JPH08202453A - 位置制御装置 - Google Patents
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- JPH08202453A JPH08202453A JP967295A JP967295A JPH08202453A JP H08202453 A JPH08202453 A JP H08202453A JP 967295 A JP967295 A JP 967295A JP 967295 A JP967295 A JP 967295A JP H08202453 A JPH08202453 A JP H08202453A
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Abstract
とえば、ステップ入力に対し、オーバーシュート、速度
偏差がなく、かつ収束時間が短くなるような制御が可能
な位置制御装置を提供する。 【構成】 位置ループと二重の速度ループとを備える位
置制御装置において、制御対象を制御するための指令信
号と制御対象の位置信号との差を求める誤差演算器2が
出力する誤差信号に基づき、最適な補償利得を生成する
補償利得生成部25及び誤差演算器2が出力する誤差信
号に対して補償利得生成部25が生成した補償利得を演
算することにより補償処理を行う補償器25を含む自動
補償器23と、自動補償器23、他の補償器28、29
のいずれかを選択する位置補償切替部22とを備える。
Description
等の対象物を任意の位置に指向させるための位置制御装
置に関するものである。
て高精度な測角を行ったり、これらとの間で安定な通信
回線を確立するために、大型の通信用アンテナが用いら
れている。この種のアンテナは、指向方向の目標値に対
する良好な追従特性とともに外乱に対する十分な抑制特
性をもつことが必要である。目標値に対する良好な追従
特性とは、指向方向の目標値に対して速応性が良く、そ
のときの減衰性が高く、定常偏差が少ないことである。
また、外乱に対する十分な抑制特性とは、指向方向の目
標値を保持しているときに外乱が加えられた場合におい
て、目標値に戻るまでの時間が短く(復元時の速応性が
良)、そのときの減衰性が高く、定常偏差が少ないこと
である。これらの要求を満たすために、この種のアンテ
ナの制御系は位置帰還ループと二重の速度帰還ループと
を備える。
れる従来の位置制御装置の構成を示すブロック図であ
る。同図において、1は外部から入力され、制御対象で
あるアンテナを所定の位置に指向させるための位置指令
信号とアンテナの実際の位置または角度信号とに基づき
速度指令信号を生成して出力するデジタル演算器であ
る。デジタル演算器1は、位置指令信号による位置と実
際の位置との誤差を求める誤差演算器2と誤差演算器2
の出力を補償して制御ループに所定の伝達特性をもたせ
る位置補償器3とから構成される。位置補償器3は、制
御特性上、速度偏差があるがステップ応答特性において
オーバーシュートをもたないという特徴を有するI型補
償、あるいは速度偏差がないがステップ応答特性におい
てオーバーシュートをもつという特徴を有するII型補
償のいずれかを行う。ここでI型とII型の2種類のタ
イプの補償を行うのは、制御対象であるアンテナの構造
的な性質に応じて適切な制御を行うためである。誤差演
算器2及び位置補償器3において、処理はデジタルで行
われる。デジタル演算器1は位置帰還ループを構成す
る。
令信号出力をアナログ信号に変換して第1の速度指令信
号として出力するD/A変換器、5はD/A変換器4の
アナログ出力とアンテナの速度信号とに基づき速度補償
を行うためのアナログ演算増幅器である。
からの第1の速度指令信号と速度検出器12からの速度
信号との速度誤差を求める誤差演算器6、誤差演算器6
の出力に対し補償することにより制御ループに所定の伝
達特性をもたせて第2の速度指令信号として出力する速
度補償器7、第2の速度指令信号と速度検出器12から
の速度信号との速度誤差を求める誤差演算器8及び誤差
演算器8の出力に対し補償することにより制御ループに
所定の伝達特性をもたせる速度補償器9とから構成され
る。速度補償器9の出力がアナログ演算増幅器5の出力
となる。アナログ演算増幅器5は二重の速度帰還ループ
を構成する。
グ演算増幅器5の出力に基づきサーボモータ11に供給
する電流を発生する駆動増幅器、12はサーボモータ1
1の回転速度(制御対象であるアンテナの回転速度に対
応する)を検出する速度検出器、13はサーボモータ1
1の位置あるいは角度(制御対象であるアンテナの角度
に対応する)を検出する位置検出器である。
た位置制御装置のデジタル演算器1には、図示しない位
置指令発生装置から、図示しないアンテナを所望の方向
に指向するための位置指令信号が入力される。デジタル
演算器1は、誤差演算器2により入力された位置指令信
号と位置検出器13により得られた制御対象の位置また
は角度信号との誤差を計算するとともに、位置補償器3
により所定の伝達特性を得るために位置補償を行う。
は、前述のようにI型補償とII型補償とがあり、位置
制御装置の制御対象の特性に応じて、これらの補償のう
ちのいずれかが行われる。
指令信号が制御対象に一定の位置を指令するものである
とき位置偏差は生じない。位置指令信号が位置を等速度
で変化させるための指令であるとき速度偏差が生じる。
ステップ状の位置指令信号に対してオーバーシュートが
生じない(図8(a))。制御対象が指令された位置に
到達するまでの時間が比較的長い。
る。位置指令信号が制御対象に一定の位置を指令するも
のであるとき位置偏差は生じない(I型補償の場合と同
じ)。位置指令信号が位置を等速度で変化させるための
指令であるとき速度偏差が生じない。ステップ状の位置
指令信号に対してオーバーシュートが生じる(図8
(b))。制御対象が指令された位置に到達するまでの
時間が比較的短いが、オーバーシュートが収束するまで
に時間がかかる。
器3は、誤差演算器2が出力する位置誤差信号に対して
位置ループゲインωc を乗じる。II型の位置補償が行
われる場合、位置補償器3は、誤差演算器2が出力する
位置誤差信号に対して位置ループゲインωC (s+ω
1 )/sを乗じる。
ジタル信号からアナログ信号に変換した後、第1の速度
指令信号として出力する。
D/A変換器4が出力する第1の速度指令信号と制御対
象部に設けられた速度検出器12により検出された速度
信号との誤差を計算する。速度補償器7は、速度帰還ル
ープに所定の伝達特性をもたせるために、誤差演算部6
が出力する誤差信号に対してPI補償を行い、第2の速
度指令信号として出力する。誤差演算部8は、この第2
の速度指令信号と速度検出器12により検出された速度
信号との誤差を計算する。速度補償器9は、速度帰還ル
ープに所定の伝達特性をもたせるために、誤差演算部8
が出力する誤差信号に対してP補償を行う。速度補償器
9の出力は、アンテナを駆動するための電流指令信号と
して駆動増幅器10に入力される。
号に基づきサーボモータ11に供給する電流を制御して
サーボモータ11の出力トルクを制御する
以上のように構成されており、アンテナ等の制御対象を
所望の方向に指向させることができる。そして、位置補
償器3の補償特性を制御対象の制御特性に応じて適切に
選択することにより、制御対象を適切に制御することが
できた。
予め、制御対象に対する補償特性がI型補償またはII
型補償のいずれが適切であるか判断したうえで、位置補
償器3の設定を変更しなければならなかった。したがっ
て、制御対象の特性を予め把握したうえで補償の型の選
択及び位置補償器の調整を行わなければならず、そのた
めに時間がかかるという問題があった。
るためになされたもので、位置補償器の調整を行うこと
なく最適な補償を行い、制御対象の位置制御を行うこと
のできる位置制御装置を得ることを目的とする。
装置は、外部から与えられ、制御対象を制御するための
指令信号と上記制御対象の状態を示す状態信号との差を
求める誤差演算器と、上記誤差演算器が出力する誤差信
号に基づき補償利得を生成する補償利得生成部と、上記
誤差演算器が出力する誤差信号に対して上記補償利得生
成部が生成した補償利得を演算することにより補償処理
を行う補償器と、上記補償器の出力に基づき駆動信号を
生成して上記制御対象を駆動する駆動増幅器とを備えた
ものである。
に上記制御対象に加えられる加速度が予め定められた範
囲内にあるように補償利得を生成する補償利得生成部を
備えたものである。。
上記指令信号に基づき上記制御対象の速度を求める微分
演算器と、上記微分演算器の出力と上記補償器の出力と
を合成して上記駆動増幅器に対して出力する合成器とを
備えるものである。
与えられ、制御対象を制御するための指令信号と上記制
御対象の位置を示す位置信号との差を求める第1の誤差
演算器と、上記第1の誤差演算器が出力する誤差信号に
対して補償利得を演算することにより補償処理を行う第
1の補償器と、上記第1の補償器の出力と上記制御対象
の速度を示す速度信号との差を求める第2の誤差演算器
と、上記第2の誤差演算器が出力する誤差信号に基づき
補償利得を生成して上記第1の補償器に供給する補償利
得生成部と、上記第2の誤差演算器が出力する誤差信号
に対して予め定められた補償利得を演算することにより
補償処理を行う第2の補償器と、上記第2の補償器の出
力に基づき駆動信号を生成して上記制御対象を駆動する
駆動増幅器とを備えたものである。
与えられ、制御対象を制御するための指令信号と上記制
御対象の状態を示す状態信号との差を求める誤差演算器
と、上記誤差演算器が出力する誤差信号に基づき補償利
得を生成する補償利得生成部と、上記誤差演算器が出力
する誤差信号に対して上記補償利得生成部が生成した補
償利得を演算することにより補償処理を行う第1の補償
器と、上記誤差演算器が出力する誤差信号に対して予め
定められた補償利得を演算することにより補償処理を行
う第2の補償器と、上記第1の補償器と上記第2の補償
器のいずれかを選択する補償切替部と、上記補償切替部
により選択された補償器の出力に基づき駆動信号を生成
して上記制御対象を駆動する駆動増幅器とを備えたもの
である。
対象を制御するための指令信号と上記制御対象の状態を
示す状態信号との差を求め、補償利得生成部が上記誤差
演算器が出力する誤差信号に基づき補償利得を生成し、
補償器が上記誤差演算器が出力する誤差信号に対して上
記補償利得生成部が生成した補償利得を演算することに
より補償処理を行い、駆動増幅器が上記補償器の出力に
基づき駆動信号を生成して上記制御対象を駆動する。
生成部が、駆動の際に上記制御対象に加えられる加速度
が予め定められた範囲内にあるように補償利得を生成す
る。
上記指令信号に基づき上記制御対象の速度を求め、合成
器が上記微分演算器の出力と上記補償器の出力とを合成
して上記駆動増幅器に対して出力する。
算器が制御対象を制御するための指令信号と上記制御対
象の位置を示す位置信号との差を求め、第1の補償器が
上記第1の誤差演算器が出力する誤差信号に対して補償
利得を演算することにより補償処理を行い、第2の誤差
演算器が上記第1の補償器の出力と上記制御対象の速度
を示す速度信号との差を求め、補償利得生成部が上記第
2の誤差演算器が出力する誤差信号に基づき補償利得を
生成して上記第1の補償器に供給し、第2の補償器が上
記第2の誤差演算器が出力する誤差信号に対して予め定
められた補償利得を演算することにより補償処理を行
い、駆動増幅器が上記第2の補償器の出力に基づき駆動
信号を生成して上記制御対象を駆動する。
制御対象を制御するための指令信号と上記制御対象の状
態を示す状態信号との差を求め、補償利得生成部が上記
誤差演算器が出力する誤差信号に基づき補償利得を生成
し、第1の補償器が上記誤差演算器が出力する誤差信号
に対して上記補償利得生成部が生成した補償利得を演算
することにより補償処理を行い、第2の補償器が上記誤
差演算器が出力する誤差信号に対して予め定められた補
償利得を演算することにより補償処理を行い、補償切替
部が上記第1の補償器と上記第2の補償器のいずれかを
選択し、駆動増幅器が上記補償切替部により選択された
補償器の出力に基づき駆動信号を生成する。
する。図1は、この実施例1に係る位置制御装置の構成
を示すブロック図である。同図において、21は制御対
象であるアンテナを所定の位置に指向させるために外部
から入力される位置指令信号とアンテナの実際の位置ま
たは角度信号及びアンテナの速度信号とに基づき、図示
しないアンテナを指向させるために、モータの駆動電流
に対応する信号を発生させるデジタル演算器である。
令信号による位置と制御対象の実際の位置との誤差を求
める誤差演算器2、誤差演算器2により求められた誤差
の出力先を、自動補償、I型補償、II型補償の3通り
の場合に応じて切り替える位置補償切替部22、自動補
償が選択されたときに誤差演算器2の出力を補償する自
動補償器23、I型補償が選択されたときに誤差演算器
2の出力を補償するI型補償器28、II型補償が選択
されたときに誤差演算器2の出力を補償するII型補償
器29、自動補償器23、I型補償器28またはII型
補償器29のいずれかが出力する第1の速度指令信号と
速度検出器12からの速度信号との速度誤差を求める誤
差演算器6、誤差演算器6の出力に対し補償することに
より制御ループに所定の伝達特性をもたせて第2の速度
指令信号として出力する速度補償器7、第2の速度指令
信号と速度検出器12からの速度信号との速度誤差を求
める誤差演算器8及び誤差演算器8の出力に対し補償す
ることにより制御ループに所定の伝達特性をもたせる速
度補償器9とから構成される。図1のデジタル演算器2
1は、位置帰還ループと二重の速度帰還ループを有して
いる。
されたときに位置指令信号を微分して速度信号を得る微
分演算器24、自動補償が選択されたときに誤差演算器
2の出力を受けて、これを補償する補償器25、自動補
償が選択されたときに誤差演算器2の出力に基づき、最
適な補償が行われるように補償器25のパラメータを調
整する誤差評価部26、微分演算器24の出力と補償器
25の出力とを加算する加算器27とから構成される。
加算器27の出力が第1の速度指令信号であり、自動補
償器23の出力となる。微分演算器24は、この制御系
が速度偏差を持たないようにするためのものであり、位
置指令信号を微分することにより指令信号の速度を求
め、これをフィードフォワードしている。したがって、
速度偏差を許容する場合には微分演算器24はなくても
よい。
置補償切替部22は誤差演算器2の出力を補償器25に
供給するとともに微分演算器24に位置指令信号を供給
する。
があるがステップ応答特性においてオーバーシュートを
もたないという特徴を有する。II型補償器28は、速
度偏差がないがステップ応答特性においてオーバーシュ
ートをもつという特徴を有する。デジタル演算器21に
おいて、処理はデジタルで行われる。
ナを駆動するためのサーボモータ11に供給する電流を
発生する駆動増幅器、12はサーボモータ11の回転速
度(すなわち制御対象であるアンテナの回転速度)を検
出する速度検出器、13はサーボモータ11の位置ある
いは角度(すなわち制御対象であるアンテナの回転速
度)を検出する位置検出器である。
た位置制御装置のデジタル演算器21には、図示しない
位置指令発生装置から図示しないアンテナを所望の方向
に指向するための位置指令信号が入力される。デジタル
演算器21は、位置帰還ループと二重の速度帰還ループ
を有している。位置帰還ループに関して、誤差演算器2
により求められた位置指令信号と制御対象の位置または
角度信号との誤差は、位置補償切替部22の切替によ
り、自動補償器23、I型補償器28、II型補償器2
9のいずれかにおいて所定の補償がなされる。また、二
重の速度帰還ループに関して、速度補償器7及び9によ
り所定の補償がなされる。
器13が出力する位置または角度信号との誤差信号を求
め、位置補償切替部22に対して出力する。位置補償切
替部22は、図示しない外部からの制御信号に基づき、
誤差信号を自動補償器23、I型補償器28、II型補
償器29いずれかに対して出力する。たとえば、制御対
象の特性から判断してI型補償が最適であればI型補償
器28が選択され、II型補償が最適であればII型補
償器29が選択される。
特性が明らかでもI型補償またはII型補償のいずれが
最適であるか判断できないときには、自動補償器23が
選択される。以上の切替は、たとえば手動で行われた
り、制御対象からの指示により行われる。
ある。位置指令信号が制御対象の一定の位置を指令する
ものであるとき位置偏差は生じない。位置指令信号が位
置を等速度で変化させるための指令であるとき速度偏差
が生じる。ステップ状の位置指令信号に対してオーバー
シュートが生じない(図8(a))。制御対象が指令さ
れた位置に到達するまでの時間が比較的長い。
る。位置指令信号が制御対象の一定の位置を指令するも
のであるとき位置偏差は生じない(I型補償の場合と同
じ)。位置指令信号が位置を等速度で変化させるための
指令であるとき速度偏差が生じない。ステップ状の位置
指令信号に対してオーバーシュートが生じる(図8
(b))。制御対象が指令された位置に到達するまでの
時間が比較的短いが、オーバーシュートが収束するまで
に時間がかかる。
器2が出力する位置誤差信号に対して位置ループゲイン
ωc を乗じる。また、II型補償器29は、誤差演算器
2が出力する位置誤差信号に対して位置ループゲインω
C (s+ω1 )/sを乗じる。
2〜4を用いながら説明する。まず、機能面からみた自
動補償の基本的な構成について説明する。図2(a)は
自動補償器23の機能ブロック図である。同図におい
て、誤差演算器22が出力する位置誤差eに対し、補償
器25が位置ループゲインωc を乗ずる。
の場合の動作と以下の点で異なる。まず、ωc は一定で
なく、位置誤差eに基づき変化する(ωc =f(e))
点である。この演算を行うのが誤差評価部26である。
次に、補償器25により補償された位置信号と微分演算
器24が位置指令信号を微分することにより得られた速
度信号とが加算されて第1の速度指令信号となる点であ
る。
図及びII型補償の機能ブロック図を図2(b)、
(c)にそれぞれ示す。
用いながら説明する。同図は、位置帰還ループとともに
二重の速度帰還ループ(マイナーとメジャー)を示し
た、位置制御装置全体の機能ブロック図である。
し、52は補償器23に対応し、53は誤差演算器6に
対応し、54〜56は速度補償器7に対応し、57は誤
差演算器8に対応し、58は速度補償器9に対応する。
ン(位置ループのバンド幅)、54のωcrm メジャーレ
ートループ補償ゲイン(メジャーレートループのバンド
幅)、56のτは積分器時定数、58のkはマイナーレ
ートループ補償ゲイン、59のJM は制御対象のイナー
シャである。なお、1/sは積分演算を意味する。
プ補償を示す。また、56の1/τsはマイナーレート
ループに与える指令速度の加速度を一定値以下に抑える
ように機能する。
θ/dt)max )、最大加速度((d2 θ/dt2 )
max )はその仕様に基づき決定される。制御対象の構造
設計はその仕様値に基づき行われるから、仕様で定めら
れた所定値以上の加速度が加えられた場合、構造物は破
損するおそれがある。したがって、位置制御装置が制御
対象を駆動する場合において、制御対象に加えられる加
速度の最大値を制限する必要がある。同様に、制御対象
の速度の最大値を制限する必要があるが、この点はこの
実施例1における位置ループ補償ゲインの算出方法と直
接関係しないので省略する。
θ/dt2 )max により与えられる。
合には、A部の補償はωcrm /sの形となるため、上記
加速度制限を加えるための飽和器(これは最大速度値で
飽和する)の前段のゲインはωcrm ×τとなる。
て検討する。最適な位置ループ補償ゲインを得るための
条件には、一例として、下記のようなものがある。
るため、ωc はできるだけ大きい方がよい。 (条件2)ただし、図1の制御系は、位置ループの内側
に速度ループを有する二重ループになっており、内側の
速度ループは外側の位置ループよりも速く動作しなけれ
ばならない。このことは、速度ループの帯域は位置ルー
プの帯域よりも広いことを意味する。したがって、ωc
<ωcrm <k/JM でなければならない。 (条件3)制御ループを安定にするために、一例とし
て、速度ループの帯域を位置ループの2〜3倍にすれば
よい。3倍に設定する場合、条件式は次のようになる。 ωc ≒ωcrm /3 ωcrm ≒k/3JM (条件4)kは制御対象の共振周波数に基づき上限値が
定められる。
計するときの通常の注意点である。この実施例1におい
ては、前述のように、加速度制限を行いつつ安定した制
御を行うために、さらに、次の式を満足する必要があ
る。 ωc ≦2(d2 θ/dt2 )max /(dθ/dt)max ・・・(1)
げるためにはできるかぎりωc を大きくしたいが、その
値は上記の条件2、3及び式(1) により制限を受ける。
上述の条件を満足するように、位置誤差e(図3のPOSN
ERROR)の値に基づきωc の値を変更する。この関係が
ωc=f(e)である。具体的な関数の形は、たとえ
ば、次のようにして求められる。
ない場合は、その値を上記(条件1)〜(条件4)から
くる制限値まで大きくすることが可能になるから、 e×ωc ×ωcrm ×τ≦1.0 ・・・(2) ωcrm =3ωc ・・・(3) 式(2)(3)から、 3ωc 2×e×τ≦1 ωc ≦1/(3×e×τ)1/2 ・・・(4)
るものではない。要するに、加速度飽和がかからないよ
うにωc を変更すればよい。また、加速度飽和にかかる
場合も式(1) を満足すれば安定に制御することができ
る。
下の値にωc の値を設定すればよい。図4によれば、ω
c =ωcrm /3となるeよりも小さいeにおいて、ωc
は条件1〜4により制限される。また、eが加速度飽和
にかかる値より大きい場合においてωc は式(1) により
制限される。これらの間のeにおいて、ωc は上記(4)
式により制限される。
のA部の飽和器55により最大加速度が制限されるよう
になるeである。もっとも、同図のB部の制御対象のイ
ナーシャ1/JM にも影響されるが、イナーシャから計
算される最大加速度は、飽和器の値より大きくなるた
め、飽和器のみを考慮すればよい。なお、制御対象の許
容加速度が十分大きい場合には飽和器が用いられない場
合もある。
により自動補償器22、I型補償器28、II型補償器
29のいずれかが選択される。そして、選択された補償
器は位置誤差を補償するとともに、補償された信号を第
1の速度指令信号として誤差演算器6に対して出力す
る。
御対象部に設けられた速度検出器12により検出された
速度信号との誤差を計算する。速度補償器7は、速度帰
還ループに所定の伝達特性をもたせるために、誤差演算
部6が出力する誤差信号に対してPI補償を行い(図3
のA部参照)、第2の速度指令信号として出力する。誤
差演算部8は、この第2の速度指令信号と速度検出器1
2により検出された速度信号との誤差を計算する。速度
補償器9は、速度帰還ループに所定の伝達特性をもたせ
るために、誤差演算部8が出力する誤差信号に対してP
補償を行う(図3のB部参照)。誤差演算部8の出力
は、電流指令信号として駆動増幅器10に入力される。
号に基づきサーボモータ11に供給する電流を制御して
サーボモータ11の出力トルクを制御する
置によれば、位置ループ補償ゲインを最適に選択する自
動補償器を備えたので、制御対象の特性によらず最適な
位置制御を行うことができる。たとえば、ステップ状の
位置指令信号が入力された場合において、オーバーシュ
ートもなく、速度偏差も持たず、かつ収束時間を短くす
ることができる。これは、従来のI型補償、II型補償
いずれによっても得られなかったものである。
場合は速度偏差が生じることがあるが、オーバーシュー
トがなく、収束時間が短くなるという効果は維持され
る。
れば、自動補償器に加えて、I型補償器及びII型補償
器を備え、位置補償切替部によりこれらのうちのいずれ
かを選択するようにしたので、必要に応じてI型補償あ
るいはII型補償を選択できて、より最適な位置制御を
行うことができる。このことは、位置制御装置の汎用性
が高いことを意味する。
び速度ループを有する位置制御装置を例にとり説明した
が、これに限るものではない。たとえば、位置ループの
みを有する位置制御装置にも適用できる。
価部26の入力信号として、位置の誤差信号を用いたも
のを示したが、図3に示すように、誤差演算器6の出力
信号を用いても良い。
場合と同様に、制御対象に加えられる加速度が許容され
る加速度の範囲内に納まるように位置ループ補償ゲイン
が選択される。
基づき自動補償を行うことにより、実施例1の場合より
も応答性が良くなると期待される。
いて、駆動増幅器10をデジタル演算器21の外部に設
置した位置制御装置を示したが、これに限らず、駆動増
幅器10をデジタル演算器21の中に設けても良い。図
6にこの実施例3の位置制御装置のブロック図を示す。
ば、外部から与えられ、制御対象を制御するための指令
信号と上記制御対象の状態を示す状態信号との差を求め
る誤差演算器と、上記誤差演算器が出力する誤差信号に
基づき補償利得を生成する補償利得生成部と、上記誤差
演算器が出力する誤差信号に対して上記補償利得生成部
が生成した補償利得を演算することにより補償処理を行
う補償器と、上記補償器の出力に基づき駆動信号を生成
して上記制御対象を駆動する駆動増幅器とを備えたの
で、制御対象の特性によらず最適な位置制御を行うこと
ができる。
利得生成部は、駆動の際に上記制御対象に加えられる加
速度が予め定められた範囲内にあるように補償利得を生
成するので、制御対象に加えられる加速度を制限できる
とともに、制御対象の特性によらず最適な位置制御を行
うことができる。
信号に基づき上記制御対象の速度を求める微分演算器
と、上記微分演算器の出力と上記補償器の出力とを合成
して上記駆動増幅器に対して出力する合成器とを備える
ので、さらに、速度偏差が生じないという効果を奏す
る。
与えられ、制御対象を制御するための指令信号と上記制
御対象の位置を示す位置信号との差を求める第1の誤差
演算器と、上記第1の誤差演算器が出力する誤差信号に
対して補償利得を演算することにより補償処理を行う第
1の補償器と、上記第1の補償器の出力と上記制御対象
の速度を示す速度信号との差を求める第2の誤差演算器
と、上記第2の誤差演算器が出力する誤差信号に基づき
補償利得を生成して上記第1の補償器に供給する補償利
得生成部と、上記第2の誤差演算器が出力する誤差信号
に対して予め定められた補償利得を演算することにより
補償処理を行う第2の補償器と、上記第2の補償器の出
力に基づき駆動信号を生成して上記制御対象を駆動する
駆動増幅器とを備えたので、制御対象の特性によらず最
適な位置制御を行うことができるとともに、応答性が向
上する。
与えられ、制御対象を制御するための指令信号と上記制
御対象の状態を示す状態信号との差を求める誤差演算器
と、上記誤差演算器が出力する誤差信号に基づき補償利
得を生成する補償利得生成部と、上記誤差演算器が出力
する誤差信号に対して上記補償利得生成部が生成した補
償利得を演算することにより補償処理を行う第1の補償
器と、上記誤差演算器が出力する誤差信号に対して予め
定められた補償利得を演算することにより補償処理を行
う第2の補償器と、上記第1の補償器と上記第2の補償
器のいずれかを選択する補償切替部と、上記補償切替部
により選択された補償器の出力に基づき駆動信号を生成
して上記制御対象を駆動する駆動増幅器とを備えたの
で、制御対象の特性によらず最適な位置制御を行うこと
ができるとともに、必要に応じてI型補償あるいはII
型補償を選択できて、より最適な位置制御を行うことが
できる。このことは、位置制御装置の汎用性が高いこと
を意味する。
成を示すブロック図である。
償及びII型補償の機能ブロック図である。
理の説明図である。
る、位置誤差eと選択可能な位置ループ補償ゲインωc
の範囲との関係を示すグラフである。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
す図である。
誤差演算器、9 速度補償器、10 駆動増幅器、1
1 サーボモータ、12 速度検出器、13位置検出
器、21 デジタル演算器、22 位置補償切替部、2
3 自動補償器、24 微分演算器、25 補償器、2
6 誤差評価部、27 加算器、28I型補償器、29
II型補償器。
Claims (5)
- 【請求項1】 外部から与えられ、制御対象を制御する
ための指令信号と上記制御対象の状態を示す状態信号と
の差を求める誤差演算器と、上記誤差演算器が出力する
誤差信号に基づき補償利得を生成する補償利得生成部
と、上記誤差演算器が出力する誤差信号に対して上記補
償利得生成部が生成した補償利得を演算することにより
補償処理を行う補償器と、上記補償器の出力に基づき駆
動信号を生成して上記制御対象を駆動する駆動増幅器と
を備えた位置制御装置。 - 【請求項2】 上記補償利得生成部は、駆動の際に上記
制御対象に加えられる加速度が予め定められた範囲内に
あるように補償利得を生成することを特徴とする請求項
1記載の位置制御装置。 - 【請求項3】 上記指令信号に基づき上記制御対象の速
度を求める微分演算器と、上記微分演算器の出力と上記
補償器の出力とを合成して上記駆動増幅器に対して出力
する合成器とを備えることを特徴とする請求項1又は請
求項2記載の位置制御装置。 - 【請求項4】 外部から与えられ、制御対象を制御する
ための指令信号と上記制御対象の位置を示す位置信号と
の差を求める第1の誤差演算器と、上記第1の誤差演算
器が出力する誤差信号に対して補償利得を演算すること
により補償処理を行う第1の補償器と、上記第1の補償
器の出力と上記制御対象の速度を示す速度信号との差を
求める第2の誤差演算器と、上記第2の誤差演算器が出
力する誤差信号に基づき補償利得を生成して上記第1の
補償器に供給する補償利得生成部と、上記第2の誤差演
算器が出力する誤差信号に対して予め定められた補償利
得を演算することにより補償処理を行う第2の補償器
と、上記第2の補償器の出力に基づき駆動信号を生成し
て上記制御対象を駆動する駆動増幅器とを備えた位置制
御装置。 - 【請求項5】 外部から与えられ、制御対象を制御する
ための指令信号と上記制御対象の状態を示す状態信号と
の差を求める誤差演算器と、上記誤差演算器が出力する
誤差信号に基づき補償利得を生成する補償利得生成部
と、上記誤差演算器が出力する誤差信号に対して上記補
償利得生成部が生成した補償利得を演算することにより
補償処理を行う第1の補償器と、上記誤差演算器が出力
する誤差信号に対して予め定められた補償利得を演算す
ることにより補償処理を行う第2の補償器と、上記第1
の補償器と上記第2の補償器のいずれかを選択する補償
切替部と、上記補償切替部により選択された補償器の出
力に基づき駆動信号を生成して上記制御対象を駆動する
駆動増幅器とを備えた位置制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00967295A JP3175517B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 位置制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00967295A JP3175517B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 位置制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08202453A true JPH08202453A (ja) | 1996-08-09 |
| JP3175517B2 JP3175517B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=11726707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00967295A Expired - Lifetime JP3175517B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 位置制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3175517B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007144498A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Sumitomo Heavy Industries Techno-Fort Co Ltd | トランスファフィーダ装置の制御装置 |
| JP2009020580A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Nec Corp | 駆動制御装置 |
| JP2015100877A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | キヤノン株式会社 | ロボット制御方法、及びロボット制御装置 |
| CN106843256A (zh) * | 2017-03-30 | 2017-06-13 | 上海航天控制技术研究所 | 一种采用位置速度双回路的卫星控制方法 |
| JP2017198662A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-11-02 | 三菱電機株式会社 | 追尾制御装置および追尾アンテナ装置 |
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| CN115276478A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-11-01 | 山东理工大学 | 一种多电机速度同步补偿器的设计方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-01-25 JP JP00967295A patent/JP3175517B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3175517B2 (ja) | 2001-06-11 |
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