困難であるが、idc * をidcの近傍の値とすることが
できる。
ると、 idc * = Gct{Gct-1ict+τ(k)−τ(k)}=idc となり、idc * がidcと一致する。但し、実際は計算誤
差、計測誤差等のために、両者を完全に一致させること
は困難であるが、idc * をidcの近傍の値とすることが
できる。
【0063】なお、アームが6自由度である場合、上記
(5)式は、次の(5−a)式のように表される。
(5)式は、次の(5−a)式のように表される。
【0064】
【数1】 また、演算則Gcti はPID制御の場合、 Gcti =ai +bi /s+s・ci (i=1〜6) となる。但し、ai 、bi 、ci は定数、sは微分演算
子として表される。
子として表される。
【0065】ここで、τdcを満たす力制御のみを行う場
合の手先レベル力指令値Fdcを、 Fdc = J-Tτdc ・・・(6) とするが、位置、速度制御を同時に行う場合の手先レベ
ル力指令値Fdcを、 Fdc=J-Tτdc−Kpwf Pe (k)−KdwPe ’(k)−Mw Pd ”(k) ・・・(7) とする。
合の手先レベル力指令値Fdcを、 Fdc = J-Tτdc ・・・(6) とするが、位置、速度制御を同時に行う場合の手先レベ
ル力指令値Fdcを、 Fdc=J-Tτdc−Kpwf Pe (k)−KdwPe ’(k)−Mw Pd ”(k) ・・・(7) とする。
【0066】そして、本来の手先レベル力指令値Fd
(k)との差ΔFdcを、 ΔFdc = Fd (k) − Fdc ・・・(8) とする。
(k)との差ΔFdcを、 ΔFdc = Fd (k) − Fdc ・・・(8) とする。
【0067】このようにして、切り換え設定手段8によ
りΔFdcを求め、この補償値を用いて、以下に示すよう
に目標力生成手段2において目標力の補正を行う(ステ
ップ110)。
りΔFdcを求め、この補償値を用いて、以下に示すよう
に目標力生成手段2において目標力の補正を行う(ステ
ップ110)。
【0068】目標力生成手段2では、目標力を補正する
ために、ΔFdcを用いて、現在の目標力Fds* を、 Fds* = Fds − ΔFdc ・・・(9) のように補正を行う。
ために、ΔFdcを用いて、現在の目標力Fds* を、 Fds* = Fds − ΔFdc ・・・(9) のように補正を行う。
【0069】そして、現在の目標力Fds* (k=0)か
らTe サーボサンプル後の最終目標力Fdeを用いて第k
サーボサイクルの目標力Fd * (k)を、例えば、 Fd * (k)=Fds* +{(Fde−Fds* )/Te }・k ・・・(10) のように生成する。
らTe サーボサンプル後の最終目標力Fdeを用いて第k
サーボサイクルの目標力Fd * (k)を、例えば、 Fd * (k)=Fds* +{(Fde−Fds* )/Te }・k ・・・(10) のように生成する。
【0070】また、最終目標力Fdeに達する前にさらに
切り換えが入った場合は、現時点におけるFd * (k)
を目標力Fdsとして新たに目標力の補正を行う。
切り換えが入った場合は、現時点におけるFd * (k)
を目標力Fdsとして新たに目標力の補正を行う。
【0071】なお、単軸回転(1自由度)の場合、アー
ム長をLとすると、ヤコビ行列Jは、J=L(即ち、J
-1=1/L)と置き換えることができるので、上記
(6)〜(10)式の代わりに、それぞれ(6’)〜
(10’)式に基づいて制御すれば良い。
ム長をLとすると、ヤコビ行列Jは、J=L(即ち、J
-1=1/L)と置き換えることができるので、上記
(6)〜(10)式の代わりに、それぞれ(6’)〜
(10’)式に基づいて制御すれば良い。
【0072】 Fdc = (1/L)τdc ・・・(6’) Fdc =(1/L)τdc−kpwf ge (k) −kdwge '(k)−mw gd "( k) ・・・(7’) ΔFdc = (τd (k) − τdc)/L ・・・(8’) τd (k) /L = τds/L+(τde/L−τds/L)k/Te ・・・(9’) τds/L = τds/L − (τd (k) − τdc)/L ・・・(10’) 以上のようにして目標トルクを補正した後、トルク制御
補償手段18において、補正された目標トルクに基づい
て演算されたトルク指令値τd (k)によるトルク制御
モードのフィードバック演算を実行する(ステップ11
4)。なお、補正された目標力の生成開始と同時に切り
換え設定手段8は切り換え手段20をトルク制御補償手
段18側に切り換える。
補償手段18において、補正された目標トルクに基づい
て演算されたトルク指令値τd (k)によるトルク制御
モードのフィードバック演算を実行する(ステップ11
4)。なお、補正された目標力の生成開始と同時に切り
換え設定手段8は切り換え手段20をトルク制御補償手
段18側に切り換える。
【0073】トルク、速度及び位置制御を同時に行う場
合には、現在位置、及び現在速度を目標位置、目標速度
に一致させ、目標加速度を0として、そこから軌道計画
を行っても良い。この場合、(7)式ではなく、簡単な
(6)式を用いることができる。
合には、現在位置、及び現在速度を目標位置、目標速度
に一致させ、目標加速度を0として、そこから軌道計画
を行っても良い。この場合、(7)式ではなく、簡単な
(6)式を用いることができる。
【0074】これら、位置、速度、加速度は通常と同
様、微分、積分関係を満足するように目標位置生成手段
4、目標速度生成手段5、目標加速度生成手段7におい
て生成される。詳しい速度の生成方法は次の速度制御モ
ードへの切り換え時で説明する。
様、微分、積分関係を満足するように目標位置生成手段
4、目標速度生成手段5、目標加速度生成手段7におい
て生成される。詳しい速度の生成方法は次の速度制御モ
ードへの切り換え時で説明する。
【0075】トルク制御モードから速度制御モードに切
り換える場合(ステップ102否定判定)、切り換え設
定手段8において、次のような切り換え補償値演算を実
行する(ステップ106)。
り換える場合(ステップ102否定判定)、切り換え設
定手段8において、次のような切り換え補償値演算を実
行する(ステップ106)。
【0076】切り換え直前のモータ指令値をidc、関節
速度をq’(k)とする。切り換え直後のモータ指令値
idc * を切り換え直前のモータ指令値idcの近傍の値と
するために、切り換え時の関節角レベル速度指令値
qdc’を qdc’ = {Gcv-1idc}+q’(k) ・・・(11) とする。
速度をq’(k)とする。切り換え直後のモータ指令値
idc * を切り換え直前のモータ指令値idcの近傍の値と
するために、切り換え時の関節角レベル速度指令値
qdc’を qdc’ = {Gcv-1idc}+q’(k) ・・・(11) とする。
【0077】この時、(4)式に(11)式を代入する
と、 idc * = Gcv{Gcv-1idc+q’(k)−q’(k)}= idc となり、idc * がidcと一致する。但し、実際は計算誤
差、計測誤差等のために、両者を完全に一致させること
は困難であるが、idc * をidcの近傍の値とすることが
できる。
と、 idc * = Gcv{Gcv-1idc+q’(k)−q’(k)}= idc となり、idc * がidcと一致する。但し、実際は計算誤
差、計測誤差等のために、両者を完全に一致させること
は困難であるが、idc * をidcの近傍の値とすることが
できる。
【0078】(11)式を満たすように関節角レベル速
度指令値qdc’を設定するために、手先レベルの速度指
令値Pdc’は、速度制御のみを行う場合、 Pdc’ = Jqdc’ ・・・(12) とする。
度指令値qdc’を設定するために、手先レベルの速度指
令値Pdc’は、速度制御のみを行う場合、 Pdc’ = Jqdc’ ・・・(12) とする。
【0079】また、速度制御と位置制御を同時に行う場
合には、 Pdc’ = Jqdc’− Kpwv Pe (k) ・・・(13) とする。
合には、 Pdc’ = Jqdc’− Kpwv Pe (k) ・・・(13) とする。
【0080】そして、本来の手先レベルの速度指令値P
d ’(k)との差ΔPdc’を ΔPdc’= Pd ’(k) − Pdc’ ・・・(14) とする。
d ’(k)との差ΔPdc’を ΔPdc’= Pd ’(k) − Pdc’ ・・・(14) とする。
【0081】このようにして、切り換え設定手段8によ
りΔPdc’を求め、この値を用いて、目標速度生成手段
5において目標速度の補正を行う(ステップ112)。
この補正方法の詳細については、後述する。
りΔPdc’を求め、この値を用いて、目標速度生成手段
5において目標速度の補正を行う(ステップ112)。
この補正方法の詳細については、後述する。
【0082】以上のようにして目標速度値を補正した
後、速度制御補償手段19において、補正された目標速
度に基づいて演算された速度指令値qd ’(k)による
速度制御モードのフィードバック演算を実行する(ステ
ップ116)。なお、補正された目標速度の生成開始と
同時に切り換え設定手段8は切り換え手段20を速度制
御補償手段19側に切り換える。
後、速度制御補償手段19において、補正された目標速
度に基づいて演算された速度指令値qd ’(k)による
速度制御モードのフィードバック演算を実行する(ステ
ップ116)。なお、補正された目標速度の生成開始と
同時に切り換え設定手段8は切り換え手段20を速度制
御補償手段19側に切り換える。
【0083】以上のようにトルク制御モード、速度制御
モードへのいずれの切り換えの場合でも、切り換え時
に、切換直前と直後のモータへの指令値がほぼ一致する
ように目標値を演算することにより、モータ指令値に突
変を生じることなく滑らかに切り換えることが可能とな
る。また、サーボサンプル周期以内で切り換えに必要な
演算を行うことにより、次のサーボサンプルから、直ち
に制御モードを変更することが可能である。
モードへのいずれの切り換えの場合でも、切り換え時
に、切換直前と直後のモータへの指令値がほぼ一致する
ように目標値を演算することにより、モータ指令値に突
変を生じることなく滑らかに切り換えることが可能とな
る。また、サーボサンプル周期以内で切り換えに必要な
演算を行うことにより、次のサーボサンプルから、直ち
に制御モードを変更することが可能である。
【0084】次に、目標速度生成手段5の目標速度の生
成方法、目標位置生成手段4の目標位置の生成方法、及
び制御モードの切り換え時における目標速度の補正方法
について、以下に説明する。
成方法、目標位置生成手段4の目標位置の生成方法、及
び制御モードの切り換え時における目標速度の補正方法
について、以下に説明する。
【0085】先ず、目標速度及び目標位置の具体的生成
方法について図3乃至図6により説明する。
方法について図3乃至図6により説明する。
【0086】各サーボサイクル毎の目標速度Pd ’
(k)は、目標速度生成手段5により通常、一定の加速
サイクルと一定の速度サイクルとからなる台形状の速度
パターンとなるように生成される。速度制御と同時に位
置制御を行う場合には、手先目標位置Pd の生成も行わ
れる。この手先目標位置Pd は、目標位置生成手段4に
より目標速度と積分関係を満足するように計算される。
(k)は、目標速度生成手段5により通常、一定の加速
サイクルと一定の速度サイクルとからなる台形状の速度
パターンとなるように生成される。速度制御と同時に位
置制御を行う場合には、手先目標位置Pd の生成も行わ
れる。この手先目標位置Pd は、目標位置生成手段4に
より目標速度と積分関係を満足するように計算される。
【0087】目標速度生成手段5は、与えられた移動距
離Sに対して、図3(B)に示すような台形速度パター
ンを満足するように目標速度を決める。すなわち、速度
0の状態から目標速度を正の一定加速度で上げていき
(正の加速サイクル)、目標速度が与えられた最高速度
に達すると、この一定速度を移動距離Sと最高速度によ
り定められる所定時間維持し(一定速サイクル)、該所
定時間経過後に、目標速度を負の一定加速度で下げる
(負の加速サイクル)ように設定する。なお、図3
(B)の場合、正の加速サイクルと負の加速サイクルで
は、加速度の絶対値を等しくするように設定する。
離Sに対して、図3(B)に示すような台形速度パター
ンを満足するように目標速度を決める。すなわち、速度
0の状態から目標速度を正の一定加速度で上げていき
(正の加速サイクル)、目標速度が与えられた最高速度
に達すると、この一定速度を移動距離Sと最高速度によ
り定められる所定時間維持し(一定速サイクル)、該所
定時間経過後に、目標速度を負の一定加速度で下げる
(負の加速サイクル)ように設定する。なお、図3
(B)の場合、正の加速サイクルと負の加速サイクルで
は、加速度の絶対値を等しくするように設定する。
【0088】図3(B)の場合、与えられた最高速度を
vmax 、加速度をamax 、サーボサンプル周期をtとす
ると、速度0の状態から開始した正の加速サイクルは、
(15)式で与えられる第Taサンプルの直前で完了す
るように設定される。
vmax 、加速度をamax 、サーボサンプル周期をtとす
ると、速度0の状態から開始した正の加速サイクルは、
(15)式で与えられる第Taサンプルの直前で完了す
るように設定される。
【0089】 Ta = vmax /amax /t ・・・(15) また、一定速サイクルは、(15)式で与えられる第T
a サンプルから開始され、(16)式で与えられる第T
c サンプルの直前で完了するように設定される。
a サンプルから開始され、(16)式で与えられる第T
c サンプルの直前で完了するように設定される。
【0090】 Tc = S/vmax /t ・・・(16) また、負の加速サイクルは、(16)式で与えられる第
Tc サンプルから開始されるが、加速度の絶対値がama
x に等しく速度vmax から0まで減速するので、正の加
速サイクルと同じサンプル数Ta だけ継続するように設
定される。すなわち、第(Ta +Tc )サンプルでこの
サイクルは完了する。これにより、全サイクルのサーボ
サンプル数Te =Ta +Tc となる。
Tc サンプルから開始されるが、加速度の絶対値がama
x に等しく速度vmax から0まで減速するので、正の加
速サイクルと同じサンプル数Ta だけ継続するように設
定される。すなわち、第(Ta +Tc )サンプルでこの
サイクルは完了する。これにより、全サイクルのサーボ
サンプル数Te =Ta +Tc となる。
【0091】ここで、位置制御を同時に行う場合は、現
在の目標位置をPds、Te サンプル後の最終目標位置を
Pdeとすると、移動距離Sは、 S = |Pde − Pds| ・・・(17) で与えられる。但し、||は絶対値を示す。
在の目標位置をPds、Te サンプル後の最終目標位置を
Pdeとすると、移動距離Sは、 S = |Pde − Pds| ・・・(17) で与えられる。但し、||は絶対値を示す。
【0092】そして、図3(B)に示した台形速度パタ
ーンの目標速度設定では、第kサンプルにおける目標速
度Pd ’(k)は、各サイクル毎に、それぞれ次のよう
に設定される。
ーンの目標速度設定では、第kサンプルにおける目標速
度Pd ’(k)は、各サイクル毎に、それぞれ次のよう
に設定される。
【0093】0<k<Ta の時、すなわち、正の加速サ
イクルの時、 Pd ’(k) = amax ・t・k ・・・(18a) Ta ≦k<Tc の時、すなわち、一定速サイクルの時、 Pd ’(k) = vmax ・・・(18b) Tc ≦k≦Te の時、すなわち、負の加速サイクルの
時、 Pd ’(k) = vmax −amax ・t・(Te −k) ・・・(18c) 以上のように各サイクル毎に目標速度が設定され、最終
的なアームの移動距離Sが達成される。ここで、サンプ
ル番号kと移動距離との関係を図3(A)に示す。
イクルの時、 Pd ’(k) = amax ・t・k ・・・(18a) Ta ≦k<Tc の時、すなわち、一定速サイクルの時、 Pd ’(k) = vmax ・・・(18b) Tc ≦k≦Te の時、すなわち、負の加速サイクルの
時、 Pd ’(k) = vmax −amax ・t・(Te −k) ・・・(18c) 以上のように各サイクル毎に目標速度が設定され、最終
的なアームの移動距離Sが達成される。ここで、サンプ
ル番号kと移動距離との関係を図3(A)に示す。
【0094】図3(A)に示すように、正の加速サイク
ル時には、サンプル番号kの増加と共に移動距離は急激
に増加する。一定速サイクルになると、サンプル番号k
と共に、移動距離は一定の増加率で増加する。そして、
負の加速サイクルに入ると、サンプル番号kと共に、移
動距離はSに緩やかに近づいていくことが判る。
ル時には、サンプル番号kの増加と共に移動距離は急激
に増加する。一定速サイクルになると、サンプル番号k
と共に、移動距離は一定の増加率で増加する。そして、
負の加速サイクルに入ると、サンプル番号kと共に、移
動距離はSに緩やかに近づいていくことが判る。
【0095】ところが、与えられた移動距離Sが小さ
く、一定加速度amax で加速すると、最高目標速度vma
x に達する前に、S/2の距離を移動してしまう場合が
ある。すなわち、次式が成立する場合である。
く、一定加速度amax で加速すると、最高目標速度vma
x に達する前に、S/2の距離を移動してしまう場合が
ある。すなわち、次式が成立する場合である。
【0096】 (amax ・S)1/2 <vmax ・・・(19) かかる場合には、図4(B)に示すように、一定速サイ
クルを省略し、正と負の加速サイクルのみからなる三角
形の速度パターンで目標速度を設定する。
クルを省略し、正と負の加速サイクルのみからなる三角
形の速度パターンで目標速度を設定する。
【0097】図4(B)の三角速度パターンの場合、速
度0の状態から開始した正の加速サイクルは、次式で与
えられる第Ta1サンプルの直前まで継続するように設定
される。
度0の状態から開始した正の加速サイクルは、次式で与
えられる第Ta1サンプルの直前まで継続するように設定
される。
【0098】 Ta1 = (S/amax )1/2 /t ・・・(20a) この時、最高目標速度vmax は、(20b)式のように
下方修正される。
下方修正される。
【0099】 vmax = amax ・t・Ta1 ・・・(20b) また、負の加速サイクルは、(20a)式で与えられる
第Ta1サンプルから始まり、正の加速サイクルと同じサ
ンプル数Ta1だけ継続するように設定される。これによ
り、全サイクルのサーボサンプル数Te =2・Ta1とな
る。
第Ta1サンプルから始まり、正の加速サイクルと同じサ
ンプル数Ta1だけ継続するように設定される。これによ
り、全サイクルのサーボサンプル数Te =2・Ta1とな
る。
【0100】そして、図4(B)に示した三角速度パタ
ーンの目標速度設定では、第kサンプルにおける目標速
度Pd ’(k)は、各サイクル毎に、それぞれ次のよう
に設定される。
ーンの目標速度設定では、第kサンプルにおける目標速
度Pd ’(k)は、各サイクル毎に、それぞれ次のよう
に設定される。
【0101】0<k<Ta1の時、すなわち、正の加速サ
イクルの時、 Pd ’(k) = amax ・t・k ・・・(21a) Ta1≦k≦Te の時、すなわち、負の加速サイクルの
時、 Pd ’(k) = vmax −amax ・t・(Te −k) ・・・(21b) ここで、三角速度パターンの場合における移動距離とサ
ンプル番号との関係を図4(A)に示す。図3(A)と
異なり、一定の増加率を示す一定速サイクルが無いこと
が判る。
イクルの時、 Pd ’(k) = amax ・t・k ・・・(21a) Ta1≦k≦Te の時、すなわち、負の加速サイクルの
時、 Pd ’(k) = vmax −amax ・t・(Te −k) ・・・(21b) ここで、三角速度パターンの場合における移動距離とサ
ンプル番号との関係を図4(A)に示す。図3(A)と
異なり、一定の増加率を示す一定速サイクルが無いこと
が判る。
【0102】なお、位置制御を同時に行う場合には、目
標位置Pd (k)は、Pd ’(k)を積分して得られ
る。
標位置Pd (k)は、Pd ’(k)を積分して得られ
る。
【0103】以上の通常の目標速度の設定では、速度0
の状態から正の加速サイクルを開始したが、制御モード
の切り換え直後に目標速度に補正を加える場合には、図
5(B)及び図6(B)に示すように初期目標速度をΔ
Pdc’として軌道計画を行う。
の状態から正の加速サイクルを開始したが、制御モード
の切り換え直後に目標速度に補正を加える場合には、図
5(B)及び図6(B)に示すように初期目標速度をΔ
Pdc’として軌道計画を行う。
【0104】図5(B)に示すように、ΔPdc’(<v
max )が正の時は、vmax まで加速する時間が短くて済
むので正の加速サイクルが完了するサンプル番号Ta2は
図3(B)のTa より小さくなる。一方、図6(B)に
示すように、ΔPdc’が負の時は、速度を0にするまで
の時間だけ余計にかかるので正の加速サイクルが完了す
るサンプル番号Ta3はTa より大きくなる。
max )が正の時は、vmax まで加速する時間が短くて済
むので正の加速サイクルが完了するサンプル番号Ta2は
図3(B)のTa より小さくなる。一方、図6(B)に
示すように、ΔPdc’が負の時は、速度を0にするまで
の時間だけ余計にかかるので正の加速サイクルが完了す
るサンプル番号Ta3はTa より大きくなる。
【0105】ここで、Ta2、Ta3は、 Ta2、Ta3 =(vmax − ΔPdc’)/amax /t ・・・(22) となるように設定される。
【0106】また、目標速度Pd ’(k)は、0<k<
Ta2 又は 0<k<Ta3の時、すなわち正の加速サイ
クルの時、 Pd ’(k)=amax ・t・k+ΔPdc’ ・・・(23) となるように設定される。
Ta2 又は 0<k<Ta3の時、すなわち正の加速サイ
クルの時、 Pd ’(k)=amax ・t・k+ΔPdc’ ・・・(23) となるように設定される。
【0107】なお、vmax −ΔPdc’<0の場合は、一
旦、vmax までの減速を行った後、Ta2、Ta3サイクル
以降の軌道計画を行う。
旦、vmax までの減速を行った後、Ta2、Ta3サイクル
以降の軌道計画を行う。
【0108】Ta2又はTa3サイクル以降の一定速サイク
ルや負の加速サイクル時では、補正を行わない時と同様
に軌道計画を行う。すなわち、最高目標速度vmax に達
したら、一定速サイクルを実行し、移動距離がSに達す
るTa サイクル前から負の加速サイクルを実行する。ま
た、三角速度パターンとなる条件では、一定速サイクル
を省略し、移動距離がSに達するTa1サイクル前から負
の加速サイクルを実行する。
ルや負の加速サイクル時では、補正を行わない時と同様
に軌道計画を行う。すなわち、最高目標速度vmax に達
したら、一定速サイクルを実行し、移動距離がSに達す
るTa サイクル前から負の加速サイクルを実行する。ま
た、三角速度パターンとなる条件では、一定速サイクル
を省略し、移動距離がSに達するTa1サイクル前から負
の加速サイクルを実行する。
【0109】図5(B)及び図6(B)の速度パターン
の場合におけるサンプル番号と移動距離との関係をぞれ
ぞれ図5(A)及び図6(A)に示す。
の場合におけるサンプル番号と移動距離との関係をぞれ
ぞれ図5(A)及び図6(A)に示す。
【0110】以上述べた第1の実施の形態に示した方法
は、後述する第2の実施の形態のように、トルク制御ル
ープ、速度制御ループの内側に切り換え時のモータ指令
値の差分を打ち消すためのオフセット補償分を持たない
ので、各制御ループの指令値と現在値との間に新たな定
常偏差分が加わらない,という利点がある。
は、後述する第2の実施の形態のように、トルク制御ル
ープ、速度制御ループの内側に切り換え時のモータ指令
値の差分を打ち消すためのオフセット補償分を持たない
ので、各制御ループの指令値と現在値との間に新たな定
常偏差分が加わらない,という利点がある。
【0111】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、制御モードの切り換え直前のモータ指令値を与える
関節角レベルの指令値を切り換え後の制御補償手段の逆
特性を用いて求め、さらにこの関節角レベルの指令値を
手先レベルの目標値に逆演算し、この切り換え直前に対
応する目標値と、本来の切り換え直後の目標値との差分
に基づいて切り換え後の目標値を補正演算することによ
り、切り換え直前と直後のモータ指令値をほぼ一致させ
るように制御していた。すなわち、制御補償手段の逆特
性に基づく演算等が必要不可欠であった。
は、制御モードの切り換え直前のモータ指令値を与える
関節角レベルの指令値を切り換え後の制御補償手段の逆
特性を用いて求め、さらにこの関節角レベルの指令値を
手先レベルの目標値に逆演算し、この切り換え直前に対
応する目標値と、本来の切り換え直後の目標値との差分
に基づいて切り換え後の目標値を補正演算することによ
り、切り換え直前と直後のモータ指令値をほぼ一致させ
るように制御していた。すなわち、制御補償手段の逆特
性に基づく演算等が必要不可欠であった。
【0112】これに対し、目標値そのものを補正する演
算を行わず、切り換え直前のモータ指令値と他方の制御
補償手段の切り換え直前の出力との差分をオフセットと
して切り換え後のモータ指令値に与えることにより、切
り換え直前と直後のモータ指令値を一致させることがで
きる。これを第2の実施の形態として以下に開示する。
算を行わず、切り換え直前のモータ指令値と他方の制御
補償手段の切り換え直前の出力との差分をオフセットと
して切り換え後のモータ指令値に与えることにより、切
り換え直前と直後のモータ指令値を一致させることがで
きる。これを第2の実施の形態として以下に開示する。
【0113】図7に、第2の実施の形態に係る駆動切換
制御装置の構成ブロックを示す。なお、第1の実施の形
態と同様の構成要件については、同一の符号を付して説
明を省略する。また、第2の実施の形態でも、第1の実
施の形態における各関節のトルク指令値τd 及び速度指
令値qd ’を演算する構成要件及び指令値生成手段1は
必須の構成要件であるが、図7では図示を省略する。
制御装置の構成ブロックを示す。なお、第1の実施の形
態と同様の構成要件については、同一の符号を付して説
明を省略する。また、第2の実施の形態でも、第1の実
施の形態における各関節のトルク指令値τd 及び速度指
令値qd ’を演算する構成要件及び指令値生成手段1は
必須の構成要件であるが、図7では図示を省略する。
【0114】図7に示すように、第2の実施の形態に係
る駆動切換制御装置では、切り換え後のモータ指令値に
与えられるオフセット補償値を生成する切り換え時オフ
セット生成手段35と、生成されたオフセット補償値を
各々の制御補償手段のモータ指令値に加算する加算手段
36及び加算手段37とを新たに含んで構成されてい
る。
る駆動切換制御装置では、切り換え後のモータ指令値に
与えられるオフセット補償値を生成する切り換え時オフ
セット生成手段35と、生成されたオフセット補償値を
各々の制御補償手段のモータ指令値に加算する加算手段
36及び加算手段37とを新たに含んで構成されてい
る。
【0115】加算手段36は、切り替え時オフセット生
成手段35に接続されると共に、トルク制御手段18と
切り換え手段20との間に、加算手段37は、切り替え
時オフセット生成手段35に接続されると共に、速度制
御手段19と切り換え手段20との間に各々介在されて
いる。
成手段35に接続されると共に、トルク制御手段18と
切り換え手段20との間に、加算手段37は、切り替え
時オフセット生成手段35に接続されると共に、速度制
御手段19と切り換え手段20との間に各々介在されて
いる。
【0116】また、切り換え設定手段80は、第1の実
施の形態のように目標値の補正分を演算するのではな
く、後述するオフセット初期値を演算する。この切り換
え設定手段80は、オフセット初期値を与えるため、切
り換え時オフセット生成手段35に接続されている。
施の形態のように目標値の補正分を演算するのではな
く、後述するオフセット初期値を演算する。この切り換
え設定手段80は、オフセット初期値を与えるため、切
り換え時オフセット生成手段35に接続されている。
【0117】次に、本の実施の形態の切り換え手順につ
いて図8のフローチャートにより説明する。
いて図8のフローチャートにより説明する。
【0118】まず、サンプル番号kを1に設定し(ステ
ップ150)、オフセット補償値ΔOFSを0に初期化
する(ステップ152)。
ップ150)、オフセット補償値ΔOFSを0に初期化
する(ステップ152)。
【0119】次に、切り換え判定手段29により制御モ
ードを切り換えるか否かの判定を行う(ステップ15
4)。
ードを切り換えるか否かの判定を行う(ステップ15
4)。
【0120】制御モードの切り換えと判定した場合(ス
テップ154肯定判定)、速度制御モードからトルク制
御モードに切り換えるか否かを判定する(ステップ15
6)。
テップ154肯定判定)、速度制御モードからトルク制
御モードに切り換えるか否かを判定する(ステップ15
6)。
【0121】速度制御モードからトルク制御モードに切
り換える場合(ステップ156肯定判定)、切り換え設
定手段80によりオフセット補償値ΔOFSの初期値演
算が行われる(ステップ158)。このオフセット補償
値ΔOFSの初期値は、切り換え直前のモータ指令値i
d 、すなわち速度制御補償手段19の出力値と、切り換
え直前のトルク制御補償手段の出力値Iτの差分として
次式により求められる。 ΔOFS = id
− Iτ ・・・・(24) 切り換え設定手段80では、(24)式のように演算し
たΔOFSを切り換え時オフセット生成手段35に出力
し、切り換え手段20をトルク制御側に切り換える。
り換える場合(ステップ156肯定判定)、切り換え設
定手段80によりオフセット補償値ΔOFSの初期値演
算が行われる(ステップ158)。このオフセット補償
値ΔOFSの初期値は、切り換え直前のモータ指令値i
d 、すなわち速度制御補償手段19の出力値と、切り換
え直前のトルク制御補償手段の出力値Iτの差分として
次式により求められる。 ΔOFS = id
− Iτ ・・・・(24) 切り換え設定手段80では、(24)式のように演算し
たΔOFSを切り換え時オフセット生成手段35に出力
し、切り換え手段20をトルク制御側に切り換える。
【0122】次に、指令値生成手段1において、目標
力、目標位置、目標速度、及び目標加速度の生成を行う
(ステップ164)。この場合、第1の実施の形態のよ
うに切り換え直前と切り換え直後のモータ指令値を一致
させるための目標値の補正は行われない。
力、目標位置、目標速度、及び目標加速度の生成を行う
(ステップ164)。この場合、第1の実施の形態のよ
うに切り換え直前と切り換え直後のモータ指令値を一致
させるための目標値の補正は行われない。
【0123】次に、サーボ演算手段30でトルク制御フ
ィードバック演算を行う(ステップ168)。この演算
では、まず関節トルク指令値τd が演算され、トルク制
御補償手段18が現在トルク値τにトルク指令値を一致
させるように、モータ指令値を出力する。この時、切り
換え時オフセット生成手段35によりオフセット補償値
ΔOFSが加算手段36に入力され、トルク制御補償手
段18のモータ指令値に加算されて切り換え手段20に
入力される。切り換え手段20は、切り換え設定手段8
0により既にトルク制御側に切り換えられているので、
モータドライバー及びモータ22に入力されるモータ指
令値は次式で与えられる。
ィードバック演算を行う(ステップ168)。この演算
では、まず関節トルク指令値τd が演算され、トルク制
御補償手段18が現在トルク値τにトルク指令値を一致
させるように、モータ指令値を出力する。この時、切り
換え時オフセット生成手段35によりオフセット補償値
ΔOFSが加算手段36に入力され、トルク制御補償手
段18のモータ指令値に加算されて切り換え手段20に
入力される。切り換え手段20は、切り換え設定手段8
0により既にトルク制御側に切り換えられているので、
モータドライバー及びモータ22に入力されるモータ指
令値は次式で与えられる。
【0124】 id (k)={Gct(τd (k)−τ(k))}+ΔOFS ・・・・(25) この時の各部の信号の変化の様子を図9に示す。図9に
示すように、速度制御モードからトルク制御モードに切
り換えられた時、モータ指令値id とトルク制御補償手
段18の出力値Iτには大きな差がある。従って、この
ままΔOFSが加算されていない(2)式のモータ指令
値を用いた場合、切り換え前後で大きな指令値の変化が
起こりモータ22にショックを与えることになる。しか
し、(24)式で与えられる切り換え直前のモータ指令
値とトルク制御補償手段の出力値の差分であるオフセッ
ト補償値ΔOFSが加算された(25)式のモータ指令
値では、図9に示すように切り換えの前後で指令値id
の突変が起こらない。これにより、切り換えを滑らかに
することができる。
示すように、速度制御モードからトルク制御モードに切
り換えられた時、モータ指令値id とトルク制御補償手
段18の出力値Iτには大きな差がある。従って、この
ままΔOFSが加算されていない(2)式のモータ指令
値を用いた場合、切り換え前後で大きな指令値の変化が
起こりモータ22にショックを与えることになる。しか
し、(24)式で与えられる切り換え直前のモータ指令
値とトルク制御補償手段の出力値の差分であるオフセッ
ト補償値ΔOFSが加算された(25)式のモータ指令
値では、図9に示すように切り換えの前後で指令値id
の突変が起こらない。これにより、切り換えを滑らかに
することができる。
【0125】次に、ΔOFSの絶対値が0より大きいか
否かの判定を行う(ステップ172)。ΔOFSの絶対
値が0より大きい場合(ステップ172肯定判定)、切
り換え時オフセット生成手段35でΔOFSの絶対値を
所定量減少させて0に近づける(ステップ174)。
否かの判定を行う(ステップ172)。ΔOFSの絶対
値が0より大きい場合(ステップ172肯定判定)、切
り換え時オフセット生成手段35でΔOFSの絶対値を
所定量減少させて0に近づける(ステップ174)。
【0126】制御を継続する場合(ステップ176否定
判定)、サンプル番号kをインクルメントし(ステップ
178)、ステップ154に戻って切り換えか否かの判
定を行う。切り換えが無い場合(ステップ154否定判
定)、再び各目標値の生成(ステップ164)、トルク
制御フィードバック演算を行う(ステップ168)。こ
の演算で、モータ指令値id に加算されるΔOFSは、
その絶対値を減算されているので、1サーボサンプル前
のトルク制御よりも本来のトルク制御に近づいているこ
とになる。そして再び切り換え時オフセット生成手段3
5でΔOFSが0に近づくように減算する(ステップ1
74)。
判定)、サンプル番号kをインクルメントし(ステップ
178)、ステップ154に戻って切り換えか否かの判
定を行う。切り換えが無い場合(ステップ154否定判
定)、再び各目標値の生成(ステップ164)、トルク
制御フィードバック演算を行う(ステップ168)。こ
の演算で、モータ指令値id に加算されるΔOFSは、
その絶対値を減算されているので、1サーボサンプル前
のトルク制御よりも本来のトルク制御に近づいているこ
とになる。そして再び切り換え時オフセット生成手段3
5でΔOFSが0に近づくように減算する(ステップ1
74)。
【0127】同様の処理をモード切り換えが起こらない
限り繰り返すと、所定の修正時間経過後にΔOFSが0
になる。ΔOFSが0になると、図9に示すように、モ
ータ指令値id がトルク制御補償手段18の出力値Iτ
となってトルク指令値τd と実際のトルク出力τはより
一致するようになる。すなわち、本来のトルク制御モー
ドが行われる。
限り繰り返すと、所定の修正時間経過後にΔOFSが0
になる。ΔOFSが0になると、図9に示すように、モ
ータ指令値id がトルク制御補償手段18の出力値Iτ
となってトルク指令値τd と実際のトルク出力τはより
一致するようになる。すなわち、本来のトルク制御モー
ドが行われる。
【0128】トルク制御モードから速度制御モードへ切
り換える場合(ステップ156否定判定)も上記と同様
に行う。
り換える場合(ステップ156否定判定)も上記と同様
に行う。
【0129】まず、切り換え設定手段80において、Δ
OFSの初期値を、切り換え直前のモータ指令値id 、
すなわちトルク制御補償手段18の出力値と、切り換え
直前の速度制御補償手段19の出力値Iv との差分とし
て次式のように求める(ステップ160)。
OFSの初期値を、切り換え直前のモータ指令値id 、
すなわちトルク制御補償手段18の出力値と、切り換え
直前の速度制御補償手段19の出力値Iv との差分とし
て次式のように求める(ステップ160)。
【0130】 ΔOFS = id − Iv ・・・・(26) 切り換え設定手段80では、(26)式のように演算し
たΔOFSを切り換え時オフセット生成手段35に出力
し、切り換え手段20を速度制御側に切り換える。
たΔOFSを切り換え時オフセット生成手段35に出力
し、切り換え手段20を速度制御側に切り換える。
【0131】次に、指令値生成手段1で目標速度と目標
位置を生成し(ステップ166)、サーボ演算手段30
で速度フィードバック演算を行う(ステップ170)。
この際に、切り換え時オフセット生成手段35では、
(26)式のオフセット補償値ΔOFSを加算手段37
に出力する。そして、加算手段37では、速度制御補償
手段19とΔOFSとを加算して速度制御側に切り換え
られた切り換え手段20に出力する。
位置を生成し(ステップ166)、サーボ演算手段30
で速度フィードバック演算を行う(ステップ170)。
この際に、切り換え時オフセット生成手段35では、
(26)式のオフセット補償値ΔOFSを加算手段37
に出力する。そして、加算手段37では、速度制御補償
手段19とΔOFSとを加算して速度制御側に切り換え
られた切り換え手段20に出力する。
【0132】よって、モータ指令値id (k)は、 id (k)={Gcv(qd ’(k)−q’(k))}+ΔOFS ・・・・(27) で与えられる。
【0133】これにより、トルク制御モードへ切り換え
る場合と同様に、切り換え時にモータ指令値id と速度
制御補償手段19の出力値Iv が一致していなくても、
モータ指令値id は突変せず、モータ22への衝撃を無
くすことができる。
る場合と同様に、切り換え時にモータ指令値id と速度
制御補償手段19の出力値Iv が一致していなくても、
モータ指令値id は突変せず、モータ22への衝撃を無
くすことができる。
【0134】その後、修正時間の間でΔOFSを徐々に
0に近づけていく(ステップ174)ことにより、モー
タ指令値id が速度制御補償手段19の出力値Iv とな
って速度指令値qd ’と実際の速度q’はより一致する
ようになる。すなわち、本来の速度制御モードが行われ
る。
0に近づけていく(ステップ174)ことにより、モー
タ指令値id が速度制御補償手段19の出力値Iv とな
って速度指令値qd ’と実際の速度q’はより一致する
ようになる。すなわち、本来の速度制御モードが行われ
る。
【0135】以上のように、本実施の形態の場合、切り
換えを滑らかにしてモータへの衝撃を少なくする効果と
共に、各目標値の生成手段にまで逆上って改めて計算し
直す必要がないため、演算量が大幅に減る、という効果
がある。
換えを滑らかにしてモータへの衝撃を少なくする効果と
共に、各目標値の生成手段にまで逆上って改めて計算し
直す必要がないため、演算量が大幅に減る、という効果
がある。
【0136】なお、修正時間中におけるΔOFSの変更
の仕方には種々なパターンがある。例えば、図9に示す
ように時間に比例して変更することも可能であるし、他
の時間関数、例えば2次関数のように変更することも可
能である。また、修正時間は一定でも良いし、ΔOFS
の初期値の大きさに応じて増減しても良い。
の仕方には種々なパターンがある。例えば、図9に示す
ように時間に比例して変更することも可能であるし、他
の時間関数、例えば2次関数のように変更することも可
能である。また、修正時間は一定でも良いし、ΔOFS
の初期値の大きさに応じて増減しても良い。
【0137】また、本実施の形態において、修正時間の
間、安定性を損なわない範囲で、同時に各制御補償手段
中のゲインを小さい値から徐々に大きい値に変化させる
ことも可能である。こうすることにより、各制御補償手
段の出力を切り換え直後は小さくし、その後、徐々に大
きくすることも可能となり、より滑らかな切り換えが可
能となる。
間、安定性を損なわない範囲で、同時に各制御補償手段
中のゲインを小さい値から徐々に大きい値に変化させる
ことも可能である。こうすることにより、各制御補償手
段の出力を切り換え直後は小さくし、その後、徐々に大
きくすることも可能となり、より滑らかな切り換えが可
能となる。
【0138】(第3の実施の形態)第2の実施の形態で
は、オフセット補償手段としての切り換え時オフセット
生成手段35を各制御ループの外側に別個設けたが、各
制御ループの内側に、各制御ループの指令値と現在値の
偏差の積分手段を備える場合は、この手段をオフセット
補償手段として用いることができる。これを第3の実施
の形態として以下に開示する。
は、オフセット補償手段としての切り換え時オフセット
生成手段35を各制御ループの外側に別個設けたが、各
制御ループの内側に、各制御ループの指令値と現在値の
偏差の積分手段を備える場合は、この手段をオフセット
補償手段として用いることができる。これを第3の実施
の形態として以下に開示する。
【0139】図10に、第3の実施の形態に係る駆動切
換制御装置の構成ブロックを示す。なお、第1の実施の
形態等と同様の構成要件については、同一の符号を付し
て説明を省略する。
換制御装置の構成ブロックを示す。なお、第1の実施の
形態等と同様の構成要件については、同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0140】図10に示すように、トルク制御補償手段
18には、トルク指令値τd と現在トルク値τとの差分
に基づいてトルク制御フィードバック演算を行う補償手
段41と、積分手段42とが並列に設けられている。そ
して、補償手段41と積分手段42との出力値は加算さ
れて出力される構成になっている。
18には、トルク指令値τd と現在トルク値τとの差分
に基づいてトルク制御フィードバック演算を行う補償手
段41と、積分手段42とが並列に設けられている。そ
して、補償手段41と積分手段42との出力値は加算さ
れて出力される構成になっている。
【0141】離散系での積分手段42は次の操作を行な
う。連続系での積分操作 KI∫(τd−τ)dt を離散系に置き換えると、サンプル周期をTSとして Kinteg(k)=KI*TS*(τd(k)−τ(k))+Kinteg (k−1) (28) となる。ここでKIは積分ゲインあるいは積分時定数と
言われる。
う。連続系での積分操作 KI∫(τd−τ)dt を離散系に置き換えると、サンプル周期をTSとして Kinteg(k)=KI*TS*(τd(k)−τ(k))+Kinteg (k−1) (28) となる。ここでKIは積分ゲインあるいは積分時定数と
言われる。
【0142】例えば、トルク制御補償手段において、補
償手段41と積分手段42が並列に備えられる場合、 Kinteg(k)=KI*TS*(τd(k)−τ(k))+Kinteg (k−1) (29) id=Gct(τd(k)−τ(k))+Kinteg(k) となる。
償手段41と積分手段42が並列に備えられる場合、 Kinteg(k)=KI*TS*(τd(k)−τ(k))+Kinteg (k−1) (29) id=Gct(τd(k)−τ(k))+Kinteg(k) となる。
【0143】また、速度制御補償手段18には、速度指
令値qd と現在速度値qとの差分に基づいて速度制御フ
ィードバック演算を行う補償手段43と、積分手段44
とが並列に設けられている。そして、補償手段43と積
分手段44との出力値は加算されて出力される構成にな
っている。
令値qd と現在速度値qとの差分に基づいて速度制御フ
ィードバック演算を行う補償手段43と、積分手段44
とが並列に設けられている。そして、補償手段43と積
分手段44との出力値は加算されて出力される構成にな
っている。
【0144】そして、切り換え設定手段81には、切り
換え手段20、トルク制御補償手段18、及び速度制御
補償手段19の出力端が各々接続されている。そして、
切り換え設定手段81の出力端は、積分手段42と、積
分手段44に各々接続されている。
換え手段20、トルク制御補償手段18、及び速度制御
補償手段19の出力端が各々接続されている。そして、
切り換え設定手段81の出力端は、積分手段42と、積
分手段44に各々接続されている。
【0145】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。切り換え判定手段29が速度制御モードからトルク
制御モードへの切り換えを判定すると、切り換え設定手
段81は、切り換え手段20から出力されているモータ
指令値id を入力すると共に、トルク速度制御補償手段
19の出力Iτを入力する。そして、(24)式のよう
にオフセット補償値ΔOFSの初期値を演算してトルク
制御補償手段18の積分手段42に積分初期値として与
える。これは(29)式において、 Kinteg(k)=△OFS (30) とすることに相当し、この時、 id=Gct(τd(k)−τ(k))+△OFS (31) となる。(31)式は前の(25)式と同じになり、オ
フセット補償値△OFSを加えたことと同じになり、切
り換え後にモータ指令値に突変を与えない。その後、切
り換え手段20をトルク制御側に切り換える。
る。切り換え判定手段29が速度制御モードからトルク
制御モードへの切り換えを判定すると、切り換え設定手
段81は、切り換え手段20から出力されているモータ
指令値id を入力すると共に、トルク速度制御補償手段
19の出力Iτを入力する。そして、(24)式のよう
にオフセット補償値ΔOFSの初期値を演算してトルク
制御補償手段18の積分手段42に積分初期値として与
える。これは(29)式において、 Kinteg(k)=△OFS (30) とすることに相当し、この時、 id=Gct(τd(k)−τ(k))+△OFS (31) となる。(31)式は前の(25)式と同じになり、オ
フセット補償値△OFSを加えたことと同じになり、切
り換え後にモータ指令値に突変を与えない。その後、切
り換え手段20をトルク制御側に切り換える。
【0146】それ以降は、通常積分操作を(29)式に
従って行なう。これは、切り換え後の積分初期値((2
9)式においてKinteg(k−1)に相当)を△O
FSより開始したことに相当する。
従って行なう。これは、切り換え後の積分初期値((2
9)式においてKinteg(k−1)に相当)を△O
FSより開始したことに相当する。
【0147】トルク制御モードから速度制御モードへの
切り換えの場合も同様に、切り換え設定手段81は、切
り換え手段20から出力されているモータ指令値id を
入力すると共に、速度制御補償手段19の出力Iv を入
力する。そして、(26)式のようにオフセット補償値
ΔOFSの初期値を演算して速度制御補償手段19の積
分手段44に積分初期値として与える。その後、切り換
え手段20を速度制御側に切り換える。
切り換えの場合も同様に、切り換え設定手段81は、切
り換え手段20から出力されているモータ指令値id を
入力すると共に、速度制御補償手段19の出力Iv を入
力する。そして、(26)式のようにオフセット補償値
ΔOFSの初期値を演算して速度制御補償手段19の積
分手段44に積分初期値として与える。その後、切り換
え手段20を速度制御側に切り換える。
【0148】以上のように、制御ループの内側に積分手
段を備えている場合には、積分初期値をオフセット補償
手段として用いることができ、制御モードの切り換え時
におけるモータ指令値の突変を無くし、切り換えを滑ら
かに行うことが可能となる。
段を備えている場合には、積分初期値をオフセット補償
手段として用いることができ、制御モードの切り換え時
におけるモータ指令値の突変を無くし、切り換えを滑ら
かに行うことが可能となる。
【0149】積分手段を並列して備える場合は、切り換
え時のためだけに用いる特別な補償手段を別に備える必
要がない。また、その後も通常の補償演算を続けるだけ
で済むという利点を有する。
え時のためだけに用いる特別な補償手段を別に備える必
要がない。また、その後も通常の補償演算を続けるだけ
で済むという利点を有する。
【0150】また、本実施の形態において、オフセット
補償量を小さくしたい場合には、各制御ループの指令値
を現在値に一致させる、或いは近づけることを同時に行
っても良い。
補償量を小さくしたい場合には、各制御ループの指令値
を現在値に一致させる、或いは近づけることを同時に行
っても良い。
【0151】また、サーボサンプル周期以内で切り換え
に必要な演算を行うことにより、次のサーボサンプルか
ら直ちに制御モードを変更することが可能である。
に必要な演算を行うことにより、次のサーボサンプルか
ら直ちに制御モードを変更することが可能である。
【0152】以上が本発明の実施の形態であるが、上記
例のみに限定されるものではない。例えば、トルク制御
と速度制御の2つの制御を切り換える場合だけではな
く、他の物理量に関する制御モードへの切り換え、或い
は3以上の制御モードを有する場合にも本発明を適用で
きる。
例のみに限定されるものではない。例えば、トルク制御
と速度制御の2つの制御を切り換える場合だけではな
く、他の物理量に関する制御モードへの切り換え、或い
は3以上の制御モードを有する場合にも本発明を適用で
きる。
【0153】その他、制御や処理の流れ等についても任
意好適に変更可能である。
意好適に変更可能である。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項3
の発明によれば、切り換え直後の駆動指令値は、切り換
え直前の駆動指令値若しくはその近傍になるように制御
されるので、駆動手段に衝撃を与えることなく切り換え
を滑らかにすることができる、という効果が得られる。
の発明によれば、切り換え直後の駆動指令値は、切り換
え直前の駆動指令値若しくはその近傍になるように制御
されるので、駆動手段に衝撃を与えることなく切り換え
を滑らかにすることができる、という効果が得られる。
【図1】第1の実施の形態に係る駆動切換制御装置の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る駆動切換制御装置の切
り換え制御の流れを示すフローチャートである。
り換え制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】(A)は、目標速度設定手段5が台形速度パタ
ーンで目標速度を設定する場合におけるサーボサンプル
番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同じ条件で
サーボサンプル番号と移動距離との関係を示すグラフで
ある。
ーンで目標速度を設定する場合におけるサーボサンプル
番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同じ条件で
サーボサンプル番号と移動距離との関係を示すグラフで
ある。
【図4】(A)は、目標速度設定手段5が三角速度パタ
ーンで目標速度を設定する場合におけるサーボサンプル
番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同じ条件で
サーボサンプル番号と移動距離との関係を示すグラフで
ある。
ーンで目標速度を設定する場合におけるサーボサンプル
番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同じ条件で
サーボサンプル番号と移動距離との関係を示すグラフで
ある。
【図5】(A)は、制御モードの切り換えに伴うモータ
指令値の突変を防ぐために台形速度パターンで設定され
る目標速度を正の補償値で補正する場合におけるサーボ
サンプル番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同
じ条件でサーボサンプル番号と移動距離との関係を示す
グラフである。
指令値の突変を防ぐために台形速度パターンで設定され
る目標速度を正の補償値で補正する場合におけるサーボ
サンプル番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同
じ条件でサーボサンプル番号と移動距離との関係を示す
グラフである。
【図6】(A)は、制御モードの切り換えに伴うモータ
指令値の突変を防ぐために台形速度パターンで設定され
る目標速度を負の補償値で補正する場合におけるサーボ
サンプル番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同
じ条件でサーボサンプル番号と移動距離との関係を示す
グラフである。
指令値の突変を防ぐために台形速度パターンで設定され
る目標速度を負の補償値で補正する場合におけるサーボ
サンプル番号と目標速度の関係、(B)は、(A)と同
じ条件でサーボサンプル番号と移動距離との関係を示す
グラフである。
【図7】第2の実施の形態に係る駆動切換制御装置の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図8】第2の実施の形態に係る駆動切換制御装置の切
り換え制御の流れを示すフローチャートである。
り換え制御の流れを示すフローチャートである。
【図9】速度制御モードからトルク制御モードに切り換
える場合における、モータ指令値id 、トルク制御補償
手段18の出力値Iτ、関節トルク指令値τd 、オフセ
ット補償値ΔOFSの時間的変化の様子を示した図であ
る。
える場合における、モータ指令値id 、トルク制御補償
手段18の出力値Iτ、関節トルク指令値τd 、オフセ
ット補償値ΔOFSの時間的変化の様子を示した図であ
る。
【図10】第3の実施の形態に係る駆動切換制御装置の
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
1 指令値生成手段 8 切り換設定手段 18 トルク制御補償手段 19 速度制御補償手段 20 切り換え手段 22 モータドライバー及びモータ 23 角度検出手段 25 トルク検出手段 26 リンク 27 微分手段 35 切り換え時オフセット生成手段 36 加算手段 37 加算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津坂 祐司 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 野村 秀樹 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 佐藤 義正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動指令値に基づいて駆動制御される駆
動手段と、 前記駆動手段により動作される可動部材と、 前記可動部材の動作に伴う複数の運動状態量を各々検出
する検出手段と、 前記可動部材における前記複数の運動状態量の目標値を
各々設定する目標値設定手段と、 前記検出手段により検出された各々の運動状態量が、前
記目標値設定手段により設定された各々の目標値に一致
するように、前記駆動手段を制御するための指令値を所
定の演算則に従って各々算出する複数の制御補償手段
と、 前記複数の制御補償手段のいずれか1つを選択し、選択
された制御補償手段が算出する指令値を、前記駆動指令
値として前記駆動手段に出力するように切り換える切り
換え手段と、 前記切り換え手段による切り換え直前の駆動指令値に基
づいて、切り換え直後の駆動指令値を補償するための補
償値を演算し、該補償値に基づいて切り換え直後の駆動
指令値を、切り換え直前の駆動指令値若しくはその近傍
の値となるように制御する制御手段と、 を含む駆動切換制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、 前記切り換え直前の駆動指令値と、前記選択された制御
補償手段における前記所定の演算則の逆演算則とに基づ
いて、前記選択された制御補償手段の制御対象となる運
動状態量の目標値の補償値を演算し、該補償値に基づい
て、切り換え直後に設定される目標値を、前記選択され
た制御補償手段の切り換え直後の指令値が切り換え直前
の駆動指令値若しくはその近傍となるような目標値に補
正することを特徴とする請求項1の駆動切換制御装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、 前記切り換え直前の駆動指令値と、前記選択された制御
補償手段の切り換え直前の指令値との差を補償値として
演算し、該補償値を所定時間内で徐々に0に近づけると
共に、前記選択された制御補償手段の指令値に加算し
て、前記駆動指令値として出力することを特徴とする請
求項1の駆動切換制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7198715A JPH0944253A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 駆動切換制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7198715A JPH0944253A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 駆動切換制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0944253A true JPH0944253A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16395809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7198715A Pending JPH0944253A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 駆動切換制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0944253A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999044108A1 (fr) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Controleur de synchronisation |
| JP2005208614A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-08-04 | Yamaha Corp | 演奏操作子の駆動方法、演奏操作子の駆動装置、プログラムおよび自動演奏ピアノ |
| JP2010252523A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Aisin Seiki Co Ltd | 交流モータの制御装置および制御方法 |
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